JP2003270320A - 測位装置 - Google Patents

測位装置

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JP2003270320A JP2002067186A JP2002067186A JP2003270320A JP 2003270320 A JP2003270320 A JP 2003270320A JP 2002067186 A JP2002067186 A JP 2002067186A JP 2002067186 A JP2002067186 A JP 2002067186A JP 2003270320 A JP2003270320 A JP 2003270320A
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忠信 大毛
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各アンテナで異なる測位衛星が観測できる場
合に、その観測データをアンテナ間で相互に変換可能と
する測位装置を実現する。 【解決手段】 複数のアンテナの各々で観測できない特
定測位衛星がある場合に、この特定測位衛星を観測でき
ているアンテナによる受信信号から受信機が得た観測信
号を、上記特定測位衛星を観測できないアンテナに接続
された受信機の観測信号に相当する変換観測信号へ変換
する観測信号変換手段を備え、測位計算手段は観測信号
変換手段により変換された変換観測信号と衛星座標位置
に基づいて受信機の測位座標を計算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、測位衛星や測位
衛星に類する装置からの信号を受信して測位計算を行う
測位装置に関し、特に自動車、鉄道車両、船舶などのよ
うな大きな構造体の位置や姿勢を検出する測位装置に関
するものである。以降の記述で測位衛星もしくは衛星と
記載したものは、特に記載がない限り測位衛星に類する
装置を含むものとする。
【0002】
【従来の技術】構造体の姿勢を検出する従来の測位装置
としては、例えば「Global Positioning System: Theor
y and Applications, Volume II, Chapter 19. Attitud
e Determination」がある。図7は、かかる従来の測位
装置における2つの受信機間の基線ベクタxと測位衛星
jの観測信号との関係を示した模式図である。
【0003】図7において、61は受信機A、62は受
信機B、63は受信機A61から受信機B62への基線
ベクタx、64が測位衛星jの電波面、65が測位衛星
jと受信機A61間の疑似距離、66が測位衛星jと受
信機B62間の疑似距離、67が受信機間疑似距離差、
68が受信機から測位衛星jへの視線ベクタs、69
が波長λである。
【0004】受信機A61、B62は測位衛星jとの間
の距離(擬似距離)を電波の伝播時間で計測する。伝播
時間の計測に用いる上記受信機毎に備えられた各々の時
計の時刻誤差(時計誤差)が0であると仮定すると、測
位衛星jと受信機A61間の疑似距離65と、測位衛星
jと受信機B62間の疑似距離66との差分である受信
機間疑似距離差67は、基線ベクタx63と受信機から
測位衛星jへの視線ベクタs68の内積に等しくな
る。
【0005】ここで、受信機から測位衛星jへの視線ベ
クタs68は長さが1であると定義している。この関
係式を同時に観測される複数の測位衛星jや、複数の基
線ベクタx63に対して適用した連立方程式を構成し、
これに収束計算を行うことで複数の基線ベクタx63を
求めることが可能である。
【0006】先に時計誤差を0と仮定したが、前記連立
方程式に時計誤差変数を組み込むことは可能であり、時
計誤差は0でなくても良い。なお、基線ベクタx63の
向きを決定する際に、基線ベクタx63の長さが既知で
ある場合には観測衛星数を一つ減らすことが可能であ
る。さらに、各アンテナに対応した受信機間の時計誤差
が0であれば、観測衛星数をさらに一つ減らすことが可
能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の測位装置は、以
上のような方式を用いて構造体の姿勢を検出していた
が、姿勢と同時にアンテナの位置を計算するためには、
アンテナの位置を表現する3変数と、受信機時計の誤差
である1変数とで、合計4つの変数を解くことが必要と
なり、これ以外に変数が無い場合でも、最低4つの連立
方程式を連立させる必要がある。即ち、観測衛星数は最
低でも4つ必要とされる。
【0008】また、市街地においては、周辺の建物など
の配置が複雑であり、測位衛星jの電波をアンテナが受
信する際の妨げとなる。精度良く測位計算を行うために
は、多くの測位衛星の電波を障害物の影響なくアンテナ
で受信する必要がある。このような、測位衛星の観測条
件は頻繁に変動するため、安定した測位計算を継続する
ことは困難である。
【0009】この発明は以上のような問題を解決するた
めになされたものであり、各アンテナで異なる測位衛星
が観測できる場合に、その観測データをアンテナ間で相
互に変換可能とする測位装置を実現することを目的とす
る。すなわち、各アンテナの観測衛星数は、複数のアン
テナで観測された観測衛星の総和とすることが可能にな
り、測位衛星の観測条件を改善することができる。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る測位装置
は、測位対象物上に相互に離間して設けられ、複数の測
位衛星からの信号を受信する複数のアンテナと、上記複
数のアンテナによる受信信号に基づいて各アンテナが観
測した上記測位衛星の観測信号と衛星座標位置とを得る
受信機と、上記受信機からの上記測位衛星の観測信号と
衛星座標位置とに基づいて上記アンテナの測位座標を計
算する測位計算手段と、所定の座標軸に対する上記測位
対象物の回転角に基づいて測位対象物の姿勢情報を検出
する姿勢検出手段と、上記複数のアンテナの各々で観測
できない特定測位衛星がある場合に、この特定測位衛星
を観測できている上記アンテナによる受信信号から上記
受信機が得た観測信号を、上記特定測位衛星を観測でき
ないアンテナに接続された受信機の観測信号に相当する
変換観測信号へ変換する観測信号変換手段とを備え、上
記測位計算手段は、上記観測信号変換手段により変換さ
れた変換観測信号と上記衛星座標位置に基づいて、上記
受信機の測位座標を計算するものである。
【0011】また、上記受信機は、上記複数のアンテナ
に対応した複数個からなり、上記測位計算手段は、少な
くとも上記受信機毎に得られた観測信号に基づいて上記
各受信機の測位座標を計算するものである。
【0012】また、上記姿勢検出手段は、上記姿勢情報
として上記複数のアンテナ間における基線ベクタを検出
し、上記観測信号変換手段は、上記複数の受信機により
得た複数の衛星座標位置と複数の観測信号に基づいて、
概略測位を計算する概略測位計算手段と、上記測位計算
機により計算された上記各アンテナの測位座標と、上記
概略測位計算手段により計算された概略測位とに基づい
て、適切な概略位置を選択する概略位置決定手段と、上
記概略位置決定手段により選択された概略位置と、上記
複数の受信機により得られた衛星座標位置と、上記姿勢
情報検出手段による姿勢情報とに基づいて、複数の衛星
視線ベクタを計算する視線ベクタ計算手段と、上記基線
ベクタと上記衛星視線ベクタとにより上記複数の受信機
による観測信号の補正量を計算し、該補正量に基づいて
上記観測信号を上記変換観測信号へ変換する変換計算手
段とを備えたものである。
【0013】また、上記複数の受信機は、上記測位衛星
との距離測定に要する内蔵時計を備え、上記観測信号変
換手段は、上記複数の受信機により共通して得られた測
位衛星の観測信号と、該観測信号と上記変換計算手段に
より変換された変換観測信号との比較に基づいて変換し
た上記受信機毎の変換観測信号とをそれぞれ比較するこ
とにより、上記各受信機間の内蔵時計の誤差を算出する
時計誤差算出手段を備え、この時計誤差算出手段により
算出された内蔵時計の誤差に基づいて上記受信機毎の変
換観測信号を補正するものである。
【0014】また、上記概略測位計算手段は、上記測位
計算手段により計算された上記アンテナの測位座標の入
力がないとき、或いは上記概略位置決定手段により選択
された概略位置が劣悪であるときに、上記時計誤差算出
手段により算出された内蔵時計の誤差の出力に基づいて
上記概略位置の代替えとなる概略測位出力を計算するも
のである。
【0015】また、上記受信機は、単一の受信機からな
るものである。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施の形態に
係る測位装置の全体ブロック図および測位装置を設置す
る構造体を示す構成図である。以下に図1における測位
装置の構成について説明する。図1において、1は測位
装置、2は測位対象物となる構造体、3は構造体2に搭
載された姿勢検出器、4はGPSアンテナA、5はGP
SアンテナBであり、これらGPSアンテナA4および
GPSアンテナB5は互いに離間して構造体2に配置さ
れている。
【0017】6はGPSアンテナA4に対応したGPS
受信機A、7はGPSアンテナB5に対応したGPS受
信機Bである。8は観測信号変換器、9および10は測
位計算機である。
【0018】以下は信号または情報を示すものであり、
11は受信機A衛星座標、12は受信機B衛星座標、1
3は受信機A観測信号、14は受信機B観測信号、15
は姿勢情報である。これらの信号または情報は、同時に
観測された複数の測位衛星の信号または情報の集合であ
る。さらに、16は受信機A変換観測信号、17は受信
機B変換観測信号、18は受信機A測位座標、19は受
信機B測位座標である。また、受信機A変換観測信号1
6、受信機B変換観測信号17も同様に、複数の測位衛
星の信号の集合である。
【0019】次に、上記構成における測位装置の動作に
ついて説明する。はじめに、姿勢検出器3は、例えば3
軸ジャイロ装置のようなもので、各時刻における構造体
2の姿勢を3次元で検出し、姿勢情報15を出力する。
姿勢情報15は、例えば3軸ジャイロ装置の場合には3
つの直交する各座標軸まわりの回転角の集合として表現
される。
【0020】GPS受信機A6とGPS受信機B7は各
々GPSアンテナA4およびGPSアンテナB5が受信
した信号を処理し、各受信機で観測した測位衛星全てに
対する測位衛星の座標位置を計算して受信機A衛星座標
11、受信機B衛星座標12として出力する。また、測
位衛星と各GPSアンテナとの間の伝搬距離情報を受信
機A観測信号13、および受信機B観測信号14として
出力する。
【0021】観測信号変換器8は、これらの出力信号1
1〜15と、受信機A測位座標18、受信機B測位座標
19を入力とする。そして、GPS受信機A6とGPS
受信機B7の双方では観測できないが、他方のGPS受
信機でのみ観測できる測位衛星の観測信号を抽出する。
【0022】例えば、ここではGPS受信機A6にのみ
観測できる測位衛星がある場合、GPS受信機A6で観
測できている受信機A観測信号13から観測信号変換器
8により該当する観測信号部分を抽出し、この抽出した
観測信号を受信機B変換観測信号17に変換して出力す
る。また、同様にして、GPS受信機B7にのみ観測で
きる測位衛星がある場合、GPS受信機B7で観測でき
ている受信機B観測信号14から観測信号変換器8によ
り該当する観測信号部分を抽出し、この抽出した観測信
号を受信機A変換観測信号16に変換して出力する。
【0023】測位計算機9は、GPS受信機A6の出力
である受信機A観測信号13、および観測信号変換器8
により変換された受信機A変換観測信号16と、GPS
受信機A6の出力である受信機A衛星座標11と、GP
S受信機B7の出力である受信機B衛星座標12とに基
づいてGPSアンテナA4の位置の測位計算を行う。
【0024】同様にして、測位計算機10においても、
GPS受信機B7の出力である受信機B観測信号14、
および観測信号変換器8により変換された受信機B変換
観測信号17と、GPS受信機B7の出力である受信機
B衛星座標12と、GPS受信機A6の出力である受信
機A衛星座標11とに基づいてGPSアンテナB5の位
置の測位計算を行う。
【0025】このように各測位計算機9,10は上記測
位計算の結果により求まるアンテナ座標位置を受信機A
測位座標18と受信機B測位座標19として出力する。
なお、測位計算機9,10は要求される精度で測位計算
ができない場合は、明らかに不正である座標、例えば原
点座標を出力して測位計算ができなかったという情報を
出力する。
【0026】以上のように、本実施の形態に係る測位装
置によれば、測位装置1と構造体2を構成することで、
GPSアンテナA4とGPSアンテナB5の一方でしか
受信できない測位衛星に対しても他方のアンテナの観測
信号に変換が可能になるため、周辺環境が複雑な市街地
などにおいても測位環境の劣化を防止することができ
る。
【0027】次に、上述した本実施の形態に係る測位装
置をより詳細に説明するべく、図2〜6を用いて、図1
における測位装置の観測信号変換器8の構成および動作
について記載する。
【0028】図2は本実施の形態における観測信号変換
器8の内部ブロック図を示したものであり、以下に構成
について説明する。図2において、21は概略測位計算
機、22は概略位置決定回路、23は視線ベクタ計算
機、24は変換計算機である。以下は信号または情報を
示すものであり、25は概略測位出力、26は概略位
置、27は衛星視線ベクタ、28は基線ベクタ、29は
受信機B時計誤差である。
【0029】次いで、上記構成における観測信号変換器
8の動作について説明する。概略測位計算機21は、G
PSアンテナA4およびGPSアンテナB5の概略位置
として使用する概略測位出力25を計算する。この概略
測位出力25は、受信機A測位座標18と受信機B測位
座標19が出力されていないか、測位精度が劣悪で概略
位置26として有効でない場合に、代替えとして使用す
る。
【0030】また、概略測位計算機21は、各受信機単
独で要求される精度で測位計算ができないと判断した場
合には、GPSアンテナA4およびGPSアンテナB5
が略同一位置にあると想定し、GPS受信機A6とGP
S受信機B7の両方の出力を用いて概略位置26を計算
する。
【0031】このとき、受信機A観測信号13と受信機
B観測信号14は、異なる受信機が内蔵した異なる時計
を用いて各受信機と測位衛星との距離を観測しているた
め、両者を組み合わせて測位計算するためには、受信機
間の時計誤差を補償する必要がある。そのため、例えば
GPS受信機A6の内臓時計を基準としたGPS受信機
B7の内臓時計の時計誤差を、図6で後述する変換計算
機24により観測信号次元に換算した受信機B時計誤差
29を生成し、概略測位計算機21における上記概略測
位計算に用いる。なお、上記概略測位計算機21におけ
る動作については図3を用いて後述する。
【0032】概略位置決定回路22は、受信機A測位座
標18、受信機B側測位座標19、および概略測位出力
25の3つの入力情報から適切な概略位置26を決定す
る。
【0033】また、視線ベクタ計算機23は、上記概略
位置決定回路22で決定された概略位置26と、姿勢検
出器3により検出された姿勢情報15と、受信機A衛星
座標11および受信機B衛星座標12とを用いて各観測
測位衛星に対する測位衛星の方向を示す衛星視線ベクタ
27を生成する。この衛星視線ベクタ27は構造体2の
ローカルな座標系に座標変換されている。
【0034】変換計算機24は、構造体2のローカル座
標系において、GPSアンテナA4を基準としたGPS
アンテナB5を示す構造体2のローカル座標の基線ベク
タ28と、衛星視線ベクタ27とを用いて各測位衛星の
観測信号に対応する補正量を計算し、受信機A観測信号
13或いは受信機B観測信号14を補正量に基づいて変
換した受信機A変換観測信号16および受信機B変換観
測信号17を出力する。
【0035】なお、変換計算機24では、2つのGPS
受信機で同時に観測された観測信号と、姿勢情報15と
から上述した受信機B時計誤差29が生成されている。
【0036】図3は、上記図2における概略測位計算機
21の詳細ブロック図であり、図3において、31,3
2はDOP計算機(DOP;Dilution of precisio
n)、33は受信機選択回路、34は概略測位計算部、
35は遅延回路、36は減算器である。37は受信機選
択回路33の出力である概略測位モードである。
【0037】前回の時刻に行った測位計算の結果を測位
計算の初期値に使用するために遅延回路35を用いてい
る。DOP計算機31,32は各GPS受信機で観測し
た測位衛星の座標位置と、遅延回路35を介して得られ
た概略位置26とを用いて、測位衛星の幾何学的な配置
を原因とする測位結果の精度劣化の割合を示す値である
DOPを計算して出力する。
【0038】受信機選択回路33は、DOP計算機3
1,32の出力値に基づいて概略測位計算部34の計算
方法を指示する概略測位モード37を生成する。この概
略測位モード37は、概略測位計算部34において測位
計算に使用する観測信号の選択信号としての役割を果た
す。
【0039】例えば、DOP計算31,32の出力値の
双方が所定値より大きい場合には、全ての観測信号(受
信機A観測信号13および受信機B観測信号14の双
方)を用いて概略測位計算を行う指示を与える概略測位
モード37を生成する。
【0040】それ以外の場合にはDOP計算機31,3
2の出力値のうち小さい方を識別し、出力値が等しい場
合にはどちらかを任意に選択する。即ち、DOP計算機
31の出力値が小さい場合は、GPS受信機A6による
受信機A観測信号13だけを用いた概略計算を行う指示
を与える概略測位モード37を生成し、DOP計算機3
2の出力値が小さい場合は、GPS受信機B7による受
信機B観測信号14だけを用いた概略測位モード37を
生成する。
【0041】以上のように、概略測位計算部34は、上
記概略測位モード37の指示にしたがって測位計算に採
用する観測信号、即ち観測衛星を選択し、選択した観測
信号に基づいて測位計算を行い、概略測位出力25を出
力する。
【0042】また、受信機B観測信号14は、受信機A
観測信号13に対する受信機B時計誤差29を、減算器
36を用いて減算され、受信機A観測信号13と同じ時
計で観測した信号に変換されている。
【0043】図4は、上記図2における概略位置決定回
路22の詳細ブロック図であり、図4において、38は
距離計算機、39は精度判定器、40は選択回路であ
る。距離計算機38は、受信機A測位座標18、受信機
B測位座標19、および概略測位出力25による3つの
位置間隔の距離を計算する。
【0044】精度判定器39は、上記距離計算機38に
より計算された3つの距離を用いて3情報間の相関を判
断し、前記3情報の中から一番精度が良いものを選択す
る。選択回路40は精度判定器39の出力をもとに前記
3情報から一つを選択して出力する。
【0045】図5は、上記図2における視線ベクタ計算
機の詳細ブロック図であり、図5において、41,42
は差分計算機、43は座標変換器である。差分計算機4
1,42は、各々受信機A衛星座標11、受信機B衛星
座標位置12と概略位置26の差分から、各測位衛星の
方位を示す方位ベクタを計算して出力する。
【0046】この方位ベクタは、受信機A衛星座標1
1、受信機B衛星座標12、概略位置26と同じ座標系
で、地球の中心を原点とし、x軸が緯度=経度=0とな
る右手系直交座標系である。座標変換43は、構造体2
における姿勢情報15を用いて計算される座標変換行列
を用いて入力される全ての衛星のベクタを構造体2のロ
ーカル座標系に座標変換を行い、さらに絶対値を1に正
規化して、ローカル座標系の衛星視線ベクタ27を出力
する。なお、このような姿勢情報15から座標変換行列
を生成する方法は公知である。
【0047】図6は、本実施の形態における図2の変換
計算機24の詳細ブロック図であり、図において、44
は方向余弦計算機、45は減算器、46は加算器、4
7,48は差分計算機、49は平滑回路、50は加算
器、51は減算器である。52は方向余弦計算機44の
出力である観測信号補正量である。
【0048】方向余弦計算機44は、構造体2のローカ
ル座標系において、GPSアンテナA4を基準としたG
PSアンテナB5を示す基線ベクタ28と衛星視線ベク
タ27の方向余弦値を出力する。
【0049】ここで、従来の測位装置の模式図である図
7の受信機A61、受信機B62、基線ベクタx63、
受信機から測位衛星jへの視線ベクタ68の関係を見て
も分かるように、図6において、基線ベクタ28と衛星
視線ベクタ27の方向余弦値が正値である場合は、衛星
に対してGPSアンテナA4は、GPSアンテナB5よ
りも遠い位置にあることが分かる。
【0050】このように、上記方向余弦計算機44は、
2つのGPSアンテナで観測される擬似距離の差分値で
ある観測信号補正量52を出力する。この観測信号補正
量52の値と受信機B時計誤差29に基づいて、受信機
A観測信号13と受信機B観測信号14から、それぞれ
受信機B変換観測信号17と受信機A変換観測信号16
とを生成する。
【0051】即ち、減算器45は、受信機A観測信号1
3に含まれる全ての測位衛星観測信号に対してGPS受
信機B7で観測される信号に変換する。これは対応する
測位衛星の観測信号補正量52との減算で得られる。し
かし、これだけでは受信機間の時計誤差に相当する擬似
距離の誤差が補正されていない。これを補正するのが加
算器50である。
【0052】ここで、受信機B時計誤差29を用いて時
計誤差を補正する。同様に、加算器46は受信機B観測
信号14に含まれる測位衛星の全てに対してGPS受信
機A6で観測される信号に変換し、減算器51は受信機
B時計誤差29を用いて時計誤差を補正する。
【0053】GPS受信機A6とGPS受信機B7の両
方で観測された測位衛星の観測信号は、受信機A観測信
号13と加算器46の出力に含まれるか、もしくは受信
機B観測信号14と減算器45の出力に含まれる信号で
ある。この両方の信号は、構造体2の姿勢の影響によ
る、疑似距離差を補正してあるため、両者の疑似距離の
違いは、時刻誤差によるものしかない。したがってこの
両方の信号を比較することで、受信機間の時計誤差を要
因とする、観測信号の誤差を検出することが可能であ
る。
【0054】次に、差分計算機47,48はこれらの共
通信号の差分をとることで、各サンプル、各測位衛星に
おける時計誤差を出力する。一般に時計誤差信号は、滑
らかな変化をすると期待できるので、これら複数の時計
誤差の平均値をさらに平滑回路49で平滑処理すること
で、正確な受信機B時計誤差29を生成する。また、平
滑回路49の処理を入力欠落時にも実行することで、常
に同一の測位衛星が観測できない場合でも、時計誤差の
予測が可能になる。
【0055】以上のように、図2〜6を用いて詳細に説
明してきた構成を有する実施の形態1に係る図1に示し
た測位装置によれば、GPSアンテナA4とGPSアン
テナB5の一方でしか受信できない測位衛星に対しても
他方のアンテナの観測信号に変換が可能になるため、周
辺環境が複雑な市街地などにおいても測位環境の劣化を
防止する効果がある。
【0056】なお、本実施の形態では、GPSアンテナ
を2つ設置した場合について説明してきたが、GPSア
ンテナの数を増やしても、各基線に対して同様な構成の
装置を用意することで対応が可能であることは言うまで
もない。
【0057】さらに、本実施の形態では、GPS受信機
を2つ設置した場合について説明してきたが、GPS受
信機を単一として、この単一のGPS受信機がGPSア
ンテナからの受信信号に基づいて、各受信信号に対応し
た受信機衛星座標位置、および受信機観測信号を出力す
る構成としても、同様の効果を奏することができる。
【0058】
【発明の効果】この発明に係る測位装置によれば、複数
のGPSアンテナの各々で観測できない特定測位衛星が
ある場合に、この特定測位衛星を観測できているGPS
アンテナによる受信信号からGPS受信機が得た観測信
号を、上記特定測位衛星を観測できているGPSアンテ
ナと、観測できていないGPSアンテナとの変換観測信
号へそれぞれ変換する観測信号変換手段とを備え、測位
計算手段は観測信号変換手段により変換された変換観測
信号と衛星座標位置に基づいて、GPS受信機の測位座
標を計算することにより、各アンテナで異なる測位衛星
が観測できる場合に、その観測データをアンテナ間で相
互に変換可能とする測位装置を実現することができる。
すなわち、各アンテナの観測衛星数は、複数のアンテナ
で観測された観測衛星の総和とすることが可能になり、
測位衛星の観測条件を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態に係る測位装置の全体
ブロック図および測位装置を設置する構造体を示す構成
図である。
【図2】 この発明の実施の形態における観測信号変換
器8の内部ブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態における概略測位計算
機21の詳細ブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態における概略位置決定
回路22の詳細ブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態における視線ベクタ計
算機23の詳細ブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態における変換計算機2
4の詳細ブロック図である。
【図7】 従来の測位装置における2つの受信機間の基
線ベクタx63と測位衛星jの観測信号との関係を示し
た模式図である。
【符号の説明】
1 測位装置、2 構造体、3 姿勢検出器、4 GP
SアンテナA、5 GPSアンテナB、6 GPS受信
機A、7 GPS受信機B、8 観測信号変換機、9
測位計算機、10 測位計算機、11 受信機A衛星座
標、12 受信機B衛星座標、13 受信機A観測信
号、14 受信機B観測信号、15 姿勢情報、16
受信機A変換観測信号、17 受信機B変換観測信号、
18 受信機A測位座標、19 受信機B測位座標、2
1 概略測位計算機、22 概略位置決定回路、23
視線ベクタ計算機、24 変換計算機、25 概略測位
出力、26 概略位置、27 衛星視線ベクタ、28
基線ベクタ、29 受信機B時計誤差、31 DOP計
算、32 DOP計算、33 受信機選択回路、34概
略測位計算部、35 遅延回路、36 減算器、37
概略測位モード、38 距離計算機、39 精度判定
器、40 選択回路、41 差分計算機、42差分計算
機、43 座標変換器、44 方向余弦計算機、45
減算器、46加算器、47 差分計算機、48 差分計
算機、49 平滑回路、50 加算器、51 減算器、
52 観測信号補正量、61 受信機A、62 受信機
B、63 基線ベクタx、64 測位衛星jの電波面、
65 測位衛星jと受信機A間の擬似距離、66 測位
衛星jと受信機B間の擬似距離、67 受信機間擬似距
離差、68 受信機から測位衛星jへの視線ベクタ、6
9 波長λ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大毛 忠信 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2F029 AA02 AA03 AA04 AB07 AC02 AC04 AD01 5J062 AA01 AA11 BB01 BB02 CC07 DD12 DD22 DD23 EE04 EE05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測位対象物上に相互に離間して設けら
    れ、複数の測位衛星からの信号を受信する複数のアンテ
    ナと、 上記複数のアンテナによる受信信号に基づいて各アンテ
    ナが観測した上記測位衛星の観測信号と衛星座標位置と
    を得る受信機と、 上記受信機からの上記測位衛星の観測信号と衛星座標位
    置とに基づいて上記アンテナの測位座標を計算する測位
    計算手段と、 所定の座標軸に対する上記測位対象物の回転角に基づい
    て測位対象物の姿勢情報を検出する姿勢検出手段と、 上記複数のアンテナの各々で観測できない特定測位衛星
    がある場合に、この特定測位衛星を観測できている上記
    アンテナによる受信信号から上記受信機が得た観測信号
    を、上記特定測位衛星を観測できないアンテナに接続さ
    れた受信機の観測信号に相当する変換観測信号へ変換す
    る観測信号変換手段とを備え、 上記測位計算手段は、上記観測信号変換手段により変換
    された変換観測信号と上記衛星座標位置に基づいて、上
    記受信機の測位座標を計算することを特徴とする測位装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の測位装置において、 上記受信機は、上記複数のアンテナに対応した複数個か
    らなり、 上記測位計算手段は、少なくとも上記受信機毎に得られ
    た観測信号に基づいて上記各受信機の測位座標を計算す
    ることを特徴とする測位装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の測位装置において、 上記姿勢検出手段は、上記姿勢情報として上記複数のア
    ンテナ間における基線ベクタを検出し、 上記観測信号変換手段は、 上記複数の受信機により得た複数の衛星座標位置と複数
    の観測信号に基づいて、概略測位を計算する概略測位計
    算手段と、 上記測位計算機により計算された上記各アンテナの測位
    座標と、上記概略測位計算手段により計算された概略測
    位とに基づいて、適切な概略位置を選択する概略位置決
    定手段と、 上記概略位置決定手段により選択された概略位置と、上
    記複数の受信機により得られた衛星座標位置と、上記姿
    勢情報検出手段による姿勢情報とに基づいて、複数の衛
    星視線ベクタを計算する視線ベクタ計算手段と、 上記基線ベクタと上記衛星視線ベクタとにより上記複数
    の受信機による観測信号の補正量を計算し、該補正量に
    基づいて上記観測信号を上記変換観測信号へ変換する変
    換計算手段とを備えたことを特徴とする測位装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の測位装置において、 上記複数の受信機は、上記測位衛星との距離測定に要す
    る内蔵時計を備え、 上記観測信号変換手段は、上記複数の受信機により共通
    して得られた測位衛星の観測信号と、該観測信号と上記
    変換計算手段により変換された変換観測信号との比較に
    基づいて変換した上記受信機毎の変換観測信号とをそれ
    ぞれ比較することにより、上記各受信機間の内蔵時計の
    誤差を算出する時計誤差算出手段を備え、この時計誤差
    算出手段により算出された内蔵時計の誤差に基づいて上
    記受信機毎の変換観測信号を補正することを特徴とする
    測位装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の測位装置において、 上記概略測位計算手段は、上記測位計算手段により計算
    された上記アンテナの測位座標の入力がないとき、或い
    は上記概略位置決定手段により選択された概略位置が劣
    悪であるときに、上記時計誤差算出手段により算出され
    た内蔵時計の誤差の出力に基づいて上記概略位置の代替
    えとなる概略測位出力を計算することを特徴とする測位
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の測位装置において、 上記受信機は、単一の受信機からなることを特徴とする
    測位装置。
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