JP2003276855A - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents
画像読取装置及び画像形成装置Info
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Abstract
が頻繁に変動し得る場合であっても、原稿幅を頻繁に通
知することによる通信負荷の増大等を引き起こすことな
く、適切に原稿幅を確定することができる画像読取装置
及び画像形成装置を提供する。 【解決手段】 原稿幅ガイド30の規制幅に応じた電圧
をA/D変換器6で取得し、原稿幅判定回路7で電圧値
が所定検出範囲内にあるか否かを判定し、所定範囲外で
あれば規制幅に応じた電圧をテーブル変換回路8で原稿
幅に変換し、メモリ回路9に記憶するとともに、ビデオ
コントローラ15に通知する。
Description
画像形成装置に関するものである。
紙して原稿画像を読み取る自動原稿給送装置(以下、A
/DF)等を備えた画像読取装置において、シート状の
原稿の束が崩れてピックアップミスやスキューによる重
送、若しくはジャム等の原稿搬送の不具合が生じること
の無いよう、原稿の搬送方向に対する横方向の幅を規制
する原稿幅ガイドを備えた装置が知られている。
5および図6に示したような、横方向に移動可能な原稿
幅ガイド30の移動に連動したギア31が可変抵抗を摺
動させるよう構成された装置が知られている。そして、
可変抵抗1の両端に電源3から電圧を供給して抵抗値に
応じた電圧値をアナログデジタル変換器(以下、A/D
変換器6)を用いてデジタル値に変換し、そのデジタル
値を予めテーブルデータを記憶したROM等を備えたテ
ーブル変換回路8において、デジタル値とテーブルデー
タとの比較処理することにより、ユーザによって設定さ
れた原稿幅ガイド30の移動位置に応じた原稿サイズを
取得することができる。
取った画像を用紙等の記録媒体に画像形成するために、
読み取った画像データと共に、前述の原稿サイズを画像
形成装置の画像処理を制御するビデオコントローラ15
に送出することで、画像形成装置は原稿サイズに応じた
用紙の選択、画像データの適切な切り出し、画像形成位
置の決定を行うことができる。
が利用する原稿サイズはA4サイズ等の定型サイズに限
られないため、ユーザが利用しようとしている原稿サイ
ズに応じて設定された原稿幅ガイド位置に対応した電圧
レベル又はその電圧レベルを原稿サイズに変換した値
が、A/D変換器の分解能やテーブルデータとの比較処
理の関係で、頻繁に変動することが起こり得る。例え
ば、A/D変換器はアナログ信号である電圧値を256
段階等にデジタル化しているので、デジタル化したレベ
ルの境界付近に該当する電圧値が入力されると、わずか
な電圧値の変動でもレベルの変化が起こり得るものであ
る。また、ノイズ等によりセンサの出力に変動が生じた
場合も、原稿幅ガイドを移動させていないにもかかわら
ず原稿サイズの検出結果が変化することがある。
ビデオコントローラに通知する原稿サイズ等のステータ
ス更新が頻繁に発生して割り込みが発生し、通信回路を
占有することや、その他コマンド発令等の動作の実行が
妨げられるという問題が起こることが予想される。
ス更新が頻繁に行われるので、画像形成をするための用
紙選択や画像データの切り出し、画像形成位置等を決定
できず印字精度に影響を及ぼしていた。
幅ガイドが移動したことにより、ユーザが原稿をセット
して原稿の読取を開始するものと認識し、装置を待機状
態へ移行させることでコピー動作を開始するまでの待ち
時間を短縮することが出来る装置が望まれているが、ノ
イズや変換誤差等により、原稿幅の更新が頻繁に行われ
ると、原稿幅ガイドを移動させていないにもかかわらず
装置の休止状態が解除されてしまい、十分な省電力効果
が得られないという不具合が予想される。
ものであり、ノイズや変換誤差等により原稿幅の検出結
果が頻繁に変動し得る場合であっても、原稿幅を頻繁に
通知することによる通信負荷の増大等引き起こすことな
く、適切に原稿幅を確定することができる画像読取装置
及び画像形成装置を提供することを目的とする。
検出結果が頻繁に変動し得る場合であっても、装置の休
止状態を適切に保つことで省電力効果を発揮しつつ、ユ
ーザによる原稿のセットに応じたタイミングで装置の待
機状態への移行処理を開始し、コピー動作を開始するま
での待ち時間を短縮することができる画像読取装置及び
画像形成装置を提供することを目的とする。
の請求項1記載の発明は、原稿画像を読み取る画像読取
手段を有する画像読取装置において、原稿を積載する積
載手段と、前記積載手段に積載された原稿の搬送方向に
対する横方向の幅を規制する原稿規制手段であって、規
制幅に応じた出力値を出力する原稿規制手段と、前記原
稿規制手段が出力する出力値が所定検出範囲にあるか否
かを判定する判定手段と、前記判定手段によって前記出
力値が前記所定検出範囲に無いと判定された場合に、前
記出力値に基づいて原稿幅を確定する原稿幅確定手段
と、前記原稿幅確定手段が確定した前記原稿幅を外部装
置へ通知する原稿幅通知手段とを有することを特徴とす
る。
確定手段が確定した前記原稿幅を記憶する記憶手段を有
し、前記所定検出範囲は、前記記憶手段に記憶された前
記原稿幅に所定検出幅を加算した幅に応じた上限閾値
と、前記記憶手段に記憶された前記原稿幅から前記所定
検出幅を減算した幅に応じた下限閾値との間の範囲であ
ることを特徴とする。
出幅は、前記原稿幅確定手段が確定し得る最小単位の原
稿幅より大きく、かつ前記最小単位の原稿幅の整数倍で
あることを特徴とする。
制手段が出力する複数回の出力値の平均値を演算する演
算手段と、前記演算手段が演算した前記平均値を前記原
稿幅に変換する変換手段とを有し、前記原稿幅確定手段
は、前記判定手段によって前記複数回の出力値のいずれ
か1つが前記所定検出範囲に無いと判定された場合に、
前記変換手段が変換した前記原稿幅を確定することを特
徴とする。
取手段を休止状態又は待機状態に設定する設定手段を有
し、前記画像読取手段が休止状態に設定されているとき
に前記原稿幅確定手段が前記原稿幅を確定した場合、前
記設定手段は前記画像読取手段を待機状態に設定するこ
とを特徴とする。
発明は、原稿画像を読み取る画像読取手段と、前記画像
読取手段が読み取った原稿画像に基づいて記録媒体に画
像を形成する画像形成手段とを有する画像形成装置にお
いて、原稿を積載する積載手段と、前記積載手段に積載
された原稿の搬送方向に対する横方向の幅を規制する原
稿規制手段であって、規制幅に応じた出力値を出力する
原稿規制手段と、前記原稿規制手段が出力する出力値が
所定検出範囲にあるか否かを判定する判定手段と、前記
判定手段によって前記出力値が前記所定検出範囲に無い
と判定された場合に、前記出力値に基づいて原稿幅を確
定する原稿幅確定手段と、前記原稿幅確定手段が確定し
た前記原稿幅に基づいて前記画像形成手段を制御する制
御手段とを有することを特徴とする。
確定手段が確定した前記原稿幅を記憶する記憶手段を有
し、前記所定検出範囲は、前記記憶手段に記憶された前
記原稿幅に所定検出幅を加算した幅に応じた上限閾値
と、前記記憶手段に記憶された前記原稿幅から前記所定
検出幅を減算した幅に応じた下限閾値との間の範囲であ
ることを特徴とする。
出幅は、前記原稿幅確定手段が確定し得る最小単位の原
稿幅より大きく、かつ前記最小単位の原稿幅の整数倍で
あることを特徴とする。
制手段が出力する複数回の出力値の平均値を演算する演
算手段と、前記演算手段が演算した前記平均値を原稿幅
に変換する変換手段とを有し、前記原稿幅確定手段は、
前記判定手段によって前記複数回の出力値のいずれか1
つが前記所定検出範囲に無いと判定された場合に、前記
変換手段が変換した前記原稿幅を確定することを特徴と
する。
形成手段を休止状態又は待機状態に設定する設定手段を
有し、前記画像形成手段が休止状態に設定されていると
きに前記原稿幅確定手段が前記原稿幅を確定した場合、
前記設定手段は前記画像形成手段を待機状態に設定する
ことを特徴とする。
7を用いて、本願発明の画像読取装置の概略を説明す
る。図5のうち図5−aは、原稿読取部13を上面から
見た模式図であり、図5−bは、原稿幅ガイド30に連
動して変化する抵抗値に応じた電圧出力値を取得するた
めの回路構成図である。図6は、複写装置等の画像形成
装置に用いられる画像読取部13の斜視図であり、図7
は画像読取部13の断面図である。画像読取装置は、プ
ラテンガラス48上に原稿を配置するフラットベット部
46と、シート状の原稿49を一枚ごとに順次搬送しな
がら原稿画像を読み取る自動原稿給紙部(以下A/DF
と称する)47から構成される。32はA/DF47が
搬送する原稿49を積載する原稿積載部であり複数枚の
原稿の積載が可能である。43は操作パネルでありユー
ザがコピーの実行、読取りモードの設定、コピー枚数な
どの設定をおこなうためのものである。
ト状の原稿が崩れ、ピックアップミスやスキューによる
重送やジャムの発生を防止するために、原稿積載部32
に積載された原稿49の搬送方向に対する横方向の幅を
規制するよう設けてあり、ユーザが原稿49の幅に合っ
た位置になるよう横方向に移動可能に構成されている。
載部32に原稿が設置されているかどうかと原稿読み取
り時のセンサのオンオフ時間と搬送スピードによって原
稿搬送方向の原稿サイズ(以下、原稿長)を測定するた
めのものである。
/DF光学ユニット、52は原稿画像の下面を読み取る
ためのフラットベット光学ユニットであり、それぞれ原
稿を露光する露光ランプで露光し、反射ミラーで反射さ
れた原稿像をCCD等の光学読取センサへ導くことで、
原稿画像を読み取るものである。なお、本実施例の説明
では原稿の上面、下面を同時に読み取る両面同時読取方
式の画像読取部について説明するが、片面のみ読み取る
方式のものや、原稿を反転させる反転部を用いて両面を
読み取る方式のもの等であっても構わない。
説明する。A/DF47は、原稿積載部32に原稿49
が積載されたことを原稿有無検知センサ45が検知した
状態で、操作部43からコピーの実行が指示されると、
ピックアップローラ50を回転させて原稿の給紙を開始
する。給紙された原稿49はA/DF光学ユニット51
およびフラットベット光学ユニットへ搬送され、原稿画
像が読み取られ、その後、排紙部44に排紙される。
図1、図2および図3をもとに説明する。
である。13は画像読取部、14は画像読取部13が読
み取った原稿画像に基づいて用紙等の記録媒体上に画像
を形成する画像形成部であり、例えば電子写真方式等を
用いて用紙に原稿画像を形成するものである。画像読取
部13における1は原稿幅ガイドの移動に連動して抵抗
値が変化する可変抵抗である。2は固定抵抗、3は可変
抵抗1と固定抵抗2の抵抗に電圧に供給するための電
源、4はホールドコンデンサである。5はアナログフィ
ルタ回路であり原稿幅ガイド30のメカ的ながたつきに
よるチャタリングや浮遊容量によるノイズを除去するた
めのものである。
ログ電圧値をデジタル値(以下、原稿幅出力値)に変換
するためのA/D変換器、7は原稿幅判定回路でありA
/D変換器6から出力される原稿幅出力値がA/D変換
器6の最小分解能(例えば256段階の分解能中の1レ
ベル)以内に収束したかどうかを判定するための回路で
ある。8はテーブル変換回路であり、A/D変換器6が
出力する原稿幅出力値の平均値を原稿幅に変換するため
のもので、PROMなどによって予め変換するために、
原稿幅出力値とその値に対応する原稿幅の情報が記憶さ
れている。9はメモリ回路であり、テーブル変換回路8
によって最終的に決定された原稿幅を一次的に記憶する
ためのものである。
換器6から出力される原稿幅出力値が最小分解能以内に
収束したかどうかを判定するため可変抵抗1の抵抗値に
応じた電圧値を時系列的にサンプリングするためのサン
プリング信号(信号a〜e)を発生するものである。な
お、タイミング発生回路10はCPU11から制御信号
が送信されることで起動される。CPU11は、メモリ
回路9に記憶された原稿幅を読み出すとともに、原稿幅
出力値の検出範囲を決定するための後述する上限閾値、
下限閾値を原稿幅判定回路7部の上限閾値設定回路22
および下限閾値設定回路回路23に設定するよう構成さ
れる。
像形成部14のビデオコントローラ15からの指令に従
い画像読み取りのシーケンス制御をおこなって画像デー
タをビデオコントローラ15へ送信する。ビデオコント
ローラ15は画像読取部13から入力された画像データ
とA/DF47の原稿積載部32に積載された原稿幅お
よび原稿の送り方向の原稿長によってプリントすべき印
字用紙のサイズや印字位置を決定する。
の詳細について説明する。図2は図1の原稿幅判定回路
7の回路構成図であり、図3は図2の各部における信号
出力のタイミングチャートである。16〜20はフリッ
プフロップa〜eでありA/D変換器6からの原稿幅出
力値をタイミング発生回路10からのサンプリング信号
a〜eに基づいたタイミングでそれぞれ保持する。21
は平均値演算回路であり、フリップフロップ回路a〜e
の出力の平均値を算出し、テーブル変換回路8へ送出す
る。
回路23は、フリップフロップa〜eで保持された複数の
原稿幅出力値が所定の検出範囲にあるか否かを判定する
ための上限閾値および下限閾値を設定する回路であり、
CPU11からの制御信号とテーブル変換回路8が確定
した原稿幅に基づいて上限閾値および下限閾値を設定す
る。詳細には、メモリ回路9に記憶された原稿幅に所定
検出幅を加算した値を、更に原稿幅出力値に変換して上
限閾値に、所定検出幅を減算した値を更に原稿幅出力値
に変換して下限閾値に設定する。原稿幅出力値に変換し
ているのは、後述するウインドウコンパレータで原稿幅
出力値と直接比較するために長さを出力値に変換する必
要があるからである。なお、所定検出幅としてたとえ
ば、A/D変換器6の分解能およびテーブル変換回路8
の処理に起因する最小検出単位の幅(ΔL)が用いられ
るが、テーブル変換回路8において原稿幅を1mm単位
で確定する場合、ΔLは1mmとなる。従って、原稿幅
が210mmと算出された場合は、上限閾値は211m
mを原稿幅出力値に変換した値となり、下限閾値は20
9mmを原稿幅出力値に変換した値となる。なお、CP
U11の制御信号により、所定検出幅は任意に設定が可
能であり、例えば前述のΔLの整数倍(例:3倍(Δ3
L))等に設定される。
23は夫々タイミング信号発生回路10から出力される
サンプリング信号u、lによってテーブル変換回路8から
の設定される上限閾値および下限閾値をラッチし、ウイ
ンドウコンパレータa〜e(24〜28)に出力する。ウ
インドウコンパレータa〜e(24〜28)は、フリップ
フロップ回路a〜e(16〜20)から出力される複数の
原稿幅出力値が、上限閾値閾値設定回路22および下限
閾値設定回路23で設定された上限閾値より小さくかつ
下限閾値より大きい所定検出範囲にあるか否かを判断す
る。アンドゲート29には、ウインドウコンパレータa
〜e(24〜28)の出力が入力され、複数の原稿幅出
力値の全てが上限閾値より小さくかつ下限閾値より大き
いと判断されると、アンドゲート29の出力信号Sがイ
ネーブルとなる。信号Sがイネーブルになると、CPU
11からの指示により、平均値演算回路21が算出した
原稿幅出力値の平均値が、テーブル変換回路8によって
原稿幅に変換されてメモリ回路9に書込まれる。また、
メモリ回路9に書込まれた原稿幅はCPU11に送信さ
れ、更にCPU11が原稿幅を画像読取部コントローラ
12およびビデオコントローラ15に通知する。
例の動作説明をおこなう。
れた直後か否かを判断し、YESであれば、S402で
原稿幅を信号a〜eのタイミングに基づいて時系列的にサ
ンプリングし、S403にてサンプリングした原稿幅出
力値の平均値演算を実行する。続くS404にてS40
3で算出した原稿幅出力値の平均値をテーブル変換回路
8で原稿幅に変換し、S405では、原稿幅をメモリ回
路9に書込んで記憶する。その後S406で、上限閾値
および下限閾値を上限閾値設定回路22および下限閾値
設定回路23に設定する。詳細には、S405で記憶し
た原稿幅に前述のΔLを加算した幅を原稿幅出力値に変
換した値を上限閾値に、ΔLを減算した幅を原稿幅出力
値に変換した値を下限閾値に設定する。なお、図4中で
は上限閾値=原稿幅+ΔLとしているが、詳細には前述
のとおり(原稿幅+ΔL)を原稿幅出力値に変換した値
が設定される(以下、図4、図9の該当箇所も同様であ
る)。
N直後で上限閾値および下限閾値が設定されていない場
合に実行するステップである。
Oと判定された後に実行するS407では、原稿幅が変
化しているかどうかを調べるため、サンプリング信号a
〜eを発生させて原稿幅出力値のサンプリングを行う。
の出力である原稿幅出力値を、ウインドウコンパレータ
a〜eにおいて、上限閾値設定回路22および下限閾値設
定回路23に設定された上限閾値および下限閾値と比較
し、上限閾値以上または下限閾値以下の原稿幅出力値が
1つでもあれば、信号Sがディスイネーブルであること
からYESと判定してS409へ進み、すべて閾値の範
囲内であれば信号Sはイネーブルのままであるので処理
フローを終了して、スタートに戻る。
原稿幅出力値の平均値演算を実行し、S410にて平均
値を原稿幅に変換し、S411では、原稿幅出力値の再
検出を行うべく閾値の範囲を新たに決定するため、上限
閾値設定回路22、下限閾値設定回路23に上限閾値デ
ータ及び下限閾値データを夫々設定する。詳細には、原
稿幅の検出変動幅が最小検出幅であるΔLとなるよう
に、(原稿幅+ΔL)を原稿幅出力値に変換した値を上
限閾値に、(原稿幅−ΔL)を原稿幅出力値に変換した
値を下限閾値に設定する。なお、ここでいう原稿幅とは
メモリ回路9に記憶されている原稿幅であり、S405
又は後述するS414において記憶された原稿幅を意味
する。
系列的に発生させて、原稿幅出力値を取り込み、S41
3では、S412で演算した原稿幅出力値が、S411
で設定した上限閾値と下限閾値の範囲内にあるか否かを
判定する。上限閾値以上または下限閾値以下の原稿幅が
1つでもあれば、信号Sがディスイネーブルであること
からYESと判定してS415へ進み、すべて閾値の範
囲内であれば、NOと判定してS414へ進み、メモリ
回路9にS409で算出した原稿幅を書込む。
づいて、原稿幅の検出変動幅が最小検出幅の3倍である
Δ3Lとなるように、(原稿幅+Δ3L)を原稿幅出力
値に変換した値を上限閾値として、(原稿幅−Δ3L)
を原稿幅出力値に変換した値を下限閾値として、原稿幅
判定回路7に設定する。このように、S413で原稿幅
±ΔLの範囲内に収束していないと判定された原稿幅出
力値が、更に原稿幅±Δ3Lの範囲に収束しているか否
かを判定する。
リング処理を行う。S417にて、時系列的にサンプリ
ングした原稿幅出力値が、S415で設定した上限閾値
と下限閾値の範囲外にあるか否かを判定する。範囲外の
原稿幅出力値があれば、S418にて原稿幅出力の平均
値を算出し、S419にてその平均を原稿幅に変換す
る。範囲内である場合は、原稿幅ガイド30の位置の変
化は無いものとして処理フローを終了し、スタートに戻
る。
が、メモリ回路9に既に記憶されている原稿幅と比較し
て変化しているかどうかを調べる。メモリ回路9のデー
タと異なる値であればユーザが原稿幅ガイド30を移動
させたことを確定し、S421にて新たにメモリ回路9
への原稿幅の書込みを行う。その後S422では、ビデ
オコントローラ15に変更された原稿幅を、ステータス
として通知する。
を中心とした所定の検出範囲(本実施例の場合、最小検
出単位の3倍の幅)を外れた原稿幅出力を検出した場合
に、ユーザが原稿幅ガイド30を移動させたものとして
原稿幅を確定して新たな原稿幅として記憶するので、ノ
イズや変換誤差等により原稿幅の検出結果が頻繁に変動
し得る場合であっても、原稿幅を頻繁に通知することに
よる通信負荷の増大等引き起こすことなく、適切に原稿
幅を確定することができる。
を時系列的にサンプリングする回数を5回としているが
回数を特定する必要はなく任意に設定可能(例:3回、
7回)しても良い。
してからの時間に応じて、サンプリングの回数を変える
よう構成しても良い。原稿幅を確定してからの時間が短
い場合は、再び原稿幅ガイド30が移動させられる可能
性が高いものとしてサンプリング回数を多くして検出精
度を高めつつ、原稿幅を確定してからの時間が長い場合
は、サンプリング回数を少なくして処理の負荷を軽減す
ることができる。
2の説明を行う。なお、実施例2は、原稿幅ガイド30
の移動を検出したことに応答して、休止状態にあった画
像読取部13および画像形成部14を動作可能な待機状
態に復帰させるというものである。
像形成部である。画像形成部14として、本実施例では
電子写真方式を用いたものとしている。ここで、電子写
真方式とは、感光ドラムを帯電し、ビデオコントローラ
15からの画像データに基づいて、半導体レーザ等から
なる露光手段により感光ドラムを露光することで、感光
ドラム上に静電潜像を形成させ、その後感光ドラムにト
ナーを付着させ、トナー画像を別途給紙した用紙へ転写
し、最後にハロゲンヒータ36等の定着手段によって用
紙を加熱し、トナーを用紙へ熱定着させることで、用紙
上に画像を形成するような方式をいう。
をスイッチングして生成した直流電圧を画像読取部13
に供給する電源であり、CPUなどのIC、DCモータ
などを擁するランプユニット41、画像読取部コントロ
ーラ12、原稿幅検出部39等へDC電圧を供給する。
リモートスイッチ40は、消費電力の高い素子であるラ
ンプおよびランプインバータ(不図示)を含んだランプユ
ニット41へDC電圧を供給するか否かを切り替えるた
めのもので、原稿幅検出部39からの信号rによって制
御される。またヒータスイッチ35は、ハロゲンヒータ
36へ交流電源33からAC電圧を供給するか否かを切
り替えるためのもので、リモートスイッチ40と同様
に、原稿幅検出部39からの信号rによって制御され
る。そして、画像読取装置13の操作パネル43に所定
時間入力が行なわれない場合や、最後の画像形成動作を
実行してから所定時間経過してもビデオコントローラに
画像入力が無い場合等において、装置の消費電力を軽減
するために、原稿幅検出部39からの信号rによってリ
モートスイッチ40およびヒータスイッチをオフ状態へ
切り替え画像読取部13および画像形成部14を休止状
態に移行させる。
行などの入力を受け付けるための入力回路や、コピー実
行のための各種設定や装置の状態等を表示する表示回路
からなる。
部コントローラ12からの画像データを画像形成用に展
開する処理や、原稿幅検出部39からの原稿幅に応じて
最適なプリント用紙を設定する処理等を実行する。画像
形成部コントローラ37は、ビデオコントローラ15か
らの画像信号をもとに、ハロゲンヒータの制御や、前述
した不図示の露光手段の露光制御、感光ドラムの駆動制
御等の電子写真方式の画像形成にかかる制御を実行す
る。画像形成部DC電源34は、画像読取部DC電源3
8と同様に、画像形成部コントローラ37やビデオコン
トローラ15へのDC電圧の供給をおこなう。
実施例2の動作説明をおこなう。
ャートと同様なので、説明を省略し、本実施例に特有の
動作であるS923〜S925について説明する。
を移動させたと判断してS922でビデオコントローラ
15に原稿幅が通知された後に、画像読取部13および
画像形成部14が休止状態にあるか否かを判定する。画
像読取部13および画像形成部14が休止状態であった
場合はS924へ移行し、原稿幅検出部からの信号rが
イネーブルとなったことに応答して、リモートスイッチ
40およびヒータスイッチ35をオンとする。画像読取
部13および画像形成部14が休止状態でなかった場合
は再びスタートへ戻る。
形成部14が動作可能な待機状態へ移行したか否かを判
定する。待機状態への移行処理として、画像読取部13
においては、画像読取部コントローラ12が白補正など
の初期化処理を実行し、画像形成部14においては画像
形成部コントローラ37がハロゲンヒータ36の温度を
画像形成可能な所定温度に設定するよう制御すること
や、感光ドラム、帯電手段、露光手段等の画像形成部1
4の各部における初期化処理等を実行する。装置が待機
状態で無い場合は、S925の判定動作を再び実行し、
待機状態へ移行したと判定されたらスタートへ戻る。
ザが原稿のコピーを実行すべく原稿49を原稿積載部3
2にセットした時に実行されうる動作である。画像読取
部13および画像形成部14が休止状態(例えば、ラン
プユニット41、ハロゲンヒータ36への電源供給が停
止している状態)である場合、原稿を読み取り、画像を
形成するコピー動作を実行するには、ランプユニット4
1およびハロゲンヒータ36への電源供給を再開し、装
置を動作可能な待機状態(例えば、ランプユニット4
1、ハロゲンヒータ36に電源供給が行われている状
態)へ移行させる必要がある。ユーザは通常、原稿をコ
ピーする際に原稿49を原稿積載部32にセットした後
にコピー動作の実行命令を操作パネル42から入力する
ので、本実施例のごとくユーザが原稿幅ガイド30を移
動させてビデオコントローラ15に原稿幅が通知された
こと(S922)に応じて装置を待機状態へ移行させる
処理を開始することで、ノイズや変換誤差等により原稿
幅の検出結果が頻繁に変動し得る場合であっても、装置
の休止状態を適切に保つことで省電力効果を発揮しつ
つ、ユーザによる原稿のセットに応じたタイミングで装
置の待機状態への移行処理を開始でき、コピー動作を開
始するまでの待ち時間を短縮することができる。
イズや変換誤差等により原稿幅の検出結果が頻繁に変動
し得る場合であっても、原稿幅の変動が所定範囲内であ
れば原稿幅が変動したことを確定しないので、原稿幅を
頻繁に通知することによる通信負荷の増大等引き起こす
ことなく、適切に原稿幅を確定することができる。
検出結果が頻繁に変動し得る場合であっても、原稿幅の
変動が所定範囲内であれば原稿幅が変動したことを確定
しないので、装置の休止状態を適切に保って省電力効果
を発揮しつつ、ユーザによる原稿のセットに応じたタイ
ミングで装置の待機状態への移行処理を開始し、コピー
動作を開始するまでの待ち時間を短縮することができ
る。
ミングチャート
ト
ト。
Claims (10)
- 【請求項1】 原稿画像を読み取る画像読取手段を有す
る画像読取装置において、 原稿を積載する積載手段と、 前記積載手段に積載された原稿の搬送方向に対する横方
向の幅を規制する原稿規制手段であって、規制幅に応じ
た出力値を出力する原稿規制手段と、 前記原稿規制手段が出力する出力値が所定検出範囲にあ
るか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段によって前記出力値が前記所定検出範囲に
無いと判定された場合に、前記出力値に基づいて原稿幅
を確定する原稿幅確定手段と、 前記原稿幅確定手段が確定した前記原稿幅を外部装置へ
通知する原稿幅通知手段とを有することを特徴とする画
像読取装置。 - 【請求項2】 前記原稿幅確定手段が確定した前記原稿
幅を記憶する記憶手段を有し、 前記所定検出範囲は、前記記憶手段に記憶された前記原
稿幅に所定検出幅を加算した幅に応じた上限閾値と、前
記記憶手段に記憶された前記原稿幅から前記所定検出幅
を減算した幅に応じた下限閾値との間の範囲であること
を特徴とする請求項1記載の画像読取装置。 - 【請求項3】 前記所定検出幅は、前記原稿幅確定手段
が確定し得る最小単位の原稿幅より大きく、かつ前記最
小単位の原稿幅の整数倍であることを特徴とする請求項
2記載の画像読取装置。 - 【請求項4】 前記原稿規制手段が出力する複数回の出
力値の平均値を演算する演算手段と、 前記演算手段が演算した前記平均値を前記原稿幅に変換
する変換手段とを有し、 前記原稿幅確定手段は、前記判定手段によって前記複数
回の出力値のいずれか1つが前記所定検出範囲に無いと
判定された場合に、前記変換手段が変換した前記原稿幅
を確定することを特徴とする請求項1記載の画像読取装
置。 - 【請求項5】 前記画像読取手段を休止状態又は待機状
態に設定する設定手段を有し、 前記画像読取手段が休止状態に設定されているときに前
記原稿幅確定手段が前記原稿幅を確定した場合、前記設
定手段は前記画像読取手段を待機状態に設定することを
特徴とする請求項1記載の画像読取装置。 - 【請求項6】 原稿画像を読み取る画像読取手段と、 前記画像読取手段が読み取った原稿画像に基づいて記録
媒体に画像を形成する画像形成手段とを有する画像形成
装置において、 原稿を積載する積載手段と、 前記積載手段に積載された原稿の搬送方向に対する横方
向の幅を規制する原稿規制手段であって、規制幅に応じ
た出力値を出力する原稿規制手段と、 前記原稿規制手段が出力する出力値が所定検出範囲にあ
るか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段によって前記出力値が前記所定検出範囲に
無いと判定された場合に、前記出力値に基づいて原稿幅
を確定する原稿幅確定手段と、 前記原稿幅確定手段が確定した前記原稿幅に基づいて前
記画像形成手段を制御する制御手段とを有することを特
徴とする画像形成装置。 - 【請求項7】 前記原稿幅確定手段が確定した前記原稿
幅を記憶する記憶手段を有し、 前記所定検出範囲は、前記記憶手段に記憶された前記原
稿幅に所定検出幅を加算した幅に応じた上限閾値と、前
記記憶手段に記憶された前記原稿幅から前記所定検出幅
を減算した幅に応じた下限閾値との間の範囲であること
を特徴とする請求項6記載の画像形成装置。 - 【請求項8】 前記所定検出幅は、前記原稿幅確定手段
が確定し得る最小単位の原稿幅より大きく、かつ前記最
小単位の原稿幅の整数倍であることを特徴とする請求項
7記載の画像形成装置。 - 【請求項9】 前記原稿規制手段が出力する複数回の出
力値の平均値を演算する演算手段と、 前記演算手段が演算した前記平均値を原稿幅に変換する
変換手段とを有し、 前記原稿幅確定手段は、前記判定手段によって前記複数
回の出力値のいずれか1つが前記所定検出範囲に無いと
判定された場合に、前記変換手段が変換した前記原稿幅
を確定することを特徴とする請求項6記載の画像形成装
置。 - 【請求項10】 前記画像形成手段を休止状態又は待機
状態に設定する設定手段を有し、 前記画像形成手段が休止状態に設定されているときに前
記原稿幅確定手段が前記原稿幅を確定した場合、前記設
定手段は前記画像形成手段を待機状態に設定することを
特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002081027A JP3880425B2 (ja) | 2002-03-22 | 2002-03-22 | 画像読取装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002081027A JP3880425B2 (ja) | 2002-03-22 | 2002-03-22 | 画像読取装置及び画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003276855A true JP2003276855A (ja) | 2003-10-02 |
JP3880425B2 JP3880425B2 (ja) | 2007-02-14 |
Family
ID=29229819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002081027A Expired - Fee Related JP3880425B2 (ja) | 2002-03-22 | 2002-03-22 | 画像読取装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3880425B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016044064A (ja) * | 2014-08-26 | 2016-04-04 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | シート搬送装置、画像処理装置、シートサイズ判定方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0983739A (ja) * | 1995-09-07 | 1997-03-28 | Ricoh Co Ltd | 画像読取システム |
JPH11184317A (ja) * | 1997-12-19 | 1999-07-09 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2001322723A (ja) * | 2000-05-15 | 2001-11-20 | Ricoh Co Ltd | 用紙サイズ検知装置及び画像形成装置 |
JP2001358898A (ja) * | 2000-06-13 | 2001-12-26 | Ricoh Co Ltd | デジタル複写機 |
-
2002
- 2002-03-22 JP JP2002081027A patent/JP3880425B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
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