JP2003278452A - 窓サッシのガラス板取付構造 - Google Patents

窓サッシのガラス板取付構造

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JP2003278452A
JP2003278452A JP2002079744A JP2002079744A JP2003278452A JP 2003278452 A JP2003278452 A JP 2003278452A JP 2002079744 A JP2002079744 A JP 2002079744A JP 2002079744 A JP2002079744 A JP 2002079744A JP 2003278452 A JP2003278452 A JP 2003278452A
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glass plate
window sash
edge
mounting structure
outdoor side
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Manabu Kamiide
學 神出
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋外側からのガラス板の取り外しを不能とす
る。 【解決手段】 装着部に配したガラス板を押え縁を介し
て支持固定する窓サッシのガラス板取付構造を技術的前
提として、前記押え縁は、少なくともその構成部材の5
0%以上を室内側にのみ設ける。最も種類が多い形の窓
サッシにおいては、押え縁は少なくともその構成部材の
75%以上を室内側に設ける。この場合は、屋外側の下
端縁に押え縁を配する。すべての押え縁を室内側に配す
る一方、装着部の屋外側下端部に、外気とガラス板表面
とを連通させる適宜数の排水孔を設ける場合がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅用の窓の構造
に係り、とくに窓ガラスを装着するための押え縁の構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】窓サッシは、窓ガラスの装着部(框)に
ガラス板を装着し、当該ガラス板を押え縁を介して支持
固定する。大量生産する窓サッシ(樹脂サッシ、アルミ
サッシの種別を問わない)の場合、押え縁は、弾性材を
用いた成型品を使用し、これを窓ガラスの装着部(凹溝
またはL字状の角部等)に装着固定し、窓ガラスを支持
してそのぐらつきを防止する。尚、コーキング材を用い
る場合もある。
【0003】ところで従来、このような押え縁は、図7
および図8に示すように、例えば窓サッシ1の屋外側の
四辺、つまりガラス板2の外周端部の屋外側に配される
ものであった。符号3で示す部分が押え縁、4は装着部
の框(装着壁部)、5は装着部の基底面である。もちろ
ん、窓サッシ1の装着部(4、5)の構造によっては屋
外側と屋内側の両方に押え縁3を配するものもある。
【0004】窓サッシにおいて押え縁3を屋外側に設け
る最も大きな理由は、装着部、とくに下辺の装着部
(4、5)に雨滴が溜まるのを防止するためであると考
えることが出来る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】問題は、屋外側に設け
た弾性材である押え縁(3)は、先端が鋭利な工具類を
用いれば外部(屋外側)から簡単に取り外すことが可能
であり、従って、ガラス板(2)も簡単に取り外すこと
が出来るという点にある。
【0006】そして従来の窓サッシがこのような構造で
ある以上、施錠部分を厳重な作りとしたり、犯罪目的の
浸入を見知するためのセンサシステムを設けても、ガラ
ス板(2)そのものが外部から取り外されてしまえば、
犯罪予防のための各種の工夫も無に帰してしまう。
【0007】そこで本発明の目的は、屋外側からのガラ
ス板の取り外しを不能とする点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、装着部に配したガラス板を押え縁を介し
て支持固定する窓サッシのガラス板取付構造を技術的前
提として、前記押え縁は、少なくともその構成部材の5
0%以上を室内側にのみ設ける(請求項1)。
【0009】最も種類が多い形の窓サッシにおいては、
押え縁は少なくともその構成部材の75%以上を室内側
に設ける(請求項2)。この場合は、屋外側の下端縁に
押え縁を配する(請求項3)。
【0010】さらに、すべての押え縁を室内側に配する
一方、装着部の屋外側下端部に、外気とガラス板表面と
を連通させる適宜数の排水孔を設ける場合がある(請求
項4)。
【0011】
【作用】本発明に係る窓サッシのガラス板取付構造は、
押え縁のすべて、或いは、窓サッシの形状によっては押
え縁の50%以上の部分を室内側にのみ設け、出来るだ
け屋外側には押え縁を露呈させないようにしたものであ
る。
【0012】最も一般的な縦長長方形の窓サッシの場合
は、下辺の屋外側に押え縁を設けるだけで、他の三辺
(両側および上辺)は屋内側に押え縁を設ける(請求項
3)。また正方形の窓サッシや、横長長方形の窓サッシ
の場合も同じである(請求項2、請求項3)。
【0013】なお、長方形の窓、あるいは正方形の窓
は、四辺すべての押え縁を屋内側に設け、下辺の屋外側
の装着部には框に溜まる雨滴の排水用の孔(排水孔)を
設けてもよい(請求項4)。
【0014】特殊形状の窓サッシの場合、例えば円形の
窓サッシ、楕円形の窓サッシ、横長長方形の場合は、少
なくとも押え縁の50%以上が屋内側にあれば、残余の
押え縁が屋外側に露呈していてもガラス板を外部から取
り外すことは出来ない(請求項1)。但し、正方形また
は縦長長方形の窓サッシにあっては、三辺の押え縁を屋
内側に配する必要があり、しかも屋外側の押え縁は下辺
に配することが望ましいことから、通常は75%以上の
押え縁を室内側に設け、残余のパーセントの押え縁を屋
外側(とくに下辺)に配する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る窓サッシのガ
ラス板取付構造の一実施形態を説明する。図1に示すよ
うに、本発明に係る窓サッシ11の押え縁13は、ガラ
ス板12を挟んで、例えば下辺部分だけを屋外側に設
け、他の三辺、すなわち上辺および両側部の押え縁23
は、図2〜図4に示すように、屋内側(室内側)に配す
る。図2〜図4において、符号14は装着部の框、15
は装着部の基底面である。
【0016】この場合、下辺の押え縁33は、従来の窓
サッシ(1)の押え縁(3)と同様にあらわれる(図8
参照)。下辺の押え縁13だけを屋外側に配し、他の三
辺の押え縁23を屋内側に設けることによって、ガラス
板12に付着した雨雪水が降下しても、下辺の屋外側装
着部に配した押え縁13によって水による窓サッシ11
の框部分の劣化を防止することができる一方で、たとえ
下辺の屋外側に配した押え縁13を取り外しても、ガラ
ス板12の取り外しは不能となる。ガラス板12は、他
の三辺の框14と押え縁23とによって室内側で固定さ
れており、この押え縁23は屋外側からは取り外すこと
が出来ないからである。
【0017】図5は、下辺の押え縁13も室内側に配し
た場合の、下辺の装着部の構造を例示するものである。
【0018】この場合は、装着部の框14が屋外側にあ
るため、ガラス板12に付着した雨雪水が降下すると、
雨雪水は、装着部の基底面15に溜まってしまい、装着
部の框14部分を腐食劣化させる可能性がある。そこ
で、ガラス板12の下端部(框内周基端部)と外気とを
連通させる排水口27を設け、雨雪水の排出を可能とす
る。
【0019】排水口27は、屋外側に向かって下降傾斜
させることが望ましい。例えば15度〜90度(垂直)
の傾きを設ける。雨雪水の排出を確実ならしめるととも
に、風雨にさらされた場合の雨雪の内部への浸入を防止
するためである。
【0020】排水口27は断面形状は問わない。例え
ば、円形、楕円、方形等である。円形の場合、内径は、
例えば2〜5mm程度とすることが望ましい。雨雪水を
排除する目的から云えば、上下方向の寸法は小さくても
良いが、左右方向の寸法を比較的大きく採って、横長の
楕円や横長の長方形とすることが好ましい。この場合に
は、上下寸法は1〜3mm程度でも良いが、左右寸法は
例えば3〜10mm程度とする。
【0021】かかるガラス板取付構造によれば、雨雪水
によるサッシ本体の腐食劣化を防止しつつ、押え縁の取
り外しに起因する犯罪の発生を確実に防止することが可
能となる。
【0022】ところで窓サッシ(ガラス板)の形状は、
縦長長方形だけではない。ガラス板が略正方形の場合も
ある。ガラス板が略正方形の場合は、押え縁は縦長長方
形と同様に考えて良い。
【0023】これは、横長長方形のガラス板(窓サッ
シ)の場合も同様である。しかしながら、横長長方形の
ガラス板(窓サッシ)の場合であって、屋外側の下辺に
押え縁を配する場合は、四辺の押え縁のうち、屋外側に
露呈する押え縁の比率(パーセンテージ)が、縦長長方
形や正方形の場合よりも低下する。極端な例で云えば、
両側の短辺と上下の長辺の比率が、例えば1:10の場
合、下辺の屋外側に押え縁を配し、他の三辺の押え縁を
屋内側(室内側)に設けても、外部からのガラス板の取
り外しは出来ない。この場合、外部露呈する押え縁のパ
ーセンテージは、10/22、すなわち約45.46%
である。残りの約55%が室内側にあれば当該窓サッシ
の安全性は保証できる。
【0024】また全体の押え縁のうち、最低限50%が
室内側に存在すれば外部からのガラス板の取り外しが不
能になるケースもある。例えば円形のガラス窓、横長楕
円のガラス窓の場合である。いずれのケースも外部に露
呈させる押え縁は、下辺部分に設けることが望ましい。
【0025】多角形のガラス窓サッシに関しては、方形
のガラス板を用いる場合と同様の構造をとれば良い。
尚、ガラス板の装着部(框)の構造は各種あるが、凹溝
タイプのものであっても、原理的には以上説明した押え
縁の構造をとる。
【0026】本発明に係る構造は、屋外側と室内側の両
方に押え縁を対向配置することを禁じない。例えば下辺
に限って云えば、当該部分は、ガラス板を挟んで屋内側
にも屋外側にも押え縁を配して構わない。しかしいずれ
の場合でも、屋外側に露呈している押え縁を取り外すこ
とによってガラス板の取り外しが可能となる、押え縁の
配設構造であってはならない。
【0027】また前記説明では、ガラス板の嵌合部を断
面略L字状として示したが、図6に示すように、断面略
U字状の嵌合部を用いる場合も押え縁の位置は同じ構造
とする。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る窓サ
ッシのガラス板取付構造によれば、屋外側からのガラス
板の取り外しを不能とすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る窓サッシを屋外側からみた場合を
例示する斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図1のC−C線断面図である。
【図5】本発明に係る下辺の押え縁の他の構造例を通気
孔とともに示す図である。
【図6】本発明に係る下辺の嵌合部の他の構造例を示す
図である。
【図7】従来の窓サッシを屋外側からみた場合を示す図
である。
【図8】図7のX−X線断面図である。
【符号の説明】
1、11 窓サッシ 3、13、23、33 押え縁 2、12 ガラス板 14 装着部の框 15 装着部の基底面 27 排水口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装着部に配したガラス板を押え縁を介して
    支持固定する窓サッシのガラス板取付構造において、 前記押え縁は、少なくともその構成部材の50%以上を
    室内側にのみ設けることを特徴とする窓サッシのガラス
    板取付構造。
  2. 【請求項2】方形の窓サッシにおいて、押え縁は少なく
    ともその構成部材の75%以上を室内側に設けることを
    特徴とする請求項1記載の窓サッシのガラス板取付構
    造。
  3. 【請求項3】屋外側の下端縁に押え縁を配することを特
    徴とする請求項2記載の窓サッシのガラス板取付構造。
  4. 【請求項4】すべての押え縁を室内側に配する一方、 装着部の屋外側下端部に、外気とガラス板表面とを連通
    させる適宜数の排水孔を設けることを特徴とする請求項
    2または請求項3記載の窓サッシのガラス板取付構造。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5897287U (ja) * 1981-12-24 1983-07-01 ワイケイケイ株式会社 サツシ枠のガラス取付部構造
JPS6310193U (ja) * 1986-07-08 1988-01-23
JPH0579255A (ja) * 1991-09-20 1993-03-30 Sekisui Chem Co Ltd 建 具

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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