JP2003272687A - 燃料電池発電装置および燃料電池運転方法 - Google Patents

燃料電池発電装置および燃料電池運転方法

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JP2003272687A
JP2003272687A JP2002078166A JP2002078166A JP2003272687A JP 2003272687 A JP2003272687 A JP 2003272687A JP 2002078166 A JP2002078166 A JP 2002078166A JP 2002078166 A JP2002078166 A JP 2002078166A JP 2003272687 A JP2003272687 A JP 2003272687A
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heat
fuel
water
circulation system
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JP2002078166A
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Hideo Miyahara
秀夫 宮原
Yuji Nagata
裕二 永田
Kazuo Saito
和夫 斉藤
Yasuhiro Arai
康弘 新井
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Toshiba Energy Systems and Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba International Fuel Cells Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E60/30Hydrogen technology
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Abstract

(57)【要約】 【課題】燃料電池本体からの水を、冬場、凍結させるこ
となく確実に高温化でき、かつ安価に加熱、供給できる
燃料電池発電装置および燃料電池運転方法を提供する。 【解決手段】本発明に係る燃料電池発電装置は、水素と
空気中の酸素から電気化学反応により電気を発生する燃
料電池本体8と、燃料を化学反応により水素に変える燃
料処理装置7と、燃料電池本体8および燃料処理装置7
のそれぞれから出る水を循環させる循環系12,18
と、循環系12,18からの熱を回収し、高温水を貯え
る蓄熱槽20を備えた熱回収系19とで構成する燃料電
池発電装置において、蓄熱槽20に貯える高温水を循環
系18,11に熱源として与える熱供給系22を備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排熱の有効活用を
図った燃料電池発電装置および燃料電池運転方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、燃料から電力に変換するエネルギ
変換装置として、燃料電池が注目されている。
【0003】この燃料電池は、幾つかのタイプのものが
稼動中または研究開発中であるが、その中でも電解質と
して固体高分子膜を用いる固体高分子型燃料電池が構造
コンパクトで、高出力密度が得られ、しかも簡易なシス
テムで運転ができるため、定置用分散電源だけでなく、
宇宙用、車両用、さらに家庭用等幅広い産業分野への電
力供給源として脚光を浴びている。
【0004】また、燃料電池は、電気化学反応の際、生
成される熱を巧みに利用する、いわゆるコジェネレーシ
ョン分野への適用も検討されている。
【0005】このように、期待の高い燃料電池、特に固
体高分子型の燃料電池は、図7に示すように、燃料処理
装置1、燃料電池本体2、排熱回収系3、循環系3a等
を備えた構成になっている。
【0006】また、燃料電池は、燃料処理装置1と燃料
電池本体2とをエンクロージャ4に収容し、設備のコン
パクト化を図っている。
【0007】燃料処理装置1は、燃料、例えば都市ガス
等の炭化水素系燃料から水素を主成分とする燃料ガスを
生成するものであり、都市ガス等に含まれている硫黄を
水添脱硫等の手段で除去した後、改質器で触媒を用いて
化学反応により、例えば水蒸気を加えて炭化水素系燃料
を水素主成分の燃料ガスに改質させている。
【0008】その際、反応ガスには、一酸化炭素(C
O)が多く含まれているので、燃料電池本体2に組み込
まれている触媒を被毒させることがある。このため、燃
料処理装置1は、CO変成除去器(図示せず)を備え、
CO濃度を数ppmに低減して燃料ガスを燃料電池本体
2に供給している。
【0009】この燃料電池本体2は、プロトン導電性の
固体高分子膜に触媒を被覆するガス拡散電極で挟む膜電
極複合体を備えるとともに、その両外側に集電体として
ガス供給溝を備えたガス透過性の低い材料からなるセパ
レータを列状または層状に配置し、電池スタックを構成
している。
【0010】また、ガス拡散電極は、片面が燃料極、反
対側の片面が空気極(酸化剤極)を備えており、水素を
主成分とする燃料ガスと空気とがセパレータのガス供給
溝を介してそれぞれ区分けして供給させている。セパレ
ータのガス供給溝のそれぞれに供給される反応ガスは、
一般に理論流量よりも多くし、電力の発生がより多くな
るようにしている。
【0011】燃料電池本体2は、反応ガスの電気化学的
な反応により電力が発生すると、電力系統に供給してい
る。
【0012】電力系統は、供給された直流電圧をチョッ
パ回路等により昇圧し、さらにインバータにより交流電
圧に変換し、電力として各家庭等に供給する際、負荷調
整を行っている。
【0013】一方、排熱回収系3は、燃料処理装置1や
燃料電池本体2等で生成される排ガスに含まれている水
蒸気を分離させ、分離させた水蒸気等の温水を蓄熱槽5
に貯えた後、熱利用部、例えば浴場や温水プール等の給
湯、温水等に利用している。
【0014】また、循環系3aは、燃料処理装置1で発
生した温水を排熱回収系3の蓄熱槽5に供給し、ここで
熱利用部からの水を加熱させた後、ポンプ3bを介して
再び燃料処理装置1に戻している。
【0015】このように、従来の固体高分子型の燃料電
池は、電気化学的に直流電力を発生させる際に生成され
る温水を、一旦排熱回収系3に回収させ、回収した温水
を例えば浴場あるいはプール等に給湯として供給し、エ
ネルギの有効活用を図っていた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】図7に示した従来の燃
料電池は、燃料電池本体2等から出る温水等の排熱を回
収し、例えば浴場等の熱利用部に供給し、エネルギの有
効活用を図っていたが、それでも幾つかの問題があり、
その一つに冬場、寒冷地域での燃料処理装置1の改質器
等や燃料電池本体2に供給する水を加熱させる加熱源確
保の問題があった。
【0017】例えば、冬場あるいは氷点下以下の温度ま
で低下する地域では、起動運転に入る場合、運転停止中
の燃料処理装置1の改質器等や燃料電池本体2内に滞留
する水の凍結を防止する必要上、改質水や加湿水を高温
化させる加熱媒体を確保する有効な手段がなく、加熱手
段として専ら電気ヒータを用いていた。
【0018】しかし、電気ヒータ等の加熱手段では、改
質水等の水の昇温に多くのエネルギと時間を要する等の
不具合、不都合があった。
【0019】したがって、燃料処理装置1の改質器等や
燃料電池本体2に供給する改質水や加湿水等の水を高温
水にする安価で確実に供給できる加熱源の確保が求めら
れていた。
【0020】本発明は、このような事情に基づいてなさ
れたもので、燃料処理装置や燃料電池本体等に供給する
改質水や加湿水等の水を、冬場、凍結させることなく確
実に高温化でき、かつ安価に加熱、供給できる燃料電池
発電装置および燃料電池運転方法を提供することを目的
とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明に係る燃料電池発
電装置は、上述の目的を達成するために、請求項1に記
載したように、水素と空気中の酸素から電気化学反応に
より電気を発生させる燃料電池本体と、燃料を化学反応
により水素に変える燃料処理装置と、前記燃料電池本体
および前記燃料処理装置のそれぞれから出る水を循環さ
せる循環系と、前記循環系からの熱を回収し、高温水を
貯える蓄熱槽を備えた熱回収系とで構成する燃料電池発
電装置において、前記蓄熱槽に貯える高温水を前記循環
系に熱源として与える熱供給系を備えたものである。
【0022】また、本発明に係る燃料電池発電装置は、
上述の目的を達成するために、請求項2に記載したよう
に、水素と空気中の酸素から電気化学反応により電気を
発生させる燃料電池本体と、燃料を化学反応により水素
に変える燃料処理装置と、前記燃料電池本体および前記
燃料処理装置のそれぞれから出る水を循環させる循環系
と、前記循環系からの熱を回収し、高温水を貯える蓄熱
槽を備えた熱回収系とで構成する燃料電池発電装置にお
いて、前記蓄熱槽に貯える高温水を前記循環系に熱源と
して与える熱供給系と、前記熱供給系に設けられ、前記
燃料電池本体あるいは前記燃料処理装置を収容するエン
クロージャ内を加温させる放熱器とを備えたものであ
る。
【0023】また、本発明に係る燃料電池発電装置は、
上述の目的を達成するために、請求項3に記載したよう
に、燃料電池あるいは燃料処理装置から出る水を循環さ
せる循環系のそれぞれには、熱交換器を備えているもの
である。
【0024】また、本発明に係る燃料電池発電装置は、
上述の目的を達成するために、請求項4に記載したよう
に、熱回収系と熱供給系とは、冬場等の起動運転前、発
電運転時の高温水の流れ方向と逆向きに流す四方弁を備
えているものである。
【0025】また、本発明に係る燃料電池発電装置は、
上述の目的を達成するために、請求項5に記載したよう
に、熱供給系は、追炊き手段を備えているものである。
【0026】また、本発明に係る燃料電池発電装置は、
上述の目的を達成するために、請求項6に記載したよう
に、追炊き手段は、加熱器であることを特徴とするもの
である。
【0027】また、本発明に係る燃料電池運転方法は、
上述の目的を達成するために、請求項7に記載したよう
に、発電運転時、燃料電池本体の循環系および燃料処理
装置の循環系のそれぞれからの水を熱源とし、この熱源
で熱交換器を介して加温された高温水を熱回収系の蓄熱
槽に貯え、非発電時に、前記蓄熱槽に貯えている高温水
を前記熱交換器を介して前記燃料電池本体の循環系ある
いは前記燃料処理装置の循環系のそれぞれに停滞する水
に与えて加温するものである。
【0028】また、本発明に係る燃料電池運転方法は、
上述の目的を達成するために、請求項8に記載したよう
に、発電運転時、燃料電池本体の循環系あるいは燃料処
理装置の循環系のそれぞれからの水を熱源とし、この熱
源で熱交換器を介して加温された高温水を熱回収系の蓄
熱槽に貯え、非発電時に、前記蓄熱槽に貯えている高温
水を前記熱交換器を介して前記燃料電池本体の循環系あ
るいは前記燃料処理装置の循環系のそれぞれに停滞する
水に与えて加温する際、その高温水を発電運転時の流れ
方向と逆向きに流すものである。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る燃料電池発電
装置および燃料電池運転方法の実施形態を図面および図
面に付した符号を引用して説明する。
【0030】図1は、本発明に係る燃料電池発電装置お
よび燃料電池運転方法の第1実施形態を示す概略系統図
である。
【0031】本実施形態に係る燃料電池発電装置は、エ
ンクロージャ6内に収容され、パッケージ化した燃料処
理装置7および燃料電池本体8と、運転時、燃料処理装
置7や燃料電池本体8から生成される高温水等の熱を回
収するとともに、冬場等の起動運転前、燃料処理装置7
に滞留している改質水等や燃料電池本体8に滞留する加
湿水等の水を加熱して凍結防止を図る高温水回収供給兼
用系9とを備える構成になっている。
【0032】燃料処理装置7は、改質器、CO変成除去
器(ともに図示せず)、改質水循環系10等を備え、改
質器に、例えば都市ガス管からの燃料と改質水循環系1
0の改質水用循環ポンプ11からの改質水が供給され、
燃焼ガスによる加熱の下、水蒸気改質が行われ、水素リ
ッチな改質ガスが生成される。
【0033】この水素リッチな改質ガスには、燃料電池
本体8の触媒を劣化させる一酸化炭素(CO)が含まれ
ている。このため、CO変成除去器は触媒を用いてシフ
ト反応させ、改質ガス中の一酸化炭素(CO)を二酸化
炭素(CO)に変換し、改質ガスとともに燃料電池本
体8の燃料極13に供給している。
【0034】燃料電池本体8は、中央に配置する固体高
分子膜(図示せず)を挟んで一側に燃料極13を、反対
側の他側に空気極14を備え、燃料極13に供給される
改質ガス等と空気極14に供給される酸化剤ガスとを電
気化学的に反応させ、その際に発生する電子を集めて直
流電力として取り出している。
【0035】また、燃料電池本体8は、加湿水循環系1
5等を備え、燃料極13から固体高分子膜を介して空気
極14に流れる水素と酸素とが電気的に化学反応する際
に生成される高温の加湿水等を加湿水用循環ポンプ16
で循環させている。
【0036】また、燃料処理装置7および燃料電池本体
8のそれぞれに設けた改質水循環系10および加湿水循
環系15には、改質水用熱交換器17、加湿水用熱交換
器18を介装させ、各系10,15に跨って一つの系統
にまとめた高温水回収供給兼用系9が設けられている。
【0037】この高温水回収供給兼用系9は、発電運転
時、加湿水用熱交換器18で加湿水循環系15からの加
湿水等を熱源とするとともに、改質水用熱交換器17で
改質水循環系10からの改質水等を熱源として加熱した
高温水を熱回収系19を介して貯える蓄熱槽20を備
え、蓄熱槽20で貯えた高温水の熱を利用して、例えば
浴場等の熱利用部に給湯として供給するようになってい
る。
【0038】また、高温水回収供給兼用系9は、循環ポ
ンプ21を介装し、蓄熱槽20に貯えられた高温水を熱
源として加湿水用熱交換器18、改質水用熱交換器17
に供給する熱供給系22を備えている。
【0039】次に、燃料電池運転方法を説明する。
【0040】冬場あるいは氷点下以下の温度まで低下す
る地域では、起動運転前、加湿水循環系15や改質水循
環系10に滞留する加湿水等や改質水等は凍結すること
がある。
【0041】本実施形態は、このような点を考慮し、加
湿水等や改質水等の加熱源を確保するもので、高温水循
環供給兼用系9の蓄熱槽20に貯えておいた高温水を循
環ポンプ21、熱供給系22を介して加湿水用熱交換器
18に供給し、ここで加湿水循環系15からの加湿水等
を加温する。
【0042】また、本実施形態は、加湿水用熱交換器1
8で加湿水等を加温させた高温水を改質水用熱交換器1
2に供給し、ここで改質水循環系10からの改質水等を
加温し、改質水等の加温後、熱回収系19を介して蓄熱
槽20に戻す。
【0043】このように、本実施形態は、起動運転前、
高温水回収供給兼用系9の蓄熱槽20に貯えている高温
水を加湿水循環系15の加湿水用熱交換器18に供給し
て加湿水等を加温させるとともに、改質水循環系10の
改質水用熱交換器12に供給して改質水等を加温させる
ので、冬場等の起動運転前でも低温の加湿水等を加熱す
る熱源を確保することができ、エネルギを無駄に消費す
ることなく起動時間を短くして安定な運転を燃料電池に
行わせることができる。
【0044】図2は、本発明に係る燃料電池発電装置の
第2実施形態を示す概略系統図である。
【0045】なお、第1実施形態の構成部分と同一構成
部分には同一符号を付す。
【0046】本実施形態は、高温水回収供給兼用系9の
熱供給系22に放熱器23を設けたものである。なお、
他の構成部分は、第1実施形態の構成部分と同一なの
で、重複説明を省略する。
【0047】本実施形態は、高温水回収供給兼用系9の
熱供給系22に放熱器23を設け、冬場等、蓄熱槽20
に貯えられている高温水を加熱源として熱供給系22を
介して放熱器23に供給し、エンクロージャ6内を暖房
するので、改質水循環系10に滞留する改質水等や加湿
水循環系15に滞留する加湿水等の凍結を防止して燃料
処理装置7に改質水等として、また燃料電池本体8に加
湿水等として確実に供給することができ、燃料電池に安
定運転を行わせることができる。
【0048】図3は、本発明に係る燃料電池運転方法の
第2実施形態を説明するために用いた概略系統図であ
る。
【0049】なお、第1実施形態の構成部分と同一構成
部分には同一符号を付す。
【0050】本実施形態に係る燃料電池運転方法は、発
電運転時と冬場等の起動運転前とで加熱媒体としての高
温水の流れを逆方向にするものである。
【0051】すなわち、高温水回収供給兼用系9は、発
電運転時、改質水循環系10の改質水等や加湿水循環系
15の加湿水等を加熱源とするために、高温水を破線で
示す矢印に向って流して蓄熱槽20に貯えるとともに、
非発電時に、蓄熱槽20に貯えられている高温水を改質
水循環系10の改質水用熱交換器12や加湿水循環系1
5の加湿水用熱交換器18に加熱源として供給し、改質
水等や加湿水等を加温させるために高温水を実線で示す
矢印に向って流すものである。
【0052】このように、本実施形態は、高温水回収供
給兼用系9を流れる高温水の流れ方向を、発電運転時と
非発電時とで逆向きに流すので、設備を簡素化させて改
質水等や加湿水等の冬場での凍結を確実に防止すること
ができる。
【0053】図4は、本発明に係る燃料電池運転方法の
第3実施形態を示す概略系統図である。
【0054】なお、第1実施形態の構成部分と同一構成
部分には同一符号を付す。
【0055】本実施形態は、高温水回収供給兼用系9に
四方弁24を設け、この四方弁24により高温水を発電
運転時と非発電時とで逆向きに流すことができるように
したものである。
【0056】この四方弁24は、図5に示すように、発
電運転時、高温水を順方向Oに流し、蓄熱槽20に貯
え、非発電時に、蓄熱槽20に貯えられている高温水を
逆方向Rに流すようになっている。
【0057】このように、本実施形態は、高温水回収供
給兼用系9に四方弁24を設け、高温水を順方向O、逆
方向Rに自在に流すことができるようにしたので、設備
の簡素化の下、冬場等、改質水や加湿水等の凍結を容易
に防止することができ、発電運転時、高温水を蓄熱槽2
0に容易に回収させてエネルギの有効利用を図ることが
できる。
【0058】図6は本発明に係る燃料電池発電装置の第
4実施形態を示す概略系統図である。
【0059】なお、第1実施形態の構成部分と同一構成
部分には同一符号を付す。
【0060】本実施形態は、高温水回収供給兼用系9に
追炊き手段25、具体的には加熱器を設けたものであ
る。
【0061】本実施形態は、高温水回収供給兼用系9に
追炊き手段25を設けているので、冬場等の起動運転
前、蓄熱槽20に貯えられている高温水の熱量が不足し
ているときに有効である。
【0062】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明に係る燃料
電池発電装置および燃料電池運転方法は、発電運転時、
燃料処理装置から発生する改質水等や燃料電池本体から
発生する加湿水等を加熱源に水を加温して高温水にし、
この高温水を貯える一方、非発電時に、貯えた高温水を
加熱源にし、燃料処理装置の改質水等や燃料電池本体の
加湿水等を加温して凍結防止を図るので、エネルギを無
駄なく有効活用して燃料電池の起動時間を短くした安定
運転を行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃料電池発電装置および燃料電池
運転方法の第1実施形態を示す概略系統図。
【図2】本発明に係る燃料電池発電装置の第2実施形態
を示す概略系統図。
【図3】本発明に係る燃料電池運転方法の第2実施形態
を示す概略系統図。
【図4】本発明に係る燃料電池発電装置の第3実施形態
を示す概略系統図。
【図5】図4のA部の部分拡大図。
【図6】本発明に係る燃料電池発電装置の第4実施形態
を示す概略系統図。
【図7】従来の燃料電池発電装置を示す概略系統図。
【符号の説明】
1 燃料処理装置 2 燃料電池本体 3 排熱回収系 3a 循環系 3b ポンプ 4 エンクロージャ 5 蓄熱槽 6 エンクロージャ 7 燃料処理装置 8 燃料電池本体 9 高温水回収供給兼用系 10 改質水循環系 11 改質水用循環ポンプ 12 改質水用熱交換器 13 燃料極 14 空気極 15 加湿水循環系 16 加湿水用循環ポンプ 18 加湿水用熱交換器 19 熱回収系 20 蓄熱槽 21 循環ポンプ 22 熱供給系 23 放熱器 24 四方弁 25 追炊き手段
フロントページの続き (72)発明者 斉藤 和夫 東京都港区芝浦一丁目1番1号 東芝イン ターナショナルフュエルセルズ株式会社内 (72)発明者 新井 康弘 東京都港区芝浦一丁目1番1号 東芝イン ターナショナルフュエルセルズ株式会社内 Fターム(参考) 5H026 AA06 5H027 AA06 BA01 CC01 MM16

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水素と空気中の酸素から電気化学反応に
    より電気を発生させる燃料電池本体と、燃料を化学反応
    により水素に変える燃料処理装置と、前記燃料電池本体
    および前記燃料処理装置のそれぞれから出る水を循環さ
    せる循環系と、前記循環系からの熱を回収し、高温水を
    貯える蓄熱槽を備えた熱回収系とで構成する燃料電池発
    電装置において、前記蓄熱槽に貯える高温水を前記循環
    系に熱源として与える熱供給系を備えたことを特徴とす
    る燃料電池発電装置。
  2. 【請求項2】 水素と空気中の酸素から電気化学反応に
    より電気を発生させる燃料電池本体と、燃料を化学反応
    により水素に変える燃料処理装置と、前記燃料電池本体
    および前記燃料処理装置のそれぞれから出る水を循環さ
    せる循環系と、前記循環系からの熱を回収し、高温水を
    貯える蓄熱槽を備えた熱回収系とで構成する燃料電池発
    電装置において、前記蓄熱槽に貯える高温水を前記循環
    系に熱源として与える熱供給系と、前記熱供給系に設け
    られ、前記燃料電池本体および前記燃料処理装置を収容
    するエンクロージャ内を加温させる放熱器とを備えたこ
    とを特徴とする燃料電池発電装置。
  3. 【請求項3】 燃料電池および燃料処理装置から出る水
    を循環させる循環系のそれぞれには、熱交換器を備えて
    いることを特徴とする請求項1または2記載の燃料電池
    発電装置。
  4. 【請求項4】 熱回収系と熱供給系とは、発電運転時の
    高温水の流れ方向と逆向きに流す四方弁を備えているこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の燃料電池発電装
    置。
  5. 【請求項5】 熱供給系は、追炊き手段を備えているこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の燃料電池発電装
    置。
  6. 【請求項6】 追炊き手段は、加熱器であることを特徴
    とする請求項5記載の燃料電池発電装置。
  7. 【請求項7】 発電運転時、燃料電池本体の循環系ある
    いは燃料処理装置の循環系の水を熱源とし、この熱源で
    熱交換器を介して加温された高温水を熱回収系の蓄熱槽
    に貯え、非発電時に、前記蓄熱槽に貯えている高温水を
    前記熱交換器を介して前記燃料電池本体の循環系あるい
    は前記燃料処理装置の循環系の保有する水に与えて加温
    することを特徴とする燃料電池運転方法。
  8. 【請求項8】 発電運転時、燃料電池本体の循環系ある
    いは燃料処理装置の循環系からの水を熱源とし、この熱
    源で熱交換器を介して加温された高温水を熱回収系の蓄
    熱槽に貯え、非発電時に、前記蓄熱槽に貯えている高温
    水を前記熱交換器を介して前記燃料電池本体の循環系あ
    るいは前記燃料処理装置の循環系の保有する水に与えて
    加温する際、その高温水を発電運転時の流れ方向と逆向
    きに流すことを特徴とする燃料電池運転方法。
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