JP7131468B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、有機発光ダイオード(OLED)を有してなる表示装置に関する。
近年、ディスプレイ分野においては様々な表示装置の開発が進んでおり、自発光素子であるOLEDを用いた表示装置は、表示品位を高くできるため、特に精緻なグラフィック表示を行う用途では有望視されている。このOLEDは、連続して発光させると、その発光時間に応じて発光効率が低下し、同一駆動条件であっても発光輝度が低下する特性があり、発光輝度が大きいほど、すなわち駆動電流値が大きいほど、その特性低下の度合いが大きくなる。
ここで、表示装置では、表示部に様々な映像などが表示され、表示部を構成する画素ごとに駆動履歴が異なるのが通常である。そのため、自発光素子により構成された画素ごとに発光特性の低下度合いがばらつき、使用頻度の高い画素が、使用頻度の低い画素よりも劣化が進行して同一の駆動条件であっても輝度差が生じることで焼きついて見える、いわゆる焼きつきが生じてしまう。
このOLEDの焼きつきを抑制する構成とされた表示装置としては、例えば特許文献1に記載のものが挙げられる。この表示装置は、OLEDからなる複数の画素が二次元状に配列され、各種映像を表示する表示パネルと、複数の画素のうち所定のものを選択して駆動する駆動部と、映像の表示位置を制御する制御部とを有してなる。この表示装置は、制御部が、表示パネルにおける映像全体の表示位置を所定の時間間隔で所定の距離だけ移動させる制御、すなわちウォブリングを行う。これにより、各画素間の累積駆動時間のバラツキを低減させることができ、焼きつきを抑制する。
特開2007-304318号公報
しかしながら、ウォブリングによる映像の移動距離は、大きいほど各画素間の累積駆動時間のバラツキを低減でき、焼きつき抑制の効果が大きくなるものの、大きくされ過ぎるとユーザが違和感を覚えるため、所定の範囲内に限定される必要がある。これにより、従来のウォブリングを行う表示装置では、焼きつきの低減が不十分となるおそれがある。
本発明は、上記の点に鑑み、映像を移動させる際にユーザに違和感を覚えさせることなく、OLEDを有してなる表示パネルでの焼きつきを従来よりも低減できる表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の表示装置は、自発光素子を有してなる複数の画素を備える表示パネル(1)と、所定の移動開始条件を満たす場合に、表示パネルを移動させる制御、および表示パネルに表示される映像の表示位置を変更する制御を行う移動制御部(2)と、移動制御部から所定の信号が出力された場合に、表示パネルを所定の移動量で所定の方向に移動させるパネル移動部(3)と、表示パネルの映像表示面の一部を露出させる開口部(51)を有する額縁部(5)とを備え、表示パネルは1つであり、移動制御部は、所定の移動開始条件を満たす場合に、所定の移動信号を出力する移動決定部(21)と、表示パネルを額縁部に対して相対移動させる場合に、表示パネルに表示される映像を表示パネルの移動方向とは逆の方向に所定の移動量だけ移動させ、映像表示面のうち開口部の内側に位置する領域(11)に表示させる処理を行う映像移動部(23)とを有してなる。
これにより、自発光素子を有してなる複数の画素を備える表示パネルが、所定の移動開始条件を満たす場合に所定の方向に所定量だけ移動し、当該移動に合わせて表示される映像が略同一の移動量だけ表示パネルとは逆方向に移動する構成の表示装置となる。この表示装置は、従来のウォブリング制御と異なり、見かけ上の映像の表示位置が変わらないため、表示パネル1を大きく移動でき、映像表示に使用される画素群がより広範囲となる。そのため、この表示装置は、複数の画素間の累積駆動時間のバラツキが抑制され、従来よりも焼きつきが分散して低減すると共に、ユーザに映像移動における違和感を覚えさせない構成となる。
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態の表示装置の構成例を示すブロック図である。 表示パネルとこれを覆う額縁部、および表示パネルの第1領域および第2領域を示す平面図である。 表示パネル、台座およびパネル移動部の一例を示す図である。 図1の表示装置で実行される処理動作の一例を示すフローチャートである。 従来の表示装置におけるウォブリングについて示す平面図である。 図5Aのウォブリング有無による焼きつきの変化について示す平面図である。 図1の表示装置にて、移動前後の表示パネルおよび映像と、パネル移動後の表示パネルにてその移動前に映像表示に用いられていた画素群とを示す平面図である。 表示パネルの移動の有無による焼きつきの変化について示す平面図である。 表示パネル、台座およびパネル移動部の変形例を示す図である。 台座およびパネル移動部の他の変形例を示す図である。 第2実施形態の表示装置の構成例を示すブロック図である。 図9の表示装置で実行される処理動作の一例を示すフローチャートである。 第3実施形態の表示装置の構成例を示すブロック図である。 図12の表示装置で実行される処理動作の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態の表示装置の変形例を示すブロック図である。 第2実施形態の表示装置の変形例を示すブロック図である。 第3実施形態の表示装置の変形例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
第1実施形態の表示装置S1について、図1~図8を参照して説明する。図2では、額縁部5に外周部分を隠されることで、ユーザが視認できない表示パネル1の外郭を破線で示している。図3では、後述する略円筒形状の台座4に取り付けられた表示パネル1を、台座4の外周面のなす円の中心を通る軸方向から見た様子を示すと共に、見易くするため、後述の額縁部5を省略している。
本実施形態の表示装置S1は、例えば、自動車等の車両に搭載され、スピードメータ等の各種メータを表示するメータ表示装置に適用されると好適であるが、勿論、メータ表示装置や車載用途に限られず、他の表示装置としても採用され得る。
表示装置S1は、図1に示すように、各種映像が表示される表示パネル1と、移動制御部2と、パネル移動部3とを備え、必要に応じて、パネル移動部3により表示パネル1が移動可能な構成とされている。表示装置S1は、移動制御部2により、表示パネル1の移動と共に、表示パネル1に表示されている映像も当該移動とは逆方向に表示パネル1の移動分だけ移動する制御がなされ、ユーザ視点で移動前後において映像の位置が変化しない構成とされる。
表示パネル1は、例えば、可撓性のある任意の樹脂材料によりなるフィルム上に、自発光素子としてOLEDとその駆動用の薄膜トランジスタ(TFT)とにより構成された、不図示の複数の画素を有してなるOLEDフィルムとされる。表示パネル1は、所定の曲率で曲げられることが可能なガラス基板上に、OLEDおよびTFTが形成された構成のOLEDガラスであってもよい。
なお、OLEDフィルムもしくはOLEDガラスとされた表示パネル1は、「有機ELディスプレイ」と称され得る。OLEDは、例えば、一対の電極間に、正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層、電子注入層などが順次積層されてなり、電圧を印加することで発光する構成とされる。TFTは、ゲート電極、ゲート絶縁層、半導体層、ソース電極およびドレイン電極を備え、ゲート電極の電圧調整により電流のオンオフを制御可能な素子であり、OLEDの駆動制御などに用いられる。OLEDやTFT並びにOLEDフィルムもしくはOLEDガラスの構成やこれらの材料などについては、公知であるため、本明細書ではそれらの詳細の説明を省略する。また、OLEDの構成については上記した例に限られず、任意の構成が採用され得る。
表示パネル1は、不図示の他の電子装置等からの映像信号を受信した映像出力部25から出力された出力信号に基づいて、各種の映像を表示すると共に、必要に応じて、後述するパネル移動部3の作動により移動する。
表示パネル1は、例えば図2に示すように、映像表示面のうち外縁部分を含む一部の領域が、開口部51を有する額縁部5により隠されており、ユーザが映像表示面のうち開口部51に位置する所定の領域のみを視認できる状態となっている。
以下、説明の便宜上、表示パネル1のうち開口部51の内側に位置し、ユーザが視認できる領域を「第1領域11」と称し、開口部51の外側に位置し、ユーザが視認できない領域を「第2領域12」と称する。この第1領域11および第2領域12に位置する画素群は、表示パネル1と額縁部5の開口部51との相対位置により決まり、表示パネル1の位置に応じて変わる。
表示パネル1は、本実施形態では、例えば図3に示すように、台座4に曲面形状で保持されており、パネル移動部3により台座4が回転すると、台座4と共に移動する。表示パネル1は、パネル移動部3により移動する場合には、後述する映像移動部23が作動し、表示される映像の位置が当該移動前後においてユーザ視点で変化しない構成とされている。この詳細については、後述する。
台座4は、図3に示すように、例えば略円筒形状とされ、外周面に表示パネル1が任意の方法で取り付けられる。台座4は、その内側に、内周面と向き合うパネル移動部3が配置されており、内周面の一部が歯車状とされた歯車部41を備える。台座4は、内周面の歯車部41と噛み合う歯車部31を有するパネル移動部3が回転すると、これに連動して回転することで取り付けられた表示パネル1を移動させる。
以下、説明の便宜上、初期段階における表示パネル1の位置を「初期パネル位置」と称し、初期パネル位置に対して現状の表示パネル1の位置を「現パネル位置」と称し、初期段階の表示パネル1に表示される映像の位置を「初期映像位置」と称する。ここでいう「初期段階」とは、例えば、表示パネル1が一度も移動していない段階をいう。
パネル移動部3は、例えば、台座4よりも径が小さい歯車形状とされ、その歯が台座4の歯車部41の一部と噛み合うように、台座4の内側に配置される。パネル移動部3は、時計回りおよび反時計回りのいずれの向きにも回転可能であり、移動制御部2から所定の信号が出力された場合に、所定の量だけ回転する。パネル移動部3は、その回転量および回転方向が、台座4の位置(すなわち表示パネル1の位置)と関連付けされると共に、回転量および回転方向が移動制御部2により制御されており、表示パネル1の位置制御に用いられる。なお、パネル移動部3は、歯車形状とされた場合における歯の形状や数等については、適宜変更されてもよい。
移動制御部2は、例えば、表示パネル1を駆動するための駆動回路を備える不図示の基板上に、不図示の、ROMやRAM等の記憶媒体、およびCPU等が搭載されてなる電子制御ユニットとされる。移動制御部2は、例えば、図1に示すように、移動決定部21と、移動指示部22と、映像移動部23と、記憶部24と、映像出力部25とを有してなり、不図示のCPUが記憶部24に予め格納された各種プログラムを読み込んで実行する構成とされる。移動制御部2は、本実施形態では、所定の移動開始条件を満たした場合には、表示パネル1を移動させるための移動信号を出力すると共に、表示パネル1の移動前後において映像の位置が見かけ上移動しないように、映像信号の補正を行う構成とされる。言い換えると、移動制御部2は、所定の移動開始条件を満たす場合には、表示パネル1を移動させる制御、および当該表示パネル1に表示される映像の表示位置を変更する制御を行う。
移動決定部21は、例えば、記憶部24に格納された所定の移動開始条件を満たすか否かの判定を行い、肯定判定の場合に、表示パネル1の移動を決定し、移動指示部22に所定の信号を出力する。移動決定部21が回転を決定する所定の移動開始条件としては、例えば、「特定の描画フレームを経過した」、「特定の時間が経過した」、「外部機器から所定の信号が入力された」などが挙げられる。
例えば、「特定の描画フレームを経過した」については、画素のうちいずれか1つについて累積駆動時間が所定の閾値以上である、といった条件とされ得る。「特定の時間が経過した」については、例えば、表示パネル1を起動して所定の時間が経過した、といった条件とされ得る。「外部機器から所定の信号が入力された」については、例えば、表示装置S1に接続された外部機器から表示パネル1を起動させる信号、またはシャットダウンさせる信号が入力された、といった条件とされ得る。
なお、時間情報については、表示装置S1とは異なる外部機器のタイマー等からクロック信号等の任意の信号を移動制御部2に入力させ、当該クロック信号等を記憶部24に累積させる等の任意の方法により取得され得るが、これに限定されない。
移動指示部22は、移動決定部21から所定の信号が出力された場合、すなわち移動開始条件を満たした場合に、表示パネル1を所定の移動量だけ移動させるための移動信号をパネル移動部3に出力する。このとき、移動指示部22は、移動信号を映像移動部23に出力し、表示パネル1の移動に伴う映像の位置変化を補正する映像移動部23を作動させる。移動指示部22が移動信号を出力した場合、その出力の履歴は、例えば移動信号が記憶部24にも出力されることで、記憶部24に記憶される。
なお、所定の移動開始条件は、記憶部24に格納されており、1つだけ設定されてもよいし、優先順位と共に複数設定されてもよい。前者の場合には、移動指示部22は、例えば、移動開始条件を満たしたときに、パネル移動部3および映像移動部23に最初の移動信号を出力した後、所定間隔で移動信号を出力する構成とされる。後者の場合には、移動指示部22は、例えば、最初の移動開始条件を満たしたときに、パネル移動部3および映像移動部23に最初の移動信号を出力した後、優先順位に従って異なる移動開始条件を満たした際に、順次、移動信号を出力する構成とされる。
映像移動部23は、移動指示部22から移動信号が出力された場合に、所定の映像移動信号を映像出力部25へ出力する。具体的には、表示パネル1が移動した場合には、表示される映像は、表示パネル1と共に移動し、ユーザから見て、表示パネル1の移動量だけ表示位置がずれた状態となる。そこで、映像移動部23は、表示パネル1の移動に伴う映像の表示位置のずれを是正する役割を果たす。つまり、映像移動部23は、表示パネル1の移動後の映像の表示位置を移動前の初期映像位置に戻すため、表示パネル1の移動方向とは反対方向に、表示パネル1の移動量と同じ分だけ映像を移動させるための映像移動信号を出力する。
なお、映像移動部23による映像の移動量は、表示パネル1の移動量と関連付けされており、表示パネル1の移動量に合わせて適宜調整される。また、ここでいう「移動量と同じ分だけ移動する」とは、映像の移動量が、表示パネル1の移動量と同一の場合だけでなく、表示パネル1の移動量と同程度、すなわち表示パネル1の移動量との差が所定以下の場合をも含む意味である。具体的には、映像の移動量は、表示パネル1の移動に伴って、映像の表示位置が移動前の位置からずれたとユーザが認識できない程度に、表示パネル1の移動量と差があっても構わない。
記憶部24は、移動制御部2で実行される各種プログラムや現パネル位置等が記憶されている記憶媒体であり、例えば、不図示のROM、RAMや不揮発性RAM等により構成され得る。記憶部24は、例えば、パネル移動部3が作動することによって移動した表示パネル1の現パネル位置や、映像移動部23から映像移動信号が出力されることで移動した映像の表示位置等の各種情報を記憶する。
映像出力部25は、表示パネル1に映像を表示させるための信号を出力する。具体的には、映像出力部25は、外部の電子機器等からの映像信号、または当該映像信号について映像移動部23により表示位置が補正された後の映像信号(以下「補正後の映像信号」という)に基づいて、表示パネル1に映像表示のための信号を出力する。
以上が、本実施形態の表示装置S1の基本的な構成である。
(処理動作例)
次に、表示装置S1の処理動作の一例について、図4を参照して説明する。
表示装置S1は、電源をONにされた後、移動制御部2が図4に示す制御フローを所定の間隔で実行する。
ステップS101では、外部の電子機器等から移動制御部2へ映像信号が入力される。映像信号が入力されたとき、不図示のCPUは、処理をステップS102に進める。
ステップS102では、例えば、移動決定部21は、所定の移動開始条件を満たすか否かについて判定する。ステップS102にて否定判定の場合、表示パネル1および映像を移動させる必要がない状態であると言えるため、CPUは、処理をステップS104に進める。一方、ステップS102にて肯定判定の場合、CPUは、処理をステップS103に進める。
ステップS103では、移動指示部22は、所定の移動信号をパネル移動部3および映像移動部23へ出力する。これにより、移動信号が出力されたパネル移動部3は、例えば、所定方向に所定の回転量だけ回転することで、表示パネル1を所定の方向に所定の移動量だけ移動させる。また、移動信号が出力された映像移動部23は、表示パネル1の移動量の分だけ、映像を表示パネル1の移動方向とは逆方向に移動させるための映像移動信号を映像出力部25に出力する。続いて、CPUは、処理をステップS104に進める。
ステップS104では、映像出力部25は、外部の電子機器等から入力された映像信号、または映像移動部23から出力された映像移動信号により補正された補正後の映像信号に基づき、映像を表示させるための信号を表示パネル1に出力する。
これにより、表示パネル1は、表示パネル1の移動有無を問わず、第1領域11のうち所定の略同一の位置に映像を表示することとなる。ステップS104の後、CPUは、処理をステップS101に戻し、上記したステップS101以降を順次繰り返す。なお、ステップS103とステップS104との間隔は、所定以下とされ、表示パネル1の移動処理と映像の移動処理とがほぼ同時に行われるようにすることが好ましい。
上記した制御フローが実行されることで、表示装置S1は、ユーザに第1領域11における略同一の位置に所定の映像が表示されている、すなわち見かけ上の映像の表示位置が変化していないように認識させ、違和感を覚えさせない構成となっている。
(効果)
次に、本実施形態の表示装置S1の効果について、図5A~図6Bを参照しつつ、従来の表示装置100と対比して説明する。
なお、ここでは、分かり易くして理解を助けるため、図5A、図6Aに示すように、所定の映像Gが表示され続ける場合を例に説明する。図5A~図6Aでは、断面を示すものではないが、表示パネル1、101における映像の欠け部分にハッチングを施している。
まず、従来の表示装置100は、例えば図5Aに示すように、OLEDによりなる複数の画素により構成され、正面視にて四角形状の表示パネル101を備える。従来の表示装置100は、所定の映像移動条件を満たした場合、不図示の制御部により、図5Aに示すように、紙面における上方向等の所定の方向に映像G全体を所定距離だけ移動させるウォブリングを行う。このウォブリングは、上方向に限られず、図5Aの紙面上の他の任意の方向についても同様に行われる。
これにより、各画素の累積駆動時間のバラツキに起因する劣化量のバラツキが抑制され、図5Bに示すように、ウォブリングを行わない場合(破線)に比べ、ウォブリングを行った場合(実線)のほうが、焼きつきの輪郭が大きくなる。その結果、ウォブリングにより各画素における焼きつきが広範囲に分散されることで、焼きつきの輪郭が相対的に大きくなり、その後の映像を表示する際にユーザが焼きつきを視認しにくくなるため、視認性が向上する。
しかしながら、ウォブリングによる映像の移動距離は、大きすぎると、ユーザが違和感を覚えてしまうため、このような事態を防ぐために所定以下に制限される。ウォブリングによる映像の移動距離を制限すると、焼きつきを分散させる範囲が狭くなって焼きつきの低減の効果も小さくなり、その後の映像を表示する際に、ユーザが焼きつきを視認できる事態が生じ得る。
これに対して、本実施形態の表示装置S1は、図6Aに示すように、表示パネル1が所定方向に所定の移動量だけ移動すると共に、表示される映像が移動前の表示位置を維持するように当該移動量に合わせて表示パネル1とは逆方向に移動量する構成とされている。例えば、表示装置S1は、所定の移動量だけ移動した場合、図6Aに示すように、移動前の映像の表示に用いられていた画素群(図6A中の破線)とは異なる画素群(図6A中の実線)により、移動前の映像と同じ映像を表示する。
なお、表示パネル1の移動量が大きいほど映像Gの移動量も大きくなるため、第2領域12における映像の欠け部分は、図6Aに示すように大きくなるが、額縁部5等によりユーザに視認させない位置であれば、意匠性の観点において特に支障はない。
これにより、ユーザは、表示パネル1自体が、従来の表示装置100におけるウォブリングの移動量よりも大きく移動したとしても、その前後で第1領域11における略同一の位置に表示された同じ映像を見ることになる。そのため、表示装置S1は、ユーザに、表示パネル1および映像の移動による違和感を覚えさせることがない。また、表示パネル1は、ユーザに第1領域11のみを視認させる構成であって、見かけ上、第1領域11における映像の表示位置を移動前後で変化させない制御がなされるため、その移動量を大きくできる。そのため、表示パネル1は、図6Bに示すように、従来のウォブリングがなされる表示装置100に比べて、同じ映像の移動処理であっても、使用される画素群の使用領域が広範囲となる。つまり、表示装置S1は、表示パネル1の移動と共に、映像がその逆方向に移動をすることで、擬似的なウォブリングの効果が得られつつも、各画素の累積駆動時間のバラツキの抑制効果、すなわち各画素の劣化量のバラツキの低減効果が従来よりも大きい。
例えば、図6B中にて破線で示すように、移動を全くしない場合では、表示パネル1は、映像表示に使用した所定の画素が他の画素よりも劣化が進行し、外郭が小さく目立つ焼きつきを生じてしまい、ユーザが焼きつきを視認しやすくなる。これに対し、表示パネル1および映像が相対移動する場合では、表示パネル1は、図6B中にて実線で示すように、焼きつきが従来よりも広範囲に分散され、外郭が大きい目立ちにくくなるため、ユーザが焼きつきを視認しにくい状態となる。
本実施形態によれば、映像を移動させる際にユーザに違和感を覚えさせることなく、従来のウォブリングに比べて、OLEDにおける焼きつきを低減することが可能な表示装置S1となる。
(第1実施形態の変形例1)
上記第1実施形態では、台座4が円筒形状とされ、表示パネル1が台座4の外周面に追従した曲面形状で使用される例について説明したが、台座4は、例えば図7に示すように、略平板形状とされてもよい。この場合、表示パネル1は、フラットな形状で保持された状態で使用される。
(第1実施形態の変形例2)
パネル移動部3は、例えば図8に示すように、ネジ状の部品とされてもよい。この場合、台座4は、例えば、表示パネル1の搭載面とは反対側の面に、ネジ状部品のパネル移動部3を取り付けるための保持部42を2つ有する構成とされる。そして、台座4は、所定の位置に設置されたパネル移動部3を回転させることで移動させられることができる。この場合、台座4およびこれに搭載された表示パネル1は、その移動量についてはパネル移動部3の回転量によって決まり、その移動方向についてはパネル移動部3の回転方向によって決まる。
上記のように、パネル移動部3および台座4は、表示パネル1を所定の方向および移動量で移動させることができる構成であればよく、上述した構成に限定されるものではなく、適宜変更されても構わない。
これらの変形例においても、上記第1実施形態と同様の効果が得られる。なお、これらの変形例の場合には、表示パネル1は、曲げられることが可能な構成でなくてもよく、平板状のガラス基板上にOLEDおよびTFTが形成されたものであってもよい。
(第2実施形態)
第2実施形態の表示装置S2について、図9、図10を参照して説明する。
本実施形態の表示装置S2は、図9に示すように、移動制御部2がさらに映像移動検出部26を有し、処理動作が変更されている点で上記第1実施形態と相違する。本実施形態では、この相違点について主に説明する。
映像移動部23は、本実施形態では、移動決定部21から所定の移動開始条件を満たす場合の信号が出力されたか否かを判定する。映像移動部23は、本実施形態では、例えば、所定の移動開始条件を満たすか否かを問わず、映像移動信号を映像出力部25および映像移動検出部26に出力する構成とされる。この映像移動信号は、所定の移動開始条件を満たさない場合には、移動量ゼロに対応する信号とされ、所定の移動開始条件を満たす場合には、所定の移動量に対応する信号とされる。
映像移動検出部26は、映像移動部23から出力された映像移動信号と外部の電子機器等からの映像信号とに基づき、映像の移動を検出すると共に、映像の移動を検出した場合に移動指示部22へ所定の信号を出力する。例えば、映像移動検出部26は、外部の電子機器等からの入力された映像信号に基づく映像と、映像移動部23の映像移動信号により補正後の映像信号に基づく映像とが一致しない場合には、映像が移動したと判定し、これを検出する。
なお、所定の移動開始条件を満たす場合にのみ映像移動部23に映像移動信号を出力させ、映像移動検出部26は、埋め込まれた映像移動信号に基づいて映像の移動を検出する構成とされてもよい。
移動指示部22は、映像移動検出部26からの所定の信号が出力された場合に、表示パネル1の移動信号をパネル移動部3に出力する。
上記の構成とされた表示装置S2は、移動制御部2が、映像信号についての移動処理を実行した場合、映像の移動を検出し、表示パネル1を映像の移動方向とは逆方向に移動させる処理を行う。つまり、表示装置S2は、映像の移動量が予め設定され、記憶部24に格納されており、表示パネル1の移動量が映像の移動量に合わせて調整された構成とされる。
次に、表示装置S2の処理動作の一例について、図10を参照して説明する。なお、図10に示す制御フローは、図4に示した制御フローのうちステップS102とステップS104との間における処理が変更されたものに相当する。そのため、ここでは、上記の変更点について主に説明する。
ステップS102では、本実施形態では、映像移動部23が移動決定部21から所定の移動開始条件を満たした場合の信号が出力されたか否かを判定し、肯定判定の場合には、不図示のCPUは、処理をステップS201に進める。一方、そうでない場合には、不図示のCPUは、処理をステップS104に進める。
ステップS201では、映像移動部23が予め設定された移動量で映像を移動させるための映像移動信号を映像出力部25および映像移動検出部26に出力する。その後、CPUは、処理をステップS202に進める。
ステップS202では、映像移動検出部26は、映像移動信号に基づき、映像の移動を検出すると共に、映像の移動量および移動方向に対応する検出信号を移動指示部22へ出力する。その後、CPUは、処理をステップS203に進める。
ステップS203では、移動指示部22は、所定の移動量および移動方向で表示パネル1を移動させるため、映像の移動量および移動方向に対応する移動信号をパネル移動部3に出力する。パネル移動部3は、移動指示部22から移動信号が出力された後、映像の移動量の分だけ、その移動方向とは逆方向に表示パネル1を移動させる。
なお、この際の表示パネル1の移動量は、第1領域11における映像の表示位置が移動前後で変化したとユーザが認識しないように、映像の移動量と略同一とされる。
そして、ステップS104にて、映像出力部25は、外部の電子機器等からの映像信号または映像移動部23からの映像移動信号による補正後の映像信号に基づいて、映像を表示させるための信号を表示パネル1へ出力する。ステップS104の後、CPUは、処理をステップS101に戻し、その後、順次ステップS101以降の処理を繰り返す。
本実施形態によれば、所定の移動開始条件を満たす場合に、まず映像を移動させる処理を行った後、その映像移動を検出して、表示パネル1を移動させる処理を行うという順に処理が実行されるものの、上記第1実施形態と同様の効果が得られる。
(第3実施形態)
第3実施形態の表示装置S3について、図11、図12を参照して述べる。
本実施形態の表示装置S3は、図11に示すように、さらにパネル移動検出部27を備え、パネル移動検出部27が表示パネル1の移動を検出した場合に移動制御部2が映像の移動処理を行う構成とされている点で上記第1実施形態と相違する。本実施形態では、この相違点について主に説明する。
表示装置S3は、所定の移動開始条件を満たした場合、移動指示部22が移動信号をパネル移動部3に出力し、パネル移動部3が表示パネル1を移動させ、パネル移動検出部27が表示パネル1の移動を検出する構成とされる。また、表示装置S3は、パネル移動検出部27が表示パネル1の移動を検出した際に、映像移動部23に表示パネル1の移動量および移動方向に対応する所定の信号を出力する。その後、表示装置S3は、映像移動部23が表示パネル1の移動量分だけ、その移動方向とは逆方向に映像を移動させる処理を行う。つまり、本実施形態の表示装置S3は、所定の移動開始条件を満たしたときには、表示パネル1を移動させ、その移動を検出した後、映像を移動させる処理を行う構成とされている。
パネル移動検出部27は、例えば、パネル移動部3が歯車形状とされ、かつ台座4が一部に歯車形状を有する構成とされた場合には、歯車状部材を有する構成とされ、表示パネル1の移動に伴い、当該歯車状部材も回転する構成とされる。例えば、この歯車状部材には、表示パネル1が初期パネル位置である場合に対応する所定の基準位置が設定されている。そして、パネル移動検出部27は、例えば、歯車状部材の現在位置の変化に基づいて表示パネル1の移動を検出すると共に、当該歯車状部材の基準位置と現在位置との差に基づいて表示パネル1の現パネル位置を導出する構成とされる。
なお、パネル移動検出部27は、上記した例に限られず、表示パネル1の移動を検出できるものであればよく、パネル移動部3が図8のようにネジ状部材とされた場合には、その回転量を検出するセンサとされてもよい。
次に、表示装置S3の処理動作の一例について、図12を参照して説明する。なお、図11に示す制御フローは、図4に示した制御フローのうちステップS102とステップS104との間における処理が変更されたものに相当する。そのため、ここでは、上記の変更点について主に説明する。
ステップS102では、本実施形態では、移動指示部22が移動決定部21から所定の移動開始条件を満たした場合の信号が出力された否かを判定し、肯定判定の場合には、不図示のCPUは、処理をステップS301に進める。一方、そうでない場合には、不図示のCPUは、処理をステップS104に進める。
ステップS301では、移動指示部22が移動信号をパネル移動部3に出力し、移動信号が出力されたパネル移動部3は、所定の移動量分だけ所定の方向に表示パネル1を移動させる。その後、CPUは、処理をステップS302に進める。
ステップS302では、パネル移動検出部27は、表示パネル1の移動を検出し、所定の移動検出信号を映像移動部23へ出力する。その後、CPUは、処理をステップS303に進める。
ステップS303では、映像移動部23は、表示パネル1の移動量分だけ、その移動方向とは逆方向に映像を移動させるための映像移動信号を映像出力部25へ出力する。その後、CPUは、処理をステップS104に進める。
なお、この際の映像の移動量は、第1領域11における映像の表示位置が表示パネル1の移動前後で変化したとユーザが認識しないように、表示パネル1の移動量と略同一とされる。
そして、ステップS104にて、映像出力部25は、外部の電子機器等からの映像信号または映像移動部23からの映像移動信号による補正後の映像信号に基づいて、映像を表示させるための信号を表示パネル1へ出力する。ステップS104の後、CPUは、処理をステップS101に戻し、その後、順次ステップS101以降の処理を繰り返す。
本実施形態によれば、所定の移動開始条件を満たす場合に、まず表示パネル1を移動させる処理を行った後に、その移動を検出して、映像を移動させる処理を行うという順に処理が実行されるものの、上記第1実施形態と同様の効果が得られる。
(他の実施形態)
本発明は、実施例に準拠して記述されたが、本発明は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本発明は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらの一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本発明の範疇や思想範囲に入るものである。
(1)例えば、上記各実施形態において、移動制御部2は、図13~図15に示すように、各画素の劣化量を推定する劣化推定部28を有する構成とされてもよい。この場合、移動決定部21は、例えば、各画素の推定劣化量に基づく移動開始条件を満たす場合に、表示パネル1もしくは映像またはその双方を移動させるための移動信号を出力する構成とされる。移動決定部21は、例えば、劣化推定部28が推定した劣化量が所定の閾値以上である場合に、移動信号を出力する。
劣化推定部28は、映像信号に基づく各画素の駆動履歴、すなわち通電履歴に基づき、表示パネル1を構成する各画素(OLED)の劣化度合いを推定する。言い換えると、劣化推定部28は、電流量や通電した累積時間といった通電の影響による各画素のストレス量を推定する。劣化推定部28が算出した各画素のストレス量、すなわち劣化量のデータは、例えば、記憶部24に記憶され、必要に応じて、移動決定部21での判定に用いられる。
劣化推定部28は、例えば、公知のOLEDの推定寿命方法で用いられる下記の(1)式を推定寿命カーブとして用いて、各画素の劣化度合い、すなわち劣化量を推定する。
L=α×exp(-t×β)+α×exp(-t×β)・・・(1)
なお、(1)式は、OLEDの劣化を劣化量の大きい初期劣化とその後の劣化量の小さい通常劣化との2つの成分に分けて得られる公知の理論式である。また、(1)式では、Lは輝度、α、βは初期劣化における係数、α、βは初期劣化後の通常劣化における係数、tは経過時間である。
具体的には、画素を構成するOLED素子を所定の定電流で駆動した際における、当該OLED素子の輝度の経時変化の実測値を上記の(1)式に適用して各種係数を算出し、経過時間と画素の相対輝度との関係を示す推定寿命カーブを予め作成する。また、OLED素子について、初期輝度に対応する加速係数を算出し、電流量に対応する各種の推定寿命カーブ、すなわち基準カーブを作成する。劣化推定部28は、得られた上記の基準カーブのデータに各画素の経過時間を適用することで輝度を算出する。これにより、基準カーブを用いて、相対輝度、すなわち初期輝度(例えば製品出荷時)に対する現状の輝度を算出でき、電流量や通電の累積時間等の通電影響による各画素の劣化量を推定できる。
なお、上記した例では、通電影響による劣化量の推定について説明したが、温度影響による劣化についても同様の考え方で算出することができ、劣化推定部28は、必要に応じて通電影響に加えて、温度影響による劣化量を推定してもよい。さらに、OLEDの劣化量の推定は、上記した方法に限定されるものではなく、他の公知の方法が採用されてもよい。
また、この場合における所定の移動開始条件としては、例えば、ユーザが画素間の輝度差を認識する特定の条件が設定される。限定するものではないが、移動開始条件は、例えば、「複数の画素のうちいずれか1つの相対輝度が0.975以下、または1.025以上となること」や「各画素間の相対輝度の差が2.5%以上となること」等の任意の条件とされ得る。
(2)上記各実施形態では、表示パネル1が別体の台座4に取り付けられる例を前提に説明したが、これに限定されるものではなく、表示パネル1は、台座4を介さずにパネル移動部3に取り付けられることが可能な保持部を有した構成とされてもよい。
(3)上記各実施形態では、表示パネル1および映像が所定の一方向またはその逆方向(例えば紙面の左右方向のみ等)に移動させられる例について説明したが、これに限定されるものではない。
1 表示パネル
21 移動決定部
22 移動指示部
23 映像移動部
26 映像移動検出部
27 パネル移動検出部
3 パネル移動部

Claims (6)

  1. 自発光素子を有してなる複数の画素を備える表示パネル(1)と、
    所定の移動開始条件を満たす場合に、前記表示パネルを移動させる制御、および前記表示パネルに表示される映像の表示位置を変更する制御を行う移動制御部(2)と、
    前記移動制御部から所定の信号が出力された場合に、前記表示パネルを所定の移動量で所定の方向に移動させるパネル移動部(3)と
    前記表示パネルの映像表示面の一部を露出させる開口部(51)を有する額縁部(5)とを備え、
    前記表示パネルは1つであり、
    前記移動制御部は、
    前記所定の移動開始条件を満たす場合に、所定の移動信号を出力する移動決定部(21)と、
    前記表示パネルを前記額縁部に対して相対移動させる場合に、前記表示パネルに表示される映像を前記表示パネルの移動方向とは逆の方向に前記所定の移動量だけ移動させ、前記映像表示面のうち前記開口部の内側に位置する領域(11)に表示させる処理を行う映像移動部(23)とを有してなる、表示装置。
  2. 前記移動開始条件を満たす場合に、前記パネル移動部に所定の移動信号を出力する移動指示部(22)をさらに備え、
    前記映像移動部は、前記パネル移動部による前記表示パネルの移動に合わせて、前記映像を移動させる処理を行う、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記映像の移動を検出する映像移動検出部(26)をさらに備え、
    前記映像移動部は、前記移動開始条件を満たす場合に、前記映像を移動させる処理を行い、
    前記パネル移動部は、前記映像移動検出部が前記映像の移動を検出した場合に作動する構成とされている、請求項1に記載の表示装置。
  4. 前記表示パネルが移動した場合に、前記表示パネルの移動を検出するパネル移動検出部(27)をさらに備え、
    前記映像移動部は、前記パネル移動検出部が前記表示パネルの移動を検出した場合に、前記映像を移動させる処理を行う、請求項1に記載の表示装置。
  5. 前記移動制御部は、前記複数の画素の劣化量を推定する劣化推定部(28)を有してなり、前記劣化推定部が推定した前記劣化量が所定の閾値以上である場合に、前記表示パネルおよび前記映像を移動させる制御を行う、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の表示装置。
  6. 前記表示パネルは、曲面形状で保持されている、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の表示装置。
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