JP2003277827A - NbC添加Fe−Mn−Si系形状記憶合金の加工熱処理方法 - Google Patents
NbC添加Fe−Mn−Si系形状記憶合金の加工熱処理方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 トレーニングという特殊処理を施さなくても
形状記憶特性を示すNbC添加Fe-Mn-S-i系形状
記憶合金を提供する。 【解決手段】 Nb及びCが添加されたFe-Mn-S-
i系形状記憶合金をオーステナイト状態において500
〜800℃の温度範囲で10〜30%の圧延加工を行っ
た後、400〜1000℃の温度範囲で1分〜2時間の
加熱による時効熱処理を行う。
形状記憶特性を示すNbC添加Fe-Mn-S-i系形状
記憶合金を提供する。 【解決手段】 Nb及びCが添加されたFe-Mn-S-
i系形状記憶合金をオーステナイト状態において500
〜800℃の温度範囲で10〜30%の圧延加工を行っ
た後、400〜1000℃の温度範囲で1分〜2時間の
加熱による時効熱処理を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、NbC添
加Fe-Mn-Si系形状記憶合金の加工熱処理方法に関
するものである。さらに詳しくは、この出願の発明は、
トレーニングなしでも良好な形状記憶特性を示すNbC
添加Fe-Mn-Si系形状記憶合金の形状記憶特性をさ
らに高めることができる、NbC添加Fe-Mn-Si系
形状記憶合金の加工熱処理方法に関するものである。
加Fe-Mn-Si系形状記憶合金の加工熱処理方法に関
するものである。さらに詳しくは、この出願の発明は、
トレーニングなしでも良好な形状記憶特性を示すNbC
添加Fe-Mn-Si系形状記憶合金の形状記憶特性をさ
らに高めることができる、NbC添加Fe-Mn-Si系
形状記憶合金の加工熱処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】Fe-Mn-Si系形状記憶合
金は1980年代初めに日本で発明されたが、この合金
が広く普及していない最大の理由はこの合金がトレーニ
ングといわれる特殊な加工熱処理をしなければ十分な形
状記憶合金効果を示さないことにある。トレーニングと
は、室温で2〜3%の変形を施した後、逆変態点以上の
600℃近傍で加熱するという処理を数回以上繰り返す
ことである。ごく最近,我々はこのFe-Mn-Si系形
状記憶合金にNbとC元素を少量添加し適当な時効加熱
処理により、微細なNbC炭化物を析出させることによ
ってトレーニングなしで十分良好な形状記憶効果を示す
ことを見出し出願した(特願2000−32478)。
また、NbC添加のFe-Mn-Si形状記憶合金をオー
ステナイト状態で加工した後、時効すると更に優れた形
状記憶特性が得られることも新たに発見して特許出願し
ている(特願2001−296901)。この出願の発
明は、これら先願発明をさらに改善しようとしたもので
ある。すなわち、NbC添加Fe-Mn-Si系形状記憶
合金の圧延率を種々変化させ形状記憶特性が最も良好な
部分を探索することによって圧延効率を高めようとした
ものである。
金は1980年代初めに日本で発明されたが、この合金
が広く普及していない最大の理由はこの合金がトレーニ
ングといわれる特殊な加工熱処理をしなければ十分な形
状記憶合金効果を示さないことにある。トレーニングと
は、室温で2〜3%の変形を施した後、逆変態点以上の
600℃近傍で加熱するという処理を数回以上繰り返す
ことである。ごく最近,我々はこのFe-Mn-Si系形
状記憶合金にNbとC元素を少量添加し適当な時効加熱
処理により、微細なNbC炭化物を析出させることによ
ってトレーニングなしで十分良好な形状記憶効果を示す
ことを見出し出願した(特願2000−32478)。
また、NbC添加のFe-Mn-Si形状記憶合金をオー
ステナイト状態で加工した後、時効すると更に優れた形
状記憶特性が得られることも新たに発見して特許出願し
ている(特願2001−296901)。この出願の発
明は、これら先願発明をさらに改善しようとしたもので
ある。すなわち、NbC添加Fe-Mn-Si系形状記憶
合金の圧延率を種々変化させ形状記憶特性が最も良好な
部分を探索することによって圧延効率を高めようとした
ものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】この出願の発明者らは、
先に出願したNbC添加Fe-Mn-Si系形状記憶合金
の形状記憶特性のさらなる向上について鋭意研究した結
果、400〜1000℃の温度範囲で1分〜2時間の加
熱による時効処理を行い、NbCを析出させるに先立
ち、溶製後の合金に対してオーステナイト状態において
500〜800の温度範囲で10〜30%の圧延加工を
行うと、すべての変形量において形状回復率および形状
回復力が向上するとの知見を得たものである。すなわ
ち、この出願の発明は、第1には、Nb及びCが添加さ
れたFe-Mn-S-i系形状記憶合金をオーステナイト
状態において500〜800℃の温度範囲で10〜30
%の圧延加工を行った後、400〜1000℃の温度範
囲で1分〜2時間の加熱による時効処理を行うことを特
徴とするNbC添加Fe-Mn-Si系形状記憶合金の加
工熱処理方法を提供し、第2には、上記方法において、
Fe-Mn-Si系形状記憶合金が、合金成分として、1
5〜40重量%のMn,3〜15重量%のSi,0.1
〜1.5重量%のNb,及び0.01〜0.2重量%の
Cを含み、残部がFe及び不可避的不純物であり、Nb
とCの原子比Nb/Cが1以上である、NbC添加Fe
-Mn-Si系形状記憶合金の加工熱処理方法を提供し、
また、この出願の発明は、第3には、NbC添加Fe-
Mn-S-i系形状記憶合金が合金成分として、5〜40
重量%のMn,3〜15重量%のSi,1〜20重量%
のCr,0.1〜1.5重量%Nb,及び0.01〜
0.2重量%のCを含み、残部がFe及び不可避的不純
物であり、NbとCの原子比Nb/Cが1以上である請
求項1記載のNbC添加Fe-Mn-Si系形状記憶合金
の加工熱処理方法を提供する。さらにこの出願の発明
は、第4には、NbC添加Fe-Mn-Si系形状記憶合
金が合金成分として、5〜40重量%のMn,3〜15
重量%のSi,1〜20重量%のCr、0.1〜20重
量%のNi,0.1〜1.5重量%Nb,及び0.01
〜0.2重量%のCを含み、残部がFe及び不可避的不
純物であり、NbとCの原子比Nb/Cが1以上である
請求項1記載のNbC添加Fe-Mn-Si系形状記憶合
金の加工熱処理方法を提供し、また、第5には、Nbと
Cの原子比が1.0〜2.0である請求項2乃至4のい
ずれかに記載のNbC添加Fe-Mn-Si系形状記憶合
金の加工熱処理方法を提供する。そして、この出願の発
明は第6には、NbC添加Fe-Mn-Si系形状記憶合
金が不純物成分として3重量%以下のCu,2重量%以
下のMo,10重量%以下のAl,30重量%以下のC
o,又は5000ppm以下のNの少なくとも一種もし
くはそれ以上を含む請求項2乃至5のいずれかに記載の
NbC添加Fe-Mn-Si系形状記憶合金の加工熱処理
方法を提供するものである。
先に出願したNbC添加Fe-Mn-Si系形状記憶合金
の形状記憶特性のさらなる向上について鋭意研究した結
果、400〜1000℃の温度範囲で1分〜2時間の加
熱による時効処理を行い、NbCを析出させるに先立
ち、溶製後の合金に対してオーステナイト状態において
500〜800の温度範囲で10〜30%の圧延加工を
行うと、すべての変形量において形状回復率および形状
回復力が向上するとの知見を得たものである。すなわ
ち、この出願の発明は、第1には、Nb及びCが添加さ
れたFe-Mn-S-i系形状記憶合金をオーステナイト
状態において500〜800℃の温度範囲で10〜30
%の圧延加工を行った後、400〜1000℃の温度範
囲で1分〜2時間の加熱による時効処理を行うことを特
徴とするNbC添加Fe-Mn-Si系形状記憶合金の加
工熱処理方法を提供し、第2には、上記方法において、
Fe-Mn-Si系形状記憶合金が、合金成分として、1
5〜40重量%のMn,3〜15重量%のSi,0.1
〜1.5重量%のNb,及び0.01〜0.2重量%の
Cを含み、残部がFe及び不可避的不純物であり、Nb
とCの原子比Nb/Cが1以上である、NbC添加Fe
-Mn-Si系形状記憶合金の加工熱処理方法を提供し、
また、この出願の発明は、第3には、NbC添加Fe-
Mn-S-i系形状記憶合金が合金成分として、5〜40
重量%のMn,3〜15重量%のSi,1〜20重量%
のCr,0.1〜1.5重量%Nb,及び0.01〜
0.2重量%のCを含み、残部がFe及び不可避的不純
物であり、NbとCの原子比Nb/Cが1以上である請
求項1記載のNbC添加Fe-Mn-Si系形状記憶合金
の加工熱処理方法を提供する。さらにこの出願の発明
は、第4には、NbC添加Fe-Mn-Si系形状記憶合
金が合金成分として、5〜40重量%のMn,3〜15
重量%のSi,1〜20重量%のCr、0.1〜20重
量%のNi,0.1〜1.5重量%Nb,及び0.01
〜0.2重量%のCを含み、残部がFe及び不可避的不
純物であり、NbとCの原子比Nb/Cが1以上である
請求項1記載のNbC添加Fe-Mn-Si系形状記憶合
金の加工熱処理方法を提供し、また、第5には、Nbと
Cの原子比が1.0〜2.0である請求項2乃至4のい
ずれかに記載のNbC添加Fe-Mn-Si系形状記憶合
金の加工熱処理方法を提供する。そして、この出願の発
明は第6には、NbC添加Fe-Mn-Si系形状記憶合
金が不純物成分として3重量%以下のCu,2重量%以
下のMo,10重量%以下のAl,30重量%以下のC
o,又は5000ppm以下のNの少なくとも一種もし
くはそれ以上を含む請求項2乃至5のいずれかに記載の
NbC添加Fe-Mn-Si系形状記憶合金の加工熱処理
方法を提供するものである。
【0004】
【発明の実施の形態】この出願の発明は、圧延率を10
~30%に特定することによって形状記憶特性を著しく
向上させたものであるが、この発明で使用する形状記憶
合金材は以下のような化学組成(重量%)のものが使用
される。 <Fe−Mn−Si> Mn:15〜40 Si:3〜15 Nb:0.1〜1.5 C :0.01〜0.2 Fe:残部 <Fe−Mn−Si−Cr> Mn:5〜40 Si:3〜15 Cr:1〜20 Nb:0.1〜1.5 C :0.01〜0.2 Fe:残部 <Fe−Mn−Si−Cr−Ni> Mn:5〜40 Si:3〜15 Cr:1〜20 Ni:0.1〜20 Nb:0.1〜1.5 C :0.01〜0.2 Fe:残部 上記,いずれの合金においてもニオブと炭素の原子比N
b/Cは1以上、より好ましくは1.0〜1.2である
ことが必要である。そして、さらに不純物として Cu:≦3 Mo:≦2 Al:≦10 Co:≦30 N :≦5000(ppm) 等を考慮することができる。もちろん、本願発明のいず
れの方法においても不可避的不純物の混入は許容され
る。
~30%に特定することによって形状記憶特性を著しく
向上させたものであるが、この発明で使用する形状記憶
合金材は以下のような化学組成(重量%)のものが使用
される。 <Fe−Mn−Si> Mn:15〜40 Si:3〜15 Nb:0.1〜1.5 C :0.01〜0.2 Fe:残部 <Fe−Mn−Si−Cr> Mn:5〜40 Si:3〜15 Cr:1〜20 Nb:0.1〜1.5 C :0.01〜0.2 Fe:残部 <Fe−Mn−Si−Cr−Ni> Mn:5〜40 Si:3〜15 Cr:1〜20 Ni:0.1〜20 Nb:0.1〜1.5 C :0.01〜0.2 Fe:残部 上記,いずれの合金においてもニオブと炭素の原子比N
b/Cは1以上、より好ましくは1.0〜1.2である
ことが必要である。そして、さらに不純物として Cu:≦3 Mo:≦2 Al:≦10 Co:≦30 N :≦5000(ppm) 等を考慮することができる。もちろん、本願発明のいず
れの方法においても不可避的不純物の混入は許容され
る。
【0005】この出願の発明のNbC添加Fe-Mn-S
i系形状記憶合金の加工熱処理方法では、前述のとお
り、NbおよびCが添加されたNbC添加Fe-Mn-S
-i系形状記憶合金をオーステナイト状態において50
0〜800℃の温度範囲で10〜30%の圧延加工を行
った後、400〜1000℃の温度範囲で1分〜2時間
の加熱による時効処理を行う。400〜1000℃の温
度範囲で1分〜2時間の加熱による時効処理を行い、N
bCを析出させるに先立ち、溶製後の合金に対してオー
ステナイト状態において600〜800℃の温度範囲で
10〜30%の圧延加工(いわゆる温間加工)を行う
と、すべての変形量において形状回復率が向上する。実
用的に必要とされる変形量は約4%であるが、この出願
の発明はこれより大きい変形量においても十分良好な形
状回復率を示しており実用合金として使用可能である。
また、それに伴って形状回復力も増大している。形状回
復力は、実用上重要な形状記憶特性の一つである。
i系形状記憶合金の加工熱処理方法では、前述のとお
り、NbおよびCが添加されたNbC添加Fe-Mn-S
-i系形状記憶合金をオーステナイト状態において50
0〜800℃の温度範囲で10〜30%の圧延加工を行
った後、400〜1000℃の温度範囲で1分〜2時間
の加熱による時効処理を行う。400〜1000℃の温
度範囲で1分〜2時間の加熱による時効処理を行い、N
bCを析出させるに先立ち、溶製後の合金に対してオー
ステナイト状態において600〜800℃の温度範囲で
10〜30%の圧延加工(いわゆる温間加工)を行う
と、すべての変形量において形状回復率が向上する。実
用的に必要とされる変形量は約4%であるが、この出願
の発明はこれより大きい変形量においても十分良好な形
状回復率を示しており実用合金として使用可能である。
また、それに伴って形状回復力も増大している。形状回
復力は、実用上重要な形状記憶特性の一つである。
【0006】この出願の発明のNbC添加Fe-Mn-S
i系形状記憶合金の加工熱処理方法において、前記時効
処理の前に行う圧延加工時の温度範囲を500〜800
℃と限定したのは、500℃未満の温度では応力誘起マ
ルテンサイトが生じ、また、800℃を超える温度では
動的再結晶が起こり、形状記憶特性の改善に有効となら
ないからである。
i系形状記憶合金の加工熱処理方法において、前記時効
処理の前に行う圧延加工時の温度範囲を500〜800
℃と限定したのは、500℃未満の温度では応力誘起マ
ルテンサイトが生じ、また、800℃を超える温度では
動的再結晶が起こり、形状記憶特性の改善に有効となら
ないからである。
【0007】また、この出願の発明は圧延加工率を10
〜30%にすることによって、図1および図2に示され
ているように5回トレーニングをおこなったものと同じ
程度の形状回復率とそれ以上の形状回復力を有している
ことからも分かるようにこの出願の発明の効果は明らか
である。
〜30%にすることによって、図1および図2に示され
ているように5回トレーニングをおこなったものと同じ
程度の形状回復率とそれ以上の形状回復力を有している
ことからも分かるようにこの出願の発明の効果は明らか
である。
【0008】そして、この出願の発明のNbC添加Fe
-Mn-Si系形状記憶合金の加工熱処理方法において、
前記圧延加工後に行う時効処理の温度範囲が、前述の特
許出願の発明における温度範囲より低く設定されている
が、これは、時効処理前の圧延加工により母相に歪みが
蓄積されていることに起因する。
-Mn-Si系形状記憶合金の加工熱処理方法において、
前記圧延加工後に行う時効処理の温度範囲が、前述の特
許出願の発明における温度範囲より低く設定されている
が、これは、時効処理前の圧延加工により母相に歪みが
蓄積されていることに起因する。
【0009】
【実施例】この出願の発明を図1および図2に沿ってさ
らに詳しく説明する。まず、この発明のFe-28Mn-
6Si-5Cr,Nb及びCが添加されたFe-Mn-S
i系形状記憶合金をオーステナイト状態において500
〜800℃の温度範囲で10〜30%の圧延加工を行っ
た後、400〜1000℃の温度範囲で1分〜2時間の
加熱による時効処理を行うことによって形状記憶性がい
かに改善されるかを以下に示す。
らに詳しく説明する。まず、この発明のFe-28Mn-
6Si-5Cr,Nb及びCが添加されたFe-Mn-S
i系形状記憶合金をオーステナイト状態において500
〜800℃の温度範囲で10〜30%の圧延加工を行っ
た後、400〜1000℃の温度範囲で1分〜2時間の
加熱による時効処理を行うことによって形状記憶性がい
かに改善されるかを以下に示す。
【0010】図1は時効のみを施した場合(0%圧延)
と600℃で6%,14%,20%で圧延した後で時効
した場合の形状回復率の違いを示したグラフである。時
効は、いずれも800℃で10分間行った。比較のため
にNbCを添加しないFe-28Mn-6Si-5Cr合
金について、焼鈍したままの資料と5回トレーニングし
た試料の結果を示してある。横軸は室温における引張り
変形による変形量であり、縦軸の回復率は試料を600
℃に加熱した場合の伸びの形状回復率である。400℃
まで加熱した場合もこれとほぼ同一の形状回復率が得ら
れる.用いた資料片の形状は厚さ0.6mm、幅1−4
mm、長さ(ゲージ長)15mmである。この図から分
かるように、14%,20%の圧延した試料はその形状
記憶回復率が、5回トレーニングしたNbC無添加の合
金と全く同程度のものとなっている。
と600℃で6%,14%,20%で圧延した後で時効
した場合の形状回復率の違いを示したグラフである。時
効は、いずれも800℃で10分間行った。比較のため
にNbCを添加しないFe-28Mn-6Si-5Cr合
金について、焼鈍したままの資料と5回トレーニングし
た試料の結果を示してある。横軸は室温における引張り
変形による変形量であり、縦軸の回復率は試料を600
℃に加熱した場合の伸びの形状回復率である。400℃
まで加熱した場合もこれとほぼ同一の形状回復率が得ら
れる.用いた資料片の形状は厚さ0.6mm、幅1−4
mm、長さ(ゲージ長)15mmである。この図から分
かるように、14%,20%の圧延した試料はその形状
記憶回復率が、5回トレーニングしたNbC無添加の合
金と全く同程度のものとなっている。
【0011】図1を見ると先願発明(特願2001−2
96901)において示された実施例である6%圧延の
場合は、歪の大きい範囲ではトレーニングした試料と比
べてやや劣っている。実用的に必要な変形量は約4%で
あると考えられている。この変形においても95%の形
状記憶回復率を示していることは、6%圧延でも実用合
金として使用可能なことを強く示唆している。これと同
じ形状回復率をNbC無添加の通常のFe-Mn-Si基
形状記憶合金で得られるためには少なくとも5回のトレ
ーニングが必要である。形状回復力は実用上重要な形状
記憶特性の一つであるが、図2は14%,20%圧延後
時効した試料の形状回復力を時効のみの場合と6%圧延
後時効した場合と比較して示してある。横軸の回復歪
は、試料加熱によって回復力を示し始めるまでに許容さ
れる歪を意味する。例えば、パイプの締結部品に使用し
た場合の許容されるパイプと締結部品(形状記憶合金)
とのクリ−アランスの程度を直径に対する割合(%)で
表したものと同等と解釈できる。回復歪がゼロの時の回
復力は、室温で引張り変形した後そのまま両端を固定し
て逆変態温度以上(400℃)に加熱し、また再び室温
に戻した時の応力であり、また、回復歪が例えば3%の
時の回復力は歪が3%回復した後に両端を固定して測定
した発生応力である。室温で与えた初期の歪は4%~6
%である。試験片の形状は図1の結果を得るのに用いた
ものと同一である。この図の結果から分かるように、圧
延率0%(時効のみを施した場合)、圧延率6%の時と
比較して高圧延率(14%,20%)の場合は形状回復
力の著しい増大がみられる。
96901)において示された実施例である6%圧延の
場合は、歪の大きい範囲ではトレーニングした試料と比
べてやや劣っている。実用的に必要な変形量は約4%で
あると考えられている。この変形においても95%の形
状記憶回復率を示していることは、6%圧延でも実用合
金として使用可能なことを強く示唆している。これと同
じ形状回復率をNbC無添加の通常のFe-Mn-Si基
形状記憶合金で得られるためには少なくとも5回のトレ
ーニングが必要である。形状回復力は実用上重要な形状
記憶特性の一つであるが、図2は14%,20%圧延後
時効した試料の形状回復力を時効のみの場合と6%圧延
後時効した場合と比較して示してある。横軸の回復歪
は、試料加熱によって回復力を示し始めるまでに許容さ
れる歪を意味する。例えば、パイプの締結部品に使用し
た場合の許容されるパイプと締結部品(形状記憶合金)
とのクリ−アランスの程度を直径に対する割合(%)で
表したものと同等と解釈できる。回復歪がゼロの時の回
復力は、室温で引張り変形した後そのまま両端を固定し
て逆変態温度以上(400℃)に加熱し、また再び室温
に戻した時の応力であり、また、回復歪が例えば3%の
時の回復力は歪が3%回復した後に両端を固定して測定
した発生応力である。室温で与えた初期の歪は4%~6
%である。試験片の形状は図1の結果を得るのに用いた
ものと同一である。この図の結果から分かるように、圧
延率0%(時効のみを施した場合)、圧延率6%の時と
比較して高圧延率(14%,20%)の場合は形状回復
力の著しい増大がみられる。
【0012】特記すべきことは、トレーニングを施した
NbC無添加の合金よりさらに大きな回復力を示してい
ることである。また、大きな回復歪でもかなり高い形状
回復力を示すことも注目すべきことである。
NbC無添加の合金よりさらに大きな回復力を示してい
ることである。また、大きな回復歪でもかなり高い形状
回復力を示すことも注目すべきことである。
【0013】このように、この出願の発明は先願発明に
比較して圧延率を10〜30%に限定することによって
形状記憶特性が著しく改良されていることが判明し特許
出願したものである。
比較して圧延率を10〜30%に限定することによって
形状記憶特性が著しく改良されていることが判明し特許
出願したものである。
【0014】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、この出願の
発明によって、従来のようなトレーニングという複雑な
加工熱処理を施す必要がなく、温間圧延とその後の時効
熱処理のみで、容易に形状記憶特性をいちじるしく向上
させることができる。トレーニング処理を必要とする従
来の合金とは異なっていかなる形状の合金部品等にも適
用できる。たとえば、締結部材(水道管やガス管、石油
輸送管等の)として使用でき、溶接による締結の必要が
なくなり、溶接した場合に生じる溶接部の弱体化や腐食
の危険性を避けることができる。
発明によって、従来のようなトレーニングという複雑な
加工熱処理を施す必要がなく、温間圧延とその後の時効
熱処理のみで、容易に形状記憶特性をいちじるしく向上
させることができる。トレーニング処理を必要とする従
来の合金とは異なっていかなる形状の合金部品等にも適
用できる。たとえば、締結部材(水道管やガス管、石油
輸送管等の)として使用でき、溶接による締結の必要が
なくなり、溶接した場合に生じる溶接部の弱体化や腐食
の危険性を避けることができる。
【図1】形状回復率の比較を示したものである。
【図2】形状回復力の比較を示したものである。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 小川 一行
茨城県つくば市千現一丁目2番1号 独立
行政法人物質・材料研究機構内
(72)発明者 新谷 紀雄
茨城県つくば市千現一丁目2番1号 独立
行政法人物質・材料研究機構内
Fターム(参考) 4K032 AA04 AA05 AA12 AA13 AA18
AA22 AA32 BA01 CB01 CC01
CC02 CC03 CF01 CF02 CF03
Claims (6)
- 【請求項1】 Nb及びCが添加されたFe-Mn-Si
系形状記憶合金をオーステナイト状態において500〜
800℃の温度範囲で10〜30%の圧延加工を行った
後、400〜1000℃の温度範囲での加熱による時効
処理を行うことを特徴とするNbC添加Fe-Mn-Si
系形状記憶合金の加工熱処理方法。 - 【請求項2】 Fe-Mn-Si系形状記憶合金が、合金
成分として、15〜40重量%のMn,3〜15重量%
のSi,0.1〜1.5重量%のNb,及び0.01〜
0.2重量%のCを含み、残部がFe及び不可避的不純
物であり、NbとCの原子比Nb/Cが1以上である請
求項1記載のNbC添加Fe-Mn-Si系形状記憶合金
の加工熱処理方法。 - 【請求項3】 NbC添加Fe-Mn-S-i系形状記憶
合金が、合金成分として、5〜40重量%のMn,3〜
15重量%のSi,1〜20重量%のCr,0.1〜
1.5重量%Nb,及び0.01〜0.2重量%のCを
含み、残部がFe及び不可避的不純物であり、NbとC
の原子比Nb/Cが1以上である請求項1記載のNbC
添加Fe-Mn-S-i系形状記憶合金の加工熱処理方
法。 - 【請求項4】 NbC添加Fe-Mn-Si系形状記憶合
金が、合金成分として、5〜40重量%のMn,3〜1
5重量%のSi,1〜20重量%のCr、0.1〜20
重量%のNi,0.1〜1.5重量%Nb,及び0.0
1〜0.2重量%のCを含み、残部がFe及び不可避的
不純物であり、NbとCの原子比Nb/Cが1以上であ
る請求項1記載のNbC添加Fe-Mn-Si系形状記憶
合金の加工熱処理方法。 - 【請求項5】 NbとCの原子比が1.0〜2.0であ
る請求項2乃至4のいずれかに記載のNbC添加Fe-
Mn-Si系形状記憶合金の加工熱処理方法。 - 【請求項6】 NbC添加Fe-Mn-Si系形状記憶合
金が、不純物成分として、3重量%以下のCu,2重量
%以下のMo,10重量%以下のAl,30重量%以下
のCo,又は5000ppm以下のNの少なくとも一種
もしくはそれ以上を含む請求項2乃至5のいずれかに記
載のNbC添加Fe-Mn-Si系形状記憶合金の加工熱
処理方法。
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2002
- 2002-03-20 JP JP2002079295A patent/JP2003277827A/ja active Pending
-
2003
- 2003-03-20 CN CNB031074081A patent/CN1274853C/zh not_active Expired - Fee Related
- 2003-03-20 KR KR1020030017389A patent/KR100555645B1/ko not_active IP Right Cessation
- 2003-03-20 US US10/391,659 patent/US6855216B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2003-03-20 EP EP03251736A patent/EP1348772B1/en not_active Expired - Fee Related
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