JP4304589B2 - チルトステアリング装置 - Google Patents
チルトステアリング装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4304589B2 JP4304589B2 JP2003305173A JP2003305173A JP4304589B2 JP 4304589 B2 JP4304589 B2 JP 4304589B2 JP 2003305173 A JP2003305173 A JP 2003305173A JP 2003305173 A JP2003305173 A JP 2003305173A JP 4304589 B2 JP4304589 B2 JP 4304589B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support shaft
- bracket
- insertion hole
- movable bracket
- side plates
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Steering Controls (AREA)
Description
具体的には、例えば、固定ブラケット一対の側板に縦長の円弧状の挿通孔を形成し、可動ブラケットの一対の側板に支軸保持用の保持孔を形成する。そして、これら挿通孔および保持孔に、ボルト軸からなる支軸を挿通してナットと結合させる。これにより、支軸の頭部とナットとの間で両ブラケットの側板を圧接してチルトロックを達成する(例えば、特許文献1参照)。
また、上記の構成に代え、支軸保持用の保持孔を長孔に形成すると共に、支軸を断面楕円状に形成し、この支軸を回動させることでチルトロックおよびチルトロックの解除を行うチルトステアリング装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。この構成により、支軸を回動させて支軸と保持孔との間のガタを詰め、チルトロック時における可動ブラケットのがたつきを防止するようにしている。
一方、このガタを詰めるために、保持孔をより小径にすること等が考えられるが、この場合、支軸を保持孔に挿通し難くなり、支軸の組付けに手間がかかってしまう。
図1は、本発明の一実施の形態のチルトステアリング装置1の縦断面図である。図2は、図1のII一II線に沿う一部断面側面図である。図1を参照して、本チルトステアリング装置1は、長手方向上端にステアリングホイール2(図2参照)が固定されるステアリングシャフト3を回動可能に支承するステアリングコラム4を備えている。
車体7には、固定ブラケット8が固定されている。この固定ブラケット8は、相対向する一対の側板9、10と、これら側板9、10の上端部を互いに接続する上板11と、上板11の上面に例えば溶接により固定される取付ステー12とを備えている。取付ステー12は、その左右両端部にそれぞれ挿通されるボルト13を介して車体7に固定されている。また、一対の側板9、10には、円弧状縦長をなす第1の支軸挿通孔14がそれぞれ形成されている。
本チルトステアリング装置1は、固定ブラケット8の一対の側板9、10と可動ブラケット6の対応する一対の側板15、16とを圧接させることにより、可動ブラケット6を固定ブラケット8に固定するようになっている。
支軸19の一端部には、固定ブラケット8の側板9を外側から締め付ける締付部材としての軸頭部20が一体に形成されている。支軸19の一端部のうち、軸
頭部20に近接する部分21は、断面が縦長の略矩形形状(実際には、側片が円弧状)に形成されている。この部分21は、固定ブラケット8の側板9の第1の支軸挿通孔14に係合し、支軸19の回動を規制している。支軸19の他端部にはねじ部22が設けられ、螺合部材としてのナット23が螺合している。
カム24は、支軸19が挿通される挿通孔27を有する円板状をなし、チルト操作レバー28の本体部29の一端部が一体回転可能に連結されている。これにより、チルト操作レバー28の本体部29の他端部に設けられた握り部30を握り、チルト操作レバー28を回動することで、カム24を回動することができる。カム24とナット23との間には座金31が介在し、また、ナット23の緩み止め部材32が、チルト操作レバー28の本体部29に保持されている。
保持部40は、狭幅部41よりも第2長手方向S2側(ステアリングギヤ側)に位置しており、支軸19の直径Dに概ね相当する径に形成されている。
このように、遊嵌部39と保持部40とは、第1および第2長手方向S1、S2に沿って並んで配置され、互いに連通している。
時に、支軸19が保持部40から狭幅部41を通過して遊嵌部39ヘ相対移動するようになっている。すなわち、車体7が衝突して運転者がステアリングホイール2に衝突すると、ステアリングコラム4のアッパジャケット5および可動ブラケット6が車両前方(第2長手方向S2)ヘ押される。これにより、支軸19に対して可動ブラケット6が前方へ移動するが、このとき、支軸19が第2の支軸挿通孔18の狭幅部41の縁部45を弾性変形させる。
また、逃がし孔46を形成することで、狭幅部41の縁部45を変形させ易くできる。したがって、組付時に支軸19が狭幅部41を通過し易くなり、保持部40への組付けをより容易にできる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されない。例えば、図5(A)に示すように、第2の支軸挿通孔18を固定ブラケット8の一対の側板9、10(一方の側板10のみを図示)にそれぞれ設けても良い。
施の形態と同様の構成には、図に同一符号を付してその説明を省略する。
図6(A)を参照して、本実施の形態の特徴とするところは、第2の支軸挿通孔18に代えて、第2の支軸挿通孔50を設けている点にある。なお、可動ブラケット6の各側板15、16の第2の支軸挿通孔50はそれぞれ同様の構成であるので、一方の側板16の第2の支軸挿通孔50について説明する。
可動ブラケット6の側板16の第2の支軸挿通孔50への支軸19の組付は、支軸19を側板16の前端縁51から開口部52を通して保持部40に押し込むことで達成される。
4 ステアリングコラム
6 可動ブラケット
7 車体
8 固定ブラケット
9 側板
10 側板
14 第1の支軸挿通孔
15 側板
16 側板
18 第2の支軸挿通孔
19 支軸
28 チルト操作レバー
39 遊嵌部
40 保持部
41 狭幅部
42 周縁
43 直線部
44 凸部
45 縁部
46 逃がし孔
50 第2の支軸挿通孔
51 前端縁(端縁)
52 開口部
54 後端縁(端縁)
55 後端縁(端縁)
C 開口幅
D 直径(径)
S1 第1長手方向(長手方向)
S2 第2長手方向(長手方向)
Claims (4)
- 車体に固定される固定ブラケットの一対の側板と、ステアリングコラムに固定される可動ブラケットの対応する一対の側板とを圧接させて可動ブラケットを固定するチルトステアリング装置において、
上記固定ブラケットおよび可動ブラケットの側板を貫通し、チルト操作レバーを支持する支軸と、
固定ブラケットおよび可動ブラケットの何れか一方の側板に設けられ円弧状縦長をなす第1の支軸挿通孔と、
固定ブラケットおよび可動ブラケットの他方の側板に設けられる第2の支軸挿通孔とを備え、
上記第2の支軸挿通孔は、上記支軸を遊嵌可能な遊嵌部と、支軸を遊動不能に保持する保持部と、遊嵌部と保持部との間に支軸の径よりも狭幅に形成されて支軸が通過可能な狭幅部とを含み、
上記遊嵌部と上記保持部とは、上記ステアリングコラムの長手方向に沿って並んで配置され、車体の衝突時に、上記支軸が保持部から狭幅部を通過して遊嵌部ヘ相対移動することを特徴とするチルトステアリング装置。 - 請求項1において、上記第2の支軸挿通孔の周縁は、上記遊嵌部、狭幅部および保持部にまたがる直線部と、これに対向する凸部とを含み、直線部と凸部との間に狭幅部が区画されることを特徴とするチルトステアリング装置。
- 請求項1または2において、上記他方の側板に、上記支軸の通過時の狭幅部の拡開に伴う狭幅部の縁部の変形を逃がすための逃がし孔が形成されることを特徴とするチルトステアリング装置。
- 車体に固定される固定ブラケットの一対の側板と、ステアリングコラムに固定される可動ブラケットの対応する一対の側板とを圧接させて可動ブラケットを固定するチルトステアリング装置において、
上記固定ブラケットおよび可動ブラケットの側板を貫通し、チルト操作レバーを支持する支軸と、
固定ブラケットおよび可動ブラケットの何れか一方の側板に設けられ円弧状縦長をなす第1の支軸挿通孔と、
固定ブラケットおよび可動ブラケットの他方の側板に設けられる第2の支軸挿通孔とを備え、
上記第2の支軸挿通孔は、支軸を遊動不能に保持する保持部と、この保持部を上記他方の側板の端縁に開放させる開口部とを含み、この開口部は支軸の径よりも狭幅で支軸が通過可能な開口幅に設定され、
支軸を上記他方の側板の端縁から開口部を通して保持部に挿入可能とされ、
車体の衝突時に、支軸が上記保持部から移動して上記開口部の縁部を変形させつつ開口部から外部へ移動することを特徴とするチルトステアリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003305173A JP4304589B2 (ja) | 2003-08-28 | 2003-08-28 | チルトステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003305173A JP4304589B2 (ja) | 2003-08-28 | 2003-08-28 | チルトステアリング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005075044A JP2005075044A (ja) | 2005-03-24 |
JP4304589B2 true JP4304589B2 (ja) | 2009-07-29 |
Family
ID=34408663
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003305173A Expired - Fee Related JP4304589B2 (ja) | 2003-08-28 | 2003-08-28 | チルトステアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4304589B2 (ja) |
-
2003
- 2003-08-28 JP JP2003305173A patent/JP4304589B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005075044A (ja) | 2005-03-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5429297B2 (ja) | ステアリング装置 | |
US8590932B2 (en) | Adjustable steering column for a motor vehicle | |
JP5321688B2 (ja) | ステアリング装置 | |
JP4774877B2 (ja) | ステアリング装置 | |
JP4848954B2 (ja) | 車両用チルト式ステアリング装置 | |
US20080284150A1 (en) | Steering system | |
WO2015064344A1 (ja) | ステアリング装置 | |
JP6620880B2 (ja) | ステアリング装置 | |
JP6701519B2 (ja) | ステアリング装置 | |
JP2007284034A (ja) | ニーボルスタおよび乗員下肢保護方法並にニーボルスタを備えた自動車 | |
WO2012049920A1 (ja) | 自動車用ステアリング装置 | |
JP5086724B2 (ja) | ステアリングコラム装置 | |
JP2005280543A (ja) | 車両用ステアリング装置 | |
JP5019925B2 (ja) | ステアリングコラム装置 | |
JP4304589B2 (ja) | チルトステアリング装置 | |
JP2005138825A (ja) | ステアリングコラム装置 | |
JP6562103B2 (ja) | ステアリング装置 | |
JP4352314B2 (ja) | チルトステアリング装置 | |
JP2008126750A (ja) | ステアリング装置 | |
JP4258274B2 (ja) | 車両用衝撃吸収式ステアリングコラム装置 | |
JP2010105521A (ja) | 車両用ステアリング装置 | |
JP2003261037A (ja) | 衝撃吸収ステアリング装置 | |
JP2019142500A (ja) | ステアリング装置 | |
KR200354247Y1 (ko) | 스티어링기구 에너지흡수장치 | |
JP4395713B2 (ja) | チルトステアリング装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20060228 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060727 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20060811 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081023 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081030 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081222 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090402 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090415 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130515 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140515 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |