JP2003276420A - モータの取付構造 - Google Patents

モータの取付構造

Info

Publication number
JP2003276420A
JP2003276420A JP2002085671A JP2002085671A JP2003276420A JP 2003276420 A JP2003276420 A JP 2003276420A JP 2002085671 A JP2002085671 A JP 2002085671A JP 2002085671 A JP2002085671 A JP 2002085671A JP 2003276420 A JP2003276420 A JP 2003276420A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bracket
motor
unit case
mounting structure
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002085671A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4167439B2 (ja
Inventor
Koichi Yamazaki
孝一 山崎
Masaharu Tomiyama
正治 富山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Kansei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Calsonic Kansei Corp filed Critical Calsonic Kansei Corp
Priority to JP2002085671A priority Critical patent/JP4167439B2/ja
Publication of JP2003276420A publication Critical patent/JP2003276420A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4167439B2 publication Critical patent/JP4167439B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユニットケースの内外いずれの側からもモー
タを取付けることができるモータの取付構造を提供す
る。 【解決手段】 ユニットケース1側の被係合部16を、
通孔7を取囲むようにユニットケース1の内面側又は外
面側に形成し、ブラケット13側の係合部15を、内外
いずれの被係合部16とも係合し得るようにユニットケ
ース1との当接面側及び反当接面側にそれぞれ形成した
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用空気調和装
置等に組み込まれる送風機、特に、該送風機に使用され
るモータの取付構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両空調用送風機は、ユニットケ
ースのファンスクロール内にモータと連結されたシロッ
コファン等の送風ファンを収容したものであるが、ユニ
ットケースにモータを取付けるには、ユニットケースに
開設された通孔から送風ファンを挿入した後、モータ側
から放射状に突出されたブラケットとユニットケースと
をボルトあるいはビスにより固定している。この場合、
通孔とモータとの間に生じる隙間をブラケットにより封
止するとともに当該ブラケットの外周部とユニットケー
スの通孔内周部を凹凸嵌合し、空気漏れを防止する構造
としている。
【0003】ここで使用されるモータには、ブラシレス
モータあるいは円筒型モータなど種々あるが、いずれの
モータにおいても、その取付構造は、基本的には同じ
で、モータ、送風ファン及びブラケットの3者を一体化
し、ユニットケースの下方から通孔を通って送風ファン
を入れ、ブラケットの外周部とユニットケースとを連結
するようにしている。つまり、ユニットケースに開設さ
れた通孔の軸線に沿って一方向から取付けるようにした
ものである(例えば、ブラシレスモータに関しては特開
2001−275328号公報、円筒型モータに関して
は実開平5−91923号公報、実開平5−23768
号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、モータの取付
構造において、一方向からのみの取付けでは、モータ交
換時あるいは取付勝手のみが異なる車両用空気調和装置
の組付け時に円滑なモータ取付ができないことがある。
【0005】例えば、車両用空気調和装置の使用時にモ
ータ異常が生じ、モータを交換しなければならない事態
が生じた場合に、一方向からしか作業ができなければ、
内部の熱交換器の脱着、冷媒あるいは温水等の抜き入れ
を行なわなければ、モータ交換できないこともある。
【0006】また、ワンボックスカーのように車室内空
間の大きい車両に装備される空気調和装置では、フロン
ト側とリア−側にそれぞれユニットが設けられている
が、この内、リアーユニットは、車体の左右側壁のいず
れか一方に取付けることがある。この場合、両ユニット
をそれぞれ別々に製造することは、コスト的に好ましく
ないことから、極力部品の共用化を図りたいが、モータ
の取付位置の問題及び前記一方向からのみの取付けの点
から、これが困難となっている。
【0007】つまり、モータは、ユニット搭載の容易性
などの面から車体の壁側に位置するようにセットされる
が、前記一方向からのみの取付けでは、車体の左右側壁
のいずれか一方では円滑に作業できても、他方側ではモ
ータ等の取付けは困難となる。この場合も、モータ交換
という事態が生じると、内部の熱交換器の脱着、冷媒あ
るいは温水の抜き入れ等を行なわなければならず、作業
性の面で多大な労力を要することになる。
【0008】本発明は、上記従来技術に伴う課題を解決
するためになされたもので、ユニットケースの内外いず
れの側からもモータを取付けることができるモータ取付
構造とし、モータの取付け取外し作業の容易化、部品の
共用化、コスト低減を図ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記す
る手段により達成される。
【0010】(1) ユニットケースに開設された送風
ファンを挿入するための通孔を覆うようにモータハウジ
ングより放射方向に突出されたブラケットを有し、当該
ブラケットに設けられた係合部を前記ユニットケースに
設けられた被係合部に係合し、前記送風ファンを駆動す
るモータを前記ユニットケースに取付けるようにしたモ
ータの取付構造において、前記ユニットケース側の被係
合部は前記通孔を取囲むように当該ユニットケースの内
面側又は外面側に形成され、前記ブラケット側の係合部
は内外いずれの被係合部とも係合し得るように前記ユニ
ットケースとの当接面側及び反当接面側にそれぞれ形成
したことを特徴とするモータの取付構造。
【0011】(2) 前記ユニットケースは、少なくと
も前記ブラケットが取付けられるファンスクロール部分
をブラケット側と反ブラケット側に2分割され、反ブラ
ケット側のユニットケースを外すことにより前記送風フ
ァンが露呈されるようにしたことを特徴とする前記(1)
のモータの取付構造。
【0012】(3) 前記ブラケット側の係合部は、前
記送風ファンの半径方向外方に位置するように形成した
ことを特徴とする前記(1)又は(2)のモータの取付構造。
【0013】(4) 前記ブラケット側の係合部は、当
該ブラケットに形成された環状の溝部であり、前記ユニ
ットケース側の被係合部は前記環状の溝部と係合する環
状の突条部であることを特徴とする前記(1)〜(3)のモー
タの取付構造。
【0014】(5) 前記ブラケットは、前記モータハ
ウジングを支持する支持部と、前記送風ファンにより取
込まれた空気流が流通する開口部とを有する前記(1)〜
(4)のモータの取付構造。
【0015】(6) 前記ブラケットは、前記モータハ
ウジングを支持する支持部に前記送風ファンにより取込
まれた空気流を整流する整流板を有する特徴とする前記
(5)のモータの取付構造。
【0016】(7) 前記ブラケットは、合成樹脂によ
り構成したことを特徴とする前記(1)〜(6)のモータの取
付構造。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明を適用した車両用空気
調和装置のリアーユニットの概略断面図、図2は図1の
要部断面説明図で、図1の状態から90°回転した状態
を示している。
【0018】本実施形態に係る車両用空気調和装置のリ
アーユニットは、例えば、ワンボックスカーの後方に床
置きされるものであり、図1に示すように、ユニットケ
ース1内に送風ファンfを駆動するモータMが設けられ
ている。
【0019】ユニットケース1は、上下に伸延されたパ
ーティングラインPLにより左右に2分割される上部ユ
ニット2と、この上部ユニット2に脱着可能に連結され
た下部ユニット3とからなっている。
【0020】上部ユニット2は、合成樹脂製の第1ケー
ス6と第2ケース8とからなり、第1ケース6は、車室
内の空気を取込む空気取入部4と、この空気取入部4と
ベルマウス5を介して連通されたファンスクロールSの
半部とからなっている。第2ケース8は、前記ファンス
クロールSの他の半部であってかつ前記ベルマウス5と
対向する位置にモータ取付用の通孔7が開設されてい
る。
【0021】なお、図中「9」は、ファンスクロールS
を流通した車室内空気を加熱するヒータコアあるいは放
熱器、「10」は、モータMを制御する制御部であり、
この制御部10は後述のブラケット13に取付けられて
いる。
【0022】前記モータMは、円筒状モータであるが、
モータハウジング11からは軸方向にシャフト12が突
出され、その先端にシロッコファン等からなる送風ファ
ンfが常法により取付けられている。
【0023】モータハウジング11の外周面には、図2
に詳示するように、放射状に突出する合成樹脂製のブラ
ケット13が接着されている。ただし、ブラケット13
は、合成樹脂製のみに限定されるものではなく、モータ
ハウジング11と溶接接合された金属製のものであって
も良い。
【0024】このブラケット13は、第2ケース8に開
設された送風ファンfを挿入するための通孔7を塞ぐよ
うにモータハウジング11より放射方向に突出されてい
るが、ここには、係合部15が設けられ、この係合部1
5と第2ケース8に設けられた被係合部16との係合に
よりモータM等を第2ケース8に連結している。
【0025】さらに、ブラケット13によるモータMと
第2ケース8との連結について詳述する。例えば、ワン
ボックスカーのリアーユニットは、その設置位置が車体
の左右いずれかの側壁18あるいは天井壁と異なること
があるが、いずれにしてもモータMは壁18側に位置設
定される。このような場合に前述したモータの取付作業
を一方向からしかできなければ、作業性の面で問題が生
じる。
【0026】そこで、本実施形態では、図2に示すよう
に、全体的に略扁平な板であるブラケット13の内外両
面に係合部15を形成し、第2ケース8に前記係合部1
5と係合される被係合部16を形成している。これら係
合部15及び被係合部16は、製造の容易性、後述する
シール性の向上などを図るために環状の溝部15a、1
5bあるいは環状の突条部16a又は16bとしてい
る。
【0027】なお、図2においては、ブラケット13を
ファンスクロールSの外側から取付ける外側取付用の第
2ケース8aと、ブラケット13をファンスクロールS
の内側から取付ける内側取付用の第2ケース8bとを便
宜的に併記しているが、使用に当っては、いずれか一方
が使用される。また、本明細書において「内側、外側」
あるいは「内面、外面」等における「内外」とは、ファ
ンが収納されるファンスクロールSの内外の意味であ
る。
【0028】前記突条部16a、16bの内、外側取付
用の突条部16aは、通孔7の内周部分から第2ケース
8aの外方に突出するように形成され、内側取付用の突
条部16bは、通孔7の内周部分から第2ケース8の内
方に突出するように形成されている。
【0029】前記溝部15aは、図中モータMの上方に
示す外側取付用の突条部16aが嵌合される部分であ
り、溝部15bは、図中モータMの下方に示す内側取付
用の突条部16bが嵌合される部分である。
【0030】ただし、モータMと第2ケース8との連結
は、係合部15と被係合部16の係合のみでなく、ブラ
ケット13の外周縁部に螺合されたボルト17によって
も強固になされる。
【0031】ここにおいて、ブラケット13の係合部1
5、つまり溝部15a又は15bは、送風ファンfの半
径方向外方に位置するように形成されている。このよう
にすれば、ブラケット13の外形を従来のものと比較し
て大きくすることなく当該ブラケット13を内外から第
2ケース8に確実に取付けることができ、これによりユ
ニットの設置位置が異なる場合でも容易に対処できるこ
とになる。
【0032】次に、作用を説明する。
【0033】リアーユニットを車体の一方の側壁18に
取付ける場合に、図3に示すように、モータMと側壁1
8との間に隙間がある場合には、モータMを外側から取
付ける。
【0034】例えば、外側取付用の第2ケース8aを用
い、この第2ケース8aより突出された突条部16aに
ブラケット13の環状溝部15aを嵌合する。そして、
ボルト17を締付けると、これによりモータMの取付け
は完了する。
【0035】この状態でモータMを交換するには、極め
て簡単で、まず、ボルト17を緩め、ブラケット13の
環状溝部15aと突条部16aとの係合状態を解くと、
第2ケース8aに開設された大きな通孔7を通って、モ
ータM、送風ファンf及びブラケット13の3者を第2
ケース8aから外すことができ、モータMを新たなもの
と交換することができる。
【0036】一方、図4に示すように、車体の側壁18
とモータMとの間に余剰空間がない場合には、モータM
をファンスクロールSの内側から取付ける。内側取付用
の第2ケース8bを用い、突条部16bを環状の溝部1
5bに嵌合し、ボルト17を締付けると、これによりモ
ータMの取付けは完了する。
【0037】この状態でモータMを交換するには、ま
ず、上部ユニット2の第1ケース6を外す。この第1ケ
ース6を外してもヒータコアあるいは放熱器9は、第2
ケース8内に位置した状態のままで、送風ファンf及び
ブラケット13が露呈する。
【0038】したがって、ボルト17を緩め、ブラケッ
ト13の溝部15bと突条部16bとの係合状態を解く
と、モータM、送風ファンf及びブラケット13の3者
を第1ケース6から外すことができる。なお、制御部1
0などとはカプラーを外すことにより容易に連結状態を
解除できる。前記3者をユニットケース1から外すこと
ができれば、モータMを新たなものと容易に交換するこ
とができる。
【0039】このように突条部16a又は16bの突出
状態が異なる第2ケース8aと第2ケース8bを使用す
れば、左右いずれの側壁18に対してもブラケット13
を共用してモータMの設置が可能となり、部品点数の低
減により低コスト化を図ることができ、しかも、モータ
Mの取外し時に放熱器9などを外すことがなく、モータ
Mの交換が極めて容易になる。特に、前記係合部15と
被係合部16とは、凹凸嵌合する突条部16a、16b
と環状溝部15a、15bとにより構成しているので、
両者が係合した場合には、ブラケット13自体によりモ
ータMと第2ケース8のモータ取付用通孔7との間の隙
間が閉鎖され、風漏れを防止できるのみでなく、溝部と
突条部との凹凸嵌合により第2ケース8aとブラケット
13との間のシール性も向上することになる。
【0040】上述した実施形態では、ブラケット13に
より通孔7を閉塞し、ファンスクロールS内を流れる空
気流が外部に漏れないようにしているため、ブラケット
13には開口部分が形成されていないが、例えば、図5
に示すように、吸込み式の送風機に使用する場合には、
ブラケット13に空気流が流通する開口部20を形成し
てもよい。
【0041】図5は、本発明の他の実施形態を示す吸込
み式の送風機の断面図である。この吸込み式の送風機に
使用されるブラケット13は、モータハウジング11を
支持する支持部21と、空気流が流通する開口部20と
を有している。
【0042】支持部21は、略扁平な板であるブラケッ
ト13の中央部分に形成された断面U字状の椀状凹部あ
るいは断面U字状の所定幅のプレート等により構成され
ており、内部にモータハウジング11を収容し、これを
支持するようになっている。
【0043】開口部20は、前述したブラケット13と
同様に係合部15及び被係合部16が設けられている外
周部分と前記支持部21との間に設けられている。
【0044】このようにブラケット13に開口部20を
設ければ、モータの交換時などにおける利便性は、前記
実施形態と同様であっても、比較的大きな容積の空気取
入部4を形成する必要がないばかりでなく、開口部20
を流通する空気流によりモータの冷却も可能となる。
【0045】なお、送風ファン騒音の低減並びに空気吸
い込み効率の向上を図る場合には、開口部20は大きい
ことが好ましいことから、前記外周部分と支持部21と
の間のみでなく、さらに広く前記外周部分を越えて形成
してもよいことはいうまでもない。
【0046】また、ブラケット13は、モータハウジン
グ11を支持する支持部21に送風ファンfにより取込
まれる空気流を整流する整流板22を形成してもよい。
前記支持部21は、円筒状のモータハウジング11を支
持するものであるため、断面U字状の椀状をしたもので
あるが、整流板22はこの椀状部分の外周面に形成され
る。整流板22としては、どのような形状をしたもので
あってもよいが、空気流の流れに沿った形状である円弧
状あるいはスパイラル状とすることが好ましい。
【0047】このようにすれば、開口部20を流通する
空気流が整流板22により整流されるので、前記モータ
の冷却のみでなく、騒音も低減できることになる。な
お、前記支持部21は、場合によっては、帯状をした部
材により構成してもよい。
【0048】前記送風機には、モータを冷却するため
に、ファンスクロールS内を流れる空気流の一部を取込
む冷却ダクトを設けることがあるが、前記ブラケット1
5では凹凸状の係合部15を形成しているので、ここの
余剰空間を利用して冷却ダクトを形成してもよい。この
ようにすれば、さらに部品点数が少なくなり、コスト的
にも有利となる。
【0049】本発明は、上述した実施形態のみに限定さ
れるものではなく、特許請求の範囲内において種々変更
使用することができるものである。例えば、上述した実
施形態では、ブラケット13側に環状溝部15a、15
bを、ケース側に突条部16a、16bを形成している
が、いずれか一方に溝部をいずれか他方に突条部を形成
したものであってもよく、このブラケット13自体の形
状も前記通孔7を覆うように取付けることができるもの
であれば、如何なる形状のものでも良く、円形あるいは
三角形状など種々のものを使用できる。
【0050】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明で
は、送風ファン挿入用の通孔内周縁に内方突出又は外方
突出する被係合部を形成し、ブラケット側にいずれの被
係合部とも係合するようにした係合部を形成したので、
モータの取付け取外し作業の容易化、部品の共用化、コ
スト低減を図ることができる。
【0051】請求項2の発明では、ユニットケースのフ
ァンスクロールをブラケット側と反ブラケット側に2分
割し、反ブラケット側のユニットケースを外すと、送風
ファンが露呈されるようにしたので、モータの取付け取
外し作業が極めて容易となる。
【0052】請求項3の発明では、ブラケット側の係合
部を送風ファンの半径方向外方に位置するようにしたの
で、ブラケットの脱着作業が容易となる。
【0053】請求項4の発明では、ブラケット側の係合
部を環状の溝部とし、被係合部を環状の突条部としたの
で、係合時に凹凸嵌合され、特別なシール部材を使用し
なくてもファンスクロール部分のシール性が向上し、コ
スト的にも有利となる。
【0054】請求項5の発明では、ブラケットにモータ
ハウジングを支持する支持部と、空気流が流通する開口
部とを設けたので、モータの冷却性が向上し、送風機自
体も小型化できる。
【0055】請求項6の発明では、ブラケットの支持部
に空気流を整流する整流板を設けたので、騒音の少ない
送風機となる。
【0056】請求項7の発明では、ブラケットを合成樹
脂により構成したので、複雑な係合部及び被係合部を有
するブラケットでも、成形が容易で、全体の重量が軽減
し、しかも量産可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るモータの取付構造の
概略断面図である。
【図2】 図1の要部を示す断面説明図である。
【図3】 ブラケット取付状態の一例を示す断面図であ
る。
【図4】 ブラケット取付状態の他の例を示す断面図で
ある。
【図5】 本発明の変形例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1…ユニットケース、 7…通孔、 11…モータハウジング、 13…ブラケット、 15…係合部、 15a、15b…溝部、 16…被係合部、 16a、16b…突条部、 18…側壁、 20…開口部、 21…支持部、 22…整流板、 f…送風ファン、 M…モータ、 S…ファンスクロール。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニットケース(1)に開設された送風フ
    ァン(f)を挿入するための通孔(7)を覆うようにモータハ
    ウジング(11)より放射方向に突出されたブラケット(13)
    を有し、当該ブラケット(13)に設けられた係合部(15)を
    前記ユニットケース(1)に設けられた被係合部(16)に係
    合し、前記送風ファン(f)を駆動するモータ(M)を前記ユ
    ニットケース(1)に取付けるようにしたモータの取付構
    造において、 前記ユニットケース(1)側の被係合部(16)は前記通孔(7)
    を取囲むように当該ユニットケース(1)の内面側又は外
    面側に形成され、前記ブラケット(13)側の係合部(15)は
    内外いずれの被係合部(16)とも係合し得るように前記ユ
    ニットケース(1)との当接面側及び反当接面側にそれぞ
    れ形成したことを特徴とするモータの取付構造。
  2. 【請求項2】 前記ユニットケース(1)は、少なくとも
    前記ブラケット(13)が取付けられるファンスクロール部
    分をブラケット側と反ブラケット側に2分割され、反ブ
    ラケット側のユニットケースを外すことにより前記送風
    ファン(f)が露呈されるようにしたことを特徴とする請
    求項1に記載のモータの取付構造。
  3. 【請求項3】 前記ブラケット(13)側の係合部(15)は、
    前記送風ファン(f)の半径方向外方に位置するように形
    成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のモータ
    の取付構造。
  4. 【請求項4】 前記ブラケット(13)側の係合部(15)は、
    当該ブラケット(13)に形成された環状の溝部(15a,15b)
    であり、前記ユニットケース(1)側の被係合部(16)は前
    記環状の溝部(15a,15b)と係合する環状の突条部(16a,16
    b)であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載のモータの取付構造。
  5. 【請求項5】 前記ブラケット(13)は、前記モータハウ
    ジング(11)を支持する支持部(21)と、前記送風ファン
    (f)により取込まれた空気流が流通する開口部(20)と、
    を有する請求項1〜4のいずれかに記載のモータの取付
    構造。
  6. 【請求項6】 前記ブラケット(13)は、前記モータハウ
    ジング(11)を支持する支持部(21)に前記送風ファン(f)
    により取込まれる空気流を整流する整流板(22)を有する
    請求項5に記載のモータの取付構造。
  7. 【請求項7】 前記ブラケット(13)は、合成樹脂により
    構成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記
    載のモータの取付構造。
JP2002085671A 2002-03-26 2002-03-26 モータの取付構造 Expired - Fee Related JP4167439B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002085671A JP4167439B2 (ja) 2002-03-26 2002-03-26 モータの取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002085671A JP4167439B2 (ja) 2002-03-26 2002-03-26 モータの取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003276420A true JP2003276420A (ja) 2003-09-30
JP4167439B2 JP4167439B2 (ja) 2008-10-15

Family

ID=29207187

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002085671A Expired - Fee Related JP4167439B2 (ja) 2002-03-26 2002-03-26 モータの取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4167439B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007253940A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Denso Thermal Systems Spa 乗り物のための気流処理アッセンブリ用の換気ユニット
JP2008114715A (ja) * 2006-11-03 2008-05-22 Denso Corp 送風装置
JP2008290694A (ja) * 2007-05-23 2008-12-04 Kia Motors Corp バス車両のルーフエアコン
CN110939587A (zh) * 2018-09-24 2020-03-31 马勒国际公司 一种具有电机支架的鼓风机

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007253940A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Denso Thermal Systems Spa 乗り物のための気流処理アッセンブリ用の換気ユニット
JP2008114715A (ja) * 2006-11-03 2008-05-22 Denso Corp 送風装置
JP2008290694A (ja) * 2007-05-23 2008-12-04 Kia Motors Corp バス車両のルーフエアコン
CN110939587A (zh) * 2018-09-24 2020-03-31 马勒国际公司 一种具有电机支架的鼓风机
US11597253B2 (en) 2018-09-24 2023-03-07 Mahle International Gmbh Blower comprising a motor mount
CN110939587B (zh) * 2018-09-24 2023-03-10 马勒国际公司 一种具有电机支架的鼓风机

Also Published As

Publication number Publication date
JP4167439B2 (ja) 2008-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3650776B1 (en) Air-conditioner indoor unit
JP4488075B2 (ja) 電動送風機
CN108224566B (zh) 送风组件及具有该送风组件的柜式空调室内机
JP3498347B2 (ja) 送風装置
JP4167439B2 (ja) モータの取付構造
JP2006250404A (ja) 室内機ユニット及び空気調和装置
CN108224567B (zh) 送风组件及具有该送风组件的柜式空调室内机
KR100932736B1 (ko) 팬 쉬라우드
JP2004074816A (ja) 車両用空調装置
JP2007120928A (ja) 空気調和機の室内機
JP2001342998A (ja) 自動車用送風装置
JPH0526933Y2 (ja)
JP2005014703A (ja) 車両用空調装置
JPH10153196A (ja) ターボファン
JP4858090B2 (ja) 送風装置
JP2003080922A (ja) モータの取付構造
JPH08159513A (ja) 一体型空気調和機
CN215929833U (zh) 空调器
JP3861026B2 (ja) 遠心式送風機
JP2003328994A (ja) 遠心式送風機
JPH10236171A (ja) 自動車用熱交換器
CN209672567U (zh) 壳体结构、空调室内机及空调器
CN115264586B (zh) 一种空调器壳体组件及空调内机
KR20070105546A (ko) 공기조화기
CN210554030U (zh) 用于电动汽车的空调箱和电动汽车

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071218

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080729

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080801

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130808

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees