JP2003267177A - 乗員拘束装置 - Google Patents

乗員拘束装置

Info

Publication number
JP2003267177A
JP2003267177A JP2002070190A JP2002070190A JP2003267177A JP 2003267177 A JP2003267177 A JP 2003267177A JP 2002070190 A JP2002070190 A JP 2002070190A JP 2002070190 A JP2002070190 A JP 2002070190A JP 2003267177 A JP2003267177 A JP 2003267177A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
airbag
bag
inner bag
expansion parts
inflator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002070190A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3966748B2 (ja
Inventor
Takeshi Otsuka
猛 大塚
Takeshi Kai
健 甲斐
Naoteru Kawajiri
直輝 川尻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2002070190A priority Critical patent/JP3966748B2/ja
Publication of JP2003267177A publication Critical patent/JP2003267177A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3966748B2 publication Critical patent/JP3966748B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Bags (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車室の側部内面に沿って展開するエアバッグ
の厚さを均一化するとともに、その表面の張力を均一化
して衝撃吸収性能を高める。 【解決手段】 車両の側面衝突時にインフレータ19か
ら供給されるガスで膨張して車室の側部内面に沿って展
開するエアバッグ18はインナーバッグ20およびアウ
ターバッグ21から構成され、インナーバッグ20はイ
ンフレータ19からのガスで膨張する膨張部25と、膨
張しない非膨張部26とを備える。インナーバッグ20
の膨張部25が膨張しても非膨張部26は平坦なままで
あるが、膨張するインナーバッグ20の膨張部25によ
り外向きに押し広げられてアウターバッグ21が膨張
し、隣接する膨張部25間の非膨張部26を覆うように
膜状に展開するため、アウターバッグ21の内面および
外面は平坦になり、エアバッグ18の厚さは全体的に均
一になる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、車体のドア開口部
の上縁に沿って折り畳み状態のエアバッグを配置し、車
両の側面衝突時にエアバッグを膨張させて車室の側部内
面に沿って展開させる乗員拘束装置に関する。 【0002】 【従来の技術】車両の側面衝突時に車室の側部内面に沿
ってエアバッグをカーテン状に展開させる乗員拘束装置
は、例えば、特開2000−33847号公報、特開平
11−235965号公報により公知である。この種の
乗員拘束装置のエアバッグは展開時に広い面積をカバー
するものであり、そのために全体を均一な厚さに膨張さ
せる必要がある。そこで従来のエアバッグは、2枚の基
布を重ね合わせて縫製あるいは接着することで、ガスが
流入して膨張する複数のセルを幾何学形状に形成してい
た。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
エアバッグは、複数のセルを幾何学形状に形成したこと
で、膨張時に各々のセルの部分の厚さは均一になるもの
の、隣接するセルに挟まれた縫製部分や接着部分の近傍
でエアバッグの厚さが不足し、その部分の衝撃吸収性能
が低下するという問題があった。 【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、車室の側部内面に沿って展開するエアバッグの厚さ
を均一化するとともに、その表面の張力を均一化して衝
撃吸収性能を高めることを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明によれば、車体のドア開
口部の上縁に沿って折り畳み状態のエアバッグを配置
し、車両の側面衝突時にエアバッグを膨張させて車室の
側部内面に沿って展開させる乗員拘束装置において、前
記エアバッグを、インフレータから流入するガスで部分
的に膨張するインナーバッグと、このインナーバッグを
覆うアウターバッグとで構成したことを特徴とする乗員
拘束装置が提案される。 【0006】上記構成によれば、車両の側面衝突時に車
室の側部内面に沿って展開するエアバッグを、インフレ
ータから流入するガスで部分的に膨張するインナーバッ
グと、このインナーバッグを覆うアウターバッグとで構
成したので、インナーバッグの膨張部間を接続するよう
にアウターバッグが膜状に展開することで、インナーバ
ッグの膨張部および非膨張部に関わらずにアウターバッ
グが均一な厚さおよび張力で膨張し、エアバッグ全体に
充分な衝撃吸収性能を持たせることができる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。 【0008】図1〜図5は本発明の第1実施例を示すも
ので、図1は自動車の車室内部を示す斜視図、図2は図
1の2部拡大図、図3は図2の3−3線断面図、図4は
図2の4−4線断面図、図5はエアバッグの分解斜視図
である。 【0009】図1に示すように、車両の車体側面にはフ
ロントピラー11およびセンターピラー12間にフロン
トドア13が取り付けられるドア開口部14が形成さ
れ、センターピラー12およびリヤピラー15間にリヤ
ドア16が取り付けられるドア開口部17が形成され
る。フロントドア13およびリヤドア16のドア開口部
14,17の上縁に沿って折り畳み状態のエアバッグ1
8が収納されており、車両の側面衝突時あるいはロール
オーバー時に所定値以上の加速度が検出されると、車体
の内部側面、即ちフロントピラー11、センターピラー
12、リヤピラー15、フロントドア13のドアガラス
13aおよびリヤドア16のドアガラス16aと、フロ
ントシートおよびリヤシートに座った乗員との間に遮る
ように、エアバッグ18が下向きにカーテン状に展開す
る。尚、エアバッグ18は、実質的に同一構造のものが
車体の左右両側にそれぞれ設けられているが、以下その
代表として車体の右側に設けられたものについて説明す
る。 【0010】図2〜図5に示すように、車体前後方向に
延びるエアバッグ18は、リヤピラー15に設けたイン
フレータ19から供給されるガスで膨張するインナーバ
ッグ20と、インナーバッグ20を覆うように設けられ
たアウターバッグ21とから構成される。アウターバッ
グ21は、インフレータ19からのガスで膨張するもの
ではなく、その内部で膨張するインナーバッグ20によ
り外側に押し広げられて膨張する。 【0011】インナーバッグ20は略同一形状の第1基
布22および第2基布23を2重に重ね合わせて縫製2
4したものであり、その縫製24によってパイプ状の膨
張部25と、膨張部25間を接続する非膨張部26とが
形成される。膨張部25の後端が、リヤピラー15の内
部に収納されたインフレータ19から前方に延びるガス
供給パイプ27に接続される。インナーバッグ20を覆
うアウターバッグ21は、インナーバッグ20の第1、
第2基布22,23と略同一形状の第3基布28および
第4基布29を2重に重ね合わせ、その外周部を縫製3
0したものであり、インナーバッグ20の上縁に設けた
複数の取付部20a…とアウターバッグ21の上縁に設
けた複数の取付部21a…とが、重ね合わされてルーフ
サイドレールに固定される。 【0012】次に、上記実施例の作用について説明す
る。 【0013】車両の側面衝突が検知されるとインフレー
タ19が作動し、インフレータ19内に蓄圧されたガス
がガス供給パイプ27を経てインナーバッグ20の膨張
部25に流入し、膨張したエアバッグ18はルーフサイ
ドレールからフロントドア13およびリヤドア16の内
面に沿って下向きに展開する。 【0014】インナーバッグ20の膨張部25は略一定
の直径を有するパイプ状に形成されているため、その膨
張部25が膨張した際の厚さは略均一になるが、非膨張
部26は平坦なままとなる。インナーバッグ20を覆う
アウターバッグ21は、膨張するインナーバッグ20の
膨張部25により外向きに押し広げられて膨張し、隣接
する膨張部25間の非膨張部26を覆うように膜状に展
開するため、アウターバッグ21の内面および外面は平
坦になり、エアバッグ18の厚さは全体的に均一にな
る。 【0015】仮に、エアバッグ18をインナーバッグ2
0だけで構成すると、非膨張部26が膨張しないため
に、その部分が衝撃吸収能力を発揮することができなく
なり、逆にエアバッグ18をアウターバッグ21だけで
構成すると、その中央部が極端に厚く膨張してしまうた
め、エアバッグ18の厚さを全体的に均一にして車体内
側面に沿って的確に展開させることが難しくなり、かつ
衝撃吸収能力も不均一になってしまう。それに対して、
本実施例のエアバッグ18は、インナーバッグ20およ
びアウターバッグ21を組み合わせたことにより、エア
バッグ18の厚さを全体的に均一にするとともに、アウ
ターバッグ21に均一な張力を与えることができ、それ
により衝撃吸収能力を確実に発揮させることができる。 【0016】インナーバッグ20の膨張部25の形状は
適宜変更可能である。図6に示す第2実施例では、イン
ナーバッグ20の膨張部25をフロントシート側とリヤ
シート側とに分離し、その中間に配置したインフレータ
19からガスを供給するものである。その他、図7
(A)〜(C)の第3実施例〜第5実施例に示すよう
に、膨張部25の形状には種々のバリエーションが考え
られが、上記第2〜第5実施例によっても、第1実施例
と同様の作用効果を達成することができる。 【0017】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。 【0018】例えば、インナーバッグ20の膨張部25
の形状は上記各実施例のものに限定されず、またインフ
レータ19の位置や仕様も適宜変更可能である。 【0019】またエアバッグ18の各基布22,23,
28,29を縫製24,30する代わりに、接着等の他
の手段を採用することができる。 【0020】 【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、車両の側面衝突時に車室の側部内面に沿って
展開するエアバッグを、インフレータから流入するガス
で部分的に膨張するインナーバッグと、このインナーバ
ッグを覆うアウターバッグとで構成したので、インナー
バッグの膨張部間を接続するようにアウターバッグが膜
状に展開することで、インナーバッグの膨張部および非
膨張部に関わらずにアウターバッグが均一な厚さおよび
張力で膨張し、エアバッグ全体に充分な衝撃吸収性能を
持たせることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】自動車の車室内部を示す斜視図 【図2】図1の2部拡大図 【図3】図2の3−3線断面図 【図4】図2の4−4線断面図 【図5】エアバッグの分解斜視図 【図6】第2実施例に係る、前記図2に対応する図 【図7】第3〜第5実施例に係るエアバッグの膨張部の
形状を示す図 【符号の説明】 14 ドア開口部 17 ドア開口部 18 エアバッグ 19 インフレータ 20 インナーバッグ 21 アウターバッグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川尻 直輝 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3D054 AA02 AA03 AA04 AA07 AA18 CC05 CC31 CC32 CC34

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 車体のドア開口部(14,17)の上縁
    に沿って折り畳み状態のエアバッグ(18)を配置し、
    車両の側面衝突時にエアバッグ(18)を膨張させて車
    室の側部内面に沿って展開させる乗員拘束装置におい
    て、 前記エアバッグ(18)を、インフレータ(19)から
    流入するガスで部分的に膨張するインナーバッグ(2
    0)と、このインナーバッグ(20)を覆うアウターバ
    ッグ(21)とで構成したことを特徴とする乗員拘束装
    置。
JP2002070190A 2002-03-14 2002-03-14 乗員拘束装置 Expired - Fee Related JP3966748B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002070190A JP3966748B2 (ja) 2002-03-14 2002-03-14 乗員拘束装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002070190A JP3966748B2 (ja) 2002-03-14 2002-03-14 乗員拘束装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003267177A true JP2003267177A (ja) 2003-09-25
JP3966748B2 JP3966748B2 (ja) 2007-08-29

Family

ID=29200831

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002070190A Expired - Fee Related JP3966748B2 (ja) 2002-03-14 2002-03-14 乗員拘束装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3966748B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011126429A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Sumisho Airbag Systems Co Ltd カーテンバッグ
JP2015006841A (ja) * 2013-06-25 2015-01-15 トヨタ自動車株式会社 ルーフエアバッグ装置及び乗員保護装置
JP2016185808A (ja) * 2010-10-14 2016-10-27 オートリブ ディベロップメント エービー カーテンエアバッグ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011126429A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Sumisho Airbag Systems Co Ltd カーテンバッグ
JP2016185808A (ja) * 2010-10-14 2016-10-27 オートリブ ディベロップメント エービー カーテンエアバッグ
JP2015006841A (ja) * 2013-06-25 2015-01-15 トヨタ自動車株式会社 ルーフエアバッグ装置及び乗員保護装置
US9493135B2 (en) 2013-06-25 2016-11-15 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Roof airbag device and occupant protection device

Also Published As

Publication number Publication date
JP3966748B2 (ja) 2007-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4552840B2 (ja) サイドエアバッグ装置
JP4420067B2 (ja) 車両用エアバッグ装置
US7695005B2 (en) Side airbag and method of folding
JP2001171471A (ja) 膨張可能エアバッグ
WO2007045952A1 (en) Air bag system with inflatable tubular inner structure
JP2003529492A (ja) エアバッグシステムおよびそれを製作する方法
JP5746666B2 (ja) 車両用カーテンエアバッグ及びその取付構造
JP6544263B2 (ja) サイドエアバッグ装置
JP2018199401A (ja) ファーサイドエアバッグ装置
JP4244863B2 (ja) 助手席用エアバッグ
JP6206310B2 (ja) 乗物用シートのシートバック
JP3760537B2 (ja) サイドエアバック装置
JP5031350B2 (ja) エアバッグ装置
JP2006117235A (ja) エアバッグ装置
JP2000006750A (ja) 前後席用頭部保護エアバッグ装置
JP2005239038A (ja) エアバッグ
JP2001163161A (ja) 頭部保護エアバッグ装置
JP3966748B2 (ja) 乗員拘束装置
JP2000006749A (ja) 前後席用頭部保護エアバッグ装置
JP7373925B2 (ja) エアバッグ
JP2003231452A (ja) 頭部保護エアバッグ装置
JP5031349B2 (ja) 助手席用エアバッグ装置
JP6545606B2 (ja) サイドエアバッグ装置
JP2002362293A (ja) 乗員拘束装置
JP6417932B2 (ja) サイドエアバッグ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070126

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070413

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070516

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070529

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110608

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110608

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130608

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130608

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140608

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees