JP2003277552A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物

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JP2003277552A
JP2003277552A JP2002080619A JP2002080619A JP2003277552A JP 2003277552 A JP2003277552 A JP 2003277552A JP 2002080619 A JP2002080619 A JP 2002080619A JP 2002080619 A JP2002080619 A JP 2002080619A JP 2003277552 A JP2003277552 A JP 2003277552A
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JP
Japan
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resin composition
copolymer
ethylene
polymer block
weight
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Application number
JP2002080619A
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English (en)
Inventor
Yasuaki Suzuki
靖朗 鈴木
Harunori Fujita
晴教 藤田
Yoshiyuki Harada
嘉幸 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂組成物およびその樹脂組成物からなる成
形品の物性が、実用的な水準に維持されており、樹脂組
成物を成形品に成形する時の成形性に優れる樹脂組成物
およびその樹脂組成物からなる成形品を提供する。 【解決手段】 (a)少なくとも1種のスチレン系ブロ
ック共重合体 1〜45重量%、および、(b)下記要
件(A−1)〜(A−3)を満足する少なくとも1種の
エチレン/α−オレフィン共重合体 55〜99重量%
を含む樹脂組成物、前記樹脂組成物からなる成形品、お
よび、前記樹脂組成物の製造方法。 要件(A−1) メタロセン系触媒を用いて得られる。 要件(A−2) 密度が0.85〜0.91g/cm3
である。 要件(A−3) 示差走査熱量計によって測定される融
解ピークが1つである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂組成物および
その樹脂組成物からなる成形品に関するものである。さ
らに詳細には、樹脂組成物およびその樹脂組成物からな
る成形品の物性が、実用的な水準に維持されており、樹
脂組成物を成形品に成形する時の成形性に優れる樹脂組
成物およびその樹脂組成物からなる成形品に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】メタロセン系触媒を用いて得られるエチ
レン/α−オレフィン共重合体は、各種の物性に優れて
いることが知られている。しかし、成形加工時に樹脂の
発熱や分解・劣化が起る場合があり、成形加工時の押出
量を制限したり、新規な成形加工機の導入や、成形加工
機の改造が必要になることがある。
【0003】上述のような成形加工性を改良する方法と
して、例えば、特開平6−65442号公報には、成形
性に優れ、透明性、機械的強度に優れたフィルムを製造
することに適したエチレン系共重合体組成物であって、
メタロセン系触媒を用いて得られるエチレンと、炭素数
3〜20のα−オレフィンとの共重合体と、高圧ラジカ
ル法による低密度ポリエチレンからなるエチレン系共重
合体組成物が記載されている。
【0004】また、特表平10−501285号公報に
は、少なくとも1種のスチレン系ブロックコポリマーを
全組成物の50から99重量パーセントおよび少なくと
も1種の実質的に線状であるエチレン/α−オレフィン
インターポリマーを全組成物の1から50重量パーセン
ト含む熱可塑性エラストマーブレンド組成物が記載され
ている。そして、この熱可塑性エラストマーブレンド組
成物は、この組成物に含めるスチレン系ブロックコポリ
マー部分と本質的に同じ弾性および高度特性を有し、メ
タロセン系触媒を用いて得られることが記載されてい
る。
【0005】しかし、上記の特開平6−65442号公
報や特表平10−501285号公報に記載されている
組成物は、成形品の物性および組成物を成形品に加工す
る時の成形性を同時に満足するという観点からは、さら
なる改良が求められていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、樹脂
組成物およびその樹脂組成物からなる成形品の物性が、
実用的な水準に維持されており、樹脂組成物を成形品に
成形する時の成形性に優れる樹脂組成物およびその樹脂
組成物からなる成形品を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上述の実
情に鑑み、鋭意検討した結果、重量割合が一定の範囲に
ある少なくとも1種のスチレン系ブロック共重合体、お
よび、メタロセン系触媒を用いて得られ、密度が一定の
範囲にあり、示差走査熱量計によって測定される融解ピ
ークが1つであり、重量割合が一定の範囲にある少なく
とも1種のエチレン/α−オレフィン共重合体を含む樹
脂組成物、その樹脂組成物からなる成形体およびその樹
脂組成物の製造方法が、上記課題を解決できることを見
出し。本発明を完成させるに至った。
【0008】すなわち、本発明は、(a)少なくとも1
種のスチレン系ブロック共重合体 1〜45重量%、お
よび、(b)下記要件(A−1)〜(A−3)を満足す
る少なくとも1種のエチレン/α−オレフィン共重合体
55〜99重量%を含む樹脂組成物に係るものであ
る。 要件(A−1) メタロセン系触媒を用いて得られる。 要件(A−2) 密度が0.85〜0.91g/cm3
である。 要件(A−3) 示差走査熱量計によって測定される融
解ピークが1つである。(但し、スチレン系ブロック共
重合体(a)とエチレン/α−オレフィン共重合体
(b)を含む樹脂組成物の全重量を100重量%とす
る。) また、本発明は上記の樹脂組成物からなる成形品に係る
ものであり、そして、本発明は上記の樹脂組成物の製造
方法に係るものである。
【0009】
【発明の実施の形態】(1)スチレン系ブロック共重合
体(a)の説明 本発明で用いられるスチレン系ブロック共重合体(a)
は、ビニル芳香族化合物からなる重合体ブロック(A)
を少なくとも1つと、少なくとも一種の共役ジエンから
なる重合体ブロック(B)を少なくとも1つ有するブロ
ック共重合体である。そして、一般に、ビニル芳香族化
合物からなる重合体ブロック(A)は硬質ポリマーであ
り、少なくとも一種の共役ジエンからなる重合体ブロッ
ク(B)は軟質ポリマーである。
【0010】また、スチレン系ブロック共重合体(a)
には、必要に応じて、分子鎖中または分子末端に、カル
ボキシル基、水酸基、酸無水物、アミノ基、エポキシ基
等の官能基を含有させてもよい。
【0011】本発明で用いられるスチレン系ブロック共
重合体(a)は、共重合体の剛性と耐衝撃強度のバラン
スの観点から、好ましくは、前記ビニル芳香族化合物か
らなる重合体ブロック(A)と前記少なくとも一種の共
役ジエンからなる重合体ブロック(B)からなり、[A
B]nおよび/または[ABA]n(nは1以上の整数
を表す。)で表される構造である。より好ましくは、
[AB]で表されるジブロック構造または[ABA]で
表されるトリブロック構造である。
【0012】ビニル芳香族化合物からなる重合体ブロッ
ク(A)は、少なくとも1種のビニル芳香族化合物から
構成され、ビニル芳香族化合物としては、例えば、スチ
レン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、m−
メチルスチレン、o−メチルスチレン、p−t−ブチル
スチレン、ジメチルスチレン、2,4−ジメチルスチレ
ン、ビニルトルエン、ビニルナフタレン、ビニルアント
ラセン等が挙げられる。好ましくはスチレン、α−メチ
ルスチレンであり、より好ましくはスチレンである。
【0013】本発明で用いられるスチレン系ブロック共
重合体(a)を構成するビニル芳香族化合物からなる重
合体ブロック(A)の含有量は、通常、10〜45重量
%である。(すなわち、少なくとも一種の共役ジエンか
らなる重合体ブロック(B)の含有量は55〜90重量
%である。重合体ブロック(A)と重合体ブロック
(B)の含有量の合計を100重量%とする。)成形品
の耐衝撃強度、特に低温における耐衝撃強度の観点か
ら、好ましくは10〜40重量%であり、より好ましく
は15〜35重量%である。ビニル芳香族化合物からな
る重合体ブロック(A)の含有量が10重量%未満の場
合、成形品の剛性が低くなることがあり、45重量%を
越えた場合、本発明で用いられるエチレン/α−オレフ
ィン共重合体(b)との相溶性が低下し、成形品の耐衝
撃強度が低下することがある。
【0014】少なくとも一種の共役ジエンからなる重合
体ブロック(B)を構成する少なくとも1種の共役ジエ
ンとしては、例えば、1,3−ブタジエン、イソプレ
ン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、1,3−
ペンタジエン、1,3−ヘキサジエン、1,7−オクテ
ン等が挙げられる。好ましくは、原料入手の容易性と共
重合体の機械的強度の観点から、イソプレン、1,3−
ブタジエン、1,3−ヘキサジエンまたはこれらの混合
物である。より好ましくはイソプレンおよび1,3−ブ
タジエンである。
【0015】本発明で用いられるスチレン系ブロック共
重合体(a)を構成する少なくとも一種の共役ジエンか
らなる重合体ブロック(B)として、水素添加された重
合体を用いることができる。水素添加率として、好まし
くは、耐熱性の観点から、重合体ブロック(B)に含ま
れる共役ジエンに基づく炭素−炭素二重結合の80%以
上である。なお、スチレン系ブロック共重合体(a)に
おける水素添加率は、少なくとも一種の共役ジエンから
なる重合体ブロック(B)に含まれる共役ジエンに基づ
く炭素−炭素二重結合の含有量をヨウ素価測定、赤外分
光光度計、核磁気共鳴等によって測定し、得られた測定
値から算出することができる。
【0016】少なくとも一種の共役ジエンからなる重合
体ブロック(B)を構成する少なくとも1種の共役ジエ
ンがイソプレンおよび1,3−ブタジエンの場合、重合
体ブロック(B)に含まれるブタジエンとイソプレンの
重量比(イソプレン/ブタジエン)は、通常、30/7
0〜80/20である。(但し、ブタジエンとイソプレ
ンの重量の合計を100とする。)成形品の引張物性と
耐衝撃強度のバランスの観点から、好ましくは40/6
0〜70/30である。
【0017】また、少なくとも一種の共役ジエンからな
る重合体ブロック(B)を構成する少なくとも1種の共
役ジエンがイソプレンおよび1,3−ブタジエンの場
合、重合体ブロック(B)に含まれるイソプレンに基づ
く1,4−結合の割合が、通常、イソプレンに基づく構
造単位の全量に対して、30〜90モル%である。(但
し、イソプレンに基づく構造単位の全量を100モル%
とする。)成形品の引張物性と耐衝撃強度のバランスの
観点から、好ましくは35〜80モル%である。
【0018】そして、少なくとも一種の共役ジエンから
なる重合体ブロック(B)を構成する少なくとも1種の
共役ジエンがイソプレンおよび1,3−ブタジエンの場
合、要件(C−4) 重合体ブロック(B)に含まれる
ブタジエンに基づく1,4−結合の割合が、ブタジエン
に基づく構造単位の全量に対して、55〜90モル%で
ある。(但し、イソプレンに基づく構造単位の全量を1
00モル%とする。)共重合体の耐熱性および耐候性の
観点から、好ましくは60〜80モル%である。
【0019】スチレン系ブロック共重合体(a)の製造
方法としては、公知の重合方法が挙げられる。例えば、
次のような公知のアニオン重合法が挙げられる。すなわ
ち、アルキルリチウム化合物等を開始剤として、n−ヘ
キサンやシクロヘキサンの不活性有機溶媒中で、ビニル
芳香族化合物と共役ジエンを逐次重合させてブロック共
重合体を製造する方法が挙げられる。また、上述の方法
で得られたブロック共重合体を、公知の方法によって、
ブロック共重合体の水素添加物を製造する方法が挙げら
れる。例えば、ブロック共重合体を不活性有機溶媒中で
水素添加触媒を用いて水素添加することによって、ブロ
ック共重合体の水素添加物を製造する方法が挙げられ
る。
【0020】(2)エチレン/α−オレフィン共重合体
(b)の説明 本発明で用いられる少なくとも1種のエチレン/α−オ
レフィン共重合体は、メタロセン系触媒を用いて得られ
るものである。本発明で用いられる少なくとも1種のエ
チレン/α−オレフィン共重合体の製造方法としては、
メタロセン系化合物を含む触媒の存在下にエチレンとα
−オレフィンを共重合させる方法が挙げられる。例え
ば、シクロペンタジエン形アニオン骨格を有する基を有
する遷移金属化合物を含む触媒の存在下にエチレンとα
−オレフィンを共重合させる方法が挙げられる。シクロ
ペンタジエン形アニオン骨格を有する基を有する遷移金
属化合物としては、通常、一般式MLa(m-a)(式中、
Mは元素の周期律表の第4族又はランタナイド系列の遷
移金属原子である。Lはシクロペンタジエン形アニオン
骨格を有する基又はヘテロ原子を含有する基であり、少
なくとも一つはシクロペンタジエン形アニオン骨格を有
する基である。複数のLは互いに架橋していてもよい。
Xはハロゲン原子、水素原子または炭素数1〜20の炭
化水素基である。mは遷移金属原子の原子価を表し、a
は0<a≦mなる整数である。)で表され、単独で用い
てもよく、2種類以上を組み合わせてもよい。
【0021】さらに、本発明で用いられるメタロセン系
触媒は、例えば、ポリマー状もしくはオリゴマー状のア
ルモキサン化合物を含む有機アルミニウム化合物、およ
び/またはトリチルボレート、アニリニウムボレート等
のイオン形成化合物、および/またはSiO2、Al2
3等の無機担体、エチレンとスチレン等のオレフィン重
合体等の有機ポリマー担体を含む粒子状担体を組み合わ
せて用いてもよい。
【0022】本発明で用いられるエチレン/α−オレフ
ィン共重合体(b)の製造方法としては、公知の重合方
法が挙げられ、例えば、溶液法、スラリー法、気相法、
高圧イオン法等が挙げられる。好ましくは、共重合体の
機械的物性と生産性の観点から、高圧イオン法である。
また、複数反応槽を用いる重合方法も挙げられ、例え
ば、複数の反応槽を直列に組み合わせた製造装置、並列
に組み合わせた製造装置、またはそれらを組み合わせた
製造装置を用いる重合方法が挙げられる。そして、複数
の反応槽に異なる触媒を用いて重合してもよい。
【0023】本発明で用いられるエチレン/α−オレフ
ィン共重合体(b)は、エチレンと少なくとも1種のα
−オレフィンとからなる共重合体である。少なくとも1
種のα−オレフィンとしては、炭素数3〜20のα−オ
レフィンが挙げられ、例えば、プロピレン、イソブチレ
ン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メ
チル−1−ペンテン、1−ヘプテン、1−オクテン、1
−ノネン、1−デセン等が挙げられる。原料入手の容易
性と成形品の機械的強度の観点から、好ましくは1−ブ
テン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−
ペンテン、1−オクテンであり、より好ましくは1−ヘ
キセンである。
【0024】また、エチレンと少なくとも1種のα−オ
レフィンとともに、シクロアルケン類を共重合してもよ
い。シクロアルケン類としては、例えば、シクロペンテ
ン、シクロヘキセン、シクロオクテン等が挙げられる。
【0025】本発明で用いられるエチレン/α−オレフ
ィン共重合体(b)の密度は、通常、0.85〜0.9
1g/cm3であり、好ましくは0.86〜0.90g
/cm3であり、より好ましくは0.87〜0.89g
/cm3である。密度が0.85g/cm3未満の場合、
粘着性が発現したり、成形加工や取り扱いが困難になる
ことがある。また、密度が0.91g/cm3を超えた
場合、衝撃強度や曲げ剛性率等の機械的性質が不充分な
ことがあり、また、実用性能として要求される成形品の
耐ピンホール性等が不充分になることがある。
【0026】本発明で用いられるエチレン/α−オレフ
ィン共重合体(b)のメルトフローレート(MFR)
は、通常、0.01〜100g/10分であり、流動性
と成形品の物性とのバランスの観点から、好ましくは
0.1〜40g/10分であり、より好ましくは0.5
〜20g/10分であり、さらに好ましくは1〜10g
/10分である。
【0027】本発明で用いられるエチレン/α−オレフ
ィン共重合体(b)の示差走査熱量計によって測定され
る融解ピークは1つである。但し、示差走査熱量計の感
度によっては、エチレン/α−オレフィン共重合体の融
解ピークよりも低温側にショルダーが測定される場合が
ある。このようなショルダーが測定されるエチレン/α
−オレフィン共重合体であっても、示差走査熱量計によ
って測定される融解ピークが1つであるエチレン/α−
オレフィン共重合体として、本発明で用いることができ
る。
【0028】そして、上記のショルダーの融解熱量は、
ポリマーの全融解熱量に対して、通常、12%以下であ
り、典型的には9%以下であり、より典型的には6%以
下である。また、上記のショルダーが測定される温度
は、示差走査熱量計によって1つとして測定される融解
ピークから低温側に、通常、34℃以内であり、典型的
には27℃以内であり、より典型的には20℃以内であ
る。なお、上記の融解ピークは、インジウムおよび脱イ
オン水で標準化した示差走査熱量計を用いて測定され
る。
【0029】本発明で用いられるエチレン/α−オレフ
ィン共重合体(b)の分子量分布(Q値(重量平均分子
量/数平均分子量))は、通常、4以下であり、引張強
度の観点から、好ましくは1〜4であり、より好ましく
は1〜3以下、さらに好ましくは1.5〜2.5であ
る。
【0030】本発明の樹脂組成物におけるスチレン系ブ
ロック共重合体(a)と少なくとも1種のエチレン/α
−オレフィン共重合体(b)のそれぞれの含有量(重量
割合)は、スチレン系ブロック共重合体(a)が1〜4
5重量%であり、エチレン/α−オレフィン共重合体
(b)が55〜99重量%である。(但し、スチレン系
ブロック共重合体(a)とエチレン/α−オレフィン共
重合体(b)を含む樹脂組成物の全重量を100重量%
とする。)
【0031】スチレン系ブロック共重合体(a)の含有
量(重量割合)として、好ましくは、好ましくは5〜4
0重量%であり、より好ましくは10〜30重量%であ
る。スチレン系ブロック共重合体(a)の含有量(重量
割合)が1重量%未満の場合、成形加工性が不充分であ
ることがあり、50重量%を超えた場合、成形品の物性
が不充分な場合がある。
【0032】(3)樹脂組成物の製造方法 本発明の樹脂組成物の製造方法としては、公知の方法に
よって製造することができる。成形品の物性や樹脂組成
物を成形品に成形する時の成形性の観点から、好ましく
は、スチレン系ブロック共重合体(a)と少なくとも1
種のエチレン/α−オレフィン共重合体(b)を溶融さ
せ、その後、所定の混練エネルギーを加える製造方法で
ある。
【0033】例えば、スチレン系ブロック共重合体
(a)と少なくとも1種のエチレン/α−オレフィン共
重合体(b)をヘンシェルミキサー、タンブラーミキサ
ー等によってドライブレンドし、ドライブレンドによっ
て得られたものを、同方向または異方向に回転する2軸
スクリューの押出機を用いて所定値以上の混練エネルギ
ーを加える条件で溶融混練し、あるいは、ドライブレン
ドによって得られたものを練りロール機、バンバリーミ
キサーやニーダー等によって、所定値以上の混練エネル
ギーを樹脂に加える方法などが挙げられる。
【0034】スチレン系ブロック共重合体(a)と少な
くとも1種のエチレン/α−オレフィン共重合体(b)
を溶融させた後に、樹脂組成物を混練するときの比エネ
ルギーとしては、成形品の物性、樹脂組成物の劣化防止
や樹脂組成物を成形品に成形する時の成形性の観点か
ら、好ましくは0.5〜2.5kW・Hr/kgであ
り、より好ましくは1.0〜2.5kW・Hr/kgで
あり、さらに好ましくは1.5〜2.5kW・Hr/k
gである。
【0035】本発明の樹脂組成物において、上述のよう
にスチレン系ブロック共重合体(a)と少なくとも1種
のエチレン/α−オレフィン共重合体(b)を溶融さ
せ、その後、所定の混練エネルギーを加えて製造された
樹脂組成物中のスチレン系ブロック共重合体(a)の粒
径は、樹脂組成物を成形品に成形する時の成形性の観点
から、好ましくは0.1〜5μmであり、より好ましく
は0.3〜5μm、より好ましくは0.5〜3μであ
る。なお、上述のようにブロック共重合体(a)とエチ
レン/α−オレフィン共重合体(b)を溶融させ、所定
の混練エネルギーを加えて製造された樹脂組成物中のブ
ロック共重合体(a)の粒径は、ブロック共重合体
(a)を染色することにより、透過型電子顕微鏡(TE
M)によって観察される。
【0036】(4)樹脂組成物の用途 本発明の樹脂組成物からなる成形品としては、例えば、
繊維、フィルム、コーティング等が挙げられる。さらに
具体的には、スポーツ用品、食品や家庭用品の容器、各
種雑貨(例えば、履物の甲皮や底)、自動車用品(例え
ば、トリムやサイドモール)、医学用品(例えば、手袋
やチューブ)、産業用品(例えば、ガスケットや工具グ
リップ)、パーソナルケア品、織物、電気・電子用品、
建設用品等が挙げられる。
【0037】(5)その他の成分 本樹脂組成物には、必要に応じて、公知の添加剤(例え
ば、中和剤、酸化防止剤、滑剤、粘着性付与剤、抗ブロ
ック剤、着色剤、顔料、充填材、難燃剤等)を含有させ
てもよい。酸化防止剤としては、例えば、ヒンダードフ
ェノール系酸化防止剤として、2,6−ジ−t−ブチル
−p−クレゾール(BHT)、テトラキス[メチレン−
3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート]メタン(IRGANOX 101
0)やn−オクタデシル−3−(4’−ヒドロキシ−
3,5’−ジ−t−ブチルフェニル)プロピオネート
(IRGANOX 1076)が挙げられる。また、ホ
スファイト系酸化防止剤として、ビス(2,4−ジ−t
−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイ
ト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスフ
ァイト等が挙げられる。
【0038】本発明の樹脂組成物には、必要に応じて、
本発明で用いられる樹脂以外の他の樹脂を含有させても
よい。例えば、ゴム、線状低密度ポリエチレン(LLD
PE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、低密度ポリ
エチレン(LDPE)、エチレン−酢酸ビニル共重合体
(EVA)、エチレン−カルボン酸共重合体類、エチレ
ンアクリレート共重合体類、ポリブチレン(PB)、ナ
イロン類、ポリカーボネート類、ポリエステル類、ポリ
プロピレン、エチレン−プロピレン共重合体類、エチレ
ン−プロピレンゴム、EPDM、塩素化ポリエチレン、
熱可塑性加硫ゴム、ポリウレタン類、グラフト改質オレ
フィンポリマー類、およびこれらの組み合わせ等が挙げ
られる。
【0039】
【実施例】以下に、実施例および比較例によって、本発
明を具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定
されるものではない。 [I]物性の測定方法および評価方法 実施例および比較例で用いた樹脂、または樹脂組成物の
物性と評価は、以下に示した方法に従って実施した。 (a)メルトフローレート(MFR、単位:g/10
分)JIS−K7210に従って、測定温度190℃、
2.16kg荷重で測定した。 (b)密度(単位:g/cm3) JIS−K7112に従って、測定した。 (c)融点(単位:℃) セイコー電子工業(株)製 示差走査熱量計(DSC)
RDC220を使用し、JIS−K7121に従って
測定を行った。
【0040】(d)分子量分布(Q値):GPC(Ge
l Permeation Chromatoghra
phy)測定は、以下に示した測定条件下で測定した。
東ソー社製の単分散の標準ポリスチレンを用いてユニバ
ーサルな検量線を作成し、直鎖のポリエチレンの分子量
として計算との関係式を得た。分子量分布(Q値)は、
重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn)の比
(Mw/Mn)として計算した。 機種:Waters Model 150C 溶媒:o−ジクロルベンゼン 流速:1ml/分 温度:140℃ 測定濃度:1mg/ml 注入量:400μl カラム:東ソー(株)製 GMH6−HT 3本
【0041】[II]樹脂組成物の物性 (e)引張破壊強さ(US、単位:MPa)および引張
破壊伸び(UE、単位:%) JIS−K7113に従って、引張速度500mm/分
の条件で測定した。 (f)曲げ剛性率(単位:MPa) ASTM D747に従って測定した。 (g)引張衝撃強度(単位:kJ/m2) ASTM D1822に従って、S型ダンベルでサンプ
ル打ち抜きを行い測定した。
【0042】[III]樹脂組成物の加工性 (h)押出負荷改良率(単位:%) 田辺プラスチックス機械(株)製30mmφ押出機を使
用して測定した。200℃に設定した押出機を用いて押
出を行い、モーターの最大負荷である10.5Aに達し
た時の押出量と、ベース樹脂単独品の押出量との比を百
分率で表した。数値が大きいほど押出負荷が低減してい
ることを示す。 (h−1)比エネルギー ベースとなる樹脂を溶融混練する際に単位重量あたりの
樹脂に、混練設備から与えられるエネルギー量を表し、
下記(式1)で定義される。 W=31/2×(I−I0)×E×φ/(1000×Q) (式1) W:比エネルギー(kW・Hr/kg) I:負荷電流(A) I0:スクリュ空回し時の負荷電流(A) E:電圧(V) φ:力率(0.85で計算) Q:吐出量(kg/hr)
【0043】実施例1 スチレン系ブロック共重合体(a)として、クラレ
(株)製セプトン 1001 20重量%と、エチレン
/α−オレフィン共重合体(b)として住友化学工業
(株)製エクセレンFX CX2001(エチレン−1
−ヘキセン共重合体)80重量%をドライブレンドした
後、同方向回転の2軸押出機を用いて220℃で溶融混
練し、ペレット状の樹脂組成物を得た。得られた樹脂組
成物の加工性を評価するため、表1に記載の条件で押出
負荷改良率を確認した。また、得られた樹脂組成物のペ
トを用い、評価方法に記載した条件で成形品物性(メル
トフローレート(MFR)、引張破壊強さ(US)、引
張破壊伸び(UE)、曲げ剛性率、引張衝撃強度)を測
定した。結果を表1に示した。
【0044】実施例2 (a)成分として、クラレ(株)製セプトン 4044
20重量%と、(b)成分として住友化学工業(株)
製 エクセレンFX CX2001(エチレン−1−ヘ
キセン共重合体)80重量%を用いて、実施例1と同じ
方法によって樹脂組成物を得た。得られた樹脂組成物の
加工性を、表1に記載の条件で押出負荷改良率を確認し
た。また、得られた樹脂組成物の各物性を実施例1と同
様の方法で評価した。結果を表1に示した。
【0045】比較例1 (a)成分としてクラレ(株)製セプトン 4044
20重量%と、Ti系固体触媒によって得られた住友化
学工業(株)製エクセレンVL VL200(エチレン
−1−ブテン共重合体)80重量%とを実施例1と同じ
方法により樹脂組成物を得た。得られた樹脂組成物の加
工性を評価するため、表1に記載の条件で押出負荷改良
率を確認した。得られた樹脂組成物の各物性を実施例1
と同様の方法で評価した。結果を表2に示した。
【0046】比較例2 (a)成分として、クラレ(株)製セプトン 4033
20重量%と、バナジウム系触媒により得られた住友
化学工業(株)製エスプレンSPO N0352(エチ
レン−1−ブテン共重合体)80重量%を実施例1と同
じ方法で樹脂組成物を得た。得られた樹脂組成物の加工
性を評価するため、表1に記載の条件で押出負荷改良率
を確認した。得られた樹脂組成物の各物性を実施例1と
同様の方法で評価した。結果を表2に示した。
【0047】比較例3 住友化学工業(株)製エクセレンFX CX2001
(エチレン−1−ヘキセン共重合体)80重量%と高圧
ラジカル重合法により得られる低密度ポリエチレンであ
る住友化学工業(株)製スミカセン F200 20重
量%の樹脂組成物を得た。溶融後、混練エネルギーを加
えなかった。得られた樹脂組成物の各物性を実施例1と
同様の方法で評価した。結果を表2に示した。
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
【0050】本発明の要件を満足する実施例1および2
は、樹脂組成物の物性が、実用的な水準に維持されてお
り、樹脂組成物を成形品に成形する時の成形性に優れる
ものであることが分かる。これに対して、本発明の要件
であるメタロセン系触媒を用いて得られるエチレン/α
−オレフィン共重合体を用いず、替わりに、Ti系固体
触媒を用いて得られたエチレン−1−ブテン共重合体を
用いた比較例1は、引張破壊強さ(US)、引張衝撃強
度および押出負荷改良率(成形性)が不充分であること
が分かる。また、本発明の要件であるメタロセン系触媒
を用いて得られるエチレン/α−オレフィン共重合体を
用いず、替わりに、バナジウム系触媒を用いて得られた
エチレン−1−ブテン共重合体を用いた比較例2は、引
張破壊強さ(US)、曲げ剛性率および押出負荷改良率
(成形性)が不充分であることが分かる。そして、本発
明の要件であるスチレン系ブロック共重合体を用いず、
替わりに、高圧ラジカル重合法により得られる低密度ポ
リエチレンを用いた比較例3は、押出負荷改良率(成形
性)が不充分であることが分かる。
【0051】
【発明の効果】以上、詳述したとおり、本発明によっ
て、樹脂組成物およびその樹脂組成物からなる成形品の
物性が、実用的な水準に維持されており、樹脂組成物を
成形品に成形する時の成形性に優れる樹脂組成物および
その樹脂組成物からなる成形品を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 嘉幸 千葉県市原市姉崎海岸5の1 住友化学工 業株式会社内 Fターム(参考) 4F071 AA12X AA22 AA75 AF53 AH05 AH07 AH12 BA01 BB05 BB06 BC01 4F201 AA08E AA09K AA13K AA46E AR17 BA01 BK11 4J002 BB051 BP012 GC00 GG01 GH00 GK00 GN00 GQ00

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)少なくとも1種のスチレン系ブロッ
    ク共重合体 1〜45重量%、および、(b)下記要件
    (A−1)〜(A−3)を満足する少なくとも1種のエ
    チレン/α−オレフィン共重合体 55〜99重量%を
    含むことを特徴とする樹脂組成物。 要件(A−1) メタロセン系触媒を用いて得られる。 要件(A−2) 密度が0.85〜0.91g/cm3
    である。 要件(A−3) 示差走査熱量計によって測定される融
    解ピークが1つである。(但し、スチレン系ブロック共
    重合体(a)とエチレン/α−オレフィン共重合体
    (b)を含む樹脂組成物の全重量を100重量%とす
    る。)
  2. 【請求項2】少なくとも1種のスチレン系ブロック共重
    合体(a)の含有量が5〜40重量%であり、少なくと
    も1種のエチレン/α−オレフィン共重合体(b)の含
    有量が60〜95重量%であることを特徴とする請求項
    1記載の樹脂組成物。
  3. 【請求項3】少なくとも1種のスチレン系ブロック共重
    合体(a)が、ビニル芳香族化合物からなる重合体ブロ
    ック(A)と少なくとも1種の共役ジエンからなる重合
    体ブロック(B)から構成され、[AB]nおよび/ま
    たは[ABA]n(nは1以上の整数を表す。)の構造
    を有することを特徴とする請求項1記載の樹脂組成物。
  4. 【請求項4】少なくとも1種のスチレン系ブロック共重
    合体(a)を構成するビニル芳香族化合物からなる重合
    体ブロック(A)が[ABA]の構造を有することを特
    徴とする請求項3記載の樹脂組成物。
  5. 【請求項5】少なくとも1種のスチレン系ブロック共重
    合体(a)を構成するビニル芳香族化合物からなる重合
    体ブロック(A)の含有量が10〜45重量%であり、
    少なくとも1種の共役ジエンからなる重合体ブロック
    (B)の含有量が55〜90重量%であることを特徴と
    する請求項3記載の樹脂組成物。(但し、ビニル芳香族
    化合物からなる重合体ブロック(A)と少なくとも1種
    の共役ジエンからなる重合体ブロック(B)の含有量の
    合計を100重量%とする。)
  6. 【請求項6】スチレン系ブロック共重合体(a)を構成
    する少なくとも1種の共役ジエンからなる重合体ブロッ
    ク(B)が、下記要件(B−1)および(B−2)を満
    足することを特徴とする請求項3記載の樹脂組成物。要
    件(B−1) 重合体ブロック(B)に用いられる少な
    くとも1種の共役ジエンが、ブタジエン、イソプレンま
    たはヘキサジエンから選ばれる。要件(B−2) 重合
    体ブロック(B)に含まれる共役ジエンに基づく炭素−
    炭素不飽和結合の80%以上が水素添加されている。
  7. 【請求項7】スチレン系ブロック共重合体(a)を構成
    する少なくとも1種の共役ジエンからなる重合体ブロッ
    ク(B)が、下記要件(C−1)〜(C−4)を満足す
    ることを特徴とする請求項3記載の樹脂組成物。要件
    (C−1) 重合体ブロック(B)が、ブタジエンおよ
    びイソプレンからなる共重合体である。要件(C−2)
    重合体ブロック(B)に含まれるブタジエンとイソプ
    レンの重量比(イソプレン/ブタジエン)が40/60
    〜70/30である。(但し、ブタジエンとイソプレン
    の重量の合計を100とする。)要件(C−3) 重合
    体ブロック(B)に含まれるイソプレンに基づく1,4
    −結合の割合が、イソプレンに基づく構造単位の全量に
    対して、35〜80モル%である。(但し、イソプレン
    に基づく構造単位の全量を100モル%とする。)要件
    (C−4) 重合体ブロック(B)に含まれるブタジエ
    ンに基づく1,4−結合の割合が、ブタジエンに基づく
    構造単位の全量に対して、55〜90モル%である。
    (但し、イソプレンに基づく構造単位の全量を100モ
    ル%とする。)
  8. 【請求項8】エチレン/α−オレフィン共重合体(b)
    に用いられる少なくとも1種のα−オレフィンが1−ブ
    テン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−
    ヘキセンまたは1−オクテンから選ばれることを特徴と
    する請求項1記載の樹脂組成物。
  9. 【請求項9】エチレン/α−オレフィン共重合体(b)
    がエチレン/1−ヘキセン共重合体であることを特徴と
    する請求項8記載の樹脂組成物。
  10. 【請求項10】エチレン/α−オレフィン共重合体
    (b)のメルトフローレートが、0.5〜20g/10
    分であることを特徴とする請求項1記載の樹脂組成物。
  11. 【請求項11】少なくとも1種のスチレン系ブロック共
    重合体(a)と少なくとも1種のエチレン/α−オレフ
    ィン共重合体(b)を、0.5〜2.5(kW・Hr/
    kg)の比エネルギーで溶融混練することを特徴とする
    請求項1記載の樹脂組成物の製造方法。
  12. 【請求項12】請求項1〜10のいずれかに記載の樹脂
    組成物からなることを特徴とする成形品。
  13. 【請求項13】成形品がフィルムであることを特徴とす
    る請求項12記載の成形品。
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