JP4876677B2 - 高圧放電ランプ点灯装置 - Google Patents
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Description
水銀蒸気圧を高くすることで、可視波長域の光を高い出力で得られるからである。このような特徴を有する超高圧水銀ランプは点灯方式によってAC放電ランプとDC放電ランプに大別される。
各ランプには、それぞれ特徴があり、AC放電ランプは、電極先端に突起が生成し、各突起前面にほぼ均等な輝点が損耗成長を繰り返すことによって、長時間において高い光束維持率が得られる。
AC放電ランプを用いた高圧放電ランプ点灯装置については、例えば特許文献1に記載されている。特許文献1に記載のものは、電極間距離を安定に維持するため、放電ランプの点灯電圧が下限値より下回ったとき、放電ランプの点灯周波数を所定数下げて上記点灯電圧上げるようにしたものである。
一方、DC放電ランプは、陰極前面のみに輝点が生じるので、小さな光デバイスにおいて、効率よく光を利用することが可能である。この技術は、現在のプロジェクターの小型化傾向においてメリットであるが、一方、陽極側が単調に損耗していくため、アーク長を一定に保つことが困難であり、光束維持率は良好でない。
DLP(登録商標)を使う方式は、図10に示すように、光源110からの放射光を、レンズ111、RGBの領域が分割形成されたカラーホイル(回転フィルター)112、ロットインテグレータ113、レンズ114を介して空間変調素子115[光変調デバイスともいい、具体的にはDMD素子(デジタル・マイクロミラー・デバイス)などをいう]などに時分割で照射し、このDMD素子で特定の光を反射させて投影用のレンズ116を介してスクリーン117に照射するものである。
DMD素子とは、1画素ごとに小さな鏡を数百万個敷き詰めたものであって、一つ一つの小さな鏡の向きを制御することで光の投射が制御される。
DLP(登録商標)方式は、液晶方式に比較して、光学系が簡易であるとともに3枚もの液晶パネルを使う必要がないことから装置全体が小型簡易化するメリットがある。
図11に液晶パネルを用いるプロジェクター装置の概略構成を示す。
同図に示すように、ランプ100から放射された光は、インテグレータレンズ(フライアイレンズ)101で、均一な光にし、偏光変換素子102によりS偏光のみの光にする。このS偏光はミラー103を介してダイクロイックミラー104〜106に入射し、白色光が、RGBに分割される。
分割された光はミラー107で反射し、LCDパネル108を通過後、ダイクロイックプリズム109によって合成されて画像が作成される。
これは以下の理由による。
前記したDMD素子を画像素子とした場合について図12により説明する。
図12に示すように、ランプ110から放射された光は、カラーホイル(回転フィルター)112を通過することにより、光の三原色であるRGBに時間分割される。その後、ロットインテグレータ113内で反射を繰り返すことにより、均一な光となる。均一化された光は、反射型画像素子であるDMD素子115に照射され、画像が作成される。
このようなプロジェクターを小型化するためには、画像素子であるDMD素子、光学系の小型化とともに、光源を短アーク化することが必要となる。
図13に、アーク長(AL)を1.4mmから0.8mmまで0.2mm間隔で変化させたときの集光率をプロジェクターのエテンデューに対してシミュレーション計算した結果を示す。ここで、エテンデュー(etendue)とは、[利用できる光源の面積]×[立体角]であり、例えば図12では、Ω1×S1(S1はロットインテグレータの面積)である。図13から、エテンデューの低下とともに集光率が低下するが、ランプのアーク長が短いほど集光率の低下が小さいことが読み取れる。
つまり、小型のプロジェクタ(エテンデューの小さいプロジェクタ)ではランプのアーク長を短くしたほうが、集光率の低下を防ぐことができる。
これは、前記図11に示したLCDを画像素子として用いた場合も同様であり、DMD素子を用いた場合と同様に、プロジェクタを小型化するためには、光学系の小型化に加えて短アーク長化が必要となる。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであって、輝点が小さく、かつ寿命中のアーク長の変動が少く、また、小型なプロジェクター装置に適用した場合であっても、光利用効率が良好で、かつ長寿命化が可能な高圧放電ランプ点灯装置を提供することを目的とする。
すなわち、本発明においては、以下のように構成する。
(1)石英ガラスからなる放電容器に、大きさの異なる一対の電極が対向配置され、放電容器内に水銀とハロゲンが封入される高圧放電ランプと、この高圧放電ランプの一対の電極間に交互に極性の異なる電圧を印加して上記放電ランプを点灯させる給電装置から構成される高圧放電ランプ点灯装置において、上記一対の電極の内、大きさの大きい電極にプラス側の電圧を印加する時間[T1−T2](T1は周期)を、大きさが小さい電極にプラス側の電圧を印加する時間T2より長くし、上記給電装置は、ランプ電圧を検出し、ランプ電圧の上昇に伴い、上記デューティ比(T2/T1)が小さくなるように制御する。
(2)上記(1)において、デューティ比は、1%〜45%の範囲で変化する。
(1)上記一対の電極の内、大きさの大きい電極にプラス側の電圧を印加する時間[T1−T2] (T1は周期)を、大きさが小さい電極にプラス側の電圧を印加する時間T2より長くするようにしたので、輝度分布を片方の電極に偏らせることができる。このため、光の利用効率が良く、輝点が小さく、かつ、寿命中のアーク長の変動が少ない超高圧水銀ランプ点灯装置を得ることができる。
(2)ランプ電圧を検出し、ランプ電圧の上昇に伴い、デューティ比(T2/T1)が小さくなるように制御することにより、寿命中のアーク長の変動が少なく、光の利用効率の増大を図ることができる。
放電ランプ1は、同図に示すように、石英ガラスからなる放電容器によって形成された発光部2を有し、この内部に大きさの異なる一対の電極3,4を対向配置したものである。また、発光部2の両端部から伸びるよう封止部5が形成され、これらの封止部5内には、通常モリブデンよりなる導電用金属箔6が気密に埋設されている。一対の電極3,4は軸部が、金属箔6に溶接されて電気的に接続され、また、金属箔6の他端には、外部に突出する外部リード7が溶接されている。
上記放電容器内には、0.2mg/mm3 以上の水銀と、10-6〜10-2μmol/mm3 のハロゲンが封入される。
電極3,4は電極を支持する内部リードの先端にコイルを巻き回し、溶けたコイルによってできた略球状の溶融電極であり、電極3,4のサイズは、200Wでランプを点灯させる場合、例えば電極サイズの大きい方の溶融直径D1は、1.5≦D1≦1.7mm、電極サイズの小さい方の溶融直径D2は、1.1≦D2≦1.3mmである。
なお、T1は周期であり、通常周期T1を一定とするが、(T1−T2)あるいはT2を一定とし、1周期にかかる時間を変更してもよい。ここでは、T2/T1をデューティ比と呼ぶ。
図1(a)に示す放電ランプは、電極(陽極)3が電極(陰極)4より大きく、構造的にはDC放電ランプに近いが、本発明では、上記ランプにデューティの偏った交流電流を流す。したがって、ここでは、このランプをデューティ制御型AC放電ランプとよぶ。
また、上記電極3,4間には、ランプの点灯中、上記したようにデューティの偏った交流電流が流れるが、(T1−T2)>T2であることから、ここでは上記電極3を陽極、電極4を陰極と呼ぶ。
AC放電ランプは、電極間に交流電流を流してランプを点灯させるものであり、同図(a)に示すように、電極間にアークが発生するとともに、電極の近傍にそれぞれ輝点が生ずる。すなわち、輝点は2箇所となる。
AC放電ランプは、前述したように、電極先端に突起が生成し、各突起前面にほぼ均等な輝点が損耗成長を繰り返すことによって長時間において高い光束維持率が得られるものであるが、上記のように輝点は2箇所となる。この2箇所の輝点を光源として利用しようとすると、小型のプロジェクタに適用する場合、ランプのアーク長が長くなり集光率が低下する。
一方、DC放電ランプは、電極間に直流電流を流してランプを点灯させるものであり、図2(b)に示すように、電極間にアークが発生するとともに、陰極(電流が流れ込む側の電極)の近傍のみに輝点が発生する。すなわち、輝点は一箇所であるので、ランプのアーク長は短く、小型のプロジェクターにおいて、効率よく光を利用することが可能である。しかし、前述したように、陽極側が単調に損耗していくため、アーク長を一定に保つことが困難であり、光束維持率は良好でない。
さらに、ランプに交流電圧を印加するので、DC放電ランプのように陽極側が単調に損耗していくこともなく、DC放電ランプと比べ、寿命中のアーク長の変動も少ない。
照度測定は、図3(a)に示すような、光学系を用いて測定を行なった。図3(a)において、1は上記のようにデューティを偏らせた交流電圧を印加して点灯させるデューティ制御型AC放電ランプ、8は反射鏡であり、反射鏡8により放電ランプ1から出射する光を集光し、アパーチャ9aを介して積分球9bに入射させた。積分球9b内には照度測定部9cを設け、アパーチャ9aを介して入射する光の照度を測定した。
ここでは、Φ3とΦ6mmの径が二種類のアパーチャを用いた。
Φ3、Φ6mmのアパーチャを用いた各測定において、デューティ比50%での測定値を100%の照度値とし、50%からデューティ比を変化させたときの照度変化を図3(b)に示す。
この現象は、図3(c)の輝度分布から説明することができる。すなわち、アパーチャがΦ6mm(大きい)の場合、光を利用できる領域は大きく、図3(c)の枠で囲まれたアーク全体の光を取り込むことが可能である。この場合、電流値のデューティ比を変化させ、輝度分布をかたよらせても、変化が見られない。すなわち、デューティ比を変えても図3(c)の枠で囲まれたアーク全体の照度は変わらない。
一方、アパーチャがΦ3(小さい)の場合には、図3(c)の太線で囲まれた領域の光を取り込むことはできるが、枠で囲まれたアーク全体の光を取り込むことはできず、図3(c)に示す輝点の近傍の光のみを取り込んで照度を測定していることになる。
この場合は、図3(b)に示すように、デューティ比(T2/T1)を小さくするほど、照度比は大きくなる。すなわち、デューティ比50%の場合よりも、デューティ比を下げ、輝度分布を片方の電極に偏らせた方が、光の利用効率がアップするために、明るくなると考えられる。
図4に示す点灯装置10は、スイッチ素子S1がパルス巾制御されることによって電力が制御されるスイッチング回路11と、そのスイッチング回路11の直流電力を交流矩形波電力に変換するスイッチ素子S2〜S5からなるフルブリッジ回路12、および、これらスイッチング回路11およびフルブリッジ回路12をそれぞれを制御する制御部13とから構成される。
放電ランプ1には、直列にイグナイタ用のトランスTR1が接続され、また、放電ランプ1とトランスTR1に直列にコンデンサC3が接続されており、放電ランプ1とトランスTR1の直列回路にフルブリッジ回路12から交流矩形波を供給し放電ランプ1を点灯させる。放電ランプ1は前記した図1(a)に示した構成のものが使用される。
また、電圧およびスイッチング回路11から放電ランプ1に供給される電流を検出するため、それぞれ電圧検出用抵抗R1,R2、および電流検出用抵抗R3が設けられている。
フルブリッジ回路12は、ブリッジ状に接続されたトランジスタやFETからなるスイッチ素子S2〜S5から構成される。
上記スイッチ素子S2〜S5は、制御部13に設けられたフルブリッジ駆動回路21により駆動され、放電ランプ1に前述したようにデューティの偏った交流矩形波電流を供給して、放電ランプ1を点灯させる。
すなわち、スイッチ素子S2、S5、スイッチ素子S3、S4を交互にオンにして、スイッチング回路11→スイッチ素子S2→放電ランプ1→スイッチ素子S5→スイッチング回路11、および、スイッチング回路11→スイッチ素子S4→放電ランプ1→スイッチ素子S3→スイッチング回路11の経路で放電ランプ1に交流矩形波を供給し、放電ランプ1を点灯させる。
上記スイッチング素子S2〜S5を駆動するに際し、スイッチング素子S2〜S5の同時オンを防止するため、交流矩形波の極性切り替わり時に、スイッチング素子S2〜S5の全てオフにする期間(デッドタイムTd)が設けられる。
電力変換器22は、抵抗R1、R2、R3で検出された電圧信号と電流信号を乗算し、電力信号に変換する。ランプ1の点灯後、この電力信号は比較器24で、設定器23で設定された基準電力値と比較されパルス幅変調回路25により、スイッチング素子S1をフィードバック制御する。これにより、ランプ1の点灯電力を一定値とする、いわゆる定電力制御が実施される。また、スイッチング素子S2〜S5は、制御部26を介してフルブリッジ駆動回路21により前述したように駆動される。
なお、後述するように、ランプ点灯開始時、アーク放電に移行するまでの間、フルブリッジ回路の極性が固定され、直流電圧がランプ1に印加される。そして、アーク放電に移行後、ランプ1を交流駆動するが、ランプ1の電圧が所定の電圧に立ちあがるまでは、ランプ電流が一定になるように定電流制御が行なわれる。この定電流制御の期間、比較器24はランプ電流と電流設定値を比較して、ランプ電流が一定になるように、パルス幅変調回路25により、スイッチング素子S1をフィードバック制御する。
また、ランプは寿命中において、電極の損耗によりアーク長が伸びていき、結果として、ランプ電圧も上昇していく。このような、現象において、本発明では、電圧の上昇に伴い、デューティ比を小さく(45%→1%)に変化させていく。
この制御方法について、下記に説明する。
制御部26には、図5に示すような、各ランプ電圧時にどのデューティ比で点灯すべきであるかを決める設定値が記憶されており、ランプが寿命初期、例えば、75Vの電圧を示す場合には、30%のデューティ比の電流で点灯される。
例えば、ランプ電圧が変動し80Vを超えた場合、制御部26は、ランプ電圧が変動したと判断し、フルブリッジ駆動回路21にデューティ比を20%に変更するように信号を出力し、その信号を受け、フルブリッジ駆動回路21は、スイッチング素子S2〜S5を駆動する。
図6は上記制御部26の機能構成を示すブロック図である。
制御部26には、抵抗R1,R2で分圧されたランプ電圧が入力され、図示しない内蔵するアナログ/デジタル変換器によりデジタル信号に変換される。また、制御部26には、メモリ部が設けられ、メモリ部には、図6に示すランプ電圧−デューティ比変換テーブル26eが記憶されている。このテーブル26eには、例えば前記図5に示した各ランプ電圧時にどのデューティ比で点灯すべきであるかを決める設定値が記憶されている。
デューティ比選定部26cは、上記テーブル26eを参照して、上記デジタル信号に変換されたランプ電圧に対応したデューティ比を読み出し、駆動信号生成部26dに与える。駆動信号生成部26dは、上記デューティ比の駆動信号を生成し、フルブリッジ駆動回路21に出力する。これに応じてフルブリッジ駆動回路21は上記デューティ比でスイッチング素子S2〜S5を駆動する。
図7は、上記デューティ比の制御を説明する図である。同図に示すように、ランプ電圧が上昇し、この電圧が所定の閾値を超えると、デューティ比選定部26cはデューティ比をAからBに変化させる。
また、制御部26はタイマ26bと起動部26aを有し、起動部26aはタイマ回路26bの出力とランプ電圧に応じてフルブリッジ回路12とイグナイタ回路を制御してランプを点灯させる。
まず、制御部26の起動部26aは、タイマ回路26bをスタートさせるとともに、フルブリッジ回路12の極性を固定し(例えばスイッチング素子S2,S5をオン、S3,S4をオフにする)、図8の(1)(2)に示すように、ランプ1にオープン電圧を印加する(図9のステップS1,S2)。
ついで、図8の(3) に示すように、イグナイタ回路の動作を開始し、イグナイタ回路による電圧数kVを印加する。また、ランプ1に流れる電流の定電流制御を開始する(図9のステップS3)。これにより、図8に示すようにランプの電極に付着した水銀からの放電が行なわれた後、電極間にグロー放電が発生し、グロー放電からアーク放電に移行する。
続いて図8の(4) に示すように、前記タイマ回路26bがスタートしてから数秒後、ランプ電圧の検知を開始するとともに、ランプ等を保護する保護回路(図示せず)の動作を開始する(図9のステップS4〜S5)。
まず、制御部26のデューティ比選定部26cが、デューティ比を暫定値(例えば45%)に設定し、図8の(5) に示すように、フルブリッジ回12にAC動作を開始させる(ステップS6)。
図8の(6) に示すようにランプ電圧が一定電圧まで上昇すると、デューティ比選定部26cは、比較器24の動作を切り換えて一定電力制御に移行させる(ステップS7)。
ついで、デューティ比選定部26cはランプ電圧を判定し、前記ランプ電圧−デューティ比変換テーブル26eを参照して、デューテイ比を決定する。駆動信号生成部26dは、決定したデューティ比の駆動信号を生成し、フルブリッジ駆動回路21によりフルブリッジ回路を駆動する(ステップS9,S10)。
そして、前回デューティ比を更新してから、デューティ比更新時間(例えば一時間)経過したかを判定し(ステップS11)、デューティ比更新時間を経過したら、ステップS8に戻り、デューティ比を更新する。
また、デューティ比更新時間を経過していなければ、消灯であるかを調べ(ステップS12)、消灯でなければ、ステップS11に戻り、上記処理を繰り返す。また、消灯であれば、点灯回路の動作を停止させる(ステップS13)。
また、上記のように、ランプ電圧が大きくなったとき、それに応じてデューティ比が小さくなるように制御することにより、寿命中のアーク長の変動が少なく、光の利用効率の増大を図ることができる。
2 発光部
3,4 電極
5 封止部
6 導電用金属箔
7 外部リード
10 放電ランプ点灯装置
11 スイッチング回路
12 フルブリッジ回路
13 制御部
TR1 イグナイタ用のトランス
C3 コンデンサ
C1 コンデンサ
C2 平滑コンデンサ
21 フルブリッジ駆動回路
22 電力変換器
23 設定器
24 比較器
25 パルス幅変調回路
26 制御部
S1〜S5 スイッチ素子
R1,R2電圧検出用抵抗
R3 電流検出用抵抗
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- 石英ガラスからなる放電容器に、大きさの異なる一対の電極が対向配置され、放電容器内に水銀とハロゲンが封入される高圧放電ランプと、この高圧放電ランプの一対の電極間に交互に極性の異なる電圧を印加して上記放電ランプを点灯させる給電装置から構成される高圧放電ランプ点灯装置であって、
上記給電装置は、上記一対の電極の内、大きさの大きい電極にプラス側の電圧を印加する時間[T1−T2](T1は周期)を、大きさが小さい電極にプラス側の電圧を印加する時間T2より長くし、
上記給電装置は、ランプ電圧を検出し、ランプ電圧の上昇に伴い、上記デューティ比(T2/T1)が小さくなるように制御する
ことを特徴とする高圧放電ランプ点灯装置。 - デューティ比は、1%〜45%の範囲で変化する
ことを特徴とする請求項1に記載の高圧放電ランプ点灯装置。
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