JP2003268148A - ウェザストリップ - Google Patents

ウェザストリップ

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JP2003268148A
JP2003268148A JP2002078537A JP2002078537A JP2003268148A JP 2003268148 A JP2003268148 A JP 2003268148A JP 2002078537 A JP2002078537 A JP 2002078537A JP 2002078537 A JP2002078537 A JP 2002078537A JP 2003268148 A JP2003268148 A JP 2003268148A
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polymer
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polymer block
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Application number
JP2002078537A
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English (en)
Inventor
Shoichi Tsujiguchi
正一 辻口
Toshinari Tenou
俊成 天王
Akihiko Morikawa
明彦 森川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nishikawa Rubber Co Ltd
JSR Corp
Original Assignee
Nishikawa Rubber Co Ltd
JSR Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低圧縮永久ひずみと良発泡性の両立した熱可
塑性エラストマー組成物を用いた低圧縮永久ひずみを発
現する優れたウェザストリップを提供する。 【解決手段】 特定のエチレンプロピレンジエン共重合
体ゴム(EPDM)マトリックスに特定のポリオレフィ
ン系結晶相の擬似架橋点を分散させた熱可塑性エラスト
マー組成物を発泡倍率1.1〜3.0倍の範囲で発泡さ
せた発泡体(中空状シール部)を具備してなるウェザス
トリップにおいて、前記熱可塑性エラストマー組成物の
ゾル分測定法による架橋度が80〜95%の範囲であ
り、かつ測定温度210℃、引張速度0.5m/分にお
ける溶融張力が5〜15gfの範囲であることを特徴と
するウェザストリップ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェザストリップ
に関し、より詳しくは、エチレンプロピレンジエン共重
合体ゴム(EPDM)マトリックスにポリオレフィン系
結晶相の擬似架橋点を分散させた熱可塑性エラストマー
組成物を改良し、これを用いた自動車のドアパネル周辺
あるいはドアパネルに適用されるドア開口部周辺を密封
するための熱可塑性エラストマー製のウェザストリップ
に関し、特に圧縮永久ひずみを低く改良したウェザスト
リップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のドアパネル周辺あるいはドアパ
ネルにおけるフランジ部等にその基体部の一部を固定し
て、該基体部から密封対象物に向けて突出し、該対象物
との接触で弾性変形可能な中空状又はリップ状シール部
は、従来、熱可塑性エラストマー組成物を化学発泡また
は水発泡処理した発砲体を利用して所望する密封性を付
与させていた。しかしながら、従来の中空状シール部
は、その表面平滑性と表面光沢性が低く、かつ折り曲げ
時の折れシワが発生し易かった。このウェザストリップ
における中空状シール部の問題点を解消する手段とし
て、例えば、特願2000−385827号には、エチ
レンプロピレンジエン共重合体ゴム(EPDM)マトリ
ックスにポリオレフィン系結晶相の擬似架橋点を分散さ
せた非架橋性の熱可塑性エラストマー組成物を発泡させ
てなる発泡体を具備してなる外観性及び密封性に優れた
ウェザストリップが提案されている。
【0003】しかしながら、上記熱可塑性エラストマー
組成物を発泡させてなる発泡体を中空シール部として具
備してなるウェザストリップの欠点として、圧縮永久ひ
ずみ(Cs)が高いという難点がある。一般的な熱可塑
性エラストマー組成物の圧縮永久ひずみの改善策とし
て、化学結合による架橋を付与し、その架橋密度を増加
させることが知られている。しかし上記熱可塑性エラス
トマー組成物に架橋構造を付与すると、発泡性が著しく
損なわれるという別の問題が生じ、改善は困難という問
題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、上記のようなウェザストリップに用いる熱可塑性エ
ラストマー組成物の有する問題あるいは課題を解決する
ものであり、低圧縮永久ひずみと良発泡性の両立した熱
可塑性エラストマー組成物を用いた低圧縮永久ひずみを
発現する優れたウェザストリップを提供することにあ
る。なお、低圧縮永久ひずみとは、後述の試験法による
測定値が40%以下である。また、ここでいう良発泡性
とは、発泡倍率にして、1.4倍以上で吸水率にして、
10%以下のものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、低圧縮永久ひずみ
と良発泡性の両立した熱可塑性エラストマー組成物の材
料物性要件と配合処方を見出し、本発明に到達したもの
である。即ち本発明のウェザストリップは以下の通りで
ある。
【0006】(1)(イ)エチレン-α-オレフィン系共
重合体(エチレン含有量が90モル%未満)20〜85
重量%、(ロ)下記(ロ−1)、(ロ−2)、及び(ロ−3)
の群から得ばれた少なくとも一種の水添ジエン共重合体
が5〜50重量%、(ハ)炭素数3以上のα-オレフィ
ンを主成分とする結晶性α-オレフィン系共重合体が5
〜9重量%、(ニ)エチレン系重合体(エチレン含量が
90モル%以上)が5〜20重量%〔但し、前記(イ)
+(ロ)+(ハ) +(ニ)=100重量%〕、及び
(ホ)鉱物油系軟化剤が前記成分(イ)100重量部に
対し0〜200重量部を含有し、かつ、前記(イ)及び
(ホ)の合計が61重量%以上であり、前記(イ)及び
(ホ)の合計と前記(ロ)との重量比が90/10〜6
0/40である熱可塑性エラストマー組成物を、発泡倍
率にして1.1〜3.0倍の範囲で化学発泡させてなる
発泡体を具備してなるウェザストリップにおいて、前記
熱可塑性エラストマー組成物のゲル分測定法による架橋
度が80〜95%の範囲であり、かつ測定温度210
℃、引張速度0.5m/分における溶融張力が5〜15
gfの範囲であることを特徴とするウェザストリップ。
【0007】[前記(ロ−1)は、(A)-(B)ブロック共重
合体、(A)-(B)-(C)ブロック共重合体または(A)-(B)-(A)
ブロック共重合体〔但し、前記(A)はビニル芳香族化合
物重合体ブロック、前記(B)は共役ジエン重合体ブロッ
クもしくはビニル芳香族化合物-共役ジエンランダム共
重合体ブロック、前記(C)はビニル芳香族化合物が漸増
するビニル芳香族化合物-共役ジエンテーパーブロック
を示す重合体であって、ビニル芳香族化合物/共役ジエ
ンの割合が重量比で5〜60/95〜40、ブロック共
重合体を構成する全モノマーに対する重合体ブロック
(A)中のビニル芳香族化合物の結合含有量が3重量%以
上、前記重合体ブロック(A)及び(C)中の合計ビニル芳香
族化合物の結合含有量が3〜50重量%、前記重合体ブ
ロック(B)中の共役ジエン部分のビニル結合含有量が2
0重量%を超えるブロック共重合体、または該ブロック
共重合体単位がカップリング剤残基を介して重合体分子
鎖が延長または分岐された該ブロック共重合体、〕を水
素添加し、共役ジエン部分のビニル二重結合の少なくと
も80%が飽和した数平均分子量が5万〜70万である
水添ジエン系共重合体もしくは変性水添ジエン系共重合
体である。
【0008】前記(ロ−2)は、重合体ブロック(D)、(E)
及び(F)を夫々分子中に1個以上有する重合体ブロック
共重合体〔但し、前記(D)はビニル芳香族化合物を主成
分とする重合体ブロック、前記(E)は1,2-ビニル結合
含量が25〜95重量%の共役ジエンを主成分とする重
合体ブロック、前記(F)は1,2-ビニル結合含量が25
重量%未満のポリブタジエン重合体ブロックを示し、こ
れらのブロック共重合体はカップリング剤残基を介して
重合体分子鎖が延長または分岐されていても良い。〕で
あって、ブロック共重合体中の重合体ブロック(D)の含
量が5〜60重量%、重合体ブロック(E)の含量が30
〜90重量%、重合体ブロック(F)の含量が5〜60重
量%、〔但し、前記(D)+(E)+(F) =100重量%〕で
あるブロック共重合体が水素添加されて共役ジエン部分
の二重結合の少なくとも80%が飽和した数平均分子量
が5万〜70万である水添ジエン系共重合体もしくは変
性水添ジエン系共重合体である。
【0009】前記(ロ−3)は、(G)-(H)-(G)または(G)-
(H)で表されるブロック共重合体〔但し、前記(G)は1,
2-ビニル結合含量が25%以下であるポリブタジエン
重合体ブロック、前記(H)は共役ジエン重合体ブロック
もしくはビニル芳香族化合物-共役ジエン重合体ブロッ
クであって、共役ジエン部分のビニル結合量が25%を
超える重合体ブロックを示し、これらのブロック共重合
体はカップリング剤残基を介して重合体分子鎖が延長ま
たは分岐されていても良い。〕が水素添加されて共役ジ
エン部分の二重結合の少なくとも80%が飽和した数平
均分子量が5万〜70万である水添ジエン系共重合体も
しくは変性水添ジエン系共重合体である。]
【0010】(2)前記(1)記載の熱可塑性エラスト
マー組成物を、化学発泡させる代わりに、超臨界流体を
用いて発泡させてなる発泡体を具備してなることを特徴
とするウェザストリップ。
【0011】(3)前記(1)又は(2)記載の熱可塑
性エラストマー組成物(ベースポリマー)100重量部
に対して、無機系鉱物(核剤)を0.05〜5重量部の
範囲で含有することを特徴とする前記(1)又は(2)
記載のウェザストリップ。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明のウェザストリップ
について説明する。先ず、本発明のウェザストリップ
は、前記のように、(イ)エチレン-α-オレフィン系共
重合体(エチレン含有量が90モル%未満)20〜85
重量%、(ロ)下記(ロ−1)、(ロ−2)、及び(ロ−3)
の群から得ばれた少なくとも一種の水添ジエン共重合体
が5〜50重量%、(ハ)炭素数3以上のα-オレフィ
ンを主成分とする結晶性α-オレフィン系共重合体が5
〜9重量%、(ニ)エチレン系重合体(エチレン含量が
90モル%以上)が5〜20重量%〔但し、前記(イ)
+(ロ)+(ハ) +(ニ)=100重量%〕、及び
(ホ)鉱物油系軟化剤が前記成分(イ)100重量部に
対し0〜200重量部を含有し、 かつ、前記(イ)及
び(ホ)の合計が61重量%以上であり、前記(イ)及
び(ホ)の合計と前記(ロ)との重量比が90/10〜
60/40である熱可塑性エラストマー組成物を、発泡
倍率にして1.1〜3.0倍の範囲で化学発泡させてな
る発泡体を具備してなるウェザストリップであって、前
記熱可塑性エラストマーの、ゲル分測定法による架橋度
が80〜95%の範囲であり、かつ測定温度210℃、
引張速度0.5m/分における溶融張力が5〜15gf
の範囲であることを特徴とするウェザストリップであ
る。
【0013】前記成分(イ)は、エチレン含有量が90
モル%未満である必要がある。前記エチレン成分の含有
量が90モル%以上になり、α-オレフィン成分の含有
量が10モル%以下になると、該 オレフィン系共重合
ゴムの柔軟性が不足するためである。前記成分(イ)の
オレフィン系共重合ゴムは、例えばエチレン・プロピレ
ン共重合ゴム、エチレン・プロピレン・非共役ジエン三
元共重合ゴム、エチレン・1-ブテン共重合ゴム、エチ
レン・1-ブテン・非共役ジエン三元共重合ゴムのよう
なオレフィンを主成分とする非晶性の弾性共重合体が用
いられる。
【0014】これらのエチレン・α-オレフィン・非共
役ジエン系共重合ゴムにおいて、エチレン/α-オレフ
ィンのモル比として50/50〜90/10で共重合さ
れていることが望ましく、非共役ジエンとしてはエチリ
ンデンノルボネルン、ジシクロベンタジエン、1,4-ヘキ
サジエンが好ましく、ヨウ素価表示で40以下になる量
で存在することが望ましい。これらの共重合ゴムは、ム
ーニー粘度ML1+4100℃が10〜500、好ましくは
30〜400である。前記オレフィン系共重合ゴムにお
いて、エチレン含有量が50モル%よりも多くなると、
その機械的強度が不足するので好ましくない。また、ム
ーニー粘度ML1+4100℃が10よりも小さいと、機械
的強度が低くなり、500より大きいとポリオレフィン
系樹脂との分散不良が生じて好ましくない。また、前記
オレフィン系ゴムは単独または二種以上を併用すること
ができる。
【0015】次に、前記成分(ロ)の水添系共重合体
を(ロ−1)、(ロ−2)、(ロ−3)成分に分けて説明する。
前記成分(ロ−1)は、前記重合体ブロック(A)と前記重
合体ブロック(B)と前記重合体ブロック(C)とが、前
記(A)-(B)、(A)-(B)-(C)または(A)-(B)-(A)のように配
列されたブロック共重合体を水素添加して得られたもの
である。ここで、前記成分(ロ−1)を得るために用いら
れるビニル芳香族化合物は、スチレン、t-ブチルスチレ
ン、α-メチルスチレン、p-メチルスチレン、ジビニル
ベンゼン、1,1-ジフィニルスチレン、N,N-ジメチル-p-
アミノエチルスチレン、ビニルピリジン等があげられる
が、特に、スチレン、α-メチルスチレンが好ましい。
また、前記成分(ロ−1)を得るために用いられる共役ジ
エンは、1,3-ブタジエン、イソプレン、2,3-ジメチル-
1,3-ブタジエン、1,3-ペンタジエン、1,3-ヘキサジエ
ン、4,5-ジエチル-1,3-オクタジエン、3-ブチル-1,3-オ
クタジエン、クロロプレン等が挙げられるが、工業的に
利用でき、また物性が優れた水添ジエン系共重合体を得
るには、1,3-ブタジエン、イソプレン、1,3-ペンタジエ
ンが好ましく、更に好ましくは、1,3-ブタジエンであ
る。
【0016】前記成分(ロ−1)における、前記重合体ブ
ロック(A)はビニル芳香族化合物を主成分とする重合体
ブロックであり、他に可能なビニル芳香族を好ましくは
10重量%以下、更に好ましくは10重量%以下共重合
しても良い。水素添加されるブロック共重合体において
は、これを構成するビニル芳香族化合物/共役ジエンの
好ましい重量比は、5〜60/95〜40であり、更に
好ましくは7〜50/93〜50である。前記ビニル芳
香族化合物が5重量%未満(共役ジエンが95%を超え
る)では、強度、加工性、耐熱性が劣り、得られた水添
ジエン系共重合体をペレット化した場合、ブロッキング
し易くなる。前記ビニル芳香族が60重量%を超える
(共役ジエンが40重量%未満)と樹脂状になり、耐衝
撃性、低温特性が劣る。前記重合体ブロック(A)または
前記重合体ブロック(C)中の前記ビニル芳香族化合物
の好ましい結合量は全モノマーの3〜50重量%であ
り、更に好ましくは5〜40重量%、望ましくは5〜3
0重量%である。前記重合体ブロック(A)または前記重
合体ブロック(C)中の前記ビニル芳香族化合物の結合
量が全モノマーの3重量%未満では耐熱性、機械的強度
が劣り、また得られた水添ジエン系共重合体をペレット
化した場合、ブロッキングし易くなるほか、他の成分と
ブレンドした場合加工性が劣る一方、50重量%を超え
ると、透明性、柔軟性、加工性、低温特性が劣る。ま
た、前記重合体ブロック(A)中の前記ビニル芳香族化合
物の好ましい結合量は、前記成分(ロ−1)を構成する全
モノマーの少なくとも3重量%以上、更に好ましくは5
〜30重量%である。前記重合体ブロック(A)中の前記
ビニル芳香族化合物の結合含有量が全モノマーの3重量
%未満では、他の成分とブレンドした場合、機械的強
度、耐熱性、加工性が劣る。更に水素添加されるブロッ
ク共重合体 においては、前記重合体ブロック(B)中の
共役ジエン部分におけるビニル結合量は好ましくは20
%以上、更に好ましくは40%以上望ましくは60%以
上である。このビニル結合量が20%以下の場合、樹脂
成分とブレンドしても柔軟性の改良効果が十分に発現さ
れない。
【0017】なお、前記(A)-(B)、(A)-(B)-(C)または
(A)-(B)-(A)ブロック共重合体は、カップリング剤残基
を介して下記式〜で表されるような重合体分子鎖が
延長または分岐されたブロック共重合体であっても良
い。 [(A)−(B)]n−X [(A)−(B)−(C)]n−X [(A)−(B)−(A)]n−X [式中、(A)、(B)及び(C)は前述した各ブロック共重合体
であって、nは2〜4の整数、Xはカップリング剤残基を
示す] この際のカップリング剤は、例えばアジピン酸ジエチ
ル、ジビニルベンゼン、テトラクロロケイ素、テトラク
ロロゲルマニウム、1,2-ジブロエタン、1,4-クロロメチ
ルベンゼン、ビス(トリクロスシリル)エタン、エポキ
シ化アマニ油、トリレンジイソシアネート、1,2,4-ベン
ゼントリイソシアネート等が挙げられる。
【0018】なお、前記ブロック共重合体中の前記重合
体ブロック(A)、前記重合体ブロック(B)及び前記重合体
ブロック(C)の含有量は、通常前記重合体ブロック(A)が
3〜50重量%、好ましくは4〜40重量%、前記重合
体ブロック(B)が30〜97重量%、好ましくは35
〜94重量%、前記重合体ブロック(C)が0〜50重量
%、好ましくは2〜40重量%、[但し、前記(A)+(B)
+(C) =100重量%]である。また、前記重合体ブロッ
ク(A)〜前記重合体ブロック(C)の数平均分子量は、前記
重合体ブロック(A)が0・15万〜35万、前記重合体ブロ
ック(B)が1.5万〜67.9万、より好ましくは
3.5万〜56.4万、前記重合体ブロック(C)が0〜
35万、より好ましくは0.2万〜24万の範囲であ
る。
【0019】以上のブロック共重合体が水素添加される
ことにより、該ブロック共重合体の共役ジエン部分の二
重結合が飽和されて水添ジエン系共重合体である前記成
分(ロ−1)が得られる。ここで、前記共役ジエン部分の
二重結合は、その80%以上、好ましくは90%以上、
更に好ましくは95〜100%が飽和されることが必要
で、80%未満では熱可塑性エラストマー組成物の熱安
定性、耐久性が劣るものとなる。前記成分(ロ−1)の数
平均分子量は5〜70万であり、好ましくは10万〜6
0万である。5万未満では耐熱性、強度、流動性、加工
性が低下する。70万を超えると、流動性、加工性、柔
軟性が劣る。本発明に使用される前記成分(ロ−1)は、
例えば特開平3−72512号公報に開示されている方
法によって得ることができる。
【0020】前記成分(ロ−2)を得るために用いられる
ビニル芳香族化合物及び共役ジエンは、前記成分(ロ−
1)を得るために用いられるものと同じである。前記成
分(ロ−2)の水添ジエン系共重合体を構成する好ましい
前記重合体ブロック(D)は、ビニル芳香族化合物を主
成分とする重合体ブロックであり、詳細にはビニル芳香
族化合物の単独重合体あるいは該ビニル芳香族化合物を
前記重合体ブロック(D)の中に90重量%以上有する
共役ジエンとの共重合体の共役部分の80重量%以上が
水素化された重合体ブロックが望ましい。前記重合体ブ
ロック(D)の中のビニル芳香族化合物含有量が90重
量%未満では、強度、耐候性が低下する。前記成分(ロ
−2)中の前記重合体ブロック(D)の好ましい含有量は
5〜60重量%、更に好ましくは10〜55重量%であ
る。また、前記重合体ブロック(D)の好ましい数平均
分子量は、0.2〜42万である。5重量%未満では耐
熱性、機械的強度が劣る一方、60重量%を超えると、
加工性、柔軟性が劣る。また、前記(ロ−2)水添ジエン
系共重合体を構成する好ましい前記重合体ブロック
(E)の含有量は、30〜90重量%、より好ましくは
35〜80重量%である。前記重合体ブロック(E)の
含有量が30重量%未満では柔軟性が低下する一方、9
0重量%を超えると加工性、機械的強度が低下する。
【0021】前記重合体ブロック(E)に含まれる水素
添加前の共役ジエン部分のビニル結合含量は、好ましく
は25〜95重量%、より好ましくは30〜90重量%
である。前記重合体ブロック(E)となる水素添加前の
共役ジエンブロックのうち、例えば共役ジエンがブタジ
エンの場合, ビニル結合含量が25重量%未満では、水
素化されるとポリエチレン連鎖が生成し、ゴム的性質が
失われる一方、95重量%を超えると水素化された場
合、ガラス転移温度が高くなり、ゴム的性質が失われて
好ましくない。前記重合体ブロック(E)の好ましい数
平均分子量は1.5万〜63万、より好ましくは3.5
万〜42万であって、共役ジエン部分の二重結合を80
%以上水素化された共役ジエン重合体ブロックである。
更に、前記成分(ロ−2)を得るためのブロック共重合体
を構成する前記重合体ブロック(F)は、ビニル結合含
量が25重量%未満、好ましくは20重量%未満のポリ
ブタジエン重合体ブロックである。ビニル結合含有量が
25重量%以上では水素化されると機械的強度が失わ
れ、かつブロック共重合体としての熱可塑性エラストマ
ー組成物の性質が失われる。
【0022】前記ブロック共重合体中における前記重合
体ブロック(F)の含有量は、5〜60重量%である。
前記重合体ブロック(F)の含有量が5重量%未満では
前記成分(ロ−2)の力学的性質が劣る一方、60重量%
を超えるとゴム的性質が失われて好ましくない。前記重
合体ブロック(F)の好ましい数平均分子量は、0.25万
〜42万であって、ポリブタジエンブロックのブタジエ
ン部分の二重結合を80%以上水素化された共重合体ブ
ロックである。また、前記成分(ロ−2)を構成するブロ
ック共重合体は、カップリング剤残基を介して重合体ブ
ロック(D),(E)または(F)のうち少なくとも一つの重合体
ブロックから成る重合体単体と結合し、例えば下記式
〜で表されるような重合体分子鎖が延長または分岐さ
れたブロック共重合体であっても良い。 [(D)−(E)−(F)]n−X [(D)−(E)−(F)]X[(D)−(E)] 〔〜式中、nは2〜4の整数、Xはカップリング剤残
基を示し、使用されるカップリング剤も前記成分(ロ−
1)で使用されたものと同じである。〕
【0023】以上のブロック共重合体が水素添加される
ことによって該ブロック共重合体の共役ジエン部分の二
重結合が飽和されることによって、水添ジエン系共重合
体であるブロック共重合体が得られる。ここに共役ジエ
ン部分の二重結合は、その80%以上飽和されているこ
とが必要であり、好ましくは90%以上、更に好ましく
は95〜100%である。共役ジエン部分の二重結合の
飽和率が80%未満では、熱可塑性エラストマー組成物
の熱安定性、耐久性が劣る。前記成分(ロ−2)の数平均
分子量は5万〜70万であり、好ましくは10万〜60
万である。5万未満では耐熱性、機械的強度、流動性、
加工性が低下し、70万を超えると流動性、加工性、柔
軟性が劣る。前記成分(ロ−2)は、例えば特開平2−1
33406号公報に開示されている方法によって得るこ
とができる。
【0024】前記成分(ロ−3)は、前記重合体ブロッ
ク(G)と前記重合体ブロック(H)とが(G)-(H)-(G)ま
たは(G)-(H)のように配列された直鎖状あるいは分岐状
のブロック共重合体の二重結合部分80%以上を水素添
加によって得られたものである。ここで前記成分(ロ−
3)を得るために用いられるビニル芳香族化合物及び共
役ジエンは、前記成分(ロ−1)を得るために用いられる
ものとして例示した化合物を挙げることができる。前記
成分(ロ−3)の中の前記重合体ブロック(G)は、水素
添加により通常の低密度ポリエチレン(LDPE)に類似の
構造を示す結晶性の重合体ブロックである。前記重合体
ブロック(G)の中の1,2-ビニル結合含量は、通常25
重量%以下であるが、好ましくは20重量%以下、更に
好ましくは15重量%以下である。前記重合体ブロック
(イ)の中の1,2-ビニル結合含量が25重量%を越えた
場合には、水素添加後の結晶融点の降下が著しく、機械
的強度が劣る。
【0025】また、前記重合体ブロック(H)は、共役
ジエン重合体ブロックあるいはビニル芳香族化合物-共
役ジエン共重合体ブロックであり、水素添加によりゴム
状のエチレン-ブテン-1共重合体ブロックであるいはビ
ニル芳香族化合物-ブテン-1共重合体ブロックと類似の
構造を示す重合体ブロックとなる。なお、前記重合体ブ
ロック(H)に使用されるビニル芳香族化合物の使用量
は、該重合体ブロック(H)を構成するモノマーの35
重量%以下、好ましくは30重量%以下、更に好ましく
は25重量%以下であり、35重量%を超えると前記重
合体ブロック(H)のガラス転移温度が上昇し、低温特
性、柔軟性が劣る。また、前記重合体ブロック(H)の
共役ジエン部分のビニル結合含量は25〜95重量%、
好ましくは25〜75重量%、更に好ましくは25〜5
5重量%であり、25重量%未満あるいは95重量%を
超えると水素添加により、例えば共役ジエンがブタジエ
ンの場合、夫々ポリエチレン連鎖、ポリブテン-1連鎖に
由来する結晶構造を示し、樹脂状の性状となって柔軟性
が劣る。また、前記重合体ブロック(H)を得るための
ブロック共重合体において、前記重合体ブロック(G)
と前記重合体ブロック(H)との割合は、通常前記重合
体ブロック(G)が5〜90重量%、好ましくは10〜
80重量%、前記重合体ブロック(H)が95〜10重
量%、好ましくは90〜20重量%〔但し、前記重合体
ブロック(G)+(H)=100重量%〕である。
【0026】前記重合体ブロック(G)が5重量%未満
で、前記重合体ブロック(H)が95重量%を超える場
合には、結晶性の重合体ブロックが不足し、前記成分
(ロ−3)の力学的性質が劣るために好ましくない。ま
た、前記重合体ブロック(G)が90重量%を超え、前
記重合体ブロック(H)が10重量%未満の場合には、
前記成分(ロ−3)の硬度が上昇して好ましくない。な
お、前記重合体ブロック(G)の好ましい数平均分子量
は、0.25万〜63万、より好ましくは1万〜48万
である。また、前記重合体ブロック(H)の好ましい数
平均分子量は0.5万〜66.5万、より好ましくは2
万〜54万である。なお、前記成分(ロ−3)を得るた
めのブロック共重合体は、カップリング剤残基を介して
前記重合体ブロック(G)と前記重合体ブロック(H)の
うち少なくとも一つの重合体ブロックから成る重合体単
体と結合し、例えば下記式〜で表されるように重合
体分子鎖が延長または分岐されたブロック共重合体であ
っても良い。
【0027】 〔(G)−(H)〕n−X 〔(G)−(H)−(G)〕n−X 〔式〜中、n及びXは、式〜のものと同じ。〕 また、カップリング剤も前記成分(ロ−1)に使用され
ているものと同じである。以上のブロック共重合体が水
素添加によって該 ブロック共重合体の共役ジエン部分
の二重結合が飽和されることによって、水添ジエン系共
重合体である前記成分(ロ−3)が得られる。ここで、
共役ジエン部分の二重結合は、その80%以上飽和され
ていることが必要であり、好ましくは90%以上、更に
好ましくは95〜100%である。共役ジエン部分の二
重結合の飽和率が80%未満では、熱可塑性エラストマ
ー組成物の熱安定性、耐久性が劣る。前記成分(ロ−
3)の数平均分子量は5万〜70万であり、好ましくは
10万〜60万である。5万未満では耐熱性、機械的強
度、流動性、加工性が低下し、70万を超えると、流動
性、加工性、柔軟性が劣る。前記成分(ロ−3)は、例
えば特開平3−128957号公報に開示されている方
法によって得ることができる。
【0028】本発明で前記成分(ロ)として用いる各水
添ジエン系共重合体は、官能基で変性した変性水添ブロ
ック重合体でも良い。かかる変性水添ブロック重合体は
水添ブロック重合体にカルボキシル基、酸無水物基、ヒ
ドロキシル基、エポキシ基、ハロゲン原子、アミノ基、
イソシアネート基、スルホニル基及びスルホネート基の
群から選ばれた少なくとも一種の官能基を含有して成る
ものである。この官能基を含有させる方法としては、 官能基を有する共役ジエンあるいはビニル芳香族化合
物を用い、単量体の官能基を保護した状態で共重合して
ブロック共重合体を得、重合完結後、脱保護を行う方法
で重合中に付加させる方法。 官能基を有するラジラル重合性単量体を既知のグラフ
ト化反応によって水添ブロック共重合体に付加させる方
法。 官能基を有する単量体を用い、有機過酸化物またはア
ゾ化合物の存在下または非存在下で水添ブロック重合体
をニーダ、ミキサ、押出機等を用いて混練して、官能基
を付加させる方法等が挙げられる。
【0029】これらの何れの方法を用いても、官能基を
効率的に付加させることができるが、工業的には前記
〜の方法が簡便であり、効果的である。この変性水添
ブロック共重合体中の官能基の量は、通常水添ブロック
重合体を構成する分子に対して0.01〜10モル%、
好ましくは0.1〜8モル%、更に好ましくは0.15
〜5モル%である。水添ブロック重合体に官能基を付加
する単量体の好ましい例としては、アクリル酸、メタク
リル酸、イタコン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、ア
クリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル、アリル
グリシジルエーテル、ヒドロキシプロピルメタクリレー
ト、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピ
ルアクリレート、メタクリル酸ジメチルアミノエチル等
が挙げられる。
【0030】本発明で前記成分(ハ)として用いる炭素
数が3以上のα-オレフィンを主成分とする結晶性α-オ
レフィン系共重合体は、ポリプロピレン、ポリ1-ブテ
ン、ポリ4-メチル-1-ペンテン、ポリ1-ヘキセン、プ
ロピレン-エチレン共重合体、プロピレン-1-ブテン共
重合体等が挙げられ、炭素数3以上のオレフィン成分含
有量が50モル%以上であることが好ましい。これらの
うちポリプロピレン、ランダムもしくはブロックエチレ
ン-プロピレン共重合体が好ましい。前記成分(ハ)は
結晶性であり、n-デカン不溶分が50重量%以上、好ま
しくは60重量%以上、更に好ましくは70重量%以上
である。n-デカン不溶分が50重量%未満のものを用い
ると、得られる熱可塑性エラストマー組成物の機械的強
度、成型加工性が損なわれる場合がある。
【0031】本発明に使用される前記成分(ニ)は、エ
チレン含有量が90モル%以上であり、公知の低圧法あ
るいは高圧法で製造されるポリエチレンあるいはエチレ
ン含有量が90モル%以上であるエチレンと炭素数3以
上のプロピレン、ブテン−1、4−メチル、ペンテン−
1、ヘキセン−1等のα−オレフィンとの共重合体であ
っても良い。本発明に使用される前記成分(イ)〜
(ニ)の配合量は、前記成分(イ)のオレフィン系共重
合ゴムが10〜90重量%、好ましくは30〜80重量
%、更に好ましくは30〜75重量%であり、前記成分
(ロ)の特定構造を持つ水添ジエン系共重合体が1〜8
0重量%、好ましくは20〜60重量%、更に好ましく
は30〜60重量%であり、前記成分(ハ)の炭素数3
以上のα-オレフィンを主成分とする結晶性α-オレフィ
ン系共重合体が5〜9重量%、好ましくは5〜7重量%
であり、前記成分(ニ)のエチレン共重合体が5〜20
重量%、好ましくは10〜15重量%〔但し、前記成分
(イ)+(ロ)+(ハ)+(ニ)=100重量%〕であ
る。かつ前記成分(イ)及び(ホ)の合計が61重量%
以上であり、前記成分(イ)及び(ホ)の合計と前記成
分(ロ)との重量比が90/10〜60/40である。
【0032】前記成分(イ)のオレフィン系共重合ゴム
が10重量%未満であると、得られる組成物のゴム弾性
及び柔軟性が悪化する一方、90重量%を超えると、得
られる組成物の成形加工性、機械的強度が悪化する。ま
た、前記成分(ハ))が5重量%未満であると、得られ
る組成物の耐熱性が悪化する。また前記成分(ニ)が5
重量%未満であると、得られる機械的強度が低下する。
【0033】本発明に使用される前記成分(ホ)の鉱物
油系の可塑剤としては、ナフテン油、パラフィン系鉱物
油を用いることができる。このような油展により加工
性、柔軟性が更に向上する。この場合油展量は、オレフ
ィン系共重合ゴム当たり0〜200重量部、好ましくは
0〜100重量部、更に好ましくは0〜50重量部であ
る。
【0034】本発明に基づく熱可塑性エラストマー組成
物の製造は各成分の良好な分散が得られれば、如何なる
方法を採用しても良く、特に限定するものではない。通
常、ゴム・樹脂工業に使用されるロールミル、バンバリ
ーミキサー、加圧ニーダーなどの密閉型混練り機、また
は一軸押出機、二軸押出機などによって、対象ポリマー
を溶融混練する。なお、本発明の組成物の製造におい
て、混合温度(混練温度)は少なくとも(ロ)、
(ハ)、(ニ)の成分が溶融する温度であり、通常、1
20〜280℃の範囲である。また、前記成分(イ)〜
(ホ)のほかに、用途に応じて機械的強度、柔軟性、成
形性を損なわない程度の量の酸化防止剤、帯電防止剤、
耐候剤、紫外線吸収剤、滑剤、ブロッキング防止剤、シ
ール性改良剤、結晶核剤、防菌防黴剤、粘着付与剤、軟
化剤、可塑剤、着色剤,充填剤等を適宜配合することが
できる。
【0035】前記のように本発明のウェザストリップに
用いられる熱可塑性エラストマー組成物は、ゲル分測定
法による架橋度が80〜95%の範囲であり、かつ測定
温度210℃、引張速度0.5m/分における溶融張力
が5〜15gfの範囲であるあることを特徴とする。架
橋度が80%未満では得られるウェザストリップの圧縮
永久ひずみ性が劣り、95%を超えて高くなると得られ
るウェザストリップの発泡性が劣り、共に不適である。
また、溶融張力が5gf未満では、得られるウェザスト
リップの吸水性が10%を超えて劣り、15gfを超え
て高くなると、得られるウェザストリップの発泡性が劣
り、共に不適である。また、本発明のウェザストリップ
に用いられる熱可塑性エラストマー組成物のゲル分測定
法による架橋密度を得る方法に特に制限はないが、通常
オレフィン系ゴムに用いられる架橋剤を用いることが好
ましい。好ましくは有機過酸化物あるいはフェノール系
架橋剤である。また、有機過酸化物とともに適当な架橋
助剤を用いることが好ましい。
【0036】前記のように本発明のウェザストリップに
用いられる熱可塑性エラストマー組成物は、上記ベース
ポリマー100重量部に対して、無機系鉱物を0.05
〜5重量部の範囲で含有する熱可塑性エラストマー組成
物がより好ましい。無機系鉱物の含有量が0.05重量
部未満では得られるウェザストリップの発泡性が劣り、
5重量部を超えて多くなると弾性が損なわれるとともに
圧縮永久ひずみ性が劣り、共に不適である。本発明に用
いられる無機系鉱物としては、タルク、カオリン、炭酸
カルシウム、クレー、マイカ、珪藻土、酸化チタン、ノ
イブルグ硅土を使用することができる。
【0037】その他の本発明に用いられる添加剤の具体
例としては、充填剤、耐熱安定剤、老化防止剤、耐候安
定剤、帯電防止剤、湿潤剤、金属セッケン、ワックス等
の滑剤、顔料、染料、難燃剤、ブロッキング防止剤等の
従来公知の添加剤が挙げられる。
【0038】本発明の自動車用ウェザストリップは前記
熱可塑性エラストマー組成物を化学発泡させる代わり
に、超臨界流体を用いて発泡させてなる発泡体を具備し
てなることが好ましい。超臨界流体を用いて発泡させる
ことにより、セル径がより小さくなり外観意匠性に優れ
る。
【0039】本発明に使用される発泡剤としては、アゾ
ジカルボンアミド、N,N'-ジニトロペンタメチレンテト
ラミン、4,4-オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジ
ド)、ヒドラゾジカルボンアミド、バリウムアゾジカル
ボキシレート等の有機系の群、あるいは炭酸水素ナトリ
ウム等の無機系の群から一種又は二種以上の混合物が挙
げられる。 これらの発泡剤を前記熱可塑性エラストマ
ー組成物100重量部に対して0.3〜1.2重量部混
入して、該熱可塑性エラストマー組成物を発泡させて所
望する形状に押出成形した中空状シール部を得ることが
できる。なお、前記発泡剤は、その分解温度dpが例えば
尿素やアルカリ性物質を助剤として170℃〜210℃
の範囲内に調整したものが好ましく、170℃未満のも
のはセル径が大きくなって発泡が不均一になり、表面粗
さも大きくなって外観上好ましくない。一方、210℃
を超えると、オレフィン系熱可塑性エラストマーの軟化
が著しく促進されて、発泡が生じない。
【0040】本発明に使用される超臨界流体としては、
超臨界二酸化炭素と、超臨界窒素が挙げられる。
【0041】本発明に基づくウェザストリップの一実施
態様について、添付した図面を参照して以下に詳述す
る。図1は本発明に基づくウェザストリップ10の要部
を示す横断面図であり、図2は実施例及び比較例で用い
たウェザストリップの一部を構成する中空状シール部成
形体の横断面図である。先ず、図1に示したように、本
発明に基づくウェザストリップ10は、インサートメタ
ルIMと共にその断面形状を略U字状に形成された基体部
11と、該 基体部11の外側面から突設した中空状シ
ール部13と、前記基体部11のU字状の両内側面から
対向して突設させた爪部12とを具備して成る。
【0042】前記中空状シール部13は、前記の各成分
(イ)〜(ホ)を含有して成る熱可塑性エラストマー組
成物に上記の発泡剤又は超臨界流体を混入させて、前記
基体部11と前記爪部12と一体成形される。一方、前
記基体部11と前記爪部12は、前記の各成分(イ)〜
(ホ)を含有して成る前記熱可塑性エラストマー組成物
を用いて前記インサートメタルIMと共に所望する形状に
押出し成形されるのが好ましいが、前記中空状シール部
13と押出同時加硫成形ができ、かつ前記中空状シール
部13との界面接着力が十分である材質であれば、特に
限定はしない。
【0043】なお、前記中空状シール部13は、前記熱
可塑性エラストマー組成物に前記発泡剤又は超臨界流体
から成り、前記熱可塑性エラストマー組成物を発泡させ
て所望する形状に押出成形した前記中空状シール部13
を具備して成るので、該中空状シール部13は、低圧縮
永久ひずみと良発泡性の両立した特性を発現する。ここ
で低圧縮永久ひずみとは、後述の試験法による測定値が
40%以下である。また、ここでいう良発泡性とは、発
泡倍率にして、1.4倍以上で吸水率にして、10%以
下である。
【0044】
【実施例】以下に本発明のウェザストリップを実施例に
よって更に具体的に説明するが、勿論本発明の範囲は、
これらによって限定されるものではない。実施例及び比
較例で用いた熱可塑性エラストマー組成物のベースポリ
マーは以下のものである。 <EPDM>エチレン-プロピレン-エチリデンノルボル
ネン共重合体(エチレン含有量80モル%、パラフィン
系オイル70phr油展)日本合成ゴム(株)製、EP98A <水添ジエン系共重合体(水添率:98%)>G- H -G
構造(Gは1,2-ビニル結合含量の少ないポリブタジエ
ン、Hは1,2-ビニル結合含量の多いポリブタジエンで夫
々のブタジエン部の二重結合が水添されている)を有
し、Gにビニル結合含量が15重量%で、Hのビニル結合
含量が35重量%で、全分子量が300.000の水添
ブロック共重合体
【0045】<PP> プロピレン-エチレンブロックポリマー(n-デカン不溶
分93.5重量%)(日本ポリケム(株)製 BC5C
W) <PE> 線状低密度ポリエチレン(日本ポリケム(株)製 UF4
23) <滑剤> エルカ酸アミド(日本精化(株)製 ニュートロンS) <老化防止剤−1> (日本チバガイギー(株)製 イルガノックス101
0) <老化防止剤−2> (旭電化(株)製 PEP−36) <TPO> オレフィン系熱可塑性エラストマー(架橋タイプ)、
(エーイーエス・ジャパン(株)製 サントプレーン1
21−63W228)
【0046】その他、有機過酸化物(日本油脂(株)
製、パーヘキサ25B−40)、架橋剤(三共化成
(株)製、ジビニルベンゼン、純度55%)、アクリル
変性PTFE(三菱レイヨン(株)製、メタブレンA−
3000)、発泡剤(アゾジカルボンアミド)、および
下記表1に例示する特性を示す無機系鉱物(核剤)を用
いた。
【0047】
【表1】
【0048】〔実施例1〜3、比較例1〜2〕上記の熱
可塑性エラストマー組成物のベースポリマーとして、下
記表2に示す組成物を用い、又表2に示す重合開始剤等
の添加剤およびその配合量の熱可塑性エラストマー組成
物を用いて、実施例1〜3、比較例1〜2の処方のよ
り、図2に準じた中空状シール部成形体10aを成形し
たウェザストリップを作製した。また、得られた実施例
及び比較例の各試料の中空状シール部成形体の諸物性に
ついて測定した結果も表2に示した。
【0049】
【表2】
【0050】表2に記載の記載の物性の評価は、下記の
方法によった。 (架橋度)下記の条件にてゲル分を測定し、架橋度を算
出した。 シクロヘキサン(室温)48hrs浸漬後、真空乾燥
し、ゲル分測定を行う トリエタノールアミン(b.p.)2hrs抽出後、
真空乾燥し、ゲル分測定行う 未架橋ゴム分=溶分−溶分 架密度=100−100(未架橋ゴム分/全ゴム分) (註)全ゴム分:ベースポリマー組成中のエチレンプロ
ピレンジエン共重合体ゴム(EPDM)量を使用する。 (溶融張力)株式会社東洋精機製作所製、型式「メルト
テンションテスターII型」により下記の条件で測定し
た。 測定温度:210℃、 引張速度:0.5m/分 (圧縮永久ひずみ試験、Cs) JIS K6262に準拠して測定した。 70℃、22hrs圧縮
【0051】表2から下記の事項が明らかである。 (1)比較例1と比較例2との比較より、所定の架橋度
が付与されれば、圧縮永久ひずみ(Cs)は向上する
が、発泡性が悪化することを示す。 (2)実施例1と比較例2との比較より、架橋度と溶融
張力の両方が所定の範囲を満足すれば、低Csと良発泡
性を両立できることを示す。(但し、吸水率は非架橋の
比較例1より劣るが、10%以下で支障がないレベルで
ある)。 (3)実施例1と実施例2との比較より、無機系鉱物で
あるタルクが添加されれば、低Csを維持したまま、吸
水率は非架橋の比較例1と同等のレベルまで低減するこ
とができることを示す。 (4)実施例2と実施例3との比較より、発泡剤を超臨
界流体としても、化学発泡剤と何ら変わらない効果が得
られることを示す(実施例3に使用の超臨界流体はCO
2)。 更に、本発明に基づく実施例の中空状シール部成形体
は、低圧縮永久ひずみと良発泡性の両立した特性を発現
し、満足すべき結果を得たが、比較例における中空状シ
ール部成形体は、圧縮永久ひずみ又は発泡性において不
満足なものであった。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のウェザス
トリップは、エチレンプロピレンジエン共重合体ゴムマ
トリックスにポリオレフィン系結晶相の擬似架橋点を分
散させた熱可塑性エラストマー組成物を発泡倍率1.1
〜3.0倍の範囲で発泡させた発泡体を具備させ、更に
前記熱可塑性エラストマー組成物の架橋度および溶融張
力を規定することにより、低圧縮永久ひずみと良発泡性
の両立した熱可塑性エラストマー組成物を用いた低圧縮
永久ひずみを発現する中空状シール部成形体からなる優
れたウェザストリップを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱可塑性エラストマー組成物の発泡成
形体(中空状シール部)を具備するウェザストリップの
横断面図である(ドアインナーウェザストリップ群)。
【図2】本発明の熱可塑性エラストマー組成物の発泡成
形体(中空状シール部)を具備するウェザストリップの
横断面図である(トランク・バックドアウェザストリッ
プ群)。
【図3】本発明の熱可塑性エラストマー組成物の発泡成
形体(中空状シール部)を具備するウェザストリップの
横断面図である(ドアアウターウェザストリップ群)。
【図4】本発明の熱可塑性エラストマー組成物の発泡成
形体(中空状シール部)を具備するウェザストリップの
横断面図である(サブシールウェザストリップ群)。
【図5】本発明の熱可塑性エラストマー組成物の発泡成
形体(中空状シール部)を具備するウェザストリップの
横断面図である(フード・カウルシール群)。
【図6】本発明の熱可塑性エラストマー組成物の発泡成
形体(シールリップ部)を具備するウェザストリップの
横断面図である(グラスランチャンネルウェザストリッ
プ群)。
【図7】本発明の熱可塑性エラストマー組成物の発泡成
形体(中空状シール部)を具備するウェザストリップの
横断面図である(グラスランチャンネルウェザストリッ
プ群)。
【図8】本発明の熱可塑性エラストマー組成物の発泡成
形体(中空状シール部)を具備するウェザストリップの
横断面図である(サンルーフウェザストリップ群)。
【図9】本発明の熱可塑性エラストマー組成物の発泡成
形体(中空状シール部)を具備するウェザストリップの
横断面図である(ベルトラインウェザストリップ群)。
【図10】本発明の熱可塑性エラストマー組成物の発泡
成形体(中空状シール部)を具備するウェザストリップ
の横断面図である(ウィンドモール群)。
【図11】本発明の熱可塑性エラストマー組成物の発泡
成形体(中空状シール部)を具備するウェザストリップ
の横断面図である(ランプシール群)。
【符号の説明】
10 本発明を適用するウェザストリップ(ドアイン
ナーウェザストリップ群) 11 基体部 12 爪部 13 中空状シール部 IM インサートメタル 10a 本発明を適用するウェザストリップ(トランク
・バックドアウェザストリップ群) 10b 本発明を適用するウェザストリップ(ドアアウ
ターウェザストリップ群) 10c 本発明を適用するウェザストリップ(サブシー
ルウェザストリップ群) 10d 本発明を適用するウェザストリップ(フード・
カウルシール群) 10e 本発明を適用するウェザストリップ(グラスラ
ンチャンネルウェザストリップ群) 10f 本発明を適用するウェザストリップ(グラスラ
ンチャンネルウェザストリップ群) 10g 本発明を適用するウェザストリップ(サンルー
フウェザストリップ群) 10h 本発明を適用するウェザストリップ(ベルトラ
インウェザストリップ群) 10i 本発明を適用するウェザストリップ(ウィンド
モール群) 10j 本発明を適用するウェザストリップ(ランプシ
ール群)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) //(C08L 23/16 C08L 53:00 53:00 91:00 91:00) (72)発明者 天王 俊成 広島県広島市西区三篠町2丁目2番8号 西川ゴム工業株式会社内 (72)発明者 森川 明彦 東京都中央区築地2丁目11番24号 ジェイ エスアール株式会社内 Fターム(参考) 3D201 AA01 AA26 AA28 CA02 CA10 CA13 CA16 CA19 CA20 CB01 CB02 CB03 CB08 DA09 DA13 DA14 DA23 DA31 DA38 EA01D FA04 4F074 AA08B AA13B AA14B AA17A AA25A AA32B AA98 AA98N AC32 AD08 AD13 AG11 AG20 BA02 BA12 BA13 BA32 BA33 BA86 BB01 BB02 CA22 CB91 CC06Y CC06Z DA02 DA04 DA08 DA24 DA35 DA39 4J002 AE055 BB034 BB05W BB054 BB123 BB15W BB153 BB173 BP01X BP033 DE136 DE236 DJ006 DJ036 DJ046 DJ056 FD327 GN00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ)エチレン-α-オレフィン系共重合
    体(エチレン含有量が90モル%未満)20〜85重量
    %、(ロ)下記(ロ−1)、(ロ−2)、及び(ロ−3)の群
    から得ばれた少なくとも一種の水添ジエン共重合体が5
    〜50重量%、(ハ)炭素数3以上のα-オレフィンを
    主成分とする結晶性α-オレフィン系共重合体が5〜9
    重量%、(ニ)エチレン系重合体(エチレン含量が90
    モル%以上)が5〜20重量%〔但し、前記(イ)+
    (ロ)+(ハ) +(ニ)=100重量%〕、及び(ホ)
    鉱物油系軟化剤が前記成分(イ)100重量部に対し0
    〜200重量部を含有し、かつ、前記(イ)及び(ホ)
    の合計が61重量%以上であり、前記(イ)及び(ホ)
    の合計と前記(ロ)との重量比が90/10〜60/4
    0である熱可塑性エラストマー組成物を、発泡倍率にし
    て1.1〜3.0倍の範囲で化学発泡させてなる発泡体
    を具備してなるウェザストリップにおいて、前記熱可塑
    性エラストマー組成物のゲル分測定法による架橋度が8
    0〜95%の範囲であり、かつ測定温度210℃、引張
    速度0.5m/分における溶融張力が5〜15gfの範
    囲であることを特徴とするウェザストリップ。[前記
    (ロ−1)は、(A)-(B)ブロック共重合体、(A)-(B)-(C)ブ
    ロック共重合体または(A)-(B)-(A)ブロック共重合体
    〔但し、前記(A)はビニル芳香族化合物重合体ブロッ
    ク、前記(B)は共役ジエン重合体ブロックもしくはビニ
    ル芳香族化合物-共役ジエンランダム共重合体ブロッ
    ク、前記(C)はビニル芳香族化合物が漸増するビニル芳
    香族化合物-共役ジエンテーパーブロックを示す重合体
    であって、ビニル芳香族化合物/共役ジエンの割合が重
    量比で5〜60/95〜40、ブロック共重合体を構成
    する全モノマーに対する重合体ブロック(A)中のビニル
    芳香族化合物の結合含有量が3重量%以上、前記重合体
    ブロック(A)及び(C)中の合計ビニル芳香族化合物の結合
    含有量が3〜50重量%、前記重合体ブロック(B)中の
    共役ジエン部分のビニル結合含有量が20重量%を超え
    るブロック共重合体、または該ブロック共重合体単位が
    カップリング剤残基を介して重合体分子鎖が延長または
    分岐された該ブロック共重合体、〕を水素添加し、共役
    ジエン部分のビニル二重結合の少なくとも80%が飽和
    した数平均分子量が5万〜70万である水添ジエン系共
    重合体もしくは変性水添ジエン系共重合体である。前記
    (ロ−2)は、重合体ブロック(D)、(E)及び(F)を夫々分
    子中に1個以上有する重合体ブロック共重合体〔但し、
    前記(D)はビニル芳香族化合物を主成分とする重合体ブ
    ロック、前記(E)は1,2-ビニル結合含量が25〜95
    重量%の共役ジエンを主成分とする重合体ブロック、前
    記(F)は1,2-ビニル結合含量が25重量%未満のポリ
    ブタジエン重合体ブロックを示し、これらのブロック共
    重合体はカップリング剤残基を介して重合体分子鎖が延
    長または分岐されていても良い。〕であって、ブロック
    共重合体中の重合体ブロック(D)の含量が5〜60重量
    %、重合体ブロック(E)の含量が30〜90重量%、重
    合体ブロック(F)の含量が5〜60重量%、〔但し、前
    記(D)+(E)+(F) =100重量%〕であるブロック共重
    合体が水素添加されて共役ジエン部分の二重結合の少な
    くとも80%が飽和した数平均分子量が5万〜70万で
    ある水添ジエン系共重合体もしくは変性水添ジエン系共
    重合体である。前記(ロ−3)は、(G)-(H)-(G)または(G)
    -(H)で表されるブロック共重合体〔但し、前記(G)は
    1,2-ビニル結合含量が25%以下であるポリブタジ
    エン重合体ブロック、前記(H)は共役ジエン重合体ブロ
    ックもしくはビニル芳香族化合物-共役ジエン重合体ブ
    ロックであって、共役ジエン部分のビニル結合量が25
    %を超える重合体ブロックを示し、これらのブロック共
    重合体はカップリング剤残基を介して重合体分子鎖が延
    長または分岐されていても良い。〕が水素添加されて共
    役ジエン部分の二重結合の少なくとも80%が飽和した
    数平均分子量が5万〜70万である水添ジエン系共重合
    体もしくは変性水添ジエン系共重合体である。]
  2. 【請求項2】 請求項1記載の熱可塑性エラストマー組
    成物を、化学発泡させる代わりに、超臨界流体を用いて
    発泡させてなる発泡体を具備してなることを特徴とする
    ウェザストリップ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の熱可塑性エラスト
    マー組成物(ベースポリマー)100重量部に対して、
    無機系鉱物(核剤)を0.05〜5重量部の範囲で含有
    することを特徴とする請求項1又は2記載のウェザスト
    リップ。
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