JP4605406B2 - 高圧放電灯点灯装置及び光源装置 - Google Patents

高圧放電灯点灯装置及び光源装置 Download PDF

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Description

本発明は交流ランプ電流を供給して高圧放電灯を点灯させる高圧放電灯点灯装置及びそれを用いた光源装置並びに高圧放電灯の点灯方法に関する。
反射鏡と組み合わされた短アークの高圧放電灯を用いた光源装置は、プロジェクタやプロジェクションTV等のバックライトとして用いられている。
近年、これらの高圧放電灯は、更なる明るさの向上や小型化、長寿命化等様々な特性の改善が要求されている。特に長寿命化は要求が高く、更なる改善が必要とされている。そして、長寿命化のためにはアーク長を寿命期間中に維持することが重要な課題となっており、より具体的には高圧放電灯の点灯電圧(以下、「ランプ電圧」という)を一定に維持することが必要とされる。
そのため、これらの高圧放電灯には水銀と微量のハロゲンが封入されており、点灯中に蒸発した電極材のタングステンがハロゲンサイクルによって電極先端に戻り、寿命期間中のアーク長変化を抑制し、ランプ電圧を維持している。
しかし実際には、高圧放電灯の累積点灯時間が数十時間程度の初期に、ランプ電圧は低下し、その後長期にわたる寿命期間中においてはランプ電圧が暫時上昇することが知られている。
また、寿命期間中においてはランプ個々のばらつき、外気温などの点灯条件のばらつきによってもランプ電圧が上昇や下降といった挙動を見せる。
しかしながら、これらのランプ電圧の変動を同じ点灯周波数条件で制御することは難しいことから、周波数を変化させる事により改善を試みる提案もなされている。例えば、特許文献1に記載されているように、ランプ点灯時のランプ電圧に応じて点灯周波数を変化させることによりランプ電圧を制御する方法がその1つである。具体的には、ランプ電圧がある基準値よりも低くなった場合は点灯周波数を高くし、ランプ電圧がある基準値よりも高くなった場合は点灯周波数を低くするという制御をしている。これは、ランプ点灯周波数が高い場合はランプ電圧の挙動が上昇傾向にあり、逆に点灯周波数が低い場合はランプ電圧の挙動が下降傾向にあるという既知の事実に基づいた制御である(以下、それぞれ「高周波」、「低周波」という)。
また別の方策として、例えば特許文献2のように、2つ以上の異なる点灯周波数に複数回切替えて変化させてランプを点灯させる制御が提案されている。すなわち、当初から高周波成分及び低周波成分を含む複数の周波数成分を所定のバランスで合成したランプ電流波形を採用し、高周波による効果及び低周波による効果を複合的に発揮させようというものである。
より具体的には、高圧放電灯に図9で示す複数の点灯周波数を組み合わせた交流矩形波電流を流し、前記高圧放電灯を点灯させている。そして図10(a)は、その点灯試験における累積点灯時間と輝度維持率の関係を表すグラフであり、図10(b)は、その点灯試験における累積点灯時間とランプ電圧の関係を表すグラフである。この試験結果においては、ランプの寿命における輝度維持率、及びランプ電圧の挙動が良好になるように、複数の点灯周波数が任意に選択され、またその組み合わせを切り替えながら前記高圧放電灯を点灯させる設計となっている。
しかしながら、ランプの寿命中においてはランプ個々の特性バラツキ、点灯条件などから電極突起の成長、消耗を制御、維持する最適な条件も変化していく。そのため、複数の点灯周波数によるランプ電圧制御においても、ランプのパラメータを検出し、その点灯パラメータに応じて点灯周波数条件を変化させることが望ましい。
さらに、光源装置においてはランプの点灯周波数に同期した微小な輝度変化が存在し、これと光源装置内の映像同期信号の周波数とが干渉し合うことにより、投写映像に縞模様が表れてしまうことがある。これを回避するためには、ランプの実用的な点灯周波数範囲の中で何種類かの限定された点灯周波数しか適用することができないため、任意に点灯周波数を変化させることができない場合も考慮することが望ましい。
以上を考慮すると、複数の点灯周波数を組合せ、点灯中のランプパラメータに応じて前記点灯周波数の組合せを変化させる制御を実施すれば、理想的なランプ電圧制御が可能であると考えられた。そして、これによりアーク長の変化が抑制され、長寿命化が可能であると考えられていた。
特開2006−185663号公報 特許第3851343号
しかしながら、発明者らがランプ点灯周波数切替えによるランプ電圧制御に関する研究を重ねた結果、上記のように複数の点灯周波数を組合せて点灯中のランプパラメータに応じて前記点灯周波数の組合せを変化させる制御を行うだけでは問題があることが明らかになった。
発明者らは、ランプ点灯周波数切り替え機能を有する高圧放電灯点灯装置を試作し、その点灯装置にてランプの点灯試験を実施し、試験中のランプ電圧観測、測定を行なった。
その結果、確かに高周波では点灯中のランプ電圧は上昇傾向にあり、逆に低周波ではランプ電圧は下降傾向にあるものの、それは点灯時間内で長期的に観測した場合の結果であり、点灯周波数を切替えた直後にはランプ電圧が全く異なる挙動を示すことが確認された。
すなわち、図11に示すように、点灯周波数を低周波から高周波に切替えるとランプ電圧は(長期的には上昇するはずであるにもかかわらず)短期的に数Vから十数V低下し、逆に点灯周波数を高周波から低周波に切替えるとランプ電圧は(長期的には低下するはずであるにもかかわらず)短期的に数Vから十数V上昇するという挙動を示すことが分かった。
ランプ電圧がこのような挙動を見せるのは、以下のような理由であると考えられる。
低周波から高周波に切り替える場合、極性反転するまでの時間が短くなる。陽極動作をしている側の電極先端での電子衝突回数が減少し、電極先端温度が低下する。切替直後は急激に電極先端温度が低下するため電極蒸発が少なく、短期間においては電極先端突起に新たな突起が形成されるため、アーク長が短くなり、ランプ電圧低下を引き起こす。しばらく高周波で点灯を続けると、既知の事実の通り、突起は蒸発し、ランプ電圧が上昇を開始する。
逆に、高周波から低周波に切り替える場合、極性反転するまでの時間が長くなる。電極先端での電子衝突回数が増えることで、電極先端温度が上昇し、電極の蒸発が促進されるものと考えられる。切替直後は電極先端温度が急激に上昇するため、電極先端突起が蒸発し、アーク長が長くなり、ランプ電圧上昇を引き起こすが、しばらく低周波で点灯を続けると、ハロゲンサイクルにより、電極先端突起が再形成され、ランプ電圧が下降を開始する。
そのため、特許文献1の制御のように、ランプ電圧がある基準値を下回った場合に点灯周波数をランプ電圧が上昇傾向の高周波に単純に切替えると、切替えた直後はランプ電圧がさらに数Vから十数V低下してしまう。結果として、所望のランプ電圧範囲にランプ電圧を維持することができず、点灯装置の出力電流が過大となり、部品温度上昇などの不具合が生じ、またランプ電圧が定電力範囲を下回った場合などはランプを定格電力で点灯することが出来なくなるなどの不具合を生じる。
逆に、ランプ電圧がある基準値を上回った場合に、点灯周波数をランプ電圧が下降傾向の低周波に単純に切替えると、切替えた直後はランプ電圧がさらに数Vから十数V上昇してしまう。結果として、ランプ電圧をある範囲に維持することができなくなり、結果としてアーク長が長くなり、照度低下等の不具合を引き起こしてしまう。
また、発明者らはさらに研究を重ね、複数の点灯周波数でランプを点灯させる高圧放電灯点灯装置を試作し、ランプ電圧が上昇傾向の高周波とランプ電圧が下降傾向の低周波を組合せ、ランプ点灯中にそれぞれの点灯周波数の単位時間あたりに含まれる含有率を変化させる試験を実施した。
すると、複数の点灯周波数を組み合わせてランプを点灯した場合でも、図12に示すように前記した点灯周波数切り替えによるランプ電圧の短期的な変化と同様の現象が確認された。すなわち、ランプ電圧を低下させようとして単位時間あたりの低周波の含有率を上げると直後にランプ電圧が数V上昇してしまい、逆にランプ電圧を上昇させようとして単位時間あたりの高周波の含有率を上げると直後にランプ電圧が数V下降してしまった。
従って、点灯周波数の切替制御については、各周波数とランプ電圧に関する長期的な視点とは別に、短期的な視点からも適切な制御を行なう必要があることが分かってきた。
本発明の第1の側面は、対向配置された一対の電極を有する高圧放電灯を複数の周波数成分からなる合成電流波形で交流点灯させる高圧放電灯点灯装置であって、複数の周波数成分の単位時間当たりの含有構成比を制御する制御手段、その含有構成比に従った合成電流波形を高圧放電灯に印加する出力手段、及び高圧放電灯に関するランプパラメータを検出する検出手段を備え、制御手段が、ランプパラメータが第1の状態となった場合に含有構成比を第1の含有構成比へ移行させ、ランプパラメータが第2の状態となった場合には含有構成比を第2の含有構成比へ移行させ、第1の含有構成比から第2の含有構成比への移行の際に、又は第2の含有構成比から第1の含有構成比への移行の際に含有構成比を段階的に変化させるよう構成された高圧放電灯点灯装置である。
本発明の第2の側面は、対向配置された一対の電極を有する高圧放電灯を周波数成分f1及びf2(f1<f2)からなる合成電流波形で交流点灯させる高圧放電灯点灯装置であって、周波数成分f1及びf2の単位時間当たりの各含有率を制御する制御手段、その含有率に従った合成電流波形を高圧放電灯に印加する出力手段、及び高圧放電灯のランプ電圧を検出する検出手段を備え、制御手段が、ランプ電圧が所定値Vを超えた場合にf2の含有率をR%へと移行させ、ランプ電圧が所定値V´未満となった場合にf2の含有率をR%(0≦R<R≦100)へと移行させるよう構成され、さらに、含有率R%からR%への移行の際に、又は含有率R%からR%への移行の際に含有率を段階的に変化させるよう構成された高圧放電灯点灯装置である。
本発明の第3の側面は、対向配置された一対の電極を有する高圧放電灯を複数の周波数成分f1〜fn(n≧3、fn−1<fn)からなる合成電流波形で交流点灯させる高圧放電灯点灯装置であって、周波数成分f1〜fnの単位時間当たりの含有構成比を制御する制御手段、その含有構成比に従った合成電流波形を高圧放電灯に印加する出力手段、及び高圧放電灯のランプ電圧を検出する検出手段を備え、制御手段が、ランプ電圧が所定値Vを超えた場合に含有構成比を第1の含有構成比Cへ移行させ、ランプ電圧が所定値V´未満となった場合に含有構成比を第2の含有構成比Cへ移行させるよう構成され、第2の含有構成比Cにおける平均周波数が第1の含有構成比Cにおける平均周波数がよりも高く、さらに、第1の含有構成比Cから第2の含有構成比Cへの移行の際に、又は第2の含有構成比Cから第1の含有構成比Cへの移行の際に含有構成比を段階的に変化させるよう構成された高圧放電灯点灯装置である。
上記第1から第3の側面において、含有構成比又は含有率の段階的変化が1回の移行当たり1分〜1時間で完了する構成とした。
さらに、含有構成比又は含有率の段階的変化が1回の移行当たり10分〜30分で完了する構成とした。
また、高圧放電灯点灯装置がプロジェクタに使用される場合に、複数の周波数成分を、プロジェクタに使用される映像同期信号と干渉しない周波数成分とした。
本発明第4の側面は、上記第1から第3の側面の高圧放電灯点灯装置及び高圧放電灯を内包したプロジェクタからなる光源装置である。
本発明の第5の側面は、カラーホイールを用いるDLP(デジタル・ライティング・プロセッサ)システムに使用され、対向配置された一対の電極を有する高圧放電灯を合成電流波形で交流点灯させる高圧放電灯点灯装置であって、合成電流波形が第1のセットの電流波形及び第2のセットの電流波形の組み合わせからなり、第1及び第2のセットがカラーホイールの回転速度及びカラーホイールのセグメントの分割位置の少なくとも1つに対応して反転される波形であり、第1及び第2のセットの各期間長がカラーホイールの1回転に相当する長さであり、第2のセットにおける平均周波数が第1のセットにおける平均周波数よりも高く、合成電流波形における第1及び第2のセットの単位時間当たりの含有率を制御する制御手段、カラーホイールの回転についての同期信号を検知する検知手段、同期信号及び含有率に従った合成電流波形を高圧放電灯に印加する出力手段、及び高圧放電灯のランプ電圧を検出する検出手段を備え、制御手段が、ランプ電圧が所定値Vを超えた場合に第2のセットの含有率をR%とし、ランプ電圧が所定値V´未満となった場合に第2のセットの含有率をR%(0≦R<R≦100)とするよう構成され、さらに、含有率R%からR%への移行の際、又は含有率R%からR%への移行の際に含有率が段階的に変化するよう構成された高圧放電灯点灯装置である。
本発明第6の側面は、上記第5の側面の高圧放電灯点灯装置、高圧放電灯及びカラーホイールを備えたDLPシステムからなる光源装置である。
本発明によると、複数の点灯周波数の単位時間あたりの含有率(又は含有構成比、以下同じ)を変化させる際に、その含有率を段階的に変化させることで短期的発生する不要なランプ電圧の上昇、または下降を抑えることが可能となり、所望のランプ電圧制御が実現可能となる。
また、本発明は使用可能な点灯周波数に制約がある場合でも、複数の点灯周波数を組み合わせ、さらにランプパラメータに応じて各周波数の単位時間あたりの含有率を変化させることで、ランプ電圧を良好に制御することができる。
また、本発明は周波数を連続的に変化させる制御ではないので、カラーホイールの回転数やセグメントの数に限定された周波数しか選択できないDLPシステムなどにも有効な制御となる。
<本発明の概要>
図1は本発明の回路構成図である。図1について以下に説明する。本発明の高圧放電灯点灯装置は、全波整流回路10、全波整流回路10の直流電圧をPWM(パルス幅変調)制御回路により所定のランプ電力又はランプ電流に制御する降圧チョッパ回路20、降圧チョッパ回路20の直流出力電圧を交流矩形波電流に変換してランプ60に印加するためのフルブリッジ回路40、ランプ始動時に高圧パルス電圧をランプに印加するためのイグナイタ回路50、並びに降圧チョッパ回路20及びフルブリッジ回路40を制御するための制御回路30で構成されている。なお、図面を見やすくするために整流回路10として全波整流・コンデンサインプット型の回路を示しているが、必要に応じて昇圧回路(力率改善回路)等も含むものとする。
降圧チョッパ回路20はPWM制御回路34によってPWM制御されるトランジスタ21、ダイオード22、チョークコイル23、及び平滑コンデンサ24で構成され、全波整流回路10から供給される直流電圧を所定のランプ電力又はランプ電流に変換するように制御される。フルブリッジ回路40はブリッジ制御回路45によってトランジスタ41及び44の組とトランジスタ42及び43の組とが所定の周波数で交互にオン/オフするように制御される。これにより、ランプ60に(基本的には矩形波の)交流電流が印加される。ランプ60には定格電力50〜400W程度のものを想定している。なお、上記の所定のランプ電力又はランプ電流の値及び所定の周波数は制御回路30内の中央制御部35によって決定される。また、定ランプ電流制御には抵抗33による検出ランプ電流を、定ランプ電力制御には抵抗31及び32による検出ランプ電圧と検出ランプ電流の乗算値を中央制御部35内において必要に応じて使用することができる。
本発明は、選択された周波数成分からなる合成点灯周波数にて高圧放電灯を点灯し、点灯時のランプパラメータを検出し、検出結果に応じて各点灯周波数の単位時間あたりの含有率(又は含有構成比、以下同じ)を調整するものである。ここで単位時間について補足すると、時間的な制約は特にないが、ランプの点灯条件を平均的に安定させることを考慮すると、数秒以内と規定するのが望ましい。また、含有率についても時間で制御する方法、サイクル数で制御する方法があり、同等の効果を得られるが、本実施例では時間での制御を示す。
含有率の調整については例えばランプ電圧を検出し、その検出結果がある基準値Vよりも低くなった場合は単位時間あたりのf1の含有率を低い状態に調整し、逆に別のある基準値Vよりも高くなった場合は単位時間あたりのf1の含有率が高くなるように調整する(基準値V<基準値V)。
また、単位時間あたりの含有率を調整する際に、移行期間を設けてその含有率を段階的に徐々に変化させる制御が行われる。これは含有率を急に変化させると図12に示したように短期的にランプ電圧が(長期的に意図する作用とは逆に)上昇または下降してしまうので、これにより明るさの変化や前述したような部品の温度上昇等の不具合が生じるのを回避するためである。
具体例として、例えば(f1=30%/f2=70%)という含有率で点灯していた状態から(f1=70%/f2=30%)という含有率に変化させる場合において、例えばまず(f1=60%/f2=40%)に変化させて5分点灯し、次に(f1=50%/f2=50%)に変化させて5分点灯し、さらに次に(f1=60%/f2=40%)に変化させて5分点灯し、最終的に(f1=70%/f2=30%)に変化させるというような段階的な含有率調整を行なう。
この点灯周波数含有率を調整する際の、調整にかける段階数とその時間については、当然のことながら段階数は多い方が各含有率変化点での変化率が小さいため、ランプ電圧の変動を小さくすることができるので、実仕様において無理のない範囲で段階が多い設定とすればよい。時間についても同様に長い方が各含有率変化点での変化が小さくなるが、長くしすぎることで最終的な含有率へ変化させるまでに時間がかかり、ランプ電圧制御にも時間がかかることになって適切なランプ電圧制御とならないことが考えられる。従って、1時間程度以内に設定するのが望ましい。
<設計例1>
上記を考慮した上で、発明者らは本発明の最も好適な実施例として以下のような高圧放電灯点灯装置を設計した。
ここで、本実施例で用いた光源装置(液晶プロジェクタ)により限定された周波数が、50Hz、82Hz、110Hz、165Hz、190Hz、380Hzであったため、点灯用の周波数として、82Hz及び380Hzを選択した。なお、使用ランプの定格電力は170Wである。
ランプ点灯用の(最終的に到達する)周波数含有構成比は、C1L:(82Hz=70%/380Hz=30%)、C1H:(82Hz=30%/380Hz=70%)の2種類とした。なお、単位時間は1秒である。
ここで高圧放電灯点灯装置はランプ点灯中のランプ電圧を検出し、ランプ電圧が基準値V1を超えた場合はC1Lで点灯し、ランプ電圧が基準値V1を下回った場合はC1Hで点灯する。ここで基準値V1はヒステリシスを持った値とし、C1LからC1Hに切替る時の基準値V1は65Vであり、C1HからC1Lに切替る時の基準値V1´は75Vである。
この切替え時の移行期間仕様は、ランプ電圧がV1(65V)未満となった場合に、C1L→C1a→C1b→C1c→C1Hと移行し、ランプ電圧がV1´(75V)を超えた場合に、C1H→C1c→C1b→C1a→C1Lと移行するものである。なお、C1a、C1b及びC1cの継続時間は5分である。
C1L:(82Hz=70%/380Hz=30%)
C1a:(82Hz=60%/380Hz=40%)[5分継続]
C1b:(82Hz=50%/380Hz=50%)[5分継続]
C1c:(82Hz=40%/380Hz=60%)[5分継続]
C1H:(82Hz=30%/380Hz=70%)
図2は、上記設計例において、2時間ごとに周波数含有率を変化させる実験の結果であり、ランプ電圧の挙動を示すグラフである。図2において、Tで示す期間が上記のC1LとC1Hの間の移行期間であり、残りの期間がC1H又はC1Lを維持する期間である。本設計例では移行期間Tを15分としているが、Tは1分程度以上であれば相応の効果が得られる。上述したように短期変動抑制の効果だけを追求するのであればTは長い方がよいが、光源装置としての実使用上の観点から1時間以内とすることが望ましい。従って、段階的変化の効果と実使用とを勘案して、Tは1分〜1時間程度、より好ましくは10分〜30分程度とするのが望ましい。
この段階的な調整の下では、点灯周波数含有率の変化におけるランプ電圧の変動はわずか2V〜3V程度であり、含有率を急に変化させる制御と比較してその変動を大幅に低く抑えることが確認された。これにより適切なランプ電圧制御が実現可能となった。
<設計例2>
設計例1同様の光源装置、及びランプにおいて、点灯周波数の含有率組合せと移行期間の仕様を下記のようにした。
点灯用の周波数として、82Hz、110Hz及び380Hzを選択し、ランプ点灯用(維持用)の周波数含有構成比を、C2M:(82Hz=40%/110Hz=20%/380Hz=40%)、C2L:(82Hz=60%/110Hz=20%/380Hz=20%)、C2H:(82Hz=20%/110Hz=20%/380Hz=60%)の3種類とし、含有率を決める単位時間を1秒とした。これらの条件で、定常点灯時はC2Mでランプを点灯させる。
ここで高圧放電灯点灯装置は放電灯点灯中のランプ電圧を検出し、ランプ電圧が基準値V2を超えた場合、周波数組合せをC2MからC2Lへと切替える。ここで基準値V2を80Vに設定し、この切替え時の移行期間仕様は、ランプ電圧がV2(80V)を超えた場合に、下記のC2M→CLa→CLb→CLc→C2Lと移行するものである。
C2M:(82Hz=40%/110Hz=20%/380Hz=40%)
CLa:(82Hz=45%/110Hz=20%/380Hz=35%)[5分継続]
CLb:(82Hz=50%/110Hz=20%/380Hz=30%)[5分継続]
CLc:(82Hz=55%/110Hz=20%/380Hz=25%)[5分継続]
C2L:(82Hz=60%/110Hz=20%/380Hz=20%)
このように含有率組合せをC2Lに段階的に変化させることで、ランプ電圧は短期的な上昇をすることなく次第に下降し始める。そしてランプ電圧が再び基準値V2より低くなると含有率組合せを再びC2LからC2Mに戻す制御を行う。ただし、含有率組合せの切替え制御を安定させるために、前記基準値V2にはヒステリシスを持たせており、この時の基準値V2´は77Vである。この切替え時の移行期間仕様は、ランプ電圧がV2´(77V)未満となった場合に、C2L→CLc→CLb→CLa→C2Mと移行するものである。
C2L:(82Hz=60%/110Hz=20%/380Hz=20%)
CLc:(82Hz=55%/110Hz=20%/380Hz=25%)[5分継続]
CLb:(82Hz=50%/110Hz=20%/380Hz=30%)[5分継続]
CLa:(82Hz=45%/110Hz=20%/380Hz=35%)[5分継続]
C2M:(82Hz=40%/110Hz=20%/380Hz=40%)
また逆に、ランプ電圧が基準値V3を下回った場合、含有率組合せをC2MからC2Hへと切替える。ここで基準値V3は60Vに設定し、この切替え時の移行期間仕様は、ランプ電圧がV3(60V)未満となった場合に、C2M→CHa→CHb→CHc→C2Hと移行するものである。
C2M:(82Hz=40%/110Hz=20%/380Hz=40%)
CHa:(82Hz=35%/110Hz=20%/380Hz=45%)[5分継続]
CHb:(82Hz=30%/110Hz=20%/380Hz=50%)[5分継続]
CHc:(82Hz=25%/110Hz=20%/380Hz=55%)[5分継続]
C2H:(82Hz=20%/110Hz=20%/380Hz=60%)
このように含有率組合せをC2Hに段階的に変化させたことで、ランプ電圧は短期的な低下をせずに次第に上昇し始める。そしてランプ電圧が再び基準値V3より高くなると含有率組合せを再びC2HからC2Mに戻す制御が行われる。ただし、基準値V3についても前記基準値V2と同様にヒステリシスをもたせており、この時の基準値V3´は63Vである。この切替え時の移行期間仕様は、ランプ電圧がV3´(63V)を超えた場合に、C2H→CHc→CHb→CHa→C2Mと移行するものである。
C2H:(82Hz=20%/110Hz=20%/380Hz=60%)
CHc:(82Hz=25%/110Hz=20%/380Hz=55%)[5分継続]
CHb:(82Hz=30%/110Hz=20%/380Hz=50%)[5分継続]
CHa:(82Hz=35%/110Hz=20%/380Hz=45%)[5分継続]
C2M:(82Hz=40%/110Hz=20%/380Hz=40%)
なお、本設計例でも移行期間Tを15分としているが、設計例1と同様にTは1分程度以上であれば相応の効果が得られ、Tは1分〜1時間程度、より好ましくは10分〜30分程度とするのが望ましい。
なお、設計例1でも実使用上問題は無いが、上記パターンにより更にランプ電圧変化量を低減する事が可能であり、適切なランプ電圧制御が実現可能となった。
<設計例3>
設計例1及び設計例2と同様のランプにおいて、反射型ミラーデバイスを用いたいわゆるDLPシステムを採用した光源装置と組合せた場合に適した仕様とした。ここで、前記DLPシステムに使用されるカラーホイールの回転数は100Hzであり、図3に示すように赤(R)、緑(G)、青(B)、白(W)、黄(Y)の5つのセグメントに分割され、それぞれのセグメントの角度は、赤(R)=100deg、緑(G)=100deg、青(B)=100deg、白(W)=30deg、黄(Y)=30degである。
また、光源装置からの同期信号と点灯装置からランプに供給される電流波形は図4Aに示されるようにカラーホイールのセグメントに同期し、さらにそれぞれのセグメントごとに異なる値を有しており、各セグメントの電流値は、I(Y)=I1、I(R)=I2、I(G)=I(B)=I(W)=I3である。この時の電流波形をIaとする。
図4Aに示すように、Iaはカラーホイール1回転の中で極性の反転を3回行なっている(本明細書においては、反転回数はランプ電流波形1セットの開始部分を含まないが終了部分を含むものとする)。従って、1秒あたりの反転数は300回となり、周波数に換算すると150Hzに相当し、同期信号間のランプ電流1セットあたりの平均周波数は150Hzとした。
一方、図4Bに示すように、Ibは各セグメントの切替り点にて極性の反転を行ない、さらに、緑(G)と青(B)のセグメントに1回ずつ極性反転を挿入し、カラーホイール1回転の中での極性の反転回数を7回としたものである。従って、周波数に換算すると350Hzに相当し、同期信号間の1セットあたりの平均周波数は350Hzとした。
本設計例ではこのIa及びIbを使用し、その含有率組合せを、C3L:(Ia:150Hz=100%/Ib:350Hz=0%)、C3H:(Ia:150Hz=0%/Ib:350Hz=100%)と設定した。単位時間は1秒である。
ここで、高圧放電灯点灯装置はランプ点灯中のランプ電圧を検出し、ランプ電圧が基準値V4を超えた場合はC3Lで点灯し、ランプ電圧が基準値V4を下回った場合はC3Hで点灯する。ここで基準値V4はヒステリシスをもった値とし、C3LからC3Hに切替る時の基準値V4は65Vであり、C3HからC3Lに切替る時の基準値V4´は75Vである。
この切替え時の移行期間仕様は、ランプ電圧がV4(65V)未満となった場合に、C3L→C3a→C3b→C3c→C3d→C3Hと移行し、ランプ電圧がV4´(75V)を超えた場合に、C3H→C3d→C3c→C3b→C3a→C1Lと移行するものである。
C3L:(Ia:150Hz=100%/Ib:350Hz=0%)
C3a:(Ia:150Hz=80%/Ib:350Hz=20%)[5分継続]
C3b:(Ia:150Hz=60%/Ib:350Hz=40%)[5分継続]
C3c:(Ia:150Hz=40%/Ib:350Hz=60%)[5分継続]
C3d:(Ia:150Hz=20%/Ib:350Hz=80%)[5分継続]
C3H:(Ia:150Hz=0%/Ib:350Hz=100%)
なお、本設計例では移行期間Tを20分としているが、設計例1と同様にTは1分〜1時間程度、より好ましくは10分〜30分程度とするのが望ましい。
上記パターンにより、カラーホイールの仕様により点灯周波数が限定された場合においても、適切なランプ電圧制御を実現できる。
なお、カラーホイールには上記の5色タイプのものの他、赤(R)、緑(G)及び青(B)からなる三原色タイプのもの、三原色にシアン(C)を加えた4色タイプのもの、三原色にそれぞれの補色である黄(Y)、マゼンダ(M)及びシアン(C)を加えた6色タイプのもの等があり、それぞれのセグメント分割角度若しくは配置又はカラーホイールの回転速度にもバリエーションがある。従って、それぞれのカラーホイールの仕様に合わせて反転回数や反転箇所を定めることにより本発明を適用できる。
<アプリケーション>
上記実施例では、ランプ電圧制御を向上した高圧放電灯点灯装置を示したが、それを用いたアプリケーションとしての光源装置を図8に示す。
図8において、100は上記で説明した図1の高圧放電灯点灯装置、70はランプが取り付けられる反射鏡、110は高圧放電灯点灯装置、ランプを内蔵する筐体である。なお、図は実施例を模擬的に図示したものであり、寸法、配置などは図面通りではない。そして、図示されない映像系の部材等を筐体に適宜配置してプロジェクタが構成される。
また、DLPシステムの場合はカラーホイール(図示せず)を備えるものとする。
これにより、輝度が適正に制御され、信頼性の高いプロジェクタを提供することができる。また、プロジェクタの映像系の信号やカラーホイールの使用によって制限される複数の周波数を使用する場合においても上記の効果を達成できるので高圧放電灯点灯装置の汎用性を高めることができる。
なお、上記実施例は本発明の最も好適な例として示したものであるが、それに関連して以下を注記しておく。
(1)本実施例における出力電流としての「矩形波」とは、厳密には完全な矩形波ではないような波形も含む。例えば、完全な矩形波では無く、図5のように矩形波半サイクルの開始時の電流値と終了時の電流値とが僅かに異なるような波形や、図6のように半サイクルの中盤に僅かな凹凸があるような波形、また図7のように点灯時の極性ごとに電流の時間積が異なる波形も含む。さらに、DLPシステムに使用されているカラーホイールのセグメントに同期して電流値を変化させ、極性を変化させる図4A、図4Bのような波形も含む。従って、通常点灯時におけるランプ電流はそのような波形も含む趣旨である。
(2)本発明においては、周波数の含有率を時間配分として百分率(%)で表現しているが、実際の設計においてはある周波数のサイクル数を数倍した時間と、含有率時間が厳密に一致することはないため、含有率の値はおおよそである場合もあり、周波数があるサイクルの途中で途切れ、別の周波数での点灯が開始されるようなものになるが、趣旨は前記したとおりである。
(3)本発明において、ランプパラメータをランプ電圧としてランプ電圧に応じて低周波と高周波を切替える構成としたが、ランプパラメータを点灯開始からの点灯継続時間として、所定の点灯継続時間ごとに低周波と高周波を切替えるようにしてもよい。予めランプ電圧の挙動が分かっているようなランプの場合には、ランプ電圧を検出することなくこの動作を行なうことができる。
(4)実施例においては、交流電力供給回路を整流回路、降圧チョッパ回路及びフルブリッジ回路で構成したが、ランプに交流矩形波が供給できれば他の構成であってもよい。例えば、入力電源が直流電源であれば、フルブリッジ回路の前段部はDC/DCコンバータのみでよい。また、直流を交流に変換できればフルブリッジ回路の代わりにプッシュプル型インバータなどの他の方式の回路を用いてもよい。
(5)また、制御回路30は、フルブリッジ回路40のトランジスタ41〜44の反転制御と降圧チョッパ回路20のトランジスタ21のPWM制御を行うことができれば、制御回路内の構成は図示したものに限定されない。
本発明の放電灯点灯装置を示す回路構成図である。 本発明の点灯方法によるランプ電圧変動を示す図である。 カラーホイールを示す図である。 カラーホイールに同期したランプ電流を示す図である。 カラーホイールに同期したランプ電流を示す図である。 本発明を説明する図である。 本発明を説明する図である。 本発明を説明する図である。 本発明の光源装置を説明する図である。 従来の点灯方法によるランプ電流を示す図である。 従来の点灯方法による累積点灯時間と輝度維持率及びランプ電圧変動を示す図である。 従来の点灯方法によるランプ電圧変動を示す図である。 従来の点灯方法によるランプ電圧変動を示す図である。
符号の説明
1:AC電源
10:全波整流回路
11:ダイオードブリッジ
12:コンデンサ
20:降圧チョッパ回路
21:トランジスタ
22:ダイオード
23:チョークコイル
24:コンデンサ
30:制御回路
31,32,33:抵抗
34:PWM制御回路
35:中央制御部
40:フルブリッジ回路
41,42,43,44:トランジスタ
45:ブリッジ制御回路
50:イグナイタ回路
51:イグナイタ制御回路
60:高圧放電灯
70:反射鏡
100:高圧放電灯点灯装置
110:プロジェクタ筐体

Claims (9)

  1. 対向配置された一対の電極を有する高圧放電灯を複数の周波数成分からなる合成電流波形で交流点灯させる高圧放電灯点灯装置であって、
    前記複数の周波数成分の単位時間当たりの含有構成比を制御する制御手段、
    該含有構成比に従った合成電流波形を前記高圧放電灯に印加する出力手段、及び
    前記高圧放電灯に関するランプパラメータを検出する検出手段
    を備え、
    前記制御手段が、前記ランプパラメータが第1の状態となった場合に該含有構成比を第1の含有構成比へ移行させ、前記ランプパラメータが第2の状態となった場合には該含有構成比を第2の含有構成比へ移行させ、前記第1の含有構成比から前記第2の含有構成比への移行の際に、又は前記第2の含有構成比から前記第1の含有構成比への移行の際に含有構成比を段階的に変化させるよう構成された高圧放電灯点灯装置。
  2. 対向配置された一対の電極を有する高圧放電灯を周波数成分f1及びf2(f1<f2)からなる合成電流波形で交流点灯させる高圧放電灯点灯装置であって、
    前記周波数成分f1及びf2の単位時間当たりの各含有率を制御する制御手段、
    該含有率に従った合成電流波形を前記高圧放電灯に印加する出力手段、及び
    前記高圧放電灯のランプ電圧を検出する検出手段
    を備え、
    前記制御手段が、ランプ電圧が所定値Vを超えた場合に前記f2の含有率をR%へと移行させ、ランプ電圧が所定値V´未満となった場合に前記f2の含有率をR%(0≦R<R≦100)へと移行させるよう構成され、さらに、該含有率R%からR%への移行の際に、又は該含有率R%からR%への移行の際に含有率を段階的に変化させるよう構成された高圧放電灯点灯装置。
  3. 対向配置された一対の電極を有する高圧放電灯を複数の周波数成分f1〜fn(n≧3、fn−1<fn)からなる合成電流波形で交流点灯させる高圧放電灯点灯装置であって、
    前記周波数成分f1〜fnの単位時間当たりの含有構成比を制御する制御手段、
    該含有構成比に従った合成電流波形を前記高圧放電灯に印加する出力手段、及び
    前記高圧放電灯のランプ電圧を検出する検出手段
    を備え、
    前記制御手段が、ランプ電圧が所定値Vを超えた場合に該含有構成比を第1の含有構成比Cへ移行させ、ランプ電圧が所定値V´未満となった場合に該含有構成比を第2の含有構成比Cへ移行させるよう構成され、該第2の含有構成比Cにおける平均周波数が該第1の含有構成比Cにおける平均周波数がよりも高く、さらに、該第1の含有構成比Cから第2の含有構成比Cへの移行の際に、又は該第2の含有構成比Cから第1の含有構成比Cへの移行の際に含有構成比を段階的に変化させるよう構成された高圧放電灯点灯装置。
  4. 請求項1から3いずれか一項に記載の高圧放電灯点灯装置において、前記含有構成比又は含有率の段階的変化が1回の移行当たり1分〜1時間で完了する高圧放電灯点灯装置。
  5. 請求項1から3いずれか一項に記載の高圧放電灯点灯装置において、前記含有構成比又は含有率の段階的変化が1回の移行当たり10分〜30分で完了する高圧放電灯点灯装置。
  6. 請求項1から3いずれか一項に記載の高圧放電灯点灯装置において、該高圧放電灯点灯装置がプロジェクタに使用される場合に、前記複数の周波数成分が前記プロジェクタに使用される映像同期信号と干渉しない周波数成分である高圧放電灯点灯装置。
  7. 請求項1から6いずれか一項に記載の高圧放電灯点灯装置及び前記高圧放電灯を内包したプロジェクタからなる光源装置。
  8. カラーホイールを用いるDLPシステムに使用され、対向配置された一対の電極を有する高圧放電灯を合成電流波形で交流点灯させる高圧放電灯点灯装置であって、
    前記合成電流波形が第1のセットの電流波形及び第2のセットの電流波形の組み合わせからなり、該第1及び第2のセットが前記カラーホイールの回転速度及び該カラーホイールのセグメントの分割位置の少なくとも1つに対応して反転される波形であり、該第1及び第2のセットの各期間長が該カラーホイールの1回転に相当する長さであり、該第2のセットにおける平均周波数が該第1のセットにおける平均周波数よりも高く、
    前記合成電流波形における前記第1及び第2のセットの単位時間当たりの含有率を制御する制御手段、
    前記カラーホイールの回転についての同期信号を検知する検知手段、
    前記同期信号及び前記含有率に従った合成電流波形を前記高圧放電灯に印加する出力手段、及び
    前記高圧放電灯のランプ電圧を検出する検出手段
    を備え、
    前記制御手段が、ランプ電圧が所定値Vを超えた場合に前記第2のセットの含有率をR%とし、ランプ電圧が所定値V´未満となった場合に該第2のセットの含有率をR%(0≦R<R≦100)とするよう構成され、さらに、該含有率R%からR%への移行の際、又は該含有率R%からR%への移行の際に含有率が段階的に変化するよう構成された高圧放電灯点灯装置。
  9. 請求項8記載の高圧放電灯点灯装置、前記高圧放電灯及び前記カラーホイールを備えたDLPシステムからなる光源装置。
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