JPH11114630A - ベンディングマシン - Google Patents

ベンディングマシン

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Publication number
JPH11114630A
JPH11114630A JP27471697A JP27471697A JPH11114630A JP H11114630 A JPH11114630 A JP H11114630A JP 27471697 A JP27471697 A JP 27471697A JP 27471697 A JP27471697 A JP 27471697A JP H11114630 A JPH11114630 A JP H11114630A
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JP
Japan
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roll
bending
die
punch
beading
Prior art date
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Application number
JP27471697A
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English (en)
Inventor
Kazunori Watanabe
和範 渡辺
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Amada Metrecs Co Ltd
Original Assignee
Amada Metrecs Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 【解決手段】 上部テーブル3のパンチ装着部9に曲げ
成形用パンチロール17を水平軸線を中心として回転自
在に設け、下部テーブル後のダイ装着部11に曲げ成形
用ダイロール27を水平軸線を中心として回転自在に設
け、パンチ装着部9における曲げ成形用パンチロール1
7の一方側に送材用第1上部ロール41を水平軸線を中
心として回転自在に設け、ダイ装着部11における曲げ
成形用ダイロール27の一方側に送材用第1下部ロール
47を第1駆動モータ49の駆動により水平軸線を中心
として回転駆動に設け、パンチ装着部9における曲げ成
形用パンチロール17の他方側に送材用第2上部ロール
65を水平軸線を中心として回転自在に設け、ダイ装着
部11における曲げ成形用ダイロール27の他方側に送
材用第2上部ロール71を第2駆動モータ73の駆動に
より水平軸線を中心として回転駆動に設けてなることを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板材の被加工部に
対して曲げ成形加工(ビーディング加工、段曲げ加工を
含む)を行うベンディングマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】ベンディングマシンにより曲げ成形加工
の中のビーディング加工(または段曲げ加工)を行う場
合には、テーブル(上部テーブル,下部テーブル)の長
手方向へ延伸したビーディング加工用パンチ,ビーディ
ング加工用ダイ(または段曲げ加工用パンチ,段曲げ加
工用ダイ)を用いている。そして、下部テーブルを上部
テーブルに対して接近する上方向へ移動させることによ
り、ビーディング加工用パンチとビーディング加工用ダ
イ(または段曲げ加工用パンチと段曲げ加工用ダイ)を
協働させて、図5に示すように、板材Wの一端から他端
にかけてビーディング加工(または段曲げ加工)を行う
ことができ、換言すれば板幅と同じ幅の被加工部Waに
対してビーディング加工(または段曲げ加工)を行うこ
とができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、図6
に示すような、板幅よりも短い被加工部Waに対してビ
ーディング加工(または段曲げ加工)を施した板材W
が、補強材,外装材として広く用いられるようになって
いる。そのため、板幅より短い被加工部Waに対してビ
ーディング加工(または段曲げ加工)を行うためには、
被加工部Waの長さに対応したビーディング加工用パン
チ,ビーディング加工用ダイ(または段曲げ加工用パン
チ,段曲げ加工用ダイ)を個別に製造する必要があり、
曲げ成形用金型(ビーディング加工用パンチ,ビーディ
ング加工用ダイ、段曲げ加工用パンチ,段曲げ加工用ダ
イを含む)の製造コストが高くなる。
【0004】一方、パンチプレスにおいては、一種類の
曲げ成形用金型を用いて、往復連続運動による曲げ成形
加工を行うことも可能であるが、連続加工の継ぎ目に連
続加工跡が発生し、加工材(板材)Wの品質低下を招く
という問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
あっては、下側(下面及びこの下面付近も含む)にパン
チ装着部を備えた上部テーブルと、上側(上面及び上面
付近も含む)にダイ装着部を備えた下部テーブルを上下
に対向して設け、一方のテーブルを他方のテーブルに対
して接近離反する上下方向へ移動可能に構成し、上部テ
ーブルのパンチ装着部に曲げ成形用パンチロールを水平
軸線を中心として回転自在に設け、下部テーブルのダイ
装着部に曲げ成形用パンチロールと協働して曲げ成形加
工を行う曲げ成形用ダイロールを水平軸線を中心として
回転自在に設け、上記パンチ装着部における上記曲げ成
形用パンチロールの一方側に送材用第1上部ロールを水
平軸線を中心として回転自在に設け、上記ダイ装着部に
おける上記曲げ成形用ダイロールの一方側に第1上部ロ
ールと協働して送材を行う送材用第1下部ロールを水平
軸線を中心として回転自在に設け、送材用第1上部ロー
ル、送材用第1下部ロールのうち少なくとも1つの送材
用第1ロールを回転駆動させる第1駆動モータを設け、
上記パンチ装着部における上記曲げ成形用パンチロール
の他方側に送材用第2上部ロールを水平軸線を中心とし
て回転自在に設け、上記ダイ装着部における上記曲げ成
形用ダイロールの他方側に送材用第2上部ロールと協働
して送材を行う送材用第2下部ロールを水平軸線を中心
として回転自在に設け、第2上部ロール、第2下部ロー
ルのうち少なくとも一つの送材用第2ロールを回転駆動
させる第2駆動モータを設けてなることを特徴とする。
【0006】ここで、第1駆動モータと第2駆動モータ
は共通の駆動モータであっても差し支えない。
【0007】請求項1に記載の発明特定事項によると、
板材の被加工部の始端が曲げ成形用ダイロール上に位置
するように、板材を曲げ成形用ダイロール及び送材用第
1,第2下部ロールに支持せしめる。次に、一方のテー
ブルを他方のテーブルに接近する上方向(または下方
向)へ移動させることにより、曲げ成形用パンチロール
と曲げ成形用ダイロール、送材用第1上部ロールと送材
用第1下部ロール、送材用第2上部ロールと送材用第2
下部ロールをそれぞれ接近せしめて、板材を上下方向か
ら押圧する。そして、第1,第2駆動モータの駆動によ
りいずれかの送材用第1ロール及びいずれかの送材用第
2ロールを同期して回転駆動させることにより、板材を
押圧しているすべてのロール(曲げ成形用パンチロー
ル,曲げ成形用ダイロール、送材用第1上部ロール,送
材用第1下部ロール、送材用第2上部ロール,送材用第
2下部ロール)を回転させる。これによって、送材用第
1上部ロールと送材用第1下部ロールの協働、及び送材
用第2上部ロールと送材用第2下部ロールの協働により
板材をテーブルの長手方向に対して直交する方向へ送材
することができ、曲げ成形用パンチロールと曲げ成形用
ダイロールの協働により板材の被加工部に対して曲げ成
形加工を行うことができる。
【0008】曲げ成形用パンチロールと曲げ成形用ダイ
ロールが被加工部の終端に位置すると、第1,第2駆動
モータの駆動を停止せしめる。そして、一方のテーブル
を他方のテーブルに対して離反する下方向(または上方
向)へ移動させて、すべてのロールによる押圧状態を解
除する。
【0009】請求項2に記載の発明にあっては、請求項
1に記載の発明特定事項のほかに、前記曲げ成形用パン
チロール、前記曲げ成形用ダイロールは、曲げ成形加工
の1つであるビーディング加工に用いられるビーディン
グ用パンチロール、ビーディング用ダイロールであるこ
とを特徴とする。
【0010】請求項2に記載の発明特定事項によると、
請求項1に記載の発明特定事項による作用と同様の作用
を奏する。
【0011】請求項3にあっては、請求項1に記載の発
明特定事項のほかに、前記曲げ成形用パンチロール、前
記曲げ成形用ダイロールは、曲げ成形加工の1つである
段曲げ加工に用いられる段曲げ用パンチロール、段曲げ
用ダイロールであることを特徴とする。
【0012】請求項3に記載の発明特定事項によると、
請求項1に記載の発明の特定事項による作用と同様の作
用を奏する。
【0013】請求項4に記載の発明にあっては、請求項
1から請求項3のうちのいずれかの請求項に記載の発明
特定事項のほかに、前記パンチ装着部における前記曲げ
成形用パンチロールの一方側に押え用第1上部ロールを
水平軸線を中心として回転自在かつ曲げ成形用パンチロ
ールに近接して設け、前記ダイ装着部における曲げ成形
用ダイロールの一方側に押え用第1ロールと協働して板
材を押える押え用第1下部ロールを水平軸線を中心とし
て回転自在かつ曲げ成形用ダイロールに近接して設け、
パンチ装着部における曲げ成形用パンチロールの他方側
に押え用第2上部ロールを水平軸線を中心として回転自
在かつ曲げ成形用パンチロールに近接して設け、前記ダ
イ装着部における曲げ成形用ダイロールの他方側に押え
用第2上部ロールと協働して板材を押える押え用第2下
部ロールを水平軸線を中心として回転自在かつ曲げ成形
用ダイロールに近接して設けてなることを特徴とする。
【0014】請求項4に記載の発明特定事項によると、
請求項1から請求項3のうちのいずれかの請求項に記載
の発明特定事項による作用のほかに、一方のテーブルを
他方のテーブルに接近する上方向(または下方向)へ移
動させることにより、押え用第1上部ロールと押え用第
1下部ロール、押え用第2上部ロールと押え用第2下部
ロールをそれぞれ接近させて、板材の被加工部の両方側
(一方側及び他方側)を上下方向から押圧する。これに
よって、第1,第2駆動モータの駆動により曲げ成形用
パンチロールと曲げ成形用ダイロールの協働により曲げ
成形加工を行っている時に、板材の被加工部の一方側及
び他方側が被加工部側へ引っ張られることを抑制する。
【0015】請求項5に記載の発明にあっては、請求項
1から請求項4のうちのいずれかの請求項に記載の発明
特定事項のほかに、前記送材用第1上部ロール及び前記
送材用第2上部ロールを前記上部テーブルの長手方向へ
位置調節,固定可能にそれぞれ構成し、前記送材用第1
下部ロール及び前記送材用第2下部ロールを前記下部テ
ーブルの長手方向へ位置調節,固定可能にそれぞれ構成
してなることを特徴とする。
【0016】請求項5に記載の発明特定事項によると、
請求項1から請求項4のうちのいずれかの請求項に記載
の発明特定事項による作用のほかに、板材の幅に対応し
て、送材用第1下部ロール、送材用第2下部ロールを下
部テーブルの長手方向へ位置調節して、下部テーブルに
対して移動不能に固定せしめる。同様に、板材の幅に対
応して、送材用第1上部ロール、送材用第2上部ロール
を上部テーブルの長手方向へ位置調節して、上部テーブ
ルに対して移動不能に固定せしめる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1〜図3を参照するに、本発明
の実施の形態に係るベンディングマシン1は、板材Wの
被加工部Waに対して、曲げ成形加工の一つであるビー
ディング加工行うものである。ここで、上記ベンディン
グマシン1の一般的な発明特定事項については公知であ
るため、その説明を省略し、ベンディングマシン1の要
部の発明特定事項について説明する。
【0018】上記ベンディングマシン1は、左右方向
(図1及び図2において左右方向、図3において紙面に
向って裏表方向)へ延伸した上部テーブル3と左右方向
へ延伸した下部テーブル5を上下(図1へ図3において
上下)に対向して備えており、下部テーブル5は複数の
油圧シリンダ7の作動により上部テーブル3に接近離反
する上下方向へ移動可能である。なお、下部テーブル5
を上下方向へ移動させる代わりに、上部テーブル3を上
下方向へ移動させるように構成しても差し支えない。そ
して、上部テーブル3の下側にはパンチ装着部9が備え
てあり、下部テーブル5の上側にはダイ装着部11が備
えてある。
【0019】上部テーブル3のパンチ装着部9の中央部
には成形用上型ベース13が固定具15を介して左右方
向へ位置調節,固定可能に設けてあり、この成形用上型
ベース13にはビーディング用パンチロール17が水平
軸線13Sを中心として回転自在に設けてある。成形用
上型ベース13におけるビーディング用パンチロール1
7の左側には押え用第1上部ロール19が水平軸線13
Sを中心として回転自在に設けてあり、成形用上型ベー
ス13におけるビーディング用パンチロール17の右側
には押え用第2上部ロール21が水平軸線13Sを中心
として回転自在に設けてある。ここで、押え用第1上部
ロール19及び押え用第2上部ロール21はビーディン
グ用パンチロール17にそれぞれ近接してある。
【0020】下部テーブル5のダイ装着部11の中央部
には成形用下型ベース23が固定具25を介して左右方
向へ位置調節,固定可能に設けてあり、成形用下型ベー
ス23にはビーディング用パンチロール17と協働して
ビーディング加工を行うビーディング用ダイロール27
が水平軸線23Sを中心として回転自在に設けてある。
成形用下型ベース23におけるビーディング用ダイロー
ル27の左側には押え用第1上部ロール19と協働して
板材Wを押圧する押え用第1下部ロール29が水平軸線
23Sを中心として回転自在に設けてあり、成形用下型
ベース23におけるビーディング用ダイロール27の右
側には押え用第2上部ロール21と協働して板材Wを押
える押え用第2下部ロール31が水平軸線23Sを中心
として回転自在に設けてある。ここで、押え用第1下部
ロール29及び押え用第2下部ロール31はビーディン
グ用ダイロール27にそれぞれ近接してある。
【0021】なお、板材Wの被加工部Waに対してビー
ディング加工を行う代わりに、段曲げ加工を行う場合に
は、図4に示すように、ビーディング用パンチロール1
7,ビーディング用ダイロール27の代わりに段曲げ用
パンチロール33,段曲げ用ダイロール35を用いる。
【0022】上記パンチ装着部9における成形用上型ベ
ース13の左方側には送材用第1上型ベース37が固定
具39を介して左右方向へ位置調節,固定可能に設けて
あり、送材用第1上型ベース37には複数(本発明の実
施の形態によっては3つ)の送材用第1上部ロール41
が水平軸線37Sを中心として回転自在に設けてある。
ダイ装着部11における成形用下型ベース23の左方側
には送材用第1下型ベース43が固定具45を介して左
右方向へ位置調節,固定可能に設けてあり、送材用第1
下型ベース43には対応する送材用第1上部ロール41
と協働して送材を行う複数の送材用第1下部ロール47
が水平軸線43Sを中心として回転自在に設けてある。
複数の送材用第1下部ロール47を回転駆動させるた
め、ダイ装着部11には第1駆動モータ49を備えた第
1モータ支持ベース51が固定具53を介して左右方向
へ位置調節,固定可能に設けてあると共に、第1駆動モ
ータ49の出力軸55が、複数の送材用第1下部ロール
47に一体化した回転軸57にカップリング59を介し
て接続可能に構成してある。
【0023】パンチ装着部9における成形用上型ベース
13の右方側には送材用第2上型ベース61が固定具6
3を介して左右方向へ位置調節,固定可能に設けてあ
り、送材用第2上型ベース61には複数(本発明の実施
の形態によっては3つ)の送材用第2上部ロール65が
水平軸線61Sを中心として回転自在に設けてある。ダ
イ装着部11における成形用下型ベース23の右方側に
は送材用第2下型ベース67が固定具69を介して左右
方向へ位置調節,固定可能に設けてあり、送材用第2下
型ベース67には対応する送材用第2上部ロール65と
協働して送材する複数の送材用第2下部ロール71が水
平軸線67Sを中心として回転自在に設けてある。複数
の送材用第2下部ロール71を回転駆動させるため、ダ
イ装着部11には第2駆動モータ73を備えた第2モー
タ支持ベース75が固定具77を介して左右方向へ位置
調節,固定可能に設けてあると共に、第2駆動モータ7
3の出力軸79が、複数の送材用第2下部ロール71に
一体化した回転軸81にカップリング83を介して接続
可能に構成してある。
【0024】上述の発明特定事項に基づいて、本発明の
実施の形態の作用について説明する。
【0025】まず、成形用上型ベース13がダイ装着部
11の中央部に位置するように成形用上型ベース13を
固定具15を介して左右方向へ位置調節して、ダイ装着
部11に対して左右方向へ移動不能に固定せしめる。次
に、板材Wの幅に対応して、送材用第1下型ベース4
3、送材用第2下型ベース67を固定具45,69を介
して、左右方向へ位置調節して、ダイ装着部11に対し
て移動不能に固定せしめる。そして、第1モータ支持ベ
ース51を固定具53を介して左右方向へ位置調節し
て、ダイ装着部11に対して移動不能に固定せしめ、第
1駆動モータ49の出力軸55を回転軸57にカップリ
ング59を介して接続せしめる。同様に、第2モータ支
持ベース75を固定具77を介して左右方向へ位置調節
して、ダイ装着部11に対して移動不能に固定せしめ、
第2駆動モータ73の出力軸79を回転軸81にカップ
リング83を介して接続せしめる。
【0026】ダイ装着部11に対して下型ベース23,
43,67を固定せしめた後に、成形用上型ベース13
がパンチ装着部9の中央部に位置するように成形用上型
ベース13を固定具15を介して左右方向へ位置調節し
て、パンチ装着部9に対して移動不能に固定せしめる。
そして、送材用第1上型ベース37、送材用第2上型ベ
ース61を固定具39,63を介して左右方向へ位置調
節して、パンチ装着部9に対して移動不能に固定せしめ
る。
【0027】パンチ装着部9に対して上型ベース13,
43,61を固定せしめた後に、板材Wの被加工部の始
端がビーディング用ダイロール27(または段曲げ用ダ
イロール35)上に位置するように、板材Wをビーディ
ング用ダイロール27(または段曲げ用ダイロール3
5)及び送材用第1,第2下部ロール43,71に支持
せしめる。次に、油圧シリンダ7の作動により下部テー
ブル5を上部テーブル3に接近する上方向へ移動させる
ことにより、ビーディング用パンチロール17とビーデ
ィング用ダイロール27(または段曲げ用パンチロール
33と段曲げ用ダイロール35)、押え用第1上部ロー
ル19と押え用第1下部ロール29、押え用第2上部ロ
ール21と押え用第2下部ロール31、送材用第1上部
ロール41と送材用第1下部ロール47、送材用第2上
部ロール65と送材用第2下部ロール71をそれぞれ接
近せしめて、板材Wを上下方向から押圧する。
【0028】そして、第1,第2駆動モータ49,73
の駆動により複数の送材用第1下部ロール47及び複数
の送材用第2下部ロール71を同期して回転駆動させる
ことにより、板材Wを押圧しているすべてのロール17
(または33),19,21,27(または35),2
9,31,41,47,65,71を回転させる。これ
によって、送材用第1上部ロール41と送材用第1下部
ロール47の協働、及び送材用第2上部ロール65と送
材用第2下部ロール71の協働により、板材Wを後方向
(テーブル3,5の長手方向に対して直交する方向)へ
送材することができ、ビーディング用パンチロール17
とビーディング用ダイロール27(または段曲げ用パン
チロール33と段曲げ用ダイロール35)の協働により
板材Wの被加工部Waに対してビーディング加工(また
は段曲げ加工)ができるものである。この時、押え用第
1上部ロール19と押え用第1下部ロール29の協働、
及び押え用第2上部ロール21と押え用第2下部ロール
31の協働により、板材Wの被加工部Waの左方側及び
右方側をそれぞれ押圧しているため、板材Wの被加工部
Waの右方側及び左方側が被加工部Wa側(曲げ成形
側)へ引っ張られることを抑制することができる。
【0029】板材Wの送材によって、ビーディング用パ
ンチロール17とビーディング用ダイロール27(また
は段曲げ用パンチロール33と段曲げ用ダイロール3
5)が板材Wの被加工部Waの終端に位置すると、第
1,第2駆動モータ49,73の駆動を停止せしめる。
最後に、油圧シリンダ7の作動により下部テーブル5を
上部テーブル3に対して離反する下方向へ移動させるこ
とにより、すべてのロール17(または33),19,
21,27(または35),29,31,41,47,
65,71による押圧状態を解除する。
【0030】以上のごとき、本発明の実施の形態によれ
ば、往復連続運動によるビーディング加工(または段曲
げ加工)をすることなく、板材Wの被加工部Waの長さ
等に(被加工部の始端位置、終端位置を含む)に対応し
て、板材Wを送材することにより、一種類のビーディン
グ用パンチロール17、ビーディング用ダイロール27
(または段曲げ用パンチロール33、段曲げ用ダイロー
ル35)を協働させて、被加工部Waの長さ等に拘りな
く、所望のビーディング加工(または段曲げ加工)を行
うことができる。したがって、加工材(板材)Wの品質
の低下を抑制しつつ、ビーディング用金型17,27
(または段曲げ用金型33,35)の種類の拡大を押え
て、ビーディング用金型17,27(または段曲げ用金
型33,35)の製造コストの低下を図ることができ
る。
【0031】また、ビーディング加工(または段曲げ加
工)を行っているときに、板材Wの被加工部Waの左側
及び右側が被加工部Wa側(曲げ成形部側)へ引っ張ら
れることを抑制しているため、加工材Wの曲げ成形部の
両側にしわが発生することを抑制して、加工材Wの品質
の向上を図ることができる。
【0032】更に、板材Wの幅に対応して、送材用第1
下部ロール47と送材用第2下部ロール71を左右方向
へ位置調節して、ダイ装着部11に対して移動不能に固
定せしめることができると共に、送材用第1上部ロール
41と送材用第2上部ロール65を左右方向へ位置調節
して、パンチ装着部9に対して移動不能に固定せしめる
ことができるため、板材Wの幅の大小に拘らず、板材W
に対して適切なビーディング加工(または段曲げ加工)
を行うことができる。
【0033】なお、本発明の実施の形態は上述の説明に
限られるものでなく、例えば押え用第1,第2下部ロー
ル29,31を駆動モータの駆動により回転駆動させる
ことにより、押え用第1,第2上部ロール19,21と
押え用第1,第2下部ロール29,31を送材用ロール
として用いても差し支えない。また、複数の送材用第1
下部ロール43と複数の第2下部ロール71を別個の駆
動モータ49,73の駆動により回転駆動させる代わり
に、共通の駆動モータの駆動によって回転駆動させても
さしつかえない。
【0034】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、往復連
続運動による曲げ成形加工をすることなく、板材の被加
工部の長さ等(被加工部の始端位置、終端位置を含む)
に対応して、板材を送材することにより、一種類の曲げ
成形用パンチロール、曲げ成形用ダイロールを協働させ
て、板材の被加工部の長さ等に拘りなく、板材の被加工
部に対して所望の曲げ成形加工を行うことができる。し
たがって、加工材の品質の低下を抑制しつつ、曲げ成形
用金型(曲げ成形用パンチロール、曲げ成形用ダイロー
ル)の種類の拡大を押えて、曲げ成形用金型の製造コス
トの低下を図ることができる。
【0035】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明と同様の効果を奏する。
【0036】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明と同様の効果を奏する。
【0037】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果の他に、曲げ成形加工を行っている
時に板材の被加工部の一方側及び他方側が被加工部側
(曲げ成形部側)へ引っ張られることを抑制できるた
め、加工材(板材)の曲げ成形部の両側にしわが発生す
ることを抑制して、加工材の品質の向上を図ることがで
きる。
【0038】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
から請求項4のうちのいずれかの請求項に記載の発明に
よる効果の他に、板材の幅に対応して、送材用第1下部
ロールと送材用第2下部ロールを下部テーブルの長手方
向へ位置調節して、ダイ装着部に対して移動不能に固定
することができると共に、送材用第1上部ロールと送材
用第2上部ロールを上部テーブルの長手方向へ位置調節
して、パンチ装着部に対して移動不能に固定することが
できるため、板材の幅の大小に拘らず、板材の被加工部
に対して適切な曲げ成形加工を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベンディングマシンの要部の正面図である。
【図2】ビーディング用金型を示す図である。
【図3】図2においてIII-III 線に沿った図である。
【図4】段曲げ用金型を示す図である。
【図5】ビーディング加工を施した板材(加工材)を示
す図である。
【図6】ビーディング加工を施した板材(加工材)を示
す図である。
【符号の説明】
1 ベンディングマシン 3 上部テーブル 5 下部テーブル 9 パンチ装着部 11 ダイ装着部 17 ビーディング用パンチロール 19 押え用第1上部ロール 21 押え用第2上部ロール 27 ビーディング用ダイロール 29 押え用第1下部ロール 31 押え用第2下部ロール 33 段曲げ用パンチロール 35 段曲げ用ダイロール 41 送材用第1上部ロール 47 送材用第1下部ロール 49 第1駆動モータ 65 送材用第2上部ロール 71 送材用第2下部ロール 73 第2駆動モータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下側にパンチ装着部を備えた上部テーブ
    ルと、上側にダイ装着部を備えた下部テーブルを上下に
    対向して設け、一方のテーブルを他方のテーブルに対し
    て接近離反する上下方向へ移動可能に構成し、上部テー
    ブルのパンチ装着部に曲げ成形用パンチロールを水平軸
    線を中心として回転自在に設け、下部テーブルのダイ装
    着部に曲げ成形用パンチロールと協働して曲げ成形加工
    を行う曲げ成形用ダイロールを水平軸線を中心として回
    転自在に設け、上記パンチ装着部における上記曲げ成形
    用パンチロールの一方側に送材用第1上部ロールを水平
    軸線を中心として回転自在に設け、上記ダイ装着部にお
    ける上記曲げ成形用ダイロールの一方側に第1上部ロー
    ルと協働して送材を行う送材用第1下部ロールを水平軸
    線を中心として回転自在に設け、送材用第1上部ロー
    ル、送材用第1下部ロールのうち少なくとも1つの送材
    用第1ロールを回転駆動させる第1駆動モータを設け、
    上記パンチ装着部における上記曲げ成形用パンチロール
    の他方側に送材用第2上部ロールを水平軸線を中心とし
    て回転自在に設け、上記ダイ装着部における上記曲げ成
    形用ダイロールの他方側に送材用第2上部ロールと協働
    して送材を行う送材用第2下部ロールを水平軸線を中心
    として回転自在に設け、第2上部ロール、第2下部ロー
    ルのうち少なくとも一つの送材用第2ロールを回転駆動
    させる第2駆動モータを設けてなることを特徴とするベ
    ンディングマシン。
  2. 【請求項2】 前記曲げ成形用パンチロール、前記曲げ
    成形用ダイロールは、曲げ成形加工の1つであるビーデ
    ィング加工に用いられるビーディング用パンチロール、
    ビーディング用ダイロールであることを特徴とする請求
    項1のベンディングマシン。
  3. 【請求項3】 前記曲げ成形用パンチロール、前記曲げ
    成形用ダイロールは、曲げ成形加工の1つである段曲げ
    加工に用いられる段曲げ用パンチロール、段曲げ用ダイ
    ロールであることを特徴とする請求項1のベンディング
    マシン。
  4. 【請求項4】 前記パンチ装着部における前記曲げ成形
    用パンチロールの一方側に押え用第1上部ロールを水平
    軸線を中心として回転自在かつ曲げ成形用パンチロール
    に近接して設け、前記ダイ装着部における曲げ成形用ダ
    イロールの一方側に押え用第1ロールと協働して板材を
    押える押え用第1下部ロールを水平軸線を中心として回
    転自在かつ曲げ成形用ダイロールに近接して設け、パン
    チ装着部における曲げ成形用パンチロールの他方側に押
    え用第2上部ロールを水平軸線を中心として回転自在か
    つ曲げ成形用パンチロールに近接して設け、前記ダイ装
    着部における曲げ成形用ダイロールの他方側に押え用第
    2上部ロールと協働して板材を押える押え用第2下部ロ
    ールを水平軸線を中心として回転自在かつ曲げ成形用ダ
    イロールに近接して設けてなることを特徴とする請求項
    1〜請求項3のうちのいずれかの請求項に記載のベンデ
    ィングマシン。
  5. 【請求項5】 前記送材用第1上部ロール及び前記送材
    用第2上部ロールを前記上部テーブルの長手方向へ位置
    調節,固定可能にそれぞれ構成し、前記送材用第1下部
    ロール及び前記送材用第2下部ロールを前記下部テーブ
    ルの長手方向へ位置調節,固定可能にそれぞれ構成して
    なることを特徴とする請求項1〜請求項4のうちのいず
    れかの請求項に記載のベンディングマシン。
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