JP2003265155A - 棒状物品用貯蔵器 - Google Patents

棒状物品用貯蔵器

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JP2003265155A JP2003112154A JP2003112154A JP2003265155A JP 2003265155 A JP2003265155 A JP 2003265155A JP 2003112154 A JP2003112154 A JP 2003112154A JP 2003112154 A JP2003112154 A JP 2003112154A JP 2003265155 A JP2003265155 A JP 2003265155A
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ハンモック マイク
Anthony R Brown
アール ブラウン アンソニー
Alan K Richardson
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Walter Carascon
キャラスコン ウォルター
Gary T Walford
ティー ウォルフォード ゲイリー
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    • A24C5/35Adaptations of conveying apparatus for transporting cigarettes from making machine to packaging machine
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 棒状物品用可変容量貯蔵器10を提供するこ
と。 【解決手段】 この貯蔵器は、間に延びる連続エンドレ
ス・コンベヤ12を有する製品入力装置24および製品
出力装置26を備え、調節可能な製品運搬長さ部分14
は製品入力装置と製品出力装置との間に延び、相補的調
節可能なコンベヤ巻取り長さ部分16は出力装置と入力
装置との間に延びる。製品運搬長さ部分14は、第1の
ドラム部材18と第2のドラム部材20との間に螺旋状
配置で延び、コンベヤ巻取り長さ部分16は、前記第2
のドラム部材20と第3のドラム部材22との間に延び
る。第2のドラム部材20は、2つの固定された外側ド
ラム部材18、22との間で調節可能であり、製品運搬
長さ部分14およびコンベヤ巻取り長さ部分16の長さ
を相補的に調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、棒状物品用貯蔵器
に関し、さらに詳細には、紙巻タバコやフィルタ・ロッ
ドなどタバコ業界の物品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】タバコ業界の物品の製造において、紙巻
タバコの場合、このような物品が作られる製造装置から
直接包装機など受入れ装置に物品を搬送することは、普
通のことである。物品自体は普通、物品の連続多層流ま
たは物品自体の長さに直角の方向に移動するカーペット
の形態で運搬される。
【0003】普通は、このようなカーペットの深さは、
50〜100mmの深さである。
【0004】さらに、タバコ業界で使用される製造機お
よび包装機の両方の性質が複雑であり、また機械によっ
て製造され包装される製品が大量であるため、このよう
な機械の一方がプロセスの不良の結果停止される場合、
相当量の製品がしばしば機械の中に残され、これらの製
品の性質上、このように残された製品は機械が再始動さ
れると単に処分しなければならないことが分かってい
る。同様に、機械が同時に作動して、両方の機械の動作
を維持するので、包装機など一方の機械に問題が発生し
た場合、製造機と包装機の間のコンベヤ・システムがた
びたび、急速に渋滞し、対となった対応する機械を停止
させる必要があることが分かっている。したがって、両
方の機械が停止している間に機械内に保持された余分な
製品について、2倍もの製品を処分する必要があるた
め、問題が倍加される。このため、製造される製品の数
と包装される製品の数の相違を補償するための緩衝貯蔵
器が設けられることが望ましい。
【0005】この目的で使用される緩衝貯蔵器には、2
つの主な種類があり、第1の種類は、先入れ先出し貯蔵
器と言われ、このような貯蔵器は、製品を受け、このよ
うな製品を入力装置と出力装置の間の、多くの場合螺旋
の形態の双ループのまわりで搬送するコンベヤ・ベルト
を備える。出力装置は入力装置から離れており、したが
って、コンベヤ・ベルトが1方向だけに移動し、貯蔵器
が連続動作中に維持されるかどうかにかかわらず、この
ような緩衝貯蔵器内に先に受け入れられる製品はまた、
そこから先に出される製品となる。このような先入れ先
出し貯蔵器が調節可能な長さであることは普通のことで
あり、このように螺旋状のベルトの平行サポート間の寸
法は互いに近づき、また互いから離れ、それによって容
量を調節するのに必要なようにベルト長さを増減させる
ように調節可能である。このようにして、包装機が動作
不能になった場合、このような先入れ先出し貯蔵器の螺
旋部分のサポート間の距離を調節することにより、ベル
ト長さ部分が増大し、またベルトの入出力速度の適切な
変化により(入力速度は実際、一定に維持され、出力速
度は完全に停止することができる)、貯蔵器内に給送さ
れる余分な製品は、製品が出力されない場合でも、種々
の螺旋部分まわりのベルト長さが増加したことによって
受け入れられる。普通、この種類のベルトは連続エンド
レス・ベルトと言われ、製品を担持しないベルトの対応
する調節手段収納部を有し、この非製品搬送長さ部分を
対応して調節することにより、別のベルトを追加して螺
旋部分を長くし、螺旋部分の長さが短くなるとベルト長
さ部分を受け入れることになる。この種類の先入れ先出
し装置の例は、ヨーロッパ特許第0738478号およ
び国際公開第99/44446号に挙げられる。
【0006】代わりに、第2の種類の緩衝貯蔵器は先入
れ後出し貯蔵器と言われる。この場合、製造機からのカ
ーペットの流路が従来通りT−ジャンクションの1つの
ブランチに沿って流れ、このようなT字接合の主流に沿
って包装機まで搬送されるのが普通である。包装機が製
造機からの製品の量に対応することができない場合、T
−ジャンクションが第2のブランチを介して、普通螺旋
エンドレス・コンベヤの入力装置へ製品をそらすように
働き、このコンベヤは貯蔵緩衝期間中にこの入力装置か
ら離れるように製品を搬送する。その後、さらに貯蔵が
必要でない場合、螺旋状緩衝器内のベルトの移動が停止
され、製造装置からの製品は、その後、包装機に直接戻
される。この点に関して、製品のカーペットはまだ緩衝
貯蔵器内に維持され、製造プロセスに中断があると、緩
衝貯蔵器のコンベヤは逆回転して、このような貯蔵され
た製品を螺旋状コンベヤに沿って逆方向に入力装置に向
かって搬送することが可能であり、T−ジャンクショ
ン、したがって包装装置まで搬送することが可能であ
る。この点に関して、このような緩衝貯蔵器に入る最初
の製品はまた、最後に出る製品であることが分かるだろ
う。この種類の先入れ後出し緩衝貯蔵器の例が米国特許
第5361888号に示されている。
【0007】しかし、このような標準型の貯蔵器装置は
両方とも、ある欠点があり、先入れ後出し装置を使用す
る場合、この貯蔵緩衝器内に入る製品がその中でかなり
の時間維持され、製品自体が損傷する可能性があること
がわかっている。製品自体を、あまり長い時間緩衝器内
に維持しないようにする必要があり、そうしないと空気
中の水分により損害を受け、あるいは湿っぽくなる可能
性がある。したがって、先入れ後出し装置は、製品がこ
のような損害を受けないようにするために定期的にしば
しば空にする必要があり、そのため、このような緩衝器
内に貯蔵された製品を注意深く監視する必要がある。
【0008】逆に、先入れ先出し装置は、先入れ後出し
装置の上述の問題を回避するものの、コンベヤの製品搬
送ブランチおよびコンベヤ戻りブランチの両方が必要で
あり(製品搬送ブランチは製品入力装置と製品出力装置
の間にあり、コンベヤ戻りブランチは製品出力装置から
製品入力装置へと延びる)、また多くの場合、ベルトの
製品運搬長さ部分の適切かつ必要な調節を補償するため
に、コンベヤ戻りブランチ内に維持される大量のベルト
が必要である。特に、上記の従来技術は、貯蔵器が大き
い面積を占めるように2つの別のベルト部分を製造する
ことにより、やや複雑な方法でこのことを達成した。
【0009】
【発明の解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、上記問題を解消する改良型の調節可能な緩衝貯
蔵器を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、製品入
力装置および製品出力装置を具備し、調節可能な製品運
搬長さ部分および相補的調節可能なコンベヤ巻取り長さ
を備えた連続エンドレス・コンベヤを有する棒状物品用
可変容量貯蔵器システムが提供される。このシステムは
また、製品運搬長さ部分を増減させ、コンベヤ巻取り長
さ部分をそれぞれ相補的に増減させるコンベヤ調節手段
を有する。コンベヤ調節手段は、製品運搬長さ部分また
はコンベヤ巻取り長さ部分の1つがその間にあり、また
それによって支持され、第1および第2の支持手段まわ
りに延びる螺旋状経路を画定する第1および第2の支持
部材を備える。このシステムは、製品運搬長さ部分また
はコンベヤ巻取り長さ部分のもう一方が、第2の支持部
材と第3の支持部材との間に支持され、第1および第3
の支持部材は前記第2の支持部材に向かって相対移動し
ないようにされ、この第2の支持部材は第1および第3
の支持部材の両方に対して移動可能であり、同時に第1
および第2の支持手段と第2および第3の支持手段との
間にそれぞれ延びるコンベヤ長さ部分を相補的に調節す
ることを特徴とする。
【0011】第1および第3の支持部材の少なくとも1
つは、第2の支持部材に対して移動しないように固定さ
れ、一実施形態では、第1および第3の支持部材は両方
ともそのように移動しないように固定することが好まし
い。あるいは、第1および第3の支持部材の少なくとも
1つは、第1および第2の支持部材の少なくとも1つを
第2の支持部材から離れて偏倚させるようにそれに対し
て第2の支持部材から離れる方向に偏倚力を加えること
により、第2の支持部材に向かって移動しないようにさ
れる。このようにして、第1および第3の支持部材の少
なくとも1つは、コンベヤ弛み除去装置を形成し、この
コンベヤ弛み除去装置は、加えられる偏倚力により、コ
ンベヤ内のあらゆる弛みをとる。第1および第3の支持
部材の一方は、偏倚しないように固定され、もう一方の
支持部材が偏倚力を享受して、このようなコンベヤ弛み
除去装置を形成することが好ましい。
【0012】第2の支持部材は、第1の部材と第3の部
材との間に延びる平面からオフセットした位置にあるこ
とができ、この第2の支持部材は、第1の支持部材と第
3の支持部材との間に直接配置されることが好ましい。
【0013】少なくとも第1および第2の支持部材はさ
らに、第1および第2の支持手段まわりで螺旋状コンベ
ヤを支持伝達する支持手段を備えるのが普通である。支
持手段は、通常、アーチ状経路を画定し、好ましくは、
ほぼ直立または垂直軸線まわりに配置された輪の形状を
とる。
【0014】支持部材自体は、通常、円筒形ドラムを備
え、したがって各アーチ状経路はこのドラムの軸線に垂
直な平面内に配置され、好ましくは、水平平面内に位置
する。この貯蔵器システムは、さらに、アーチ状経路の
入力または出力の少なくとも1つに関連されたエンドレ
ス・コンベヤを第1の平面から第2の平面に移動させる
ガイド手段を備えることが好ましい。
【0015】本発明の好ましい形態では、製品運搬長さ
部分およびコンベヤ巻取り長さ部分は両方とも、間に挟
まれるように、第2の支持部材まわりに延びている。円
筒形ドラムの場合は特にそうである。
【0016】第1および第2の支持部材は、螺旋状経路
がそのまわりに延びる平行軸線を備えることが好まし
い。
【0017】さらに、製品運搬長さ部分またはコンベヤ
巻取り長さ部分のもう一方は、第2の支持部材と第3の
支持部材のまわりおよびその間に相補的な第2の螺旋状
経路を画定し、多くの場合、第1の螺旋状経路と同じピ
ッチを有するのが普通である。両方またはそれぞれの螺
旋状経路のピッチは、ドラムまわりで変更可能であり、
螺旋状経路ピッチは、両方の螺旋状部分に対して一定で
あり、多くの場合、間に挟まれた経路の各螺旋状経路間
で一定である。
【0018】あるいは、製品運搬長さ部分またはコンベ
ヤ巻取り長さ部分のもう一方は、第2の支持部材と第3
の支持部材との間に第2の支持部材の軸線に平行な第1
の平面内で反対方向に延びる、少なくとも1対の第1お
よび第2の隣接する経路長さ部分を画定することがで
き、第3の支持部材は、この第1の平面内で前記隣接す
る第1の経路と第2の経路との間で前記コンベヤを伝達
する伝達手段を備える。少なくとも1つの第3の経路長
さ部分は、この対の第1および第2の経路長さ部分と関
連することができ、また第1および第2の経路長さ部分
の1つと隣接し、この部分と反対方向に第2の支持部材
と第3の支持部材との間に延びて、これと共に、第2の
支持部材の軸線に垂直に第2の平面内に位置する。第2
の支持部材は、この第2の平面内で第3の経路長さ部分
と第1および第2の経路長さ部分の1つとの間にコンベ
ヤを伝達する、通常はアーチ状の伝達手段を備える。
【0019】第3の支持部材伝達手段は、独立に、第2
の支持部材から離れてこの第3の支持部材を偏倚させる
ように、第2の支持部材から離れる方向に偏倚力を加え
ることにより、第2の支持部材に向かって移動しないよ
うにすることが好ましい。このようにして、第3の支持
部材が第2の支持部材に対して移動しないように固定さ
れる場合でさえ、第3の支持部材上の伝達手段は、この
ように独立に偏倚されて、コンベヤ弛み除去装置をもた
らすことができる。
【0020】本発明の1つまたは複数の実施形態では、
製品運搬長さ部分またはコンベヤ巻取り長さ部分のもう
一方は、少なくとも1つの蛇行経路を画定する。
【0021】貯蔵器システムは、先入れ先出しシステム
を備え、このシステムでは製品出力装置は、製品入力装
置から離れており、したがって製品運搬長さ部分は、入
力装置と出力装置との間に延び、コンベヤ巻取り長さ部
分は、出力装置と入力装置との間に延びることが好まし
い。
【0022】あるいは、貯蔵器システムは、可逆先入れ
後出しシステムを備え、このシステムでは、入力装置お
よび出力装置は同じ場所を占め、製品運搬長さ部分は入
力装置とエンドレス・コンベヤ上の画定された停止位置
との間に延び、コンベヤ巻取り長さ部分は、コンベヤの
残り部分まわりの停止位置から製品入力装置までの間に
延びる。
【0023】両方の種類の貯蔵器システムは、第1の水
平平面と第2の水平平面との間に両方とも位置するよう
に直立する第1および第2の支持部材を備え、第2およ
び第3の支持部材はまた、製品運搬螺旋状部分とコンベ
ヤ巻取り長さ部分が両方とも、ほぼこのような2つの平
面間に延びるように、同じ第1の平面と第2の平面との
間に位置することが好ましい。
【0024】本発明の好ましい実施形態を、添付の図面
を参照して、単に例示として説明する。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は、紙巻タバコまたはフィル
タ・ロッド9など細長い物品用の可変容量貯蔵器10の
コンベヤ経路を概略的に示し(図1に展開図として示
す)、このコンベヤ経路は、2つの相補的な螺旋状経路
14、16内に延びる連続エンドレス・コンベヤ・ベル
ト12を有し、第1の螺旋状経路14は第1の固定ドラ
ム部材18(図1に概略的に示す)と第2の調節可能な
ドラム部材20(その構造は、明確にするために図1か
ら省略するが、後で詳細に説明する)のまわりおよびそ
の間に延びる。第2の螺旋状経路16は、第2のドラム
部材20と第3のドラム部材22(また、図1中で構造
を省略して、概略的に示す)との間に延びる。
【0026】この貯蔵器10は、従来通り、全体を24
で示す製品入力装置および全体を26で示す製品出力装
置を備える。
【0027】実際、紙巻タバコ(または、紙巻タバコ製
造業界で使用されるフィルタ)など円筒形の棒は、製造
機から従来の製品入力流路28に沿って給送され、この
流路はほぼ垂直なチャネル30を備え、上部でほぼ90
度の回転を行って、製品が従来のコンベヤ・ベルト32
により製品入力装置24に搬送される。この種類の製品
送出システムは、この種類の先入れ先出し貯蔵器で共通
して使用され、本発明の一部を形成するものではないの
で、ここでは詳しくは記載しない。
【0028】同様に、製品出力装置26はまた、この種
類の先入れ先出し可変容量貯蔵器としては通常のもので
あり、製品(紙巻タバコまたはフィルタ)がその中に落
とされるほぼ垂直な送出シュート34を備える。この製
品出力装置26は、ガイド表面36を備えて、製品が送
出シュート34へ円滑に流れるのを助ける。また、製品
出力装置自体は、本発明の概念の一部を形成するもので
はなく、したがってここでは詳細には記載しない。図1
に示す入力装置と出力装置は両方とも、例示する目的の
ためのものにすぎず、当技術分野では、本発明でそのい
ずれかまたは全てを利用することができる多数の種類の
このような製品入力装置および製品出力装置があること
が知られている。
【0029】次に図2を参照すると、この斜視図は、実
際の応用における、図1の概略コンベヤ経路構造を示
し、第1のドラム部材18、第2のドラム部材20、お
よび第3のドラム部材22のまわりにそれぞれ延びるコ
ンベヤ・ベルト12を示す。この場合、図2に示す第
1、第2および第3のドラム部材間の相対距離は、図1
に示す略図と異なるが、その原理は同じであり、以下に
説明するように、これらのドラム部材間の長さはエンド
・ユーザが必要とする特定の可変貯蔵器容積によって予
め設定することができることに留意されたい。図1は、
非常に大容量であり、またその容量が非常に大きな変化
をする貯蔵器の例を示す。図2に示す例は、第2のドラ
ム部材20は外側ドラム部材18、22間で図2に示す
ように左から右へのかなり限定された移動しか行うこと
ができないので、容量の変化がかなり少ない小容量貯蔵
器を示す。図2は、単に例示するためのものにすぎず、
実際は、外側ドラム部材18、22間に最小距離があ
り、したがって後に説明するようにその間の調節可能な
ドラム部材20の最小限の移動が許される。ただし、図
2および対応する例示したコンベヤ長さの破断21(図
3に概略的に示す)は、この種類の貯蔵器が様々なサイ
ズにすることができ、外側ドラム部材18、22間の適
切な空間により様々な容量を包含することができること
を例示するものにすぎない。しかし、動作の原理は同じ
であり、図2はドラム部材18、20、22まわりのコ
ンベヤ・ベルト12の関係を図示するために(製品入力
経路または製品出力経路なしで)示す。
【0030】伝達部材として働く3つのドラム部材は、
それ自体ほぼ同一であり、図4および図4aを参照し
て、これを詳細に説明する。図4は、中央の調節可能な
ドラム部材20の斜視図である。ドラムは一連のディス
ク38を備えており、このディスクは中心軸線42を有
する中心非回転コラム40のまわりに固定される。中央
のドラム部材20は、コンベヤ・ベルト12の螺旋状経
路14、16それぞれの一端部を担持するようになって
おり、したがってディスクは対になって配置され、それ
ぞれの対が交互に各螺旋状経路のブランチを支持する。
この特定の実施形態では、各対の上側ディスク37が第
1の螺旋状経路14を担持し、対応する下側ディスク3
9が第2の螺旋状経路16を担持する。
【0031】ディスクの対の数は、貯蔵器に必要な全体
容量に依存し、ドラム部材20の高さを増加させること
によって、増やすことができる。具体的には、各ディス
ク37、39をそれぞれ関連するカラー41、43に取
り付けることができ(図4a)、このカラーはコラム4
0のまわりに回転可能に取り付けられる。各カラー4
1、43は、ドラム構造内の様々なディスク38間の空
間を画定する。カラー41、43のサイズを変更するこ
とにより、ディスク間で異なる空間を得ることができ
る。この特定の実施形態においては、連続する上側ディ
スク37間のピッチP1は一定であり、連続する下側デ
ィスク39間のピッチP2も同様である。しかし、希望
するなら、それぞれのカラー高さを調節することによ
り、所望の通りピッチP1、P2を変更させたドラムを
提供することも可能である。
【0032】図1および2つのドラム間に延びる平行側
部を備えた螺旋状経路配置の基本的理解から、ドラム部
材20のまわりを通過するコンベヤ螺旋状経路14、1
6は、実際、関連するディスク37、39とディスクの
円周の半分で係合するだけであることが分かるだろう。
したがって、この実施形態においては、ドラム部材20
は対応するアーチ状棒部材44を有し、ドラムまわりの
螺旋状経路14、16の支持を助ける外側ガイド表面が
得られる。
【0033】このことは、コンベヤ・ベルトの断面を示
す図4cを参照すると、よく理解できる。この種類のシ
ステムに使用される従来のコンベヤ・ベルトが、貫通し
て延びるピン部材を有する部品を重ねることによって互
いに保持される多数の個別のリンク要素46からなるこ
とは公知である。次に図4cを参照すると、従来のベル
ト要素46のデザインは、その上に担持される製品を支
持する幅の広い上側プラットフォーム48を有するほぼ
T字形の断面を有し、上側プラットフォーム48と平行
であるが、プラットフォームと比較すると大幅に幅の減
少した2つの外側に延びる両側に配置されフランジ52
を有する、垂直胴部材50がこのプラットフォーム48
から下向きに延びる。これらのフランジ52は、胴部材
50の両側に2つのチャネル54を有する。この種類の
コンベヤのデザインは、当業界において公知であり、コ
ンベヤ強度を改善し、また支持部材と確実に係合して、
コンベヤ長さ部分に剛性を加える。
【0034】特に、この種類のコンベヤは、ガイドまた
はサポート表面(図示せず)上に位置し、したがって下
側面256がこのようなサポートと係合することによ
り、特定の平面または傾斜内で支持されることができ
る。あるいは、チャネル54は、サポート部材(これも
図示せず)の協働フランジを受けて、コンベヤを別の方
法で支持することができる。
【0035】特に図4aを参照すると、コンベヤ14、
16は、(例示の目的で)それぞれ対応するディスク3
7、39と係合して示されている。このように、コンベ
ヤがドラム部材20まわりに延びると、ディスク38の
1つが第1のフランジ56を、コンベヤ14の内側チャ
ネル54と係合させ、それによってコンベヤ14の外側
チャネル54はアーチ状棒部材44によって支持され
て、ベルトがアーチ状経路内でドラム部材20まわりで
延びるとき、適切な支持を行うことが分かるであろう。
同様な係合が、ディスク39および対応する棒部材44
とベルト・コンベヤ16の間でも得られる。コンベヤ
は、主螺旋部分から離れた円周の半分でドラムと係合す
るだけなので、棒部材44はドラムまわりに半分だけし
か延びる必要がない。
【0036】ここに示す実施形態では、それぞれの螺旋
部分のドラムまわりの回転移動を支持するように、各デ
ィスク38は固定されたコラム40まわりに回転可能で
ある。しかし、ディスク自体はコラム40まわりに回転
しないように固定され、それによってコンベヤ・ベルト
12は単にこれらディスクおよび対応する棒部材44に
よって回転経路内に支持されるだけであり、螺旋状経路
14、16は摺動係合してこれらディスク上を通過する
ことが可能である。
【0037】さらに、図4および図4aに示すドラム
は、大きな切り抜き領域156を有するディスクを備え
るが、これは単に装置の重量および経費を減らすための
ものにすぎないことが分かるだろう。
【0038】棒部材44は、予備フレーム58によって
支持され、このフレームは、コラム40に取り付けられ
た支持はり60を横方向に延ばすことにより、コラム4
0まわりでの移動が抑制される。
【0039】上述のとおり、図4および図4aに示すド
ラム部材20は、螺旋状経路14、16の両方の内側端
部を支持する調節可能な中央のドラムである(図1参
照)。対応する外側ドラム部材18、22は、同様の設
計であるが、これら外側ドラム部材はそれぞれ1つの対
応する螺旋状経路(14または16)の外側端部しか支
持しないので、各対のディスク37、39のうち1つの
ディスクのみが必要であり、したがって使用されないデ
ィスクを取り除くことができる。使用されないディスク
を取り除く場合、適切なスペーシング要素をドラムのコ
ラム上に保持して、連続するディスク間の所望のピッチ
を保持または得る必要がある。しかし、コンベヤに対す
るディスクの動作は同じままである。わかりやすくする
ために、ドラム部材22の同様な断面図では、下側ディ
スク39を省略して、ドラム部材18の同様な断面図で
はディスク37を省略する。
【0040】しかし、これらのドラム部材18、20、
22は従来技術において使用される同様なドラム・ユニ
ットに関して1つの重要な面で異なる。図1および図4
aから明確に分かるように、これらのドラム部材まわり
に延びる各レベルの螺旋状コンベヤのアーチ状経路は、
ドラム部材の軸線42にほぼ垂直な平面内に維持され
る。このようにして、コンベヤに追従するドラム部材ま
わりのアーチ状経路が、水平平面内に維持される。従来
技術の螺旋状コンベヤは、効果的にドラムの周面まわり
に延びる傾斜経路をたどって、螺旋部分のレベルを変化
させる。
【0041】しかし、この種類の螺旋状コンベヤ用のア
ーチ状経路を傾斜させることにより、このようなコンベ
ヤによって担持される製品上に別のしみをつけ、紙巻タ
バコまたはフィルタなど繊細な棒状物品の場合、製品自
体に損傷をもたらすことが分かった。しかし、アーチ状
経路が水平平面上に維持される場合、追加の応力が最小
限に抑えられ、したがって追加の損傷の可能性がかなり
減少する。
【0042】螺旋配置では、螺旋部分の連続するブラン
チ間のレベルを変更させる必要があり、このような従来
技術のレベルの変化は、ドラムまわりでアーチ状経路を
傾斜させることによって起こるか、本発明では、それぞ
れ隣接するドラム部材18、20;20、22間に延び
るコンベヤ経路上のレベルを必要なだけ変化させる。
【0043】図5を参照すると、この図はディスク38
を有するドラム部材22を概略的に示す。このディスク
38は、このドラム部材22まわりに回転する際に、矢
印72の方向にドラムから離れるようにベルト16を運
搬する。ドラム部材22の各ディスク38は、対応する
傾斜ガイド・ランプ70を有し、このランプは、各リン
ク要素46のチャネル54と係合するフランジ(図示せ
ず)を有することにより、ディスク38の場合と同様に
してコンベヤ・ベルト12と係合する。このランプ70
が、ドラム部材22に対して拘束され、したがって水平
コンベヤ14がドラム部材22から離れるように駆動さ
れると、コンベヤ・ベルト12が係合し、ほぼ水平なガ
イド表面72によって支持されるまで、この傾斜ランプ
70に沿って所定の距離だけ移動される。このガイド表
面は、単にその上にあるコンベヤ・ベルト12のフラン
ジ56を支持する。図5から分かるように、水平平面に
対するランプ70の角度αは、7度であることが好まし
い。しかし、この角度自体は、必要ならば、1度から1
5度まで変化させることができる。ランプ70の正確な
長さは、この種類の貯蔵システムの特定の用途で螺旋部
分の連続する垂直ブランチ間のピッチが所望のピッチと
するように予め決定される。ピッチを大きくするため
に、角度αを増加させるか、またはランプ70の長さを
増加させることができる。
【0044】あるいは、本明細書中に示す好ましい実施
形態において、特に図1を参照すると、中央ドラム部材
20は、それに対応するガイド表面を有していないが、
固定された外側ドラム部材18、22はそれぞれ、ドラ
ム内に通じるコンベヤの入力経路とドラムコンベヤ出力
経路とに関連された傾斜ランプ70を有する。このこと
により、ドラム部材22に関する各アーチ状経路の製品
入力ブランチ80と製品出力ブランチ82の間の螺旋状
経路の二重の高さ変化が行われる。このことは、図1に
示す対応するドラム部材18まわりのコンベヤ・ベルト
経路14の部分側面図を示す図6に図示されている。こ
の場合、コンベヤ14の製品入力ブランチ80はまず、
第1の傾斜ガイド手段70と係合して、図6を見ると、
ドラム部材18のディスク38と係合するようにベルト
を上向きに移動させるまで、ドラム部材18に向かって
ほぼ水平な支持経路100をたどり、それによって水平
な支持経路100と水平なディスク38の間のベルト高
さを変更する。コンベヤがその後ドラム部材18を離れ
ると、次いで第2の対応ガイド・ランプ70”と係合
し、第2の水平な流路102に対するコンベヤの高さの
第2の変更を行い、それによってドラム部材18まわり
のベルト入力経路とベルト出力経路の間でベルト経路の
高さの2段階の変更を行う。やはり、これは所望の高さ
変更を行う1つの好ましい実施形態にすぎず、本発明の
範囲内で、ランプ表面を使用することによる螺旋配置の
連続するブランチ上の高さを適切に変更する多くの変形
形態があることが理解されよう。例えば、隣接するドラ
ム部材間のコンベヤ14、16のほぼ水平経路の代わり
に、経路は同様なランプ部材を使用して一連のランプ式
傾斜をたどってもよい。それに加えて、またはその代わ
りに、図1に示す好ましい実施形態は、中心ドラム部材
20に関連された傾斜ガイド手段70は有していない
が、どちらかが調節可能なドラム部材20と関連される
ように、ランプ部材70”、70””のいずれかを移動
させることができることが本発明の理解から明らかであ
る。あるいは、調節可能なドラム部材20はさらに、ベ
ルト入力経路およびベルト出力経路と関連された、螺旋
部分のレベルをさらに変更させる別のランプ部材70を
含んでいる。この場合、このようなランプ部材70は、
ドラム部材20に対して移動しないように固定する必要
があり、したがってこのようなドラム部材20は2つの
固定されたドラム部材18、22間で(以下に述べるよ
うに)移動可能である。図5を参照すると、このような
ランプは、端部リンク97を有する。この端部リンク9
7は、平面ベース部材72と係合してそれに対して垂直
移動しないように保持されるが、それに沿って摺動可能
であり、したがって対応する平面経路72に沿って配置
されるところならどこでも、この傾斜されたコンベヤ経
路長さ部分から平面経路長さ部分への移行が端部リンク
97で起こる。さらにあるいは、端部リンク97は実
際、この経路72に沿って相対長手方向に移動しないよ
うに固定することができ、ガイド・ランプ70を完全に
省略することができ、ドラム部材22の出力と端部リン
ク97との間のコンベヤ長さ部分の張力を保持すること
により、傾斜が維持され、したがってこの端部リンク9
7に向かってまたはリンクから離れてドラムが移動する
ことにより、角度αが変更される。このような実施形態
において、適切なコンベヤを張ることがコンベヤの完全
性を維持するために必要である。
【0045】螺旋部分の経路長さ部分の傾斜に関する1
つの重要な特徴は、製品運搬長さ部分14の傾斜であ
り、このような貯蔵器によって運搬される製品は普通7
0から100mmの深さの間に物品のカーペットとして
形成されるので、規則的なピッチが螺旋状経路の連続す
る垂直ブランチ間で維持されることが重要である。した
がって、このピッチはカーペットの最大高さより大き
く、製品カーペットに対する損傷を防止する。したがっ
て、製品運搬螺旋部分の連続するブランチ間のこのピッ
チは、ドラム部材18、20、特にドラム部材20まわ
りでも維持されなければならない。2つのディスク3
7、39が設けられているため、1対のディスクの上部
ディスク37と隣接する対のディスクの底部ディスク3
9の間のピッチP3はまた、この種類の貯蔵器に対する
最大カーペット深さよりも大きくなければならず(図4
a参照)、コンベヤ16は何の製品も担持しないので、
各対のディスクの隣接するディスク36、39間のピッ
チP4は、何の制約もなく、単にコンベヤ16が効率的
にコンベヤ14の下に配置されて、ドラム部材20に出
入りする際に両方のコンベヤが重なって係合することを
防ぐ必要があるだけである。
【0046】その最も簡単な形態は、非調節可能な螺旋
状先入れ後出し貯蔵器において、ランプ手段70を使用
して、螺旋部分を形成する隣接するドラム部材間のコン
ベヤ長さ部分全体に沿って所望の角度で徐々に傾斜する
ことができるはずである。このような連続ガイド手段
は、この完全傾斜経路内のベルトを物理的に制限するこ
とができ、また両端部のガイド手段を使用して、2つの
異なる高さで経路に張力をかけて、十分な張力がコンベ
ヤ・ベルト12内で維持されることができる限りは、同
一の傾斜を得ることができる。
【0047】ドラム部材から離れた螺旋状経路配置にお
いてコンベヤ・ベルト12の傾斜を得るための多くの変
形形態があり、コンベヤ14は、螺旋状配置の両端部に
アーチ状の移動を行う場合、ほぼ水平平面内に維持され
ることが重要である。
【0048】しかし、図1に示す好ましい実施形態で
は、両方の螺旋状経路14、16は水平平面上にそのア
ーチ状経路長さ部分を維持し、コンベヤの第2の螺旋状
経路16は実際、何の製品も担持せず、したがって、ア
ーチ状長さ部分を水平平面内に保持することを必要とす
る場合と同じ制約は受けない。
【0049】本装置の第2の主な革新的特徴は、貯蔵器
の容量が選択可能に調節される方法にある。コンベヤ螺
旋状経路14のアーチ状経路を水平平面内に維持する利
点は、どんな貯蔵器システムにも適用することが可能で
あることが分かる。貯蔵器が、先入れ先出しであるか、
または先入れ後出しであるかに関わらず、またその貯蔵
器自体が調節可能であるかに関わらず、本実施形態は特
に、調節可能な先入れ先出し貯蔵器を対象とし、本発明
の重要な一概念は貯蔵器容積の調節の方法に由来する。
【0050】調節可能なコンベヤ設計の分野では、螺旋
状コンベヤ経路を設けて、制限は装置が使用される環境
の物理的高さ(すなわち、天井)だけで、コンベヤ上の
製品の連続する層を次から次へと設けることにより、床
空間の最小量を占める最大貯蔵容量を提供することは公
知である。調節不可能な先入れ先出し装置のために、公
知の容量貯蔵器が提供され、この貯蔵器は、コンベヤ・
ベルトの流量を注意深く制御し、決定することにより、
その所定の期間その経路まわりに担持される製品用の貯
蔵設備を提供する。これは、例えば、製品が所望の時
間、経路に沿って流れて次の段階または包装機に通過す
る前に製品自体の十分な乾燥を可能にする必要がある場
合には、役に立つかもしれない。しかし、このような装
置は、包装装置または他の出力装置が使用不可能になっ
た場合、製品量の増加を受けつけるようにこのような貯
蔵器の容量を変えるという目的を達成しない。また、
(製造装置の故障などによって)製品入力が妨げられた
場合、所望の速度での製品出力流を維持する問題を取り
扱うことができない。この理由から、可変容量を実現す
るように、先入れ先出し装置を設計した。従来技術の先
入れ先出し設計は、2つの対応するドラムのまわりに螺
旋部分を形成する連続エンドレス・コンベヤ・ベルトを
利用し、したがってドラムの一方はもう一方のドラムに
対して移動可能であって、その間の長さ部分を増加させ
る。この設計では、容量が螺旋部分の経路長さ部分の数
倍の移動によって増加し、各経路長さ部分はその移動に
よって増加するので、同時にドラム間の螺旋部分の各ブ
ランチの長さ部分を増加させて、必要な場合、貯蔵器の
容量をかなり増加させる。したがって、比較的小さい相
対移動により、貯蔵容量をかなり増加させることができ
る。
【0051】このことをさらに説明するために、図3を
参照すると、本発明は2つの螺旋状経路14、16を備
え、非作動位置にある各螺旋状経路の正確な経路長さ
は、ユーザの必要に応じて予め設定することができる
(したがって、経路長さ部分はこの場合例にすぎないこ
とを示すために中途を略して示してあるか、それより大
きいまたは小さい貯蔵器容積も可能である(図1および
図2を比較))。
【0052】図3(また、図1を参照)の貯蔵器10
は、ドラム部材18のまわりの螺旋状経路14の第1の
下側ブランチにつながるコンベヤ入力部90を備える。
コンベヤは次いで、ドラム部材18、20間に第1の螺
旋状経路を形成して、コンベヤがコンベヤ出力部91に
沿ってこの螺旋部分を出るまで、ドラム部材18、20
のまわりの高さを増加させ、製品出力装置26に向かっ
て移動する。連続エンドレス・コンベヤ・ベルト12は
次いで、一連のチェーン遊動輪92を通って戻され(図
1参照)、従来のコンベヤ引っ張り手段94は、ドラム
部材20、22間に延びる第2の螺旋状経路16の入力
ブランチ95をこの第2の螺旋状経路の出力ブランチ9
6に形成する。この出力ブランチ96は次いで、別の一
連のチェーン遊動輪まわりで移動され製品入力装置24
に戻って、輪93まわりの連続エンドレス・コンベヤを
完了し、したがって第1の螺旋状経路14のコンベヤ入
力部90内に戻される。
【0053】この貯蔵器は、入力装置24で製品を受
け、製品はここから第1の螺旋状経路14に移送され、
次いで2つのドラム部材18、20まわりに螺旋状経路
内で製品出力装置26へと移動される。このように、第
1の螺旋状コンベヤ14が製品を担持し、第2の螺旋状
経路16上に担持される製品はない。
【0054】チェーン遊動輪92は、図10aから図1
0cに明瞭に示すか、軸線111を有するプラスチック
成型円筒形輪デザインを含む(代わりにどんな通常の材
料を使用してもよい)。このチェーン遊動輪92は、適
切な軸線上にそのまわりで回転するように取り付けるた
めの、軸線方向に延びる穴113を備え、基本的に最大
外径D3(図10b)を有し、最大外径D3の2つの平
行かつ対向する円形端面117間に延びる外径D1の細
い管状芯115を有する。壁面117および芯115は
両方とも、軸線111と同軸に取り付けられる。芯11
5の軸方向長さ部分に沿って一部延びる2つの円形段付
き部119が、各側部壁面117から内側に延びる。段
付き部119は、外径D1とD3の中間の外径D2を有
し、ほぼ段付き断面外形を形成する。
【0055】この種類の貯蔵器システムに使用される従
来のコンベヤ・ベルトの断面図を示す図4cを参照する
と、使用されるコンベヤ・ベルトは、ほぼT字型の断面
をしていることがよくわかる。このようなコンベヤ・ベ
ルトが、本明細書中に記載する種類のチェーン遊動輪9
2のまわりを通過するとき、ベルトの幅の広い上側プラ
ットフォーム48は、適切な幅であり、したがって2つ
の対向する側部壁面117間に相補的な嵌合が行われ、
図10cに示すように2つの対向する円形段付き部11
9上で停止する。このような位置で、胴部材50および
外側に延びるフランジ52はその後、2つの対向する段
付き部119間のチェーン遊動輪92の狭い芯115ま
わりに形成された溝内に受け入れられる。上側プラット
フォーム48が段付き部119の外側表面上にあり、コ
ンベヤの下側面256が芯115の表面上にあるよう
に、芯115および段つき部119の外径D1、D2を
設計することが好ましい。また、2つの段付き部119
間の軸方向距離は、コンベヤ46のフランジ52の幅と
相補的なサイズである。あるいは、表面56、48の1
つだけがチェーン遊動輪92の協働表面上に係合し、こ
れに取り付けられて、コンベヤに十分な支持を行うだけ
でよいのに対して、逆にプラットフォーム48と2つの
対向する端部壁面117の間、または、段付き部119
間に形成された溝内の突起119の側部壁面とのフラン
ジ52の係合の間で相補的な協働嵌合を行うことによ
り、コンベヤ46を適切なチェーン遊動輪92内に位置
合せできることがわかる。本実施形態では、T字型コン
ベヤ・ベルトの両方の部分46、52上で係合が行われ
て、このような遊動輪まわりのベルトの位置合せの際に
最大の効率をもたらす。
【0056】図1から分かるように、コンベヤ・ベルト
12は、貯蔵器システム全体のまわりのこのような一連
のチェーン遊動輪92まわりを通過し、したがってコン
ベヤ・ベルト12の下側部分56は、このような遊動輪
まわりのベルト経路の内側湾曲部状に配置されるか(図
10cに示す)、あるいは、このような遊動輪まわりの
外側湾曲経路上に配置される、すなわち上側表面、つま
りプラットフォーム48はチェーン遊動輪92と係合
し、胴部材50は遊動輪から径方向外向きに配置され
る。このことは、図1の引っ張り手段94まわりのコン
ベヤ経路を見ると分かる。この後者の場合、胴部材50
は図10cに示すのと反対の方向に突出し、したがって
プラットフォーム48だけがチェーン遊動輪92と係合
するように受けられて、端部板117間にあり、段付き
部119上に乗ることが、図10cを見ると分かる。こ
の状況で、胴部材50は普通、チェーン遊動輪92の外
側に配置され、このチェーン遊動輪92のコンベヤ・ベ
ルト12の位置合せおよび支持は、この形態では、単に
外側側部壁面117によって行われる。また、この単純
な設計のチェーン遊動輪92は1輪設計を提供し、遊動
輪はコンベヤ・ベルトの上側部分48と下側T字型部分
50、52を収納することができるため、遊動輪まわり
のコンベヤ・ベルト12の湾曲方向とは無関係に、この
設計は好ましい実施形態の貯蔵器システムを通して使用
することができる。あるいは、コンベヤ46と係合する
ことは重要ではないので、芯径D1はかなり減少させる
ことができ、さらに、段付き部119の径D2も変更さ
せることができることが分かる。この場合、コンベヤ部
46の胴部材50と外側に延びるフランジ52の両方を
収納するのに十分な径D1、D2間の差があり、第2に
対向する壁面117間の幅はコンベヤ・ベルト自体の幅
と相補的に嵌合して、十分な位置合せを行うのに十分で
あることだけが必要である。この設計の遊動輪の主な利
点は、貯蔵器まわりで(製品を担持していない場合に)
コンベヤを運転させる際の自由な設計が可能である1つ
の部品を提供することである。
【0057】ドラム部材18、22は、(前述の通
り)、これらドラムまわりのコンベヤの回転移動を容易
にする回転ディスク38を備え、2つの外側ドラム部材
18、22自体は互いに対して移動しないように拘束さ
れて、貯蔵器の最大サイズを画定する。しかし、ドラム
部材20は、対になった回転ディスク38を備え、さら
にその中央コラムは回転移動しないように拘束されて、
2つの固定された外側ドラム部材18、22間で横方向
に移動可能である(図3の矢印100で示す)。図3に
示す位置から、左から右へドラム部材22に向かってド
ラム部材20が移動することにより、ドラム部材18、
20間のコンベヤブランチの長さを増加させることによ
って螺旋状経路14が増加する。この螺旋状経路14の
長さ部分の増加は、ドラム部材20、22間の距離を減
少させることによって行われる螺旋状経路16の長さ部
分の相補的減少によって補償される。このような相補的
な調節は、第1の螺旋状経路14が第2の螺旋状経路1
6と同数のブランチを有するため、効果的である。
【0058】この配置の革新的概念は、2つの螺旋状経
路が、両方の螺旋状経路がそのまわりを通過する、その
間にある1つの部材を移動させることにより、同時に長
さが相補的に調節されることである。このような配置に
より、従来の調節可能な可変容量貯蔵器が占める量がか
なり減少する。このように、2つのコンベヤ螺旋状経路
14、16は、2つの性質の異なる部分、特に製品搬送
螺旋部分14およびコンベヤ戻りブランチ16(この特
定の例では、第2の螺旋部分)を規定し、したがってコ
ンベヤ戻りブランチの用途は、単に製品搬送ブランチの
長さを長くする必要がある場合にコンベヤ能力を提供
し、第2に、製品搬送長さ部分(螺旋部分)が減少した
場合に余分なコンベヤ長さ部分を受け入れることであ
る。上述のようにして相補的螺旋部分を設けることによ
り、主螺旋状経路14のこの相補的調節を行う非常に効
果的な手段が提供される。あるいは、2つの螺旋部分の
ブランチを1つのドラム部材20上に挟み込むことによ
り、従来技術のシステムと比較して、かなり高さが減少
し、したがってこの種類の従来のコンベヤが占める体積
が減少する。
【0059】この特定のデザインはさらに小型の可変容
量貯蔵器を可能にするだけでなく、従来技術の機械と比
較して高さが低い貯蔵器を提供する。特に、この種類の
貯蔵器の制限の1つは、機械がその中で使用されるプラ
ントの天井高さによって決定される可能な最大高さであ
る。従来技術の装置は、しばしば、この種類の貯蔵器の
コンベヤ戻りブランチ(巻取り経路長さ部分)を主貯蔵
器の上に垂直に配置することが必要であり、装置の全体
操作高さを効果的に低くし、貯蔵器の体積を制限してい
た。しかし、本発明による貯蔵器は、コンベヤ戻り長さ
部分が主貯蔵器14の長さ方向に維持されて、製造環境
に配置するためのより人間工学的な設計が可能になるの
で、高さを有効利用することができる。
【0060】さらに、この好ましい実施形態では、3つ
のドラム部材は同一の垂直平面にあるように示してある
が、調節可能なドラム部材20は、前述の方式で動作さ
せるためにこのドラム間で直接移動させる必要はないこ
とが理解されよう。この場合、ドラム部材の移動は2方
向に移動可能であることだけが必要であり、第1の方向
は第1の螺旋状経路14の長さを増加させ、同時に第2
の螺旋状経路16の長さを減少させ、その逆も同様であ
る。
【0061】この種類のコンベヤ貯蔵器システムにおい
て共通に理解される通り、コンベヤ・ベルト自体は、製
品入力装置24および製品出力装置26に関連された電
動コンベヤ駆動手段(図示せず)によって駆動され、こ
の駆動機構は従来のものであり、これら2つの装置でベ
ルトと確実にモータ駆動係合して、コンベヤ速度を制御
する。このように、入力装置および出力装置でのコンベ
ヤ・ベルト12の速度は、互いに独立に変更することが
できる。実際、貯蔵器容積が一定に維持される(すなわ
ち、ドラム部材20が移動せず、一定の貯蔵器容積を維
持する)場合、コンベヤ速度は、その全長に沿って一定
に維持され、したがって入力駆動装置および出力駆動装
置によって制御されるコンベヤ速度は一致する。
【0062】再び図3を参照すると、製品出力の混乱が
(製品出力が向かう包装装置のプロセス故障の結果など
により)起こった場合、第1の螺旋状経路14の出力ブ
ランチ92の出力速度は、必要なら、この螺旋状経路1
4の入力ブランチ90の入力速度を中断または変更する
必要なく、低減または全く停止することができる。この
ようにして、コンベヤ入力速度は一定に維持され、した
がって製品入力装置24に給送されるコンベヤ・ベルト
12は実際、それに対応する電動駆動手段により、対応
するコンベヤ戻りブランチ16から引き寄せられる(第
3のドラム部材22の出力ブランチ96から引き寄せら
れる)。このことにより、調節可能なドラム部材20が
効果的に、図1に示すように、左から右へ端部ドラム部
材22に向かって移動されまたは引き寄せられる。この
方向へドラム部材20がこのように移動することにより
また、貯蔵器システムの製品担持長さ部分14が増大し
て、製品入力装置24でモータにより貯蔵器内に駆動さ
れるコンベヤ・ベルト12を巻き取る。ドラム部材20
は、この貯蔵器のコンベヤの入力速度および出力速度を
制御することにより、第3のドラム部材22に向かって
自動的に調節される。逆に、入力駆動装置が停止し、出
力駆動装置が一定速度に維持されると、出力駆動装置は
ドラム部材20からコンベヤ・ベルトを引っ張るように
働いて、図1に示すように、右から左にドラム部材20
を効果的に移動させ、貯蔵器容積のサイズを小さくす
る。このことは、図3において単純化された形態でよく
分かる。コンベヤ出力部91が停止し、コンベヤ入力部
90が一定速度に維持される場合、出力ブランチ96が
ドラム部材22から一定速度で効果的に移動され、次い
で出力ブランチ96が移動することにより、(この第2
の螺旋状経路16内の入力ブランチ95が停止されるの
で)ドラム部材20が左から右に自動的に移動される。
逆に、コンベヤ入力部90の速度が停止し、コンベヤ出
力部91の速度が一定に維持される場合、調節可能なド
ラム部材20を図3に示すように右から左へ移動させる
ことにより、コンベヤ出力部91で移動されたコンベヤ
・ベルト12を設けなければならず、出力装置91を通
るコンベヤ・ベルトは入力装置95によって第2の螺旋
状経路16に戻され、このようにドラム部材20が右か
ら左へ効果的に移動することにより、その中に引っ張ら
れる。このようにして、貯蔵器およびコンベヤの製品戻
りブランチの容量を変更させるための、ドラム部材20
の調節が、貯蔵器システムの入出力速度を注意深く制御
することによって自動的に行なわれることがわかるだろ
う。ドラム部材22に向かった方向への調節可能なドラ
ム部材20の移動をこのように注意深く制御することに
より、貯蔵器出力部91が再び稼動されるまで、第1の
螺旋状経路14内に連続的に給送されるコンベヤは適切
に自動的に受け入れられる。同様に、製品入力が中断さ
れた場合、逆にコンベヤの製品出力ブランチ91が一定
速度に維持され、図3に示すように右から左へドラム部
材20が適切に移動して、(製品を担持する)適切なコ
ンベヤ長さ部分を出力92へ供給し、したがって入力速
度とは関係なく、または螺旋部分の製品入力ブランチ9
0が完全に停止するかどうかに関わらず、製品出力を一
定に維持する。この動作は、この種類の従来の螺旋状貯
蔵器からも理解できるだろう。
【0063】図1から図3に示す第1の好ましい実施形
態では、2つの相補的な螺旋部分を利用して、この連続
コンベヤ貯蔵器の製品搬送ブランチおよびコンベヤ戻り
ブランチを設けているが、当業界では、このようなシス
テムの製品戻りブランチは、図1に示す相補的な螺旋部
分配置を必ずしも備える必要はないことが分かる。特
に、製品に過度の応力が確実に加えられないように傾斜
または角度が著しく増加することなく、製品が確実に修
正平面内に注意深く支持されるように、このような貯蔵
器の製品搬送ブランチの設計に対して、かなりの注意を
払う必要があるが、戻りブランチは製品を担持せず、し
たがってほぼ水平に保持される必要がないので、このよ
うな制約は、この連続ベルトのコンベヤ戻りブランチに
は認められない。
【0064】したがって、図7を参照すると、本発明の
別の実施形態が示されており、この実施形態では、明ら
かに異なる方法であるが同じ基本的動作が達成される。
図7は、コンベヤ経路(略図)の別の実施形態を示し、
このコンベヤ経路は基本的に、第2の調節可能なドラム
部材120に対して相対的に移動しないように固定され
た第1のドラム部材118を備え、第1の実施形態と同
様に、このドラム部材120は矢印200で示すように
第1のドラム部材118に向かって、またドラム部材1
18から離れるように移動可能である。(この特定の実
施形態において例示の目的で、実際、このような経路長
さ部分は図1を参照して記載する対応するランプを使用
して、ほぼ水平に維持することができるが、これら2つ
のドラム部材118、120間のコンベヤの螺旋状経路
は、経路の全長に沿って傾斜させて示す。)しかし、両
方のドラム部材まわりのアーチ状コンベヤ経路はまた、
これらドラム部材118、120の各垂直軸線121、
123に垂直な水平平面内に維持される。この場合、貯
蔵器システムはまた、製品入力装置124および対応す
る製品出力装置126を備え、したがって製品入力装置
124で貯蔵器に入る製品は、製品出力装置126に到
達するまで、(第1の実施形態で記載されるのと同様
に)螺旋部分製品運搬長さ部分114まわりを通過す
る。連続長さコンベヤ112(前述と同様な構成および
形状であってもよい)は、次いで一連のチェーン遊動輪
92まわりで貯蔵器110のコンベヤ戻りブランチ13
1へ通過し、この貯蔵器はまた、調節可能なドラム部材
120を第1の伝達手段として利用して、第1の実施形
態に記載の態様と同様の態様でこのドラム部材まわりを
通過する。しかし、この場合は、第2の螺旋部分を形成
する代わりに、コンベヤ戻りブランチは、実際、ドラム
部材120と一連の固定された遊動輪135の形態の第
2の固定された伝達手段の間に延びる段付き配列の平行
経路を画定する(ここで、遊動輪135は前述のチェー
ン遊動輪92と同一の構造である)。これらの遊動輪1
35(伝達手段)は、互いに、また通常剛性構造物上に
取り付けられた固定ドラム部材118に対して移動しな
いように固定される。
【0065】このように、コンベヤ戻りブランチ131
はまず、第1の実施形態で記載された方法と同様な方法
で、第1のディスク部材138まわりのドラム部材12
0まわりを通過する。しかし、ドラム部材120から移
動し、コンベヤの入力長さ部分とほぼ平行に延びるコン
ベヤ長さ部分137は、第2のドラム軸線121に平行
な垂直下向き方向に、垂直下に配置された第2の遊動輪
に向くように垂直遊動輪135と係合して、コンベヤの
背部をドラム部材120に向かって水平平面に沿うよう
に向ける。ここで、コンベヤ長さ部分はまた、別の回転
ディスク部材139まわりで、ほぼ水平アーチ状経路内
でドラムまわりを通過し、このディスクは、(図7に示
す矢印によって図示するように)このコンベヤ戻りブラ
ンチがそのまわりを通過する第1のディスク部材と反対
方向に回転可能である。また、図4aを参照すると、螺
旋部分の製品運搬長さ部分114を担持する隣接するデ
ィスク間のピッチは規則的なピッチ、あるいは、不規則
なピッチP1であってもよいことが分かるだろう。ま
た、コンベヤ戻りブランチ131を担持する隣接する回
転ディスク部材139間のピッチは、規則的なピッチで
あってもよく、この特定の実施形態では、さらに好まし
くはこの第2のピッチは隣接するディスク部材139間
で変更可能である。このコンベヤは次いで、第2の組の
垂直に移動され、垂直に位置合せされた遊動輪135に
向かってドラム部材120を出て、またコンベヤ・ベル
トの高さを変更し、ドラムに向かって戻す。このプロセ
スが繰り返されて、ドラム部材120と固定された遊動
輪135の間に水平コンベヤ長さ部分の段付き配列がも
たらされ、したがってドラム部材120を固定されたド
ラム部材118に向かって、またはドラム部材から離れ
るように移動させることにより、螺旋部分の製品運搬長
さ部分114が相対的に増減され、一方、ドラム部材1
20と固定された遊動輪135の間でこの貯蔵器のコン
ベヤ戻りブランチ131のコンベヤ長さ部分が相補的に
増減される。
【0066】図7に示す略図の実施形態では、対になっ
た垂直に移動された平行遊動輪135を利用して、第2
のドラム軸線と平行な方向に下向きにコンベヤを垂直移
動させることがわかるだろう。また、各ブランチのこれ
ら2つの垂直に移動された遊動輪を、垂直に配置された
1つの大きい輪部材で置き換えて、同一平面でその輪ま
わりにアーチ状移動を行い、それによってこの領域にお
いて垂直に隣接するブランチ間でコンベヤを垂直下向き
に移動させることができることがわかるだろう。コンベ
ヤ戻りブランチ131の別の伝達手段135の重要な特
徴は、この領域での隣接するブランチ間の伝達が、第2
の支持部材120まわりで伝達が起こる平面とほぼ逆の
平面で起こることである。垂直であることが好ましい
が、遊動輪135間の傾斜が、本実施形態の動作に影響
を及ぼすことはなく、したがって、「横方向」という用
語は、非垂直をも含むことが分かるだろう。
【0067】図7を参照すると、コンベヤ戻りブランチ
131の最終出力ブランチ151は、最終遊動輪135
を通過し、次いで一連の別の遊動輪まわりで製品入力装
置124へと戻って、連続エンドレス・コンベヤ・ベル
トが完成する。このようにして、特に、このコンベヤ戻
りブランチの垂直に隣接するブランチ間のコンベヤの伝
達が、経路伝達部材として働く遊動輪まわりでほぼ垂直
方向に起こると、第2の回転ドラムの必要がなくなり、
簡単な設計の第2の固定された伝達手段135がもたら
される。しかし、2つの外側固定部材間の1つの移動可
能部材を利用してブランチのそれぞれの長さを調節する
ことにより、製品搬送ブランチ114およびコンベヤ戻
りブランチ131の種々の長さの調節の原理は同じまま
となる。ここで、ドラム部材120のディスク部材13
8は、そのドラム部材の軸線まわりのいずれの方向にも
回転自在であり、したがってコンベヤ戻りブランチの種
々の経路長さが、図7に示す適切な方向にディスクを回
転させることが可能であることに注意することが重要で
ある。
【0068】小型の貯蔵器設計を提供するために、製品
運搬螺旋状経路114のブランチおよび段付き配列のコ
ンベヤ戻りブランチ131のブランチは、この場合も中
央ドラム部材120まわりに挟み込まれて、垂直小型貯
蔵器をもたらす。
【0069】図7aは、実質的に本発明の別の実施形態
による、調節可能な先入れ先出し貯蔵器を示し、その流
路を図7に概略図として示す。貯蔵器110は長手方向
に移動しないように固定された第1のドラム部材118
と、さらに、図1に示す実施形態に関して述べたドラム
部材18、20と同様な方法で動作する、第2の長手方
向調節可能なドラム部材120とを備える。前述の通
り、貯蔵器110と図1に示す貯蔵器10との間の唯一
の相違点は、コンベヤ戻り経路116の異なる動作およ
び別の支持手段135の構造に関する。しかし、貯蔵器
110の螺旋部分製品貯蔵コンベヤ114の動作は、図
1の貯蔵器10を参照して述べた動作と同一である。図
7aに示すように、調節可能なドラム部材120は、最
右端位置に示してあり、したがって貯蔵器の製品運搬長
さ部分114は最大容量であり、コンベヤ戻りブランチ
116は最小容量である。図7bに示す実施形態と図7
に示す実施形態の1つのわずかな相違点は、(第3の支
持部材での垂直経路内のコンベヤ方向を変更するために
使用される)垂直に移動された対の対応する遊動輪の対
135が、1つの輪170で置き換えられて、コンベヤ
の垂直移動の全く同じ機能が得られることである。
【0070】図1から図3の設計と比較して、図7の貯
蔵器設計の主な利点の1つが、図2および図7の装置の
適切な平面図をそれぞれ示す図9aおよび図9bに図示
されている。第1の実施形態では、それぞれのドラム部
材20、22の半径は、図に示すように左から右へのド
ラム部材20の相対移動を制限し、その全長と比較し
て、貯蔵器(特に第1の螺旋状経路14)の最大容量に
制限を作り出す。その結果、貯蔵器10の製品戻りブラ
ンチ41の残された螺旋部分長さ部分が、ドラム部材2
0がドラム部材22に近づくことができる最小距離によ
って決定されることになる。しかし、図7(図9b)の
実施形態では、ドラム部材120の移動は、(第2の伝
達手段を画定する)第3のドラムにより左から右へ移動
するのを制限されず、したがって(最大貯蔵容量が貯蔵
器から必要な場合)コンベヤ戻りブランチ131の種々
のブランチのコンベヤ長さ部分141は、図9aに示す
実施形態と比較してかなり減少する。したがって、同等
の大きさの貯蔵器で、最大製品容量はかなり増加し、容
量の変化も、図7の経路設計によってかなり減少する。
したがって、第1の実施形態の螺旋部分配置により、こ
の装置の簡単な設計が提供されるか、図7の段付き経路
配列は、より大きな可変容量をもたらし、あるいはより
小さな貯蔵機械で同等な製品容量をもたらされる。
【0071】しかし、本発明の別の重要な改良点は、貯
蔵器10、110の製品運搬ブランチに対する頭板30
0の位置である。上記の通り、貯蔵器10および貯蔵器
110は、製品入力装置24、124の位置およびコン
ベヤ18、20および118、120間の螺旋部分配置
の製品運搬長さ部分14の動作に関して、ほぼ同一であ
る。したがって、同一である両貯蔵器の頭板300の配
置を説明するために、同じ参照番号を使用する。まず、
図1を参照すると、頭板300は基本的に、製品入力装
置24を備える。製品入力装置24は、図1に概略図と
して示され、2つの平行コンベヤの出会いを含み、棒状
物品(紙巻タバコ)のカーペットを第1のコンベヤ・ベ
ルト32から貯蔵器の入力ブランチ90へ搬送するが、
実際の頭板デザインはいくらか異なり、従来の頭板動作
デザインを示す図7cに図示する。図7cを参照する
と、製品入力装置24は、従来の頭板または中間緩衝器
310を備え、この緩衝器は、製品カーペットを貯蔵器
システムの入力ブランチ90へ搬送し、また、貯蔵器1
0、110の入力駆動装置が停止されるか、または再始
動される変更期間中にカーペット深さの一貫性を維持す
るために使用される、製品の別の貯蔵器を提供する。実
際には入力コンベヤ32は、これに関連する上になった
平行コンベヤ332を有し、頭板310内に搬送される
際にカーペットに対する高さ限度を画定する。カーペッ
トは次いで、中間傾斜移送ベルト334に移送されて
(または、別の方法では、傾斜板を使用することができ
る)、貯蔵器10の製品入力ブランチ90上でカーペッ
トを下向きに移動させる。製品入力ブランチ90は、対
応する上側コンベヤ・ベルト390を有し、従来の方法
で、頭板310を外れた最大カーペット深さを調節する
働きをする。したがって、製品入力ベルト32は、傾斜
移動ベルト334(または、傾斜板)の下で貯蔵器入力
ベルト90へ移送されて、一定のカーペット深さを維持
する。しかし、コンベヤ・ベルトの入力ブランチ90の
入力速度は変更され、場合によっては(上述のとおり)
このような可変容量貯蔵器の動作中に停止されるので、
この繰り返しの変更により頭板310を通ってカーペッ
トが流される。頭板310自体は、軸354まわりに旋
回する旋回蓋部材352を実際に具備する付加仮緩衝器
350を備え、したがって非作動位置では、この蓋部材
352は、傾斜移送ベルト334または、傾斜板とほぼ
平行に位置する。この蓋部材352は、図7cに大体示
す最大位置に、右から左へと旋回し、したがって追加の
製品量356(普通は、何百もの物品を含む)が、傾斜
移送ベルト334(または、傾斜板)のカーペット流路
上に維持される。傾斜したデザインにより、この緩衝器
内に維持された製品356は、円滑に流れて、製品がこ
の領域内に維持されず、コンベヤ90上で流れ続けるよ
うにする。コンベヤ90の出力速度に中断があった場
合、コンベヤ・ベルト32から製品356が継続して入
力されて、緩衝器350内の製品356の量が増加す
る。コンベヤ・ベルト32の入力速度に中断がある場
合、緩衝器350内に維持された製品356により、カ
ーペット深さは確実に貯蔵器の動作中一定かつ一貫して
維持される。この種類の緩衝器または頭板は、紙タバコ
業界において使用される貯蔵器システムで従来から使用
されるが、十分な緩衝器の容積356を提供するため
に、頭板高さHが必要である。緩衝器350の容積は、
頭板の高さを画定する。
【0072】従来の貯蔵器設計では、頭板310は、貯
蔵器貯蔵領域(この場合、製品運搬螺旋状経路14)の
下に位置決めされて、この種類の貯蔵器に関する別の深
さ制限を追加し、したがって貯蔵器装置の全体深さは、
製品を担持するベルト深さだけでなく、頭板310など
貯蔵器の別の特徴によって画定される。本発明の目的の
1つは、この種類の貯蔵器の深さの制限を減少させて、
貯蔵器10、110の深さが動作製品運搬ベルト深さに
よって画定されることであるので、本貯蔵器デザイン
は、頭板を貯蔵器10の側部に移動させ、このデザイン
により貯蔵器の全幅を増加し、貯蔵器の高さをかなり低
くする。
【0073】従来、頭板310がコンベヤ・システムの
下に移動された場合、コンベヤ入力ブランチ90は、第
1のドラム部材18内に上向きに、普通は約7度の角度
で傾斜させる必要があった(上述のとおり、7度は種々
の高さを通過する際のカーペット流傾斜の好ましい最大
角度である)。したがって、頭板310の正確な高さに
応じて、7度の角度で傾斜する際に、カーペットを頭板
からドラム部材18へと適切な高さで移送させるため
に、第1のドラム部材18に入り、頭板310を出る入
力ブランチ90との間の十分な長手方向距離が必要とな
るはずである。このことにより、もちろん、貯蔵器に対
する頭板の正確な位置を限定することになるはずであ
る。さらに、頭板高さHが高すぎる場合、傾斜した入力
部90は貯蔵器の長さ部分上で適切な高さでの移送を行
うのに十分でないかもしれないので、貯蔵器長さ部分自
体が制限された場合、このことにより頭板の高さHが制
限されることになるはずである。
【0074】実際、頭板または入力装置24の位置決め
が、特定の製造施設内の種々の製造装置および包装装置
に関して制限され、このことが、製造ライン内でどこに
貯蔵器が位置決めされるかを決定することがたびたび見
出される。頭板を製品を担持するコンベヤ14の側に配
置する本設計には、重要な利点があり、この利点によ
り、入力ブランチ90は製品運搬螺旋状経路14の第1
のブランチとほぼ同一平面上に維持され、したがって頭
板310の長手方向配置は、製品入力部90上で十分な
入力傾斜を得る必要性によってではなく、ユーザの要求
によって画定される。このことにより、この種類の貯蔵
器だけではなく、このような貯蔵器が中に組み込まれる
製造ライン全体の設計の自由が大きくなる。
【0075】従来の貯蔵器の下に配置するのとは反対
に、頭板を貯蔵器の側に配置するこの新規設計構造は、
本実施形態において、調節可能な先入れ先出し貯蔵器に
関して説明したが、図7および図7aに示すように、横
方向に頭板を配置するこのような設計は、このような貯
蔵器が先入れ後出し貯蔵器か先入れ先出し貯蔵器かに関
わらず、調節不可能な貯蔵器にも同等に適用できること
が明らかにわかる。これは、同じ設計概念および利点
が、貯蔵器設計の動作高さを低くする利点と、さらに頭
板は貯蔵器の長さ部分に沿ってどこでも移動することが
でき、好ましくは、7度の角度での十分なランプ90の
傾斜を作り出す必要性に束縛されないという利点に適用
されるからである。このような頭板の長手方向移動の自
由による主な利点としては、貯蔵器アセンブリ自体は次
いで、製品給送装置33の位置によって制限されること
なく、製造ラインに自由に位置決めすることができるこ
とが挙げられる。
【0076】図7aおよび図7bに示すように、頭板を
貯蔵器製品運搬長さ部分14に隣接して配置することの
別の利点としては、装置は大きな全幅を備えているの
で、この別の幅の装置はさらに、製品運搬長さ部分14
とコンベヤ戻り長さ部分16との間のコンベヤ経路を改
良するために利用できることが挙げられる。このこと
は、図7aおよび図7bに明確に示され、図中では、製
品出力装置126とコンベヤ戻り長さ部分の入力ブラン
チ195との間に延びるコンベヤ経路長さ部分が変更さ
れている。図7に示す流路の略実施形態では、コンベヤ
112は、貯蔵器自体の下を通過させることにより、製
品出力装置126からコンベヤ戻り経路の入力ブランチ
195へ(図10a〜図10cに示すのと同様の)一連
の遊動輪を介して戻される。目的の1つが、このような
貯蔵器の全体高さを最低限に抑えることであるので、図
7aおよび図7bは、製品出力装置126と入力ブラン
チ195との間に延びる変更されたコンベヤ戻り経路長
さ部分390を示す。本実施形態において、製品出力装
置126からのコンベヤ397の出力長さ部分はまず、
横方向移動経路399に沿って貯蔵器110から離れる
ように横方向に移動されて、製品運搬螺旋状経路14の
長手方向長さ部分に隣接してほぼ平行な経路内に延び
る。この経路は、頭板310上に位置し、貯蔵器螺旋部
分114の最大高さよりは突出しない。また、図7bか
ら分かるように、戻り経路長さ部分390は、403で
の第2の横方向経路変更が行われる前に、401での高
さ変更が行われて、高さ調節遊動輪135が使用される
ほぼ垂直な平面に戻り、したがってコンベヤの適切な垂
直移動および方向変更が行われる。図7に示す遊動輪1
35の使用は、本実施形態では実際、アーチ状輪170
で置き換えられ、コンベヤ戻り経路の垂直移動および方
向変更が同様に行われることが図7bからわかるだろ
う。
【0077】コンベヤ戻り長さ部分のコンベヤ出力ブラ
ンチ151は次いで、図7を参照して記載される態様に
おいて、貯蔵器の真下の適切な配列の遊動輪を介して、
製品入力装置124へ戻される。このように、貯蔵器の
全体高さは、また、別の横方向大きさの貯蔵器装置を利
用してコンベヤ戻り経路長さ部分390を受けることに
より、最小に維持される。
【0078】最後に、図8は本発明の別の実施形態を示
す。この場合、連続コンベヤ212の製品戻りブランチ
231は、2つの平行配列のオフセット遊動輪235間
に延びる。このように、図7で記載した従来の螺旋状貯
蔵器214が調節可能なドラム部材220と固定された
ドラム部材(図示せず)との間に形成された前述の2つ
の実施形態と同様に、貯蔵器は2つのドラム(そのうち
の1つのみを図示する)を備える。連続コンベヤ212
は、図7を参照して記載したのと同様の、製品入力装置
および製品出力装置(図示せず)を備える。しかし、本
実施形態では、製品戻りブランチ231は水平アーチ状
経路内で調節可能なドラム部材220まわりを通過せ
ず、代わりにドラム部材220は、これにしっかり取り
付けられた相補配列の遊動輪235と平行に延びる縦配
列の垂直遊動輪237を有する。この遊動輪は、この移
動可能なドラム部材220に製品戻りブランチ231の
経路長さ部分で固定されて、この製品戻りブランチは、
最後に連続コンベヤ212に沿って製品入力装置に戻る
前に、2組の遊動輪間を曲りくねって延びる。このよう
にして、ドラム部材220が第1のドラム部材に向かっ
てまたはドラム部材から離れるように移動されて、製品
搬送螺旋部分の長さを変更するので、ドラムに取り付け
られた固定配列の遊動輪237は、固定された遊動輪2
35から離れるようにまたは遊動輪に向かって移動され
て、コンベヤ戻りブランチの長さを相補的に調節する。
図7および図8の両方の実施形態において、十分な経路
長さ部分が製品戻りブランチ231上に設けられて、製
品運搬ブランチの螺旋状長さの変更を補償するように、
適切な設計を行うことが重要である。必要なら、図8に
示す1つの垂直配列よりは、図8に示すのと同様な一連
の垂直蛇行経路を利用することができる。このような場
合、遊動輪のうちの一方(235または237)は水平
に取り付けられて、隣接する蛇行配列間で水平移動が行
われる。また、明らかに、製品戻りブランチ231は、
製品運搬長さ部分214の螺旋状ブランチ間にほぼ挟み
込まれるように配置された1列の調節可能な経路長さ部
分を備え、製品戻りブランチ231が確実に製品運搬長
さ部分214の上下範囲によって画定された2つ水平平
面間にほぼ維持されるようにして、貯蔵器が十分制御さ
れた高さを有するようにし、したがって利用可能な高さ
は全て、コンベヤの製品運搬ブランチの螺旋部分によっ
て利用することができる。
【0079】図1を参照して簡単に前述したとおり、コ
ンベヤ・ベルト12は、引っ張り手段94、またはさら
に詳細にはコンベヤ弛み除去装置94を備え、コンベヤ
内の適切な張力を維持する。従来は、この種類の貯蔵器
に使用されるプラスチック・リンク・コンベヤは、コン
ベヤの各リンク要素46がその通常動作位置まで引き伸
ばされるので、最初に使用する際に引き伸ばしが行われ
る。このようなコンベヤの設置には、数週間かかり、数
百メートル程度のコンベヤ長さ上で数百センチメートル
のコンベヤ長さの増加が行われる。したがって、ベルト
のあらゆる伸びを保障手段を提供することが必要であ
り、これは普通、図1に示す簡単な弛み除去装置によっ
て達成され、したがってコンベヤ自体は一連の垂直遊動
輪上を蛇行して通過し、下側の遊動輪は固定された上側
の遊動輪に対して移動可能であり、力が加えられる(こ
こでは、重み98として図示する)。これにより、この
力は移動可能な遊動輪を下向きに移動させて、この蛇行
配列の遊動輪を通るコンベヤ経路長さ部分を増加させ、
したがってコンベヤの引き伸ばしによって発生した長さ
部分の増加を補償し、コンベヤ自体内のあらゆる弛みを
除去する。このような弛み除去装置だけでは、動作中の
コンベヤの長さ部分の増加全てを補償するのに不十分で
ある場合、システムは一時的に停止することができ、し
たがっていくつかの各リンク要素46は次いで、コンベ
ヤ・ベルトから取り外すことができ、弛み除去装置は再
設定されて、さらに長さの増加を補償することができ
る。
【0080】本発明はまた、1つまたは複数のコンベヤ
支持部材またはそれぞれの支持手段と組み合わせて一体
型弛み除去装置を設けることにより、この種類の貯蔵器
システムにさらに改良を加える。特に、図7に示す経路
長さ部分の略図を参照すると、少なくとも1つの遊動輪
135は、適切な偏倚力により第2のドラム部材120
から離れるように移動することができる。この偏倚力
は、ばね引っ張り部材、または支柱まわりに加えられた
従来の重みの印加を伴って、図7に示すように左から右
へ張力を加える。このようにして、コンベヤ・ベルト1
12の長さのあらゆる増加が起こった場合に、適切な部
材135に加えられる偏倚力は、図7に示すように左か
ら右へ適切な遊動輪135を移動させ、したがってその
遊動輪によって支持された特定のブランチの追加の長さ
を提供して、コンベヤ112の長さの増加を補償する。
【0081】前述したように、遊動輪135は、本発明
の一実施形態では、互いに対して移動しないように固定
されることが好ましく、したがって、そのような実施形
態において、このような全ての遊動輪用支持手段は、図
7に示すように、左から右の方向に移動可能であるよう
に、交互に偏倚されて、このような弛み除去装置を提供
し、適切な偏倚力はまた、図7に示す遊動輪135全て
に同時に加えられる。前述の調節可能な貯蔵器の全体動
作は、(組み合わせてまたはそれぞれでのいずれでも)
弛み除去装置を支持手段131と一体化させることによ
って影響を受けないままである。これは、別の弛みがコ
ンベヤ内に確認されたときだけに移動が起こり、いった
んこの弛みが除去されると、平衡に戻るシステムによ
り、弛み除去装置がさらに移動することが防止されるか
らである。このように、端部コンベヤ支持部材118、
122の少なくとも1つは、第2の支持部材またはドラ
ム部材120から離れるように移動可能であるが、適切
な偏倚力により、このドラム部材120に向かって移動
しないように抑制することができる。
【0082】弛み除去装置を製品支持部材131に組み
込むこのような有利な設計は同様に、図1の実施形態に
適用可能であり、したがってここでドラム部材22全体
は、適切な偏倚力の付加により、その図に示すように左
から右へ偏倚されて、コンベヤ・ベルト12内のあらゆ
る弛みを受ける。さらに、ドラム部材22全体が偏倚さ
れて、図1に示すように左から右に移動可能である代わ
りに、1つまたは複数のそれぞれのディスク部材が、左
から右に移動され、偏倚されて、このような弛み除去を
行うことが可能である。
【0083】一体型弛み除去装置は、できるだけコンベ
ヤ戻り経路長さ部分内に一体化されるように記載されて
いるが、同様にこのような貯蔵器の製品運搬長さ部分は
また、一体型弛み除去装置を利用することが可能であ
り、したがってここでは、例えば、図1および図7のド
ラム部材18、118はそれぞれ、適切な偏倚力が加え
られることにより、それぞれの図に示すように、右から
左へ偏倚することができることがわかる。
【0084】このような態様で弛み除去装置をコンベヤ
支持手段内に一体化させる重要な特徴は、コンベヤ全長
を増加させて初期動作中にコンベヤのあらゆる伸びを受
けいれ、また外側支持部材18、22が中心支持部材2
0に向かって移動しないように抑制する手段を設けるこ
とである。この態様において、ラチェット装置が利用さ
れて、外側支持部材18、22の1つが中心支持部材2
0から離れるように移動されると、ラチェット機構を使
用して、移動された外側支持部材18、22が元の位置
に向かって、すなわち中心支持部材20に向かって移動
するのを防止することができることがわかる。従来の弛
み除去装置上でこのようなラチェット部材を使用して、
いったん得られた補償位置に外側支持部材を維持し、元
の非偏倚位置に戻るのを防止しており、これにより弛み
がコンベヤに再導入されることは、当業界では公知であ
る。
【0085】また、弛み除去装置をコンベヤ支持部材ま
たはこのような部材のそれぞれの支持手段と一体化する
ように組み込む新規の特徴が、本発明の好ましい実施形
態として記載されているが、このような新規の特徴は、
本明細書中に記載された他の種類の貯蔵器にも同様に適
用することができる。これは、螺旋部分の支持部材の1
つが適切な偏倚力で他の支持部材から離れるように偏倚
されて、一体型弛み除去装置を設けることができる場
合、このような弛み除去装置は、この種類の貯蔵器全
て、特に螺旋状製品運搬長さ部分を利用する貯蔵器にお
いて普通であるからである。
【0086】弛み除去装置(または、チェーン引っ張り
装置)をこの種類の貯蔵器のコンベヤ支持部材の1つと
一体化させる主な利点としては、貯蔵器自体の大きさが
全体的に小さくなることが挙げられることがわかるだろ
う。図1に示す実施形態では、弛み除去装置は、このよ
うな装置を一方またはもう一方のドラム部材18、22
と一体化させることによって取り除かれた、このような
貯蔵器設計の全長に約10%加える。さらに、このよう
な弛み除去装置は従来、このような貯蔵器のコンベヤの
上または下のいずれかに移動され、したがって、このよ
うな貯蔵器装置の全体高さを低くするために、このよう
な一体化が本発明の目的を支持する働きをする。
【0087】種々の実施形態の上述の説明は、単に例示
するために行われたものであり、コンベヤ・ベルトを連
続的に移動させるために使用される駆動手段は、詳述さ
れていないが、当業界において公知であると考えられら
れることがわかるだろう。このような駆動手段は、様々
な設計の電動輪を備え、この電動輪は普通、それぞれ製
品入力装置および製品出力装置において、またはそのま
わりでコンベヤ・ベルトと係合して、連続コンベヤ上の
適切な位置でコンベヤ速度を制御する。しかし、可変容
量貯蔵器上のこのようなコンベヤ・ベルトの駆動手段の
動作は、よく理解されているので、本明細書中では詳細
を説明しない。
【0088】また、好ましい実施形態は、先入れ先出し
装置を対象としているが、先入れ後出し可変容量貯蔵器
にも同様に適用することができることがわかるだろう。
このような先入れ後出し貯蔵器は、2つのドラム部材ま
わりに延びる螺旋状コンベヤ経路を含み、したがってこ
のような先入れ後出し貯蔵器の最大容量は、本明細書に
記載の実施形態を使用することによって調節することが
できる。このような状況で、ベルトは経路長さ部分に関
して可逆に作られ、製品入力装置はまた、従来の先入れ
後出し装置のように製品出力装置を備えることが必要で
ある。
【0089】さらに、好ましい実施の形態では、上述の
種類のドラム部材を利用して種々の螺旋状経路を画定す
るが、このようなドラム部材は必須のものではなく、1
列の別の伝達手段と置き換えて、コンベヤをほぼアーチ
状の経路内で運搬することができることがわかるだろ
う。このような手段は、コンベヤのほぼアーチ状経路内
での漸次的移動を画定する1列のローラまたは遊動輪を
備える。同様に、このような好ましい実施形態に記載の
ドラム部材は、垂直軸線上に配置されるが、これは必須
のことではなく、傾斜軸線を備えることができる。ただ
し、コンベヤは、あらゆる傾斜軸線のまわりの水平平面
上に保持され、非垂直ドラム軸線によって作り出された
あらゆるオフセット螺旋部分は、連続コンベヤの他の製
品運搬またはコンベヤ戻りブランチ上に相補的螺旋部分
を備える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による可変容量貯蔵器の斜視略図であ
る。
【図2】図1の略図の可変容量貯蔵器ベルト経路の斜視
図である。
【図3】図2の可変容量貯蔵器の上から見た平面図であ
る。
【図4】図2の貯蔵器の調節可能なドラム部材の斜視図
である。
【図4a】図4の調節可能なドラムおよび図3の貯蔵器
の線IV−IVに沿った断面図である。
【図4b】図2のコンベヤ・ベルトの部分的長さ部分の
平面図である。
【図4c】図4bのコンベヤ・ベルトの線V−Vに沿っ
た断面図である。
【図5】図2の貯蔵器の高さ調節ガイドの側面図であ
る。
【図6】端部ドラムまわりのコンベヤ・ベルトの高さ調
節を示す、図2の貯蔵器まわりの流路の部分側面図であ
る。
【図7】別の実施形態による貯蔵器のコンベヤ経路の略
図である。
【図7a】図7に略図として示す貯蔵器の別の実施形態
を示す、上から見た平面図である。
【図7b】図7aの別の貯蔵器の側面図である。
【図7c】図1および図7に示す貯蔵器用の頭板設計の
略図である。
【図8】本発明による貯蔵器の別の実施形態を示す部分
略側面図である。
【図9a】1つの端部位置に調節可能なドラムを備え
た、図2の貯蔵器の上から見た平面図である。
【図9b】1つの端部位置に調節可能なドラムを備え
た、図7の経路構造を有する貯蔵器の上から見た平面図
である。
【図10a】図1の貯蔵器用の遊動輪の斜視図である。
【図10b】図10aの遊動輪の側面図である。
【図10c】第1の方向に取り付けられたコンベヤ・ベ
ルトの断面を示す、図10aの遊動輪の平面図である。
【符号の説明】
10 可変容量貯蔵器 12 連続エンドレス・コンベヤ 14 製品運搬長さ部分 16 コンベヤ巻取り長さ部分 18 第1のドラム部材 20 第2のドラム部材 22 第3のドラム部材 24 製品入力装置 26 製品出力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アンソニー アール ブラウン イギリス国 バッキンガムシャー、エイル ズベリー、ピカソ プレイス 6 (72)発明者 アラン ケイ リチャードソン イギリス国 バッキンガムシャー、ノース マーストン、 ショーン レイン、ウェ ル レイズ コテイッジ (72)発明者 ウォルター キャラスコン イギリス国 バッキンガムシャー、イース ト クレイドン、 チャーチ ウェイ 5 (72)発明者 ゲイリー ティー ウォルフォード イギリス国 バッキンガムシャー、プリン セス リスボロー、 マナー パーク ア ヴェニュー 43 Fターム(参考) 4B044 CE08Y CE09Y CL04 CL11 CL12

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調節可能な製品運搬長さ部分および相補
    的調節可能なコンベヤ巻取り長さを備える連続エンドレ
    ス・コンベヤを有する、製品入力装置および製品出力装
    置と、製品運搬長さ部分を増減させ、コンベヤ巻取り長
    さ部分をそれぞれ相補的に増減させるコンベヤ調節手段
    であって、製品運搬長さ部分またはコンベヤ巻取り長さ
    部分の1つがその間にあり、またそれによって支持さ
    れ、第1および第2の支持手段まわりに延びる螺旋状経
    路を画定する第1および第2の支持部材を備える、コン
    ベヤ調節手段とを備える棒状物品用可変容量貯蔵器シス
    テムにおいて、 前記製品運搬長さ部分またはコンベヤ巻取り長さ部分の
    もう一方は、前記第2の支持部材と第3の支持部材との
    間に支持され、前記第1および第3の支持部材は前記第
    2の支持部材に向かって相対移動しないようにされ、こ
    の第2の支持部材は前記第1および第3の支持部材に対
    して移動可能であり、同時に前記第1および第2の支持
    手段と前記第2および第3の支持手段との間にそれぞれ
    延びるコンベヤ長さ部分を相補的に調節することを特徴
    とする貯蔵器システム。
  2. 【請求項2】 前記第1および第3の支持部材の少なく
    とも1つは、前記第2の支持部材に対して移動しないよ
    うに固定される、請求項1に記載の貯蔵器システム。
  3. 【請求項3】 前記第1および第3の支持部材の少なく
    とも1つは、前記第1および第2の支持部材の少なくと
    も1つを前記第2の支持部材から離れて偏倚させるよう
    に、前記第2の支持部材から離れる方向に偏倚力を加え
    ることにより、前記第2の支持部材に向かって移動しな
    いようにされる、請求項1または請求項2に記載の貯蔵
    器システム。
  4. 【請求項4】 前記第1および第3の支持部材の少なく
    とも1つは、コンベヤ弛み除去装置を形成する、請求項
    3に記載の貯蔵器システム。
  5. 【請求項5】 前記第2の支持部材は、前記第1の支持
    部材と第3の支持部材との間に直接配置される、請求項
    1から請求項4までのいずれか一項に記載の貯蔵器シス
    テム。
  6. 【請求項6】 少なくとも前記第1および第2の支持部
    材は、前記第1および第2の支持手段まわりで螺旋状コ
    ンベヤを支持伝達させる支持手段を備える、請求項1か
    ら請求項5までのいずれか一項に記載の貯蔵器システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記支持手段はアーチ状経路を画定す
    る、請求項6に記載の貯蔵器システム。
  8. 【請求項8】 前記支持部材の少なくとも1つは円筒形
    ドラムを備え、各アーチ状経路は前記ドラムの軸に垂直
    な平面内に配置される、請求項7に記載の貯蔵器システ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記アーチ状経路の入力および出力の少
    なくとも1つに関連され、前記エンドレス・コンベヤを
    第1の水平平面から第2の水平平面に傾斜移動させるガ
    イド手段をさらに備える、請求項8に記載の貯蔵器シス
    テム。
  10. 【請求項10】 製品運搬長さ部分およびコンベヤ巻取
    り長さ部分は両方とも、間に挟まれるように第2の支持
    部材まわりに延びている、請求項1から請求項9までの
    いずれか一項に記載の貯蔵器システム。
  11. 【請求項11】 前記第1および第2の支持部材は、前
    記螺旋状経路がそのまわりに延びるほぼ水平軸を備え
    る、請求項1から請求項10までのいずれか一項に記載
    の貯蔵器システム。
  12. 【請求項12】 前記製品運搬長さ部分またはコンベヤ
    巻取り長さ部分のもう一方はさらに、前記第2および第
    3の支持部材まわりに相補的な螺旋状経路を画定する、
    請求項1から請求項11までのいずれか一項に記載の貯
    蔵器システム。
  13. 【請求項13】各螺旋部分のピッチは一定である、請求
    項1から請求項12までのいずれか一項に記載の貯蔵器
    システム。
  14. 【請求項14】 前記製品運搬長さ部分またはコンベヤ
    巻取り長さ部分のもう一方は、前記第2の支持部材と第
    3の支持部材との間に前記第2の支持部材の前記軸線に
    平行な第1の平面内で反対方向に延びる少なくとも1対
    の第1および第2の隣接する経路長さ部分を画定し、前
    記第3の支持部材は、前記コンベヤをこの第1の平面内
    で前記隣接する第1の経路長さ部分と第2の経路長さ部
    分との間に伝達する伝達手段を備える、請求項11に記
    載の貯蔵器システム。
  15. 【請求項15】 前記製品運搬長さ部分またはコンベヤ
    巻取り長さ部分のもう一方は、前記第2の支持部材と第
    3の支持部材との間で前記第1および第2の経路長さ部
    分の1つに隣接し、これと反対方向に延びる少なくとも
    1つの第3の経路長さ部分を画定し、前記第3の経路長
    さ部分と前記第1および第2の経路長さ部分の1つは、
    前記第2の支持部材の前記軸線と垂直な第2の平面内に
    位置し、前記第2の支持部材は、前記コンベヤを前記第
    2の平面内で前記第3の経路長さ部分と前記第1および
    第2の経路長さ部分の1つとの間に伝達する伝達手段を
    備える、請求項14に記載の貯蔵器システム。
  16. 【請求項16】 第3の支持部材伝達手段を前記第2の
    支持部材から離れて偏倚させるように、前記第2の支持
    部材から離れる方向に偏倚力を加えることにより、前記
    第3の支持部材伝達手段は前記第2の支持部材に向かっ
    て移動しないようにされる、請求項2に従属した請求項
    14または請求項15のいずれかに記載の貯蔵器システ
    ム。
  17. 【請求項17】 前記製品運搬長さ部分またはコンベヤ
    巻取り長さ部分のもう一方は、前記第2の支持部材と第
    3の支持部材との間に少なくとも1つの蛇行経路を画定
    する、請求項1から請求項11までのいずれか一項また
    は請求項14に記載の貯蔵器システム。
  18. 【請求項18】 先入れ先出しシステムを備える貯蔵器
    システムであって、前記製品出力装置は、前記製品入力
    装置から離れており、したがって前記製品運搬長さ部分
    は、前記入力装置と前記出力装置の間に延び、前記コン
    ベヤ巻取り長さ部分は前記出力装置と前記入力装置との
    間に延びる、請求項1から請求項17のいずれか一項に
    記載の貯蔵器システム。
  19. 【請求項19】 先入れ後出しシステムを備える貯蔵器
    システムであって、前記入力装置および出力装置は前記
    コンベヤ経路の同じ場所を占め、前記製品運搬長さ部分
    は前記入力装置と前記エンドレス・コンベヤ上の画定さ
    れた停止位置との間に延び、前記コンベヤ巻取り長さ部
    分は前記ベルトの残りの部分まわりの前記停止位置と前
    記製品入力装置との間に延びる、請求項1から請求項1
    7までのいずれか一項に記載の貯蔵器システム。
  20. 【請求項20】 第1および第2の支持部材は垂直であ
    り、第1の水平平面と第2の水平平面の間に位置し、前
    記第2および第3の支持部材は同じ第1の平面と第2の
    平面の間に位置する、請求項1から請求項19までのい
    ずれか一項に記載の貯蔵器システム。
  21. 【請求項21】 前記入力装置は、前記入力装置の高さ
    を画定する頭板を備え、前記入力装置は前記第1の水平
    平面と第2の水平平面の間に配置される、請求項20に
    記載の貯蔵器システム。
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