JP2003271285A - スクロール制御装置および情報処理プログラムとその記録媒体 - Google Patents

スクロール制御装置および情報処理プログラムとその記録媒体

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JP2003271285A
JP2003271285A JP2002067328A JP2002067328A JP2003271285A JP 2003271285 A JP2003271285 A JP 2003271285A JP 2002067328 A JP2002067328 A JP 2002067328A JP 2002067328 A JP2002067328 A JP 2002067328A JP 2003271285 A JP2003271285 A JP 2003271285A
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Osamu Miura
治 三浦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最小限の操作で表示画面を自在にスクロール
すること。 【解決手段】 物理表示領域を有する表示部と、論理画
面記憶領域および論理画面上の表示位置を記憶する表示
位置記憶領域を有する記憶部と、スクロール操作入力領
域を有する入力部と、制御部とを備え、制御部は、上記
表示位置記憶領域の内容に従い論理画面の少なくとも一
部を物理表示領域に表示させる物理表示領域表示制御部
と、スクロール操作入力領域からの入力操作に基づいて
スクロール量を算出するスクロール量演算部とを備え、
かつ、算出されたスクロール量と、上記表示位置記憶領
域に記憶された表示位置とに基づいて新たな表示位置を
算出して上記表示位置記憶領域に記憶させるとともに、
新たな表示位置に対応する論理画面を物理表示領域に表
示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スクロール制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスクロール制御装置においては、
表示装置の物理表示領域に表示しようとする画面(以
下、論理画面)が物理表示領域よりも大きく論理画面の
一部しか表示できない場合、物理表示領域の右辺または
下辺に沿って辺全体にスクロールバーが表示され、これ
を操作することで論理画面の目的とする部分を物理表示
領域に表示するようにしている。
【0003】スクロールバーは一般に細長い矩形であ
り、その両端には論理画面を1行もしくは1桁単位でスク
ロールするためのボタン(以下、スクロールボタン)を有
し、両端のボタンの間にはタップする(軽くたたく)と
論理画面を物理表示領域の大きさ単位でスクロールさせ
る領域(以下、スクロールトラック)を有する。そのスク
ロールトラックの上にはドラッグ(ペンで掃引)するこ
とで論理画面を任意にスクロールすることができる矩形
領域(以下、スクロールボックス)を有する。
【0004】物理表示領域に表示されていない論理画面
を表示させるには、使用者は物理表示領域の右辺または
下辺に表示されたそれぞれのスクロールバーのスクロー
ルボタン、スクロールトラックおよびスクロールボック
スを操作して、論理画面を縦または横方向にスクロール
させる。また特開平5-341949号公報に記載の装置では、
論理画面全体に対する表示領域の相対位置を表示し、こ
れをドラッグすることで物理表示領域に表示されていな
い論理画面を物理表示領域に表示させるようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のこのような方法
では、論理画面をスクロールするには縦方向と横方向を
それぞれ個別に、離れたスクロールバーを操作しなけれ
ばならず、目的の論理画面を物理表示領域に表示させる
までの操作が煩雑になりやすい。たとえば論理画面を一
方向にスクロールしすぎた場合、反対方向へスクロール
させるにはスタイラスペンを物理表示領域の高さまたは
幅に近い距離を移動させなければならない。
【0006】スクロールトラックをタップして物理表示
領域でスクロールする場合も、スタイラスペンは同様の
距離を移動しなければならない。また、論理画面をスク
ロールするに従いスクロールボックスがスタイラスペン
のタップ個所に近づくように移動するため、物理表示領
域単位でスクロールし続けるにはこれをよけるようにス
タイラスペンを動かさなければならない。
【0007】また、論理画面が縦横両方向にスクロール
できる場合、スクロールバーは物理表示領域の右辺と下
辺に表示され、スクロールボタンは矩形の物理表示領域
の3隅に配置される。論理画面を左上にスクロールする
には物理表示領域右上隅のスクロールボタンと同左下隅
のスクロールボタンをタップする必要があるため、スタ
イラスペンは物理表示領域の対角の距離を移動させなけ
ればならない。
【0008】スクロールボックスの大きさとそのスクロ
ールトラック上の位置で物理表示領域に論理画面のどの
部分が表示されているか推測することができるが、縦横
比が論理画面ではなく物理表示領域のサイズに従うなど
の理由で論理画面をイメージしにくい。さらにスクロー
ルバーが物理表示領域に表示されるため、物理表示領域
に表示できる論理画面が小さくなる。
【0009】また、特開平5-341949号公報に記載された
装置は物理領域に表示される論理画面の、全体に対する
相対位置を表示、およびその表示領域をドラッグするこ
とによる大規模のスクロールを実現するが、行単位のス
クロール、物理表示領域のサイズ単位のスクロールがで
きないため、実際の使用では従来のスクロールバーによ
るスクロール方法と併用しなければならない。また、論
理画面が複数ページから構成される場合、他のページへ
表示位置を変更する手段がない。この発明はこのような
事情を考慮してなされたもので、簡単な入力操作で多様
なスクロール操作を可能にするスクロール制御装置を提
供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、物理表示領
域を有する表示部と、論理画面記憶領域および論理画面
上の表示位置を記憶する表示位置記憶領域を有する記憶
部と、スクロール操作入力領域を有する入力部と、制御
部とを備え、制御部は、上記表示位置記憶領域の内容に
従い論理画面の少なくとも一部を物理表示領域に表示さ
せる物理表示領域表示制御部と、スクロール操作入力領
域からの入力操作に基づいてスクロール量を算出するス
クロール量演算部とを備え、かつ、算出されたスクロー
ル量と、上記表示位置記憶領域に記憶された表示位置と
に基づいて新たな表示位置を算出して上記表示位置記憶
領域に記憶させるとともに、新たな表示位置に対応する
論理画面を物理表示領域に表示させるスクロール制御装
置を提供するものである。
【0011】スクロール量演算部は、スクロール操作入
力領域における入力操作の変化量および入力操作の時間
の長さに基づいてスクロール量を算出してもよい。制御
部は、スクロール操作入力領域における入力操作速度に
基づいて線形にスクロール速度の制御を行ってもよい。
制御部は、スクロール操作入力領域における入力操作速
度に基づいて非線形にスクロール速度の制御を行っても
よい。
【0012】この発明は、上記スクロール制御装置を制
御するプログラムであって、表示位置記憶領域の内容に
従って論理画面の少なくとも一部を物理表示領域に表示
させる機能と、スクロール操作入力領域からの入力操作
に基づいてスクロール量を算出する機能と、算出された
スクロール量と論理画面上表示位置記憶領域に記憶され
た表示位置とに基づいて新たな表示位置を算出して上記
表示位置記憶領域に記憶させると共に、新たな表示位置
に対応する論理画面を物理表示領域に表示させる機能と
をコンピュータに実行させる情報処理プログラムを提供
するものである。
【0013】また、この発明は、物理表示領域およびレ
イアウト画面表示領域を有する表示部と、論理画面記憶
領域およびレイアウト画面記憶領域を有する記憶部と、
論理画面のレイアウト画面を作成するレイアウト画面作
成部およびレイアウト画面記憶領域に記憶されたレイア
ウト画面をレイアウト画面表示領域に表示させるレイア
ウト画面表示制御部を有する制御部とを備え、レイアウ
ト画面表示制御部は、論理画面のページ全体のレイアウ
ト画面をレイアウト画面表示領域に表示させることを特
徴とするスクロール制御装置を提供するものである。
【0014】この場合、レイアウト画面表示制御部は、
物理表示領域に表示されている論理画面のページのレイ
アウト画面表示部に表示させてもよい。また、レイアウ
ト画面表示制御部は、物理表示領域に表示された論理画
面のスクロール操作にあわせて、レイアウト画面上に表
示した表示領域矩形を再表示してもよい。
【0015】この発明は、レイアウト画面入力領域を有
する入力部をさらに備え、記憶部は論理画面記憶領域お
よび論理画面上表示位置記憶領域を有し、制御部は論理
画面の少なくとも一部を物理表示領域に表示させる物理
表示領域表示制御部およびレイアウト画面入力領域への
入力操作に基づいて論理画面上の座標を算出する座標演
算部を備え、レイアウト画面入力領域が入力操作される
と、座標演算部はレイアウト画面入力領域の入力から論
理画面上の座標を算出し、算出した座標に基づいて物理
表示領域表示制御部が論理画面を物理表示領域に表示さ
せることにより論理画面をスクロールしてもよい。この
場合、制御部は、複数のページから構成される論理画面
のレイアウト画面を、縦方向または横方向または2次元
に並べて物理表示領域に表示させてもよい。
【0016】この発明は、上記スクロール制御装置を制
御するプログラムであって、論理画面のレイアウト画面
をレイアウト画面作成部に作成させ、レイアウト画面記
憶領域に記憶されたレイアウト画面をレイアウト画面表
示領域に表示させ、論理画面のページ全体のレイアウト
画面を作成して作成してレイアウト画面表示領域に表示
させる機能をコンピュータに実行させる情報処理プログ
ラムを提供するものである。
【0017】さらにこの発明は、ページ切り替えタブを
表示するページ切り替えタブとレイアウト画面表示ペー
ジ番号とを表示する表示領域を有する表示部と、ページ
切り替え入力領域を有する入力部と、表示部の表示を制
御する表示制御部とを備え、表示制御部は、ページ切り
替え入力部からの入力操作により論理画面上のページ番
号を算出し、表示部に表示されたレイアウト画面表示ペ
ージ番号を変更することを特徴とするスクロール制御装
置を提供するものである。
【0018】ここで、表示制御部は、レイアウト画面表
示ページ番号からの相対位置により、表示領域に表示す
るページ切り替えタブの種類およびレイアウト画面表示
ページ番号の変更量を制御してもよい。また、表示制御
部は、複数ページからなる論理画面全体をページ単位で
複数のグループに分割し、レイアウト画面表示ページ番
号を含むグループ内については、表示部に表示するペー
ジ切り替えタブの種類を変えることによりレイアウト画
面表示ページ番号の変更量を他の部分よりも細かく制御
してもよい。
【0019】この発明は、上記スクロール制御装置を制
御するプログラムであって、ページ切り替え入力部から
の入力操作により論理画面上のページ番号を算出し、表
示部に表示されたレイアウト画面表示ページ番号を変更
する機能をコンピュータに実行させる情報処理プログラ
ムを提供するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、この発明のスクロール制
御装置の一実施例の構成を示すブロック図である。同図
に示すスクロール制御装置において、制御部3は、入力
部1からの出力情報を受け、記憶部4に対して情報を授
受して情報を処理し、処理した情報を表示部2に表示さ
せるようにしている。入力部1は使用者により入力操作
される領域、つまり、スクロール操作を入力するための
スクロール操作入力領域11と、レイアウト画面上で入
力するためのレイアウト画面入力領域12と、ページ切
り替え操作を入力するためのページ切り替え入力領域1
3を備える。
【0021】表示部2は、物理表示領域21と、レイア
ウト画面表示領域22と、ページ切り替えタブ表示領域
23を備える。制御部3は、論理画面の少なくとも一部
を物理表示領域21に表示させる物理表示領域表示制御
部31と、スクロール操作領域11への入力操作に基づ
いてスクロール量を算出するスクロール量演算部32
と、レイアウト画面を作成するレイアウト画面作成部3
3と、レイアウト画面をレイアウト画面表示領域22に
表示させるレイアウト画面表示制御部34と、表示領域
矩形をレイアウト画面表示領域22に表示させる表示領
域矩形表示制御部35と、レイアウト画面表示ページ番
号に基づいてページ切り替えタブを表示部2に表示させ
るページ切り替えタブ表示制御部36と、座標を算出す
る座標演算部37と、ページ番号を算出するページ番号
演算部38と、時間を計測する計時部39を備える。
【0022】記憶部4は、論理画面記憶領域40と、論
理画面上の表示位置やページ番号や座標などを記憶する
論理画面上表示位置記憶領域41と、レイアウト画面記
憶領域42と、レイアウト表示におけるページ番号を記
憶するレイアウト表示ページ番号記憶領域43と、入力
部1における入力操作の開始時の状態(時刻や座標)を
記憶する入力操作開始状態記憶領域44と、制御部3が
情報処理を行うための情報処理プログラムを記憶した情
報処理プログラム記憶領域45を備える。
【0023】なお、入力部1は、表示画面上に設置した
タブレットにより好適に構成できるが、キーボードやマ
ウスにより構成されてもよい。表示部2には、CRTや
LCDのような表示装置を用いることができる。制御部
3は、CPU,ROM,RAMからなるマイクロコンピ
ュータで構成できる。記憶部4は、RAM,FD,又は
HDD等のような、書き込み読み出し可能なメモリ装置
により構成できる。
【0024】図2は図1の要部説明図であり、ウィンド
ウ(画面)上に文章または画像を表示する物理表示領域
21と、その表示をスクロールするためのスクロール操
作入力を検出するためのスクロール操作入力領域11を
有する。図3は、図2と等価な本発明の実施例の説明図で
ある。使用者に対して表示するべき論理画面5が物理表
示領域21より大きい場合は図3のように論理画面5の一部
のみを表示し、必要に応じて論理画面5の表示部分の位
置(表示位置)を変更(以下、スクロール)しなければな
らない。論理画面5の全部または一部を表示する物理表
示領域21とスクロール操作入力領域11は図3のように対
になっており、スクロール操作入力領域11への入力に基
づいて、物理表示領域21に表示された論理画面をスクロ
ールする。
【0025】本発明は以下の(1)〜(3)のスクロー
ルを、最小限の操作で実現することを特徴とする。 (1)物理表示領域の大きさ単位のスクロール (2)行または桁単位のスクロール (3)任意の個所へのスクロール 図4は物理表示領域の大きさ単位でのスクロール例を表
している。スクロール操作入力開始領域11内にスタイラ
スペンSPを押下し、定められた距離Dth以上ドラッグ
し、定められた時間Tth未満でスタイラスペンを離す
と、ドラッグした方向に基づいて論理画面5を物理表示
領域21の幅Xpまたは高さYpでスクロールする。
【0026】この動作を図13のフローチャートで説明す
る。ステップS1において、スクロール操作入力開始領
域11内でスタイラスペンSPを押下するとその時の座標
(x0,y0)と時刻t0とを入力操作開始状態記憶領域44に記
憶する。押下したままスタイラスペンを座標(xt,yt)ま
で移動させた後に時刻tで放した場合、t-t0≦Tthであり
(ステップS5)、|xt-x0|または|yt-y0|がDthより
大きければ(ステップS6)、以下の式のように論理画面
上の表示位置(xd0,yd0)を物理表示領域21の幅Xpまたは
高さYpでスクロールした座標を、論理画面上表示位置記
憶領域41に新しい表示位置として記憶し、(ステップS
7)、新しい表示位置の論理画面を物理表示領域表示制御
部31により 物理表示領域21に表示させる(ステップS
4)。 xd0 = xd0+Xp (t-t0≦Tth かつ xt-x0>Dthの場合) xd0 = xd0-Xp (t-t0≦Tth かつ xt-x0<-Dthの場合) yd0 = yd0+Yp (t-t0≦Tth かつ yt-y0>Dthの場合) yd0 = yd0-Yp (t-t0≦Tth かつ yt-y0<-Dthの場合)
【0027】図5は、行または桁単位でのスクロール例
を表している。スクロール操作入力領域11内にスタイラ
スペンSPを押下し、ドラッグしながら時間Tth以上ス
タイラスペンSPを押下したままにすると、その時点で
の押下開始位置からの方向および距離に基づいて論理画
面5を行または桁単位でスクロールし続ける。スクロー
ル中にスタイラスペンSPを押下したまま移動すれば、
押下開始位置からの方向および距離に基づいて論理画面
のスクロールの方向および速度は動的に変化する。この
ときスタイラスペンSPはスクロール操作入力領域11の
外に出てもよい。スタイラスペンSPを離すとスクロー
ルは停止する。
【0028】この動作を図13のフローチャートで説明す
る。スクロール操作入力領域11内でスタイラスペンSP
を押下すると、その時の座標(x0,y0)と時刻t0が、入力
操作開始状態記憶領域44に記憶される(ステップS1)。そ
のままスタイラスペンSPを移動させると、スタイラス
ペンSPの座標(xt,yt)と時刻tが、t-t0>Tthの場合
(ステップS2)、座標(xt,yt)からの相対位置に基づい
て、以下の式のようにスクロール量演算部32によりス
クロール量が線形または非線形に算出される。算出され
たスクロール量が論理画面上表示位置記憶領域41の記憶
する座標に加算され(ステップS3)、 物理表示領域表示
制御部31により論理画面が物理表示領域21に表示される
(ステップS4)。スタイラスペンSPが離されるまでその
時点でのスタイラスペンSPの座標からの相対座標(xt-
x0, yt-y0)に基づいて論理画面5がスクロールされる。 xd0 = xd0+Fscr(xt-x0) (t-t0>Tth かつ |xt-x0|>Dth
の場合) yd0 = yd0+Fscr(yt-y0) (t-t0>Tth かつ |yt-y0|>Dth
の場合)
【0029】但し、Fscr( )はスクロール量を演算する
関数であり、Fscr(a)としてaに比例する関数を選択すれ
ば、スタイラスペンSPの移動距離に比例した速度でス
クロールすることができ、Fscr(a)としてaの2乗に比例
する関数などを選択すれば、スタイラスペンSPの小さ
な移動でスクロール速度が非線形にコントロールされ高
速でスクロールすることができる。
【0030】図6はレイアウト画面の表示例を表してい
る。スクロール操作入力領域11内にスタイラスペンSP
を押下し、そのまま時間Tth未満でスタイラスペンSP
を離すと、図6のようにレイアウト画面表示領域22にレ
イアウト画面が表示される。レイアウト画面には表示領
域矩形24が表示され、その時点で物理表示領域21に表示
されている表示部分の論理画面5での位置を表す。
【0031】レイアウト画面は論理画面5を縮小または
記号化、または、内容の一部または全部を省略、または
これらを組み合わせて作成したものであり、論理画面5
の基になるドキュメントを読み込んだとき、または論理
画面を初めて物理表示領域11に表示するとき、またはレ
イアウト画面を初めて表示するときにレイアウト画面作
成部33が論理画面5のレイアウト画面を作成する。
【0032】この動作を図13のフローチャートで説明す
る。スクロール操作入力領域11内でスタイラスペンSP
を押下するとその座標(x0,y0)と時刻t0が、入力操作開
始状態記憶領域44に記憶される(ステップS1)。スタイラ
スペンSPの移動距離が小さく(|xt-x0|≦Dth かつ |yt
-y0|≦Dth)、閾値Tth未満の時間差でスタイラスペンS
Pを離すと(ステップS5,S6)、レイアウト画面表示ペー
ジ番号記憶領域43に論理画面の表示ページ番号が記憶さ
れて(ステップS8)、これに基づいて表示制御部34がレイ
アウト画面表示領域22にレイアウト画面および表示領域
矩形24を表示させる(ステップS9)。
【0033】図7は任意の位置へのスクロール例を表し
ている。図7に示すようにこのレイアウト画面表示領域
22上をスタイラスペンSPで押下すると、レイアウト
画面表示領域22内での押下した場所に対応した位置の
論理画面5を物理表示領域21に表示する。たとえば、押
下した場所を中心として論理画面5上の表示位置を移動
する。これにあわせてレイアウト画面表示領域22上に
表示された表示領域矩形24が再描画され、それによって
表示領域矩形24はレイアウト画面表示領域22上のスク
ロール先の対応する位置に移動する。レイアウト画面を
表示した状態で、スクロール操作入力領域11、レイアウ
ト画面表示領域22、後述するページ切り替え入力領域13
以外の領域に入力を行うとレイアウト画面は消去され、
図3の状態に戻る。
【0034】この動作を図14のフローチャートで説明す
る。レイアウト画面表示領域22をタップすると、表示領
域矩形表示制御部35が表示領域矩形24をタップされた位
置に表示しなおす(ステップS21)。レイアウト画面入力
領域12からの入力に基づいて、座標演算部37がタップさ
れた座標から該当する論理画面の座標を算出する(ステ
ップS22)。レイアウト表示ページ番号の記憶領域43の内
容および算出した座標は論理画面上表示位置記憶領域41
に記憶され(ステップS23)、物理表示領域21の論理画面
が表示しなおされる(ステップS24)。レイアウト画面の
縮小率をKred、レイアウト画面入力領域22での入力の座
標を(xr,yr)とした場合、論理画面上の座標(xd, yd)は
次式で求められる。 xd = xr/Kred yd = yr/Kred
【0035】図8は論理画面が複数ページを有する場合
の例を表している。論理画面が複数のページを有する場
合、レイアウト画面表示領域22には図8のように一度に
複数ページ分のレイアウト画面を同時に表示することが
できる。図7と同様の操作で、スタイラスペンSPを押
下した場所に表示領域矩形24が移動し、その位置に対応
した論理画面が物理表示領域21に表示される。
【0036】また一度に表示するレイアウト画面数を制
限し、論理画面全体のページ数がこれを超える場合は、
図9のようにレイアウト画面とともに、レイアウト画面
表示領域22の左右に隣接するページ切り替えタブ表示領
域23にページ切り替えタブを表示する。ページ切り替え
タブをタップするとレイアウト画面表示領域22には、そ
のページ切り替えタブに対応したページ番号の論理画面
のレイアウトが表示される。
【0037】この時点で、物理表示領域21に表示された
論理画面は図10に示すようにスクロールしてもよい。
または物理表示領域21に表示したいページ番号の論理画
面のレイアウト画面を表示した状態で、図7と同様の操
作を行うことにより押下した場所に表示領域矩形24が移
動し、その位置に対応した論理画面が物理表示領域21に
表示される。
【0038】この動作の一例を図15のフローチャートで
説明する。タブに対応したページ切り替え入力領域13が
タップされると、ページ切り替え入力領域13の入力から
論理画面上のページ番号を計算するページ番号演算部38
により、レイアウト画面表示領域22に表示するページ番
号が計算される(ステップS31)。これはレイアウト画面
表示ページ番号の記憶領域43に記憶され(ステップS3
4)、論理画面の該当するページのレイアウト画面がレイ
アウト画面表示制御部34によってレイアウト画面表示領
域22に表示される。このとき物理表示領域21に表示され
た内容は変化しない。このときに図7のようにレイアウ
ト画面を押下すると、押下した位置に対応した論理画面
が物理表示領域21に表示される。
【0039】ページ切り替えタブに2つ以上の種類を用
意することにより、ページ切り替え入力領域13の入力か
ら論理画面上のページ番号を計算するページ番号演算部
38によりその時点でレイアウト画面を表示しているペー
ジから1ページ単位だけでなく図11に示すように10ペー
ジ単位、100ページ単位などのページ切り替えができ
る。
【0040】そして、レイアウト画面に表示している論
理画面のページ番号を中心に、その前後のページの相対
ページ数によってタブの種類を1ページ単位、10ページ
単位、100ページ単位と変えることにより、論理画面の
ページ数が大きい場合でもページ切り替えタブの数はそ
れほど多くならず、スムーズにページを切り替えること
ができる。
【0041】また図12のように、論理画面全体を先頭か
ら100ページごとに分割し、レイアウト画面に表示して
いる論理画面のページ番号付近だけを10ページごと、1
ページごとに展開するようにページ切り替えタブを表示
すれば、ページ番号によるページの検索が容易になる。
この場合、レイアウト画面のページ番号をX,論理画面
の総ページ数をNとすると、タブの種類とレイアウト画
面の左右のタブ数との関係は図13のようになる。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、スクロール操作入力領
域で最小限の入力操作をするだけで、物理表示領域に表
示された論理画面を自在にスクロールすることができ
る。また、同領域をタップしたときに表示されるレイア
ウト画面をタップすることにより、論理画面の任意のペ
ージおよび座標を即座に物理表示領域に表示することが
できる。これによって、物理表示領域、論理画面上の表
示位置の変更およびスクロールに必要な操作量を従来の
方法より軽減させ、論理画面の閲覧・編集の効率を向上
させるとともに使用者の負担を小さくする。また、閲覧
中の論理画面全体のレイアウト画面を表示することによ
り、論理画面全体の構成を把握しやすくするとともに、
目的とする論理画面を検索・表示する手段を簡単にす
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1の要部を示す説明図である。
【図3】図1の要部の動作説明図である。
【図4】図1の要部の動作説明図である。
【図5】図1の要部の動作説明図である。
【図6】図1の要部の動作説明図である。
【図7】図1の要部の動作説明図である。
【図8】図1の要部の動作説明図である。
【図9】図1の要部の動作説明図である。
【図10】図1の要部の動作説明図である。
【図11】図1の要部の動作説明図である。
【図12】図1の要部の動作説明図である。
【図13】図1に示す実施例の要部の動作を示すフロー
チャートである。
【図14】図1に示す実施例の要部の動作を示すフロー
チャートである。
【図15】図1に示す実施例の要部の動作を示すフロー
チャートである。
【図16】図12におけるタブの種類とタブの数との関
係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 入力部 2 表示部 3 制御部 4 記憶部 5 論理画面 21 物理表示領域 22 レイアウト画面表示領域 23 ページ切り替えタブ表示領域 24 表示領域矩形

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物理表示領域を有する表示部と、論理画
    面記憶領域および論理画面上の表示位置を記憶する表示
    位置記憶領域を有する記憶部と、スクロール操作入力領
    域を有する入力部と、制御部とを備え、制御部は、上記
    表示位置記憶領域の内容に従い論理画面の少なくとも一
    部を物理表示領域に表示させる物理表示領域表示制御部
    と、スクロール操作入力領域からの入力操作に基づいて
    スクロール量を算出するスクロール量演算部とを備え、
    かつ、算出されたスクロール量と、上記表示位置記憶領
    域に記憶された表示位置とに基づいて新たな表示位置を
    算出して上記表示位置記憶領域に記憶させるとともに、
    新たな表示位置に対応する論理画面を物理表示領域に表
    示させるスクロール制御装置。
  2. 【請求項2】 スクロール量演算部は、スクロール操作
    入力領域における入力操作の変化量および入力操作時間
    の長さに基づいてスクロール量を算出することを特徴と
    する請求項1記載のスクロール制御装置。
  3. 【請求項3】 制御部は、スクロール操作入力領域にお
    ける入力操作速度に基づいて線形にスクロール速度の制
    御を行うことを特徴とする請求項1記載のスクロール制
    御装置。
  4. 【請求項4】 制御部は、スクロール操作入力領域にお
    ける入力操作速度に基づいて非線形にスクロール速度の
    制御を行うことを特徴とする請求項1記載のスクロール
    制御装置。
  5. 【請求項5】 物理表示領域およびレイアウト画面表示
    領域を有する表示部と、論理画面記憶領域およびレイア
    ウト画面記憶領域を有する記憶部と、論理画面のレイア
    ウト画面を作成するレイアウト画面作成部およびレイア
    ウト画面記憶領域に記憶されたレイアウト画面をレイア
    ウト画面表示領域に表示させるレイアウト画面表示制御
    部を有する制御部とを備え、制御部は、論理画面のペー
    ジ全体のレイアウト画面を作成してレイアウト画面表示
    領域に表示させることを特徴とするスクロール制御装
    置。
  6. 【請求項6】 レイアウト画面表示制御部は、物理表示
    領域に表示されている論理画面のページのレイアウト画
    面を表示部に表示させることを特徴とする請求項5記載
    のスクロール制御装置。
  7. 【請求項7】 レイアウト画面表示制御部は、物理表示
    領域に表示された論理画面のスクロール操作にあわせ
    て、レイアウト画面上に表示した表示領域矩形を再表示
    することを特徴とする請求項6記載のスクロール制御装
    置。
  8. 【請求項8】 レイアウト画面入力領域を有する入力部
    をさらに備え、記憶部は論理画面記憶領域および論理画
    面上表示位置記憶領域を有し、制御部は論理画面の少な
    くとも一部を物理表示領域に表示させる物理表示領域表
    示制御部およびレイアウト画面入力領域への入力操作に
    基づいて論理画面上の座標を算出する座標演算部を備
    え、レイアウト画面入力領域が入力操作されると、座標
    演算部はレイアウト画面入力領域の入力から論理画面上
    の座標を算出し、算出した座標に基づいて物理表示領域
    表示制御部が論理画面を物理表示領域に表示させること
    により論理画面をスクロールすることを特徴とする請求
    項7記載のスクロール制御装置。
  9. 【請求項9】 制御部は、複数のページから構成される
    論理画面のレイアウト画面を、縦方向または横方向また
    は2次元に並べて物理表示領域に表示させることを特徴
    とする請求項8記載のスクロール制御装置。
  10. 【請求項10】 ページ切り替えタブを表示するページ
    切り替えタブとレイアウト画面表示ページ番号とを表示
    する表示領域を有する表示部と、ページ切り替え入力領
    域を有する入力部と、表示部の表示を制御する表示制御
    部とを備え、表示制御部は、ページ切り替え入力部から
    の入力操作により論理画面上のページ番号を算出し、表
    示部に表示されたレイアウト画面表示ページ番号を変更
    することを特徴とするスクロール制御装置。
  11. 【請求項11】 表示制御部は、レイアウト画面表示ペ
    ージ番号からの相対位置により、表示領域に表示するペ
    ージ切り替えタブの種類およびレイアウト画面表示ペー
    ジ番号の変更量を制御することを特徴とする請求項10
    記載のスクロール制御装置。
  12. 【請求項12】 表示制御部は、複数ページからなる論
    理画面全体をページ単位で複数のグループに分割し、レ
    イアウト画面表示ページ番号を含むグループ内について
    は、表示部に表示するページ切り替えタブの種類を変え
    ることによりレイアウト画面表示ページ番号の変更量を
    他の部分よりも細かく制御することを特徴とする請求項
    10記載のスクロール制御装置。
  13. 【請求項13】 請求項1記載のスクロール制御装置を
    制御するプログラムであって、表示位置記憶領域の内容
    に従って論理画面の少なくとも一部を物理表示領域に表
    示させる機能と、スクロール操作入力領域からの入力操
    作に基づいてスクロール量を算出する機能と、算出され
    たスクロール量と論理画面上表示位置記憶領域に記憶さ
    れた表示位置とに基づいて新たな表示位置を算出して上
    記表示位置記憶領域に記憶させると共に、新たな表示位
    置に対応する論理画面を物理表示領域に表示させる機能
    とをコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
  14. 【請求項14】 請求項5記載のスクロール制御装置を
    制御するプログラムであって、論理画面のレイアウト画
    面をレイアウト画面作成部に作成させ、レイアウト画面
    記憶領域に記憶されたレイアウト画面をレイアウト画面
    表示領域に表示させ、論理画面のページ全体のレイアウ
    ト画面を作成してレイアウト画面表示領域に表示させる
    機能をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
  15. 【請求項15】 請求項10記載のスクロール制御装置
    を制御するプログラムであって、ページ切り替え入力部
    からの入力操作により論理画面上のページ番号を算出
    し、表示部に表示されたレイアウト画面表示ページ番号
    を変更する機能をコンピュータに実行させる情報処理プ
    ログラム。
  16. 【請求項16】 請求項13〜15のいずれか1つに記
    載の情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009288882A (ja) * 2008-05-27 2009-12-10 Ntt Docomo Inc 携帯端末及び情報表示方法
CN101233749B (zh) * 2005-08-05 2011-11-16 三星电子株式会社 用于提供多个屏幕的设备以及动态配置多个屏幕的方法
JP2013142751A (ja) * 2012-01-10 2013-07-22 Canon Inc 表示制御装置、その制御方法及びプログラム

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