JP2003266250A - 車体の位置調整装置 - Google Patents
車体の位置調整装置Info
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- JP2003266250A JP2003266250A JP2002078313A JP2002078313A JP2003266250A JP 2003266250 A JP2003266250 A JP 2003266250A JP 2002078313 A JP2002078313 A JP 2002078313A JP 2002078313 A JP2002078313 A JP 2002078313A JP 2003266250 A JP2003266250 A JP 2003266250A
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- bracket
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 設置占有スペースが抑制され、簡単な構成で
設備設置コスト及びメンテナンスコストの低減が期待で
きる車体の位置調整装置を提供する。 【解決手段】 ベースブラケット11にスライドブラケ
ット17を水平移動自在に支持し、スライドブラケット
17の先端部に軸支された回動軸22に支持アーム23
と作動アーム26を突設し、かつ支持アーム23の先端
に受部25を回転自在に支持する一方、ベースブラケッ
ト11とスライドブラケット17に第1エアシリンダ3
1と第2エアシリンダ32を同軸線上に架設し、作動ア
ーム26とスライドブラケット17に第3エアシリンダ
33を架設する。第1エアシリンダ31の伸縮作動でス
ライドブラケット17が退避位置と作動位置に移動し、
各エアシリンダ31、32、33の伸縮作動がフリー状
態で受部25の移動を自在にし、第3エアシリンダ36
の縮小作動で受部25を中立位置に復帰させる。
設備設置コスト及びメンテナンスコストの低減が期待で
きる車体の位置調整装置を提供する。 【解決手段】 ベースブラケット11にスライドブラケ
ット17を水平移動自在に支持し、スライドブラケット
17の先端部に軸支された回動軸22に支持アーム23
と作動アーム26を突設し、かつ支持アーム23の先端
に受部25を回転自在に支持する一方、ベースブラケッ
ト11とスライドブラケット17に第1エアシリンダ3
1と第2エアシリンダ32を同軸線上に架設し、作動ア
ーム26とスライドブラケット17に第3エアシリンダ
33を架設する。第1エアシリンダ31の伸縮作動でス
ライドブラケット17が退避位置と作動位置に移動し、
各エアシリンダ31、32、33の伸縮作動がフリー状
態で受部25の移動を自在にし、第3エアシリンダ36
の縮小作動で受部25を中立位置に復帰させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車等の
組立工程において、車体を位置決めする車体の位置調整
装置に関する。
組立工程において、車体を位置決めする車体の位置調整
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車を製造する車体組立工程
においては、車体を各組立ステーションに搬送し、各組
立ステーションで各部品が取り付けられる。
においては、車体を各組立ステーションに搬送し、各組
立ステーションで各部品が取り付けられる。
【0003】このような車体の組立工程では、例えば車
体をオーバーヘッドコンベヤ等から台車等に移載する
際、取付部品等との相対位置を確保するために、車体を
所定の位置に位置決めすることが要求される。
体をオーバーヘッドコンベヤ等から台車等に移載する
際、取付部品等との相対位置を確保するために、車体を
所定の位置に位置決めすることが要求される。
【0004】この対策として、車体組立工程において車
体位置を調整する車体の位置調整装置が、例えば特公平
3−43167号公報によって提案されている。
体位置を調整する車体の位置調整装置が、例えば特公平
3−43167号公報によって提案されている。
【0005】この車体の位置調整装置は、図11に分解
斜視図を示し、図12に平面図、図13に側面図を示す
ように、第1スライドベアリングブラケット101上に
配置されて所定の水平方向に滑動可能で常時スプリング
102によって該方向における中立位置に付勢された第
1スライドベアリング103と、第1スライドベアリン
グ103上に設けられた第2スライドベアリングブラケ
ット104上に配置されて第1スライドベアリング10
3の滑動方向と交差する方向に滑動可能で常時スプリン
グ105によって該方向における中立位置に付勢された
第2スライドベアリング106と、第2スライドベアリ
ング106上に回転ベアリング107を介して支持され
た受台108と、この受台108を回転中立位置に付勢
するスプリング109を具備している。
斜視図を示し、図12に平面図、図13に側面図を示す
ように、第1スライドベアリングブラケット101上に
配置されて所定の水平方向に滑動可能で常時スプリング
102によって該方向における中立位置に付勢された第
1スライドベアリング103と、第1スライドベアリン
グ103上に設けられた第2スライドベアリングブラケ
ット104上に配置されて第1スライドベアリング10
3の滑動方向と交差する方向に滑動可能で常時スプリン
グ105によって該方向における中立位置に付勢された
第2スライドベアリング106と、第2スライドベアリ
ング106上に回転ベアリング107を介して支持され
た受台108と、この受台108を回転中立位置に付勢
するスプリング109を具備している。
【0006】更に、第1スライドベアリングブラケット
101には受台108上に載置された車体を第2スライ
ドベアリング106の滑動方向と同一方向に押動するシ
リンダ装置110が配設されて位置調整装置100を構
成している。
101には受台108上に載置された車体を第2スライ
ドベアリング106の滑動方向と同一方向に押動するシ
リンダ装置110が配設されて位置調整装置100を構
成している。
【0007】この位置調整装置100が配設される組立
スターションは、例えば図14に説明図を示し、かつ図
15に図14のI−I線断面図を示すように、台車11
1が走行するフロア上に敷設されたレール112及び、
オーバーヘッドコンベヤ120によって搬送された車体
Wを台車111上に移載するドロップリフタ113を有
し、ドロップリフタ113の位置に合わせてフロアにピ
ット115が設けられている。
スターションは、例えば図14に説明図を示し、かつ図
15に図14のI−I線断面図を示すように、台車11
1が走行するフロア上に敷設されたレール112及び、
オーバーヘッドコンベヤ120によって搬送された車体
Wを台車111上に移載するドロップリフタ113を有
し、ドロップリフタ113の位置に合わせてフロアにピ
ット115が設けられている。
【0008】ピット115内には昇降可能なテーブルリ
フタ116が設置され、テーブルリフタ116上に位置
調整装置100が台車111を両側から挟むように複数
個取付治具117を介して配設されている。これらの位
置調整装置100の内のいくつかはシリンダ装置110
の押動方向が台車111の進行方向と同一方向(X軸方
向)に、残りは台車111の進行方向に直交する方向
(Y軸方向)に進退するように取付けてある。また、受
台108上に載置された車体WのX軸方向におけるずれ
を検知する検知装置119が設けられている。
フタ116が設置され、テーブルリフタ116上に位置
調整装置100が台車111を両側から挟むように複数
個取付治具117を介して配設されている。これらの位
置調整装置100の内のいくつかはシリンダ装置110
の押動方向が台車111の進行方向と同一方向(X軸方
向)に、残りは台車111の進行方向に直交する方向
(Y軸方向)に進退するように取付けてある。また、受
台108上に載置された車体WのX軸方向におけるずれ
を検知する検知装置119が設けられている。
【0009】次に作用を説明する。空の台車111が定
位置に停止すると、位置調整装置100を設けたテーブ
ルリフタ116が上限位置まで上昇する。そして、オー
バーヘッドコンベヤ120によって搬入された車体Wは
ドロップリフタ113によって位置調整装置100の受
台108上に載置される。このとき、車体Wは台車11
1に載置される際の正規の位置からX軸方向及びY軸方
向にずれている。そこで、Y軸方向を向いている位置調
整装置100のシリンダ装置110によって車体Wの複
数部位を押圧し、車体WのY軸方向及び回転方向におけ
るずれを修正する。この場合、各位置調整装置100に
は車体Wを受台108ごとY軸方向及びX軸方向へ滑動
させる第1スライドベアリング103及び第2スライド
ベアリングブラケット104と、車体Wを受台107ご
と回動させる回転ベアリング107が設けられているた
め、受台108は車体WのY軸方向及び回動方向の動き
に追従して自在に移動する。従って、車体Wは受台10
8との間で摩擦摺動することなくY軸方向及び回動方向
のずれを修正することができる。このようにしてY軸方
向及び回動方向のずれが修正された車体WのX軸方向の
ずれを検知装置119によって検知する。
位置に停止すると、位置調整装置100を設けたテーブ
ルリフタ116が上限位置まで上昇する。そして、オー
バーヘッドコンベヤ120によって搬入された車体Wは
ドロップリフタ113によって位置調整装置100の受
台108上に載置される。このとき、車体Wは台車11
1に載置される際の正規の位置からX軸方向及びY軸方
向にずれている。そこで、Y軸方向を向いている位置調
整装置100のシリンダ装置110によって車体Wの複
数部位を押圧し、車体WのY軸方向及び回転方向におけ
るずれを修正する。この場合、各位置調整装置100に
は車体Wを受台108ごとY軸方向及びX軸方向へ滑動
させる第1スライドベアリング103及び第2スライド
ベアリングブラケット104と、車体Wを受台107ご
と回動させる回転ベアリング107が設けられているた
め、受台108は車体WのY軸方向及び回動方向の動き
に追従して自在に移動する。従って、車体Wは受台10
8との間で摩擦摺動することなくY軸方向及び回動方向
のずれを修正することができる。このようにしてY軸方
向及び回動方向のずれが修正された車体WのX軸方向の
ずれを検知装置119によって検知する。
【0010】そして、車体WがX軸方向にずれている場
合には、検知装置119からの信号によって、シリンダ
装置110がX軸方向に向いている位置調整装置100
のうち該当するシリンダ装置110を所要ストロークだ
け前進させて車体Wを押圧させ、X軸方向のずれを修正
させる。
合には、検知装置119からの信号によって、シリンダ
装置110がX軸方向に向いている位置調整装置100
のうち該当するシリンダ装置110を所要ストロークだ
け前進させて車体Wを押圧させ、X軸方向のずれを修正
させる。
【0011】車体Wの位置調整が完了すると、テーブル
リフタ116を下降限まで下降する。このテーブルリフ
タ116の下降の途中で、車体Wは位置調整装置100
の受台108から台車111上に位置のずれを生じるこ
となく移載される。移載が完了すると、各位置調整装置
100のシリンダ装置110が後退し、第1スライドベ
アリング103、第2スライドベアリングブラケット1
04及び回転ベアリング107はスプリング102、1
05、109によって中立位置に復帰し、各受台108
が中立位置に復帰する。そして、車体Wを搭載した台車
111が移動し、新たな空の台車Wが定位置に停止する
と、テーブルリフタ116が再び上昇限まで上昇し、上
述した作動が繰り返される。
リフタ116を下降限まで下降する。このテーブルリフ
タ116の下降の途中で、車体Wは位置調整装置100
の受台108から台車111上に位置のずれを生じるこ
となく移載される。移載が完了すると、各位置調整装置
100のシリンダ装置110が後退し、第1スライドベ
アリング103、第2スライドベアリングブラケット1
04及び回転ベアリング107はスプリング102、1
05、109によって中立位置に復帰し、各受台108
が中立位置に復帰する。そして、車体Wを搭載した台車
111が移動し、新たな空の台車Wが定位置に停止する
と、テーブルリフタ116が再び上昇限まで上昇し、上
述した作動が繰り返される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記特公平3−431
67号公報の位置調整装置100によると、第1スライ
ドベアリングブラケット101上に互いに交差する方向
に滑動可能な第1スライドベアリング103と第2スラ
イドベアリングブラケット104、及び回転ベアリング
107を介して受台108を支持し、かつ各々を中立位
置に付勢するスプリング102、105、109を具備
することから、受台108が載置された車体WのY軸方
向、X軸方向、及び回動方向の動きに追従して自在に移
動し、車体Wをシリンダ装置110によって押動するこ
とによって車体Wと受台108との間で摩擦摺動するこ
となくY軸方向、X軸方向、回動方向のずれが修正で
き、台車111上に位置のずれを生じることなく車体W
の移載ができる。
67号公報の位置調整装置100によると、第1スライ
ドベアリングブラケット101上に互いに交差する方向
に滑動可能な第1スライドベアリング103と第2スラ
イドベアリングブラケット104、及び回転ベアリング
107を介して受台108を支持し、かつ各々を中立位
置に付勢するスプリング102、105、109を具備
することから、受台108が載置された車体WのY軸方
向、X軸方向、及び回動方向の動きに追従して自在に移
動し、車体Wをシリンダ装置110によって押動するこ
とによって車体Wと受台108との間で摩擦摺動するこ
となくY軸方向、X軸方向、回動方向のずれが修正で
き、台車111上に位置のずれを生じることなく車体W
の移載ができる。
【0013】更に、スプリング102、105、109
によって第1スライドベアリング103、第2スライド
ベアリングブラケット104、回転ベアリング107が
自動的に中立位置に復帰することから、車体Wを移載し
た後に速やかに受台108が中立位置に復帰し、車体W
を台車111の所期の位置に速やかに移載することがで
きる。
によって第1スライドベアリング103、第2スライド
ベアリングブラケット104、回転ベアリング107が
自動的に中立位置に復帰することから、車体Wを移載し
た後に速やかに受台108が中立位置に復帰し、車体W
を台車111の所期の位置に速やかに移載することがで
きる。
【0014】しかし、第1スライドベアリングブラケッ
ト101上に第1スライドベアリング103、第2スラ
イドベアリングブラケット104、回転ベアリング10
7及び受台108が上下方向に重なるように配設される
ことから、位置調整装置100の高さ方向の寸法が大き
く、台車111に車体Wを移載する際その車体Wの下方
に大きなスペースを要し、大きな設備設置スペースが要
求される。
ト101上に第1スライドベアリング103、第2スラ
イドベアリングブラケット104、回転ベアリング10
7及び受台108が上下方向に重なるように配設される
ことから、位置調整装置100の高さ方向の寸法が大き
く、台車111に車体Wを移載する際その車体Wの下方
に大きなスペースを要し、大きな設備設置スペースが要
求される。
【0015】また、第1スライドベアリング103、第
2スライドベアリングブラケット104及び回転ベアリ
ング107等の取り付けには高精度が要求されると共に
機構が複雑でかつ構成部品が多く、設備設置コストの増
大及びメンテナンスコストの増加が懸念される。
2スライドベアリングブラケット104及び回転ベアリ
ング107等の取り付けには高精度が要求されると共に
機構が複雑でかつ構成部品が多く、設備設置コストの増
大及びメンテナンスコストの増加が懸念される。
【0016】従って、かかる点に鑑みなされた本発明の
目的は、コンパクトで設置占有スペースが小さく、かつ
構成部品が少なく簡単な機構で設備設置コスト及びメン
テナンスコストの低減が期待できる車体の位置調整装置
を提供することにある。
目的は、コンパクトで設置占有スペースが小さく、かつ
構成部品が少なく簡単な機構で設備設置コスト及びメン
テナンスコストの低減が期待できる車体の位置調整装置
を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1に記載の車体の位置調整装置の発明は、ベースブラ
ケットと、該ベースブラケット上に滑動部材を介して水
平移動自在に支持されたスライドブラケットと、上記ス
ライドブラケットの先端部に上下方向に延在する回動軸
線を中心に回動自在に軸支された回動軸と、該回動軸に
上記スライドブラケットから離反する方向に延在して突
設された支持アームと、該支持アームの先端に回動ベア
リングを介して水平回転自在に支持され上面に車体が載
置可能な受部と、上記回動軸に上記支持アームから離反
する方向に延在して突設された作動アームと、上記ベー
スブラケットとスライドブラケットの間に架設されて伸
長作動によってスライドブラケットを作動位置に、かつ
縮小作動によって退避位置に移動させるスライドブラケ
ット用アクチュエータと、上記作動アームとスライドブ
ラケットの間に架設されて伸長作動或いは縮小作動のい
ずれか一方の作動で受部を中立位置に復帰させるワーク
支持部アクチュエータとを備え、上記スライドブラケッ
ト用アクチュエータ及びワーク支持部アクチュエータ
は、上記受部の移動に追従して伸長作動及び縮小作動が
自在となるフリー状態に作動切換え可能であることを特
徴とする。
項1に記載の車体の位置調整装置の発明は、ベースブラ
ケットと、該ベースブラケット上に滑動部材を介して水
平移動自在に支持されたスライドブラケットと、上記ス
ライドブラケットの先端部に上下方向に延在する回動軸
線を中心に回動自在に軸支された回動軸と、該回動軸に
上記スライドブラケットから離反する方向に延在して突
設された支持アームと、該支持アームの先端に回動ベア
リングを介して水平回転自在に支持され上面に車体が載
置可能な受部と、上記回動軸に上記支持アームから離反
する方向に延在して突設された作動アームと、上記ベー
スブラケットとスライドブラケットの間に架設されて伸
長作動によってスライドブラケットを作動位置に、かつ
縮小作動によって退避位置に移動させるスライドブラケ
ット用アクチュエータと、上記作動アームとスライドブ
ラケットの間に架設されて伸長作動或いは縮小作動のい
ずれか一方の作動で受部を中立位置に復帰させるワーク
支持部アクチュエータとを備え、上記スライドブラケッ
ト用アクチュエータ及びワーク支持部アクチュエータ
は、上記受部の移動に追従して伸長作動及び縮小作動が
自在となるフリー状態に作動切換え可能であることを特
徴とする。
【0018】請求項1の発明によると、ベースブラケッ
ト上に水平移動自在にスライドブラケットを支持し、ス
ライドブラケットの先端部に軸支された回動軸に支持ア
ーム及び作動アームを突設し、かつ支持アームの先端に
回動ベアリングを介して水平回動自在に受部を支持する
一方、ベースブラケットとスライドブラケットの間にス
ライドブラケット用アクチュエータを架設すると共に作
動アームとスライドブラケットとの間にワーク支持部ア
クチュエータを架設して車体の位置調整装置を構成し、
スライドブラケット用アクチュエータの伸縮作動によっ
てスライドブラケットを作動位置と退避位置との間で移
動し、作動位置でスライドブラケット用アクチュエータ
及びワーク支持部アクチュエータの伸縮作動を自在にす
ることによって、受部上に載置した車体と受部との間に
相対移動を生じさせることなく車体の位置調整ができ
る。また、スライドブラケット用アクチュエータ及びワ
ーク支持部アクチュエータによって各車体の位置調整毎
に受部が中立位置に復帰し、円滑な車体の位置調整を繰
り返し行うことができる。
ト上に水平移動自在にスライドブラケットを支持し、ス
ライドブラケットの先端部に軸支された回動軸に支持ア
ーム及び作動アームを突設し、かつ支持アームの先端に
回動ベアリングを介して水平回動自在に受部を支持する
一方、ベースブラケットとスライドブラケットの間にス
ライドブラケット用アクチュエータを架設すると共に作
動アームとスライドブラケットとの間にワーク支持部ア
クチュエータを架設して車体の位置調整装置を構成し、
スライドブラケット用アクチュエータの伸縮作動によっ
てスライドブラケットを作動位置と退避位置との間で移
動し、作動位置でスライドブラケット用アクチュエータ
及びワーク支持部アクチュエータの伸縮作動を自在にす
ることによって、受部上に載置した車体と受部との間に
相対移動を生じさせることなく車体の位置調整ができ
る。また、スライドブラケット用アクチュエータ及びワ
ーク支持部アクチュエータによって各車体の位置調整毎
に受部が中立位置に復帰し、円滑な車体の位置調整を繰
り返し行うことができる。
【0019】また、構成部品が少なく簡単な構成で位置
調整装置が形成され、かつ各構成部品の組み付け要求精
度が大幅に緩和され、構成部品が安価であることと相俟
って設備設置コスト及びメンテナンスコストの低減が期
待できる。
調整装置が形成され、かつ各構成部品の組み付け要求精
度が大幅に緩和され、構成部品が安価であることと相俟
って設備設置コスト及びメンテナンスコストの低減が期
待できる。
【0020】更に、受部を回動ベアリングを介して支持
する支持アームをスライドブラケットの先端に回動自在
に配設し、受部の移動を制御するワーク支持部アクチュ
エータがスライドブラケットと作動アームとの間に架設
され、かつスライドブラケット用アクチュエータがベー
スブラケットとスライドブラケットの間に架設されて配
置されることから、車体を載置する受部の部分における
上下方向の寸法が抑制され、設置占有スペースの削減が
期待できる。
する支持アームをスライドブラケットの先端に回動自在
に配設し、受部の移動を制御するワーク支持部アクチュ
エータがスライドブラケットと作動アームとの間に架設
され、かつスライドブラケット用アクチュエータがベー
スブラケットとスライドブラケットの間に架設されて配
置されることから、車体を載置する受部の部分における
上下方向の寸法が抑制され、設置占有スペースの削減が
期待できる。
【0021】請求項2に記載の発明は、請求項1の車体
の位置調整装置において、上記スライドブラケット用ア
クチュエータは、基端がベースブラケットに結合された
第1エアシリンダと、該第1エアシリンダのシリンダロ
ッドの先端に基端が結合され、かつシリンダロッドの先
端が上記スライドブラケットに結合された第2エアシリ
ンダとを備え、上記第1エアシリンダと第2エアシリン
ダが上記スライドブラケットの移動方向に沿って同軸線
上に延在し、第1エアシリンダの伸長作動で上記スライ
ドブラケットが作動位置に、かつ縮小作動で退避位置に
移動すると共に第1エアシリンダ及び第2エアシリンダ
が共に伸縮作動自在なフリー状態に作動切換え可能であ
ることを特徴とする。
の位置調整装置において、上記スライドブラケット用ア
クチュエータは、基端がベースブラケットに結合された
第1エアシリンダと、該第1エアシリンダのシリンダロ
ッドの先端に基端が結合され、かつシリンダロッドの先
端が上記スライドブラケットに結合された第2エアシリ
ンダとを備え、上記第1エアシリンダと第2エアシリン
ダが上記スライドブラケットの移動方向に沿って同軸線
上に延在し、第1エアシリンダの伸長作動で上記スライ
ドブラケットが作動位置に、かつ縮小作動で退避位置に
移動すると共に第1エアシリンダ及び第2エアシリンダ
が共に伸縮作動自在なフリー状態に作動切換え可能であ
ることを特徴とする。
【0022】請求項2の発明によると、基端がベースブ
ラケットに結合された第1エアシリンダと、第1エアシ
リンダのシリンダロッドの先端に基端が結合され、かつ
シリンダロッドの先端がスライドブラケットに結合され
た第2エアシリンダをスライドブラケットの移動方向に
沿って同軸線上に延在する簡単な構成でスライドブラケ
ット用アクチュエータが形成できる。
ラケットに結合された第1エアシリンダと、第1エアシ
リンダのシリンダロッドの先端に基端が結合され、かつ
シリンダロッドの先端がスライドブラケットに結合され
た第2エアシリンダをスライドブラケットの移動方向に
沿って同軸線上に延在する簡単な構成でスライドブラケ
ット用アクチュエータが形成できる。
【0023】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2の車体の位置調整装置において、上記ワーク支持部用
アクチュエータは、基端が上記スライドブラケットに揺
動自在に支持され、シリンダロッドの先端が上記作動ア
ームに揺動自在に支持された第3エアシリンダを備え、
該第3エアシリンダの伸長作動或いは縮小作動のいずれ
か一方の作動で上記受台が中立位置に復帰すると共に、
伸縮作動自在なフリー状態に作動切換え可能であること
を特徴とする。
2の車体の位置調整装置において、上記ワーク支持部用
アクチュエータは、基端が上記スライドブラケットに揺
動自在に支持され、シリンダロッドの先端が上記作動ア
ームに揺動自在に支持された第3エアシリンダを備え、
該第3エアシリンダの伸長作動或いは縮小作動のいずれ
か一方の作動で上記受台が中立位置に復帰すると共に、
伸縮作動自在なフリー状態に作動切換え可能であること
を特徴とする。
【0024】請求項3の発明によると、基端がスライド
ブラケットに揺動自在に支持され、シリンダロッドの先
端が作動アームに揺動自在に支持されて架設された第3
エアシリンダによる簡単な構成によって、ワーク支持部
用アクチュエータを形成することができる。
ブラケットに揺動自在に支持され、シリンダロッドの先
端が作動アームに揺動自在に支持されて架設された第3
エアシリンダによる簡単な構成によって、ワーク支持部
用アクチュエータを形成することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明による車体の位置調
整装置の実施の形態を、シャシフレームと車体とを位置
決めするシャシフレーム・車体位置決め装置に用いた場
合を例に図1乃至図9を参照して説明する。
整装置の実施の形態を、シャシフレームと車体とを位置
決めするシャシフレーム・車体位置決め装置に用いた場
合を例に図1乃至図9を参照して説明する。
【0026】図1はシャシフレーム・車体位置決め装置
の全体概略図であり、図2は車体の位置調整装置10の
概略説明図である。
の全体概略図であり、図2は車体の位置調整装置10の
概略説明図である。
【0027】シャシフレーム・車体位置決め装置51
は、リフタ装置52及び位置出し装置72によって構成
され、リフタ装置52は、シャシフレームWa上に車体
Wbが載置された状態で台車80に搭載されて搬入され
たシャシフレームWa及び車体Wbをリフタテーブル5
6の上昇によって台車80から浮上させ、かつ車体Wb
のみを各位置調整装置10によって支持した状態でリフ
タテーブル56を下降してシャシフレームWaを下降さ
せて車体WbとシャシフレームWaを分離し、この分離
した状態で車体Wbを位置出し装置72によって予め設
定された位置に調整し、しかる後再びリフタテーブル5
6の上昇によってシャシフレームWaを上昇させてシャ
シフレームWaと車体Wbを合体させ、この互いに位置
決めされたシャシフレームWa及び車体Wbを再び台車
80に移載するものである。
は、リフタ装置52及び位置出し装置72によって構成
され、リフタ装置52は、シャシフレームWa上に車体
Wbが載置された状態で台車80に搭載されて搬入され
たシャシフレームWa及び車体Wbをリフタテーブル5
6の上昇によって台車80から浮上させ、かつ車体Wb
のみを各位置調整装置10によって支持した状態でリフ
タテーブル56を下降してシャシフレームWaを下降さ
せて車体WbとシャシフレームWaを分離し、この分離
した状態で車体Wbを位置出し装置72によって予め設
定された位置に調整し、しかる後再びリフタテーブル5
6の上昇によってシャシフレームWaを上昇させてシャ
シフレームWaと車体Wbを合体させ、この互いに位置
決めされたシャシフレームWa及び車体Wbを再び台車
80に移載するものである。
【0028】このリフタ装置52に配設される位置調整
装置10は、図2に概略説明図を示し、かつ図3に側面
図、図4に平面図を各々示すように台車80の進行方向
(X軸方向)と直交する方向(Y軸方向)に延在するベ
ースブラケット11と、滑動部材14を介在してY軸方
向に水平移動自在に支持されたスライドブラケット17
を備えている。
装置10は、図2に概略説明図を示し、かつ図3に側面
図、図4に平面図を各々示すように台車80の進行方向
(X軸方向)と直交する方向(Y軸方向)に延在するベ
ースブラケット11と、滑動部材14を介在してY軸方
向に水平移動自在に支持されたスライドブラケット17
を備えている。
【0029】ベースブラケット11は、Y軸方向に延在
する略垂直面に沿って配設された略矩形の側面部12
と、側面部12の上端縁に沿って折曲形成された上面部
13を有する断面略L字でY方向に延在して、後述する
リフタ装置52の位置調整装置支持部材70にブラケッ
ト71を介して側面部12の下端が結合されている。
する略垂直面に沿って配設された略矩形の側面部12
と、側面部12の上端縁に沿って折曲形成された上面部
13を有する断面略L字でY方向に延在して、後述する
リフタ装置52の位置調整装置支持部材70にブラケッ
ト71を介して側面部12の下端が結合されている。
【0030】滑動部材14は、ベースブラケット11の
上面部13上にY軸方向に沿って水平に延在するスライ
ドレール15と、スライドブラケット17のベース部1
8の下面に結合されてスライドレール15上を滑動する
一対のスライダ16によって構成され、ベースブラケッ
ト11の上面部13上に沿ってスライドブラケット17
がY軸方向に往復動自在に支持している。
上面部13上にY軸方向に沿って水平に延在するスライ
ドレール15と、スライドブラケット17のベース部1
8の下面に結合されてスライドレール15上を滑動する
一対のスライダ16によって構成され、ベースブラケッ
ト11の上面部13上に沿ってスライドブラケット17
がY軸方向に往復動自在に支持している。
【0031】スライドブラケット17は、Y軸方向に略
水平に延在する略矩形のベース部18と、ベース部18
の先端部に上端が結合されて垂下する前面部19を有
し、この前面部19とベースブラケット11の側面部1
2との間にスライドブラケット17の移動方向に延在し
て架設されたスライドブラケット用アクチュエータ30
によって実線で示す退避位置と仮想線で示す使用位置と
の間を移動する。
水平に延在する略矩形のベース部18と、ベース部18
の先端部に上端が結合されて垂下する前面部19を有
し、この前面部19とベースブラケット11の側面部1
2との間にスライドブラケット17の移動方向に延在し
て架設されたスライドブラケット用アクチュエータ30
によって実線で示す退避位置と仮想線で示す使用位置と
の間を移動する。
【0032】スライドブラケット17の先端部である前
面部19にワーク支持部20が配設されている。
面部19にワーク支持部20が配設されている。
【0033】ワーク支持部20は、前面部19に設けら
れた軸支部21によって上下方向に延在する回動軸線を
有して回動自在に支持された回動軸22と、この回動軸
22の中間部からスライドブラケット17から離反する
略水平方向に延在して突設されて先端がX軸方向に水平
回動する支持アーム23と、支持アーム23の先端に回
動ベアリング24を介して上下方向に延在する回動軸線
を中心に水平回動自在に支持され上端が平坦な受部25
と、基端が回動軸22の上端に結合されて平面視状態で
支持アーム23から離反する反対方向に延在する作動ア
ーム26を有し、作動アーム26の先端とスライドブラ
ケット17の間にワーク支持部用アクチュエータ35が
架設されている。
れた軸支部21によって上下方向に延在する回動軸線を
有して回動自在に支持された回動軸22と、この回動軸
22の中間部からスライドブラケット17から離反する
略水平方向に延在して突設されて先端がX軸方向に水平
回動する支持アーム23と、支持アーム23の先端に回
動ベアリング24を介して上下方向に延在する回動軸線
を中心に水平回動自在に支持され上端が平坦な受部25
と、基端が回動軸22の上端に結合されて平面視状態で
支持アーム23から離反する反対方向に延在する作動ア
ーム26を有し、作動アーム26の先端とスライドブラ
ケット17の間にワーク支持部用アクチュエータ35が
架設されている。
【0034】スライドブラケット用アクチュエータ30
は、基端31aがベースブラケット11の側面部12に
結合された比較的ストロークが大きく設定された複動タ
イプの第1エアシリンダ31と、第1エアシリンダ31
のシリンダロッド31dの先端に基端32aが結合され
た比較的ストロークが小さく設定された単動タイプの第
2エアシリンダ32を有し、第2エアシリンダ32のシ
リンダロッド32dの先端がスライドブラケット17の
前面部19に結合され、第1エアシリンダ31と第2エ
アシリンダ32がスライドブラケット17の移動方向、
即ちY軸方向に沿って同軸線上に延在してベースブラケ
ット11の側面部12とスライドブラケット17の前面
部19との間に架設されている。
は、基端31aがベースブラケット11の側面部12に
結合された比較的ストロークが大きく設定された複動タ
イプの第1エアシリンダ31と、第1エアシリンダ31
のシリンダロッド31dの先端に基端32aが結合され
た比較的ストロークが小さく設定された単動タイプの第
2エアシリンダ32を有し、第2エアシリンダ32のシ
リンダロッド32dの先端がスライドブラケット17の
前面部19に結合され、第1エアシリンダ31と第2エ
アシリンダ32がスライドブラケット17の移動方向、
即ちY軸方向に沿って同軸線上に延在してベースブラケ
ット11の側面部12とスライドブラケット17の前面
部19との間に架設されている。
【0035】ワーク支持部用アクチュエータ35は、基
端36aがスライドブラケット17のベース部18に揺
動自在に軸支された単動タイプの第3エアシリンダ36
を有し、第3エアシリンダ36のシリンダロッド36d
の先端が作動アーム26の先端に揺動自在に軸支されて
いる。
端36aがスライドブラケット17のベース部18に揺
動自在に軸支された単動タイプの第3エアシリンダ36
を有し、第3エアシリンダ36のシリンダロッド36d
の先端が作動アーム26の先端に揺動自在に軸支されて
いる。
【0036】図5は、第1エアシリンダ31、第2エア
シリンダ32及び第3エアシリンダ36のエア回路を示
すアクチュエータエア回路図であって、第1エアシリン
ダ31、第2エアシリンダ32及び第3エアシリンダ3
6に各々対応してエア供給源Pからの圧縮エアを選択的
に供給及び排出する第1切換バルブ37、第2切換バル
ブ38及び第3切換バルブ39が設けられている。
シリンダ32及び第3エアシリンダ36のエア回路を示
すアクチュエータエア回路図であって、第1エアシリン
ダ31、第2エアシリンダ32及び第3エアシリンダ3
6に各々対応してエア供給源Pからの圧縮エアを選択的
に供給及び排出する第1切換バルブ37、第2切換バル
ブ38及び第3切換バルブ39が設けられている。
【0037】第1切換バルブ37は、エア供給源Pから
の圧縮エアを第1エアシリンダ31の伸長側エア室31
bに供給すると共に縮小側エア室31cを開放する伸長
ポジションと、伸長側エア室31bと縮小側エア室31
cを共に開放するフリーポジションと、エア供給源Pか
らの圧縮エアを縮小側エア室31cに供給すると共に伸
長側エア室31bを開放する縮小ポジションの3ポジシ
ョンを有し、伸長ポジションにおいて第1エアシリンダ
31が伸長作動し、フリーポジションにおいて外力の付
与に追従して自在に伸長作動或いは縮小作動するフリー
状態となり、かつ縮小ポジションにおいて縮小作動す
る。
の圧縮エアを第1エアシリンダ31の伸長側エア室31
bに供給すると共に縮小側エア室31cを開放する伸長
ポジションと、伸長側エア室31bと縮小側エア室31
cを共に開放するフリーポジションと、エア供給源Pか
らの圧縮エアを縮小側エア室31cに供給すると共に伸
長側エア室31bを開放する縮小ポジションの3ポジシ
ョンを有し、伸長ポジションにおいて第1エアシリンダ
31が伸長作動し、フリーポジションにおいて外力の付
与に追従して自在に伸長作動或いは縮小作動するフリー
状態となり、かつ縮小ポジションにおいて縮小作動す
る。
【0038】第2切換バルブ38は、エア供給源Pから
の圧縮エアを第2エアシリンダ32の縮小側エア室32
cに供給する縮小ポジションと、縮小側エア室32cを
開放するフリーポジションの2ポジションを有し、縮小
ポジションにおいて第2エアシリンダ32が縮小し、フ
リーポジションにおいて外力の付与に追従して自在に伸
長作動或いは縮小作動するフリー状態となる。
の圧縮エアを第2エアシリンダ32の縮小側エア室32
cに供給する縮小ポジションと、縮小側エア室32cを
開放するフリーポジションの2ポジションを有し、縮小
ポジションにおいて第2エアシリンダ32が縮小し、フ
リーポジションにおいて外力の付与に追従して自在に伸
長作動或いは縮小作動するフリー状態となる。
【0039】第3切換バルブ39は、エア供給源Pから
の圧縮エアを第3エアシリンダ36の縮小側エア室36
cに供給する縮小ポジションと、縮小側エア室36cを
開放するフリーポジションの2ポジションを有し、縮小
ポジションにおいて第3エアシリンダ36が縮小作動
し、フリーポジションにおいて外力の付与に追従して自
在に伸長作動或いは縮小作動するフリー状態となる。
の圧縮エアを第3エアシリンダ36の縮小側エア室36
cに供給する縮小ポジションと、縮小側エア室36cを
開放するフリーポジションの2ポジションを有し、縮小
ポジションにおいて第3エアシリンダ36が縮小作動
し、フリーポジションにおいて外力の付与に追従して自
在に伸長作動或いは縮小作動するフリー状態となる。
【0040】このように構成された位置調整装置10
は、図3及び図4に実線で示す退避位置において、スラ
イドブラケット17と作動アーム26の先端との間に架
設された第3エアシリンダ36が縮小状態に維持されて
支持アーム23の先端に支持された受部25が第3エア
シリンダ36の基端36aと回動軸22を結ぶY軸線方
向の中立位置に位置し、かつ第1エアシリンダ31及び
第2エアシリンダ32が共に縮小状態にある。
は、図3及び図4に実線で示す退避位置において、スラ
イドブラケット17と作動アーム26の先端との間に架
設された第3エアシリンダ36が縮小状態に維持されて
支持アーム23の先端に支持された受部25が第3エア
シリンダ36の基端36aと回動軸22を結ぶY軸線方
向の中立位置に位置し、かつ第1エアシリンダ31及び
第2エアシリンダ32が共に縮小状態にある。
【0041】この退避位置から、第1切換バルブ37を
伸長ポジションに切り換えて第1エアシリンダ31を伸
長作動させることによって、縮小状態の第2エアシリン
ダ32を介してスライドブラケット17の前面部19が
押しやられ、スライドレール15上をスライダ16が滑
動してスライドブラケット17及びワーク支持部20が
仮想線で示す使用位置まで前進する。
伸長ポジションに切り換えて第1エアシリンダ31を伸
長作動させることによって、縮小状態の第2エアシリン
ダ32を介してスライドブラケット17の前面部19が
押しやられ、スライドレール15上をスライダ16が滑
動してスライドブラケット17及びワーク支持部20が
仮想線で示す使用位置まで前進する。
【0042】ワーク支持部20が使用位置まで前進する
と、第1切換バルブ37、第2切換バルブ38、第3切
換バルブ39が共にフリーポジションに切り換えられ、
第1エアシリンダ31、第2エアシリンダ32及び第3
エアシリンダ36がフリー状態に維持される。
と、第1切換バルブ37、第2切換バルブ38、第3切
換バルブ39が共にフリーポジションに切り換えられ、
第1エアシリンダ31、第2エアシリンダ32及び第3
エアシリンダ36がフリー状態に維持される。
【0043】この状態で受部25に例えばX軸方向の外
力が付与されると、その外力の付与に追従し作動アーム
26の先端とスライドブラケット17との間に架設され
た第3エアシリンダ36を伸長作動させつつ受部25が
回動軸22を中心にX軸方向に水平回動する。
力が付与されると、その外力の付与に追従し作動アーム
26の先端とスライドブラケット17との間に架設され
た第3エアシリンダ36を伸長作動させつつ受部25が
回動軸22を中心にX軸方向に水平回動する。
【0044】また、受部25にY軸方向の外力付与、例
えば矢印Y1方向の外力が付与されると、縮小状態の第
2エアシリンダ32が伸長作動しつつスライドブラケッ
ト17が滑動部材14に案内されて受部25が矢印Y1
方向に移動する。また、矢印Y2方向の外力が受部25
に作用すると、伸長状態の第1エアシリンダ31を縮小
作動させつつスライドブラケット17が矢印Y2方向に
押しやられ、受部25が矢印Y2方向に移動する。従っ
て、受部25は、その受部25に付与されたX軸方向及
びY軸方向の外力に追従してX軸方向及びY軸方向に自
在に移動する。
えば矢印Y1方向の外力が付与されると、縮小状態の第
2エアシリンダ32が伸長作動しつつスライドブラケッ
ト17が滑動部材14に案内されて受部25が矢印Y1
方向に移動する。また、矢印Y2方向の外力が受部25
に作用すると、伸長状態の第1エアシリンダ31を縮小
作動させつつスライドブラケット17が矢印Y2方向に
押しやられ、受部25が矢印Y2方向に移動する。従っ
て、受部25は、その受部25に付与されたX軸方向及
びY軸方向の外力に追従してX軸方向及びY軸方向に自
在に移動する。
【0045】一方、受部25に付与された外力が取り除
かれた状態で第3切換バルブ39を縮小ポジションに切
り換えて第3エアシリンダ36を縮小作動させることに
よって、作動アーム26の先端がY軸方向に引かれて回
動軸22を中心に支持アーム23が回動して受部25が
中立位置に復帰する。また、第1切換バルブ37及び第
2切換バルブ38を各々縮小ポジションに切り換えて第
1エアシリンダ31及び第2エアシリンダ32を縮小作
動することによって、スライドブラケット17の前面部
19が引かれてスライドレール15上をスライダ16が
滑動し、スライドブラケット17及びスライドブラケッ
ト17に取り付けられたワーク支持部20が退避位置に
復帰する。
かれた状態で第3切換バルブ39を縮小ポジションに切
り換えて第3エアシリンダ36を縮小作動させることに
よって、作動アーム26の先端がY軸方向に引かれて回
動軸22を中心に支持アーム23が回動して受部25が
中立位置に復帰する。また、第1切換バルブ37及び第
2切換バルブ38を各々縮小ポジションに切り換えて第
1エアシリンダ31及び第2エアシリンダ32を縮小作
動することによって、スライドブラケット17の前面部
19が引かれてスライドレール15上をスライダ16が
滑動し、スライドブラケット17及びスライドブラケッ
ト17に取り付けられたワーク支持部20が退避位置に
復帰する。
【0046】次に、位置調整装置10が取り付けられる
シャシフレーム・車体位置決め装置51について、図6
乃至図10を参照して説明する。
シャシフレーム・車体位置決め装置51について、図6
乃至図10を参照して説明する。
【0047】シャシフレーム・車体位置決め装置51
は、リフタ装置52及び位置出し装置72によって構成
される。図6はリフタ装置52の概要を示す全体側面
図、図7は図6の平面図、図8は図6のA矢視図であ
る。また、図9はリフタ装置52に隣接して配置される
位置出し装置72の概要を示す側面図であり、図10は
図9の平面図である。
は、リフタ装置52及び位置出し装置72によって構成
される。図6はリフタ装置52の概要を示す全体側面
図、図7は図6の平面図、図8は図6のA矢視図であ
る。また、図9はリフタ装置52に隣接して配置される
位置出し装置72の概要を示す側面図であり、図10は
図9の平面図である。
【0048】リフタ装置52は、台車80が走行するレ
ール81が敷設されるフロアFに設けられたピット内に
敷設された基台53に立設されてレール81を隔てて対
向すると共に上端が連結された一対のメインポスト54
及びサブポスト55を有している。各メインポスト54
には、昇降用モータ等の昇降駆動装置によって昇降する
リフタテーブル56及びメインポスト54に固設された
位置調整装置支持部材70が配設されている。
ール81が敷設されるフロアFに設けられたピット内に
敷設された基台53に立設されてレール81を隔てて対
向すると共に上端が連結された一対のメインポスト54
及びサブポスト55を有している。各メインポスト54
には、昇降用モータ等の昇降駆動装置によって昇降する
リフタテーブル56及びメインポスト54に固設された
位置調整装置支持部材70が配設されている。
【0049】各リフタテーブル56は、X軸方向に延在
すると共に一端にシャシフレームフロント受け57が設
けられ、他端に移動機構58を介してシャシフレームリ
ヤ受け59がY軸方向に移動可能に設けられている。更
にリフタテーブル56にはシャシーフレーム・車体位置
決めピン60が昇降可能に設けられている。従って、リ
フタテーブル56の昇降に伴ってシャシフレームフロン
ト受け57、シャシフレームリヤ受け59、及びシャシ
フレーム・車体位置決めピン60が共に昇降する。
すると共に一端にシャシフレームフロント受け57が設
けられ、他端に移動機構58を介してシャシフレームリ
ヤ受け59がY軸方向に移動可能に設けられている。更
にリフタテーブル56にはシャシーフレーム・車体位置
決めピン60が昇降可能に設けられている。従って、リ
フタテーブル56の昇降に伴ってシャシフレームフロン
ト受け57、シャシフレームリヤ受け59、及びシャシ
フレーム・車体位置決めピン60が共に昇降する。
【0050】位置調整装置支持部材70は、各メインポ
スト54にX軸方向に延在して設けられ、その前端及び
後端に各々ブラケット71を介して位置調整装置10が
ワーク支持部20側を内方にしてY軸方向に延在して配
設されている。
スト54にX軸方向に延在して設けられ、その前端及び
後端に各々ブラケット71を介して位置調整装置10が
ワーク支持部20側を内方にしてY軸方向に延在して配
設されている。
【0051】一方、ボディ位置出し装置72は、リフタ
装置52に隣接して立設されたポスト73の上部に移動
機構74を介して退避位置と作動位置との間でY軸方向
に移動自在に支持され、作動位置で車体Wbの前部をX
軸方向に押圧するシリンダ装置等を備えたフロントX軸
方向位置決め手段75及び車体Wbの前部をY軸方向に
押圧するフロントY軸方向位置決め手段76を有してい
る。
装置52に隣接して立設されたポスト73の上部に移動
機構74を介して退避位置と作動位置との間でY軸方向
に移動自在に支持され、作動位置で車体Wbの前部をX
軸方向に押圧するシリンダ装置等を備えたフロントX軸
方向位置決め手段75及び車体Wbの前部をY軸方向に
押圧するフロントY軸方向位置決め手段76を有してい
る。
【0052】更に、位置出し装置72は、リフタ装置5
2のサブポスト55に移動機構77を介して退避位置と
作動位置の間でY軸方向に移動自在に支持され、作動位
置で車体Wbの後部をX軸方向に押圧するシリンダ装置
等を備えたリヤX軸方向位置決め手段78及び車体Wb
の後部をY軸方向に押圧するリヤY軸方向位置決め手段
79を有している。
2のサブポスト55に移動機構77を介して退避位置と
作動位置の間でY軸方向に移動自在に支持され、作動位
置で車体Wbの後部をX軸方向に押圧するシリンダ装置
等を備えたリヤX軸方向位置決め手段78及び車体Wb
の後部をY軸方向に押圧するリヤY軸方向位置決め手段
79を有している。
【0053】次に、このように構成されたシャシフレー
ム・車体位置決め装置51の作用について説明する。
ム・車体位置決め装置51の作用について説明する。
【0054】リフタ装置52のリフタテーブル56が図
6に示すように下降限に下降し、かつ図8に示すように
各位置調整装置10のワーク支持部20が退避位置にあ
る状態で更にシャシフレームリヤ受け59を後退させた
状態で待機する。一方、シャシフレームWa上に車体W
bが載置された仮置き状態で台車80に搭載され、この
台車80がレール81上を走行してシャシフレーム・車
体位置決め装置51に搬入されて、台車80が定位置に
停止する。
6に示すように下降限に下降し、かつ図8に示すように
各位置調整装置10のワーク支持部20が退避位置にあ
る状態で更にシャシフレームリヤ受け59を後退させた
状態で待機する。一方、シャシフレームWa上に車体W
bが載置された仮置き状態で台車80に搭載され、この
台車80がレール81上を走行してシャシフレーム・車
体位置決め装置51に搬入されて、台車80が定位置に
停止する。
【0055】台車80が定位置に停止すると、リフタ装
置52のリフタテーブル56が上昇を開始し、シャシフ
レームリヤ受け59が台車80に搭載されたシャシフレ
ームWaと車体Wbとの間に対応する位置まで上昇して
停止する。
置52のリフタテーブル56が上昇を開始し、シャシフ
レームリヤ受け59が台車80に搭載されたシャシフレ
ームWaと車体Wbとの間に対応する位置まで上昇して
停止する。
【0056】このリフタテーブル56の上昇が停止した
状態で、移動機構58によってシャシフレームリヤ受け
59を前進させて台車80とシャシフレームWaの間に
挿入する。
状態で、移動機構58によってシャシフレームリヤ受け
59を前進させて台車80とシャシフレームWaの間に
挿入する。
【0057】続いて、シャシフレームリヤ受け59が台
車80とシャシフレームWaとの間に挿入された状態で
両リフタテーブル56を更に上昇させて、シャシフレー
ムフロント受け57及びシャシフレームリヤ受け59の
4点でシャシフレームWa及び車体Wbを台車80から
共に浮上させて車体Wbの下面が各位置調整装置10の
受部25の上面より若干高い上昇限位置まで上昇して停
止する。この上昇にあたりシャシフレームフロント受け
57の上面が略V字状でシャシフレームWaのサイドフ
レームとフロントクロスメンバの結合部付近を下方から
受けることによってシャシフレームWaのある程度の位
置ずれが修正される。また、必要に応じ移動機構58に
よってシャシフレームリヤ受け59をY軸方向に移動す
ることによってシャシフレームWaの後部のY軸方向の
ある程度の位置修正が行われる。
車80とシャシフレームWaとの間に挿入された状態で
両リフタテーブル56を更に上昇させて、シャシフレー
ムフロント受け57及びシャシフレームリヤ受け59の
4点でシャシフレームWa及び車体Wbを台車80から
共に浮上させて車体Wbの下面が各位置調整装置10の
受部25の上面より若干高い上昇限位置まで上昇して停
止する。この上昇にあたりシャシフレームフロント受け
57の上面が略V字状でシャシフレームWaのサイドフ
レームとフロントクロスメンバの結合部付近を下方から
受けることによってシャシフレームWaのある程度の位
置ずれが修正される。また、必要に応じ移動機構58に
よってシャシフレームリヤ受け59をY軸方向に移動す
ることによってシャシフレームWaの後部のY軸方向の
ある程度の位置修正が行われる。
【0058】両リフタテーブル56が上昇限位置に保持
された状態で、各位置調整装置10の第1切換バルブ3
7を伸長ポジションに切り換える。第1切換バルブ37
の切り換えにより、供給源Pからの圧縮エアが各第1エ
アシリンダ31の伸長側エア室31bに供給され、各第
1エアシリンダ31を伸長作動して、縮小状態の第2エ
アシリンダ32を介してスライドブラケット17の前面
部19を押しやり、スライドブラケット17に取り付け
られたワーク支持部20を使用位置まで前進させる。
された状態で、各位置調整装置10の第1切換バルブ3
7を伸長ポジションに切り換える。第1切換バルブ37
の切り換えにより、供給源Pからの圧縮エアが各第1エ
アシリンダ31の伸長側エア室31bに供給され、各第
1エアシリンダ31を伸長作動して、縮小状態の第2エ
アシリンダ32を介してスライドブラケット17の前面
部19を押しやり、スライドブラケット17に取り付け
られたワーク支持部20を使用位置まで前進させる。
【0059】次に、リフタテーブル56を車体移載位置
まで下降させる。このリフタテーブル56の下降の途中
において車体Wbは各位置調整装置10の受部25によ
って受け止められシャシフレームWaのみがリフタテー
ブル56と共に下降し、シャシフレームWaと車体Wb
が切り離されて車体Wbは各位置調整装置10の受部2
5上に移載される。このとき、車体Wbは、リフタテー
ブル56上のシャシフレームWaに載置する正規の位置
からX軸方向及びY軸方向へずれている。
まで下降させる。このリフタテーブル56の下降の途中
において車体Wbは各位置調整装置10の受部25によ
って受け止められシャシフレームWaのみがリフタテー
ブル56と共に下降し、シャシフレームWaと車体Wb
が切り離されて車体Wbは各位置調整装置10の受部2
5上に移載される。このとき、車体Wbは、リフタテー
ブル56上のシャシフレームWaに載置する正規の位置
からX軸方向及びY軸方向へずれている。
【0060】車体Wbの前部両側及び後部両側が各々各
位置調整装置10の各受部25上に移載されると、各位
置調整装置10の各第1切換バルブ37、第2切換バル
ブ38、第3切換バルブ39を各々フリーポジションに
切り換えて各位置調整装置10に第1エアシリンダ3
1、第2エアシリンダ32及び第3エアシリンダ36を
伸縮を自在にし、スライドブラケット17のY軸方向の
移動及び支持アーム26の揺動を自在にする。即ち、受
部25は、受部25に作用する外力に追従してX軸方向
及びY軸方向に移動自在でかつ、回動ベアリング24を
介して回転自在となる。
位置調整装置10の各受部25上に移載されると、各位
置調整装置10の各第1切換バルブ37、第2切換バル
ブ38、第3切換バルブ39を各々フリーポジションに
切り換えて各位置調整装置10に第1エアシリンダ3
1、第2エアシリンダ32及び第3エアシリンダ36を
伸縮を自在にし、スライドブラケット17のY軸方向の
移動及び支持アーム26の揺動を自在にする。即ち、受
部25は、受部25に作用する外力に追従してX軸方向
及びY軸方向に移動自在でかつ、回動ベアリング24を
介して回転自在となる。
【0061】この状態で、各ポスト73に配設された各
位置出し装置72の移動機構74によって各々のフロン
トX軸方向位置決め手段75及びフロントY軸方向位置
決め手段76を退避位置から作動位置に移動し、作動位
置においてフロントX軸方向位置決め手段75で車体W
bの前部をX軸方向に押圧し、かつフロントY軸方向位
置決め手段76で車体Wbの前部をY軸方向に押圧する
一方、各サブポスト55に配設された各移動機構77に
よって各々のリヤX軸方向位置決め手段78及びリヤY
軸方向位置決め手段79を退避位置から作動位置に移動
し、更にリヤX軸方向位置決め手段78によって車体W
bの後部をX軸方向に押圧し、かつリヤY軸方向位置決
め手段79で車体Wbの後部をY軸方向に押圧して車体
WbのX軸方向及びY軸方向のずれを修正する。
位置出し装置72の移動機構74によって各々のフロン
トX軸方向位置決め手段75及びフロントY軸方向位置
決め手段76を退避位置から作動位置に移動し、作動位
置においてフロントX軸方向位置決め手段75で車体W
bの前部をX軸方向に押圧し、かつフロントY軸方向位
置決め手段76で車体Wbの前部をY軸方向に押圧する
一方、各サブポスト55に配設された各移動機構77に
よって各々のリヤX軸方向位置決め手段78及びリヤY
軸方向位置決め手段79を退避位置から作動位置に移動
し、更にリヤX軸方向位置決め手段78によって車体W
bの後部をX軸方向に押圧し、かつリヤY軸方向位置決
め手段79で車体Wbの後部をY軸方向に押圧して車体
WbのX軸方向及びY軸方向のずれを修正する。
【0062】この車体Wbの位置修正の際、位置調整装
置10には、車体Wbを載置する受部25が回動軸22
を介してX軸方向に水平回動自在にスライドブラケット
17に支持され、かつスライドブラケット17が滑動部
材14を介してY軸方向に滑動自在にベースブラケット
11に支持され、更に受部25が回動ベアリング24に
よって回動自在に支持されることから、受部25は車体
WbのX軸方向及びY軸方向及び回動方向の動きに追従
して自在に移動する。従って、車体Wbは受部25との
間で摩擦摺動することなくX軸方向、Y軸方向及び回動
方向のずれを修正することができる。
置10には、車体Wbを載置する受部25が回動軸22
を介してX軸方向に水平回動自在にスライドブラケット
17に支持され、かつスライドブラケット17が滑動部
材14を介してY軸方向に滑動自在にベースブラケット
11に支持され、更に受部25が回動ベアリング24に
よって回動自在に支持されることから、受部25は車体
WbのX軸方向及びY軸方向及び回動方向の動きに追従
して自在に移動する。従って、車体Wbは受部25との
間で摩擦摺動することなくX軸方向、Y軸方向及び回動
方向のずれを修正することができる。
【0063】このようにして車体WbのX軸方向、Y軸
方向及び回動方向のずれが修正が完了すると、リフタテ
ーブル56に配設されたシャシフレーム・車体位置決め
ピン60を上昇させて、シャシフレーム・車体位置決め
ピン60をシャシフレームWa及び車体Wbに各々対応
して穿設された位置決め用ゲージホールに貫通させてシ
ャシフレームWaと車体Wbとの相対位置を合わせる。
このシャシフレーム・車体位置決めピン60による位置
合わせと連動してフロントX軸方向位置決め手段75、
フロントY軸方向位置決め手段76、リヤX軸方向位置
決め手段78及びリヤY軸方向位置決め手段79による
車体Wbの押圧を解除する。
方向及び回動方向のずれが修正が完了すると、リフタテ
ーブル56に配設されたシャシフレーム・車体位置決め
ピン60を上昇させて、シャシフレーム・車体位置決め
ピン60をシャシフレームWa及び車体Wbに各々対応
して穿設された位置決め用ゲージホールに貫通させてシ
ャシフレームWaと車体Wbとの相対位置を合わせる。
このシャシフレーム・車体位置決めピン60による位置
合わせと連動してフロントX軸方向位置決め手段75、
フロントY軸方向位置決め手段76、リヤX軸方向位置
決め手段78及びリヤY軸方向位置決め手段79による
車体Wbの押圧を解除する。
【0064】このシャシフレーム・車体位置決めピン6
0によりシャシフレームWaと車体Wbを位置合わせし
た状態で、リフタテーブル56に載置されたシャシフレ
ームwaによって車体Wbが各位置調整装置10の受部
25から若干押し上げられて浮上する上限位置までリフ
タテーブル56を上昇させてシャシフレームWaと車体
Wbとを結合させる。
0によりシャシフレームWaと車体Wbを位置合わせし
た状態で、リフタテーブル56に載置されたシャシフレ
ームwaによって車体Wbが各位置調整装置10の受部
25から若干押し上げられて浮上する上限位置までリフ
タテーブル56を上昇させてシャシフレームWaと車体
Wbとを結合させる。
【0065】このリフタテーブル56が上限位置まで上
昇し、停止した状態で各位置調整装置10の第1切換バ
ルブ37、第2切換バルブ38、第3切換バルブ39を
各々縮小ポジションに切り換え、第3エアシリンダ36
の縮小作動によって支持アーム23を回動軸22を中心
に回動させて受部25を中立位置に復帰させると共に、
第1エアシリンダ31及び第2エアシリンダ32を縮小
作動してスライドブラケット17を滑動部材14によっ
て滑動させて退避位置に復帰させる。また、各移動機構
74及び77によって、フロントX軸方向位置決め手段
75、フロントY軸方向位置決め手段76、リヤX軸方
向位置決め手段78、リヤY軸方向位置決め手段79の
各位置決め手段を作動位置から退避位置に移動させる。
昇し、停止した状態で各位置調整装置10の第1切換バ
ルブ37、第2切換バルブ38、第3切換バルブ39を
各々縮小ポジションに切り換え、第3エアシリンダ36
の縮小作動によって支持アーム23を回動軸22を中心
に回動させて受部25を中立位置に復帰させると共に、
第1エアシリンダ31及び第2エアシリンダ32を縮小
作動してスライドブラケット17を滑動部材14によっ
て滑動させて退避位置に復帰させる。また、各移動機構
74及び77によって、フロントX軸方向位置決め手段
75、フロントY軸方向位置決め手段76、リヤX軸方
向位置決め手段78、リヤY軸方向位置決め手段79の
各位置決め手段を作動位置から退避位置に移動させる。
【0066】しかる後、リフタテーブル56をシャシフ
レームWaが台車80上に当接するまで下降させ、シャ
シフレームWaをシャシフレームフロント受け57及び
シャシフレームリヤ受け59から若干浮上させると共
に、移動機構58によってシャシフレームリヤ受け59
を後退させて台車80とシャシフレームWaの間から引
く引き抜き退避位置に移動する。
レームWaが台車80上に当接するまで下降させ、シャ
シフレームWaをシャシフレームフロント受け57及び
シャシフレームリヤ受け59から若干浮上させると共
に、移動機構58によってシャシフレームリヤ受け59
を後退させて台車80とシャシフレームWaの間から引
く引き抜き退避位置に移動する。
【0067】更に、リフタテーブル56を下降限位置ま
で下降させて台車80上にシャシフレームWaと車体W
bを降ろし、かつ各シャシフレーム・車体位置決めピン
60を下降させてシャシフレームWa及び車体Wbの位
置決め用ゲージホールから引く抜いて位置調整されたシ
ャシフレームWa及び車体Wbを台車80上に移載す
る。
で下降させて台車80上にシャシフレームWaと車体W
bを降ろし、かつ各シャシフレーム・車体位置決めピン
60を下降させてシャシフレームWa及び車体Wbの位
置決め用ゲージホールから引く抜いて位置調整されたシ
ャシフレームWa及び車体Wbを台車80上に移載す
る。
【0068】このようにして位置決め調整されたシャシ
フレームWa及び車体Wbが搭載された台車80がシャ
シフレーム・車体位置決め装置51からレール81上を
走行して次の組立ステーションに搬出される。そして、
新たなシャシフレームWa上に車体Wbが仮置き状態で
搭載された台車80がシャシフレーム・車体位置決め装
置51に搬入さて定位置に停止し、上述した作動が繰り
返される。
フレームWa及び車体Wbが搭載された台車80がシャ
シフレーム・車体位置決め装置51からレール81上を
走行して次の組立ステーションに搬出される。そして、
新たなシャシフレームWa上に車体Wbが仮置き状態で
搭載された台車80がシャシフレーム・車体位置決め装
置51に搬入さて定位置に停止し、上述した作動が繰り
返される。
【0069】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、車体の位置調整装置10が、リフタ装置51に結合
したベースブラケット11に滑動部材14によってY軸
方向に滑動自在にスライドブラケット17を支持し、ス
ライドブラケット17の前面部19に回動軸22によっ
て一体に回転自在に支持アーム23及び作動アーム26
を支持すると共に、支持アーム23の先端に回動ベアリ
ング24を介して水平回動自在に受部25を支持し、か
つベースブラケット11とスライドブラケット17との
間にY軸方向に沿って直線状に延在して第1エアシリン
ダ31及び第2エアシリンダ32を架設し、スライドブ
ラケット17と作動アーム26との間に第3エアシリン
ダ36を架設することによって構成され、第1エアシリ
ンダ31の伸縮作動によってスライドブラケット17を
Y軸方向に滑動することによって待避位置と作動位置と
の間で移動し、作動位置で第1エアシリンダ31、第2
エアシリンダ32、第3エアシリンダ36の伸縮作動を
フリー状態にすることによって、受部25上に載置した
車体Wbと該受部25との間に相対移動を生じさせるこ
となく車体Wbの位置調整ができる。この結果、車体W
bと受部25との間の摩擦によって車体Wbの塗膜の剥
離、車体Wbの変形等の発生が防止できると共に、調整
装置10の損傷の発生が回避できる。
ば、車体の位置調整装置10が、リフタ装置51に結合
したベースブラケット11に滑動部材14によってY軸
方向に滑動自在にスライドブラケット17を支持し、ス
ライドブラケット17の前面部19に回動軸22によっ
て一体に回転自在に支持アーム23及び作動アーム26
を支持すると共に、支持アーム23の先端に回動ベアリ
ング24を介して水平回動自在に受部25を支持し、か
つベースブラケット11とスライドブラケット17との
間にY軸方向に沿って直線状に延在して第1エアシリン
ダ31及び第2エアシリンダ32を架設し、スライドブ
ラケット17と作動アーム26との間に第3エアシリン
ダ36を架設することによって構成され、第1エアシリ
ンダ31の伸縮作動によってスライドブラケット17を
Y軸方向に滑動することによって待避位置と作動位置と
の間で移動し、作動位置で第1エアシリンダ31、第2
エアシリンダ32、第3エアシリンダ36の伸縮作動を
フリー状態にすることによって、受部25上に載置した
車体Wbと該受部25との間に相対移動を生じさせるこ
となく車体Wbの位置調整ができる。この結果、車体W
bと受部25との間の摩擦によって車体Wbの塗膜の剥
離、車体Wbの変形等の発生が防止できると共に、調整
装置10の損傷の発生が回避できる。
【0070】また、第1エアシリンダ31、第2エアシ
リンダ32、及び第3エアシリンダ36の縮小によって
各車体Wbの位置調整毎に受部25が退避位置に復帰
し、円滑な車体Wbの位置調整を繰返し行うことができ
る。
リンダ32、及び第3エアシリンダ36の縮小によって
各車体Wbの位置調整毎に受部25が退避位置に復帰
し、円滑な車体Wbの位置調整を繰返し行うことができ
る。
【0071】更に、ベースブラケット11に滑動部材1
4を介してスライドブラケット17を水平移動自在に支
持し、スライドブラケット17に開動軸22を介して支
持アーム23及び作動アーム26を回動自在に支持し、
支持アーム23の先端に回動自在に受部25を設け、ベ
ースブラケット11とスライドブラケット17との間に
第1エアシリンダ31及び第2エアシリンダ32架設
し、かつスライドブラケット17と作動アーム26との
間に第3エアシリンダ36を架設することから、構成部
品が少ない簡単な構成で位置調整装置10が形成され、
かつ従来の高精度が要求されるスラストベアリング等に
比べ、第1エアシリンダ31、第2エアシリンダ32、
第3エアシリンダ36の要求取付精度が大幅に緩和さ
れ、かつ安価であることと相俟って設備設置コスト及び
メンテナンスコストの低減が期待できる。
4を介してスライドブラケット17を水平移動自在に支
持し、スライドブラケット17に開動軸22を介して支
持アーム23及び作動アーム26を回動自在に支持し、
支持アーム23の先端に回動自在に受部25を設け、ベ
ースブラケット11とスライドブラケット17との間に
第1エアシリンダ31及び第2エアシリンダ32架設
し、かつスライドブラケット17と作動アーム26との
間に第3エアシリンダ36を架設することから、構成部
品が少ない簡単な構成で位置調整装置10が形成され、
かつ従来の高精度が要求されるスラストベアリング等に
比べ、第1エアシリンダ31、第2エアシリンダ32、
第3エアシリンダ36の要求取付精度が大幅に緩和さ
れ、かつ安価であることと相俟って設備設置コスト及び
メンテナンスコストの低減が期待できる。
【0072】更に、受部25を回動ベアリング24を介
して支持する支持アーム23をスライドブラケット17
の前面部19に回動自在に配設し、受部25のX軸方向
の動きを制御する第3エアシリンダ36がスライドブラ
ケット17と作動アーム26との間に架設され、Y軸方
向の動きを制御する第1エアシリンダ31、第2エアシ
リンダ32がベースブラケット11とスライドブラケッ
ト17の間に架設されて配置されることから、車体Wb
が載置される受部25の部分における上下方向の寸法を
抑制することができ、台車80と車体Wbとの間に大き
なスペースを要することなく、位置調整装置10が配設
されるシャシフレーム・車体位置決め装置51のコンパ
クト化による設置占有スペースの削減が期待できる。
して支持する支持アーム23をスライドブラケット17
の前面部19に回動自在に配設し、受部25のX軸方向
の動きを制御する第3エアシリンダ36がスライドブラ
ケット17と作動アーム26との間に架設され、Y軸方
向の動きを制御する第1エアシリンダ31、第2エアシ
リンダ32がベースブラケット11とスライドブラケッ
ト17の間に架設されて配置されることから、車体Wb
が載置される受部25の部分における上下方向の寸法を
抑制することができ、台車80と車体Wbとの間に大き
なスペースを要することなく、位置調整装置10が配設
されるシャシフレーム・車体位置決め装置51のコンパ
クト化による設置占有スペースの削減が期待できる。
【0073】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可
能である。例えば、上記実施の形態では第3エアシリン
ダ36の縮小作動によって支持アーム23を中立位置に
復帰するように構成したが、支持アーム23に対する作
動アーム26の延在方向及びスライドブラケット17に
おける第3エアシリンダ36の基端36aの取付位置を
変更することによって第3エアシリンダ36の伸長作動
によって中立位置に復帰するように構成することもでき
る。また、第3エアシリンダ36に換えて作動アーム2
3の先端とスライドブラケット36との間にスプリング
を張設して、支持アーム23を中立位置に常時付勢する
ように構成することによって、更に構成の簡素化を図る
こともできる。
ることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可
能である。例えば、上記実施の形態では第3エアシリン
ダ36の縮小作動によって支持アーム23を中立位置に
復帰するように構成したが、支持アーム23に対する作
動アーム26の延在方向及びスライドブラケット17に
おける第3エアシリンダ36の基端36aの取付位置を
変更することによって第3エアシリンダ36の伸長作動
によって中立位置に復帰するように構成することもでき
る。また、第3エアシリンダ36に換えて作動アーム2
3の先端とスライドブラケット36との間にスプリング
を張設して、支持アーム23を中立位置に常時付勢する
ように構成することによって、更に構成の簡素化を図る
こともできる。
【0074】また、上記実施の形態では、位置調整装置
10を台車80によって搬入されたシャシフレームと車
体を位置決めをするシャシフレーム・車体位置決め装置
51に用いた場合を例に説明したが、例えばオーバーヘ
ッドコンベヤ等から台車に移載する際、取付部品等との
相対位置を確保するための車体の位置調整等に適用する
こともできる。
10を台車80によって搬入されたシャシフレームと車
体を位置決めをするシャシフレーム・車体位置決め装置
51に用いた場合を例に説明したが、例えばオーバーヘ
ッドコンベヤ等から台車に移載する際、取付部品等との
相対位置を確保するための車体の位置調整等に適用する
こともできる。
【0075】
【発明の効果】以上説明した本発明の車体の位置調整装
置によると、ベースブラケット上に水平移動自在にスラ
イドブラケットを支持し、スライドブラケットの先端部
に軸支された回動軸に支持アーム及び作動アームを突設
し、支持アームの先端に回動ベアリングを介して回動自
在に受部を支持し、かつベースブラケットとスライドブ
ラケットの間にスライドブラケット用アクチュエータを
架設し、作動アームとスライドブラケットの間にワーク
支持部アクチュエータを架設して位置調整装置が構成さ
れることから、スライドブラケット用アクチュエータの
伸縮作動によってスライドブラケットが退避位置と作動
位置に移動し、作動位置でスライドブラケット用アクチ
ュエータおよびワーク支持部アクチュエータの伸縮作動
をフリー状態にすることによって、受部上に載置した車
体と受部との間に相対移動を生じさせることなく車体の
位置調整ができ、車体と受部との間の摩擦によって車体
の塗膜剥離、車体の変形等の発生が防止でき、かつ調整
装置の損傷の発生が回避できる。また、スライドブラケ
ット用アクチュエータ及びワーク支持部アクチュエータ
によって受部が退避位置に復帰し、円滑な車体位置調整
を繰り返すことができる。
置によると、ベースブラケット上に水平移動自在にスラ
イドブラケットを支持し、スライドブラケットの先端部
に軸支された回動軸に支持アーム及び作動アームを突設
し、支持アームの先端に回動ベアリングを介して回動自
在に受部を支持し、かつベースブラケットとスライドブ
ラケットの間にスライドブラケット用アクチュエータを
架設し、作動アームとスライドブラケットの間にワーク
支持部アクチュエータを架設して位置調整装置が構成さ
れることから、スライドブラケット用アクチュエータの
伸縮作動によってスライドブラケットが退避位置と作動
位置に移動し、作動位置でスライドブラケット用アクチ
ュエータおよびワーク支持部アクチュエータの伸縮作動
をフリー状態にすることによって、受部上に載置した車
体と受部との間に相対移動を生じさせることなく車体の
位置調整ができ、車体と受部との間の摩擦によって車体
の塗膜剥離、車体の変形等の発生が防止でき、かつ調整
装置の損傷の発生が回避できる。また、スライドブラケ
ット用アクチュエータ及びワーク支持部アクチュエータ
によって受部が退避位置に復帰し、円滑な車体位置調整
を繰り返すことができる。
【0076】更に、受部を回動ベアリングを介して支持
する支持アームの先端部に回動自在に配設し、ワーク支
持部アクチュエータがスライドブラケットと作動アーム
との間に架設し、かつスライドブラケット用アクチュエ
ータをベースブラケットとスライドブラケットの間に架
設して配置することから、車体が載置される受部の部分
における上下方向の寸法が抑制され、コンパクトで設置
占有スペースの削減が期待できる。
する支持アームの先端部に回動自在に配設し、ワーク支
持部アクチュエータがスライドブラケットと作動アーム
との間に架設し、かつスライドブラケット用アクチュエ
ータをベースブラケットとスライドブラケットの間に架
設して配置することから、車体が載置される受部の部分
における上下方向の寸法が抑制され、コンパクトで設置
占有スペースの削減が期待できる。
【図1】本発明による車体の位置調整装置の実施の形態
の概要を示すシャシフレーム・車体位置決め装置の全体
概略図である。
の概要を示すシャシフレーム・車体位置決め装置の全体
概略図である。
【図2】同じく、位置調整装置の概略説明図である。
【図3】同じく、位置調整装置の側面図である。
【図4】同じく、位置調整装置の平面図である。
【図5】同じく、アクチュエータエア回路図である。
【図6】同じく、リフタ装置の概要を示す全体側面図で
ある。
ある。
【図7】同じく、図6の平面図である。
【図8】同じく、図6のA矢視図である。
【図9】同じく、位置出し装置の概要を示す側面図であ
る。
る。
【図10】同じく、図9の平面図である。
【図11】従来の位置調整装置の概要を示す位置調整装
置の分解斜視図である。
置の分解斜視図である。
【図12】同じく、従来の位置調整装置の平面図であ
る。
る。
【図13】同じく、従来の位置調整装置の側面図であ
る。
る。
【図14】同じく、従来の位置調整装置が配設される組
立ステーションの概要説明図である。
立ステーションの概要説明図である。
【図15】同じく、図14のI−I線断面図である。
10 位置調整装置
11 ベースブラケット
14 滑動部材
17 スライドブラケット
20 ワーク支持部
21 軸支部
22 回動軸
23 支持アーム
24 回動ベアリング
25 受部
26 作動アーム
30 スライドブラケット用アクチュエータ
31 第1エアシリンダ
31a 基端
31d シリンダロッド
32 第2エアシリンダ
32a 基端
32d シリンダロッド
35 ワーク支持部用アクチュエータ
36 第3エアシリンダ
36a 基端
36d シリンダロッド
51 シャシフレーム・車体位置決め装置
80 台車
Claims (3)
- 【請求項1】 ベースブラケットと、 該ベースブラケット上に滑動部材を介して水平移動自在
に支持されたスライドブラケットと、 上記スライドブラケットの先端部に上下方向に延在する
回動軸線を中心に回動自在に軸支された回動軸と、 該回動軸に上記スライドブラケットから離反する方向に
延在して突設された支持アームと、 該支持アームの先端に回動ベアリングを介して水平回転
自在に支持され上面に車体が載置可能な受部と、 上記回動軸に上記支持アームから離反する方向に延在し
て突設された作動アームと、 上記ベースブラケットとスライドブラケットの間に架設
されて伸長作動によってスライドブラケットを作動位置
に、かつ縮小作動によって退避位置に移動させるスライ
ドブラケット用アクチュエータと、 上記作動アームとスライドブラケットの間に架設されて
伸長作動或いは縮小作動のいずれか一方の作動で受部を
中立位置に復帰させるワーク支持部アクチュエータとを
備え、 上記スライドブラケット用アクチュエータ及びワーク支
持部アクチュエータは、上記受部の移動に追従して伸長
作動及び縮小作動が自在となるフリー状態に作動切換え
可能であることを特徴とする車体の位置調整装置。 - 【請求項2】 上記スライドブラケット用アクチュエー
タは、 基端がベースブラケットに結合された第1エアシリンダ
と、 該第1エアシリンダのシリンダロッドの先端に基端が結
合され、かつシリンダロッドの先端が上記スライドブラ
ケットに結合された第2エアシリンダとを備え、 上記第1エアシリンダと第2エアシリンダが上記スライ
ドブラケットの移動方向に沿って同軸線上に延在し、第
1エアシリンダの伸長作動で上記スライドブラケットが
作動位置に、かつ縮小作動で退避位置に移動すると共に
第1エアシリンダ及び第2エアシリンダが共に伸縮作動
自在なフリー状態に作動切換え可能であることを特徴と
する請求項1に記載の車体の位置調整装置。 - 【請求項3】 上記ワーク支持部用アクチュエータは、 基端が上記スライドブラケットに揺動自在に支持され、
シリンダロッドの先端が上記作動アームに揺動自在に支
持された第3エアシリンダを備え、 該第3エアシリンダの伸長作動或いは縮小作動のいずれ
か一方の作動で上記受台が中立位置に復帰すると共に、
伸縮作動自在なフリー状態に作動切換え可能であること
を特徴とする請求項1または2に記載の車体の位置調整
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002078313A JP2003266250A (ja) | 2002-03-20 | 2002-03-20 | 車体の位置調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002078313A JP2003266250A (ja) | 2002-03-20 | 2002-03-20 | 車体の位置調整装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003266250A true JP2003266250A (ja) | 2003-09-24 |
Family
ID=29206004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002078313A Pending JP2003266250A (ja) | 2002-03-20 | 2002-03-20 | 車体の位置調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003266250A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105752205A (zh) * | 2016-05-09 | 2016-07-13 | 常州机电职业技术学院 | 客车底盘前后悬架装配微调装置 |
CN114800367A (zh) * | 2022-05-17 | 2022-07-29 | 杭州铜岭科技有限公司 | 一种柱塞式无菌分装泵的组装支架及组装方法 |
CN117655712A (zh) * | 2023-11-28 | 2024-03-08 | 深圳天玛信息技术有限公司 | 一种同轴线扣合设备及扣合工艺 |
-
2002
- 2002-03-20 JP JP2002078313A patent/JP2003266250A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN114800367A (zh) * | 2022-05-17 | 2022-07-29 | 杭州铜岭科技有限公司 | 一种柱塞式无菌分装泵的组装支架及组装方法 |
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