JP2003266125A - 板材曲げ加工機におけるワーク押え金型装置 - Google Patents
板材曲げ加工機におけるワーク押え金型装置Info
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- JP2003266125A JP2003266125A JP2002070731A JP2002070731A JP2003266125A JP 2003266125 A JP2003266125 A JP 2003266125A JP 2002070731 A JP2002070731 A JP 2002070731A JP 2002070731 A JP2002070731 A JP 2002070731A JP 2003266125 A JP2003266125 A JP 2003266125A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】板材のクランプ可能最小幅寸法が従来に比較し
て、より小さく出来、簡単な構造により剛性向上が期待
出来、より、厚肉の板材の曲げ加工が出来る板材曲げ加
工機のワーク押え金型装置の提供を目的とする。 【解決手段】ワークを下型と押え型にてクランプしてブ
レードで曲げ加工する板材曲げ加工機において、押え型
がセンター型とその左右に配置される左サイド型と右サ
イド型から構成され、左右サイド型にセンター型側を支
点にして上下に回動とするウイング部を備えたワーク押
え金型装置とした。
て、より小さく出来、簡単な構造により剛性向上が期待
出来、より、厚肉の板材の曲げ加工が出来る板材曲げ加
工機のワーク押え金型装置の提供を目的とする。 【解決手段】ワークを下型と押え型にてクランプしてブ
レードで曲げ加工する板材曲げ加工機において、押え型
がセンター型とその左右に配置される左サイド型と右サ
イド型から構成され、左右サイド型にセンター型側を支
点にして上下に回動とするウイング部を備えたワーク押
え金型装置とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板材を下型と押え
型にてクランプしてブレードで曲げ加工する板材の曲げ
加工機の押え金型装置に関し、板材の端部に折り返しの
ある曲げフランジ部の加工を必要とし、板材を箱状に曲
げ加工等するのに効果的な押え金型装置に関する。
型にてクランプしてブレードで曲げ加工する板材の曲げ
加工機の押え金型装置に関し、板材の端部に折り返しの
ある曲げフランジ部の加工を必要とし、板材を箱状に曲
げ加工等するのに効果的な押え金型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から板材を図7(板材曲げ加工機を
側面から見た図)に示すように、下型4と上部の押え型
20(10)の間に板材1をクランプして側部からブレ
ード5を上下に操作して、正曲げ、逆曲げ等の曲げ加工
する方法が広く採用されている。そのような板材の曲げ
加工機を正面から見た外観図を図5に示す。図5(ロ)
には、下型部分の図示を省略して押え金型装置の部分の
正面図を表示してある。また、図5(イ)には、その上
部から見た平面図を示してある。図5に示す押え型にて
板材を上部から押え、図示を省略したが、奥側に配設さ
れているブレードにて、正、逆曲げ加工される。ここ
で、板材を下型と押え型でクランプしてブレードで曲げ
加工する際には、板材の幅に合わせて押えクランプしな
いと例えば、板材の四辺を折り曲げて箱状に加工する場
合にコーナー部の形状が精度良く加工出来ない。そこ
で、センター型110の左側に、左サイド型120L、
130L・・・150L、右側に、右サイド型120
R、130R・・・150Rと、曲げ加工する板材の幅
の長さに合わせて、キー溝とキーブロック等を介して連
結配置する。このように、板材の幅の長さに合わせてサ
イド型を取り込み、連結したり取り外すために左右サイ
ド型の上部にサイド型移載装置112がサイド型連結ロ
ッド113を介して備えられている。そして、板材から
押え型を上部に抜き上げるために、センター型110を
シリンダー111等の駆動手段にて上昇退避させ、左右
サイド型120L、130L・・・150L,120
R、130R・・・150Rを中央部側に左右スライド
装置114にて引き寄せてから押え型を上昇させること
になる。
側面から見た図)に示すように、下型4と上部の押え型
20(10)の間に板材1をクランプして側部からブレ
ード5を上下に操作して、正曲げ、逆曲げ等の曲げ加工
する方法が広く採用されている。そのような板材の曲げ
加工機を正面から見た外観図を図5に示す。図5(ロ)
には、下型部分の図示を省略して押え金型装置の部分の
正面図を表示してある。また、図5(イ)には、その上
部から見た平面図を示してある。図5に示す押え型にて
板材を上部から押え、図示を省略したが、奥側に配設さ
れているブレードにて、正、逆曲げ加工される。ここ
で、板材を下型と押え型でクランプしてブレードで曲げ
加工する際には、板材の幅に合わせて押えクランプしな
いと例えば、板材の四辺を折り曲げて箱状に加工する場
合にコーナー部の形状が精度良く加工出来ない。そこ
で、センター型110の左側に、左サイド型120L、
130L・・・150L、右側に、右サイド型120
R、130R・・・150Rと、曲げ加工する板材の幅
の長さに合わせて、キー溝とキーブロック等を介して連
結配置する。このように、板材の幅の長さに合わせてサ
イド型を取り込み、連結したり取り外すために左右サイ
ド型の上部にサイド型移載装置112がサイド型連結ロ
ッド113を介して備えられている。そして、板材から
押え型を上部に抜き上げるために、センター型110を
シリンダー111等の駆動手段にて上昇退避させ、左右
サイド型120L、130L・・・150L,120
R、130R・・・150Rを中央部側に左右スライド
装置114にて引き寄せてから押え型を上昇させること
になる。
【0003】この状況を図6にて詳細に説明する。図6
は、センター型の左右に左サイド型1個及び右サイド型
1個を配置した場合の例を示す。図6(イ)に示すよう
に、板材1の両端に立上げ部2及び内側に折り曲げたフ
ランジ部3を有するワークを曲げ加工機に前面から挿入
セットし、ブレードにて奥側を曲げ、押え型を上昇に退
避させる場合に、左右のサイド型120L、120Rの
爪部がこのフランジ部に干渉することになるので、図6
(ロ)に示すようにセンター型110を上昇退避させ、
次に、左サイド型120Lと右サイド型120Rを中央
部にスライド退避させた後に上昇させる必要があった。
は、センター型の左右に左サイド型1個及び右サイド型
1個を配置した場合の例を示す。図6(イ)に示すよう
に、板材1の両端に立上げ部2及び内側に折り曲げたフ
ランジ部3を有するワークを曲げ加工機に前面から挿入
セットし、ブレードにて奥側を曲げ、押え型を上昇に退
避させる場合に、左右のサイド型120L、120Rの
爪部がこのフランジ部に干渉することになるので、図6
(ロ)に示すようにセンター型110を上昇退避させ、
次に、左サイド型120Lと右サイド型120Rを中央
部にスライド退避させた後に上昇させる必要があった。
【0004】従って、このような従来のワーククランプ
方法では、ワークのフランジ部間口の最小寸法は、(セ
ンター型110のLc寸法)+(左サイド型120Lの
Ll寸法)+(右サイド型120RのLr寸法)にて決
定されてしまうことになる。また、上記のようにセンタ
ー型の上下移動機構及び左右サイド型の左右スライド機
構が必要な分だけ、それを配置するスペースが必要であ
り、板材のクランプ幅長さを小さく出来ない原因にもな
っていた。
方法では、ワークのフランジ部間口の最小寸法は、(セ
ンター型110のLc寸法)+(左サイド型120Lの
Ll寸法)+(右サイド型120RのLr寸法)にて決
定されてしまうことになる。また、上記のようにセンタ
ー型の上下移動機構及び左右サイド型の左右スライド機
構が必要な分だけ、それを配置するスペースが必要であ
り、板材のクランプ幅長さを小さく出来ない原因にもな
っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術にては、板材のクランプ最小幅長さが比較的大きく、
構造が繁雑であり、その分押え金型装置の剛性が弱くな
るという技術的課題を有している一方で、より、フラン
ジ部間口の小さい製品要求が高くなっているのに鑑み
て、板材のクランプ可能最小幅寸法が従来に比較して、
より小さく出来、簡単な構造により剛性向上が期待出
来、より、厚肉の板材の曲げ加工が出来る板材曲げ加工
機のワーク押え金型装置の提供を目的とする。
術にては、板材のクランプ最小幅長さが比較的大きく、
構造が繁雑であり、その分押え金型装置の剛性が弱くな
るという技術的課題を有している一方で、より、フラン
ジ部間口の小さい製品要求が高くなっているのに鑑み
て、板材のクランプ可能最小幅寸法が従来に比較して、
より小さく出来、簡単な構造により剛性向上が期待出
来、より、厚肉の板材の曲げ加工が出来る板材曲げ加工
機のワーク押え金型装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
左右サイド型を一度中央部にスライド移動させることな
く、上昇退避可能にすることを目的に、ワークを下型と
押え型にてクランプしてブレードで曲げ加工する板材曲
げ加工機において、押え型がセンター型とその左右に配
置される左サイド型と右サイド型から構成され、左右サ
イド型にセンター型側を支点にして上下に回動とするウ
イング部を備えたワーク押え金型装置とした。
左右サイド型を一度中央部にスライド移動させることな
く、上昇退避可能にすることを目的に、ワークを下型と
押え型にてクランプしてブレードで曲げ加工する板材曲
げ加工機において、押え型がセンター型とその左右に配
置される左サイド型と右サイド型から構成され、左右サ
イド型にセンター型側を支点にして上下に回動とするウ
イング部を備えたワーク押え金型装置とした。
【0007】ここで、「センター型側を支点にして上下
に回動するウイング部」とは、ワークのフランジ部に対
して板材を押さえているサイド型の外側が、下の方向に
逃げるように作動するように機構を備えていることをい
う。従って、ウイング部のセンター型側を枢着させ、エ
アーシリンダーや油圧シリンダー等の上下駆動手段に
て、ウイング部を上下回動させる方法等が例として上げ
られる。
に回動するウイング部」とは、ワークのフランジ部に対
して板材を押さえているサイド型の外側が、下の方向に
逃げるように作動するように機構を備えていることをい
う。従って、ウイング部のセンター型側を枢着させ、エ
アーシリンダーや油圧シリンダー等の上下駆動手段に
て、ウイング部を上下回動させる方法等が例として上げ
られる。
【0008】請求項2記載の発明は、センター型が上部
に退避出来るように、センター型上部に上下可動手段を
備えたものである。ワークのクランプ幅長さを調整する
手段として、左右サイド型の間に設けたセンター型を交
換し、幅寸法を調整出来るようにセンター型を上部に退
避出来るようにしたものである。これにより、通常はセ
ンター型を使用してクランプ長さを調整し、クランプ長
さがより、小さい場合には、図3に示すようにセンター
型を上部に退避させた状態にて、左右のサイド型のみで
ワークをクランプし、そのままウイング部を下方向に逃
がすことで押え型を上部にワークから逃がすことが出来
るように作用する。
に退避出来るように、センター型上部に上下可動手段を
備えたものである。ワークのクランプ幅長さを調整する
手段として、左右サイド型の間に設けたセンター型を交
換し、幅寸法を調整出来るようにセンター型を上部に退
避出来るようにしたものである。これにより、通常はセ
ンター型を使用してクランプ長さを調整し、クランプ長
さがより、小さい場合には、図3に示すようにセンター
型を上部に退避させた状態にて、左右のサイド型のみで
ワークをクランプし、そのままウイング部を下方向に逃
がすことで押え型を上部にワークから逃がすことが出来
るように作用する。
【0009】請求項3記載の発明は、センター型の左右
に配置される複数のサイド型それぞれに、センター側を
支点にして上下に回動するウイング部を備えたものであ
る。
に配置される複数のサイド型それぞれに、センター側を
支点にして上下に回動するウイング部を備えたものであ
る。
【0010】これにより図4に示すように、複数の左右
のサイド型とセンター型の組み合せにてクランプ長さを
調整し、左右の最も外側のサイド型のウイング部、例え
ば、図4にては、左サイド型30Lと右サイド型30R
のウイング部31L、31Rを下の方向に逃がしてやれ
ばそのまま、押え金型を上部に逃がすことができる。
のサイド型とセンター型の組み合せにてクランプ長さを
調整し、左右の最も外側のサイド型のウイング部、例え
ば、図4にては、左サイド型30Lと右サイド型30R
のウイング部31L、31Rを下の方向に逃がしてやれ
ばそのまま、押え金型を上部に逃がすことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の望ましい実施の形態を以
下、図面に基づいて説明する。図1に本発明に係る板材
のクランプ押え金型装置の例の正面から見た図を示す。
板材1の両端に、立ち上がり部2を介してフランジ部3
が曲げ加工されているワークを本発明に係る押え型と、
図示を省略したが、下型とでクランプした状態を示し、
この奥側がブレードにて曲げ加工されることになる。
下、図面に基づいて説明する。図1に本発明に係る板材
のクランプ押え金型装置の例の正面から見た図を示す。
板材1の両端に、立ち上がり部2を介してフランジ部3
が曲げ加工されているワークを本発明に係る押え型と、
図示を省略したが、下型とでクランプした状態を示し、
この奥側がブレードにて曲げ加工されることになる。
【0012】センター型10は、上部にて上下にストロ
ークするピストンロッド12に連結され、シリンダ11
にて上昇及び下降制御されている。センター型の両サイ
ドには、キーブロック13が取り付けられ、これに対応
してキー溝25Lを設けた左サイド型20Lと、キー溝
25Rを設けた右サイド型20Rがそれぞれ配置されて
いる。左右のサイド型20L、20Rの下部には、それ
ぞれ、左サイド型ウイング部21L、右サイド型ウイン
グ部21Rがセンター型側にて枢着27L、27Rされ
ている。このウイング部は、この27L、27Rを支点
にして、左サイド型ウイング部上下作動ロッド23L、
右サイド型ウイング部上下作動ロッド23Rの一端に連
結(24L、24R)され、シリンダー22L、22R
にて上下に回動する。なお、ウイング部を上下に回動さ
せるシリンダー22L、22Rの上部がロッドの上下に
合わせて角度調整されるように軸支26L、26Rされ
ている。
ークするピストンロッド12に連結され、シリンダ11
にて上昇及び下降制御されている。センター型の両サイ
ドには、キーブロック13が取り付けられ、これに対応
してキー溝25Lを設けた左サイド型20Lと、キー溝
25Rを設けた右サイド型20Rがそれぞれ配置されて
いる。左右のサイド型20L、20Rの下部には、それ
ぞれ、左サイド型ウイング部21L、右サイド型ウイン
グ部21Rがセンター型側にて枢着27L、27Rされ
ている。このウイング部は、この27L、27Rを支点
にして、左サイド型ウイング部上下作動ロッド23L、
右サイド型ウイング部上下作動ロッド23Rの一端に連
結(24L、24R)され、シリンダー22L、22R
にて上下に回動する。なお、ウイング部を上下に回動さ
せるシリンダー22L、22Rの上部がロッドの上下に
合わせて角度調整されるように軸支26L、26Rされ
ている。
【0013】次に、押え型をワークのフランジ部間口か
ら上部に逃がす場合の作動について図2に基づいて説明
する。左右サイド型ウイング部21L、21Rを左右の
端が下方向に逃げるようにシリンダー22L、22Rに
て回動させながら押え型全体を上昇させる。これによ
り、従来、センター型10を一度上部に抜いて逃がし、
左右サイド型を中央に移動させる動作が必要であったの
に比較して、短時間に簡単にクランプ解除動作させるこ
とができる。
ら上部に逃がす場合の作動について図2に基づいて説明
する。左右サイド型ウイング部21L、21Rを左右の
端が下方向に逃げるようにシリンダー22L、22Rに
て回動させながら押え型全体を上昇させる。これによ
り、従来、センター型10を一度上部に抜いて逃がし、
左右サイド型を中央に移動させる動作が必要であったの
に比較して、短時間に簡単にクランプ解除動作させるこ
とができる。
【0014】図3に示す例は、センター型を上部に退避
させ、両サイド型20L、20Rにて板材をクランプし
た状態を示す。左右サイド型のウイング部21L、20
Rがセンター側を支点にして上下に回動可能にしたの
で、サイド型を中央側に逃がすことなく、クランプある
いはアンクランプ動作が可能になった。
させ、両サイド型20L、20Rにて板材をクランプし
た状態を示す。左右サイド型のウイング部21L、20
Rがセンター側を支点にして上下に回動可能にしたの
で、サイド型を中央側に逃がすことなく、クランプある
いはアンクランプ動作が可能になった。
【0015】図4に示す例は、センター型10の両サイ
ドに左右サイド型を複数配設してクランプ長さ調整した
状態を示す。この図4の例は、左サイド型20L、30
Lの2つを配置し、右サイド型20R、30Rの2つを
配置した例を示したが、必要クランプ長さに合わせて、
そのサイド型が従来と同様に取り込まれる。本発明にお
いて特徴的なのは、それぞれのサイド型にウイング部を
設けたので、例えば、図4に示す例の場合、両端の30
Lと30Rのウイング部を下に回動させることで、ワー
クのフランジ部に干渉することなく、押え型を上方に逃
がすことができる点にある。従ってこの場合、センター
型10の役割は、サイド型との組み合わせにて、クラン
プ長さの調整にあり、センター型のみを一度上部に抜き
逃がす工程が不要である。従って、従来のクランプ方法
におけるセンター型の抜き機構と左右サイド型の中央部
へのスライド機構を組み合わせる必要が無く、構造が上
下動だけの簡単なものにすることができる。従って、押
え型の高さHを低くして剛性を上げることが可能であ
り、その分従来より板厚の厚いワークも強くクランプ可
能になり、曲げ加工も可能になった。
ドに左右サイド型を複数配設してクランプ長さ調整した
状態を示す。この図4の例は、左サイド型20L、30
Lの2つを配置し、右サイド型20R、30Rの2つを
配置した例を示したが、必要クランプ長さに合わせて、
そのサイド型が従来と同様に取り込まれる。本発明にお
いて特徴的なのは、それぞれのサイド型にウイング部を
設けたので、例えば、図4に示す例の場合、両端の30
Lと30Rのウイング部を下に回動させることで、ワー
クのフランジ部に干渉することなく、押え型を上方に逃
がすことができる点にある。従ってこの場合、センター
型10の役割は、サイド型との組み合わせにて、クラン
プ長さの調整にあり、センター型のみを一度上部に抜き
逃がす工程が不要である。従って、従来のクランプ方法
におけるセンター型の抜き機構と左右サイド型の中央部
へのスライド機構を組み合わせる必要が無く、構造が上
下動だけの簡単なものにすることができる。従って、押
え型の高さHを低くして剛性を上げることが可能であ
り、その分従来より板厚の厚いワークも強くクランプ可
能になり、曲げ加工も可能になった。
【0016】
【発明の効果】本発明においては、サイド型に上下に回
動するウイング部を備えたので、内側に折り曲げたフラ
ンジ部の有するワークに対して、サイド型を一度横方向
に逃がす必要が無く、そのまま、上部に逃がすことが可
能になり、従来に比較してクランプ幅長さを小さくする
ことができ、動作工数も小さくなる。また、センター型
を上部に退避させると、左右のサイド型のみにてワーク
をクランプすることが出来るので、さらに小さいフラン
ジ間口及びクランプ幅長さにも対応可能になる。請求項
3記載の発明によれば、複数のサイド型それぞれにウイ
ング部を設けたので、センター型を抜き、サイド型を中
央側にスライドする動作が不要の分だけ、センター型や
スライド型の高さを低く設定出来、剛性も向上するので
クランプ力が向上し、従来に比較して厚い板材の曲げ加
工も可能になる。
動するウイング部を備えたので、内側に折り曲げたフラ
ンジ部の有するワークに対して、サイド型を一度横方向
に逃がす必要が無く、そのまま、上部に逃がすことが可
能になり、従来に比較してクランプ幅長さを小さくする
ことができ、動作工数も小さくなる。また、センター型
を上部に退避させると、左右のサイド型のみにてワーク
をクランプすることが出来るので、さらに小さいフラン
ジ間口及びクランプ幅長さにも対応可能になる。請求項
3記載の発明によれば、複数のサイド型それぞれにウイ
ング部を設けたので、センター型を抜き、サイド型を中
央側にスライドする動作が不要の分だけ、センター型や
スライド型の高さを低く設定出来、剛性も向上するので
クランプ力が向上し、従来に比較して厚い板材の曲げ加
工も可能になる。
【図1】本発明に係る押え金型装置にて、フランジ部を
有するワークをクランプした状態を示す。
有するワークをクランプした状態を示す。
【図2】本発明に係る押え金型を上部に逃がした状態を
示す。
示す。
【図3】センター型を上部に退避させ、左右のサイド型
にて板材をクランプした状態を示す。
にて板材をクランプした状態を示す。
【図4】センター型の両サイドに複数のウイング部付き
サイド型を配置した例を示す。
サイド型を配置した例を示す。
【図5】従来の板材押え金型装置の例を示す。
【図6】従来の押え型の上部退避方法例を示す。
【図7】板材の曲げ加工方法模式図を示す。
1 板材
2 板材の立ち上がり部
3 板材のフランジ部
4 下型
5 ブレード
10 センター型
11 センター型上下移動シリンダー
12 センター型上下移動ピストンロッド
13 キーブロック
20 サイド型
20L、30L 左サイド型 20R、30
R 右サイド型 21L、31L 左サイド型ウイング部 21R、31R 右サイド型ウイング部 22L 左サイド型上下シリンダー 22R 右サ
イド型上下シリンダー 23L 左サイド型ロッド 23R 右サ
イド型ロッド 24L、24R ウイング部とロッドの連結部 25L、25R キー溝 26L、26R シリンダー支点 27L、27R ウイング部支点
R 右サイド型 21L、31L 左サイド型ウイング部 21R、31R 右サイド型ウイング部 22L 左サイド型上下シリンダー 22R 右サ
イド型上下シリンダー 23L 左サイド型ロッド 23R 右サ
イド型ロッド 24L、24R ウイング部とロッドの連結部 25L、25R キー溝 26L、26R シリンダー支点 27L、27R ウイング部支点
Claims (3)
- 【請求項1】ワークを下型と押え型にてクランプしてブ
レードで曲げ加工する板材曲げ加工機において、押え型
がセンター型とその左右に配置される左サイド型と右サ
イド型から構成され、左右サイド型にセンター型側を支
点にして上下に回動とするウイング部を備えたことを特
徴とするワーク押え金型装置。 - 【請求項2】センター型が上部に退避出来るように、セ
ンター型上部に上下可動手段を備えたことを特徴とする
請求項1記載のワーク押え金型装置。 - 【請求項3】請求項1記載の押え型が、センター型とそ
の左右に配置される複数の左サイド型と、複数の右サイ
ド型とから構成され、それぞれの左右サイド型にそれぞ
れセンター型側を支点にして、上下に回動するウイング
部を備えたことを特徴とするワーク押え金型装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002070731A JP2003266125A (ja) | 2002-03-14 | 2002-03-14 | 板材曲げ加工機におけるワーク押え金型装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002070731A JP2003266125A (ja) | 2002-03-14 | 2002-03-14 | 板材曲げ加工機におけるワーク押え金型装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003266125A true JP2003266125A (ja) | 2003-09-24 |
Family
ID=29201225
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002070731A Withdrawn JP2003266125A (ja) | 2002-03-14 | 2002-03-14 | 板材曲げ加工機におけるワーク押え金型装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003266125A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105013888B (zh) * | 2015-07-29 | 2017-10-27 | 成都市松川金属材料有限公司 | 一种具有横向辅助施压的折弯机 |
CN109226499A (zh) * | 2018-09-26 | 2019-01-18 | 苏州三维精密机械有限公司 | 一种无擦碰痕迹伤的面接触旋转折弯模具结构 |
CN113333602A (zh) * | 2021-04-30 | 2021-09-03 | 涡阳县华丽木业有限公司 | 一种板材折弯装置 |
-
2002
- 2002-03-14 JP JP2002070731A patent/JP2003266125A/ja not_active Withdrawn
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