JP5239729B2 - 高圧放電灯点灯装置、光源装置及び高圧放電灯の点灯方法 - Google Patents

高圧放電灯点灯装置、光源装置及び高圧放電灯の点灯方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5239729B2
JP5239729B2 JP2008268545A JP2008268545A JP5239729B2 JP 5239729 B2 JP5239729 B2 JP 5239729B2 JP 2008268545 A JP2008268545 A JP 2008268545A JP 2008268545 A JP2008268545 A JP 2008268545A JP 5239729 B2 JP5239729 B2 JP 5239729B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
period
current
lamp
pressure discharge
discharge lamp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008268545A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010097848A (ja
Inventor
徹 永瀬
信一 鈴木
嘉昭 駒津
祐哉 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iwasaki Denki KK
Original Assignee
Iwasaki Denki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iwasaki Denki KK filed Critical Iwasaki Denki KK
Priority to JP2008268545A priority Critical patent/JP5239729B2/ja
Publication of JP2010097848A publication Critical patent/JP2010097848A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5239729B2 publication Critical patent/JP5239729B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は交流ランプ電流を供給して高圧放電灯を点灯させる高圧放電灯点灯装置及びそれを用いた光源装置並びに高圧放電灯の点灯方法に関する。
プロジェクタやプロジェクションTV等のバックライトとして、反射鏡と組み合わされた短アーク高圧放電灯を用いた光源装置が用いられている。
近年、これらの高圧放電灯は、更なる明るさの向上や小型化、長寿命化等様々な特性の改善が要求されている。特に長寿命化は要求が高く、更なる改善が必要とされている。そして、長寿命化のためにはアーク長を寿命期間中に維持することが最も重要な課題となっており、より具体的には高圧放電灯の点灯電圧(以下、「ランプ電圧」という)を一定に維持することが必要とされる。
そのため、これらの高圧放電灯には水銀と微量のハロゲンが封入されており、点灯中に蒸発した電極材のタングステンがハロゲンサイクルによって電極先端に戻り、寿命期間中のアーク長変化を抑制し、ランプ電圧を維持している。
しかし実際には、高圧放電灯の累積点灯時間が数十時間程度の初期に、ランプ電圧は低下し、その後長期にわたる寿命期間中においてはランプ電圧が暫時上昇することが知られている。
また、寿命期間中においてはランプ個々のばらつき、外気温などの点灯条件のばらつきによってもランプ電圧が上昇や下降といった挙動を見せる。
しかしながら、これらのランプ電圧の変動を同じ点灯周波数条件で制御することは難しいことから、周波数を変化させる事により改善を試みる提案もなされている。例えば、特許文献1に記載されているように、ランプ点灯時のランプ電圧に応じて点灯周波数を変化させることによりランプ電圧を制御する方法がその1つである。具体的には、ランプ電圧がある基準値よりも低くなった場合は点灯周波数を高くし、ランプ電圧がある基準値よりも高くなった場合は点灯周波数を低くするという制御をしている。これは、ランプ点灯周波数が高い場合はランプ電圧の挙動が上昇傾向にあり、逆に点灯周波数が低い場合はランプ電圧の挙動が下降傾向にあるという既知の事実に基づいた制御である(以下、それぞれ「高周波」、「低周波」という)。
また別の方策として、例えば特許文献2のように、2つ以上の異なる点灯周波数に複数回切替えて変化させてランプを点灯させる制御が提案されている。すなわち、当初から高周波成分及び低周波成分を含む複数の周波数成分を所定のバランスで合成したランプ電流波形を採用し、高周波による効果及び低周波による効果を複合的に発揮させようというものである。
またさらに別の方策として、例えば特許文献3のように、電極の先端にその径の細い突起を成長させる傾向のある比較的高い周波数でランプを点灯しているところに、電極を大部分において溶解させながら径の太い突起を形成させる傾向のある比較的低い周波数を定期的に挿入する制御が提案されている。これは上記のようにランプを低周波と高周波で交互に点灯させることで、ランプの電極突起を細いものではなく、図4Bの模式図に示すような、太い突起の上に更に細い突起が形成された略円錐状のものとし、ランプを長寿命化しようというものである。
特開2006−185663号公報 特許第3851343号 特表2008−509518号公報
上記従来技術の点灯装置でランプを点灯した場合、確かに各文献に記載されるような効果を期待できる。しかし、同文献においては、任意に使用周波数成分が選択されているが、選択されるべき点灯周波数成分にはプロジェクタ等の光源装置に使用される際の特有の制約があることが考慮されていない。
近年、反射型ミラーデバイスを用いたいわゆるDLP(デジタル・ライティング・プロセッサ)システムを採用した光源装置においては、カラーホイールの各色セグメントに同期させて極性を反転させたり、セグメント毎に電流値を増減させたりする制御が用いられるようになっており、これらはバリアブル制御などと呼ばれている。
このバリアブル制御は、カラーホイールが1回転するごとにその基準を表す同期信号が光源装置から高圧放電灯点灯装置に送信され、同期信号を受信した高圧放電灯点灯装置は、予め設定されたカラーホイールの各色セグメントに応じてランプに供給する電流値を増減させたり、電流の極性を反転させたりするというものである。カラーホイールの1回転が終了すると、再度同期信号が高圧放電灯点灯装置に送信され、上記動作を繰り返すことになる。
ここで、ランプ電流の極性反転は、ランプからの照射光を効率的に取り出すためにカラーホイール内のセグメントの切替り点で行うことが望ましい。そのため、極性反転数(即ち点灯周波数)や極性反転のバリエーションはカラーホイールの回転数とそのセグメント数に制約を受けることになる。
また、上記のようなDLPシステムを採用した光源装置においては、多くの場合カラーホイールの回転速度、即ち回転周波数は、電源周波数である50Hz若しくは60Hzの倍速、すなわち100Hz若しくは120Hz、又は3倍速、すなわち150Hz若しくは180Hzになっており、このカラーホイールが多くの場合、3から6色からなるセグメントに分割されている。そして、高圧放電灯点灯装置は図3Fのようにセグメントに同期してランプ電流の極性を反転させるので、ランプは比較的高い周波数で点灯されることになる。さらに、セグメント毎にランプ電流の値を増減させるため、ランプの点灯波形には殆どの場合パルス状の波形成分が含まれる。このような電流波形でランプを点灯させた場合、ランプの電極先端に形成される電極突起は図4Aの模式図に示すように、その突起90、91の径が小さく、突起部容積も比較的小さいものとなってしまう。その上点灯周波数が比較的高めであるため、このような電極突起は消耗しやすく、ランプの長寿命化の妨げとなる。
本発明の第1の側面は、カラーホイールを用いるDLPシステムに使用される高圧放電灯点灯装置であって、高圧放電灯に交流電流を供給する交流電流供給手段(20、30)、カラーホイールの回転動作の同期信号を受信する同期信号受信部(61)、及び交流電流の電流値制御及び極性反転制御のそれぞれを、同期信号に基づいて、カラーホイールの所定のセグメント切換えタイミングに同期させて行なう制御部(60)を備え、交流電流供給手段によって供給されるランプ電流が、高圧放電灯の第1の電極の先端に形成された突起(以下、「第1の突起」という)を溶解させるとともに第2の電極の先端に形成された突起(以下、「第2の突起」という)を成長させるための第1の変調交流電流の期間T1、及び第1の突起を成長させるとともに第2の突起を溶解させるための第2の変調交流電流の期間T2からなり、期間T1及びT2が連続的にあるいは断続的に繰り返され、第1の電極から第2の電極に向かう電流を正電流、その逆を負電流として、期間T1には正電流の電流時間積が負電流の電流時間積よりも大きい単位波形が複数波含まれ、期間T2には負電流の電流時間積が正電流の電流時間積よりも大きい単位波形が複数波含まれるように電流値制御及び極性反転制御が行われる高圧放電灯点灯装置である。
ここで、期間T1における各単位波形の正電流の期間長及び期間T2における各単位波形の負電流の期間長をそれぞれTLとし、期間T1における各単位波形の負電流の期間長及び期間T2における各単位波形の正電流の期間長をそれぞれTSとした場合に、TL:TS=100:30〜60となるように極性反転制御が行なわれる構成とした。
また、期間T1と期間T2の間に準非変調電流の期間Tqが挿入されて一変調周期T0が構成され、期間Tqにおける正電流と負電流の電流時間積の差が期間T1及び期間T2における正電流と負電流の電流時間積の差よりも小さく、期間Tqにおける周波数が期間T1及びT2における周波数よりも高くなる構成とした。
さらに、ランプ電圧を検出する検出手段を備え、ランプ電圧が第1の電圧V1以下となった場合には、周期T0に対する期間Tqの占める割合を増加させるように交流電流供給手段が制御されるようにしてもよいし、ランプ電圧が第2の電圧V2以上となった場合には、周期T0に対する前記期間Tqの占める割合を減少させるように交流電流供給手段が制御される構成としてもよい。
さらに、点灯開始からの所定の期間経過前における周期T0に対する期間Tqの占める割合が、所定の期間経過後における周期T0に対する期間Tqの占める割合よりも高くなるように交流電流供給手段が制御される構成とした。
本発明の第2の側面は、上記第1の側面の高圧放電灯点灯装置、高圧放電灯及びカラーホイールを備えたDLPシステムからなる光源装置である。
本発明の第3の側面は、カラーホイールを用いるDLPシステムにおける高圧放電灯の点灯方法であって、カラーホイールの回転動作の同期信号を受信し、ランプ電流の電流値制御及び極性反転制御のそれぞれを、同期信号に基づいて、カラーホイールの所定のセグメント切換えタイミングに同期させる点灯方法において、ランプ電流が、高圧放電灯の第1の電極の先端に形成された突起(以下、「第1の突起」という)を溶解させるとともに第2の電極の先端に形成された突起(以下、「第2の突起」という)を成長させるための第1の変調交流電流の期間T1、及び第1の突起を成長させるとともに第2の突起を溶解させるための第2の変調交流電流の期間T2を含み、期間T1及びT2を連続的にあるいは断続的に繰り返すステップからなり、第1の電極から第2の電極に向かう電流を正電流、その逆を負電流として、期間T1では正電流の電流時間積が負電流の電流時間積よりも大きい単位波形を複数波含み、期間T2では負電流の電流時間積が正電流の電流時間積よりも大きい単位波形を複数波含むように電流値制御及び極性反転制御を行う点灯方法である。
ここで、期間T1における各単位波形の正電流の期間長及び期間T2における各単位波形の負電流の期間長をそれぞれTLとし、期間T1における各単位波形の負電流の期間長及び期間T2における各単位波形の正電流の期間長をそれぞれTSとした場合に、TL:TS=100:30〜60となるように極性反転制御を行う構成とした。
また、期間T1と期間T2の間に準非変調電流の期間Tqを挿入して一変調期間T0を構成し、期間Tqにおける正電流と負電流の電流時間積の差が期間T1又は期間T2における正電流と負電流の電流時間積の差よりも小さく、期間Tqにおける周波数が期間T1及びT2における周波数よりも高くなるようにした。
さらに、ランプ電圧が第1の電圧以下V1となった場合には、周期T0に対する期間Tqの占める割合を増加させるステップを含んでもよいし、ランプ電圧が第2の電圧以上V2となった場合には、周期T0に対する期間Tqの占める割合を減少させるステップを含んでもよい。
またさらに、点灯開始からの所定の期間経過前における周期T0対する期間Tqの占める割合が、所定の期間経過後における周期T0に対する期間Tqの占める割合よりも高くなるようにした。
本発明によると、使用できる点灯周波数に制約があるDLPシステムの場合でも、交流電力供給手段によって供給される交流電流が、第1の電極の先端に形成された第1の突起を溶解させるとともに第2の電極の先端に形成された第2の突起を成長させるための第1の変調交流電流の期間と、第1の突起を成長させるとともに第2の突起を溶解させるための第2の変調交流電流の期間が連続的にあるいは断続的に繰り返されるように構成されている。そのため、ランプの点灯中に形成される電極の先端の突起は、その径が細く小さい突起ではなく、図4Bの92、93に示すような、その径が太く、略円錐状の形状となりランプを長寿命とすることが可能となる。
さらに、上記変調交流電流期間、または準非変調交流電流の期間のうち少なくとも一つの期間を制御することで、ランプ電圧を適切に制御することができる。
<本発明の概要>
図1は本発明の回路構成図である。図1について以下に説明する。本発明の高圧放電灯点灯装置は、直流電源10、直流電源10の直流電圧をPWM(パルス幅変調)制御回路により所定のランプ電力又はランプ電流に制御する降圧チョッパ回路20、降圧チョッパ回路20の直流出力電圧を交流矩形波電流に変換してランプ50に印加するためのフルブリッジ回路30、ランプ始動時に高圧パルス電圧をランプに印加するためのイグナイタ回路40、並びに降圧チョッパ回路20及びフルブリッジ回路30を制御するための制御部60で構成されている。なお、図面を見やすくするために高圧放電灯点灯装置の電源を直流電源10として示しているが、必要に応じて商用交流電源を全波整流してコンデンサインプット型の回路で整流したものや、昇圧回路(力率改善回路)等も含むものとする。なお、本願においては、降圧チョッパ回路20及びフルブリッジ回路30を交流電流供給手段というものとする。
降圧チョッパ回路20はPWM制御回路28によってPWM制御されるトランジスタ21、ダイオード22、チョークコイル23、及び平滑コンデンサ24で構成され、直流電源10から供給される直流電圧を所定のランプ電力又はランプ電流に変換するように制御される。フルブリッジ回路30はブリッジ制御回路35によってトランジスタ31及び34の組とトランジスタ32及び33の組とが所定のタイミングで交互にオン/オフするように制御される。これにより、ランプ50に(基本的には矩形波の)交流電流が印加され、上記の所定のランプ電力又はランプ電流の値及びフルブリッジ回路30によるランプ電流の極性反転のタイミングは制御部60によって決定される。また、ランプ50には定格電力50〜400W程度のものを想定している。なお、前記の制御は一般的な高圧放電灯点灯装置におけるものであるが、バリアブル制御での場合の制御について以下に説明する。
バリアブル制御においては、図2Bに示すようにカラーホイールが1回転するごとにその基準を表す同期信号が光源装置から高圧放電灯点灯装置に送信される。高圧放電灯点灯装置は同期信号受信部61にて同期信号を受信し、これをマイコンがカラーホイールの基準点と認識し、その時点を起点としてカラーホイール1回転の期間の制御を行う。マイコンにはカラーホイールの各色セグメントの角度、各色セグメントにおける電流値、及びランプ電流の極性反転のタイミングが予めプログラムされていて、これをプログラムどおりに実行する。そしてカラーホイールの1回転が終了すると同時に次のサイクルの同期信号が送信され、高圧放電灯点灯装置はこの同期信号を受信し、再びこれを起点としてカラーホイールの次の1回転の期間の制御を行う。このようにして、実際のカラーホイールの回転速度と、マイコンに予めプログラムされた動作との微小なずれをカラーホイール1回転毎に補正し、常にカラーホイールの動作と高圧放電灯点灯装置の出力制御とが同期するようにしている。
本実施例では、反射型ミラーデバイスを用いたいわゆるDLPシステムを採用した光源装置に組み込まれたカラーホイールの回転数を100Hzとした。図2Aに示すようにカラーホイールは、赤(R)、緑(G)、青(B)、白(W)、黄(Y)の5つのセグメントに分割され、それぞれのセグメントの角度は、赤(R)=100deg、緑(G)=100deg、青(B)=100deg、白(W)=30deg、黄(Y)=30degである。なお、ランプ定格電力は200Wである。
また、光源装置からの同期信号と点灯装置からランプに供給される電流値は図2Cに示されるようにカラーホイールのセグメントに同期し、さらにそれぞれのセグメントごとに異なる値を有しており、各セグメントの電流値は、I(Y)=I1(定格電流比150%)、I(G)=I2(定格電流比110%)、I(R)=I(B)=I(W)=I3(定格電流比90%)である。この電流パターンをIaとする。
図3Aは第1の変調交流電流期間(以下、「T1」という)の単位波形を示す図である。同図に示すように、Iaにおける極性の反転をセグメントWとセグメントBの間で1回と、セグメントBと次の単位波形の開始セグメントであるセグメントRとの間で1回行なった単位波形を設定し、これを複数波継続させたものをT1としている。T1では前記カラーホイール1回転あたりの極性の反転が2回のためランプの点灯周波数は100Hzに相当するが、その単位波形において、第1の電極から第2の電極に向かって流れる正電流の期間が長く、逆に第2の電極から第1の電極に流れる負電流の期間が短い、時間的に変調された波形となっている。このため、T1は第1の突起を溶解し、第2の突起を成長させる期間となる。
図3Bは第2の変調交流電流期間(以下、「T2」という)の単位波形を示す図である。同図に示すように、T1と極性を反転させた単位波形を設定し、これを複数波継続させたものをT2としている。T2の単位波形においては、T1とは逆に第2の電極から第1の電極に向かって流れる負電流の期間が長く、第1の電極から第2の電極に向かって流れる正電流の期間が短い波形となっている。このため、T2は第2の突起を溶解し、第1の突起を成長させる期間となる。
言い換えると、期間T1では正電流の電流時間積が負電流の電流時間積よりも大きくなるように、期間T2では負電流の電流時間積が正電流の電流時間積よりも大きくなるように電流波形が形成される。
そして、図3Cに示すように、本実施例ではT1とT2とが連続的に繰り返され、その繰り返し周期を一変調周期T0というものとする。
ここで、さらに好都合なこととして、第1及び第2の電極が同時に成長又は溶解することがないため、点灯期間全体を通じて電極間距離をほぼ一定に維持することができる。
より詳細には、本発明においては、ランプ電圧が低下傾向にある時(即ち、電極間距離が短縮傾向にある時)でも、その電圧低下速度(即ち、電極間距離短縮速度)は、両電極が同時に成長するような従来例における電圧低下速度(電極間距離短縮速度)よりも格段に遅い。例えば、ある点灯周波数における突起の成長速度をG、溶解速度をMとした場合、電極間距離短縮速度が従来例では2×Gであるのに対し、本発明では(G−M)となる。従って、(G−M)<<2Gであるから、本発明においては、電極間距離の挙動をコントロールするのが従来例に比べて大幅に容易となる。
これにより、ランプ電圧検出のサンプリング期間を長くして検出精度を上げることができるとともに、点灯装置の制御に対する突起状態の挙動の追従が高くなるので電極間距離短縮のオーバーシュート的な状態は起こらない。その結果として、突起の過度の成長による弊害を適切かつ確実に防止することができる。
次に、T1及びT2における正電流期間及び負電流期間の比について説明する。T1及びT2の単位波形において、その変調度を決定するのは極性反転タイミングである。前述したように、極性反転タイミングはセグメント切換え時に同期させて適切に設定される必要がある。
図3D(T2の場合)に示すように、T1における単位波形の正電流及びT2における単位波形の負電流の期間長をそれぞれTL、T1における単位波形の負電流及びT2における単位波形の正電流の期間長をそれぞれTSとする。発明者らのライフテストによると、TLの期間長を100とした時にTSの比が60以下であれば変調波形による充分な効果が得られることが確認された。一方、TSの比を30以下として変調度を高めると、バルブの熱勾配が大きくなりランプ破裂の確率が高くなってしまうことも確認された。従って、TL:TS=100:30〜60程度とするのが好適である。
ここで、TL:TSが上記の範囲内となる極性反転タイミングとして、TSが(i)Bセグメントに対応する場合(図3D)、(ii)Gセグメントに対応する場合、(iii)Rセグメントに対応する場合、(iv)W及びBセグメントに対応する場合、(v)G及びWセグメントに対応する場合、(vi)Y及びGセグメントに対応する場合、及び(vii)R及びYセグメントに対応する場合、が考えられる。
上記(i)〜(iii)の場合はTL:TS=260:100=100:38となり、(iv)〜(vii)の場合はTL:TS=230:130=100:56.5となる。(i)〜(iii)とするか(iv)〜(vii)とするかはランプのライフテスト等の結果に応じて決定すればよい。
本実施例においてはT1及びT2がそれぞれ30サイクルの単位波形を含むようにした。これにより、ランプの各電極は電極突起を溶解させる期間と成長させる期間を経過することになり、結果としてその電極形状は図4Bの模式図に示すように略円錐型となり、ランプの寿命中においてその電極突起が損耗しにくくなった。また、図5Aはライフ実験結果のランプ電圧変動を表すグラフであるが、本実施例では従来例と比較してランプ電圧の上昇も抑えることができ、ランプを長寿命化することができた。
ここでT1とT2がそれぞれ含む単位波形のサイクル数について補足する。発明者らがこのサイクル数と電極突起の溶解/成長効果の関係を確認するため、ランプの点灯ライフ実験を実施したところ、各期間に含まれるサイクル数は少なければ前記効果が小さく、サイクル数が多くなれば前記効果がより高まることが分かった。ただし、各期間に含まれるサイクル数をある程度以上に多くした場合、ランプの温度歪み(勾配)が大きくなるためランプの割れなどの不具合発生率が高くなるということも明らかとなった。この不具合は、サイクル数が50サイクル程度より大きいとその発生率が従来よりも高まる傾向があるため、サイクル数は50サイクル程度以下が望ましい。
また逆に、各期間に含まれるサイクル数が少ないと前記効果が小さくなるが、ライフ実験によりランプの電極形状を観察したところ、サイクル数が10サイクル程度より多ければ電極形状が略円錐形状となり、充分な効果が得られていると判断できた。
上記より、T1及びT2に含まれる単位波形のサイクル数は10〜50サイクル程度とするのが望ましい。
さらに、T1とT2の切替り点についても補足する。T1、T2とも各単位波形内での極性反転数が2回であるため、常に同じ極性で単位波形が開始し、逆の極性で単位波形が終了する。そのため極性が逆の関係にあるT1とT2においてはT1からT2に切替る時、及びT2からT1に切替る時は図3Aと図3Bを繋ぎ合わせれば分かるように同じ極性での切替りとなる。そのためこの時のみランプ電流の極性が反転しない時間が他と比較して長くなるが、元々電極を溶解させる期間と成長させる期間を繰り返す点灯方法であるため、ここでの電極の溶解も元々の電極溶解期間に含まれてしまい、結果として問題にならないことが確認されている。
ところで上記の実施例1においては、突起の溶解と成長が同程度の速さで進行するものとして本発明の基本的な概念を説明した。しかし、実際には、溶解と成長とを全く同じ速さで進行させることは難しく、それらの速さには若干の差がある。その結果として短時間的にはランプ電圧をある範囲に維持できるものの、長時間的には、速さの差の影響が徐々に累積し、ランプ電圧を所定の範囲に維持できない場合がある。この成長傾向となるか溶解傾向となるかは主にランプ電流の周波数で決まる。
そこで、実施例2においては、上述のT1及びT2に加えて準非変調交流電流期間Tqを挿入することによって一変調周期T0を構成した。
図3EにTqの単位波形を示す。Tqの単位波形は、極性反転を各セグメント間で行い、さらにRとGの中間点でも反転をするものである。言い換えると、Tqは電極の溶解期間と成長期間がはっきりと区別できないような期間、即ち、T1及びT2に比べて変調度の低い期間といえる。
実施例1のようにT1及びT2(100Hz相当)のみで電流波形を構成した場合、図5Aに示したように突起の成長と溶解とはほぼつりあうが、ランプによっては突起が若干成長傾向となり、即ち、ランプ電圧が低下傾向となる場合がある。一方、Tq(350Hz相当)は突起の溶解傾向、即ちランプ電圧の上昇をもたらす作用がある。
従って、Tqの影響度、即ち、T0に対するTqの割合を調整することによりランプ電圧を制御することができる。これにより、ライフにかかわらず長時間的に電極間距離を適正に保つことができる。
例えば、一変調周期T0をT1→Tq→T2→Tqで構成し、各期間(T1、T2、Tq)に含まれる単位波形数をそれぞれ(30サイクル、30サイクル、31サイクル)に設定する。これにより、ランプ電圧の低下傾向が抑えられ、ランプ電圧をほぼ一定に保つことができる。
また、ランプ電圧VLを検出する手段(抵抗25、26)による検出結果を制御部60にも入力するように構成し、ランプ電圧VLに基づいてT0に対するTqの占める割合を制御してもよい。
例えば、当初通常波形で点灯し、各期間(T1、T2、Tq)に含まれる単位波形数を上記の通り(30サイクル、30サイクル、31サイクル)とする。VLがV1(55〜70V)以下となったら電圧低下対策波形に切換え、例えば、各期間(T1、T2、Tq)に含まれる単位波形数をそれぞれ(10サイクル、10サイクル、100サイクル)とすればよい。また、電圧低下対策波形から通常波形に戻すためのしきい値となるランプ電圧をV1より高いV1´(例えば75V程度)としてヒステリシスを持たせてもよい。
これにより、ランプ電圧の過度の低下によって引き起こされる照度不足の問題を回避できる。
図5Bは、上記のようにランプ電圧を制御した場合のランプ電圧の変化を示すものである。同図の実験ではV1=60V、V1´=78Vとして連続点灯している。通常波形で点灯を開始し、約100時間経過後にVLが60V以下となった時点で電圧低下対策波形が適用され、その作用により約260時間経過時にVLが78V以上となったことにより、それ以降は通常波形が適用されている。
また、通常波形で点灯し、VLがV2(85〜100V)以上となったら電圧上昇対策波形に切換え、各期間(T1、T2、Tq)に含まれる単位波形数をそれぞれ(50サイクル、50サイクル、10サイクル)とすればよい。また、この場合も電圧上昇対策波形から通常波形に戻すためのしきい値となるランプ電圧をV2より低いV2´(例えば80V程度)としてヒステリシスを持たせてもよい。
これにより、ランプ電極の消耗を防止し、ランプの長寿命化を図ることができる。
図6A及び6Bは本実施例を示すフローチャートである。
図6Aはランプ電圧低下に関する動作を説明するものである。
点灯が開始されると、ステップS100において通常波形の点灯が行なわれる。
ステップS110において、ランプ電圧VLがV1以下になったか否かが判断され、V1以下となった場合はステップS120に進み、それ以外の場合はステップS100に戻る。
ステップS120において、上述の電圧低下対策波形が適用される。
ステップS130において、ランプ電圧VLがV1´以上となったか否かが判断され、V1´以上となった場合はステップS100に戻り、それ以外の場合はステップS120に戻る。
図6Bはランプ電圧上昇に関する動作を説明するものである。
点灯が開始されると、ステップS200において通常波形の点灯が行なわれる。
ステップS210において、ランプ電圧VLがV2以上になったか否かが判断され、V2以上となった場合はステップS220に進み、それ以外の場合はステップS200に戻る。
ステップS220において、上述の電圧上昇対策波形による点灯が適用される。
ステップS230において、ランプ電圧VLがV2´以下となったか否かが判断され、V2´以下となった場合はステップS200に戻り、それ以外の場合はステップS220に戻る。
なお、T0に対するTqの割合を変化させる方法としては、T0の長さを固定として、Tqの長さを変化させる(同時にT1及びT2の長さも変化させる)もの、T0を可変として、T1及びT2の長さを固定してTqの長さを変化させるもの、及びT0の長さを可変として、Tqの長さを固定してT1及びT2の長さを変化させるものが含まれる。
ところで、ランプは点灯開始後、徐々にランプ電圧が上昇して光束が立ち上がり、点灯開始してから数分後に安定点灯に達する。発明者らの実験によると、この光束立ち上がり時の低いランプ電圧の期間(定電流制御によりランプ電流値としては最も高い値の電流が流れる期間)においてもT1及びT2で点灯すると、電極突起が必要以上に溶解してしまうことが確認されている。
そこで、実施例3では、点灯開始後の所定の期間経過前はT0をTqのみで構成してランプ電流を形成することとした。
図6Cは本実施例を示すフローチャートである。
点灯が開始されると、ステップS300においてTqのみの点灯が行なわれる。
ステップS310において所定の期間を経過したか否かが判断され、所定の期間経過後にステップS320に進む。
ステップS320においては、T1及びT2のみの点灯(実施例1参照)、又はT1、T2及びTqによる点灯(実施例2参照)が行なわれる。
なお、光束立ち上がり時のTqのみによる点灯からT1及びT2(又はT1、T2及びTq)による点灯への切替えは、点灯開始からの経過時間で決めてもよいし、ランプ電圧VLに基づいて行なってもよいし、これらの論理積又は論理和を用いてもよい。
上記により、光束立ち上がり時の電極損耗による不要なランプ電圧上昇を抑えることが可能となる。
なお、本実施例では点灯開始からの所定の期間経過前(光束立ち上がり時)におけるT0に対するTqの占める割合を100%としたが、所定の期間経過前におけるT0に対するTqの占める割合が、所定の期間経過後(安定点灯時)におけるT0に対するTqの占める割合よりも高くなるようにすれば一定の効果を期待できる。例えば、所定期間経過前に実施例2に示した電圧低下対策波形を適用してもよい。
<アプリケーション>
上記実施例では、ランプを長寿命化可能とした高圧放電灯点灯装置を示したが、それを用いたアプリケーションとしての光源装置を図7に示す。
図7において、71は上記で説明した図1の高圧放電灯点灯装置、72はランプが取り付けられる反射鏡、73は高圧放電灯点灯装置、ランプを内蔵する筐体である。なお、図は実施例を模擬的に図示したものであり、寸法、配置などは図面通りではない。そして、図示されないカラーホイールの他、映像系の部材等を筐体に適宜配置してプロジェクタが構成される。
これにより、いわゆるバリアブル制御と呼ばれるDLPシステムを採用したプロジェクタにおいてもランプを長寿命化し、また適切なランプ電圧制御が可能となり、信頼性の高いプロジェクタを得ることができるとともに、高圧放電灯点灯装置の汎用性を高めることができる。
なお、上記実施例は本発明の最も好適な例として示したものであるが、それに関連して以下を注記しておく。
(1)実施例2において、ランプ電圧に応じて期間T1、T2、Tqに含まれる単位波形サイクル数を変化させる構成を示したが、点灯開始からの所定の点灯継続時間ごとにT1、T2、Tqに含まれる単位波形サイクル数を変化させるようにしてもよい。予めランプ電圧の挙動が分かっているようなランプの場合には、ランプ電圧を検出することなくこの動作を行なうことができる。
(2)各実施例において、交流電力供給回路を整流回路、降圧チョッパ回路及びフルブリッジ回路で構成したが、ランプに交流矩形波が供給できれば他の構成であってもよい。例えば、入力電源が直流電源であれば、フルブリッジ回路の前段部はDC/DCコンバータのみでよい。また、直流を交流に変換できればフルブリッジ回路の代わりにプッシュプル型インバータなどの他の方式の回路を用いてもよい。
本発明の高圧放電灯点灯装置を示す回路構成図である。 カラーホイールを示す図である。 カラーホイールに同期した同期信号を示す図である。 カラーホイールに同期したランプ電流を示す図である。 本発明の実施例1のランプ電流を示す図である。 本発明の実施例1のランプ電流を示す図である。 本発明のランプ電流を説明する図である。 本発明の実施例1のランプ電流を説明する図である。 本発明の実施例2のランプ電流を説明する図である。 従来の点灯方法によるランプ電流を示す図である。 従来の点灯方法による電極突起形状を示す図である。 本発明の点灯方法による電極突起形状を示す図である。 従来の点灯方法と本発明の点灯方法によるランプ電圧変動を示す図である。 本発明の第2の実施例のランプ電圧変動を説明する図である。 本発明の第2の実施例のフローチャートである。 本発明の第2の実施例のフローチャートである。 本発明の第3の実施例のフローチャートである。 本発明の光源装置を説明する図である。
符号の説明
10:直流電源
20:降圧チョッパ回路
21:トランジスタ
22:ダイオード
23:チョークコイル
24:コンデンサ
25,26,27:抵抗
28:PWM制御回路
30:フルブリッジ回路
31,32,33,34:トランジスタ
35:ブリッジ制御回路
40:イグナイタ回路
41:パルストランス
42:イグナイタ制御回路
43:パルストランス1次巻線
44:パルストランス2次巻線
50:高圧放電灯
60:制御部
61:同期信号受信部
71:高圧放電灯点灯装置
72:反射鏡
73:プロジェクタ筐体
80,81,82,83:ランプ電極
90,91,92,93:突起

Claims (9)

  1. カラーホイールを用いるDLPシステムに使用される高圧放電灯点灯装置であって、
    前記高圧放電灯に交流電流を供給する交流電流供給手段(20、30)、
    前記カラーホイールの回転動作の同期信号を受信する同期信号受信部(61)、及び
    前記交流電流の電流値制御及び極性反転制御のそれぞれを、前記同期信号に基づいて、前記カラーホイールの所定のセグメント切換えタイミングに同期させて行なう制御部(60)
    を備え、
    前記交流電流供給手段によって供給されるランプ電流が、前記高圧放電灯の第1の電極の先端に形成された突起である第1の突起を溶解させるとともに第2の電極の先端に形成された突起である第2の突起を成長させるための第1の変調交流電流の期間T1、及び前記第1の突起を成長させるとともに前記第2の突起を溶解させるための第2の変調交流電流の期間T2からなり、該期間T1及びT2が連続的にあるいは断続的に繰り返され、
    前記第1の電極から前記第2の電極に向かう電流を正電流、その逆を負電流として、前記期間T1には正電流の電流時間積が負電流の電流時間積よりも大きい単位波形が複数波含まれ、前記期間T2には負電流の電流時間積が正電流の電流時間積よりも大きい単位波形が複数波含まれるように電流値制御及び極性反転制御が行われ、
    前記期間T1と期間T2の間に準非変調電流の期間Tqが挿入されて一変調周期T0が構成され、前記期間Tqにおける正電流と負電流の電流時間積の差が前記期間T1及び期間T2における正電流と負電流の電流時間積の差よりも小さく、前記期間Tqにおける周波数が前記期間T1及びT2における周波数よりも高い高圧放電灯点灯装置。
  2. 請求項記載の高圧放電灯点灯装置であって、さらに、ランプ電圧を検出する検出手段を備え、
    ランプ電圧が第1の電圧V1以下となった場合には、前記周期T0に対する前記期間Tqの占める割合を増加させるように前記交流電流供給手段が制御される高圧放電灯点灯装置。
  3. 請求項記載の高圧放電灯点灯装置であって、さらに、ランプ電圧を検出する検出手段を備え、
    ランプ電圧が第2の電圧V2以上となった場合には、前記周期T0に対する前記期間Tqの占める割合を減少させるように前記交流電流供給手段が制御される高圧放電灯点灯装置。
  4. 請求項記載の高圧放電灯点灯装置において、点灯開始からの所定の期間経過前における前記周期T0に対する期間Tqの占める割合が、前記所定の期間経過後における前記周期T0に対する期間Tqの占める割合よりも高くなるように前記交流電流供給手段が制御される高圧放電灯点灯装置。
  5. 請求項1乃至に記載の高圧放電灯点灯装置、前記高圧放電灯及び前記カラーホイールを備えたDLPシステムからなる光源装置。
  6. カラーホイールを用いるDLPシステムにおける高圧放電灯の点灯方法であって、
    前記カラーホイールの回転動作の同期信号を受信し、ランプ電流の電流値制御及び極性反転制御のそれぞれを、前記同期信号に基づいて前記カラーホイールの所定のセグメント切換えタイミングに同期させる点灯方法において、
    前記ランプ電流が、前記高圧放電灯の第1の電極の先端に形成された突起である第1の突起を溶解させるとともに第2の電極の先端に形成された突起である第2の突起を成長させるための第1の変調交流電流の期間T1、及び前記第1の突起を成長させるとともに前記第2の突起を溶解させるための第2の変調交流電流の期間T2を含み、
    前記期間T1及びT2を連続的にあるいは断続的に繰り返すステップからなり、
    前記第1の電極から前記第2の電極に向かう電流を正電流、その逆を負電流として、前記期間T1では正電流の電流時間積が負電流の電流時間積よりも大きい単位波形を複数波含み、前記期間T2では負電流の電流時間積が正電流の電流時間積よりも大きい単位波形を複数波含むように電流値制御及び極性反転制御を行い、
    前記期間T1と期間T2の間に準非変調電流の期間Tqを挿入して一変調期間T0を構成し、前記期間Tqにおける正電流と負電流の電流時間積の差が前記期間T1及び期間T2における正電流と負電流の電流時間積の差よりも小さく、前記期間Tqにおける周波数が前記期間T1及びT2における周波数よりも高い点灯方法。
  7. 請求項記載の点灯方法であって、さらに、
    ランプ電圧が第1の電圧以下V1となった場合には、前記周期T0に対する前記期間Tqの占める割合を増加させるステップを含む点灯方法。
  8. 請求項記載の点灯方法であって、さらに、
    ランプ電圧が第2の電圧以上V2となった場合には、前記周期T0に対する前記期間Tqの占める割合を減少させるステップを含む点灯方法。
  9. 請求項記載の点灯方法において、点灯開始からの所定の期間経過前における周期T0対する期間Tqの占める割合が、前記所定の期間経過後における周期T0に対する期間Tqの占める割合よりも高い点灯方法。
JP2008268545A 2008-10-17 2008-10-17 高圧放電灯点灯装置、光源装置及び高圧放電灯の点灯方法 Active JP5239729B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008268545A JP5239729B2 (ja) 2008-10-17 2008-10-17 高圧放電灯点灯装置、光源装置及び高圧放電灯の点灯方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008268545A JP5239729B2 (ja) 2008-10-17 2008-10-17 高圧放電灯点灯装置、光源装置及び高圧放電灯の点灯方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010097848A JP2010097848A (ja) 2010-04-30
JP5239729B2 true JP5239729B2 (ja) 2013-07-17

Family

ID=42259386

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008268545A Active JP5239729B2 (ja) 2008-10-17 2008-10-17 高圧放電灯点灯装置、光源装置及び高圧放電灯の点灯方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5239729B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5459505B2 (ja) * 2010-07-29 2014-04-02 セイコーエプソン株式会社 プロジェクター
US20130038843A1 (en) * 2011-08-11 2013-02-14 Iwasaki Electric Co., Ltd. High pressure discharge lamp ballast and a method for driving a high pressure discharge lamp ballast
JP5849588B2 (ja) * 2011-10-06 2016-01-27 セイコーエプソン株式会社 プロジェクター及びプロジェクターシステム
JP5720911B2 (ja) * 2014-01-10 2015-05-20 セイコーエプソン株式会社 プロジェクター及びプロジェクターシステム
JP5920611B2 (ja) * 2015-03-26 2016-05-18 セイコーエプソン株式会社 プロジェクター及びプロジェクターシステム
JP6673081B2 (ja) * 2016-07-28 2020-03-25 ウシオ電機株式会社 放電ランプ点灯装置、及びこれを備えた画像形成装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3893042B2 (ja) * 2001-10-26 2007-03-14 松下電器産業株式会社 高圧放電ランプの点灯方法、点灯装置及び高圧放電ランプ装置
JP3847153B2 (ja) * 2001-12-03 2006-11-15 プラスビジョン株式会社 放電ギャップ長の調整方法及び調整装置
JP2003338394A (ja) * 2002-05-21 2003-11-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高圧放電ランプの点灯方法、点灯装置及び高圧放電ランプ装置
JP4857683B2 (ja) * 2005-09-20 2012-01-18 ウシオ電機株式会社 放電ランプ点灯装置
JP5130703B2 (ja) * 2006-12-06 2013-01-30 ウシオ電機株式会社 放電ランプ点灯装置およびプロジェクタ
JP2008243507A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Matsushita Electric Works Ltd 放電灯点灯装置およびプロジェクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010097848A (ja) 2010-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4434150B2 (ja) 放電灯点灯装置及びプロジェクタ
JP3794415B2 (ja) 放電灯点灯装置およびプロジェクタ
US8269424B2 (en) Discharge lamp lighting device, projector, and driving method of discharge lamp
US8129927B2 (en) Driving device and driving method of electric discharge lamp, light source device, and image display apparatus
JP5239729B2 (ja) 高圧放電灯点灯装置、光源装置及び高圧放電灯の点灯方法
JPWO2010035368A1 (ja) 高圧放電ランプ点灯装置、それを用いた高圧放電ランプ装置、その高圧放電ランプ装置を用いたプロジェクタ、および高圧放電ランプの点灯方法
JP5267117B2 (ja) 放電灯点灯装置、プロジェクター及び放電灯点灯装置の制御方法
JP6610304B2 (ja) 放電灯駆動装置、光源装置、プロジェクター、および放電灯駆動方法
JP2012516010A (ja) ガス放電ランプを駆動させるための電子駆動装置と方法ならびにプロジェクタ
JP2009252578A (ja) 高圧放電灯点灯装置及び光源装置
US20110310361A1 (en) Method and electronic operating device for operating a gas discharge lamp and projector
EP3068193A1 (en) Discharge-lamp driving device
US9563111B2 (en) Discharge lamp driving device, projector, and discharge lamp driving method
JP4605406B2 (ja) 高圧放電灯点灯装置及び光源装置
JP6477048B2 (ja) 放電灯駆動装置、光源装置、プロジェクターおよび放電灯駆動方法
US9872370B2 (en) Discharge lamp driving device, projector, and discharge lamp driving method
JP2012099353A (ja) 放電灯の点灯装置および点灯制御方法
JP6477049B2 (ja) 放電灯駆動装置、光源装置、プロジェクターおよび放電灯駆動方法
JP2005327744A (ja) 放電灯点灯装置およびプロジェクタ
JP5930230B2 (ja) 放電ランプ点灯装置、光源装置、画像形成装置
JP6252121B2 (ja) 放電ランプ点灯装置、放電ランプ点灯方法、及びプロジェクター
JP2003347075A (ja) ランプ点灯装置及びそれを用いたプロジェクタ
JP2018022560A (ja) 放電灯駆動装置、光源装置、プロジェクター、および放電灯駆動方法
JP2007148003A (ja) 放電ランプ点灯装置
WO2010131538A1 (ja) 高圧放電灯点灯装置、光源装置、及び高圧放電灯の点灯方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110817

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120927

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121010

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130305

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130318

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160412

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5239729

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350