JP2003276397A - 筆記具のキャップ - Google Patents

筆記具のキャップ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ペン先に当接してペン先を密封するペン先保
護部材が、キャップの着脱によってキャップ内の所定位
置から外れることを防止し、特に、キャップに用いられ
る成形用樹脂がポリプロピレン樹脂などの表面が平滑に
仕上がる樹脂材料であってもキャップ内の所定の位置に
ペン先保護部材を確実に保持せしめる構成を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 ペン先に当接してそのペン先を密封する
ペン先保護部材を備えた筆記具のキャップにおいて、そ
のキャップ内奥の前記ペン先保護部材の後方部に突部を
部分的に設けた筆記具のキャップ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペン先に当接して
そのペン先を密封するペン先保護部材を備えた筆記具の
キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インキ筒内にインキを直接収容し
たボールペンなどの筆記具・塗布具において、ペン先乾
燥防止やボール外れ防止、インキのボタ落ち防止、イン
キの経時減量防止などのために、ペン先に当接してこの
ペン先を密閉するペン先保護部材をキャップ内に備えた
構造が知られている。例えば、特許文献1には、キャッ
プの内底部に突部を設け、この突部によりペン先の密封
部材を支承せしめた筆記具のキャップが表記されてい
る。
【0003】
【特許文献1】実開昭63−23083号公報(第1図
〜第4図、実用新案登録請求の範囲)。
【0004】これらの構造の筆記具は、使用のためにキ
ャップを筆記具本体より取り外そうとする際、前記ペン
先保護部材が、ペン先のボールとボールホルダーの間の
隙間にくい込んでしまったりペン先先端に付着したイン
キに凝着したりしてペン先に引っぱられ、キャップ内の
所定の位置から外れてしまうことがあった。また、ペン
先保護部材をペン先に強く当接させている場合は、キャ
ップを外す際に、ペン先保護部材自体の戻り弾性力によ
ってキャップ内の所定の位置から外れてしまうことがあ
った。
【0005】このようなペン先保護部材のキャップから
の外れ現象は、表面状態が滑らかで、また、キャップの
金型よりの離型をし易くするためにしばしば潤滑剤が錬
り込まれることのあるポリプロピレン樹脂製のキャップ
において顕著なものであった。ポリプロピレン樹脂は水
蒸気が透過しにくいので、インキの経時減量を抑制する
ことを目的として近年キャップ用樹脂材料として用いら
れることの多いものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ペン先に当
接してペン先を密封するペン先保護部材が、キャップの
着脱によってキャップ内の所定位置から外れることを防
止し、特に、キャップに用いられる成形用樹脂がポリプ
ロピレン樹脂などの表面が平滑に仕上がる樹脂材料であ
ってもキャップ内の所定の位置にペン先保護部材を確実
に保持せしめる構成を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するためになされたものであり、ペン先に当接して
そのペン先を密封するペン先保護部材を備えた筆記具の
キャップにおいて、そのキャップ内奥の前記ペン先保護
部材の後方部に突部を部分的に設けたことを第1の要旨
とし、ペン先に当接してそのペン先を密封するペン先保
護部材を備えた筆記具のキャップにおいて、そのキャッ
プ内奥の周壁面の内接径を前記ペン先保護部材の外径の
95%〜99%としたことを第2の要旨とし、ペン先に
当接してそのペン先を密封するペン先保護部材を備えた
筆記具のキャップにおいて、そのキャップ内奥の周壁面
を粗面に形成したことを第3の要旨とする。
【0008】
【実施例】添付図面に基づき実施例を説明する。図1に
示す筆記具は、ポリプロピレン樹脂製のインキ筒1の先
端にチップホルダー2を介して金属製または合成樹脂製
のボールホルダーと超硬合金製やセラミックなどのボー
ル3aからなるボールペンペン先3を接続し、後端に尾
栓4を配したボールペン本体と、ボールペンペン先3を
密封するためにボールペン本体の先部分を被覆するキャ
ップ5より構成されている。前記尾栓4の後端には通気
孔4aが設けられている。
【0009】また、前記インキ筒1内には剪断減粘性を
有する水性インキ6と、このインキ界面に接触して主
に、ゲル化ポリブテンからなる逆流防止体組成物7とこ
の逆流防止体組成物7に少なくとも一部を浸漬した浮体
8が収容配置されている。また、前記キャップ5の内奥
には、ボールペンペン先3と当接して弾性変形しボール
ペンペン先3のボール3a周辺の先端開口部を密封する
ゴム状弾性体からなる円板状のペン先保護部材9が配置
されている。その円板状のペン先保護部材に変え、球状
のペン先保護部材としても良いが、各部材の寸法やペン
先の位置決め性を考慮すると円板状のペン先保護部材と
するのが好ましい。つまり、球状のペン先保護部材であ
っては、ペン先の当接位置が球状の中心から外れてしま
うと、密封精度が低下してしまう危険性がある。これに
対し、円板状のペン先保護部材は、ペン先が当接する箇
所が面状であるため、多少中心から外れてしまっても良
好に密封することができるものとなっている。
【0010】前記ボールペンペン先3からのインキ乾燥
やインキの漏れだしを抑制する前記キャップ5は、ボー
ルペンの本体に装着され、実質的にボールペンペン先3
を被覆するものであり、溶剤透過性の低いポリプロピレ
ン樹脂が好適に使用できるものであるが、インキ漏れだ
しの確実な防止のためには、前記ボールホルダー2の先
端開口部を被覆するゴム状弾性体をキャップ内に供えて
いることがより好ましい。
【0011】前記のゴム状弾性体は、ゴムおよび/また
はプラスチック原料によるものであるが、ゴム材質とし
ては、天然ゴム、イソプレンゴム、1,2−ポリブタジ
エン、スチレン−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、
ニトリルゴム、ブチルゴム、エチレン−プロピレンゴ
ム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、エチレン−酢
酸ビニルゴム、アクリルゴム、エチレン−アクリルゴ
ム、クロロスルホン化ポリエチレン、塩素化ポリエチレ
ン、多硫化ゴム、エピクロルヒドリンゴム、シリコーン
ゴム、ウレタンゴム、フッ素ゴムなどの合成加硫ゴムが
あげられる。
【0012】また、プラスチック原料としては、ポリス
チレン系エラストマー、ポリオレフィン系エラストマ
ー、ポリウレタン系エラストマー、ポリエステル系エラ
ストマー、ポリアミド系エラストマー、1,2−ポリブ
タジエン系エラストマー、エチレン−酢酸ビニル系エラ
ストマー、ポリ塩化ビニル系エラストマーなどの熱可塑
性エラストマーがあげられる。特に密閉性を付加したい
ときには形状復元性が高い永久圧縮歪みの小さいゴム材
質を選ぶことが好ましい。また、ゴムに添加される可塑
剤や充填材についても、インキとの非反応性や当接する
ボールやボールホルダーに対する非反応性、溶解性など
の影響の少ないものを使用すべきである。
【0013】図2、図3に基づきキャップ5を詳細に説
明する。図2において、キャップ5は、キャップ本体1
0とそのキャップ本体10の頭部に固着され、射出成形
によって成形された頭冠11ならびに金属製のクリップ
12から構成されているが、そのクリップ12はキャッ
プ本体10や頭冠11と一体に形成してもよい。その頭
冠11はキャップ本体10に対して液密状態で圧入・固
定されているが、必ずしもその必要はない。キャップ本
体10の天面は斜めに形成された開口部13となってい
る。また、キャップ本体10の上部外周には、クリップ
12が取り付けられる基部14が突出した状態で取り付
けられている。また、その基部14の上端には、後述す
る頭冠11の垂下部が嵌り込む溝部15が形成されてい
る。
【0014】一方、前記頭冠11の天面もキャップ本体
10の長手方向にむかって傾斜した天面部16になって
いる。そして、その天面部16の最も下方に位置する部
分からは垂下部17が形成されていて、その垂下部17
の下端部には前記基部14に形成されている溝部15に
嵌り込む突起18が形成されている。また、前記頭冠1
1の後方部分である筒部19の外周には、天面部16と
平行に傾斜突起20が2箇所に形成されている。この傾
斜突起20は前記キャップ本体10に形成された同じ傾
斜角の傾斜溝に嵌り込んでいる。更に、筒部19の外周
には、キャップ本体10の案内部と係合する案内突条2
1が長手方向に形成されている。尚、筒部19の最後方
部分には縮径部22が形成されている。
【0015】頭冠11の筒部19の内部には、前記円板
状のペン先保護部材9を保持する際の前方規制部となる
縦リブ23が放射状に複数設けられており、その縦リブ
23の後方隣接部分がペン先保護部材9を保持する周壁
面24となっている。そして、この周壁面24には前記
複数の縦リブ23の後端より間隔を有した位置に突部2
4aが形成されている(本例では、図3に示すように、
放射状に4箇所形成されている)。その突部24aは、
頭冠11を成形する際、同時に形成している。また、前
記突部24aと対向する周壁との内接円径、あるいは、
前記突部24aが複数形成されている場合の各突部24
aの内接円径は、ペン先保護部材9の外径よりも小径寸
法になっている。即ち、縦リブ23の後端と前記突部2
4aの間にペン先保護部材9が保持されることになるの
である(図4、図5参照)。
【0016】前記周壁面24には、縦リブ23の後端付
近より突部24aの後方に至る縦溝24bが設けられて
いる。頭冠11にペン先保護部材9を組み込む際および
組み込みの後、頭冠11の内部前方と後方を空気流通さ
せる役目のものである(図3参照)。尚、縦溝24bは
必須のものではなく、例えば、ペン先保護部材9の外周
に切り欠き部や凹所があれば省いてもよいものである。
【0017】次に、作用を説明する。使用のためにキャ
ップ5を筆記具本体より取り外そうとする際、例え前記
ペン先保護部材9がペン先に引っ張られたとしても、突
部24aにペン先保護部材9の外周が当接して抜け止め
されるのでキャップ内の所定の位置から外れてしまうこ
とがない。また、ペン先保護部材9自体の戻り弾性力に
よってキャップ内の所定の位置から外れてしまうことも
ない。この作用は、表面状態が滑らかで、また、キャッ
プの金型よりの離型をし易くするためにしばしば潤滑剤
が錬り込まれることがあるポリプロピレン樹脂製のキャ
ップにおいても顕著である。尚、本実施例においては、
円板状のペン先保護部材9の上方には逃げ空間部24c
が設けられている。ペン先3がペン先保護部材9に当接
し、そのペン先保護部材9が上方に向かって変形した際
の逃げ部となっているのである。
【0018】図6に基づき第2例を説明する。前記例と
同じ部分については説明を省略する。本例は、前記キャ
ップ内奥の周壁面の内接径を前記ペン先保護部材の外径
の95%〜99%としている。具体的には、前記キャッ
プ内奥の周壁面25自体の内接径Bを前記ペン先保護部
材9の外径Cよりも0.05〜0.30mm小さく形成
したものである。この割合を多くしてしまうとペン先保
護部材の安定性が悪く、抜けてしまったり、逆に少なく
してしまうと挿着する力が大きくなってしまい、キャッ
プの軸心に対して偏心してしまったり、ややもすると、
圧入力によって裂けてしまう危険性がある。尚、前記キ
ャップ内奥の周壁面の内接径に対するペン先保護部材の
外径の割合は、ペン先保護部材が20゜〜70゜のゴム
硬度を持つ弾性体である場合に特に有効である。
【0019】図7に基づき第3例を説明する。前記例と
同じ部分については説明を省略する。本例は、前記キャ
ップ内奥の周壁面26を粗面に形成してこの粗面により
ペン先保護部材9の保持をなすものである。周壁面26
を射出成形で形成する方法としては、容易に実現するた
めには金型加工時に放電加工の痕をそのまま残したり、
放電加工後に横方向の磨き目をつけるなどの方法があ
る。また、射出成形後の成形品の周壁面を後処理で荒ら
しても良い。前記第2例と同レベルの保持効果を奏する
が、第2例の構成と合わせて本例を適用すれば更に顕著
な効果を奏するものである。
【0020】以上の他にも種々なせる。例えば、第2例
または第3例の周壁面に第1例の突起を形成してもよい
し、第2例および第3例を合わせた構成の周壁面に第1
例の突起を形成してもよい。この他にも本発明の趣旨を
逸脱しない範囲で種々の変形例が可能である。
【0021】図8〜図11に基づき第4例を説明する。
キャップ27の内側には、前記例と同様の円板状のペン
先保護部材28が挿着されている。そのペン先保護部材
28の後端には、等間隔に形成された突部29が密着し
ている。この突部29が前記ペン先保護部材28の抜け
止め用の突部である。突部29をペン先保護部材28に
密着させることによって、ペン先3が当接しペン先保護
部材28の中心部分が押圧変形させられる際、ペン先3
とペン先保護部材28との密着性がより良くなり、もっ
て、ペン先3やボール3aの乾燥防止効果が高まる。ま
た、ペン先保護部材28の位置決め安定性が良くなり、
ペン先3が多少偏心した状態で当接したとしても、ペン
先保護部材28が傾いてしまうようなことがない。そし
て、この突部29は、ペン先保護部材28がキャップ2
7に挿着された後に、後加工によって形成されている。
本例における後加工とは、切削加工であるが、切削加工
と言っても完全に取り去ってしまうのではなく、切削し
た最終部分を残留させ、その残留させた部分を突部とし
ているのである。具体的には、先端にエッジが形成され
た棒状物を、前記キャップに差し込むことによって、そ
のキャップの内壁面の1部を削り、湾曲した突部29を
形成している。ペン先保護部材28をキャップに挿着し
た後に突部29を形成することによって、ペン先保護部
材28の位置が正確に位置決めされるのである。他にも
後加工の例としては、種々の例が挙げられる。例えば、
キャップの外側から外力を加えるカシメ(ポンチ)加工
や熱を加えて組成変形させる組成変形加工などがある。
前者は、主に金属材質からキャップを形成した場合に有
効な手段であって、後者は樹脂材質から形成した場合に
有効な手段である。尚、前記ペン先保護部材28の前端
周縁部は、キャップ27の前方内面に形成された内面段
部27aに当接している。即ち、前記ペン先保護部材2
8は、内面段部27aと突部29によって挟み込まれた
状態で、かつ、キャップ27の内周面に対する挿着・圧
入力によってキャップ27に保持されているのである。
また、本例においても、ペン先保護部材28の上方には
逃げ空間部30が形成されている。
【0022】図12、図13に基づき第5例を説明す
る。ペン先保護部材31をキャップ32の内面に形成し
た複数縦リブ33によって保持した例である。その縦リ
ブ33の中間部分には、前記ペン先保護部材31の脱落
を防止する突部34が形成されている。前記縦リブ33
は、キャップ32にペン先保護部材31を組み込む際お
よび組み込みの後、キャップ32の内部前方と後方を空
気流通させる役目のものであり、ペン先保護部材31の
位置決め性が良好なもとなる。又、縦リブ33を形成す
ることによって、キャップ32の厚さを薄くすることが
でき、厚く形成した場合に発生してしまう窪み(一般的
には、「引け」などと称されている。)などを防止する
ことができる。尚、ペン先保護部材の周側面の約半分を
キャップ内面の周壁面に当接させ、残りの半分を前記キ
ャップ内面に形成した縦リブに当接させても良い。即
ち、第1例と第5例との組み合わせである。意匠的な制
約により、ペン先保護部材が保持される位置に、厚い部
分と薄い部分が形成されてしまうようなキャップに対し
て有効な手段である。
【0023】
【発明の効果】本発明は、ペン先に当接してそのペン先
を密封するペン先保護部材を備えた筆記具のキャップに
おいて、そのキャップ内奥の前記ペン先保護部材の後方
部に突部を部分的に設けたことを第1の要旨とし、ペン
先に当接してそのペン先を密封するペン先保護部材を備
えた筆記具のキャップにおいて、そのキャップ内奥の周
壁面の内接径を前記ペン先保護部材の外径の95%〜9
9%としたことを第2の要旨とし、ペン先に当接してそ
のペン先を密封するペン先保護部材を備えた筆記具のキ
ャップにおいて、そのキャップ内奥の周壁面を粗面に形
成したことを第3の要旨としたので、キャップに用いら
れる成形用樹脂がポリプロピレン樹脂などの表面が平滑
に仕上がる樹脂材料であってもキャップ内の所定の位置
にペン先保護部材を確実に保持せしめることができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を示す縦断面図。
【図2】ペン先保護部材組み込み前のキャップを示す縦
断面図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】ペン先保護部材組み込み後のキャップを示す縦
断面図。
【図5】図4の部分拡大断面図
【図6】第2例を示す部分拡大断面図(図5相当部分
図)。
【図7】第3例を示す部分拡大断面図(図5相当部分
図)。
【図8】第4例を示す縦断面図。
【図9】図8の要部拡大図。
【図10】図8の左側面図。
【図11】図10の要部拡大図。
【図12】第5例を示す縦断面図。
【図13】図12の要部拡大図。
【符号の説明】
1 インキ筒 2 チップホルダー 3 ボールペンペン先 3a ボール 4 尾栓 4a 通気孔 5 キャップ 6 インキ 7 逆流防止体組成物 8 浮体 9 ペン先保護部材 10 キャップ本体 11 頭冠 12 クリップ 13 開口部 14 基部 15 溝部 16 天面部 17 垂下部 18 突起 19 筒部 20 傾斜突起 21 案内突条 22 縮径部 23 縦リブ 24 周壁面 24a 突部 24b 縦溝 24c 逃げ空間部 25 周壁面 26 周壁面 27 キャップ 28 ペン先保護部材 29 突部 30 逃げ空間部 31 ペン先保護部材 32 キャップ 33 縦リブ 34 突部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペン先に当接してそのペン先を密封する
    ペン先保護部材を備えた筆記具のキャップにおいて、そ
    のキャップ内奥の前記ペン先保護部材の後方部に突部を
    部分的に設けたことを特徴とする筆記具のキャップ。
  2. 【請求項2】 前記突部を後加工によって形成したこと
    を特徴とする請求項1記載の筆記具のキャップ。
  3. 【請求項3】 ペン先に当接してそのペン先を密封する
    ペン先保護部材を備えた筆記具のキャップにおいて、そ
    のキャップ内奥の周壁面の内接径を前記ペン先保護部材
    の外径の95%〜99%としたことを特徴とする筆記具
    のキャップ。
  4. 【請求項4】 ペン先に当接してそのペン先を密封する
    ペン先保護部材を備えた筆記具のキャップにおいて、そ
    のキャップ内奥の周壁面を粗面に形成したことを特徴と
    する筆記具のキャップ。
  5. 【請求項5】 前記キャップの少なくとも一部をポリプ
    ロピレン樹脂を用いて形成したことを特徴とする請求項
    1〜請求項4の何れかに記載の筆記具のキャップ。
  6. 【請求項6】 前記キャップがキャップ本体と、キャッ
    プ本体の頭部に固着された、後方に筒部を有する頭冠か
    らなることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに
    記載の筆記具のキャップ。
  7. 【請求項7】 前記ペン先保護部材を板状部材から形成
    したことを特徴とする請求項1〜請求項6の何れかに記
    載の筆記具のキャップ。
  8. 【請求項8】 前記ペン先保護部材の上部に逃げ空間部
    を形成したことを特徴とする請求項1〜請求項7の何れ
    かに記載の筆記具のキャップ。
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