JP2013160491A - 給湯装置 - Google Patents

給湯装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013160491A
JP2013160491A JP2012025779A JP2012025779A JP2013160491A JP 2013160491 A JP2013160491 A JP 2013160491A JP 2012025779 A JP2012025779 A JP 2012025779A JP 2012025779 A JP2012025779 A JP 2012025779A JP 2013160491 A JP2013160491 A JP 2013160491A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
bathtub
heat
temperature
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012025779A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kitanishi
博 北西
Yuji Shibata
裕史 柴田
Takanobu Fujimoto
孝信 藤本
Hiroyuki Funabashi
裕之 舩橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2012025779A priority Critical patent/JP2013160491A/ja
Publication of JP2013160491A publication Critical patent/JP2013160491A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】熱回収運転を行うか否かの判断結果を表示手段に表示するとともに、効率良く熱回収運転が行える使用性の高い給湯装置を提供すること。
【解決手段】貯湯槽1と、浴槽3と、前記貯湯槽1内の湯水と前記浴槽3内の湯水とを熱交換する熱交換器4と、前記貯湯槽1内の湯温を検出する貯湯槽湯温検出手段(28a〜28e)と、表示手段20と、制御手段18とを備え、前記貯湯槽湯温検出手段(28a〜28e)の検出結果に基づいて、前記熱交換器4により前記浴槽3の湯水の有する熱を、前記貯湯槽1の湯水に回収する熱回収運転を行うことが可能か不可能かを判断するとともに、前記判断結果を前記表示手段20に表示するようにした給湯装置。
【選択図】図3

Description

本発明は、熱回収機能を有する給湯装置に関するものである。
従来、この種の給湯装置には、浴槽へ給湯を行った後、一定時間だけ湯の温度を一定に保つ保温動作を行い、保温動作終了からタイマーで設定した時間が経過した時点で浴槽の湯から熱を回収する熱回収運転を開始する機能を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、貯湯槽内の水を加熱する沸き上げ動作を行った後に浴槽の湯から熱を回収する熱回収運転を開始する機能を備えたものがある(例えば、特許文献2参照)。
図6は、熱回収運転を機能として有する給湯装置であり、1は貯湯槽、2はヒートポンプユニット、3は浴槽、4は熱交換器、5aは貯湯槽水搬送ポンプ、5bは浴槽水搬送ポンプ、6は熱回収分岐管、7は三方弁、8は高温水供給管、9は低温水供給管、10は給湯管、11は混合弁、12は浴槽水循環配管、13は開閉弁、14は給水管、15は給湯分岐管、16は熱交戻り管である。
浴槽水循環配管12は、浴槽3の往き管と戻り管とを環状に接続して構成され、回路上に熱交換器4および浴槽水搬送ポンプ5bを備える。
また、混合弁11は、高温水供給管8と低温水供給管9とを入口側に接続し、給湯管10を出口側に接続するように構成され、開閉弁13を介して浴槽水循環配管12と接続される。さらに浴槽内の水温を検知する浴槽水温検知手段17が、浴槽水循環配管12の途中に設けられている。
この給湯装置が風呂自動運転を行う場合は、まず、貯湯槽1に貯えられた湯と給水管14から供給される水とを混合弁11で所望温度の湯に混合して浴槽3へ給湯する。浴槽3へ給湯した後は、一定時間だけ湯の温度を一定に保つために保温動作を行う。
保温動作は、浴槽湯温が一定温度以下に降下した場合におこない、貯湯槽水搬送ポンプ5aと浴槽水搬送ポンプ5bとを運転して、熱交換器4において、貯湯槽1内の湯(例えば約80℃)により浴槽3内の湯(例えば約35℃)を加温する。
また、浴槽3の水温が一定温度以下に降下しているかどうかを判断するために、浴槽水搬送ポンプ5bのみを運転させる浴槽水温検知動作を間欠的に行う。
浴槽水温検知手段17により浴槽3の水温が一定温度以下に降下していることが検知された場合には保温動作を行い、降下していない場合にはそのまま待機する。一定時間が経過した後には風呂自動運転を自動で終了する。
追い焚き運転を行う場合は、貯湯槽水搬送ポンプ5aと浴槽水搬送ポンプ5bとが運転をおこなって、熱交換器4において、貯湯槽1内の湯(例えば約80℃)が浴槽3内の湯(例えば約35℃)を加温する。その結果、浴槽3内の水温は上昇し、貯湯槽1内に湯として貯えられている熱量(蓄熱量)は減少する。
貯湯槽1内の水を高温に沸き上げ貯湯する貯湯運転を行う場合は、沸き上げポンプ5c
を運転し貯湯槽1の下部から水をヒートポンプユニット2に導き、ヒートポンプユニット2を運転して水を高温の湯に沸き上げ再び貯湯槽1の上部に戻す。
最後に、熱回収運転を行う場合は、追い焚き運転と同様に貯湯槽水搬送ポンプ5aと浴槽水搬送ポンプ5bとが運転を行うが、熱交換器4において、貯湯槽1内の水(例えば約10℃)が浴槽3内の湯(例えば約35℃)を冷却して熱を回収する。
熱回収運転は浴槽3内の湯から熱を回収するため、全ての入浴者の入浴が終了した後にやる必要がある。そのため浴槽3に給湯した湯を保温する保温動作が終了してからタイマー設定した時間が経過した時点で運転開始するようにしたり、深夜に夜間電力を利用して貯湯槽1内の水を沸き上げる貯湯運転の後に運転開始するようにしている。
特開2007−278578号公報 特開2009−198115号公報
しかしながら、前記従来の構成では、貯湯槽内部の湯温が底部まで比較的高かった場合などには浴槽内の湯からの熱回収運転は行えないが、浴槽内の湯からの熱回収運転が可能か不可能か使用者には分からないという課題を有していた。
また、熱回収運転の開始は浴槽に給湯した湯を保温する保温動作が終了してからタイマー設定した時間が経過した時点や、深夜に夜間電力を利用して貯湯槽内の水を沸き上げる貯湯運転の後としているため、入浴後時間が経過し浴槽内湯温が放熱で低下してしまうため、熱回収量が低下してしまうという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、熱回収運転を行うか否かの判断結果を表示手段に表示するとともに、効率良く熱回収運転が行える使用性の高い給湯装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の給湯装置は、貯湯槽と、浴槽と、前記貯湯槽内の湯水と前記浴槽内の湯水とを熱交換する熱交換器と、前記貯湯槽内の湯温を検出する貯湯槽湯温検出手段と、表示手段と、制御手段とを備え、前記制御手段は、前記貯湯槽湯温検出手段の検出結果に基づいて、前記熱交換器により前記浴槽の湯の有する熱を、前記貯湯槽の湯水に回収する熱回収運転を行うことが可能か不可能かを判断するとともに、前記判断結果を前記表示手段に表示する構成としたことを特徴とするものである。
これにより、使用者は現在熱回収運転が可能であるか不可能であるかを確認することができるため、不可能であれば可能にするような湯の使用や貯湯槽内の水を加熱する貯湯運転などを計画的に行うことができ、また、可能であれば浴槽の湯温が低下する前に浴槽内の湯から熱回収を行うことができ、効率良く熱回収運転できる給湯装置を提供できる。
本発明によれば、熱回収運転を行うか否かの判断結果を表示手段に表示するとともに、効率良く熱回収運転が行える使用性の高い給湯装置を提供できる。
本発明の実施の形態1における給湯装置の構成図 同給湯装置のリモコンの外観図 (a)本発明の実施の形態1における給湯装置のリモコンの熱回収運転可能の場合の表示を示す図(b)同給湯装置のリモコンの熱回収運転不可能の場合の表示の示す図 本発明の実施の形態1における給湯装置のリモコンの熱回収量の表示の示す図 従来の給湯装置の構成図
第1の発明は、貯湯槽と、浴槽と、前記貯湯槽内の湯水と前記浴槽内の湯水とを熱交換する熱交換器と、前記貯湯槽内の湯温を検出する貯湯槽湯温検出手段と、表示手段と、制御手段とを備え、前記制御手段は、前記貯湯槽湯温検出手段の検出結果に基づいて、前記熱交換器により前記浴槽の湯の有する熱を、前記貯湯槽の湯水に回収する熱回収運転を行うことが可能か不可能かを判断するとともに、前記判断結果を前記表示手段に表示する構成としたことを特徴とする給湯装置である。
これにより、使用者は現在熱回収運転が可能であるか不可能であるかを確認することができるため、不可能であれば可能にするような湯の使用や貯湯槽内の水を加熱する貯湯運転などを計画的に行うことができ、また、可能であれば浴槽の湯温が低下する前に効率よく浴槽内の湯から熱回収を行うことができるという効果がある。
第2の発明は、前記表示手段の表示が可能である場合のみ、前記熱回収運転が開始する構成としたことを特徴とするものである。
これにより、使用者が熱回収運転開始の操作を行っても熱回収運転が可能な場合しか熱回収運転を開始しないため、使用者が誤操作した場合でも非常な効率の悪化を防止できるという効果がある。
第3の発明は、前記熱回収運転により回収できた回収熱量の記録を、前記表示手段に表示する構成としたことを特徴とするものである。
これにより、熱回収がどの程度行えたかを使用者が確認できるため、効率的な使い方ができているかを確認できるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における給湯装置の構成を示す図である。
図1において、給湯装置は、貯湯槽1と、この貯湯槽1の水を加熱する加熱手段としてのヒートポンプユニット2と、熱回収を行う対象の浴槽3と、浴槽3の水と貯湯槽1の水とを熱交換するように構成された熱交換器4と、貯湯槽1に接続された給水管14と、貯湯槽1の略上部に接続された第1の出湯管22と、第1の出湯管22と給水管14とが接続された位置の間、すなわち、高さ方向において貯湯槽1の胴部略中央部に接続された第2の出湯管23と、第1の出湯管22と第2の出湯管23とが入口側に接続された高温水混合弁24とを備えている。
また、この高温水混合弁24の出口側に接続され、貯湯槽1内の高温水を供給する高温
水供給管8と、給水管14から分岐され、低温水を供給する低温水供給管9と、これら高温水供給管8と低温水供給管9とを入口側に接続された混合弁11と、この混合弁11の出口側に接続された給湯管10と、給湯管10の途中に接続された開閉弁13とを備えている。
そして、貯湯槽1には、貯湯槽1内の水温を検知するための複数の貯湯槽湯温検出手段28a〜28eを備えている。
また、貯湯槽1の略底部とヒートポンプユニット2の入口側を接続する沸き上げ往き管35と、沸き上げ往き管35の途中に接続された沸き上げ用搬送ポンプ5cと、ヒートポンプユニット2の出口側と沸き上げ用三方弁34の入口側を接続する第1の沸き上げ戻り管29と、沸き上げ用三方弁34の一方の出口側と流路切り替え手段26の一方の入口側を接続する第2の沸き上げ戻り管30と、流路切り替え手段26の一方の出口側と貯湯槽1の略上部を接続する第3の沸き上げ戻り管31とを備えている。
また、第1の出湯管22から分岐され流路切り替え手段26のもう一方の入口側に接続される追い焚き往き管32と、流路切り替え手段26のもう一方の出口側と熱交換器4の第1の流路の入口側を接続する熱交往き管33と、熱交換器4の第1の流路の出口側と貯湯槽1の高さ方向において第1の出湯管22と第2の出湯管23との間の位置に接続される熱交戻り管16と、貯湯槽1と熱交換器4の第1の流路内の水を循環させる熱交戻り管16の途中に接続された貯湯槽水搬送ポンプ5aとを備えている。
さらに、給湯装置は、熱交換器4の第2の流路内へ浴槽3の水が循環するように接続された浴槽水循環配管12があり、浴槽水循環配管12には浴槽3と熱交換器4の第2の流路内の水を循環させる浴槽水搬送ポンプ5bと、浴槽湯量検知手段として水圧を測定することにより浴槽3の湯の水位を検知する水位センサ27と、浴槽水搬送ポンプ5bを運転し浴槽3の水を循環することで浴槽3の水温を検知する浴槽水温検知手段17と、同じく浴槽3の水を循環することで浴槽3内の水の有無を検出する浴槽水検出手段25とを備えている。
また、給湯管10は、浴槽水循環配管12の途中に接続し、浴槽3への給湯の際はこの浴槽水循環配管12を利用するように構成されている。
次に、給湯装置の制御部分に関して説明する。
給湯装置には、各種設定や運転操作を行うとともにそれらの設定や給湯装置の運転状態、その他各種情報の表示を行うリモコン19が接続される。リモコン19には、表示手段としての表示部20と使用者が任意に熱回収運転を起動するための熱回収運転起動スイッチ21を設けている。図2に本実施の形態1におけるリモコン19の外観図を示す。
また、給湯装置には、浴槽3への給湯およびそれ以降予め設定された時間だけ浴槽水の保温と水量維持を行う風呂自動運転や浴槽3内の水を加熱する追い焚き運転、貯湯槽1の水をヒートポンプユニット2で沸き上げる貯湯運転、貯湯槽1に浴槽3の水の熱を回収する熱回収運転やリモコン19と情報をやりとりする制御手段18を設けている。
以上のように構成された給湯装置について、以下その動作、作用を説明する。
一般的な家庭での湯の利用における基本的な動作として、朝には貯湯槽1にその日使う分の湯が貯えられており、活動している時間帯に順次給湯に利用される。給湯利用中に貯湯量が不足する場合には必要に応じてヒートポンプユニット2を運転し、追加で貯湯運転
を行うこともある。
近年では、浴槽3への給湯から保温までを自動で行う風呂自動運転の機能を備えている給湯装置が多くなっている。風呂自動運転により浴槽3への給湯および保温運転を行う場合は、貯湯槽1内に貯えられている湯を用いて浴槽3へ給湯し、浴槽水温が低下した場合には、貯湯槽1内に貯えられている湯の熱を利用して保温運転を行い、浴槽水温を予め設定された温度に保つ。また、追い焚き運転を行って浴槽3内の湯を加温する場合も、貯湯槽1内に貯えられている湯の熱を利用して行う。
これら一日の給湯などの熱利用が終わる時点で、貯湯槽1内の湯は大部分が給水と置換され、その後の深夜に再び次の利用のための貯湯運転が行われる。このとき、入浴のために浴槽3に供給された湯は、給湯利用終了時には貯湯槽1内の水温に対して比較的高温で残されていることが多いので、熱回収運転を行って貯湯槽1内に熱を回収する。
まず、風呂自動運転を行うときの動作について説明する。
浴槽3へ給湯を行う場合、貯湯槽1からは、第1の出湯管22と第2の出湯管23からの湯を高温水混合弁24で混合して高温水供給管8へ供給する。この高温水供給管8に供給された湯と給水管14から低温水供給管9へと供給される給水とが混合弁11にて給湯所望温度の湯に混合され、給湯管10へと供給される。
ここで、高温水混合弁24から高温水供給管8に供給される湯の温度は、上記の給湯所望温度よりも所定温度以上高い温度(たとえば給湯所望温度が40℃の場合に45℃以上)に調節されている。開閉弁13は開かれ、給湯管10へと供給された所望温度の湯は、浴槽水循環配管12より浴槽3へと給湯される。
なお、高温水混合弁24と混合弁11の開度は、それぞれ出口側に接続された高温水供給管8と給湯管10に供給される湯の温度に基づいてフィードバック制御されるのが一般的であり、高温水混合弁24については第1の出湯管22と第2の出湯管23からの湯、混合弁11については高温水供給管8からの湯と低温水供給管9からの給水の温度により変化する。
浴槽3内の湯を保温する場合には貯湯槽水搬送ポンプ5aと浴槽水搬送ポンプ5bとが運転を開始し、流路切り替え手段26は追い焚き往き管32と熱交換器4の第1の流路の入口側が流通するように流路を切り替える。
そして、貯湯槽水搬送ポンプ5aの運転により、貯湯槽1の略上部より第1の出湯管22から追い焚き往き管32を経て熱交換器4の第1の流路に湯が供給され浴槽水循環配管12を循環する浴槽3の湯を加熱して、浴槽水温を上昇させる。熱交換器4を出て比較的低温となった湯は熱交戻り管16を経て貯湯槽1へと還流する。
次に、追い焚き運転を行う場合の動作であるが、追い焚き運転の動作は保温動作と同じであるので省略する。
最後に、浴槽3に残された湯の熱回収運転を行う場合について説明する。熱回収運転を行うには、浴槽3内に湯があり、また、湯の温度が所定の温度以上(少なくとも貯湯槽1の底部の水温以上)である必要がある。
また、貯湯槽1の少なくとも底部の水温は浴槽3内の湯温より低い温度でなければならず、さらに効率よく熱回収運転とその後の貯湯運転を行うためには、貯湯槽湯温検出手段
28a〜28eそれぞれの温度や温度差なども考慮する必要がある。
貯湯槽1内の温度分布は貯湯槽湯温検出手段28a〜28eによって常に検出されているため、熱回収運転が可能か不可能かは常に判断できるが、浴槽3内の湯の有無と湯温を検出するためには湯を循環する必要がある。
そのため貯湯槽1内の温度分布が熱回収可能と判断されている状態でリモコン19の熱回収運転起動スイッチ21が押され、熱回収運転の開始を受け付けた時には、浴槽3内の湯の有無の検出と、湯があった場合にはその湯温を検出する検出モードを動作させる。
検出モードとしては、まず浴槽水搬送ポンプ5bの運転を開始し、浴槽3内の湯を所定時間(例えば1分)浴槽水循環配管12内に循環させる。そして浴槽水検出手段によって浴槽水の有無を検出する。
浴槽水が存在した場合には、浴槽水温検知手段17にて浴槽水温を検出する。検出モード中は、貯湯槽水搬送ポンプ5aはまだ運転を行わない。検出モードでの検出結果を元に制御手段18は熱回収運転を行うか否かを判断する。浴槽3に湯があり、湯温も所定の温度以上であったため熱回収運転を行うと判断した場合、熱回収運転を開始する。
熱回収運転開始時、すでに運転されている浴槽水搬送ポンプ5bの運転は継続し浴槽水循環配管12に浴槽3の湯を循環させる。次に貯湯槽1の略底部の水を沸き上げ往き管35からヒートポンプユニット2を経由して熱交換器4に循環させるため、沸き上げ用三方弁34は第1の沸き上げ戻り管29と第2の沸き上げ戻り管30が流通するように流路を切り替える。
また、流路切り替え手段26は第2の沸き上げ戻り管30と熱交換器4の第1の流路の入口側が流通するように流路を切り替える。ここで貯湯槽水搬送ポンプ5aの運転を開始し、貯湯槽1の略底部の水を熱交換器4の第1の流路に供給し浴槽3から熱交換器4の第2の流路に供給されている湯と熱交換を行う。
熱交換器4を出て比較的高温(浴槽3内の湯と同温度程度)となった湯は熱交戻り管16を経て貯湯槽1へと還流する。これにより浴槽3内の湯の熱が貯湯槽1内に回収される。熱回収運転を行うことで、浴槽3内の湯温は低下していく。
浴槽3内の湯温が所定温度より低くなった時点や、貯湯槽湯温検出手段28a〜28eの検出温度から、制御手段18が熱回収運転を停止すべきと判断した時点、または、使用者がリモコン19の熱回収運転起動スイッチ21を切りにした時点で熱回収運転を終了する。
また、通常の使用状態では起こりえないが、熱回収運転中に浴槽3内の湯量が低下し浴槽水検出手段25にて浴槽3内の湯がないと判断された場合も熱回収運転は終了する。
次に、貯湯槽1内の温度分布が熱回収可能と判断されている状態で熱回収運転の開始を受け付けたが検出モードで浴槽3の湯がない、または、湯温が所定の温度より低いことが検出された場合について説明する。
この場合、制御手段18は熱回収運転を行わないと判断し熱回収運転を中止する。そして、使用者に熱回収運転が行われなかったことを知らせるため、リモコン19の表示部20に「おふろの湯温が低い、またはお湯がないため熱回収運転を中止しました」等のメッセージを表示するようにしている。
また、貯湯槽1内の温度分布から熱回収運転が不可能と判断されている場合には、リモコン19の熱回収運転起動スイッチ21が押されても熱回収運転は開始せず、リモコン19の表示部20に「現在熱回収運転はできません」等のメッセージを表示するようにしている。
これにより、使用者の誤操作等で熱回収運転不可能と判断されているにも関わらず、熱回収運転を無理やり実行してしまい著しい効率の低下を招いてしまうというようなことがないようにしている。
上記のように熱回収運転は浴槽3内の湯の状態と貯湯槽1内の温度分布とから可能か不可能かが決定される。この中で浴槽3内の湯の状態は使用者が直接確かめることができるため使用者でも可能か不可能かの判断ができるが、貯湯槽1内の温度分布は直接確かめて判断することはできない。
そのため、貯湯槽1内の温度分布から熱回収運転が可能か不可能かの判断結果をリモコン19の表示部20に表示し使用者が分かるようにしている。可不可表示の表示例を図3に示す。本実施の形態では常に画面に表示するのではなく、貯湯槽1の状態を詳しく見るためリモコン19の操作を行うと表示が見られるようにしているが、常時表示されるようにしてもよい。
この表示を見ることで、使用者は現在熱回収運転が可能であるか不可能であるかを確認することができるため、不可能であれば可能にするような湯の使用や貯湯槽1内の水を加熱する貯湯運転などを計画的に行うことができる。
例えば、浴槽3の湯温を熱くするには通常は追いだき運転を行うが、追いだき運転は貯湯槽1の上部の高温の湯と浴槽3内の湯を熱交換することで浴槽3内の湯を加熱するため、貯湯槽1には少なくとも浴槽3内の湯温より高い温度の湯が戻されてしまい、貯湯槽1の底部の温度を浴槽1内の湯温より低くすることはできない。
しかし、高温の湯(例えば60℃)を浴槽に足すことで浴槽3内の湯を熱くする高温足し湯運転を行えば、貯湯槽1の底部には水が供給されるため、貯湯槽1の底部の温度を低くすることができる。
また、貯湯槽1内の高温の湯がなくなると湯が使えなくなり不便なため、高温の湯が少なくなってきたと判断すると、自動的に所定量だけ貯湯槽1内の湯を加熱する貯湯運転を行うが、もうその日に湯を使うことが少ないことが分かっており熱回収運転を行いたいだけならば、上記貯湯運転は不要である。
そこで、使用者がリモコン19を操作することで上記貯湯運転を行わないように設定することができるようにしており、これを設定することで、熱回収運転が不可能と判断されている場合、可能になりやすくすることができる。このような使用上のアドバイスは本給湯機の取り扱い説明書やリモコン19の操作で確認できる「上手な使い方」などに記載するようにしている。
また、熱回収運転可不可の表示が可能になっていれば、全員の入浴が済んだ時点ですぐ熱回収運転を実施すればよいため、浴槽の湯温が低下する前に効率よく浴槽内の湯から熱回収を行うことができる。
次にリモコン19による情報の表示に関して説明する。リモコン19はスイッチ操作に
より、表示部20に給湯装置の各種情報(例えば湯の使用量など)を表示できるようにしている。
その中に、熱回収運転で浴槽3の熱がどの程度回収できたかも熱回収量として表示できるようにしている。熱回収量の表示例を図4に示す。
本実施の形態1では前回の熱回収運転の結果と1週間の累計、使用開始からの累計が表示できるようにしている。これにより、熱回収がどの程度行えたかを使用者が確認できるため、効率的な使い方ができているかを常に確認することができる。
以上のように、本発明にかかる給湯装置は、熱回収運転を行うか否かの判断結果を表示手段に表示するとともに、効率良く熱回収運転が行えるため、各種の貯湯式給湯装置に適用できる。
1 貯湯槽
2 加熱手段(ヒートポンプユニット)
3 浴槽
4 熱交換器
18 制御手段
19 リモコン
20 表示手段(表示部)
21 熱回収運転起動スイッチ
28a〜e 貯湯槽湯温検出手段

Claims (3)

  1. 貯湯槽と、浴槽と、前記貯湯槽内の湯水と前記浴槽内の湯水とを熱交換する熱交換器と、前記貯湯槽内の湯温を検出する貯湯槽湯温検出手段と、表示手段と、制御手段とを備え、前記制御手段は、前記貯湯槽湯温検出手段の検出結果に基づいて、前記熱交換器により前記浴槽の湯の有する熱を、前記貯湯槽の湯水に回収する熱回収運転を行うことが可能か不可能かを判断するとともに、前記判断結果を前記表示手段に表示する構成としたことを特徴とする給湯装置。
  2. 前記表示手段の表示が可能である場合のみ、前記熱回収運転が開始する構成としたことを特徴とする請求項1に記載の給湯装置。
  3. 前記熱回収運転により回収できた回収熱量の記録を、前記表示手段に表示する構成としたことを特徴とする請求項1または2に記載の給湯装置。
JP2012025779A 2012-02-09 2012-02-09 給湯装置 Pending JP2013160491A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012025779A JP2013160491A (ja) 2012-02-09 2012-02-09 給湯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012025779A JP2013160491A (ja) 2012-02-09 2012-02-09 給湯装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013160491A true JP2013160491A (ja) 2013-08-19

Family

ID=49172880

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012025779A Pending JP2013160491A (ja) 2012-02-09 2012-02-09 給湯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013160491A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015148384A (ja) * 2014-02-06 2015-08-20 リンナイ株式会社 熱供給装置
JP2017194218A (ja) * 2016-04-20 2017-10-26 株式会社ノーリツ 貯湯給湯装置
JP2018155429A (ja) * 2017-03-16 2018-10-04 三菱電機株式会社 給湯装置
JP2020076512A (ja) * 2018-11-05 2020-05-21 三菱電機株式会社 貯湯式給湯機

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001296049A (ja) * 2000-04-12 2001-10-26 Osaka Gas Co Ltd 給湯装置
JP2003083613A (ja) * 2001-09-07 2003-03-19 Toto Ltd 浴槽水廃熱回収システム
JP2003343919A (ja) * 2002-05-29 2003-12-03 Mitsubishi Electric Corp 貯湯式給湯器
JP2008089208A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Denso Corp 給湯システム及び給湯システムの運転モード診断方法
JP2009058219A (ja) * 2008-10-03 2009-03-19 Gastar Corp 複合給湯熱源システム
JP2009192107A (ja) * 2008-02-12 2009-08-27 Denso Corp 給湯装置
JP2011080660A (ja) * 2009-10-06 2011-04-21 Panasonic Corp 表示装置及びこれを備える熱電併給装置
JP2011185520A (ja) * 2010-03-08 2011-09-22 Osaka Gas Co Ltd コージェネレーションシステム

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001296049A (ja) * 2000-04-12 2001-10-26 Osaka Gas Co Ltd 給湯装置
JP2003083613A (ja) * 2001-09-07 2003-03-19 Toto Ltd 浴槽水廃熱回収システム
JP2003343919A (ja) * 2002-05-29 2003-12-03 Mitsubishi Electric Corp 貯湯式給湯器
JP2008089208A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Denso Corp 給湯システム及び給湯システムの運転モード診断方法
JP2009192107A (ja) * 2008-02-12 2009-08-27 Denso Corp 給湯装置
JP2009058219A (ja) * 2008-10-03 2009-03-19 Gastar Corp 複合給湯熱源システム
JP2011080660A (ja) * 2009-10-06 2011-04-21 Panasonic Corp 表示装置及びこれを備える熱電併給装置
JP2011185520A (ja) * 2010-03-08 2011-09-22 Osaka Gas Co Ltd コージェネレーションシステム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015148384A (ja) * 2014-02-06 2015-08-20 リンナイ株式会社 熱供給装置
JP2017194218A (ja) * 2016-04-20 2017-10-26 株式会社ノーリツ 貯湯給湯装置
JP2018155429A (ja) * 2017-03-16 2018-10-04 三菱電機株式会社 給湯装置
JP2020076512A (ja) * 2018-11-05 2020-05-21 三菱電機株式会社 貯湯式給湯機
JP7119917B2 (ja) 2018-11-05 2022-08-17 三菱電機株式会社 貯湯式給湯機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013160491A (ja) 給湯装置
JP2006250505A (ja) ヒートポンプ式給湯機
JP5948564B2 (ja) 給湯装置
JP2008116130A (ja) 風呂湯張り方法および装置
JP2006250507A (ja) ヒートポンプ式給湯機
JP5678812B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP5655695B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP2014001911A (ja) 貯湯タンクの加熱方法
JP4294612B2 (ja) 貯湯式給湯装置
JP5986514B2 (ja) 熱源機器のリモートコントローラ
JP5903540B2 (ja) 給湯装置
JP2006308123A (ja) 貯湯式給湯装置
JP2006308126A (ja) 貯湯式給湯装置
JP2008051354A (ja) 貯湯式暖房装置
JP2006308125A (ja) 貯湯式給湯装置
JP4955375B2 (ja) 貯湯式給湯装置
JP2005009810A (ja) 貯湯式温水器の残湯量表示装置
JP4197674B2 (ja) 給湯装置
JP5155094B2 (ja) 貯湯式給湯装置
JP2010054108A (ja) ヒートポンプ式給湯機
JP6701567B2 (ja) 貯湯給湯装置
JP6561311B2 (ja) 給湯装置
JP6439599B2 (ja) 給湯機
JP6006063B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP5226622B2 (ja) 風呂装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20141020

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150109

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20150224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151020

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151207

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160426