JP2003261037A - 衝撃吸収ステアリング装置 - Google Patents

衝撃吸収ステアリング装置

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JP2003261037A
JP2003261037A JP2002065584A JP2002065584A JP2003261037A JP 2003261037 A JP2003261037 A JP 2003261037A JP 2002065584 A JP2002065584 A JP 2002065584A JP 2002065584 A JP2002065584 A JP 2002065584A JP 2003261037 A JP2003261037 A JP 2003261037A
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Japan
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stay
shaft
jacket
steering
jackets
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JP2002065584A
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English (en)
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Kenichi Aota
健一 青田
Hiroyuki Yoshioka
弘至 吉岡
Susumu Imagaki
進 今垣
Toshiyuki Yamada
敏之 山田
Shigetaka Kaname
茂孝 金目
Takeshi Matsuda
剛 松田
Norio Hosomi
教郎 細見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ステアリングコラム収縮タイプの衝撃吸収ステ
アリング装置において、限られた軸方向スペースであっ
ても、衝撃吸収ストローク量を大きく確保しつつ、衝撃
吸収時にジャケット同士がこじることを抑制する。 【解決手段】本衝撃吸収ステアリング装置1では、互い
に嵌合するアウタージャケット10およびインナージャ
ケット11を衝突時に相対摺動させて、ステアリングコ
ラム4を収縮させる。両ジャケット10,11が相対摺
動するのを案内する案内部材として、アッパブラケット
14に一体に軸方向に延設されるステー61と、このス
テー61に形成された長孔64に嵌まる軸62とを設け
た。軸62は操舵補助用ユニットの減速機ハウジング2
8に固定され、軸62とステー61との案内により、こ
じりの発生を抑制する。ステアリングコラム4の上方ま
たは下方に設けたステー81,86としてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動車の
衝突時の衝撃を緩和する衝撃吸収ステアリング装置に関
する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】衝撃
吸収ステアリング装置には、衝撃吸収時にステアリング
コラムを収縮させるタイプのものがある。このタイプの
ステアリングコラムは、例えば、互いに嵌合部で嵌合さ
れる筒状の一対のジャケットにより構成される。一対の
ジャケットは衝突時に相対摺動するようにされる。とこ
ろで、衝突時にステアリングホイールを持ち上げるよう
な衝撃力が作用することがある。このような衝撃力は、
両ジャケットを嵌合部で折り曲げるように作用し、こじ
りが生じ易い傾向にある。こじりが生じると、衝撃吸収
時に衝撃力に抗する荷重が大きくなったり、不安定にな
る。このため、こじりを発生し難くしたいという要請が
ある。
【0003】こじりを発生し難くするために、ジャケッ
ト同士の嵌合長を長くすることが考えられる。しかし、
例えば、コラムタイプの電動パワーステアリング装置で
は、軸方向のスペースに余裕が少ないので、このように
軸方向に限られたスペースの範囲内では、嵌合長の増大
は衝撃吸収時のストロークの減少を招く。従って、限ら
れたスペースの範囲内で、衝撃吸収ストロークを所要量
で確保すると、嵌合長を長く確保できず、こじりの発生
の抑制は実質的にできなかった。
【0004】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、スペースが限られる場合であっても、衝撃
吸収ストロークを確保しつつ、こじりの発生を抑制でき
る衝撃吸収ステアリング装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】請求項
1に記載の発明は、相対摺動自在に嵌合される筒状の第
1および第2のジャケットを含んでステアリングシャフ
トを支承するステアリングコラムと、一対の側板を含
み、車体側部材に固定される固定ブラケットと、この固
定ブラケットの一対の側板にそれぞれ押圧されて保持さ
れる一対の側板を有し、第1のジャケットに固定される
コラムブラケットと、衝突時に両ジャケットを相対摺動
方向に案内する案内部材とを備え、この案内部材は、コ
ラムブラケットから延設されて第2のジャケットに直接
または間接的に係合するステーを含むことを特徴とす
る。
【0006】この発明によれば、衝突時に、案内部材に
より両ジャケットを傾き難くでき、こじりの発生を抑制
することができる。しかも、こじりの抑制のために、ス
テーを利用するので、両ジャケットの嵌合長を長くせず
に済み、且つ、軸方向のスペースを余分に必要とせずに
済む。従って、軸方向のスペースが限られる場合であっ
ても、両ジャケットの所要量の衝撃吸収ストロークを確
保できる。請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、上記ステーとコラムブラケットとが単一の部材で一
体に形成されることを特徴とする。この発明によれば、
部品点数の増加を抑制でき、ステアリング装置のコスト
低減を図ることができる。
【0007】請求項3に記載の発明は、相対摺動自在に
嵌合される筒状の第1および第2のジャケットを含んで
ステアリングシャフトを支承するステアリングコラム
と、衝突時に両ジャケットを相対摺動方向に案内する案
内部材とを備え、この案内部材は、一端が第1のジャケ
ットに固定され、他端が第2のジャケットに前記相対摺
動方向に平行な方向に摺動自在に直接または間接的に係
合するステーを含み、ステーはステアリングコラムの上
方または下方に配置されることを特徴とする。
【0008】この発明によれば、請求項1の作用効果と
同様に、限られたスペースであっても、衝撃吸収ストロ
ークを所要量で確保しつつ、こじりの発生を抑制するこ
とができる。ステーは、ステアリングコラムの上方また
は下方に配置されることにより、ステアリングコラムの
側方に配置される場合に比べて、こじりを生じさせる力
に対して抗し易いので、こじりの発生を抑制するのに好
ましい。請求項4に記載の発明は、請求項1から3の何
れかにおいて、上記案内部材は第2のジャケットに設け
られる軸をさらに含み、この軸はステーに形成される長
孔に相対摺動自在に係合することを特徴とする。この発
明によれば、ジャケット同士の案内を軸と長孔という実
用的且つ簡素な構造により達成できる。
【0009】請求項5に記載の発明は、請求項1から3
の何れかにおいて、上記ステーは、断面溝形をなし、上
記案内部材は、第2のジャケットに設けられる孔と、こ
の孔に挿通させたステーを沿わせて受けつつ相対摺動自
在に案内する複数の案内面とを形成する受け部材を含む
ことを特徴とする。この発明によれば、ステーおよび受
け部材を高剛性化し易く、こじりの発生を抑制するのに
好ましく、しかも、ステーと受け部材という簡素な構造
で済む。
【0010】請求項6に記載の発明は、請求項1から5
の何れかにおいて、上記ステーを所定の保持力で相対摺
動不能に保持して第2のジャケットに設けられる保持部
材をさらに備え、この保持部材は衝突時にステーの相対
摺動を許容することを特徴とする。この発明によれば、
衝突当初、両ジャケットの相対移動を規制するので、収
縮初期のこじりを確実に防止でき、その後、両ジャケッ
トを相対移動させて衝撃を緩和することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態の衝撃
吸収ステアリング装置(以下、単にステアリング装置と
もいう。)を図面を参照しつつ説明する。図1は、本発
明の第1実施形態のステアリング装置の概略構成を示す
側面図である。図2は、図1のステアリング装置の平面
図である。ステアリング装置1は、車輪(図示せず)を
操向するためにステアリングホイール2の動きを伝達す
るステアリングシャフト3と、このステアリングシャフ
ト3を内部に通して回転自在に支持するステアリングコ
ラム4とを有している。ステアリングシャフト3の一方
の端部5にステアリングホイール2が連結されている。
ステアリングシャフト3の他方の端部6には、図示しな
い中間軸等を介して、ピニオン、ラック軸等を含む舵取
り機構が連結されている。ステアリングホイール2が回
されると、その回転がステアリングシャフト3、中間軸
等を介して舵取り機構に伝達され、これにより車輪を操
向することができる。
【0012】本ステアリング装置1では、ステアリング
シャフト3の軸方向(以下単に軸方向ともいう。)を、
車両の前後方向に対して斜めにし、ステアリングホイー
ル2を上側となるようにして、ステアリング装置1は車
体7(一点鎖線で一部を図示。)に取り付けられる。な
お、以下では、ステアリングシャフト3の軸方向を水平
にして前後方向に沿わせた状態を基に方向を説明する。
また、各図には、前後方向および軸方向(矢印S参
照)、左右方向(矢印Y参照)、および上下方向(矢印
Z参照)を必要に応じて図示している。
【0013】ステアリングシャフト3は、ステアリング
ホイール2側に配置されるアッパシャフト8と、アッパ
シャフト8の前部と連結されるロワシャフト9とを有し
ている。アッパシャフト8とロワシャフト9とは、軸方
向に沿う方向に互いに相対移動可能に且つ一体回転する
ように、スプライン構造等の継手構造により互いに連結
されている。ステアリングシャフト3は、複数の軸受
(図示せず)を介してステアリングコラム4に支持され
ている。
【0014】ステアリングコラム4は、後部に配置され
てアッパシャフト8を収容しつつ軸方向に位置決めした
状態で回転自在に支持する第1のジャケットとしてのア
ウタージャケット10と、前部に配置されてロワシャフ
ト9を収容しつつ軸方向に位置決めした状態で回転自在
に支持する第2のジャケットとしてのインナージャケッ
ト11と、インナージャケット11の前部に固定される
ハウジング12と、インナージャケット11の前部にハ
ウジング12を介して固定されるロワブラケット13
と、アウタージャケット10に固定されるアッパブラケ
ット14とを有している。なお、ハウジング12を省略
した構成も考えられる。両ジャケット10,11は、軸
方向に相対摺動可能に嵌合されている。
【0015】また、ステアリング装置1は、ステアリン
グコラム4を車体7に取り付けるための2つの取付構造
15,16を有している。この取付構造15,16によ
り、ステアリングコラム4をチルト中心軸17の中心軸
線の周りに揺動させ傾けることにより、運転者の体格や
運転姿勢等に応じてステアリングホイール2の高さ位置
を調節するチルト調節機能を実現している。取付構造1
5は、ステアリングコラム4に固定されるコラムブラケ
ットとしての上述のロワブラケット13と、このロワブ
ラケット13に対応して配置され車体7に固定される車
体側ブラケットとしての下部固定ブラケット18と、下
部固定ブラケット18に支持されて両ブラケット13,
18の間に介在する上述のチルト中心軸17とを有して
いる。これにより、チルト中心軸17の軸線の回りにス
テアリングコラム4の前部は揺動自在に支持される。
【0016】取付構造16は、コラムブラケットとして
の上述のアッパブラケット14と、アッパブラケット1
4に対応して配置され車体7に連結部材33を介して固
定される上部固定ブラケット19と、上部固定ブラケッ
ト19に支持されて両ブラケット14,19の間に介在
する支軸20と、支軸20に設けられステアリングコラ
ム4の姿勢を解除可能にロックするためのロック機構2
1とを有する。アッパブラケット14は、図3に示すよ
うに、一対の側板40を有し、各側板40には円形の挿
通孔が形成されている。また、上部固定ブラケット19
は一対の側板50を有し、各側板50には軸方向と直交
する縦方向に延びる縦長孔からなる挿通孔が形成されて
いる。両ブラケット14,19の挿通孔を支軸20が挿
通する。支軸20の頭部55とナット54との間に、ア
ッパブラケット14と上部固定ブラケット19とを挟ん
で連結する。これにより、ステアリングコラム4のアウ
タージャケット10を、上部固定ブラケット19に対し
て軸方向と直交する上下方向に位置調整することができ
る。
【0017】ロック機構21は、アッパブラケット14
の一対の側板40と、上部固定ブラケット19の一対の
側板50と、これらの2組の一対の側板40,50を貫
通する上述の支軸20と、支軸20の軸線の周りに回動
される操作レバー22と、操作レバー22の回動に伴っ
て両ブラケット14,19の側板40,50同士を互い
に押圧してチルトロックを達成するためのカム機構23
とを有している。操作レバー22を一方の向きに回す
と、カム機構23のカム24とカムフォロワ25とが相
対回動しつつ、両部材24,25のカム面の凸部同士が
係合し、カムフォロワ25と支軸20の頭部55とが、
互いに支軸20の軸線方向に沿って接近し、側板40,
50同士を押圧して、チルトロックを達成できる。一
方、操作レバー22を他方の向きに回すと、両部材2
4,25のカム面の凸部と凹部とが係合し、カムフォロ
ワ25と頭部55とが互いに支軸20の軸線方向に沿っ
て遠ざかり、側板40,50同士の押圧が解除され、こ
の状態で、ステアリングコラム4は、チルト中心軸17
の回りに揺動自在にチルト調節可能とされる。
【0018】図1および図2に示すように、ステアリン
グ装置1は、コラムタイプの電動パワーステアリング装
置として構成され、ステアリングコラム4に設けられる
操舵補助ユニットにより、操舵操作に伴い生じる操舵抵
抗に見合った操舵補助力を得られるようになっている。
すなわち、操舵補助ユニットは、ステアリングシャフト
3に設けられて操舵トルクを検知するためのトルクセン
サ(図示せず)と、このトルクセンサからの出力信号、
車速信号等に基づいて操舵補助力を発生させる電動モー
タ27と、この電動モータ27の回転軸の回転を減速し
てステアリングシャフト3に伝達するための減速機(図
示せず)と、上述のハウジング12とを有している。減
速機は、例えば、ウォームギヤ機構を有し、減速機ハウ
ジング28に収容される。ハウジング12は、上述の減
速機ハウジング28と、この減速機ハウジング28の後
部に固定されてトルクセンサを収容しつつステアリング
シャフト3を取り囲むセンサハウジング29とを有して
いる。ステアリングホイール2の動きが、トルクセンサ
により検知され、電動モータ27および減速機による操
舵補助力とともに、ステアリングシャフト3を介して舵
取り機構のラック軸に伝達され、車輪(図示せず)が操
舵される。
【0019】また、本ステアリング装置1は、衝突時に
ドライバ(運転者)がステアリングホイール2にぶつか
るときの衝撃エネルギを吸収するために、ステアリング
コラム4の両ジャケット10,11の嵌合部を圧入状態
とすることにより構成される衝撃吸収機構31を有して
いる。アウタージャケット10を外側からかしめること
によりその内周に複数の突起56が形成され、これらの
突起56をインナージャケット11の外周に押圧状態で
係合させることにより、圧入状態を達成する。衝突時に
両ジャケット10,11が軸方向に相対摺動して、両ジ
ャケット10,11間に生じる摩擦を利用して衝撃を吸
収する。
【0020】また、衝突時に、両ジャケット10,11
を相対摺動させるために、取付構造15は車体7に対す
るインナージャケット11の移動を規制する。これとと
もに、上述の連結部材33等を、上部固定ブラケット1
9の取付座51を挟持して取り付けるいわゆるカプセル
構造として構成し、衝突前の通常時に所定の保持力で上
部固定ブラケット19の取付座51を保持し、衝突時に
取付座51を車体7に対して離脱して相対移動できるよ
うにしている。なお、両ジャケット10,11を衝突時
に相対移動できるように支持する公知の他の構造を利用
してもよい。
【0021】ところで、衝突時には、ステアリングホイ
ール2を持ち上げるような径方向の上向きの衝撃力を受
けることがあり、このような場合、ジャケット10,1
1同士が相対摺動する際に、両ジャケット10,11の
こじりが生じ、ステアリングコラム4がスムーズに収縮
できない傾向にある。そこで、本発明では、両ジャケッ
ト10,11の嵌合部とは別に、両ジャケット10,1
1の相対摺動を案内するステー61等の案内部材を設
け、上述のこじりの発生を抑制している。
【0022】本実施形態のステアリング装置1は、互い
に係合することにより衝突時に両ジャケット10,11
を相対摺動方向に案内する一対の案内部材として、アッ
パブラケット14から延設されてインナージャケット1
1に間接的に係合するステー61と、インナージャケッ
ト11に設けられる軸62とを有している。この軸62
はステー61に形成される長孔64に相対摺動自在に係
合する。なお、ステー61は後述するようにインナージ
ャケット11に直接に係合してもよい。本実施形態で
は、ステー61は、インナージャケット11に軸62お
よび減速機ハウジング28を介して間接的に係合する。
【0023】ステー61および軸62は、一対が設けら
れ、ステアリングコラム4の左右両側に配置されてい
る。ステー61は、アッパブラケット14の側板40の
前端縁から、相対摺動方向の前方となる軸方向に沿って
車両の前方に向けて延びている。ステー61の固定端側
となる一端70寄りの後部は、軸方向に対して斜めに延
びていて、ステー61の他端71側の前部は、相対摺動
方向に沿って平行に延びている。ステー61の断面形状
は、略L字形形状とされている。
【0024】ステー61の前部は、長孔64を形成して
いる。ステー61をスライドできるように、ハウジング
12に固定した軸62を長孔64に挿通させて係合させ
ている。長孔64は、ステー61の相対摺動方向に沿っ
て所定長さ、例えば、所要の衝撃吸収ストローク量より
も多少長い長さで延びている。長孔64は、軸62の六
角ボルトの軸部67を挿通できる幅で形成されている。
各軸62は、減速機ハウジング28の座部69に固定さ
れる。座部69は左右に一対が設けられている。軸62
は、通常の六角ボルトからなり、その雄ねじが座部69
の雌ねじにねじ込まれることにより、軸部67が左右方
向に延びるようにして固定される。軸62の軸部67
が、長孔64の周縁部と、軸62の軸方向および径方向
に遊動自在に係合し、また、軸62の頭部68は、長孔
64から軸62が抜け出すことを防止する抜け止めスト
ッパとして機能する。
【0025】このように、ステー61がアウタージャケ
ット10とインナージャケット11との相対移動を案内
することにより、衝突時に、両ジャケット10,11を
傾き難くでき、こじりの発生を抑制することができる。
しかも、こじりの抑制のために、ステー61をステアリ
ングコラム4の周囲に配置して利用するので、両ジャケ
ット10,11の嵌合長を長くせずに済み、且つ、軸方
向のスペースを余分に必要とせずに済む。従って、軸方
向のスペースが限られる場合であっても、両ジャケット
10,11の衝撃吸収ストローク量を所要量で確保でき
る。
【0026】特に、ステー61は、アッパブラケット1
4に延設されているので、アウタージャケット10に直
接に固定される場合に比べて、ステアリングコラム4の
左右の側方に配置し易く、ステアリングコラム4の上下
にスペースの余裕の少ない場合に都合がよい。しかもチ
ルト調節時にステー61の延びる方向がステアリングコ
ラム4の軸方向に対して変化せずに済む。また、ステー
61の長孔64と軸62とを係合するようにしたことに
より、ジャケット10,11同士の案内を簡素な構造に
より達成できる。軸62としては、上述の構成に限定さ
れず、例えば、減速機ハウジング28等の固定側部材に
突起状に一体に形成することも考えられる。
【0027】ステー61の固定端側の一端70は、アッ
パブラケット14にリジッドに固定される。なお、固定
方法は公知の方法を利用できる。例えば、ステー61と
アッパブラケット14とを、それぞれ別部材で別体に形
成し、ステー61の一端70を溶接等でアッパブラケッ
ト14に固定してもよい。ステー61とアッパブラケッ
ト14とを別体で形成する場合には、必要な強度に応じ
て、使用する部材の肉厚や材質等の諸元を、適切なもの
に容易に設定することができる。
【0028】また、本実施形態で図示した例では、ステ
ー61とアッパブラケット14とが単一の部材で一体に
形成され、一体形成品72をなしている。この場合、部
品点数の増加を抑制でき、ステアリング装置1のコスト
低減を図ることができる。一体形成品72としては、図
示したような板金成形品の他、鋳物等を例示できる。ま
た、一体形成品72には、ステー61やアッパブラケッ
ト14の他、アウタージャケット10や、これに固定さ
れる部品等を一体に有していてもよい。
【0029】第2実施形態のステアリング装置102で
は、図4に示すように、第1実施形態の一対のステー6
1および減速機ハウジング28に代えて単一のステー8
1および減速機ハウジング83が用いられている。な
お、本実施形態では、第1実施形態と異なる点を主に説
明し、同様の点については、同じ符号を付して説明を省
略する。また、他の実施形態に付いても同様とする。ス
テアリング装置102は、一方の案内部材として、一端
70がアウタージャケット10の外周に溶接でリジッド
に固定され、他端71がインナージャケット11に相対
摺動方向に平行な方向に摺動自在に間接的に係合する上
述のステー81を有している。ステー81はステアリン
グコラム4の直上方に配置される。ステー81の全体が
ステアリングコラム4に平面視で重なり合うようにされ
る。ここで、ステー81の一端70の固定方法は、公知
の方法を利用できる。
【0030】ステー81の他端71となる前部は、略平
板形状とされ、その板面を上方に向けて、軸方向に平行
に、一端70よりもステアリングコラム4の中心軸線か
ら遠くなるように配置されている。ステー81の前部に
は、長孔64が形成されている。ステー81の中間部
は、軸方向に対して斜めに延びている。減速機ハウジン
グ83は、ステー81に対応して単一の軸62を固定す
るための座部69を上面部に有している。軸62が上下
方向に沿って延びるように固定され、頭部68がステー
81の上方への抜けを規制する。
【0031】第3実施形態のステアリング装置103で
は、図5および図6に示すように、第1実施形態の一対
のステー61および減速機ハウジング28に代えて単一
のステー86および減速機ハウジング87が用いられて
いる。また、他方の案内部材として、軸62に代えて、
ステー86を孔88に挿通させて受け止める受け部材8
9を用いている。また、支軸20およびロック機構21
が、アウタージャケット10の上側に配置される。
【0032】ステー86は、ステアリングコラム4の真
下となる下方に配置されている。ステー86の全体がス
テアリングコラム4に平面視で重なり合うようにされ
る。ステー86の一端70は、アウタージャケット10
の外周に溶接でリジッドに固定される。ステー86の他
端71は、インナージャケット11に相対摺動方向に平
行な方向に摺動自在に間接的に係合し、軸方向に沿って
延び、他方の案内部材としての受け部材89により形成
される孔88の周縁部と係合する。ステー86の他端7
1寄りの前部は、断面溝形をなしている。ステー86の
他端71は、長孔64を省略されている。
【0033】受け部材89は、インナージャケット11
に設けられて、ステー86を取り付けるための減速機ハ
ウジング87の下端部の取付部92にボルトでねじ止め
固定され、減速機ハウジング87の取付部92との間に
上述の孔88を形成する。また、受け部材89は、孔8
8に挿通させたステー86を沿わせて受けつつ相対摺動
自在に案内する複数、例えば、3つの案内面90を形成
する。また、減速機ハウジング87の取付部92にも、
ステー86を沿わせて相対摺動自在に案内する案内面9
1が形成される。案内面90,91は、断面溝形のステ
ー86を、その延びる方向の周りの回転を規制し、がた
つきを抑制し、ステー86を案内する。また、受け部材
89は、ステー86の孔88からの脱落防止用ストッパ
として機能する。受け部材89は、例えば、板状の板金
成形品からなる。
【0034】このように第2および第3実施形態では、
ステー81,86は、ステアリングコラム4の上方また
は下方に配置されることにより、ステアリングコラム4
の側方に配置される場合に比べて、こじりの原因となる
アウタージャケット10がインナージャケット11に対
して傾く変位に対して、主に軸方向のステー81、86
の変形抵抗により効果的に抗することができるので、こ
じりの発生を抑制するのに好ましい。
【0035】特に、第3実施形態では、ステー86を断
面溝形に形成して長孔を形成せずに済み、また、受け部
材89は外形の規制を受けにくい。従って、ステー86
および受け部材89を高剛性化し易く、こじりの発生を
抑制するのに好ましく、しかも、ステー86と受け部材
89という簡素な構造で済む。なお、第2および第3実
施形態でのこじりを抑制する効果は、ステー81,86
をステアリングコラム4の上方または下方に配置するこ
とにより得られ、ステー81,86の一端70をアウタ
ージャケット10に直接に固定してもよいし、アッパブ
ラケット14に固定することによりアウタージャケット
10に間接的に固定してもよい。また、ステー81,8
6の一端70をアウタージャケット10に直接に固定す
る場合には、チルト調節機構を省略することも考えられ
る。
【0036】また、第3実施形態の受け部材89とこれ
に対応する取付部92を、第1実施形態の減速機ハウジ
ング26に設けてもよい。第4実施形態のステアリング
装置104では、図7〜図9に示すように、第1実施形
態のステー61および減速機ハウジング28に代えて、
ステー94および減速機ハウジング95が用いられてい
る。また、他方の案内部材として軸62に代えて、一対
の挟持部材96,97および固定ボルト98および座金
110が用いられている。減速機ハウジング95は、軸
62用の座部69に代えて、一対の挟持部材96,97
用の座部99が設けられる。ステー94は、略Z字形形
状の断面形状とされる。
【0037】挟持部材96,97は、いわゆるカプセル
構造を構成し、これは、ステー94の長孔64に挿通さ
れ、このステー94を挟持した状態で、減速機ハウジン
グ95を介してインナージャケット11にステー94を
取り付ける。一対の挟持部材96,97は、互いに別体
で形成される。挟持部材96は、ステー94の一方の面
に沿う板状の主体部111と、この主体部111からス
テー94の長孔64を挿通して反対側へ延び出すことが
できる立設部112と、立設部112および主体部11
1を貫通する挿通孔113とを有する。挟持部材97
は、ステー94の他方の面に沿いつつ挟持部材96の立
設部112と嵌まり合う略U字形形状の板状の主体部1
16と、主体部116に立設される複数、例えば、3本
の樹脂ピン117とを有する。樹脂ピン117は、ステ
ー94に形成される嵌合孔118を挿通しつつ、挟持部
材96の主体部111に形成される嵌合孔114に導入
されて、両嵌合孔118,114と嵌合する。
【0038】一対の挟持部材96,97の主体部11
1,116は、ステー94を両側から挟持し、上述のよ
うに互いに嵌合して一体化する。これとともに、挟持部
材97の係合凸部としての樹脂ピン117をステー94
の被係合部としての嵌合孔118に係合し、ステー94
の他端71の長孔64の周縁部と係合する。なお、樹脂
ピン117は、両挟持部材96,97の少なくとも一方
に設ければよい。固定ボルト98を挟持部材96の挿通
孔113およびステー94の長孔64に挿通し、固定ボ
ルト98の雄ねじを座部99の雌ねじ119にねじ込む
ことにより、座部99と固定ボルト98の頭部との間に
挟持部材96を固定し、挟持部材96,97の間にステ
ー94を挟持する。
【0039】挟持部材97の樹脂ピン117は、衝突前
の通常時にステー94を所定の保持力で相対摺動不能に
保持してインナージャケット11に設けられる保持部材
として機能する。この保持部材は、所定の保持力として
樹脂ピン117の剪断強度を用い、衝突時に保持力を超
える衝撃力を受けたときに、樹脂ピン117が剪断破壊
して、ステー94の相対摺動を許容する。挟持部材9
6,97は、衝突前の通常時にステー94と係合するこ
とによりステー94の相対移動を阻止し、衝突時に、係
合を離脱して、離脱後に自在な相対摺動を許容され、衝
突時の収縮を妨げないようにしている。衝突時、ステー
94の他端71は、長孔64の周縁部で挟持部材96と
沿いつつ案内され、インナージャケット11に対して相
対移動可能に係合する。
【0040】このように保持部材としての樹脂ピン11
7により、衝突当初、両ジャケット10,11の相対移
動を規制できるので、収縮初期のこじりを確実に防止で
き、その後、両ジャケット10,11を相対移動させて
衝撃を緩和することができる。なお、保持部材として
は、カプセル構造の樹脂ピン117の他、挟持部材9
6,97間の摩擦を利用するもの等、ステー94を所定
の保持力で保持できる公知の他の構造を利用することが
できる。
【0041】また、ステー94が、衝突前に所定の保持
力で保持されることにより、両ジャケット10,11の
剛性を高めることができ、同じ条件(肉厚、嵌合長等)
のジャケット同士では、ステー94がない場合に比べ
て、静的な剛性が高まる。従って、剛性の向上のために
両ジャケット10,11の肉厚を増大せずに済み、ステ
アリング装置104の重量の増大を抑制できる。しか
も、こじれの抑制についての説明で既に説明したよう
に、軸方向のスペースが限られる場合であっても、両ジ
ャケット10,11の相対摺動ストローク量を確保する
ことができる。
【0042】特に、ステー94がアッパブラケット14
に延設されることにより、アウタージャケット10より
も固定の根元側でジャケット10,11同士をつないで
補強できるので、ステアリングコラム4の剛性向上効果
を高くできる。なお、挟持部材97は、座部99等の固
定側部材または挟持部材96と一体に形成してもよい。
また、保持部材のための、挟持部材96,97、座部9
9、ステー94の嵌合孔118等を、第2および第3の
実施形態や、第3の実施形態の受け部材89、取付部9
2等を第1実施形態に適用したものに設けてもよい。
【0043】このように本発明の各実施形態では、ステ
ー61,81,86,94、軸62、受け部材89、挟
持部材96,97等の案内部材により、第1実施形態で
説明したように、限られたスペースであっても、所要量
の衝撃吸収ストローク量を確保しつつ、こじりの発生を
抑制することができる。また、この効果を、ステー等の
簡素な構造で容易に得ることができる。また、各実施形
態での一対の案内部材同士は、両ジャケット10,11
の相対移動の方向に沿って、両ジャケット10,11の
嵌合長よりも短い距離で係合するので、両ジャケット1
0,11の相対摺動を妨げることはない。
【0044】また、上述の各ステー61,81,86,
94の後部の一端70がステアリングホイール2側のジ
ャケットに固定される場合には、衝突時に一端70がド
ライバーに向けて突出せず、その結果、ドライバの移動
の邪魔にならずに済む。特に、本発明は、コラムタイプ
の電動パワーステアリング装置に好ましい。というの
は、このタイプのステアリングコラム4には操舵補助ユ
ニットが取り付けられていて、軸方向のスペースの余裕
がもともと少ない傾向にあり、嵌合長を長くしてこじり
の発生を抑制することが困難であるからである。
【0045】なお、ステーや、これに対応する軸等の案
内部材の数は、単一や、一対の他、3個以上にすること
も考えられる。また、上述のステーの断面形状を、他の
実施形態のステーに採用してもよい。また、上述の各ス
テー61,81,86,94を案内する軸62等の案内
部材を固定する部材は、減速機ハウジング28,83,
87,95に限定されず、例えば、インナージャケット
11の一部に他方の案内部材を形成し、ステーをインナ
ージャケット11に直接に係合してもよい。また、軸6
2等の他方の案内部材を、インナージャケット11や減
速機ハウジング28,83,87,95以外の部材、例
えば、センサハウジング29、モータ27のモータハウ
ジング、ロワブラケット13等に固定してもよい。ま
た、他方の案内部材を、車体7に固定される部材に設け
ることも考えられる。他方の案内部材を固定する部材と
しては、剛性の高さの点で操舵補助用のハウジング12
等の通例強度のある部材が好ましく、また、車体7への
組み付け易さの点でステアリング装置の部材が好まし
い。要は、各ステー61,81,86,94がインナー
ジャケット11に直接にまたは間接的に係合すればよ
い。
【0046】また、相対摺動可能な一対のジャケットと
ステーとの関係は、上述の各実施形態のものに限定され
ない。例えば、前部のジャケットが後部のジャケットに
向けて移動する構成や、小径のインナージャケット11
が大径のアウタージャケット10内に入るように移動す
る構成も考えられる。また、ステーの一端70を、固定
側のジャケットやステアリングホイール2から遠い側の
ジャケットに固定し、ステーの他端71を移動側のジャ
ケットやステアリングホイール側のジャケットに相対移
動可能に係合することも考えられる。
【0047】その他、本発明の特許請求の範囲で種々の
変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の衝撃吸収ステアリング
装置の概略構成の側面図。
【図2】図1に示す衝撃吸収ステアリング装置の平面
図。
【図3】図1に示す衝撃吸収ステアリング装置の正面断
面図であり、主に図1に示すA−A断面を、また、一部
はB−B断面を図示している。
【図4】本発明の第2実施形態の衝撃吸収ステアリング
装置の分解斜視図であり、一部を省略している。
【図5】本発明の第3実施形態の衝撃吸収ステアリング
装置の概略構成の側面図。
【図6】図5に示す衝撃吸収ステアリング装置の要部の
C方向矢視図。
【図7】本発明の第4実施形態の衝撃吸収ステアリング
装置の主要部の側面図。
【図8】図7に示す衝撃吸収ステアリング装置のカプセ
ル構造のD−D断面図。
【図9】図8に示すカプセル構造の分解斜視図。
【符号の説明】
1,102,103,104 衝撃吸収ステアリング装
置 3 ステアリングシャフト 4 ステアリングコラム 7 車体(車体側部材) 10 アウタージャケット(第1のジャケット) 11 インナージャケット(第2のジャケット) 14 アッパブラケット(コラムブラケット) 19 上部固定ブラケット(固定ブラケット) 40 アッパブラケットの側板 50 上部固定ブラケットの側板 61,94 ステー(案内部材、コラムブラケットから
延設されるステー) 62 軸(案内部材) 64 ステーの長孔 70 ステーの一端 71 ステーの他端 72 一体形成品(単一の部材) 81 ステー(案内部材、ステアリングコラムの上方に
配置されるステー) 86 ステー(案内部材、ステアリングコラムの下方に
配置されるステー) 88 孔 89 受け部材(案内部材) 90 受け部材の案内面 96 挟持部材(案内部材) 117 樹脂ピン(保持部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今垣 進 大阪府大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋精工株式会社内 (72)発明者 山田 敏之 大阪府大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋精工株式会社内 (72)発明者 金目 茂孝 大阪府大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋精工株式会社内 (72)発明者 松田 剛 大阪府大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋精工株式会社内 (72)発明者 細見 教郎 大阪府大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋精工株式会社内 Fターム(参考) 3D030 DE06 DE28 DE54

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対摺動自在に嵌合される筒状の第1およ
    び第2のジャケットを含んでステアリングシャフトを支
    承するステアリングコラムと、 一対の側板を含み、車体側部材に固定される固定ブラケ
    ットと、 この固定ブラケットの一対の側板にそれぞれ押圧されて
    保持される一対の側板を有し、第1のジャケットに固定
    されるコラムブラケットと、 衝突時に両ジャケットを相対摺動方向に案内する案内部
    材とを備え、 この案内部材は、コラムブラケットから延設されて第2
    のジャケットに直接または間接的に係合するステーを含
    むことを特徴とする衝撃吸収ステアリング装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の衝撃吸収ステアリング装
    置において、上記ステーとコラムブラケットとが単一の
    部材で一体に形成されることを特徴とする衝撃吸収ステ
    アリング装置。
  3. 【請求項3】相対摺動自在に嵌合される筒状の第1およ
    び第2のジャケットを含んでステアリングシャフトを支
    承するステアリングコラムと、 衝突時に両ジャケットを相対摺動方向に案内する案内部
    材とを備え、 この案内部材は、一端が第1のジャケットに固定され、
    他端が第2のジャケットに前記相対摺動方向に平行な方
    向に摺動自在に直接または間接的に係合するステーを含
    み、 ステーはステアリングコラムの上方または下方に配置さ
    れることを特徴とする衝撃吸収ステアリング装置。
  4. 【請求項4】請求項1から3の何れかに記載の衝撃吸収
    ステアリング装置において、 上記案内部材は第2のジャケットに設けられる軸をさら
    に含み、この軸はステーに形成される長孔に相対摺動自
    在に係合することを特徴とする衝撃吸収ステアリング装
    置。
  5. 【請求項5】請求項1から3の何れかに記載の衝撃吸収
    ステアリング装置において、 上記ステーは、断面溝形をなし、上記案内部材は、第2
    のジャケットに設けられる孔と、この孔に挿通させたス
    テーを沿わせて受けつつ相対摺動自在に案内する複数の
    案内面とを形成する受け部材を含むことを特徴とする衝
    撃吸収ステアリング装置。
  6. 【請求項6】請求項1から5の何れかに記載の衝撃吸収
    ステアリング装置において、 上記ステーを所定の保持力で相対摺動不能に保持して第
    2のジャケットに設けられる保持部材をさらに備え、こ
    の保持部材は、衝突時にステーの相対摺動を許容するこ
    とを特徴とする衝撃吸収ステアリング装置。
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