JP2003276065A - 成型品取出機のデータ設定方法 - Google Patents

成型品取出機のデータ設定方法

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JP2003276065A
JP2003276065A JP2002085119A JP2002085119A JP2003276065A JP 2003276065 A JP2003276065 A JP 2003276065A JP 2002085119 A JP2002085119 A JP 2002085119A JP 2002085119 A JP2002085119 A JP 2002085119A JP 2003276065 A JP2003276065 A JP 2003276065A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】動作モードの各種データを設定入力する際には
該モードに不可欠の設定項目のみを表示して設定入力を
可能にすることにより低い熟練度であっても設定入力作
業を効率的に行うことを可能にすることができる成型品
取出機のデータ設定方法を提供する。選択された動作モ
ード以外のモードデータが改変されるのを防止して設定
入力作業を効率化することができる成型品取出機のデー
タ設定方法を提供する。 【解決手段】樹脂成形機における金型内の成型品をチャ
ックにより保持して樹脂成形機外へ取り出す成型品取出
機の取出し動作に関する各種データを、表示装置に表示
される各種設定項目に基づいて設定入力する。1.表示
装置に設定する動作モードを表示するメニュー画面を表
示し、該メニュー画面により所望の動作モードを選択可
能にする、2.メニュー画面により所望の動作モードを
選択した際に該動作モードに対応する設定項目を選別す
る、3.選別された設定項目を表示してデータを入力可
能にする、上記1〜3により行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、樹脂成形機から成
型品を取り出す成型品取出機において成型品の各種取出
し動作モードを実行するのに必要な各種データを入力す
る際のデータ設定方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】成型品取出機による成
型品取出しの動作モードとしては、製品側アームのみを
移動制御して製品側チャックにより成型品取出しを実行
する製品側取出しモード、上記製品側取出し動作と共に
ランナ側アームを移動制御してランナ側チャックにより
成型品のランナ部を同時に保持して成型品取出し動作を
実行するランナ側取出しモード、成形不良の場合に金型
内の不良成型品を取り出して排出するための不良品排出
モード等が設定可能である。
【0003】そして所望の動作モードを実行するために
は、それぞれのモードに対応してチャックを移動させる
ための各種データを設定入力する必要があり、該データ
を設定入力するには、先ず動作モードを選択した後にチ
ャックの移動軸を決定したり、各移動位置間におけるチ
ャックの移動時間に関する各種タイマデータ等の各種デ
ータを設定する必要がある。
【0004】従来、上記した動作モードや、チャックの
駆動軸データ及び移動位置やタイマデータを設定入力す
るには、例えば制御ボックスや該制御ボックス上に着脱
可能に設けられる可搬形の操作ボックスに設けられた表
示装置に表示されるメニュー画面から動作モードを選択
した後に選択されたモードの設定画面から設定入力に必
要な項目のボタンやテンキー等を操作して各種データを
設定入力している。
【0005】しかし、上記した従来の設定方法にあって
は、動作モードが選択された際に表示装置に表示される
設定画面としては、選択されたモードの設定項目以外に
非選択の動作モードの設定入力に必要な項目をも併せて
表示しているため、作業者は表示された設定画面中から
選択した動作モードの設定に必要な項目のボタンやキー
を更に選択して設定入力する必要があった。
【0006】このため、併せて表示される項目中から選
択された動作モードの設定に必要な項目を更に選択しな
ければならず、この作業には設定入力に関する高度の知
識を必要とし、設定入力できる作業者が限定され、熟練
度の低い作業者にあっては設定入力することが困難であ
った。
【0007】また、選択された動作モード以外の項目の
ボタンやキーが操作されるおそれがあり、所望のデータ
を確実に設定入力するのを困難にすると共に他の動作モ
ードでは正しく設定されていたデータを誤ったデータに
書き換えてしまうおそれがあり、設定作業が煩雑化して
手間及び時間がかかって設定作業効率を悪くしていた。
【0008】本発明は、上記した従来の欠点を解決する
ために発明されたもので、その課題とする処は、動作モ
ードの各種データを設定入力する際には該モードに不可
欠の設定項目のみを表示して設定入力を可能にすること
により低い熟練度であっても設定入力作業を効率的に行
うことを可能にすることができる成型品取出機のデータ
設定方法を提供することにある。
【0009】本発明の他の課題は、選択された動作モー
ド以外のモードデータが改変されるのを防止して設定入
力作業を効率化することができる成型品取出機のデータ
設定方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、樹脂成形機に
おける金型内の成型品をチャックにより保持して樹脂成
形機外へ取り出す成型品取出機の取出し動作に関する各
種データを、表示装置に表示される各種設定項目に基づ
いて設定入力する方法において、1.表示装置に設定す
る動作モードを表示するメニュー画面を表示し、該メニ
ュー画面により所望の動作モードを選択可能にする、
2.メニュー画面により所望の動作モードを選択した際
に該動作モードに対応する設定項目を選別する、3.選
別された設定項目を表示してデータを入力可能にする、
上記1〜3からなることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施形態】以下、本発明を実施形態に従って説
明する。先ず、本発明が適用される成型品取出機1につ
いて説明すると、図1に示すように該成型品取出機1は
樹脂成形機(図示せず)の固定側取付盤3の上部にその
本体フレーム5の基台が固定される。本体フレーム5は
樹脂成形機の金型上方から樹脂成形機外における操作側
または反操作側に延びる長さで、その上面には走行体7
が本体フレーム5の長手方向(左右方向)へ往復移動可
能に支持される。
【0012】走行体7には樹脂成形機の長手方向(前後
方向)へ延びる前後フレーム9の基部が固定され、該前
後フレーム9には前後走行体11が前後方向へ往復移動
可能に支持される。
【0013】前後走行体11には下部に成型品を保持す
るチャック13が設けられた昇降フレーム15が昇降可
能に支持される。チャック13としてはチャック板13
aに、複数の吸着部材や複数対のシリンダ等からなる保
持部材13bを取り付けた構造からなる。
【0014】上記した走行体7、前後走行体11及び昇
降フレーム15は数値制御可能なサーボモータ等の電動
モータ17・19・21により夫々の方向へ駆動制御さ
れる。走行体7、前後走行体11及び昇降フレーム15
を移動させる駆動機構としては電動モータ17・19・
21が連結された送りねじに噛み合うナットを走行体
7、前後走行体11及び昇降フレーム15に夫々取り付
けた送りねじ駆動機構、本体フレーム5、前後フレーム
9及び上下駆動機構にあっては前後フレーム9に立設さ
れた上下フレーム(図示せず)の各端部に軸支され、一
方に電動モータ17・19・21が連結された一対の回
転体に張設されるベルトの一部を走行体7、前後走行体
11及び昇降フレーム15に固定したベルト駆動機構、
または本体フレーム5、前後フレーム9及び上下フレー
ムに設けられる固定子に相対する可動子を走行体7、前
後走行体11及び昇降フレーム15に設けたリニアサー
ボモータであってもよい。
【0015】そして上記した成型品取出機1は電動モー
タ17・19・21を駆動制御してチャック13を左右
方向、前後方向及び上下方向へ移動制御することにより
成型品を取り出すもので、成型品取出し動作を実行させ
るためには各方向に対するチャック13の移動位置、各
移動位置から次位置へ移動させるまでの時間や移動時間
等を設定入力する必要がある。
【0016】なお、成型品取出機1としては、上記した
チャック13により成型品の製品部を保持して成型品取
出しを行うものであるが、前後フレーム9に製品側保持
用の前後走行体11と共に成型品のランナ部を保持する
ランナ側チャック用のランナ側前後走行体をそれぞれ独
立して移動可能に設けて成型品の製品部と共にランナ部
を保持して成型品取出しを行う構造であってもよい。
【0017】上記した成型品取出し動作を実行する動作
モードを設定する手段として可搬形の操作ボックス31
を使用する。該操作ボックス31は成型品取出機1を所
定動作させるための制御装置(図示せず)が収容されて
樹脂成形機と同一床面や成型品取出機1における本体フ
レーム5に設けられる制御ボックス33に対して着脱可
能に取り付けられ、該操作ボックス31と制御ボックス
33とは制御信号ケーブル35により接続される。
【0018】図2に示すように、操作ボックス31の盤
面にはモード選択スイッチ37、各種動作キー39及び
LCD等の表示部材41が配置され、モード選択スイッ
チ37により手動モード、自動モード及び原点復帰モー
ドへ選択的に切り換える。各種動作キー39は手動操作
時や原点復帰時及び自由操作時に使用する成型品取出機
1を動作させるためのスイッチや動作モードにおける各
種データを設定する際に設定項目を指定するカーソルを
移動制御するカーソルキーを含む。
【0019】表示部材41はカーソルで設定項目を選択
する形式の他にタッチパネル形式も適用可能で、タッチ
パネル形式の表示部材41にあっては相対面に金属薄膜
が成膜された2枚のフィルムが電気的絶縁層を設けて積
層され、フィルムを押圧した際に変化する静電容量によ
りキー入力を検出して電気信号を出力するコンデンサー
キーを構成している。
【0020】図3において、CPU51にはHDやDV
D、MO、ROM等のプログラムメモリ53とRAM等
の作業メモリ55を有している。作業メモリ55として
はプログラムメモリ53がHDの場合には一部の領域を
作業メモリとして共用してもよい。
【0021】そしてプログラムメモリ53は動作モード
を設定するための動作モード設定プログラムデータ、設
定時に必要な項目のみを選別して表示するため選別処理
プログラムデータ等の各種プログラムデータを記憶す
る。
【0022】作業メモリ55は動作モードを設定する際
に表示部材41に表示する各種の画像データ、詳しくは
動作モードを選択する際の各種動作モードの画像データ
が配列されたメニュー画像データ、各動作モードに対応
してデータを設定するのに必要な設定項目に関する多数
の設定項目画像データやデータを入力するための各種ス
イッチ及びキー等の入力手段画像データを記憶するため
の画像データ領域55aと、設定画像データにより表示
されたテンキーやスイッチの押圧操作によって入力され
る各種データ等を記憶するための作業データ領域55b
及びバッファ領域55cを有している。
【0023】また、画像データ領域55aに記憶される
それぞれの設定項目画像データ及び入力手段画像データ
の先頭部には複数ビットのフラグが配列される。フラグ
の内、所定ビット数のフラグは選択されるモードに対応
してセットされるモード識別フラグとして、また残りビ
ットのフラグは表示順序を識別するための順序識別フラ
グとして使用される。
【0024】そしてモード識別フラグ及び順序識別フラ
グは、例えば電源起動時に表示部材に表示されるスター
ト画面中に設定プログラムにより任意に設定可能であ
る。即ち、モード識別フラグに付いては、選択された動
作モードの設定プログラムにより自動的に振り付け可能
で、順序識別フラグに付いては、作業者の経験等によっ
てまちまちであり、設定項目の表示が以前の順序と異な
る場合には違和感が生じて設定入力作業の効率が悪くな
るおそれがある。このため、順序識別フラグに付いて
は、スタート画面中の設定プログラムにより作業者の経
験等に応じて任意に設定可能にする必要がある。
【0025】これによりメニュー画面に設定しようとす
るモードが選択された際には、選択されたモードの設定
入力に必要な設定項目の設定画像データや入力手段画像
データのみを選別して指定された順序で表示させる。
【0026】即ち、表示部材41に表示されるメニュー
画面において、例えばモード設定を選択した際に、表示
装置41上に表示される選択可能なモードとしては、チ
ャック13により成型品の製品部のみを保持して成型品
取出しを行う「製品側アーム」モード、製品側アームと
共にランナ側チャック(図示せず)を移動制御して成型
品の製品部と共にランナ部を保持して取出しを行う「ラ
ンナ側アーム」モード、成形不良の場合に不良成型品を
強制取出しする「不良品排出」モード等があり、それぞ
れのモードを指定するためのボタンやモードを選択する
ためのカーソル等を表示させる。
【0027】そしてメニュー画面から、例えば「モード
設定」を選択した後に、例えばチャック13により成型
品の製品部のみを保持して成型品取出しを行う「製品側
アーム」モードを選択した場合には、従来は表示部材4
1に「製品側アーム」モードにおいて成型品取出し動作
を実行するため各種データを設定入力するのに必要な設
定項目と共にランナ側取出しモードの設定に必要な設定
項目とその際のデータ入力を可能にする各種ボタンやテ
ンキー等を併せて表示していた。
【0028】この場合、「製品側アーム」モードを選択
した際には、設定項目としては「ランナ側アーム」モー
ドにおいて設定可能な設定項目のボタンやキーについて
は、本来表示する必要がないにも拘らず、上記したよう
に「製品側アーム」モードと共に「ランナ側アーム」モ
ードの設定入力に必要な設定項目をも併せて表示するこ
とになる。このため、作業者は「製品側アーム」モード
及び「ランナ側アーム」モードと共通の設定画面中から
「製品側アーム」モードの設定入力に必要な設定項目の
ボタンやキーのみを選別してデータ入力をする必要があ
り、誤って「ランナ側アーム」モードの設定ボタンを操
作してデータを不必要に改変入力したり、「製品側アー
ム」モードにおいて設定が必要な項目のデータを未入力
にするおそれがある。
【0029】これを防止するため、それぞれの設定画像
データや入力手段画像データの先頭部にそれぞれのモー
ドに対応するモード識別フラグ及び順序識別フラグを設
け、設定入力しようとするモードを選択した際に、該モ
ードの設定入力に必要な設定項目の設定画像データ及び
入力手段画像データを選別して所望の順序で表示させ
る。
【0030】上記したメニュー画像データとしては、例
えば図4に示すように、モード設定ボタン、タイマ設定
ボタン、段取換ボタン、軸位置設定ボタン等の各種設定
メニューボタンが配置された画像データとして構成さ
れ、表示されたメニュー画面から所望のモードを選択す
るには、動作キー39により表示されたカーソルを所望
のモードボタン上へ移動操作した後に実行キーを押下操
作して指定可能にするか、表示部材41がタッチパネル
の場合には表示されたモードボタンを押圧して所望のモ
ードを指定可能にする。
【0031】設定画像データとしては、上記したメニュ
ー画面において選択されたモードにおいてデータを設定
入力するのに必要な各種設定項目の設定画像データやデ
ータを数値入力するためのテンキー等に関する入力手段
画像データとして構成される。
【0032】詳しくは、例えばメニュー画面上の「モー
ド設定」モードが選択された際、図5に示すように成型
品取出機1の取出しモードである「製品側アーム」、
「ランナ側アーム」、「エゼクター連動」、「不良品排
出」等の各種モードボタン等からなるモード設定画面及
び例えば「製品側アーム」モードを選択した際には選択
したモードの設定入力に必要な各種設定項目のボタンや
テンキー等の画像データからなる。
【0033】各モードにおける設定項目の設定画像デー
タとしては、モードによっては多数の場合があり、この
場合には多数の設定画像データをインクリメンタリに表
示させたり、多数頁で表示させればよく、後者にあって
は画面上に表示される次頁ボタンにより次頁画面を順次
表示させて設定入力を可能にする。
【0034】そして、例えば成型品の製品部を保持して
成型品取出しを行う場合には、「製品側アーム」を「使
用」に遷移させて取出しモードを選択した後に該モード
において「軸位置設定」に関する設定項目及び「タイマ
設定」に関する設定項目のそれぞれのデータを設定入力
する必要がある。即ち、「モード設定」画面において、
例えば「製品側アーム」ボタンを「使用」に遷移させて
選択すると、図6に示すようにモード識別フラグ及び順
序識別フラグを参照して「製品側アーム」モードにより
取り出し動作を実行するのに必要な「軸位置」に関する
設定項目及び「タイマ」に関する設定項目とそれぞれの
設定項目においてデータ入力を可能にする入力手段の画
像データを選択して表示してデータ入力を可能にさせ
る。
【0035】CPU51には表示入力制御手段57を介
して表示部材41が接続される。表示入力制御手段57
は各種モードに関するデータの設定入力時に画像データ
領域55aに記憶されたメニュー画像データを、またメ
ニュー画面により設定しようとする所望のモードが選択
された際にはそれぞれの画像データの先頭部にセットさ
れたフラグを参照してそのモードに対応する設定画像デ
ータ及び入力手段画像データを表示部材41に表示させ
る。
【0036】また、表示入力制御手段57は表示部材4
1に表示される設定項目のボタンやテンキーがカーソル
により選択された際、または表示部材41がタッチパネ
ルの場合には押圧操作されたボタンの指示データやテン
キーの数値データをCPU51に出力して作業データ領
域55bに記憶させる。
【0037】次に、図7及び図8に従ってモード設定処
理の概略について説明する。尚、成型品取出機1の動作
設定としては、「モード設定」の他に「タイマ設定」、
「軸位置設定」、「パスワード設定」等の各種モードが
設定可能であるが、以下においては、説明の便宜上、成
型品取出し動作を実行するために必要なデータを設定入
力するための「モード設定」のみについて説明する。
【0038】先ず、ステップ61においてモード選択ス
イッチ37が手動操作モードに切り換えられると、ステ
ップ62において表示部材41に、作業メモリ55から
アクセスしたメニュー画像データを表示させる。該メニ
ュー画像データには取出し動作を実行するための「モー
ド設定」ボタン等を含んでいる。
【0039】そして作業者が動作キー39の操作により
カーソルを移動してメニュー画面中の「モード設定」ボ
タンに位置させた状態で実行キーを押下したり、表示部
材41がタッチパネルの場合には「モード設定」ボタン
を押圧して選択すると、ステップ63において画像デー
タ領域55aから「モード設定」の設定画像データをア
クセスして表示部材41に表示させる。この設定画像デ
ータとしては、「製品側アーム」モード、「ランナ側ア
ーム」モード等の各種取出し動作モードを含んでいる。
【0040】そしてステップ64において「モード設
定」における設定画像データ中の、例えば「製品側アー
ム」ボタンを「不使用」から「使用」に遷移させて選択
すると、ステップ65において設定画像データ中のフラ
グを参照し、「製品側アーム」モードの設定に不可欠な
「軸位置」及び「タイマ」のデータを設定入力するのに
必要な設定項目に関する設定画像データ及びこれら設定
項目のデータを入力するのに必要な入力手段画像データ
を選別して表示させる。このため、表示部材41には
「製品側アーム」モードと無関係の設定項目や入力手段
に付いては一切表示されないことになる。
【0041】そして作業者は、ステップ66において表
示部材41に表示されたそれぞれの設定項目を指定して
表示されたテンキー等の入力手段により必要なデータを
入力してデータの設定作業を実行する。
【0042】そして「製品側アーム」モードを実行する
のに必要なデータ入力を終了した際には、ステップ67
において該画面の終了キーを操作して終了させた後、ス
テップ68においてチャック13を手動で移動制御して
各移動位置や移動状態等を確認し、この設定で所望の成
型品取出し動作を実行する場合には、ステップ69にお
いてモード選択スイッチ37を自動運転モードへ切り換
えることにより成型品取出機1を自動運転モーとに切り
換え、作業データ領域55bに記憶された各種位置デー
タに基づいてチャック13を移動制御して成型品取出し
動作を実行する。
【0043】次に、上記した「モード設定」における設
定入力項目の表示選別処理に付いて説明する。
【0044】先ず、図9に示すようにステップ81によ
りモード設定時に表示選別処理機能が設定されているか
否かを判定する。この表示選別処理機能は、電源投入時
に表示されるスタート画面中における設定プログラムで
設定可能で、表示選別処理機能が未設定の場合には後述
するステップ82により「モード設定」において「製品
側アーム」モードと「ランナ側アーム」モードとを選択
した後に、選択した取出しモードにおける「軸位置」及
び「タイマ」の設定項目を選別してデータを入力可能に
させる。その際、「製品側アーム」モード及び「ランナ
側アーム」モードにおいてはそれぞれのモードにおいて
設定可能なすべての設定項目及び入力手段等を表示させ
る。
【0045】一方、スタート画面にて表示選別処理機能
が設定されてステップ81がYESで、例えば「モード
設定」を指定した後に、ステップ83において例えば製
品側のチャック13のみで成型品の製品部を保持して取
出し動作を実行する場合には、「製品側アーム」モード
を選択し、ステップ84により画像データ領域55aに
記憶された設定画像データにおけるモード識別フラグを
参照し、「製品側アーム」モードに対応してフラグがセ
ットされた軸位置及びタイマに関するデータを設定入力
するのに必要な設定項目の設定画像データ及び入力手段
画像データを選別した後に、ステップ85において選別
された設定画像データ及び入力手段画像データを順序識
別フラグに基づいて並べ替えてバッファ領域55cに記
憶させる。
【0046】次に、ステップ86においてバッファ領域
55cからアクセスされた設定画像データ及び入力手段
画像データを表示入力制御手段57に出力して表示させ
る。そしてステップ87において表示されたそれぞれの
設定項目に対してテンキーやカーソルキーを操作して必
要なデータを入力して設定作業を行い、設定入力された
各種データを作業データ領域55bに記憶させて終了す
る。
【0047】尚、「モード設定」モードにおいて、図1
0〜図12に示すように「製品側アーム」モードと共に
「ランナ側アーム」モードを「使用」に切り換えて選択
した際には、「製品側アーム」モードの「軸位置設定」
及び「タイマ設定」に必要な設定項目の設定画像データ
と共に「ランナ側アーム」モードの「軸位置設定」及び
「タイマ設定」に必要な設定項目の設定画像データを併
せて表示して設定入力可能にさせる。
【0048】上記説明は、チャック13により成型品の
製品部のみを保持して成型品取出しを実行する「製品側
アーム」モードを説明するために前後フレーム9に1台
の前後走行体11を設けると共に前後走行体11に1台
の昇降アーム15を設ける構成としたが、成型品の製品
部と共にランナ部を保持して成型品取出し動作を実行す
る「ランナ側アーム」モードにあっては、前後フレーム
9に2台の前後走行体を独立して移動可能に設けると共
に一方の前後走行体に製品側昇降アームを、また他方の
前後走行体にランナ側昇降フレームをそれぞれ設けた構
成であってもよい。
【0049】
【発明の効果】本発明は、動作モードの各種データを設
定入力する際には該モードに不可欠の設定項目のみを表
示して設定入力を可能にすることにより低い熟練度であ
っても設定入力作業を効率的に行うことを可能にするこ
とができる。また、選択された動作モード以外のモード
データが改変されるのを防止して設定入力作業を効率化
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】成型品取出機の構造を示す全体斜視図である。
【図2】設定装置を示す斜視図である。
【図3】操作ボックスの制御概略を示す電気的ブロック
図である。
【図4】メニュー画面を示す説明図である。
【図5】「モード設定」の画面を示す説明図である。
【図6】「製品側アーム」における「軸位置設定」及び
「タイマ設定」の設定項目画面を示す説明図である。
【図7】モード設定処理の概略を示すフローチャートの
一部である。
【図8】モード設定処理の概略を示すフローチャートの
一部である。
【図9】表示選別処理の概略を示すフローチャートであ
る。
【図10】「モード設定」の画面を示す説明図である。
【図11】「ランナ側アーム」における「軸位置設定」
及び「タイマ設定」の設定項目画面を示す説明図の一部
である。
【図12】「ランナ側アーム」における「軸位置設定」
及び「タイマ設定」の設定項目画面を示す説明図の一部
である。
【符号の説明】
1−成型品取出機、13−チャック、31−設定装置と
しての操作ボックス、41−表示部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂成形機における金型内の成型品をチャ
    ックにより保持して樹脂成形機外へ取り出す成型品取出
    機の取出し動作に関する各種データを、表示装置に表示
    される各種設定項目に基づいて設定入力する方法におい
    て、1.表示装置に設定する動作モードを表示するメニ
    ュー画面を表示し、該メニュー画面により所望の動作モ
    ードを選択可能にする、2.メニュー画面により所望の
    動作モードを選択した際に該動作モードに対応する設定
    項目を選別する、3.選別された設定項目を表示してデ
    ータを入力可能にする、上記1〜3からなる成型品取出機
    のデータ設定方法。
  2. 【請求項2】表示装置の表示画面はタッチパネルからな
    り、表示された画面の設定項目ボタンを押圧してデータ
    を入力可能にする請求項1の成型品取出機のデータ設定
    方法。
  3. 【請求項3】表示装置の表示画面にはカーソルを表示
    し、画面に表示された設定項目に対してカーソルを移動
    制御してデータを入力可能にする請求項1の成型品取出
    機のデータ設定方法。
  4. 【請求項4】成型品取出機は成型品の製品部を保持して
    成型品取出しを実行する1台のチャックを有し、該チャ
    ックの移動データを設定入力する請求項1の成型品取出
    機のデータ設定方法。
  5. 【請求項5】成型品取出機は成型品の製品部を保持する
    製品用チャックと成型品のランナ部を保持するランナ用
    チャックを有して成型品取出しを実行する構成からな
    り、それぞれのチャックを移動制御するためのデータを
    設定入力する請求項1の成型品取出機のデータ設定方
    法。
  6. 【請求項6】動作モードに対応する設定項目の画像デー
    タには選択されるモードを識別するためのモード識別フ
    ラグを有し、該フラグに基づいて選択されるモードの設
    定に必要な設定項目のみを表示可能にした請求項1の成
    型品取出機のデータ設定方法。
  7. 【請求項7】動作モードに対応する設定項目の画像デー
    タには選択されるモードを識別するためのモード識別フ
    ラグ及び表示順序を識別するための順序識別フラグを設
    け、モード識別フラグに基づいて選択されたモードの設
    定に必要な設定項目のみを選別すると共に順序識別フラ
    グに基づいて選別された画像データを所定の順序で表示
    可能にした請求項1の成型品取出機のデータ設定方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015116790A (ja) * 2013-12-20 2015-06-25 株式会社スター精機 樹脂成形品取出し機及び移動位置データ設定方法
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JP2015231695A (ja) * 2014-06-10 2015-12-24 株式会社スター精機 樹脂成形品取出し機及び集積位置データ設定方法
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