JP2003260373A - 機器固定レール付実験台 - Google Patents
機器固定レール付実験台Info
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Abstract
載する実験装置の転倒防止を簡単に行うことができる機
器固定レール付実験台を提供する。 【解決手段】 実験台1の天板2上面と同じ面に、C型
形鋼の機器固定レール3が埋設され、その機器固定レー
ル3に固定ボルトを介して移動可能に固定される移動フ
ック金具4をセットし、移動フック金具4のベルト穴
に、固定ベルト13を通し、実験台1に搭載されたガス
クロマトグラフ16およびモニタ17の台に、固定ベル
ト13を掛け、反対側に固定された移動フック金具4の
ベルト穴に通して、再び元の位置まで戻して締金具に通
してUターンして引くことにより、固定ベルト13が締
まり、装置が実験台1に固定される。
Description
特に、実験・分析機器などを実験台上に置いて使用する
場合の実験台に関する。
置を用いて作業するときに、実験台上にその装置を載
せ、実験処理用の器具を用い試料の前処理等を行う場合
がある。そのため使用する複数の装置を実験台に載せる
こともあり、実験台は重量物に対して頑丈な構造に作ら
れ、実験に必要なユティリティが装備される。例えば、
装置の電源接続のためのコンセント、実験処理用の器具
や試薬を収納する棚や引出しや収納ボックス、必要によ
り試料処理などに用いるステンレス製の流し台や採水
栓、実験及び処理中に発生する有害なガスを排気する排
気フードなどの局所排気装置、化学薬品処理や高温度実
験のためのセラミック製の天板、純水製造装置収納部な
どが、実験台に要求され目的に応じて装備される。
実験研究用の実験台1aの上面図(a)、正面図(b)
を示す。実験台1a本体は、塗装されたスチール角パイ
プのフレームや、両面化粧ボードで組立てられ、作業す
る上面にセラミックスプレート、合成樹脂、ステンレス
などの材質の天板2aが使われ、下部中央に正面および
背面から開閉扉を開けて内部に実験器具などを収納でき
る収納ボックスが設けられ、下部両側には試薬、試料な
どを収納できる引出しが設けられている。さらに実験装
置を天板2a上に載せて実験作業を行うために、天板2
aの上面、または実験台1aの側面に電気コンセントな
どが設けられている。
ように構成されているが、実験装置などを実験台1aに
載せる場合は、地震などに対する装置の転倒防止のため
に、実験台1aを実験室の壁面側に寄せて設置し、固定
金具などを壁面に取付け、それにより装置を固定してい
る。そのため実験室の中央や窓側の実験台に載せられた
装置は、転倒防止のための固定ができないという問題が
ある。また、実験台を実験室の壁面側に寄せて設置し、
固定金具などを壁面に取付けそれにより装置を固定して
いる場合でも、装置の増設や移動をしなければならない
ときには、その度に固定金具を取付け直さないと装置を
固定することができないという問題がある。
たものであって、実験台を実験室のどの位置に設置して
も、搭載する実験装置の転倒防止を簡単に行うことがで
きる実験台を提供することを目的とする。
め、本発明の機器固定レール付実験台は、実験・分析用
の装置を載せる実験台と、その実験台の上面に埋設され
た前記装置の転倒防止用の機器固定レールとを備えたも
のである。
は、実験・分析用の装置を載せる実験台と、実験台の天
板と同一面に埋設されたC型形鋼の機器固定レールと、
その機器固定レールの内側に引板と固定ボルトを介して
固定される移動フック金具と、その移動フック金具のベ
ルト穴を介して前記装置を固定する固定ベルトとを備
え、前記装置を実験台上に固定するように構成したもの
である。
は、実験・分析用の装置を載せる実験台と、実験台の天
板上面と所定の段差をつけて埋設されたC型形鋼の機器
固定レールと、その機器固定レールの内側に引板と固定
ボルトを介して固定される移動フック金具と、その移動
フック金具のベルト穴を介して前記装置を固定する固定
ベルトと、前記機器固定レールの上部にセットして天板
上面と同一面になる所定の厚さと幅と長さを有する耐薬
品性素材からなるレール蓋とを備え、前記装置を実験台
上に固定するように構成したものである。
ように構成されており、C型形鋼の機器固定レールが実
験台の天板と同一面に、または、天板上面と所定の段差
をつけて埋設され、その機器固定レールの内側に引板と
固定ボルトを介して移動フック金具が移動可能に固定さ
れる。そして、機器固定レールが天板と段差を有する場
合は、機器固定レールの上部に所定の厚さと幅と長さを
有する耐薬品性素材からなるレール蓋を被せ、天板上面
と同一面にし、移動フック金具のベルト穴に固定ベルト
が通され、その固定ベルトによって搭載された実験装置
を実験台に固定することができる。したがって移動フッ
ク金具を適当な位置に移動させて、固定ボルトを締め、
そして、固定ベルトを実験装置に掛け、固定ベルトを引
き締めるだけで簡単に固定することができる。それによ
って実験台を実験室のどの位置に設置しても、装置の転
倒防止を容易に行うことができる。また、機器固定レー
ルの上部にレール蓋を被せるので、実験用器具などの不
安定さをなくし、安心して実験することができる。
の一実施例を、図1を参照しながら説明する。図1は本
発明の機器固定レール付実験台に分析装置のガスクロマ
トグラフを搭載し耐震防止を施した図を示す。本機器固
定レール付実験台は、計測・分析・実験装置などを搭載
して作業する実験台1本体と、その実験台1の上面に埋
設されたC型形鋼製の機器固定レール3と、そのC型形
鋼の内部に引板と固定ボルトを介して移動可能に固定さ
れる移動フック金具4と、その移動フック金具4のベル
ト穴に通して分析装置(ガスクロマトグラフ16及びそ
のモニタ17)などの装置を天板2に固定する固定ベル
ト13とから構成される。
体の上面にC型形鋼の機器固定レール3が埋設され、移
動フック金具4が、機器固定レール3のC型形鋼の内部
に引板をかいして、固定ボルトによって適正な位置に移
動させて固定される。そして、固定ベルト13が、移動
フック金具4のベルト穴に通され、実験台1上に搭載さ
れた実験装置に掛けられて、実験装置が固定される。図
2に、本発明の機器固定レール付実験台の上面図
(a)、正面図(b)を示す。実験台1は、上面に実験
装置や実験器具を載せて実験する台であり、上面は天板
2と機器固定レール3が設けられる。実験台1本体は、
塗装されたスチール角パイプのフレームや、両面化粧ボ
ードで組立てられ、作業する上面の天板2には、セラミ
ックスプレート、合成樹脂、ステンレスなどの材質が使
われ、機器固定レール3には、C型形鋼が用いられ、天
板2の面と同一面、または、段差を設けて埋設されてい
る。段差を設けた場合には、その段差に耐薬品性のレー
ル蓋がC型形鋼の開口部に被せられる。下部中央には、
正面および背面から開閉扉を開けて内部に実験器具など
を収納できる収納ボックス、下部両側には試薬、試料な
どを収納できる引出し、前面または側面に、使用する装
置の電源を接続するためのコンセントなどが設けられて
いる。また、必要により試料処理などに用いるステンレ
ス製の流し台や採水栓、実験及び処理中に発生する有害
なガスを排気する排気フードなどの局所排気装置、化学
薬品処理や高温度実験のための特製の天板、純水製造装
置収納部などが装備されることもある。
具4を固定し、固定ベルト13を連結させた図を示す。
機器固定レール3は、上部に開口したC型形鋼に表面処
理が施されたレール、またはステンレス製のものが用い
られ、開口部の上面は天板2の上面と一致するように埋
設されている。その埋設方法は、C型形鋼の下部を実験
台1の内部の下板7に座板6を介してレール固定ネジ5
とナット8で固定される。その機器固定レール3の両側
の下板7上に支持ブロック9が固定され、支持ブロック
9の上に天板2が接着され、天板2の上面が機器固定レ
ール3の上面と一致するように製作される。移動フック
金具4は、L型のステンレス製の金具で、立面部にベル
ト15を通すベルト穴12が設けられ、平面部に固定ボ
ルト10を通す穴が設けられ、平面部の幅はC型形鋼の
機器固定レール3の幅より少し小さく製作される。これ
は移動フック金具4を機器固定レール3に固定したと
き、移動フック金具4の平面部が天板2の面に架からな
いようにするためである。移動フック金具4は、平面部
にあけられた穴に固定ボルト10を挿入し、準備された
四角板の引板11のネジ穴に少しねじ入れ、その状態で
C型形鋼の開口部内に引板11のみを斜めにして挿入
し、固定ボルト10を垂直にして機器固定レール3の中
央になるように位置し、移動フック金具4を必要とする
位置(実験台1上の装置を固定するに適した位置)に移
動し、固定ボルト10を締めて引板11を引き寄せC型
形鋼の上部を挟み込み、移動フック金具4を機器固定レ
ール3に固定する。
ック金具15aの穴に固定され、他端が、移動フック金
具4のベルト穴12に通され、そして、実験台1に搭載
された実験装置の上部に掛けられ、反対側に固定された
移動フック金具4のベルト穴12に通され、再び、実験
装置の上部に掛けられ、締金具14のE型形状金具の中
央部の棒でUターンさせる。そして、締金具14をロッ
ク金具15aに挿入してロックし、固定ベルト13の先
端を強く引き寄せ、ベルト15を締め実験装置を実験台
1に固定する。そして、固定ベルト13の先端をベルト
リング14aに通しておく。固定ベルト13を緩め開放
するときは、ロック金具15aのレリーズボタン15b
を押すことで、ロック金具15aと締金具14が分離さ
れる。
と段差をつけて埋設された断面を示し、(a)は移動フ
ック金具4と固定ベルト13を取付けた状態、(b)は
機器固定レール3aにレール蓋18を被せた状態を示す
図である。実験台1上では実験装置を載せて、各種の実
験器具を用い、試料や試薬の前処理がおこなわれる。実
験台1の天板2上面で実験器具の移動が行われるので、
上面は平面に仕上げられ、実験器具などがスムースに移
動できるようにしなければならない。また、試料や試薬
などが処理中にこぼれたり、埃などが入らないように機
器固定レール3の開口部を上部から覆うようにすること
が望ましい。そのため、図4に示す機器固定レール3a
は図3に示すものより高さが段差分低いものが用いら
れ、図4(b)に示すように、機器固定レール3aの上
部にレール蓋18が設けられる。レール蓋18は、樹脂
製またはゴム製の耐薬品性の素材で、天板2の上面と機
器固定レール3a上面との段差に相当する厚さを有し、
その幅及び長さは機器固定レール3aの幅と長さに等し
い寸法に製作され、機器固定レール3aの上面の段差に
置かれて、実験台1の上面が隙間なく同一平面に仕上げ
られる。実験台1に搭載される実験装置を固定するため
に、移動フック金具4を用いるときは、移動フック金具
4の平面部に相当する面積分をレール蓋18からカット
し、カットされたレール蓋18が用いられる。図4に示
す移動フック金具4及び固定ベルト13の構造、およ
び、それを用いて実験装置を実験台1に固定する方法に
ついては、図3に示すものと同じ構造であり、同じ方法
で行われる。
た実験装置を固定するとき、2個の移動フック金具4を
同一または同列の機器固定レール3(または3a)に挿
入し、左右に固定ベルト13を実験装置にかけて固定す
る方法について説明したが、移動フック金具4を前後に
埋設された機器固定レール3(または3a)にそれぞれ
挿入し、前後に固定ベルト13を実験装置にかけて固定
することもできる。このように、実験台1上に搭載され
た実験装置の転倒防止は、実験台1の上面に機器固定レ
ール3(または3a)を埋設し、移動フック金具4をそ
の機器固定レール3(または3a)に固定し、固定ベル
ト13を用いて、実験台1に実験装置を容易に、適切な
位置に、確実に固定することができる。
のように構成されており、実験台の上面にC型形鋼の機
器固定レールが埋設されており、機器固定レールに固定
ボルトを介して移動可能に固定できる移動フック金具を
用い、移動フック金具のベルト穴に固定ベルトが通さ
れ、実験台上で使用される分析機器などにその固定ベル
トを掛け、固定ベルトを引き締めるだけで所定の位置に
簡単に固定でき、実験台が実験室のどの位置に設置され
ても、装置の転倒防止を容易に行うことができる。
を示す図である。
レールが埋設された実験台を示す図である。
レールが天板上面と同一面に埋設された断面構造を示す
図である。
レールが天板と段差をつけて埋設された断面構造を示す
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】実験・分析用の装置を載せる実験台と、そ
の実験台の上面に埋設された前記装置の転倒防止用の機
器固定レールとを備えたことを特徴とする機器固定レー
ル付実験台。 - 【請求項2】実験・分析用の装置を載せる実験台と、実
験台の天板と同一面に埋設されたC型形鋼の機器固定レ
ールと、その機器固定レールの内側に引板と固定ボルト
を介して固定される移動フック金具と、その移動フック
金具のベルト穴を介して前記装置を固定する固定ベルト
とを備え、前記装置を実験台上に固定するように構成し
たことを特徴とする機器固定レール付実験台。 - 【請求項3】実験・分析用の装置を載せる実験台と、実
験台の天板上面と所定の段差をつけて埋設されたC型形
鋼の機器固定レールと、その機器固定レールの内側に引
板と固定ボルトを介して固定される移動フック金具と、
その移動フック金具のベルト穴を介して前記装置を固定
する固定ベルトと、前記機器固定レールの上部にセット
して天板上面と同一面になる所定の厚さと幅と長さを有
する耐薬品性素材からなるレール蓋とを備え、前記装置
を実験台上に固定するように構成したことを特徴とする
機器固定レール付実験台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002067380A JP4554871B2 (ja) | 2002-03-12 | 2002-03-12 | 機器固定レール付実験台 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002067380A JP4554871B2 (ja) | 2002-03-12 | 2002-03-12 | 機器固定レール付実験台 |
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ID=28671570
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002067380A Expired - Lifetime JP4554871B2 (ja) | 2002-03-12 | 2002-03-12 | 機器固定レール付実験台 |
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JP2006305465A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Itoki Corp | 実験台 |
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JP2021190686A (ja) * | 2020-06-01 | 2021-12-13 | 杭州盛通科技有限公司 | ビッグデータに基づく音像処理システム |
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-
2002
- 2002-03-12 JP JP2002067380A patent/JP4554871B2/ja not_active Expired - Lifetime
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