JP2572957Y2 - 防水型の照明器具 - Google Patents

防水型の照明器具

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JP2572957Y2
JP2572957Y2 JP1992032708U JP3270892U JP2572957Y2 JP 2572957 Y2 JP2572957 Y2 JP 2572957Y2 JP 1992032708 U JP1992032708 U JP 1992032708U JP 3270892 U JP3270892 U JP 3270892U JP 2572957 Y2 JP2572957 Y2 JP 2572957Y2
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protrusion
membrane
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ventilation hole
lighting device
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伸之 馬場
正義 村本
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Eye Lighting Systems Corp
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Eye Lighting Systems Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は照明器具、殊に防水型の
照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】図7のような屋外で使用される簡易防水
型の投光器のような照明器具20においては、雨水が中
に入らない程度に密閉されている。即ち、照明器具本体
21と反射鏡22の接合部23や、反射鏡22とガラス
24との接合部25、照明器具本体21への電源コード
26の導入部27には、ゴムパッキン23a、23b、
23c、25a、27aが配置され水の進入を防いでい
る。
【0003】しかしながら、ランプの点灯時の放熱によ
り器具内の温度はかなり上昇し、熱膨張により器具内の
圧力が上がり、その圧力で接合部や導入部から中の空気
が外部に逃げる。またランプを消灯すると器具内の温度
が急激に下がり、接合部や導入部から逆に中に空気が入
り込む。ことに雨天時に消灯すると水も一緒に吸い込ま
れ器具に電気的な障害を与えたり腐食を起こさせる。
【0004】そのために従来は、照明器具の下側に穴2
8、29を設け空気が出入りできるようにしたり、ある
いは図8ように照明器具の後方に空気は通すが水は通さ
ないような特別な機構を設けたりして、いわゆる呼吸作
用をさせるようにしている。
【0005】図8において、40は照明器具後方の取付
部、41は邪魔板、42はキャップ、43は塵埃を防ぐ
ためのフィルター、44はフィルター押さえである。こ
れらを組み合わせてネジ45で固定する。空気はフィル
ター43、邪魔板41の通気孔46、キャップの通気孔
47を通って出入りする。通気孔46と通気孔47は互
いにずれて配置され、また通気孔47に相応する邪魔板
41の部分には仕切壁48が設けられているので、水は
照明器具本体までは入り込まない。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、図7の
照明器具の場合、照明器具を傾斜して配置した場合、一
方の穴から入り込んだ雨水は大部分、他方の穴から排出
されるが、一部は箇所23付近にたまってしまう。また
図8のような特別な機構を設けたのでは、部品点数が多
くなりまた各構成部品の構造が複雑なためコストが高く
なるという欠点がある。
【0007】本考案は、構造が簡単でしかも確実に雨水
の進入を防止できる照明器具を提供することを目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本考案の防水型の照明器具では、照明器具の壁面を貫
通する通気孔と、この通気孔の、照明器具の外側面側の
周囲を取り囲むように設けられた外方に突出する突出部
と、突出部の頂面に通気孔を閉塞するように配置され
た、空気は通すが水を通さない多孔質樹脂膜からなる膜
体と、突出部から間隔を置いて突出部の周囲を取り囲む
ように突出部より高く突出し、途中を分断するように1
乃至複数の切り込みが設けられている少なくとも1つの
土手部材と、土手部材と係合する係合部材、および膜体
に当接して膜体を突出部の頂面に押圧する凸部が裏面に
設けられている、膜体を覆うように土手部材に装着され
るキャップとを具備するように構成した。
【0009】
【作用】土手部材に装着されたキャップが、薄い多孔質
樹脂膜に物が当たり破損するのを防止すると共に、キャ
ップ裏面の凸部が通気孔を閉塞している膜体を突出部の
頂面に押圧して突出部から離脱しないように保持する。
また水は土手部材および突出部により阻止され、膜体に
まで到達しにくい。
【0010】
【実施例】図1において、防水型の照明器具1は、後方
が閉塞している筒状の本体2と、前方が開口しガラスが
はめ込まれている椀型の反射鏡3とよりなり、支持具4
に角度調節可能に取付けられている。本体2と反射鏡3
との接合部、ガラスと反射鏡3との接合部、電源コード
5の導入部には従来と同じようにゴムパッキンが配置さ
れている。
【0011】本体2の側面には本体2を貫通する円形の
通気孔6が設けられ、この通気孔6は多孔質樹脂膜から
なる円形の膜体7で塞がれ、この上にさらにキャップ8
がかぶせられる。図2〜図6のように、貫通孔6を取り
囲むように貫通孔6の周囲には外方に突出した突出部1
0が設けられ、この突出部10を囲むように突出部10
から間隔を置いて外方に突出している第1の土手部材1
1が設けられ、この第1の土手部材11を囲むように第
1の土手部材11から間隔を置いて外方に突出している
第2の土手部材12が設けられている。第1の土手部材
11は、突出部10よりも高く突出し、4か所に水抜き
用の切り込み11aが第1の土手部材11を分断するよ
うに設けられ、また2か所にキャップ8の裏面の突起8
aを受容する穴11bが設けられている。
【0012】第2の土手部材12は、第1の土手部材1
1よりキャップ8の厚さだけさらに高く突出し、第1の
土手部材11の切り込み11aとずれた位置に、4か所
の水抜き用の切り込み12aを有している。キャップ8
の裏面には4つの凸部8bが設けられ、各凸部8bの間
には通路8cが設けられている。
【0013】膜体7は、例えば厚さが15μm〜30μ
mのふっ素樹脂やポリエチレン等の多孔質膜に、例えば
厚さ0.2mmの耐熱性の不織布を貼りつけたものから
なり、多孔質膜は1cm2 あたり数億個以上の平均孔径
が3μm以下の微細孔を有している。従って水の分子は
この膜体を通過できないが、空気は自由に通過できる。
膜体7の裏面の中央部分7aを除いた円周状の部分7b
には粘着剤が塗布され、この粘着剤により、本体2の突
出部10の頂面に貼着される。膜体7を本体2の突出部
10の頂面に貼着し、キャップ8の突起8aを第1の土
手部材11の穴11bに挿入して第1の土手部材11に
かぶせると、キャップ8の凸部8bが膜体7の表面と当
接し、膜体7を本体2の突出部10の頂面に対して押圧
する。第1の土手部材11にキャップ8をかぶせた時の
キャップの高さは、第2の土手部材12と同じ高さにな
る。
【0014】本体2内の空気は、通気孔6から膜体7の
中央部7aを通り、キャップ8の通路8c、第1の土手
部材11の切り込み11a、第2の土手部材の切り込み
12aを通って外部に出る。また外部の空気はこれとは
逆のコースで本体2内に入る。雨水等の水は、第1及び
第2の土手部材11、12及び突出部10により、通気
孔6にまで到達しにくい。また途中まで入り込んだ水
は、水抜き用の切り込み11a及び12aから排出され
る。
【0015】また、雨水が膜体7の表面に付いても、膜
体7の微細孔を水が通過できないので照明器具の本体2
内に入ることはない。ただし水が膜体7の表面にたまっ
てしまうと空気の通過が阻害されるので、膜体7の表面
に水がたまらないようにしなければならない。そのため
に第1及び第2の土手部材11、12、突出部10、切
り込み11a、12a、通路8cが設けられている。
【0016】なお土手部材は11と12のように2重に
設けずに、11だけでもよい。またキャップ8の係合方
法も、突起8aと穴11b以外の係合部材を用いてもよ
い。
【0017】
【考案の効果】通気孔を、空気は通すが水は通さない膜
体で閉塞したので、雨水の進入を完全に阻止した状態で
のいわゆる呼吸作用が可能となった。
【0018】また厚さが薄い膜体はキャップにより保護
されているので膜体が外部からの衝撃により破損したり
することがない。また膜体はキャップにより押圧保持さ
れているので経年変化により粘着剤が老化して通気孔か
ら離脱するのが防止される。
【0019】さらに雨水は突出部および土手部材により
進入を阻止されるので、通気孔まで到達しずらく、膜体
上に雨水がたまらないので膜体における呼吸作用が阻害
されるのが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の防水型の照明器具の一実施例の側面
図。
【図2】通気孔付近を示す図。
【図3】通気孔の断面図。
【図4】突出部の頂面に膜体を置いた状態の拡大断面
図。
【図5】キャップを装着した状態の通気孔の断面図。
【図6】キャップを装着した状態の通気孔の平面図。
【図7】従来の防水型の照明器具の断面図。
【図8】従来の雨水の進入を防止する機構を示す図。
【符号の説明】
1 防水型の照明器具 2 照明器具の本体 3 反射鏡 4 支持具 5 電源コード 7 膜体 7a 中央部 7b 粘着剤が塗布された部分 8 キャップ 8a 係合部材(突起) 8b 凸部 8c 通路 10 突出部 11 土手部材(第1の土手部材) 11a 切り込み 11b 係合部材(穴) 12 土手部材(第2の土手部材) 12a 切り込み

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】雨水が入り込まないように密閉された防水
    型の照明器具において、 照明器具の壁面を貫通する通気孔6と、 この通気孔の、照明器具の外側面側の周囲を取り囲むよ
    うに設けられた外方に突出する突出部10と、 突出部の頂面に通気孔を閉塞するように配置された、空
    気は通すが水を通さない多孔質樹脂膜からなる膜体7
    と、 突出部から間隔を置いて突出部の周囲を取り囲むように
    突出部より高く突出し、途中を分断するように1乃至複
    数の切り込み11aが設けられている少なくとも1つの
    土手部材11と、 土手部材と係合する係合部材8a、および膜体に当接し
    て膜体を突出部の頂面に押圧する凸部8bが裏面に設け
    られている、膜体を覆うように土手部材に装着されるキ
    ャップ8とを具備することを特徴とする防水型の照明器
    具。
JP1992032708U 1992-04-20 1992-04-20 防水型の照明器具 Expired - Lifetime JP2572957Y2 (ja)

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