JP2003278959A - 導電端子付き樹脂被覆金属チューブ - Google Patents

導電端子付き樹脂被覆金属チューブ

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JP2003278959A
JP2003278959A JP2002083371A JP2002083371A JP2003278959A JP 2003278959 A JP2003278959 A JP 2003278959A JP 2002083371 A JP2002083371 A JP 2002083371A JP 2002083371 A JP2002083371 A JP 2002083371A JP 2003278959 A JP2003278959 A JP 2003278959A
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Kentaro Miura
浦 健太郎 三
Hideki Matsumoto
本 英 樹 松
Tateaki Nakajima
島 健 彰 中
Yasunobu Endo
藤 泰 信 遠
Hiroshi Kitamura
村 寛 北
Ryutaro Shinohara
原 龍太郎 篠
Shizuo Wada
田 鎮 雄 和
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐食性を損なうことなく、静電気を逃がすた
めのアース端子を設けることができるようにした導電端
子付き樹脂被覆金属チューブを提供する。 【解決手段】 素管10の導電性の外周表層に少なくと
も達する導電口16を、耐食性樹脂被膜12の一部を除
去することにより形成し、導電性樹脂を材料として導電
口16に導電性樹脂を充填するとともに耐食性樹脂被膜
12に重ねるようにして、導電口16の周辺部にアース
用の端子部18を射出成形により形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アースを取るため
の導電端子付き樹脂被覆金属チューブに係り、例えば、
自動車燃料配管として用いられる導電端子付き樹脂被覆
金属チューブに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の燃料配管やブレーキ系統の油空
圧配管として用いられる金属チューブの表面には、メッ
キ被膜や樹脂被膜が形成されており、金属チューブそれ
自体の金属材質では不足する耐食性や耐薬品性、耐摩耗
性など、その用途に応じて必要な機械的性質を強化して
いる。
【0003】例えば、自動車の燃料タンクとエンジンを
つなぐ燃料配管に用いられる金属チューブとしては、細
い金属製の素管に耐食性、耐摩耗性を強化するために、
素管表面に亜鉛メッキ被膜を形成した上に重ねてナイロ
ン等の樹脂被膜を多重に被覆したものが広く用いられて
いる。
【0004】近年では、燃料配管用の被膜の材料やその
層構造について改良が進んでいる。
【0005】自動車の燃料タンクでは、燃料タンクの燃
料をポンプで吐出するとき、また、燃料配管の流路抵抗
による摩擦によって静電気が発生し、燃料配管の金属チ
ューブが帯電するという現象がある。
【0006】帯電した状態を放置すると、スパークが発
生し金属チューブの被膜が損傷し、その耐食性、耐摩耗
性が劣化するという不都合が生じる。そのため、従来か
ら燃料配管にはアースして静電気を逃がすことが行われ
ている。
【0007】金属チューブそれ自体は良導体であるが、
その表面を覆う樹脂被膜は一般に電気を流さないため、
アースをするには、内側の金属チューブに電気的に通じ
るアース用の端子を取り付ける必要がある。
【0008】燃料配管に使用される樹脂被覆金属チュー
ブでは、樹脂被膜の一部を除去して金属面を露出させ
て、その部分にアース用の端子を取り付けると、金属面
の露出面から錆びが生じるという不都合があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】樹脂被膜の厚さが20
μ程度までの薄いチューブでは、樹脂被膜の内部には微
少なピンホールが存在するため、樹脂被膜を剥がすこと
なくそのまま導電性ゴムを樹脂被膜に接触させることに
より、この導電性ゴムをアース用の端子とすることがで
きる。
【0010】しかしながら、導電ゴムの部分をアース用
端子としても、樹脂被膜と導電性ゴムとの間のわずかな
隙間に水が入り込み、水が被膜を浸透して錆びの発生を
完全に防止することができないという問題がある。
【0011】また、自動車の燃料タンクから出た燃料配
管は、車体の下側を引き回されてエンジンまで延びてい
るのが一般的であり、走行中に跳ねた小石、砂などが燃
料配管に当たって表面の樹脂被膜が毀損されないように
する必要があり、最外層を耐チッピング性の樹脂材料か
らなる厚い樹脂被膜で保護した金属チューブが用いられ
ることがある。このような金属チューブでは、アース端
子を取り付けるためには、耐チッピング性樹脂被膜を剥
離しなければならず、耐チッピング性樹脂被膜で金属チ
ューブを保護したにも関わらず剥離した部分で耐食性が
低下する。
【0012】最近では、金属チューブの耐食性、耐摩耗
性に対する要求がますます厳しくなってきているため、
樹脂被膜が何層にもなりまた厚さも20μを越えて厚く
なる傾向があり、アース端子を耐食性等を損なうことな
く形成することが大きな課題とされている。
【0013】そこで、本発明の目的は、前記従来技術の
有する問題点を解消し、耐食性を損なうことなく、静電
気を逃がすためのアース端子を設けることができるよう
にした導電端子付き樹脂被覆金属チューブを提供するこ
とにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、金属材質の素管の外周面を非導電性樹
脂を材料とする耐食性樹脂被膜を含む多層の被膜で被覆
してなる樹脂被覆金属チューブにおいて、前記素管の導
電性の外周表層に少なくとも達する導電口を、耐食性樹
脂被膜の一部を除去することにより形成し、導電性樹脂
を材料として、前記導電口に導電性樹脂を充填するとと
もに前記耐食性樹脂被膜に重ねるようにして、前記導電
口の周辺部にアース用の端子部を射出成形により形成し
たことを特徴とするものである。
【0015】この請求項1の発明によれば、導電口にお
いて素管と電気的に導通している導電性樹脂を材質とす
る端子部から静電気を逃がして、静電気がたまらないよ
うに確実にアースすることができるとともに、端子部を
射出成形により成形するときに、耐食性樹脂被膜に接触
したときに熱溶着するために、端子部と耐食性樹脂被膜
との境界に隙間が生じないので、耐食性樹脂被膜の耐食
性を維持することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明による導電端子付き
樹脂被覆金属チューブの一実施形態について、添付の図
面を参照しながら説明する。 第1実施形態 図1(a)乃至図1(c)は、本発明の第1の実施形態
による導電端子付き樹脂被覆金属チューブを示す縦断面
図である。
【0017】図1(a)は、導電端子を形成する前の樹
脂被覆金属チューブの縦断面を示す。図1(a)におい
て、参照符号10は、金属材質の素管を示す。この金属
材質の素管10には、この実施形態の場合、外径6.3
5mmの鋼管が用いられている。素管10の外周全面に亘
って亜鉛メッキ被膜11が形成されている。
【0018】この亜鉛メッキ被膜11の表面は、クロメ
ート処理を施した後、樹脂被膜の下地とするために、エ
ポキシ系塗料ををプライマーとして塗布し、これを焼き
付けてプライマー被膜を形成する。そして、このプライ
マー被膜に重ねて、ナイロン系の耐食性樹脂塗料を塗布
し、オーブンで焼き付けて形成した耐食性樹脂被膜12
でもって全面に亘って被覆されている。この耐食性樹脂
被膜12の厚さは、30μ以上が好ましい。
【0019】本実施形態の金属チューブでは、耐食性樹
脂被膜12の全体を被覆する最上層の樹脂被膜として比
較的層厚(1mm程度)の耐チッピング耐磨耗性樹脂被膜
14が形成されている。金属チューブを長さ方向に送り
ながら、ポリプロピレンを材料とする溶融樹脂を押出成
形機から耐食性樹脂被膜12に被ぶせるように押し出す
ことにより、金属チューブをその全長に亘って耐チッピ
ング耐磨耗性樹脂被膜14によって被覆することができ
る。
【0020】図1(b)に示すように、金属チューブの
端末部では、相手部品との接続のために、耐チッピング
耐磨耗性樹脂被膜14を剥離し、耐食性樹脂被膜12を
露出させておく。そして、耐食性樹脂被膜12には、そ
の一部を切除することにより、導電口16が形成されて
いる。この導電口16は、素管10表面の亜鉛メッキ被
膜11に達する深さを有しており、この実施形態のよう
に、亜鉛メッキ被膜11を越えてさらに素管10の表面
まで到達しない方が亜鉛メッキ被膜11を毀損しないよ
うにするために好ましい。また、導電口16は、周方向
に延びる幅数mm(この実施形態の場合3mm)の溝からな
っている。導電口16の位置は、耐チッピング耐磨耗性
樹脂被膜14の終端近傍に開口することが好ましい。
【0021】次いで、図1(c)に示すように、金属チ
ューブの端末部では、耐食性樹脂被膜12に重ねて導電
性樹脂を材質とする筒状のアース用の端子部18が形成
されている。この端子部18を形成する導電性樹脂は、
導電口16に完全に隙間のないように充填されている。
【0022】端子部18の材料に用いられる導電性樹脂
は、ポリアミド系の樹脂にカーボン、ガラスを混入する
ことで固有体積抵抗を106Ω・cm以下にして電流が流
れるようにした樹脂である。
【0023】導電性樹脂でもって端子部18を成形する
と同時に導電性樹脂を導電口16に充填するためには、
射出成形法が適用される。電導口16を囲むように図示
しない金型を金属チューブ端末部に取り付け、図示しな
い射出成形機から導電性樹脂を金型内に射出すれば、電
導口16に対して高圧の射出圧力をもって導電性樹脂を
隙間無く充填できるので、導電口16に微少な間隙が残
ることなく完全に導電樹脂を充填することが可能とな
る。
【0024】本実施形態のように、肉厚の耐チッピング
耐摩耗性樹脂被膜14を最上層に有する金属チューブの
場合、耐チッピング耐摩耗性樹脂被膜14がチューブ端
末部を覆う部分を剥離してから端子部18を射出成形す
ることになるが、図1(c)に示すように、耐チッピン
グ耐摩耗性樹脂被膜14の終端部と端子部18とが重畳
し合う部分を有するように端子部18が形成されている
ことが好ましい。
【0025】本実施形態による導電端子付き樹脂被覆金
属チューブは、以上のように構成されるものであり、次
に、その作用並びに効果について説明する。
【0026】図2に示すように、樹脂被覆金属チューブ
は、金属製のブラケット22を以て図示しない車体側に
固定することができるとともにアースをすることができ
る。この実施形態では、ブラケット22と端子部18の
間には円筒状の導電性ゴム20が介装されている。
【0027】自動車の燃料配管として樹脂被覆金属チュ
ーブを用いた場合、燃料が燃料ポンプから吐出されると
き、あるいは燃料が燃料配管を流れるときの流路抵抗に
よる摩擦によって静電気が発生し、樹脂被覆金属チュー
ブの素管10が帯電する。その静電気は、導電口16に
おいて素管10と電気的に導通している導電性樹脂を材
質とする端子部18から導電性ゴム20、ブラケット2
2の経路を通って車体に逃げるので、静電気がたまらな
いように確実にアースされる。その一方で、本実施形態
では、耐食性樹脂被膜12が少なくとも30μ以上の厚
さに形成されており、従来は、30μ以上の厚さもの耐
食性樹脂被膜12があると、アースするのが困難であっ
たが、上記のように簡易にアースできるとともに、必要
十分な耐食性能を確保することができる。
【0028】また、導電性樹脂材料で端子部18を射出
成形により成形するときに、射出圧力をもって導電性樹
脂を隙間無く充填できるので、導電口16に微少な間隙
が残ることなく完全に導電樹脂で固めることが可能とな
るばかりでなく、溶融樹脂が耐食性樹脂被膜12に接触
したときに熱溶着するために、端子部18と耐食性樹脂
被膜12の境界に隙間が生じない構造とすることができ
る。
【0029】端子部18を設けることを目的に耐チッピ
ング耐摩耗性樹脂被膜14を剥離したことで、耐食性樹
脂被膜12が水等に晒され得る状態になるが、上記のよ
うに端子部18と耐食性樹脂被膜12との境界に隙間が
生じない構造とすることで、耐食性樹脂被膜12の耐食
性能が水等の浸入により劣化することを防止できるの
で、耐食性能を損なうことなく、耐チッピング性耐摩耗
性に優れたアース端子付きの樹脂被覆構造を実現するこ
とができる。
【0030】しかも、耐チッピング耐摩耗性樹脂被膜1
4の終端部と端子部18とが重畳し合う部分を有するの
で、高温高圧で射出された溶融樹脂が耐チッピング耐摩
耗性樹脂被膜14に熱溶着し、端子部18と耐チッピン
グ性耐摩耗性樹脂被膜14の境界に隙間が生じないた
め、こちら側からの水の浸入をも完全にシャットアウト
することができる。
【0031】以上の第1実施形態は、耐食性樹脂被膜1
2に重ねて耐チッピング耐摩耗性樹脂被膜14を押出成
形により被覆しているが、耐食性樹脂被膜12を熱収縮
性樹脂材料で被覆するようにしてもよい。その場合は、
熱収縮性樹脂材料からなるチューブに、耐食性樹脂被膜
を被覆した金属チューブを挿入し、加熱炉で過熱すれ
ば、熱収縮性樹脂からなる耐チッピング耐摩耗性樹脂被
膜14を形成することができる。その後、この熱収縮性
樹脂からなる耐チッピング耐摩耗性樹脂被膜14の一部
を剥離して、電導口16を形成し、端子部18を射出形
成により成形するのは上述の通りである。
【0032】第2実施形態 次に、図3は、本発明の第2の実施形態による導電端子
付き樹脂被覆金属チューブを示す縦断面図である。
【0033】上述した第1実施形態は、非導電性樹脂被
膜の最上層が耐チッピング耐摩耗性樹脂被膜14である
金属チューブであるが、この第2実施形態は、耐チッピ
ング耐摩耗性樹脂被膜14では被覆されていない金属チ
ューブに本発明を適用した実施の形態である。
【0034】図3に示すのは、金属チューブの端末部で
あり、素管10の表面は亜鉛メッキ被膜11で全面にわ
たって被覆され、この亜鉛メッキ被膜11を化成処理し
た後、プライマー塗膜を介在させてポリアミド系の耐食
性樹脂を材料とする耐食性樹脂被膜12が最上層の樹脂
被膜として全面に亘って形成されている。
【0035】この耐食性樹脂被膜12には、その一部を
切除することにより、周方向に延びる幅数mmの溝からな
る導電口16が形成されている。この導電口16は、素
管10表面の亜鉛メッキ被膜11に達する深さを有して
いるのは第1実施形態と同様である。また、電導口16
を囲むように金型を金属チューブ端末部に取り付け、図
示しない射出成形機から導電性樹脂を金型内に射出する
ことにより、導電性樹脂を材質とする端子部18が形成
されることも第1実施形態と同様である。
【0036】従来、耐チッピング耐摩耗性樹脂被膜14
で被覆されていない金属チューブでしかも耐食性樹脂被
膜12が単層であるような金属チューブの場合、アース
用端子を取り付けると、耐食性樹脂被膜12が毀損され
て水が浸入するなどの可能性が高く耐食性能を長く維持
することができなかった。
【0037】しかしながら、上述のように構成される第
2実施形態によれば、単層の耐食性樹脂被膜12に重ね
て導電性樹脂材料で端子部18を射出成形により成形す
るときに、高温高圧の導電性樹脂が耐食性樹脂被膜12
に接触したときに熱溶着するために、端子部18と耐食
性樹脂被膜12の境界に隙間が生じない構造となる。し
たがって、特に、耐食性樹脂被膜12の厚さが30μ以
上の場合に有利であって、端子部18を設けたことで却
って耐食性樹脂被膜12を毀損するような不都合がな
く、水等の浸入により劣化することを防止し、耐食性樹
脂被膜12の耐食性能を損なうことなくアース端子付き
の樹脂被覆構造を安価に実現することができる。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に係る発明によれば、耐食性樹脂被膜の耐食性能を損
なうことなく、静電気を外部に逃がすためのアース端子
を設けることができる。
【0039】また、請求項2に係る発明によれば、耐食
性能を損なうことなく、耐チッピング性耐摩耗性に優れ
たアース端子付きの樹脂被覆構造とすることができる。
【0040】さらに、請求項4に係る発明によれば、端
子部を設けたことで却って耐食性樹脂被膜を毀損する不
都合がなく、水等の浸入により劣化することを防止し、
耐食性能を損なうことなくアース端子付きの樹脂被覆構
造を安価に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による導電端子付き樹脂被覆金属チュー
ブの一実施例を示す縦断面図。
【図2】同導電端子付き樹脂被覆金属チューブの端子部
にアースのためのブラケットを取り付けた状態の縦横断
面図。
【図3】本発明の他の実施形態による導電端子付き樹脂
被覆金属チューブの縦断面図。
【符号の説明】
10 素管 11 亜鉛メッキ被膜 12 耐食性樹脂被膜 14 耐チッピング耐磨耗性樹脂被膜 16 導電口 18 端子部 20 導電性ゴム 22 ブラケット
フロントページの続き (72)発明者 松 本 英 樹 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 中 島 健 彰 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 遠 藤 泰 信 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 北 村 寛 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 篠 原 龍太郎 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 和 田 鎮 雄 茨城県古河市鴻巣758 三桜工業株式会社 内 Fターム(参考) 3H111 AA01 BA01 BA15 CA52 CB05 CB14 CB30 DA05 DA10 DB08 DB12 DB20 EA05 4F206 AA29 AB13 AB18 AD03 AD05 AD12 AD20 AE03 AG03 AG08 AG26 AG28 AH81 AM04 AR12 JA07 JB12 JF05 JF23 JL02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属材質の素管の外周面を非導電性樹脂を
    材料とする耐食性樹脂被膜を含む多層の被膜で被覆して
    なる樹脂被覆金属チューブにおいて、 前記素管の導電性の外周表層に少なくとも達する導電口
    を、耐食性樹脂被膜の一部を除去することにより形成
    し、 導電性樹脂を材料として、前記導電口に前記導電性樹脂
    を充填するとともに前記耐食性樹脂被膜に重ねるように
    して前記導電口の周辺部にアース用の端子部を射出成形
    により形成したことを特徴とする導電端子付き樹脂被覆
    金属チューブ。
  2. 【請求項2】前記耐食性樹脂被膜には、さらに、押出成
    形により形成された耐チッピング性樹脂被膜または熱収
    縮性樹脂からなる層厚の耐チッピング性樹脂被膜が被覆
    され、前記耐チッピング性樹脂被膜を剥離しその下層の
    耐食性樹脂被膜が露出した部分に前記導電口を形成した
    ことを特徴とする請求項1に記載の導電端子付き樹脂被
    覆金属チューブ。
  3. 【請求項3】前記耐チッピング性樹脂被膜の終端部に重
    畳するように前記端子部が形成されていることを特徴と
    する請求項2に記載の導電端子付き樹脂被覆金属チュー
    ブ。
  4. 【請求項4】前記耐食性樹脂被膜は、最上層を形成する
    単層のポリアミド樹脂被膜からなることを特徴とする請
    求項1に記載の導電端子付き樹脂被覆金属チューブ。
  5. 【請求項5】前記導電口は、円周方向に延びる溝幅数mm
    の溝からなることを特徴とする請求項1に記載の導電端
    子付き樹脂被覆金属チューブ。
  6. 【請求項6】前記端子部と金属製のブラケット部材との
    間に導電性ゴムを介在させ、当該端子部に前記ブラケッ
    ト部材を取り付けたことを特徴とする請求項1乃至5の
    いずれかに記載の導電端子付き樹脂被覆金属チューブ。
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