JP2003276431A - 車両用空調装置のデフ吹出口構造 - Google Patents
車両用空調装置のデフ吹出口構造Info
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- JP2003276431A JP2003276431A JP2002088670A JP2002088670A JP2003276431A JP 2003276431 A JP2003276431 A JP 2003276431A JP 2002088670 A JP2002088670 A JP 2002088670A JP 2002088670 A JP2002088670 A JP 2002088670A JP 2003276431 A JP2003276431 A JP 2003276431A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/34—Nozzles; Air-diffusers
- B60H1/3414—Nozzles; Air-diffusers with means for adjusting the air stream direction
Abstract
る。 【解決手段】 デフ吹出口3の直後方に、回動軸5を支
点に傾動可能に導風板4を設ける。導風板4は折り曲げ
部4a,4bを介して折り曲げ可能であり、前方傾斜部
4Aを所定角度θ1だけ傾斜させた状態で導風板4を保
持する。デフダクト6からの空調風はコアンダー効果に
よって後方に誘引され、フロントウインド1の中央部に
向かって吹き出す。通常時は導風板4の折り曲げ部4
a,4bを伸ばして導風板4をインパネ2上の凹部2a
に収容する。
Description
に向かって空調風を吹き出し、窓曇りを除去する車両用
空調装置のデフ吹出口構造に関する。
ドアを通過した空調風をデフダクトを介してフロントウ
インド下部のデフ吹出口に導き、フロントウインドに向
かって吹き出すようにしている。この場合、一般に、デ
フダクトはフロントウインドの下部に向かって空調風を
吹き出すように形状設計されており、これによりウイン
ドの下部から上部にかけて窓曇りが徐々に除去される。
また、ウインドの下部に向かって空調風を吹き出すこと
でワイパー部分の解氷を行い、ワイパーの早期の始動を
可能としている。
トウインドの下部に向かって空調風を吹き出すと、運転
者の前面、すなわちウインド中央部の窓曇りを晴らすの
に時間がかかり、短時間で良好な視界を確保することが
できなかった。運転者の前面のウインドに向かって空調
風を吹き出すようにデフダクトを形状設計すると、ワイ
パー部分が氷結した場合にワイパー部分の解氷が遅れて
しまう。
保することができる車両用空調装置のデフ吹出口構造を
提供することにある。
よる車両用空調装置のデフ吹出口構造は、フロントウイ
ンド下方のインパネに形成され、デフダクトからの空調
風を前記フロントウインドの下部に向かって吹き出すデ
フ吹出口と、デフ吹出口の車両後方に位置するインパネ
上に収容可能に配置され、デフダクトからの空調風をフ
ロントウインドの略中央部へ向かって吹き出すように偏
向する導風板とを備えることにより上述した目的を達成
する。 (2)請求項2の発明は、請求項1に記載の車両用空調
装置のデフ吹出口構造において、導風板が、デフ吹出口
の直後方に設けた回動軸を支点に傾動可能に設けられる
ものである。 (3)請求項3の発明は、請求項2に記載の車両用空調
装置のデフ吹出口構造において、導風板が、回動軸と平
行な折り曲げ部を有し、この折り曲げ部から折り曲げら
れることによりデフ吹出口の直後方に傾設されるもので
ある。 (4)請求項4の発明は、請求項1に記載の車両用空調
装置のデフ吹出口構造において、導風板が、インパネ上
面に設けた回動軸を支点に回動可能に、かつ、インパネ
の上面よりも下方に収容可能に設けられるものである。
れば、デフ吹出口の車両後方に位置するインパネ上に、
デフダクトからの空調風をフロントウインドの略中央部
へ向かって吹き出すように偏向する導風板を収容可能に
配置したので、フロントウインドの下部に向かって吹き
出された空調風をコアンダー効果によって後方に誘引す
ることができる。その結果、フロントウインドの中央部
に空調風が吹き付けられ、短時間で良好な視界を確保す
ることができる。
について説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態
に係わる車両用空調装置の要部構成を示す斜視図であ
り、主にフロントウインド1下方のインパネ2上部を示
す。図2は図1のII-II線断面図である。図1,2に示
すように、インパネ2の上部には車両左右方向にわたっ
てデフ吹出口3が開口され、デフ吹出口3には所定の吹
出方向にルーバ3aが設けられている。デフ吹出口3の
直後方には回動軸5を支点に傾動可能に導風板4が設け
られている。導風板4の左右方向長さはデフ吹出口3の
左右方向長さとほぼ等しくなっている。
4a,4bが設けられ、この折り曲げ部4a,4bを介し
て導風板4が折り曲げられ、それぞれ前方傾斜部4A、
後方傾斜部4B、スライド部4Cが形成される。インパ
ネ2上面には導風板4と同形状の凹部2aが設けられ、
この凹部2aに折り曲げ部4a,4bを伸ばした状態で
導風板4が収容され、インパネ2の一部を形成する。ス
ライド部4Cの上面には操作部4Dが設けられている。
操作部4Dを前後方向に押し操作または引き操作するこ
とで、傾斜部4Aは回動軸5を支点に傾動し、スライド
部4Cは凹部2aに沿ってスライドする。
けられ、この突起部4Eに対応して凹部2aに係合部2
b,2cが設けられている。導風板4を折り曲げて図示
のように突起部4Eを係合部2bに係合すると、前方傾
斜部4Aは傾斜した状態で保持される。導風板4を伸ば
した状態では突起部4Eは係合部2cに係合する。
ている。デフダクト6の一端は図示しない空調ユニット
に接続され、他端はデフ吹出口3に接続されている。空
調ユニット内で生成された空調風はデフドアを通過し、
デフダクト6を介してデフ吹出口3に導かれ、フロント
ウインド1に吹き出される。この場合、デフダクト6か
らの吹出風がフロントウインド1の下部に向かって吹き
出されるように、すなわちデフダクト終端の風軸Xがウ
インド1の下部に向かうように、デフダクト6の位置、
形状が決定されている。導風板4は、前方傾斜部4Aと
風軸Xとのなす角が所定角θ1(例えば10〜15゜)
となるように傾斜角が設定されている。
動作を説明する。通常時は導風板4を伸ばした状態でイ
ンパネ2の凹部2aに収納する(収容位置)。この状態
でデフモードに設定されると、デフダクト6からの空調
風は風軸Xと同方向に吹き出され、フロントウインド1
の下部に吹き付けられる。これによりフロントウインド
1の窓曇りが除去される。図3は、通常時の窓曇り除去
の進行状況を示す図である。図中、L1,L2,L3はそ
れぞれ時間t1,t2,t3(t1<t2<t3)におけ
る窓曇り除去範囲を示す境界線である。図3に示すよう
に、通常時はフロントウインド1の下部に向かって空調
風が吹き出されるため、フロントウインド1の下部から
上部にかけて徐々に窓曇りが除去される。なお、車両走
行中やワイパーを解氷する場合に導風板4は通常状態と
される。
曇りを早期に晴らしたいときは、操作部4Dを前方に押
し操作してスライド部4Cを前方にスライドさせ、図2
に示すように突起部4Eを係合部2bに係合する。すな
わち、導風板4をデフ吹出口3の直後方に傾設させる
(傾設位置)。この状態でデフモードに設定されると、
デフダクト6からの空調風はコアンダー効果によって矢
印に示すように前方導風板4Aに誘引され、車両後方側
に偏向する。ここで、コアンダー効果とは、物体と接す
る表面上の気流がその物体の形状に沿って誘導される現
象である。これにより空調風はウインド1の略中央部
(Cエリア)、つまり運転者の頭部略正面に向かって吹
き出し、運転席前面の窓曇りを早期に除去することがで
きる。
フ吹出口3の直後方に傾動可能に導風板4を設け、デフ
吹出口3から斜め後方に向かって導風板4を傾設するよ
うにしたので、デフダクト6からの空調風がコアンダー
効果により導風板4に誘引され、フロントウインド1の
略中央部へ向かって空気が吹き出す。その結果、運転席
前面の窓曇りを早期に除去することができ、エンジン始
動時から走行開始までの時間を短縮することができる。
窓曇りの除去が必要ない場合には、導風板4の折り曲げ
を伸ばしてインパネ2の凹部2aに収容するので、美観
を損なうこともない。また、この場合にはワイパーも容
易に解氷することができる。導風板4は操作部4Dの前
後方向の操作によって折り曲げられるので、走行中の折
り曲げも可能である。その結果、走行中であっても運転
席前面の窓曇りを優先的に除去することができる。
て空調風を偏向するので、デフ吹出口3のルーバ3aの
向きを可変とするものに比べて通風抵抗を大幅に低減す
ることができる。すなわち、ルーバ3aを可変とした場
合には、ダクト6の向きに対してルーバ3aの向きが一
定ではないため、ルーバ3aの向きに応じて通気抵抗が
変化し、通気抵抗を最小化することができない。これに
対して、本実施の形態ではルーバ3aの向きは一定であ
るため、通気抵抗を最小化することができる。
する。第2の実施の形態が第1の実施の形態と異なるの
は導風板の形状である。図4は第2の実施の形態に係わ
る車両用空調装置の要部構成を示す断面図である。な
お、図2と同一の箇所には同一の符号を付し、以下では
その相違点を主に説明する。
わる導風板14は、中間部材16を介してインパネ2上
面の回動軸15に連結され、回動軸15を支点にして回
動可能となっている。導風板14と中間部材16は図示
のように一体となって略半円状に形成され、これらの形
状に対応してインパネ2の上面よりも下方に形成された
略半円状の凹部2bに収容可能となっている。導風板1
4を収容状態(図示点線)から所定角度θ2(例えば9
0゜)回動させたとき(図示実線)、導風板14と風軸
Xとのなす角は所定角度θ1(例えば15〜20゜)と
なる。凹部2bには所定角度θ2の回動位置に対応して
係合部2eが設けられ、中間部材16の一部がこの係合
部2eに係合して導風板14を傾斜した状態で保持す
る。中間部材16の上面には操作部16Aが設けられ、
この操作部16Aを下方へ押し込み操作することで、導
風板14は回動軸15を支点に回動する。
って導風板4,14を傾動、回動させるようにしたが、
例えば回動軸5,15にモータを設け、モータ駆動によ
って導風板4,14を傾動、回動させるようにしてもよ
い。導風板をインパネ2内に上下方向に収容し、その上
端部を上方へ引っ張り上げて導風板を傾斜させるように
してもよい。導風板4を突起部4Eと係合部2bの係合
により傾斜状態に保持するようにしたが、他の方法によ
り保持してもよい。例えば、インパネ2の凹部2aにピ
ンを突設し、このピンに導風板4を係止するようにして
もよい。
装置のデフ吹出口構造を示す斜視図。
装置のデフ吹出口構造を示す断面図。
Claims (4)
- 【請求項1】 フロントウインド下方のインパネに形成
され、デフダクトからの空調風を前記フロントウインド
の下部に向かって吹き出すデフ吹出口と、 前記デフ吹出口の車両後方に位置するインパネ上に収容
可能に配置され、前記デフダクトからの空調風を前記フ
ロントウインドの略中央部へ向かって吹き出すように偏
向する導風板とを備えることを特徴とする車両用空調装
置のデフ吹出口構造。 - 【請求項2】 請求項1に記載の車両用空調装置のデフ
吹出口構造において、 前記導風板は、前記デフ吹出口の直後方に設けた回動軸
を支点に傾動可能に設けられることを特徴とする車両用
空調装置のデフ吹出口構造。 - 【請求項3】 請求項2に記載の車両用空調装置のデフ
吹出口構造において、 前記導風板は、前記回動軸と平行な折り曲げ部を有し、
この折り曲げ部から折り曲げられることにより前記デフ
吹出口の直後方に傾設されることを特徴とする車両用空
調装置のデフ吹出口構造。 - 【請求項4】 請求項1に記載の車両用空調装置のデフ
吹出口構造において、 前記導風板は、前記インパネ上面に設けた回動軸を支点
に回動可能に、かつ、前記インパネの上面よりも下方に
収容可能に設けられることを特徴とする車両用空調装置
のデフ吹出口構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002088670A JP2003276431A (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | 車両用空調装置のデフ吹出口構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002088670A JP2003276431A (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | 車両用空調装置のデフ吹出口構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003276431A true JP2003276431A (ja) | 2003-09-30 |
Family
ID=29207499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002088670A Pending JP2003276431A (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | 車両用空調装置のデフ吹出口構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003276431A (ja) |
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2002
- 2002-03-27 JP JP2002088670A patent/JP2003276431A/ja active Pending
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