JP2003277700A - 粘着シートの製造方法 - Google Patents

粘着シートの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粘着シートの粘着性の大小の制御や、粘着シ
ートの一部分の粘着性を取り除くか、低下させることが
容易には行なえなかった問題を解消する。 【解決手段】 剥離性基材4に非粘着性パターン層6を
形成した転写シートを、シート状基材2上に積層された
粘着剤層3に転写して、課題を解決することができた。
非粘着性パターン層6のパターンの変更により、粘着性
の制御が可能である。また、パターンを発泡性パターン
として、貼った後、加熱により剥離を容易化することも
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘着シートの粘着
剤層上に非粘着性パターンを形成して、粘着性の制御さ
れた粘着シートを製造することを可能にした粘着シート
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】粘着シートは、シート状物に予め粘着剤
が適用されたものであるので、シート状物を被着体に貼
り付ける際に、その都度、接着剤を適用する手間から解
放される利点があり、様々な用途に使用されている。
【0003】しかし、一般的な粘着シートには、均一で
比較的強い粘着性を有する粘着剤層が形成されているた
め、被着体上に一様な接着力で貼り付けるのには適して
いても、接着力を意図的に変更したいときには、対処が
難しかった。
【0004】例えば、粘着シート全体の粘着性を低下さ
せたいときは、粘着剤層を形成するための粘着剤組成物
を変更する必要があり、用途に合わせて、粘着剤組成物
を多種類準備し、粘着シートを製造する必要がある。ま
た、粘着シートの一部分を被着体に接着させたくないと
きは、予め、所定の形状のフィルム等を粘着剤層の一部
分に貼る等して、部分的に粘着力を無くさせる必要があ
る。さらに、粘着シートの一部分の粘着性を低下させよ
うとすると、非粘着性の粉末を粘着剤層の一部分に散布
する等の作業を要する上、散布の度合いにより粘着性が
変化し、その制御が難しい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明におい
ては、一般的な粘着シートが有する上記の欠点、即ち、
粘着シート全体の粘着性の制御は、粘着剤層を構成する
粘着剤組成物の変更により必要がある点、粘着シートの
一部を被着体に貼り付けたくないときには、所定の形状
のフィルム等を予め粘着剤層に貼らなければならない
点、または、粘着シートの一部分の粘着性を低下させた
いときは、非粘着性の粉末を粘着剤層の一部分に散布状
態を一定に保って散布する等の作業を要する等の問題を
解消しようとするものである。
【0006】
【課題を解決する手段】発明者は、粘着剤層としては通
常のものを形成しておき、粘着剤層上に、非粘着性パタ
ーンを転写により形成することにより、非粘着性パター
ンの形成が容易で、しかも、従来技術の諸欠点を解消す
ることを可能にした。
【0007】第1の発明は、剥離性基材の剥離性面に非
粘着性パターン層が形成された非粘着性パターン層転写
シートを、シート状基材の表面に粘着剤層が積層された
積層シートの前記粘着剤層上に、前記非粘着性パターン
層側が接するようにして重ね合せて圧着することによ
り、前記粘着剤層上に前記非粘着性パターン層を積層す
ることを特徴とする粘着シートの製造方法に関するもの
である。第2の発明は、第1の発明において、さらに、
前記剥離性基材を剥離することを含む粘着シートの製造
方法に関するものである。第3の発明は、第2の発明に
おいて、前記剥離性基材を剥離後、前記剥離性基材とは
別の剥離性基材を積層することを特徴とする粘着シート
の製造方法に関するものである。第4の発明は、第1〜
第3いずれかの発明において、非粘着性パターン層のパ
ターン部が一定の面積率を有しているか、面積率の異な
る複数種類からなるか、もしくは面積率が変化する変化
部を有していることを特徴とする粘着シートの製造方法
に関するものである。第5の発明は、第1〜第4いずれ
かの発明において、前記非粘着性パターン層が発泡性パ
ターンであることを特徴とする粘着シートの製造方法に
関するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】図1を引用しながら、本発明の製
造方法を説明する。まず、図1(a)の下方に示すよう
に、粘着シートの基材となり得るシート状基材2上に粘
着剤層3を積層した積層体を準備すると共に、これとは
別に、図1(a)の上方に示すように剥離性基材4の剥
離性面5に非粘着性パターン層6を形成した非粘着性パ
ターン層転写シート(以下、単に転写シートとも言
う。)を準備する。
【0009】次に、図1(b)に示すように、上記の積
層体の粘着剤層3上に、上記の転写シートの非粘着性パ
ターン層側が接するようにして転写シートを重ねあわ
せ、積層体と転写シートを圧着し、粘着剤層3上に非粘
着性パターン層を積層する。必要に応じ、加熱を伴なっ
てもよく、ローラもしくは平板を用いたプレスを利用し
て行なうことが好ましい。この状態では、剥離性基材4
も粘着剤層3上に積層されて、剥離性基材4を伴なった
粘着シート1が形成される。本発明においては、転写シ
ートを用いた転写により、シート状基材2上に積層され
た粘着剤層3を対象として、非粘着性パターン層6を積
層するので、粘着剤層3上に直接に印刷する際のよう
に、粘着剤層3の粘着性が非粘着性パターン層6の形成
の支障となることが無い利点が生じる。
【0010】粘着シート1は、上記のようにして製造さ
れた後、剥離性基材4を剥離した状態の粘着シート1’
(図1(c))としてもよい。この場合、シート状基材
2の粘着剤層3を有する側とは反対側の面を剥離性とし
ておけば、粘着シート1’を巻き取ることもできる。剥
離性基材4が予め剥離されていれば、被着体に貼るごと
に剥離性基材4を廃棄する煩わしさが無い。あるいは、
粘着シート1の剥離性基材4を剥離した後の、非粘着性
パターン層6を含む粘着剤層3上に、図1(d)に示す
ように、転写シートを構成するものとは別の剥離性基材
4’が積層されたものであってもよい。転写シート用の
剥離性基材は、印刷等の都合上、薄いので、粘着剤層を
保護する機能が不十分な場合があるが、あとから積層す
る剥離性基材4’の場合には、印刷の際に適している必
要がなく、厚みを厚くする等により、保護機能を高める
ことが可能だからである。
【0011】非粘着性パターン層6は、粘着剤層層3上
に非粘着性素材がパターン状に形成されたもので、例え
ば、図2(a)に示すように、一つ一つが同じ直径の円
形のパターン要素からなり、縦横に一定のピッチ(図示
の例では、縦の配列ピッチと横の配列ピッチが等し
い。)で、間隔をあけて配列したものである。配列のピ
ッチは任意であるが、一例として、0.1mm〜5mm
程度である。
【0012】図2(a)においては、粘着剤層3の中央
の一部分に非粘着性パターン層6を積層した状態を示し
たが、非粘着性パターン層6を形成する位置は任意であ
り、粘着剤層3の左右もしくは上下のいずれかの半分に
形成したり、周囲の縁の部分のみに形成してもよい。勿
論、非粘着性パターン層6は粘着剤層3の全面に形成さ
れたものであってもよい。
【0013】非粘着性パターン層6の一つ一つのパター
ン要素は、図示の例のように、円形に限ることなく、種
々の幾何学的形状や、その他の形状であり得る。また、
上記の非粘着性パターン層6のパターン(上記のパター
ン要素が配列した集合体である。)をポジパターンとす
れば、そのネガパターンに相当するものも、非粘着性パ
ターン層6のパターンとして使用できる。従って、パタ
ーンは、一つ一つのパターン要素が間隔をあけて配列し
たものではなくても、連続したものであってもよい。
【0014】図2(a)を引用して説明したような、各
パターン要素が一定の隙間を有したパターンである場
合、パターンが存在する部分におけるパターンの面積率
が大きいと、このようなパターンを有する非粘着性パタ
ーン6で被覆された粘着剤層3の露出部分の面積率が小
さくなるので、粘着剤層の粘着力を全体として低下させ
ることができる。
【0015】図2(a)を引用して説明した上記の例に
おいては、非粘着性パターン層6のパターン部は、一定
の面積率を有しているものとしたが、非粘着性パターン
層6は、図2(b)に示すように、パターン部の面積率
が変化するものであってもよい。図2(b)に示す例で
は、各列(図中、上下方向の並びを指す。)は同じ直径
の円形のパターン要素からなり、図中、右側の列ほど、
各パターン要素の円の直径が小さくなるものであり、従
って、向かって左側から向かって右側に向かう方向に、
面積率が小さくなる、即ち面積率が変化する変化部を有
している。このように面積率が変化する部分では、例え
ば、向かって左側の、従って、面積率の大きい方では、
被着体との接着力が低く、剥離しやすいが、向かって右
側の面積率の小さい方では、被着体との接着力が高く、
剥離に大きな力を要するので、例えば、向かって左側の
ような面積率の大きい部分を剥離のきっかけとするよう
な利用が可能である。
【0016】図2(b)においては、粘着剤層3の中央
の一部分に変化部7を有するものを示したが、変化部7
を形成する位置は任意であり、粘着剤層3の左右もしく
は上下のいずれかの半分に形成したり、周囲の縁の部分
のみに形成してもよく、粘着剤層3の全面に形成された
ものであってもよい。また、変化部の面積率の変化は増
加もしくは減少のみならず、それらが複合したものであ
ってもよい。
【0017】図2(c)に示すように、非粘着性パター
ン層6は、面積率の異なる複数の区域が並べられたもの
であってもよい。図2(c)に示す例では、上下方向に
長い長方形の区域8a、8b、および8cが左から順に
並べられており、中央の区域8bにおいては、面積率が
大きく、左右の区域8a、および8bにおいては、面積
率が小さく、また、区域8a、および8bでは面積率は
等しいものとする。この図示の例においては、左右の区
域8a、および8bにおいては、被着体との接着力が比
較的大きく、中央の区域8bでは、被着体との接着力が
比較的小さいので、例えば、中央の区域8bに合わせ
て、シート状基材2に破線状等の切り込みを入れてお
き、被着体に粘着シートを貼った後に、区域8bに相当
する部分の粘着シートを剥離する等の用途に供すること
ができる。
【0018】この面積率の異なる複数の区域を有するも
のにおいても、各区域における面積率、区域を配置する
位置は任意に決めることができる。
【0019】なお、図2(a)、(b)、および(c)
を引用して説明した、面積率が一定な部分の形成、変化
部の形成、もしくは面積率の異なる複数の区域の形成
も、同一の粘着シートにおいて、任意に組合せて行なう
ことができる。
【0020】上記におけるシート状基材2としては、被
着体とは別個に準備されるものであって、接着剤や粘着
剤を適用して被着体上に貼り付ける必要のあるシート状
のものであれば、どのようなものでも用いることができ
る。シート状基材2は、工業的には、ロールの形状で供
給でき、取り扱えるものであることが好ましく、一般的
なものであれば、紙、プラスチックシート、もしくは金
属箔等のシートである。この他にも、不織布、布、その
他の繊維質シート、もしくは木材を薄くスライスした単
板等のシートを使用することができる。上記のうちプラ
スチックシートは、無色透明、有色透明、もしくは不透
明のいずれでもあり得る。
【0021】これら各種のシートは、単独で用いても、
または、任意に組み合わせて互いに貼り合せた複合シー
トとして用いてもよく、一部または全部が塗装や樹脂含
浸等による強化を施されたものであってもよい。シート
状基材2の厚みは、素材や用途によっても異なるが、5
μm〜500μm程度であり、より好ましくは、20〜
300μm程度である。また、フレキシブルさが要求さ
れない場合、上限はさらに厚くすることができ、数m
m、例えば、5mm程度以下である。
【0022】粘着シート1は、被着体の表面を被覆する
ために使用され、被着体の外観を決めるものであるの
で、被着体の用途によっては、美観を求められることも
ある。このような場合には、シート状基材2としては、
必要に応じ、色彩、模様、もしくは凹凸等を施した美観
を有するものを使用することが好ましい。
【0023】同様に、粘着シート1は、被着体の表面の
物理的もしくは化学的等の性質を決定し得るものである
ので、被着体の用途に合わせた、必要な性質を備えたも
のであることが好ましい場合がある。そのような性質と
しては、身近なところでは、耐擦傷性、汚染防止性、防
曇性、断熱性、反射防止性、帯電防止性、もしくは電磁
波遮蔽性等の諸性質、また、磁性、蛍光発光性、吸放湿
性、赤外線もしくは紫外線の反射性もしくは吸収性、抗
菌性、もしくは防黴性等の諸性質であってもよい。これ
らの性質を付与するには、シート状基材2として、それ
らの性質を備える素材を選定するか、それらの性質を有
する物質を練り込んだ樹脂層をコーティング等により積
層する等の方法によって行なえばよい。
【0024】粘着剤層3を構成する粘着剤組成物として
は、ゴム系、またはアクリル酸もしくはアクリル酸エス
テルを出発原料とするアクリル系、またはシリコーン樹
脂系のもの等の公知のものを用い、塗布に適した粘度と
なるよう調製したものを用いて、公知の塗布方法であ
る、ロールコーティング、もしくはナイフコーティング
等を利用して形成する。粘着剤層3の厚みは塗布後、乾
燥を経た段階で、10μm〜100μmであることが好
ましく、10μm未満では、粘着シート1を被着体に貼
ったときの粘着剤層3自体による接着力が不十分であ
り、100μmを超えると、接着力の向上が見られな
い。
【0025】本発明において用いる非粘着性パターン層
転写シートは、剥離性基材4の剥離性面5に非粘着性パ
ターン層6が積層されたものとして準備される。
【0026】剥離性基材4は、基材を構成する素材が剥
離性を有するものであれば、基材単独でもよいし、基材
を構成する素材が剥離性を有しない場合、もしくは剥離
性が乏しい場合には、基材に剥離性層を積層したもので
あってもよい。前者の基材を構成する素材が剥離性を有
するものである場合としては、ポリエチレン、もしくは
ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂のフィルム、ま
たはポリエチレンテレフタレート樹脂のフィルム等の剥
離性のプラスチックフィルムを使用することができる。
【0027】後者の基材に剥離性層を積層したものとし
ては、基材として、上記の剥離性のプラスチックフィル
ム以外に、任意のプラスチックフィルム、紙、もしくは
金属箔等のフィルム状もしくはシート状のものを用いる
ことが好ましく、これらを任意に組合せた複数の層から
なる積層シートを使用することもでき、これらの基材の
表面に、基材とは接着性を有し、非粘着性パターン層6
に対しては剥離性を有する剥離性層を積層したものを使
用することができる。
【0028】剥離性層は、フッ素系樹脂、もしくはシリ
コーン樹脂等の剥離性樹脂を用いて構成するか、これら
の剥離性樹脂、もしくはワックス等の剥離性物質をバイ
ンダ樹脂中に溶解もしくは分散させたもので構成するこ
とができ、これらを溶剤もしくは分散剤で溶解もしくは
希釈して得られる塗料組成物もしくはインキ組成物を用
いて、公知の方法により、塗布もしくは印刷して形成す
ることができる。剥離性層の厚みとしては、0.5μm
〜10μm程度であることが好ましい。
【0029】非粘着性パターン層6は、例えば、非粘着
性の樹脂を単独、もしくは主成分として用いて構成した
もので、具体的には、一般的な塗料もしくはインキに用
いられるバインダ樹脂を用い、単独、もしくは顔料やそ
の他の添加物と共に混練されたものから構成される。粘
着剤層の浸透を防止する必要があるときは、熱硬化性樹
脂や電離放射線硬化性樹脂等をバインダ樹脂とすること
が好ましい。非粘着性パターン層6の形成の際には、さ
らに溶剤もしくは希釈剤で溶解もしくは希釈して得られ
るインキ組成物を用いて、公知の印刷方法により印刷し
て形成することができ、必要に応じ、加熱もしくは電離
放射線照射により硬化させる。パターン部の厚みとして
は、0.1μm〜5μm程度であることが好ましい。
【0030】非粘着性パターン層6は、発泡性パターン
として形成することもできる。発泡性パターンは、上記
の非粘着性パターン層6を形成するためのインキ組成物
のバインダ樹脂中に発泡剤を含有させたものを用いて形
成することができる。発泡剤としては、無機系もしくは
有機系のいずれのものでも利用できるが、アゾジカルボ
ンアミド、アゾビスイソブチルニトリル、もしくはジア
ゾベンゼン等のアゾ化合物、パラトルエンスルホニルヒ
ドラジド、もしくは4,4−オキシビスベンゼンスルホ
ニルヒドラジド等のアジド化合物、または、ニトロソペ
ンタメチレンテトラミン、もしくはN,N−ジニトロソ
テレフタルアミド等のニトロソ化合物等の有機系のもの
を用いること、発泡温度が高すぎることが無く、分散性
がよい点で好ましい。また、発泡剤としては、低沸点溶
剤を内包するマイクロカプセル型発泡剤を使用すること
もできる。
【0031】非粘着性パターン層6を発泡性パターンと
して形成した粘着シート1を被着体に貼った後に、加熱
や電離放射線照射等の適宜な手段で加熱を行ない、発泡
性パターンを発泡させることにより、発泡性パターンの
体積が増加して、被着体と粘着シート1の粘着剤層3と
の間を押し広げるため、粘着シート1と被着体との剥離
が容易になる利点が生じるので、被着体と強固に接着し
て剥離が困難な粘着シート1を剥離する際に、接着力を
低下させて剥離を容易にすることが可能になる利点があ
る。
【0032】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、シート状基材
に積層された粘着剤層上に転写シートを用いた転写によ
り、非粘着性パターン層を積層するので、非粘着性パタ
ーン層のパターンの変更により、粘着性を制御する、も
しくは粘着シートの接着性を無くす等を実現するための
非粘着性パターン層の形成を容易にする、粘着シートの
製造方法を提供することができる。請求項2の発明によ
れば、請求項1の発明の効果に加え、剥離性基材を剥離
する工程が付加されているので、被着体への貼り付けの
際に、剥離した剥離性基材を廃棄する煩わしさを解消す
ることを可能にする、粘着シートの製造方法を提供する
ことができる。請求項3の発明によれば、請求項2の発
明の効果に加え、さらに別の剥離性基材を積層する工程
が付加されているので、粘着シートの粘着剤層の保護を
より確実に行なうことを可能にする、粘着シートの製造
方法を提供することができる。請求項4の発明によれ
ば、請求項1〜請求項3いずれかの発明の効果に加え、
非粘着性パターン層のパターン部を一定の面積率とする
ことにより、所定の接着力の実現が可能になり、面積率
の異なる複数種類からなるものとすることにより、接着
力の異なる部分を共存させることが可能になり、もしく
は面積率が変化する変化部を有しているものとすること
により、接着力が場所により所定の変化を有するものと
することを可能にする、粘着シートの製造方法を提供す
ることができる。請求項5の発明によれば、請求項1〜
請求項4いずれかの発明の効果に加え、非粘着性パター
ン層を発泡性パターン層としたので、被着体に貼った
後、剥離する際に、加熱等の適宜な手段を講じることに
より、接着力の低下を起こさせることを可能にする、粘
着シートの製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】粘着シートの製造方法を示す図である。
【図2】粘着シートの非粘着性パターン層のパターンを
示す図である。
【符号の説明】
1 粘着シート 2 シート状基材 3 粘着剤層 4 剥離性基材 5 剥離性面 6 非粘着性パターン層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剥離性基材の剥離性面に非粘着性パター
    ン層が形成された非粘着性パターン層転写シートを、シ
    ート状基材の表面に粘着剤層が積層された積層シートの
    前記粘着剤層上に、前記非粘着性パターン層側が接する
    ようにして重ね合せて圧着することにより、前記粘着剤
    層上に前記非粘着性パターン層を積層することを特徴と
    する粘着シートの製造方法。
  2. 【請求項2】 さらに、前記剥離性基材を剥離すること
    を含む請求項1記載の粘着シートの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記剥離性基材を剥離後、前記剥離性基
    材とは別の剥離性基材を積層することを特徴とする請求
    項2記載の粘着シートの製造方法。
  4. 【請求項4】 非粘着性パターン層のパターン部が一定
    の面積率を有しているか、面積率の異なる複数種類から
    なるか、もしくは面積率が変化する変化部を有している
    ことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の粘着シー
    トの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記非粘着性パターン層が発泡性パター
    ンであることを特徴とする請求項1〜請求項4いずれか
    記載の粘着シートの製造方法。
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