JP2003272817A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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JP2003272817A
JP2003272817A JP2002075749A JP2002075749A JP2003272817A JP 2003272817 A JP2003272817 A JP 2003272817A JP 2002075749 A JP2002075749 A JP 2002075749A JP 2002075749 A JP2002075749 A JP 2002075749A JP 2003272817 A JP2003272817 A JP 2003272817A
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Ryuji Nagata
隆二 永田
Kazuichi Okada
和一 岡田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のインバータ回路部17−a,bの冷却
を効果的に行い、冷却性能を向上させるとともに、誘導
加熱コイル12−a,bへの接続作業が容易となる誘導
加熱調理器を提供することを目的とする。 【解決手段】 複数のインバータ回路部17−a,bに
送風する1個のファン20を設け、前記複数のインバー
タ回路部17−a,bをファン送風吐出側に略横並びに
配し効果的に冷却を行うとともに誘導加熱コイル12−
a,bへの接続を容易とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘導加熱調理器に
関するもので特に冷却の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電磁誘導加熱調理器とし
ては、例えば、図6、図7に示す特開2001−267
054号公報に記載されているようなものがあった。
【0003】従来の技術である図6、図7において、こ
の誘導加熱調理器はシステムキッチンのキャビネットに
組み込んで使用する構成のものである。1は被加熱調理
器具である鍋などを載置するトッププレートがあり、そ
のトッププレート1の下には、左右手前に2口の誘導加
熱コイル左右2−a、bが置かれている。また左側にロ
ースター3が置かれ、これらが本体外郭4の中に納めら
れている。
【0004】本体外郭4内のロースター3の右側には、
誘導加熱コイル左右2―a、bを駆動制御するインバー
タ回路部上下5−a、bが、それぞれ上側の樹脂製の基
板ベース上6−aと下側の樹脂製の基板ベース下6−b
に固定され、下側の基板ベース下6−bが上側の基板ベ
ース上6−aを支持する構成で、基板ベース下6−bは
本体外郭4に固定されている。
【0005】インバータ回路部上下5−a、bの奥には
ファン7(図面では遠心ファン)が取り付けられ、吐出
口は上下のインバータ回路部上下5−a、bにまたがる
ように設けられている。ファン7を囲んでケーシングを
構成するファンケースが設けられ、ファン7を駆動する
モータ8がファンケース上部に取り付けられている。
【0006】トッププレート1の後方に設けられた吸気
口から外気が入り、ファンケースの通気経路を通り、フ
ァン7に吸い込まれ、吐出した空気は、インバータ回路
部上下5−a、bに向けて吹き付けられ、インバータ回
路部上下5−a、bが冷却されるような構成になってい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の構成では、インバータ回路部を上下に積み重ねて構
成するため、インバータ回路部下5−bの裏面のはんだ
部などに冷却風が通りにくく、インバータ回路部上5−
aに比べてインバータ回路部下5−bは冷却性能が劣る
とともに、インバータ回路を構成するスイッチング素子
(発熱部)に取り付けた冷却用のヒートシンクのフィン
高さが短くなり冷却性能を制約してしまうという課題を
有していた。また、下側のインバータ回路部下5−bか
ら誘導加熱コイルへの接続が長くなり引き回しが難しい
という課題を有していた。
【0008】本発明は、前記従来の課題を解決するもの
で、複数のインバータ回路部をファン送風吐出側に略横
並びに配する構成により複数のインバータ回路部の冷却
を効果的に行い、冷却性能を向上させるとともに、誘導
加熱コイルへの接続作業が容易となる誘導加熱調理器を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決す
るために、本発明の誘導加熱調理器は、本体と、被加熱
調理器具を載置する前記本体の上面に設けたトッププレ
ートと、前記トッププレートの下面側に、中心部に開口
部を有した略平板状のコイルベースに格納された複数の
加熱コイルと、前記加熱コイルを支持する支持板と、前
記加熱コイルへの通電を制御する制御基板と、前記本体
の上部の一方に吸気口、他方に排気口と、前記吸気口の
下方に配設したファンとを備え、前記ファンの吹出口よ
り、前記複数の加熱コイル、前記制御基板へ送風する専
用風路を備えたものである。
【0010】これによって、吸気部からの冷たい空気が
直接加熱コイルおよび制御基板へ送風され、効果的に冷
却を行うことができる。また、それぞれ発熱部品に対し
て、空気風路が分かれているため、冷却風の分配を容易
にし、設計を容易におこなうことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、誘導加
熱を行う複数の加熱コイルへの電流を制御する複数のイ
ンバータ回路部と、前記複数のインバータ回路部に送風
する1個のファンを本体後部の一方に設け、前記複数の
インバータ回路部をファン送風吐出側に略横並びに配し
たものである。
【0012】インバータ回路部を左右横並びに配するこ
とにより、ヒートシンクに固定されたスイッチング素子
を並列して冷却することができるので、いずれの素子に
も冷たい空気があたるとともに、ヒートシンクのフィン
高さをとることが可能であり、またインバータ回路部の
はんだ部への風の送風が容易で冷却性能を向上すること
ができる。これにより、送風風量を抑えることができ、
騒音を低減できる。
【0013】また、インバータ回路部を上部左右に配す
ることにより、誘導加熱コイルとの接続が容易で、組み
立て時、サービス時の作業効率が上がる。またさらに、
インバータ回路部と誘導加熱コイル部との距離が短いた
め、ノイズがのりやすい大電流部が短くなり、ノイズの
影響を受けにくく、品質が安定する。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の構成において、本体内に誘導加熱大出力定格と小出力
定格のインバータ回路部を有し、前記ファンから送風さ
れる風の向きを本体中心側に向け、かつ、誘導加熱大出
力定格のインバータ回路部を本体中心側に配置したもの
である。これによりファンからの強い風で大出力のイン
バータ回路部と誘導加熱コイルおよびロースターの冷却
を行うことができ、冷却バランスをとることができると
ともに、安定した冷却性能を得ることができる。その結
果、発熱部品のトラブルが少なくなり、品質が安定す
る。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項1記載の
構成において、各々のヒートシンクをファン送風吐出側
に、隣合わせで略横並びに配置したものである。これに
より、ファン送風を発熱が大きいヒートシンクの集合部
に集中してあてることができ、また、ヒートシンクに固
定されたスイッチング素子を並列して冷却することがで
きるので、いずれの素子にも冷たい空気があたり、効率
よく冷却することができ、品質が安定する。また、少な
い風量でも冷却できるため、ファンの回転数をさげるこ
とができ、ファンの騒音を低くすることができる。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項1記載の
構成において、少なくとも1つのインバータ回路は、加
熱コイルと共振するコンデンサを複数個電気的に並列結
線し、任意の複数のコンデンサのうち小さいものからフ
ァン送風風上に配し、前記ヒートシンクとコンデンサを
略横並びで、かつ、前記ヒートシンクをファンから近い
側に、コンデンサをファンから遠い側に配したものであ
る。共振コンデンサのうち小さいコンデンサをファン送
風風上に、大きいコンデンサを風下に配置し、またヒー
トシンクとコンデンサを略横並びで、かつ、発熱量が大
きい素子を取り付けているヒートシンクをファンから近
い側に、発熱量が少ないコンデンサをファンから遠い側
に配することで、冷却バランスをとり、冷却を効果的に
行えるとともに、共振コンデンサを2個電気的に並列結
線することで、1つの電流容量が少なくてすみ、発熱量
を低減することができ、発熱部品の冷却向上により品質
が安定する。
【0017】請求項5に記載の発明は、請求項1記載の
構成において、本体内のレイアウトを同一とした、同一
箇所のインバータ回路部を、誘導加熱大出力定格あるい
は小出力定格とする場合において、誘導加熱大出力定格
のものは、前記加熱コイルと共振する複数のコンデンサ
のうち、任意のコンデンサを複数個の電気的並列結線と
し、前記電気的に並列結線した複数のコンデンサを、ヒ
ートシンクと略横並びに配し、誘導加熱小出力定格のも
のは、前記電気的に並列結線した複数のコンデンサか
ら、ヒートシンクから近い方を取り除いて使用する構成
としたものである。
【0018】インバータ回路部を高出力定格製品使用
時、共振コンデンサのうち小さいコンデンサをファン送
風風上に、大きいコンデンサを風下に配置し、またヒー
トシンクとコンデンサを略横並びで、かつ、発熱量が大
きい素子を取り付けているヒートシンクをファンから近
い側に、発熱量が少ないコンデンサをファンから遠い側
に配することで、冷却バランスをとり、冷却を効果的に
行えるとともに、共振コンデンサを複数個電気的に並列
結線することで、1つの電流容量が少なくてすみ、発熱
量を低減することができる。
【0019】また、インバータ回路部を低出力定格製品
使用時、複数個の並列結線したコンデンサのうち、ヒー
トシンクから近い方を取り除いて使用することにより、
ヒートシンクからの熱を受けずらい構成で冷却向上か可
能で品質が安定するとともに、最大出力定格が違うシリ
ーズ製品の開発効率化、および、同一基板を使用するこ
とでコスト合理化を可能とすることができる。
【0020】請求項6に記載の発明は、請求項1項記載
の構成において本体内のレイアウトを同一とした、同一
箇所のインバータ回路部を、誘導加熱大出力定格あるい
は小出力定格とする場合において、誘導加熱大出力定格
のものは、前記加熱コイルと共振する複数のコンデンサ
のうち、任意のコンデンサを複数個の電気的並列結線と
し、前記電気的に並列結線した複数のコンデンサをファ
ン送風方向に対し、ヒートシンクと略横並びに配し、か
つ任意の複数のコンデンサのうち小さいものからファン
送風風上に配し、誘導加熱小出力定格のものは、任意の
複数の前記並列結線した複数のコンデンサをファン風上
から風下へ千鳥に残して使用する構成としたものであ
る。
【0021】インバータ回路部を高出力定格製品使用
時、共振コンデンサのうち小さいコンデンサをファン送
風風上に、大きいコンデンサを風下に配置し、またヒー
トシンクとコンデンサを略横並びで、かつ、発熱量が大
きい素子を取り付けているヒートシンクをファンから近
い側に、発熱量が少ないコンデンサをファンから遠い側
に配することで、冷却バランスをとり、冷却を効果的に
行えるとともに、共振コンデンサを複数個電気的に並列
結線することで、1つの電流容量が少なくてすみ、発熱
量を低減することができる。
【0022】また、インバータ回路部を低出力定格製品
使用時、複数個の並列結線したコンデンサのうち、ファ
ン風上から風下へ千鳥に残して使用することにより、コ
ンデンサに風があたりやすく渦流により冷却向上が可能
で品質が安定するとともに、最大出力定格が違うシリー
ズ製品の開発効率化、および、同一基板を使用すること
でコスト合理化を可能とすることができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0024】(実施例1)図1は、本発明の実施例にお
ける誘導加熱調理器の内部の構成を示す斜視図、図2は
本発明の実施例における誘導加熱調理器の右側面の断面
を示す断面図、図3はファンとインバータ回路部を示す
概略図である。
【0025】この誘導加熱調理器はシステムキッチンの
キャビネットに組み込んで使用する構成のものである。
図1および図2において、11は被加熱調理器具である
鍋などを載置するトッププレートがあり、そのトッププ
レート11の下には、左右手前に出力定格が共に2kW
である2口の誘導加熱コイル左右12−a、bと中央奥
に1口のラジェントヒータ13が置かれている。
【0026】また、左側にロースター14、前面右側に
は操作部15が置かれ、これらが本体外郭16の中に納
められている。
【0027】本体外郭16内のロースター14の右側に
は、誘導加熱コイル左右12―a、bを駆動制御するイ
ンバータ回路部左右17−a、bが上側の樹脂製の基板
ベース上18−aに固定され、その他の制御部19は下
側の樹脂製の基板ベース下18−bに固定され、下側の
基板ベース下18−bが上側の基板ベース上18−aを
支持する構成で、基板ベース下18−bは本体外郭16
に固定されている。
【0028】インバータ回路部左右17−a、bの奥に
はファン20(図面では遠心ファン)が取り付けられ、
吐出口は左右のインバータ回路部左右17−a、bにま
たがるように設けられている。ファン20を囲んでケー
シングを構成するファンケース21が設けられ、ファン
20を駆動するモータ22がファン下方に取り付けられ
ている。
【0029】次に、インバータ回路部左右17−a、b
の冷却方法について説明する。まず、トッププレート1
1の後方に設けられた吸気口23から外気が入り、ファ
ンケース21の通気経路を通り、ファン20に吸い込ま
れ、ファンから送風される風の向きを本体外郭の中心側
に向けて吐出した空気は、インバータ回路部左右17−
a、bのヒートシンク左右24−a,bに向けて吹き付
けられ、ヒートシンク左右24−a,bに取り付けられ
たインバータ回路を構成するスイッチング素子左右25
−a,b(発熱部)やダイオードブリッジ左右26−
a,bが冷却されるとともに、ファンから本体外郭の中
心側に向けて吐出した風は、左の誘導加熱コイルおよび
左にあるロースターを冷却するような構成になってい
る。
【0030】上記した実施例によれば次のような効果を
得ることができる。インバータ回路部を左右横並びに配
することにより、上下に構成する場合よりも、左右に配
したほうがヒートシンクのフィン高さをとることができ
るため、冷却を向上することができる。
【0031】また、上下配置のように下側のインバータ
のはんだ部に冷却風がまわりずらいということはなく、
左右インバータ回路部のはんだ部への風の送風が容易で
冷却性能を向上することができる。
【0032】また、インバータ回路部を左右横並びに配
することにより、ヒートシンクに固定されたスイッチン
グ素子を並列して冷却することができるので、いずれの
素子にも冷たい空気があたり、効率よく冷却することが
でき、少ない風量でも冷却できるため、ファンの回転数
をさげることができ、ファンの騒音を低くすることがで
きる。なお、騒音増減量は、次式の比例則より70lo
g(Da/Db)+50log(na/nb) (Da,Db:
ファン直径(mm) na,nb:回転数(r.p.m)
概略計算できる。
【0033】さらに、上側に左右インバータ回路部を配
することにより、スイッチング素子の異常な発熱によ
り、故障が起こっても、サービス時、上側のインバータ
回路部を取り替えればよいため、作業効率が上がる。
【0034】また、誘導加熱コイルは、トッププレート
のすぐ下にあるため、インバータ回路部を組み込んでか
らインバータ回路部へ接続する。また、誘導加熱コイル
には大電流が流れるため、線径が太く硬いため、誘導加
熱コイルから遠い箇所への接続による配線引き回しは困
難である。このような点から、インバータ回路部を上部
左右に配することにより、組み立て時、サービス時の作
業効率が上がる。
【0035】またさらに、インバータ回路部と誘導加熱
コイル部との距離が短いため、ノイズがのりやすい大電
流部が短くなり、ノイズの影響を受けにくく、品質が安
定する。
【0036】(実施例2)図1は、本発明の実施例にお
ける誘導加熱調理器の内部の構成を示す斜視図、図2は
本発明の実施例における誘導加熱調理器の右側面の断面
を示す断面図、図3はファンとインバータ回路部を示す
概略図である。
【0037】実施例1の構成と異なるところは、左手前
にある誘導加熱コイル12−aの最大出力定格を3kW
とし、右手前にある誘導加熱コイル12−bの最大出力
定格を2kWとし、ファン吐出口部の左右のインバータ
回路部17−a、bのうち、ファン中央から左側の本体
外郭中央側のインバータ回路部左17−aを、3kWを
出力するインバータ回路部とし、右側のインバータ回路
部17−b右を、2kWを出力するインバータ回路部と
した点である。
【0038】近年、誘導加熱調理器においても高火力化
が望まれている。そのため、今までの2口の誘導加熱コ
イルの出力定格は共に2kWであったが、高火力ヒータ
を設定し、どちらかの誘導加熱コイルの出力定格を2.
4kWや3kWとすることが多くなってきている。誘導
加熱コイルの出力を大きくするということは、これを制
御しているインバータ回路部の発熱量、誘導加熱コイル
の発熱量も大きくなるということになる。そのため、高
出力定格側の誘導加熱コイルおよびインバータ回路部に
対してさらに冷却が必要となってくる。
【0039】ここで、本実施例では左側の誘導加熱コイ
ルの最大出力定格を3kW、右側の誘導加熱コイルの最
大出力定格を2kWとしたが、これは、湯沸し時、火力
が強いと沸騰時の湯の突沸が大きく、吸気口への湯の流
入などの恐れがあり、吸気口へ湯が入るとモータや回路
部へ溢水してしまう可能性があり、機器を故障させてし
まう可能性がある。したがって、湯の突沸が大きい高出
力側と吸気口の距離を遠くしたほうがよく、本実施例の
構成では、右側に冷却風の吸気口をもうけているため、
左側を高出力定格3kW側としている。
【0040】ここで、トッププレートの上に載置された
鍋は、誘導加熱コイルより発生する磁力線により、渦電
流を生じて加熱される。この加熱と誘導加熱コイルの間
にはP∝(TI)2(P:消費電力、T:加熱コイルタ
ーン数、I:加熱コイルを流れる電流)の関係がある。
誘導加熱コイルの自己発熱は、流れる電流や、構成する
素線の本数、素線の断面積などにより異なるが、左右の
誘導加熱コイルが同じ素線の本数で同じ加熱コイルター
ン数であるとすると、前式より出力3kWと出力2kW
の誘導加熱コイルの自己発熱量は3:2の比となり、加
熱コイルの温度上昇がことなる。これに対し、加熱コイ
ルの絶縁物の温度上限を超えないように、左側の誘導加
熱コイルの冷却能力が右側の冷却能力よりも大きくなら
なければならない。
【0041】したがって、トッププレートの後方に設け
られた吸気口から外気が入り、ファンケースの通気経路
を通り、ファンに吸い込まれ、ファンから送風される風
の向きを本体外郭の中心側に向けて吐出し、左の誘導加
熱コイルへ風を送風し、加熱コイルを冷却するととも
に、吐出風向きである本体外郭中心側にインバータ回路
部の発熱が大きい3kW出力用のインバータ回路部を配
することで、インバータ回路部とくにヒートシンクに向
けて吹き付けられ、ヒートシンクに取り付けられたイン
バータ回路を構成するスイッチング素子(発熱部)やダ
イオードブリッジが冷却される。また、本体外郭の左側
にあるロースターをも冷却する。
【0042】上記した実施例によれば次のような効果を
得ることができる。本体内に誘導加熱大出力定格と小出
力定格のインバータ回路部を有した誘導加熱調理器にお
いて、ファンから送風される風の向きを本体中心側に向
け、かつ、誘導加熱大出力定格のインバータ回路部を本
体中心側に配置することで、ファンからの強い風で大出
力のインバータ回路部と誘導加熱コイルおよびロースタ
ーの冷却を行うことができ、冷却バランスをとることが
できるとともに、安定した冷却性能を得ることができ
る。その結果、発熱部品のトラブルが少なくなり、品質
が安定する。
【0043】(実施例3)図1は、本発明の実施例にお
ける誘導加熱調理器の内部の構成を示す斜視図、図2は
本発明の実施例における誘導加熱調理器の右側面の断面
を示す断面図、図3はファンとインバータ回路部を示す
概略図である。
【0044】実施例1の構成と異なるところは、左右各
々のインバータ回路部17−a,bのヒートシンク24
−a,bをファン送風吐出側に、隣合わせで略横並びに
配置した点である。
【0045】加熱コイルへの電流のON・OFFを制御
しているインバータ回路部には、大電流が流れており、
片側の加熱コイルで加熱をおこなった際などは、ON/
OFFを行うスイッチング素子、交流を直流に変換する
ダイオードブリッジなどをあわせると、インバータの制
御回路や、素子の熱抵抗などによっても違うが、約10
0Wもの自己発熱を生じている。したがってこのスイッ
チング素子やダイオードブリッジはアルミ押し出しのヒ
ートシンクに取り付けて、冷却風をあて、放熱をおこな
い、各部品の使用温度仕様を満足している。
【0046】本実施例の冷却構成は、まず、トッププレ
ートの後方に設けられた吸気口から外気が入り、ファン
ケースの通気経路を通り、ファンに吸い込まれ、ファン
から送風される風の向きを本体外郭の中心側に向けて吐
出した空気は、インバータ回路のヒートシンクに向けて
吹き付けられ、ヒートシンクに取り付けられたインバー
タ回路を構成するスイッチング素子(発熱部)やダイオ
ードブリッジが冷却されるとともに、ファンから本体外
郭の中心側に向けて吐出した風は、左の誘導加熱コイル
および左にあるロースターを冷却するような構成になっ
ている。ここで、左右各々のインバータ回路部のヒート
シンクをファン送風吐出側に、隣合わせで略横並びに配
置することで、ファン送風を発熱が大きいヒートシンク
の集合部に集中してあてることができる。
【0047】上記した実施例によれば次のような効果を
得ることができる。左右各々のインバータ回路部のヒー
トシンクを左右隣り合わせで略横並びに配することによ
り、ファン送風を発熱が大きいヒートシンクの集合部に
集中してあてることができ、また、ヒートシンクに固定
されたスイッチング素子を並列して冷却することができ
るので、いずれの素子にも冷たい空気があたり、効率よ
く冷却することができ、品質が安定する。
【0048】また、少ない風量でも冷却できるため、フ
ァンの回転数をさげることができ、ファンの騒音を低く
することができる。
【0049】またさらに、各々のヒートシンクに取り付
けた発熱素子においても発熱量が大小異なっており、各
々のヒートシンクの内で、発熱が大きいスイッチング素
子を隣あわせで略横並びに配置することでさらに冷却効
果を上げることができる。
【0050】(実施例4)図1は、本発明の実施例にお
ける誘導加熱調理器の内部の構成を示す斜視図、図2は
本発明の実施例における誘導加熱調理器の右側面の断面
を示す断面図、図3はファンとインバータ回路部を示す
概略図である。
【0051】実施例1の構成と異なるところは、インバ
ータ回路部左17−aは、誘導加熱コイル左12−aと
共振するコンデンサ27−a,bを各々2個づつ電気的
に並列結線し、コンデンサ27−a,bのうち小さいコ
ンデンサ27−aをファン送風風上に、大きいコンデン
サ27−bをコンデンサ27−aの風下に配し、ヒート
シンク左24−aとコンデンサ27−a,bを略横並び
で、かつ、前記ヒートシンクをファン20から近い側
に、コンデンサ27−a,bをファン20から遠い側に
配した点である。
【0052】加熱コイルへの電流のON・OFFを制御
しているインバータ回路部にも、加熱コイルと同様に大
電流が流れ、ON/OFFを行うスイッチング素子、交
流を直流に変換するダイオードブリッジなどアルミ押し
出しのヒートシンクに取り付けて、冷却風をあて、放熱
をおこない、各部品の使用温度仕様を満足している。ま
た、加熱コイルを共振している共振コンデンサもスイッ
チング素子やダイオードブリッジよりも発熱量は少ない
が同様に発熱している。
【0053】また、誘導加熱コイルからの発振周波数を
固定とするため、本実施例はスイッチング素子が2個、
共振コンデンサが2個ある。ここで、共振コンデンサの
うち小さいコンデンサをファン送風風上に、大きいコン
デンサをコンデンサの風下に配置し、またヒートシンク
とコンデンサを略横並びで、かつ、発熱量が大きい素子
を取り付けているヒートシンクをファンから近い側に、
発熱量が少ないコンデンサをファンから遠い側に配する
ことで、冷却バランスをとる構成とする。
【0054】また、近年、誘導加熱調理器においても高
火力化が望まれている。そのため、今までの2口の誘導
加熱コイルの出力定格は共に2kWであったが、高火力
ヒータを設定し、どちらかの誘導加熱コイルの出力定格
を2.4kWや3kWとすることが多くなってきてい
る。
【0055】ここで、本実施例では左側の誘導加熱コイ
ルの最大出力定格を3kW、右側の誘導加熱コイルの最
大出力定格を2kWとしたが、これは、湯沸し時、火力
が強いと沸騰時の湯の突沸が大きく、吸気口への湯の流
入などの恐れがあり、吸気口へ湯が入るとモータや回路
部へ溢水してしまう可能性があり、機器を故障させてし
まう可能性がある。したがって、湯の突沸が大きい高出
力側と吸気口の距離を遠くしたほうがよく、本実施例の
構成では、右側に冷却風の吸気口をもうけているため、
左側を高出力定格3kW側としている。
【0056】誘導加熱コイルの出力を大きくするという
ことは、これを制御しているインバータ回路部の発熱
量、誘導加熱コイルの発熱量も大きくなるということに
なる。そのため、高出力側の誘導加熱コイルおよびイン
バータ回路部に対してさらに冷却が必要となってくる。
【0057】また、誘導加熱コイルと共振している共振
コンデンサも共振電流が大となり、1つのコンデンサで
は電流容量を補えない状態となる。このため、共振コン
デンサを2個電気的に並列結線し、対策とするととも
に、発熱量を低減する。
【0058】上記した実施例によれば次のような効果を
得ることができる。共振コンデンサのうち小さいコンデ
ンサをファン送風風上に、大きいコンデンサをコンデン
サの風下に配置し、またヒートシンクとコンデンサを略
横並びで、かつ、発熱量が大きい素子を取り付けている
ヒートシンクをファンから近い側に、発熱量が少ないコ
ンデンサをファンから遠い側に配することで、冷却バラ
ンスをとり、冷却を効果的に行えるとともに、共振コン
デンサを2個電気的に並列結線することで、1つの電流
容量が少なくてすみ、発熱量を低減することができ、発
熱部品の冷却向上により品質が安定する。
【0059】(実施例5)図1は、本発明の実施例にお
ける誘導加熱調理器の内部の構成を示す斜視図、図2は
本発明の実施例における誘導加熱調理器の右側面の断面
を示す断面図、図3はファンとインバータ回路部を示す
概略図、図4は本発明の実施例5における高出力定格製
品使用時(a)と低出力定格製品使用時(b)のコンデ
ンサレイアウト図である。
【0060】実施例1の構成と異なるところは、本体内
のレイアウトを同一とした、インバータ回路部左17−
a(同一箇所のインバータ回路部)で、出力定格3kW
と出力定格2kWの誘導加熱をおこなえるよう設計した
インバータ回路部において、3kW出力定格用として使
用する場合には、誘導加熱コイル左12−aと共振する
2個のコンデンサ27−a,bを、2個の並列結線と
し、2個の並列結線したコンデンサ27−a,bを、ヒ
ートシンク左24−aと略横並びに配し、2kW出力定
格用として使用する場合には、2個の並列結線したコン
デンサ27−a,bから、ヒートシンク左24−aから
近い方を取り除いて使用する構成とした点である。
【0061】近年、誘導加熱調理器においても高火力化
が望まれている。そのため、今までの2口の誘導加熱コ
イルの出力定格は共に2kWであったが、高火力ヒータ
を設定し、どちらかの誘導加熱コイルの出力定格を2.
4kWや3kWとすることが多くなってきている。
【0062】また、製品展開として、シリーズ展開が盛
んになっており、開発効率化が求められている。誘導加
熱コイルの出力を大きくするということは、これを制御
しているインバータ回路部の発熱量、誘導加熱コイルの
発熱量も大きくなるということになる。そのため、高出
力側の誘導加熱コイルおよびインバータ回路部に対して
さらに冷却が必要となってくる。
【0063】ここで、本実施例では左側の誘導加熱コイ
ルの最大出力定格を3kW、右側の誘導加熱コイルの最
大出力定格を2kWとしたが、これは、湯沸し時、火力
が強いと沸騰時の湯の突沸が大きく、吸気口への湯の流
入などの恐れがあり、吸気口へ湯が入るとモータや回路
部へ溢水してしまう可能性があり、機器を故障させてし
まう可能性がある。したがって、湯の突沸が大きい高出
力側と吸気口の距離を遠くしたほうがよく、本実施例の
構成では、右側に冷却風の吸気口をもうけているため、
左側を高出力定格3kW側としている。
【0064】誘導加熱コイルの出力を大きくするという
ことは、これを制御しているインバータ回路部の発熱
量、誘導加熱コイルの発熱量も大きくなるということに
なる。そのため、高出力側の誘導加熱コイルおよびイン
バータ回路部に対してさらに冷却が必要となってくる。
【0065】また、誘導加熱コイルと共振している共振
コンデンサも共振電流が大となり、1つのコンデンサで
は電流容量を補えない状態となる。このため、共振コン
デンサを2個電気的に並列結線し、対策とするととも
に、発熱量を低減する。
【0066】そこで、開発効率化のため、本実施例でい
えば左側のインバータ回路部を同一基板を用い、高出力
定格3kW製品については、共振コンデンサを2個電気
的並列結線で使用し、低出力定格2kW製品について
は、共振コンデンサをヒートシンクから遠い方の1個使
いとする構成としている。
【0067】上記した実施例によれば次のような効果を
得ることができる。左インバータ回路部を高出力定格3
kW製品使用時、共振コンデンサのうち小さいコンデン
サをファン送風風上に、大きいコンデンサをコンデンサ
の風下に配置し、またヒートシンクとコンデンサを略横
並びで、かつ、発熱量が大きい素子を取り付けているヒ
ートシンクをファンから近い側に、発熱量が少ないコン
デンサをファンから遠い側に配することで、冷却バラン
スをとり、冷却を効果的に行えるとともに、共振コンデ
ンサを2個電気的に並列結線することで、1つの電流容
量が少なくてすみ、発熱量を低減することができる。
【0068】また、左インバータ回路部を低出力定格2
kW製品使用時、2個の並列結線したコンデンサから、
ヒートシンクから近い方を取り除いて使用することによ
り、ヒートシンクからの熱を受けずらい構成で冷却向上
か可能で品質が安定するとともに、最大出力定格が違う
シリーズ製品の開発効率化、および、同一基板を使用す
ることでコスト合理化を可能とすることができる。
【0069】(実施例6)図1は、本発明の実施例にお
ける誘導加熱調理器の内部の構成を示す斜視図、図3は
ファンとインバータ回路部を示す概略図、図5は本発明
の実施例6における高出力定格製品使用時(a)と低出
力定格製品使用時(b)のコンデンサレイアウト図であ
る。
【0070】実施例1の構成と異なるところは、本体内
のレイアウトを同一とした、インバータ回路部左17−
a(同一箇所のインバータ回路部)で、出力定格3kW
と出力定格2kWの誘導加熱をおこなえるよう設計した
インバータ回路部において、3kW出力定格用として使
用する場合には、誘導加熱コイル左12−aと共振する
2個のコンデンサ27−a,bを、2個の並列結線と
し、2個の並列結線したコンデンサ27−a,bを、ヒ
ートシンク左24−aと略横並びに配し、2kW出力定
格用として使用する場合には、2個の並列結線したコン
デンサ27−a,bのうち、ファン風上から風下へ千鳥
に残して使用する構成とした点である。
【0071】近年、誘導加熱調理器においても高火力化
が望まれている。そのため、今までの2口の誘導加熱コ
イルの出力定格は共に2kWであったが、高火力ヒータ
を設定し、どちらかの誘導加熱コイルの出力定格を2.
4kWや3kWとすることが多くなってきている。
【0072】また、製品展開として、シリーズ展開が盛
んになっており、開発効率化が求められている。誘導加
熱コイルの出力を大きくするということは、これを制御
しているインバータ回路部の発熱量、誘導加熱コイルの
発熱量も大きくなるということになる。そのため、高出
力側の誘導加熱コイルおよびインバータ回路部に対して
さらに冷却が必要となってくる。
【0073】ここで、本実施例では左側の誘導加熱コイ
ルの最大出力定格を3kW、右側の誘導加熱コイルの最
大出力定格を2kWとしたが、これは、湯沸し時、火力
が強いと沸騰時の湯の突沸が大きく、吸気口への湯の流
入などの恐れがあり、吸気口へ湯が入るとモータや回路
部へ溢水してしまう可能性があり、機器を故障させてし
まう可能性がある。したがって、湯の突沸が大きい高出
力側と吸気口の距離を遠くしたほうがよく、本実施例の
構成では、右側に冷却風の吸気口をもうけているため、
左側を高出力定格3kW側としている。
【0074】誘導加熱コイルの出力を大きくするという
ことは、これを制御しているインバータ回路部の発熱
量、誘導加熱コイルの発熱量も大きくなるということに
なる。そのため、高出力側の誘導加熱コイルおよびイン
バータ回路部に対してさらに冷却が必要となってくる。
【0075】また、誘導加熱コイルと共振している共振
コンデンサも共振電流が大となり、1つのコンデンサで
は電流容量を補えない状態となる。このため、共振コン
デンサを2個電気的に並列結線し、対策とするととも
に、発熱量を低減する。
【0076】そこで、開発効率化のため、本実施例でい
えば左側のインバータ回路部を同一基板を用い、高出力
定格3kW製品については、共振コンデンサを2個電気
的並列結線で使用し、低出力定格2kW製品について
は、共振コンデンサを1個使いとする構成としている。
【0077】上記した実施例によれば次のような効果を
得ることができる。左インバータ回路部を高出力定格3
kW製品使用時、共振コンデンサのうち小さいコンデン
サをファン送風風上に、大きいコンデンサをコンデンサ
の風下に配置し、またヒートシンクとコンデンサを略横
並びで、かつ、発熱量が大きい素子を取り付けているヒ
ートシンクをファンから近い側に、発熱量が少ないコン
デンサをファンから遠い側に配することで、冷却バラン
スをとり、冷却を効果的に行えるとともに、共振コンデ
ンサを2個電気的に並列結線することで、1つの電流容
量が少なくてすみ、発熱量を低減することができる。
【0078】また、左インバータ回路部を高出力定格2
kW製品使用時、2個の並列結線したコンデンサのう
ち、ファン風上から風下へ千鳥に残して使用することに
より、コンデンサに風があたりやすく渦流により冷却向
上が可能で品質が安定するとともに、最大出力定格が違
うシリーズ製品の開発効率化、および、同一基板を使用
することでコスト合理化を可能とすることができる。
【0079】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、複数の
インバータ回路部の冷却を効果的に行い、冷却性能を向
上させるとともに、誘導加熱コイルへの接続作業が容易
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における誘導加熱調理器の内部
の構成を示す分解斜視図
【図2】本発明の実施例における誘導加熱調理器の右側
面の断面図
【図3】本発明の実施例における誘導加熱調理器のファ
ンとインバータ回路部を示す概略図
【図4】(a)本発明の実施例5における誘導加熱調理
器の高出力定格製品使用時のコンデンサレイアウト図 (b)同、誘導加熱調理器の低出力定格製品使用時のコ
ンデンサレイアウト図
【図5】(a)本発明の実施例6における誘導加熱調理
器の高出力定格製品使用時のコンデンサレイアウト図 (b)同、誘導加熱調理器の低出力定格製品使用時のコ
ンデンサレイアウト図
【図6】従来例の誘導加熱調理器の内部の構成を示す分
解斜視図
【図7】従来例の誘導加熱調理器の右側面の断面図
【符号の説明】
1、11 トッププレート 2−a、12−a 誘導加熱コイル左 2−b、12−b 誘導加熱コイル右 3,14 ロースター 4,16 本体外郭 5−a インバータ回路部上 5−b インバータ回路部下 6−a、18−a 基板ベース上 6−b、18−b 基板ベース下 7、20 ファン 8,22 モータ 13 ラジェント 15 操作部 17−a インバータ回路部左 17−b インバータ回路部右 19 制御部 21 ファンケース 23 吸気口 24−a ヒートシンク左 24−b ヒートシンク右 25−a スイッチング素子左 25−b スイッチング素子右 26−a ダイオードブリッジ左 26−b ダイオードブリッジ右 27−a,b コンデンサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘導加熱を行う複数の加熱コイルへの電
    流を制御する複数のインバータ回路部と、前記複数のイ
    ンバータ回路部に送風する1個のファンを本体後部の一
    方に設け、前記複数のインバータ回路部をファン送風吐
    出側に略横並びに配した誘導加熱調理器。
  2. 【請求項2】 本体内に誘導加熱大出力定格と小出力定
    格のインバータ回路部を有し、ファンから送風される風
    の向きを本体中心側に向け、かつ、誘導加熱大出力定格
    のインバータ回路部を本体中心側に配置した請求項1記
    載の誘導加熱調理器。
  3. 【請求項3】 複数のインバータ回路部には、各々スイ
    ッチング素子とのスイッチング素子に密接したヒートシ
    ンクを有し、前記各々のヒートシンクをファン送風吐出
    側に、隣合わせで略横並びに配置した請求項1記載の誘
    導加熱調理器。
  4. 【請求項4】 複数のインバータ回路部には、各々スイ
    ッチング素子とスイッチング素子に密接したヒートシン
    クを有し、少なくとも1つのインバータ回路は、加熱コ
    イルと共振するコンデンサを複数個電気的に並列結線
    し、任意の複数のコンデンサのうち小さいものからファ
    ン送風風上に配し、前記ヒートシンクとコンデンサを略
    横並びで、かつ、前記ヒートシンクをファンから近い側
    に、コンデンサをファンから遠い側に配した請求項1記
    載の誘導加熱調理器。
  5. 【請求項5】 本体内のレイアウトを同一とした、同一
    箇所のインバータ回路部を、誘導加熱大出力定格あるい
    は小出力定格の機器を構成する場合において、誘導加熱
    大出力定格のものは、前記加熱コイルと共振する複数の
    コンデンサのうち、任意のコンデンサを複数個の電気的
    並列結線とし、前記電気的に並列結線した複数のコンデ
    ンサを、ヒートシンクと略横並びに配し、誘導加熱小出
    力定格のものは、前記電気的に並列結線した複数のコン
    デンサから、ヒートシンクから近い方を取り除いて使用
    する構成とした請求項1記載の誘導加熱調理器。
  6. 【請求項6】 本体内のレイアウトを同一とした、同一
    箇所のインバータ回路部を、誘導加熱大出力定格あるい
    は小出力定格とする場合において、誘導加熱大出力定格
    のものは、前記加熱コイルと共振する複数のコンデンサ
    のうち、任意のコンデンサを複数個の電気的並列結線と
    し、前記電気的に並列結線した複数のコンデンサをファ
    ン送風方向に対し、ヒートシンクと略横並びに配し、か
    つ任意の複数のコンデンサのうち小さいものからファン
    送風風上に配し、誘導加熱小出力定格のものは、任意の
    複数の前記並列結線した複数のコンデンサをファン風上
    から風下へ千鳥に残して使用する構成とした請求項1記
    載の誘導加熱調理器。
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