JP2004326053A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】被転写体サイズ設定手段で設定された被転写体の設定サイズと被転写体サイズ検知手段で検知された被転写体の検知サイズが異なる場合に警告して、異常画像の発生を防止して、トナー消費量を低減して省資源化し、メンテナンス期間も長期化して低コストで高品質の画像形成が行なわれる画像形成装置を提供する。
【解決手段】トナー画像形成手段1に被転写体(P)を給送する定形サイズ被転写体給送手段2と、定形サイズ被転写体給送手段とは別の手差し被転写体給送手段3と、手差し被転写体給送手段に搭載された被転写体(P)のサイズを検知する被転写体サイズ検知手段4と、形成するトナー画像の被転写体(P)のサイズを設定する被転写体サイズ設定手段5と、被転写体サイズ設定手段で設定された設定サイズと被転写体サイズ検知手段4で検知された検知サイズが異なるときに警告する警告手段6とからなる。
【選択図】 図1
【解決手段】トナー画像形成手段1に被転写体(P)を給送する定形サイズ被転写体給送手段2と、定形サイズ被転写体給送手段とは別の手差し被転写体給送手段3と、手差し被転写体給送手段に搭載された被転写体(P)のサイズを検知する被転写体サイズ検知手段4と、形成するトナー画像の被転写体(P)のサイズを設定する被転写体サイズ設定手段5と、被転写体サイズ設定手段で設定された設定サイズと被転写体サイズ検知手段4で検知された検知サイズが異なるときに警告する警告手段6とからなる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関し、詳しくは、手差し給紙によって定形サイズ又は不定形サイズの記録材に電子写真方法でトナー画像を形成する複写機、ファクシミリ装置、プリンタあるいはこれらの複合機等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の電子写真式画像形成装置においては、装置本体に、記録材としての転写用紙を複数枚連続で複写、或いは、プリント可能なように、通常100枚乃至500枚程度の記録材を搭載可能な給紙トレイを持っている。又、頻繁に使用する記録材のサイズ、種類が1種類とは限らないので、装置本体側には複数の給紙トレイを装備している。
前記のように、本体側に複数の給紙トレイを持っていたとしても、各給紙トレイにセットされた記録材とは異なった種類、サイズの記録材に対し、複写、或いはプリントを実行したいという要求が発生することが想定される。このような要求に対し、一般的には、本体側の給紙トレイとは別に、手差し給紙装置を設けることが行われている。
又、本体側の給紙トレイでは、セットされた記録材のサイズが判別可能となるように定形サイズの記録材のみを搭載するように構成されている場合が多く、不定形サイズの記録材に対する画像形成要求は手差し給紙装置により実現している場合が多い。
不定形サイズの記録材を本体側の給紙トレイでも給紙可能なようにする場合もあるが、一般的ではない。
又、手差し給紙装置は、不定形サイズへの対応のためのみでなく、厚紙、OHP用紙、封筒、葉書等の記録材の転写要求に答える為に用意されている場合が多い。
記録材を適切に給紙搬送し、記録材上の適切な位置にトナー画像を形成する為には、記録材のサイズが判明していなければならない。その為に、操作者が操作部より、用いようとする記録材の縦横サイズを入力して設定している。
【0003】
又、手差し給紙装置の手差しトレイに記録材をセットした時点で記録材のセットガイド板の位置等により、用紙のサイズを自動的に検出する方法も公知である(特開平7−61086号の公報を参照)。
複写機の場合は、原稿のサイズはスキャナ部に搭載されている原稿サイズ検出センサにより予め検出し原稿サイズに応じたサイズで原稿の読み取りを行っている。プリンタでは、ホストコンピュータによる送信画像データにサイズ情報を付加している。
ところで、操作者が入力した設定サイズと実際にセットされた記録材の検知サイズが異なる場合が考えられるが、この場合、従来の装置では、操作者が入力した設定サイズに応じて画像形成を行うため、実際に形成される画像のサイズと給紙搬送される記録材のサイズが一致しない場合が生じる。
【特許文献1】特開平7−61086号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の画像形成装置は、操作部より使用する記録材のサイズを入力した設定サイズと手差し給紙装置から給紙される記録材のサイズが実際に検知された検知サイズとが異なり、サイズ不一致の状態で画像形成が行なわれると、手差し給紙装置に搭載されて給紙搬送される記録材のサイズよりも広い範囲に画像が形成されて異常画像となり、トナーは記録材に転写されずに像担持体上等に残留することにより、クリーニング手段により除去されることから、余分なトナー消費量の増大化が発生し、装置のトナー汚れによるメンテナンス期間(メンテナンス間隔)が短縮化してコスト高になり形成画像の品質も低下すると言う問題が発生していた。
これを言い換えれば、手差しトレイにセットした記録材の主走査方向サイズと、実際にスキャナ部或いはホストコンピュータ等から送信される画像データの主走査方向のサイズとが異なる場合に、画像データに基づいた画像をそのまま出力すると、画像が記録材面に入りきらずに用紙上で画像データ(トナー像)の欠損が生じてしまうことがある。
また、画像データのサイズが小さい場合には、必要以上に余白が発生する場合がある。
そこで本発明の課題は、このような問題点を解決するものである。即ち、サイズ設定手段で設定された記録材の設定サイズとサイズ検知手段で検知された実際の記録材の検知サイズが異なる場合に警告を発して、異常画像の発生を防止すると共に、トナー消費量を低減して省資源化し、メンテナンス期間(メンテナンス間隔)を長期化させて低コストで高品質の画像形成が行なわれる画像形成装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、手差しトレイにセットした記録材の主走査方向サイズと、入力された画像データの主走査方向のサイズとが異なる場合でも、給紙した記録材上にできるだけ多くの画像データを欠損することなく形成し、画像形成品質の向上を図ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1の本発明は、電子写真技術を用いて記録材に画像形成を行う画像形成装置において、トナー画像を記録材に形成する画像形成手段と、前記画像形成手段に定形サイズの記録材を給送する定形サイズ給送手段と、前記定形サイズ給送手段とは別に手差しで定形サイズ又は不定形サイズの記録材を給送する手差し給紙手段と、手差し給紙手段に搭載された記録材のサイズを検知するサイズ検知手段と、使用する記録材のサイズを入力設定するサイズ設定手段と、前記サイズ設定手段にて入力設定した設定サイズと前記サイズ検知手段で検知された検知サイズが異なるときに警告する警告手段と、制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記制御手段は、前記警告手段の警告中に、前記画像形成手段が手差し給紙手段から給送される記録材にトナー画像を形成することを禁止することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、前記制御手段は、前記警告手段の警告中における、手差し給紙手段から給送される記録材へのトナー画像形成禁止を解除して、前記サイズ設定手段を初期化設定手段により初期化することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1、2又は3に記載の画像形成装置において、前記制御手段は、前記警告手段の警告中において、前記サイズ検知手段で検知された記録材の検知サイズに応じて、サイズ設定手段にて設定された設定サイズを変更して、手差し給紙手段から給送される記録材へのトナー画像の形成を開始することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1、2、3又は4に記載の画像形成装置において、前記サイズ検知手段は、記録材の搬送方向と直交する主走査方向のサイズを検知する主走査方向サイズ検知手段を備えることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5に記載の画像形成装置において、前記主走査方向サイズ検知手段は、記録材の搬送方向と直交する主走査方向の定形サイズのみを段階的に検知する主走査方向定形サイズ検知手段を備えることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項5に記載の画像形成装置において、前記主走査方向サイズ検知手段は、搭載された記録材の搬送方向と直交する主走査方向の定形サイズ又は不定形サイズを検知する主走査方向不定形サイズ検知手段を備えることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1、2、3、4、5、6又は7に記載の画像形成装置において、前記警告手段は、警告表示する警告表示手段又は警告音を発生する警報手段からなることを特徴とする。
【0006】
請求項9の発明は、請求項1、2、3、4、5、6又は8に記載の画像形成装置において、前記警告手段は、サイズ設定手段で設定された設定サイズと主走査方向定形サイズ検知手段の検知サイズが1段階以上異なるときに警告することを特徴とする。
請求項10の発明は、電子写真技術を用いて記録材に画像形成を行う画像形成装置において、複数の記録材を搭載しておくための給紙トレイと、前記給紙トレイを用いずに記録材を手差し給紙するための手差し給紙手段と、前記手差し給紙手段に記録材を搭載した際に搬送方向と直交する方向の記録材のサイズを検出するサイズ検知手段と、原稿の画像や原稿のサイズ及び向きを入力するための画像データ入力手段と、前記画像データ入力手段から入力される原稿のサイズ及び向きを判別するための画像サイズ判別手段と、入力された画像データを格納することが可能な画像データ格納手段と、入力された画像データを回転処理する画像データ回転処理手段と、前記手差し給紙手段にセットされた記録材の主走査方向のサイズと前記画像データ入力手段により入力された原稿の主走査方向及び副走査方向のサイズとを比較するサイズ比較手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項10において、前記サイズ比較手段により比較した結果、前記手差し給紙手段にセットされた記録材の主走査方向のサイズと前記画像データ入力手段により入力された原稿の主走査方向のサイズが異なっている場合に画像データを前記画像データ回転処理手段により回転処理する回転制御手段を有し、前記回転制御手段による回転処理後の画像データに基づいて前記手差し給紙手段から供給搬送される記録材に画像を形成することを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項10又は11において、前記サイズ比較手段により比較した結果、前記手差し給紙手段にセットされた記録材の主走査方向のサイズと前記画像データ入力手段により入力された原稿の副走査方向のサイズがおおよそ一致する場合に、前記回転制御手段による回転処理後の画像データに基づいて前記手差し給紙手段から供給搬送される記録材に画像を形成することを特徴とする。
【0007】
請求項13の発明は、請求項10又は11において、前記サイズ比較手段により比較した結果、手差し給紙手段にセットされた記録材の主走査方向のサイズに対し、前記画像データ入力手段により入力された原稿の副走査方向のサイズが小さい場合に、前記回転制御手段による回転処理後の画像データに基づいて手差し給紙手段から給紙される記録材に画像を形成することを特徴とする請求項10又は11に記載の画像形成装置。
請求項14の発明は、電子写真技術を用いて画像形成を行う画像形成装置であって、複数の記録材を搭載しておくための給紙トレイと、前記給紙トレイを用いずに記録材を手差し給紙するための手差し給紙手段と、前記手差し給紙手段に記録材をセットした際に搬送方向と直交する方向の記録材のサイズを検出するサイズ検知手段と、原稿の画像や原稿のサイズ及び向きを入力するための画像データ入力手段と、前記画像データ入力手段から入力される原稿のサイズ及び向きを判別するための画像サイズ判別手段と、入力された画像データを格納することが可能な画像データ格納手段と、入力された画像データを回転処理する画像データ回転処理手段と、前記手差し給紙手段にセットされた記録材の主走査方向のサイズと前記画像データ入力手段により入力された原稿の主走査方向及び副走査方向のサイズとを比較するサイズ比較手段と、を備えたものにおいて、前記サイズ比較手段による比較結果において、手差し給紙手段から給紙された記録材の主走査サイズと画像データ入力手段により入力された画像データの主走査方向のサイズとが異なっている場合にサイズの違いを警告表示する表示手段と、前記画像データ回転処理手段により画像データの回転処理を実行するか否かを選択せしめる選択手段と、を有することを特徴とする。
請求項15の発明は、請求項14に記載の画像形成装置に於いて、前記選択手段により画像データの回転処理が選択された場合に画像データ回転処理手段に回転処理をなさしめる回転制御手段を有し、前記回転制御手段は、回転処理後の画像データに基づいて手差し給紙手段から給紙された記録材に対して画像形成し、回転処理が選択されなかった場合には回転処理しない画像データに基づいて手差し給紙手段から給紙された記録材に対して画像形成を行うことを特徴とする。
【0008】
請求項16の発明は、電子写真技術を用いて画像形成を行う画像形成装置であって、複数の記録材を搭載しておくための給紙トレイと、前記給紙トレイを用いずに記録材を手差し給紙するための手差し給紙手段と、前記手差し給紙手段に記録材をセットした際に搬送方向と直交する方向の記録材のサイズを検出するサイズ検知手段と、原稿の画像やサイズ及び向きを入力するための画像データ入力手段と、前記画像データ入力手段から入力される原稿のサイズ及び向きを判別するための画像サイズ判別手段と、入力された画像データを格納することが可能な画像データ格納手段と、入力された画像データを拡大、或いは縮小処理する画像データ拡大縮小処理手段と、前記手差し給紙手段にセットされた記録材のサイズと前記画像データ入力手段により入力された原稿のサイズとを比較するサイズ比較手段と、制御手段と、を備えたものにおいて、前記制御手段は、前記サイズ比較手段による比較結果において、手差し給紙手段から給紙された記録材のサイズと画像データ入力手段により入力された画像データのサイズとが異なっている場合に、前記画像データ拡大縮小処理手段によって、該サイズ比較手段による比較結果に応じて、記録材のサイズにあったサイズに画像データを自動的に拡大、或いは縮小処理することを特徴とする。
請求項17の発明は、請求項16に記載の画像形成装置に於いて、前記制御手段は、前記サイズ検知手段による記録材サイズについての検知結果に応じて、前記画像データ入力手段によって入力された画像データを前記画像データ拡大縮小処理手段を用いて最適なサイズに拡大、或いは縮小処理し、前記記録材に対して、拡大、或いは縮小処理された画像データに基づいて画像形成を行うことを特徴とする。
請求項18の発明は、請求項16に記載の画像形成装置に於いて、前記サイズ比較手段により比較した結果において、手差し給紙手段にセットされた記録材の主走査サイズと画像データ入力手段により入力された画像データの主走査方向のサイズとが異なっている場合に、サイズの不一致を警告表示する警告表示手段を有することを特徴とする。
請求項19の発明は、請求項18に記載の画像形成装置において、前記警告表示手段によりサイズの不一致を警告表示する際に、画像データを手差し給紙手段にセットされた記録材のサイズに最適なサイズに拡大、或いは縮小処理するか否かを選択する選択手段を有し、該選択手段により拡大、或いは縮小処理が選択された場合は、拡大、或いは縮小処理した後の画像データに基づいて手差し給紙手段から給紙された記録材に画像形成を行い、該選択手段により拡大、或いは縮小処理が選択されなかった場合は、拡大、或いは縮小処理を実施しない画像データに基づいて手差し給紙手段から給紙された記録材に画像形成を行うことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態例に係る画像形成装置の内部構成等を示す説明図、図2は、図1の画像形成装置の外観図、図3は本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の主要部(手差し給紙手段)の拡大斜視図、図4は図3における操作説明図、図5は手差し給紙手段におけるサイズ検知手段の構成説明図、図6は本発明の実施の形態例を示すサイズ検知手段の主要部の拡大説明図である。
図1乃至図6において、手差し給紙によって定形サイズ又は不定形サイズの記録材(転写用紙)上に、電子写真方法でトナー画像を形成(転写、定着)する画像形成装置0は、トナー画像を記録材(P)としての転写用紙に転写してトナー画像を形成する画像形成手段1と、画像形成手段1に定形サイズの記録材(P)を給送する定形サイズ給送手段2(本体給紙トレイ2aとオプション給紙トレイ2b)と、手差しで定形サイズ、又は、不定形サイズの記録材(P)を給送する手差し給紙手段3と、手差し給紙手段3を構成する手差しトレイ3a上に搭載された記録材(P)のサイズを検知するサイズ検知手段4(主走査方向サイズ検知手段4aとしての主走査方向定形サイズ検知手段4a1、又は、主走査方向不定形サイズ検知手段4a2)と、各種入力キー、表示手段等を備えた操作部9(操作パネル)と、操作部9に配置されて記録材サイズを入力設定するためのサイズ設定手段5と、操作部9に配置されて警告手段6として警告表示する警告表示手段6a、又は、警告音を発生する警報発生手段6bと、これらを制御する制御手段8と、を備えている。
警告手段6は、サイズ設定手段5から設定された設定サイズとサイズ検知手段4で検知された記録材の検知サイズが異なるときに、制御手段8からの制御によって作動して操作者に警告を発する。即ち、警告手段6は、サイズ設定手段5を用いて入力設定された記録材(P)の設定サイズとサイズ検知手段4で検知された記録材(P)の検知サイズとが異なる場合にその旨(サイズ不一致)を確実に操作者に警告して、異常画像の発生を確実に防止して、トナー消費量を低減して省資源化し、更にメンテナンス期間(メンテナンス間隔)を長期化して低コストで高品質の画像形成を可能とする。
【0010】
装置本体上に搭載された自動原稿給紙装置10の原稿給紙台10aに積載された原稿用紙(O)は、原稿給紙ローラ群10bとそれに連動する原稿給紙ベルト10cの駆動により、一枚ずつ読み取り用の原稿台10dに搬送され、読取り露光手段(読取り部)1bにより原稿用紙(O)の画像が読み取られる。
読取り露光手段1bは、原稿用紙(O)からの反射光を後段に導く為の光源、及び、ミラーからなる光学系前段1b1と、光学系前段1b1からの光を集光させる光学レンズ部1b2と、光学レンズ部1b2からの光を像担持体1a(ドラム形状の感光体)上に集光させるように複数枚のミラーからなる光学系後段1b3等で構成されている。
光学系後段1b3を出た光は、前以て一様に帯電されている像担持体1a上に露光し、原稿用紙(O)の画像に応じた静電潜像を形成する。
次に、像担持体1a上に形成された静電潜像は、像担持体1aの回転に連れられて現像手段1cから供給されるトナーにより可視像化される。
一方、定形サイズの記録材(P)を給送する定形サイズ給送手段2は、本体給紙トレイ2aとオプション給紙トレイ2bに、何種類かの記録材(P)を有する。定形サイズ給送手段2、又は、手差し給紙手段3から供給される記録材(P)が、各給紙ローラや給紙搬送ローラの助けで像担持体1aの方向に搬送されて、タイミングローラ1fによりタイミングを合わせた後で供給される記録材(P)に、像担持体1a上に形成されたトナー像が転写手段1gの転写ローラで転写される。次いで、記録材(P)に転写されたトナー画像は定着手段1hにより熱定着された後に、予め決められた収納トレイ1iの一つに収納される。
この装置本体には、更に両面複写手段1jが備わっており、記録材(P)を反転することが出来るように、両面ユニット1j1を有しており、像担持体1aより転写手段1gで片面にトナー画像を転写し、その後定着手段1hにより熱定着された記録材(P)は、図示しない分岐爪により収納トレイ1iの方向ではなく両面ユニット1j1の方向に向けられ、両面ユニット格納ローラ1j2、両面ユニット格納ローラ1j3、両面ユニット搬送ローラ1j4の働きで転写面を上にして前記両面ユニット1j1の低部に点線で図示のように格納する。
【0011】
次に、再給送による記録材(P)の裏面へのトナー画像形成時には、両面ユニット搬送ローラ1j4が反対方向に回転して、格納した片面にトナー画像を転写済みの記録材(P)を両面ユニット搬送ローラ1j4から一枚づつ送り出し、タイミングローラ1fでタイミングを合わせて、像担持体1a上のトナー画像を記録材(P)の反対面に転写手段1gの転写ローラで転写し、定着手段1hによりトナー画像を熱定着させ、前記収納トレイ1iの一つに収納する。
手差しトレイ3aは、通常時においては、装置本体0a内に収納されている(図2を参照)。
手差し給紙手段3の使用時のみ、手差しトレイ3aを図3の矢印(A)方向に倒して、手差し給紙部を開放し、手差しトレイ3aに記録材(P)をセットすることにより、手差しトレイ3aが使用可能となる。手差しトレイ3aには、主走査方向定形サイズ検知手段4a1が配置されていて、矢印(B)で示す搬送方向と直交する主走査方向の定形サイズを段階的に、機構や検出回路が簡単に検知する(図3と図4を参照)。
【0012】
主走査方向定形サイズ検知手段4a1は、図5、図6に示すように、手差しトレイ3aにサイドフェンス3bの一方のサイドフェンス3b1を固定して、他方のサイドフェンス3b2が摺動スイッチ4a1と一体で図示の矢印(C)方向に移動するように構成する。他方のサイドフェンス3b2が矢印(C)方向に移動すると、摺動スイッチ(接触部材)4a1 1が定形サイズ検知通電板4a12上を摺動する。定形サイズ検知通電板4a12上には、所定の形状を備えた導体(銅箔)パターンから成る各通電板4a121、通電板4a122、通電板4a123、通電板4a124、通電板4a125が矢印(C)方向へ延びており、摺動スイッチ4a1 1が同方向へ進退移動する過程で、これらの通電板に対して選択的に通電する。換言すれば、摺動スイッチ(接触部材)4a1 1の先端は複数の接触子から成っており、摺動スイッチの位置によって個々の接触子が接触する定形サイズ検知通電板4a12の組み合わせが異なるように個々の定形サイズ検知通電板4a12の形状が選ばれている。このように、サイドフェンス3b1の位置に応じて変化する定形サイズ検知通電板の通電パターンを判別することで、手差しトレイ3上の記録材の主走査方向サイズを段階的に検出している。
このため、手差しトレイ3aに搭載される記録材(P)の一般的な定形サイズ、例えば、A列(A5R、A4R、A3・・・)、B列(B6R、B5R、B4・・)、ダブルレター(DTL)、インチ系等のサイズの違いを各段階を検知して、その検知情報が制御手段8に送られる。制御手段8では、サイズ設定手段5からの操作により予め設定された記録材(P)の設定サイズと、サイズ検知手段4で検知された記録材(P)の検知サイズとが異なる場合に警告手段6を確実に作動させて警告し、記録材(P)の主走査方向の異常画像の発生を防止する。このため、トナー消費量を低減して省資源化し、メンテナンス期間(間隔)を長期化し、更に低コストで高品質の画像形成が行なうことが可能になる(図5と図6を参照)。
なお、以降の説明は図5に示すタイプのサイズ検出機構、すなわち用紙サイズ検知手段を採用した場合を示す。
【0013】
次に、図7及び図8は本発明の実施形態に係る手差し給紙手段の他の構成例(主走査方向不定形サイズ検知手段)を示す斜視図、及び要部構成図であり、手差しトレイ3aには、サイズ検知手段4としての主走査方向不定形サイズ検知手段4a2が配置されていて、記録材(P)の矢印(B)で示す搬送方向と直交する主走査方向の定形サイズ、及び不定形サイズを検知するようになっている。
主走査方向不定形サイズ検知手段4a2における、サイドフェンス3bとしての一方のサイドフェンス3b1と他方のサイドフェンス3b2は、図8の矢印(D)で示した左右方向に進退移動可能であり、記録材(P)の主走査方向サイズに合わせて被転写紙の両端縁に当接させることにより記録材(P)を搬送案内する。
一方のサイドフェンス3b1と他方のサイドフェンス3b2は、一方のラック4a21、他方のラック4a22、及び、一方のラック4a21と他方のラック4a22と噛み合うピニオン歯車を有する回転歯車センサ4a23によりそれぞれがリンクして作動する。
回転歯車センサ4a23は、内部に、図示しない円形状の抵抗体が配置されており、回転変化角により抵抗値が変化するようになっていて、回転変化角に応じて変化する抵抗値が電気的に検出され、アナログ−デジタル変換処理される。
アナログ−デジタル変換(AD変換)された信号は、ソフトウェアによって処理される。ソフトウェアは手差しトレイ3にセットされた記録材の主走査方向のサイズを連続的に検出することができる。したがって、不定形サイズの記録材であってもサイズの検出が可能である。
従って、主走査方向不定形サイズ検知手段4a2によって、手差しトレイ3aに搭載された記録材の主走査方向のサイズを連続的に検出して、その検知サイズ情報は制御手段8に送られて、サイズ設定手段5で設定された記録材の設定サイズと異なる場合に警告手段6を作動させて警告し、記録材の主走査方向の異常画像の発生を防止する。また、トナー消費量を低減して省資源化し、メンテナンス期間も長期化して低コストで高品質化した画像形成が行なうことができる。
【0014】
図9は本発明の画像形成装置の制御系を示すブロック図であり、図10は操作部の説明図であり、同図において、手差しトレイ3aに記録材(P)を搭載して複写を行う場合、操作部9の電源スイッチ9aをONして、LCD画面9b上の入力ガイド画面に従って、サイズ設定手段5によって、トナー画像の形成に使用する記録材の設定サイズの縦横サイズを各々入力する。
制御手段8のCPU8aは、サイズ設定手段5によって設定された設定サイズに応じて、手差しトレイ3aより給送されようとしている紙サイズを間接的に認識することが出来る。
入力設定された記録材の設定サイズと、実際に手差しトレイ3aに搭載した記録材の主走査方向定形サイズ検知手段4a1、又は、主走査方向不定形サイズ検知手段4a2による検知サイズが一致している場合には、画像形成手段1によるトナー画像形成動作が開始される。
然し、入力された記録材(P)の設定サイズと検知サイズが不一致の場合は、警告表示手段6aの警告表示、又は、警報手段6bの警告音の発生によって確実に警告して、画像形成手段1のトナー画像形成動作が禁止されて行われない。
従って、サイズ設定手段5で設定された記録材(P)の設定サイズとサイズ検知手段4で検知された記録材(P)の検知サイズが異なる場合に警告してトナー画像の形成を禁止するから、異常画像の発生を確実に防止することができる。このため、トナー消費量も確実に低減して省資源化し、メンテナンス期間も確実に長期化して確実に低コストで低品質の画像形成を行なうことができる。
【0015】
制御手段8からの制御によって、警告表示手段6a、又は、警報手段6bは、サイズ設定手段5からの操作により設定された設定サイズと、主走査方向定形サイズ検知手段4a1により検知された検知サイズとが、1段階以上異なるときに警告するようにしてもよい。
従って、サイズ設定手段5で設定された設定サイズと主走査方向定形サイズ検知手段4a1で検知された記録材の検知サイズとが異なる場合には、検知サイズが定形サイズであっても警告を発して異常画像の発生を防止する。このため、トナー消費量を低減して省資源化し、メンテナンス期間も長期化し、更に低コストで高品質の画像形成が行なわれる。
又、制御手段8からの制御により、警告表示手段6aの警告表示、又は、警報手段6bの警告音の発生による警告を行っている最中に、設定サイズ変更手段5aをONすると、主走査方向定形サイズ検知手段4a1、又は、主走査方向不定形サイズ検知手段4a2で検知された検知サイズに応じて、サイズ設定手段5で設定された設定サイズを変更して、手差し給紙手段3から給送される記録材(P)へのトナー画像形成を開始するようにしてもよい。
従って、サイズ設定手段5で設定された記録材(P)の設定サイズとサイズ検知手段4で検知された記録材(P)の検知サイズが異なる場合に警告するので、簡単な方法で、異常画像の発生を防止することができる。また、トナー消費量を低減して省資源化し、メンテナンス期間も長期化して低コストで高品質の画像形成を行なうことができる。
更に、制御手段8からの制御により、警告表示手段6aの警告表示、又は、警報手段6bの警告音の発生によって警告している期間中において、初期化設定手段7をONすると、手差しトレイ3aから給送される記録材(P)へのトナー画像形成禁止を解除して、サイズ設定手段5を初期化して、トナー画像の形成を可能にする。
従って、サイズ設定手段5で設定された記録材(P)の設定サイズとサイズ検知手段4で検知された記録材の検知サイズが異なる場合に再度の警告をしてトナー画像の形成を再度禁止するから、異常画像の発生を確実に防止して、トナー消費量を確実に低減して省資源化し、メンテナンス期間も確実に長期化して確実に低コストで低品質の画像形成を行うことができる。
【0016】
図11は本発明の一実施形態に係る画像形成装置による制御手順を示すフローチャートであり、同図において、画像形成装置0は、制御手段8による、次のような動作によって、サイズ設定手段5で設定された記録材(P)の設定サイズとサイズ検知手段4で検知された記録材(P)の検知サイズが異なる場合に、確実に警告して、異常画像の発生を確実に防止して、トナー消費量も低減して省資源化し、更にメンテナンス期間も長期化して低コストで高品質の画像形成が行なわれるようになっている。
【0017】
即ち、操作部9に配置された電源スイッチ9aを電源「ON」して(ステップ1)、定形サイズ、又は、不定形サイズの記録材(P)を手差し給紙手段3によって給送する「手差し給紙?」かどうかを手差しトレイ3aの開閉に連動して判断する(ステップ2)。手差しトレイ3aが閉じているために「手差し給紙」が行われない場合には処理を終了して「エンド」になるが、手差しトレイ3aが開放しているために「手差し給紙」が行われる場合であれば、サイズ設定手段5により画像が形成される記録材(P)のサイズを設定する(ステップ3)。次いで、サイズ検知手段4によってセットされた記録材(P)のサイズを検知して(ステップ4)、主走査方向定形サイズ検知手段4a1で検知されたサイズが「定形サイズ検知?」かどうかを判断する(ステップ5)。ステップ5において、主走査方向定形サイズ検知手段4a1で検知されたサイズが「定形サイズ検知」であれば、サイズ設定手段5により設定された「設定サイズ」と主走査方向定形サイズ検知手段4a1で検知された「検知サイズが一段階以上異なるか?」を判断する(ステップ6)。サイズ設定手段5により設定された「設定サイズ」と主走査方向定形サイズ検知手段4a1で検知された「検知サイズが一段階以上異ならなければ」、画像形成手段1で給送される記録材(P)にトナー画像を形成して「エンド」になるが(ステップ7)、「検知サイズが一段階以上異なれば」、警告表示手段6aによる警告表示、又は、警報発生手段6bによる警告音で「警告」する(ステップ8)。そして、操作部9により画像形成手段1が「画像形成動作スタートであるか?」を判断して(ステップ9)、操作部9により画像形成手段1が「画像形成動作スタートでなければ」終了して「エンド」になるが、操作部9により画像形成手段1が「画像形成動作スタートであれば」、サイズ設定手段5により設定された「設定サイズ」をサイズ検知手段4により検知された「検知サイズ」に応じて「変更するか?」を設定サイズ変更手段5aのON、又はOFFにより判断する(ステップ10)。そして、サイズ設定手段5により設定された「設定サイズ」をサイズ検知手段4により検知された「検知サイズ」に応じて変更する設定サイズ変更手段5aがONならば、警告表示手段6aの警告表示、又は、警報発生手段6bの警告音による「警告」を解除して(ステップ11)、画像形成手段1で給送される記録材(P)にトナー画像を形成して「エンド」になる(ステップ12)。一方、サイズ設定手段5により設定された「設定サイズ」を、サイズ検知手段4による「検知サイズ」に応じて変更しない場合(設定サイズ変更手段5aがOFFの場合)には、画像形成手段1の「画像形成動作を禁止するか?」を設定サイズを指定して閉じる手段5bのON、又は、OFFによって判断する(ステップ13)。そして、画像形成手段1の画像形成動作を禁止する場合、即ち設定サイズを指定して閉じる手段5bがONならば、画像形成手段1の「画像形成動作を禁止」して「エンド」になる(ステップ14)。一方、操作部9により画像形成手段1の画像形成動作を禁止しない場合、即ち設定サイズを指定して閉じる手段5bがOFFならば、初期化設定手段7で初期化して(ステップ15)、警告表示手段6aの警告表示、又は、警報発生手段6bの警告音による「警告」を解除する(ステップ16)。しかし、(ステップ5)で検知サイズが主走査方向不定形サイズ検知手段4a2で検知された「不定形サイズ検知」であれば、サイズ設定手段5により設定された「設定サイズ」と主走査方向不定形サイズ検知手段4a2で検知された「検知サイズ」が「一致するか?」を判断する(ステップ17)。そして、「設定サイズ」と「検知サイズ」が「一致」しない場合には(ステップ8)へ進み、「設定サイズ」と「検知サイズ」が「一致」すれば、画像形成手段1で給送される記録材(P)にトナー画像を形成して(ステップ18)、「エンド」になって終了する。
【0018】
次に、図12及び図13に基づいて本発明の他の実施形態について説明する。図12は本発明の他の実施形態に係る画像形成装置0の制御系の回路構成を示すブロック図、図13は本発明による画像形成手法を説明する図である。
図12に示すように、画像形成装置0は制御手段8を備え、手差しトレイ3の用紙サイズ検知手段4からの記録材のサイズ情報、読取り露光手段1b(読み取り部)からの原稿の画像データ及び原稿サイズ検知センサ(原稿サイズ検知手段)22からの原稿のサイズ情報が入力処理され、画像を形成するのに必要なデータが画像形成部23へ送出されるようになっている。
なお、原稿の画像や原稿のサイズ、及び向きを読取るための検知センサ22や、入力するための操作部や、ホストマシンは、画像データ入力手段を構成している。
また、制御手段8は画像データ格納手段としてのメモリ24と、画像サイズ判別手段及びサイズ比較手段としての機能を備えたCPU25と、画像データ回転処理手段及び回転制御手段としての機能を備えた画像処理部28とを備えている。メモリ24には読取り露光手段1bからの画像データが一時的に格納される。CPU25には原稿サイズ検知センサ22からの原稿サイズ情報と用紙サイズ検知手段4からの記録材サイズ情報が入力され、サイズ及び向きの判別やサイズの比較処理が行われる。
画像処理部28では、CPU25による演算結果に基づいて、画像データ回転処理手段としての機能を用いて画像データの回転処理などの画像処理が行われる。処理された画像データは画像形成部23へ送られる。なお、回転制御手段としての機能とは、手差しトレイ3にセットされた記録材の主走査方向のサイズと原稿の画像データの主走査方向のサイズが異なっている場合に画像データを画像データ回転処理手段としての機能により所要角度回転処理する機能である。
【0019】
ここで、制御手段8における動作について図13(a)及び図13(b)の例を用いて説明する。図13(a)はA4サイズの記録材をその長手方向と用紙搬送方向が同じになるように手差しトレイ3にセットすると共に、A4サイズの原稿をその長手方向と主走査方向が同じになるようにコンタクトガラス10d上にセットした場合である。なお、記録材の給紙搬送方向に沿う線と原稿画像読み取り動作における副走査方向に沿う線は同一方向を向いている。
この場合、用紙サイズ検知手段4は記録材の短い方の辺(主走査方向)の長さ(210mm)を検出し、原稿サイズ検知センサ22は原稿の主走査方向のサイズと副走査方向のサイズを検出すると共に、原稿の短い方の辺が副走査方向に沿ってセットされていることを検出する。そして、各々の検出結果を基にCPU25はサイズ比較手段としての機能を用いて手差しトレイ3にセットされた記録材の主走査方向のサイズと原稿の主走査方向のサイズを比較し、互いに異なるサイズであることを判別する。
このように、主走査方向のサイズが異なる場合には、CPU25は手差しトレイ3上の記録材の主走査方向のサイズと、原稿の副走査方向のサイズとを比較する。この場合は、サイズが概略一致するので、メモリ24に取り込んだ画像データを画像処理部28に取り取り込んだ後で、回転処理し、画像形成を行う。これにより、図13(a)の右下図に示すように、原稿に対し、画像の欠損がほとんど無い最終画像が得られる。回転処理を行わずに画像形成を行った場合は画像データの一部が損なわれてしまう(図13(a)右上図)。
【0020】
次に、図13(b)はA4サイズの記録材をその長手方向と用紙搬送方向が同じになるように手差しトレイ3にセットすると共に、B5サイズの原稿をその長手方向と主走査方向が同じになるようにコンタクトガラス10d上にセットした場合である。この場合も、記録材の給紙搬送方向に沿う線の向きと原稿画像読み取り動作における副走査方向に沿う線の向きは同一である。
この場合、用紙サイズ検知手段4は記録材の短い方の辺(主走査方向)の長さ(210mm)を検出し、原稿サイズ検知センサ22は原稿の主走査方向のサイズと副走査方向のサイズを検出すると共に原稿の短い方の辺が副走査方向に沿ってセットされていることを検出する。そして、各々の検出結果を基にCPU25はサイズ比較手段としての機能を用いて手差しトレイ3にセットされた記録材の主走査方向のサイズと原稿の主走査方向のサイズを比較し、互いに異なるサイズであることを判別する。
このように、主走査方向のサイズが異なる場合には、次の動作としてCPU25は手差しトレイ3の記録材の主走査方向のサイズと、原稿の副走査方向のサイズとを比較する。この場合は、記録材の主走査方向のサイズよりも原稿の副走査方向のサイズの方が小さいので、メモリ24に取り込んだ画像データを画像処理部28に取り取り込んだ後で回転処理し、画像形成を行う。これにより、図13(b)右下図に示すように、原稿に対し、画像の欠損がほとんど無い最終画像が得られる。回転処理を行わずに画像形成を行った場合は画像データの一部が損なわれてしまう。
したがって、画像形成装置0では、手差しトレイ3にセットされ、用紙サイズ検知手段4によって検出した記録材の主走査方向のサイズとコンタクトガラス10dにセットされ、原稿サイズ検知センサ22によって検出した原稿の主走査方向及び副走査方向のサイズを比較するサイズ比較手段としての機能を有するCPU25によって各々のサイズが一致しているか、異なっているかを比較し、比較結果により、種々の制御及び処理が可能となる。
【0021】
また、手差しトレイ3にセットされ、用紙サイズ検知手段4によって検出した記録材のサイズとコンタクトガラス10dにセットされ、原稿サイズ検知センサ22によって検出した原稿のサイズをCPU25によって比較した結果、記録材の主走査方向のサイズと原稿の主走査方向のサイズが異なっている場合に、回転制御手段としての機能を有する画像処理部28によって回転処理した画像データを手差しトレイ3から供給搬送した記録材に画像形成するので、画像データの欠損を抑えて画像を形成し、画像形成品質の向上を図ることができる。
また、手差しトレイ3にセットされ、用紙サイズ検知手段4によって検出した記録材の主走査方向のサイズとコンタクトガラス10dにセットされ、原稿サイズ検知センサ22によって検出した原稿の副走査方向のサイズがほぼ一致する場合に、回転制御手段としての機能を有する画像処理部28によって回転処理した画像データを手差しトレイ3から供給搬送した記録材に画像形成するので、画像データの欠損を著しく抑えることができ、特に、入力画像データと記録材のサイズがほぼ同一で方向のみが違う場合には、画像データの欠損が全くない画像を形成し、画像形成品質の向上を図ることができる。
また、手差しトレイ3にセットされ、用紙サイズ検知手段4によって検出した記録材の主走査方向のサイズに対し、コンタクトガラス10dにセットされ、原稿サイズ検知センサ22によって検出した原稿の副走査方向のサイズが小さい場合に、回転制御手段としての機能を有する画像処理部28によって回転処理した画像データを手差しトレイ3から供給搬送した記録材に画像形成するので、画像データの欠損を著しく抑え、画像形成品質の向上を図ることができる。
なお、画像形成装置0では、原稿サイズ検知センサ22によって原稿のサイズ情報を取得しているが、例えば、プリンタやプリンタ機能を合わせ持った複合機能複写機等では画像データ用のメモリに入力されるデータに画像のサイズ情報を付加しておけばよい。また、ファクシミリ装置の場合においては他のファクシミリ装置から送信されてくる送信画像データにはその通信プロトコル上に送信画像データのサイズ情報を含ませておけばよい。
【0022】
次に、図14は本発明の他の実施形態に係る画像形成装置の制御系を説明するブロック図である。なお、図12に示したブロック図と同一部分には同一符号を付し、重複した構成の説明は省略する。図14のブロック図においては、操作部9が表示手段30(LCD画面9d)と、選択手段31を備えている点が特徴的である。
操作部9の表示手段(LCD表示装置)30により、原稿データのサイズについての検出結果、記録材のサイズ、方向についての検知結果と、両者の比較結果を表示することにより、操作者は比較結果を容易に判別できる。
さらに、操作部上の表示手段30により、画像データの回転処理を実行するか、否かを操作者自身が選択可能な選択手段31、例えばタッチパネル機能付きのLCD装置)が用意されている。
即ち、本実施形態では、操作部9の表示手段30上に、読取り露光手段1b(読み取り部)によって読み取られた原稿の画像データのサイズと、記録材サイズ検知手段4によって検知した手差しトレイ3a上の記録材のサイズとの比較結果を表示することができ、操作者はこの比較結果を見ることにより容易にサイズ比較結果を認識できることとなる。また、操作者は比較結果に基づいて、任意に、回転処理を実行するか否かを選択できる選択手段31(選択ボタン)が設けられている。なお、この選択手段31は、表示手段30上にタッチスイッチとして配置してもよい。
操作者が選択手段31を操作して回転処理を選択した場合、読取り露光手段1bにより読み取られた画像データを画像処理部28の画像メモリに取り込んだ後で回転処理し、画像形成を行うことにより、図13(a)の右下図に示すように、原稿に対し、画像の欠損がほとんど無い最終画像が得られる。回転処理を行わずに画像形成を行った場合、図13(b)の右下図に示すように画像データの一部が損なわれることとなる。
また、操作者により回転処理が選択されなかった場合には、読取り露光手段1bにより読み取られた画像データを画像処理部28の画像メモリに取り込んだ後で、回転処理せずに画像形成を行うことにより画像の欠損が発生するが、操作者自身が選択した結果通りの画像形成が行われる。
【0023】
次に、図14及び図15に基づいて本発明の他の実施形態に係る画像形成装置について説明する。
図14に示す様に、読取り露光手段1bによって読み取られた原稿の画像データは画像処理部28内に設けた画像メモリに一時保管され、画像処理部28にて種々の画像処理が施される。本実施形態では、画像処理部28にて画像データの拡大縮小処理が行われる。原稿の画像データを入力する画像データ入力手段としては、読取り露光手段1bの他に、原稿サイズを検知する原稿サイズ検知センサ22、画像データを送信するホストコンピュータを用いることができる。
また、操作手段8には、読み取られた原稿画像データのサイズ(方向)と、サイズ検知手段4によって検知した手差しトレイ上の記録材のサイズ(方向)、及び、サイズ比較手段によるサイズ比較結果を表示する表示手段30を備え、操作者は容易にサイズ比較結果を認識できる。また、操作手段8には、操作者が、サイズ比較結果に基づいて任意に拡大縮小処理を実行するか否かを任意に選択できる選択手段(選択ボタン)31が用意されている。
上記構成を備えた画像形成装置を用いた手差し給紙による操作手順を図15に基づいて説明する。
まず、手差しトレイ3aにセットされた記録材のサイズ及び方向が、図15(a)の左上図に示す様にA4縦送り方向であり、コンタクトガラス10d上にセットされた原稿のサイズ及びセット方向がB5縦送り方向である場合、サイズ検知手段4は主走査方向の記録材サイズとしてA4の短手方向のサイズ(210mm)を検出し、原稿サイズ検知センサ22は原稿がB5縦方向にセットされていることを検出している。上記各々の検知結果を基に制御手段8のCPU25はサイズ比較手段により手差しトレイにセットされた記録材の主走査サイズと、原稿の主走査サイズを比較し、サイズの違いを判別できる。
【0024】
上記の検出状態に於いて、操作者により手差しによる複写動作のスタートがなされた場合、コンタクトカラス上にセットされた原稿を読取り露光手段1bにより読み取って画像データに変換する。次いで、画像処理部28において入力画像データに対して拡大処理を実施する一方、記録材を画像形成手段1に給紙搬送し、拡大処理済みの画像データにより画像形成がなされ、余白部分の少ない最終画像を得る(図15(a)右下図)。拡大処理がなされないまま複写した場合には、図15(a)の右上図の如く余白の多い不良画像となる。
また、図15(b)に示すように、手差しトレイ3aにセットされた記録材のサイズ及び方向がA4縦方向であり、コンタクトガラス10d上にセットされた原稿のサイズ及びセット方向がB4縦方向である。サイズ検知手段4は記録材の主走査方向のサイズとしてA4の短手方向のサイズ(210mm)を検出し、原稿サイズ検知センサ22は原稿がB4縦方向にセットされていることを検出している。CPU25はサイズ比較手段により比較結果が異なっているか否かを判別できる。
上記の検出状態に於いて、手差し給紙による複写動作のスタートがなされた場合、コンタクトカラス上にセットされた原稿を読取り露光手段1bにより画像データに変換してから、画像処理部28にて入力画像データに対し縮小処理を実施すると共に、手差し給紙手段3から記録材を画像形成手段1に給紙搬送し、縮小処理済みの画像データにより画像形成を行い、原稿画像の欠損の生じない最終画像を得る。
操作者は、操作部の表示手段(LCD表示装置)30により検出結果及び、比較結果を容易に判別することができる。
また、操作部9上の表示手段30としてのLCD表示装置により、画像データの拡大縮小処理を実行するか否かを操作者自身が選択可能な選択手段31(例えばタッチパネル機能付きのLCD)が用意されている。
【0025】
選択手段31によって、拡大縮小処理が選択された場合、図15(a)に示す様に、読取り露光手段1bにより読み取られた画像データを画像処理部28の画像メモリに取り込んだ後で拡大処理し、画像形成を行うことにより、記録材に対して余白部分がほとんど無い最終画像が得られる。
また、拡大処理が選択されなかった場合、読み取られた画像データを画像処理部28の画像メモリに取り込んだ後で拡大処理せずに、画像形成を行うことにより余白が発生するが、操作者自身が選択した結果としての画像形成が行われる。
図15(b)において、操作者により縮小処理が選択された場合は、右下図のように画像データが縮小されて画像欠損の少ない画像が得られ、選択されなかった場合には右上図のように画像欠損が発生するが、操作者が選択した結果としての最終画像が得られる。
プリンタやプリンタ機能を合わせ持った複合機能複写機によるプリント動作時には画像メモリに入力される画像データには画像のサイズ情報が付加されている。
また、ファクシミリの場合においては他のファクシミリから送られてくる送信画像データには同様に通信プロトコル上に送信画像データのサイズ情報が含まれているのが通常である。
プリンタ時及び、ファクシミリ動作時も上記複写動作の場合と同様に、手差しサイズ検知結果と、入力画像のサイズ情報とを比較し、上記と同様の制御が可能となる。
【0026】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、請求項1の発明によれば、サイズ設定手段で設定された記録材の設定サイズとサイズ検知手段で検知された記録材の検知サイズが異なる場合に警告するので、異常画像の発生を防止して、トナー消費量も低減して省資源化でき、メンテナンス期間も長期化して低コストで高品質の画像形成が行なわれる画像形成装置を提供することが出来る。
請求項2の発明によれば、サイズ設定手段で設定された記録材の設定サイズとサイズ検知手段で検知された記録材の検知サイズが異なる場合に警告してトナー画像の形成を禁止するから、異常画像の発生を確実に防止して、トナー消費量を確実に低減して省資源化し、メンテナンス期間も確実に長期化して確実に低コストで低品質の画像形成が行なわれない画像形成装置を提供することが出来る。
請求項3の発明によれば、サイズ設定手段で設定された記録材の設定サイズとサイズ検知手段で検知された記録材の検知サイズが異なる場合に再度の警告をしてトナー画像の形成を再度禁止するから、異常画像の発生を確実に防止して、トナー消費量を確実に低減して省資源化し、メンテナンス期間も確実に長期化して確実に低コストで低品質の画像形成が行なわれない画像形成装置を提供することが出来る。
請求項4の発明によれば、サイズ設定手段で設定された記録材の設定サイズとサイズ検知手段で検知された記録材の検知サイズとが異なる場合に警告して、簡単な方法で、異常画像の発生を防止して、トナー消費量を低減して省資源化し、メンテナンス期間も長期化して低コストで高品質の画像形成が行なわれる画像形成装置を提供することが出来る。
【0027】
請求項5の発明によれば、サイズ設定手段で設定された記録材の設定サイズとサイズ検知手段で検知された記録材の検知サイズが異なる場合に警告して、記録材の搬送方向と直交する主走査方向の異常画像の発生を防止して、トナー消費量を低減して省資源化し、メンテナンス期間も長期化して低コストで高品質の画像形成が行なわれる画像形成装置を提供することが出来る。
請求項6の発明によれば、サイズ設定手段で設定された記録材の設定サイズと機構や検出回路が簡単なサイズ検知手段で検知された記録材の検知サイズが異なる場合に警告して、記録材の搬送方向と直交する主走査方向の異常画像の発生を防止して、トナー消費量を低減して省資源化し、メンテナンス期間も長期化して更に低コストで高品質の画像形成が行なわれる画像形成装置を提供することが出来る。
請求項7の発明によれば、サイズ設定手段で設定された記録材の設定サイズとサイズ検知手段で検知された記録材の検知サイズが異なる場合に警告して、不定形サイズの記録材の搬送方向と直交する主走査方向の異常画像の発生を防止して、トナー消費量を低減して省資源化し、メンテナンス期間も長期化して低コストで高品質の画像形成が行なわれる画像形成装置を提供することが出来る。
請求項8の発明によれば、サイズ設定手段で設定された記録材の設定サイズとサイズ検知手段で検知された記録材の検知サイズが異なる場合に確実に警告して、異常画像の発生を防止して、トナー消費量を低減して省資源化し、メンテナンス期間も長期化して低コストで高品質の画像形成が行なわれる画像形成装置を提供することが出来る。
請求項9の発明によれば、サイズ設定手段で設定された記録材の設定サイズとサイズ検知手段で検知された記録材の検知サイズが異なる場合に検知サイズが定形サイズでも警告して、異常画像の発生を防止して、トナー消費量を低減して省資源化し、メンテナンス期間も長期化して更に低コストで高品質の画像形成が行なわれる画像形成装置を提供する。
【0028】
また、請求項10の発明によれば、手差し給紙手段にセットされ、サイズ検知手段によって検出した記録材の主走査方向のサイズと原稿の読み取り位置にセットされ、画像データ入力手段によって検出した原稿の主走査方向及び副走査方向のサイズを比較するサイズ比較手段によって各々のサイズが一致しているか、異なっているかを比較し、比較結果により、種々の制御及び処理が可能となる。
請求項11によれば、手差し給紙手段にセットされ、サイズ検知手段によって検出した記録材のサイズと原稿の読み取り位置にセットされ、画像データ入力手段によって検出した原稿のサイズをサイズ比較手段によって比較した結果、記録材の主走査方向のサイズと原稿の主走査方向のサイズが異なっている場合に、回転制御手段によって回転処理した画像データを手差し給紙手段から供給搬送した記録材に画像形成するので、画像データの欠損を抑えて画像を形成し、画像形成品質の向上を図ることができる。
請求項12によれば、手差し給紙手段にセットされ、サイズ検知手段によって検出した記録材の主走査方向のサイズと原稿の読み取り位置にセットされ、画像データ入力手段によって検出した原稿の副走査方向のサイズがほぼ一致する場合に、回転制御手段によって回転処理した画像データを手差し給紙手段から供給搬送した記録材に画像形成するので、画像データの欠損を著しく抑えることができ、特に、入力画像データと用紙のサイズはほぼ同一で方向のみが違う場合には、画像データの欠損が全くない画像を形成し、画像形成品質の向上を図ることができる。
請求項13によれば、手差し給紙手段にセットされ、サイズ検知手段によって検出した記録材の主走査方向のサイズに対し、原稿の読み取り位置にセットされ、画像データ入力手段によって検出した原稿の副走査方向のサイズが小さい場合に、回転制御手段によって回転処理した画像データを手差し給紙手段から供給搬送した記録材に画像形成するので、画像データの欠損を著しく抑え、画像形成品質の向上を図ることができる。
【0029】
請求項14によれば、手差し給紙手段にセットされサイズ検知手段によって検出した記録材の主走査のサイズと、原稿入力手段(画像データ入力手段)により入力(検出)された原稿画像データの主走査及び副走査サイズとを比較するサイズ比較手段を有することにより、各々のサイズが一致しているか、異なっているかを比較し、その比較結果により種々の制御及び処理が可能となるようにし、比較結果を操作者に通知し、回転処理を実行するか否かを操作者に選択させることが可能となる。
請求項15によれば、サイズ比較手段により、手差し給紙手段にセットされサイズ検知手段によって検出した記録材の主走査のサイズと、原稿入力手段(画像データ入力手段)により入力(検出)された原稿画像データの主走査及び副走査サイズとを比較した結果、記録材の主走査サイズと画像データの主走査方向のサイズとが異なっている場合に、回転制御手段により回転処理した後の画像データに基づいて手差し給紙手段から給紙された記録材に画像形成を行うことにより、入力された画像データの欠損をなるべく抑えて画像形成を行うことが可能となる。
請求項16によれば、手差し給紙手段によって給紙された記録材の主走査のサイズと、原稿画像データ入力手段(原稿サイズ検知センサ、ホストマシン)により入力された画像データの主走査及び副走査サイズを比較するサイズ比較手段を有することにより、各々のサイズが一致しているか、或いは異なっているかを比較し、その比較結果により種々の制御及び処理が可能となるようにし、比較結果に応じて記録材のサイズにあったサイズに画像データを拡大縮小処理手段により自動的に拡大、或いは縮小処理することが可能となる。
請求項17によれば、画像データ入力手段により入力された原稿画像データを画像データ拡大縮小処理手段を用いて、手差し給紙手段にセットされた記録材サイズのサイズ検知結果に応じて、最適なサイズに拡大、或いは縮小処理し、手差し給紙手段により記録材を給紙し、拡大、或いは縮小処理された画像データに基づいて、画像形成を行うことが可能となる。
請求項18によれば、サイズ比較手段により比較した結果、記録材と画像データのサイズ、或いは方向が異なっている場合に、操作者に対し、比較結果が異なっている旨を警告することが可能となる。
請求項19によれば、操作者に対し、原稿画像データを、手差し給紙手段に搭載された記録材のサイズに最適なサイズに拡大、或いは縮小処理するか否かを選択する選択手段を設け、操作者が選択した結果に基づいて、拡大、或いは縮小処理を選択した場合は、画像データを拡大、或いは縮小処理後の画像データを基に手差し給紙された記録材上に画像形成を行い、拡大、或いは縮小処理が選択されなかった場合は、入力された画像データに対し、拡大縮小処理を実施しない画像データを基に手差し給紙された記録材に画像形成を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置を説明する説明図。
【図2】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の主要部を説明する斜視図。
【図3】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の他の主要部を説明する拡大斜視図。
【図4】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の他の主要部を説明する拡大斜視図。
【図5】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の他の主要部を説明する拡大斜視図。
【図6】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の他の主要部を説明する拡大説明図。
【図7】本発明の他の実施の形態例を示す画像形成装置の主要部を説明する斜視図。
【図8】本発明の他の実施の形態例を示す画像形成装置の他の主要部の動作を説明する説明図。
【図9】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の他の主要部を説明するブロック図。
【図10】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の他の主要部を説明する拡大説明図。
【図11】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の他の主要部の動作を説明するフローチャート。
【図12】本発明の他の実施形態に係る回路構成を示すブロック図。
【図13】図12の実施形態における処理手順を示す図。
【図14】本発明の他の実施形態に係る回路構成を示すブロック図。
【図15】本発明の他の実施形態による操作手順を示す図。
【符号の説明】
0 画像形成装置、0a 装置本体、1 画像形成手段、1a 像担持体、1b 読取り露光手段、1b1 光学系前段、1b2 光学レンズ部、1b3 光学系後段、1c 現像手段、1f タイミングローラ、1g 転写手段、1h 定着手段、1i 収納トレイ、1j 両面複写手段、1j1 両面ユニット、1j2 両面ユニット格納ローラ、1j3 両面ユニット格納ローラ、1j4 両面ユニット搬送ローラ、2 定形サイズ給送手段、2a 本体給紙トレイ、2bオプション給紙トレイ、3 手差し給紙手段(手差し給紙手段)、3a 手差しトレイ、3b サイドフェンス、3b1 一方のサイドフェンス、3b2 他方のサイドフェンス、4 サイズ検知手段、4a 主走査方向サイズ検知手段、4a1 主走査方向定形サイズ検知手段、4a11 摺動スイッチ、4a12 定形サイズ検知通電板、4a121 通電板、4a122 通電板、4a123通電板、4a124 通電板、4a2 主走査方向不定形サイズ検知手段、4a21 一方のラック、4a22 他方のラック、4a23 回転歯車センサ、5 サイズ設定手段、5a 設定サイズ変更手段、5b 設定サイズ指定して閉じる手段、6 警告手段、6a 警告表示手段、6b 警報発生手段、7 初期化設定手段、8 制御手段、8a CPU、9 操作部、9a 電源スイッチ、9b LCD画面、10 自動原稿給紙装置、10a 原稿給紙台、10b 原稿給紙ローラ群、10c 原稿給紙ベルト、10d 原稿台、22 原稿サイズ検知センサ、23 画像形成部、24 メモリ、25 CPU、26 接触部材、27 プリント配線板、28 画像処理部、30 表示手段、31 選択手段。
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関し、詳しくは、手差し給紙によって定形サイズ又は不定形サイズの記録材に電子写真方法でトナー画像を形成する複写機、ファクシミリ装置、プリンタあるいはこれらの複合機等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の電子写真式画像形成装置においては、装置本体に、記録材としての転写用紙を複数枚連続で複写、或いは、プリント可能なように、通常100枚乃至500枚程度の記録材を搭載可能な給紙トレイを持っている。又、頻繁に使用する記録材のサイズ、種類が1種類とは限らないので、装置本体側には複数の給紙トレイを装備している。
前記のように、本体側に複数の給紙トレイを持っていたとしても、各給紙トレイにセットされた記録材とは異なった種類、サイズの記録材に対し、複写、或いはプリントを実行したいという要求が発生することが想定される。このような要求に対し、一般的には、本体側の給紙トレイとは別に、手差し給紙装置を設けることが行われている。
又、本体側の給紙トレイでは、セットされた記録材のサイズが判別可能となるように定形サイズの記録材のみを搭載するように構成されている場合が多く、不定形サイズの記録材に対する画像形成要求は手差し給紙装置により実現している場合が多い。
不定形サイズの記録材を本体側の給紙トレイでも給紙可能なようにする場合もあるが、一般的ではない。
又、手差し給紙装置は、不定形サイズへの対応のためのみでなく、厚紙、OHP用紙、封筒、葉書等の記録材の転写要求に答える為に用意されている場合が多い。
記録材を適切に給紙搬送し、記録材上の適切な位置にトナー画像を形成する為には、記録材のサイズが判明していなければならない。その為に、操作者が操作部より、用いようとする記録材の縦横サイズを入力して設定している。
【0003】
又、手差し給紙装置の手差しトレイに記録材をセットした時点で記録材のセットガイド板の位置等により、用紙のサイズを自動的に検出する方法も公知である(特開平7−61086号の公報を参照)。
複写機の場合は、原稿のサイズはスキャナ部に搭載されている原稿サイズ検出センサにより予め検出し原稿サイズに応じたサイズで原稿の読み取りを行っている。プリンタでは、ホストコンピュータによる送信画像データにサイズ情報を付加している。
ところで、操作者が入力した設定サイズと実際にセットされた記録材の検知サイズが異なる場合が考えられるが、この場合、従来の装置では、操作者が入力した設定サイズに応じて画像形成を行うため、実際に形成される画像のサイズと給紙搬送される記録材のサイズが一致しない場合が生じる。
【特許文献1】特開平7−61086号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の画像形成装置は、操作部より使用する記録材のサイズを入力した設定サイズと手差し給紙装置から給紙される記録材のサイズが実際に検知された検知サイズとが異なり、サイズ不一致の状態で画像形成が行なわれると、手差し給紙装置に搭載されて給紙搬送される記録材のサイズよりも広い範囲に画像が形成されて異常画像となり、トナーは記録材に転写されずに像担持体上等に残留することにより、クリーニング手段により除去されることから、余分なトナー消費量の増大化が発生し、装置のトナー汚れによるメンテナンス期間(メンテナンス間隔)が短縮化してコスト高になり形成画像の品質も低下すると言う問題が発生していた。
これを言い換えれば、手差しトレイにセットした記録材の主走査方向サイズと、実際にスキャナ部或いはホストコンピュータ等から送信される画像データの主走査方向のサイズとが異なる場合に、画像データに基づいた画像をそのまま出力すると、画像が記録材面に入りきらずに用紙上で画像データ(トナー像)の欠損が生じてしまうことがある。
また、画像データのサイズが小さい場合には、必要以上に余白が発生する場合がある。
そこで本発明の課題は、このような問題点を解決するものである。即ち、サイズ設定手段で設定された記録材の設定サイズとサイズ検知手段で検知された実際の記録材の検知サイズが異なる場合に警告を発して、異常画像の発生を防止すると共に、トナー消費量を低減して省資源化し、メンテナンス期間(メンテナンス間隔)を長期化させて低コストで高品質の画像形成が行なわれる画像形成装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、手差しトレイにセットした記録材の主走査方向サイズと、入力された画像データの主走査方向のサイズとが異なる場合でも、給紙した記録材上にできるだけ多くの画像データを欠損することなく形成し、画像形成品質の向上を図ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1の本発明は、電子写真技術を用いて記録材に画像形成を行う画像形成装置において、トナー画像を記録材に形成する画像形成手段と、前記画像形成手段に定形サイズの記録材を給送する定形サイズ給送手段と、前記定形サイズ給送手段とは別に手差しで定形サイズ又は不定形サイズの記録材を給送する手差し給紙手段と、手差し給紙手段に搭載された記録材のサイズを検知するサイズ検知手段と、使用する記録材のサイズを入力設定するサイズ設定手段と、前記サイズ設定手段にて入力設定した設定サイズと前記サイズ検知手段で検知された検知サイズが異なるときに警告する警告手段と、制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記制御手段は、前記警告手段の警告中に、前記画像形成手段が手差し給紙手段から給送される記録材にトナー画像を形成することを禁止することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、前記制御手段は、前記警告手段の警告中における、手差し給紙手段から給送される記録材へのトナー画像形成禁止を解除して、前記サイズ設定手段を初期化設定手段により初期化することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1、2又は3に記載の画像形成装置において、前記制御手段は、前記警告手段の警告中において、前記サイズ検知手段で検知された記録材の検知サイズに応じて、サイズ設定手段にて設定された設定サイズを変更して、手差し給紙手段から給送される記録材へのトナー画像の形成を開始することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1、2、3又は4に記載の画像形成装置において、前記サイズ検知手段は、記録材の搬送方向と直交する主走査方向のサイズを検知する主走査方向サイズ検知手段を備えることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5に記載の画像形成装置において、前記主走査方向サイズ検知手段は、記録材の搬送方向と直交する主走査方向の定形サイズのみを段階的に検知する主走査方向定形サイズ検知手段を備えることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項5に記載の画像形成装置において、前記主走査方向サイズ検知手段は、搭載された記録材の搬送方向と直交する主走査方向の定形サイズ又は不定形サイズを検知する主走査方向不定形サイズ検知手段を備えることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1、2、3、4、5、6又は7に記載の画像形成装置において、前記警告手段は、警告表示する警告表示手段又は警告音を発生する警報手段からなることを特徴とする。
【0006】
請求項9の発明は、請求項1、2、3、4、5、6又は8に記載の画像形成装置において、前記警告手段は、サイズ設定手段で設定された設定サイズと主走査方向定形サイズ検知手段の検知サイズが1段階以上異なるときに警告することを特徴とする。
請求項10の発明は、電子写真技術を用いて記録材に画像形成を行う画像形成装置において、複数の記録材を搭載しておくための給紙トレイと、前記給紙トレイを用いずに記録材を手差し給紙するための手差し給紙手段と、前記手差し給紙手段に記録材を搭載した際に搬送方向と直交する方向の記録材のサイズを検出するサイズ検知手段と、原稿の画像や原稿のサイズ及び向きを入力するための画像データ入力手段と、前記画像データ入力手段から入力される原稿のサイズ及び向きを判別するための画像サイズ判別手段と、入力された画像データを格納することが可能な画像データ格納手段と、入力された画像データを回転処理する画像データ回転処理手段と、前記手差し給紙手段にセットされた記録材の主走査方向のサイズと前記画像データ入力手段により入力された原稿の主走査方向及び副走査方向のサイズとを比較するサイズ比較手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項10において、前記サイズ比較手段により比較した結果、前記手差し給紙手段にセットされた記録材の主走査方向のサイズと前記画像データ入力手段により入力された原稿の主走査方向のサイズが異なっている場合に画像データを前記画像データ回転処理手段により回転処理する回転制御手段を有し、前記回転制御手段による回転処理後の画像データに基づいて前記手差し給紙手段から供給搬送される記録材に画像を形成することを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項10又は11において、前記サイズ比較手段により比較した結果、前記手差し給紙手段にセットされた記録材の主走査方向のサイズと前記画像データ入力手段により入力された原稿の副走査方向のサイズがおおよそ一致する場合に、前記回転制御手段による回転処理後の画像データに基づいて前記手差し給紙手段から供給搬送される記録材に画像を形成することを特徴とする。
【0007】
請求項13の発明は、請求項10又は11において、前記サイズ比較手段により比較した結果、手差し給紙手段にセットされた記録材の主走査方向のサイズに対し、前記画像データ入力手段により入力された原稿の副走査方向のサイズが小さい場合に、前記回転制御手段による回転処理後の画像データに基づいて手差し給紙手段から給紙される記録材に画像を形成することを特徴とする請求項10又は11に記載の画像形成装置。
請求項14の発明は、電子写真技術を用いて画像形成を行う画像形成装置であって、複数の記録材を搭載しておくための給紙トレイと、前記給紙トレイを用いずに記録材を手差し給紙するための手差し給紙手段と、前記手差し給紙手段に記録材をセットした際に搬送方向と直交する方向の記録材のサイズを検出するサイズ検知手段と、原稿の画像や原稿のサイズ及び向きを入力するための画像データ入力手段と、前記画像データ入力手段から入力される原稿のサイズ及び向きを判別するための画像サイズ判別手段と、入力された画像データを格納することが可能な画像データ格納手段と、入力された画像データを回転処理する画像データ回転処理手段と、前記手差し給紙手段にセットされた記録材の主走査方向のサイズと前記画像データ入力手段により入力された原稿の主走査方向及び副走査方向のサイズとを比較するサイズ比較手段と、を備えたものにおいて、前記サイズ比較手段による比較結果において、手差し給紙手段から給紙された記録材の主走査サイズと画像データ入力手段により入力された画像データの主走査方向のサイズとが異なっている場合にサイズの違いを警告表示する表示手段と、前記画像データ回転処理手段により画像データの回転処理を実行するか否かを選択せしめる選択手段と、を有することを特徴とする。
請求項15の発明は、請求項14に記載の画像形成装置に於いて、前記選択手段により画像データの回転処理が選択された場合に画像データ回転処理手段に回転処理をなさしめる回転制御手段を有し、前記回転制御手段は、回転処理後の画像データに基づいて手差し給紙手段から給紙された記録材に対して画像形成し、回転処理が選択されなかった場合には回転処理しない画像データに基づいて手差し給紙手段から給紙された記録材に対して画像形成を行うことを特徴とする。
【0008】
請求項16の発明は、電子写真技術を用いて画像形成を行う画像形成装置であって、複数の記録材を搭載しておくための給紙トレイと、前記給紙トレイを用いずに記録材を手差し給紙するための手差し給紙手段と、前記手差し給紙手段に記録材をセットした際に搬送方向と直交する方向の記録材のサイズを検出するサイズ検知手段と、原稿の画像やサイズ及び向きを入力するための画像データ入力手段と、前記画像データ入力手段から入力される原稿のサイズ及び向きを判別するための画像サイズ判別手段と、入力された画像データを格納することが可能な画像データ格納手段と、入力された画像データを拡大、或いは縮小処理する画像データ拡大縮小処理手段と、前記手差し給紙手段にセットされた記録材のサイズと前記画像データ入力手段により入力された原稿のサイズとを比較するサイズ比較手段と、制御手段と、を備えたものにおいて、前記制御手段は、前記サイズ比較手段による比較結果において、手差し給紙手段から給紙された記録材のサイズと画像データ入力手段により入力された画像データのサイズとが異なっている場合に、前記画像データ拡大縮小処理手段によって、該サイズ比較手段による比較結果に応じて、記録材のサイズにあったサイズに画像データを自動的に拡大、或いは縮小処理することを特徴とする。
請求項17の発明は、請求項16に記載の画像形成装置に於いて、前記制御手段は、前記サイズ検知手段による記録材サイズについての検知結果に応じて、前記画像データ入力手段によって入力された画像データを前記画像データ拡大縮小処理手段を用いて最適なサイズに拡大、或いは縮小処理し、前記記録材に対して、拡大、或いは縮小処理された画像データに基づいて画像形成を行うことを特徴とする。
請求項18の発明は、請求項16に記載の画像形成装置に於いて、前記サイズ比較手段により比較した結果において、手差し給紙手段にセットされた記録材の主走査サイズと画像データ入力手段により入力された画像データの主走査方向のサイズとが異なっている場合に、サイズの不一致を警告表示する警告表示手段を有することを特徴とする。
請求項19の発明は、請求項18に記載の画像形成装置において、前記警告表示手段によりサイズの不一致を警告表示する際に、画像データを手差し給紙手段にセットされた記録材のサイズに最適なサイズに拡大、或いは縮小処理するか否かを選択する選択手段を有し、該選択手段により拡大、或いは縮小処理が選択された場合は、拡大、或いは縮小処理した後の画像データに基づいて手差し給紙手段から給紙された記録材に画像形成を行い、該選択手段により拡大、或いは縮小処理が選択されなかった場合は、拡大、或いは縮小処理を実施しない画像データに基づいて手差し給紙手段から給紙された記録材に画像形成を行うことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態例に係る画像形成装置の内部構成等を示す説明図、図2は、図1の画像形成装置の外観図、図3は本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の主要部(手差し給紙手段)の拡大斜視図、図4は図3における操作説明図、図5は手差し給紙手段におけるサイズ検知手段の構成説明図、図6は本発明の実施の形態例を示すサイズ検知手段の主要部の拡大説明図である。
図1乃至図6において、手差し給紙によって定形サイズ又は不定形サイズの記録材(転写用紙)上に、電子写真方法でトナー画像を形成(転写、定着)する画像形成装置0は、トナー画像を記録材(P)としての転写用紙に転写してトナー画像を形成する画像形成手段1と、画像形成手段1に定形サイズの記録材(P)を給送する定形サイズ給送手段2(本体給紙トレイ2aとオプション給紙トレイ2b)と、手差しで定形サイズ、又は、不定形サイズの記録材(P)を給送する手差し給紙手段3と、手差し給紙手段3を構成する手差しトレイ3a上に搭載された記録材(P)のサイズを検知するサイズ検知手段4(主走査方向サイズ検知手段4aとしての主走査方向定形サイズ検知手段4a1、又は、主走査方向不定形サイズ検知手段4a2)と、各種入力キー、表示手段等を備えた操作部9(操作パネル)と、操作部9に配置されて記録材サイズを入力設定するためのサイズ設定手段5と、操作部9に配置されて警告手段6として警告表示する警告表示手段6a、又は、警告音を発生する警報発生手段6bと、これらを制御する制御手段8と、を備えている。
警告手段6は、サイズ設定手段5から設定された設定サイズとサイズ検知手段4で検知された記録材の検知サイズが異なるときに、制御手段8からの制御によって作動して操作者に警告を発する。即ち、警告手段6は、サイズ設定手段5を用いて入力設定された記録材(P)の設定サイズとサイズ検知手段4で検知された記録材(P)の検知サイズとが異なる場合にその旨(サイズ不一致)を確実に操作者に警告して、異常画像の発生を確実に防止して、トナー消費量を低減して省資源化し、更にメンテナンス期間(メンテナンス間隔)を長期化して低コストで高品質の画像形成を可能とする。
【0010】
装置本体上に搭載された自動原稿給紙装置10の原稿給紙台10aに積載された原稿用紙(O)は、原稿給紙ローラ群10bとそれに連動する原稿給紙ベルト10cの駆動により、一枚ずつ読み取り用の原稿台10dに搬送され、読取り露光手段(読取り部)1bにより原稿用紙(O)の画像が読み取られる。
読取り露光手段1bは、原稿用紙(O)からの反射光を後段に導く為の光源、及び、ミラーからなる光学系前段1b1と、光学系前段1b1からの光を集光させる光学レンズ部1b2と、光学レンズ部1b2からの光を像担持体1a(ドラム形状の感光体)上に集光させるように複数枚のミラーからなる光学系後段1b3等で構成されている。
光学系後段1b3を出た光は、前以て一様に帯電されている像担持体1a上に露光し、原稿用紙(O)の画像に応じた静電潜像を形成する。
次に、像担持体1a上に形成された静電潜像は、像担持体1aの回転に連れられて現像手段1cから供給されるトナーにより可視像化される。
一方、定形サイズの記録材(P)を給送する定形サイズ給送手段2は、本体給紙トレイ2aとオプション給紙トレイ2bに、何種類かの記録材(P)を有する。定形サイズ給送手段2、又は、手差し給紙手段3から供給される記録材(P)が、各給紙ローラや給紙搬送ローラの助けで像担持体1aの方向に搬送されて、タイミングローラ1fによりタイミングを合わせた後で供給される記録材(P)に、像担持体1a上に形成されたトナー像が転写手段1gの転写ローラで転写される。次いで、記録材(P)に転写されたトナー画像は定着手段1hにより熱定着された後に、予め決められた収納トレイ1iの一つに収納される。
この装置本体には、更に両面複写手段1jが備わっており、記録材(P)を反転することが出来るように、両面ユニット1j1を有しており、像担持体1aより転写手段1gで片面にトナー画像を転写し、その後定着手段1hにより熱定着された記録材(P)は、図示しない分岐爪により収納トレイ1iの方向ではなく両面ユニット1j1の方向に向けられ、両面ユニット格納ローラ1j2、両面ユニット格納ローラ1j3、両面ユニット搬送ローラ1j4の働きで転写面を上にして前記両面ユニット1j1の低部に点線で図示のように格納する。
【0011】
次に、再給送による記録材(P)の裏面へのトナー画像形成時には、両面ユニット搬送ローラ1j4が反対方向に回転して、格納した片面にトナー画像を転写済みの記録材(P)を両面ユニット搬送ローラ1j4から一枚づつ送り出し、タイミングローラ1fでタイミングを合わせて、像担持体1a上のトナー画像を記録材(P)の反対面に転写手段1gの転写ローラで転写し、定着手段1hによりトナー画像を熱定着させ、前記収納トレイ1iの一つに収納する。
手差しトレイ3aは、通常時においては、装置本体0a内に収納されている(図2を参照)。
手差し給紙手段3の使用時のみ、手差しトレイ3aを図3の矢印(A)方向に倒して、手差し給紙部を開放し、手差しトレイ3aに記録材(P)をセットすることにより、手差しトレイ3aが使用可能となる。手差しトレイ3aには、主走査方向定形サイズ検知手段4a1が配置されていて、矢印(B)で示す搬送方向と直交する主走査方向の定形サイズを段階的に、機構や検出回路が簡単に検知する(図3と図4を参照)。
【0012】
主走査方向定形サイズ検知手段4a1は、図5、図6に示すように、手差しトレイ3aにサイドフェンス3bの一方のサイドフェンス3b1を固定して、他方のサイドフェンス3b2が摺動スイッチ4a1と一体で図示の矢印(C)方向に移動するように構成する。他方のサイドフェンス3b2が矢印(C)方向に移動すると、摺動スイッチ(接触部材)4a1 1が定形サイズ検知通電板4a12上を摺動する。定形サイズ検知通電板4a12上には、所定の形状を備えた導体(銅箔)パターンから成る各通電板4a121、通電板4a122、通電板4a123、通電板4a124、通電板4a125が矢印(C)方向へ延びており、摺動スイッチ4a1 1が同方向へ進退移動する過程で、これらの通電板に対して選択的に通電する。換言すれば、摺動スイッチ(接触部材)4a1 1の先端は複数の接触子から成っており、摺動スイッチの位置によって個々の接触子が接触する定形サイズ検知通電板4a12の組み合わせが異なるように個々の定形サイズ検知通電板4a12の形状が選ばれている。このように、サイドフェンス3b1の位置に応じて変化する定形サイズ検知通電板の通電パターンを判別することで、手差しトレイ3上の記録材の主走査方向サイズを段階的に検出している。
このため、手差しトレイ3aに搭載される記録材(P)の一般的な定形サイズ、例えば、A列(A5R、A4R、A3・・・)、B列(B6R、B5R、B4・・)、ダブルレター(DTL)、インチ系等のサイズの違いを各段階を検知して、その検知情報が制御手段8に送られる。制御手段8では、サイズ設定手段5からの操作により予め設定された記録材(P)の設定サイズと、サイズ検知手段4で検知された記録材(P)の検知サイズとが異なる場合に警告手段6を確実に作動させて警告し、記録材(P)の主走査方向の異常画像の発生を防止する。このため、トナー消費量を低減して省資源化し、メンテナンス期間(間隔)を長期化し、更に低コストで高品質の画像形成が行なうことが可能になる(図5と図6を参照)。
なお、以降の説明は図5に示すタイプのサイズ検出機構、すなわち用紙サイズ検知手段を採用した場合を示す。
【0013】
次に、図7及び図8は本発明の実施形態に係る手差し給紙手段の他の構成例(主走査方向不定形サイズ検知手段)を示す斜視図、及び要部構成図であり、手差しトレイ3aには、サイズ検知手段4としての主走査方向不定形サイズ検知手段4a2が配置されていて、記録材(P)の矢印(B)で示す搬送方向と直交する主走査方向の定形サイズ、及び不定形サイズを検知するようになっている。
主走査方向不定形サイズ検知手段4a2における、サイドフェンス3bとしての一方のサイドフェンス3b1と他方のサイドフェンス3b2は、図8の矢印(D)で示した左右方向に進退移動可能であり、記録材(P)の主走査方向サイズに合わせて被転写紙の両端縁に当接させることにより記録材(P)を搬送案内する。
一方のサイドフェンス3b1と他方のサイドフェンス3b2は、一方のラック4a21、他方のラック4a22、及び、一方のラック4a21と他方のラック4a22と噛み合うピニオン歯車を有する回転歯車センサ4a23によりそれぞれがリンクして作動する。
回転歯車センサ4a23は、内部に、図示しない円形状の抵抗体が配置されており、回転変化角により抵抗値が変化するようになっていて、回転変化角に応じて変化する抵抗値が電気的に検出され、アナログ−デジタル変換処理される。
アナログ−デジタル変換(AD変換)された信号は、ソフトウェアによって処理される。ソフトウェアは手差しトレイ3にセットされた記録材の主走査方向のサイズを連続的に検出することができる。したがって、不定形サイズの記録材であってもサイズの検出が可能である。
従って、主走査方向不定形サイズ検知手段4a2によって、手差しトレイ3aに搭載された記録材の主走査方向のサイズを連続的に検出して、その検知サイズ情報は制御手段8に送られて、サイズ設定手段5で設定された記録材の設定サイズと異なる場合に警告手段6を作動させて警告し、記録材の主走査方向の異常画像の発生を防止する。また、トナー消費量を低減して省資源化し、メンテナンス期間も長期化して低コストで高品質化した画像形成が行なうことができる。
【0014】
図9は本発明の画像形成装置の制御系を示すブロック図であり、図10は操作部の説明図であり、同図において、手差しトレイ3aに記録材(P)を搭載して複写を行う場合、操作部9の電源スイッチ9aをONして、LCD画面9b上の入力ガイド画面に従って、サイズ設定手段5によって、トナー画像の形成に使用する記録材の設定サイズの縦横サイズを各々入力する。
制御手段8のCPU8aは、サイズ設定手段5によって設定された設定サイズに応じて、手差しトレイ3aより給送されようとしている紙サイズを間接的に認識することが出来る。
入力設定された記録材の設定サイズと、実際に手差しトレイ3aに搭載した記録材の主走査方向定形サイズ検知手段4a1、又は、主走査方向不定形サイズ検知手段4a2による検知サイズが一致している場合には、画像形成手段1によるトナー画像形成動作が開始される。
然し、入力された記録材(P)の設定サイズと検知サイズが不一致の場合は、警告表示手段6aの警告表示、又は、警報手段6bの警告音の発生によって確実に警告して、画像形成手段1のトナー画像形成動作が禁止されて行われない。
従って、サイズ設定手段5で設定された記録材(P)の設定サイズとサイズ検知手段4で検知された記録材(P)の検知サイズが異なる場合に警告してトナー画像の形成を禁止するから、異常画像の発生を確実に防止することができる。このため、トナー消費量も確実に低減して省資源化し、メンテナンス期間も確実に長期化して確実に低コストで低品質の画像形成を行なうことができる。
【0015】
制御手段8からの制御によって、警告表示手段6a、又は、警報手段6bは、サイズ設定手段5からの操作により設定された設定サイズと、主走査方向定形サイズ検知手段4a1により検知された検知サイズとが、1段階以上異なるときに警告するようにしてもよい。
従って、サイズ設定手段5で設定された設定サイズと主走査方向定形サイズ検知手段4a1で検知された記録材の検知サイズとが異なる場合には、検知サイズが定形サイズであっても警告を発して異常画像の発生を防止する。このため、トナー消費量を低減して省資源化し、メンテナンス期間も長期化し、更に低コストで高品質の画像形成が行なわれる。
又、制御手段8からの制御により、警告表示手段6aの警告表示、又は、警報手段6bの警告音の発生による警告を行っている最中に、設定サイズ変更手段5aをONすると、主走査方向定形サイズ検知手段4a1、又は、主走査方向不定形サイズ検知手段4a2で検知された検知サイズに応じて、サイズ設定手段5で設定された設定サイズを変更して、手差し給紙手段3から給送される記録材(P)へのトナー画像形成を開始するようにしてもよい。
従って、サイズ設定手段5で設定された記録材(P)の設定サイズとサイズ検知手段4で検知された記録材(P)の検知サイズが異なる場合に警告するので、簡単な方法で、異常画像の発生を防止することができる。また、トナー消費量を低減して省資源化し、メンテナンス期間も長期化して低コストで高品質の画像形成を行なうことができる。
更に、制御手段8からの制御により、警告表示手段6aの警告表示、又は、警報手段6bの警告音の発生によって警告している期間中において、初期化設定手段7をONすると、手差しトレイ3aから給送される記録材(P)へのトナー画像形成禁止を解除して、サイズ設定手段5を初期化して、トナー画像の形成を可能にする。
従って、サイズ設定手段5で設定された記録材(P)の設定サイズとサイズ検知手段4で検知された記録材の検知サイズが異なる場合に再度の警告をしてトナー画像の形成を再度禁止するから、異常画像の発生を確実に防止して、トナー消費量を確実に低減して省資源化し、メンテナンス期間も確実に長期化して確実に低コストで低品質の画像形成を行うことができる。
【0016】
図11は本発明の一実施形態に係る画像形成装置による制御手順を示すフローチャートであり、同図において、画像形成装置0は、制御手段8による、次のような動作によって、サイズ設定手段5で設定された記録材(P)の設定サイズとサイズ検知手段4で検知された記録材(P)の検知サイズが異なる場合に、確実に警告して、異常画像の発生を確実に防止して、トナー消費量も低減して省資源化し、更にメンテナンス期間も長期化して低コストで高品質の画像形成が行なわれるようになっている。
【0017】
即ち、操作部9に配置された電源スイッチ9aを電源「ON」して(ステップ1)、定形サイズ、又は、不定形サイズの記録材(P)を手差し給紙手段3によって給送する「手差し給紙?」かどうかを手差しトレイ3aの開閉に連動して判断する(ステップ2)。手差しトレイ3aが閉じているために「手差し給紙」が行われない場合には処理を終了して「エンド」になるが、手差しトレイ3aが開放しているために「手差し給紙」が行われる場合であれば、サイズ設定手段5により画像が形成される記録材(P)のサイズを設定する(ステップ3)。次いで、サイズ検知手段4によってセットされた記録材(P)のサイズを検知して(ステップ4)、主走査方向定形サイズ検知手段4a1で検知されたサイズが「定形サイズ検知?」かどうかを判断する(ステップ5)。ステップ5において、主走査方向定形サイズ検知手段4a1で検知されたサイズが「定形サイズ検知」であれば、サイズ設定手段5により設定された「設定サイズ」と主走査方向定形サイズ検知手段4a1で検知された「検知サイズが一段階以上異なるか?」を判断する(ステップ6)。サイズ設定手段5により設定された「設定サイズ」と主走査方向定形サイズ検知手段4a1で検知された「検知サイズが一段階以上異ならなければ」、画像形成手段1で給送される記録材(P)にトナー画像を形成して「エンド」になるが(ステップ7)、「検知サイズが一段階以上異なれば」、警告表示手段6aによる警告表示、又は、警報発生手段6bによる警告音で「警告」する(ステップ8)。そして、操作部9により画像形成手段1が「画像形成動作スタートであるか?」を判断して(ステップ9)、操作部9により画像形成手段1が「画像形成動作スタートでなければ」終了して「エンド」になるが、操作部9により画像形成手段1が「画像形成動作スタートであれば」、サイズ設定手段5により設定された「設定サイズ」をサイズ検知手段4により検知された「検知サイズ」に応じて「変更するか?」を設定サイズ変更手段5aのON、又はOFFにより判断する(ステップ10)。そして、サイズ設定手段5により設定された「設定サイズ」をサイズ検知手段4により検知された「検知サイズ」に応じて変更する設定サイズ変更手段5aがONならば、警告表示手段6aの警告表示、又は、警報発生手段6bの警告音による「警告」を解除して(ステップ11)、画像形成手段1で給送される記録材(P)にトナー画像を形成して「エンド」になる(ステップ12)。一方、サイズ設定手段5により設定された「設定サイズ」を、サイズ検知手段4による「検知サイズ」に応じて変更しない場合(設定サイズ変更手段5aがOFFの場合)には、画像形成手段1の「画像形成動作を禁止するか?」を設定サイズを指定して閉じる手段5bのON、又は、OFFによって判断する(ステップ13)。そして、画像形成手段1の画像形成動作を禁止する場合、即ち設定サイズを指定して閉じる手段5bがONならば、画像形成手段1の「画像形成動作を禁止」して「エンド」になる(ステップ14)。一方、操作部9により画像形成手段1の画像形成動作を禁止しない場合、即ち設定サイズを指定して閉じる手段5bがOFFならば、初期化設定手段7で初期化して(ステップ15)、警告表示手段6aの警告表示、又は、警報発生手段6bの警告音による「警告」を解除する(ステップ16)。しかし、(ステップ5)で検知サイズが主走査方向不定形サイズ検知手段4a2で検知された「不定形サイズ検知」であれば、サイズ設定手段5により設定された「設定サイズ」と主走査方向不定形サイズ検知手段4a2で検知された「検知サイズ」が「一致するか?」を判断する(ステップ17)。そして、「設定サイズ」と「検知サイズ」が「一致」しない場合には(ステップ8)へ進み、「設定サイズ」と「検知サイズ」が「一致」すれば、画像形成手段1で給送される記録材(P)にトナー画像を形成して(ステップ18)、「エンド」になって終了する。
【0018】
次に、図12及び図13に基づいて本発明の他の実施形態について説明する。図12は本発明の他の実施形態に係る画像形成装置0の制御系の回路構成を示すブロック図、図13は本発明による画像形成手法を説明する図である。
図12に示すように、画像形成装置0は制御手段8を備え、手差しトレイ3の用紙サイズ検知手段4からの記録材のサイズ情報、読取り露光手段1b(読み取り部)からの原稿の画像データ及び原稿サイズ検知センサ(原稿サイズ検知手段)22からの原稿のサイズ情報が入力処理され、画像を形成するのに必要なデータが画像形成部23へ送出されるようになっている。
なお、原稿の画像や原稿のサイズ、及び向きを読取るための検知センサ22や、入力するための操作部や、ホストマシンは、画像データ入力手段を構成している。
また、制御手段8は画像データ格納手段としてのメモリ24と、画像サイズ判別手段及びサイズ比較手段としての機能を備えたCPU25と、画像データ回転処理手段及び回転制御手段としての機能を備えた画像処理部28とを備えている。メモリ24には読取り露光手段1bからの画像データが一時的に格納される。CPU25には原稿サイズ検知センサ22からの原稿サイズ情報と用紙サイズ検知手段4からの記録材サイズ情報が入力され、サイズ及び向きの判別やサイズの比較処理が行われる。
画像処理部28では、CPU25による演算結果に基づいて、画像データ回転処理手段としての機能を用いて画像データの回転処理などの画像処理が行われる。処理された画像データは画像形成部23へ送られる。なお、回転制御手段としての機能とは、手差しトレイ3にセットされた記録材の主走査方向のサイズと原稿の画像データの主走査方向のサイズが異なっている場合に画像データを画像データ回転処理手段としての機能により所要角度回転処理する機能である。
【0019】
ここで、制御手段8における動作について図13(a)及び図13(b)の例を用いて説明する。図13(a)はA4サイズの記録材をその長手方向と用紙搬送方向が同じになるように手差しトレイ3にセットすると共に、A4サイズの原稿をその長手方向と主走査方向が同じになるようにコンタクトガラス10d上にセットした場合である。なお、記録材の給紙搬送方向に沿う線と原稿画像読み取り動作における副走査方向に沿う線は同一方向を向いている。
この場合、用紙サイズ検知手段4は記録材の短い方の辺(主走査方向)の長さ(210mm)を検出し、原稿サイズ検知センサ22は原稿の主走査方向のサイズと副走査方向のサイズを検出すると共に、原稿の短い方の辺が副走査方向に沿ってセットされていることを検出する。そして、各々の検出結果を基にCPU25はサイズ比較手段としての機能を用いて手差しトレイ3にセットされた記録材の主走査方向のサイズと原稿の主走査方向のサイズを比較し、互いに異なるサイズであることを判別する。
このように、主走査方向のサイズが異なる場合には、CPU25は手差しトレイ3上の記録材の主走査方向のサイズと、原稿の副走査方向のサイズとを比較する。この場合は、サイズが概略一致するので、メモリ24に取り込んだ画像データを画像処理部28に取り取り込んだ後で、回転処理し、画像形成を行う。これにより、図13(a)の右下図に示すように、原稿に対し、画像の欠損がほとんど無い最終画像が得られる。回転処理を行わずに画像形成を行った場合は画像データの一部が損なわれてしまう(図13(a)右上図)。
【0020】
次に、図13(b)はA4サイズの記録材をその長手方向と用紙搬送方向が同じになるように手差しトレイ3にセットすると共に、B5サイズの原稿をその長手方向と主走査方向が同じになるようにコンタクトガラス10d上にセットした場合である。この場合も、記録材の給紙搬送方向に沿う線の向きと原稿画像読み取り動作における副走査方向に沿う線の向きは同一である。
この場合、用紙サイズ検知手段4は記録材の短い方の辺(主走査方向)の長さ(210mm)を検出し、原稿サイズ検知センサ22は原稿の主走査方向のサイズと副走査方向のサイズを検出すると共に原稿の短い方の辺が副走査方向に沿ってセットされていることを検出する。そして、各々の検出結果を基にCPU25はサイズ比較手段としての機能を用いて手差しトレイ3にセットされた記録材の主走査方向のサイズと原稿の主走査方向のサイズを比較し、互いに異なるサイズであることを判別する。
このように、主走査方向のサイズが異なる場合には、次の動作としてCPU25は手差しトレイ3の記録材の主走査方向のサイズと、原稿の副走査方向のサイズとを比較する。この場合は、記録材の主走査方向のサイズよりも原稿の副走査方向のサイズの方が小さいので、メモリ24に取り込んだ画像データを画像処理部28に取り取り込んだ後で回転処理し、画像形成を行う。これにより、図13(b)右下図に示すように、原稿に対し、画像の欠損がほとんど無い最終画像が得られる。回転処理を行わずに画像形成を行った場合は画像データの一部が損なわれてしまう。
したがって、画像形成装置0では、手差しトレイ3にセットされ、用紙サイズ検知手段4によって検出した記録材の主走査方向のサイズとコンタクトガラス10dにセットされ、原稿サイズ検知センサ22によって検出した原稿の主走査方向及び副走査方向のサイズを比較するサイズ比較手段としての機能を有するCPU25によって各々のサイズが一致しているか、異なっているかを比較し、比較結果により、種々の制御及び処理が可能となる。
【0021】
また、手差しトレイ3にセットされ、用紙サイズ検知手段4によって検出した記録材のサイズとコンタクトガラス10dにセットされ、原稿サイズ検知センサ22によって検出した原稿のサイズをCPU25によって比較した結果、記録材の主走査方向のサイズと原稿の主走査方向のサイズが異なっている場合に、回転制御手段としての機能を有する画像処理部28によって回転処理した画像データを手差しトレイ3から供給搬送した記録材に画像形成するので、画像データの欠損を抑えて画像を形成し、画像形成品質の向上を図ることができる。
また、手差しトレイ3にセットされ、用紙サイズ検知手段4によって検出した記録材の主走査方向のサイズとコンタクトガラス10dにセットされ、原稿サイズ検知センサ22によって検出した原稿の副走査方向のサイズがほぼ一致する場合に、回転制御手段としての機能を有する画像処理部28によって回転処理した画像データを手差しトレイ3から供給搬送した記録材に画像形成するので、画像データの欠損を著しく抑えることができ、特に、入力画像データと記録材のサイズがほぼ同一で方向のみが違う場合には、画像データの欠損が全くない画像を形成し、画像形成品質の向上を図ることができる。
また、手差しトレイ3にセットされ、用紙サイズ検知手段4によって検出した記録材の主走査方向のサイズに対し、コンタクトガラス10dにセットされ、原稿サイズ検知センサ22によって検出した原稿の副走査方向のサイズが小さい場合に、回転制御手段としての機能を有する画像処理部28によって回転処理した画像データを手差しトレイ3から供給搬送した記録材に画像形成するので、画像データの欠損を著しく抑え、画像形成品質の向上を図ることができる。
なお、画像形成装置0では、原稿サイズ検知センサ22によって原稿のサイズ情報を取得しているが、例えば、プリンタやプリンタ機能を合わせ持った複合機能複写機等では画像データ用のメモリに入力されるデータに画像のサイズ情報を付加しておけばよい。また、ファクシミリ装置の場合においては他のファクシミリ装置から送信されてくる送信画像データにはその通信プロトコル上に送信画像データのサイズ情報を含ませておけばよい。
【0022】
次に、図14は本発明の他の実施形態に係る画像形成装置の制御系を説明するブロック図である。なお、図12に示したブロック図と同一部分には同一符号を付し、重複した構成の説明は省略する。図14のブロック図においては、操作部9が表示手段30(LCD画面9d)と、選択手段31を備えている点が特徴的である。
操作部9の表示手段(LCD表示装置)30により、原稿データのサイズについての検出結果、記録材のサイズ、方向についての検知結果と、両者の比較結果を表示することにより、操作者は比較結果を容易に判別できる。
さらに、操作部上の表示手段30により、画像データの回転処理を実行するか、否かを操作者自身が選択可能な選択手段31、例えばタッチパネル機能付きのLCD装置)が用意されている。
即ち、本実施形態では、操作部9の表示手段30上に、読取り露光手段1b(読み取り部)によって読み取られた原稿の画像データのサイズと、記録材サイズ検知手段4によって検知した手差しトレイ3a上の記録材のサイズとの比較結果を表示することができ、操作者はこの比較結果を見ることにより容易にサイズ比較結果を認識できることとなる。また、操作者は比較結果に基づいて、任意に、回転処理を実行するか否かを選択できる選択手段31(選択ボタン)が設けられている。なお、この選択手段31は、表示手段30上にタッチスイッチとして配置してもよい。
操作者が選択手段31を操作して回転処理を選択した場合、読取り露光手段1bにより読み取られた画像データを画像処理部28の画像メモリに取り込んだ後で回転処理し、画像形成を行うことにより、図13(a)の右下図に示すように、原稿に対し、画像の欠損がほとんど無い最終画像が得られる。回転処理を行わずに画像形成を行った場合、図13(b)の右下図に示すように画像データの一部が損なわれることとなる。
また、操作者により回転処理が選択されなかった場合には、読取り露光手段1bにより読み取られた画像データを画像処理部28の画像メモリに取り込んだ後で、回転処理せずに画像形成を行うことにより画像の欠損が発生するが、操作者自身が選択した結果通りの画像形成が行われる。
【0023】
次に、図14及び図15に基づいて本発明の他の実施形態に係る画像形成装置について説明する。
図14に示す様に、読取り露光手段1bによって読み取られた原稿の画像データは画像処理部28内に設けた画像メモリに一時保管され、画像処理部28にて種々の画像処理が施される。本実施形態では、画像処理部28にて画像データの拡大縮小処理が行われる。原稿の画像データを入力する画像データ入力手段としては、読取り露光手段1bの他に、原稿サイズを検知する原稿サイズ検知センサ22、画像データを送信するホストコンピュータを用いることができる。
また、操作手段8には、読み取られた原稿画像データのサイズ(方向)と、サイズ検知手段4によって検知した手差しトレイ上の記録材のサイズ(方向)、及び、サイズ比較手段によるサイズ比較結果を表示する表示手段30を備え、操作者は容易にサイズ比較結果を認識できる。また、操作手段8には、操作者が、サイズ比較結果に基づいて任意に拡大縮小処理を実行するか否かを任意に選択できる選択手段(選択ボタン)31が用意されている。
上記構成を備えた画像形成装置を用いた手差し給紙による操作手順を図15に基づいて説明する。
まず、手差しトレイ3aにセットされた記録材のサイズ及び方向が、図15(a)の左上図に示す様にA4縦送り方向であり、コンタクトガラス10d上にセットされた原稿のサイズ及びセット方向がB5縦送り方向である場合、サイズ検知手段4は主走査方向の記録材サイズとしてA4の短手方向のサイズ(210mm)を検出し、原稿サイズ検知センサ22は原稿がB5縦方向にセットされていることを検出している。上記各々の検知結果を基に制御手段8のCPU25はサイズ比較手段により手差しトレイにセットされた記録材の主走査サイズと、原稿の主走査サイズを比較し、サイズの違いを判別できる。
【0024】
上記の検出状態に於いて、操作者により手差しによる複写動作のスタートがなされた場合、コンタクトカラス上にセットされた原稿を読取り露光手段1bにより読み取って画像データに変換する。次いで、画像処理部28において入力画像データに対して拡大処理を実施する一方、記録材を画像形成手段1に給紙搬送し、拡大処理済みの画像データにより画像形成がなされ、余白部分の少ない最終画像を得る(図15(a)右下図)。拡大処理がなされないまま複写した場合には、図15(a)の右上図の如く余白の多い不良画像となる。
また、図15(b)に示すように、手差しトレイ3aにセットされた記録材のサイズ及び方向がA4縦方向であり、コンタクトガラス10d上にセットされた原稿のサイズ及びセット方向がB4縦方向である。サイズ検知手段4は記録材の主走査方向のサイズとしてA4の短手方向のサイズ(210mm)を検出し、原稿サイズ検知センサ22は原稿がB4縦方向にセットされていることを検出している。CPU25はサイズ比較手段により比較結果が異なっているか否かを判別できる。
上記の検出状態に於いて、手差し給紙による複写動作のスタートがなされた場合、コンタクトカラス上にセットされた原稿を読取り露光手段1bにより画像データに変換してから、画像処理部28にて入力画像データに対し縮小処理を実施すると共に、手差し給紙手段3から記録材を画像形成手段1に給紙搬送し、縮小処理済みの画像データにより画像形成を行い、原稿画像の欠損の生じない最終画像を得る。
操作者は、操作部の表示手段(LCD表示装置)30により検出結果及び、比較結果を容易に判別することができる。
また、操作部9上の表示手段30としてのLCD表示装置により、画像データの拡大縮小処理を実行するか否かを操作者自身が選択可能な選択手段31(例えばタッチパネル機能付きのLCD)が用意されている。
【0025】
選択手段31によって、拡大縮小処理が選択された場合、図15(a)に示す様に、読取り露光手段1bにより読み取られた画像データを画像処理部28の画像メモリに取り込んだ後で拡大処理し、画像形成を行うことにより、記録材に対して余白部分がほとんど無い最終画像が得られる。
また、拡大処理が選択されなかった場合、読み取られた画像データを画像処理部28の画像メモリに取り込んだ後で拡大処理せずに、画像形成を行うことにより余白が発生するが、操作者自身が選択した結果としての画像形成が行われる。
図15(b)において、操作者により縮小処理が選択された場合は、右下図のように画像データが縮小されて画像欠損の少ない画像が得られ、選択されなかった場合には右上図のように画像欠損が発生するが、操作者が選択した結果としての最終画像が得られる。
プリンタやプリンタ機能を合わせ持った複合機能複写機によるプリント動作時には画像メモリに入力される画像データには画像のサイズ情報が付加されている。
また、ファクシミリの場合においては他のファクシミリから送られてくる送信画像データには同様に通信プロトコル上に送信画像データのサイズ情報が含まれているのが通常である。
プリンタ時及び、ファクシミリ動作時も上記複写動作の場合と同様に、手差しサイズ検知結果と、入力画像のサイズ情報とを比較し、上記と同様の制御が可能となる。
【0026】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、請求項1の発明によれば、サイズ設定手段で設定された記録材の設定サイズとサイズ検知手段で検知された記録材の検知サイズが異なる場合に警告するので、異常画像の発生を防止して、トナー消費量も低減して省資源化でき、メンテナンス期間も長期化して低コストで高品質の画像形成が行なわれる画像形成装置を提供することが出来る。
請求項2の発明によれば、サイズ設定手段で設定された記録材の設定サイズとサイズ検知手段で検知された記録材の検知サイズが異なる場合に警告してトナー画像の形成を禁止するから、異常画像の発生を確実に防止して、トナー消費量を確実に低減して省資源化し、メンテナンス期間も確実に長期化して確実に低コストで低品質の画像形成が行なわれない画像形成装置を提供することが出来る。
請求項3の発明によれば、サイズ設定手段で設定された記録材の設定サイズとサイズ検知手段で検知された記録材の検知サイズが異なる場合に再度の警告をしてトナー画像の形成を再度禁止するから、異常画像の発生を確実に防止して、トナー消費量を確実に低減して省資源化し、メンテナンス期間も確実に長期化して確実に低コストで低品質の画像形成が行なわれない画像形成装置を提供することが出来る。
請求項4の発明によれば、サイズ設定手段で設定された記録材の設定サイズとサイズ検知手段で検知された記録材の検知サイズとが異なる場合に警告して、簡単な方法で、異常画像の発生を防止して、トナー消費量を低減して省資源化し、メンテナンス期間も長期化して低コストで高品質の画像形成が行なわれる画像形成装置を提供することが出来る。
【0027】
請求項5の発明によれば、サイズ設定手段で設定された記録材の設定サイズとサイズ検知手段で検知された記録材の検知サイズが異なる場合に警告して、記録材の搬送方向と直交する主走査方向の異常画像の発生を防止して、トナー消費量を低減して省資源化し、メンテナンス期間も長期化して低コストで高品質の画像形成が行なわれる画像形成装置を提供することが出来る。
請求項6の発明によれば、サイズ設定手段で設定された記録材の設定サイズと機構や検出回路が簡単なサイズ検知手段で検知された記録材の検知サイズが異なる場合に警告して、記録材の搬送方向と直交する主走査方向の異常画像の発生を防止して、トナー消費量を低減して省資源化し、メンテナンス期間も長期化して更に低コストで高品質の画像形成が行なわれる画像形成装置を提供することが出来る。
請求項7の発明によれば、サイズ設定手段で設定された記録材の設定サイズとサイズ検知手段で検知された記録材の検知サイズが異なる場合に警告して、不定形サイズの記録材の搬送方向と直交する主走査方向の異常画像の発生を防止して、トナー消費量を低減して省資源化し、メンテナンス期間も長期化して低コストで高品質の画像形成が行なわれる画像形成装置を提供することが出来る。
請求項8の発明によれば、サイズ設定手段で設定された記録材の設定サイズとサイズ検知手段で検知された記録材の検知サイズが異なる場合に確実に警告して、異常画像の発生を防止して、トナー消費量を低減して省資源化し、メンテナンス期間も長期化して低コストで高品質の画像形成が行なわれる画像形成装置を提供することが出来る。
請求項9の発明によれば、サイズ設定手段で設定された記録材の設定サイズとサイズ検知手段で検知された記録材の検知サイズが異なる場合に検知サイズが定形サイズでも警告して、異常画像の発生を防止して、トナー消費量を低減して省資源化し、メンテナンス期間も長期化して更に低コストで高品質の画像形成が行なわれる画像形成装置を提供する。
【0028】
また、請求項10の発明によれば、手差し給紙手段にセットされ、サイズ検知手段によって検出した記録材の主走査方向のサイズと原稿の読み取り位置にセットされ、画像データ入力手段によって検出した原稿の主走査方向及び副走査方向のサイズを比較するサイズ比較手段によって各々のサイズが一致しているか、異なっているかを比較し、比較結果により、種々の制御及び処理が可能となる。
請求項11によれば、手差し給紙手段にセットされ、サイズ検知手段によって検出した記録材のサイズと原稿の読み取り位置にセットされ、画像データ入力手段によって検出した原稿のサイズをサイズ比較手段によって比較した結果、記録材の主走査方向のサイズと原稿の主走査方向のサイズが異なっている場合に、回転制御手段によって回転処理した画像データを手差し給紙手段から供給搬送した記録材に画像形成するので、画像データの欠損を抑えて画像を形成し、画像形成品質の向上を図ることができる。
請求項12によれば、手差し給紙手段にセットされ、サイズ検知手段によって検出した記録材の主走査方向のサイズと原稿の読み取り位置にセットされ、画像データ入力手段によって検出した原稿の副走査方向のサイズがほぼ一致する場合に、回転制御手段によって回転処理した画像データを手差し給紙手段から供給搬送した記録材に画像形成するので、画像データの欠損を著しく抑えることができ、特に、入力画像データと用紙のサイズはほぼ同一で方向のみが違う場合には、画像データの欠損が全くない画像を形成し、画像形成品質の向上を図ることができる。
請求項13によれば、手差し給紙手段にセットされ、サイズ検知手段によって検出した記録材の主走査方向のサイズに対し、原稿の読み取り位置にセットされ、画像データ入力手段によって検出した原稿の副走査方向のサイズが小さい場合に、回転制御手段によって回転処理した画像データを手差し給紙手段から供給搬送した記録材に画像形成するので、画像データの欠損を著しく抑え、画像形成品質の向上を図ることができる。
【0029】
請求項14によれば、手差し給紙手段にセットされサイズ検知手段によって検出した記録材の主走査のサイズと、原稿入力手段(画像データ入力手段)により入力(検出)された原稿画像データの主走査及び副走査サイズとを比較するサイズ比較手段を有することにより、各々のサイズが一致しているか、異なっているかを比較し、その比較結果により種々の制御及び処理が可能となるようにし、比較結果を操作者に通知し、回転処理を実行するか否かを操作者に選択させることが可能となる。
請求項15によれば、サイズ比較手段により、手差し給紙手段にセットされサイズ検知手段によって検出した記録材の主走査のサイズと、原稿入力手段(画像データ入力手段)により入力(検出)された原稿画像データの主走査及び副走査サイズとを比較した結果、記録材の主走査サイズと画像データの主走査方向のサイズとが異なっている場合に、回転制御手段により回転処理した後の画像データに基づいて手差し給紙手段から給紙された記録材に画像形成を行うことにより、入力された画像データの欠損をなるべく抑えて画像形成を行うことが可能となる。
請求項16によれば、手差し給紙手段によって給紙された記録材の主走査のサイズと、原稿画像データ入力手段(原稿サイズ検知センサ、ホストマシン)により入力された画像データの主走査及び副走査サイズを比較するサイズ比較手段を有することにより、各々のサイズが一致しているか、或いは異なっているかを比較し、その比較結果により種々の制御及び処理が可能となるようにし、比較結果に応じて記録材のサイズにあったサイズに画像データを拡大縮小処理手段により自動的に拡大、或いは縮小処理することが可能となる。
請求項17によれば、画像データ入力手段により入力された原稿画像データを画像データ拡大縮小処理手段を用いて、手差し給紙手段にセットされた記録材サイズのサイズ検知結果に応じて、最適なサイズに拡大、或いは縮小処理し、手差し給紙手段により記録材を給紙し、拡大、或いは縮小処理された画像データに基づいて、画像形成を行うことが可能となる。
請求項18によれば、サイズ比較手段により比較した結果、記録材と画像データのサイズ、或いは方向が異なっている場合に、操作者に対し、比較結果が異なっている旨を警告することが可能となる。
請求項19によれば、操作者に対し、原稿画像データを、手差し給紙手段に搭載された記録材のサイズに最適なサイズに拡大、或いは縮小処理するか否かを選択する選択手段を設け、操作者が選択した結果に基づいて、拡大、或いは縮小処理を選択した場合は、画像データを拡大、或いは縮小処理後の画像データを基に手差し給紙された記録材上に画像形成を行い、拡大、或いは縮小処理が選択されなかった場合は、入力された画像データに対し、拡大縮小処理を実施しない画像データを基に手差し給紙された記録材に画像形成を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置を説明する説明図。
【図2】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の主要部を説明する斜視図。
【図3】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の他の主要部を説明する拡大斜視図。
【図4】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の他の主要部を説明する拡大斜視図。
【図5】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の他の主要部を説明する拡大斜視図。
【図6】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の他の主要部を説明する拡大説明図。
【図7】本発明の他の実施の形態例を示す画像形成装置の主要部を説明する斜視図。
【図8】本発明の他の実施の形態例を示す画像形成装置の他の主要部の動作を説明する説明図。
【図9】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の他の主要部を説明するブロック図。
【図10】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の他の主要部を説明する拡大説明図。
【図11】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の他の主要部の動作を説明するフローチャート。
【図12】本発明の他の実施形態に係る回路構成を示すブロック図。
【図13】図12の実施形態における処理手順を示す図。
【図14】本発明の他の実施形態に係る回路構成を示すブロック図。
【図15】本発明の他の実施形態による操作手順を示す図。
【符号の説明】
0 画像形成装置、0a 装置本体、1 画像形成手段、1a 像担持体、1b 読取り露光手段、1b1 光学系前段、1b2 光学レンズ部、1b3 光学系後段、1c 現像手段、1f タイミングローラ、1g 転写手段、1h 定着手段、1i 収納トレイ、1j 両面複写手段、1j1 両面ユニット、1j2 両面ユニット格納ローラ、1j3 両面ユニット格納ローラ、1j4 両面ユニット搬送ローラ、2 定形サイズ給送手段、2a 本体給紙トレイ、2bオプション給紙トレイ、3 手差し給紙手段(手差し給紙手段)、3a 手差しトレイ、3b サイドフェンス、3b1 一方のサイドフェンス、3b2 他方のサイドフェンス、4 サイズ検知手段、4a 主走査方向サイズ検知手段、4a1 主走査方向定形サイズ検知手段、4a11 摺動スイッチ、4a12 定形サイズ検知通電板、4a121 通電板、4a122 通電板、4a123通電板、4a124 通電板、4a2 主走査方向不定形サイズ検知手段、4a21 一方のラック、4a22 他方のラック、4a23 回転歯車センサ、5 サイズ設定手段、5a 設定サイズ変更手段、5b 設定サイズ指定して閉じる手段、6 警告手段、6a 警告表示手段、6b 警報発生手段、7 初期化設定手段、8 制御手段、8a CPU、9 操作部、9a 電源スイッチ、9b LCD画面、10 自動原稿給紙装置、10a 原稿給紙台、10b 原稿給紙ローラ群、10c 原稿給紙ベルト、10d 原稿台、22 原稿サイズ検知センサ、23 画像形成部、24 メモリ、25 CPU、26 接触部材、27 プリント配線板、28 画像処理部、30 表示手段、31 選択手段。
Claims (19)
- 電子写真技術を用いて記録材に画像形成を行う画像形成装置において、
トナー画像を記録材に形成する画像形成手段と、前記画像形成手段に定形サイズの記録材を給送する定形サイズ給送手段と、前記定形サイズ給送手段とは別に手差しで定形サイズ又は不定形サイズの記録材を給送する手差し給紙手段と、手差し給紙手段に搭載された記録材のサイズを検知するサイズ検知手段と、使用する記録材のサイズを入力設定するサイズ設定手段と、前記サイズ設定手段にて入力設定した設定サイズと前記サイズ検知手段で検知された検知サイズが異なるときに警告する警告手段と、制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1に記載の画像形成装置において、前記制御手段は、前記警告手段の警告中に、前記画像形成手段が手差し給紙手段から給送される記録材にトナー画像を形成することを禁止することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項2に記載の画像形成装置において、前記制御手段は、前記警告手段の警告中における、手差し給紙手段から給送される記録材へのトナー画像形成禁止を解除して、前記サイズ設定手段を初期化設定手段により初期化することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1、2又は3に記載の画像形成装置において、前記制御手段は、前記警告手段の警告中において、前記サイズ検知手段で検知された記録材の検知サイズに応じて、サイズ設定手段にて設定された設定サイズを変更して、手差し給紙手段から給送される記録材へのトナー画像の形成を開始することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1、2、3又は4に記載の画像形成装置において、前記サイズ検知手段は、記録材の搬送方向と直交する主走査方向のサイズを検知する主走査方向サイズ検知手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項5に記載の画像形成装置において、前記主走査方向サイズ検知手段は、記録材の搬送方向と直交する主走査方向の定形サイズのみを段階的に検知する主走査方向定形サイズ検知手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項5に記載の画像形成装置において、前記主走査方向サイズ検知手段は、搭載された記録材の搬送方向と直交する主走査方向の定形サイズ又は不定形サイズを検知する主走査方向不定形サイズ検知手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1、2、3、4、5、6又は7に記載の画像形成装置において、前記警告手段は、警告表示する警告表示手段又は警告音を発生する警報手段からなることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1、2、3、4、5、6又は8に記載の画像形成装置において、前記警告手段は、サイズ設定手段で設定された設定サイズと主走査方向定形サイズ検知手段の検知サイズが1段階以上異なるときに警告することを特徴とする画像形成装置。
- 電子写真技術を用いて記録材に画像形成を行う画像形成装置において、
複数の記録材を搭載しておくための給紙トレイと、前記給紙トレイを用いずに記録材を手差し給紙するための手差し給紙手段と、前記手差し給紙手段に記録材を搭載した際に搬送方向と直交する方向の記録材のサイズを検出するサイズ検知手段と、原稿の画像や原稿のサイズ及び向きを入力するための画像データ入力手段と、前記画像データ入力手段から入力される原稿のサイズ及び向きを判別するための画像サイズ判別手段と、入力された画像データを格納することが可能な画像データ格納手段と、入力された画像データを回転処理する画像データ回転処理手段と、前記手差し給紙手段にセットされた記録材の主走査方向のサイズと前記画像データ入力手段により入力された原稿の主走査方向及び副走査方向のサイズとを比較するサイズ比較手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記サイズ比較手段により比較した結果、前記手差し給紙手段にセットされた記録材の主走査方向のサイズと前記画像データ入力手段により入力された原稿の主走査方向のサイズが異なっている場合に画像データを前記画像データ回転処理手段により回転処理する回転制御手段を有し、前記回転制御手段による回転処理後の画像データに基づいて前記手差し給紙手段から供給搬送される記録材に画像を形成することを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
- 前記サイズ比較手段により比較した結果、前記手差し給紙手段にセットされた記録材の主走査方向のサイズと前記画像データ入力手段により入力された原稿の副走査方向のサイズがおおよそ一致する場合に、前記回転制御手段による回転処理後の画像データに基づいて前記手差し給紙手段から供給搬送される記録材に画像を形成することを特徴とする請求項10又は11に記載の画像形成装置。
- 前記サイズ比較手段により比較した結果、手差し給紙手段にセットされた記録材の主走査方向のサイズに対し、前記画像データ入力手段により入力された原稿の副走査方向のサイズが小さい場合に、前記回転制御手段による回転処理後の画像データに基づいて手差し給紙手段から給紙される記録材に画像を形成することを特徴とする請求項10又は11に記載の画像形成装置。
- 電子写真技術を用いて画像形成を行う画像形成装置であって、
複数の記録材を搭載しておくための給紙トレイと、前記給紙トレイを用いずに記録材を手差し給紙するための手差し給紙手段と、前記手差し給紙手段に記録材をセットした際に搬送方向と直交する方向の記録材のサイズを検出するサイズ検知手段と、原稿の画像や原稿のサイズ及び向きを入力するための画像データ入力手段と、前記画像データ入力手段から入力される原稿のサイズ及び向きを判別するための画像サイズ判別手段と、入力された画像データを格納することが可能な画像データ格納手段と、入力された画像データを回転処理する画像データ回転処理手段と、前記手差し給紙手段にセットされた記録材の主走査方向のサイズと前記画像データ入力手段により入力された原稿の主走査方向及び副走査方向のサイズとを比較するサイズ比較手段と、を備えたものにおいて、
前記サイズ比較手段による比較結果において、手差し給紙手段から給紙された記録材の主走査方向サイズと画像データ入力手段により入力された画像データの主走査方向のサイズとが異なっている場合にサイズの違いを警告表示する表示手段と、前記画像データ回転処理手段により画像データの回転処理を実行するか否かを選択せしめる選択手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項14に記載の画像形成装置に於いて、前記選択手段により画像データの回転処理が選択された場合に画像データ回転処理手段に回転処理をなさしめる回転制御手段を有し、
前記回転制御手段は、回転処理後の画像データに基づいて手差し給紙手段から給紙された記録材に対して画像形成し、回転処理が選択されなかった場合には回転処理しない画像データに基づいて手差し給紙手段から給紙された記録材に対して画像形成を行うことを特徴とする画像形成装置。 - 電子写真技術を用いて画像形成を行う画像形成装置であって、
複数の記録材を搭載しておくための給紙トレイと、前記給紙トレイを用いずに記録材を手差し給紙するための手差し給紙手段と、前記手差し給紙手段に記録材をセットした際に搬送方向と直交する方向の記録材のサイズを検出するサイズ検知手段と、原稿の画像やサイズ及び向きを入力するための画像データ入力手段と、前記画像データ入力手段から入力される原稿のサイズ及び向きを判別するための画像サイズ判別手段と、入力された画像データを格納することが可能な画像データ格納手段と、入力された画像データを拡大、或いは縮小処理する画像データ拡大縮小処理手段と、前記手差し給紙手段にセットされた記録材のサイズと前記画像データ入力手段により入力された原稿のサイズとを比較するサイズ比較手段と、制御手段と、を備えたものにおいて、
前記制御手段は、前記サイズ比較手段による比較結果において、手差し給紙手段から給紙された記録材のサイズと画像データ入力手段により入力された画像データのサイズとが異なっている場合に、前記画像データ拡大縮小処理手段によって、該サイズ比較手段による比較結果に応じて、記録材のサイズにあったサイズに画像データを自動的に拡大、或いは縮小処理することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項16に記載の画像形成装置に於いて、前記制御手段は、前記サイズ検知手段による記録材サイズについての検知結果に応じて、前記画像データ入力手段によって入力された画像データを前記画像データ拡大縮小処理手段を用いて最適なサイズに拡大、或いは縮小処理し、前記記録材に対して、拡大、或いは縮小処理された画像データに基づいて画像形成を行うことを特徴とする画像形成装置。
- 請求項16に記載の画像形成装置に於いて、前記サイズ比較手段により比較した結果において、手差し給紙手段にセットされた記録材の主走査方向サイズと画像データ入力手段により入力された画像データの主走査方向のサイズとが異なっている場合に、サイズの不一致を警告表示する警告表示手段を有することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項18に記載の画像形成装置において、前記警告表示手段によりサイズの不一致を警告表示する際に、画像データを手差し給紙手段にセットされた記録材のサイズに最適なサイズに拡大、或いは縮小処理するか否かを選択する選択手段を有し、該選択手段により拡大、或いは縮小処理が選択された場合は、拡大、或いは縮小処理した後の画像データに基づいて手差し給紙手段から給紙された記録材に画像形成を行い、該選択手段により拡大、或いは縮小処理が選択されなかった場合は、拡大、或いは縮小処理を実施しない画像データに基づいて手差し給紙手段から給紙された記録材に画像形成を行うことを特徴とする画像形成装置。
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