JP5587849B2 - 筐体 - Google Patents
筐体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5587849B2 JP5587849B2 JP2011225122A JP2011225122A JP5587849B2 JP 5587849 B2 JP5587849 B2 JP 5587849B2 JP 2011225122 A JP2011225122 A JP 2011225122A JP 2011225122 A JP2011225122 A JP 2011225122A JP 5587849 B2 JP5587849 B2 JP 5587849B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- ventilation port
- housing
- fins
- ventilation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
- Connection Or Junction Boxes (AREA)
Description
しかしこのような特許文献1に開示された技術では、筐体を密閉する場合には、エンジンルーム内の温度変化に応じて筐体内部の空間の空気に含まれる水蒸気が結露し、制御装置に不適切な状況が発生する可能性がある。
図1は、本発明の一実施形態に係るECU筐体1を示す斜視図であり、図1(a)は、ECU筐体1の全体図であり、図1(b)は、ECU筐体1の放熱フィン24周辺の拡大図である。図2は、本実施形態に係るECU筐体1をカバー2とケース3とに分解した状態を示す斜視図である。
ECU筐体1は、センサからの信号を処理し、制御対象へ制御信号を出力する制御装置としてのECU基板を収容する筐体である。
ECU筐体1は、ECU基板を収容するカバー2と、カバー2に装着されるケース3と、を有する。
コネクタハウジング22a、22b、22cは、カバー本体21の突出部21aにカバー本体21の短手方向で隣接し、カバー本体21の長手方向に3つ並列に配置される。
放熱フィン23は、板状部材であり、先端角部が丸められた蒲鉾型をしており、互いに隣り合う放熱フィン23同士の隙間が1枚の放熱フィン23の厚みより広いものである。
換気口25及びフィルタ26が設けられた放熱フィン24は、板状部材であり、厚みが他の放熱フィン23よりも厚く、カバー本体21の短手方向全体にわたって大きく蒲鉾型の平面部24aを有する。
換気口25は、放熱フィン24の外側を向いた平面部24aの中央に円形に形成され、フィルタ26が、換気口25の周囲を換気口25と同じ円形に覆っている。
換気口25及びフィルタ26が設けられた放熱フィン24は、カバー本体21内部と繋がった中空空間hs1が形成される。このため、本実施形態では、換気口25及びフィルタ26が設けられた放熱フィン24を、複数の放熱フィン23のうち隣り合う2つの放熱フィン23を囲って放熱フィン24に中空空間hs1を形成する。
なお、換気口25及びフィルタ26が設けられた放熱フィン24は、複数の放熱フィン23よりも背高に形成し、可及的に中空空間hs1を大きくすることで、カバー本体21内部と放熱フィン24の中空空間hs1との間で空気を疎通し易くしている。
このようにケース3に設けられた放熱フィン31が、図1や図3に示すように換気口25及びフィルタ26が設けられた放熱フィン24の隣に並ぶことで、放熱フィン24の平面部24aの中央に位置する換気口25及びフィルタ26に対向してケース3に設けられた放熱フィン31の平面部31aが位置し、換気口25及びフィルタ26を保護できる。
つまり、本実施形態では、換気口25及びフィルタ26が設けられた放熱フィン24は、カバー本体21に設けられ、換気口25及びフィルタ26を保護する放熱フィン31は、ケース3に設けられる。
これにより、カバー本体21に設けられた放熱フィン24の換気口25にフィルタ26を取り付けた後に、カバー2にケース3を装着して換気口25及びフィルタ26を保護する放熱フィン31を換気口25及びフィルタ26が設けられた放熱フィン24の隣に並ばせることができる。
図4に示すように、ECU筐体1は、カバー2とケース3とを立てた状態で実装される。このとき、換気口25及びフィルタ26を保護する放熱フィン31側が最下方に位置する。
このような実装状態のECU筐体1では、図4(a)に示すように、エンジンルーム内の洗浄の際の高圧水W1が図示矢印のように上から降り注ぎ、車両の実際の走行による実走被水W2が図示矢印のように下方から跳ね上がる。
上方から降り注ぐ高圧水W1に対しては、換気口25及びフィルタ26を設けた放熱フィン24そのものが換気口25及びフィルタ26の上方の防護壁となり、換気口25及びフィルタ26の被水を回避できる。下方から跳ね上がる実走被水W2に対しては、換気口25及びフィルタ26を保護する放熱フィン31が換気口25及びフィルタ26の下方の防護壁となり、換気口25及びフィルタ26の被水を回避できる。
また、これらの高圧水W1及び実走被水W2に対して、換気口25及びフィルタ26が設けられた放熱フィン24と、換気口25及びフィルタ26を保護する放熱フィン31との間の隙間sp1が狭く、水が侵入し難いことから、換気口25及びフィルタ26の被水を回避できる。
また、換気口25及びフィルタ26が放熱フィン24の下側の平面部24aに設けられるので、換気口25及びフィルタ26が流れてくる水で被水しても、流れてくる水は下方へ更に流れて行き、換気口25及びフィルタ26に留まらず水切りがよい。よって、換気口25及びフィルタ26をより好適に被水から保護できる。
これらにより、種々の要因でECU筐体1が被水しても、換気口25及びフィルタ26を保護し、フィルタ26の剥がれを防止できる。
本実施形態では、ケース3に設けられた放熱フィン31は、換気口25及びフィルタ26が設けられた放熱フィン24の隣に並び、換気口25及びフィルタ26を保護する。
このため、例えばエンジンルーム内の洗浄の際の高圧水W1がフィルタ26にかかることによるフィルタ26の剥がれや、人為的な作業によるフィルタ26の剥がれを、放熱フィン31による保護で防止できる。
したがって、放熱性を高めるために設ける放熱フィン31を利用して換気口25及びフィルタ26を保護するECU筐体1を提供できる。よって、ECU筐体1に換気口25及びフィルタ26を保護する保護部材を別途設ける必要がなく、ECU筐体1を部品点数が増加せず簡単な構成で工数の増加もなく安価に製造できる。
これにより、換気口25及びフィルタ26周辺には、換気口25及びフィルタ26を設けた放熱フィン24とそれに並ぶ換気口25及びフィルタ26を保護する放熱フィン31との間の隙間sp1しか存在しない。ここで当該隙間sp1は狭く形成されており、水、異物、人の指等が侵入し難いことから、換気口25及びフィルタ26が保護し易い。
これにより、換気口25へのフィルタ26の取り付けにおいて、換気口25及びフィルタ26を保護する放熱フィン31が邪魔にならず作業スペースが確保でき、製造容易である。
例えば、換気口及びフィルタを保護する放熱フィンは、換気口及びフィルタが設けられた放熱フィンに並ぶものであればケースに設けられなくてもよい。
また、換気口及びフィルタが設けられた放熱フィンは、カバー本体内部と繋がった中空空間が形成されるものであれば、複数の放熱フィンのうち隣り合う2つの放熱フィンを囲って形成されるものでなくてもよい。
2…カバー
3…ケース
3a…位置決め突起
21…カバー本体
21a…突出部
21b…位置決め孔
22a、22b、22c…コネクタハウジング
23…放熱フィン
24…換気口及びフィルタが設けられた放熱フィン
24a…平面部
25…換気口
26…フィルタ
31…換気口及びフィルタを保護する放熱フィン
31a…平面部
Claims (5)
- センサからの信号を処理し、制御対象へ制御信号を出力する制御装置を収容する筐体において、
複数の放熱フィンと、
前記複数の放熱フィンのうち少なくとも1つの放熱フィンに設けられ、前記筐体内部の換気を行う換気口と、
前記換気口を覆い、前記筐体内部への防水性及び透湿性を有するフィルタと、
前記換気口及び前記フィルタが設けられた前記放熱フィンの隣に並び、前記換気口及び前記フィルタを保護する放熱フィンと、を備えたことを特徴とする筐体。 - 前記放熱フィンは、板状部材であり、
前記換気口及び前記フィルタは、前記放熱フィンの平面部に位置し、
前記換気口及び前記フィルタを保護する放熱フィンは、前記換気口及び前記フィルタに対向する平面部を有することを特徴とする請求項1に記載の筐体。 - 前記筐体は、前記制御装置を収容するカバーと、前記カバーに装着されるケースと、を有し、
前記換気口及び前記フィルタが設けられた前記放熱フィンは、前記カバーに設けられ、
前記換気口及び前記フィルタを保護する放熱フィンは、前記ケースに設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の筐体。 - 前記換気口及び前記フィルタが設けられた前記放熱フィンには、前記筐体内部と繋がった中空空間が形成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の筐体。
- 前記換気口及び前記フィルタが設けられ前記中空空間が形成される前記放熱フィンは、前記複数の放熱フィンのうち隣り合う2つの放熱フィンを囲って形成されることを特徴とする請求項4に記載の筐体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011225122A JP5587849B2 (ja) | 2011-10-12 | 2011-10-12 | 筐体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011225122A JP5587849B2 (ja) | 2011-10-12 | 2011-10-12 | 筐体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013084854A JP2013084854A (ja) | 2013-05-09 |
JP5587849B2 true JP5587849B2 (ja) | 2014-09-10 |
Family
ID=48529723
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011225122A Expired - Fee Related JP5587849B2 (ja) | 2011-10-12 | 2011-10-12 | 筐体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5587849B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6271164B2 (ja) | 2013-06-17 | 2018-01-31 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 箱型車載制御装置 |
JP6572749B2 (ja) * | 2015-03-30 | 2019-09-11 | 株式会社デンソー | 電子制御装置 |
DE102016204247B4 (de) | 2015-03-30 | 2020-07-02 | Denso Corporation | Elektronische steuereinheit |
JP6617646B2 (ja) * | 2016-05-31 | 2019-12-11 | 住友電装株式会社 | 開口封止部材 |
JP2018063982A (ja) * | 2016-10-11 | 2018-04-19 | 本田技研工業株式会社 | 電子装置 |
JP7114918B2 (ja) * | 2018-02-06 | 2022-08-09 | 株式会社デンソー | 電子制御装置 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2572957Y2 (ja) * | 1992-04-20 | 1998-05-25 | 株式会社アイ・ライティング・システム | 防水型の照明器具 |
JPH05326768A (ja) * | 1992-05-25 | 1993-12-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 放熱装置 |
JP4032207B2 (ja) * | 2000-10-11 | 2008-01-16 | スズキ株式会社 | 防水コントローラ |
DE10053681B4 (de) * | 2000-10-28 | 2004-08-26 | W.L. Gore & Associates Gmbh | Gehäuse mit mindestens einem EMI abschirmender Kunststoffkörper bzw. Be- und Entlüftungselement und Verfahren zur Herstellung eines solchen Kunststoffkörpers |
JP2002335090A (ja) * | 2001-05-07 | 2002-11-22 | Denso Corp | 電子機器 |
JP4743158B2 (ja) * | 2007-05-10 | 2011-08-10 | 株式会社デンソー | 防水通気ケース装置 |
JP4983756B2 (ja) * | 2008-09-17 | 2012-07-25 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 電子回路装置 |
JP5295043B2 (ja) * | 2009-08-26 | 2013-09-18 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 電子コントロールユニットの放熱構造 |
-
2011
- 2011-10-12 JP JP2011225122A patent/JP5587849B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013084854A (ja) | 2013-05-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5587849B2 (ja) | 筐体 | |
JP4560477B2 (ja) | 電子制御装置および防水ケース | |
EP1799021B1 (en) | Waterproof case | |
US8854816B2 (en) | Water-proof cover for an inverter unit | |
JP6072947B1 (ja) | 防水型制御装置 | |
JP6423552B2 (ja) | 電子制御装置 | |
US8755183B2 (en) | Car electric equipment case module | |
US10149397B2 (en) | Protecting cover and electronic device assembly | |
JP2010052701A (ja) | 電子制御装置 | |
JP2009195003A (ja) | 電気接続箱の防水構造 | |
JP2013069736A (ja) | 電子制御装置 | |
JP6584547B2 (ja) | 電子制御装置 | |
WO2016076351A1 (ja) | 防水通気具および電子機器装置 | |
JP2014209639A (ja) | 電子制御装置 | |
JP6575347B2 (ja) | 電子装置 | |
JP2012099784A (ja) | 電子機器 | |
EP2914073B1 (en) | Electronic unit | |
JP2011187666A (ja) | 車載用防水装置の固定構造 | |
JP2016174515A (ja) | リレーボックス | |
JP7114170B2 (ja) | 電気機器収納用箱 | |
JP7019828B2 (ja) | 電子機器筐体の通気機構 | |
JP4119351B2 (ja) | 制御ユニット用コネクタ | |
JP5710078B1 (ja) | 電子機器ユニット | |
JP2009017611A (ja) | 金属閉鎖形スイッチギヤ | |
JP2008189182A (ja) | 車載電装ユニット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20131128 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140626 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140701 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140724 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5587849 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |