JP2003278738A - 伸縮軸及び伸縮軸のコーティング層形成方法 - Google Patents

伸縮軸及び伸縮軸のコーティング層形成方法

Info

Publication number
JP2003278738A
JP2003278738A JP2002085670A JP2002085670A JP2003278738A JP 2003278738 A JP2003278738 A JP 2003278738A JP 2002085670 A JP2002085670 A JP 2002085670A JP 2002085670 A JP2002085670 A JP 2002085670A JP 2003278738 A JP2003278738 A JP 2003278738A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
coating layer
female
male
male shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002085670A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4045112B2 (ja
JP2003278738A5 (ja
Inventor
Makoto Aida
誠 會田
Hiroyuki Muranaga
広行 村長
Katsuhiko Ikeda
克彦 池田
Shinji Tamai
慎二 玉井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JTEKT Machine Systems Corp
Original Assignee
Koyo Machine Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Machine Industries Co Ltd filed Critical Koyo Machine Industries Co Ltd
Priority to JP2002085670A priority Critical patent/JP4045112B2/ja
Publication of JP2003278738A publication Critical patent/JP2003278738A/ja
Publication of JP2003278738A5 publication Critical patent/JP2003278738A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4045112B2 publication Critical patent/JP4045112B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C3/00Shafts; Axles; Cranks; Eccentrics
    • F16C3/02Shafts; Axles
    • F16C3/03Shafts; Axles telescopic
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/02Parts of sliding-contact bearings
    • F16C33/04Brasses; Bushes; Linings
    • F16C33/20Sliding surface consisting mainly of plastics
    • F16C33/208Methods of manufacture, e.g. shaping, applying coatings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/02Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive adapted to specific functions
    • F16D3/06Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive adapted to specific functions specially adapted to allow axial displacement
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2250/00Manufacturing; Assembly
    • F16D2250/0038Surface treatment
    • F16D2250/0046Coating
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2300/00Special features for couplings or clutches
    • F16D2300/10Surface characteristics; Details related to material surfaces

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製作が容易で安価であり、雄軸と雌軸との回
転方向のガタがなく、摺動荷重を低減できる伸縮軸を提
供する。 【解決手段】 この伸縮軸は、外周に歯部9が周方向に
複数個設けられた雄軸2と、内周に歯部9に対応する溝
部11が周方向に複数個設けられ且つ雄軸2に対して軸
心方向に摺動自在に嵌合する雌軸3とを備え、歯部9と
溝部11との周方向に相対向する摺動面15,19側の
少なくとも一方に、低摩擦係数のコーティング材料から
なる凝縮コーティング層4を形成して、雄軸2と雌軸3
とを凝縮コーティング層4を介してナジミ嵌合させたも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のステアリ
ング系に使用されるスプライン軸等の伸縮軸及び伸縮軸
のコーティング層形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のステアリング系には、外周に軸
心方向のスプライン歯部が周方向に複数個設けられた雄
軸と、この雄軸のスプライン歯部に対応する軸心方向の
スプライン溝部が周方向に複数個設けられ且つ雄軸の外
周に軸心方向に摺動自在に套嵌された雌軸とを備えたス
プライン軸等の伸縮軸を採用したものがある。
【0003】この種のスプライン軸では、その摺動荷重
(摺動抵抗)と回転方向のガタとは相反する関係にあ
る。つまり、回転方向のガタを詰めると摺動荷重が大き
くなり、逆に摺動荷重を軽くすると回転方向のガタが大
きくなる。従って、摺動荷重と回転方向のガタとの両特
性の両立が困難である。
【0004】そこで、従来は、雄軸の外周面に摩擦係数
の低減を目的としてナイロンコーティング層を形成した
後、このナイロンコーティング層の摺動面側を雌軸の内
周側の摺動面の内径寸法に合わせて切削したり、或いは
雄軸の外周面に二硫化モリブデン、フッ素樹脂等の摩擦
係数の低減に効果のある素材を、ガタ詰めを目的として
膜厚管理しながらコーティングしてコーティング層を形
成することにより、雄軸と雌軸との回転方向のガタを詰
めて両特性を比較的高レベルで両立させる方法を採って
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の雄軸の外周面に
ナイロンコーティング層を形成した後、そのナイロンコ
ーティング層の摺動面側を切削する方法では、コーティ
ング層の形成後にその摺動面側を切削する切削工程が必
要であるため、その切削が煩わしく非常なコスト高とな
り、しかも単にコーティング層を切削しただけであるた
め、摺動面の耐久性に問題がある。
【0006】また雄軸の外周面に二硫化モリブデン、フ
ッ素樹脂等を、膜厚管理しながらコーティングする方法
では、その膜厚管理が困難でコストがかかると共に、雌
軸の内周側の摺動面の内径寸法のバラツキによりガタ詰
めも安定せず、しかもコーティング層の表面が柔らかい
ため、耐久性に劣る欠点がある。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、製作が容易で安価であり、雄軸と雌軸との回転方向
のガタがなく、摺動荷重も低減できる伸縮軸及び伸縮軸
のコーティング層形成方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る伸縮軸は、
外周に歯部が周方向に複数個設けられた雄軸と、内周に
前記歯部に対応する溝部が周方向に複数個設けられ且つ
前記雄軸に対して軸心方向に摺動自在に嵌合する雌軸と
を備えた伸縮軸において、前記歯部と前記溝部との周方
向に相対向する摺動面側の少なくとも一方に、低摩擦係
数のコーティング材料からなる凝縮コーティング層を形
成したものである。
【0009】また本発明に係る伸縮軸のコーティング層
形成方法は、外周に歯部が周方向に複数個設けられた雄
軸と、内周に前記歯部に対応する溝部が周方向に複数個
設けられ且つ前記雄軸に対して軸心方向に摺動自在に嵌
合する雌軸との内、その少なくとも一方の軸の摺動面側
に凝縮コーティング層を形成するに際し、前記一方の軸
の前記摺動面側に低摩擦係数のコーティング材料をコー
ティングして1次コーティング層を形成し、次に該一方
の軸を、前記雄軸と前記雌軸との周方向に相対向する摺
動面側の最大隙間よりも僅かに大きな間隙に設定された
ゲージに圧入して、該ゲージにより前記1次コーティン
グ層を前記一方の軸側に圧縮して凝縮するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳述する。
【0011】図面は自動車等のステアリング系に使用す
る自在軸継ぎ手付きのスプライン軸を例示する。図1及
び図2において、1 はスプライン軸で、雄軸2と、この
雄軸2の外周に軸心方向に摺動自在に嵌合された雌軸3
と、雄軸2の外周にコーティングされた凝縮コーティン
グ層4とを備えている。なお、雄軸2及び雌軸3の嵌合
側と反対側の端部には、自在軸継ぎ手5,6のヨーク
7,8が溶接等によって夫々固定されている。
【0012】雄軸2の外周には、軸心方向のスプライン
歯部9とスプライン溝部10とが周方向に交互に複数個
形成されている。また雌軸3の内周には、雄軸2のスプ
ライン歯部9とスプライン溝部10とに対応する軸心方
向のスプライン溝部11とスプライン歯部1 2とが周方向
に複数個形成されている。
【0013】なお、雄軸2のスプライン歯部9とスプラ
イン溝部10は、その軸心方向の略全長にわたって形成
されているが、雄軸2の軸心方向の一部に設けても良
い。また雌軸3のスプライン溝部11とスプライン歯部
12は、自在継ぎ手6と反対側の先端部から軸心方向の
中間までの一部に設けられているが、雌軸3の軸心方向
の略全長に設けても良い。
【0014】凝縮コーティング層4は、図3に示すよう
に雄軸2の外周面の略全面、即ちスプライン歯部9の頂
面14側からスプライン歯部9の周方向の両側の摺動面
15側、及びスプライン溝部10の底面16側の略全体
にわたって、スプライン歯部9及びスプライン溝部10
の略全面に形成されており、この凝縮コーティング層4
を介して雄軸2に雌軸3が軸心方向に摺動自在に嵌合さ
れている。
【0015】凝縮コーティング層4には、低摩擦係数の
コーティング材料、例えば摩擦係数の低減に効果のある
二硫化モリブデン、フッ素樹脂等が使用されている。そ
して、この凝縮コーティング層4は、図5に示すよう
に、雄軸2の外周面に1次コーティング層4aを形成した
後、その1次コーティング層4aを雄軸2の外周面側へ
と圧縮することにより凝縮されている。
【0016】この1次コーティング層4aの圧縮凝縮
は、必要以上の1次コーティング層4aを除肉して摺動
荷重を低減すること、及び凝縮コーティング層4の耐久
性を向上させることを目的としたものであり、例えば図
4(A)(B)に示すように雌ゲージ18を使用して、
1次コーティング層4aを形成した後の雄軸2をこの雌
ゲージ18内に圧入することにより行われる。
【0017】圧縮凝縮後における凝縮コーティング層4
の厚さt(図4及び図6参照)は、雄軸2側のスプライ
ン歯部9の摺動面15と、この摺動面15と周方向に相
対向する雌軸3側のスプライン溝部11の摺動面19と
の計算上の最大隙間t1(図3参照)を基準にして、そ
の最大隙間t1よりも僅かに大きくなっている。
【0018】従って、圧縮凝縮後におけるコーティング
層4の外径寸法は、雌軸3のスプライン溝部11の摺動
面19の内径寸法よりも僅かに大であり、その後に雄軸
2の外周に雌軸3を嵌合して設定摺動荷重となるまで両
者を摺動させることにより、凝縮コーティング層4を介
してナジミ嵌合させるようになっている。
【0019】なお、圧縮凝縮後における凝縮コーティン
グ層4の厚さtは、雄軸2側のスプライン歯部9の摺動
面15と、この摺動面15と周方向に相対向する雌軸3
側のスプライン溝部11の摺動面19との間に介在され
る摺動部分17が最大隙間t1よりも僅かに大となれば
良く、またその他の部分では雄軸2のスプライン歯部9
の頂面14側の凝縮コーティング層4と雌軸3のスプラ
イン溝部11の底面20との間、雄軸2のスプライン溝
部10の底面16側の凝縮コーティング層4と雌軸3の
スプライン歯部12の頂面22との間に夫々所定の隙間
ができる程度であれば良い。
【0020】なお、スプライン軸1の雄軸2と雌軸3
は、回転時にそのスプライン歯部9とスプライン溝部1
1との周方向の摺動面15,19側を介して正逆方向に
回転力を伝達し、また軸心方向に相対的に摺動するた
め、雄軸2の外周のコーティング層4の全体の内、少な
くとも摺動面15,19間の摺動部分17が、雄軸2の
スプライン歯部9の摺動面15側に圧縮し凝縮されてお
れば十分である。
【0021】このスプライン軸1を製作する場合には、
雄軸2のスプライン歯部9と雌軸3のスプライン溝部1
1との周方向に相対向する摺動面15,19側が僅かな
隙間になるように、その雄軸2及び雌軸3を加工する。
そして、次に図5に示すように、雄軸2側のスプライン
歯部9及びスプライン溝部10を含む外周面の全体に、
二硫化モリブデン、フッ素樹脂等のコーティング材料を
用いて膜厚t2(図4及び図5参照)の1次コーティン
グ層4aのコーティングを施す。
【0022】このときの1次コーティング層4aの膜厚
t2は、凝縮後における凝縮コーティング層4の最小の
厚さt以上とすれば良く、厳しい膜厚管理は必要としな
い。なお、1次コーティング層4aの膜厚は、最も薄い
部分が圧縮凝縮後の摺動部分17の最小の厚さt以上で
あり、その最小厚に若干の除肉厚分を加えた厚さである
ことが望ましい。
【0023】次に図4(A)に示すように雄軸2を雌ゲ
ージ18内に圧入して、この雌ゲージ18により雄軸2
の外周面の1次コーティング層4aを雄軸2の外周面側
に圧縮して凝縮する。
【0024】このときに使用する雌ゲージ18は、図6
に示すように雌軸3と同様に、雄軸2のスプライン歯部
9、スプライン溝部10に対応する軸心方向のスプライ
ン溝部23、スプライン歯部24を周方向に交互に複数
個備え、そのスプライン溝部23、スプライン歯部24
の内径寸法が、雄軸2のスプライン歯部9側と雌軸3の
スプライン溝部11側との計算上の最大隙間t1を基準
にして、雄軸2の外周面と雌ゲージ18の内周面との隙
間が最大隙間t1より僅かに大きく設定されている。
【0025】また雌ゲージ18のスプライン溝部23及
びスプライン歯部24の内面には、図4(B)に示すよ
うにその軸心方向の一端の入り口25側に外広がり状の
テーパー案内面26と、このテーパー案内面26の外端
側の除肉部29とが形成され、またテーパー案内面26
から反対側に勾配の小さい傾斜圧縮面27と、軸心方向
と平行な平行圧縮面28とが形成されている。平行圧縮
面28はテーパー案内面26、傾斜圧縮面27に比較し
て十分長くなっている。
【0026】このような構成の雌ゲージ18の内周に雄
軸2を圧入すると、先ず雌ゲージ18の除肉部29が1
次コーティング層4aの外周側を削り取って必要以上の
肉を除肉する。そして、続いてテーパー案内面26がそ
の除肉後の1次コーティング層4aの外周面側に乗り上
がりながら、このテーパー案内面26及び傾斜圧縮面2
7により1次コーティング層4aを雄軸2の外周面側へ
と順次圧縮し、その後に平行圧縮面28で1次コーティ
ング層4aを安定的に凝縮して、凝縮コーティング層4
を形成する。
【0027】このように雌ゲージ18を圧入することに
よって、1次コーティング層4aの外周側の必要以上の
肉を容易に除肉でき、しかも凝縮前の1次コーティング
層4aの膜厚を略均一にできるため、凝縮後の凝縮コー
ティング層4の局部的なムラ等の発生を防止できる。
【0028】また除肉後の1次コーティング層4aを、
その摺動部分17の厚さtが雌軸3のスプライン溝部1
1の摺動面19の内径寸法よりも僅かに大になる程度ま
で容易に凝縮でき、その後の凝縮コーティング層4の耐
久性を向上させることができる。更に雌ゲージ18に
は、テーパー案内面26、傾斜圧縮面27及び平行圧縮
面28があるため、圧縮凝縮に際して雄軸2の外周面の
1次コーティング層4aを傷めるようなこともない。
【0029】そして、最後に現場合わせ、その他で雄軸
2と雌軸3とを嵌合し、設定摺動荷重となるまで軸心方
向に相対的に摺動させながらナジミ嵌合することによ
り、摺動面15,19間の隙間が殆どなく、しかも摺動
抵抗が低く耐久性に優れたスプライン軸1を容易且つ安
価に製作できる。
【0030】因みに、この実施形態に基づいて製作した
本発明に係るスプライン軸1と、雄軸2の外周面にナイ
ロンコーティングを施した従来のスプライン軸とを比較
したところ、本発明に係るスプライン軸1は従来に比較
して摺動抵抗が約1/2になり、周方向のガタが略0に
なった。また製作コストは従来の1/3にできた。しか
も、本発明に係るスプライン軸1は、従来のナイロンコ
ーティングを施したものでは使用できなかった高温雰囲
気での使用が可能となった。
【0031】以上、本発明の実施形態について詳述した
が、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、
趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例
えば、実施形態では雄軸2の外周のスプライン歯部9及
びスプライン溝部10の略全面に1次コーティング層4
aを施し、その1次コーティング層4aの略全面を雌ゲ
ージ18で雄軸2側に圧縮して凝縮するようにようにし
ているが、圧縮凝縮は全1次コーティング層4aの内、
雄軸2のスプライン歯部9の周方向の摺動面15に対応
する摺動部分17のみ、又はこの摺動部分17から周方
向の一方又は両側にわたる所定範囲についてのみ行うよ
うにしても良い。
【0032】要するに雄軸2の外周の1次コーティング
層4aの内、少なくとも回転及び摺動時に雄軸2と雌軸
3とが接触する部分の1次コーティング層4aを圧縮し
凝縮して凝縮コーティング層4とすれば良い。
【0033】従って、図3に示すように雌軸3のスプラ
イン溝部11の底面20及び/又はスプライン歯部12
の頂面22との間に径方向の隙間がある場合には、雄軸
2のスプライン歯部9の頂面14側及び/又はスプライ
ン溝部10の底面16側の1次コーティング層4aは、
凝縮せずにそのままにして良い。
【0034】また雄軸2側に凝縮コーティング層4を形
成する場合、その凝縮コーティング層4は雄軸2の外周
面の内、少なくともスプライン歯部9の周方向の両側の
摺動面15に形成すれば良く、他の部分の1次コーティ
ング層4a、凝縮コーティング層4は省略しても良い。
【0035】更に実施形態では、スプライン軸1を構成
する雄軸2と雌軸3との内、その雄軸2の外周面に凝縮
コーティング層4を形成する場合を例示しているが、雌
軸3の内周面に1次コーティング層4aを形成し、その
雌軸3内に雄ゲージを圧入して1次コーティング層4a
を雌軸3の内周面側に圧縮し凝縮して凝縮コーティング
層4を形成しても良い。
【0036】この場合にも、雌軸3のスプライン溝部1
1、スプライン歯部12の内周面の略全面、又は雌軸3
のスプライン溝部11の摺動面19に凝縮コーティング
層4を形成しても良いし、雌軸3の内周面の略全面に1
次コーティング層4aを形成して、その内の雌軸3のス
プライン溝部11の摺動面19に対応する部分を凝縮コ
ーティング層4としても良い。
【0037】また雄軸2の外周面と雌軸3の内周面との
両方に凝縮コーティング層4を設けても良し、雄軸2の
スプライン歯部9にはその摺動面15の一方に、雌軸3
のスプライン溝部11にはその摺動面19の他方に夫々
凝縮コーティング層4を形成しても良い。
【0038】従って、凝縮コーティング層4は、雄軸2
のスプライン歯部9と雌軸3のスプライン溝部11との
少なくとも周方向に相対向する摺動面15,19が凝縮
コーティング層4を介して接触するように、その両者の
スプライン歯部9とスプライン溝部11との摺動面1
5,19の内、少なくとも一方の摺動面15又は摺動面
19にあれば十分である。なお、雄軸2側と雌軸3側と
の両方に互いに接触するように凝縮コーティング層4を
形成する場合には、異なるコーティング材料を使用して
も良い。
【0039】更にスプライン軸1の他、雄軸2の外周に
軸心方向のセレーション歯部とセレーション溝部とを周
方向に複数個形成し、この雄軸2の外周に軸心方向に摺
動自在に嵌合する雌軸3の内周に軸心方向のセレーショ
ン溝部とセレーション歯部とを周方向に複数個形成して
なるセレーション式の伸縮軸の場合にも同様に実施可能
である。
【0040】従って、雄軸2はスプライン歯部9、セレ
ーション歯部等の歯部を備え、また雌軸3はスプライン
溝部11、セレーション溝部等の溝部を備えたものであ
れば十分である。また歯部及び/又は溝部は、その伸縮
軸に要求される伸縮範囲に対応して設けておけば好く、
必ずしも軸心方向の略全長にわたって設ける必要はな
い。
【0041】コーティング材料は二硫化モリブデン、フ
ッ素樹脂等が適当であるが、低摩擦係数の材料であれ
ば、二硫化モリブデン等以外のものを使用することも可
能である。また圧縮凝縮後の凝縮コーティング層4の厚
さtは、当初から雄軸2と雌軸3との摺動面15,19
間の最大隙間t1分に合わせておいても良い。
【0042】雌ゲージ18は、入り口25側の除肉部2
9を省略して、テーパー案内面25の入り口25側端の
直径を1次コーティング層4aの外径よりも大きくし、
1次コーティング層4aの全てを圧縮し凝縮して凝縮コ
ーティング層4とするように構成しても良い。1次コー
ティング層4aの膜厚が比較的少なく均一な場合には、
このような雌ゲージ18を使用しても、圧縮凝縮後の凝
縮コーティング層4の厚さのバラツキを防止できる。
【0043】
【発明の効果】本発明では、外周に歯部が周方向に複数
個設けられた雄軸と、内周に歯部に対応する溝部が周方
向に複数個設けられ且つ雄軸に対して軸心方向に摺動自
在に嵌合する雌軸とを備えた伸縮軸において、歯部と溝
部との周方向に相対向する摺動面側の少なくとも一方
に、低摩擦係数のコーティング材料からなる凝縮コーテ
ィング層を形成しているので、伸縮軸の製作が容易で安
価であり、しかも雄軸と雌軸との周方向のガタがなく、
摺動荷重も低減できる利点がある。
【0044】また雄軸の外周面に凝縮コーティング層を
形成しているので、雌軸の内周面に凝縮コーティング層
を形成する場合に比較して容易に製作できる。
【0045】更に外周に歯部が周方向に複数個設けられ
た雄軸と、内周に歯部に対応する溝部が周方向に複数個
設けられ且つ雄軸に対して軸心方向に摺動自在に嵌合す
る雌軸との内、その少なくとも一方の軸の摺動面側に凝
縮コーティング層を形成するに際し、一方の軸の摺動面
側に低摩擦係数のコーティング材料をコーティングして
1次コーティング層を形成し、次に該一方の軸を、雄軸
と雌軸との周方向に相対向する摺動面側の最大隙間より
も僅かに大きな間隙に設定されたゲージに圧入して、該
ゲージにより1次コーティング層を一方の軸側に圧縮し
て凝縮するので、伸縮軸の製作が容易で安価であり、し
かも雄軸と雌軸との周方向のガタがなく、摺動荷重も低
減できる利点がある。
【0046】また雄軸の外周面に1次コーティング層を
形成し、次に該雄軸を雌ゲージに圧入して、該雌ゲージ
により1次コーティング層を圧縮して凝縮するので、そ
の後のナジミ嵌合により雄軸と雌軸との周方向のガタを
防止できる。
【0047】しかも入り口側に形成された外広がり状の
テーパー案内面を有する雌ゲージを使用するため、雄軸
の外周のコーティング層を傷めることなく容易に圧縮し
凝縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すスプライン軸の正面
図である。
【図2】本発明の一実施形態を示すスプライン軸の拡大
断面図である。
【図3】本発明の一実施形態を示すスプライン軸の要部
の拡大断面図である。
【図4】(A)は本発明の一実施形態を示す圧縮凝縮工
程の説明図、(B)は(A)の部分拡大図である。
【図5】本発明の一実施形態を示す1次コーティング状
態の拡大断面図である。
【図6】本発明の一実施形態を示す圧縮凝縮工程の拡大
断面図である。
【符号の説明】
1 スプライン軸 2 雄軸 3 雌軸 4 凝縮コーティング層 4a 1次コーティング層 9,12 スプライン歯部 10,11 スプライン溝部 15,19 摺動面 18 雌ゲージ 26 テーパー案内面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 克彦 大阪府八尾市南植松町2丁目34番地 光洋 機械工業株式会社内 (72)発明者 玉井 慎二 大阪府八尾市南植松町2丁目34番地 光洋 機械工業株式会社内 Fターム(参考) 3J033 AA01 AB03 BA08 BA15 BC06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に歯部が周方向に複数個設けられた
    雄軸と、内周に前記歯部に対応する溝部が周方向に複数
    個設けられ且つ前記雄軸に対して軸心方向に摺動自在に
    嵌合する雌軸とを備えた伸縮軸において、前記歯部と前
    記溝部との周方向に相対向する摺動面側の少なくとも一
    方に、低摩擦係数のコーティング材料からなる凝縮コー
    ティング層を形成したことを特徴とする伸縮軸。
  2. 【請求項2】 前記雄軸の外周面に前記凝縮コーティン
    グ層を形成したことを特徴とする請求項1に記載の伸縮
    軸。
  3. 【請求項3】 外周に歯部が周方向に複数個設けられた
    雄軸と、内周に前記歯部に対応する溝部が周方向に複数
    個設けられ且つ前記雄軸に対して軸心方向に摺動自在に
    嵌合する雌軸との内、その少なくとも一方の軸の摺動面
    側に凝縮コーティング層を形成するに際し、前記一方の
    軸の前記摺動面側に低摩擦係数のコーティング材料をコ
    ーティングして1次コーティング層を形成し、次に該一
    方の軸を、前記雄軸と前記雌軸との周方向に相対向する
    摺動面側の最大隙間よりも僅かに大きな間隙に設定され
    たゲージに圧入して、該ゲージにより前記1次コーティ
    ング層を前記一方の軸側に圧縮して凝縮することを特徴
    とする伸縮軸のコーティング層形成方法。
  4. 【請求項4】 前記雄軸の外周面に前記1次コーティン
    グ層を形成し、次に該雄軸を雌ゲージに圧入して、該雌
    ゲージにより前記1次コーティング層を圧縮して凝縮す
    ることを特徴とする請求項3に記載の伸縮軸のコーティ
    ング層形成方法。
  5. 【請求項5】 入り口側に形成された外広がり状のテー
    パー案内面を有する前記雌ゲージを使用することを特徴
    とする請求項4に記載の伸縮軸のコーティング層形成方
    法。
JP2002085670A 2002-03-26 2002-03-26 伸縮軸及び伸縮軸のコーティング層形成方法 Expired - Fee Related JP4045112B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002085670A JP4045112B2 (ja) 2002-03-26 2002-03-26 伸縮軸及び伸縮軸のコーティング層形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002085670A JP4045112B2 (ja) 2002-03-26 2002-03-26 伸縮軸及び伸縮軸のコーティング層形成方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2003278738A true JP2003278738A (ja) 2003-10-02
JP2003278738A5 JP2003278738A5 (ja) 2004-12-09
JP4045112B2 JP4045112B2 (ja) 2008-02-13

Family

ID=29232546

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002085670A Expired - Fee Related JP4045112B2 (ja) 2002-03-26 2002-03-26 伸縮軸及び伸縮軸のコーティング層形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4045112B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009168194A (ja) * 2008-01-18 2009-07-30 Nsk Ltd 伸縮軸の製造方法、及び、この製造方法によって製造した伸縮軸
JP2011038560A (ja) * 2009-08-07 2011-02-24 Jtekt Corp スプライン伸縮軸及びその製造方法並びに車両用操舵装置
JP2011038561A (ja) * 2009-08-07 2011-02-24 Jtekt Corp スプライン伸縮軸及びその製造方法並びに車両用操舵装置
KR101143494B1 (ko) * 2009-11-30 2012-05-08 정운규 세레이션 샤프트의 제조방법
JP2012102868A (ja) * 2010-10-11 2012-05-31 Nsk Ltd 伸縮軸の製造方法、及び、この製造方法によって製造した伸縮軸
JP2013249960A (ja) * 2010-10-11 2013-12-12 Nsk Ltd 伸縮軸の製造方法、及び、この製造方法によって製造した伸縮軸
JP2014142035A (ja) * 2013-01-25 2014-08-07 Jtekt Corp スプライン伸縮軸の製造方法
JP2014238173A (ja) * 2014-07-31 2014-12-18 株式会社ジェイテクト スプライン伸縮軸及びその製造方法
CN105658979A (zh) * 2013-07-18 2016-06-08 株式会社捷太格特 滑动轴和转向装置
KR20190031021A (ko) * 2017-09-15 2019-03-25 최상기 스플라인 샤프트 및 스플라인 성형방법
DE102015115948B4 (de) * 2014-10-01 2021-02-04 GM Global Technology Operations LLC (n. d. Gesetzen des Staates Delaware) Antriebswelle mit zweistufiger Steifigkeit

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5867773B2 (ja) 2011-03-18 2016-02-24 株式会社ジェイテクト 動力伝達軸の製造方法

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009168194A (ja) * 2008-01-18 2009-07-30 Nsk Ltd 伸縮軸の製造方法、及び、この製造方法によって製造した伸縮軸
US8753215B2 (en) 2009-08-07 2014-06-17 Jtekt Corporation Spline telescopic shaft and method for manufacturing the same and vehicle steering apparatus
JP2011038560A (ja) * 2009-08-07 2011-02-24 Jtekt Corp スプライン伸縮軸及びその製造方法並びに車両用操舵装置
JP2011038561A (ja) * 2009-08-07 2011-02-24 Jtekt Corp スプライン伸縮軸及びその製造方法並びに車両用操舵装置
KR101143494B1 (ko) * 2009-11-30 2012-05-08 정운규 세레이션 샤프트의 제조방법
JP2013249960A (ja) * 2010-10-11 2013-12-12 Nsk Ltd 伸縮軸の製造方法、及び、この製造方法によって製造した伸縮軸
JP2012102868A (ja) * 2010-10-11 2012-05-31 Nsk Ltd 伸縮軸の製造方法、及び、この製造方法によって製造した伸縮軸
JP2014142035A (ja) * 2013-01-25 2014-08-07 Jtekt Corp スプライン伸縮軸の製造方法
CN105658979A (zh) * 2013-07-18 2016-06-08 株式会社捷太格特 滑动轴和转向装置
CN105658979B (zh) * 2013-07-18 2018-10-02 株式会社捷太格特 滑动轴和转向装置
JP2014238173A (ja) * 2014-07-31 2014-12-18 株式会社ジェイテクト スプライン伸縮軸及びその製造方法
DE102015115948B4 (de) * 2014-10-01 2021-02-04 GM Global Technology Operations LLC (n. d. Gesetzen des Staates Delaware) Antriebswelle mit zweistufiger Steifigkeit
KR20190031021A (ko) * 2017-09-15 2019-03-25 최상기 스플라인 샤프트 및 스플라인 성형방법
KR101979737B1 (ko) 2017-09-15 2019-08-28 최상기 스플라인 샤프트 및 스플라인 성형방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP4045112B2 (ja) 2008-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101258705B1 (ko) 변속기용 동기 장치
JP2003278738A (ja) 伸縮軸及び伸縮軸のコーティング層形成方法
JP3942366B2 (ja) 車輪軸受装置およびその製造方法
JP4302730B2 (ja) 車輪用軸受装置
US20110271512A1 (en) Assembly of a Shaft and a Housing Assembly
JPH09217605A (ja) カム軸の製造方法とカム軸
JPH0830500B2 (ja) 球又はころ軸受に取付けられる軸
WO2007145019A1 (ja) 等速自在継手
JP2003074571A (ja) 駆動輪用転がり軸受ユニット及び車輪用駆動ユニット
JPH0492130A (ja) 一方向クラッチ
JP2006096269A (ja) 転がり軸受装置とその製造方法
JP2009149183A (ja) 車輪用軸受装置
WO2004016961A1 (ja) 回転伝達部材、回転伝達組立体、および歯車機構
US11885379B2 (en) Device for connecting a toothing part to a shaft for conjoint rotation with the latter, method for producing such a device, and angular gear
JP2010043733A (ja) プーリ付き転がり軸受装置
JP2007010029A (ja) 等速ジョイントの外輪
JP2007309339A (ja) 十字軸継手及びこれを備えた車両用操舵装置
JP3115740B2 (ja) プロペラシャフトの製造方法
US20080273824A1 (en) Bearing device for axle and fixing structure using the same
JP5349912B2 (ja) 車輪用軸受装置およびその分離方法
KR20140123339A (ko) 휠 베어링 및 이를 사용한 휠 베어링 조립체
JP2007321943A (ja) 十字軸継手、自在継手、及び車両用操舵装置
JP4613462B2 (ja) 車軸用軸受装置
JP2004060676A (ja) ローラ
EP1889734B1 (en) Axle bearing apparatus and method of producing hub shaft for driving wheel bearing apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4045112

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111122

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111122

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121122

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121122

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131122

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees