JP2003267959A - 幾何異性体の分離方法 - Google Patents

幾何異性体の分離方法

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JP2003267959A
JP2003267959A JP2002069834A JP2002069834A JP2003267959A JP 2003267959 A JP2003267959 A JP 2003267959A JP 2002069834 A JP2002069834 A JP 2002069834A JP 2002069834 A JP2002069834 A JP 2002069834A JP 2003267959 A JP2003267959 A JP 2003267959A
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Tomio Yagihara
富男 八木原
Yukio Mukohara
行雄 向原
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Nippon Soda Co Ltd
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Nippon Soda Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】幾何異性体混合物から所望の幾何異性体、特
に、目的物が医薬や農薬の活性成分であって、生理活性
の強度や副作用、毒性等の問題からマイナー体を選択的
に得たい場合において、目的とするマイナー体である幾
何異性体を効率よく、かつ高純度で単離することができ
る幾何異性体の分離方法を提供する。 【解決手段】分子内に炭素−炭素二重結合を有する化合
物の幾何異性体混合物を溶媒に溶解又は懸濁させ、得ら
れた溶液又は懸濁液中で、いずれか一方の幾何異性体の
みを分解し、該溶液中に残存する他方の幾何異性体を分
離することを特徴とする幾何異性体の分離方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分子内に炭素−炭
素二重結合を有する化合物の幾何異性体混合物から、目
的とする幾何異性体のみを効率よく分離する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】分子内に炭素−炭素二重結合を有する化
合物には、該二重結合に基づくシス異性体((Z)異性
体ともいう。)とトランス異性体((E)異性体ともい
う。)の幾何異性体が存在し得る。農薬や医薬等として
有用な生理活性化合物がこのような化合物である場合に
おいては、生理活性の強さや安全性等の観点から、いず
れか一方の幾何異性体のみを選択的に得る必要があるこ
とが多い。
【0003】幾何異性体混合物の各幾何異性体の存在割
合は製造条件により異なるが、通常、どちらか一方の幾
何異性体が主生成物となるので、主生成物が所望の幾何
異性体である場合には、晶析等の操作により単離するこ
とができる。
【0004】一方、少量しか生成しない幾何異性体(以
下、「マイナー体」ともいう。)が所望の幾何異性体で
ある場合には、(i)この幾何異性体が主生成物となるよ
うな反応(又は反応条件)を新たに開発する、(ii)光異
性化を行なってマイナー体の割合を増やして分離する、
又は(iii)幾何異性体混合物をクロマトグラフィーなど
の手法により分離する必要がある。
【0005】しかし、(i)の方法は反応速度や反応時に
おける熱力学的な解析を厳密に行わなければならない等
困難な場合が多い。(ii)の方法では完全に一方に偏らせ
ることは不可能である。また、(iii)の方法は、操作が
煩雑であり、工業的に製造する上で問題となる。
【0006】従って、工業的規模で化学反応を行なって
幾何異性体混合物を得た後に、該幾何異性体混合物から
所望の幾何異性体、特に、目的物が医薬や農薬の活性成
分であって、生理活性の強度や副作用、毒性等の問題か
らマイナー体を選択的に得たい場合において、目的とす
るマイナー体である幾何異性体を効率よく、かつ高純度
で単離することができる方法が強く要望されている。
【0007】本発明に関連して、WO01/09086
号公報等には、ある種のアクリロニトリル系化合物の幾
何異性体、その混合物及びそれらの製造方法が記載さ
れ、そこでは、一方の幾何異性体化合物を他方の幾何異
性体化合物よりも多く生成させる方法について開示され
ている。しかしながら、本発明のように幾何異性体混合
物から一方の幾何異性体のみを分解して、所望の幾何異
性体のみを単離する方法は記載されていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、幾何異性体
混合物から所望の幾何異性体、特に、目的物が医薬や農
薬の活性成分であって、生理活性の強度や副作用、毒性
等の問題からマイナー体を選択的に得たい場合におい
て、目的とするマイナー体である幾何異性体を効率よ
く、かつ高純度で単離することができる幾何異性体の分
離方法を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、農薬活性
成分であるある種のアクリロニトリル系化合物を製造す
る際に、反応生成物である幾何異性体混合物から、いず
れか一方の幾何異性体(マイナー体)のみを効率よく分
離する方法について鋭意検討した。その結果、アクリロ
ニトリル系化合物の幾何異性体混合物の溶媒溶液を所定
時間放置又は撹拌すると、主生成物である幾何異性体の
みが分解して、マイナー体である幾何異性体は溶液中で
安定であるという知見を得た。そして、幾何異性体混合
物を溶媒に溶解又は懸濁させて得られた溶液又は懸濁液
中で一方の幾何異性体のみを分解することにより、幾何
異性体混合物から所望の幾何異性体のみを極めて簡便,
かつ効率よく分離することができることを見出し、本発
明を完成するに到った。
【0010】かくして本発明によれば、分子内に炭素−
炭素二重結合を有する化合物の幾何異性体混合物を溶媒
に溶解又は懸濁させ、得られた溶液又は懸濁液中で、い
ずれか一方の幾何異性体のみを分解し、該溶液中に残存
する他方の幾何異性体を分離することを特徴とする幾何
異性体の分離方法が提供される。本発明の分離方法は、
前記幾何異性体混合物が、式(1)
【0011】
【化3】
【0012】〔式中、Aは、置換基を有していてもいフ
ェニル基又は置換基を有していてもよい複素環基を表
し、Bは、Wで置換されてもよいフェニル基又はW
で置換されてもよい複素環基を表し、Wは、シアノ
基、ニトロ基、ハロゲン原子、C1−6アルキル基、C
1−6ハロアルキル基、C1−6アルコキシ基、C
1−6ハロアルコキシ基、C3−8シクロアルキル基、
置換基を有してもよいフェニル基又は置換基を有しても
よいフェノキシ基を表す。ここで、Wで置換されても
よい複素環基は、トリアゾリル基、チアゾリル基、オキ
サゾリル基、イソオキサゾリル基、イソチアゾリル基、
ピラゾリル基、イミダゾリル基、テトラゾリル基、オキ
サジアゾリル基、チアジアゾリル基、チエニル基、フリ
ル基、ピロリル基、ピリジル基、ピリダジニル基、ピリ
ミジニル基及びピラジニル基からなる群から選ばれる一
種の基である。Rは、水素原子、C1−6アルキル基、
置換基を有してもよいフェニルC1− アルキル基、
式:CORで表される基、式:CSRで表される
基、式:SOで表される基又は下記式:G−1で
表される基を表す。
【0013】
【化4】
【0014】(式中、Rは、C1−12アルキル基、
3−6シクロアルキル基、C1−6ハロアルキル基、
1−6アルコキシ基、C1−6アルキルチオ基、C
1−6アルキルアミノ基、ジC1−6アルキルアミノ
基、置換基を有してもよいフェニルC1−6アルキル
基、置換基を有してもよいフェニルC1−6アルコキシ
基又は置換基を有してもよいフェニル基を表し、R
は、C1−12アルキル基又は置換基を有してもよい
フェニル基を表し、Rは、C1−12アルキル基、C
1−6ハロアルキル基、C1−6アルコキシ基、C
1−6アルコキシC1−6アルキル基、C1−6アルキ
ルチオ基、C −6アルキルチオC1−6アルキル基、
モノC1−6アルキルアミノ基、ジC −6アルキルア
ミノ基、置換基を有してもよいC3−6シクロアルキル
基、置換基を有してもよいフェニルC1−6アルキル
基、置換基を有してもよいフェノキシC1−6アルキル
基、置換基を有してもよいフェニルチオC1−6アルキ
ル基又は置換基を有してもよいフェニル基を表す。
【0015】Yは、酸素原子、硫黄原子又はC1−6
アルキル基が置換していてもよい窒素原子を表し、Y
は、酸素原子又は硫黄原子を表し、Z、Zは、それ
ぞれ独立して、水素原子、C1−6アルキル基又はW
で置換されてもよいフェニル基を表す。また、ZとZ
とが一緒になって5〜8員環を形成していてもよ
い。〕で表されるアクリロニトリル系化合物の幾何異性
体混合物である場合に好ましく適用することができる。
【0016】また、本発明の分離方法においては、前記
溶媒として、極性有機溶媒又は含水極性有機溶媒を用い
るのが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の分離方法を詳細に
説明する。本発明は、分子内に炭素−炭素二重結合を有
する化合物の幾何異性体混合物を溶媒に溶解又は懸濁さ
せ、得られた溶液又は懸濁液中で、いずれか一方の幾何
異性体のみを分解し、該溶液中に残存する他方の幾何異
性体を分離することを特徴とする幾何異性体の分離方法
である。
【0018】(1)幾何異性体混合物 幾何異性体は、炭素−炭素二重結合の両側に結合する2
個ずつの原子又は原子団がそれぞれ同一でない場合に存
在する立体異性体の1種である。一般的に、シス異性体
とトランス異性体又はE異性体とZ異性体と称されるも
のである。
【0019】本発明の分離の対象とする幾何異性体混合
物は、2種類の幾何異性体の混合物であって、いずれか
一方の幾何異性体が溶液又は懸濁液中で不安定であって
分解しやすく、他方の幾何異性体がその溶液又は懸濁液
中で安定であるような幾何異性体の混合物である。
【0020】分離の対象とする幾何異性体は、含まれる
幾何異性体が上述のような関係を有する幾何異性体の混
合物であれば特に制限されない。中でも、下記式(1−
1)及び(1−2)
【0021】
【化5】
【0022】で表されるアクリロニトリル形化合物の幾
何異性体の混合物を分離の対象とするのが好ましい。式
(1−1)及び(1−2)において、Aは、置換基を有
していてもいフェニル基又は置換基を有していてもよい
複素環基を表す。中でも、Aは、置換基を有していても
よい(フェニル基、又は環内に窒素原子、酸素原子若し
くは硫黄原子を1〜4個有する飽和又は不飽和の5員環
若しくは6員環のヘテロ環基)が好ましく、下記式:A
1、A2、A3、A4、A5及びA6
【0023】
【化6】
【0024】からなる群から選ばれる1種の基であるの
がより好ましい。 上記式:A1〜A6において、Xは、ハロゲン原子、
1−6アルキル基、C1−6ハロアルキル基、C
1−6アルコキシ基、置換基を有してもよいC3−
クロアルキル基、Wで置換されてもよいピリジル基、
で置換されてもよいチエニル基、Wで置換されて
もよいフェニル基、Wで置換されてもよいナフチル基
又はWで置換されてもよいフェノキシ基を表す。
【0025】Xは、水素原子、ハロゲン原子、C
1−6アルキル基、C1−6ハロアルキル基、C1−6
アルコキシカルボニル基、C3−6シクロアルキル基又
はWで置換されてもよいフェニル基を表す。X及び
は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、
1−6アルキル基、C1−6アルコキシカルボニル基
を表し、Xは、水素原子、C1−6アルキル基、C
1−6シクロアルキル基、C1−6ハロアルキル基、C
1−6アルコキシC1−6アルキル基を表す。
【0026】Xは、水素原子、ハロゲン原子、C
1−6アルキル基、C3−6シクロアルキル基、C
1−6ハロアルキル基、C1−6アルコキシ基、C
1−6アルコキシC1−6アルキル基、C1−6アルコ
キシカルボニル基、Wで置換されてもよいフェニル基
を表す。また、Xは、ニトロ基、シアノ基、ハロゲン
原子、C1−6アルキル基、C 1−6シクロアルキル
基、C1−6ハロアルキル基、C1−6アルコキシ基、
1−6ハロアルコキシ基、Wで置換されてもよいフ
ェニル基、Wで置換されてもよいピリジル基、W
置換されてもよいチエニル基、Wで置換されてもよい
ピリジルオキシ基を表す。
【0027】前記X〜Xにおいて、ハロゲン原子と
しては、例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子等が
挙げられる。C1−6アルキル基としては、メチル基、
エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチ
ル基、イソブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチ
ル基、n−ヘキシル基等が挙げられる。C1−6ハロア
ルキル基としては、例えば、クロロメチル基、ジクロロ
メチル基、ジフルオロメチル基、トリクロロメチル基、
トリフルオロメチル基、2,2,2−トリフルオロエチ
ル基、ペンタフルオロエチル基等が挙げられる。C
1−6アルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、エ
トキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−
ブトキシ基、tert−ブトキシ基等が挙げられる。
【0028】C3−6シクロアルキル基としては、例え
ば、シクロプロピル基、シクロペンチル基、シクロヘキ
シル基等が挙げられる。C1−6アルコキシ基として
は、例えば、メトキシ基、エトキシ基,n−プロポキシ
基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、tert−ブ
トキシ基等が挙げられる。C1−6アルコキシカルボニ
ル基としては、例えば、メトキシカルボニル基、エトキ
シカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基等が
挙げられる。C1−6アルコキシC1−6アルキル基と
しては、例えば、メトキシメチル基、エトキシメチル
基、tert−ブトキシメチル基、1−メトキシエチル
基、1−エトキシエチル基等が挙げられる。
【0029】前記ピリジル基としては、2−ピリジル
基、3−ピリジル基、4−ピリジル基、5−ピリジル基
を、チエニル基としては、2−チエニル基、3−チエニ
ル基を、ピリジルオキシ基としては、2−ピリジルオキ
シ基、3−ピリジルオキシ基、4−ピリジルオキシ基、
5−ピリジルオキシ基をそれぞれ例示することができ
る。前記ナフチル基としては、1−ナフチル基、2−ナ
フチル基が挙げられる。
【0030】また、ピリジル基、チエニル基、フェニル
基、ナフチル基、フェノキシ基及びピリジルオキシ基の
置換基Wとしては、ニトロ基;シアノ基;フッ素原
子、塩素原子、臭素原子等のハロゲン原子;メチル基、
エチル基等のC1−6アルキル基;シクロプロピル基、
シクロペンチル基、シクロヘキシル基等のC1−6シク
ロアルキル基;トリフルオロメチル基等のC1−6ハロ
アルキル基;メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ
基、イソプロポキシ基等のC1−6アルコキシ基;トリ
フルオロメトキシ基等のC1−6ハロアルコキシ基;等
が挙げられる。また、前記ピリジル基、チエニル基、フ
ェニル基、ナフチル基、フェノキシ基及びピリジルオキ
シ基は、同一又は相異なる2個以上の置換基Wを有し
ていてもよい。
【0031】Bは、Wで置換されてもよいフェニル基
又はWで置換されてもよい複素環基を表す。ここで、
は、シアノ基;ニトロ基;フッ素原子、塩素原子、
臭素原子等のハロゲン原子;メチル基、エチル基等のC
1−6アルキル基;トリフルオロメチル基等のC1−6
ハロアルキル基:メトキシ基、エトキシ基、イソプロポ
キシ基等のC1−6アルコキシ基;トリフルオロメトキ
シ基等のC1−6ハロアルコキシ基;シクロプロピル
基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等のC3−8
シクロアルキル基;置換基を有してもよいフェニル基;
又は置換基を有してもよいフェノキシ基;を表す。
【0032】前記Wで置換されてもよい複素環基とし
ては、環内に窒素原子、酸素原子若しくは硫黄原子を1
〜4個有する飽和又は不飽和の5員環若しくは6員環の
ヘテロ環基が好ましい。
【0033】具体的には、トリアゾール−3−イル、ト
リアゾール−5−イル等のトリアゾリル基;チアゾール
−2−イル、チアゾール−4−イル、チアゾール−5−
イル等のチアゾリル基;オキサゾール−2−イル、オキ
サゾール−4−イル、オキサゾール−5−イル等のオキ
サゾリル基;イソオキサゾール−3−イル、イソオキサ
ゾール−4−イル、イソオキサゾール−5−イル等のイ
ソオキサゾリル基;イソチアゾール−3−イル、イソチ
アゾール−4−イル、イソチアゾール−5−イル等のイ
ソチアゾリル基;ピラゾール−3−イル、ピラゾール−
4−イル、ピラゾール−5−イル等のピラゾリル基:イ
ミダゾール−2−イル、イミダゾール−4−イル等のイ
ミダゾリル基;テトラゾリル基;1,3,4−オキサジ
アゾール−2−イル、1,3,4−オキサジアゾール−
5−イル、1,2,4−オキサジアゾール−3−イル、
1,2,4−オキサジアゾール−5−イル等のオキサジ
アゾリル基;1,3,4−チアジアゾール−2−イル、
1,3,4−チアジアゾール−5−イル、1,2,4−
チアジアゾール−3−イル、1,2,4−チアジアゾー
ル−5−イル等のチアジアゾリル基;2−チエニル、3
−チエニル等のチエニル基;2−フリル、3−フリル等
のフリル基;2−ピロリル、3−ピロリル等のピロリル
基等の5員環複素環基;
【0034】2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジ
ル、5−ピリジル等のピリジル基;3−ピリダジニル、
4−ピリダジニル等のピリダジニル基;2−ピリミジニ
ル、4−ピリミジニル等のピリミジニル基;2−ピラジ
ニル等のピラジニル基等の6員環複素環基;を例示する
ことができる。
【0035】Rは、水素原子、C1−6アルキル基、置
換基を有してもよいフェニルC1− アルキル基、式:
CORで表される基、式:CSRで表される基、
式:SOで表される基又は下記式:G−1で表さ
れる基を表す。
【0036】
【化7】
【0037】前記Rは、C1−12アルキル基、C
3−6シクロアルキル基、C1−6ハロアルキル基、C
1−6アルコキシ基、C1−6アルキルチオ基、C
1−6アルキルチオ基、ジC1−6アルキルアミノ基、
置換基を有してもよいフェニルC −6アルキル基又は
置換基を有してもよいフェニル基を表す。
【0038】Rは、C1−12アルキル基又は置換基
を有してもよいフェニル基を表す。Rは、C1−12
アルキル基、C1−6ハロアルキル基、C1−6アルコ
キシ基、C1−6アルコキシC1−6アルキル基、C
1−6アルキルチオ基、C −6アルキルチオC1−6
アルキル基、モノC1−6アルキルアミノ基、ジC
−6アルキルアミノ基、置換基を有してもよいC3−6
シクロアルキル基、置換基を有してもよいフェニルC
1−6アルキル基、置換基を有してもよいフェノキシC
1−6アルキル基、置換基を有してもよいフェニルチオ
1−6アルキル基又は置換基を有してもよいフェニル
基を表す。
【0039】前記R、R及びRのC1−12アル
キル基としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プ
ロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブ
チル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘ
キシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、n−ノニ
ル基、n−デシル基等が挙げられる。C3−6シクロア
ルキル基としては、例えば、シクロプロピル基、シクロ
ペンチル基、シクロヘキシル基等が挙げられる。
【0040】C1−6ハロアルキル基としては、例え
ば、クロロメチル基、ブロモメチル基、ジクロロメチル
基、トリクロロメチル基、トリフルオロメチル基、2,
2,2−オリフルオロエチル基、ペンタフルオロエチル
基等が挙げられる。C1−6アルコキシ基としては、例
えば、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イ
ソプロポキシ基、n−ブトキシ基、tert−ブトキシ
基等が挙げられる。
【0041】C1−6アルキルチオ基としては、例え
ば、メチルチオ基、エチルチオ基、n−プロピルチオ
基、イソプロピルチオ基、n−ブチルチオ基、イソブチ
ルチオ基、tert−ブチルチオ基等が挙げられる。モ
ノC1−6アルキルアミノ基としては,例えば、メチル
アミノ基、エチルアミノ基、n−プロピルアミノ基、イ
ソプロピルアミノ基等が挙げられる。ジC1−6アルキ
ルアミノ基としては、例えば、ジメチルアミノ基、ジエ
チルアミノ基、ジ−n−ブチルアミノ基、メエチルエチ
ルアミノ基等が挙げられる。C3−6シクロアルキル基
としては、シクロプロピル基、シクロペンチル基、シク
ロヘキシル基が挙げられる。
【0042】C1−6アルコキシC1−6アルキル基と
しては、例えば、メトキシメチル基、エトキシメチル
基、1−エトキシエチル基等が挙げられる。C1−6
ルキルチオC1−6アルキル基としては、例えば、メチ
ルチオメチル基、エチルチオメチル基、n−プロピルチ
オメチル基、1−メチルチオエチル基、2−メチルチオ
エチル基等が挙げられる。フェノキシC1−6アルキル
基としては,例えば、フェノキシメチル基、2−フェノ
キシエチル基、3−フェノキシプロピル基などが挙げら
れる。フェニルチオC1−6アルキル基としては、例え
ば、フェニルチオメチル基、2−フェニルチオエチル
基、3−フェニルチオプロピル基などが挙げられる。
【0043】また、前記C3−6シクロアルキル基、フ
ェニルC1−6アルキル基、フェノキシC1−6アルキ
ル基、フェニルチオC1−6アルキル基及びフェニル基
の置換基としては、メチル基、エチル基等のC1−6
ルキル基;フッ素、塩素、臭素等のハロゲン原子;メト
キシ基、エトキシ基等のC1−6アルコキシ基;メチル
チオ基、エチルチオ基等のC1−6アルキルチオ基;シ
アノ基などが挙げられる。前記C3−6シクロアルキル
基、フェニルC1−6アルキル基、フェノキシC1−6
アルキル基、フェニルチオC1−6アルキル基及びフェ
ニル基は、同一又は相異なって、任意の位置に複数個の
置換基を有していてもよい。
【0044】Yは、酸素原子、硫黄原子又はC1−6
アルキル基が置換していてもよい窒素原子を表し、Y
は酸素原子又は硫黄原子を表す。Z、Zは、それぞ
れ独立して、水素原子;メチル基、エチル基、n−プロ
ピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチ
ル基、イソブチル基、tert−ブチル基,n−ペンチ
ル基,n−ヘキシル基等のC1−6アルキル基;又はW
で置換されてもよいフェニル基を表す。Wは前記と
同じである。また、ZとZとが一緒になって5〜8
員環を形成していてもよい。
【0045】幾何異性体混合物は、炭素−炭素二重結合
を有する化合物の一般的な製造方法により得ることがで
きる。また、必要に応じて一方の幾何異性体の存在割合
を高めるための反応条件を選択することもできるし、反
応後得られる生成物に光を照射することにより幾何異性
体間の存在比率を変化させることも可能である。
【0046】前記式(1)で表される化合物の幾何異性
体混合物は、例えば、WO98/35935号公報、W
O01/0900086号公報等に記載の方法により製
造することができる(下記反応式参照)。
【0047】
【化8】
【0048】
【化9】
【0049】(式中、A及びBは前記と同じ意味を表
し、Xはハロゲン原子を表し、R’は、水素原子ではな
い前記Rと同じ意味を表し、Lは脱離基を表す。)
【0050】即ち、式(4)で表されるニトリル化合物
に、塩基の存在下、式(5)で表される酸ハライドを反
応させることで式(2)で表される化合物を得た後、更
に、式(3)で表される化合物を反応させることによ
り、式(1’)で表される化合物を得ることができる。
【0051】(3)溶媒 本発明の分離方法は、前記式(1)で表される化合物の
幾何異性体混合物を溶媒に溶解又は懸濁させ、得られた
溶液又は懸濁液中で一方の幾何異性体のみを分解する工
程を有する。
【0052】用いる溶媒としては、前記式(1)で表さ
れる化合物の2種類の幾何異性体混合物を溶解又は懸濁
させることができ、該溶媒の溶液又は懸濁液中におい
て、一方の幾何異性体が分解し、他方の幾何異性体が安
定に存在し得るものであれば特に制限されない。中で
も、極性有機溶媒又は含水極性有機溶媒の使用が好まし
い。
【0053】極性有機溶媒としては、例えば、メタノー
ル、エタノール、n−プロピルアルコール、イソプロピ
ルアルコール、n−ブチルアルコール等のアルコール系
溶媒;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチ
ルアセタミド、ヘキサメチルリン酸トリアミド等のアミ
ド系溶媒;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、
1,2−ジメトキシエタン等のエーテル系溶媒;アセト
ニトリル;ジメチルスルホキシド;等が挙げられる。
【0054】含水極性有機溶媒を用いる場合の水の含有
量は、極性有機溶媒:水の体積比で、1:100〜10
00:1、好ましくは1:10〜100:1、より好ま
しくは1:1〜100:1である。
【0055】また、含水極性有機溶媒を使用する場合に
は、酸を添加して酸性とするのが好ましい。酸として
は、例えば、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸等の無機酸類;
酢酸、クエン酸、プロピオン酸等の有機酸類;等を用い
ることができる。
【0056】これらの溶媒の中でも、本発明のより優れ
た効果を得ることができる観点から、アミド系溶媒、ア
セトニトリル又はこれらの溶媒に酸水溶液を添加して得
られる含水極性有機溶媒の使用が好ましい。溶媒の使用
量は、幾何異性体混合物1gに対して、通常0.1〜1
00ml、好ましくは1〜100mlである。
【0057】幾何異性体混合物を溶媒に溶解又は懸濁さ
せるには、所定量の溶媒に幾何異性体混合物の所定量を
添加して撹拌すればよい。この場合、必要に応じて、公
知の混合・撹拌装置を使用することもできる。
【0058】次いで、得られた溶液又は懸濁液中で一方
の幾何異性体のみを分解させる。この分解反応は、通
常、幾何異性体の溶液又は懸濁液を放置又は撹拌するこ
とにより行なわれる。分解させる温度は、通常−10℃
から用いる溶媒の沸点までの温度範囲、好ましくは10
〜100℃である。分解する時間は化合物の種類や分解
温度にも依存するが、通常、数分から数十時間、好まし
くは1〜20時間である。
【0059】前記式(1)で表される化合物の幾何異性
体混合物を、溶媒中でいずれか一方の幾何異性体を分解
する場合においては、下記に示すように反応が進行す
る。
【0060】
【化10】
【0061】この場合、分解して得られる化合物は、式
(1)で表される化合物の出発原料であるので、目的物
を単離すると同時に式(2)で表される化合物も回収す
ることができる。このものは、必要に応じて精製を行な
って、再度式(1)で表される化合物を得る反応に供す
ることができる。
【0062】一方の幾何異性体が完全に分解したか否か
は、例えば、高速液体クロマトグラフィ(HPLC)、
ガスクロマトグラフィー(GC)、シリカゲル薄層クロ
マトグラフィー(TLC)、H−NMR等の公知の分
析手段により確認することができる。
【0063】分解反応終了後は、通常の有機合成化学に
おいて用いられる後処理操作及び分離・精製操作を行な
って、目的とする幾何異性体を効率よく単離することが
できる。
【0064】本発明は、分子内に炭素−炭素二重結合を
有する種々の化合物の幾何異性体混合物の分離に適用す
ることができる。特に殺虫・殺ダニ剤作用を有するアク
リロニトリル系化合物の製造時に生成する幾何異性体の
分離方法として特に有用である。
【0065】
【実施例】次に実施例を挙げて、本発明を更に詳細に説
明する。なお、以下の実施例及び比較例においては、H
PLCで短い保持時間を有する異性体をS、HPLCで
長い保持時間を有する異性体をLと表記する。
【0066】実施例 1 2’−トリフルオロメチル−2−[4−(2,4−ジフ
ロロフェニル)チアゾール−2‐イル]―(2,2−ジ
メチルペンタノイルオキシ)桂皮ニトリル(異性体S:
異性体Lが4:6の異性体比で構成される。)0.8g
をジメチルスルホキシド(DMSO)4mlに溶解し、
得られた溶液を40℃で4時間加温撹拌した。HPLC
で異性体Sが消失するのを確認した後、水50ml中に
注ぎ、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸マグネシウムで一
晩乾燥した。酢酸エチルを減圧留去して、結晶A0.4
6gを得た。このものは、HPLCで相対的に長い保持
時間を有する化合物であった。このものは、標品の異性
体Lと同一化合物であった。
【0067】実施例 2 2’−トリフルオロメチル−2−[4−(2,4−ジフ
ロロフェニル)チアゾール−2−イル]−(2,2−ジ
メチルペンタノイルオキシ)桂皮ニトリル(異性体S:
異性体Lが8:1の混合物)1gをDMSO5mlに溶
解し、得られた溶液を4時間室温で撹拌した。HPLC
で異性体Sが消失するのを確認した後、水80ml中に
注ぎ、酢酸エチル20mlを注加した。混合物は縣濁液
となるので一旦濾過して不溶物(結晶B)を除いた。得
られた酢酸エチル溶液に少量のトリエチルアミンを加え
テ十分に撹拌した後、水を加えて分液した。酢酸エチル
層を分液し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。酢酸エ
チルを減圧留去して得られたオイルを、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル/n−ヘ
キサン=1/2)で精製して、異性体Lを0.08g得
た。
【0068】副生成物として得られる結晶B(収量:
0.5g)は脱アシル化した2’−トリフルオロメチル
−3−ヒドロキシ−2−[4−(2,4−ジフロロフェ
ニル)チアゾール−2−イル]桂皮ニトリルであった。
【0069】実施例1,2のHPLC条件: 使用カラム:Inertsil ODS−3(150x
4.6mmI.D.、GLサイエンス社製) 移動相:メタノール:17mMリン酸=75:25 流速:1ml/min 検出波長:250nm HPLC保持時間:異性体S:23分、異性体L:26
【0070】実施例3 2’−トリフロロメチルー2−[4−(2,6−ジフロ
ロフェニル)チアゾール−2−イル]−3−(1−ブタ
ノイルオキシエトキシ)桂皮ニトリル1g(異性体S:
異性体Lが4:6で構成される)をアセトニトリル16
mlに溶解した溶液に0.2規定の塩酸4mlを加え、
35℃で15時間撹拌した。異性体Lが殆ど消失したの
を確認した後、水200mlを加え、水酸化ナトリウム
水溶液でpHを5〜6に調整した。この溶液に酢酸エチ
ルを加えて分液し、酢酸エチル層を分取して、無水硫酸
マグネシウムで乾燥した。酢酸エチルを減圧留去して得
られるオイルをシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(展開溶媒:酢酸エチル/n−ヘキサン=1/2)で精
製し、アモルファス状の異性体Lを0.4g得た。
【0071】実施例3のHPLC条件: 使用カラム:Inertsil ODS−3(150x
4.6mmI.D.)、GLサイエンス社製 移動相:メタノール:17mMリン酸=75:25 流速:1ml/min 検出波長:250nm HPLC保持時間:異性体S:10.5分、異性体L:
11.7分
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、幾何異性体混合物か
ら、目的とする幾何異性体のみを極めて簡便かつ効率よ
く分離することができる。反応生成物として得られた幾
何異性体混合物が必要としないメインな異性体(存在量
が多い方の幾何異性体)とマイナーな異性体(存在量が
少ない方の幾何異性体)からなる場合には、マイナーな
異性体はカラムクロマトグラフィーや高速液体クロマト
グラフィー等で分離することは可能である。しかし、こ
れらの分離方法は、工業的規模で製造する場合において
は、分離に要する時間の制約や作業効率の面から経済上
きわめて不利である。本発明によれば、特にこのような
場合に、工業的に有利に目的とする幾何異性体のみを分
離することができる。
【0073】また、本発明の分離の対象とする化合物が
前記式(1)で表される化合物である場合には、溶媒中
で分解して得られる化合物が、そのまま式(1)で表さ
れる化合物の製造原料となるので、式(1)で表される
化合物の製造にリサイクル使用することができるという
利点も得られる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分子内に炭素−炭素二重結合を有する化合
    物の幾何異性体混合物を溶媒に溶解又は懸濁させ、得ら
    れた溶液又は懸濁液中で、いずれか一方の幾何異性体の
    みを分解し、該溶液中に残存する他方の幾何異性体を分
    離することを特徴とする幾何異性体の分離方法。
  2. 【請求項2】前記幾何異性体混合物が、式(1) 【化1】 〔式中、Aは、置換基を有していてもいフェニル基又は
    置換基を有していてもよい複素環基を表し、 Bは、Wで置換されてもよいフェニル基又はWで置
    換されてもよい複素環基を表し、 Wは、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子、C1−6
    アルキル基、C1−6ハロアルキル基、C1−6アルコ
    キシ基、C1−6ハロアルコキシ基、C3−8シクロア
    ルキル基、置換基を有してもよいフェニル基又は置換基
    を有してもよいフェノキシ基を表す。ここで、Wで置
    換されてもよい複素環基は、トリアゾリル基、チアゾリ
    ル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、イソチア
    ゾリル基、ピラゾリル基、イミダゾリル基、テトラゾリ
    ル基、オキサジアゾリル基、チアジアゾリル基、チエニ
    ル基、フリル基、ピロリル基、ピリジル基、ピリダジニ
    ル基、ピリミジニル基及びピラジニル基からなる群から
    選ばれる一種の基である。Rは、水素原子、C1−6
    ルキル基、置換基を有してもよいフェニルC1− アル
    キル基、式:CORで表される基、式:CSRで表
    される基、式:SOで表される基又は下記式:G
    −1で表される基を表す。 【化2】 (式中、Rは、C1−12アルキル基、C3−6シク
    ロアルキル基、C1−6ハロアルキル基、C1−6アル
    コキシ基、C1−6アルキルチオ基、C1−6アルキル
    アミノ基、ジC1−6アルキルアミノ基、置換基を有し
    てもよいフェニルC1−6アルキル基、置換基を有して
    もよいフェニルC1−6アルコキシ基又は置換基を有し
    てもよいフェニル基を表し、 Rは、C1−12アルキル基又は置換基を有してもよ
    いフェニル基を表し、 Rは、C1−12アルキル基、C1−6ハロアルキル
    基、C1−6アルコキシ基、C1−6アルコキシC
    1−6アルキル基、C1−6アルキルチオ基、C −6
    アルキルチオC1−6アルキル基、モノC1−6アルキ
    ルアミノ基、ジC −6アルキルアミノ基、置換基を有
    してもよいC3−6シクロアルキル基、置換基を有して
    もよいフェニルC1−6アルキル基、置換基を有しても
    よいフェノキシC1−6アルキル基、置換基を有しても
    よいフェニルチオC1−6アルキル基又は置換基を有し
    てもよいフェニル基を表す。Yは、酸素原子、硫黄原
    子又はC1−6アルキル基が置換していてもよい窒素原
    子を表し、 Yは、酸素原子又は硫黄原子を表し、 Z、Zは、それぞれ独立して、水素原子、C1−6
    アルキル基又はWで置換されてもよいフェニル基を表
    す。また、ZとZとが一緒になって5〜8員環を形
    成していてもよい。〕で表されるアクリロニトリル系化
    合物の幾何異性体混合物である請求項1記載の異性体の
    分離方法。
  3. 【請求項3】前記溶媒として、極性有機溶媒又は含水極
    性有機溶媒を用いる請求項1又は2に記載の分離方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007100161A1 (en) * 2006-03-03 2007-09-07 Nissan Chemical Industries, Ltd. Method for preferential production of geometric isomers and isolation method

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