JP2003275010A - 無線カードシステムにおけるカードホルダと無線カードシステム - Google Patents

無線カードシステムにおけるカードホルダと無線カードシステム

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JP2003275010A
JP2003275010A JP2002079140A JP2002079140A JP2003275010A JP 2003275010 A JP2003275010 A JP 2003275010A JP 2002079140 A JP2002079140 A JP 2002079140A JP 2002079140 A JP2002079140 A JP 2002079140A JP 2003275010 A JP2003275010 A JP 2003275010A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、無線カードによる入出場が可能
な自動改札システムにおいて、健常者、および目や耳に
障害のある身障者が、無線カードによる入出場の確認を
確実にでき、しかも現状普及されている無線カードを規
格変更等せずにそのまま活用できる。 【解決手段】 この発明は、自動改札機と無線カードと
の無線通信により改札処理を行う無線カードシステムに
おいて、上記無線カードが装填されるカードホルダが、
上記自動改札機と無線カードとの無線通信により改札処
理を行う際に、その改札処理の良否に応じて振動する振
動機能を有するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば交通機
関等での無線カードを用いる自動改札システムなどの無
線カードシステムにおけるカードホルダと無線カードシ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、鉄道関係において、改札の省力
化を目的として、鉄道などの施設の入場口あるいは出場
口などに設けられ、施設を利用する利用客が施設に入場
あるいは出場する際または施設の乗り換えを行う際、利
用客が携帯する乗車券を取り込んで検査し、乗車券が適
当であれば利用客の通過を許可し、不適であれば利用客
の通過を阻止する自動改札機がある。
【0003】この自動改札機は、入場、出場あるいは乗
り換えの際に利用客により投入された乗車券の片面(裏
面)に記録されている磁気情報(例えば、入場駅及び、
有効な料金など)を読み取り、この読み取った情報に基
づいて利用客の通過の許可あるいは阻止を決定し、その
乗車券に所定の処理、例えば印字処理などを施した後、
その乗車券を排出するものである。
【0004】また、非接触式1Cカード(以下、無線カ
ードと称す)を用いて、自動改札機に乗車券を投入する
ことなく、自動改札機に設けられた無線カード対応のリ
ーダ/ライタに無線カードをかざすだけで、情報の読み
書きを行うことを可能とした無線式自動改札機もある。
【0005】自動改札機は改札の省力化が主目的であ
り、駅等の改札口へ利用客を誘導し、迅速な券の成否判
定/入出場の可否判定を行うことにより、利用客のスム
ーズな流動を可能にしているが、特に、無線カードは、
前記磁気券に比較して、データ容量/処理機の処理能力
等において圧倒的に有利であるため、駅務機器を含め、
多くの用途が期待されている。
【0006】しかし現状において、無線カードが使用で
きる自動改札機は、施設利用の際の入出場で、無線カー
ドを自動改札機の無線カード対応用リード/ライト部に
かざすと、上記に示す通り自動改札機内で通行の可否判
断を行い、自動改札機に備えているスピーカからの判定
音とリード/ライト部に備えられている光学部の光によ
り利用客に通行の可否状態を伝えている。
【0007】この場合、例えば、健常者での課題とし
て、 ・発光部が小さく見にくい場合や天井や太陽光等の反射
により発光が見づらい場合がある。 ・混雑時や使用者がヘッドホンステレオ、ラジオ等を使
用している場合は音が聞きづらい場合がある。身障者で
の課題として、 ・目や耳が聞こえない身障者は無線カードが使用できな
い。という課題がある。
【0008】解決案として、カード媒体自体を振動させ
利用客に通行状態の可否を伝えるというアイデアもあ
る。しかし、カード媒体自体を振動させるようにすると
現行普及している無線カードがそのまま使用できず、新
しく規格を作り直す必要があるという欠点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、無線カー
ドによる入出場が可能な自動改札システムにおいて、健
常者、および目や耳に障害のある身障者が、無線カード
による入出場の確認を確実にでき、しかも現状普及され
ている無線カードを規格変更等せずにそのまま活用でき
ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の無線カードシ
ステムにおけるカードホルダは、自動改札機と無線カー
ドとの無線通信により改札処理を行う無線カードシステ
ムにおいて、上記無線カードが装填されるカードホルダ
が、上記自動改札機と無線カードとの無線通信により改
札処理を行う際に、その改札処理の良否に応じて振動す
る振動機能を有するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施形態を説明する。図1は、この発明の無線カード
(無線式記録媒体、無線式乗車券)Aの概略構成を示し
ている。この無線カードAは、鉄道等の交通機関で用い
られる普通乗車券、定期券、金額券、回数乗車券等であ
り、クレジットカードと同一サイズで形成されている。
【0012】上記無線カードAは、図1に示すように、
カード本体1内に設けられている通信アンテナ2とIC
チップ3により形成されている。上記ICチップ3は、
全体的な制御を司るCPU11、CPU11の制御プロ
グラム、改札情報としての定期券情報とSF残額、ID
番号(カード発行時のユニークな番号)などを記録する
メモリ部12、上記通信アンテナ2を用いて後述する自
動改札機41あるいはカードホルダBとの間で種々の情
報の送受信を行う通信制御部13、通信アンテナ2の受
信波により電力を生成する電源部14等で構成されてい
る。
【0013】カードホルダBは、図2に示すように、無
線カードAを収納されるものである。このカードホルダ
Bは、図3に示すように、本体べース20内に、バッテ
リ21と、バッテリ21からの電源供給を入切する電源
スイッチ22と、ICチップ23と、通信アンテナ24
と、振動部25により形成されている。
【0014】上記ICチップ23は、全体的な制御を司
るCPU26、CPU26の制御プログラム、装填され
た無線カードAのID番号などを記録するメモリ部2
7、上記通信アンテナ24を用いて後述する自動改札機
41あるいは無線カードAとの間で種々の情報の送受信
を行う通信制御部28、上記振動部25を駆動する駆動
回路29等で構成されている。電源スイッチ22は、本
体べース20の側部に設けられたオン−オフ部によりオ
ン−オフされるようになっている。
【0015】図4は、上記無線カードAを処理できる入
場用(出場用)の自動改札機の外観構成を概略的に示す
ものである。自動改札機41は、通常、2台1組として
駅の改札口などに設置され、両者の間に通行者が通行す
る通路が形成される。
【0016】自動改札機本体42の上面の一端部には、
通行者が携帯し、無線通信によって送受信する機能を備
えた無線カードAとの間で改札情報などを送受信するた
めのアンテナ(図示しない)を内蔵する無線カードリー
ダライタ43が設けられている。
【0017】本体42上には、通行者や駅員などに対し
て案内を行うためのプラズマディスプレイにより構成さ
れている案内表示部44が設けられている。また、本体
42の通路側の側面の両端部には、それぞれ通行者の通
行を制御する開閉動作可能なドア45、45が設けられ
ており、通行可否の判定結果に基づき、このドア45、
45が開閉制御されるようになっている。
【0018】本体42の各通路側の側面には、通行者検
知手段としての複数の光学的な検知器(図示しない)が
設けられている。図5は、上記のように構成された自動
改札機41の制御系統の構成を示すものである。すなわ
ち、この制御系統は、自動改札機41全体の制御を司る
CPU(セントラル・プロセッシング・ユニット)5
1、CPU51の制御プログラムなどを記憶しているR
OM(リード・オンリ・メモリ)52、無線カードAか
ら読取った情報の記憶、および、制御プログラムのバッ
ファとして情報を記憶する記憶手段としてのRAM(ラ
ンダム・アクセス・メモリ)53、無線カードAの使用
が開始された乗車駅(あるいは、乗車駅に対応した乗車
駅コード)に対応した運賃情報を記憶している運賃メモ
リ54、上記案内表示部44を制御する表示制御回路5
5、上記ドア45を駆動するドア開閉機構56を制御す
るドア制御回路57、上記検知器の各検知出力に基づき
通行者の通過状況などを検知する人間検知器制御回路5
8、上記無線カードリーダライタ43、および、本装置
を制御する図示しないホスト装置としてのホストコンピ
ュータ(本社コンピュータ)59との間で情報の伝送を
行う伝送制御回路60などから構成されている。
【0019】次に、上記のような構成において、無線カ
ードAのカードホルダBへの装填時の処理について、図
6のフローチャートを参照しつつ説明する。まず、無線
カードAをカードホルダBにセットする(ST1)。す
ると、カードホルダBの電源スイッチ22がオンされる
(ST2)。これにより、バッテリ21の電力がICチ
ップ23へ供給される(ST3)。この電力供給によ
り、ICチップ23内のCPU26はメモリ部27に記
録されている制御プログラムにより無線カードAに対し
てID番号の送信要求を生成し、通信制御部28を介し
て通信アンテナ24により、無線カードAへ送信する
(ST4)。この送信要求の送信により、無線カードA
は電源部14からの電力がICチップ3へ供給される
(ST5)。これにより、ICチップ3内のCPU11
はカードホルダBからのID番号の送信要求により、メ
モリ部12に記録されているID番号を読出し(ST
6)、通信制御部13を介して通信アンテナ2により、
カードホルダBへ送信する(ST7)。
【0020】これにより、カードホルダBのCPU26
は無線カードAからのID番号が正しく送信された際
(ST8)、そのID番号をメモリ部27に登録すると
ともに(ST9)、振動部25による1パルスに対応す
る振動を行い(ST10)、ID番号の登録終了を携帯
者に伝達し、処理を終了する。
【0021】また、上記カードホルダBからの無線カー
ドAに対するID番号の送信要求に対して、ID番号を
受信することができなかった際(ST8)、カードホル
ダBのCPU26は振動部25により数パルス分の連続
振動が行われ(ST11)、ID番号の登録に対するエ
ラーを携帯者に伝達する。
【0022】これにより、上記カードホルダBは、挿入
された無線カードAに対するID番号により管理される
ため、改札処理時等の混信に強いものとなる。また、挿
入される無線カードAを選ばないため、汎用性がある。
【0023】次に、上記のような構成において、無線カ
ードAがカードホルダBに装填されている状態での入場
用の自動改札機41における乗車時の動作について、図
7、図8のフローチャートを参照しつつ説明する。すな
わち、無線カードAが装填されているカードホルダBが
無線カードリーダライタ43の通信エリア内に提示され
た際、無線カードリーダライタ43は、無線カードAと
の間で通信を行う(ST21)。このとき、無線カード
Aはカード内に設けた通信アンテナ2により受信した電
波により電源部14でICチップ3で必要な電力を生成
し、ICチップ3に供給する(ST22)。
【0024】このICチップ3への電力の供給により、
CPU11はメモリ部12に記録されている定期券情報
としての乗車区間駅名、通用期限と、SF残額とID番
号を無線カードリーダライタ43を介してCPU51へ
送信する(ST23)。これにより、CPU51は、受
信した乗車区間駅名、通用期限、SF残額とこの自動改
札機41の設置駅、稼働日時等とを比較判定し(ST2
4)、定期券による乗車可能か否か(ST25)、SF
残額による乗車可能か否かを判断する(ST26)。
【0025】この判断の結果、定期券による乗車可能な
場合、CPU51は、「定期券による乗車可能とID番
号等」を無線カードリーダライタ43を介して無線カー
ドAとカードホルダBへ返信する(ST27)。これに
より、無線カードA内のCPU11は受信したID番号
と登録してあるID番号が一致する際(ST28)、入
場コードをメモリ部12へ記録する(ST29)。この
後、CPU11は無線カードリーダライタ43を介して
CPU51へ記録終了を通知する(ST30)。
【0026】また、カードホルダB内のCPU26は受
信したID番号と登録してあるID番号が一致する際
(ST31)、定期券による乗車可能に基づいて、振動
部25による1パルスに対応する振動を行い(ST3
2)、定期券による通過許可を携帯者に伝達し、処理を
終了する。この際、自動改札機は、通過の許可を音と、
表示により利用客に伝えている。
【0027】また、上記ステップ26の判断の結果、S
F残額による乗車可能な場合、CPU51は、「SF残
額による乗車可能と更新したSF残額とID番号等」を
無線カードリーダライタ43を介して無線カードAとカ
ードホルダBへ返信する(ST33)。これにより、無
線カードA内のCPU11は受信したID番号と登録し
てあるID番号が一致する際(ST34)、更新された
SF残額と入場コードをメモリ部12へ記録する(ST
35)。
【0028】また、カードホルダB内のCPU26は受
信したID番号と登録してあるID番号が一致する際
(ST36)、SF残額による乗車可能に基づいて、振
動部25による2パルスに対応する振動を行い(ST3
7)、SF残額による通過許可を携帯者に伝達し、処理
を終了する。この際、自動改札機は、通過の許可を音
と、表示により利用客に伝えている。
【0029】また、上記ステップ25、26の判断の結
果、乗車不可能な場合、CPU51は、「乗車不可能と
ID番号等」を無線カードリーダライタ43を介して無
線カードAとカードホルダBへ返信する(ST38)。
これにより、無線カードA内のCPU11は受信したI
D番号と登録してあるID番号が一致する際(ST3
9)、今回のデータを消去し(ST40)、処理を終了
する。この際、CPU51は、ドア45、45を閉じ、
携帯者の通過を阻止している。
【0030】また、カードホルダB内のCPU26は受
信したID番号と登録してあるID番号が一致する際
(ST41)、乗車不可能に基づいて、振動部25によ
る数パルス分の連続する振動を行い(ST42)、通過
不許可を携帯者に伝達し、処理を終了する。この際、自
動改札機は、通過の不許可を音と、表示により利用客に
伝えている。
【0031】また、上記例では、共通の乗車の許可(不
許可)とID番号が同時に無線カードAとカードホルダ
Bへ返信されていたが、無線カードA用とカードホルダ
B用とに分け、時間差を持たせて返信することにより、
無線カードAとカードホルダBの処理タイミングをずら
すようにしても良い。
【0032】次に、上記のような構成において、出場用
の自動改札機における出場時の動作について、図9、図
10のフローチャートを参照しつつ説明する。すなわ
ち、無線カードAが無線カードリーダライタ43の通信
エリア内に提示された際、無線カードリーダライタ43
は、無線カードAとの間で通信を行う(ST51)。こ
のとき、無線カードAはカード内に設けた通信アンテナ
2により受信した電波により電源部14でICチップ3
で必要な電力を生成し、ICチップ3に供給する(ST
52)。
【0033】このICチップ3への電力の供給により、
CPU11はメモリ部12に記録されている定期券情報
としての乗車区間駅名、通用期限と、SF残額とID番
号を無線カードリーダライタ43を介してCPU51へ
送信する(ST53)。これにより、CPU51は、受
信した乗車区間駅名、通用期限、SF残額とこの自動改
札機41の設置駅、稼働日時等とを比較判定し(ST5
4)、定期券による出場可能か否か(ST55)、SF
残額による出場可能か否かを判断する(ST56)。
【0034】この判断の結果、定期券による出場可能な
場合、CPU51は、「定期券による出場可能とID番
号等」を無線カードリーダライタ43を介して無線カー
ドAへ返信する(ST57)。これにより、無線カード
A内のCPU11は受信したID番号と登録してあるI
D番号が一致する際(ST58)、メモリ部12に記録
されている入場コードを削除する(ST59)。
【0035】また、カードホルダB内のCPU26は受
信したID番号と登録してあるID番号が一致する際
(ST61)、定期券による乗車可能に基づいて、振動
部25による1パルスに対応する振動を行い(ST6
2)、定期券による通過許可を携帯者に伝達し、処理を
終了する。
【0036】また、上記ステップ46の判断の結果、S
F残額による出場可能な場合、CPU51は、「SF残
額による出場可能と更新したSF残額とID番号等」を
無線カードリーダライタ43を介して無線カードAとカ
ードホルダBへ返信する(ST63)。これにより、無
線カードA内のCPU11は受信したID番号と登録し
てあるID番号が一致する際(ST64)、更新された
SF残額をメモリ部12へ記録し入場コードを削除する
(ST65)。
【0037】また、カードホルダB内のCPU26は受
信したID番号と登録してあるID番号が一致する際
(ST66)、SF残額による出場可能に基づいて、振
動部25による2パルスに対応する振動を行い(ST6
7)、SF残額による通過許可を携帯者に伝達し、処理
を終了する。
【0038】また、上記ステップ55、56の判断の結
果、出場不可能な場合、CPU51は、「出場不可能と
ID番号等」を無線カードリーダライタ43を介して無
線カードAとカードホルダBへ返信する(ST68)。
これにより、無線カードA内のCPU11は受信したI
D番号と登録してあるID番号が一致する際(ST6
9)、今回のデータを消去し(ST70)、処理を終了
する。この際、CPU51は、ドア45、45を閉じ、
携帯者の通過を阻止している。
【0039】また、カードホルダB内のCPU26は受
信したID番号と登録してあるID番号が一致する際
(ST71)、出場不可能に基づいて、振動部25によ
る数パルス分の連続する振動を行い(ST72)、通過
不許可を携帯者に伝達し、処理を終了する。
【0040】また、上記例では、共通の出場の許可(不
許可)とID番号が同時に無線カードAとカードホルダ
Bへ返信されていたが、無線カードA用とカードホルダ
B用とに分け、時間差を持たせて返信することにより、
無線カードAとカードホルダBの処理タイミングをずら
すようにしても良い。
【0041】上記したように、無線カードを指し込むと
無線カードのID情報等を無線カードホルダが認識す
る。確認後、1パルスの振動を発することで、カードホ
ルダがその無線カードのID情報の確認ができたことを
告知する。このことにより、無線カードとカードホルダ
が以降の改札処理等でリンクすることになる。
【0042】次に、自動改札機での入出場処理を行う場
合、無線カードを指し込んだカードホルダを自動改札機
の無線リード/ライト部にかざすと、自動改札機と無線
カードとの間で前述に示した通りの処理を行う。次ぎに
その処理結果を自動改札機から(無線カードからでも可
能)カードホルダへ信号を送ることで、カードホルダが
振動し、利用者に通行可否状態を告知する。
【0043】無線カードとカードホルダとの双方の無線
チップの通信状態が双方に影響(干渉)することを防ぐ
ため、一方の通信手段が終了したことを確認後、もう片
方との情報のやり取りをするようにすることも可能であ
る。
【0044】振動方法は、使用状況に合わせて種々のパ
ターンを提供することができる。例えば、無線カードが
定期券、プリペイドカード等の双方の機能を有する場
合、定期券使用の場合で通行OKの場合は1パルスの振
動、出改札時等での定期券としての使用にプリペイドカ
ードとしての機能を加えて処理する場合は2パルスの振
動、通行NGの場合は長い振動等、振動の回数、長さ等
情報により変化させることが可能である。
【0045】次に、情報入力機能とその活用方法につい
て説明する。例えば、身障者が定期券として無線カード
を使用する場合、無線カードを指し込むと前述の通り、
ID情報、及び、定期券の区間情報を認識する。次に、
自動改札機にて入場し、行き先方向を情報入力装置にて
(例えば、ボタン等)入力し、図11、図12に示すよ
うに、ホームへ移動すると図11、図12に示すよう
に、ホーム内の通信機器による通信情報を感知し、振動
の違いにより利用者に正誤を告知する。たとえば、正し
い場合は1パルスの振動となり、誤まっている場合は長
い振動となる。
【0046】この場合、図11に示すように、カードホ
ルダにボタン等の入力部を有している。同様に、自動改
札機や自動券売機等のボタンを押しておけば、自動改札
機からの信号を感知し、機器の存在をカードホルダの振
動により通知することができる。たとえば、図13に示
すように、自動改札機に近づくにしたがって、振動のタ
イミングが変化(徐々に早くなる)することにより、振
動の状態で自動改札機との距離を知ることができ、近づ
くことができる。
【0047】なお、上述した実施例では、カードホルダ
内にバッテリを有した場合について説明したが、これに
限らず、無線カード同様電波により電力を供給するよう
にしても良い。この場合、カードホルダからバッテリと
電源スイッチが除去され、無線カードのカードホルダへ
の装填時の処理が、たとえば自動改札機等からの電波に
より電力を供給された際に行われるようになっている。
【0048】したがって、発光部が小さく見にくい場合
や天井や太陽光等の反射により発光が見づらい場合、混
雑時や使用者がヘッドホンステレオ、ラジオ等を使用し
ていて音が聞きづらい場合、目や耳が聞こえない身障者
の場合でも、カードホルダの振動により、利用客に通行
状態の可否を伝えることができる。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、無線カードによる入出場が可能な自動改札システム
において、健常者、および目や耳に障害のある身障者
が、無線カードによる入出場の確認を確実にでき、しか
も現状普及されている無線カードを規格変更等せずにそ
のまま活用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態の無線カードの概略構成を
示すブロック図。
【図2】カードホルダに無線カードがセットされている
状態を示す図。
【図3】カードホルダの概略構成を示すブロック図。
【図4】自動改札機の外観構成を概略的に示す図。
【図5】自動改札機の概略構成を示すブロック図。
【図6】無線カードのカードホルダへの装填時の処理を
説明するためのフローチャート。
【図7】乗車時の動作を説明するためのフローチャー
ト。
【図8】乗車時の動作を説明するためのフローチャー
ト。
【図9】出場時の動作を説明するためのフローチャー
ト。
【図10】出場時の動作を説明するためのフローチャー
ト。
【図11】ホーム内の通信機器による通信情報を感知
し、振動の違いにより利用者に正誤を告知する際の状態
を説明する図。
【図12】ホーム内の通信機器による通信情報を感知
し、振動の違いにより利用者に正誤を告知する際の状態
を説明する図。
【図13】自動改札機からの信号を感知し、機器の存在
をカードホルダの振動により通知する際の状態を説明す
る図。
【符号の説明】
A…無線カード、B…カードホルダ、2…通信アンテ
ナ、3…ICチップ、11…CPU、12…メモリ部、
21…バッテリ、22…電源スイッチ、23…ICチッ
プ、24…通信アンテナ、25…振動部、26…CP
U、27…メモリ部、28…通信制御部、43…無線カ
ードリーダライタ、51…CPU。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動改札機と無線カードとの無線通信に
    より改札処理を行う無線カードシステムにおいて、 上記無線カードが装填されるカードホルダが、 上記自動改札機と無線カードとの無線通信により改札処
    理を行う際に、その改札処理の良否に応じて振動する振
    動機能を有することを特徴とする無線カードシステムに
    おけるカードホルダ。
  2. 【請求項2】 上記改札処理の種類に応じて、振動パタ
    ーンを変更することを特徴とする請求項1に記載の無線
    カードシステムにおけるカードホルダ。
  3. 【請求項3】 上記種々の振動パターンが、振動の回数
    あるいは振動の長さにより変更することを特徴とする請
    求項2に記載の無線カードシステムにおけるカードホル
    ダ。
  4. 【請求項4】 上記自動改札機による改札処理が、定期
    券情報による入出場処理または、料金引去りによる入出
    場処理を含み、上記振動機能が定期券情報による入出場
    許可時の第1の振動パターン、料金引去りによる入出場
    許可時の第2の振動パターン、入出場不許可時の第3の
    振動パターンであることを特徴とする請求項1に記載の
    無線カードシステムにおけるカードホルダ。
  5. 【請求項5】 無線カードとこの無線カードを収容可能
    なカードホルダとからなる無線カードシステムにおい
    て、 無線カードは、自動改札機と無線カードとの無線通信に
    より改札処理を行う処理手段を有し、 カードホルダは、上記自動改札機と無線カードとの無線
    通信により改札処理を行う際に、その改札処理の良否に
    応じて振動する振動手段を有することを特徴とする無線
    カードシステム。
  6. 【請求項6】 上記改札処理の種類に応じて、振動パタ
    ーンを変更することを特徴とする請求項5に記載の無線
    カードシステム。
  7. 【請求項7】 上記種々の振動パターンが、振動の回数
    あるいは振動の長さにより変更することを特徴とする請
    求項6に記載の無線カードシステム。
  8. 【請求項8】 上記自動改札機による改札処理が、定期
    券情報による入出場処理または、料金引去りによる入出
    場処理を含み、上記振動機能が定期券情報による入出場
    許可時の第1の振動パターン、料金引去りによる入出場
    許可時の第2の振動パターン、入出場不許可時の第3の
    振動パターンであることを特徴とする請求項5に記載の
    無線カードシステム。
  9. 【請求項9】 上記無線カードによる改札処理が終了し
    た後に、カードホルダの振動手段による振動が行われる
    ものであることを特徴とする請求項5に記載の無線カー
    ドシステム。
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