JP2003274629A - 電磁アクチュエータ - Google Patents

電磁アクチュエータ

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JP2003274629A
JP2003274629A JP2002069206A JP2002069206A JP2003274629A JP 2003274629 A JP2003274629 A JP 2003274629A JP 2002069206 A JP2002069206 A JP 2002069206A JP 2002069206 A JP2002069206 A JP 2002069206A JP 2003274629 A JP2003274629 A JP 2003274629A
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rotor
magnetic
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electromagnetic actuator
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ロータを備える電磁アクチュエータにおいて、
作動範囲の中間位置において磁気的付勢力によりロータ
を停止させる。 【解決手段】4つの磁極(N極,S極)に着磁されたマ
グネット11を有し所定の作動範囲を回動するロータ1
0、磁路を形成するヨーク20、励磁用のコイル30、
ヨークの両端部においてロータ10の外周面に対向する
ように形成されかつ通電時に互いに異なる磁極を生じる
第1磁極部21及び第2磁極部22を備え、第1磁極部
21及び第2磁極部22は、非通電の状態において、作
動範囲の両端位置及び中間位置の3箇所にロータ10を
停止させるように磁気的付勢力を生じる複数の磁極片2
1a,21b,22a,22bを有する。これにより、
ロータ10は作動範囲の中間位置でも停止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の角度範囲で
回転駆動力を発生する電磁アクチュエータに関し、特
に、カメラ用のシャッタ装置あるいは絞り装置等の駆動
源として適用される電磁アクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電磁アクチュエータとしては、2
極(N極及びS極)に着磁されて所定の角度(作動範
囲)を往復動自在なロータ、ロータの外周面に対向する
ように配置された磁極部をもつヨーク、ヨークに巻回さ
れた励磁用のコイル等を備えたものが知られている。そ
して、ロータは、非通電時に作動範囲の一端(初期位
置)にて停止し、通電時に作動範囲の他端(最大回転位
置)まで回転し、非通電あるいは逆通電により一端に復
帰し、あるいは、非通電とされても磁気的吸引力により
他端にて停止する。すなわち、ロータは、作動範囲の両
端位置(2箇所の位置)において停止するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の電磁
アクチュエータをカメラのシャッタ羽根及び絞り羽根の
駆動源として適用する場合、例えば、ロータを作動範囲
の途中まで回転させて絞り羽根を作動させようとする
と、ロータを途中で停止させるための複雑な停止機構等
が必要になり、部品点数の増加による高コスト化、装置
の大型化等を招くことになる。
【0004】本発明は、上記の点に鑑みて成されたもの
であり、その目的とするところは、複雑な停止機構等を
採用せずに、構造の簡略化、低コスト化等を図りつつ、
ロータを作動範囲の両端以外の途中においても停止させ
ることができる電磁アクチュエータを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電磁アクチュエ
ータは、所定の作動範囲を回動して駆動力を出力するロ
ータ、磁路を形成するヨーク、励磁用のコイル、ヨーク
の両端部においてロータの外周面に対向するように形成
されかつコイルへの通電時に互いに異なる磁極を生じる
第1磁極部及び第2磁極部を備えた電磁アクチュエータ
であって、上記ロータは、外周面を4等分するようにそ
れぞれ2つのN極及びS極からなる4つの磁極に着磁さ
れたマグネットを有し、上記第1磁極部及び第2磁極部
は、非通電の状態において、作動範囲の両端位置及び途
中位置の3箇所の位置にロータを停止させるべく、マグ
ネットとの間に磁気的付勢力を生じる複数の磁極片を有
する、ことを特徴としている。この構成によれば、4つ
の磁極からなるマグネットをもつロータと複数の磁極片
との間に生じる磁気的付勢力により、ロータは作動範囲
の両端位置及び途中位置の3箇所に停止させられる。
【0006】上記構成において、複数の磁極片は、ロー
タを両端位置に保持するべくストッパに向けて付勢する
磁気的付勢力を生じるように、かつ、ロータを途中位置
に保持するべく拮抗する磁気的付勢力を生じるように、
形成されている、構成を採用できる。この構成によれ
ば、両端位置への位置決めを磁気的付勢力と対峙するス
トッパで規制し、途中位置への位置決めを拮抗する磁気
的付勢力のみにより規制するため、構造の簡略化を行な
いつつ、3箇所での位置決めが可能となる。
【0007】上記構成において、第1磁極部と第2磁極
部とは、所定の角度だけ離れて位置する一対の磁極片を
それぞれ有し、第1磁極部の一対の磁極片と第2磁極部
の一対の磁極片とは、それぞれロータの回転中心線と直
交する直線に対して線対称に形成されている、構成を採
用できる。この構成によれば、途中位置を、作動範囲の
中間位置に対応させることができるため、作動角度をθ
とするとき、ロータをθ/2の角度位置に停止させるこ
とができる。
【0008】上記構成において、第1磁極部の一対の磁
極片及び第2磁極部の一対の磁極片は、ロータが途中位
置にあるとき、マグネットの4つの磁極の磁極中心との
間でそれぞれ磁気的付勢力を生じるように、かつ、ロー
タが両端位置にあるとき、第1磁極部の一対の磁極片及
び第2磁極部の一対の磁極片のうちそれぞれ一方の磁極
片のみが、マグネットの2つの磁極の磁極中心との間で
それぞれ磁気的付勢力を生じるように、形成されてい
る、構成を採用できる。この構成によれば、ロータが途
中位置(中間位置)にあるとき、第1磁極部の一対の磁
極片がロータに対して拮抗する(逆向きのトルクを生じ
る)磁気的付勢力を及ぼし、かつ、第2磁極部の一対の
磁極片がロータに対して拮抗する(逆向きのトルクを生
じる)磁気的付勢力を及ぼす。これにより、ロータは、
磁気的付勢力だけで途中位置(中間位置)に停止でき
る。また、ロータが両端位置にあるとき、第1磁極部の
一方の磁極片及び第2磁極部の一方の磁極片が、それぞ
れロータをストッパに向けて押し付ける磁気的付勢力を
及ぼす。これにより、ロータは、磁気的付勢力だけで両
端位置に停止できる。
【0009】上記構成において、コイルへの通電を制御
する制御手段を有し、制御手段は、ロータを途中位置に
停止させる際に、両端位置に停止させる際の通電時間よ
りも短いパルス通電を行なう、構成を採用できる。この
構成によれば、ロータの回転動作を微調整できるため、
ロータを途中位置(中間位置)に確実に停止させること
ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照しつつ説明する。図1ないし図5
は、本発明に係る電磁アクチュエータの一実施形態を示
すものであり、図1は構成図、図2ないし図5は作用及
び動作の説明図である。この電磁アクチュエータは、図
1に示すように、所定の作動範囲を回動して駆動力を出
力するロータ10、磁路を形成するヨーク20、ヨーク
20に対しボビン30aを介して巻回された励磁用のコ
イル30等を備えている。
【0011】ロータ10は、図1に示すように、外周面
を4等分するようにそれぞれ2つのN極及びS極に着磁
された略円柱状をなすマグネット11、マグネット11
の回転中心から径方向外側に突出して形成された腕部1
2、腕部12に一体的に形成されて外部に駆動力を伝え
る駆動ピン12aを有する。
【0012】そして、ロータ10は、腕部12がストッ
パ40に当接して時計回りの回転が規制される一端位置
(例えば、初期位置θo)と、腕部12がストッパ50
に当接して反時計回りの回転が規制される他端位置(例
えば、最大回転位置θmax)との間の所定の角度(作
動角度θ)を作動範囲として、往復動(回動)するよう
に支持されている。
【0013】マグネット11は、図1に示すように、回
転中心線Cを通ると共に直交する2つの面により(それ
ぞれ90°にて)4等分される2つの部分がN極に着磁
され、他の2つの部分がS極に着磁されている。そし
て、4つの磁極の磁極中心Pn1,Pn2,Ps1,P
s2にて磁力が最も大きく、4つの磁極の境界部分Pb
1,Pb2,Pb3,Pb4にて磁力が最も小さくなっ
ている。
【0014】ヨーク20は、図1に示すように、略U字
形状に形成され、その両端部において、ロータ10の外
周面に対向するように形成された第1磁極部21及び第
2磁極部22を有する。第1磁極部21は、ロータ10
に向けて突出した一対の磁極片21a,21bを有す
る。第2磁極部22は、ロータ10に向けて突出した一
対の磁極片22a,22bを有する。一対の磁極片21
a,21bと一対の磁極片22a,22bとは、図1に
示すように、ロータ10の回転中心線Cと直交する直線
L(作動範囲θを2等分する中間位置θmを通る直線と
直交する直線)に対して、それぞれ線対称となるように
形成されている。
【0015】コイル30への非通電の状態において、第
1磁極部21及び第2磁極部22がロータ10に及ぼす
磁気的付勢力について説明すると、先ず、図2(a)に
示すように、ロータ10が一端位置(初期位置θo)に
あるとき、第1磁極部21の磁極片21bが磁極中心P
n2を時計回りに引き付け、第2磁極部22の磁極片2
2bが磁極中心Ps2を時計回りに引き付ける。すなわ
ち、第1磁極部21及び第2磁極部22は、ロータ10
に対して共に時計回りの磁気的付勢力を及ぼす。したが
って、ロータ10は、ストッパ40により時計回りの回
転が規制されて、一端位置θoに位置決め保持される。
【0016】図2(b)に示すように、ロータ10が作
動範囲の途中位置である中間位置θm(=θ/2)にあ
るとき、第1磁極部21の磁極片21aが磁極中心Pn
1を時計回りに引き付け、第1磁極部21の磁極片21
bが磁極中心Ps1を反時計回りに引き付け、第2磁極
部22の磁極片22aが磁極中心Ps2を時計回りに引
き付け、第2磁極部22の磁極片22bが磁極中心Pn
2を反時計回りに引き付ける。
【0017】すなわち、磁極片21aが及ぼす磁気的付
勢力と磁極片21bが及ぼす磁気的付勢力とはお互いに
拮抗した関係にあり、又、磁極片22aが及ぼす磁気的
付勢力と磁極片22bが及ぼす磁気的付勢力とはお互い
に拮抗した関係にある。したがって、ロータ10は、回
転することなく、中間位置θmに停止して位置決め保持
される。
【0018】図2(c)に示すように、ロータ10が他
端位置(最大回転位置θmax)にあるとき、第1磁極
部21の磁極片21aが磁極中心Ps2を反時計回りに
引き付け、第2磁極部22の磁極片22aが磁極中心P
n2を反時計回りに引き付ける。すなわち、第1磁極部
21及び第2磁極部22は、ロータ10に対して共に反
時計回りの磁気的付勢力を及ぼす。したがって、ロータ
10は、ストッパ50により反時計回りの回転が規制さ
れて、他端位置θmaxに位置決め保持される。
【0019】第1磁極部21及び第2磁極部22の形状
は、図3に示すように、第1磁極部21の一対の磁極片
21a,21bのそれぞれの占有角度をθ1、第2磁極
部22の一対の磁極片22a,22bのそれぞれの占有
角度をθ2、一対の磁極片21a,21b同士がなす中
心角度をθ3、一対の磁極片22a,22b同士がなす
中心角度をθ4で表すと、θ1が20°〜30°の範囲
好ましくは約22°であり、θ2が20°〜30°の範
囲好ましくは約25°であり、θ3が135°〜145
°の範囲好ましくは約140°であり、θ4が40°〜
50°の範囲好ましくは約45°である。
【0020】また、図3に示すように、ロータ10が中
間位置θmにあるとき、第1磁極部21の一対の磁極片
21a,21bの端面と境界部分Pb1,Pb3及び回
転中心線Cを通る直線とのなす角度をθ5、第2磁極部
22の一対の磁極片22a,22bの端面と磁極中心P
s2,Pn2及び回転中心線Cを通る直線とのなす角度
をθ6で表すと、θ5が5°〜15°好ましくは約10
°であり、θ6が5°〜15°好ましくは約10°であ
る。
【0021】次に、電磁アクチュエータの動作につい
て、図4及び図5に基づき説明する。先ず、非通電の状
態で、ロータ10は、図4(a)に示すように、一端位
置(初期位置θo)に位置している。このとき、磁極片
21bがN極の磁極中心Pn2を時計回りに引き付け、
かつ、磁極片22bが隣接するS極の磁極中心Ps2を
時計回りに引き付けており、ロータ10は、全体として
時計回りの磁気的付勢力により、ストッパ40に当接し
停止している。
【0022】この状態で、コイル30が所定向きに通電
されると、図4(b)に示すように、第1磁極部21の
一対の磁極片21a,21bにN極が発生し、第2磁極
部22の一対の磁極片22a,22bにS極が発生す
る。これにより、磁極片21a,22aはN極の磁極中
心Pn1及びS極の磁極中心Ps2に対して反発力を生
じ、磁極片21b,22bはS極の磁極中心Ps1及び
N極の磁極中心Pn2に対して吸引力を生じる。したが
って、ロータ10は反時計回りに回転し始める。
【0023】この通電に際しては、両端位置に移動させ
る際の通電時間よりも短いパルス通電を行なうことで、
図4(c)に示すように、ロータ10を中間位置θmま
で回転させる。そして、ロータ10が中間位置θmに達
した時点であるいは直前に通電を断つと、図4(d)に
示すように、第1磁極部21及び第2磁極部22に発生
していた磁極(N極、S極)が消滅し、第1磁極部21
の一対の磁極片21a,21bと第2磁極部22の一対
の磁極片22a,22bとは、前述したようにロータ1
0に対し逆向きに拮抗する磁気的付勢力を及ぼす。これ
により、ロータ10は中間位置θmに停止し、位置決め
保持される。
【0024】続いて、図5(a)に示すように、ロータ
10が中間位置θmに停止した状態から、再びコイル3
0が同一の向きに通電されると、図5(b)に示すよう
に、第1磁極部21の一対の磁極片21a,21bにN
極が発生し、第2磁極部22の一対の磁極片22a,2
2bにS極が発生する。これにより、磁極片21a,2
2aはN極の磁極中心Pn1及びS極の磁極中心Ps2
に対して反発力を生じ、磁極片21b,22bはS極の
磁極中心Ps1及びN極の磁極中心Pn2に対して吸引
力を生じる。したがって、ロータ10は反時計回りに回
転し始める。
【0025】そして、図5(c)に示すように、腕部1
2がストッパ50に当接すると、ロータ10は反時計回
りの回転が規制され、他端位置(最大回転位置θma
x)に位置決め保持される。この通電に際しては、中間
位置θmにロータ10を移動させる際の通電時間よりも
長いパルス通電を行なうことで、ロータ10を素早く移
動させることができる。
【0026】ロータ10が他端位置θmaxに達した
後、コイル30への通電を断つと、図5(d)に示すよ
うに、第1磁極部21及び第2磁極部22に発生してい
た磁極(N極、S極)が消滅し、磁極片21aがS極の
磁極中心Ps2を反時計回りに引き付け、かつ、磁極片
22aが隣接するN極の磁極中心Pn2を反時計回りに
引き付け、全体としてロータ10に対し反時計回りの磁
気的付勢力が生じる。したがって、ロータ10は、スト
ッパ50により反時計回りの回転が規制されて、他端位
置θmaxに位置決め保持される。
【0027】一方、コイル30に逆向きで同様の通電を
行なうと、第1磁極部21にS極が発生し第2磁極部2
2にN極が発生して、ロータ10は時計回りに回転し、
前述同様の拮抗する磁気的付勢力により中間位置θmに
位置決めされて停止し、続いて前述同様の通電を行なう
と、一端位置θoに停止して、位置決め保持される。
【0028】このように、ロータ10に4つの磁極(2
つのN極及びS極)をもつマグネット11を設け、この
マグネット11の外周面に対して磁気的付勢力を及ぼす
第1磁極部21(一対の磁極片21a,21b)と第2
磁極部22(一対の磁極片22a,22b)を設けたこ
とにより、ロータ10を作動範囲の両端位置θo,θm
ax及び中間位置θmの3箇所の位置で停止させること
ができる。
【0029】図6ないし図10は、デジタルカメラに搭
載されるカメラ用シャッタ装置を示すものであり、駆動
源として前述の電磁アクチュエータが用いられている。
この装置は、図6に示すように、露光用の開口部100
aを形成する地板100、地板100に配置された電磁
アクチュエータ110、開口部100aを開閉するシャ
ッタ羽根120、開口部100aを所定の口径に絞る絞
り羽根130、絞り羽根130を時計回りに付勢するス
プリング140、コイル30への通電を制御する制御部
(制御手段)等を備えている。電磁アクチュエータ11
0は、地板100に設けられたストッパ(不図示)によ
り作動範囲の両端位置θo,θmaxで停止させられる
以外は、前述同様の構成をなすものであるため、ここで
の説明は省略する。
【0030】シャッタ羽根120は、図6に示すよう
に、第1シャッタ羽根121及び第2シャッタ羽根12
2の2枚羽根からなり、両者が協働して開口部100a
を開閉する。図7(a)に示すように、第1シャッタ羽
根121は、支持孔121a、長孔121b,遮蔽部1
21cを有する。第2シャッタ羽根122は、支持孔1
22a、長孔122b,遮蔽部122cを有する。そし
て、第1シャッタ羽根121及び第2シャッタ羽根12
2は、図8ないし図10に示すように、地板100の支
軸101,102が支持孔121a,122aに挿入さ
れて揺動自在となっている。また、長孔121b,12
2bには、ロータ10の駆動ピン12aが挿入されてい
る。
【0031】絞り羽根130は、図7(b)に示すよう
に、支持孔131、駆動ピン12aが遊挿される連結孔
132、所定の口径をなす絞り孔133を有する。そし
て、絞り羽根130は、図8ないし図10に示すよう
に、支軸101が支持孔131に挿入されて揺動自在と
なっており、又、スプリング140の一端部141が縁
部134に掛止されて、時計回りに回転するように付勢
されている。
【0032】次に、この装置の動作について、図8ない
し図10に基づいて説明する。先ず、待機状態におい
て、ロータ10は、ストッパに当接して、図2(a)に
示す一端位置(初期位置θo)に停止している。このと
き、図8に示すように、駆動ピン12aは、長孔121
a,122a及び連結孔132の下側縁部132aを介
して、シャッタ羽根120及び絞り羽根130を開放位
置に位置付けている。
【0033】この状態で、光量センサ等に基づいて制御
部が絞りを行なうと判断した場合、制御部はコイル30
に対して通電時間が比較的短いパルス通電を行なう。こ
れにより、ロータ10は、図2(b)に示す中間位置θ
mまで回転して停止する。このとき、駆動ピン12aが
反時計回りに移動することで、図9に示すように、シャ
ッタ羽根120は開口部100aの近傍まで移動し、
又、絞り羽根130は開口部100aを絞る位置に移動
してストッパ103に当接し停止する。
【0034】この絞り状態は、コイル30への通電が断
たれた後、第1磁極部21(一対の磁極片21a,21
b)及び第2磁極部22(一対の磁極片22a,22
b)が及ぼす拮抗する磁気的付勢力のみで保持される。
【0035】その後、レリーズ動作が行なわれると、制
御部がコイル30に対して同じ向きで通電時間が比較的
長いパルス通電を行なう。これにより、ロータ10は、
図2(c)に示す他端位置(最大回転位置θmax)ま
で反時計回りに回転し、ストッパに当接して位置決めさ
れ停止する。
【0036】このとき、駆動ピン12aが反時計回りに
移動することで、図10に示すように、シャッタ羽根1
20は開口部100aを閉鎖する位置まで移動する。ま
た、駆動ピン12aは連結孔132の内部を上側縁部1
32bに当接しない位置まで自由に移動するため、スト
ッパ103に当接した状態にある絞り羽根130は、開
口部100aを絞る位置にそのまま保持される。このシ
ャッタ羽根120の閉動作により、1回の撮影が完了す
る。
【0037】その後、制御部がコイル30に対して逆向
きで通電時間が比較的長いパルス通電を行なうことによ
り、ロータ10は、図2(c)に示す他端位置(最大回
転位置θmax)から、中間位置θmを通過して、一端
位置(初期位置θo)まで戻り停止する。この動作に伴
なって、シャッタ羽根120及び絞り羽根130は、図
8に示すように開放位置まで移動する。その後、次の撮
影に向けて待機することになる。
【0038】尚、制御部が絞りを行なわないと判断した
場合、コイル30に通電時間が比較的長いパルス通電を
行なうことで、ロータ10は、図2(a)に示す一端位
置(初期位置θo)から図2(c)に示す他端位置(最
大回転位置θmax)まで素早く回転する。このとき、
シャッタ羽根120及び絞り羽根130は、図10に示
す閉鎖位置及び絞り位置まで移動する。これにより、1
回の撮影が完了する。
【0039】上記のように、絞り羽根130を移動させ
て、絞り動作を行なわせるにあたり、磁気的付勢力だけ
でロータ10を中間位置θmに停止させることができる
ため、機械的な停止機構が不要になり、装置が簡略化さ
れる。その結果、装置の小型化、低コスト化、軽量化等
を行なうことができる。
【0040】図11は、本発明に係る電磁アクチュエー
タの他の実施形態を示すものであり、二つの磁性ピン6
0,70を設けた以外は、前述の電磁アクチュエータと
同一であるため、同一の構成についての説明を省略す
る。この電磁アクチュエータにおいては、図11に示す
ように、一端位置(初期位置θo)においてロータ10
に時計回りの磁気的付勢力を及ぼす磁性ピン60と、他
端位置(最大回転位置θmax)においてロータ10に
反時計回りの磁気的付勢力を及ぼす磁性ピン70とが設
けられている。
【0041】コイル30への非通電の状態において、第
1磁極部21及び第2磁極部22と磁性ピン60,70
とが、ロータ10に及ぼす磁気的付勢力について説明す
ると、先ず、図11(a)に示すように、ロータ10が
一端位置(初期位置θo)にあるとき、第1磁極部21
の磁極片21bが磁極中心Pn2を時計回りに引き付
け、第2磁極部22の磁極片22bが磁極中心Ps2を
時計回りに引き付ける。また、磁性ピン60が磁極中心
Pn1を時計回りに引き付ける。すなわち、第1磁極部
21及び第2磁極部22と磁性ピン60とは、ロータ1
0に対して共に時計回りの磁気的付勢力を及ぼす。した
がって、ロータ10は、ストッパ40により時計回りの
回転が規制されて、より確実に一端位置θoに位置決め
保持される。
【0042】図11(b)に示すように、ロータ10が
作動範囲の途中位置である中間位置θm(=θ/2)に
あるとき、第1磁極部21の磁極片21aが磁極中心P
n1を時計回りに引き付け、第1磁極部21の磁極片2
1bが磁極中心Ps1を反時計回りに引き付け、第2磁
極部22の磁極片22aが磁極中心Ps2を時計回りに
引き付け、第2磁極部22の磁極片22bが磁極中心P
n2を反時計回りに引き付ける。また、磁性ピン60が
磁極中心Ps2を反時計回りに引き付け、磁性ピン70
が磁極中心Pn2を時計回りに引き付ける。
【0043】すなわち、磁極片21aが及ぼす磁気的付
勢力と磁極片21bが及ぼす磁気的付勢力とはお互いに
拮抗した関係にあり、又、磁極片22aが及ぼす磁気的
付勢力と磁極片22bが及ぼす磁気的付勢力とはお互い
に拮抗した関係にあり、さらに、磁性ピン60が及ぼす
磁気的付勢力と磁性ピン70が及ぼす磁気的付勢力とは
お互いに拮抗した関係にある。したがって、ロータ10
は、回転することなく、中間位置θmに停止して位置決
め保持される。
【0044】図11(c)に示すように、ロータ10が
他端位置(最大回転位置θmax)にあるとき、第1磁
極部21の磁極片21aが磁極中心Ps2を反時計回り
に引き付け、第2磁極部22の磁極片22aが磁極中心
Pn2を反時計回りに引き付ける。また、磁性ピン70
が磁極中心Ps1を反時計回りに引き付ける。すなわ
ち、第1磁極部21及び第2磁極部22と磁性ピン70
とは、ロータ10に対して共に反時計回りの磁気的付勢
力を及ぼす。したがって、ロータ10は、ストッパ50
により反時計回りの回転が規制されて、より確実に他端
位置θmaxに位置決め保持される。
【0045】上記実施形態においては、電磁アクチュエ
ータの一部をなす第1磁極部21及び第2磁極部22と
して、直線Lに対して線対称な配置構成を示したが、こ
れに限定されるものではなく、ロータ10を途中位置で
停止させるような磁気的付勢力を生じさせることができ
る限り、非対称な配置構成を採用してもよい。また、ス
トッパ40、50の位置を調整して、作動範囲(作動角
度θ)を相対的に移動させることにより、中間位置θm
がθ/2ではなく作動範囲の途中位置(θm>θ/2、
あるいは、θm<θ/2)に対応するようにしてもよ
い。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の電磁アクチ
ュエータによれば、ロータに4つの磁極からなるマグネ
ットを設け、このマグネットの外周面に対向して形成さ
れかつコイルへの通電時に互いに異なる磁極を生じる第
1磁極部及び第2磁極部を、非通電の状態において、作
動範囲の両端位置及び途中位置の3箇所にロータを停止
させるように磁気的付勢力を生じる複数の磁極片とした
ことにより、両端位置に加えて、特別な機械的停止機構
を用いることなく、磁気的付勢力だけでロータを途中位
置に停止させることができる。これにより、この電磁ア
クチュエータを、シャッタ羽根及び絞り羽根を備えたカ
メラのシャッタ装置等の駆動源として用いることで、装
置の簡略化、低コスト化、軽量化、小型化等を行なうこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電磁アクチュエータの一実施形態
を示す概略構成図である。
【図2】図1に示す電磁アクチュエータのロータが非通
電状態で停止する位置を示すものであり、(a)はロー
タが一端位置(初期位置)にある状態を示す図、(b)
はロータが中間位置(途中位置)にある状態を示す図、
(c)はロータが他端位置(最大回転位置)にある状態
を示す図である。
【図3】ロータに対する第1磁極部及び第2磁極部の配
置関係を示す図である。
【図4】電磁アクチュエータの動作を説明するためのも
のであり、(a)ないし(d)は、一端位置(初期位
置)から中間位置まで移動する際の状態図である。
【図5】電磁アクチュエータの動作を説明するためのも
のであり、(a)ないし(d)は、中間位置から他端位
置(最大回転位置)まで移動する際の状態図である。
【図6】本発明に係る電磁アクチュエータを搭載したカ
メラ用シャッタ装置を示す概略構成図である。
【図7】(a)はシャッタ羽根を示す平面図、(b)は
絞り羽根を示す平面図である。
【図8】シャッタ羽根及び絞り羽根が開口部を開放した
位置にある状態を示す平面図である。
【図9】絞り羽根が開口部を絞る位置にある状態を示す
平面図である。
【図10】絞り羽根が絞り位置にあり、シャッタ羽根が
開口部を閉鎖した位置にある状態を示す平面図である。
【図11】本発明に係る電磁アクチュエータの他の実施
形態を示すものであり、(a)はロータが一端位置(初
期位置)にある状態を示す図、(b)はロータが中間位
置(途中位置)にある状態を示す図、(c)はロータが
他端位置(最大回転位置)にある状態を示す図である。
【符号の説明】
10 ロータ 11 マグネット 12a 駆動ピン 20 ヨーク 21 第1磁極部 21a 磁極片(一対の磁極片の一方) 21b 磁極片(一対の磁極片の他方) 22 第2磁極部 22a 磁極片(一対の磁極片の一方) 22b 磁極片(一対の磁極片の他方) 30 コイル 40,50 ストッパ 60,70 磁性ピン 100 地板 100a 開口部 110 電磁アクチュエータ 120 シャッタ羽根 130 絞り羽根 140 スプリング θo 一端位置(初期位置) θmax 他端位置(最大回転位置) θm 中間位置(途中位置) C ロータの回転中心線 L 回転中心線と直交する直線 θ 作動角度 Pn1,Pn2,Ps1,Ps2 磁極(N極、S極)
の磁極中心 Pb1,Pb2,Pb3,Pb4 隣接する磁極同士の
境界部分

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の作動範囲を回動して駆動力を出力
    するロータ、磁路を形成するヨーク、励磁用のコイル、
    前記ヨークの両端部において前記ロータの外周面に対向
    するように形成されかつ前記コイルへの通電時に互いに
    異なる磁極を生じる第1磁極部及び第2磁極部、を備え
    た電磁アクチュエータであって、 前記ロータは、外周面を4等分するように、それぞれ2
    つのN極及びS極からなる4つの磁極に着磁されたマグ
    ネット、を有し、 前記第1磁極部及び前記第2磁極部は、非通電の状態に
    おいて、前記作動範囲の両端位置及び途中位置の3箇所
    の位置に前記ロータを停止させるべく、前記マグネット
    との間に磁気的付勢力を生じる複数の磁極片、を有す
    る、ことを特徴とする電磁アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記複数の磁極片は、前記ロータを前記
    両端位置に保持するべくストッパに向けて付勢する磁気
    的付勢力を生じるように、かつ、前記ロータを前記途中
    位置に保持するべく拮抗する磁気的付勢力を生じるよう
    に、形成されている、ことを特徴とする請求項1記載の
    電磁アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 前記第1磁極部と前記第2磁極部とは、
    所定の角度だけ離れて位置する一対の磁極片を、それぞ
    れ有し、 前記第1磁極部の一対の磁極片と前記第2磁極部の一対
    の磁極片とは、それぞれ、前記ロータの回転中心線と直
    交する直線に対して線対称に形成されている、ことを特
    徴とする請求項1又は2に記載の電磁アクチュエータ。
  4. 【請求項4】 前記第1磁極部の一対の磁極片及び前記
    第2磁極部の一対の磁極片は、前記ロータが前記途中位
    置にあるとき、前記マグネットの4つの磁極の磁極中心
    との間でそれぞれ磁気的付勢力を生じるように、かつ、
    前記ロータが前記両端位置にあるとき、前記第1磁極部
    の一対の磁極片及び前記第2磁極部の一対の磁極片のう
    ちそれぞれ一方の磁極片のみが、前記マグネットの2つ
    の磁極の磁極中心との間でそれぞれ磁気的付勢力を生じ
    るように、形成されている、ことを特徴とする請求項3
    記載の電磁アクチュエータ。
  5. 【請求項5】 前記コイルへの通電を制御する制御手段
    を有し、 前記制御手段は、前記ロータを前記途中位置に停止させ
    る際に、前記両端位置に停止させる際の通電時間よりも
    短いパルス通電を行なう、ことを特徴とする請求項1な
    いし4いずれかに記載の電磁アクチュエータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010008633A (ja) * 2008-06-26 2010-01-14 Nidec Copal Corp 電磁アクチュエータ及びカメラ用羽根駆動装置
JP2013148747A (ja) * 2012-01-20 2013-08-01 Canon Inc 光量制御装置
JP2013198247A (ja) * 2012-03-19 2013-09-30 Citizen Holdings Co Ltd ステップモータ
JP2016067156A (ja) * 2014-09-25 2016-04-28 日本電産コパル株式会社 電磁アクチュエータ、羽根駆動装置、及び該羽根駆動装置を備えたカメラ

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