JP2003263131A - 表示装置および表示方法 - Google Patents
表示装置および表示方法Info
- Publication number
- JP2003263131A JP2003263131A JP2002062001A JP2002062001A JP2003263131A JP 2003263131 A JP2003263131 A JP 2003263131A JP 2002062001 A JP2002062001 A JP 2002062001A JP 2002062001 A JP2002062001 A JP 2002062001A JP 2003263131 A JP2003263131 A JP 2003263131A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- display
- display device
- optical element
- image
- changing unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Electroluminescent Light Sources (AREA)
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
- Control Of El Displays (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 光学素子の劣化により輝度のムラが発生し、
表示品位を低下させるケースがある。 【解決手段】 有機EL駆動回路30は、OLEDに設
定される輝度を取得し保持する輝度積算部52と、表示
画像をシフトする積算輝度に関する条件およびどのよう
にシフトするかを保持するルックアップテーブル54
と、シフトするタイミングを保持するシフト条件テーブ
ル56を備え、また映像調整部32は、表示画像をシフ
トさせて表示するための処理を行う画像シフト部50を
含む。
表示品位を低下させるケースがある。 【解決手段】 有機EL駆動回路30は、OLEDに設
定される輝度を取得し保持する輝度積算部52と、表示
画像をシフトする積算輝度に関する条件およびどのよう
にシフトするかを保持するルックアップテーブル54
と、シフトするタイミングを保持するシフト条件テーブ
ル56を備え、また映像調整部32は、表示画像をシフ
トさせて表示するための処理を行う画像シフト部50を
含む。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表示装置に関し、特
に表示装置の表示品位を改善する技術に関する。
に表示装置の表示品位を改善する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ノート型パーソナルコンピュータや携帯
端末の普及が進んでいる。現在、主に液晶ディスプレイ
が、それらの表示装置に使用されており、有機EL(El
ectroLuminescence)ディスプレイが次世代平面表示パ
ネルとして期待されている。液晶ディスプレイはその視
野角の狭さや、応答速度の遅さが依然として課題として
残っている。一方、有機ELディスプレイは、上述の課
題を克服するとともに、高輝度、高効率が達成できる。
端末の普及が進んでいる。現在、主に液晶ディスプレイ
が、それらの表示装置に使用されており、有機EL(El
ectroLuminescence)ディスプレイが次世代平面表示パ
ネルとして期待されている。液晶ディスプレイはその視
野角の狭さや、応答速度の遅さが依然として課題として
残っている。一方、有機ELディスプレイは、上述の課
題を克服するとともに、高輝度、高効率が達成できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、有機ELディ
スプレイは、その特性上光学素子の経時変化すなわち劣
化が避けられず、製造時にはホワイトバランスが調整さ
れていても、継続的な使用によってホワイトバランスが
崩れたり、輝度のムラができたりする。有機ELディス
プレイは、光学素子の劣化が液晶ディスプレイに比べて
顕著であることが知られており、製品の品質面から大き
な問題であることが認識されている。
スプレイは、その特性上光学素子の経時変化すなわち劣
化が避けられず、製造時にはホワイトバランスが調整さ
れていても、継続的な使用によってホワイトバランスが
崩れたり、輝度のムラができたりする。有機ELディス
プレイは、光学素子の劣化が液晶ディスプレイに比べて
顕著であることが知られており、製品の品質面から大き
な問題であることが認識されている。
【0004】本発明はこうした状況に鑑みなされたもの
であり、その目的は上述の輝度のムラによる表示品位の
低下を改善するものである。また、別の目的は、輝度の
ムラが集中することによる表示画像の焼き付きを防止す
ることにある。
であり、その目的は上述の輝度のムラによる表示品位の
低下を改善するものである。また、別の目的は、輝度の
ムラが集中することによる表示画像の焼き付きを防止す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のある態様は表示
装置に関する。この装置は、光学素子を備える表示装置
において、光学素子に設定された輝度情報を蓄積する輝
度情報蓄積部と、蓄積された輝度情報に基づき、各光学
素子の劣化の推定量が平均化されるよう表示装置に表示
される表示画像を変更する表示変更部とを含む。
装置に関する。この装置は、光学素子を備える表示装置
において、光学素子に設定された輝度情報を蓄積する輝
度情報蓄積部と、蓄積された輝度情報に基づき、各光学
素子の劣化の推定量が平均化されるよう表示装置に表示
される表示画像を変更する表示変更部とを含む。
【0006】ここで、表示装置とは、表示画面を備える
装置を指し、例えば、携帯電話やPDA(Personal Dig
ital Assistants)、パーソナルコンピュータなどが想
定される。例えば、有機ELディスプレイにおいては、
その光学素子である有機発光ダイオード(Organic Ligh
t Emitting Diode:以下単にOLEDという)は、上述
の通り経時変化により劣化が起き、その原因は通電され
る電流によると考えられている。OLEDが発する光の
輝度は電流に依存するため、OLEDに設定される輝度
を積算し保持しておくなど、各OLEDに設定される輝
度をモニタすることでOLEDの劣化が推定可能とな
る。OLEDの劣化が平均化されていれば、輝度のムラ
の発生を避けることができる。
装置を指し、例えば、携帯電話やPDA(Personal Dig
ital Assistants)、パーソナルコンピュータなどが想
定される。例えば、有機ELディスプレイにおいては、
その光学素子である有機発光ダイオード(Organic Ligh
t Emitting Diode:以下単にOLEDという)は、上述
の通り経時変化により劣化が起き、その原因は通電され
る電流によると考えられている。OLEDが発する光の
輝度は電流に依存するため、OLEDに設定される輝度
を積算し保持しておくなど、各OLEDに設定される輝
度をモニタすることでOLEDの劣化が推定可能とな
る。OLEDの劣化が平均化されていれば、輝度のムラ
の発生を避けることができる。
【0007】一般に、携帯電話の表示画面などでは、特
定の位置に特定の文字や画像が表示されていることが多
く、焼き付きの原因にもなる。従って、表示される文字
や画像の呈示位置、輝度、色調などを変更することでO
LEDの劣化の平均化が実現できる。また、ここで平均
化とは、概ね平均的でありユーザが輝度のムラが認識で
きない程度であればよい。
定の位置に特定の文字や画像が表示されていることが多
く、焼き付きの原因にもなる。従って、表示される文字
や画像の呈示位置、輝度、色調などを変更することでO
LEDの劣化の平均化が実現できる。また、ここで平均
化とは、概ね平均的でありユーザが輝度のムラが認識で
きない程度であればよい。
【0008】またさらに、有機ELディスプレイにおい
てカラー表示をする場合、R(赤)G(緑)B(青)各
色ごとにOLEDの材料が異なり、その劣化の進行速度
が異なる。それにより、表示装置の使用とともに、例え
ば表示画像が緑がかって表示されるといった症状が現れ
るときもある。従って、RGB各色のOLEDの劣化の
程度を平均化する必要がある。
てカラー表示をする場合、R(赤)G(緑)B(青)各
色ごとにOLEDの材料が異なり、その劣化の進行速度
が異なる。それにより、表示装置の使用とともに、例え
ば表示画像が緑がかって表示されるといった症状が現れ
るときもある。従って、RGB各色のOLEDの劣化の
程度を平均化する必要がある。
【0009】本発明の別の態様も表示装置に関する。こ
の装置は、光学素子を備える表示装置において、各光学
素子の劣化の推定量が平均化されるよう表示装置に表示
される表示画像を、その画像の大略を維持しながら変更
する表示変更部を含む。
の装置は、光学素子を備える表示装置において、各光学
素子の劣化の推定量が平均化されるよう表示装置に表示
される表示画像を、その画像の大略を維持しながら変更
する表示変更部を含む。
【0010】また、表示変更部は、前回の変更を起点と
して光学素子の劣化の推定量が所定値に達したとき再度
表示画像を変更してもよい。例えば、光学素子に設定さ
れた輝度の積算値が所定の値を超えたときに表示画像を
変更し、変更が行われた場合は輝度の積算値を初期化し
てもよい。また、表示変更部は、隣接する画素どうしの
輝度の差を積算した値の絶対値が所定値を超えたとき表
示画像を変更してもよい。
して光学素子の劣化の推定量が所定値に達したとき再度
表示画像を変更してもよい。例えば、光学素子に設定さ
れた輝度の積算値が所定の値を超えたときに表示画像を
変更し、変更が行われた場合は輝度の積算値を初期化し
てもよい。また、表示変更部は、隣接する画素どうしの
輝度の差を積算した値の絶対値が所定値を超えたとき表
示画像を変更してもよい。
【0011】つまり、隣り合う画素の輝度の差分をとる
ことで、それら画素の光学素子の劣化の差が推定でき
る。その差分を時間方向に積算することで、積算した期
間における画素の劣化が推定可能となる。
ことで、それら画素の光学素子の劣化の差が推定でき
る。その差分を時間方向に積算することで、積算した期
間における画素の劣化が推定可能となる。
【0012】さらにまた、表示画面の偶数と奇数の行ま
たは列の光学素子の劣化の推定量の差が所定値を超えた
とき表示画像を変更してもよい。つまり、偶数と奇数の
行または列の光学素子に設定された輝度の積算値を比較
して、その差が所定値を超えたときに表示画像を変更す
る。
たは列の光学素子の劣化の推定量の差が所定値を超えた
とき表示画像を変更してもよい。つまり、偶数と奇数の
行または列の光学素子に設定された輝度の積算値を比較
して、その差が所定値を超えたときに表示画像を変更す
る。
【0013】また、以下の二つの条件のときに表示画像
が変化されてもよい。まず、その時点まで偶数と奇数の
行または列の光学素子に設定された輝度の差分を積算す
る。次に表示しようとしている画像の偶数と奇数の行ま
たは列の光学素子に設定される輝度の差分を積算する。
ここで、それぞれ積算結果を正負で判断して光学素子の
劣化が均一となるように表示画像を変更する。また、そ
の時点まで偶数と奇数の行または列の光学素子に設定さ
れた輝度を積算する。次に表示しようとしている画像の
偶数と奇数の行または列の光学素子に設定される輝度を
積算する。ここで、それぞれ積算結果を大小で判断して
光学素子の劣化が均一となるように表示画像を変更す
る。これら二つの条件の場合、表示画像を変更する際の
閾値である所定値を保持しておくメモリを回路に設ける
必要がない。
が変化されてもよい。まず、その時点まで偶数と奇数の
行または列の光学素子に設定された輝度の差分を積算す
る。次に表示しようとしている画像の偶数と奇数の行ま
たは列の光学素子に設定される輝度の差分を積算する。
ここで、それぞれ積算結果を正負で判断して光学素子の
劣化が均一となるように表示画像を変更する。また、そ
の時点まで偶数と奇数の行または列の光学素子に設定さ
れた輝度を積算する。次に表示しようとしている画像の
偶数と奇数の行または列の光学素子に設定される輝度を
積算する。ここで、それぞれ積算結果を大小で判断して
光学素子の劣化が均一となるように表示画像を変更す
る。これら二つの条件の場合、表示画像を変更する際の
閾値である所定値を保持しておくメモリを回路に設ける
必要がない。
【0014】また、表示変更部は、表示装置の電源がオ
ンまたはオフされたとき、その処理の過程において表示
画像を変更してもよい。例えば、ユーザが表示装置を見
ていないときに表示画像が変更されることで、ユーザは
その変更を意識することがなくなる。また、表示変更部
は、表示装置に表示されるアプリケーションが切り替わ
るときに、その切替えの過程において表示画像を変更し
てもよい。
ンまたはオフされたとき、その処理の過程において表示
画像を変更してもよい。例えば、ユーザが表示装置を見
ていないときに表示画像が変更されることで、ユーザは
その変更を意識することがなくなる。また、表示変更部
は、表示装置に表示されるアプリケーションが切り替わ
るときに、その切替えの過程において表示画像を変更し
てもよい。
【0015】また、表示装置の表示画面は開閉式であっ
て、その表示画面の開閉を検知する開閉検知部をさらに
含み、表示変更部は、開閉検知部にて表示画面の開閉が
検知された場合、表示画面を変更してもよい。
て、その表示画面の開閉を検知する開閉検知部をさらに
含み、表示変更部は、開閉検知部にて表示画面の開閉が
検知された場合、表示画面を変更してもよい。
【0016】また、表示変更部は、表示画像の呈示位置
をシフトすることにより、表示画像を変更してもよい
し、光学素子の劣化の推定量に応じ各光学素子に設定さ
れる信号を調整してもよい。例えば上述のように光学素
子に設定された輝度を積算しておくことで、光学素子の
劣化の程度を推定し、例えば、劣化が大きいと推定され
る光学素子には、劣化の推定量に基づき輝度のムラが発
生しないように光学素子に設定する輝度を調整する。
をシフトすることにより、表示画像を変更してもよい
し、光学素子の劣化の推定量に応じ各光学素子に設定さ
れる信号を調整してもよい。例えば上述のように光学素
子に設定された輝度を積算しておくことで、光学素子の
劣化の程度を推定し、例えば、劣化が大きいと推定され
る光学素子には、劣化の推定量に基づき輝度のムラが発
生しないように光学素子に設定する輝度を調整する。
【0017】また、表示変更部は、設定される信号を調
整するときに、信号の値に応じて、当該信号に与えるべ
き補正量を決定してもよい。例えば、光学素子に低輝度
が設定される場合と高輝度が設定される場合に、同じ補
正量が信号に与えられると、低輝度が設定されるときに
表示画像に与える影響が大きくなる可能性がある。従っ
て、低輝度が設定される場合は、信号に与えられる補正
量を減らす処理を行う。
整するときに、信号の値に応じて、当該信号に与えるべ
き補正量を決定してもよい。例えば、光学素子に低輝度
が設定される場合と高輝度が設定される場合に、同じ補
正量が信号に与えられると、低輝度が設定されるときに
表示画像に与える影響が大きくなる可能性がある。従っ
て、低輝度が設定される場合は、信号に与えられる補正
量を減らす処理を行う。
【0018】また、表示変更部は、設定される信号を調
整するときに、周辺の画素の光学素子の劣化の推定量に
基づき、当該信号に与えるべき補正量を決定してもよ
い。
整するときに、周辺の画素の光学素子の劣化の推定量に
基づき、当該信号に与えるべき補正量を決定してもよ
い。
【0019】また、表示変更部は、各光学素子の表示色
を切り替えることにより表示画像を変更してもよいし、
さらに所定の周期で表示色を変換してもよい。上述のよ
うに、輝度の積算値が所定の値に達しており、かつユー
ザから入力が一定期間ない場合など、例えば緑の色の積
算値が少ない場合、表示画像全体を緑にする。また、表
示色の切替えは、画素を構成する各色に対応する光学素
子の輝度比率を徐々に変化させることによってなされて
もよい。
を切り替えることにより表示画像を変更してもよいし、
さらに所定の周期で表示色を変換してもよい。上述のよ
うに、輝度の積算値が所定の値に達しており、かつユー
ザから入力が一定期間ない場合など、例えば緑の色の積
算値が少ない場合、表示画像全体を緑にする。また、表
示色の切替えは、画素を構成する各色に対応する光学素
子の輝度比率を徐々に変化させることによってなされて
もよい。
【0020】また、実際の表示画像の表示に必要される
表示エリアを表示装置において表示可能な有効表示エリ
アより小さく設定し、表示変更部は、表示エリアを有効
表示エリア内でシフトさせてもよい。例えば、表示画面
の画素の構成が縦横105×105画素である場合、実
際に表示する表示エリアは縦横100×100画素と
し、縦横5画素分シフト可能エリアとする。
表示エリアを表示装置において表示可能な有効表示エリ
アより小さく設定し、表示変更部は、表示エリアを有効
表示エリア内でシフトさせてもよい。例えば、表示画面
の画素の構成が縦横105×105画素である場合、実
際に表示する表示エリアは縦横100×100画素と
し、縦横5画素分シフト可能エリアとする。
【0021】光学素子はドットに対応し、画素は複数の
色のドットから構成されており、表示変更部は、1ドッ
ト単位で表示画像をシフトし、本来1画素を構成する光
学素子の組み合わせを変えてもよい。上述のように一般
に、カラー表示装置において、1画素は、RGBの3色
のドットで構成されている。従って、表示画像は、1画
素単位でシフトしてもよいし、1ドット単位でシフトし
てもよい。
色のドットから構成されており、表示変更部は、1ドッ
ト単位で表示画像をシフトし、本来1画素を構成する光
学素子の組み合わせを変えてもよい。上述のように一般
に、カラー表示装置において、1画素は、RGBの3色
のドットで構成されている。従って、表示画像は、1画
素単位でシフトしてもよいし、1ドット単位でシフトし
てもよい。
【0022】また、表示変更部は、シフトされる表示画
像が文字列を含んで構成される場合、本来文字同士が接
触した形で表示されることを避けるために設けられてい
る余白領域を文字列に含まれる任意の文字のシフト可能
範囲としてもよい。一般に、フォントはもともと表示領
域の一方のラインは隣のフォントと接触しないように利
用せず余白領域となっている。例えば縦横16×16画
素のフォントの場合、実際には縦横15×15画素しか
利用されていないので、利用されていない縦横それぞれ
1画素ラインもフォントの表示領域として利用されても
よい。
像が文字列を含んで構成される場合、本来文字同士が接
触した形で表示されることを避けるために設けられてい
る余白領域を文字列に含まれる任意の文字のシフト可能
範囲としてもよい。一般に、フォントはもともと表示領
域の一方のラインは隣のフォントと接触しないように利
用せず余白領域となっている。例えば縦横16×16画
素のフォントの場合、実際には縦横15×15画素しか
利用されていないので、利用されていない縦横それぞれ
1画素ラインもフォントの表示領域として利用されても
よい。
【0023】また、表示変更部は、シフトされる表示画
像が文字列を含んで構成される場合、ユーザがその文字
列を見る際に表示画像を可読性に影響の少ない方向にシ
フトしてもよい。例えば、携帯電話の表示画面で電子メ
ールを見る際に、文字列を水平方向にスクロールさせ
る。
像が文字列を含んで構成される場合、ユーザがその文字
列を見る際に表示画像を可読性に影響の少ない方向にシ
フトしてもよい。例えば、携帯電話の表示画面で電子メ
ールを見る際に、文字列を水平方向にスクロールさせ
る。
【0024】また、表示変更部は、所定期間ユーザから
入力がない場合、表示画像をスクロールしてもよいし、
表示画像をモザイク処理し表示してもよい。また、モザ
イク処理により生成されるブロックの大きさは時間の経
過とともに変化してもよい。
入力がない場合、表示画像をスクロールしてもよいし、
表示画像をモザイク処理し表示してもよい。また、モザ
イク処理により生成されるブロックの大きさは時間の経
過とともに変化してもよい。
【0025】表示変更部は、壁紙として機能する背景画
像を新たに設定する際に光学素子の劣化の程度に応じて
壁紙を設定してもよい。ここで「壁紙を設定する」と
は、新たな壁紙を選択して背景画像として設定する場合
と、従来の壁紙の色を変更し背景画像として設定する場
合の両方をいう。
像を新たに設定する際に光学素子の劣化の程度に応じて
壁紙を設定してもよい。ここで「壁紙を設定する」と
は、新たな壁紙を選択して背景画像として設定する場合
と、従来の壁紙の色を変更し背景画像として設定する場
合の両方をいう。
【0026】つまり、光学素子の推定される劣化の程度
に応じて壁紙の色を変えたり、さらには、赤色の輝度低
下が大きいと推定される場合、緑や青色が多く使用され
ている画像を壁紙とすることで、各色の輝度の低下が平
均化される。また、選択した壁紙のホワイトバランスを
調整して、RGBの各色に対応する光学素子の劣化が均
一になるように、壁紙の色調を変更して表示させる。特
に有機ELディスプレイでは、各色のOLEDの劣化の
進行度合いが異なるため、このような設定は非常に有効
である。
に応じて壁紙の色を変えたり、さらには、赤色の輝度低
下が大きいと推定される場合、緑や青色が多く使用され
ている画像を壁紙とすることで、各色の輝度の低下が平
均化される。また、選択した壁紙のホワイトバランスを
調整して、RGBの各色に対応する光学素子の劣化が均
一になるように、壁紙の色調を変更して表示させる。特
に有機ELディスプレイでは、各色のOLEDの劣化の
進行度合いが異なるため、このような設定は非常に有効
である。
【0027】本発明の別の態様は、表示方法に関する。
この方法は、光学素子を備える表示装置において、光学
素子に設定された輝度情報を蓄積する工程と、蓄積され
た輝度情報に基づき、各光学素子の劣化の推定量が平均
化されるよう表示装置に表示される表示画像を変更する
工程とを含む。
この方法は、光学素子を備える表示装置において、光学
素子に設定された輝度情報を蓄積する工程と、蓄積され
た輝度情報に基づき、各光学素子の劣化の推定量が平均
化されるよう表示装置に表示される表示画像を変更する
工程とを含む。
【0028】本発明のさらに別の態様も表示方法に関す
る。この方法は、光学素子を備える表示装置において、
各光学素子の劣化の推定量が平均化されるよう表示装置
に表示される表示画像を、それ自身の内容の大略を残し
つつ変更する工程とを含む。
る。この方法は、光学素子を備える表示装置において、
各光学素子の劣化の推定量が平均化されるよう表示装置
に表示される表示画像を、それ自身の内容の大略を残し
つつ変更する工程とを含む。
【0029】なお、以上の構成要素の任意の組合せや組
み替え、本発明を方法、コンピュータプログラムなどと
表現したものもまた、本発明の態様として有効である。
み替え、本発明を方法、コンピュータプログラムなどと
表現したものもまた、本発明の態様として有効である。
【0030】
【発明の実施の形態】(前提技術)本発明の説明に先だ
って、本発明の前提技術となる有機ELディスプレイの
構成について説明する。図1は、有機EL表示装置10
の基本構成を示すブロック図である。有機EL表示装置
10は映像ソース入力部20と、有機EL駆動回路30
と、有機ELパネル60から構成されている。
って、本発明の前提技術となる有機ELディスプレイの
構成について説明する。図1は、有機EL表示装置10
の基本構成を示すブロック図である。有機EL表示装置
10は映像ソース入力部20と、有機EL駆動回路30
と、有機ELパネル60から構成されている。
【0031】有機EL駆動回路30は映像ソース入力部
20から入力されたデジタル映像信号に対し各種処理を
施す映像調整部32と、それら処理を施す際に計算を行
うMPU(Micro Processing Unit)34と、処理が施
された映像信号をアナログ信号に変換するDAC(Digi
tal to Analog Converter)部42とを備え、ここでは
図示しないが他に各種タイミング制御信号を生成する制
御信号生成部や実際の処理を行う際のテーブルとして機
能するメモリを備える。
20から入力されたデジタル映像信号に対し各種処理を
施す映像調整部32と、それら処理を施す際に計算を行
うMPU(Micro Processing Unit)34と、処理が施
された映像信号をアナログ信号に変換するDAC(Digi
tal to Analog Converter)部42とを備え、ここでは
図示しないが他に各種タイミング制御信号を生成する制
御信号生成部や実際の処理を行う際のテーブルとして機
能するメモリを備える。
【0032】映像調整部32は明るさを調整するオフセ
ット調整や、コントラストを調整するゲイン調整や、γ
補正されている入力映像信号を、当該有機ELパネルの
電圧−発光輝度(V−T)特性に合わせる調整を行う。
ット調整や、コントラストを調整するゲイン調整や、γ
補正されている入力映像信号を、当該有機ELパネルの
電圧−発光輝度(V−T)特性に合わせる調整を行う。
【0033】以上の構成による動作を簡単に説明する。
映像ソース入力部20からRGBの3種類のR、G、B
デジタル信号R_in、G_in、B_inが映像調整
部32に入力され、映像調整部32でオフセット調整や
ゲイン調整などの映像調整が行われ、DAC部42でデ
ジタル信号が3種類のR、G、Bアナログ信号R_ou
t、G_out、B_outとして有機ELパネル60
に出力される。
映像ソース入力部20からRGBの3種類のR、G、B
デジタル信号R_in、G_in、B_inが映像調整
部32に入力され、映像調整部32でオフセット調整や
ゲイン調整などの映像調整が行われ、DAC部42でデ
ジタル信号が3種類のR、G、Bアナログ信号R_ou
t、G_out、B_outとして有機ELパネル60
に出力される。
【0034】これらの構成は、ハードウェア的には、任
意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで
実現でき、ソフトウェア的にはメモリにロードされた情
報授受機能のあるプログラムなどによって実現できる
が、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロ
ックを描いている。したがって、これらの機能ブロック
がハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またそれらの
組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業
者にとって理解できるところである。以上の前提技術を
もとに実施の形態を以下に説明する。
意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで
実現でき、ソフトウェア的にはメモリにロードされた情
報授受機能のあるプログラムなどによって実現できる
が、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロ
ックを描いている。したがって、これらの機能ブロック
がハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またそれらの
組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業
者にとって理解できるところである。以上の前提技術を
もとに実施の形態を以下に説明する。
【0035】(実施の形態1)実施の形態1では、表示
画面の各ドットを構成するOLEDに設定される輝度を
モニタし、その積算値が所定の条件となったとき表示画
像の一部または全体をシフトし、各ドットに対応するO
LEDに設定される輝度を平均化することで、OLED
の劣化を平均化するものである。
画面の各ドットを構成するOLEDに設定される輝度を
モニタし、その積算値が所定の条件となったとき表示画
像の一部または全体をシフトし、各ドットに対応するO
LEDに設定される輝度を平均化することで、OLED
の劣化を平均化するものである。
【0036】表示画像をシフトするときの、積算値の条
件として、例えば一定期間における輝度の積算値が所
定の値を超えたとき、隣接する画素どうしの輝度の差
の積算値の絶対値が所定の値を超えたとき、偶数列と
奇数列の輝度の積算値を比較して、その積算値の差が所
定の値を超えたときなどが想定できる。
件として、例えば一定期間における輝度の積算値が所
定の値を超えたとき、隣接する画素どうしの輝度の差
の積算値の絶対値が所定の値を超えたとき、偶数列と
奇数列の輝度の積算値を比較して、その積算値の差が所
定の値を超えたときなどが想定できる。
【0037】図2は、縦横9×9画素のある表示エリア
に「0」という文字が表示されており、それが右および
下方向にそれぞれ1画素シフトした状態を示している。
黒塗りで示されている文字がシフト前の文字であり、斜
線で示されている文字がシフト後の文字である。
に「0」という文字が表示されており、それが右および
下方向にそれぞれ1画素シフトした状態を示している。
黒塗りで示されている文字がシフト前の文字であり、斜
線で示されている文字がシフト後の文字である。
【0038】図3は、表示画像が1ドット単位でシフト
した例を示している。図3(a)は、シフト前の初期状
態を、図3(b)は1ドット右にシフトした状態を、さ
らに図3(c)は2ドット右にシフトした状態を示して
いる。初期状態では、画素を構成するドットの色の組合
せは左からRGBの順であるが、例えば1ドット右にシ
フトした状態では、組合せは左からGBRの順となる。
した例を示している。図3(a)は、シフト前の初期状
態を、図3(b)は1ドット右にシフトした状態を、さ
らに図3(c)は2ドット右にシフトした状態を示して
いる。初期状態では、画素を構成するドットの色の組合
せは左からRGBの順であるが、例えば1ドット右にシ
フトした状態では、組合せは左からGBRの順となる。
【0039】図4は、表示画像を表示可能な有効表示エ
リアA1に対し、実際に表示される表示エリアA2を小
さく設定している状態を示している。例えば表示エリア
A2が縦横100×100画素から構成されている場
合、有効表示エリアA1を縦横105×105画素で構
成し、表示エリアA2は縦横に各5画素ずつシフト可能
な領域を持ち、この範囲で表示画像全体がシフトする。
リアA1に対し、実際に表示される表示エリアA2を小
さく設定している状態を示している。例えば表示エリア
A2が縦横100×100画素から構成されている場
合、有効表示エリアA1を縦横105×105画素で構
成し、表示エリアA2は縦横に各5画素ずつシフト可能
な領域を持ち、この範囲で表示画像全体がシフトする。
【0040】図5は、「ア」という文字が縦横8×8画
素の領域に表示されている状態を示している。この領域
の一番上の行と一番右の列の画素は、隣接する文字と接
しないように余白領域として設定されている。この領域
も文字をシフトする際の表示領域として利用される。複
数の文字で文字列が構成されている場合、文字によって
は、例えば1画素上にシフトしたり、右にシフトした
り、全くシフトしなかったりする。これにより表示品位
を大きく損ねることなく、焼き付きを低減することがで
きる。
素の領域に表示されている状態を示している。この領域
の一番上の行と一番右の列の画素は、隣接する文字と接
しないように余白領域として設定されている。この領域
も文字をシフトする際の表示領域として利用される。複
数の文字で文字列が構成されている場合、文字によって
は、例えば1画素上にシフトしたり、右にシフトした
り、全くシフトしなかったりする。これにより表示品位
を大きく損ねることなく、焼き付きを低減することがで
きる。
【0041】上述の表示画像のシフトは、所定の周期で
なされてもよいが、ユーザが表示装置を操作していない
ときや表示画面が大きく変わるときに、表示画像をシフ
トすることでそのシフトをユーザに意識させないことが
できる。
なされてもよいが、ユーザが表示装置を操作していない
ときや表示画面が大きく変わるときに、表示画像をシフ
トすることでそのシフトをユーザに意識させないことが
できる。
【0042】このシフトするタイミングとして、表示
装置のオンオフのときに、表示装置が折畳式携帯電話
のような開閉式の表示装置の場合、その開閉のとき、さ
らには、アプリケーションの切り替えのとき、ユー
ザからの操作が一定期間ないときなどが想定できる。
装置のオンオフのときに、表示装置が折畳式携帯電話
のような開閉式の表示装置の場合、その開閉のとき、さ
らには、アプリケーションの切り替えのとき、ユー
ザからの操作が一定期間ないときなどが想定できる。
【0043】図6は、本実施の形態の有機EL表示装置
100の構成図を示す。基本構成は、図1の従来例で示
した構成と同じであるので、特に本実施の形態に特徴的
な構成を説明する。
100の構成図を示す。基本構成は、図1の従来例で示
した構成と同じであるので、特に本実施の形態に特徴的
な構成を説明する。
【0044】有機EL駆動回路30は、OLEDに設定
される輝度を取得し保持する輝度積算部52と、表示画
像をシフトする上述の積算輝度に関する条件とどのよう
にシフトするかを保持するルックアップテーブル54
と、上述のシフトするタイミングを保持するシフト条件
テーブル56を備え、また映像調整部32は、表示画像
のシフトさせて表示するための処理を行う画像シフト部
50を含む。また、有機EL表示装置100は、表示画
像をシフトするタイミングを検出するモード切替検出部
70を含む。
される輝度を取得し保持する輝度積算部52と、表示画
像をシフトする上述の積算輝度に関する条件とどのよう
にシフトするかを保持するルックアップテーブル54
と、上述のシフトするタイミングを保持するシフト条件
テーブル56を備え、また映像調整部32は、表示画像
のシフトさせて表示するための処理を行う画像シフト部
50を含む。また、有機EL表示装置100は、表示画
像をシフトするタイミングを検出するモード切替検出部
70を含む。
【0045】輝度積算部52は各ドットを構成するOL
EDごとに、それに設定される輝度を積算しその積算値
を保持する。映像ソース入力部20は、輝度積算部52
に保持される積算輝度を参照して、実施の形態2〜4で
示す表示画像のモザイク処理や色調変換を行う映像変換
部58を含む。
EDごとに、それに設定される輝度を積算しその積算値
を保持する。映像ソース入力部20は、輝度積算部52
に保持される積算輝度を参照して、実施の形態2〜4で
示す表示画像のモザイク処理や色調変換を行う映像変換
部58を含む。
【0046】以上の構成による、表示画像のシフトに関
する動作を説明する。モード切替検出部70が、アプリ
ケーションの切り替えなど表示画像をシフトすべきタイ
ミングを検出し、有機EL駆動回路30にそれを伝え
る。つづいて、MPU34はシフト条件テーブル56を
参照し、シフトすべきタイミングである場合、さらに輝
度積算部52に保持されている積算輝度とルックアップ
テーブル54を参照し積算輝度が所定の条件となってい
れば、画像シフト部50に対して表示画像をシフトする
ように指示する。
する動作を説明する。モード切替検出部70が、アプリ
ケーションの切り替えなど表示画像をシフトすべきタイ
ミングを検出し、有機EL駆動回路30にそれを伝え
る。つづいて、MPU34はシフト条件テーブル56を
参照し、シフトすべきタイミングである場合、さらに輝
度積算部52に保持されている積算輝度とルックアップ
テーブル54を参照し積算輝度が所定の条件となってい
れば、画像シフト部50に対して表示画像をシフトする
ように指示する。
【0047】以上、実施の形態1によれば、OLEDに
設定される輝度の積算値に応じて表示画像をシフトする
ことで、特定のOLEDの劣化を防ぐことができ、表示
画面の焼き付きを防止できる。また、表示画面全体のO
LEDの劣化の程度を平均化でき、輝度のムラの発生を
低減できる。
設定される輝度の積算値に応じて表示画像をシフトする
ことで、特定のOLEDの劣化を防ぐことができ、表示
画面の焼き付きを防止できる。また、表示画面全体のO
LEDの劣化の程度を平均化でき、輝度のムラの発生を
低減できる。
【0048】(実施の形態2)実施の形態1では、所定
の条件の下で表示画像は1ドット単位や1画素単位でシ
フトされた。実施の形態2では、ユーザからの操作終了
後、所定の時間経過した場合、表示されている画像の一
部を水平方向または垂直方向にスクロールさせたり、モ
ザイク処理を施す。
の条件の下で表示画像は1ドット単位や1画素単位でシ
フトされた。実施の形態2では、ユーザからの操作終了
後、所定の時間経過した場合、表示されている画像の一
部を水平方向または垂直方向にスクロールさせたり、モ
ザイク処理を施す。
【0049】図7(a)は、初期状態の表示画像を示し
ており白抜きの丸と黒塗りの三角の画像が表示されてい
る。図7(b)は、丸と三角の二つの画像が水平方向に
スクロールした状態を、図7(c)は垂直方向にスクロ
ールした状態を示している。
ており白抜きの丸と黒塗りの三角の画像が表示されてい
る。図7(b)は、丸と三角の二つの画像が水平方向に
スクロールした状態を、図7(c)は垂直方向にスクロ
ールした状態を示している。
【0050】例えば、図7(b)の丸の図形がスクロー
ルする領域A3では、OLEDの劣化はほぼ等しくな
る。従って、水平方向と垂直方向のスクロールを組み合
わせることで、表示画面全体の平均発光輝度を等しくす
ることができる。
ルする領域A3では、OLEDの劣化はほぼ等しくな
る。従って、水平方向と垂直方向のスクロールを組み合
わせることで、表示画面全体の平均発光輝度を等しくす
ることができる。
【0051】図8は、表示画像が、モザイク処理をなさ
れた状態を示している。この処理も、ユーザからの操作
終了後、所定の時間経過したときになされる。図8
(a)は、初期状態の表示画像を示しており、図8
(b)は、モザイク処理がなされた状態を示している。
さらに、時間の経過とともにモザイク処理により生成さ
れるブロックの大きさを変えることで、表示画面の焼き
付きを低減できる。
れた状態を示している。この処理も、ユーザからの操作
終了後、所定の時間経過したときになされる。図8
(a)は、初期状態の表示画像を示しており、図8
(b)は、モザイク処理がなされた状態を示している。
さらに、時間の経過とともにモザイク処理により生成さ
れるブロックの大きさを変えることで、表示画面の焼き
付きを低減できる。
【0052】上述のスクロール処理およびモザイク処理
は、実施の形態1の図5に示した装置の構成で実現可能
である。以上、実施の形態2によれば、実施の形態1と
同様の効果が得られる。
は、実施の形態1の図5に示した装置の構成で実現可能
である。以上、実施の形態2によれば、実施の形態1と
同様の効果が得られる。
【0053】(実施の形態3)実施の形態1および2で
は、表示画像をシフトすることでOLEDの劣化の平均
化や焼き付きの低減を図った。実施の形態3では、各ド
ットに対応するOLEDに設定する信号を補正し、さら
には表示画像の色調を調整することで、RGBの各色の
OLEDの劣化の程度を平均化する。
は、表示画像をシフトすることでOLEDの劣化の平均
化や焼き付きの低減を図った。実施の形態3では、各ド
ットに対応するOLEDに設定する信号を補正し、さら
には表示画像の色調を調整することで、RGBの各色の
OLEDの劣化の程度を平均化する。
【0054】色調を調整する場合、単一の画素のみに着
目して補正を行ってもよいし、また、例えば表示画像を
縦横3×3画素ごとのブロックに分割し、そのブロック
の中でバランスが取れるように補正する。また、そのブ
ロックを時間の経過に従って変化させてもよい。
目して補正を行ってもよいし、また、例えば表示画像を
縦横3×3画素ごとのブロックに分割し、そのブロック
の中でバランスが取れるように補正する。また、そのブ
ロックを時間の経過に従って変化させてもよい。
【0055】また、補正前と補正後の表示画像の色調が
大きく変わってしまう場合には、補正量を調整し、色調
が大きく変わらないようにしてもよい。例えば、RGB
の輝度比率がそれぞれ50%で白く光っている場合、例
えば、Rの輝度比率を49%とし、GやBの輝度比率を
51%で光らせるという補正がなされる。
大きく変わってしまう場合には、補正量を調整し、色調
が大きく変わらないようにしてもよい。例えば、RGB
の輝度比率がそれぞれ50%で白く光っている場合、例
えば、Rの輝度比率を49%とし、GやBの輝度比率を
51%で光らせるという補正がなされる。
【0056】図9は、一定のタイミングで表示色を変化
させ、時間的なRGB各色の発光輝度を平均化させてい
る模式図である。上段は、発光している色を示してお
り、下段は信号振幅を示している。これは、1画素単位
で行われてもよいし、表示画面全体に対して行われても
よい。
させ、時間的なRGB各色の発光輝度を平均化させてい
る模式図である。上段は、発光している色を示してお
り、下段は信号振幅を示している。これは、1画素単位
で行われてもよいし、表示画面全体に対して行われても
よい。
【0057】図9(a)は、RGBの3色のうちRだけ
を表示した状態を示しており、OLEDに設定される信
号振幅は、R以外は0となっている。この状態から一定
期間経過後、例えば図9(b)に示すように、Gのみ発
光させる。ここでは、RGBを個別に発光させている
が、これに限る趣旨ではなく混色発光させてもよい。
を表示した状態を示しており、OLEDに設定される信
号振幅は、R以外は0となっている。この状態から一定
期間経過後、例えば図9(b)に示すように、Gのみ発
光させる。ここでは、RGBを個別に発光させている
が、これに限る趣旨ではなく混色発光させてもよい。
【0058】また、発光させる色を変化させるときに、
図10に示すようにRGBの輝度比率を徐々に変化させ
てもよい。最初は図10(a)のようにRのみが発光し
ており、つづいて図10(b)に示すようにRの信号振
幅が小さくなるとともにGも発光する。さらに時間の経
過とともに、図10(c)に示すようにRGBの3色が
同じ信号振幅で発光する。
図10に示すようにRGBの輝度比率を徐々に変化させ
てもよい。最初は図10(a)のようにRのみが発光し
ており、つづいて図10(b)に示すようにRの信号振
幅が小さくなるとともにGも発光する。さらに時間の経
過とともに、図10(c)に示すようにRGBの3色が
同じ信号振幅で発光する。
【0059】上述の処理を実現するための装置の構成
は、実施の形態1の図6に示した構成により実現可能で
ある。ただし、本実施の形態では、表示画像をシフトす
ることはないので、画像シフト部50は不要となる。
は、実施の形態1の図6に示した構成により実現可能で
ある。ただし、本実施の形態では、表示画像をシフトす
ることはないので、画像シフト部50は不要となる。
【0060】図11は、上述の色調変換の処理の手順を
示すフローチャートである。ユーザの操作終了から一定
時間経過後(S10のY)、または、一定時間経過して
いない場合(S10のN)は、モード切替えがあった場
合(S12のY)、表示画面を構成するOLEDに設定
された輝度の積算値を取得する(S14)。モード切替
えがない場合(S12のN)、S10の処理へ戻る。
示すフローチャートである。ユーザの操作終了から一定
時間経過後(S10のY)、または、一定時間経過して
いない場合(S10のN)は、モード切替えがあった場
合(S12のY)、表示画面を構成するOLEDに設定
された輝度の積算値を取得する(S14)。モード切替
えがない場合(S12のN)、S10の処理へ戻る。
【0061】つづいて、RGBに対応するOLEDの劣
化の程度を考慮する場合(S16のY)、所定の劣化率
を乗算し積算値を補正する(S18)。劣化率を考慮し
ない場合(S16のN)と、S18のステップにおいて
補正がなされた後、輝度の積算結果を反転させ(S2
0)、積算値を表示画面で平坦化するような信号を出力
し(S22)、設定された輝度に応じて反転された積算
結果から減算し(S24)、輝度の積算値を更新する
(S26)。更新した積算値が表示画面で平坦になれば
(S28のY)、この色調変換処理は終了し、平坦でな
ければ(S28のN)、S14からS26のステップを
繰り返す。
化の程度を考慮する場合(S16のY)、所定の劣化率
を乗算し積算値を補正する(S18)。劣化率を考慮し
ない場合(S16のN)と、S18のステップにおいて
補正がなされた後、輝度の積算結果を反転させ(S2
0)、積算値を表示画面で平坦化するような信号を出力
し(S22)、設定された輝度に応じて反転された積算
結果から減算し(S24)、輝度の積算値を更新する
(S26)。更新した積算値が表示画面で平坦になれば
(S28のY)、この色調変換処理は終了し、平坦でな
ければ(S28のN)、S14からS26のステップを
繰り返す。
【0062】S20とS24のステップにおいて、積算
値を反転させて、設定された輝度の減じたが、これに限
らず、積算値の最大値を求め、設定された輝度を加算し
て積算値が平坦になるように処理がなされてもよい。
値を反転させて、設定された輝度の減じたが、これに限
らず、積算値の最大値を求め、設定された輝度を加算し
て積算値が平坦になるように処理がなされてもよい。
【0063】図12は、OLEDに設定された輝度の積
算値に応じて、表示画像の補整を行う手順を示したフロ
ーチャートである。まず、輝度の積算値を取得し(S5
0)、RGBに対応するOLEDの劣化の程度を考慮す
る場合(S52のY)、所定の劣化率を乗算し積算値を
補正する(S54)。
算値に応じて、表示画像の補整を行う手順を示したフロ
ーチャートである。まず、輝度の積算値を取得し(S5
0)、RGBに対応するOLEDの劣化の程度を考慮す
る場合(S52のY)、所定の劣化率を乗算し積算値を
補正する(S54)。
【0064】劣化率を考慮しない場合(S52のN)
と、S54のステップにおいて補正がなされた後、積算
値が表示画面で平坦かどうか確認し、平坦であれば(S
56のY)入力された信号をそのまま出力し(S6
2)、平坦でない場合(S56のN)、輝度ムラが発生
しないように、各OLEDに設定される輝度のゲインを
調整し(S58)、補正された信号を出力する(S6
0)。
と、S54のステップにおいて補正がなされた後、積算
値が表示画面で平坦かどうか確認し、平坦であれば(S
56のY)入力された信号をそのまま出力し(S6
2)、平坦でない場合(S56のN)、輝度ムラが発生
しないように、各OLEDに設定される輝度のゲインを
調整し(S58)、補正された信号を出力する(S6
0)。
【0065】S60またはS62のステップで信号が出
力された後に、設定された輝度を反映させ積算値を更新
する(S64)。つづいて、この補正処理を継続する場
合、(S66のY)、S50からS64のステップを繰
り返し、継続しない場合(S66のN)、補正処理を終
了する。
力された後に、設定された輝度を反映させ積算値を更新
する(S64)。つづいて、この補正処理を継続する場
合、(S66のY)、S50からS64のステップを繰
り返し、継続しない場合(S66のN)、補正処理を終
了する。
【0066】S58のステップにおいて信号を補正する
際に、信号を乗算することでゲインの調整を行ったが、
これに限らず、信号の加算や減算の処理を行ってもよ
い。以上、実施の形態3によれば、実施の形態1、2と
同様の効果が得られるとともに、輝度のムラを考慮した
表示画像の補正が可能となる。
際に、信号を乗算することでゲインの調整を行ったが、
これに限らず、信号の加算や減算の処理を行ってもよ
い。以上、実施の形態3によれば、実施の形態1、2と
同様の効果が得られるとともに、輝度のムラを考慮した
表示画像の補正が可能となる。
【0067】(実施の形態4)本実施の形態では、壁紙
として機能する背景画像を新たに設定するときに表示画
面の各ドットのOLEDの劣化の程度に応じて、壁紙の
色調変換を行う。この色調変換は、OLEDの劣化によ
る輝度ムラを解消するためになされてもよいし、OLE
Dの劣化の程度を平均化するためになされてもよい。例
えば、表示画面全体で、RのOLEDの劣化の程度が大
きいと推定される場合、ほかのGやBの色の比率を上げ
て壁紙を設定する。
として機能する背景画像を新たに設定するときに表示画
面の各ドットのOLEDの劣化の程度に応じて、壁紙の
色調変換を行う。この色調変換は、OLEDの劣化によ
る輝度ムラを解消するためになされてもよいし、OLE
Dの劣化の程度を平均化するためになされてもよい。例
えば、表示画面全体で、RのOLEDの劣化の程度が大
きいと推定される場合、ほかのGやBの色の比率を上げ
て壁紙を設定する。
【0068】本実施の形態を実現する装置も、実施の形
態1の図6に示した有機EL表示装置100で実現可能
である。以上、実施の形態4によれば、実施の形態3と
同様の効果が得られる。
態1の図6に示した有機EL表示装置100で実現可能
である。以上、実施の形態4によれば、実施の形態3と
同様の効果が得られる。
【0069】以上、本発明を実施の形態をもとに説明し
た。この実施の形態は例示であり、それら各構成要素や
各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこ
と、またそうした変形例も本発明の範囲であることは当
業者に理解されるところである。そうした変形例を挙げ
る。
た。この実施の形態は例示であり、それら各構成要素や
各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこ
と、またそうした変形例も本発明の範囲であることは当
業者に理解されるところである。そうした変形例を挙げ
る。
【0070】実施の形態では、表示画像のシフトを行う
画像シフト部50を映像調整部32に設けて行ったが、
これに限らず、映像ソース入力部20に設けて有機EL
駆動回路30に入力される表示画像を変更してもよい。
画像シフト部50を映像調整部32に設けて行ったが、
これに限らず、映像ソース入力部20に設けて有機EL
駆動回路30に入力される表示画像を変更してもよい。
【0071】実施の形態では、表示画像をシフトする際
の、輝度の積算値の条件を上述の3種類としたが、これ
に限る趣旨ではない。例えば、その時点まで偶数と奇数
の列の光学素子に設定された輝度の差分を積算する。次
に表示しようとしている画像の偶数と奇数の列のOLE
Dに設定される輝度の差分を積算する。ここで、それぞ
れ積算結果を正負で判断してOLEDの劣化が均一とな
るように表示画像を変更する。また、その時点まで偶数
と奇数の列のOLEDに設定された輝度を積算する。次
に表示しようとしている画像の偶数と奇数の列のOLE
Dに設定される輝度を積算する。その後、それぞれ積算
結果を大小で判断してOLEDの劣化が均一となるよう
に表示画像を変更する。ここで、偶数列と奇数列のOL
EDに設定される輝度を比較したが、偶数行と奇数行の
OLEDに設定される輝度を比較してもよい。
の、輝度の積算値の条件を上述の3種類としたが、これ
に限る趣旨ではない。例えば、その時点まで偶数と奇数
の列の光学素子に設定された輝度の差分を積算する。次
に表示しようとしている画像の偶数と奇数の列のOLE
Dに設定される輝度の差分を積算する。ここで、それぞ
れ積算結果を正負で判断してOLEDの劣化が均一とな
るように表示画像を変更する。また、その時点まで偶数
と奇数の列のOLEDに設定された輝度を積算する。次
に表示しようとしている画像の偶数と奇数の列のOLE
Dに設定される輝度を積算する。その後、それぞれ積算
結果を大小で判断してOLEDの劣化が均一となるよう
に表示画像を変更する。ここで、偶数列と奇数列のOL
EDに設定される輝度を比較したが、偶数行と奇数行の
OLEDに設定される輝度を比較してもよい。
【0072】
【発明の効果】表示装置の表示品位の悪化を抑制でき
る。特に、一画面における輝度のムラや、ホワイトバラ
ンスのずれを改善できる。また、別の観点では、画面の
焼き付きを防止できる。
る。特に、一画面における輝度のムラや、ホワイトバラ
ンスのずれを改善できる。また、別の観点では、画面の
焼き付きを防止できる。
【図1】 有機EL表示装置の基本構成図である。
【図2】 文字がシフトされて表示された状態を示した
図である。
図である。
【図3】 画像のシフトの方法とシフトされたときの画
素を構成するドットの変化を示した図である。
素を構成するドットの変化を示した図である。
【図4】 表示エリアと有効表示エリアの関係を示した
図である。
図である。
【図5】 1フォントの表示領域を示した図である。
【図6】 実施の形態に係る有機EL表示装置の構成図
である。
である。
【図7】 表示画像をスクロールさせた状態を示した図
である。
である。
【図8】 表示画像をモザイク処理した状態を示した図
である。
である。
【図9】 一定タイミングで表示画像の表示色を変化さ
せた状態を示した図である。
せた状態を示した図である。
【図10】 表示画像の表示色を変化させる際にRGB
の輝度比率を徐々に変化させる状態を示した図である。
の輝度比率を徐々に変化させる状態を示した図である。
【図11】 OLEDの劣化の程度を平均化するために
表示色を変更する手順を示したフローチャートである。
表示色を変更する手順を示したフローチャートである。
【図12】 OLEDの劣化の程度に応じて表示画像に
対して補正を行う際の処理手順を示したフローチャート
である。
対して補正を行う際の処理手順を示したフローチャート
である。
20 映像ソース入力部、 30 有機EL駆動回路、
32 映像調整部、50 画像シフト部、 52 輝
度積算部、 54 ルックアップテーブル、56 シフ
ト条件テーブル、 58 映像変換部、70 モード切
替検出部、100 有機EL表示装置。
32 映像調整部、50 画像シフト部、 52 輝
度積算部、 54 ルックアップテーブル、56 シフ
ト条件テーブル、 58 映像変換部、70 モード切
替検出部、100 有機EL表示装置。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
G09G 3/20 660 G09G 3/20 660B
660D
660E
660J
660N
660Q
670 670J
H05B 33/14 H05B 33/14 A
(72)発明者 村田 治彦
大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三
洋電機株式会社内
(72)発明者 森 幸夫
大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三
洋電機株式会社内
(72)発明者 山下 敦弘
大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三
洋電機株式会社内
(72)発明者 棚瀬 晋
大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三
洋電機株式会社内
(72)発明者 井上 益孝
大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三
洋電機株式会社内
(72)発明者 郷矢 浩之
大阪府大東市三洋町1番1号 三洋テレコ
ミュニケーションズ株式会社内
(72)発明者 藪川 孝
大阪府大東市三洋町1番1号 三洋テレコ
ミュニケーションズ株式会社内
Fターム(参考) 3K007 AB11 AB17 DB03 GA04
5C080 AA06 DD05 DD29 EE22 EE26
EE29 EE30 GG12 HH11 JJ01
JJ02 JJ07 KK07 KK47
Claims (23)
- 【請求項1】 光学素子を備える表示装置において、 前記光学素子に設定された輝度情報を蓄積する輝度情報
蓄積部と、 蓄積された輝度情報に基づき、各光学素子の劣化の推定
量が平均化されるよう前記表示装置に表示される表示画
像を変更する表示変更部と、 を含むことを特徴とする表示装置。 - 【請求項2】 光学素子を備える表示装置において、 各光学素子の劣化の推定量が平均化されるよう前記表示
装置に表示される表示画像を、その画像の大略を維持し
ながら変更する表示変更部を含むことを特徴とする表示
装置。 - 【請求項3】 前記表示変更部は、前回の変更を起点と
して前記光学素子の劣化の推定量が所定値に達したとき
再度表示画像を変更することを特徴とする請求項1また
は2に記載の表示装置。 - 【請求項4】 前記表示変更部は、隣接する画素どうし
の輝度の差を積算した値の絶対値が所定値を超えたとき
前記表示画像を変更することを特徴とする特徴とする請
求項1または2に記載の表示装置。 - 【請求項5】 前記表示変更部は、偶数と奇数の行また
は列の光学素子の劣化の推定量の差が所定値を超えたと
き前記表示画像を変更することを特徴とする請求項1ま
たは2に記載の表示装置。 - 【請求項6】 前記表示変更部は、前記表示装置の電源
がオンまたはオフされたとき、その処理の過程において
表示画像を変更することを特徴とする請求項1から5の
いずれかに記載の表示装置。 - 【請求項7】 前記表示変更部は、前記表示装置に表示
されるアプリケーションが切り替わるとき、その切替え
の過程において前記表示画像を変更することを特徴とす
る請求項1から5のいずれかに記載の表示装置。 - 【請求項8】 前記表示装置の表示画面は開閉式であっ
て、 その表示画面の開閉を検知する開閉検知部をさらに含
み、 前記表示変更部は、前記開閉検知部にて表示画面の開閉
が検知された場合、表示画面を変更することを特徴とす
る請求項1から5のいずれかに記載の表示装置。 - 【請求項9】 前記表示変更部は、前記表示画像の呈示
位置をシフトすることにより表示画像を変更することを
特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の表示装
置。 - 【請求項10】 前記表示変更部は、前記光学素子の劣
化の推定量に応じ各光学素子に設定される信号を調整す
ることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の
表示装置。 - 【請求項11】 前記表示変更部は、前記設定される信
号を調整するときに、前記信号の値に応じて、当該信号
に与えるべき補正量を決定することを特徴とする請求項
10に記載の表示装置。 - 【請求項12】 前記表示変更部は、前記設定される信
号を調整するときに、周辺の画素の光学素子の劣化の推
定量に基づき、当該信号に与えるべき補正量を決定する
ことを特徴とする請求項10または11に記載の表示装
置。 - 【請求項13】 前記表示変更部は、各光学素子の表示
色を切り替えることにより表示画像を変更することを特
徴とする請求項1から8のいずれかに記載の表示装置。 - 【請求項14】 前記表示色の切り替えは、画素を構成
する各色に対応する光学素子の輝度比率を徐々に変化さ
せることによって表示画像を変更することを特徴とする
請求項13に記載の表示装置。 - 【請求項15】 実際の表示画像の表示に必要される表
示エリアを前記表示装置において表示可能な有効表示エ
リアより小さく設定し、 前記表示変更部は、前記表示エリアを前記有効表示エリ
ア内でシフトさせることを特徴とする請求項9に記載の
表示装置。 - 【請求項16】 光学素子はドットに対応し、画素は複
数の色のドットから構成されており、 前記表示変更部は、ドット単位で前記表示画像をシフト
し、本来1画素を構成する光学素子の組み合わせを変え
ることを特徴とする請求項9に記載の表示装置。 - 【請求項17】 前記表示変更部は、前記シフトされる
表示画像が文字列を含んで構成される場合、本来文字同
士が接触した形で表示されることを避けるために設けら
れている余白領域を前記文字列に含まれる任意の文字の
シフト可能範囲とすることを特徴とする請求項9に記載
の表示装置。 - 【請求項18】 前記表示変更部は、前記シフトされる
表示画像が文字列を含んで構成される場合、ユーザがそ
の文字列を見る際に前記表示画像を可読性に影響の少な
い方向にシフトすることを特徴とする請求項9に記載の
表示装置。 - 【請求項19】 前記表示変更部は、所定期間ユーザか
ら入力がない場合、前記表示画像をスクロールすること
を特徴とする請求項9に記載の表示装置。 - 【請求項20】 前記表示変更部は、所定期間ユーザか
ら入力がない場合、前記表示画像をモザイク処理して表
示することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記
載の表示装置。 - 【請求項21】 前記表示変更部は、壁紙として機能す
る背景画像を新たに設定する際に前記光学素子の劣化の
程度に応じて前記壁紙を選択することを特徴とする請求
項1から5のいずれかに記載の表示装置。 - 【請求項22】 光学素子を備える表示装置において、 前記光学素子に設定された輝度情報を蓄積する工程と、 蓄積された輝度情報に基づき、各光学素子の劣化の推定
量が平均化されるよう前記表示装置に表示される表示画
像を変更する工程と、 を含むことを特徴とする表示方法。 - 【請求項23】 光学素子を備える表示装置において、 各光学素子の劣化の推定量が平均化されるよう前記表示
装置に表示される表示画像を、それ自身の内容の大略を
残しつつ変更する工程を含むことを特徴とする表示方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002062001A JP2003263131A (ja) | 2002-03-07 | 2002-03-07 | 表示装置および表示方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002062001A JP2003263131A (ja) | 2002-03-07 | 2002-03-07 | 表示装置および表示方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003263131A true JP2003263131A (ja) | 2003-09-19 |
Family
ID=29195994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002062001A Pending JP2003263131A (ja) | 2002-03-07 | 2002-03-07 | 表示装置および表示方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003263131A (ja) |
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005236521A (ja) * | 2004-02-18 | 2005-09-02 | Sanyo Electric Co Ltd | ディジタル放送受信装置 |
JP2006047617A (ja) * | 2004-08-04 | 2006-02-16 | Hitachi Displays Ltd | エレクトロルミネセンス表示装置およびその駆動方法 |
JP2006201627A (ja) * | 2005-01-21 | 2006-08-03 | Sony Corp | 焼き付き現象補正方法、自発光装置、焼き付き現象補正装置及びプログラム |
JP2007034075A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-02-08 | Kyocera Corp | 表示装置及び表示制御方法 |
JP2007079543A (ja) * | 2005-09-13 | 2007-03-29 | Lg Electron Inc | 表示素子及びその駆動方法 |
JP2007178481A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Kyocera Corp | 表示装置及び表示方法 |
JP2007240804A (ja) * | 2006-03-08 | 2007-09-20 | Sony Corp | 自発光表示装置、電子機器、焼き付き補正装置及びプログラム |
JP2007286296A (ja) * | 2006-04-17 | 2007-11-01 | Sony Corp | メニュー画面表示制御装置、自発光表示装置及びプログラム |
JP2008216874A (ja) * | 2007-03-07 | 2008-09-18 | Hitachi Displays Ltd | 有機el表示装置 |
JP2009251273A (ja) * | 2008-04-07 | 2009-10-29 | Lenovo Singapore Pte Ltd | マルチディスプレイ方式のコンピュータ・システム |
JP2017090790A (ja) * | 2015-11-16 | 2017-05-25 | 池上通信機株式会社 | 映像表示装置の焼き付き防止方法及び映像表示装置の焼き付き防止回路 |
US9747829B2 (en) | 2013-03-27 | 2017-08-29 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Display device |
JP2020173315A (ja) * | 2019-04-09 | 2020-10-22 | 株式会社デンソー | 表示装置 |
CN112150957A (zh) * | 2019-06-27 | 2020-12-29 | 乐金显示有限公司 | 显示控制装置和控制显示装置的方法 |
WO2022003857A1 (ja) * | 2020-07-01 | 2022-01-06 | 三菱電機株式会社 | Led表示装置、led表示システムおよびled表示装置の表示方法 |
US11263983B2 (en) | 2018-08-22 | 2022-03-01 | Japan Display Inc. | Display device and display method that displays an image by decreasing and increasing pixel luminance |
-
2002
- 2002-03-07 JP JP2002062001A patent/JP2003263131A/ja active Pending
Cited By (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4565856B2 (ja) * | 2004-02-18 | 2010-10-20 | 三洋電機株式会社 | ディジタル放送受信装置 |
JP2005236521A (ja) * | 2004-02-18 | 2005-09-02 | Sanyo Electric Co Ltd | ディジタル放送受信装置 |
JP2006047617A (ja) * | 2004-08-04 | 2006-02-16 | Hitachi Displays Ltd | エレクトロルミネセンス表示装置およびその駆動方法 |
JP2006201627A (ja) * | 2005-01-21 | 2006-08-03 | Sony Corp | 焼き付き現象補正方法、自発光装置、焼き付き現象補正装置及びプログラム |
JP2007034075A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-02-08 | Kyocera Corp | 表示装置及び表示制御方法 |
JP2007079543A (ja) * | 2005-09-13 | 2007-03-29 | Lg Electron Inc | 表示素子及びその駆動方法 |
JP2007178481A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Kyocera Corp | 表示装置及び表示方法 |
JP2007240804A (ja) * | 2006-03-08 | 2007-09-20 | Sony Corp | 自発光表示装置、電子機器、焼き付き補正装置及びプログラム |
JP2007286296A (ja) * | 2006-04-17 | 2007-11-01 | Sony Corp | メニュー画面表示制御装置、自発光表示装置及びプログラム |
JP2008216874A (ja) * | 2007-03-07 | 2008-09-18 | Hitachi Displays Ltd | 有機el表示装置 |
JP2009251273A (ja) * | 2008-04-07 | 2009-10-29 | Lenovo Singapore Pte Ltd | マルチディスプレイ方式のコンピュータ・システム |
US9747829B2 (en) | 2013-03-27 | 2017-08-29 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Display device |
JP2017090790A (ja) * | 2015-11-16 | 2017-05-25 | 池上通信機株式会社 | 映像表示装置の焼き付き防止方法及び映像表示装置の焼き付き防止回路 |
US11263983B2 (en) | 2018-08-22 | 2022-03-01 | Japan Display Inc. | Display device and display method that displays an image by decreasing and increasing pixel luminance |
JP2020173315A (ja) * | 2019-04-09 | 2020-10-22 | 株式会社デンソー | 表示装置 |
JP7131468B2 (ja) | 2019-04-09 | 2022-09-06 | 株式会社デンソー | 表示装置 |
CN112150957A (zh) * | 2019-06-27 | 2020-12-29 | 乐金显示有限公司 | 显示控制装置和控制显示装置的方法 |
CN112150957B (zh) * | 2019-06-27 | 2024-02-02 | 乐金显示有限公司 | 显示控制装置和控制显示装置的方法 |
WO2022003857A1 (ja) * | 2020-07-01 | 2022-01-06 | 三菱電機株式会社 | Led表示装置、led表示システムおよびled表示装置の表示方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4346669B2 (ja) | 携帯端末機 | |
JP2003263131A (ja) | 表示装置および表示方法 | |
US9183797B2 (en) | Display device and control method for display device | |
CN112951161B (zh) | 显示面板的驱动方法及显示装置 | |
JP2007047791A (ja) | 平板表示装置および平板表示装置の制御方法 | |
US8228319B2 (en) | Display device and controller driver for improved FRC technique | |
JP2008292649A (ja) | 画像表示装置 | |
WO2021190032A1 (zh) | 亮度调节方法、亮度调节装置及oled显示器 | |
JP2007178837A (ja) | 有機elディスプレイ装置 | |
CN111341278A (zh) | 图像数据的过驱动处理方法及其过驱动装置 | |
JP2003228330A (ja) | 表示装置 | |
JP2006047617A (ja) | エレクトロルミネセンス表示装置およびその駆動方法 | |
WO2024093586A1 (zh) | 图像显示方法、ddic芯片、显示屏模组及终端 | |
JP2006195306A (ja) | 発光素子の駆動方法、発光素子の駆動装置、表示装置 | |
JP2011227117A (ja) | 画像処理装置、表示システム、電子機器及び画像処理方法 | |
JP4887598B2 (ja) | 表示装置及び表示方法 | |
KR20070030514A (ko) | 유기 전계 발광 소자 및 그 구동방법 | |
JP2008117713A (ja) | バックライト装置及び映像表示装置 | |
JP6119185B2 (ja) | 画像データ処理回路及び電子機器 | |
JP4569107B2 (ja) | 表示装置及び表示装置の駆動方法 | |
KR100667079B1 (ko) | 자동 휘도 조절 유기 전계발광 표시장치 | |
JP2009053436A (ja) | デジタル表示装置の駆動装置 | |
JP4969868B2 (ja) | 自発光ディスプレイの画像表示方法および画像表示装置 | |
KR100667086B1 (ko) | 자동전류제한 동작을 선택적으로 수행하는유기전계발광장치 | |
JP5957675B2 (ja) | 自発光表示装置、自発光表示装置の制御方法及びコンピュータプログラム |