JP3026475B2 - 自動改札装置、自動改札システム、無線通行媒体 - Google Patents

自動改札装置、自動改札システム、無線通行媒体

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JP3026475B2
JP3026475B2 JP17336193A JP17336193A JP3026475B2 JP 3026475 B2 JP3026475 B2 JP 3026475B2 JP 17336193 A JP17336193 A JP 17336193A JP 17336193 A JP17336193 A JP 17336193A JP 3026475 B2 JP3026475 B2 JP 3026475B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線通信式の通行媒体
に関し、より詳しくは駅の自動改札装置との間で入出場
情報を電波で送受信する無線通信式の通行媒体を用いた
ものに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動改札装置が鉄道の駅等を主
にして普及しているが、これらのほとんどは、自動改札
装置の挿入口に磁気情報を付した乗車券や定期券等の通
行媒体を挿入して出改札を行わせる磁気を用いた接触式
となっている。
【0003】このような接触式の自動改札装置は、定期
券等を装置本体に挿入する必要があり、例えば定期券は
定期券入れから取り出して装置本体の挿入口に入れ、さ
らに、装置本体の排出口から排出された定期券を定期券
入れにしまい込む必要があり、このため、特に、ラッシ
ュ時間帯における自動改札装置付近の乗客の流れが滞る
結果を招いている。
【0004】そこで、自動改札装置の利用時における乗
客の定期券等の処理作業を簡略化するとともに、自動改
札装置付近の混雑の緩和を図るべく装置本体と定期券等
の通行媒体との間で出改札情報を電波で送受信する非接
触式の自動改札装置が提案されている。
【0005】このような非接触式の自動改札装置におい
ては、図11に示すように、自動改札装置の装置本体5
0における電波が通過可能な上面カバー51の下側にア
ンテナ52を上方に向けて配置し、上面カバー51の上
方に電波の送受信可能領域53を形成して、この送受信
可能領域53を通行情報を電波の形態で送信する各定期
券等の通行媒体K1 ,K2 を通過させて非接触で改札処
理を行うようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した非接触式の自
動改札装置に用いられる各通行媒体K1 ,K2 は、通常
装置本体50固有の識別コードに対応する識別コードを
記憶保持しており、装置本体50との間で識別コードの
照合を行うことで、この装置本体50による改札処理が
実行され、各通行媒体K1 ,K2 の所有者は各々装置本
体50を通過することが可能となる。
【0007】しかしながら、仮に通行媒体K1 ,K2
が、一方は前記装置本体50に対応する識別コードを記
憶保持した正当なものであり、他方は例えば遊園地等の
改札装置に用いられるものではあるが装置本体50固有
の識別コードに近似した識別コードを記憶保持したもの
である場合、装置本体50は両通行媒体K1 ,K2 から
の電波による各識別コードを区別できず、この結果、装
置本体50の改札処理時に混信や雑音が生じて正常な改
札処理ができなくなるという問題がある。
【0008】このような状態は、自動改札装置に限ら
ず、遊園地等の改札装置やバスの料金処理装置等におけ
る入出場処理においても同様である。
【0009】本発明は、電波による各識別コードを区別
るようにして、混信や雑音の発生を防止することに
よって正確な処理を行うことができる無線通行媒体及
び、それを用いた自動改札システム,自動改札装置を提
供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の自動改札システ
ムは、利用者に携帯され利用情報が記録されている無線
通行媒体と、この無線通行媒体との間で無線通信を行う
自動改札装置とから構成される自動改札システムにおい
て、前記無線通行媒体は、交通機関及び施設からなる複
数種類の利用可能なシステムを示すシステムコード、I
Dコード及びシステムの種類に応じて異なる形態で利用
制限を含む利用情報を記憶する第1の記憶手段と、この
第1の記憶手段に記憶されている情報を出力する出力手
段とを備え、前記自動改札装置は、当該システムを示す
システムコードを記憶する第2の記憶手段と、前記無線
通行媒体の出力手段から出力される前記システムコード
を受信する第1の受信手段と、この第1の受信手段で受
信したシステムコードが前記第2の記憶手段で記憶して
いるシステムコードに一致するか否かを判断する判断手
段と、この判断手段により前記第1の受信手段で受信し
たシステムコードと前記第2の記憶手段で記憶している
システムコードとが一致していると判断されたとき、前
記無線通行媒体に対して前記第1の記憶手段に記憶され
ている利用情報の出力を要求する信号を送信する送信手
段とを備え、前記無線通行媒体は、前記送信手段の信号
送信に基づいて前記出力手段により前記利用情報を出力
、前記自動改札装置は、前記出力手段により出力され
る利用情報を受信する第2の受信手段と、この第2の受
信手段で受信した利用情報に基づいて利用者の通行の可
否を判定する判定手段と、この判定手段により利用者の
通行が可であると判定されたとき、当該判定処理を行っ
た処理装置を示すゲート固有データ、処理日時及び入場
もしくは出場の状態からなる利用情報を無線送信する無
線送信手段と、前記無線通行媒体は、さらに、前記無線
送信手段より無線送信された前記利用情報を前記第1の
記憶手段に書き込み処理する処理手段とを具備したこと
を特徴とするものである。
【0011】また、本発明の自動改札装置は、利用者に
携帯され、交通機関及び施設からなる複数種類の利用可
能なシステムを示すシステムコード、IDコード及びシ
ステムの種類に応じて異なる形態で利用制限を含む利用
情報を記憶する第1の記憶手段と、この第1の記憶手段
に記憶されている情報を出力する出力手段と前記システ
ム側から送信された情報を前記第1の記憶手段に書き込
み処理する処理手段とを備えた無線通行媒体との間で無
線通信を行うものであり、当該システムを示すシステム
コードを記憶する第2の記憶手段と、前記無線通行媒体
から出力される前記システムコードを受信する第1の受
信手段と、この第1の受信手段で受信したシステムコー
ドが前記第2の記憶手段に記憶されているシステムコー
ドに一致するか否かを判断する判断手段と、この判断手
段により前記第1の受信手段で受信したシステムコード
と前記第2の記憶手段で記憶しているシステムコードと
が一致していると判断されたとき、前記無線通行媒体に
対して前記第1の記憶手段に記憶されている利用情報の
出力を要求する信号を送信する送信手段と、この送信手
段による送信に基づいて前記無線通行媒体から出力され
る前記利用情報を受信する第2の受信手段と、この第2
の受信手段で受信した利用情報に基づいて利用者の通行
の可否を判定する判定手段と、この判定手段により利用
者の通行が可であると判定されたとき、前記無線通行媒
体の処理手段にて書き込み処理させるために、当該判定
処理を行った処理装置を示す固有データ、処理日時及び
入場もしくは出場の状態からなる利用情報を無線通信す
る無線送信手段とを具備したことを特徴とするものであ
る。
【0012】また、本発明の無線通行媒体は、利用者に
携帯される無線通行媒体と、この無線通行媒体との間で
無線通信を行う通信手段と、当該システムを示すシステ
ムコードを記憶するシステム記憶手段と、このシステム
記憶手段に記憶されているシステムコードに基づいて前
記無線通行媒体が当該システムを利用可能であるか否か
を判定する判定手段と、この判定手段の判定に基づいて
当該システムを利用可能であるときには前記無線通行媒
体との通信を継続し、当該判定処理を行った処理装置を
示すゲート固有データ、処理日時及び入場もしくは出場
の状態からなる利用情報を無線送信する無線送信手段
と、当該システムを利用可能でないときには前記無線通
行媒体との通信を中断する制御手段とを備えた自動改札
装置とから構成される自動改札システムに使用されるも
のであり、交通機関及び施設からなる複数種類の利用可
能なシステムを示すシステムコード、IDコード及びシ
ステムの利用制限を含む利用情報を記憶する媒体記憶手
段と、前記自動改札装置と通信するために、前記媒体記
憶手段に記憶されている前記システムコードを出力する
第1の出力手段と、前記制御手段により通信が継続され
たときに前記自動改札装置を通信するために、前記媒体
記憶手段に記憶されているIDコード及び種類に応じて
異なる形態のシステムの利用制限を含む利用情報を含む
利用情報を出力する第2の出力手段と前記自動改札装置
から無線送信される利用情報を前記媒体記憶手段に書き
込み処理する処理手段とを具備したことを特徴とするも
のである。
【0013】
【作用】以下に本発明の作用を説明する。第1の記憶手
段には交通機関及び施設からなる複数種類の利用可能な
システムを示すシステムコード、IDコード及びシステ
の種類に応じて異なる形態で利用制限を含む利用情報
が記憶され、第2の記憶手段にはシステムコードが記憶
され、第1の記憶手段に記憶されている情報が出力手段
から出力され、受信手段で受信されると、判断手段では
受信されたシステムコードと第2の記憶手段に記憶され
ているシステムコードの一致不一致を判断し、一致して
いれば送信手段が第1の記憶手段に記憶されている利用
情報の出力を無線通行媒体に対して要求する。 第2の受
信手段は前記利用情報を受信し、判定手段はこの利用情
報に基づいて利用者の通行の可否を判定し、通行可と判
定されたとき、処理装置を示す固有データ、処理日時及
び入場もしくは出場の状態からなる利用情報が無線送信
される。このようにして無線送信された利用情報は無線
通行媒体に書き込み処理される。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【実施例】以下に本発明の実施例を詳細に説明する。
【0020】図1乃至図4は、本実施例の通行媒体Kに
対する改札処理を行う入出場処理手段の一例としての自
動改札装置1を示すものである。
【0021】この自動改札装置1は、2台1組として駅
の改札口に設置され、両者の間に利用者の通路が形成さ
れるようになっている。
【0022】自動改札装置1の装置本体1Aの側面に
は、複数のセンサ3が設けられており、このセンサ3に
よって利用者の進行状態を検出する。前記装置本体1A
の前後の端には、扉4,5が設けられており、通過可否
の結果に基づきこの扉4,5が開閉されるようになって
いる。
【0023】前記装置本体1Aの上面カバー6の下方に
は、図1に示すように、電波の送受波を行うアンテナ2
と、このアンテナ2が形成する送受信可能領域Eを装置
本体1Aの上面カバー6の上方において、通行媒体Kの
通過方向に沿って拡大する領域拡大部9からなる電波送
受波手段10を設けている。
【0024】前記アンテナ2は装置本体1A内において
通行媒体Kの通過方向に沿って電波の送受波を行い、前
記領域拡大部9は、図1に示すように、前記アンテナ2
と対峙して配置され装置本体1Aの上方に通行媒体Kの
通過方向に沿って拡大した反射による送受信可能領域E
を形成する例えばアルミナ合金板製で放物面状の反射面
を持った電波反射体41と、この電波反射体41の回り
に配置した電波吸収体42と、前記上面カバー6にはめ
込んだ均一な厚さで電波が通過可能な長方形状の樹脂平
板43とを具備している。
【0025】前記電波吸収体42は表面が粗くかつ透磁
率の高い材料により電波反射体41の回りを取り囲むよ
うに配置している。
【0026】前記上面カバー6には、図4に示すよう
に、樹脂平板43をはめ込んだ部分の手前に利用者の通
行方向を指示する矢印等の案内視標45をラベルにより
又は印刷により付しておけば、利用者へのサービス向上
を図れる。
【0027】尚、図1乃至図4において、7はポール部
である。
【0028】次に、自動改札装置1及び通行媒体Kの制
御系について図5を参照して説明する。
【0029】自動改札装置1は、主制御部11に制御バ
ス11aを介して無線通信制御部12と無線変復調部2
0とを接続している。
【0030】無線通信制御部12は、主制御部11と制
御バス11aを介して信号の送受を行うインターフェイ
ス14と、送受信制御部13と、プログラムワークメモ
リー15と、PS/SP変換器17と、信号変換部16
とを具備している。
【0031】信号制御部16には、無線変復調部20の
呼出名称発生器21が接続され、また、PS/SP変換
器17には、無線変復調部20の変調器22と復調器2
7とが接続されている。
【0032】無線変復調部20の変調器22は、呼出名
称発生器21の出力とも接続されており、分配/合成器
23を介してアンテナ2に接続されている。また、変調
器22には発振器24から周波数F1 の高周波信号が入
力するようになっている。
【0033】変調器22は、高周波信号を、前記送受信
制御部13より出力され、PS/SP変換器17にてシ
リアルデータに変換された出力信号により変調し、分配
/合成器23を介してアンテナ2から送信するようにな
っている。
【0034】また、アンテナ2を介して受信した電波
は、分配/合成器23を介して混合器26に入力され、
前記発振器24からの高周波信号は、変調器25にて変
調され分配/合成器23と混合器26に入力するように
なっている。
【0035】前記混合器26を経て非同期検波された電
波は、複調器27へ入力しここで復調され、PS/SP
変換器17にてシリアル信号をパラレル信号へ変換し、
送受信制御部13にてデータとして読み取り認識制御を
行うようになっている。
【0036】前記通行媒体Kの制御手段としての主制御
部36には、記憶手段としてのデータメモリ部37が接
続されており、データメモリ部37にはデータとして図
6に示すようなシステムコード,利用者固有のIDコー
ド,利用区間,利用期限等の利用情報が複数組記録され
ている。
【0037】即ち、システムコードは、01,02,0
3の3組あり、システムコード01は駅の自動改札装置
1のシステムコードに対応し、システムコード02は図
8に示すような遊園地の改札装置1Aのシステムコード
に対応し、システムコード03は図示してないがバスの
料金処理装置のシステムコードに対応している。
【0038】そして、各システムコード01,02,0
3に各々付帯して利用者固有のIDコード,利用区間,
利用期限等の利用情報が記録されている。
【0039】データメモリ部37に記録するデータとし
ては、上述した場合のほか、図7に示すように、システ
ムコード01に付帯して利用者固有のIDコード,利用
区間,利用期限を記録し、システムコード02に付帯し
て利用者固有のIDコード,回数券情報を記録し、シス
テムコード03に付帯して利用者固有のIDコード,金
額券情報を記録することもできる。
【0040】前記主制御部36には、データ制御機能と
データ識別判断機能と通信制御機能等があり、データの
SP/PS変換器35を有している。このSP/PS変
換器35には、主制御部36より送出したシリアルデー
タを変調する変調器34が接続されており、この変調器
34は、分配/合成器31と接続されている。
【0041】さらに、この分配/合成器31には、アン
テナ30が接続されており、かつ復調器33が接続され
ている。アンテナ30にて受信したデータはこの復調器
33にてシリアルデータに復調され、復調器33に接続
されたSP/PS変換器35にてパラレル変換される構
成となっている。
【0042】また、起動回路32は、アンテナ30にて
受信した電波がある一定以上のレベルに達すると主制御
部36に起動信号を送るものであり、分配/合成器31
と主制御部36に接続されている。
【0043】バッテリー38は、この通行媒体Kの各構
成要素に電力を供給するようになっている。
【0044】次に、上述した通行媒体Kの作用を図8を
も参照して説明する。
【0045】この通行媒体Kを用いて例えば図1に示す
自動改札装置1や図8に示す遊園地の改札装置1Aとの
間で無線による情報の送受信を行い、各々の入出場処理
を実行するに際して、この通行媒体Kの主制御部36
は、例えば図1に示す自動改札装置1のアンテナ2が発
信する固有の識別コードに基づきデータメモリ部37に
対応する識別コード01が記憶されていることを判別し
この識別コード01に付帯する利用者コード、利用区
間、利用期限からなる利用情報を当該自動改札装置1に
向けて送出する。
【0046】これにより、当該自動改札装置1による改
札処理が実行されることになり、仮に複数の通行媒体K
を所有していても対応する識別コードを記憶保持してい
ない他の通行媒体Kと当該自動改札装置1との間の改札
処理が実行されることは皆無となり混信を防止できる。
【0047】また、データメモリ部37には遊園地の改
札装置1Aに対応する識別コード02も記憶されている
ので、一枚の通行媒体Kにより図8に示す遊園地の改札
装置1Aとの間で無線による改札処理を実行できる。
【0048】さらに、図示しないバスの料金処理装置に
対応する識別コード03も記憶されているので、一枚の
通行媒体Kによりバスの料金処理装置との間で無線によ
る改札処理を実行可能である。
【0049】また、前記データメモリ部37に記憶され
る識別コードを交通機関に設けられる自動改札装置1、
遊戯施設の改札装置1A、バスの料金処理装置等に対応
する識別コード01,02,03とし、前記データメモ
リ部37に記憶される利用情報を図7に示すように利用
区間,利用期限からなる利用情報,回数券情報,金額券
情報から選ばれるものとすることで、一枚の通行媒体K
により交通機関,バス,遊戯地の各々の入出場を異なる
形態の利用情報を用いて行うことができ、用途の多様化
を図れる。
【0050】次に、通行媒体Kと装置本体1Aとの間の
通信処理の詳細を図9,図10を参照して説明する。
【0051】前記装置本体1Aの電源投入後稼働可能状
態であれば、長時間タイマーをセット(ST11)する
とともに電波発射シーケンスを起動させ(ST12)、
前記アンテナ2から電波の発射を開始する。この電波発
射の開始時に呼出名称発生器21から呼出名称データを
無線送出する(ST13)。そして、前記長時間タイマ
ーのタイムアウトがくるまでチェックを行い(ST1
4)、同時に前記無線通信制御部12の送受信制御部1
3は、ENQデータをPS/SP変換器17へ出力し
(ST15)、PS/SP変換器17はENQデータを
シリアルデータに変換する。
【0052】変換されたデータは接続されている変調器
22に入力され、発振器24から出力されている高周波
信号にて変調され、分配/配合器23へ入力され、さら
にアンテナ2より発射している電波を搬送波として定期
的に無線送信し、かつ、通行媒体Kからのシステムコー
ドの受信を待機する(ST16)。
【0053】前記送受信可能領域Eに通行媒体Kが提示
され、このアンテナ2より発射されている電波を通行媒
体Kのアンテナ30で受信し、分配/合成器31を経て
起動回路部32で一定レベルの信号と判別すると、主制
御部36へ信号を伝え、前記主制御部36が起動し(S
T21)動作を開始するとともに、前記アンテナ2から
のENQデータをアンテナ30により受信し、分配/合
成器31を介して復調器33にて復調されシリアルデー
タとなり、SP/PS変換器35にてパラレルデータに
変換され、主制御部36にてENQデータの識別が行わ
れる。
【0054】主制御部36はENQデータを認識する
と、通行媒体K固有のシステムコード01をデータメモ
リ部37より読み出して、SP/PS変換器35に送出
しシリアルデータに変換する。変換されたシリアルデー
タは、前記変調器34において装置本体1Aから送信さ
れている電波を高周波信号として利用して変調され、分
配/合成器31を介してアンテナ30より前記アンテナ
2に送信する(ST22,23)。
【0055】装置本体1Aは、通行媒体Kより送信され
たシステムコード01の変調電波をアンテナ2にて受信
し、分配/合成器23を介して混合器26に入力する。
分配/合成器23と混合器26には発振器24からの信
号が変調器25で変調された信号が入力され、非同期検
波がなされる。検波された信号は、復調器27でベース
バンド判定されシリアルデータに復調される。復調され
たシリアルデータは、PS/SP変換器17にてパラレ
ルデータに変換され、送受信制御部13にてシステムコ
ード01として認識される(ST16肯定)。これによ
り、装置本体1Aと通行媒体Kとの間の通信リンクが確
立する(ST17)。
【0056】前記送受信制御部13は、認識した確認信
号としてACK信号と通行媒体Kのシステムコード01
とを前記アンテナ2を介して送信データとして無線送信
する(ST18)。
【0057】前記通行媒体Kは、装置本体1Aからの送
信データを受信し(ST24)、主制御部36で装置本
体1Aにおいて認識されたと判断し、データメモリ部3
7に格納しているシステムコード01に付帯する利用期
間、利用期限等の利用情報を無線送出する(ST2
5)。
【0058】前記利用情報を受信した(ST19)装置
本体1Aの送受信制御部13は、主制御部11へアクセ
スし(ST20)前記通行情報が有効か無効かを判断す
るとともに(ST31)、無効であれば異常処理を行い
(ST32a)、通信リンクを終了させ、タイマーチェ
ックルーチン処理へジャンプする。
【0059】前記通行情報が有効であれば(ST3
1)、装置本体1Aの送受信制御部13は内部処理を行
うとともに、通行媒体Kのシステムコードとゲート識別
IDデータと処理を行ったゲート固有データと処理日時
及び時間と入場又は出場等の状態データからなる利用情
報をアンテナ2を介して無線送信する(ST32)。
【0060】通行媒体Kの主制御部36は。前記利用情
報を受信すると(ST26)、データメモリ部37へ必
要な情報の書き込み処理を行い(ST27)、処理が完
了するとゲート識別IDデータと通行媒体Kのシステム
コードと処理完了のEOTデータ等をアンテナ30を介
して無線送信する(ST28)。
【0061】前記EOTデータを受信した(ST33)
送受信制御部13は、通信正常終了を判別し、前記主制
御部11へその旨送信するとともに(ST34)、通行
媒体Kのシステムコードとゲート識別IDデータとEO
Tデータを送信するとともに(ST35)通信リンクを
完了する。その後、タイマーチェックルーチンへジャン
プする。また、通行媒体KはEOTデータ等の受信にて
主制御部36の動作が停止する(ST29)。
【0062】送受信制御部13は、タイマーチェックを
行い、ENQ信号を定期的に送出し、通行媒体Kよりの
応答信号の有無をチェックする待機ループを行う。
【0063】このような動作は、通行媒体Kと前記遊園
地の改札装置1Aとの間、さらには通行媒体Kと図示し
ないバスの料金処理装置との間でも同様に行われる。
【0064】本発明は上述した実施例に限定されるもの
ではなく、その要旨の範囲内で種々の変形が可能であ
る。
【0065】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、以下の効
果を奏する。
【0066】本発明によれば、仮に複数の通行媒体を所
有していても対応する識別コードを記憶保持していない
通行媒体と当該入出場処理手段との間の入出場処理が実
行されることは皆無となり混信を防止できる。 従って、
正確な処理を行える線通行媒体及びそれを用いた自動
改札システム,自動改札装置を提供することができる。
【0067】
【0068】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の通行媒体を自動改札装置に使用する
場合の部分切欠断面図
【図2】図1に示す自動改札装置の側面図
【図3】図1に示す自動改札装置の正面図
【図4】図1に示す自動改札装置の平面図
【図5】本実施例の通行媒体及び図1に示す自動改札装
置のブロック図
【図6】本実施例の通行媒体のデータメモリ部の記憶内
容を示す説明図
【図7】本実施例の通行媒体のデータメモリ部の記憶内
容の他例を示す説明図
【図8】本実施例の通行媒体を使用する遊園地の改札装
置を示す概略図
【図9】本実施例装置の動作を示すフローチャート
【図10】本実施例装置の動作を示すフローチャート
【図11】従来の自動改札装置と通行媒体との送受信状
態を示す説明図
【符号の説明】
1 自動改札装置 1A 装置本体 12 無線通信制御部 20 無線変復調部 36 主制御部 37 データメモリ部 K 通行媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G07C 9/00 G07C 9/00 Z G11B 25/04 521 G11B 25/04 521M (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 19/00 - 19/07 B42D 15/10 G06K 17/00 G07B 11/00 G07B 15/00 G07C 9/00 G11B 25/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者に携帯され利用情報が記録されて
    いる無線通行媒体と、この無線通行媒体との間で無線通
    信を行う自動改札装置とから構成される自動改札システ
    ムにおいて、 前記無線通行媒体は、交通機関及び施設からなる複数種
    類の利用可能なシステムを示すシステムコード、IDコ
    ード及びシステムの種類に応じて異なる形態で利用制限
    を含む利用情報を記憶する第1の記憶手段と、この第1
    の記憶手段に記憶されている情報を出力する出力手段と
    を備え、 前記自動改札装置は、当該システムを示すシステムコー
    ドを記憶する第2の記憶手段と、前記無線通行媒体の出
    力手段から出力される前記システムコードを受信する第
    1の受信手段と、この第1の受信手段で受信したシステ
    ムコードが前記第2の記憶手段で記憶しているシステム
    コードに一致するか否かを判断する判断手段と、この判
    断手段により前記第1の受信手段で受信したシステムコ
    ードと前記第2の記憶手段で記憶しているシステムコー
    ドとが一致していると判断されたとき、前記無線通行媒
    体に対して前記第1の記憶手段に記憶されている利用情
    報の出力を要求する信号を送信する送信手段とを備え、 前記無線通行媒体は、前記送信手段の信号送信に基づい
    前記出力手段により前記利用情報を出力、 前記自動改札装置は、前記出力手段により出力される利
    用情報を受信する第2の受信手段と、この第2の受信手
    段で受信した利用情報に基づいて利用者の通行の可否を
    判定する判定手段と この判定手段により利用者の通行が可であると判定され
    たとき、当該判定処理を行った処理装置を示すゲート固
    有データ、処理日時及び入場もしくは出場の状態からな
    る利用情報を無線送信する無線送信手段と、 前記無線通行媒体は、さらに、前記無線送信手段より無
    線送信された前記利用情報を前記第1の記憶手段に書き
    込み処理する処理手段 とを具備したことを特徴とする自
    動改札システム。
  2. 【請求項2】 利用者に携帯され、交通機関及び施設か
    らなる複数種類の利用可能なシステムを示すシステムコ
    ード、IDコード及びシステムの種類に応じて 異なる形
    態で利用制限を含む利用情報を記憶する第1の記憶手段
    と、この第1の記憶手段に記憶されている情報を出力す
    る出力手段と前記システム側から送信された情報を前記
    第1の記憶手段に書き込み処理する処理手段とを備えた
    無線通行媒体との間で無線通信を行うものであり、 当該システムを示すシステムコードを記憶する第2の記
    憶手段と、 前記無線通行媒体から出力される前記システムコードを
    受信する第1の受信手段と、 この第1の受信手段で受信したシステムコードが前記第
    2の記憶手段に記憶されているシステムコードに一致す
    るか否かを判断する判断手段と、 この判断手段により前記第1の受信手段で受信したシス
    テムコードと前記第2の記憶手段で記憶しているシステ
    ムコードとが一致していると判断されたとき、前記無線
    通行媒体に対して前記第1の記憶手段に記憶されている
    利用情報の出力を要求する信号を送信する送信手段と、 この送信手段による送信に基づいて前記無線通行媒体か
    ら出力される前記利用情報を受信する第2の受信手段
    と、 この第2の受信手段で受信した利用情報に基づいて利用
    者の通行の可否を判定する判定手段と、 この判定手段により利用者の通行が可であると判定され
    たとき、前記無線通行媒体の処理手段にて書き込み処理
    させるために、当該判定処理を行った処理装置を示す固
    有データ、処理日時及び入場もしくは出場の状態からな
    る利用情報を無線通信する無線送信手段と を具備したこ
    とを特徴とする自動改札装置。
  3. 【請求項3】 利用者に携帯される無線通行媒体と、こ
    の無線通行媒体との間で無線通信を行う通信手段と、当
    該システムを示すシステムコードを記憶するシステム記
    憶手段と、このシステム記憶手段に記憶されているシス
    テムコードに基づいて前記無線通行媒体が当該システム
    を利用可能であるか否かを判定する判定手段と、この判
    定手段の判定に基づいて当該システムを利用可能である
    ときには前記無線通行媒体との通信を継続し、当該判定
    処理を行った処理装置を示すゲート固有データ、処理日
    時及び入場もしくは出場の状態からなる利用情報を無線
    信する無線送信手段と、当該システムを利用可能でな
    いときには前記無線通行媒体との通信を中断する制御手
    段とを備えた自動改札装置とから構成される自動改札シ
    ステムに使用されるものであり、 交通機関及び施設からなる複数種類の利用可能なシステ
    ムを示すシステムコード、IDコード及びシステムの種
    類に応じて異なる形態で利用制限を含む利用情報を記憶
    する媒体記憶手段と、 前記自動改札装置と通信するために、前記媒体記憶手段
    に記憶されている前記システムコードを出力する第1の
    出力手段と、 前記制御手段により通信が継続されたときに前記自動改
    札装置を通信するために、前記媒体記憶手段に記憶され
    ているIDコード及び種類に応じて異なる形態のシステ
    ムの利用制限を含む利用情報を含む利用情報を出力する
    第2の出力手段と 前記自動改札装置から無線送信される
    利用情報を前記媒体記憶手段に書き込み処理する処理手
    段と を具備したことを特徴とする無線通行媒体。
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