JP2003268149A - ウェザストリップ - Google Patents

ウェザストリップ

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JP2003268149A
JP2003268149A JP2002078538A JP2002078538A JP2003268149A JP 2003268149 A JP2003268149 A JP 2003268149A JP 2002078538 A JP2002078538 A JP 2002078538A JP 2002078538 A JP2002078538 A JP 2002078538A JP 2003268149 A JP2003268149 A JP 2003268149A
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polymer block
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JP2002078538A
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English (en)
Inventor
Shoichi Tsujiguchi
正一 辻口
Toshinari Tenou
俊成 天王
Akihiko Morikawa
明彦 森川
Kentarou Kanae
健太郎 鼎
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Nishikawa Rubber Co Ltd
JSR Corp
Original Assignee
Nishikawa Rubber Co Ltd
JSR Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面光沢性及び表面平滑性が良好で、かつ折
り曲げ時の折れシワ(R追従性)の発生に対する耐久性
に優れたシール部を具備したウェザストリップを提供す
る。 【解決手段】 特定のエチレンプロピレンジエン共重合
体ゴム(EPDM)マトリックスに特定のポリオレフィ
ン系結晶相の擬似架橋点を分散させた熱可塑性エラスト
マー組成物に対して、分解温度が170℃〜210℃の
範囲内に設定された発泡剤を含有する熱可塑性エラスト
マー/発泡剤組成物を発泡させて形成されたシール部を
具備してなることを特徴とする。更に、上記熱可塑性エ
ラストマー組成物を二酸化炭素又は窒素ガス、より好ま
しくは超臨界状態の二酸化炭素又は窒素により発泡させ
て形成されたシール部を具備してなることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のドアパネル
周辺あるいはドアパネルに適用されるドア開口部周辺を
密封するための熱可塑性エラストマー製のウェザストリ
ップに関し、特にシール部の表面光沢、折れしわ等を改
良したウェザストリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両のドアパネル周辺あるいはドアパネ
ルにおけるフランジ部等にその基体部の一部を固定し
て、該基体部から密封対象物に向けて突出し、該対象物
との接触で弾性変形可能なシール部は、従来、熱可塑性
エラストマー組成物をシール部形成時に化学発泡または
水発泡処理した発泡体を利用して所望する密封性を付与
させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来
は、その表面平滑性と表面光沢性が低く、かつ折り曲げ
時の折れシワが発生し易い問題があった。従って、本発
明の目的は、上記のような自動車用ウェザストリップの
問題点を解決することであり、表面光沢性及び表面平滑
性が良好で、かつ折り曲げ時の折れシワ(以下、R追従
性と称する)の発生に対する耐久性に優れたシール部を
具備したウェザストリップを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、下記の熱可塑性エ
ラストマー組成物及び発泡剤から形成されたシール部を
有するウェザストリップにより、上記課題が達成される
ことを見出したものである。即ち本発明のウェザストリ
ップは、以下の通りである。 (1)(イ)エチレン-α-オレフィン系共重合体(エチ
レン含有量が90モル%未満)20〜85重量%、
(ロ)下記(ロ−1)、(ロ−2)、及び(ロ−3)の群から
得ばれた少なくとも一種の水添ジエン共重合体が5〜5
0重量%、(ハ)炭素数3以上のα-オレフィンを主成
分とする結晶性α-オレフィン系共重合体が5〜9重量
%、(ニ)エチレン系重合体(エチレン含量が90モル
%以上)が5〜20重量%〔但し、前記(イ)+(ロ)
+(ハ) +(ニ)=100重量%〕、及び(ホ)鉱物油
系軟化剤が前記成分(イ)100重量部に対し0〜20
0重量部を含有し、かつ、前記(イ)及び(ホ)の合計
が61重量%以上であり、前記(イ)及び(ホ)の合計
と前記(ロ)との重量比が90/10〜60/40であ
る熱可塑性エラストマー組成物から成形されるシール部
を有するウェザストリップであって、前記熱可塑性エラ
ストマー組成物100重量部に対して、分解温度が17
0℃〜210℃の範囲内に設定された発泡剤を0.3〜
1.2重量部含有する熱可塑性エラストマー/発泡剤組
成物を発泡させて形成されたシール部を具備してなるこ
とを特徴とするウェザストリップ。
【0005】[前記(ロ−1)は、(A)-(B)ブロック共重
合体、(A)-(B)-(C)ブロック共重合体または(A)-(B)-(A)
ブロック共重合体〔但し、前記(A)はビニル芳香族化合
物重合体ブロック、前記(B)は共役ジエン重合体ブロッ
クもしくはビニル芳香族化合物-共役ジエンランダム共
重合体ブロック、前記(C)はビニル芳香族化合物が漸増
するビニル芳香族化合物-共役ジエンテーパーブロック
を示す重合体であって、ビニル芳香族化合物/共役ジエ
ンの割合が重量比で5〜60/95〜40、ブロック共
重合体を構成する全モノマーに対する重合体ブロック
(A)中のビニル芳香族化合物の結合含有量が3重量%以
上、前記重合体ブロック(A)及び(C)中の合計ビニル芳香
族化合物の結合含有量が3〜50重量%、前記重合体ブ
ロック(B)中の共役ジエン部分のビニル結合含有量が2
0重量%を超えるブロック共重合体、または該ブロック
共重合体単位がカップリング剤残基を介して重合体分子
鎖が延長または分岐された該ブロック共重合体、〕を水
素添加し、共役ジエン部分のビニル二重結合の少なくと
も80%が飽和した数平均分子量が5万〜70万である
水添ジエン系共重合体もしくは変性水添ジエン系共重合
体である。
【0006】前記(ロ−2)は、重合体ブロック(D)、(E)
及び(F)を夫々分子中に1個以上有する重合体ブロック
共重合体〔但し、前記(D)はビニル芳香族化合物を主成
分とする重合体ブロック、前記(E)は1,2-ビニル結合
含量が25〜95重量%の共役ジエンを主成分とする重
合体ブロック、前記(F)は1,2-ビニル結合含量が25
重量%未満のポリブタジエン重合体ブロックを示し、こ
れらのブロック共重合体はカップリング剤残基を介して
重合体分子鎖が延長または分岐されていても良い。〕で
あって、ブロック共重合体中の重合体ブロック(D)の含
量が5〜60重量%、重合体ブロック(E)の含量が30
〜90重量%、重合体ブロック(F)の含量が5〜60重
量%、〔但し、前記(D)+(E)+(F) =100重量%〕で
あるブロック共重合体が水素添加されて共役ジエン部分
の二重結合の少なくとも80%が飽和した数平均分子量
が5万〜70万である水添ジエン系共重合体もしくは変
性水添ジエン系共重合体である。
【0007】前記(ロ−3)は、(G)-(H)-(G)または(G)-
(H)で表されるブロック共重合体〔但し、前記(G)は1,
2-ビニル結合含量が25%以下であるポリブタジエン
重合体ブロック、前記(H)は共役ジエン重合体ブロック
もしくはビニル芳香族化合物-共役ジエン重合体ブロッ
クであって、共役ジエン部分のビニル結合量が25%を
超える重合体ブロックを示し、これらのブロック共重合
体はカップリング剤残基を介して重合体分子鎖が延長ま
たは分岐されていても良い。〕が水素添加されて共役ジ
エン部分の二重結合の少なくとも80%が飽和した数平
均分子量が5万〜70万である水添ジエン系共重合体も
しくは変性水添ジエン系共重合体である。]
【0008】(2)請求項1記載の 熱可塑性エラスト
マー組成物を二酸化炭素又は窒素ガスにより発泡させて
形成されたシール部を具備してなることを特徴とするウ
ェザストリップ。
【0009】(3)請求項1記載の 熱可塑性エラスト
マー組成物を超臨界状態の二酸化炭素又は窒素により発
泡させて形成されたシール部を具備してなることを特徴
とするウェザストリップ。
【0010】本発明のウェザストリップは、上記の特定
のエチレンプロピレンジエン共重合体ゴムマトリックス
にポリオレフィン系結晶相の擬似架橋点を分散させた熱
可塑性エラストマー組成物と、発泡剤とを含有する組成
物を発泡させて形成されたシール部を具備することによ
り、表面光沢性及び表面平滑性が良好で、かつ折り曲げ
時の折れシワ(以下、R追従性と称する)に優れた耐久
性を発現することができる。特に、二酸化炭素又は窒素
ガス、更に超臨界状態の二酸化炭素又は窒素により発泡
させて形成されたシール部は、前記品質をより一層向上
させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明のウェザストリップ
について説明する。先ず、本発明のウェザストリップの
形成に用いられる熱可塑性エラストマー組成物は、前記
のように、(イ)エチレン-α-オレフィン系共重合体
(エチレン含有量が90モル%未満)20〜85重量
%、(ロ)下記(ロ−1)、(ロ−2)、及び(ロ−3)の群
から得ばれた少なくとも一種の水添ジエン共重合体が5
〜50重量%、(ハ)炭素数3以上のα-オレフィンを
主成分とする結晶性α-オレフィン系共重合体が5〜9
重量%、(ニ)エチレン系重合体(エチレン含量が90
モル%以上)が5〜20重量%〔但し、前記(イ)+
(ロ)+(ハ) +(ニ)=100重量%〕、及び(ホ)
鉱物油系軟化剤が前記成分(イ)100重量部に対し0
〜200重量部を含有し、 かつ、前記(イ)及び
(ホ)の合計が61重量%以上であり、前記(イ)及び
(ホ)の合計と前記(ロ)との重量比が90/10〜6
0/40である熱可塑性エラストマー組成物がベースポ
リマーである。
【0012】前記成分(イ)は、エチレン含有量が90
モル%未満である必要がある。前記エチレン成分の含有
量が90モル%以上になり、α-オレフィン成分の含有
量が10モル%以下になると、該 オレフィン系共重合
ゴムの柔軟性が不足するためである。前記成分(イ)の
オレフィン系共重合ゴムは、例えばエチレン・プロピレ
ン共重合ゴム、エチレン・プロピレン・非共役ジエン三
元共重合ゴム、エチレン・1-ブテン共重合ゴム、エチ
レン・1-ブテン・非共役ジエン三元共重合ゴムのよう
なオレフィンを主成分とする非晶性の弾性共重合体が用
いられる。
【0013】これらのエチレン・α-オレフィン・非共
役ジエン系共重合ゴムにおいて、エチレン/α-オレフ
ィンのモル比として50/50〜90/10で共重合さ
れていることが望ましく、非共役ジエンとしてはエチリ
ンデンノルボネルン、ジシクロペンタジエン、1,4-ヘキ
サジエンが好ましく、ヨウ素価表示で40以下になる量
で存在することが望ましい。これらの共重合ゴムは、ム
ーニー粘度ML1+4100℃が10〜500、好ましくは
30〜400である。前記オレフィン系共重合ゴムにお
いて、エチレン含有量が50モル%よりも多くなると、
その機械的強度が不足するので好ましくない。また、ム
ーニー粘度ML1+4100℃が10よりも小さいと、機械
的強度が低くなり、500より大きいとポリオレフィン
系樹脂との分散不良が生じて好ましくない。また、前記
オレフィン系ゴムは単独または二種以上を併用すること
ができる。
【0014】次に、前記成分(ロ)の水添系共重合体
を(ロ−1)、(ロ−2)、(ロ−3)成分に分けて説明する。
前記成分(ロ−1)は、前記重合体ブロック(A)と前記重
合体ブロック(B)と前記重合体ブロック(C)とが、前
記(A)-(B)、(A)-(B)-(C)または(A)-(B)-(A)のように配
列されたブロック共重合体を水素添加して得られたもの
である。ここで、前記成分(ロ−1)を得るために用いら
れるビニル芳香族化合物は、スチレン、t-ブチルスチレ
ン、α-メチルスチレン、p-メチルスチレン、ジビニル
ベンゼン、1,1-ジフィニルスチレン、N,N-ジメチル-p-
アミノエチルスチレン、ビニルピリジン等があげられる
が、特に、スチレン、α-メチルスチレンが好ましい。
また、前記成分(ロ−1)を得るために用いられる共役ジ
エンは、1,3-ブタジエン、イソプレン、2,3-ジメチル-
1,3-ブタジエン、1,3-ペンタジエン、1,3-ヘキサジエ
ン、4,5-ジエチル-1,3-オクタジエン、3-ブチル-1,3-オ
クタジエン、クロロプレン等が挙げられるが、工業的に
利用でき、また物性が優れた水添ジエン系共重合体を得
るには、1,3-ブタジエン、イソプレン、1,3-ペンタジエ
ンが好ましく、更に好ましくは、1,3-ブタジエンであ
る。
【0015】前記成分(ロ−1)における、前記重合体ブ
ロック(A)はビニル芳香族化合物を主成分とする重合体
ブロックであり、他に可能なビニル芳香族を好ましくは
10重量%以下、更に好ましくは10重量%以下共重合
しても良い。水素添加されるブロック共重合体において
は、これを構成するビニル芳香族化合物/共役ジエンの
好ましい重量比は、5〜60/95〜40であり、更に
好ましくは7〜50/93〜50である。前記ビニル芳
香族化合物が5重量%未満(共役ジエンが95%を超え
る)では、強度、加工性、耐熱性が劣り、得られた水添
ジエン系共重合体をペレット化した場合、ブロッキング
し易くなる。前記ビニル芳香族が60重量%を超える
(共役ジエンが40重量%未満)と樹脂状になり、耐衝
撃性、低温特性が劣る。前記重合体ブロック(A)または
前記重合体ブロック(C)中の前記ビニル芳香族化合物
の好ましい結合量は全モノマーの3〜50重量%であ
り、更に好ましくは5〜40重量%、望ましくは5〜3
0重量%である。前記重合体ブロック(A)または前記重
合体ブロック(C)中の前記ビニル芳香族化合物の結合
量が全モノマーの3重量%未満では耐熱性、機械的強度
が劣り、また得られた水添ジエン系共重合体をペレット
化した場合、ブロッキングし易くなるほか、他の成分と
ブレンドした場合加工性が劣る一方、50重量%を超え
ると、透明性、柔軟性、加工性、低温特性が劣る。ま
た、前記重合体ブロック(A)中の前記ビニル芳香族化合
物の好ましい結合量は、前記成分(ロ−1)を構成する全
モノマーの少なくとも3重量%以上、更に好ましくは5
〜30重量%である。前記重合体ブロック(A)中の前記
ビニル芳香族化合物の結合含有量が全モノマーの3重量
%未満では、他の成分とブレンドした場合、機械的強
度、耐熱性、加工性が劣る。更に水素添加されるブロッ
ク共重合体 においては、前記重合体ブロック(B)中の
共役ジエン部分におけるビニル結合量は好ましくは20
%以上、更に好ましくは40%以上望ましくは60%以
上である。このビニル結合量が20%以下の場合、樹脂
成分とブレンドしても柔軟性の改良効果が十分に発現さ
れない。
【0016】なお、前記(A)-(B)、(A)-(B)-(C)または
(A)-(B)-(A)ブロック共重合体は、カップリング剤残基
を介して下記式〜で表されるような重合体分子鎖が
延長または分岐されたブロック共重合体であっても良
い。 [(A)−(B)]n−X [(A)−(B)−(C)]n−X [(A)−(B)−(A)]n−X [式中、(A)、(B)及び(C)は前述した各ブロック共重合体
であって、nは2〜4の整数、Xはカップリング剤残基を
示す] この際のカップリング剤は、例えばアジピン酸ジエチ
ル、ジビニルベンゼン、テトラクロロケイ素、テトラク
ロロゲルマニウム、1,2-ジブロエタン、1,4-クロロメチ
ルベンゼン、ビス(トリクロスシリル)エタン、エポキ
シ化アマニ油、トリレンジイソシアネート、1,2,4-ベン
ゼントリイソシアネート等が挙げられる。
【0017】なお、前記ブロック共重合体中の前記重合
体ブロック(A)、前記重合体ブロック(B)及び前記重合体
ブロック(C)の含有量は、通常前記重合体ブロック(A)が
3〜50重量%、好ましくは4〜40重量%、前記重合
体ブロック(B)が30〜97重量%、好ましくは35
〜94重量%、前記重合体ブロック(C)が0〜50重量
%、好ましくは2〜40重量%、[但し、前記(A)+(B)
+(C) =100重量%]である。また、前記重合体ブロッ
ク(A)〜前記重合体ブロック(C)の数平均分子量は、前記
重合体ブロック(A)が0・15万〜35万、前記重合体ブロ
ック(B)が1.5万〜67.9万、より好ましくは
3.5万〜56.4万、前記重合体ブロック(C)が0〜
35万、より好ましくは0.2万〜24万の範囲であ
る。
【0018】以上のブロック共重合体が水素添加される
ことにより、該ブロック共重合体の共役ジエン部分の二
重結合が飽和されて水添ジエン系共重合体である前記成
分(ロ−1)が得られる。ここで、前記共役ジエン部分の
二重結合は、その80%以上、好ましくは90%以上、
更に好ましくは95〜100%が飽和されることが必要
で、80%未満では熱可塑性エラストマー組成物の熱安
定性、耐久性が劣るものとなる。前記成分(ロ−1)の数
平均分子量は5〜70万であり、好ましくは10万〜6
0万である。5万未満では耐熱性、強度、流動性、加工
性が低下する。70万を超えると、流動性、加工性、柔
軟性が劣る。本発明に使用される前記成分(ロ−1)は、
例えば特開平3−72512号公報に開示されている方
法によって得ることができる。
【0019】前記成分(ロ−2)を得るために用いられる
ビニル芳香族化合物及び共役ジエンは、前記成分(ロ−
1)を得るために用いられるものと同じである。前記成
分(ロ−2)の水添ジエン系共重合体を構成する好ましい
前記重合体ブロック(D)は、ビニル芳香族化合物を主
成分とする重合体ブロックであり、詳細にはビニル芳香
族化合物の単独重合体あるいは該ビニル芳香族化合物を
前記重合体ブロック(D)の中に90重量%以上有する
共役ジエンとの共重合体の共役部分の80重量%以上が
水素化された重合体ブロックが望ましい。前記重合体ブ
ロック(D)の中のビニル芳香族化合物含有量が90重
量%未満では、強度、耐候性が低下する。前記成分(ロ
−2)中の前記重合体ブロック(D)の好ましい含有量は
5〜60重量%、更に好ましくは10〜55重量%であ
る。また、前記重合体ブロック(D)の好ましい数平均
分子量は、0.2〜42万である。5重量%未満では耐
熱性、機械的強度が劣る一方、60重量%を超えると、
加工性、柔軟性が劣る。また、前記(ロ−2)水添ジエン
系共重合体を構成する好ましい前記重合体ブロック
(E)の含有量は、30〜90重量%、より好ましくは
35〜80重量%である。前記重合体ブロック(E)の
含有量が30重量%未満では柔軟性が低下する一方、9
0重量%を超えると加工性、機械的強度が低下する。
【0020】前記重合体ブロック(E)に含まれる水素
添加前の共役ジエン部分のビニル結合含量は、好ましく
は25〜95重量%、より好ましくは30〜90重量%
である。前記重合体ブロック(E)となる水素添加前の
共役ジエンブロックのうち、例えば共役ジエンがブタジ
エンの場合, ビニル結合含量が25重量%未満では、水
素化されるとポリエチレン連鎖が生成し、ゴム的性質が
失われる一方、95重量%を超えると水素化された場
合、ガラス転移温度が高くなり、ゴム的性質が失われて
好ましくない。前記重合体ブロック(E)の好ましい数
平均分子量は1.5万〜63万、より好ましくは3.5
万〜42万であって、共役ジエン部分の二重結合を80
%以上水素化された共役ジエン重合体ブロックである。
更に、前記成分(ロ−2)を得るためのブロック共重合体
を構成する前記重合体ブロック(F)は、ビニル結合含
量が25重量%未満、好ましくは20重量%未満のポリ
ブタジエン重合体ブロックである。ビニル結合含有量が
25重量%以上では水素化されると機械的強度が失わ
れ、かつブロック共重合体としての熱可塑性エラストマ
ー組成物の性質が失われる。
【0021】前記ブロック共重合体中における前記重合
体ブロック(F)の含有量は、5〜60重量%である。
前記重合体ブロック(F)の含有量が5重量%未満では
前記成分(ロ−2)の力学的性質が劣る一方、60重量%
を超えるとゴム的性質が失われて好ましくない。前記重
合体ブロック(F)の好ましい数平均分子量は、0.25万
〜42万であって、ポリブタジエンブロックのブタジエ
ン部分の二重結合を80%以上水素化された共重合体ブ
ロックである。また、前記成分(ロ−2)を構成するブロ
ック共重合体は、カップリング剤残基を介して重合体ブ
ロック(D),(E)または(F)のうち少なくとも一つの重合体
ブロックから成る重合体単体と結合し、例えば下記式
〜で表されるような重合体分子鎖が延長または分岐さ
れたブロック共重合体であっても良い。 [(D)−(E)−(F)]n−X [(D)−(E)−(F)]X[(D)−(E)] 〔〜式中、nは2〜4の整数、Xはカップリング剤残
基を示し、使用されるカップリング剤も前記成分(ロ−
1)で使用されたものと同じである。〕
【0022】以上のブロック共重合体が水素添加される
ことによって該ブロック共重合体の共役ジエン部分の二
重結合が飽和されることによって、水添ジエン系共重合
体であるブロック共重合体が得られる。ここに共役ジエ
ン部分の二重結合は、その80%以上飽和されているこ
とが必要であり、好ましくは90%以上、更に好ましく
は95〜100%である。共役ジエン部分の二重結合の
飽和率が80%未満では、熱可塑性エラストマー組成物
の熱安定性、耐久性が劣る。前記成分(ロ−2)の数平均
分子量は5万〜70万であり、好ましくは10万〜60
万である。5万未満では耐熱性、機械的強度、流動性、
加工性が低下し、70万を超えると流動性、加工性、柔
軟性が劣る。前記成分(ロ−2)は、例えば特開平2−1
33406号公報に開示されている方法によって得るこ
とができる。
【0023】前記成分(ロ−3)は、前記重合体ブロッ
ク(G)と前記重合体ブロック(H)とが(G)-(H)-(G)ま
たは(G)-(H)のように配列された直鎖状あるいは分岐状
のブロック共重合体の二重結合部分80%以上を水素添
加によって得られたものである。ここで前記成分(ロ−
3)を得るために用いられるビニル芳香族化合物及び共
役ジエンは、前記成分(ロ−1)を得るために用いられる
ものとして例示した化合物を挙げることができる。前記
成分(ロ−3)の中の前記重合体ブロック(G)は、水素
添加により通常の低密度ポリエチレン(LDPE)に類似の
構造を示す結晶性の重合体ブロックである。前記重合体
ブロック(G)の中の1,2-ビニル結合含量は、通常25
重量%以下であるが、好ましくは20重量%以下、更に
好ましくは15重量%以下である。前記重合体ブロック
(イ)の中の1,2-ビニル結合含量が25重量%を越えた
場合には、水素添加後の結晶融点の降下が著しく、機械
的強度が劣る。
【0024】また、前記重合体ブロック(H)は、共役
ジエン重合体ブロックあるいはビニル芳香族化合物-共
役ジエン共重合体ブロックであり、水素添加によりゴム
状のエチレン-ブテン-1共重合体ブロックであるいはビ
ニル芳香族化合物-ブテン-1共重合体ブロックと類似の
構造を示す重合体ブロックとなる。なお、前記重合体ブ
ロック(H)に使用されるビニル芳香族化合物の使用量
は、該重合体ブロック(H)を構成するモノマーの35
重量%以下、好ましくは30重量%以下、更に好ましく
は25重量%以下であり、35重量%を超えると前記重
合体ブロック(H)のガラス転移温度が上昇し、低温特
性、柔軟性が劣る。また、前記重合体ブロック(H)の
共役ジエン部分のビニル結合含量は25〜95重量%、
好ましくは25〜75重量%、更に好ましくは25〜5
5重量%であり、25重量%未満あるいは95重量%を
超えると水素添加により、例えば共役ジエンがブタジエ
ンの場合、夫々ポリエチレン連鎖、ポリブテン-1連鎖に
由来する結晶構造を示し、樹脂状の性状となって柔軟性
が劣る。また、前記重合体ブロック(H)を得るための
ブロック共重合体において、前記重合体ブロック(G)
と前記重合体ブロック(H)との割合は、通常前記重合
体ブロック(G)が5〜90重量%、好ましくは10〜
80重量%、前記重合体ブロック(H)が95〜10重
量%、好ましくは90〜20重量%〔但し、前記重合体
ブロック(G)+(H)=100重量%〕である。
【0025】前記重合体ブロック(G)が5重量%未満
で、前記重合体ブロック(H)が95重量%を超える場
合には、結晶性の重合体ブロックが不足し、前記成分
(ロ−3)の力学的性質が劣るために好ましくない。ま
た、前記重合体ブロック(G)が90重量%を超え、前
記重合体ブロック(H)が10重量%未満の場合には、
前記成分(ロ−3)の硬度が上昇して好ましくない。な
お、前記重合体ブロック(G)の好ましい数平均分子量
は、0.25万〜63万、より好ましくは1万〜48万
である。また、前記重合体ブロック(H)の好ましい数
平均分子量は0.5万〜66.5万、より好ましくは2
万〜54万である。なお、前記成分(ロ−3)を得るた
めのブロック共重合体は、カップリング剤残基を介して
前記重合体ブロック(G)と前記重合体ブロック(H)の
うち少なくとも一つの重合体ブロックから成る重合体単
体と結合し、例えば下記式〜で表されるように重合
体分子鎖が延長または分岐されたブロック共重合体であ
っても良い。
【0026】 〔(G)−(H)〕n−X 〔(G)−(H)−(G)〕n−X 〔式〜中、n及びXは、式〜のものと同じ。〕 また、カップリング剤も前記成分(ロ−1)に使用され
ているものと同じである。以上のブロック共重合体が水
素添加によって該 ブロック共重合体の共役ジエン部分
の二重結合が飽和されることによって、水添ジエン系共
重合体である前記成分(ロ−3)が得られる。ここで、
共役ジエン部分の二重結合は、その80%以上飽和され
ていることが必要であり、好ましくは90%以上、更に
好ましくは95〜100%である。共役ジエン部分の二
重結合の飽和率が80%未満では、熱可塑性エラストマ
ー組成物の熱安定性、耐久性が劣る。前記成分(ロ−
3)の数平均分子量は5万〜70万であり、好ましくは
10万〜60万である。5万未満では耐熱性、機械的強
度、流動性、加工性が低下し、70万を超えると、流動
性、加工性、柔軟性が劣る。前記成分(ロ−3)は、例
えば特開平3−128957号公報に開示されている方
法によって得ることができる。
【0027】本発明で前記成分(ロ)として用いる各水
添ジエン系共重合体は、官能基で変性した変性水添ブロ
ック重合体でも良い。かかる変性水添ブロック重合体は
水添ブロック重合体にカルボキシル基、酸無水物基、ヒ
ドロキシル基、エポキシ基、ハロゲン原子、アミノ基、
イソシアネート基、スルホニル基及びスルホネート基の
群から選ばれた少なくとも一種の官能基を含有して成る
ものである。この官能基を含有させる方法としては、 官能基を有する共役ジエンあるいはビニル芳香族化合
物を用い、単量体の官能基を保護した状態で共重合して
ブロック共重合体を得、重合完結後、脱保護を行う方法
で重合中に付加させる方法。 官能基を有するラジラル重合性単量体を既知のグラフ
ト化反応によって水添ブロック共重合体に付加させる方
法。 官能基を有する単量体を用い、有機過酸化物またはア
ゾ化合物の存在下または非存在下で水添ブロック重合体
をニーダ、ミキサ、押出機等を用いて混練して、官能基
を付加させる方法等が挙げられる。
【0028】これらの何れの方法を用いても、官能基を
効率的に付加させることができるが、工業的には前記
〜の方法が簡便であり、効果的である。この変性水添
ブロック共重合体中の官能基の量は、通常水添ブロック
重合体を構成する分子に対して0.01〜10モル%、
好ましくは0.1〜8モル%、更に好ましくは0.15
〜5モル%である。水添ブロック重合体に官能基を付加
する単量体の好ましい例としては、アクリル酸、メタク
リル酸、イタコン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、ア
クリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル、アリル
グリシジルエーテル、ヒドロキシプロピルメタクリレー
ト、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピ
ルアクリレート、メタクリル酸ジメチルアミノエチル等
が挙げられる。
【0029】本発明で前記成分(ハ)として用いる炭素
数が3以上のα-オレフィンを主成分とする結晶性α-オ
レフィン系共重合体は、ポリプロピレン、ポリ1-ブテ
ン、ポリ4-メチル-1-ペンテン、ポリ1-ヘキセン、プ
ロピレン-エチレン共重合体、プロピレン-1-ブテン共
重合体等が挙げられ、炭素数3以上のオレフィン成分含
有量が50モル%以上であることが好ましい。これらの
うちポリプロピレン、ランダムもしくはブロックエチレ
ン-プロピレン共重合体が好ましい。前記成分(ハ)は
結晶性であり、n-デカン不溶分が50重量%以上、好ま
しくは60重量%以上、更に好ましくは70重量%以上
である。n-デカン不溶分が50重量%未満のものを用い
ると、得られる熱可塑性エラストマー組成物の機械的強
度、成型加工性が損なわれる場合がある。
【0030】本発明に使用される前記成分(ニ)は、エ
チレン含有量が90モル%以上であり、公知の低圧法あ
るいは高圧法で製造されるポリエチレンあるいはエチレ
ン含有量が90モル%以上であるエチレンと炭素数3以
上のプロピレン、ブテン−1、4−メチル、ペンテン−
1、ヘキセン−1等のα−オレフィンとの共重合体であ
っても良い。本発明に使用される前記成分(イ)〜
(ニ)の配合量は、前記成分(イ)のオレフィン系共重
合ゴムが10〜90重量%、好ましくは30〜80重量
%、更に好ましくは30〜75重量%であり、前記成分
(ロ)の特定構造を持つ水添ジエン系共重合体が1〜8
0重量%、好ましくは20〜60重量%、更に好ましく
は30〜60重量%であり、前記成分(ハ)の炭素数3
以上のα-オレフィンを主成分とする結晶性α-オレフィ
ン系共重合体が5〜9重量%、好ましくは5〜7重量%
であり、前記成分(ニ)のエチレン共重合体が5〜20
重量%、好ましくは10〜15重量%〔但し、前記成分
(イ)+(ロ)+(ハ)+(ニ)=100重量%〕であ
る。かつ前記成分(イ)及び(ホ)の合計が61重量%
以上であり、前記成分(イ)及び(ホ)の合計と前記成
分(ロ)との重量比が90/10〜60/40である。
【0031】前記成分(イ)のオレフィン系共重合ゴム
が10重量%未満であると、得られる組成物のゴム弾性
及び柔軟性が悪化する一方、90重量%を超えると、得
られる組成物の成形加工性、機械的強度が悪化する。ま
た、前記成分(ハ)が5重量%未満であると、得られる
組成物の耐熱性が悪化する。また前記成分(ニ)が5重
量%未満であると、得られる機械的強度が低下する。
【0032】本発明に使用される前記成分(ホ)の鉱物
油系の可塑剤としては、ナフテン油、パラフィン系鉱物
油を用いることができる。このような油展により加工
性、柔軟性が更に向上する。この場合油展量は、オレフ
ィン系共重合ゴム当たり0〜200重量部、好ましくは
0〜100重量部、更に好ましくは0〜50重量部であ
る。
【0033】本発明に基づく熱可塑性エラストマー組成
物の製造は各成分の良好な分散が得られれば、如何なる
方法を採用しても良く、特に限定するものではない。通
常、ゴム・樹脂工業に使用されるロールミル、バンバリ
ーミキサー、加圧ニーダーなどの密閉型混練り機、また
は一軸押出機、二軸押出機などによって、対象ポリマー
を溶融混練する。なお、本発明の組成物の製造におい
て、混合温度(混練温度)は少なくとも(ロ)、
(ハ)、(ニ)の成分が溶融する温度であり、通常、1
20〜280℃の範囲である。また、前記成分(イ)〜
(ホ)のほかに、用途に応じて機械的強度、柔軟性、成
形性を損なわない程度の量の酸化防止剤、帯電防止剤、
耐候剤、紫外線吸収剤、滑剤、ブロッキング防止剤、シ
ール性改良剤、結晶核剤、防菌防黴剤、粘着付与剤、軟
化剤、可塑剤、着色剤,充填剤、無機系鉱物等を適宜配
合することができる。
【0034】上記添加剤の具体例として下記のものが挙
げられる。無機系鉱物としては、タルク、カオリン、炭
酸カルシウム、クレー、マイカ、ケイソウ土、酸化チタ
ン、ノイブルグ硅土等が挙げられる。その他の添加剤
は、特に限定されるものではなく、従来公知のものを用
いることができる。
【0035】次に本発明の自動車用ウェザストリップに
ついて説明する。本発明の自動車用ウェザストリップは
前記熱可塑性エラストマー組成物に、分解温度が170
℃〜210℃の範囲内に設定された発泡体を混入して、
化学発泡させてなる発泡体、もしくは気体又は超臨界流
体を用いて発泡させてなるシール部を具備してなること
を特徴とする。
【0036】本発明に使用される発泡剤としては、特に
限定するものではないが、アゾジカルボンアミド、N,N'
-ジニトロペンタメチレンテトラミン、4,4-オキシビス
(ベンゼンスルホニルヒドラジド)、ヒドラゾジカルボ
ンアミド、バリウムアゾジカルボキシレート等の有機系
の群、あるいは炭酸水素ナトリウム等の無機系の群から
一種又は二種以上の混合物が挙げられる。これらの発泡
剤を前記熱可塑性エラストマー組成物100重量部に対
して0.3〜1.2重量部混入して、該熱可塑性エラス
トマー組成物を発泡させて所望する形状に押出成形した
シール部を得ることができる。押出成形したシール部の
発泡倍率にして1.1〜3.0倍の範囲が好ましい。な
お、前記発泡剤は、その分解温度Dpが、例えば尿素や
アルカリ性物質を助剤として170℃〜210℃の範囲
内に調整したものが好ましく、170℃未満のものはセ
ル径が大きくなって発泡が不均一になり、表面粗さも大
きくなって外観上好ましくない。一方、210℃を超え
ると、オレフィン系熱可塑性エラストマーの軟化が著し
く促進されて、発泡が生じない。
【0037】また、本発明のウェザストリップは。上記
る熱可塑性エラストマー組成物を、二酸化炭素又は窒素
ガス、更には、超臨界状態の二酸化炭素又は窒素により
発泡させて形成されたシール部を具備してなることを特
徴とする。上記の二酸化炭素、窒素ガス、更には超臨界
状態の二酸化炭素及び窒素を発泡させる添加剤として用
いた場合、ウェザストリップのシール部を構成する発泡
体のセル径がより小となり、表面平滑性、および折り曲
げ時の折れシワ(R追従性)を、より一層向上させるこ
とができる。なお、二酸化炭素、窒素ガス、または超臨
界状態の二酸化炭素及び窒素を発泡剤として用い、ポリ
プロピレン中に微細な泡を含有する成形発泡体の製法に
ついては、米国特許第6、169、122号、米国特許
第6、231、942号及び国際特許(WO)98/0
8667号に開示されている。
【0038】本発明に基づくウェザストリップの一実施
態様について、添付した図面を参照して以下に詳述す
る。図1は本発明に基づくウェザストリップ10の要部
を示す横断面図であり、図2〜5及び図8,9はウェザ
ストリップ10の一部を構成するシール部成形体13の
横断面図である。図6及び7はシール部の折り曲げ時の
折れシワ(R追従性)評価方法の模式図であり、R1、
R2に2方向又はそのいずれかの方向から測定し、半径
折り曲げて折れシワ発生する最小Rを評価する。図7は
測定時の折れシワを拡大して示す図である。先ず、図1
に示したように、本発明に基づくウェザストリップ10
は、インサートメタルIMと共にその断面形状を略U字
状に形成された基体部11と、該基体部11の外側面か
ら突設した中空状シール部13と、また、基体部11の
右外側面から突設したリップ形状のシール部13と、前
記基体部11のU字状の両内側面から対向して突設させ
た爪部12とを具備して成る。上記中空状シール部13
とリップ形状のシール部13とを包括してシール部13
という。
【0039】前記シール部13は、前記の各成分(イ)
〜(ホ)を含有して成る熱可塑性エラストマー組成物に
上記の発泡剤、二酸化炭素、窒素ガス、超臨界状態の二
酸化炭素及び窒素の少なくとも一つを混入させて、前記
基体部11と前記爪部12と一体成形される。一方、前
記基体部11と前記爪部12は、前記の各成分(イ)〜
(ホ)を含有して成る前記熱可塑性エラストマー組成物
を用いて前記インサートメタルIMと共に所望する形状
に押出し成形されるのが好ましいが、前記シール部13
と押出同時加硫成形ができ、かつ前記シール部13との
界面接着力が十分である材質であれば、特に限定はしな
い。
【0040】なお、前記シール部13は、前記熱可塑性
エラストマー組成物に前記発泡剤、二酸化炭素、窒素ガ
ス、超臨界状態の二酸化炭素及び窒素の少なくとも一つ
を混入させた組成物を発泡させて所望する形状に押出成
形して作製される。本発明の上記シール部13は、その
表面光沢性、表面平滑性及びRが数段に改良されて、好
ましい外観性と弾性変形が付与される。
【0041】
【実施例】以下に本発明を実施例によって更に具体的に
説明するが、勿論本発明の範囲は、これらによって限定
されるものではない。実施例及び比較例で用いた熱可塑
性エラストマー組成物中のベースポリマー及び添加剤の
各成分は以下のものである。 (EPDM)エチレン-プロピレン-エチリデンノルボル
ネン共重合体(エチレン含有量80モル%、パラフィン
系オイル70phr油展)JSR(株)製、EP98A (水添ジエン系共重合体)G- H -G構造(Gは1,2-ビニル
結合含量の少ないポリブタジエン、Hは1,2-ビニル結合
含量の多いポリブタジエンで夫々のブタジエン部の二重
結合が水添されている)を有し、Gにビニル結合含量が
15重量%で、Hのビニル結合含量が35重量%で、全
分子量が300.000の水添ブロック共重合体
【0042】(PP) プロピレン-エチレンブロックポリマー(n-デカン不溶
分93.5重量%)(日本ポリケム(株)製、BC5C
W) (PE) 線状低密度ポリエチレン(日本ポリケム(株)製、UF4
23) (滑剤) エルカ酸アミド(日本精化(株)製、ニュートロンS) (老化防止剤−1) フェノール系酸化防止剤(チバスペシャリティケミカル
ズ(株)製、イルガノックス1010) (老化防止剤−2) ホスファイト系酸化防止剤(旭電化(株)製、PEP−3
6) (TPO) オレフィン系熱可塑性エラストマー(架橋タイプ)、
(エーイーエス・ジャパン(株)製 サントプレーン1
21−68W228)
【0043】その他、有機過酸化物(日本油脂(株)
製、パーヘキサ25B−40)、架橋剤(三共化成
(株)製、ジビニルベンゼン、純度55%)、アクリル
変性PTFE(三菱レイヨン(株)製、メタブレンA−
3000)、発泡剤(アゾジカルボンアミド)等を用い
た。
【0044】〔実施例1〜3、比較例1〜2〕上記の各
組成物を下記表に示す組成に配合しベースポリマー(T
PDM)として用い,又表1に示す重合開始剤等の添加
剤を配合した熱可塑性エラストマー組成物を用いて、実
施例1〜3、比較例1〜2の処方により、図2に準じた
シール部成形体10を成形し、自動車用ウェザストリッ
プを作製した。また、得られた実施例及び比較例の各試
料のシール部成形体の諸物性について測定した結果も表
1に示した。
【0045】
【表1】
【0046】表1に記載の各物性の評価は、下記の方法
によった。 (比重)水中置換法。 (吸水率)125mmHg×3分の条件下での水中減圧
法。 (光沢度)スガ試験機製、変角デジタル光沢計、入射角
60°にて測定。 (表面粗さ、μm)東京精密製、サーフコム103B、
ピックアップE−DT−SO2Aにて測定。 (セル径、μm)日本電子製、JSM−5500LVの
電子顕微鏡にて観察。 (R追従性(1)、(2))R追従性は、図7に示す方
法にて折れシワが発生する最小Rを測定した。そのとき
の評価点については、2方向あり、それぞれ、R追従性
(1)、(2)として、図6に示している。
【0047】表1から下記の事項が明らかである。 (1)実施例1〜3と、比較例1と比較例2との比較よ
り、本発明の熱可塑性エラストマー組成物の発泡体は、
従来のオレフィン系ポリマーの化学発泡体ならびに水発
泡体に比べて、表面光沢性、表面平滑性および折り曲げ
時の折れシワ(R追従性)が飛躍的に向上することを示
す。 (2)実施例1、2および3の比較より、本発明熱に用
いた可塑性エラストマー組成物の発泡手段の中では、超
臨界状態の二酸化炭素を使用することによって、表面光
沢性、表面平滑性およびR追従性を、より一層向上させ
ることができることを示す。上記のように、本発明に基
づく実施例のシール部成形体は、良好な表面光沢性、表
面平滑性およびR追従性を発現し、満足すべき結果を得
たが、比較例におけるシール部成形体は、表面光沢性、
表面平滑性およびR追従性において不満足なものであっ
た。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のウェザス
トリップは、特定のエチレンプロピレンジエン共重合体
ゴムマトリックスにポリオレフィン系結晶相の擬似架橋
点を分散させた熱可塑性エラストマー組成物に対して、
発泡剤を含有する組成物を発泡させて形成されたシール
部を具備することにより、表面光沢性及び表面平滑性が
良好で、かつ折り曲げ時の折れシワ(R追従性)に優れ
た耐久性を発現することができる。特に、二酸化炭素又
は窒素ガス、更に超臨界状態の二酸化炭素又は窒素によ
り発泡させて形成されたシール部は、前記品質をより一
層向上させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱可塑性エラストマー組成物の発泡成
形体(黒色で示したシール部)を具備するウェザストリ
ップの横断面図である(ドアインナーウェザストリップ
群)。
【図2】本発明のウェザストリップの一部を構成するシ
ール部の横断面図である(ドアアウターウェザストリッ
プ群)。
【図3】本発明のウェザストリップの一部を構成するシ
ール部の横断面図である(ドアアウターウェザストリッ
プ群)。
【図4】本発明のウェザストリップの一部を構成するシ
ール部の横断面図である(フード・カウンシール群)。
【図5】本発明のウェザストリップのスポンジ/ソリッ
ド複合部の一部を構成するシール部の横断面図である
(サブシールウェザストリップ群)。
【図6】R追従性の評価方法の模式図。
【図7】R追従性の測定時の折れ皺を拡大して示す図、
半径折り曲げて折れ皺発生する最小Rを評価する。
【図8】本発明のウェザストリップの一部を構成するシ
ール部の横断面図である(グラスランチャンネルウェザ
ストリップ群)。
【図9】本発明の自動車用ウェザストリップの一部を構
成するシール部の横断面図である(グラスランチャンネ
ルウェザストリップ群)。
【符号の説明】
10 本発明に基づくウェザストリップ 11 基体部 12 爪部 13 シール部 IM インサートメタル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 53:00 C08L 91:00 91:00) (72)発明者 天王 俊成 広島県広島市西区三篠町2丁目2番8号 西川ゴム工業株式会社内 (72)発明者 森川 明彦 東京都中央区築地2丁目11番24号 ジェイ エスアール株式会社内 (72)発明者 鼎 健太郎 東京都中央区築地2丁目11番24号 ジェイ エスアール株式会社内 Fターム(参考) 3D201 AA01 AA28 CA02 CA03 CA19 CA20 DA09 DA13 DA23 DA31 DA34 DA38 DA49 EA01D FA05 4F074 AA08B AA13B AA17 AA25 AA32B AA98 AA98B AC17 AC26 AC32 BA03 BA13 BA16 BA18 BA32 BA33 BA86 CA22 DA02 DA03 DA35 DA39 4J002 AE055 BB034 BB05W BB054 BB123 BB15W BB153 BB173 BP01X BP033 DE136 DE236 DJ036 DJ046 DJ056 FD327 GN00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ)エチレン-α-オレフィン系共重合
    体(エチレン含有量が90モル%未満)20〜85重量
    %、(ロ)下記(ロ−1)、(ロ−2)、及び(ロ−3)の群
    から得ばれた少なくとも一種の水添ジエン共重合体が5
    〜50重量%、(ハ)炭素数3以上のα-オレフィンを
    主成分とする結晶性α-オレフィン系共重合体が5〜9
    重量%、(ニ)エチレン系重合体(エチレン含量が90
    モル%以上)が5〜20重量%〔但し、前記(イ)+
    (ロ)+(ハ) +(ニ)=100重量%〕、及び(ホ)
    鉱物油系軟化剤が前記成分(イ)100重量部に対し0
    〜200重量部を含有し、 かつ、前記(イ)及び(ホ)の合計が61重量%以上で
    あり、前記(イ)及び(ホ)の合計と前記(ロ)との重
    量比が90/10〜60/40である熱可塑性エラスト
    マー組成物から成形されるシール部を有するウェザスト
    リップであって、前記熱可塑性エラストマー組成物10
    0重量部に対して、分解温度が170℃〜210℃の範
    囲内に設定された発泡剤を0.3〜1.2重量部含有す
    る熱可塑性エラストマー/発泡剤組成物を発泡させて形
    成されたシール部を具備してなることを特徴とするウェ
    ザストリップ。〔前記(ロ−1)は、(A)-(B)ブロック共
    重合体、(A)-(B)-(C)ブロック共重合体または(A)-(B)-
    (A)ブロック共重合体〔但し、前記(A)はビニル芳香族化
    合物重合体ブロック、前記(B)は共役ジエン重合体ブロ
    ックもしくはビニル芳香族化合物-共役ジエンランダム
    共重合体ブロック、前記(C)はビニル芳香族化合物が漸
    増するビニル芳香族化合物-共役ジエンテーパーブロッ
    クを示す重合体であって、ビニル芳香族化合物/共役ジ
    エンの割合が重量比で5〜60/95〜40、ブロック
    共重合体を構成する全モノマーに対する重合体ブロック
    (A)中のビニル芳香族化合物の結合含有量が3重量%以
    上、前記重合体ブロック(A)及び(C)中の合計ビニル芳香
    族化合物の結合含有量が3〜50重量%、前記重合体ブ
    ロック(B)中の共役ジエン部分のビニル結合含有量が2
    0重量%を超えるブロック共重合体、または該ブロック
    共重合体単位がカップリング剤残基を介して重合体分子
    鎖が延長または分岐された該ブロック共重合体、〕を水
    素添加し、共役ジエン部分のビニル二重結合の少なくと
    も80%が飽和した数平均分子量が5万〜70万である
    水添ジエン系共重合体もしくは変性水添ジエン系共重合
    体である。前記(ロ−2)は、重合体ブロック(D)、(E)及
    び(F)を夫々分子中に1個以上有する重合体ブロック共
    重合体〔但し、前記(D)はビニル芳香族化合物を主成分
    とする重合体ブロック、前記(E)は1,2-ビニル結合含
    量が25〜95重量%の共役ジエンを主成分とする重合
    体ブロック、前記(F)は1,2-ビニル結合含量が25重
    量%未満のポリブタジエン重合体ブロックを示し、これ
    らのブロック共重合体はカップリング剤残基を介して重
    合体分子鎖が延長または分岐されていても良い。〕であ
    って、ブロック共重合体中の重合体ブロック(D)の含量
    が5〜60重量%、重合体ブロック(E)の含量が30〜
    90重量%、重合体ブロック(F)の含量が5〜60重量
    %、〔但し、前記(D)+(E)+(F) =100重量%〕であ
    るブロック共重合体が水素添加されて共役ジエン部分の
    二重結合の少なくとも80%が飽和した数平均分子量が
    5万〜70万である水添ジエン系共重合体もしくは変性
    水添ジエン系共重合体である。前記(ロ−3)は、(G)-
    (H)-(G)または(G)-(H)で表されるブロック共重合体〔但
    し、前記(G)は1,2-ビニル結合含量が25%以下であ
    るポリブタジエン重合体ブロック、前記(H)は共役ジエ
    ン重合体ブロックもしくはビニル芳香族化合物-共役ジ
    エン重合体ブロックであって、共役ジエン部分のビニル
    結合量が25%を超える重合体ブロックを示し、これら
    のブロック共重合体はカップリング剤残基を介して重合
    体分子鎖が延長または分岐されていても良い。〕が水素
    添加されて共役ジエン部分の二重結合の少なくとも80
    %が飽和した数平均分子量が5万〜70万である水添ジ
    エン系共重合体もしくは変性水添ジエン系共重合体であ
    る。〕
  2. 【請求項2】 請求項1記載の 熱可塑性エラストマー
    組成物を二酸化炭素又は窒素ガスにより発泡させて形成
    されたシール部を具備してなることを特徴とするウェザ
    ストリップ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の 熱可塑性エラストマー
    組成物を超臨界状態の二酸化炭素又は窒素により発泡さ
    せて形成されたシール部を具備してなることを特徴とす
    るウェザストリップ。
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