JP2003282285A - ランプ点灯装置及びそれを用いたプロジェクタ - Google Patents

ランプ点灯装置及びそれを用いたプロジェクタ

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JP2003282285A
JP2003282285A JP2002085783A JP2002085783A JP2003282285A JP 2003282285 A JP2003282285 A JP 2003282285A JP 2002085783 A JP2002085783 A JP 2002085783A JP 2002085783 A JP2002085783 A JP 2002085783A JP 2003282285 A JP2003282285 A JP 2003282285A
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lamp
voltage
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Ritsuo Koga
律生 古賀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放電ランプのAC駆動時におけるランプ駆動
電流の立上がりおよび立下がりを極力小さくしし、放電
ランプの光量の明暗の発生を抑制したランプ点灯装置及
びこれを用いたプロジェクタを提供することを目的とす
る。 【解決手段】 ランプ点灯装置は、交流電圧により放電
ランプ80の駆動を行うAC駆動回路50と、放電ラン
プ80の起動時に放電ランプに高電圧を印加するイグナ
イタ回路70とを有する。イグナイタ回路70は、AC
駆動回路50の出力端と放電ランプ80の電極間の電流
通路にインダクターを介在させない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はランプ点灯装置及び
これを用いたプロジェクタに関し、特に、液晶デバイス
やDMD(Digital Mirror Devic
e)を用いたプロジェクタに用いられる放電ランプの点
灯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶デバイスやDMDを用いて画像を光
学的に投射し表示させるプロジェクタの光源として、キ
セノンランプ、メタルハライドランプ、超高圧水銀ラン
プなどの放電ランプが用いられている。これらの放電ラ
ンプは、そのガスや金属によって分光分布、輝度分布、
配光分布、電気特性等を異にし、プロジェクタの設計仕
様に適したランプが選択される。また、放電ランプの電
極は、ショートアークランプが望ましく、これは非常に
高い放射輝度を発生することによる。
【0003】一般に放電ランプを点灯させるには、
(1)ランプ起動時にランプ電極間に高電圧を印加して
絶縁破壊を起こし放電路を形成するステップ、(2)ラ
ンプの電極間にグロー放電電流を流しアーク放電に移行
させるステップ、(3)アーク放電を安定化させそれを
維持するステップを必要とする。このため、放電ランプ
を点灯させる点灯装置は、放電ランプの起動を行うイグ
ナイタ回路と放電ランプへ安定的に電力を供給する回路
とを含んで構成される。
【0004】図6は従来のプロジェクタに用いられる一
般的なランプ点灯方式の一構成例を示すブロック図であ
る。同図において、ランプ点灯装置は、交流電源210
からの交流電圧を整流・平滑化する整流・平滑化回路2
20、放電ランプ280に安定的な電力を供給する電力
供給回路230、電力供給回路230の電力供給を制御
するPWM制御回路240、放電ランプ280をAC駆
動するAC駆動回路250、各部の制御を行う制御回路
部260、および放電ランプ280の起動(若しくは点
火)を行うためのイグナイタ回路270を含む。
【0005】交流電源210からの交流電圧は整流・平
滑化回路210により直流電圧に変換され、この直流電
圧は、PWM制御回路240の制御により電力供給回路
230において昇圧または降圧される。電力供給回路2
30の出力端はAC駆動回路250に接続され、その出
力端にイグナイタ回路270が接続される。制御部26
0は、PWM制御回路240およびAC駆動回路250
を制御し、放電ランプ280の起動およびAC駆動を制
御する。
【0006】図7は、図6に示すAC駆動回路250お
よびイグナイタ回路270の回路例を示す図である。放
電ランプ280が起動される時、PWM制御回路240
によって制御された電力供給回路230はその出力端か
ら約250ないし370ボルトの電圧を供給する。AC
駆動回路250は、CMOS構造のトランジスタQ1な
いしQ4を有し、CMOSトランジスタQ1、Q2とC
MOSトランジスタQ3、Q4により一対のCMOSイ
ンバータを構成し、それぞれのゲート電極は相補的に駆
動される。放電ランプ280の起動時に、トランジスタ
Q2、Q3がオンされ、電力供給回路230からの起動
電圧がイグナイタ回路270に供給される。高電位側出
力からダイオード271を介してコンデンサ272に電
流が流れ、コンデンサの電極電圧がトリガー素子273
のしきい値を越えると、トランス274の一次側コイル
に電流が流れる。所定の巻線比によって二次側コイルに
高電圧が発生され、ダイオード275を介してコンデン
サ276に電荷が蓄積され、コンデンサ276の電圧が
バリスタ277のしきい値を越えると、トランス278
の一次側に電流が流れ、これによって二次側コイルに非
常に高い十数キロボルトの電圧が発生され、これと直列
に接続された放電ランプ280の電極間に絶縁破壊が生
じ、グロー放電が開始される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のラ
ンプ点灯装置には次のような課題がある。 (a)イグナイタ回路270は過渡応答特性を有してお
り、つまり放電ランプの着火時に高電圧発生用のトラン
ス278が瞬間的に約20KV程度のパルス状の高電圧
を発生し、これがACノイズの発生源として周辺回路機
器や他の電子装置へ障害を与えるおそれがある。 (b)イグナイタ回路270のトランス274およびト
ランス278によって20十KVの高電圧を発生するた
めに、そこに介在されるコンデンサ等の電子部品の耐圧
も大きくせざるを得ず、結果としてイグナイタ回路が大
きくなってしまう。特に、小型のプロジェクタを設計す
るうえで、これは重要な課題である。 (c)さらに、図7に示すランプ点灯装置をプロジェク
タに用いた場合、放電ランプ280のAC駆動時におい
て、ランプ駆動電流の立上がりと立下りとの間に電流が
ゼロとなるいわゆる転流時間が生じている。従来のラン
プ点灯装置では、この転流時間が比較的長く、これによ
って放電ランプの光量に明暗を生じ、投射映像にチラツ
キが生じたり、映像同期信号との関係で映像にビート等
のノイズが生じたり、グレースケールにおいてはスムー
スな階調等を再現することができなかった。
【0008】このため、特に単板式DLP方式を用いた
プロジェクタでは、放電ランプのAC駆動のタイミング
を、カラーフィルターからR、G、Bの波長の光を取り
出すタイミングやプロジェクタの映像同期信号(H、
V)と同期させたり、あるいは画像処理のデジタル処理
時間と同期させる必要があった。つまり、R、G、Bの
カラーホイールを配列したカラーホイールを回転させこ
れに放電ランプからの光を入射させるとき、カラーフィ
ルターの境界において必ずしもR、G、Bの純粋な波長
が得られず混在した波長が存在するため、この境界部分
とランプ駆動電流の転流時間を同期させていた。さら
に、放電ランプのAC駆動周波数はカラーホイールの駆
動等と同期させる必要があるため、放電ランプの最適周
波数に合わせて使用することができず、その結果ランプ
寿命の短命化やフリッカーやアークジャンプによるチラ
ツキ等の発生を余儀なくされていた。
【0009】そこで本発明は上記従来技術の課題を解決
し、放電ランプのAC駆動時においてその駆動電流の立
上がりと立下り時間を極力短くすることが可能なランプ
点灯装置を提供することを目的とする。さらに本発明
は、放電ランプのAC駆動時においてその駆動電流の立
上がりと立下り時間を極力短くすることによりカラーホ
イール等の他の回路と非同期で使用することができるラ
ンプ点灯装置を提供することを目的とする。さらに本発
明は、放電ランプのAC駆動周波数を高周波化すること
が可能なランプ点灯装置を提供することを目的する。さ
らに本発明は、放電ランプの寿命やフリッカーの抑制に
適した周波数を選択することが可能なランプ点灯装置を
提供することを目的とする。さらに本発明は、放電ラン
プのAC駆動時におけるランプ駆動電流の立上がりおよ
び立下がりを円滑にし、放電ランプの光量の明暗の発生
を極力抑制したランプ点灯装置を提供することを目的と
する。さらに本発明は、上記ランプ点灯装置を用いたプ
ロジェクタを提供すること及び小型でかつ高画質の映像
を投射可能なプロジェクタを提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るランプ点灯
装置は、直流電圧を交流電圧に変換し該交流電圧により
放電ランプの駆動を行う駆動回路と前記駆動回路に接続
され前記放電ランプの起動時に前記放電ランプに高電圧
を印加するイグナイタ回路とを有す、前記駆動回路の出
力端と前記放電ランプの電極間の電流通路に実質的なイ
ンダクターを介在させないものである。
【0011】好ましくは、前記駆動回路の出力端と前記
放電ランプの電極との間の電流通路にスイッチを介在さ
せたり、スイッチと並列にダイオードを接続してもよ
い。イグナイタ回路はスイッチやダイオードをイグナイ
タ回路に含むようにしても良いし、それ以外の電流通路
に設けても良い。要はイグナイタ回路の形式的な定義の
問題にすぎない。
【0012】他の発明に係るランプ点灯装置は、直流電
圧を交流電圧に変換し該交流電圧により放電ランプの駆
動を行う駆動回路と、前記駆動回路に接続され前記放電
ランプの起動時に前記放電ランプに高電圧を印加するイ
グナイタ回路とを有し、前記駆動回路の出力端と前記放
電ランプの電極との間の電流通路に飽和インダクターを
介在させるものである。
【0013】好ましくは飽和インダクターは、放電ラン
プの定格電流のほぼ2/3で飽和される。さらに飽和イ
ンダクターと直列にスイッチが接続され、前記スイッチ
は、前記放電ランプをAC駆動するときに閉じられるよ
うにしてもよいし、スイッチに並列にダイオードを接続
してもよい。また、イグナイタ回路は、前記飽和インダ
クター、前記スイッチ、及び少なくとも1つの高電圧発
生用トランスを含み、該トランスの二次側コイルを前記
放電ランプに並列に接続してもよい。
【0014】さらに他の本発明に係るランプ点灯装置
は、直流電圧を交流電圧に変換し該交流電圧により放電
ランプの駆動を行う駆動回路と、前記駆動回路に接続さ
れ前記放電ランプの起動時に前記放電ランプに高電圧を
印加するイグナイタ回路とを有し、前記駆動回路の出力
端と前記放電ランプの電極との間の電流通路に少なくと
も一つのインダクターが接続され、前記少なくとも一つ
のインダクターは前記放電ランプの駆動時にその駆動電
流の立上がりと立下り期間を実質的に制限するものであ
る。好ましくは期間はおおよそ20μ秒以下である。
【0015】さらに他の本発明に係るランプ点灯装置
は、直流電圧を交流電圧に変換し該交流電圧により放電
ランプの駆動を行う駆動回路と、前記駆動回路に接続さ
れ前記放電ランプの起動時に前記放電ランプに高電圧を
印加するイグナイタ回路とを有し、前記駆動回路の出力
端と前記放電ランプの電極との間の電流通路に少なくと
も一つのインダクターと該少なくともの一つのインダク
ターに並列に接続されるスイッチとが介在され、前記イ
グナイタ回路は前記放電ランプの電極に並列に接続され
たトランスを含むものである。例えば、前記少なくとも
一つのインダクターは、ノイズ除去用インダクターある
いは共振用インダクターであってもよい。
【0016】本発明に係るプロジェクタは、ランプと、
前記ランプを点灯させるためのランプ点装置と、前記ラ
ンプからの光を少なくともR、G、Bの波長を有する光
に分別する分別手段と、前記分別手段からの光を変調す
る変調手段と、前記変調手段によって変調された光を投
射する投射手段とを備えている。前記ランプ点灯装置
は、直流電圧を交流電圧に変換し該交流電圧により放電
ランプの駆動を行う駆動回路と、前記駆動回路に接続さ
れ前記放電ランプの起動時に前記放電ランプに高電圧を
印加するイグナイタ回路とを含み、前記駆動回路の出力
端と前記放電ランプの電極との間の電流通路に実質的な
インダクターが介在されていない。
【0017】好ましくは、前記駆動回路は前記分別手段
と非同期で動作される。変調手段は、例えば、液晶デバ
イスあるいはDMDである。分別手段は、例えば、少な
くともR、G、Bの波長の光を分別可能なカラーフィル
ターを備え、該カラーフィルターを回転させることによ
り前記ランプからの光を順次R、G、Bの光に変換す
る。
【0018】このように本発明によれば、放電ランプの
AC駆動時に、その電流通路に実質的なインダクターを
介在させないため、駆動電流の立上がりと立下りの期間
を極力小さくすることができ、ランプ光量の明暗をほと
んど無視することが可能となる。その結果、放電ランプ
の駆動をプロジェクタの他の回路や機器の動作と必ずし
も同期させる必要がなくなり、放電ランプの駆動回路の
周波数を自由に選択することができ、DC放電ランプ並
に設計の自由度を向上させることができる。さらに、放
電ランプの寿命やフリッカーの発生を考慮し最適な駆動
周波数を選択することが可能となり、これによってプロ
ジェクタによる投射映像の画質をより鮮明にすることが
可能となる。さらに、電流通路に飽和インダクターを介
在させることで、駆動電流の立上がりと立ち下がり時間
を長くすることなく、その立上りと立下りを平滑にする
ことができ、それによって、駆動電流のオーバーシュー
トやリンギングの発生を防止し、同時に駆動電流による
ノイズ(EMI)対策を講じることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の第1
の実施の形態に係るランプ点灯装置の回路を示す図であ
る。第1の実施の形態に係るランプ点灯装置は、いわゆ
るDC高圧点灯方式であり、交流電源10からの交流電
圧を整流・平滑化する整流・平滑化回路20と、平滑化
された直流電圧を降圧し放電ランプへの電力を供給する
電力供給回路30と、電力供給回路30の電力供給を制
御するPWM制御回路40と、電力供給回路30から供
給される直流電圧を交流電圧に変換しこれによって放電
ランプのAC駆動を行うAC駆動回路50と、各回路を
制御する制御部60と、放電ランプの起動時に高電圧を
放電ランプに印加するイグナイタ回路70と、放電ラン
プ80とを含む。好ましくは、ランプ点灯装置は、液晶
デバイスやDLPデバイスを利用したプロジェクタの光
源部に用いられ、放電ランプには、キセノンランプ、メ
タルハライドランプ、超高圧水銀ランプなど使用され
る。
【0020】電力供給回路30は、MOSトランジスタ
31、パルストランス32、ダイオード33、インダク
ター(コイル)34、コンデンサ35等を含む。MOS
トランジスタ31のゲートはパルスパルストランス32
の二次側コイルに接続され、その一次側コイルはPWM
制御回路30のPWM出力信号41に接続される。PW
M出力信号41から出力されるパルス信号に応答してM
OSトランジスタ21のオン・オフが制御され、直流電
圧の降圧が行われる。インダクター34及びコンデンサ
35は、変圧された直流電圧から脈動する成分を取り除
き平滑化された直流電圧を供給する。
【0021】PWM制御回路40は、コントロールユニ
ット42、電力演算回路43、増幅回路44を含む。コ
ントロールユニット42は、スイッチSW1を閉じるこ
とによって動作を開始し、スイッチSW1は制御部60
からの制御信号61によって制御される。増幅回路44
の入力は、電流検出用抵抗R1の一端に接続され電力供
給回路30におけるランプ電流を検知し、これを電力演
算回路43へ出力する。また電力演算回路43の他方の
入力には、電源ライン間を抵抗R2、R3で分割して検
出したランプ電圧が入力される。コントロールユニット
42は、電力演算回路43によって演算された電力情報
に基づき放電ランプ80の動作に必要な電力が供給され
るように電力供給回路30を制御する。
【0022】AC駆動回路50は、電力供給回路30に
接続され、直流電圧を交流電圧に変換するためのCMO
SトランジスタQ1、Q2、Q3、及びQ4を有する。
CMOSトランジスタQ1、Q2と、CMOSトランジ
スタQ3、Q4により一対のCMOSインバータを構成
し、それらのゲート電極は制御部60からの駆動信号6
4を介して相補的に駆動される。従って、トランジスタ
Q1、Q4がオンするときトランジスタQ2、Q3がオ
フであり、反対にトランジスタQ2、Q3がオンすると
き、トランジスタQ1、Q4がオフである。こうして電
力供給回路30からの直流電圧は各インバータによって
交流電圧に変換され、放電ランプ80に印加される。直
流−交流の変換周波数は制御部60からの駆動信号64
のパルス周波数を可変することによって任意に選択する
ことが可能である。
【0023】AC駆動回路50の出力端にイグナイタ回
路70が接続される。イグナイタ回路70は、高電圧発
生用のトランス71を含む。トランス71の一次側コイ
ルの一端には、トリガー素子72、抵抗Rおよびダイオ
ード73が接続され、ダイオード73のアノードはトラ
ンジスタQ3、Q4の出力に接続され、トリガー素子7
2とトランジスタQ1、Q2の出力との間にコンデンサ
74が接続される。トランス71の二次側コイルの一端
にはトリガー素子75、ダイオード76が接続され、放
電ランプ80の電極と並列にバイパスコンデンサ77が
接続されスパイク電流等のインパルスを吸収する。さら
に、AC駆動回路50のトランジスタQ3、Q4の出力
と放電ランプ80の一方の電極との間の電流通路内にオ
ン・オフ制御されるスイッチSW2が介在される。トリ
ガー素子72、75は、例えば、バリスタや双方向性ス
イッチを用いることができ、そのしきい値電圧は、放電
ランプの点火時に導通し、AC駆動時に非導通する値を
選定する必要がある。
【0024】制御部60は、各スイッチSW1およびS
W2のオン、オフを制御する制御信号61、62と、コ
ンバータ同期信号63に基づきAC駆動回路50を駆動
制御する駆動信号64とを出力する。さらに制御部60
は各部の動作を制御するためのタイマー回路、シーケン
ス回路等を含む。
【0025】次に、本実施の形態に係るランプ駆動装置
の動作を図2を用いて説明する。放電ランプ80に高電
圧が印加される前、スイッチSW1およびSW2は開い
た状態にある。交流電源10からの交流電圧が整流・平
滑化回路20により直流電圧に変換され、図2(a)に
示すように、制御部60からの制御信号61によりスイ
ッチSW1がオンされると、PWM制御回路40からP
WM出力信号41がパルストランス32へ出力され、こ
れによってMOSトランジスタ31のオン・オフが制御
され、電力供給回路30から約250−370ボルトの
直流電圧が供給される。このときAC駆動回路50は、
制御部60からの駆動信号64によりトランジスタQ
2、Q3をオン状態にしており、イグナイタ回路70の
ノードV1が電力供給回路30からの供給電圧P1にま
で昇圧される。ノードV1からダイオード73、抵抗を
介してコンデンサ74に電荷が蓄積され、コンデンサ7
4の電極電圧がトリガー素子72のしきい値(約200
ボルト)を越えると、トランス71の一次側コイルに電
流が流れ、これによって二次側コイルに高電圧の電流が
流れ、この電流は、トリガー素子75(約200ボルト
のしきい値を有する)およびダイオード76を介してコ
ンデンサ77に蓄積される。上記動作が繰り返されるこ
とでコンデンサ77に十分な電荷が蓄積され、これによ
ってノードV2に3K−10Kボルトの電圧が発生され
(図2(c))、これが放電ランプ80の電極間に印加
され、同図(e)に示すように期間t1においてグロー
放電が開始される。
【0026】期間t1は、グロー放電開始からスイッチ
SW2をオンするまでの時間であり、この時間は制御部
60のシーケンス回路のタイマーによって決定すること
ができる。あるいは、ノードV2の電位が一定値なった
ことを検知し、スイッチSW2をオンするようにしてよ
い。
【0027】期間t2は、グロー放電t1後からスイッ
チSW2により放電ランプに電圧V1を印加する期間で
ある。スイッチSW2がオンされると、放電ランプ80
の電極間にノードV1の電圧が供給され、つまり、放電
を維持するのに十分なランプ電流が流され、初期放電が
開始される。ランプ電流が流れることで、ノードV1の
電圧はランプ動作電圧P2に降下する。期間t2は、約
数十ないし数百ミリ秒であるが、これはランプの特性に
よって最適値を選択する。
【0028】期間t2が経過すると、PWM制御回路4
0からMOSトランジスタ31の動作を制御するPWM
出力信号41が出力され、電力供給回路30の出力端か
ら降圧された直流電圧が供給される。放電初期時はラン
プ動作電圧が低いためランプが安全に動作できる電流制
御を行い、その後、温度上昇と共にランプ動作電圧が上
昇(例えば65ボルト)した時点で電力(ワット)制御
に切り替える。また、これと同時に、同図(f)に示す
ように制御部60は駆動信号64によりAC駆動回路5
0のインバータを相補的に駆動し、直流電圧を交流電圧
に変換させる。これによって放電ランプ80の電極間に
は、同図(e)に示すような波形の駆動電流が印加さ
れ、AC点灯が開始される。放電ランプ80がAC駆動
されるとき、AC駆動回路50から供給される一方向の
電流は、スイッチSW2を介して放電ランプ80の一方
の電極に加えられ、その電流はダイオード76によって
トランス71へ流れるのを阻止され、該一方向と反対方
向の電流は、トリガー素子75によってトランス72を
貫通するのを阻止される。
【0029】図2(g)は、図2(e)に示すAC点灯
時のランプ電流の波形を拡大したものである。同図から
明らかなように、AC駆動回路50の出力端と放電ラン
プ80間の電流通路内に実質駅なインダクターが介在さ
れていないため、ランプ駆動電流の立上がりと立下り時
間(転流時間)D2は極力短かくされる。本実施の形態
では、例えば、ランプ電流がオンしている時間D1は、
おおよび10msであり、転流時間D2はおおよそ1μ
sである。D2はD1に比べて非常小さく、A=D2/
(D1+D2)としたとき、Aの値はほとんどゼロに近
い。転流時間D2を非常に小さくすることができるた
め、その期間の放電ランプの光量の低下はほとんど無視
することができるレベルとなる。このようにDCイグナ
イタ回路においてインダクター成分がない回路を構成す
るので、立上がり及び立下りの早い交番ランプ電流を得
ることができ、従来のように転流時間D2をカラーホイ
ールの駆動や映像信号及び画像信号のデジタル処理時間
とタイミングの同期を取る必要はなくなる。したがっ
て、放電ランプのAC駆動でありながら、実質的にはD
C駆動と同じように使用することが可能となり、設計の
自由度が増す。同時に、放電ランプの最適な駆動周波数
を選択することが可能となり、ランプの寿命やフリッカ
ーの発生の抑制に適した周波数を選ぶことができる。こ
の場合、制御部60からのパルス駆動信号64の周波数
を変えることによってAC駆動回路50、すなわち放電
ランプの駆動周波数を可変することができることは言う
までもない。
【0030】さらに本実施の形態に係るイグナイタ回路
70は、トランス71の二次側コイルとコンデンサ77
とを放電ランプ80の電極と並列に接続させたDC電圧
着火であるため、放電ランプ80への印加電圧も約3K
−10Kボルトでよく、従来の図10で用いたようなト
ランスの二次側コイルと放電ランプとを直列に接続して
パルス状の数十KVの高電圧を印加させるイグナイタ回
路と比較して、耐圧の低いコンデンサ等を用いることが
できるため、イグナイタ回路を小さくコンパクトにする
ことが可能である。
【0031】次に本発明の第2の実施の形態に係るラン
プ点灯装置の回路を図3に示す。図1との相違は、スイ
ッチSW2と並列にダイオード78を設けた点であり、
その他の構成は同じである。図4に図3の動作波形を示
す。本実施の形態の場合、ノードV2の高電圧が放電ラ
ンプ80に印加され、グロー放電が開始された直後のt
1期間にダイオード78を介して即座にランプ電流が供
給される。その後、スイッチSW2がオンされ、ノード
V1の電位が放電ランプ80に印加され、期間t2後、
AC駆動回路50によりAC駆動が行われる。従って、
本実施の形態によればダイオード78をスイッチSW2
と並列に接続することによりグロー放電期間を短くする
ことができ、ひいては放電ランプのグロー放電による劣
化や点灯性を改善することができる。
【0032】次に本発明の第3の実施の形態に係るラン
プ点灯装置の回路を図5に示す。第1の実施の形態(図
1)との相違点は、スイッチSW2と直列に飽和インダ
クターLaを設けた点であり、そのときの動作波形を図
6に示す。本実施の形態に係るランプ点灯装置は、第1
の実施の形態と異なり、放電ランプ80の起動後(点火
後)において、AC駆動回路50と放電ランプ80間の
電流経路内に飽和インダクターLaを介在させることに
よりランプ光量の明暗を抑制するが、インダクターLa
は、ランプ電流にオーバーシュートやリンギングを生じ
させる前に飽和するようなインダクタンスを選定するこ
とが望ましい。飽和インダクターLaは、好ましくは放
電ランプ80の定格電流のおよそ1/2から2/3程度
で飽和するインダクターが望ましい。そのような飽和イ
ンダクターLaを用いることで、駆動電流におけるオン
時間D1間の転流時間D2における立上がり及び立下り
を平滑(スムース)にすることができ、これによってノ
イズの発生を抑制することができると同時に放電ランプ
の動作を安定化し光量のチラツキも抑制することができ
る。
【0033】次に、本発明の第4の実施の形態に係るラ
ンプ点灯装置の回路を図7に示す。本実施の形態に係る
ランプ点灯装置は、第1の実施の形態と第2の実施の形
態との特徴を組み合わせたものである。つまり、イグナ
イタ回路70とAC駆動回路50の出力端との間に飽和
インダクターLaとスイッチSW2とダイオード78と
を介在させた例である。
【0034】次に、本発明の第4の実施の形態に係るラ
ンプ点灯装置の回路を図8に示す。本実施の形態は、A
C駆動回路50の出力端とイグナイタ回路70との間
に、インダクターLa、Lbを設けたものであり、これ
らのインダクターはスイッチSW3、SW4、SW5と
並列に接続されている。例えば、インダクターLaは、
飽和インダクターであることが望ましく、インダクター
Lbはノイズ除去用のインダクターあるいは共振用のイ
ンダクターであることも可能である。本実施の形態の場
合、インダクターLbの追加によりランプ電流からノイ
ズ成分を除去し、インダクターLaと相まって放電ラン
プ80の光量の明暗をより抑制することができる。但
し、インダクターの成分が大きすぎると、駆動電流の立
上がりおよび立下りが緩和され、その結果として転流時
間D2が大きくなってしまうので、インダクターが介在
されていない第1の実施の形態(図1)の転流時間D2
の少なくとも20倍以内程度に制限することが望まし
く、それは約20μsである。このときの値Aは2×1
−3である。値Aが実質的に5×10−3以内であれ
ば、転流時間D2による影響を無視して、放電ランプを
非同期で駆動することが可能である。
【0035】さらに本実施の形態にあるように、インダ
クターLa、Lbによる影響が好ましくない場合には、
スイッチSW3、SW4、SW5のいずれかをあるいは
すべてをオンさせ、つまりインダクターを短絡させ、所
望の立上がり立下り時間を有する駆動波形に調整するこ
とも可能である。
【0036】以上、本発明の第1ないし第4の実施の形
態を図1ないし図5を用いて説明したが、これらの実施
の形態に係る特徴を組み合わせることも可能であること
は言うまでもない。また、上記実施の形態では、便宜上
イグナイタ回路70が、インダクターおよびスイッチ類
を含む構成としたが、必ずしもイグナイタ回路70に含
ませる構成である必要はなく、インダクター及びスイッ
チをイグナイタ回路70から外して考えてもよい。さら
に、上記実施の形態において用いられるスイッチSW1
ないしSW5は、公知のスイッチの使用が可能であり、
機械式スイッチや半導体スイッチを用いることができ
る。
【0037】このような実施の形態に係るランプ点灯装
置を液晶デバイスやDMD等を用いたプロジェクタの光
源に適用することができる。その場合、次のような効果
が期待できる。
【0038】放電ランプの光量の明暗を抑制することが
できるので、明るさが十分で、しかもフリッカーやちら
つきなどが抑制された映像を表示することができる。
【0039】本発明の好ましい実施の形態について詳述
したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の
範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例え
ば、イグナイタ回路やAC駆動回路の構成は上記実施の
形態の構成に拘泥されるものではなく、AC駆動回路と
放電ランプ間の電流通路内にあるインダクターは、必ず
しも上記実施の形態の構成に限られるものではないし、
複数のインダクターがあっても良い。さらに、実施の形
態では、ノイズ除去のためのインダクターLaを形式的
にAC駆動回路やイグナイタ回路から分離させている
が、これはAC駆動回路に含めても良いし、あるいはイ
グナイタ回路に含めても良い。さらに、放電ランプへの
印加電圧は、放電ランプの種類によって異なり、それに
応じた電圧を印加することが望ましい。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、ランプ点灯装置のイグ
ナイタ回路が駆動回路の出力と放電ランプの電極間の電
流通路にインダクターを介在させないようにしたので、
放電ランプのAC駆動時にその放電ランプのオン/オフ
時の立上り及び立下り時間を極力短くすることができ、
これによって放電ランプのAC駆動を非同期で使用する
ことができる。さらに、このようなランプ点灯装置をプ
ロジェクタに用いることで、ビートやチラツキの発生を
抑制し、鮮明な映像の表示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1の実施の形態に係るランプ点灯装置
の回路を示す図である。
【図2】図2は図1の動作波形を示す図である。
【図3】図3は本発明の第2の実施の形態に係るランプ
点灯装置の回路を示す図である。
【図4】図4は図3の動作波形を示す図である。
【図5】図5は本発明の第3の実施の形態に係るランプ
点灯装置の回路を示す図である。
【図6】図6は図5の動作波形を示す図である。
【図7】図7は本発明の第4の実施の形態に係るランプ
点灯装置の回路を示す図である。
【図8】図8は本発明の第5の実施の形態に係るランプ
点灯装置の回路を示す図である。
【図9】図9は従来のランプ点灯装置の一構成例を示す
ブロック図である。
【図10】図10は図9のAC駆動回路及びイグナイタ
回路の構成を示す図である。
【符号の説明】
20:整流・平滑化回路、 30:電力供
給回路、40:PWM制御回路、 5
0:AC駆動回路、60:制御部、
70:イグナイタ回路、72、75:トリガー素
子、 78:ダイオード、80:放電ラン
プ、 La、Lb:インダクター、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 41/24 H05B 41/24 F Fターム(参考) 2K103 AA05 AA07 AB10 BA17 CA60 3K072 AA10 AA12 AA13 AA15 AC01 AC11 BA05 BB01 CA03 CA09 CA14 DD07 GA03 GB18 HA02 HA03 HA07 HA10 3K083 AA49 AA50 AA65 BA05 BA25 BA33 BC16 BC20 BC22 BC42 BC47 BD03 BD13 BD22 BE32 CA33 CA35

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電圧を交流電圧に変換し該交流電圧に
    より放電ランプの駆動を行う駆動回路と、前記駆動回路
    に接続され前記放電ランプの起動時に前記放電ランプに
    高電圧を印加するイグナイタ回路とを有するランプ点灯
    装置であって、 前記駆動回路の出力端と前記放電ランプの電極間の電流
    通路に実質的なインダクターを介在させないことを特徴
    とする、ランプ点灯装置。
  2. 【請求項2】前記駆動回路の出力端と前記放電ランプの
    電極との間の電流通路にスイッチが介在される、請求項
    1に記載のランプ点灯装置。
  3. 【請求項3】前記スイッチと並列にダイオードが接続さ
    れる請求項2に記載のランプ点灯装置。
  4. 【請求項4】前記スイッチは前記イグナイタ回路に含ま
    れる、請求項1ないし3いずれか記載のランプ点灯装
    置。
  5. 【請求項5】前記イグナイタ回路は、高電圧発生用のト
    ランスを含み、該トランスの二次側コイルが前記放電ラ
    ンプの電極と並列に接続される、請求項1ないし4いず
    れか記載のランプ点灯装置。
  6. 【請求項6】前記イグナイタ回路は、前記トランスと前
    記放電ランプの電極との間に所定のしきい値を有するト
    リガー素子を含む、請求項5に記載のランプ点灯装置。
  7. 【請求項7】直流電圧を交流電圧に変換し該交流電圧に
    より放電ランプの駆動を行う駆動回路と、前記駆動回路
    に接続され前記放電ランプの起動時に前記放電ランプに
    高電圧を印加するイグナイタ回路とを有するランプ点灯
    装置であって、前記駆動回路の出力端と前記放電ランプ
    の電極との間の電流通路に飽和インダクターを介在させ
    ることを特徴とする、ランプ点灯装置。
  8. 【請求項8】前記飽和インダクターは、前記放電ランプ
    の定格電流のほぼ2/3で飽和される請求項7に記載の
    ランプ点灯装置。
  9. 【請求項9】前記飽和インダクターと直列にスイッチが
    接続され、前記スイッチは、前記放電ランプをAC駆動
    するときに閉じられる請求項7または8に記載のランプ
    点灯装置。
  10. 【請求項10】前記スイッチに並列にダイオードが接続
    される請求項9に記載のランプ点灯装置。
  11. 【請求項11】前記イグナイタ回路は、前記飽和インダ
    クター、前記スイッチ、及び少なくとも1つの高電圧発
    生用トランスを含み、該トランスの二次側コイルを前記
    放電ランプに並列に接続する請求項9に記載のランプ点
    灯装置。
  12. 【請求項12】前記イグナイタ回路は、トリガー素子を
    含み、該トリガー素子は前記トランスの二次側コイルの
    一端と前記放電ランプの一方の電極間に接続され、前記
    放電ランプのAC駆動時に一方向に流れる電流を阻止す
    る請求項7ないし11いずれかに記載のランプ点灯装
    置。
  13. 【請求項13】前記トリガー素子は、ダイオードと直列
    に接続され、前記ダイオードが放電ランプのAC駆動時
    に前記一方向と反対方向に流れる電流を阻止する請求項
    12に記載のランプ駆動装置。
  14. 【請求項14】直流電圧を交流電圧に変換し該交流電圧
    により放電ランプの駆動を行う駆動回路と、前記駆動回
    路に接続され前記放電ランプの起動時に前記放電ランプ
    に高電圧を印加するイグナイタ回路とを有するランプ点
    灯装置であって、 前記駆動回路の出力端と前記放電ランプの電極との間の
    電流通路に少なくとも一つのインダクターが接続され、
    前記少なくとも一つのインダクターは前記放電ランプの
    駆動時にその駆動電流の立上がりと立下り期間を実質的
    に制限する、ランプ点灯装置。
  15. 【請求項15】前記期間はおおよそ20μ秒以下である
    請求項14に記載のランプ点灯装置。
  16. 【請求項16】直流電圧を交流電圧に変換し該交流電圧
    により放電ランプの駆動を行う駆動回路と、前記駆動回
    路に接続され前記放電ランプの起動時に前記放電ランプ
    に高電圧を印加するイグナイタ回路とを有するランプ点
    灯装置であって、 前記駆動回路の出力端と前記放電ランプの電極との間の
    電流通路に少なくとも一つのインダクターと該少なくと
    もの一つのインダクターに並列に接続されるスイッチと
    が介在され、 前記イグナイタ回路は前記放電ランプの電極に並列に接
    続されたトランスを含むことを特徴とする、ランプ点灯
    装置。
  17. 【請求項17】前記少なくとも一つのインダクターは、
    ノイズ除去用インダクターあるいは共振用インダクター
    を含む、請求項16に記載のランプ点灯装置。
  18. 【請求項18】ランプと、前記ランプを点灯させるため
    のランプ点装置と、前記ランプからの光を少なくとも
    R、G、Bの波長を有する光に分別する分別手段と、前
    記分別手段からの光を変調する変調手段と、前記変調手
    段によって変調された光を投射する投射手段とを備えた
    プロジェクタであって、 前記ランプ点灯装置は、直流電圧を交流電圧に変換し該
    交流電圧により放電ランプの駆動を行う駆動回路と、前
    記駆動回路に接続され前記放電ランプの起動時に前記放
    電ランプに高電圧を印加するイグナイタ回路とを含み、 前記駆動回路の出力端と前記放電ランプの電極との間の
    電流通路に実質的なインダクターが介在されていないこ
    とを特徴とする、プロジェクタ。
  19. 【請求項19】前記駆動回路は前記分別手段と非同期で
    動作される請求項18に記載のプロジェクタ。
  20. 【請求項20】前記変調手段は、ライトバルブを含み、
    該ライトバルブは液晶デバイスあるいはDMDである請
    求項19に記載のプロジェクタ。
  21. 【請求項21】前記分別手段は、少なくともR、G、B
    の波長の光を分別可能なカラーフィルターを備え、該カ
    ラーフィルターを回転させることにより前記ランプから
    の光を順次R、G、Bの光に変換する請求項18ないし
    20いずれかに記載のプロジェクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006031971A (ja) * 2004-07-12 2006-02-02 Plus Vision Corp ランプ点灯装置及びそれを用いたプロジェクタ
JP2006072196A (ja) * 2004-09-06 2006-03-16 Nec Viewtechnology Ltd プロジェクタ

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