JP2003267305A - バンド掛け梱包機 - Google Patents

バンド掛け梱包機

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JP2003267305A JP2002067089A JP2002067089A JP2003267305A JP 2003267305 A JP2003267305 A JP 2003267305A JP 2002067089 A JP2002067089 A JP 2002067089A JP 2002067089 A JP2002067089 A JP 2002067089A JP 2003267305 A JP2003267305 A JP 2003267305A
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Kenichi Toda
田 健 一 遠
Yoshikatsu Aizawa
沢 義 勝 相
Saburo Tsurumaki
巻 三 郎 鶴
Mitsuru Sato
藤 充 佐
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Abstract

(57)【要約】 【課題】部品点数が少なくて良く、コストダウンに寄与
するバンド掛け梱包機を提供する。 【解決手段】正転ローラ92と逆転ローラ94に、タッ
チローラ88を圧接離自在に配設することにより、バン
ド供給手段82と、バンド引戻し・引締め手段84,8
6とを選択的に構成し、さらに、梱包機本体内にバック
プールボックス80を配置し、さらに駆動手段100に
より、バンドの供給および引戻しを高速低トルクあるい
は低速高トルクのいずれかで行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバンド掛け梱包機に
関し、詳しくは、バンド案内アーチを備えた自動バンド
掛け梱包機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、全自動タイプのバンド掛け自動
梱包機20では、図4および図5に示したように、梱包
機本体21の上部に被梱包物の周囲にバンドをループ状
に案内するためのバンド案内アーチ22が付設されてい
る。また、多量のバンドBが巻回されたバンドリール2
5が梱包機本体21の側面に具備されている。
【0003】一方、梱包機本体21の前面下方には、プ
ールボックス24が区画形成されている。そして、この
プールボックス24内には、バンドがどの程度貯留され
ているかを検知するため、バランスバー27が設置され
ており、このバランスバー27を押圧する力を検知する
ことにより、収容されているプールボックス24内のバ
ンド量を判別し、所定量以下である場合にプールフィー
ドローラ11の回転駆動力により、外方のバンドリール
25から自動的にバンドを補充するようにしている。
【0004】また、バンドリール25に巻回されたバン
ドを、コントロール部28のバンド供給手段30によ
り、バンド案内アーチ22に直接供給しようとすると、
供給に多大の力と時間を必要とするため、従来の自動梱
包機20では、バンドリール25に巻かれたバンドのう
ち、数回分のバンド掛けに必要とされるバンドを、予め
プールボックス24内に収容しておき、このプールボッ
クス24から、バンド案内アーチ22側に供給するよう
にしている。
【0005】他方、コントロール部28では、図6に示
したように、バンド案内アーチ22側にバンドを供給す
るバンド供給手段30と、逆にバンド案内アーチ22側
からバンドを引き戻すバンド引戻し手段31と、引き戻
されたバンドをさらに引き締めるバンド引締手段32と
を有しており、これらはそれぞれ一対のローラにより構
成されている。
【0006】なお、これら3組のローラのうち、各一方
のタッチローラ30a,31a,32aは、それぞれ偏
芯した軸65,66,67により支持されており、この
偏芯した軸を回動させることにより、タッチローラ30
a,31a,32aをそれぞれ他方の駆動ローラ30
b,31b,32bの周面に圧接または離反のいずれか
の姿勢になるように構成されている。 したがって、バ
ンドを送ったり、引き戻したりするには、所定のタッチ
ローラ30a,31a,32aが、該当する駆動ローラ
30b,31b,32bの周面に当接され、バンドに力
を付与しない場合には、他のローラによるバンド送りに
負荷がかからないように、離反して配置される。なお、
図6では、便宜上、全てのタッチローラが当接状態で示
されている。
【0007】さらに、コントロール部28では、バンド
引戻し手段31の下流に、梱包物36を囲繞するバンド
Bの先端部を、右ブロック42の先端部で挟持するとと
もに、バンド引戻し手段31でプールボックス24側に
バンドを引き戻した後、バンド引締手段32で引き締め
し、さらに引締られたバンドの重合部を図示しないヒー
タで溶かした後、バンド供給側をカッター41で切断
し、接着する切断装置35が設けられている。なお、図
6において、符合34は水平方向に移動可能なバンドガ
イドを示したものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のバンド掛け機20では、梱包機本体21内には、
バランスバー27を備えたプールボックス24が必要
で、しかもこのプールボックス24内に所定量のバンド
を取り込むために、プールフィードローラ11が必要と
なる。
【0009】また、従来のバンド掛け機20では、バン
ドをプールローラ11側に送った場合の過度の供給によ
る撓みを防止するために、図示しないブレーキアームな
ども必要である。本発明は、上記実状に鑑み、部品点数
が少なくて良く、コストダウンに寄与し、コンパクトな
バンド掛け梱包機を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るバンド掛け梱包機は、正転ローラと逆転
ローラに、タッチローラを圧接離自在に配設し、前記タ
ッチローラを前記正転ローラに圧接して構成されるバン
ド供給手段により、梱包機本体内のバンドの先端を直接
バンド案内アーチ側に送り出すとともに、前記バンド案
内アーチ側の所定位置に送り出されたバンドを、前記タ
ッチローラを前記逆転ローラに圧接して構成されるバン
ド引戻し手段により、前記梱包機本体側に引き戻し、さ
らに引き戻されたバンドを、バンド引締め手段により引
締めし、バンド引戻し手段、バンド引締め手段により、
引き戻された未使用のバンドを、前記梱包機本体内に画
成されたバックプールボックスに一時的に貯留し、この
バックプールボックスに貯留された未使用のバンドを次
回のバンド掛けに使用する際に、前記バンド供給手段の
駆動力によりバンド案内アーチ側に高速で送り出し、さ
らにバンド案内アーチ側に不足するバンド量を高駆動力
により低速で、前記バンドリールから直接繰り出して前
記案内アーチ側に供給するようにしたことを特徴として
いる。
【0011】係る構成による本発明によれば、これまで
必要であったプールボックスが不要であるととともに、
これに伴なって、プールボックスにバンドを引き込むた
めのプールフィードローラも不要で、さらには、バラン
スバーも不要となる。したがって、部品点数を少なくす
ることができる。ここで、逆転ローラを支持する回転軸
と、この回転軸に一体的に固設された大径の逆転ギア
と、前記回転軸に、回転可能に支持された小径の変速ギ
アと、前記小径の変速ギアの側方に、当該変速ギアに対
して接離可能なクラッチと、正転ローラを支持する回転
軸と、この回転軸に一体的に固設された小径の正転ギア
と、外部から力が入力されるプーリと、このプーリの側
面に一体的に固設された大径の変速ギアと、前記変速ギ
アの側方に、当該変速ギアに対して接離可能なクラッチ
と、を備えた駆動手段を、前記正転ローラと前記逆転ロ
ーラとの間に配設することにより、前記正転ローラと前
記逆転ローラとに、それぞれ高速低トルクの回転力と低
速高トルクの回転力とを生じさせ、これにより前記バン
ドを高速または低速の2段階で供給または引戻すことが
好ましい。
【0012】係る構成による本発明によれば、バンドの
供給、引戻しに際し、最も大きな力を必要とする場合
は、大きな力を生じさせ、小さな力で良い場合は、小さ
な力を生じさせることが可能で、しかも、力と反比例す
る関係の回転力を付与することができる。さらに、前記
バックプールボックスは、前記梱包機本体内に画成さ
れ、前記バンドリールは、前記梱包機本体内に収容され
ていることが好ましい。
【0013】あるいは、前記バックプールボックスは、
前記梱包機本体内に画成され、前記バンドリールは、前
記梱包機本体の外側に収容されていても良い。このよう
な構成であれば、全体をコンパクトに収めることができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しながら本発
明の一実施例について説明する。図1は本発明の一実施
例によるバンド掛け梱包機を示したものである。この自
動梱包機70では、梱包機本体72の上部に略コ字状の
バンド案内アーチ74が備えられており、このバンド案
内アーチ74内には、梱包機本体72上にループを描く
一連のバンド通路76が形成されている。
【0015】一方、梱包機本体72内の図1において左
半部には、多量のバンドBが巻回されたバンドリール7
8が出し入れ可能に収納されている。なお、本実施例で
は、バンドリール78を梱包機本体内に収容したが、こ
れに限定されず、バンドリール78を、梱包機本体の外
側に設置することもできる。他方、梱包機本体72の右
半部には、仕切り板75によりバックプールボックス8
0が区画形成されている。
【0016】このバックプールボックス80は、一回の
バンド掛けを行うときにバンド案内アーチ74から、引
き戻されたバンドB’を一時的に収容するためのもので
ある。したがって、このバックプールボックス80内に
収容されるバンドは、次のバンド掛けを行うためには、
不足する量である。さらに、バックプールボックス80
の上方に配置されたコントロール部83では、図6と同
一要素を同一符号で示した図2に示したように、ガイド
ローラ90を介して、バンド案内アーチ74側にバンド
を供給するバンド供給手段82と、バンド案内アーチ7
4側からバンドを引き戻すバンド引戻し手段84と、さ
らに引き戻されたバンドを引き締めるバンド引締手段8
6とが構成されている。
【0017】バンド引戻し手段84とバンド引締め手段
86とは、同一のローラから構成されている。また、バ
ンド供給手段82とバンド引戻し手段84(バンド引締
め手段86)とは、タッチローラ88が兼用されてい
る。すなわち、バンド供給手段82は、駆動側の正転ロ
ーラ92と従動側のタッチローラ88とから構成され、
バンド引戻し手段84ならびにバンド引締め手段86
は、駆動側の逆転ローラ94と従動側のタッチローラ8
8とから構成されている。
【0018】タッチローラ88は、偏芯軸96により支
持されており、この偏芯軸96を回動させれば、タッチ
ローラ88を正転ローラ92あるいは逆転ローラ94の
いずれかに圧接させることができる。なお、図2に示し
たように、タッチローラ88が正転ローラ92に圧接し
ている場合は、このタッチローラ88は、逆転ローラ9
4からは離反している。逆に、タッチローラ88が逆転
ローラ94に圧接している場合には、正転ローラ92か
らは離反している。
【0019】本実施例において、これらの正転ローラ9
2ならびに逆転ローラ94は、それぞれ2段階の回転速
度で回転するように構成されている。また、高速で回転
する場合にはトルクが小さく、低速で回転する場合に
は、トルクが大きくなるように設定されている。すなわ
ち、正転ローラ92が高速で回転する場合には、正転ロ
ーラ92とタッチローラ88との間でバンドを素早くバ
ンド案内アーチ74側に供給することが可能とされてお
り、このとき、正転ローラ92の回転トルクは小さい。
したがって、このような条件は、図1に示したバックプ
ールボックス80内に残されているバンドを、バンド案
内アーチ74側に供給する場合に適している(バンドの
一次供給)。
【0020】一方、正転ローラ92が低速で回転する場
合は、バンド案内アーチ74側にゆっくりとバンドを供
給することができる。このときの正転ローラ92の回転
トルクは大きいため、このような条件は、バックプール
ボックス80内に既にバンドが存在せず、バンドリール
78から直接バンドをバンド案内アーチ74側に供給す
る場合に適している(バンドの二次供給)。
【0021】次に、引戻し、引締めについて考慮する。
タッチローラ88を逆転ローラ94に圧接すれば、バン
ドの引戻しとバンドの引締めを行うことができる。この
とき、逆転ローラ94が高速で回転すれば、逆転ローラ
94とタッチローラ88との間でバンドをすばやく引戻
すことができる。このとき、逆転ローラ94の回転トル
クは小さいので、このような条件は、バンド案内アーチ
74側にバンドを送った後の、バンドの引き戻しに適し
ている(バンドの一次引締め)。また、逆転ローラ94
が低速で回転すれば、逆転ローラ94とタッチローラ8
8との間でバンドをゆっくりと引き戻すことができ、こ
のとき、逆転ローラ94の回転トルクは大きいので、こ
のような条件は、バンドの引戻しに続いてのバンドの引
締めに適している(バンドの二次引締め)。したがっ
て、この条件により、バンドを強く引き締めることがで
きる。
【0022】以下、このような条件で正転ローラ92お
よび逆転ローラ94を回転駆動させる駆動装置について
図3を参照しながら説明する。図3は、正転ローラ92
ならびに逆転ローラ94の駆動手段100を示したもの
である。正転ローラ92を支持する軸9と逆転ローラ9
4を支持する軸13とは、互いに平行に配置されてい
る。軸9に一体的に固設された小径の正転ギア15は、
軸13に一体的に固設された大径の逆転ギア19よりも
径が小さい。そして、この小径の正転ギア15と、大径
の逆転ギア19とは、互いに歯合されている。一方、小
径の正転ギア15の側方には、プーリ45がベアリング
61を介して回転可能に設置されている。また、このプ
ーリ45の一端部には、大径の変速ギア23が配置さ
れ、このプーリ45と大径の変速ギア23とは、螺子に
より一体的に固定されている。したがって、ベルト51
からの回転力がプーリ45に伝達され、このプーリ45
が回転されると、大径の変速ギア23も同時に回転する
ように構成されている。
【0023】さらに、この大径の変速ギア23は、逆転
ローラ94側の小径の変速ギア6に歯合されている。し
たがって、大径の変速ギア23が回転すれば、小径の変
速ギア6が常に一体に回動される。大径の変速ギア23
および小径の変速ギア6の側方には、それぞれコイルが
内蔵されたクラッチ17,29が設置されている。これ
らのクラッチ17,29は、軸方向に移動可能である
が、螺子43,47により、端部からの抜けが防止され
ている。
【0024】以下に、このような駆動装置で正転ローラ
92および逆転ローラ94が所定の条件で駆動させるバ
ンド掛け梱包機の作用について説明する。バンド掛け梱
包機20において、これからバンド掛けを行う場合に、
タッチローラ88は、逆転ローラ94の周面に圧接さ
れ、正転ローラ92からは離反されている。そして、バ
ンドBの先端はバンド案内アーチ74を通ってから、バ
ンドガイド内のストッパに送られた状態で停止してい
る。この状態で、被梱包物がセットされる。
【0025】始動スイッチをONにすると、後述するバ
ンド引戻し手段でバンドが引戻され、図3に示した駆動
手段において、ベルト51から回転力がプーリ45に加
えられる。すると、大径の変速ギア23と小径の変速ギ
ア6が回転するが、軸9,13に駆動力は与えないの
で、逆転ローラ94も正転ローラ92も回転しない。ク
ラッチ29をONとすると、小径の変速ギア6の回転が
そのまま軸13に伝達され、逆転ローラ94が回転す
る。
【0026】すなわち、ベルト51に力が加えられと、
大径の変速ギア23から小径の変速ギア6に力が伝達さ
れるが、このときに回転数が増速され、よって、軸13
が高速で回転するので、逆転ローラ94が高速で回転す
る。したがって、被梱包物に巻かれたバンドBは、バン
ド案内アーチ74側から高速低トルクでバンドを引戻す
ことができる(バンドの一次引締め)。
【0027】続いて、バンド掛け梱包機では、バンドの
引締めが行われる(バンドの二次引締め)。この場合に
は、クラッチ17をONとし、クラッチ29をOFFと
する。クラッチ17をONとすると、正転ローラ92の
軸9が回転し、これに伴なって、軸9と正転ギア15と
が一体に回転する。よって、大径の逆転ギア19が回転
し、逆転ローラ94が回転する。このとき、ベルト51
に加えられた回転力は、小径の正転ギア15から大径の
逆転ギア19に伝達されるときに減速される。よって、
低速高トルクの回転力を得ることができ、引き締めに適
した十分な力を得ることができる。
【0028】なお、一次引締めおよび二次引締めで引戻
された若干の長さのバンドは、バックプールボックス8
0内に貯留される。次に、バンド送りについて説明す
る。このバンド送りは、通常、被梱包物に対するバンド
掛けが終了した後に、次のバンド掛けのスタート準備と
して行われるもので、上記したように、バンドの引戻し
からバンドの引締めを経て、最後の工程にこれが行われ
ている。
【0029】ここで、バンドを送る場合は、タッチロー
ラ88が正転ローラ92に圧接される一方、タッチロー
ラ88は逆転ローラ94から離反されている。そして、
バックプールボックス80内には、引き戻された多少の
バンドが残されている。クラッチ29をONにすると、
大径の変速ギア23から、小径の変速ギア6に力が伝達
され、さらにクラッチ29に伝達され、逆転ローラ94
側の軸13が回動する。これにより、逆転ローラ94の
軸13と一体に回る逆転ギア19も回動する。よって、
正転ギア15が回動し、軸9とともに正転ローラ92が
回転する。
【0030】このとき、正転ローラ92の回転速度は、
ベルト51からの力の伝達の途中で、先ず、大径の変速
ギア23から小径の変速ギア6に伝達されることによ
り、増速される。また、大径の逆転ギア19から小径の
正転ギア15に伝達されることにより、さらに増速され
る。したがって、このようにして、ベルト51による入
力の回転速度から正転ローラ92を回転させるまでに
は、かなりの速度上昇が得られ、この増速された回転数
でバンドの一次供給を行うことができる。したがって、
この高速低トルクで、バックプールボックス80内のバ
ンドを、バンド案内アーチ74側に速やかに供給するこ
とができる(バンドの一次供給)。
【0031】これに続いて、クラッチ17がONにさ
れ、クラッチ29がOFFとされる。すると、プーリ4
5の回転速度がクラッチ17から軸9に直接伝達され、
正転ローラ92がそのままの回転数(低速)で回転す
る。よって、低速高トルクの力を正転ローラ92から出
力することができる。したがって、この力をもって、バ
ンドの二次供給が行われ、バンドリール78から直接バ
ンドをバンド案内アーチ74側に送りだすことができ
る。
【0032】以後、バンド掛けは、上記の動作を繰り返
すことにより、バンド掛けが行われる。このように本実
施例の駆動装置を用いることにより、バンドの供給ある
いはバンドの引締めに際し、2段階でバンドを送った
り、引戻したりすることができる。
【0033】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されない。例えば、
上記実施例では、正転ローラ92あるいは逆転ローラ9
4に対して、テンションローラ88を共通のタッチロー
ラとして構成したが、別々のタッチローラを設けること
もできる。
【0034】また、バンドリール78を、梱包機本体7
2の内方に配置するのではなく、梱包機本体の外方に配
置しても良いことは勿論である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るバン
ド掛け梱包機では、プールボックスおよびプールローラ
を不要とし、バンドリールに巻回されたバンドを直接バ
ンド案内アーチに供給するようにしているので、梱包機
本体をコンパクトにすることができる。したがって、部
品点数を少なくすることができるとともに、梱包機本体
内の空間スペースを有効利用することができる。
【0036】また、本発明では、バンドの供給時に、バ
ックプールボックスからバンドを送る場合のように、小
さい力でバンド送りができる場合には、高速でバンドを
送ることができる。また、バンドリールから直接バンド
を送る場合のように、大きな力を必要とする場合は、大
きなトルクでゆっくりとバンドを送ることができる。こ
の逆に、バンドを引戻す場合には、小さなトルクで早く
バンドを引戻すことができる。さらに、バンドの引締め
には大きなトルクでゆっくりと引き締めることができ
る。これにより、プールボックスを、プールローラを不
要としながらも高速のバンド掛けができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例によるバンド掛け梱包
機の概略正面図である。
【図2】図2は同実施例のバンド掛け梱包機のコントロ
ール部に備えられたバンド供給手段、バンド引戻し・引
締め手段の要部断面図である。
【図3】図3は同実施例による正転ローラと、逆転ロー
ラを駆動させる駆動手段の断面図である。
【図4】図4は従来のバンド掛け梱包機の斜視図であ
る。
【図5】図5は従来のバンド掛け梱包機の作用を示す概
略正面図である。
【図6】図6は従来のバンド掛け梱包機のコントロール
部の概略断面図である。
【符号の説明】
6 変速軸 9 回転軸(正転側) 13 回転軸(逆転側) 15 小径の正転ギア 17 クラッチ 19 大径の逆転ギア 23 大径の変速ギア 27 クラッチ 29 クラッチ 45 プーリ 72 梱包機本体 74 バンド案内アーチ 78 バンドリール 80 バックプールボックス 82 バンド供給手段 83 コントロール部 84 バンド引戻し手段 86 バンド引締手段 88 タッチローラ 92 正転ローラ 94 逆転ローラ 100 駆動手段 B バンド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相 沢 義 勝 神奈川県川崎市川崎区日ノ出2−1−19 ストラパック株式会社川崎工場内 (72)発明者 鶴 巻 三 郎 千葉県千葉市若葉区源町584−1 株式会 社インターテック内 (72)発明者 佐 藤 充 神奈川県川崎市川崎区日ノ出2−1−19 ストラパック株式会社川崎工場内 Fターム(参考) 3E052 BA03 CA01 CB05 CB07 FA02 GA06 HA01 LA03 LA05 LA07 LA08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正転ローラと逆転ローラに、タッチローラ
    を圧接離自在に配設し、 前記タッチローラを前記正転ローラに圧接して構成され
    るバンド供給手段により、梱包機本体内のバンドの先端
    を直接バンド案内アーチ側に送り出すとともに、 前記バンド案内アーチ側の所定位置に送り出されたバン
    ドを、前記タッチローラを前記逆転ローラに圧接して構
    成されるバンド引戻し手段により、前記梱包機本体側に
    引き戻し、さらに引き戻されたバンドを、バンド引締め
    手段により引締めし、 バンド引戻し手段、バンド引締め手段により、引き戻さ
    れた未使用のバンドを、前記梱包機本体内に画成された
    バックプールボックスに一時的に貯留し、 このバックプールボックスに貯留された未使用のバンド
    を次回のバンド掛けに使用する際に、前記バンド供給手
    段の駆動力によりバンド案内アーチ側に高速で送り出
    し、さらにバンド案内アーチ側に不足するバンド量を高
    駆動力により低速で、前記バンドリールから直接繰り出
    して前記案内アーチ側に供給するようにしたことを特徴
    とするバンド掛け梱包機。
  2. 【請求項2】逆転ローラを支持する回転軸と、 この回転軸に一体的に固設された大径の逆転ギアと、 前記回転軸に、回転可能に支持された小径の変速ギア
    と、 前記小径の変速ギアの側方に、当該変速ギアに対して接
    離可能なクラッチと、 正転ローラを支持する回転軸と、 この回転軸に一体的に固設された小径の正転ギアと、 外部から力が入力されるプーリと、 このプーリの側面に一体的に固設された大径の変速ギア
    と、 前記変速ギアの側方に、当該変速ギアに対して接離可能
    なクラッチと、を備えた駆動手段を、 前記正転ローラと前記逆転ローラとの間に配設すること
    により、前記正転ローラと前記逆転ローラとに、それぞ
    れ高速低トルクの回転力と低速高トルクの回転力とを生
    じさせ、これにより前記バンドを高速または低速の2段
    階で供給または引戻すことを特徴とする請求項1に記載
    のバンド掛け梱包機。
  3. 【請求項3】前記バックプールボックスは、前記梱包機
    本体内に画成され、前記バンドリールは、前記梱包機本
    体内に収容されていることを特徴とする請求項1に記載
    のバンド掛け梱包機。
  4. 【請求項4】前記バックプールボックスは、前記梱包機
    本体内に画成され、前記バンドリールは、前記梱包機本
    体の外側に収容されていることを特徴とする請求項1に
    記載のバンド掛け梱包機。
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