JP2003269796A - 貯湯式温水器 - Google Patents

貯湯式温水器

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JP2003269796A
JP2003269796A JP2002073610A JP2002073610A JP2003269796A JP 2003269796 A JP2003269796 A JP 2003269796A JP 2002073610 A JP2002073610 A JP 2002073610A JP 2002073610 A JP2002073610 A JP 2002073610A JP 2003269796 A JP2003269796 A JP 2003269796A
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hot water
bath
heat
heat recovery
temperature
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JP2002073610A
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Kazutada Momoda
和忠 桃田
Takehiko Shigeoka
武彦 重岡
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 湯を沸かす貯湯式温水器で家庭用風呂の残湯
の熱を回収に関するもので、風呂の入浴後の残湯の熱回
収を効率よく行えるようにして、省エネルギーの機器を
提供することを目的としたものである。 【解決手段】 加熱手段3が加熱を開始して上部より徐
々に高温域が下方へ下がってくるため、貯湯タンク2の
下部の温度は低く、貯湯タンク2下部の湯水の温度が上
昇するまで風呂11の熱回収をすることができ、また風
呂熱回収手段13で熱回収された後の風呂11の残湯を
排水する構成として、風呂熱回収手段13で熱回収され
た風呂11の残湯を風呂11に戻さないようにしてある
ので、熱回収前の残湯と熱回収後の残湯が混ざり、風呂
11の全体の残湯温度が下がることもなくなり、効率よ
く風呂11の残湯の熱回収することができるようにな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は湯を沸かす貯湯式温
水器で家庭用風呂の残湯の熱を回収に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の貯湯式温水器は特公昭6
4−7298号公報に記載されているようなものが一般
的であった。この電気温水器は図3に示すように給水管
27より貯湯タンク28内に供給された水を電気ヒータ
29で加熱し、湯にして出湯管30から給湯するように
なっていた。
【0003】そして、家庭で使用するお湯を深夜電力で
加熱して安価な給湯を得るため、午後11時〜午前7時
までの深夜電力を使い電気ヒータ29で貯湯タンク28
内の大容量の水を加熱して貯湯し、これを高温水として
風呂等の給湯に利用されていて、そして、風呂に用いら
れた入浴後の残湯は捨てられていて、風呂の残湯の有す
る熱は捨てられ、無駄となっていた。
【0004】そこで、図4に示すような入浴後の残湯の
熱を回収する貯湯式温水器が考えられた。図4におい
て、貯湯タンク31の下部に取付られた電気ヒータ32
で、貯湯タンク31内の大容量の水を午後11時〜午前
7時までの深夜電力を使い加熱し湯として貯めて、貯め
た湯を貯湯タンク31の上部より取り出し、高温水とし
て風呂33等に給湯されるようになっていた。そして、
風呂33に用いられた入浴後の残湯は、風呂側ポンプ3
4で風呂出口35より取り出され熱交換器36を通して
風呂入口37に循環され、また、貯湯タンク31の湯水
は、タンク側ポンプ38で貯湯タンク31下部に設けた
タンク出口39から取り出され熱交換器36を通してタ
ンク入口40に循環されるようになっていた。つまり、
入浴後の残湯は、貯湯タンク31の水と熱交換器36で
熱交換されて熱を回収をされるようになっていて、貯湯
タンク31の水は、熱交換器36で熱を回収して循環す
るようになっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の貯湯式温水器では、電気ヒータ32が貯湯タンク31
下部に設けてあり、深夜電力を使い加熱するため、通常
午後11時〜午前7時まで通電されるようになっている
ので、例えば、午後11時をすぎて入浴後の残湯の熱を
回収しようとすると、電気ヒータ32に通電が開始され
ていて、貯湯タンク31内の下部の湯水が加熱されてし
まい、タンク側ポンプ38で貯湯タンク31下部に設け
た出口39から取り出された貯湯タンク31の湯水は温
度上昇して、風呂33の入浴後の残湯との温度差が無い
か又は逆に貯湯タンク31内の湯水の方が高温となるた
め、風呂熱回収ができず逆に風呂の残水に熱を奪われて
しまい風呂熱回収がうまくいかないという課題があっ
た。
【0006】また、熱交換した残湯を風呂33に戻すた
め、熱交換前の残湯と熱交換後の残湯が混ざり、風呂3
3の全体の残湯温度が下がり、熱交換が十分にできない
欠点もあった。
【0007】さらに、風呂33に用いられた入浴後の残
湯は、風呂側ポンプ34で風呂出口35より取り出され
熱交換器36を通して風呂入口37に循環するようにな
っているので、残湯を風呂出口35より取り出すための
往きの配管と、熱交換した残湯を風呂入口37に循環さ
せるための戻りの2本の配管が必要であり、構成が複雑
になるとともに、工事性やコストも高くなると云う欠点
があった。
【0008】本発明は上記課題を解決したもので、風呂
33の入浴後の残湯の熱回収を効率よく行えるようにし
て、省エネルギーの貯湯式温水器を提供することを目的
としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するもので、貯湯タンクと、前記貯湯タンク下部から水
を貯湯タンク上部へ供給し加熱して貯湯タンク上部から
高温水として貯湯していく加熱手段と、風呂の残湯の熱
を回収する熱回収手段とを備え、前記熱回収手段で熱回
収された後の風呂の残湯を排水口より排水する構成とし
てある。
【0010】上記した構成において、加熱手段は貯湯タ
ンク下部から水を貯湯タンク上部へ供給し加熱して貯湯
タンク上部から高温としていくので、加熱手段が加熱を
開始しても上部より徐々に高温域が下方へ下がってくる
ため、貯湯タンクの下部の温度が最も低く、貯湯タンク
下部の湯水の温度が上昇するまで風呂の熱回収をするこ
とができるようになる。
【0011】すなわち、加熱手段が加熱を開始して貯湯
タンク下部の湯水の温度が上昇するまでの時間は実験に
よれば約3時間以上あり、その間風呂の熱回収期間が伸
びるために、その分風呂の残湯を搬送するポンプや貯湯
タンクを搬送するポンプ等を小流量とすることができ、
熱回収熱率が上昇するとともに、ポンプの消費電力を少
なくすることができる。
【0012】例えば、加熱手段の加熱開始を深夜電力を
利用するため午後11時からとすると、風呂の熱回収は
午前2時まででき、一般的な風呂使用に対応できるとと
もに、小流量のポンプと小形の熱交換器で十分の残湯の
熱を回収することが出来、ポンプの消費電力を少なくす
ることができる。
【0013】また、熱回収手段で熱回収された後の風呂
の残湯を排水口より排水する構成として、熱回収手段で
熱回収された風呂の残湯を風呂に戻さないようにしてあ
るので、熱回収前の残湯と熱回収後の残湯が混ざり、風
呂の全体の残湯温度が下がることもなくなり、効率よく
風呂の残湯の熱回収することができるようになる。
【0014】さらに、熱回収手段で熱回収された風呂の
残湯を風呂に戻さないようにしてあるので、風呂に戻す
配管が不要となり、その構成が簡単となるとともに、工
事性が向上するとともにコストも安価にすることができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、貯湯タ
ンクと、前記貯湯タンク下部から水を貯湯タンク上部へ
供給し加熱して貯湯タンク上部から高温水として貯湯し
ていく加熱手段と、風呂の残湯の熱を回収する熱回収手
段とを備え、前記熱回収手段で熱回収された後の風呂の
残湯を排水口より排水する構成としてある。
【0016】そして、加熱手段は貯湯タンク下部から水
を貯湯タンク上部へ供給し加熱して貯湯タンク上部から
高温水として貯湯していくので、加熱手段が加熱を開始
しても上部より徐々に高温域が下方へ下がってくるた
め、貯湯タンクの下部の温度が最も低く、貯湯タンク下
部の湯水の温度が上昇するまで風呂の熱回収をすること
ができるようになる。
【0017】すなわち、加熱手段が加熱を開始して貯湯
タンク下部の湯水の温度が上昇するまでの時間は実験に
よれば約3時間以上あり、その間風呂の熱回収期間が伸
びるために、その分風呂の残湯を搬送するポンプや貯湯
タンクを搬送するポンプ等を小流量とすることができ、
熱回収熱率が上昇するとともに、ポンプの消費電力を少
なくすることができる。
【0018】例えば、加熱手段の加熱開始を深夜電力を
利用するため午後11時からとすると、風呂の熱回収は
午前2時まででき、一般的な風呂使用に対応できるとと
もに、小流量のポンプと小形の熱交換器で十分の残湯の
熱を回収することが出来、ポンプの消費電力を少なくす
ることができる。
【0019】また、熱回収手段で熱回収された後の風呂
の残湯を排水口より排水する構成として、熱回収手段で
熱回収された風呂の残湯を風呂に戻さないようにしてあ
るので、熱回収前の残湯と熱回収後の残湯が混ざり、風
呂の全体の残湯温度が下がることもなくなり、効率よく
風呂の残湯の熱回収することができるようになる。
【0020】さらに、熱回収手段で熱回収された風呂の
残湯を風呂に戻さないようにしてあるので、風呂に戻す
配管が不要となり、その構成が簡単となるとともに、工
事性が向上するとともにコストも安価にすることができ
る。
【0021】請求項2に記載の発明は、熱回収に利用す
る風呂の残湯の温度を検出する風呂側温度検出手段と、
熱回収手段の熱回収媒体の温度を検出する熱回収媒体側
温度検出手段を配設するとともに、風呂側温度検出手段
の検出した温度が熱回収媒体側温度検出手段の検出した
温度より高い場合に、熱回収手段で風呂の残湯の熱を回
収するように構成してある。
【0022】そして、風呂の残湯の温度が熱回収する熱
回収媒体と同等あるいはそれより低いと、熱回収がうま
く行われずに、熱回収媒体の温度が下がる心配がある
が、風呂側温度検出手段の検出した温度が熱回収媒体側
温度検出手段の検出した温度より高い場合に、熱回収手
段で風呂の残湯の熱を回収するように構成してあるの
で、風呂の残湯の熱回収が可能な場合のみ熱回収を行う
ことができるようになり、熱回収がうまく行われずに熱
回収媒体の温度が下がる等の心配がなくなり、確実に風
呂の残湯の熱回収をすることができるようになる。
【0023】請求項3に記載の発明は、風呂の残湯の排
水を開始する排水開始手段を配設するとともに、排水開
始手段を動作させると、風呂側温度検出手段の検出した
温度が熱回収媒体側温度検出手段の検出した温度より高
い場合に、熱回収手段で風呂の残湯の熱を回収するよう
に構成し、風呂側温度検出手段の検出した温度が熱回収
媒体側温度検出手段の検出した温度より低い場合に、風
呂の残湯をそのまま排水口より排水するように構成して
ある。
【0024】そして、排水開始手段を動作させると、風
呂側温度検出手段の検出した温度が熱回収媒体側温度検
出手段の検出した温度より高い場合に、熱回収手段で風
呂の残湯の熱を回収するように構成し、風呂側温度検出
手段の検出した温度が熱回収媒体側温度検出手段の検出
した温度より低い場合に、風呂の残湯をそのまま排水口
より排水するように構成してあるので、風呂の残湯を排
水する際に、風呂の残湯の熱回収が可能な場合は、請求
項2と同様に、熱回収して貯湯タンクの湯水の温度が下
がる心配がなくなり、確実に風呂の残湯の熱回収をしな
がら排水ができるようになる。
【0025】つまり、排水時に、風呂の残湯の熱回収が
可能な場合は熱回収し、熱回収がうまく行われない場合
にはそのまま排水するようにでき、自動的に熱回収を行
うことができるので、使い勝手が増すとともに、省エネ
ルギー化が図れるようになる。
【0026】請求項4に記載の発明は、風呂側温度検出
手段の検出した温度が熱回収媒体側温度検出手段の検出
した温度より所定温度以上高い場合に、熱回収手段で風
呂の残湯の熱を回収するように構成してある。
【0027】そして、風呂側温度検出手段の検出した温
度が熱回収媒体側温度検出手段の検出した温度より所定
温度以上高い場合に、熱回収手段で風呂の残湯の熱を回
収するように構成してあるので、風呂の残湯を熱回収手
段に搬送するポンプの消費電力等、風呂の残湯の熱回収
をするために使用するエネルギーと比較して、風呂の残
湯の熱回収で得られるエネルギーが大きい場合に、風呂
の残湯の熱回収をするように構成できる等マージンを持
って風呂の残湯の熱回収をすることができるようにな
り、トータル的に省エネルギー化が図れるようになる。
【0028】請求項5に記載の発明は、熱回収手段で風
呂の残湯の熱を回収した後の風呂の残湯を、排水口より
排水するか、あるいは風呂へ戻して循環させるかを選択
する選択手段を配設した構成としてある。
【0029】そして、熱回収手段で風呂の残湯の熱を回
収した後の風呂の残湯を、排水口より排水するか、ある
いは風呂へ戻して循環させるかを選択する選択手段を配
設してあるので、風呂の残湯の熱回収を行う際に、風呂
の残湯を再利用するかどうか選択できるようになり、よ
り効果的にして省資源省エネルギー化が図れるようにな
る。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0031】(実施例1)図1は本発明による実施例の
貯湯式温水器の断面図、図2は制御ブロック図である。
【0032】図1において、1は給水配管、2は前記給
水配管1を底部に接続した貯湯タンク、3は貯湯タンク
2内下部からの水を加熱する加熱手段で、例えばCO2
冷媒等を用いたヒートポンプユニット4の配管回路の一
部の加熱通路5と貯湯タンク2内の水が通るタンク伝熱
通路6との組み合わせ体からなる水熱交換器で構成して
ある。7は前記貯湯タンク2の上部に接続した出湯配管
で、所定の場所、例えば台所や風呂11の給湯口等へと
つながっており、当該出湯配管7から出湯するとそれに
伴い給水配管1から貯湯タンク2内に水が給水され、ま
た、加熱手段3は、タンクポンプ8で供給された貯湯タ
ンク2の下部の冷たい水を加熱して、貯湯タンク2の上
部に戻すようになっていて、貯湯タンク2内では比重差
から湯が上部、水が下部に分離した状態で溜まるように
なっている。
【0033】ヒートポンプユニット4は、前記加熱手段
3と、室外に配設して大気熱を吸収する大気熱熱交換器
9と、ヒートポンプユニット4の配管回路の一部の熱回
収通路10と風呂11の残湯が通る風呂伝熱通路12と
の組み合わせ体からなる水熱交換器で構成された風呂1
1の残湯の熱を回収する風呂熱回収手段13と、CO2
冷媒等の熱搬送媒体を圧縮および搬送する圧縮機14等
から構成されている。
【0034】また、ヒートポンプユニット4は、圧縮機
14で搬送される熱搬送媒体が加熱手段3と大気熱熱交
換器9とを循環するようにした加熱回路構成と、加熱手
段3と風呂熱回収手段13とを循環するようにした熱回
収回路構成に切り換える加熱弁15と熱回収弁16が配
設されている。
【0035】17は、ヒートポンプユニット4の配管回
路の一部の熱回収通路10の温度を検出する熱回収媒体
側温度検出手段で、18は、風呂11の湯水の温度を検
出する風呂側温度検出手段である。
【0036】19は、風呂11の湯水の排水を開始する
排水開始手段、20は、風呂11の残湯の熱回収を開始
させる熱回収開始手段、21は、風呂11の残湯を風呂
熱回収手段13に送りそこで熱回収された湯水を排水口
22より排水する「排水」か、あるいは風呂11へ戻し
て循環させる「循環」かを選択する選択手段である。
【0037】23は、風呂11の残湯を風呂側ポンプ2
4で風呂熱回収手段13に送るか、そのまま排水口22
へ排水するかを切り換える排水三方弁、25は、風呂側
ポンプ24で風呂熱回収手段13へ送られ熱回収された
風呂11の残湯を風呂11に戻すか、そのまま排水口2
2へ排水するかを切り換える循環三方弁である。
【0038】26は制御部で、排水開始手段19や熱回
収開始手段20や選択手段21の動作によって、熱回収
媒体側温度検出手段17や風呂側温度検出手段18の信
号をもとに、タンクポンプ8や風呂側ポンプ24そして
圧縮機14等を予め決められたシーケンスでコントロー
ルするようになっている。
【0039】上記した構成において、通常は、午後11
時〜午前7時までの安価な深夜電力を使って加熱手段3
で大容量の水を加熱して貯湯タンク2に貯湯し、温水と
して風呂11等の給湯に利用するようになっていて、こ
のときヒートポンプユニット4の加熱弁15は開状態
で、熱回収弁16は閉状態としてあり、圧縮機14で搬
送される熱搬送媒体が加熱手段3と大気熱熱交換器9と
を循環するようにした加熱回路構成としてある。
【0040】そして、排水開始手段19が作動される
と、風呂11の湯水の排水動作が開始され、その時、排
水三方弁23を切り換えて、風呂側温度検出手段18の
検出した温度が熱回収媒体側温度検出手段17の検出し
た温度より所定温度以上高い場合に、風呂側ポンプ24
と圧縮機14とタンクポンプ8を駆動して、風呂11の
残湯を熱回収して貯湯タンク2の下部にある湯水を加熱
して、貯湯タンク2の上部に戻すようになっている。
【0041】つまり、ヒートポンプユニット4の加熱弁
15は閉状態で、熱回収弁16は開状態としてあり、圧
縮機14で搬送される熱搬送媒体が加熱手段3と風呂熱
回収手段13とを循環する熱回収回路構成としてあり、
まず風呂側ポンプ24で風呂11の残湯を風呂熱回収手
段13へ送り、圧縮機14で搬送された熱搬送媒体へ熱
回収させ、熱回収した風呂11の残湯は排水口22より
排水される。
【0042】つぎに、加熱手段3で熱搬送媒体で回収し
た熱をタンクポンプ8によって加熱手段3に送られた貯
湯タンク2の下部にある湯水を加熱して、貯湯タンク2
に戻して、風呂11の残湯を熱回収して貯湯タンク2の
湯水を加熱するようになっている。
【0043】また、風呂側温度検出手段18の検出した
温度が熱回収媒体側温度検出手段17の検出した温度よ
り所定温度以上でない場合に、風呂11の残湯をそのま
ま排水口22より排水するように構成してある。
【0044】また、熱回収開始手段20が作動される
と、選択手段21で「排水」を選択されている場合は、
循環三方弁25を熱回収された風呂2011の残湯をそ
のまま排水口22へ排水する様に切り換えて、上述の排
水開始手段19の作動と同様の動作を行い、まず風呂1
1の湯水の排水動作を開始する。
【0045】そして、その時、風呂側温度検出手段18
の検出した温度が熱回収媒体側温度検出手段17の検出
した温度より所定温度以上高い場合に、風呂側ポンプ2
4と圧縮機14とタンクポンプ8を駆動して、風呂11
の残湯を熱回収して貯湯タンク2の下部にある湯水を加
熱して、貯湯タンク2の上部に戻すようになっている。
【0046】つまり、ヒートポンプユニット4の加熱弁
15は閉状態で、熱回収弁16は開状態としてあり、圧
縮機14で搬送される熱搬送媒体が加熱手段3と風呂熱
回収手段12とを循環する熱回収回路構成としてあり、
まず風呂側ポンプ24で風呂11の残湯を風呂熱回収手
段13へ送り、圧縮機14で搬送された熱搬送媒体へ熱
回収させ、熱回収した風呂11の残湯は排水口22より
排水される。
【0047】つぎに、加熱手段3で熱搬送媒体で回収し
た熱をタンクポンプ8によって加熱手段3に送られた貯
湯タンク2の下部にある湯水を加熱して、貯湯タンク2
に戻して、風呂11の残湯を熱回収して貯湯タンク2の
湯水を加熱するようになっている。
【0048】また、風呂側温度検出手段18の検出した
温度が熱回収媒体側温度検出手段17の検出した温度よ
り所定温度以上でない場合に、風呂11の残湯をそのま
ま排水口22より排水するように構成してある。
【0049】そしてまた、選択手段21で「循環」を選
択されている場合は、熱回収された風呂11の残湯を風
呂11に戻す様に循環三方弁25を切り換えて、まず風
呂11の湯水の熱回収動作を開始する。
【0050】そして、その時、風呂側温度検出手段18
の検出した温度が熱回収媒体側温度検出手段17の検出
した温度より所定温度以上高い場合に、風呂側ポンプ2
4と圧縮機14とタンクポンプ8を駆動して、風呂11
の残湯を熱回収して貯湯タンク2の下部にある湯水を加
熱して、貯湯タンク2に戻すようになっている。
【0051】つまり、ヒートポンプユニット4の加熱弁
15は閉状態で、熱回収弁16は開状態としてあり、圧
縮機14で搬送される熱搬送媒体が加熱手段3と風呂熱
回収手段13とを循環する熱回収回路構成としてあり、
まず風呂側ポンプ24で風呂11の残湯を風呂熱回収手
段13へ送り、圧縮機14で搬送された熱搬送媒体へ熱
回収させ、熱回収した風呂11の残湯は再び風呂11へ
戻される。
【0052】つぎに、熱搬送媒体で回収した熱を加熱手
段3で貯湯タンク2の下部にある湯水を加熱して、貯湯
タンク2に戻して、風呂11の残湯を熱回収して貯湯タ
ンク2の湯水を加熱するようになっている。
【0053】また、風呂側温度検出手段18の検出した
温度が熱回収媒体側温度検出手段17の検出した温度よ
り所定温度以上でない場合に、熱回収開始手段20の作
動を停止して、熱回収不可の表示(図示せず)等を行う
ようにしてある。
【0054】ここで、加熱手段3は貯湯タンク2下部か
ら水を貯湯タンク2上部へ供給し加熱して貯湯タンク2
上部から高温としていくので、加熱手段3が加熱を開始
しても上部より徐々に高温域が下方へ下がってくるた
め、貯湯タンク2の下部の温度が最も低く、貯湯タンク
2下部の湯水の温度が上昇するまで風呂11の熱回収を
することができるようになる。
【0055】すなわち、加熱手段3が加熱を開始して貯
湯タンク2下部の湯水の温度が上昇するまでの時間は実
験によれば約3時間以上あり、その間風呂11の熱回収
期間が伸びるために、その分風呂11の残湯を搬送する
風呂側ポンプ24や貯湯タンクの湯水を搬送するタンク
ポンプ8は小流量とすることができ、熱回収熱率が上昇
するとともに、風呂側ポンプ24やタンクポンプ8の消
費電力を少なくすることができる。
【0056】例えば、加熱手段3の加熱開始を深夜電力
を利用するため午後11時からとすると、風呂11の熱
回収は午前2時まででき、一般的な風呂11使用に対応
できるとともに、小流量の風呂側ポンプ24やタンクポ
ンプ8と小形の熱交換器からなる風呂熱回収手段13で
十分の残湯の熱を回収することが出来、風呂側ポンプ2
4やタンクポンプ8の消費電力を少なくすることができ
る。
【0057】また、風呂熱回収手段13で熱回収された
後の風呂11の残湯を排水口22より排水する構成とし
て、風呂熱回収手段13で熱回収された風呂11の残湯
を風呂11に戻さないようにしてあるので、熱回収前の
残湯と熱回収後の残湯が混ざり、風呂11の全体の残湯
温度が下がることもなくなり、効率よく風呂11の残湯
の熱回収することができるようになる。
【0058】さらに、風呂側温度検出手段18の検出し
た温度が熱回収媒体側温度検出手段17の検出した温度
より所定温度以上高い場合に、風呂熱回収手段13で風
呂11の残湯の熱を回収するように構成してあるので、
風呂11の残湯を風呂熱回収手段13に搬送する風呂ポ
ンプ24の消費電力等、風呂11の残湯の熱回収をする
ために使用するエネルギーと比較して、風呂11の残湯
の熱回収で得られるエネルギーが大きい場合に、風呂1
1の残湯の熱回収をするように構成できる等マージンを
持って風呂11の残湯の熱回収をすることができるよう
になり、トータル的に省エネルギー化が図れるようにな
る。
【0059】またここで、風呂11の残湯の温度が熱回
収する熱回収媒体と同等あるいはそれより低いと、熱回
収がうまく行われずに、熱回収媒体の温度が下がる心配
があるが、風呂11側温度検出手段の検出した温度が熱
回収媒体側温度検出手段17の検出した温度より高い場
合に、風呂熱回収手段13で風呂11の残湯の熱を回収
するように構成してあるので、風呂11の残湯の熱回収
が可能な場合のみ熱回収を行うことができるようにな
り、熱回収がうまく行われずに熱回収媒体の温度が下が
る等の心配がなくなり、確実に風呂11の残湯の熱回収
をすることができるようになる。
【0060】そして、排水開始手段19を動作させて
も、同様に、風呂11の残湯を排水する際に、熱回収し
て貯湯タンク2の湯水の温度が下がる心配がなくなり、
確実に風呂11の残湯の熱回収をしながら排水すること
ができるようになる。
【0061】さらに、風呂11の残湯を風呂熱回収手段
13に送りそこで熱回収された湯水を排水口22より排
水するか、あるいは風呂11へ戻して循環させるかを選
択する選択手段21を配設してあるので、風呂11の残
湯の熱回収を行う際に、風呂11の残湯を再利用するか
どうか選択できるようになり、風呂11の残湯の使用期
間や汚れ等を勘案して使用でき、効果的に省エネルギー
化が図れるようになる。
【0062】なお、本発明の実施例では、選択手段21
で「循環」と「排水」を選択できるようにしたが、これ
は循環三方弁25のない構成とし、つねに熱回収された
風呂11の残湯をそのまま排水口22へ排水する構成で
もよく、この場合、風呂熱回収手段13で熱回収された
風呂11の残湯を風呂11に戻さないようにしてあるの
で、風呂11に戻す配管が不要となり、その構成が簡単
となるとともに、工事性が向上するとともにコストも安
価にすることができる。
【0063】また、風呂側温度検出手段18の検出した
温度が熱回収媒体側温度検出手段17の検出した温度よ
り所定温度以上高い場合に、貯湯タンク2の下部にある
湯水と風呂11の残湯を熱回収する構成で説明したが、
これは、風呂11の残湯の熱回収を優先とし、風呂側温
度検出手段18の検出した温度が熱回収媒体側温度検出
手段17の検出した温度より高い場合に、貯湯タンク2
の下部にある湯水と風呂11の残湯を熱回収するように
構成してもよく、その他各部の構成も本発明の目的を達
成する範囲であれば、その構成はどのようなものであっ
てよい。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、加
熱手段は貯湯タンク下部から水を貯湯タンク上部へ供給
し加熱して貯湯タンク上部から高温水として貯湯してい
くので、加熱手段が加熱を開始しても上部より徐々に高
温域が下方へ下がってくるため、貯湯タンクの下部の温
度が最も低く、貯湯タンク下部の湯水の温度が上昇する
まで風呂の熱回収をすることができるようになる。
【0065】また、熱回収手段で熱回収された後の風呂
の残湯を排水口より排水する構成として、熱回収手段で
熱回収された風呂の残湯を風呂に戻さないようにしてあ
るので、熱回収前の残湯と熱回収後の残湯が混ざり、風
呂の全体の残湯度が下がることもなくなり、効率よく風
呂の残湯の熱回収することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における貯湯式温水器の断面
【図2】同貯湯式温水器の制御ブロック図
【図3】従来の実施例における貯湯式温水器の断面図
【図4】他の従来の実施例における貯湯式温水器の断面
【符号の説明】
2 貯湯タンク 3 加熱手段 11 風呂 13 風呂熱回収手段(熱回収手段) 17 熱回収媒体側温度検出手段 18 風呂側温度検出手段 19 排水開始手段 21 選択手段 22 排水口

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯湯タンクと、前記貯湯タンク下部から
    水を貯湯タンク上部へ供給し加熱して貯湯タンク上部か
    ら高温水として貯湯していく加熱手段と、風呂の残湯の
    熱を回収する熱回収手段とを備え、前記熱回収手段で熱
    回収された後の風呂の残湯を排水口より排水する構成と
    した貯湯式温水器。
  2. 【請求項2】 熱回収に利用する風呂の残湯の温度を検
    出する風呂側温度検出手段と、熱回収手段の熱回収媒体
    の温度を検出する熱回収媒体側温度検出手段を配設する
    とともに、風呂側温度検出手段の検出した温度が熱回収
    媒体側温度検出手段の検出した。温度より高い場合に、
    熱回収手段で風呂の残湯の熱を回収するように構成した
    請求項1記載の貯湯式温水器。
  3. 【請求項3】 風呂の残湯の排水を開始する排水開始手
    段を配設するとともに、排水開始手段を動作させると、
    風呂側温度検出手段の検出した温度が熱回収媒体側温度
    検出手段の検出した温度より高い場合に、熱回収手段で
    風呂の残湯の熱を回収するように構成し、風呂側温度検
    出手段の検出した温度が熱回収媒体側温度検出手段の検
    出した温度より低い場合に、風呂の残湯をそのまま排水
    口より排水するように構成した請求項1〜2の何れか1
    項の貯湯式温水器。
  4. 【請求項4】 風呂側温度検出手段の検出した温度が熱
    回収媒体側温度検出手段の検出した温度より所定温度以
    上高い場合に、熱回収手段で風呂の残湯の熱を回収する
    ように構成した請求項1〜3の何れか1項記載の貯湯式
    温水器。
  5. 【請求項5】 熱回収手段で風呂の残湯の熱を回収した
    後の風呂の残湯を、排水口より排水するか、あるいは風
    呂へ戻して循環させるかを選択する選択手段を配設した
    請求項1〜4の何れか1項記載の貯湯式温水器。
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