JP2003272881A - ランプ点灯装置及びそれを用いたプロジェクタ - Google Patents
ランプ点灯装置及びそれを用いたプロジェクタInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 放電ランプの駆動電流においてオーバーシュ
ートやリンギング等が発生するのを抑制し、かつその立
上り、立下り時間を映像処理時間に比較して十分に短く
できるようなランプ点灯装置及びこれを用いたプロジェ
クタを提供する。 【解決手段】 本発明に係るランプ点灯装置は、直流電
圧を交流電圧に変換し放電ランプの駆動を行うAC駆動
回路50と、AC駆動回路50に接続され放電ランプ8
0の起動時に放電ランプに高電圧を印加するイグナイタ
回路70とを有し、AC駆動回路の出力端と放電ランプ
80との電流経路間に介在されるインダクターLa、L
b、Lcのインダクタンスを可変する可変手段(SW
2、SW3、SW4、SW5)を設けている。
ートやリンギング等が発生するのを抑制し、かつその立
上り、立下り時間を映像処理時間に比較して十分に短く
できるようなランプ点灯装置及びこれを用いたプロジェ
クタを提供する。 【解決手段】 本発明に係るランプ点灯装置は、直流電
圧を交流電圧に変換し放電ランプの駆動を行うAC駆動
回路50と、AC駆動回路50に接続され放電ランプ8
0の起動時に放電ランプに高電圧を印加するイグナイタ
回路70とを有し、AC駆動回路の出力端と放電ランプ
80との電流経路間に介在されるインダクターLa、L
b、Lcのインダクタンスを可変する可変手段(SW
2、SW3、SW4、SW5)を設けている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はランプ点灯装置及び
これを用いたプロジェクタに関し、特に、液晶デバイス
やDMD(Digital Mirror Devic
e)を用いたプロジェクタに用いられる放電ランプの点
灯装置に関する。
これを用いたプロジェクタに関し、特に、液晶デバイス
やDMD(Digital Mirror Devic
e)を用いたプロジェクタに用いられる放電ランプの点
灯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶デバイスやDMDを用いて画像を光
学的に投射し表示させるプロジェクタの光源として、キ
セノンランプ、メタルハライドランプ、超高圧水銀ラン
プなどの放電ランプが用いられている。これらの放電ラ
ンプは、そのガスや金属によって分光分布、輝度分布、
配光分布、電気特性等を異にし、プロジェクタの設計仕
様に適したランプが選択される。また、放電ランプの電
極は、ショートアークランプが望ましく、これは非常に
高い放射輝度を発生することによる。
学的に投射し表示させるプロジェクタの光源として、キ
セノンランプ、メタルハライドランプ、超高圧水銀ラン
プなどの放電ランプが用いられている。これらの放電ラ
ンプは、そのガスや金属によって分光分布、輝度分布、
配光分布、電気特性等を異にし、プロジェクタの設計仕
様に適したランプが選択される。また、放電ランプの電
極は、ショートアークランプが望ましく、これは非常に
高い放射輝度を発生することによる。
【0003】一般に放電ランプを点灯させるには、
(1)ランプ起動時にランプ電極間に高電圧を印加して
絶縁破壊を起こし放電路を形成するステップ、(2)ラ
ンプの電極間にグロー放電電流を流しアーク放電に移行
させるステップ、(3)アーク放電を安定化させそれを
維持するステップを必要とする。このため、放電ランプ
を点灯させる点灯装置は、放電ランプの起動を行うイグ
ナイタ回路と放電ランプへ安定的に電力を供給する回路
とを含んで構成される。
(1)ランプ起動時にランプ電極間に高電圧を印加して
絶縁破壊を起こし放電路を形成するステップ、(2)ラ
ンプの電極間にグロー放電電流を流しアーク放電に移行
させるステップ、(3)アーク放電を安定化させそれを
維持するステップを必要とする。このため、放電ランプ
を点灯させる点灯装置は、放電ランプの起動を行うイグ
ナイタ回路と放電ランプへ安定的に電力を供給する回路
とを含んで構成される。
【0004】図6は従来のプロジェクタに用いられる一
般的なランプ点灯方式の一構成例を示すブロック図であ
る。同図において、ランプ点灯装置は、交流電源210
からの交流電圧を整流・平滑化する整流・平滑化回路2
20、放電ランプ280に安定的な電力を供給する電力
供給回路230、電力供給回路230の電力供給を制御
するPWM制御回路240、放電ランプ280をAC駆
動するAC駆動回路250、各部の制御を行う制御回路
部260、および放電ランプ280の起動(若しくは点
火)を行うためのイグナイタ回路270を含む。
般的なランプ点灯方式の一構成例を示すブロック図であ
る。同図において、ランプ点灯装置は、交流電源210
からの交流電圧を整流・平滑化する整流・平滑化回路2
20、放電ランプ280に安定的な電力を供給する電力
供給回路230、電力供給回路230の電力供給を制御
するPWM制御回路240、放電ランプ280をAC駆
動するAC駆動回路250、各部の制御を行う制御回路
部260、および放電ランプ280の起動(若しくは点
火)を行うためのイグナイタ回路270を含む。
【0005】交流電源210からの交流電圧は整流・平
滑化回路210により直流電圧に変換され、この直流電
圧は、PWM制御回路240の制御により電力供給回路
230において昇圧または降圧される。電力供給回路2
30の出力端はAC駆動回路250に接続され、制御部
260は、PWM制御回路240およびAC駆動回路2
50を制御し、放電ランプ280を起動させかつAC駆
動させる。
滑化回路210により直流電圧に変換され、この直流電
圧は、PWM制御回路240の制御により電力供給回路
230において昇圧または降圧される。電力供給回路2
30の出力端はAC駆動回路250に接続され、制御部
260は、PWM制御回路240およびAC駆動回路2
50を制御し、放電ランプ280を起動させかつAC駆
動させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ランプ点灯装置には次のような課題がある。図7に図6
のイグナイタ回路270の回路例を示す。放電ランプ2
80の起動時、PWM制御回路240によって制御され
た電力供給回路230は約250ないし370ボルトの
電圧を供給し、この電圧はAC駆動回路250を介して
イグナイタ回路270に供給される。AC駆動回路25
0の高電位側出力からダイオード271を介してコンデ
ンサ272に電流が蓄積され、この電圧が一定値を超え
るとトリガー素子273が導通し、トランス274の一
次側コイルに電流が流され、これによって二次側コイル
に発生された電流がダイオード275を介してコンデン
サ276に充電される。コンデンサ276の電圧がバリ
スタ277のしきい値を越えると、トランス278の一
次側コイルに電流が流れ、これによって二次側コイルに
非常に高い十数キロボルトの電圧が発生され、これと直
列に接続された放電ランプ280の端子間に絶縁破壊が
生じ、グロー放電が開始される。
ランプ点灯装置には次のような課題がある。図7に図6
のイグナイタ回路270の回路例を示す。放電ランプ2
80の起動時、PWM制御回路240によって制御され
た電力供給回路230は約250ないし370ボルトの
電圧を供給し、この電圧はAC駆動回路250を介して
イグナイタ回路270に供給される。AC駆動回路25
0の高電位側出力からダイオード271を介してコンデ
ンサ272に電流が蓄積され、この電圧が一定値を超え
るとトリガー素子273が導通し、トランス274の一
次側コイルに電流が流され、これによって二次側コイル
に発生された電流がダイオード275を介してコンデン
サ276に充電される。コンデンサ276の電圧がバリ
スタ277のしきい値を越えると、トランス278の一
次側コイルに電流が流れ、これによって二次側コイルに
非常に高い十数キロボルトの電圧が発生され、これと直
列に接続された放電ランプ280の端子間に絶縁破壊が
生じ、グロー放電が開始される。
【0007】放電ランプ280の起動(点火)後、電力
供給回路230の出力端はランプ放電初期電圧に降圧さ
れ、その直流電圧はAC駆動回路250によって交流電
圧に変換され、放電ランプ280のAC駆動が行われ
る。AC駆動回路250の出力端と放電ランプ280と
の間の電流通路内には、ノイズを除去するための一対の
インダクターLaと、AC駆動時に放電ランプ280を
消え難くするために電力を蓄えるインダクターLbと、
トランス278の二次側コイルLcが介在する。これら
のインダクターLa、Lb、Lcの介在により、図8に
示すように放電ランプ280のランプ駆動電流にオーバ
ーシュートやリンギング291、292が発生してしま
う。さらに、ランプ駆動電流の立上りと立下り期間Td
が長くなるため、放電ランプの光量に明暗が発生し、こ
の状態でプロジェクタの光源に用いた場合には、投影画
像にチラツキが発生したり、またプロジェクタの映像同
期信号H、Vとの関係で、映像にビート等の映像ノイズ
が生じたり、グレースケールにおいてはスムースな階調
等を再現することができなかった。
供給回路230の出力端はランプ放電初期電圧に降圧さ
れ、その直流電圧はAC駆動回路250によって交流電
圧に変換され、放電ランプ280のAC駆動が行われ
る。AC駆動回路250の出力端と放電ランプ280と
の間の電流通路内には、ノイズを除去するための一対の
インダクターLaと、AC駆動時に放電ランプ280を
消え難くするために電力を蓄えるインダクターLbと、
トランス278の二次側コイルLcが介在する。これら
のインダクターLa、Lb、Lcの介在により、図8に
示すように放電ランプ280のランプ駆動電流にオーバ
ーシュートやリンギング291、292が発生してしま
う。さらに、ランプ駆動電流の立上りと立下り期間Td
が長くなるため、放電ランプの光量に明暗が発生し、こ
の状態でプロジェクタの光源に用いた場合には、投影画
像にチラツキが発生したり、またプロジェクタの映像同
期信号H、Vとの関係で、映像にビート等の映像ノイズ
が生じたり、グレースケールにおいてはスムースな階調
等を再現することができなかった。
【0008】特に、単板式DLPを用いたプロジェクタ
において、放電ランプ280のAC駆動のタイミング
は、放電ランプの白色光からR、G、B(又はRGB
W)の波長の光を取り出すタイミングと同期させる必要
がある。つまり、R、G、Bのカラーフィルターを配列
したカラーホイールを回転させ、これに放電ランプから
の白色光を入射させるとき、カラーフィルターの境界に
おいて必ずしもR、G、Bの純粋な波長が得られず混在
した波長が存在するため、この境界部分とランプ駆動電
流の極性を反転させるタイミングとを同期させている。
このため、ランプ駆動電流にオーバーシュートやリンギ
ングが生じたり、あるいはインダクターによる駆動電流
の立上りや立下りの時間が長いと、その期間において有
効な光量として使用できない等不便であった。また、ラ
ンプ駆動周波数をカラーフィルター等と同期させる必要
があるため、ランプの最適駆動周波数に合わせることが
できなく、ランプ寿命の短命化やアークのチラツキ等が
発生するといった不都合があった。
において、放電ランプ280のAC駆動のタイミング
は、放電ランプの白色光からR、G、B(又はRGB
W)の波長の光を取り出すタイミングと同期させる必要
がある。つまり、R、G、Bのカラーフィルターを配列
したカラーホイールを回転させ、これに放電ランプから
の白色光を入射させるとき、カラーフィルターの境界に
おいて必ずしもR、G、Bの純粋な波長が得られず混在
した波長が存在するため、この境界部分とランプ駆動電
流の極性を反転させるタイミングとを同期させている。
このため、ランプ駆動電流にオーバーシュートやリンギ
ングが生じたり、あるいはインダクターによる駆動電流
の立上りや立下りの時間が長いと、その期間において有
効な光量として使用できない等不便であった。また、ラ
ンプ駆動周波数をカラーフィルター等と同期させる必要
があるため、ランプの最適駆動周波数に合わせることが
できなく、ランプ寿命の短命化やアークのチラツキ等が
発生するといった不都合があった。
【0009】そこで本発明は上記従来技術の課題を解決
し、放電ランプのAC駆動時においてランプ駆動電流の
オーバーシュートやリンギング等を最小限にし、その立
上りと立下りとの時間を映像処理時間に比較して十分に
短くできるようなランプ点灯装置およびこれを用いたプ
ロジェクタを提供することを目的とする。さらに本発明
は、映像信号についての画像処理時間やカラーフィルタ
ーとランプ周波数との同期を必要としないランプ点灯装
置及びこれを用いたプロジェクタを提供することを目的
とする。さらに本発明は、放電ランプのAC駆動電圧の
立上りおよび立下り時間を短くすることによりランプ駆
動周波数を高周波化することが可能で、かつカラーホイ
ールの回転タイミングと同期が不要なランプ点灯装置お
よびこれを用いたプロジェクタを提供することを目的と
する。
し、放電ランプのAC駆動時においてランプ駆動電流の
オーバーシュートやリンギング等を最小限にし、その立
上りと立下りとの時間を映像処理時間に比較して十分に
短くできるようなランプ点灯装置およびこれを用いたプ
ロジェクタを提供することを目的とする。さらに本発明
は、映像信号についての画像処理時間やカラーフィルタ
ーとランプ周波数との同期を必要としないランプ点灯装
置及びこれを用いたプロジェクタを提供することを目的
とする。さらに本発明は、放電ランプのAC駆動電圧の
立上りおよび立下り時間を短くすることによりランプ駆
動周波数を高周波化することが可能で、かつカラーホイ
ールの回転タイミングと同期が不要なランプ点灯装置お
よびこれを用いたプロジェクタを提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係るランプ
点灯装置は、直流電圧を交流電圧に変換し該交流電圧に
より放電ランプの駆動を行う駆動回路と、前記駆動回路
に接続され前記放電ランプの起動時に前記放電ランプに
高電圧を印加するイグナイタ回路とを有し、放電ランプ
の起動後に前記駆動回路の出力端と前記放電ランプとの
間の電流通路内に介在される少なくとも一つのインダク
ターのインダクタンスを可変する可変手段を設けたもの
である。
点灯装置は、直流電圧を交流電圧に変換し該交流電圧に
より放電ランプの駆動を行う駆動回路と、前記駆動回路
に接続され前記放電ランプの起動時に前記放電ランプに
高電圧を印加するイグナイタ回路とを有し、放電ランプ
の起動後に前記駆動回路の出力端と前記放電ランプとの
間の電流通路内に介在される少なくとも一つのインダク
ターのインダクタンスを可変する可変手段を設けたもの
である。
【0011】前記可変手段は、インダクターと並列に接
続されたスイッチ手段を含み、該スイッチ手段によりイ
ンダクターをショートすることであってもよく、また、
例えばインダクターのコア(鉄心)を移動させて前記イ
ンダクターのインダクタンスを変化させるものであって
もよい。好ましくは、前記可変手段は、前記少なくとも
一つのインダクターを前記放電ランプの定格電流の約2
/3で飽和させるようにしても良く、これによってラン
プ電流の立ち上りと立下りを滑らかにすることができ
る。
続されたスイッチ手段を含み、該スイッチ手段によりイ
ンダクターをショートすることであってもよく、また、
例えばインダクターのコア(鉄心)を移動させて前記イ
ンダクターのインダクタンスを変化させるものであって
もよい。好ましくは、前記可変手段は、前記少なくとも
一つのインダクターを前記放電ランプの定格電流の約2
/3で飽和させるようにしても良く、これによってラン
プ電流の立ち上りと立下りを滑らかにすることができ
る。
【0012】前記駆動回路の出力端と前記放電ランプと
の電流通路間には、以下のインダクターが含まれても良
い。イグナイタ回路の高電圧を発生させるためのインダ
クター、ノイズを除去するためのインダクター、放電ラ
ンプのAC駆動時に電力を蓄積可能なインダクター、共
振回路を構成するような共振用インダクター、あるいは
放電ランプの定格電流の約2/3で飽和される飽和イン
ダクターであり、これらのすべてを含むものであっても
良いし、一部を含むものであっても良い。
の電流通路間には、以下のインダクターが含まれても良
い。イグナイタ回路の高電圧を発生させるためのインダ
クター、ノイズを除去するためのインダクター、放電ラ
ンプのAC駆動時に電力を蓄積可能なインダクター、共
振回路を構成するような共振用インダクター、あるいは
放電ランプの定格電流の約2/3で飽和される飽和イン
ダクターであり、これらのすべてを含むものであっても
良いし、一部を含むものであっても良い。
【0013】第2の発明に係るランプ点灯装置は、直流
電圧を交流電圧に変換し該交流電圧により放電ランプの
駆動を行う駆動回路と、前記駆動回路に接続され前記放
電ランプの起動時に前記放電ランプに高電圧を印加する
イグナイタ回路とを有し、前記駆動回路の出力端と前記
放電ランプとの電流経路間に前記放電ランプと直列に接
続される複数のインダクターが介在され、放電ランプの
起動後に前記複数のインダクターの少なくとも1つのイ
ンダクターのインダクタンスを可変する可変手段を設け
て構成される。
電圧を交流電圧に変換し該交流電圧により放電ランプの
駆動を行う駆動回路と、前記駆動回路に接続され前記放
電ランプの起動時に前記放電ランプに高電圧を印加する
イグナイタ回路とを有し、前記駆動回路の出力端と前記
放電ランプとの電流経路間に前記放電ランプと直列に接
続される複数のインダクターが介在され、放電ランプの
起動後に前記複数のインダクターの少なくとも1つのイ
ンダクターのインダクタンスを可変する可変手段を設け
て構成される。
【0014】前記イグナイタ回路は、高電圧を発生させ
るためのインダクターを有し、前記インダクターを前記
放電ランプと直列に接続しても良い。また前記イグナイ
タ回路は、複数組のトランスを有し、前記複数組のトラ
ンスの二次側コイルを放電ランプに接続させても良い。
好ましくは、前記可変手段は、インダクターを短絡させ
るためのスイッチを含む。
るためのインダクターを有し、前記インダクターを前記
放電ランプと直列に接続しても良い。また前記イグナイ
タ回路は、複数組のトランスを有し、前記複数組のトラ
ンスの二次側コイルを放電ランプに接続させても良い。
好ましくは、前記可変手段は、インダクターを短絡させ
るためのスイッチを含む。
【0015】第3の発明に係るプロジェクタは、ランプ
と、前記ランプを点灯させるためのランプ点灯装置と、
前記ランプからの光を少なくともR、G、Bの波長を有
する光に分別する分別手段と、前記分別手段からの光を
変調する変調手段と、前記変調手段によって変調された
光を投射する投射手段とを備える。前記ランプ点灯装置
は、直流電圧を交流電圧に変換しランプのAC駆動を行
う駆動回路と、ランプの起動後に前記ランプの起動時に
高電圧を印加するイグナイタ回路と、前記駆動回路の出
力と前記ランプとの間に介在される少なくとも一つのイ
ンダクターのインダクタンスを可変する可変手段とを有
するように構成される。
と、前記ランプを点灯させるためのランプ点灯装置と、
前記ランプからの光を少なくともR、G、Bの波長を有
する光に分別する分別手段と、前記分別手段からの光を
変調する変調手段と、前記変調手段によって変調された
光を投射する投射手段とを備える。前記ランプ点灯装置
は、直流電圧を交流電圧に変換しランプのAC駆動を行
う駆動回路と、ランプの起動後に前記ランプの起動時に
高電圧を印加するイグナイタ回路と、前記駆動回路の出
力と前記ランプとの間に介在される少なくとも一つのイ
ンダクターのインダクタンスを可変する可変手段とを有
するように構成される。
【0016】好ましくは、前記駆動回路の動作は前記分
別手段と非同期に行われる。前記分別手段は、例えば少
なくともR、G、Bの波長の光を選択可能なカラーフィ
ルターを備えたカラーホイールである。前記変調手段
は、液晶デバイスあるいはDMDを用いることができ、
ランプは、キセノンランプ、メタルハライドランプ、あ
るいは水銀ランプなどの放電ランプを用いることができ
る。
別手段と非同期に行われる。前記分別手段は、例えば少
なくともR、G、Bの波長の光を選択可能なカラーフィ
ルターを備えたカラーホイールである。前記変調手段
は、液晶デバイスあるいはDMDを用いることができ、
ランプは、キセノンランプ、メタルハライドランプ、あ
るいは水銀ランプなどの放電ランプを用いることができ
る。
【0017】本発明によれば、駆動回路の出力と放電ラ
ンプとの間の電流通路内に介在されるインダクターのイ
ンダクタンスを可変するようにしたので、放電ランプの
AC駆動時においてランプ駆動電流からインダクターに
よるオーバーシュートやリンギングの発生を抑制するこ
とができ、さらに、ランプ駆動電流の立上がりと立ち下
がり間の時間を短縮することができる。これによって、
放電ランプの光量の明暗を抑制し光量を有効に使用する
ことができ、プロジェクタとしても鮮明な映像を映し出
すことができる。さらに、駆動電流の立下り・立上り時
間を短縮できるので、放電ランプのAC駆動周波数を高
周波化することが可能となり、より放電ランプの光量の
均一化を図ることが可能となる。
ンプとの間の電流通路内に介在されるインダクターのイ
ンダクタンスを可変するようにしたので、放電ランプの
AC駆動時においてランプ駆動電流からインダクターに
よるオーバーシュートやリンギングの発生を抑制するこ
とができ、さらに、ランプ駆動電流の立上がりと立ち下
がり間の時間を短縮することができる。これによって、
放電ランプの光量の明暗を抑制し光量を有効に使用する
ことができ、プロジェクタとしても鮮明な映像を映し出
すことができる。さらに、駆動電流の立下り・立上り時
間を短縮できるので、放電ランプのAC駆動周波数を高
周波化することが可能となり、より放電ランプの光量の
均一化を図ることが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の第1
の実施の形態に係るランプ点灯装置の回路を示す図であ
る。第1の実施の形態に係るランプ点灯装置は、いわゆ
るAC点灯方式であり、交流電源10からの交流電圧を
整流・平滑化する整流・平滑化回路20と、平滑化され
た直流電圧を降圧し放電ランプへの電力を供給する電力
供給回路30と、電力供給回路30の電力供給を制御す
るPWM制御回路40と、電力供給回路30から供給さ
れる直流電圧を交流電圧に変換しこれによって放電ラン
プのAC駆動を行うAC駆動回路50と、各回路を制御
する制御部60と、放電ランプの起動時に高電圧を放電
ランプに印加するイグナイタ回路70と、放電ランプ8
0とを含む。好ましくは、ランプ点灯装置は、液晶デバ
イスやDLPデバイスを利用したプロジェクタの光源部
に用いられ、放電ランプには、キセノンランプ、メタル
ハライドランプ、超高圧水銀ランプなど使用される。
て図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の第1
の実施の形態に係るランプ点灯装置の回路を示す図であ
る。第1の実施の形態に係るランプ点灯装置は、いわゆ
るAC点灯方式であり、交流電源10からの交流電圧を
整流・平滑化する整流・平滑化回路20と、平滑化され
た直流電圧を降圧し放電ランプへの電力を供給する電力
供給回路30と、電力供給回路30の電力供給を制御す
るPWM制御回路40と、電力供給回路30から供給さ
れる直流電圧を交流電圧に変換しこれによって放電ラン
プのAC駆動を行うAC駆動回路50と、各回路を制御
する制御部60と、放電ランプの起動時に高電圧を放電
ランプに印加するイグナイタ回路70と、放電ランプ8
0とを含む。好ましくは、ランプ点灯装置は、液晶デバ
イスやDLPデバイスを利用したプロジェクタの光源部
に用いられ、放電ランプには、キセノンランプ、メタル
ハライドランプ、超高圧水銀ランプなど使用される。
【0019】電力供給回路30は、MOSトランジスタ
31、パルストランス32、ダイオード33、インダク
ター(コイル)34、コンデンサ35等を含む。MOS
トランジスタ31のゲートはパルストランス32の二次
側コイルに接続され、その一次側コイルはPWM制御回
路30のPWM出力信号41に接続される。PWM出力
信号41から出力されるパルス信号に応答してMOSト
ランジスタ21のオン・オフが制御され、直流電圧の降
圧が行われる。インダクター34及びコンデンサ35
は、変圧された直流電圧から脈動する成分を取り除き平
滑化された直流電圧を供給する。
31、パルストランス32、ダイオード33、インダク
ター(コイル)34、コンデンサ35等を含む。MOS
トランジスタ31のゲートはパルストランス32の二次
側コイルに接続され、その一次側コイルはPWM制御回
路30のPWM出力信号41に接続される。PWM出力
信号41から出力されるパルス信号に応答してMOSト
ランジスタ21のオン・オフが制御され、直流電圧の降
圧が行われる。インダクター34及びコンデンサ35
は、変圧された直流電圧から脈動する成分を取り除き平
滑化された直流電圧を供給する。
【0020】PWM制御回路40は、コントロールユニ
ット42、電力演算回路43、増幅回路44を含む。コ
ントロールユニット42は、スイッチSW1を閉じるこ
とによって動作を開始し、スイッチSW1は制御部60
からの制御信号61によって制御される。増幅回路44
の入力は、電流検出用の抵抗R1の一端に接続され電力
供給回路30におけるランプ電流を検知し、これを電力
演算回路43へ出力する。また電力演算回路43の他方
の入力には、電源ライン間を抵抗R2、R3で分割して
検出されたランプ電圧が入力される。コントロールユニ
ット42は、電力演算回路43によって演算された電力
情報に基づき放電ランプ80の動作に必要な電力が供給
されるように電力供給回路30を制御する。
ット42、電力演算回路43、増幅回路44を含む。コ
ントロールユニット42は、スイッチSW1を閉じるこ
とによって動作を開始し、スイッチSW1は制御部60
からの制御信号61によって制御される。増幅回路44
の入力は、電流検出用の抵抗R1の一端に接続され電力
供給回路30におけるランプ電流を検知し、これを電力
演算回路43へ出力する。また電力演算回路43の他方
の入力には、電源ライン間を抵抗R2、R3で分割して
検出されたランプ電圧が入力される。コントロールユニ
ット42は、電力演算回路43によって演算された電力
情報に基づき放電ランプ80の動作に必要な電力が供給
されるように電力供給回路30を制御する。
【0021】AC駆動回路50は、電力供給回路30に
接続され、直流電圧を交流電圧に変換するためのCMO
SトランジスタQ1、Q2とQ3、Q4とを有する。C
MOSトランジスタQ1、Q2と、CMOSトランジス
タQ3、Q4により一対のCMOSインバータを構成
し、それらのゲート電極は制御部60からの駆動信号6
4を介して相補的に駆動される。従って、トランジスタ
Q1、Q4がオンするときトランジスタQ2、Q3がオ
フであり、反対にトランジスタQ2、Q3がオンすると
き、トランジスタQ1、Q4がオフである。こうして電
力供給回路30からの直流電圧は各インバータによって
交流電圧に変換され、放電ランプ80に印加される。直
流−交流の変換周波数は制御部60からの駆動信号のパ
ルス周波数を可変することによって任意に選択すること
が可能である。
接続され、直流電圧を交流電圧に変換するためのCMO
SトランジスタQ1、Q2とQ3、Q4とを有する。C
MOSトランジスタQ1、Q2と、CMOSトランジス
タQ3、Q4により一対のCMOSインバータを構成
し、それらのゲート電極は制御部60からの駆動信号6
4を介して相補的に駆動される。従って、トランジスタ
Q1、Q4がオンするときトランジスタQ2、Q3がオ
フであり、反対にトランジスタQ2、Q3がオンすると
き、トランジスタQ1、Q4がオフである。こうして電
力供給回路30からの直流電圧は各インバータによって
交流電圧に変換され、放電ランプ80に印加される。直
流−交流の変換周波数は制御部60からの駆動信号のパ
ルス周波数を可変することによって任意に選択すること
が可能である。
【0022】各インバータの出力は、一対にインダクタ
ーLaを介してイグナイタ回路70に接続される。一対
のインダクターLaにはこれと並列に一対のスイッチS
W2、SW3が接続される。スイッチSW2、SW3は
制御部60からの制御信号62によってオン、オフ制御
され、インダクターLaを短絡することができる。
ーLaを介してイグナイタ回路70に接続される。一対
のインダクターLaにはこれと並列に一対のスイッチS
W2、SW3が接続される。スイッチSW2、SW3は
制御部60からの制御信号62によってオン、オフ制御
され、インダクターLaを短絡することができる。
【0023】本実施の形態に係るイグナイタ回路70
は、インダクターLbおよびインダクターLcとそれぞ
れ並列にスイッチSW4、SW5が設けられている。こ
れらスイッチSW4、SW5は制御部からの制御信号6
2によってオン、オフ制御され、インダクターLb、L
cをそれぞれ短絡することができる。これ以外の構成に
ついては従来の図6の説明で用いたイグナイタ回路の構
成と同じである。
は、インダクターLbおよびインダクターLcとそれぞ
れ並列にスイッチSW4、SW5が設けられている。こ
れらスイッチSW4、SW5は制御部からの制御信号6
2によってオン、オフ制御され、インダクターLb、L
cをそれぞれ短絡することができる。これ以外の構成に
ついては従来の図6の説明で用いたイグナイタ回路の構
成と同じである。
【0024】制御部60は、各スイッチSW1、SW
2、SW3、SW4、SW5のオン、オフを制御する制
御信号61、62と、コンバータ同期信号63に基づき
AC駆動回路50を駆動制御する駆動信号64とを出力
する。さらに制御部60は各部の動作を制御するための
タイマー回路、シーケンス回路等を含む。
2、SW3、SW4、SW5のオン、オフを制御する制
御信号61、62と、コンバータ同期信号63に基づき
AC駆動回路50を駆動制御する駆動信号64とを出力
する。さらに制御部60は各部の動作を制御するための
タイマー回路、シーケンス回路等を含む。
【0025】次に、本実施の形態に係るランプ駆動装置
の動作を図2を用いて説明する。放電ランプ80に高電
圧が印加される前、スイッチSW1ないしSW5は開い
た状態にある。交流電源10からの交流電圧が整流・平
滑化回路20により直流電圧に変換され、図2(a)に
示すように、制御部60からの制御信号61によりスイ
ッチSW1がオンされると、PWM制御回路40からP
WM出力信号41がパルストランス32へ出力され、こ
れによってMOSトランジスタ31のオン・オフが制御
され、電力供給回路30からは約250−370ボルト
の直流電圧が供給される。このときAC駆動回路50
は、制御部60によりトランジスタQ2、Q3をオン状
態にされており、イグナイタ回路70のノードV1は電
力供給回路30からの供給電圧P1であり、他方、ノー
ドV2は蓄積された電荷により徐々に電位が上昇され
る。ノードV2の電位がバリスタ277(あるいはトリ
ガー素子)のしきい値を超えたところでトランス278
に電流が流れ、ノードV1は10キロ−20キロボルト
の高電圧P2に昇圧され、これが放電ランプ80の電極
間に印加される。放電ランプ80の電極間に絶縁破壊が
生じ、グロー放電により電流が流れると、ノードV1の
電位がランプ動作電圧P3まで降下する。
の動作を図2を用いて説明する。放電ランプ80に高電
圧が印加される前、スイッチSW1ないしSW5は開い
た状態にある。交流電源10からの交流電圧が整流・平
滑化回路20により直流電圧に変換され、図2(a)に
示すように、制御部60からの制御信号61によりスイ
ッチSW1がオンされると、PWM制御回路40からP
WM出力信号41がパルストランス32へ出力され、こ
れによってMOSトランジスタ31のオン・オフが制御
され、電力供給回路30からは約250−370ボルト
の直流電圧が供給される。このときAC駆動回路50
は、制御部60によりトランジスタQ2、Q3をオン状
態にされており、イグナイタ回路70のノードV1は電
力供給回路30からの供給電圧P1であり、他方、ノー
ドV2は蓄積された電荷により徐々に電位が上昇され
る。ノードV2の電位がバリスタ277(あるいはトリ
ガー素子)のしきい値を超えたところでトランス278
に電流が流れ、ノードV1は10キロ−20キロボルト
の高電圧P2に昇圧され、これが放電ランプ80の電極
間に印加される。放電ランプ80の電極間に絶縁破壊が
生じ、グロー放電により電流が流れると、ノードV1の
電位がランプ動作電圧P3まで降下する。
【0026】電力演算回路43によりランプ動作電圧P
3が検出されると、PWM出力信号41によりMOSト
ランジスタ31が制御され、電力供給回路30から降圧
された直流電圧が供給される。放電初期時はランプ動作
電圧が低いためランプが安全に動作できる電流制御を行
い、その後、温度上昇と共にランプ動作電圧が上昇(例
えば65ボルト)した時点で電力(ワット)制御に切り
替える。他方、制御部60は駆動信号64によりAC駆
動回路50のインバータ駆動を開始させ、直流電圧を交
流電圧に変換させる。これによって放電ランプ80の電
極間には、同図(e)に示すような駆動電流が印加され
る。イグナイタ回路70は、そのトリガー素子273の
しきい値電圧を200ボルト程度としているため、AC
駆動回路50からの交流電流によって実質的に動作を行
うことはない。
3が検出されると、PWM出力信号41によりMOSト
ランジスタ31が制御され、電力供給回路30から降圧
された直流電圧が供給される。放電初期時はランプ動作
電圧が低いためランプが安全に動作できる電流制御を行
い、その後、温度上昇と共にランプ動作電圧が上昇(例
えば65ボルト)した時点で電力(ワット)制御に切り
替える。他方、制御部60は駆動信号64によりAC駆
動回路50のインバータ駆動を開始させ、直流電圧を交
流電圧に変換させる。これによって放電ランプ80の電
極間には、同図(e)に示すような駆動電流が印加され
る。イグナイタ回路70は、そのトリガー素子273の
しきい値電圧を200ボルト程度としているため、AC
駆動回路50からの交流電流によって実質的に動作を行
うことはない。
【0027】図2(f)は、図2(e)のAC駆動され
る放電ランプのランプ電流の波形を拡大した図である。
同図から明らかなように、AC駆動回路50と放電ラン
プ80との間の電流通路内にインダクターLa、Lb、
およびLcが介在されており、ランプ電流にはオーバー
シュートやリンギングの発生が見られ、電流の立ち上り
と立下りも緩やかである。
る放電ランプのランプ電流の波形を拡大した図である。
同図から明らかなように、AC駆動回路50と放電ラン
プ80との間の電流通路内にインダクターLa、Lb、
およびLcが介在されており、ランプ電流にはオーバー
シュートやリンギングの発生が見られ、電流の立ち上り
と立下りも緩やかである。
【0028】制御部60は、タイマー管理によって一定
時間経過後、スイッチSW2ないしSW5をオンするた
めの制御信号62を出力する(図2(b))。スイッチ
SW2ないしSW5がオンされると、インダクターL
a、Lb、Lcは短絡され、AC駆動回路50と放電ラ
ンプ80間の電流通路から実質的にインダクター成分が
取り除かれたことになる。この状態の波形図を同図
(g)に示す。ランプ電流からインダクターによるオー
バーシュートやリンギングの発生が抑制され、かつその
立上がりおよび立下りも急峻にされる。現実的には、A
C駆動回路50のインバータの貫通電流を防止するため
にトランジスタQ1ないしQ4をすべて一定期間オフに
する電位が印加される。このため、ランプ電流には約1
00nsないし1μsの駆動電流ゼロの期間tが生じ
る。これに対して従来のランプ点灯装置は、数10−数
100μsの立上り立下りに時間を必要としており、本
発明はこの期間を大幅に短縮することによりランプ駆動
の周波数をより高くすることが可能である。
時間経過後、スイッチSW2ないしSW5をオンするた
めの制御信号62を出力する(図2(b))。スイッチ
SW2ないしSW5がオンされると、インダクターL
a、Lb、Lcは短絡され、AC駆動回路50と放電ラ
ンプ80間の電流通路から実質的にインダクター成分が
取り除かれたことになる。この状態の波形図を同図
(g)に示す。ランプ電流からインダクターによるオー
バーシュートやリンギングの発生が抑制され、かつその
立上がりおよび立下りも急峻にされる。現実的には、A
C駆動回路50のインバータの貫通電流を防止するため
にトランジスタQ1ないしQ4をすべて一定期間オフに
する電位が印加される。このため、ランプ電流には約1
00nsないし1μsの駆動電流ゼロの期間tが生じ
る。これに対して従来のランプ点灯装置は、数10−数
100μsの立上り立下りに時間を必要としており、本
発明はこの期間を大幅に短縮することによりランプ駆動
の周波数をより高くすることが可能である。
【0029】このように本実施の形態に係るランプ点灯
装置は、従来のランプ点灯装置と異なり、放電ランプ8
0の起動後(点火後)において、駆動回路50と放電ラ
ンプ80との間の電流経路内に実質的なインダクターを
介在させていない。このため、放電ランプ80の駆動電
流にインダクターによるオーバーシュートやリンギング
が生じるのを抑制することができ、駆動電流の立上りや
立下りも急峻にすることができ、これによって、ランプ
光量の明暗を抑制し、かつ、コンバータの高周波化を図
ることが可能となる。
装置は、従来のランプ点灯装置と異なり、放電ランプ8
0の起動後(点火後)において、駆動回路50と放電ラ
ンプ80との間の電流経路内に実質的なインダクターを
介在させていない。このため、放電ランプ80の駆動電
流にインダクターによるオーバーシュートやリンギング
が生じるのを抑制することができ、駆動電流の立上りや
立下りも急峻にすることができ、これによって、ランプ
光量の明暗を抑制し、かつ、コンバータの高周波化を図
ることが可能となる。
【0030】上記実施の形態では、放電ランプの起動
後、すべてのスイッチSW2ないしSW5をオンさせた
が、一部のスイッチだけをオンさせることも可能であ
る。上述したように、放電ランプのAC駆動電流には極
性が反転するときに駆動電流がゼロの期間tが生じる。
この期間のため、電極間の放電が停止しランプが消え易
くなるが、これを防止するために、例えばインダクター
LbのスイッチSW4をオフ状態にし、インダクターL
bにより反転する電流が戻るのを抑制し実質的に時間t
を短くするようにしても良い。
後、すべてのスイッチSW2ないしSW5をオンさせた
が、一部のスイッチだけをオンさせることも可能であ
る。上述したように、放電ランプのAC駆動電流には極
性が反転するときに駆動電流がゼロの期間tが生じる。
この期間のため、電極間の放電が停止しランプが消え易
くなるが、これを防止するために、例えばインダクター
LbのスイッチSW4をオフ状態にし、インダクターL
bにより反転する電流が戻るのを抑制し実質的に時間t
を短くするようにしても良い。
【0031】本発明の第2の実施の形態に係るランプ点
灯装置の回路を図3に示す。図1との相違は、インダク
ターと並列にスイッチSWを設けるかわりに、インダク
ターのコア(鉄心)を移動可能とした点であり、その他
の構成は同じである。つまり、本実施の形態では、放電
ランプ80の起動後、インダクター(コイル)からコア
(鉄心)を取り除くことで透磁率を下げ、インダクタン
スを可変する。これによって、ランプ駆動電流から問題
となるオーバーシュートやリンギングの発生を抑制し、
かつ、その立上りおよび立下り時間を短縮することがで
き、その一方で放電ランプ80の駆動電流がゼロとなる
期間tを短くすることができる。このときのランプ駆動
電流の波形を図4に示す。好ましくは、放電ランプの定
格電流の1/2ないし2/3程度でインダクターが飽和
されるようにし、ランプ駆動電流の立上りと立下りを円
滑にし、実質的に期間tの発生を抑制することができ
る。
灯装置の回路を図3に示す。図1との相違は、インダク
ターと並列にスイッチSWを設けるかわりに、インダク
ターのコア(鉄心)を移動可能とした点であり、その他
の構成は同じである。つまり、本実施の形態では、放電
ランプ80の起動後、インダクター(コイル)からコア
(鉄心)を取り除くことで透磁率を下げ、インダクタン
スを可変する。これによって、ランプ駆動電流から問題
となるオーバーシュートやリンギングの発生を抑制し、
かつ、その立上りおよび立下り時間を短縮することがで
き、その一方で放電ランプ80の駆動電流がゼロとなる
期間tを短くすることができる。このときのランプ駆動
電流の波形を図4に示す。好ましくは、放電ランプの定
格電流の1/2ないし2/3程度でインダクターが飽和
されるようにし、ランプ駆動電流の立上りと立下りを円
滑にし、実質的に期間tの発生を抑制することができ
る。
【0032】インダクターからのコアの移動は、例え
ば、制御部60のタイマー管理により一定時間後にプラ
ンジャを駆動してコアを移動させるようにしてもよい。
あるいはモータ等その他の動力源を利用した駆動であっ
ても良い
ば、制御部60のタイマー管理により一定時間後にプラ
ンジャを駆動してコアを移動させるようにしてもよい。
あるいはモータ等その他の動力源を利用した駆動であっ
ても良い
【0033】本発明の第3の実施の形態に係るランプ点
灯装置の回路を図5に示す。本実施の形態に係るランプ
点灯装置は、イグナイタ回路を異にする。本実施の形態
に係るイグナイタ回路70は、高圧発生用のトランス2
78の二次側コイルを278a、278b、278c、
278dに4分割する。トランス278の二次側コイル
278a、278bはそれぞれ放電ランプ80の一方の
電極と直列に接続され、かつスイッチSW2およびSW
3と並列に接続され、二次側コイル278c、278d
は放電ランプ80の他方の電極と直列に接続され、かつ
スイッチSW4、SW5と並列に接続される。放電ラン
プ80の起動に際してスイッチSW2、SW3、SW
4、SW5はオフ状態にあり、トランス278に電流が
流されたとき、それらの各二次側コイル278a、27
8b、278c、および278dの各々に電圧が発生さ
れ、その合計電圧が放電ランプ80に印加されることに
なる。例えば、図1に示されるトランス278の二次側
コイルに15Kボルトの電圧が発生されるとした場合、
本例による二次側コイル278a、278b、278
c、および278dにはそれぞれ3.75KVの電圧が
発生されることになり、二次側コイルに発生される電圧
が分割される。放電ランプの起動後、スイッチSW2、
SW3、SW4及びSW5がオンされ、AC駆動回路5
0と放電ランプ80間の電流通路からインダクター成分
が除去される。本実施の形態においても、必ずしもすべ
てのSW2、SW3、SW4、SW5をオンさせずに、
これらの一部のスイッチをオンするようにしても良い。
本例のようにイグナイタ回路の高圧発生用コイルをn
(nは自然数)個に分割することで二次側コイルの個々
の電圧発生を1/nにすることができ、イグナイタ回路
の絶縁距離を小さくすることにより小型化を図ることが
できる。
灯装置の回路を図5に示す。本実施の形態に係るランプ
点灯装置は、イグナイタ回路を異にする。本実施の形態
に係るイグナイタ回路70は、高圧発生用のトランス2
78の二次側コイルを278a、278b、278c、
278dに4分割する。トランス278の二次側コイル
278a、278bはそれぞれ放電ランプ80の一方の
電極と直列に接続され、かつスイッチSW2およびSW
3と並列に接続され、二次側コイル278c、278d
は放電ランプ80の他方の電極と直列に接続され、かつ
スイッチSW4、SW5と並列に接続される。放電ラン
プ80の起動に際してスイッチSW2、SW3、SW
4、SW5はオフ状態にあり、トランス278に電流が
流されたとき、それらの各二次側コイル278a、27
8b、278c、および278dの各々に電圧が発生さ
れ、その合計電圧が放電ランプ80に印加されることに
なる。例えば、図1に示されるトランス278の二次側
コイルに15Kボルトの電圧が発生されるとした場合、
本例による二次側コイル278a、278b、278
c、および278dにはそれぞれ3.75KVの電圧が
発生されることになり、二次側コイルに発生される電圧
が分割される。放電ランプの起動後、スイッチSW2、
SW3、SW4及びSW5がオンされ、AC駆動回路5
0と放電ランプ80間の電流通路からインダクター成分
が除去される。本実施の形態においても、必ずしもすべ
てのSW2、SW3、SW4、SW5をオンさせずに、
これらの一部のスイッチをオンするようにしても良い。
本例のようにイグナイタ回路の高圧発生用コイルをn
(nは自然数)個に分割することで二次側コイルの個々
の電圧発生を1/nにすることができ、イグナイタ回路
の絶縁距離を小さくすることにより小型化を図ることが
できる。
【0034】以上のような実施の形態に係るランプ点灯
装置を液晶デバイスやDMD等を用いたプロジェクタの
光源に適用することができる。その場合、次のような効
果が期待できる。
装置を液晶デバイスやDMD等を用いたプロジェクタの
光源に適用することができる。その場合、次のような効
果が期待できる。
【0035】AC駆動回路の高周波化を図ることができ
るので、フリッカー、アークジャンプ、電極磨耗等を減
少させることが可能となる。ランプ駆動周波数を自由に
選択することが可能となるため、ランプのフリッカー、
アークジャンプ、電極磨耗、ランプ寿命等を考慮した最
適な周波数の設定を行うことができる。これによって、
明るさが十分で、しかもちらつきや明暗が抑制された映
像を表示可能なプロジェクタを提供することができる。
るので、フリッカー、アークジャンプ、電極磨耗等を減
少させることが可能となる。ランプ駆動周波数を自由に
選択することが可能となるため、ランプのフリッカー、
アークジャンプ、電極磨耗、ランプ寿命等を考慮した最
適な周波数の設定を行うことができる。これによって、
明るさが十分で、しかもちらつきや明暗が抑制された映
像を表示可能なプロジェクタを提供することができる。
【0036】以上、本発明の好ましい実施の形態につい
て詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定され
るものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の
要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能であ
る。例えば、AC駆動回路と放電ランプ間の電流通路内
にあるインダクターは、必ずしも上記実施の形態の構成
に限られるものではなく、高電圧発生用インダクターや
ノイズ除去用インダクター以外にも共振回路を構成する
共振用インダクターであっても良く、さらに複数のイン
ダクターがある場合に、それらの一部若しくはすべてを
短絡させたり、可変させたりしても良い。インダクター
を短絡させたり、可変するタイミングは、必ずしもすべ
てのインダクターにおいて同時に行う必要はなく、個別
のタイミングで行っても良い。そのタイミングは制御部
のタイマーにより管理しても良いし、あるいはランプ動
作電圧を検出して行ってもよい。さらに、実施の形態で
は、ノイズ除去のためのインダクターLaを形式的にA
C駆動回路やイグナイタ回路から分離させているが、こ
れはAC駆動回路に含めても良いし、あるいはイグナイ
タ回路に含めても良い。
て詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定され
るものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の
要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能であ
る。例えば、AC駆動回路と放電ランプ間の電流通路内
にあるインダクターは、必ずしも上記実施の形態の構成
に限られるものではなく、高電圧発生用インダクターや
ノイズ除去用インダクター以外にも共振回路を構成する
共振用インダクターであっても良く、さらに複数のイン
ダクターがある場合に、それらの一部若しくはすべてを
短絡させたり、可変させたりしても良い。インダクター
を短絡させたり、可変するタイミングは、必ずしもすべ
てのインダクターにおいて同時に行う必要はなく、個別
のタイミングで行っても良い。そのタイミングは制御部
のタイマーにより管理しても良いし、あるいはランプ動
作電圧を検出して行ってもよい。さらに、実施の形態で
は、ノイズ除去のためのインダクターLaを形式的にA
C駆動回路やイグナイタ回路から分離させているが、こ
れはAC駆動回路に含めても良いし、あるいはイグナイ
タ回路に含めても良い。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、ランプ点灯装置の駆動
回路と放電ランプ間の電流通路に介在するインダクター
のインダクタンスを可変するようにしたので、放電ラン
プのAC駆動時におけるランプ駆動電流のオーバーシュ
ートやリンギング等の発生を抑制し、かつ、立上りおよ
び立下りを急峻にすることが可能で、これによってラン
プの光量のチラツキや明暗を防止することができる。さ
らに、このようなランプ点灯装置をプロジェクタに用い
ることで、非常に明るく鮮明な投射映像を得ることがで
きる。また、立上りおよび立下りを急峻にすることによ
り放電ランプのAC駆動の高周波化を図ることが可能と
なり、カラーフィルターや映像信号の処理時間との同期
を必ずしも要しないため、プロジェクタ用ランプ点灯装
置として幅広い用途での使用が可能となる。
回路と放電ランプ間の電流通路に介在するインダクター
のインダクタンスを可変するようにしたので、放電ラン
プのAC駆動時におけるランプ駆動電流のオーバーシュ
ートやリンギング等の発生を抑制し、かつ、立上りおよ
び立下りを急峻にすることが可能で、これによってラン
プの光量のチラツキや明暗を防止することができる。さ
らに、このようなランプ点灯装置をプロジェクタに用い
ることで、非常に明るく鮮明な投射映像を得ることがで
きる。また、立上りおよび立下りを急峻にすることによ
り放電ランプのAC駆動の高周波化を図ることが可能と
なり、カラーフィルターや映像信号の処理時間との同期
を必ずしも要しないため、プロジェクタ用ランプ点灯装
置として幅広い用途での使用が可能となる。
【図1】図1は第1の実施の形態に係るランプ点灯装置
の回路を示す図である。
の回路を示す図である。
【図2】図2は図1の動作波形を示す図である。
【図3】図3は本発明の第2の実施の形態に係るランプ
点灯装置の回路を示す図である。
点灯装置の回路を示す図である。
【図4】図4は第2の実施の形態に係るランプ電流の波
形を示す図である。
形を示す図である。
【図5】図5は本発明の第3の実施の形態に係るランプ
点灯装置の回路を示す図である。
点灯装置の回路を示す図である。
【図6】図6は従来のランプ点灯装置の一構成例を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図7】図7は図6のイグナイタ回路の構成を示す図で
ある。
ある。
【図8】図8は従来のランプ点灯装置のランプ電流の動
作波形を示す図である。
作波形を示す図である。
20:整流・平滑化回路、 30:電力供
給回路、40:PWM制御回路、 5
0:AC駆動回路、60:制御部、
70:イグナイタ回路、80:放電ランプ、
La、Lb、Lc:インダクター、
給回路、40:PWM制御回路、 5
0:AC駆動回路、60:制御部、
70:イグナイタ回路、80:放電ランプ、
La、Lb、Lc:インダクター、
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(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
H05B 41/18 H05B 41/18 W
310 310Z
Fターム(参考) 2K103 AA05 AA07 AB05 BA02 BA13
3K072 AA12 AA13 AC01 AC11 BA05
BB10 BC01 CA16 CB02 DC07
DD04 DD08 DE02 DE04 FA05
FA06 GA03 GB03 GB18 HA02
HA03 HA05 HA10
3K083 AA02 AA03 AA50 BA05 BA12
BA25 BA26 BA47 BC12 BC16
BC42 BC47 BD03 BD04 BD10
BD16 BD22 BD25 BE05 BE27
BE32 CA33 CA35
Claims (18)
- 【請求項1】直流電圧を交流電圧に変換し該交流電圧に
より放電ランプの駆動を行う駆動回路と、前記駆動回路
に接続され前記放電ランプの起動時に前記放電ランプに
高電圧を印加するイグナイタ回路とを有するランプ点灯
装置であって、 前記放電ランプの起動後に、前記駆動回路の出力端と前
記放電ランプとの間の電流通路内に介在される少なくと
も一つのインダクターのインダクタンスを可変する可変
手段を設けたことを特徴とする、ランプ点灯装置。 - 【請求項2】前記可変手段は、前記少なくとも一つのイ
ンダクターと並列に接続されたスイッチ手段を含み、該
スイッチ手段により前記インダクターを短絡させる請求
項1に記載のランプ点灯装置。 - 【請求項3】前記可変手段は、前記少なくとも一つのイ
ンダクターのコアを移動させてインダクタンスを変化さ
せる請求項1に記載のランプ点灯装置。 - 【請求項4】前記可変手段は、前記少なくとも一つのイ
ンダクターを前記放電ランプの定格電流の約2/3で飽
和させる請求項1ないし3いずれか記載のランプ点灯装
置。 - 【請求項5】前記駆動回路の出力端と前記放電ランプと
の間の電流通路内に前記イグナイタ回路の高電圧発生用
のインダクターが介在される請求項1ないし4いずれか
記載のランプ点灯装置。 - 【請求項6】前記駆動回路の出力端と前記放電ランプと
の間の電流通路内にノイズを除去するためのインダクタ
ーが介在される請求項1ないし4いずれか記載のランプ
点灯装置。 - 【請求項7】前記駆動回路の出力端と前記放電ランプと
の間の電流通路内に前記放電ランプの駆動時に電力を蓄
積可能なインダクターが介在される請求項1ないし4い
ずれか記載のランプ点灯装置。 - 【請求項8】前記駆動回路の出力端と前記放電ランプと
の間の電流通路内に共振用インダクターが介在される請
求項1ないし4いずれか記載のランプ点灯装置。 - 【請求項9】前記駆動回路の出力端と前記放電ランプと
の間の電流通路内に放電ランプの定格電流の約2/3で
飽和する飽和インダクターが介在される請求項1ないし
4いずれか記載のランプ点灯装置。 - 【請求項10】直流電圧を交流電圧に変換し該交流電圧
により放電ランプの駆動を行う駆動回路と、前記駆動回
路に接続され前記放電ランプの起動時に前記放電ランプ
に高電圧を印加するイグナイタ回路とを有するランプ点
灯装置であって、 前記駆動回路の出力端と前記放電ランプとの間の電流通
路内に前記放電ランプと直列に接続される複数のインダ
クターが介在され、前記放電ランプの起動後に、前記複
数のインダクターの少なくとも1つのインダクターのイ
ンダクタンスを可変する可変手段を設けたことを特徴と
するランプ点灯装置。 - 【請求項11】前記イグナイタ回路は、高電圧を発生さ
せるためのインダクターを有し、前記インダクターが前
記放電ランプと直列に接続される請求項10に記載のラ
ンプ点灯装置。 - 【請求項12】前記イグナイタ回路は、複数組のトラン
スを有し、前記複数組のトランスの二次側コイルがそれ
ぞれ放電ランプと直列に接続される請求項11に記載の
ランプ点灯装置。 - 【請求項13】前記可変手段は、インダクターを短絡さ
せるためのスイッチを含む、請求項10ないし12いず
れか記載のランプ点灯装置。 - 【請求項14】ランプと、前記ランプを点灯させるため
のランプ点灯装置と、前記ランプからの光を少なくとも
R、G、Bの波長を有する光に分別する分別手段と、前
記分別手段からの光を変調する変調手段と、前記変調手
段によって変調された光を投射する投射手段とを備えた
プロジェクタであって、 前記ランプ点灯装置は、直流電圧を交流電圧に変換しラ
ンプのAC駆動を行う駆動回路と、前記ランプの起動時
に高電圧を印加するイグナイタ回路と、前記ランプの起
動後に前記駆動回路の出力と前記ランプとの間に介在さ
れる少なくとも一つのインダクターのインダクタンスを
可変する可変手段とを有する、プロジェクタ。 - 【請求項15】前記AC駆動回路は前記分別手段と非同
期に動作される請求項14に記載のプロジェクタ。 - 【請求項16】前記分別手段は、少なくともR、G、B
の波長の光を分別可能なカラーフィルターを備え、該カ
ラーフィルターを回転させることにより前記ランプから
の光を順次R、G、Bの光に変換する請求項15に記載
のプロジェクタ。 - 【請求項17】前記変調手段は、ライトバルブを含み、
該ライトバルブは液晶デバイスあるいはDMDである請
求項14ないし16いずれか記載のプロジェクタ。 - 【請求項18】前記ランプは、キセノンランプ、メタル
ハライドランプ、あるいは水銀ランプ等の放電ランプで
ある請求項14ないし17いずれか記載のプロジェク
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002071343A JP2003272881A (ja) | 2002-03-15 | 2002-03-15 | ランプ点灯装置及びそれを用いたプロジェクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002071343A JP2003272881A (ja) | 2002-03-15 | 2002-03-15 | ランプ点灯装置及びそれを用いたプロジェクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003272881A true JP2003272881A (ja) | 2003-09-26 |
Family
ID=29201650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002071343A Pending JP2003272881A (ja) | 2002-03-15 | 2002-03-15 | ランプ点灯装置及びそれを用いたプロジェクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003272881A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006072196A (ja) * | 2004-09-06 | 2006-03-16 | Nec Viewtechnology Ltd | プロジェクタ |
US7887196B2 (en) * | 2005-04-28 | 2011-02-15 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Projection system and method for operating a projection system to compensate for overshoot sequence |
-
2002
- 2002-03-15 JP JP2002071343A patent/JP2003272881A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006072196A (ja) * | 2004-09-06 | 2006-03-16 | Nec Viewtechnology Ltd | プロジェクタ |
US7887196B2 (en) * | 2005-04-28 | 2011-02-15 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Projection system and method for operating a projection system to compensate for overshoot sequence |
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