JP6429556B2 - 電磁アクチュエータ、羽根駆動装置、及び該羽根駆動装置を備えたカメラ - Google Patents
電磁アクチュエータ、羽根駆動装置、及び該羽根駆動装置を備えたカメラ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6429556B2 JP6429556B2 JP2014195475A JP2014195475A JP6429556B2 JP 6429556 B2 JP6429556 B2 JP 6429556B2 JP 2014195475 A JP2014195475 A JP 2014195475A JP 2014195475 A JP2014195475 A JP 2014195475A JP 6429556 B2 JP6429556 B2 JP 6429556B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- magnetic pole
- arc surface
- electromagnetic actuator
- coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Shutters For Cameras (AREA)
- Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
Description
周方向に分割され異なる磁極に着磁された外周面を有し、かつ該外周面から突出して形成された駆動ピン(51d)を有するロータ(51)と、
励磁用のコイル(55)と、
略直線状に形成された第1腕部(52a〜54a)、及び湾曲して形成された第2腕部(52b〜54b)、を含むヨーク(52〜54)と、を備え、
前記ロータ(51)は、該ロータの回動により前記駆動ピン(51d)から駆動力が出力されるよう構成されており、
前記第1腕部(52a〜54a)は、前記ロータの外周面に対向する第1の円弧面を有する第1磁極部(52a´〜54a´)であって、前記コイルへの通電により第1の磁極が発生する第1磁極部(52a´〜54a´)を含み、
前記第2腕部(52b〜54b)は、前記ロータの外周面に対向する第2の円弧面を有する第2磁極部(52b´〜54b´)であって、前記コイルへの通電により前記第1の磁極とは異なる第2の磁極が発生する第2磁極部(52b´〜54b´)を含み、
前記第1の円弧面は、前記第2の円弧面と共通の円心を持ち、
前記第1の円弧面と前記ロータとの距離は、前記第2の円弧面と前記ロータとの距離よりも短い
ことを特徴とする電磁アクチュエータである。
前記第1の円弧面が、前記第2の円弧面よりも短い弧長を備える
ことを特徴とする上記の電磁アクチュエータである。
被写体光路用の開口部を有する地板(10)と、
前記開口部を開閉するべく前記地板に回動自在に指示された羽根(31及び32)と、
前記羽根を駆動する駆動源と、を備え、
前記駆動源は、上記の電磁アクチュエータである
ことを特徴とする羽根駆動装置である。
上記の電磁アクチュエータを備えるカメラである。
1.実施形態
(1)羽根駆動装置の構成例
(2)動作例
2.補足事項
3.本発明の特徴
本実施形態の電磁アクチュエータの特徴のひとつは、ヨークの第1磁極部と第2磁極部とにおいて、第1磁極部の円弧面とロータとの距離が、第2磁極部の円弧面とロータとの距離よりも短くなっており、かつ、これらの円弧面を形成する円が共通の円心となっている点である。これによって、ディテントトルクを強化しつつ、第1磁極部とロータとの間で発生する磁力と、第2磁極部とロータとの間で発生する磁力とのバランスを取ることなどを可能にするものである。以下、具体的に説明する。
図2は、電磁アクチュエータを含む羽根駆動装置を押え板側から見た平面図である。
図3は、電磁アクチュエータを含む羽根駆動装置を、図2のB−Bの位置で見た断面図である。
図4は、上側ヨーク54の斜視図である。
図5は、組み立てられた状態のヨーク(下側ヨーク52、中ヨーク53、及び上側ヨーク54)、及びロータ51の斜視図である。
図6は、回動するときのロータ51及びヨークを示す平面図である。
図7は、シャッタ羽根31及び32が動作するときの羽根駆動装置の平面図である。
図1に示されるように、本実施形態の羽根駆動装置(シャッタ装置とも呼ばれる)は、地板10、口径板20、シャッタ羽根31及び32、羽根押え板40、ロータ51、下側ヨーク52、中ヨーク53、上側ヨーク54、コイル55、並びに押え板56を含んで構成される。本実施形態では、ロータ51、下側ヨーク52、中ヨーク53、上側ヨーク54、及びコイル55を含む構成を電磁アクチュエータと呼ぶ。また、地板10は基板と呼ばれることもある。
地板10は、図1乃至図3に示されるように、円形をなす被写体光路用の開口部10a、ロータ51を回動自在に支持する支軸11などを備える。また、後述するように、地板10の支軸11を備える面と反対の面には、シャッタ羽根31及び32を回動自在に支持する支軸12a及び12bなどを備える(図7参照)。
口径板20は、図1及び図3に示されるように、開口部20aにより、羽根駆動装置における開口を所定の口径にするため、地板10とシャッタ羽根31及び32との間に配置される。
シャッタ羽根31及び32は、組み合わされることによって一対のシャッタ羽根対を構成する。図1及び図7に示されるように、シャッタ羽根31及び32は、それぞれ支軸12a及び12bが挿入される円孔31a及び32a、並びに駆動ピン51dが挿入される長孔31b及び32bを備える。シャッタ羽根31及び32は、駆動ピン51dの移動によって、互いに近づいて開口部20aを閉鎖し、または互いに遠ざかり開口部20aを開放するような開閉動作を行う(図7参照)。この動作については後述する。
羽根押え板40は、図1及び図3に示されるように、開口部40aを備えており、地板10と共に、口径板20並びにシャッタ羽根31及び32を挟むように配置される。羽根押え板40は、所定の間隔をおいてネジ等により地板10と連結され、シャッタ羽根31及び32を回動自在に収容する羽根室を画定する。
上記のとおり、本実施形態の電磁アクチュエータは、ロータ51、下側ヨーク52、中ヨーク53、上側ヨーク54、及びコイル55を含む。
ロータ51は、図1、図3、図5、及び図6に示されるように、円筒状に形成され、支軸11が通される貫通孔51a、外周面51b、及び該外周面51bから径方向外側に突出してさらに地板側に伸長されて形成された駆動ピン51dを備える。また、ロータ51は、図6に示されるように、ヨーク52〜54の第1腕部と第2腕部とにそれぞれ対向する箇所が互いに異なる極性になるよう、所定の境界面を境に二分されて着磁される。本実施形態では、ロータ51は、ヨーク52〜54の第1腕部52a〜54aに対向する第1磁極部52a´〜54a´がN極に、ヨーク52〜54の第2腕部52b〜54bに対向する第2磁極部52b´〜54b´がS極に、それぞれ着磁される。駆動ピン51dは合成樹脂により形成され、接着剤により外周面51bに取り付けられる。なお、駆動ピン51dは必ずしも合成樹脂である必要はなく、他の材料により形成されてもよい。
駆動ピン51dは、ロータ51の回転駆動力を外部に伝達すると共に、ヨーク52〜54との間で磁気的吸引力及び磁気的反発力を生じるよう作用する。本実施形態では、駆動ピン51dは、回転駆動力をシャッタ羽根31及び32に対して伝達するよう構成される。
本実施形態の電磁アクチュエータは、下側ヨーク52、中ヨーク53、及び上側ヨーク54からなる複数のヨークを含んで構成される。本実施形態に含まれるこれらのヨークは、いずれも同じ形状である。これらのヨークは、必ず3つのヨークが組になる必要はなく、1つのヨークであってもよいし、2以上のヨークが組とされてもよい。
コイル55は、押え板56の切欠き56aに巻回され、図2及び図6に示されるように、下側ヨーク52、中ヨーク53、及び上側ヨーク54が重ね合わされた状態で、第2腕部52a〜54aを覆うよう配置される。コイル55は、該コイル55に外部から所定の電力が供給されることで励磁され、これによってヨーク52〜54を電磁的に着磁可能に構成される。なお、図6では押え板56の図示が省略されている。
押え板56は、図1に示されるように、コイル55の収容スペースを画定する切欠き56a、端子56b及び56c、並びに凸部56dを備える。
次に、上記構成の羽根駆動装置における電磁アクチュエータの動作について、図6及び図7を参照しながら具体的に説明する。以下の説明では、上側ヨーク54の着磁状態を例に挙げて説明するが、下側ヨーク52及び中ヨーク53についても同様の着磁状態となる。
以上、本発明の実施形態についての具体的な説明を行った。上記説明は、あくまで一実施形態としての説明であって、本発明の範囲はこの一実施形態に留まらず、当業者が把握可能な範囲にまで広く解釈されるものである。
以上、説明したような構成の電磁アクチュエータ及び羽根駆動装置は、以下のような特徴を備える。
10a…開口部
10b、10c…羽根ストッパ
20…口径板
20a…開口部
31、32…シャッタ羽根
40…羽根押え板
40a…開口部
51…ロータ
51a…貫通孔
51b…外周面
51d…駆動ピン
52…下側ヨーク
53…中ヨーク
54…上側ヨーク
52a、53a、54a…第1腕部
52a´、53a´、54a´…第1磁極部
52a´´、53a´´、54a´´…第1の円弧面
52b、53b、54b…第2腕部
52b´、54b´、54b´…第2磁極部
52b´´、53b´´、54b´´…第2の円弧面
54d、54e…張出部
55…コイル
56…押え板
Claims (3)
- 周方向に分割され異なる磁極に着磁された外周面を有し、かつ該外周面から突出して形成された駆動ピンを有するロータと、
励磁用のコイルと、
略直線状に形成された第1腕部、及び湾曲して形成された第2腕部、を含むヨークと、を備え、
前記ロータは、該ロータの回動により前記駆動ピンから駆動力が出力されるよう構成されており、
前記第1腕部は、前記ロータの外周面に対向する第1の円弧面を有する第1磁極部であって、前記コイルへの通電により第1の磁極が発生する第1磁極部を含み、
前記第2腕部は、前記ロータの外周面に対向する第2の円弧面を有する第2磁極部であって、前記コイルへの通電により前記第1の磁極とは異なる第2の磁極が発生する第2磁極部を含み、
前記第1の円弧面は、前記第2の円弧面と共通の円心を持ち、前記第2の円弧面よりも短い弧長を有しており、
前記第1の円弧面と前記ロータとの距離は、前記第2の円弧面と前記ロータとの距離よりも短い
ことを特徴とする電磁アクチュエータ。 - 被写体光路用の開口部を有する地板と、
前記開口部を開閉するべく前記地板に回動自在に支持された羽根と、
前記羽根を駆動する駆動源と、を備え、
前記駆動源は、請求項1に記載の電磁アクチュエータである
ことを特徴とする羽根駆動装置。 - 請求項1に記載の電磁アクチュエータを備えたカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014195475A JP6429556B2 (ja) | 2014-09-25 | 2014-09-25 | 電磁アクチュエータ、羽根駆動装置、及び該羽根駆動装置を備えたカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014195475A JP6429556B2 (ja) | 2014-09-25 | 2014-09-25 | 電磁アクチュエータ、羽根駆動装置、及び該羽根駆動装置を備えたカメラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016067156A JP2016067156A (ja) | 2016-04-28 |
JP6429556B2 true JP6429556B2 (ja) | 2018-11-28 |
Family
ID=55805992
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014195475A Active JP6429556B2 (ja) | 2014-09-25 | 2014-09-25 | 電磁アクチュエータ、羽根駆動装置、及び該羽根駆動装置を備えたカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6429556B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2528239Y2 (ja) * | 1989-07-28 | 1997-03-05 | セイコープレシジョン株式会社 | セクタ開閉装置 |
JP4105878B2 (ja) * | 2002-03-13 | 2008-06-25 | 日本電産コパル株式会社 | 電磁アクチュエータ |
-
2014
- 2014-09-25 JP JP2014195475A patent/JP6429556B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016067156A (ja) | 2016-04-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2012111658A1 (ja) | ロータリーソレノイド | |
JP5497390B2 (ja) | カメラ用シャッタ | |
JP4869855B2 (ja) | 電磁アクチュエータ及びカメラ用羽根駆動装置 | |
JP6429556B2 (ja) | 電磁アクチュエータ、羽根駆動装置、及び該羽根駆動装置を備えたカメラ | |
JP4533024B2 (ja) | 駆動装置及び光量調節装置 | |
JP2017129820A (ja) | 羽根駆動装置、フォーカルプレンシャッタ、及び撮像装置 | |
JP6421006B2 (ja) | 電磁アクチュエータ、羽根駆動装置、及び該羽根駆動装置を備えたカメラ | |
JP6367663B2 (ja) | 電磁アクチュエータ、羽根駆動装置、及び該羽根駆動装置を備えたカメラ | |
JP2016144276A (ja) | 電磁アクチュエータ、羽根駆動装置、及びカメラ | |
JP2009212372A (ja) | 電磁アクチュエータ及びこれを用いた電力用開閉装置 | |
JP2016182011A (ja) | 電磁アクチュエータ、羽根駆動装置、及びカメラ | |
JP2012175735A (ja) | ロータリーソレノイド | |
JP4105878B2 (ja) | 電磁アクチュエータ | |
JP2009069733A (ja) | 電磁アクチュエータ及びカメラ用羽根駆動装置 | |
JP5323379B2 (ja) | 電磁アクチュエータ及びカメラ用羽根駆動装置 | |
JP6788541B2 (ja) | マルチポジション型往復回転アクチュエータ | |
JP6322055B2 (ja) | 双安定移動装置 | |
JP2007151354A (ja) | 電磁アクチュエータ及びカメラ用羽根駆動装置 | |
JP2016163419A (ja) | 電磁アクチュエータ、羽根駆動装置、及びカメラ | |
JP5001060B2 (ja) | 電磁アクチュエータ及びカメラ用羽根駆動装置 | |
WO2021215033A1 (ja) | シンクロナスモーターおよびモーターアッセンブリ | |
JP2013029730A (ja) | 電磁アクチュエータ及びカメラ用羽根駆動装置 | |
JP2004320932A (ja) | 電磁式アクチュータ及びこれを用いた露光量調節部材 | |
JP2013153098A (ja) | ロータリーソレノイド | |
JP2005094932A (ja) | モータ駆動装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170517 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180227 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180228 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20180424 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180509 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181002 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181030 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6429556 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |