JP4462358B2 - 放電灯の駆動方法および駆動装置、光源装置並びに画像表示装置 - Google Patents

放電灯の駆動方法および駆動装置、光源装置並びに画像表示装置 Download PDF

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Description

この発明は、電極間の放電により点灯する放電灯の駆動技術に関する。
プロジェクタ等の画像表示装置に使用される光源として、高圧ガス放電ランプ等の高輝度放電ランプが使用される。高輝度放電ランプを点灯させる方法として、高輝度放電ランプに交流の電流(交流ランプ電流)を供給することが行われている。このように、交流ランプ電流を供給して高輝度放電ランプを点灯させる際に、高輝度放電ランプ内で生じるライトアークの安定度を向上させるため、絶対値がほぼ一定で、正パルスのパルス幅と負パルスのパルス幅との間のパルス幅比率が変調された交流ランプ電流を高輝度放電ランプに供給することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特表2004−525496号公報
しかしながら、交流ランプ電流をパルス幅変調して高輝度放電ランプを点灯しても、例えば、放電電極が劣化している場合など、高輝度放電ランプの電極の状態によっては、ライトアークを安定させることが困難な場合がある。この問題は、高輝度放電ランプに限らず、電極間のアーク放電により光を放射する種々の放電ランプ(放電灯)に共通する。
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、放電灯をより安定的に点灯させることを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
2つの電極間に印加する電圧の極性を交互に切り替えつつ、両電極間で放電を行うことにより点灯する放電灯の駆動方法であって、
前記極性切替の一周期において前記電極の一方が陽極として動作する陽極時間の比率である陽極デューティ比が互いに異なる第1の期間と第2の期間とを設けることにより、前記陽極デューティ比を変調し、
所定の条件が満たされた場合には、前記第1の期間と前記第2の期間を含み、前記変調が行われる一変調周期において、前記第2の期間よりも前記陽極デューティ比が高い前記第1の期間を前記第2の期間よりも長くする
放電灯の駆動方法。
この適用例によれば、所定の条件が満たされた場合、陽極デューティ比がより高い第1の期間が第2の期間よりも長く設定される。一般に、陽極デューティ比を高くすることにより、放電が発生する電極の先端部の温度が上昇する。そのため、第1の期間をより長くすることにより、電極の先端部が溶融し、ドーム状の突起の形成が促進される。放電ランプの電極間のアークは、通常、このように形成された突起を基点として生じる。そのため、アークの発生位置が安定し、放電灯はより安定的に点灯される。
[適用例2]
適用例1記載の放電灯の駆動方法であって、
前記一変調周期は、前記第2の期間よりも前記陽極デューティ比が低い第3の期間を含んでおり、
前記所定の条件が満たされた場合、前記一変調周期において、前記第3の期間を前記第2の期間よりも長くする
放電灯の駆動方法。
この適用例によれば、第3の期間においては、第1の期間で陽極デューティ比がより低く設定されることになる電極側のデューティ比が、第2の期間よりも高くなる。そのため、第1の期間で陽極デューティ比がより低く設定されることになる電極においても、第3の期間ではドーム状の突起の形成が促進され、放電灯の点灯をより安定的に行うことが容易となる。
[適用例3]
適用例1または2記載の放電灯の駆動方法であって、
前記放電灯は、前記2つの電極の一方の電極が他方の電極より動作中の温度が高くなる条件を備えており、
前記一方の電極における陽極デューティ比を、前記他方の電極における陽極デューティ比よりも低くする
放電灯の駆動方法。
この適用例では、動作中の温度が高くなる一方の電極における陽極デューティ比を、他方の電極における陽極デューティ比よりも低くしている。これにより、動作中の温度が高くなる電極の過昇温が抑制されるので、その電極の劣化を抑制することができる。
[適用例4]
適用例3記載の放電灯の駆動方法であって、
前記放電灯は、前記電極間で放射される光を前記他方の電極側に向けて反射する反射鏡を有している
放電灯の駆動方法。
反射鏡を設けることにより、反射鏡が設けられた側の電極からの放熱が妨げられる。この適用例によれば、このように放熱が妨げられる電極の過昇温が抑制されるので、反射鏡側の電極の劣化を抑制することができる。
[適用例5]
適用例1ないし4のいずれか記載の放電灯の駆動方法であって、
前記所定の条件は、前記放電灯の累積点灯時間が所定の基準時間を経過することにより満たされる
放電灯の駆動方法。
この適用例によれば、放電灯の累積点灯時間が基準時間を超過すると、陽極デューティ比がより高い第1の期間が延長される。そのため、累積点灯時間が長く劣化が進行した電極では突起の形成が促され、累積点灯時間が短く劣化が進行していない電極では過昇温が抑制されるので、電極の劣化を抑制するとともに、電極の劣化に伴うアークの安定性の低下を抑制することができる。
[適用例6]
適用例1ないし4のいずれか記載の放電灯の駆動方法であって、さらに、
前記放電灯の使用に伴う前記電極の劣化状態を検知し、
前記所定の条件が満たされたか否かを前記劣化状態に基づいて決定する
放電灯の駆動方法。
この適用例によれば、電極の劣化状態に基づいて、陽極デューティ比がより高い第1の期間が延長される。そのため、劣化が進行した電極では突起の形成が促され、劣化が進行していない電極では過昇温が抑制されるので、電極の劣化を抑制するとともに、電極の劣化に伴うアークの安定性の低下を抑制することができる。
[適用例7]
適用例6記載の放電灯の駆動方法であって、
前記劣化状態は、前記2つの電極間に所定の電力を供給する際に両電極間に印加される電圧に基づいて検知される
放電灯の駆動方法。
一般に、電極が劣化するとアークの長さが長くなり、所定の電力を供給する際に印加される電圧が高くなる。そのため、この適用例によれば、電極の劣化状態をより容易に検知することが可能となる。
[適用例8]
適用例1ないし7のいずれか記載の放電灯の駆動方法であって、
前記極性切替の周期を、前記変調が行われる一変調周期内において一定値に維持する
放電灯の駆動方法。
この適用例によれば、極性の切替周期が変調周期内において一定値に維持される。そのため、一般的なパルス幅変調回路により陽極デューティ比の変調が可能となるので、陽極デューティ比の変調がより容易となる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能である。例えば、放電灯の駆動装置と駆動方法、放電灯を使用した光源装置とその制御方法、その光源装置を利用した画像表示装置、等の態様で実現することができる。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
B.第2実施例:
C.変形例:
A.第1実施例:
図1は、本発明の第1実施例を適用するプロジェクタ1000の概略構成図である。プロジェクタ1000は、光源装置100と、照明光学系310と、色分離光学系320と、3つの液晶ライトバルブ330R,330G,330Bと、クロスダイクロイックプリズム340と、投写光学系350とを備えている。
光源装置100は、放電灯500が取り付けられた光源ユニット110と、放電灯500を駆動する放電灯駆動装置200とを有している。放電灯500は、放電灯駆動装置200から電力の供給を受けて光を放射する。光源ユニット110は、放電灯500の放射光を照明光学系310に向けて射出する。なお、光源ユニット110および放電灯駆動装置200の具体的な構成や機能については、後述する。
光源ユニット110から射出された光は、照明光学系310により、照度が均一化されるとともに、偏光方向が一方向に揃えられる。照明光学系310を経て照度が均一化され偏光方向が揃えられた光は、色分離光学系320により、赤色(R)、緑色(G)および青色(B)の3色の色光に分離される。色分離光学系320により分離された3色の色光は、それぞれ対応する液晶ライトバルブ330R,330G,330Bにより変調される。液晶ライトバルブ330R,330G,330Bにより変調された3色の色光は、クロスダイクロイックプリズム340により合成され、投写光学系350に入射する。投写光学系350が、入射した光を図示しないスクリーン上に投影することにより、スクリーン上には液晶ライトバルブ330R,330G,330Bにより変調された画像が合成されたフルカラーの映像として画像が表示される。なお、第1実施例では、3つの液晶ライトバルブ330R,330G,330Bにより3色の色光を別個に変調しているが、カラーフィルタを備える1つ液晶ライトバルブで光の変調を行うものとしてもよい。この場合、色分離光学系320とクロスダイクロイックプリズム340を省略することができる。
図2は、光源装置100の構成を示す説明図である。光源装置100は、上述のように、光源ユニット110と放電灯駆動装置200とを有している。光源ユニット110は、放電灯500と、回転楕円形の反射面を有する主反射鏡112と、出射光をほぼ並行光にする平行化レンズ114とを備えている。ただし、主反射鏡112の反射面は、必ずしも回転楕円形である必要はない。例えば、主反射鏡の112の反射面は、回転放物形であってもよい。この場合、放電灯500の発光部を放物面鏡のいわゆる焦点に置けば、平行化レンズ114を省略することができる。主反射鏡112と放電灯500とは、無機接着剤116により接着されている。
放電灯500は、放電灯本体510と、球面状の反射面を有する副反射鏡520とを無機接着剤522で接着することにより形成されている。放電灯本体510は、例えば、石英ガラスなどのガラス材料で形成されている。放電灯本体510には、タングステン等の高融点金属の電極材で形成された2つの放電電極532,542と、2つの接続部材534,544と、2つの電極端子536,546とが設けられている。放電電極532,542は、その先端部が放電灯本体510の中央部に形成された放電空間512において対向するように配置されている。放電空間512には、放電媒体として、希ガス、水銀や金属ハロゲン化合物等を含むガスが封入されている。接続部材534,544は、放電電極532,542と、電極端子536,546とをそれぞれ電気的に接続する部材である。
放電灯500の電極端子536,546は、それぞれ放電灯駆動装置200に接続されている。放電灯駆動装置200は、電極端子536,546にパルス状の交流電流(交流パルス電流)を供給する。電極端子536,546に交流パルス電流が供給されると、放電空間512内の2つの放電電極532,542の先端部の間で、アークARが生じる。アークARは、アークARの発生位置から全方位に向かって光を放射する。副反射鏡520は、一方の放電電極542の方向に放射される光を、主反射鏡112に向かって反射する。このように、放電電極542方向に放射される光を主反射鏡112に向かって反射することにより、光源ユニット110から射出される光の平行度をより高くすることができる。なお、以下では、副反射鏡520が設けられている側の放電電極542を「副鏡側電極542」とも呼び、他方の放電電極532を「主鏡側電極532」とも呼ぶ。
図3は、放電灯駆動装置200の構成を示すブロック図である。放電灯駆動装置200は、駆動制御部210と、点灯回路220とを有している。駆動制御部210は、CPU610と、ROM620と、RAM630と、タイマ640と、点灯回路220に制御信号を出力する出力ポート650と、点灯回路220からの信号を取得する入力ポート660とを備えるコンピュータとして構成されている。駆動制御部210のCPU610は、タイマ640の出力に基づいて、ROM620に格納されたプログラムを実行する。これにより、CPU610は、陽極デューティ比変調部612と、変調パターン設定部614との機能を実現する。なお、陽極デューティ比変調部612と、変調パターン設定部614の機能については、後述する。
点灯回路220は、交流パルス電流を発生するインバータ222を有している。点灯回路220は、駆動制御部210から出力ポート650を介して供給される制御信号に基づいて、インバータ222を制御することにより、放電灯500に定電力(例えば、200W)の交流パルス電流を供給する。具体的には、点灯回路220は、インバータ222を制御して、制御信号により指定された給電条件(例えば、交流パルス電流の周波数、デューティ比、および電流波形)に応じた交流パルス電流をインバータ222に発生させる。点灯回路220は、インバータ222により発生された交流パルス電流を放電灯500に供給する。
駆動制御部210の陽極デューティ比変調部612は、予め設定された変調周期(例えば、200秒)内で交流パルス電流のデューティ比を変調する。図4は、陽極デューティ比変調部612が、交流パルス電流のデューティ比を変調する際の変調パターンを示す説明図である。図4のグラフは、陽極デューティ比Dam,Dasの時間変化を示している。ここで、陽極デューティ比Dam,Dasとは、交流パルス電流の一周期に対する、2つの電極532,542のそれぞれが陽極として動作する時間(陽極時間)の比率である。図4のグラフにおいて、実線は主鏡側電極532の陽極デューティ比Damを示し、破線は副鏡側電極542の陽極デューティ比Dasを示している。
図4の例では、陽極デューティ比変調部612(図3)は、変調周期Tm(200秒)の1/20のステップ時間Ts(10秒)が経過するごとに、陽極デューティ比Dam,Dasを所定の変更幅(5%)で変更する。主鏡側電極532の陽極デューティ比Damは、30%〜80%の範囲で変調され、副鏡側電極542の陽極デューティ比Dasは、20%〜70%の範囲で変調される。このように、変調周期Tm内で陽極デューティ比Dam,Dasを変調することにより、放電空間512(図2)の内壁に電極材が偏って蒸着されることを抑制することができる。電極材の偏った蒸着を抑制することにより、放電灯500の光量の偏りや、電極材の針状結晶の成長による異常放電を抑制することが可能となる。なお、第1実施例では、変調周期Tmを200秒としているが、変調周期Tmは、放電灯500の特性や給電条件等に基づいて、適宜変更することができる。
図4に示す変調パターンでは、変調周期Tmを通じて、ステップ時間Tsが一定の時間(10秒)となっている。すなわち、陽極デューティ比Dam,Dasが一定値に維持される時間は、陽極デューティ比Dam,Dasの値にかかわらず一定となっている。但し、後述するように、変調パターン設定部614により変調パターンが変更されると、ステップ時間Tsは、設定される陽極デューティ比Dam,Dasの値ごとに個々に増減され、変調周期Tm内で異なった長さとなる。
図4から明らかなように、第1実施例では、主鏡側電極532の陽極デューティ比Damの最高値(80%)が、副鏡側電極542の陽極デューティ比Dasの最高値(70%)よりも高くなるように設定されている。しかしながら、2つの放電電極532,542の陽極デューティ比の最高値は必ずしも異なるものとする必要はない。但し、陽極デューティ比の最高値を高くすると、後述するように、放電電極532,542の最高温度が高くなる。一方、図2に示すように副反射鏡520を有する放電灯500を用いる場合、副鏡側電極542からの熱は放出されにくくなる。そのため、主鏡側電極532の陽極デューティ比Damの最高値を副鏡側電極542の陽極デューティ比Dasの最高値よりも高くするのが、副鏡側電極542の過度な温度上昇を抑制できる点でより好ましい。また、一般に、2つの放電電極532,542について同一の動作条件で駆動したときに、冷却方法等の影響により一方の放電電極の温度が他方の放電電極の温度よりも高くなる場合、その一方の放電電極の陽極デューティ比を他方の陽極デューティ比よりも低くするのがより好ましい。
なお、第1実施例では、主鏡側電極532の陽極デューティ比Damは、変調周期Tmの前半ではステップ時間Tsごとに増やされ、後半ではステップ時間Tsごとに減らされている。しかしながら、陽極デューティ比Dam,Dasの変更パターンは、必ずしもこの限りでない。例えば、変調周期Tm内で、主鏡側電極532の陽極デューティ比Damを単調に増加させるものとしてもよく、あるいは、単調に減少させるものとしてもよい。但し、放電灯500に加わる熱衝撃を低減することが可能である点で、図4に示すように、ステップ時間Tsごとの陽極デューティ比Dam,Dasの変化量を一定にするのがより好ましい。
図5は、陽極デューティ比Dam,Dasを変調して放電灯500を駆動する様子を示す説明図である。図5(a)は、陽極デューティ比Dam,Dasの時間変化を一変調周期(1Tm)分のみ図示している点で、図4と異なっている。他の点は、図4とほぼ同じであるので、ここではその説明を省略する。図5(b)は、図5(a)において主鏡側電極532の陽極デューティ比Damが異なる値(30%,55%,80%)に設定されている3つの期間T1〜T3での主鏡側電極532の動作状態の時間変化を示すグラフである。
図5(b)に示すように、陽極デューティ比Damが異なる3つの期間T1〜T3のいずれにおいても、主鏡側電極532の極性が切り替えられる切替周期Tpは一定である。このように、第1実施例では、変調周期Tmの全期間にわたって、交流パルス電流の周波数(f=1/Tp)が一定の周波数(例えば、80Hz)に設定されている。一方、主鏡側電極532の陽極時間Ta1〜Ta3は、陽極デューティ比Damが異なる期間T1〜T3において、異なる値に設定されている。このように、第1実施例では、交流パルス電流の周波数fを一定に保ったまま、陽極時間Taを変更することにより、陽極デューティ比Damの変調が行われる。なお、交流パルス電流の周波数fは、必ずしも一定である必要はない。但し、一般的なパルス幅変調回路を使用して陽極デューティ比Damが変調できる点で、交流パルス電流の周波数fを一定にするのがより好ましい。
第1実施例において、駆動制御部210の変調パターン設定部614(図3)は、放電灯500の劣化状態に基づいて、変調周期Tm内で設定される陽極デューティ比の変調パターンを変更する。具体的には、CPU610が、入力ポート660を介して、放電灯500の劣化状態を表すパラメータとしてのランプ電圧を取得する。ここで、ランプ電圧とは、放電灯500を定電力で駆動する際の、放電電極532,542間の電圧をいう。変調パターン設定部614は、このように取得されたランプ電圧(検出ランプ電圧)に基づいて、デューティ比の変調パターンを、陽極デューティ比変調部612に設定する。陽極デューティ比変調部612は、変調パターン設定部614により設定された変調パターンに従って陽極デューティ比が変更されるように、点灯回路220を制御する。なお、変調パターン設定部614による陽極デューティ比の変調パターンの設定方法については、後述する。
図6はランプ電圧により放電灯500の劣化状態が検知される様子を示す説明図である。図6(a)は、初期状態での放電電極532,542の先端部の様子を示している。図6(b)は、放電灯500が劣化した状態における放電電極532,542の先端部の様子を示している。図6(a)に示すように、初期状態において、それぞれの放電電極532,542の先端部には、ドーム状の突起538,548が対向する放電電極に向かって形成されている。
このとき、放電電極532,542間の放電によるアークARは、2つの突起538,548の間で発生する。放電灯500が使用されると、これらの突起538,548から電極材が蒸発し、図6(b)に示すように突起538a,548aの先端が平坦化する。突起538a、548aの先端が平坦化すると、放電のアークARaの長さが長くなる。そのため、同一の電力を供給するのに要する電極間電圧、すなわち、ランプ電圧が上昇する。このように、ランプ電圧は、放電灯500が劣化して行くにつれて漸次上昇する。そこで、第1実施例では、ランプ電圧を放電灯500の劣化状態を表すパラメータとして使用している。
図7は、変調パターン設定部614が陽極デューティ比の変調パターンを設定する処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、放電灯駆動装置200において、例えば、プロジェクタ1000の起動中あるいは放電灯500の点灯中に常時実行される。但し、変調パターンの設定処理は、必ずしも常時実行される必要はない。例えば、タイマ640(図3)を、放電灯500の点灯時間が所定の時間(例えば、10時間)経過するごとにインターバル信号を発生するように構成し、CPU610がインターバル信号を受け取った場合に変調パターンの設定処理を実行するものとしてもよい。
ステップS110において、変調パターン設定部614は、CPU610が入力ポート660を介して取得したランプ電圧を取得する。次いで、ステップS120において、変調パターン設定部614は、取得したランプ電圧に基づいて、変調パターンを選択する。具体的には、変調パターン設定部614は、ROM620あるいはRAM630に格納され、ランプ電圧の範囲と変調パターンとを対応づけるデータを参照して、変調パターンを選択する。ステップS130では、変調パターン設定部614が、選択した変調パターンを陽極デューティ比変調部612に設定する。これにより、陽極デューティ比は、ランプ電圧に応じて設定されたパターンで変調される。ステップS130の後、制御はステップS110に戻され、ステップS110〜S130は繰り返し実行される。
図8ないし図11は、ランプ電圧Vpに基づいて設定される変調パターンの一例を示している。図8ないし図11の例では、放電灯500の初期状態におけるランプ電圧(初期ランプ電圧)が約65Vとなっている。ランプ電圧Vpが放電灯500の使用に伴って次第に上昇すると、変調パターンは、図8に示す第1期の変調パターンから、図9に示す第2期の変調パターン、図10に示す第3期の変調パターン、そして、図11に示す第4期の変調パターンへと、順次変更される。
図8は、ランプ電圧Vpが初期ランプ電圧(約65V)から85Vに到達するまでの、第1期における変調パターンを示している。図8は、図5(a)とほぼ同じ図面である。第1期において、デューティ比最高時間Tsxと、デューティ比最低時間Tsnとは、いずれも10秒に設定されている。また、変調周期Tmを通じて、陽極デューティ比Dam,Dasが変更される時間間隔も、一定の時間(10秒)に設定されている。
図9は、ランプ電圧Vpが85Vを超えてから100Vに到達するまでの、第2期における変調パターンを示している。第2期において、デューティ比最高時間Tsxは16秒に設定され、デューティ比最低時間Tsnは12秒に設定される。第2期においても、変調周期Tmにおける陽極デューティ比Dam,Dasの変更回数(20回)と、変更ごとの陽極デューティ比Dam,Dasの変更幅(5%)とは、第1期と同じである。そのため、第2期における主鏡側電極532の陽極デューティ比Damの変調範囲(30%〜80%)は、第1期における主鏡側電極532の陽極デューティ比Damの変調範囲と同一となっている。
図10は、ランプ電圧Vpが100Vを超えてから115Vに到達するまでの、第3期における変調パターンを示している。第3期において、デューティ比最高時間Tsxは21秒に設定され、デューティ比最低時間Tsnは15秒に設定される。第3期においても、変調周期Tmにおける陽極デューティ比Dam,Dasの変更回数(20回)と、変更ごとの陽極デューティ比Dam,Dasの変更幅(5%)とは、第1期と同じである。そのため、第3期における主鏡側電極532の陽極デューティ比Damの変調範囲(30%〜80%)は、第1期における主鏡側電極532の陽極デューティ比Damの変調範囲と同一となっている。
図11は、ランプ電圧Vpが115Vを超えた第4期における変調パターンを示している。第4期において、デューティ比最高時間Tsxは32秒に設定され、デューティ比最低時間Tsnは16秒に設定される。第4期においても、変調周期Tmにおける陽極デューティ比Dam,Dasの変更回数(20回)と、変更ごとの陽極デューティ比Dam,Dasの変更幅(5%)とは、第1期と同じである。そのため、第4期における主鏡側電極532の陽極デューティ比Damの変調範囲(30%〜80%)は、第1期における主鏡側電極532の陽極デューティ比Damの変調範囲と同一となっている。
図12は、陽極デューティ比の上昇が放電電極に対して及ぼす影響を示す説明図である。図12(a)および図12(b)は、主鏡側電極532が陽極として動作している状態における主鏡側電極532の様子を示している。図12(c)は、主鏡側電極532の動作状態の時間変化を表すグラフである。図12(d)は、主鏡側電極532の温度の時間変化を表すグラフである。
図12(a)および図12(b)に示すように、主鏡側電極532が陽極として動作している場合、電子は、副鏡側電極542から放出され、主鏡側電極532に衝突する。この電子の衝突により、陽極側の主鏡側電極532では電子の運動エネルギが熱エネルギに変換され、主鏡側電極532の温度が上昇する。一方、陰極側の副鏡側電極542では、電子の衝突が起こらないため、熱伝導や放射等により副鏡側電極542の温度が低下する。同様に、主鏡側電極532が陰極として動作している期間においては、主鏡側電極532の温度が低下し、副鏡側電極542の温度が上昇する。
そのため、図12(c)に示すように主鏡側電極532の陽極デューティ比を高くすると、図12(d)に示すように、主鏡側電極532の温度が上昇する時間が長くなるとともに、主鏡側電極532の温度が低下する時間が短くなる。このように主鏡側電極532の陽極デューティ比を高くすることにより、主鏡側電極532の最高温度が高くなる。主鏡側電極532の最高温度が高くなると、図12(b)に示すように、突起538bの先端では、電極材が溶融した溶融部MRが発生する。電極材が溶融した溶融部MRは、表面張力によりその形状がドーム状となる。そのため、図12(a)に示すように、先端部が平坦化していた突起538aから、ドーム状の突起538bが再形成される。
第1実施例では、図8ないし図11に示すように、ランプ電圧Vpが上昇するに従って、主鏡側電極532の陽極デューティ比Damが最高値となるデューティ比最高時間Tsxが第1期よりも長く設定される。このように、ランプ電圧Vpが上昇した第2期ないし第4期においてデューティ比最高時間Tsxを、初期の第1期よりも長く設定することにより、主鏡側電極532の温度が高くなっている状態がより長時間維持される。主鏡側電極532の温度が高くなっている状態が維持されることにより、主鏡側電極532のドーム状の突起538bの再形成がより確実に行われる。なお、このように、変調パターン設定部614は、変調パターンを変更することにより、デューティ比最高時間Tsxを延長する。そのため、変調パターン設定部614は、陽極デューティ比がより高い期間を延長する「高デューティ期間延長部」ともいうことができる。
一方、最低値となるデューティ比最低時間Tsn、すなわち、第2の放電電極542の陽極デューティ比Dasが最高値となる時間の変化量は、デューティ比最高時間Tsxの変化量よりも少なくなっている。そのため、第2期ないし第4期において、第2の放電電極542の陽極デューティ比Dasが最高値となる時間は、第1の放電電極532の陽極デューティ比Damが最高値となる時間よりも短くなる。これにより、第2期ないし第4期において、副鏡側電極542の過昇温を抑制することができる。このようにしても、通常、副反射鏡520により放熱が妨げられている副鏡側電極542は、その温度が十分に上昇する。そのため、副鏡側電極542においてもドーム状の突起の再形成が行われる。
第1実施例では、図6(b)に示すように、突起538a,548aの先端が平坦化し、ランプ電圧が上昇すると、放電電極532の陽極デューティ比Damが最高値に設定される時間がより長くなり、ドーム状の突起538bの再形成が促進される。そのため、突起538,548の先端が平坦化することにより、アークの発生位置が不安定化し、点灯中にアークの位置が移動する問題(アークジャンプ)の発生が抑制される。
このように、第1実施例では、ランプ電圧Vpの増加に従って、2つの放電電極532,542の陽極デューティ比Dam,Dasの変調パターンが変更される。変調パターンは、ランプ電圧Vpが高くなるに従って、主鏡側電極532の陽極デューティ比Damが最高値に設定されている時間が長くなるように設定される。そのため、劣化が進んだ放電灯500に対しては、突起の再形成を促すとともに、劣化が進んでいない放電灯500に対しては、放電電極532,542の過昇温による劣化の進行を抑制する。これにより、放電灯500をより長期間にわたって安定的に点灯させることが容易となる。
なお、変調周期Tmにおける陽極デューティ比Dam,Dasの変更回数や変更幅等の変調パターン、および、変調パターンを変更するランプ電圧は、放電灯の種類や放電電極の形状など、放電灯の特性によって適宜設定される。たとえば、陽極デューティ比Dam,Dasの変更は、変調周期Tm内において少なくとも1回行われればよい。このようにしても、主鏡側電極532の陽極デューティ比Damがより高く設定される期間を、主鏡側電極532の陽極デューティ比Damがより低く設定される期間よりも長くすることにより、放電電極532,542の突起の再形成が促進される。また、陽極デューティ比Dam,Dasの変更が2回以上行われる場合、ランプ電圧Vpに応じて長くされる期間は、必ずしも陽極デューティ比Damが最高値に設定される期間でなくても良い。
B.第2実施例:
図13ないし図16は、第2実施例において、ランプ電圧Vpに基づいて設定される変調パターンの一例を示している。第2実施例は、図13ないし図16に示す第2期から第3期における変調パターン(図14〜図16)が、第1実施例の変調パターン(図9〜図11)と異なっている。他の点は、第1実施例とほぼ同じであるので、ここではその説明を省略する。
図14は、ランプ電圧Vpが85Vを超えてから100Vに到達するまでの、第2期における変調パターンを示している。第2期において、デューティ比最高時間Tsxとデューティ比最低時間Tsnは、いずれも13秒に設定される。第2期においても、変調周期Tmにおける陽極デューティ比Dam,Dasの変更回数(20回)と、変更ごとの陽極デューティ比Dam,Dasの変更幅(5%)とは、第1期と同じである。そのため、第2期における主鏡側電極532の陽極デューティ比Damの変調範囲(30%〜80%)は、第1期における主鏡側電極532の陽極デューティ比Damの変調範囲と同一となっている。
図15は、ランプ電圧Vpが100Vを超えてから115Vに到達するまでの、第3期における変調パターンを示している。第3期において、デューティ比最高時間Tsxとデューティ比最低時間Tsnは、いずれも20秒に設定される。第3期においても、変調周期Tmにおける陽極デューティ比Dam,Dasの変更回数(20回)と、変更ごとの陽極デューティ比Dam,Dasの変更幅(5%)とは、第1期と同じである。そのため、第3期における主鏡側電極532の陽極デューティ比Damの変調範囲(30%〜80%)は、第1期における主鏡側電極532の陽極デューティ比Damの変調範囲と同一となっている。
図16は、ランプ電圧Vpが115Vを超えた第4期における変調パターンを示している。第4期において、デューティ比最高時間Tsxとデューティ比最低時間Tsnは、いずれも25秒に設定される。第4期においても、変調周期Tmにおける陽極デューティ比Dam,Dasの変更回数(20回)と、変更ごとの陽極デューティ比Dam,Dasの変更幅(5%)とは、第1期と同じである。そのため、第4期における主鏡側電極532の陽極デューティ比Damの変調範囲(30%〜80%)は、第1期における主鏡側電極532の陽極デューティ比Damの変調範囲と同一となっている。
このように、第2実施例においては、デューティ比最高時間Tsxとデューティ比最低時間Tsnとが同一の値に設定されている。そして、ランプ電圧Vpの上昇に従って、デューティ比最高時間Tsxおよびデューティ比最低時間Tsnは、放電灯500が初期状態である第1期よりも長く設定される。そのため、第1実施例と同様に、劣化が進んだ放電灯500に対しては、突起の再形成を促すとともに、劣化が進んでいない放電灯500に対しては、放電電極532,542の過昇温による劣化の進行を抑制する。これにより、第2実施例によっても、放電灯500をより長期間にわたって安定的に点灯させることが容易となる。
また、第2実施例では、ランプ電圧Vpの上昇に従って、デューティ比最低時間Tsnがデューティ比最高時間Tsxと同様に延長される。そのため、ランプ電圧Vpがより高い第2期ないし第4期において、デューティ比最低時間Tsn、すなわち副鏡側電極542の陽極デューティ比Dasが最高値となっている時間は、第1実施例よりも長くなる。従って、第2実施例では、副鏡側電極542における突起の再形成が第1実施例よりも促進される。
なお、第2実施例では、変調周期Tm内において陽極デューティ比Dam,Dasの変更を20回行っているが、陽極デューティ比Dam,Dasの変更は、変調周期Tm内において少なくとも2回行われればよい。このようにしても、主鏡側電極532の陽極デューティ比Damがより高く設定される高デューティ期間と、陽極デューティ比Damがより低く設定される低デューティ期間と、陽極デューティ比Damがそれらの期間の中間に設定される中間デューティ期間とが設けられればよい。この場合、ランプ電圧Vpの上昇に従って、高デューティ期間と低デューティ期間とを中間デューティ期間よりも長くすることにより、放電電極532,542の突起の再形成が促進される。また、陽極デューティ比Dam,Dasの変更が3回以上行われる場合、ランプ電圧Vpに応じて長くされる期間は、必ずしも陽極デューティ比Damが最高値あるいは最低値に設定される期間でなくても良い。
C.変形例:
なお、この発明は上記実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
C1.変形例1:
上記各実施例では、放電灯500の劣化状態をランプ電圧を用いて検出しているが、放電灯500の劣化状態は、他の方法で検出することも可能である。例えば、突起538a,548a(図6)の平坦化に伴うアークジャンプの発生に基づいて放電灯500の劣化状態を検出することも可能である。また、放電空間512(図2)の内壁に電極材が蒸着することによる光量の低下などに基づいて放電灯500の劣化状態を検出することも可能である。アークジャンプの発生や光量の低下は、放電灯500に近接して配置されたフォトダイオード等の光センサを用いて検出することができる。
C2.変形例2:
上記各実施例では、図8に示すように、ランプ電圧、すなわち、放電灯500の劣化状態を検出して、その検出結果に基づいて陽極デューティ比の変調パターンを変更しているが、他の条件に基づいて変調パターンの変更を行うものとしてもよい。例えば、タイマ640により計測される放電灯500の累積点灯時間が、所定の基準時間(例えば、500時間)を経過した場合に、陽極デューティ比の変調パターンを変更するものとしてもよい。このようにしても、劣化が進行していない放電電極に対してはその過昇温を抑制するとともに、劣化が進行している放電電極に対しては突起の形成を促すことができるので、放電灯500をより長期間にわたって安定的に点灯させることが可能となる。なお、この場合、所定の基準時間は、放電灯500の寿命や、放電電極の劣化の進行についての実験等に基づいて、適宜設定することができる。
C3.変形例3:
上記各実施例では、プロジェクタ1000(図1)における光変調手段として、液晶ライトバルブ330R,330G,330Bを用いているが、光変調手段としては、DMD(デジタルマイクロミラーデバイス:Texas Instruments社の商標)など、他の任意の変調手段を用いることも可能である。また、本発明は、放電灯を光源とする装置であれば、液晶表示装置をはじめとする種々の画像表示装置や、露光装置や照明装置等に適用することもできる。
本発明の第1実施例を適用するプロジェクタの概略構成図。 光源装置の構成を示す説明図。 放電灯駆動装置の構成を示すブロック図。 交流パルス電流のデューティ比を変調する様子を示す説明図。 陽極デューティ比を変調して放電灯を駆動する様子を示す説明図。 ランプ電圧により放電灯の劣化状態が検知される様子を示す説明図。 変調パターン設定部が変調範囲を決定する処理の流れを示すフローチャート。 第1期における陽極デューティ比の変調パターンの一例を示す説明図。 第2期における陽極デューティ比の変調パターンの一例を示す説明図。 第3期における陽極デューティ比の変調パターンの一例を示す説明図。 第4期における陽極デューティ比の変調パターンの一例を示す説明図。 陽極デューティ比の変更が放電電極に対して及ぼす影響を示す説明図。 第1期における第2実施例の変調パターンを示す説明図。 第2期における第2実施例の変調パターンを示す説明図。 第3期における第2実施例の変調パターンを示す説明図。 第4期における第2実施例の変調パターンを示す説明図。
符号の説明
100…光源装置
110…光源ユニット
112…主反射鏡
114…平行化レンズ
116…無機接着剤
200…放電灯駆動装置
210…駆動制御部
220…点灯回路
310…照明光学系
320…色分離光学系
330R,330G,330B…液晶ライトバルブ
340…クロスダイクロイックプリズム
350…投写光学系
500…放電灯
510…放電灯本体
512…放電空間
520…副反射鏡
522…無機接着剤
532,542…放電電極
534,544…接続部材
536,546…電極端子
538,548…突起
538a,548a…突起
538b…突起
610…CPU
612…陽極デューティ比変調部
614…変調パターン設定部
620…ROM
630…RAM
640…タイマ
650…出力ポート
660…入力ポート
1000…プロジェクタ

Claims (11)

  1. 2つの電極間に印加する電圧の極性を交互に切り替えつつ、両電極間で放電を行うことにより点灯する放電灯の駆動方法であって、
    前記極性切替の一周期において前記電極の一方が陽極として動作する陽極時間の比率である陽極デューティ比が互いに異なる第1の期間と第2の期間とを設けることにより、前記陽極デューティ比を変調し、
    所定の条件が満たされた場合には、前記第1の期間と前記第2の期間を含み、前記変調が行われる一変調周期において、前記第2の期間よりも前記陽極デューティ比が高い前記第1の期間を前記第2の期間よりも長くする
    放電灯の駆動方法。
  2. 請求項1記載の放電灯の駆動方法であって、
    前記一変調周期は、前記第2の期間よりも前記陽極デューティ比が低い第3の期間を含んでおり、
    前記所定の条件が満たされた場合、前記一変調周期において、前記第3の期間を前記第2の期間よりも長くする
    放電灯の駆動方法。
  3. 請求項1または2記載の放電灯の駆動方法であって、
    前記放電灯は、前記2つの電極の一方の電極が他方の電極より動作中の温度が高くなる条件を備えており、
    前記一方の電極における陽極デューティ比を、前記他方の電極における陽極デューティ比よりも低くする
    放電灯の駆動方法。
  4. 請求項3記載の放電灯の駆動方法であって、
    前記放電灯は、前記電極間で放射される光を前記他方の電極側に向けて反射する反射鏡を有している
    放電灯の駆動方法。
  5. 請求項1ないし4のいずれか記載の放電灯の駆動方法であって、
    前記所定の条件は、前記放電灯の累積点灯時間が所定の基準時間を経過したことである
    放電灯の駆動方法。
  6. 請求項1ないし4のいずれか記載の放電灯の駆動方法であって、さらに、
    前記放電灯の使用に伴う前記電極の劣化状態を検知し、
    前記所定の条件が満たされたか否かを前記劣化状態に基づいて決定する
    放電灯の駆動方法。
  7. 請求項6記載の放電灯の駆動方法であって、
    前記劣化状態を、前記2つの電極間に所定の電力を供給する際の両電極間の電圧に基づいて検知する
    放電灯の駆動方法。
  8. 請求項1ないし7のいずれか記載の放電灯の駆動方法であって、
    前記極性切替の周期を、前記変調が行われる一変調周期内において一定値に維持する
    放電灯の駆動方法。
  9. 放電灯の駆動装置であって、
    前記放電灯の2つの電極間に電力を供給して前記放電灯を点灯する放電灯点灯部と、
    前記放電灯点灯部による電力の供給状態を制御する給電制御部と
    を備え、
    前記放電灯点灯部は、前記電極間に印加する電圧の極性を交互に切り替える極性切替部を有しており、
    前記給電制御部は、
    前記極性切替の一周期において前記電極の一方が陽極として動作する陽極時間の比率である陽極デューティ比が互いに異なる第1の期間と第2の期間とを設けることにより、前記陽極デューティ比を変調する陽極デューティ比変調部と、
    所定の条件が満たされた場合には、前記第1の期間と前記第2の期間を含み、前記変調が行われる一変調周期において、前記第2の期間よりも前記陽極デューティ比が高い前記第1の期間を前記第2の期間よりも長くする高デューティ期間延長部と
    を有する放電灯の駆動装置。
  10. 光源装置であって、
    放電灯と、
    前記放電灯の2つの電極間に電力を供給して前記放電灯を点灯する放電灯点灯部と、
    前記放電灯点灯部による電力の供給状態を制御する給電制御部と
    を備え、
    前記放電灯点灯部は、前記電極間に印加する電圧の極性を交互に切り替える極性切替部を有しており、
    前記給電制御部は、
    前記極性切替の一周期において前記電極の一方が陽極として動作する陽極時間の比率である陽極デューティ比が互いに異なる第1の期間と第2の期間とを設けることにより、前記陽極デューティ比を変調する陽極デューティ比変調部と、
    所定の条件が満たされた場合には、前記第1の期間と前記第2の期間を含み、前記変調が行われる一変調周期において、前記第2の期間よりも前記陽極デューティ比が高い前記第1の期間を前記第2の期間よりも長くする高デューティ期間延長部と
    を有する光源装置。
  11. 画像表示装置であって、
    画像表示用の光源である放電灯と、
    前記放電灯の2つの電極間に電力を供給して前記放電灯を点灯する放電灯点灯部と、
    前記放電灯点灯部による電力の供給状態を制御する給電制御部と
    を備え、
    前記放電灯点灯部は、前記電極間に印加する電圧の極性を交互に切り替える極性切替部を有しており、
    前記給電制御部は、
    前記極性切替の一周期において前記電極の一方が陽極として動作する陽極時間の比率である陽極デューティ比が互いに異なる第1の期間と第2の期間とを設けることにより、前記陽極デューティ比を変調する陽極デューティ比変調部と、
    所定の条件が満たされた場合には、前記第1の期間と前記第2の期間を含み、前記変調が行われる一変調周期において、前記第2の期間よりも前記陽極デューティ比が高い前記第1の期間を前記第2の期間よりも長くする高デューティ期間延長部と
    を有する画像表示装置。
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