JP2007132594A - 貯湯式給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】湯水の供給効率を向上し、湯切れを起こすことなく、使用湯量に応じた貯湯量を確保することができる貯湯式給湯装置を提供すること。
【解決手段】貯湯式給湯装置Aは、湯水を貯湯するための貯湯タンク11と、貯湯タンク11内の湯水を沸き上げる能力に応じて複数の沸き上げ運転モードで沸き上げ運転をする加熱手段(2)とを備えている。加熱手段(2)は、設定された通常の出力で沸き上げ運転する定格出力運転モードと、定格出力運転モードの出力より大きな出力で第1設定温度に沸き上げるスピード運転モードと、前記第1設定温度より高い第2設定温度に、前記定格出力運転モードの出力より大きく、前記スピード運転モードよりも小さな出力で沸き上げるパワフル運転モードとを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、加熱手段の沸き上げ運転によって加熱した給湯用の湯水を貯える貯湯タンクを備え、湯切れを起こさず効率的な沸き上げ運転をするための運転モードを備えた貯湯式給湯装置に関する。
従来の貯湯式給湯装置では、電気料金が最も安い深夜時間帯に、加熱手段によって湯水を沸き上げて貯湯タンクに貯湯し、この貯湯した湯水を給湯に使用するエコキュート(自然冷媒ヒートポンプ式電気給湯装置)が知られている。
このようなヒートポンプ給湯装置では、貯湯タンクの貯湯温水を沸き上げる場合、例えば、4.5KW等の定格の出力の加熱手段で沸き上げ運転を行なっていた。そして、貯湯式給湯装置は、貯湯タンク内の貯湯量が所定量を下回る状態になると制御手段が、沸き上げ運転を開始させ、貯湯タンク内の貯湯量が所定量以上に達すると沸き上げ運転を停止するようにしている。
しかしながら、このような貯湯式給湯装置では、例えば、朝から深夜までの間に使用する湯水が少なく、深夜運転を開始した時点で余剰の湯水が残る場合、夕方以降の未使用期間の放熱が無駄となる。
これとは逆に、湯水の使用湯量が多く、夕方までに貯湯タンク内の湯水を使い切ってしまった場合には、夕方や夜の時間帯に湯切れが起きるなどの問題点がある。
このような問題点を解消するための貯湯式給湯装置としては、使用湯量のバラツキが大きいので、比較的大きい貯湯量を短時間で得るために、通常の出力で沸き上げる定格出力運転モード以外に、急速に沸き上げることができる手動式のパワフル運転モードを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−241085号公報(特許請求の範囲、図1および図2)
しかしながら、前記特許文献1の貯湯式給湯装置では、使用者が急速に沸き上げたいときに、リモコンを操作して定格出力運転モードからパワフル運転モードに手動的に切替えるものである。このため、湯切れしそうな場合でも、一定の出力の定格出力運転モードで沸き上げ運転を行なったり、または、貯湯タンク内の貯湯温度に関係なく沸き上げ温度を維持するようなパワフル運転を行なったりしていた。
その結果、沸き増し開始量(最低貯湯量)不足や、風呂張り熱量不足や、風呂追い焚き熱量不足等の貯湯不足が起きることがあり、常に給湯できるようにしておくことができる貯湯式給湯装置が望まれていた。
そこで、本発明は、前記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、湯水の供給効率を向上し、湯切れを起こすことなく、使用湯量に応じた貯湯量を確保することができる貯湯式給湯装置を提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の貯湯式給湯装置は、湯水を貯湯するための貯湯タンクと、この貯湯タンク内の湯水を沸き上げる能力に応じて複数の沸き上げ運転モードで沸き上げ運転をする加熱手段と、を備えた貯湯式給湯装置において、前記加熱手段は、設定された通常の出力で沸き上げ運転する定格出力運転モードと、この定格出力運転モードの出力より大きな出力で第1設定温度に沸き上げるスピード運転モードと、前記第1設定温度より高い第2設定温度に、前記定格出力運転モードの出力より大きく、前記スピード運転モードよりも小さな出力で沸き上げるパワフル運転モードと、を備えたことを特徴とする。
ここで、「第1設定温度」とは、給湯等をするために必要な貯湯温水の任意の沸き上げる温度であって、例えば、最低必要温度である65℃である。「第2設定温度」とは、第1設定温度より高い任意温度であって、例えば、65℃〜90℃である。
請求項1に記載の発明によれば、使用者が使用する湯量が通常の使用湯量である場合には、定格出力運転モード(例えば、4.5kw)で設定されている温度まで沸き上げ運転をする。
そして、使用湯量が多くこの温度より高い第1設定温度(例えば、65℃)まで沸き上げて湯切れを起こさないようにする場合には、定格出力運転モードの出力より大きな最大出力(例えば、8kw)のスピード運転モードでスピーディに沸き上げる。
さらに、第1設定温度より高い第2設定温度(例えば、85℃)にしたい場合には、定格出力運転モードの出力より大きく、スピードモードよりも小さな出力(例えば、6kw)で沸き上げるパワフル運転モードにして沸き上げる。
請求項2に記載の貯湯式給湯装置は、請求項1に記載の貯湯式給湯装置であって、前記第1設定温度は、設定した温度に固定され、前記第2設定温度は、前記第1設定温度から設定可能な上限温度まで設定変更が可能であることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、第2設定温度は、使用者が使用する湯水の使用湯量に合わせて第1設定温度から設定可能な上限温度までの間の温度に適宜に設定することができるので、使用湯量が多いときには高い温度に設定し、使用湯量が少ないときには低い温度に設定すれば、使用者の使用湯量に合った貯湯量を確保できるようになる。
請求項3に記載の貯湯式給湯装置は、湯水を貯湯するための貯湯タンクと、前記貯湯タンク内の上層部の貯湯温度を検出する貯湯温度検出手段と、前記貯湯タンク内の貯湯温水の貯湯量を検出する貯湯量検出手段と、この貯湯タンク内の湯水を沸き上げる能力に応じて複数の沸き上げ運転モードで沸き上げ運転をする加熱手段と、この加熱手段を制御する制御手段と、を備えた貯湯式給湯装置において、前記加熱手段は、設定された通常の出力で沸き上げ運転する定格出力運転モードと、この定格出力運転モードの出力より大きな出力で沸き上げるパワフル運転モードと、このパワフル運転モードの出力より大きな出力で沸き上げるスピード運転モードとを備え、前記制御手段は、前記貯湯温度検出手段によって検出した温度が所定温度以上で、前記貯湯量検出手段によって貯湯量が所定貯湯量以上を検出したときに、前記加熱手段を前記定格運転モードで沸き上げ運転させることを特徴とする貯湯式給湯装置。
ここで、「所定温度」とは、給湯をするために必要な任意の貯湯温度であって、例えば、最低必要温度である65℃である。「所定貯湯量」とは、給湯をするためには貯湯量不足とされる任意の貯湯量であって、例えば、30リットルである。
請求項3に記載の発明によれば、貯湯温度が第1所定温度以上で、貯湯量が所定貯湯量以上を検出したときには、使用湯量が通常の湯量であるため、通常時の定格出力運転モードで沸き上げ運転して、貯湯量を確保する。
請求項4に記載の貯湯式給湯装置は、請求項3に記載の貯湯式給湯装置であって、前記制御手段は、前記貯湯温度検出手段によって検出した温度が所定温度以下で、前記貯湯量検出手段によって貯湯量不足を検出したときに、前記加熱手段を前記スピード運転モードで沸き上げ運転させることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、貯湯温度が所定温度(例えば、65℃)以下で、貯湯量が不足している場合には、スピード運転モードの出力(例えば、8kw)で沸き上げ運転をすることにより、最大の出力で、例えば、65℃に沸き上げて低温水や貯湯量不足に対処できるようになる。
ここで、貯湯量不足とは、給湯等をするために必要な任意の貯湯量を下回ることであり、例えば、最低必要貯湯量である30リットルである。
請求項5に記載の貯湯式給湯装置は、請求項3または請求項4に記載の貯湯式給湯装置であって、前記制御手段は、前記貯湯温度検出手段によって検出した温度が所定温度以上で、前記貯湯量検出手段によって貯湯量不足を検出したときに、前記加熱手段を前記パワフル運転モードで沸き上げ運転させることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、貯湯温度が所定温度(例えば、65℃)以上で、貯湯量が不足している場合には、パワフル運転モードの出力(例えば、6kw)で沸き上げ運転させることにより、大きな出力で、例えば、85℃に沸き上げる。
請求項6に記載の貯湯式給湯装置は、請求項4に記載の貯湯式給湯装置であって、前記制御手段は、前記スピード運転モード中に、前記貯湯温度検出手段によって検出した温度が所定温度以上で、前記貯湯量検出手段によって所定貯湯量以上の貯湯量を検出したときに、前記加熱手段を前記パワフル運転モードに切替え、さらに、前記貯湯温度検出手段によって検出した温度が所定温度以上、または、前記貯湯量検出手段によって検出した貯湯量が所定貯湯量以上であるときに、前記加熱手段を前記定格運転モードに切替えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、スピード運転モードで沸き上げ運転中に、貯湯温度が所定温度以上で、貯湯量が所定貯湯量以上になったときには、最低限必要な貯湯量に近い湯量が確保できたため、パワフル運転モードに切替えて出力を落として沸き上げ運転をする。
そして、貯湯温度が所定温度以上、または、貯湯量が所定貯湯量以上のどちらかになった場合には、最低限必要な貯湯量または熱量が確保できたための、定格出力運転モードに切替えて出力を落として沸き上げ運転をする。
請求項7に記載の貯湯式給湯装置は、請求項3に記載の貯湯式給湯装置であって、前記制御手段は、前記定格運転モード中に、前記貯湯温度検出手段によって検出した温度が所定温度以下で、前記貯湯量検出手段によって所定貯湯量以下の貯湯量を検出したときに、前記加熱手段を前記パワフル運転モードに切替え、さらに、前記貯湯温度検出手段によって検出した温度が所定温度以下、または、前記貯湯量検出手段によって検出した貯湯量が所定貯湯量以下であるときに、前記加熱手段を前記スピード運転モードに切替えることを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、定格出力運転モードで沸き上げ運転中に、所定期間内に貯湯温度が所定温度以下で、貯湯量が所定貯湯量以下になった場合には、使用湯量が多く定格出力運転モードでは所望の状態に沸き上げることが不可能と判断して、大きな出力のパワフル運転モードに切替えて沸き上げ運転する。
そして、貯湯温度が所定温度以下、または、貯湯量が所定貯湯量以下になった場合には、スピード運転モードに切替えて、沸き上げ運転する。
請求項8に記載の貯湯式給湯装置は、請求項3ないし請求項7のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置であって、前記制御手段は、前記加熱手段によって前記貯湯タンク内の湯水を強制的に沸き増しするときに、前記加熱手段の沸き上げる出力を前記スピード運転モード、または、前記パワフル運転モードにして沸き上げ運転をさせることを特徴とする。
請求項8に記載の発明によれば、貯湯タンク内の湯水を強制的に沸き増しするときに、沸き上げ運転をする出力をスピード運転モード、または、パワフル運転モードにして沸き上げ運転をする。
本発明の請求項1に係る貯湯式給湯装置によれば、定格出力運転モードと、スピード運転モードと、パワフル運転モードとの3つの沸き上げ運転モードを備えていることにより、使用者は、通常の使用湯量より大量に使用する場合であっても、使用湯量に適応した沸き上げ運転モードを選択できるため、常に、最適な貯湯量を確保することができる。その結果、湯切れを起こすことを防止できると共に、無駄なエネルギーの放熱を削減して、電気代を安くすることができる。
本発明の請求項2に係る貯湯式給湯装置によれば、パワフル運転モードで第2設定温度に沸き上げる場合には、使用者の使用湯量に合わせて第2設定温度を適宜に温度設定することができため、使用湯量が多いときには高い温度に設定し、使用湯量が少ないときには低い温度に設定すれば、貯湯量不足や湯切れを解消できる。
本発明の請求項3に係る貯湯式給湯装置によれば、使用湯量が通常の湯量であるときには、通常時の定格出力運転モードで沸き上げ運転することにより、湯切れを起こすことなく貯湯量を確保することがでるため、最小限のエネルギーで効率よく貯湯温水を沸き上げることができる。
本発明の請求項4に係る貯湯式給湯装置によれば、貯湯温度が所定温度以下で、貯湯量が不足している場合には、スピード運転モードの最大出力で沸き上げ運転をすることにより、熱量不足や貯湯量不足を解消して、湯切れを防止するため、使用湯量に適合する貯湯量を確保し、湯水の使用量が多いときでも、風呂の浴槽水等を常に快適な状態にすることができる。
本発明の請求項5に係る貯湯式給湯装置によれば、貯湯温度が所定温度以上で、貯湯量が不足している場合に、パワフル運転モードで貯湯温水を沸き上げることにより、貯湯タンク内の湯水が低温水や貯湯量不足であっても急速に沸き上げて対処できるため、湯切れが発生を防止できる。
本発明の請求項6に係る貯湯式給湯装置によれば、スピード運転モードで沸き上げ運転中に、沸き上げ状況に応じて、パワフル運転モードや定格出力運転モードに切替えて沸き上げ運転をすることにより、エネルギーの消費を極力抑えることができるため、エネルギーを有効的に使用できる。
本発明の請求項7に係る貯湯式給湯装置によれば、定格出力運転モードで沸き上げ運転中に、貯湯温度が所定温度以下で、貯湯量が所定貯湯量以下になった場合には、パワフル運転モードに切替えて、貯湯量不足や熱量不足を解消する。貯湯温度が所定温度以下、または、貯湯量が所定貯湯量以下になった場合には、スピード運転モードに切替えて、最大出力で貯湯量不足や熱量不足を補うことができる。
本発明の請求項8に係る貯湯式給湯装置によれば、貯湯タンク内の湯水を強制的に沸き増しするときに、スピード運転モード、または、パワフル運転モードにして沸き上げ運転をすることにより、貯湯温水が熱交換によって低下するのを抑えることができる。
次に、図1〜図3を参照して、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明に係る貯湯式給湯装置の概略構成図である。図2は、本発明に係る貯湯式給湯装置を示すブロック図である。
≪貯湯式給湯装置の構成≫
図1に示すように、貯湯式給湯装置Aは、例えば、時間帯別契約電力の電力単価が安価な深夜時間帯に貯湯タンク11内の貯湯温水をヒートポンプユニット2の加熱部21で加熱して沸き上げて貯湯し、この貯湯した貯湯温水を給湯に用いるいわゆるエコキュート(自然冷媒ヒートポンプ式電気給湯機)である。この貯湯式給湯装置Aは、浴槽Bの浴槽水を風呂循環ポンプ53で風呂循環回路5を循環させて、熱交換器12で浴槽水を貯湯温水と熱交換することによって追い焚き運転をする機能と、貯湯タンク11の貯湯温水を加熱用循環ポンプ23で加熱循環回路7を循環させて、加熱部21で浴槽水を貯湯温水と熱交換することによって沸き上げ運転をする機能と、を備えている。
この貯湯式給湯装置Aは、貯湯タンク11の貯湯温水を加熱するためのヒートポンプユニット2と、貯湯タンク11の貯湯温水で浴槽Bの浴槽水を追い焚きするための貯湯タンクユニット1と、貯湯タンク11内の貯湯温水を水道水と混合して適温となった湯水を供給する給湯栓3と、浴槽水を貯水するための浴槽Bと、浴槽水の温度等を設定したり、貯湯式給湯装置Aを操作したりするためのリモートコントロール(以下、単に「リモコン」という)Rと、から主に構成されている。
この貯湯式給湯装置Aは、湯水を貯湯するための貯湯タンク11と、この貯湯タンク11内の湯水を沸き上げる能力に応じて複数の沸き上げ運転モードで沸き上げ運転をするヒートポンプユニット2の加熱部21と、貯湯タンク11の貯湯温水と浴槽Bの浴槽水とを熱交換する熱交換器12と、貯湯タンク11内の湯温を検出するための缶体サーミスタT1と、熱交換器12と浴槽Bとを接続してその浴槽Bの浴槽水を循環させて追い焚きするための風呂循環回路5と、追い焚き運転をしたことを検出する追い焚き検出手段50と、沸き上げ運転を行なうヒートポンプユニット2と、缶体サーミスタT1で検出した湯温、および貯湯温度センサT2で検出した貯湯量に基づいて沸き上げ運転のモードを切替えるヒートポンプ制御部22と、を備えている。
≪ヒートポンプユニット(加熱手段)の構成≫
図1に示すように、ヒートポンプユニット2は、お湯を熱交換して沸かし貯湯タンク11内の上層部に高温水を送り、貯湯タンク11内の下層部の低温水を入水して循環させる装置であり、例えば、自然冷媒ヒートポンプからなる。このヒートポンプユニット2は、加熱部21と、加熱循環回路7と、冷媒循環回路20と、ヒートポンプ制御部22とから主に構成されている。ヒートポンプユニット2は、冷媒に二酸化炭素を用いているので、低温水を電熱ヒータなしで約90℃の高温まで沸き上げることが可能なものである。
このヒートポンプユニット2は、設定された通常の出力で沸き上げ運転をする定格出力運転モードと、この定格出力運転モードの出力より大きな出力で第1設定温度に沸き上げるスピード運転モードと、前記第1設定温度より高い第2設定温度に、前記定格出力運転モードの出力より大きな出力で沸き上げるパワフル運転モードと、で運転されるように構成されている。そして、前記第1設定温度は、使用者が設定した温度に固定され、前記第2設定温度は、第1設定温度から設定した上限温度まで設定変更が可能である。
なお、ヒートポンプユニット2は、特許請求の範囲に記載の「加熱手段」に相当する。
<加熱部の構成>
前記ヒートポンプユニット2の加熱部21は、貯湯タンク11内の下層部の低温水を加熱して沸き上げ高温水にするためのものであり、例えば、凝縮器としての冷媒−水熱交換器からなる。この加熱部21は、冷媒と被加熱水たる貯湯タンク11内の湯水とが対向して流れる対向流方式の冷媒−水熱交換器が採用されている。
<加熱循環回路の構成>
図1に示すように、加熱循環回路7は、貯湯タンク11の下層部の低温水をヒートポンプユニット2の加熱部21に引き込んで加熱して高温水にし、この高温水を貯湯タンク11の上層部に戻して循環させることによって、貯湯温度を上昇させるための回路である。この加熱循環回路7は、入水管71と、出湯管72と、加熱部21と、加熱用循環ポンプ23と、入水温度センサT3と、出湯温度センサT4と、それらの駆動を制御するヒートポンプ制御部22とから主に構成されている。
入水管71は、貯湯タンク11内の下層部の低温水を加熱部21に送るための配管であり、一方が貯湯タンク11の下端に接続され、他方が加熱部21に接続されている。
出湯管72は、加熱部21で加熱された高温水を貯湯タンク11の上層部に送るための配管であり、一方が加熱部21に接続され、他方が貯湯タンク11の上端に接続されている。
加熱用循環ポンプ23は、加熱循環回路7内の水を流動させるための流動源であり、入水管71上に介在されている。この加熱用循環ポンプ23は、後記するヒートポンプ制御部22に電気的に接続されている(図2参照)。
入水温度センサT3は、貯湯タンク11の下層部から引き込まれる低温水の温度を検出するセンサであり、入水管71上に設置されている。この入水温度センサT3は、ヒートポンプ制御部22に電気的に接続されている(図2参照)。
出湯温度センサT4は、加熱部21から貯湯タンク11に送り込まれる高温水の温度を検出するセンサであり、出湯管72上に設置されている。この出湯温度センサT4は、ヒートポンプ制御部22に電気的に接続されている(図2参照)。
<冷媒循環回路の構成>
冷媒循環回路20は、自然冷媒(例えば、二酸化炭素)を利用して、蒸発器26で大気の熱を吸収し、さらに圧縮器27で冷媒を圧縮して高温にし、その冷媒で加熱部21を通過する加熱循環回路7の水を熱交換して加熱する臨界ヒートポンプサイクルを構成する回路である。この冷媒循環回路20は、冷媒の熱と加熱循環回路7を流れる湯水とを熱交換して高温水(約90℃)にする加熱部21と、電子膨張弁からなる膨張弁25と、空気から熱を吸収して冷媒に移す強制空冷式蒸発器からなる蒸発器26と、冷媒を圧縮して高温(約130℃)にするための圧縮器27と、それらをそれぞれ接続する冷媒循環管24と、それらの駆動を制御するヒートポンプ制御部22とから主に構成されている。
<ヒートポンプ制御部(制御手段)の構成>
ヒートポンプ制御部22は、ヒートポンプユニット2による沸き上げ運転、および沸き増し運転を制御するものであり、機能および作動は追って詳述する。このヒートポンプ制御部22は、冷媒循環回路20の加熱部21で熱交換するときに、冷媒が、超臨界状態のまま凝縮されるため効率良く高温まで被加熱水を加熱するように制御している。このようにして、ヒートポンプ制御部22が、被加熱水の加熱部21の入口温度と冷媒の出口温度との温度差が一定になるように膨張弁25または圧縮器27を制御することで、COP(エネルギー消費効率)が良好な状態で被加熱水を加熱できるように制御している。
図2に示すように、ヒートポンプ制御部22には、加熱用循環ポンプ23、蒸発器26、および圧縮器27を駆動するための駆動回路22bと、ヒートポンプユニット2の各機器に電力を供給するための電源回路22cと、ヒートポンプユニット2の各機器を作動させるための種々のデータや、沸き上げ運転の各運転モードに切替えるためのデータをメモリした記憶回路22dと、缶体サーミスタ(貯湯温度検出手段)T1で検出した貯湯タンク11内の上層部の貯湯温度と貯湯温度センサ(貯湯量検出手段)T2で検出した貯湯タンク11内の貯湯温水の貯湯量とが所定貯湯量以上、またそれ未満であるかを判定する判定回路22eと、判定回路22eの判定に基づいて運転モードを切替える運転モード切替回路22fと、それらの機器を制御するためのマイコン22aと、が備えられている。
なお、ヒートポンプ制御部22は、特許請求の範囲に記載の「制御手段」に相当する。
≪貯湯タンクユニットの構成≫
図1に示すように、貯湯タンクユニット1は、貯湯タンク11の貯湯温水を利用して、浴槽Bの浴槽水を追い焚きしたり、浴槽Bに差し湯をしたり、湯張りをする装置である。この貯湯タンクユニット1は、水道水を取り込むための給水回路4と、温水を一時的に貯湯する貯湯タンク11と、この貯湯タンク11内に配設された熱交換器12と、熱交換器12によって浴槽B内の浴槽水を追い焚きする風呂循環回路5と、貯湯タンク11内の湯水を給湯栓3または浴槽Bに供給するための給湯回路6と、ヒートポンプユニット2で加熱された高温水を貯湯タンク11に送って貯湯温水を沸き上げるための加熱循環回路7と、から主に構成されている。
<給水回路の構成>
給水回路4は、水道水を貯湯タンク11と給湯混合弁V3とに引き込んで給水するための回路である。この給水回路4は、給水管41と、給水温度センサT5と、減圧弁V1と、給水バイパス管42とから構成されている。
給水管41は、給水の圧力を減圧する減圧弁V1を介して貯湯タンク11の下端に接続されている。この給水管41には、当該給水管41で給水した低温水の温度を検出する給水温度センサT5が設けられている。
給水バイパス管42は、一端が給水管41から分岐して接続され、他端が給湯混合弁V3に接続されている。
<貯湯タンクの構成>
図1に示すように、貯湯タンク11は、上層部に、ヒートポンプユニット2で沸き上げられて熱交換器12で熱交換する高温水を一時的に貯留し、下層部に、給水管41から給水された低温水を一時的に貯留するためのタンクである。この貯湯タンク11では、下層部の低温水をヒートポンプユニット2によって入水管71から取り出して沸き上げて高温水となった湯水を、出湯管72から貯湯タンク11内の上層部に戻して一時的に貯湯すると共に、給水管41から給水された水道水によって貯湯タンク11内の低温水が貯湯タンク11内の上層部の高温水を押し上げて、その高温水と低温水とが混合して適温なった温水を給湯管61から出湯している。
この貯湯タンク11には、缶体サーミスタT1と貯湯温度センサT2と熱交換器12とが設けられ、下端に給水管41と入水管71とが設けられ、その上端に風呂往路管5aと風呂復路管5bとが接続され、さらに、上端に給湯管61と出湯管72とが接続されている。
<缶体サーミスタ(貯湯温度検出手段)の構成>
缶体サーミスタT1は、貯湯タンク11内を流れる湯水の温度を検出するための温度検出器であり、貯湯タンク11内の上層部に設けられた熱交換器12の近傍に設置されている。この缶体サーミスタT1は、給湯制御部8に電気的に接続されている(図2参照)。
なお、この缶体サーミスタT1は、特許請求の範囲に記載の「貯湯温度検出手段」に相当する。この貯湯温度検出手段は、貯湯タンク11内の熱交換器12の近傍、または所定の貯湯量を示す位置に設置された貯湯温度センサT2であってもよい。
<貯湯温度センサ(貯湯量検出手段)の構成>
貯湯温度センサT2は、貯湯タンク11の各層の湯温を検出するための温度検出器であり、貯湯タンク11内の下層部から上層部に亘って所定の貯湯量ごとに上下方向に複数個設置されてなる。この貯湯温度センサT2は、給湯制御部8に電気的に接続されている(図2参照)。
なお、給湯制御部8は、各貯湯温度センサT2で検出した湯温情報によって、貯湯タンク11内の上層部の沸き上げられた高温水と貯湯タンク11内の下層部の沸き上げられる前の低温水との温度境界位置より上方にどれだけの貯湯量が残っているかを検知し、そして貯湯タンク11内の上下方向の温度分布を検知するように構成されている。
なお、この貯湯温度センサT2は、特許請求の範囲に記載の「貯湯量検出手段」に相当する。
<熱交換器の構成>
熱交換器12は、浴槽B内の浴槽水を、貯湯タンク11内の上層部の高温水と熱交換して加熱するものであり、例えば、ステンレス製の蛇管かからなり、貯湯タンク11内の上層部に設置されている。この熱交換器12は、一方が風呂往路管5aに接続され、他方が風呂復路管5bに接続されて、浴槽Bの浴槽水が風呂循環回路5によって循環し、浴槽B内の浴槽水が貯湯タンク11内の高温水によって加熱されて保温および追い焚きが行われるように構成されている。
<風呂循環回路の構成>
図1に示すように、風呂循環回路5は、一端が熱交換器12に接続され、他端が浴槽Bに接続されて熱交換器12で加熱された浴槽水を浴槽Bに送るための風呂往路管5aと、一端が浴槽Bに接続され、他端が熱交換器12に接続されて浴槽Bの浴槽水を熱交換器12に送る風呂復路管5bとから構成されている。この風呂循環回路5には、追い焚き検出手段50が設置されている。
風呂往路管5aには、熱交換器12から流出して浴槽Bへ流れる風呂往路管5a内の浴槽水の温度を検出する風呂往温度センサ51が設けられている。
風呂復路管5bには、浴槽B内の水位(湯張り量)を検出して空焚きを防止する水位センサGと、浴槽B内の浴槽水を風呂循環回路5に循環させるための風呂循環ポンプ53と、熱交換器12に流入する風呂復路管5b内の浴槽水の温度を検出する風呂戻温度センサ52とが設けられている。
なお、風呂往温度センサ51と、水位センサGと、風呂循環ポンプ53と、風呂戻温度センサ52とは、それぞれ給湯制御部8に電気的に接続されている(図2参照)。
<浴槽の構成>
浴槽Bは、浴槽水を貯湯するものであり、風呂循環回路5の風呂往路管5aと、風呂復路管5bとが接続されて、浴槽水が風呂循環回路5を循環するように構成されている。
<追い焚き検出手段の構成>
追い焚き検出手段50は、所定期間の間に追い焚き運転をしたことを検出するものであればよく、例えば、風呂循環回路5を流れる浴槽水の温度変化を検出して追い焚き運転の有無を検出する風呂往温度センサ51、風呂戻温度センサ52等からなる。
なお、追い焚き検出手段50は、風呂循環ポンプ53の駆動の有無によって、追い焚き運転の有無として検出するようにしてもよい。また、追い焚きスイッチRdがONされたときも追い焚き運転指令の有無としても構わない。
<給湯回路の構成>
図1に示すように、給湯回路6は、貯湯タンク11内の上層部の貯湯温水を給湯混合弁29を介在して給湯栓3に送るための回路である。この給湯回路6は、給湯管61と、過圧逃し弁V2と、混合給湯管62と、給湯混合弁V3と、給湯流量計C1と、給湯温度センサT6と、給湯栓3と、から構成されている。
給湯管61は、一端が貯湯タンク11の上端に接続され、他端が給湯混合弁V3に接続されている。この給湯管61には、当該給湯管61および貯湯タンク11内の圧力が高いときに湯水を外部に放出して内圧を調整し、貯湯タンク11等にダメージを与えないようにするための過圧逃し弁V2が設けられている。
混合給湯管62は、一端が給湯混合弁V3に接続され、他端が給湯栓3に接続されると共に、その中間部に混合給湯管62を流れる湯水の流量を計量する給湯流量計C1が介在されている。また、この混合給湯管62には、当該混合給湯管62内を流れる湯水の温度を検出する給湯温度センサT6が設けられている。
給湯混合弁V3は、給湯管61からの貯湯温水と給水バイパス管42からの低温水とを混合する電動ミキシング弁等からなる三方弁であり、その下流の混合給湯管62に設けた給湯温度センサT6で検出した湯温がリモコンRで使用者が設定した給湯設定温度になるように混合比率が制御されるものである。この給湯混合弁V3は、電気的に給湯制御部8に接続されている(図2参照)。
<給湯栓の構成>
給湯栓3は、後記する給水管41からの低温水と、熱交換器12で加熱され給湯回路6の給湯管61からの高温水と、を給湯混合弁29で混合して設定温度に調整した湯水を湯出する給湯用の水栓であり、例えば、浴室に設置されたカランやシャワー水栓等であり、混合給湯管62に接続されている。なお、給湯栓3は、台所や洗面所等に配置された水栓であってもよい。
<湯張り回路の構成>
湯張り回路9は、給湯混合弁V3で設定温度に調整された湯水を風呂循環回路5の風呂復路管5b内に流し込んで浴槽Bに湯張りをするための回路である。この湯張り回路9は、湯張り管91と、湯張り弁V4と、風呂流量計C2と、逆止弁V5とから構成されている。
湯張り管91は、一端が給湯流量計C1と給湯栓3との間の混合給湯管62の分岐箇所に接続され、他端が風呂循環ポンプ53と風呂戻温度センサ52との間の風呂復路管5bに接続されて連通している。
湯張り弁V4は、弁体を開閉することによって、浴槽Bへの湯張りの開始/停止を行なう電磁弁であり、給湯制御部8に電気的に接続されている(図2参照)。
風呂流量計C2は、湯張り管91から風呂循環回路5を通って浴槽Bへ流れ込む湯張り量をカウントする流量計であり、給湯制御部8に電気的に接続されている(図2参照)。
逆止弁V5は、断水等によって風呂循環回路5内の浴槽水が混合給湯管62へ逆流するのを防止するための弁である。
<給湯制御部>
図2に示すように、給湯制御部8は、貯湯タンクユニット1内の各センサの入力を受け各アクチュエータの駆動を制御するマイコン81を有する制御部である。この給湯制御部8には、リモコンRが無線または有線により接続され、使用者が任意の給湯設定温度および風呂設定温度を設定できるようにするものである。
給湯制御部8は、風呂循環ポンプ53、給湯混合弁V3および湯張り弁V4等を駆動するための駆動回路82と、貯湯タンクユニット1の各機器に電力を供給するための電源回路83と、貯湯タンクユニット1の各機器を作動させるための種々のデータをメモリした記憶回路84と、それらの機器を制御するためのマイコン81とを備えている。
≪リモコンの構成≫
リモコンRは、貯湯式給湯装置Aを遠隔操作する機器であり、給湯温度や、浴槽水の温度や湯張り量、沸き上げ運転の運転モード等を手動的に設定するための操作器で、浴室内および浴室外にそれぞれ設置されている。このリモコンRには、給湯設定温度を設定する給湯温度設定スイッチRaと、風呂設定温度を設定する風呂温度設定スイッチRbと、浴槽Bへ風呂設定温度の湯水をリモコンRの湯張り量設定スイッチ(図示せず)で設定された湯張り量だけ湯張りし所定時間保温させる風呂自動スイッチRcと、浴槽水を追い焚きさせる追い焚きスイッチRdと、沸き増しを行なうための沸き増しスイッチReと、運転モードを「定格出力運転モード」、「スピード運転モード」、または「パワフル運転モード」に切替えるための運転モード選択スイッチRfと、表示部Rgとが備えられ、それらはリモコン制御部Rhにそれぞれ電気的に接続されている(図2参照)。
≪ヒートポンプ制御部(制御手段)の作動≫
次に、図3を主に参照して本発明に係る貯湯式給湯装置Aにおけるヒートポンプ制御部22の作動を説明する。
図3は、本発明に係る貯湯式給湯装置の運転モードに切替えを示すフローチャートである。
図3に示すように、貯湯式給湯装置Aの沸き上げ運転モードを切替える場合は、手動で強制的に行なうことと、ヒートポンプ制御部22によって自動的に行なうことができる(ステップS1)。
例えば、手動で行なうときには、リモコンRの運転モード選択スイッチRfを操作して沸き上げ運転を定格出力運転モード、パワフル運転モード、スピード運転モードの3つの中から所望の運転モードを選んで設定する(ステップS2)。
そして、定格出力運転モードに設定した場合には、ヒートポンプユニット2が強制的に定格出力運転モードの出力(例えば、4.5kw)で沸き上げ運転されて、加熱部21が加熱循環回路7の湯水を加熱する(ステップS3)。
パワフル運転モードに設定した場合には、ヒートポンプユニット2が強制的にパワフル運転モードの大きな出力(例えば、6kw)で沸き上げ運転されて、加熱部21が加熱循環回路7の湯水を、例えば65℃〜90℃の変更可能な温度(第2設定温度)まで沸き上げて加熱する(ステップS4)。
スピード運転モードに設定した場合には、ヒートポンプユニット2が強制的にスピード運転モードの最高出力(例えば、8kw)で沸き上げ運転されて、加熱部21が加熱循環回路7の湯水を、例えば65℃の固定温度(第1設定温度)まで沸き上げて加熱する(ステップS5)。
一方、自動で行なうときには、リモコンRの風呂自動スイッチRcをONして沸き上げ運転を自動運転に設定する(ステップS6)。
すると、ヒートポンプ制御部22は、缶体サーミスタT1で検出した貯湯温度を取り込んで(ステップS7)、貯湯温度が例えば55℃の所定温度以上か監視する(ステップS8)。
その貯湯温度が所定温度以上であれば(ステップS8のYes)、各貯湯温度センサT2の温度データを取り込んで、この温度データから貯湯タンク11内の貯湯量を検出(算出)する(ステップS9)。
続いて、ヒートポンプ制御部22は、判定回路22eによって、検出した貯湯量が例えば、30リットルの所定貯湯量以上であるか判断する(ステップS10)。貯湯量が所定貯湯量以上である場合には、貯湯タンク11内の貯湯量が通常時の使用湯量に対応できると判断して、例えば、4.5kwの出力の定格出力運転モードで65℃まで沸き上げ運転をして、湯切れしないように貯湯量を確保する(ステップS11)。
ステップS10で貯湯タンク11内の貯湯量が30リットル未満である場合は、貯湯量不足と判断して、定格出力運転モードより大きな出力である例えば、6kwの出力のパワフル運転モードで85℃(第2設定温度)まで沸き上げ運転をする(ステップS15)。
前記ステップS8で貯湯温度が例えば55℃の所定温度未満である場合には(ステップS8のNo)、各貯湯温度センサT2の温度データを取り込んで、この温度データから貯湯タンク11内の貯湯量を検出(算出)する(ステップS12)。
ヒートポンプ制御部22は、判定回路22eによって、検出した貯湯量が例えば、30リットルの所定貯湯量未満で貯湯量不足か監視する(ステップS13)(ステップS13のNo)。貯湯量が所定貯湯量未満で貯湯量不足の場合には、例えば、8kwの最大出力のスピード運転モードで65℃(第1設定温度)まで沸き上げ運転をする(ステップS14)。
ステップS14のスピード運転モード中に、ヒートポンプ制御部22は、缶体サーミスタT1によって貯湯タンク11内の貯湯温度を検出し(ステップS16)、その貯湯温度が、例えば、55℃の所定温度以上か監視する(ステップS17)(ステップS17のNo)。さらに、スピード運転モード中に、ヒートポンプ制御部22は、各貯湯温度センサT2によって貯湯タンク11内の貯湯温度を検出して(ステップS16)、この温度データから貯湯タンク11内の貯湯量が、例えば、30リットルの所定貯湯量以上か監視する(ステップS19)(ステップS19のNo)。
そして、所定貯湯量以上である場合、ヒートポンプユニット2は、スピード運転モードをパワフル運転モードに切替えて、例えば、6kwの出力で85℃(第2設定温度)まで沸き上げ運転をする(ステップS20)。
さらに、缶体サーミスタT1と貯湯温度センサT2とによって貯湯タンク11内の上層部の貯湯温度と貯湯量とを検出し(ステップS21)、貯湯温度が所定温度以上、または、貯湯量が所定貯湯量以上である場合には(ステップS22)、定格出力運転モードに切替えて、例えば、通常時の出力(例えば、4.5kw)で、例えば65℃まで沸き増し運転をする(ステップS11)。
そうでない場合には、貯湯温度が所定温度以上、または、貯湯量が所定貯湯量以上であるか監視を続ける(ステップS22のNo)。
ステップS11の定格出力運転モード中に、缶体サーミスタT1で貯湯タンク11内の貯湯温度を検出し、さらに各貯湯温度センサT2の温度検出データによって貯湯タンク11内の貯湯量を検出し(ステップS23)、貯湯タンク11内の貯湯温度が、例えば55℃の所定温度以下で、貯湯量が、例えば30リットルの所定貯湯量以下かを監視する(ステップS24)(ステップS24のNo)。
そして、貯湯タンク11内の貯湯温度が前記所定温度以下で、貯湯量が前記所定貯湯量以下になったときには(ステップS24のYes)、ヒートポンプユニット2をパワフル運転モードに切替えて、給湯に必要な貯湯量を確保する(ステップS25)。
さらにこの状態で、缶体サーミスタT1で貯湯タンク11内の貯湯温度を検出し、各貯湯温度センサT2の温度検出データによって貯湯タンク11内の貯湯量を検出し(ステップS26)、貯湯タンク11内の貯湯温度が前記所定温度以下、または、貯湯量が前記所定貯湯量以下かを監視する(ステップS27)(ステップS27のNo)。
貯湯タンク11内の貯湯温度が前記所定温度以下、または、貯湯量が前記所定貯湯量以下になったときには(ステップS27のYes)、ヒートポンプユニット2をスピード運転モードに切替えて、給湯に必要な貯湯量を確保する(ステップS14)。
また、ヒートポンプ制御部22は、ヒートポンプユニット2の加熱部21によって貯湯タンク11内の湯水を強制的に沸き増しするときに、ヒートポンプユニット2の沸き上げる出力をスピード運転モード、または、パワフル運転モードにして沸き上げ運転をさせて湯切れすることを防止する。
≪貯湯式給湯装置の作動≫
次に、図1を主に参照して本発明に係る貯湯式給湯装置Aの作動を説明する。
例えば、図1に示す給湯制御部8は、深夜電力時間帯になって貯湯温度センサT2で検出した貯湯温度から貯湯タンク11内に翌日に必要な熱量が残っていないとマイコン81(図2参照)が判断すると、ヒートポンプ制御部22に対して沸き上げ運転を開始させる指令を発する。
この指令を受けたヒートポンプ制御部22は、圧縮器27を起動した後に加熱用循環ポンプ23を駆動開始し、貯湯タンク11の下端に接続された入水管71から取り出した5〜20℃程度の低温水を加熱部21で70〜90℃程度の高温に加熱し、出湯管72から貯湯タンク11内の上層部に戻し、貯湯タンク11の上端から順次積層して高温水を貯湯していく。
各貯湯温度センサT2によって追い焚きや給湯等に必要な熱量が貯湯されたことを検出すると、給湯制御部8は、ヒートポンプ制御部22に対して沸き上げ停止指令を発して、圧縮器27を停止させると共に、さらに加熱用循環ポンプ23も停止させて、沸き上げ動作を終了させる。
次に、給湯運転について説明する。
図1に示す給湯栓3を開くと、給水管41から冷温水が給水されて貯湯タンク11内の下端から流れ込む。すると、貯湯タンク11の上層部に貯められた高温水は、その冷温水に押し出されて給湯管61を介して給湯混合弁V3へ流入し、給水バイパス管42からの低温水と混合され、給湯制御部8により給湯混合弁V3の混合比率が調整されて、給湯設定温度の湯水が給湯栓3から給湯される。そして、給湯栓3の閉栓によって給湯が終了する。
≪所定貯湯量が30L、所定温度が55℃および50℃の場合の説明≫
図4は、本発明に係る貯湯式給湯装置による各運転モードの実施の一例を示す表であり、運転モードを切替える基準の所定貯湯量が30リットルで、基準の所定温度が55℃および50℃の場合を示す。
次に、図3を主に各図を参照しながら運転モードを切替える基準の所定貯湯量が30リットルで、基準の所定温度が55℃および50℃の場合の一例を説明する。
<通常時>
リモコンRの風呂自動スイッチRcを操作して浴槽Bに湯張り運転を行なって、浴槽Bに設定した湯張り量の浴槽水を湯張りする。そして、給湯制御部8のマイコン81は、湯張り弁V4からの閉弁した閉弁信号に基づいて湯張り運転の終了と判断すると、湯張りタイマ85をON(スタート)させると共に、浴槽Bの浴槽水の温度を監視して、リモコンRで設定した設定温度に保温する保温運転が開始させる。そして、浴槽Bの浴槽水が設定湯温未満に低下するのを監視し続ける。
このような「通常時」において、ヒートポンプユニット2は、30リットルの貯湯量を検出する貯湯量検出センサT2aが55℃未満を検出した場合、僅かな貯湯量不足と判断して、図4に示す「通常時」の定格出力運転モードで沸き上げ運転される。
この場合、ヒートポンプ制御部22は、判定回路22eが、貯湯量検出センサT2aからの温度検出信号を記憶回路22dのデータと比較して定格出力運転モードの運転を決め、駆動回路22bがヒートポンプユニット2の各機器を定格出力運転モードで沸き上げ運転させる。
この状態で、追い焚き運転等によって貯湯タンク11の貯湯温度がさらに低下して、前記貯湯量検出センサT2aが50℃未満を検出した場合、さらに貯湯量不足になったと判断して、図4に示す「通常時」のスピード運転モードによって最大の出力で沸き上げ運転される。
<湯控えめ時>
また、追い焚き等によって貯湯量が少なくなった図4の「湯控えめ時」において、ヒートポンプユニット2は、30リットルの貯湯量を検出する貯湯量検出センサT2aが55℃未満を検出した場合、僅かな貯湯量不足と判断して、定格出力運転モードの比較的小さい出力で沸き上げ運転される。
この状態で、給湯等によって貯湯タンク11の貯湯温度がさらに低下して、前記貯湯量検出センサT2aが50℃未満を検出した場合、さらに貯湯量不足になったと判断して、図4に示す「湯控えめ時」のパワフル運転モードに切替えて沸き上げ運転される。
この場合、ヒートポンプ制御部22は、判定回路22eが、貯湯量検出センサT2aからの50℃未満の温度検出信号を記憶回路22dのデータと比較してパワフル運転モードの切替えを決め、運転モード切替回路22fがヒートポンプユニット2の各機器をパワフル運転モードに出力を上げて沸き上げ運転させる。
<強制沸き増し時>
使用者が沸き増しスイッチReを操作して沸き増し運転を行なう図4の「強制沸き増し時」において、ヒートポンプユニット2は、30リットルの貯湯量を検出する貯湯量検出センサT2aが55℃未満を検出した場合、使用者が沸き増しを要望していると判断して、パワフル運転モードに出力を上げて沸き上げ運転される。
この状態で、給湯等によって貯湯タンク11の貯湯温度がさらに低下して、前記貯湯量検出センサT2aが50℃未満を検出した場合、さらに貯湯量の増加を要望していると判断して、図4に示す「湯控えめ時」のスピード運転モードに切替えて、最大出力で沸き上げ運転される。
この場合、ヒートポンプ制御部22は、判定回路22eが、貯湯量検出センサT2aからの50℃未満の温度検出信号を記憶回路22dのデータと比較してスピード運転モードの切替えを決め、運転モード切替回路22fがヒートポンプユニット2の各機器をスピード運転モードで沸き上げ運転させる。
<追い焚き中の沸き増し運転時>
図4の「追い焚き中の沸き増し運転時」においては、浴槽Bの浴槽水の温度が設定温度未満に低下し、風呂循環ポンプ53を駆動させて浴槽水を熱交換器12に流して風呂循環回路5を循環することにより、貯湯タンク11内の貯湯温水が熱交換によって熱が奪われて低下する。ヒートポンプ制御部22は、この貯湯温水の温度低下を缶体サーミスタT1で検出すると共に、貯湯量の低下を貯湯温度センサT2からの温度検出データから検出し、ヒートポンプユニット2を沸き増し運転させる。
この状態で、追い焚き等によって貯湯タンク11の貯湯温度がさらに低下して、前記貯湯量検出センサT2aが50℃未満を検出した場合、さらに貯湯量が低下したと判断して、図4に示す「湯控えめ時」のスピード運転モードに切替えて大きな出力で沸き上げ運転される。
この場合、ヒートポンプ制御部22は、判定回路22eが、貯湯量検出センサT2aからの50℃未満の温度検出信号を記憶回路22dのデータと比較してスピード運転モードの切替えを決め、運転モード切替回路22fがヒートポンプユニット2の各機器をスピード運転モードの最大出力で運転させて、追い焚き時間を短縮させることができる。
<風呂運転熱量不足時>
図4の「風呂運転熱量不足時」においては、浴槽Bの浴槽水の水量が低下し、自動的または手動的の湯張り弁V4が開弁されると、浴槽Bへの風呂運転(湯張り運転)が開始される。
すなわち、給水管41から給水された水道水が、貯湯タンク11の下端に流れ込み、この貯湯タンク11内の上層部の高温水が、その水道水に押し出されて給湯管61から給湯混合弁V3に流れる。そして、給湯混合弁V3によって給水バイパス管42からの低温水と混合して風呂設定温度に調整された湯水が、湯張り管91から風呂復路管5b、風呂往路管5aを介して浴槽Bへ湯張りされる。
このとき、貯湯タンク11内の貯湯温水は、水道水に押し出されて貯湯タンク11から給湯されるため、貯湯量および貯湯温度が低下して熱量不足となる。すると、ヒートポンプ制御部22は、この貯湯温水の温度低下を缶体サーミスタT1で検出すると共に、貯湯量の低下を貯湯温度センサT2からの温度検出データから検出し、ヒートポンプユニット2を沸き増し運転させる。
この状態で、給湯等によって貯湯タンク11の貯湯温度がさらに低下して、前記貯湯量検出センサT2aが50℃未満を検出した場合、さらに貯湯量が低下したと判断して、図4に示す「風呂運転熱量不足時」のスピード運転モードに切替えて沸き上げ運転される。
この場合、ヒートポンプ制御部22は、判定回路22eが、貯湯量検出センサT2aからの50℃未満の温度検出信号を記憶回路22dのデータと比較してスピード運転モードの切替えを決め、運転モード切替回路22fがヒートポンプユニット2の各機器をスピード運転モードの最大出力で運転させて、熱量不足を解消させることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造および変更が可能であり、本発明はこれら改造および変更された発明にも及ぶことは勿論である。
例えば、本発明の実施形態に係る貯湯式給湯装置Aにおいて、貯湯タンク11内の貯湯温水を加熱する加熱手段として、ヒートポンプユニット2を使用した場合を例に挙げて説明したが、これに限らず、例えば、石油気化式やガス式のバーナ、または電熱ヒータ等を加熱部21としてお湯を沸かす装置であってもよい。
また、前記実施形態では、図4に示すように、各種運転モードにおける最低貯湯量を例えば、30リットルに固定し、所定貯湯温度を55℃以上に保つように制御させたが、これに限らず、最低貯湯量および所定貯湯温度を適宜に可変して熱量を保つようにして各運転モードで沸き上げるようにヒートポンプユニット2を制御させてもよい。
本発明に係る貯湯式給湯装置の概略構成図である。 本発明に係る貯湯式給湯装置を示すブロック図である。 本発明に係る貯湯式給湯装置による各運転モードを示すフローチャートである。 本発明に係る貯湯式給湯装置による各運転モードの実施の一例を示す表であり、運転モードを切替える基準の所定貯湯量が30リットルで、基準の所定温度が55℃および50℃の場合を示す。
符号の説明
1 貯湯タンクユニット
2 ヒートポンプユニット(加熱手段)
11 貯湯タンク
12 熱交換器
21 加熱部
22 ヒートポンプ制御部(制御手段)
A 貯湯式給湯装置
T1 缶体サーミスタ(貯湯温度検出手段)
T2 貯湯温度センサ(貯湯量検出手段)

Claims (8)

  1. 湯水を貯湯するための貯湯タンクと、
    この貯湯タンク内の湯水を沸き上げる能力に応じて複数の沸き上げ運転モードで沸き上げ運転をする加熱手段と、を備えた貯湯式給湯装置において、
    前記加熱手段は、設定された通常の出力で沸き上げ運転する定格出力運転モードと、
    この定格出力運転モードの出力より大きな出力で第1設定温度に沸き上げるスピード運転モードと、
    前記第1設定温度より高い第2設定温度に、前記定格出力運転モードの出力より大きく、前記スピード運転モードよりも小さな出力で沸き上げるパワフル運転モードと、
    を備えたことを特徴とする貯湯式給湯装置。
  2. 前記第1設定温度は、設定した温度に固定され、
    前記第2設定温度は、前記第1設定温度から設定可能な上限温度まで設定変更が可能であることを特徴とする請求項1に記載の貯湯式給湯装置。
  3. 湯水を貯湯するための貯湯タンクと、
    前記貯湯タンク内の上層部の貯湯温度を検出する貯湯温度検出手段と、
    前記貯湯タンク内の貯湯温水の貯湯量を検出する貯湯量検出手段と、
    この貯湯タンク内の湯水を沸き上げる能力に応じて複数の沸き上げ運転モードで沸き上げ運転をする加熱手段と、
    この加熱手段を制御する制御手段と、を備えた貯湯式給湯装置において、
    前記加熱手段は、設定された通常の出力で沸き上げ運転する定格出力運転モードと、
    この定格出力運転モードの出力より大きな出力で沸き上げるパワフル運転モードと、
    このパワフル運転モードの出力より大きな出力で沸き上げるスピード運転モードとを備え、
    前記制御手段は、前記貯湯温度検出手段によって検出した温度が所定温度以上で、前記貯湯量検出手段によって貯湯量が所定貯湯量以上を検出したときに、前記加熱手段を前記定格運転モードで沸き上げ運転させることを特徴とする貯湯式給湯装置。
  4. 前記制御手段は、前記貯湯温度検出手段によって検出した温度が所定温度以下で、前記貯湯量検出手段によって貯湯量不足を検出したときに、前記加熱手段を前記スピード運転モードで沸き上げ運転させることを特徴とする請求項3に記載の貯湯式給湯装置。
  5. 前記制御手段は、前記貯湯温度検出手段によって検出した温度が所定温度以上で、前記貯湯量検出手段によって貯湯量不足を検出したときに、前記加熱手段を前記パワフル運転モードで沸き上げ運転させることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の貯湯式給湯装置。
  6. 前記制御手段は、前記スピード運転モード中に、前記貯湯温度検出手段によって検出した温度が所定温度以上で、前記貯湯量検出手段によって所定貯湯量以上の貯湯量を検出したときに、前記加熱手段を前記パワフル運転モードに切替え、
    さらに、前記貯湯温度検出手段によって検出した温度が所定温度以上、または、前記貯湯量検出手段によって検出した貯湯量が所定貯湯量以上であるときに、前記加熱手段を前記定格運転モードに切替えることを特徴とする請求項4に記載の貯湯式給湯装置。
  7. 前記制御手段は、前記定格運転モード中に、前記貯湯温度検出手段によって検出した温度が所定温度以下で、前記貯湯量検出手段によって所定貯湯量以下の貯湯量を検出したときに、前記加熱手段を前記パワフル運転モードに切替え、
    さらに、前記貯湯温度検出手段によって検出した温度が所定温度以下、または、前記貯湯量検出手段によって検出した貯湯量が所定貯湯量以下であるときに、前記加熱手段を前記スピード運転モードに切替えることを特徴とする請求項3に記載の貯湯式給湯装置。
  8. 前記制御手段は、前記加熱手段によって前記貯湯タンク内の湯水を強制的に沸き増しするときに、前記加熱手段の沸き上げる出力を前記スピード運転モード、または、前記パワフル運転モードにして沸き上げ運転をさせることを特徴とする請求項3ないし請求項7のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
JP2005325984A 2005-11-10 2005-11-10 貯湯式給湯装置 Active JP4448488B2 (ja)

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