JP2003260028A - 立体電子内視鏡装置 - Google Patents

立体電子内視鏡装置

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JP2003260028A JP2002064630A JP2002064630A JP2003260028A JP 2003260028 A JP2003260028 A JP 2003260028A JP 2002064630 A JP2002064630 A JP 2002064630A JP 2002064630 A JP2002064630 A JP 2002064630A JP 2003260028 A JP2003260028 A JP 2003260028A
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Kunio Ando
邦郎 安藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2次元観察用の表示器を使用することなく、
3次元観察用の表示器、眼鏡を用いて近接した被観察体
の2次元観察を可能とする。 【解決手段】 電子内視鏡本体14の先端部の左右のC
CD3L,3Rで得られた画像データを左右用画像デー
タメモリ20L,20Rに記録し、3次元観察時には、
これら画像データメモリ20L,20R内の左右の画像
データを記録時の倍速で読み出し、この左右の画像を表
示器10に交互に表示すれば、眼鏡11によって被観察
体が立体的に観察される。一方、表示切替え操作スイッ
チ23により2次元観察が選択された時は、上記左右用
画像データメモリ20L,20Rに記憶された画像デー
タの内、例えば左の画像データのみを記録時の倍速で2
度ずつ読み出すようにし、この左の画像データのみを表
示器10に表示することにより、眼鏡11によって被観
察体を2次元的に観察することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被観察部位を立体
的に表示すると同時に、2次元的にも表示することが可
能となる立体電子内視鏡装置の回路構成に関する。
【0002】
【従来の技術】電子内視鏡装置としては、被観察体の2
次元画像をモニタ等の表示器に表示するものが一般的で
あるが、被観察体内へ挿入される電子内視鏡本体(スコ
ープ)の先端部に、左右一組の光学系と固体撮像素子を
含む撮像手段を設けることにより、人間の両眼のそれぞ
れで捉えたものと同等の左右の画像(視差のある画像)
を撮像し、この左右の画像を3次元表示装置にて観察す
る立体電子内視鏡装置が用いられている。
【0003】図5には、従来の立体電子内視鏡装置の概
略構成が示されており、内視鏡1の先端部に、対物光学
系2L及び固体撮像素子であるCCD(Charge Coupled
Device)3Lからなる左側撮像部4Lと、対物光学系2
R及びCCD3Rからなる右側撮像部4Rが配置され
る。一方、3次元画像を形成するために内視鏡に接続さ
れる外部信号処理装置6には、上記CCD3L,3Rか
ら出力された左右の画像データを入力し、各種のカラー
画像処理を施す信号処理回路7、左右の画像を記録する
画像データメモリ8、3次元観察のための画像処理を施
す立体画像処理回路9が設けられている。また、上記本
体6から出力された画像を入力して3次元像を観察する
ために、専用の表示器10と眼鏡11が用いられる。
【0004】上記の構成によれば、左右の撮像部4L,
4Rによって撮影された左右の画像は、各種のカラー画
像処理等が施されて画像データメモリ8に一旦格納さ
れ、立体画像処理回路9で3次元観察に必要な処理が施
された後に表示器10へ供給される。これにより、表示
器10では左右の画像が交互に時分割で表示されること
になり、眼鏡11を用いて左の画像を左目で右の画像を
右目で見ることによって被観察体を3次元観察(立体
視)することが可能となる。なお、3次元観察の方式と
しては、表示器(モニタ)の画面の前に液晶シャッタを
設け、左右の画像に同期して液晶シャッタの偏光方向を
変え、観察者は左右で偏光方向が異なる眼鏡11を用い
る方式や、左右の画像に同期して左右交互にシャッタが
作動する眼鏡11を用いる方式等がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の立体電子内視鏡装置では、本来的に被観察体の撮像
距離は比較的短いが、その中でも近接した被観察体に対
しては上記左右の撮像部4L,4Rで決定される輻輳角
(被観察体を臨む角度)が大きくなり過ぎ、立体視が困
難になるという不都合があった。
【0006】このため、従来では、近接した被観察体に
対しては、立体像の観察を諦めるか、上記の左右の撮像
部4L,4Rで得られた左右の画像のいずれか一方を2
次元観察用の通常の表示器(モニタ)に表示させること
が行われている。しかし、この場合は、上記の3次元観
察用の表示器10や眼鏡11の他に、2次元観察用の表
示器が必要となり、またこれらの二つの表示器に画像を
切り替えて出力するための切り替え制御の構成が必要に
なり、構成が複雑になると共に取り扱いも煩雑になると
いう問題があった。なお、上述の左右のCCD3L,3
Rを用いて撮像するものではないが、従来には、立体表
示と平面表示を切り替えるものとして特開平7‐333
524号に示される立体視内視鏡装置がある。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、2次元観察用の表示器を使用する
ことなく、3次元観察用の表示器、眼鏡を用いて、より
近接した被観察体の2次元観察が可能となる立体電子内
視鏡装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明に係る立体電子内視鏡装置は、被観
察体内に挿入される内視鏡本体先端部に配置され、光学
系及び固体撮像素子を含む左右一組の撮像手段と、この
一組の撮像手段で得られた左右の画像データを記録する
ための画像データメモリと、上記左右の画像を交互に表
示する3次元観察用表示手段とを有する立体電子内視鏡
装置において、上記画像データメモリ内のデータを記録
時よりも速い速度で読出し制御すると共に、3次元観察
時には左右の画像データを交互に読み出し、2次元観察
時には左右いずれかの画像データを連続して2度読み出
すように制御する制御回路を備え、上記3次元観察用表
示手段に2次元観察のための画像も表示可能にしたこと
を特徴とする。即ち、2次元観察時では、内視鏡本体先
端部の左右の撮像手段で得られた左右いずれかの映像信
号だけを生かし、2次元画像の信号を3次元画像の信号
処理に合わせることで2次元画像も3次元観察用表示手
段に表示できるようにしたものである。請求項2に係る
発明は、上記画像データメモリとして左右の画像データ
を記録するための左右用画像データメモリを備え、2次
元観察の際には、この左右用画像データメモリのそれぞ
れに左右いずれかの画像データが記録されるように制御
することを特徴とする。請求項3に係る発明は、被観察
体内に挿入される内視鏡と、この内視鏡内の上記固体撮
像素子の出力信号に基づき画像処理を行う外部信号処理
装置とから構成される場合、上記3次元観察のための画
像表示と2次元観察のための画像表示を切り替える表示
切替え操作手段を上記内視鏡に設けたことを特徴とす
る。
【0009】上記の構成によれば、例えば表示切替え操
作手段によって3次元(立体)観察と2次元観察の画像
の切替えが行われ、3次元観察の選択時では、左右の撮
像手段で撮像された左右の画像データを左右用画像デー
タメモリに一旦記録した後、このメモリから記録時の倍
速で画像データの読出しを行い、左右の画像を交互に表
示器に表示することにより、この表示器上の被観察体が
眼鏡によって立体的に観察される。一方、2次元観察の
選択時には、例えば左右用画像データメモリに記憶され
た左右の画像データの内、左の画像データのみを記録時
の倍速で連続して2度ずつ読み出すようにし、左の画像
データのみを連続して表示器に表示することにより、立
体観察時の眼鏡を用いたままで近接した被観察体を2次
元的に観察することができる。この画像は、通常の2次
元画像とは少し異なり、あたかも立体画像を見るような
状態の2次元的な画像となる。なお、各回路での上記信
号処理は同期信号によって同期が取られている。
【0010】上記請求項2の構成によれば、左右用の画
像データメモリが設けられる場合、2次元観察時に、こ
れらの画像データメモリの両方に左右のいずれかの画像
を入力するようにスイッチ等で切り替え、画像データメ
モリ読出しの切替え制御によらずに2次元観察時の画像
を得るようにすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1には、第1実施例に係る立体
電子内視鏡装置の構成が示されており、この装置は、被
観察体内に挿入する電子内視鏡本体14、この電子内視
鏡本体14に接続され、電源を有する外部信号処理装置
15、従来と同様の3次元(以下3Dとする)観察用の
表示器10と眼鏡11、図示していないが、電子内視鏡
本体14の先端部へ照明光を供給するための光源装置等
から構成される。
【0012】図1に示されるように、電子内視鏡本体1
4では、その先端部に対物光学系2L及び固体撮像素子
であるCCD(MOSセンサー等でもよい)3Lからな
る左側撮像部4Lと、対物光学系2R及びCCD3Rか
らなる右側撮像部4Rが配置される。一方、外部信号処
理装置15には、上記CCD3Lを駆動制御して撮像し
た信号を読み出すCCD駆動回路17L、CCD3Rを
同様に駆動制御するCCD駆動回路17Rが設けられる
と共に、このCCD3Lからの出力信号に基づいて各種
のカラー画像処理を施す信号処理回路18L、上記CC
D3Rからの出力信号に基づいて各種のカラー画像処理
を施す信号処理回路18Rが配置される。
【0013】また、上記信号処理回路18Lにて形成さ
れた左の画像データを記録する左用画像データメモリ2
0L、上記信号処理回路18Rにて形成された右の画像
データを記録する右用画像データメモリ20Rが設けら
れ、これら左右用画像データメモリ20L,20Rのデ
ータの書込み及び読出しはメモリ制御回路21にて制御
される。即ち、これらの画像データメモリ20L,20
Rには、1フィールド1/60秒、1フレーム1/30
秒となる速度で左右の画像データが書き込まれ、読出し
の際には、1フィールド1/120秒、1フレーム1/
60秒となる倍の速度で左右の画像データが読み出され
る。
【0014】上記メモリ制御回路21には、3D用表示
処理と2次元(以下2Dとする)用表示処理を切り替え
制御するための表示切替え回路22と表示切替え(3D
−2D)操作スイッチ(SW)23が接続される。即
ち、この表示切替え操作スイッチ23で3D観察か2D
観察のいずれかを選択すると、表示切替え回路22によ
って3D用表示処理と2D用表示処理のいずれかを切替
え制御する信号が上記メモリ制御回路21へ供給され
る。そして、このメモリ制御回路21では、3D用表示
処理の場合は、左用画像データメモリ20Lに記録され
た左の画像データと右用画像データメモリ20Rに記録
された右の画像データを交互に読み出すように制御し、
2D用表示処理の場合は、上記画像データメモリ20
L,20Rのいずれか一方の画像データを2度連続して
読み出すように制御する。なお、上記切り替え操作スイ
ッチ23は、制御パネル等に配置されるが、電子内視鏡
本体14の基端部に設けた操作部に図示の23Eのよう
に設けてもよく、これによれば、術者等による3D観察
と2D観察の切替えが容易になる。
【0015】また、上記メモリ制御回路21には、左右
用画像データメモリ20L,20Rから読み出された左
右の画像データについて3D観察のための信号処理を施
す立体画像処理回路25が接続され、この立体画像処理
回路25の出力が表示器10へ供給される。当該例で
は、この表示器10に対し、例えば3D表示処理時には
1フレーム単位で左右の画像が交互に供給され、また2
D表示処理時には1フレーム単位で左右のいずれかの画
像が供給される。なお、上記の3D表示処理では、フィ
ールド単位で左右の画像を交互に読み出して立体画像を
形成することもできる。
【0016】そして、この表示器10に表示された画像
を3D観察するための眼鏡11が設けられるが、この眼
鏡11としては、左右の画像表示に同期して左右交互に
1/60秒毎にシャッタが開くものが採用されている。
即ち、図1には示していないが、上記外部信号処理装置
15には、タイミングジェネレータ等の同期回路が設け
られており、左右の画像を表示する際のタイミングに同
期して上記眼鏡11のシャッタが開閉動作することにな
る。なお、3D表示方式としては、偏光方向を制御する
偏光方式を用いることもでき、この場合は、上記表示器
10の前方に液晶シャッタを配置して左右の画像に同期
して液晶シャッタの偏光方向を変えると共に、上記眼鏡
11として左右で偏光方向が異なるものを用いることに
なる。
【0017】第1実施例は以上の構成からなり、その作
用を図2及び図3を参照しながら説明する。まず、図1
で説明した左右の撮像部4L,4RのCCD3L,3R
がCCD駆動回路17L,17Rで駆動されることによ
り、CCD3Lから左の画像デーが出力され、CCD3
Rから右の画像データが出力され、これらの左右の画像
データは信号処理回路18L,18Rで所定の画像処理
が施された後、左右用画像データメモリ20L,20R
に記録される。
【0018】図2には、左右の画像データの記録と読出
しの状態が示されており、図2(A)に示されるよう
に、上記左用画像データメモリ20Lには1/30秒毎
に左の画像の1フレームデータ(例えば1/60秒毎に
得られる奇数フィールドデータ及び偶数フィールドデー
タからなる)が記録され、上記右用画像データメモリ2
0Rには1/30秒毎に右の画像の1フレームデータが
記録される。そして、3D観察時には、図2(B)に示
されるように、左の画像の1フレームデータが記録時の
倍速となる1/60秒毎に上記左用画像データメモリ2
0Lから読み出され、右の画像の1フレームデータが1
/60秒毎に上記右用画像データメモリ20Rから読み
出される。
【0019】そして、これらの左右の画像データは立体
画像処理回路25を介して表示器10へ供給され、この
表示器10には1フレーム1/60秒で左右の画像が時
分割で表示される。この表示画像が図3(A)に示され
ており、表示器10にはB (左画像),BR1(右
画像),BL2,BR2…というように左右の画像が交
互に表示され、この左右の画像B,Bを眼鏡11の
左右で交互に見ることによって立体的な画像が観察でき
る。当該例では、1秒間に30フレームの画像を表示す
る通常のTV方式ではなく、倍速読出しによって、左右
の画像を交互に1秒間に30フレーム、即ち1秒間に左
右の画像を60フレームで表示することで、30フレー
ムのちらつきのない立体画像を得ることが可能になる。
【0020】一方、上記表示切替え操作スイッチ23に
て2D観察に切り替えられたときには、表示切替え回路
22、メモリ制御回路21を介して、図2(C)に示さ
れるように、例えば左用画像データメモリ20Lの左の
画像のみが1/60秒毎に2度ずつ連続して読み出され
る。この場合の表示画像は、図3(B)に示されてお
り、表示器10にはBL1,BL1,BL2,BL2
というように左の画像B のみが表示される。この左の
画像Bのみの表示を眼鏡11で観察することにより、
2D観察が可能となる。この場合の眼鏡11は、3D観
察時と同様に左右の画像表示のタイミングに相当する信
号に同期し、1/60秒毎に左右のシャッタが交互に開
閉しており、あたかも立体の画像を見るような状態でご
く自然な2次元像を観察することになる。
【0021】このような第1実施例の立体電子内視鏡装
置によれば、2D観察用の表示器を用いる必要がなく、
また3D観察用表示器と2D観察用表示器に対し画像を
切り替えて出力するための切り替え制御も不要となり、
簡易な構成によって3D観察と2D観察の両方を実行で
きるという利点がある。従って、輻輳角が大きくなり過
ぎて立体視が困難になる近接した被写体も容易に2D観
察することが可能となる。
【0022】図4には、第2実施例の立体電子内視鏡装
置の構成が示されており、この第2実施例の装置は、2
D観察時の左右いずれかの画像データを左右用画像デー
タメモリの両方に記録するようにしたものである。図4
において、電子内視鏡本体14及びこれに接続された外
部信号処理装置28の基本的な構成は、上記第1実施例
の場合と同様になっているが、外部信号処理装置28の
信号処理回路18L,18Rの後段に、切替え回路29
を配置し、この切替え回路29を表示切替え操作スイッ
チ23で切り替えるようにしている。即ち、3D観察時
には、切替え回路29が端子aへ切り替えられ、信号処
理回路18Rの出力を右用画像データメモリ20Rへ供
給し、2D観察時には、切替え回路29が端子bへ切り
替えられ、信号処理回路18Lの出力を右用画像データ
メモリ20Rへ供給する。
【0023】この第2実施例の構成によれば、3D観察
時には、切替え回路29の端子aを選択することによ
り、図2(A)で説明したように、上記左用画像データ
メモリ20Lに左の画像の1フレームデータ、上記右用
画像データメモリ20Rに右の画像の1フレームデータ
が記録される。その後、図2(B)のように、左右の画
像の1フレームデータが記録時の倍速となる1/60秒
毎で上記左右用画像データメモリ20L,20Rから読
み出されることにより、図3(A)に示した左右の画像
が表示器10に交互に表示され、眼鏡11によって立体
的な画像が観察できる。
【0024】一方、上記表示切替え操作スイッチ23に
て2D観察に切り替えられたときには、切替え回路29
が端子bに切り替えられ、信号処理回路18Lから出力
された左の画像データが右用画像データメモリ20Rに
も記録される。そして、この左右用画像データメモリ2
0L,20Rの画像データは、メモリ制御回路21によ
って交互に読み出され、図2(C)に示されるように、
左側の画像データのみが1/60秒毎に2度ずつ読み出
される。この結果、図3(B)に示したように、表示器
10にはBL1,BL1,BL2,BL2…の画像が表
示され、この左の画像Bのみの表示を眼鏡11で観察
することにより、2D観察が可能となる。なお、上記切
替え回路29は右の画像Bを両方のメモリメモリ20
L,20Rへ記録するように切り替える構成としてもよ
い。
【0025】上記各例では、外部信号処理装置15に配
置した表示切替え操作スイッチ23にて2D観察へ切り
替える場合を説明したが、上述のように、電子内視鏡本
体14の操作部等に表示切替え操作スイッチ23Eを設
けた場合は、このスイッチ23Eによって3D観察と2
D観察の切替えが実行され、この場合は、被観察体の観
察中に術者による画像切替えが簡単に行われる。
【0026】また、上記実施例では、NTSC方式につ
いて説明したが、PAL方式でも、1秒間に25フレー
ムを撮像し、左右の映像信号を倍速の50フレーム/秒
で読み出して立体画像表示すると共に、この左右のいず
れかの画像のみを用いて2次元画像を表示することがで
きる。
【0027】更に、立体画像を表示する際に、撮像時の
倍速で画像データを読み出すようにしたが、左右の画像
を時系列で交互に観察する場合に画面のちらつきが問題
にならない程度の速い速度とすることが望ましく、倍速
以外の読出し速度としてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
左右一組の撮像手段で得られた左右の画像データを画像
データメモリに記録し、この画像データメモリ内のデー
タを記録時よりも速い速度で読出し制御すると共に、3
次元観察時には左右の画像データを交互に読み出すが、
2次元観察時には左右いずれかの同一の画像データを2
度読み出すようにしたので、2次元観察用の表示器を使
用することなく、3次元観察用の表示器や眼鏡を用いて
被観察体の2次元観察が可能となる。従って、輻輳角が
大きくなり過ぎて立体視が困難になる近接した被写体も
容易に表示、観察することができ、従来における構成の
複雑さ、取扱いの煩雑さを解消することができる。
【0029】請求項3に係る発明によれば、3次元観察
と2次元観察の表示切替え操作手段を内視鏡本体に設け
たので、被観察体の観察中に術者によって3次元観察と
2次元観察の表示切替えを容易に行うことができるとい
う利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る立体電子内視鏡装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】実施例で撮像された左右の画像データの記録及
び読出し(3次元観察と2次元観察)の動作を示す図で
ある。
【図3】実施例の3次元観察と2次元観察で読出し表示
される画像を示す図である。
【図4】第2実施例に係る立体電子内視鏡装置の構成を
示すブロック図である。
【図5】従来の立体電子内視鏡装置の概略構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1,14…電子内視鏡本体、6,15,28…外部信号
処理装置、3L,3R…CCD、8,20L,20R…
画像データメモリ、10…表示器、 11…眼鏡、
18L,18R…信号処理回路、21…メモリ制御回
路、22…表示切替え回路、23,23E…表示切替え
操作スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H040 GA02 GA10 GA11 4C061 BB06 CC06 JJ17 LL02 LL08 NN05 XX02 YY12 YY18 5C054 AA01 EA05 FD01 FE01 GB01 HA12 5C061 AA06 AA11 AB04 AB08 AB11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被観察体内に挿入される内視鏡本体先端
    部に配置され、光学系及び固体撮像素子を含む左右一組
    の撮像手段と、この一組の撮像手段で得られた左右の画
    像データを記録するための画像データメモリと、上記左
    右の画像を交互に表示する3次元観察用表示手段とを有
    する立体電子内視鏡装置において、 上記画像データメモリ内のデータを記録時よりも速い速
    度で読出し制御すると共に、3次元観察時には左右の画
    像データを交互に読み出し、2次元観察時には左右いず
    れかの画像データを連続して2度読み出すように制御す
    る制御回路を備え、上記3次元観察用表示手段に2次元
    観察のための画像も表示可能にしたことを特徴とする立
    体電子内視鏡装置。
  2. 【請求項2】 上記画像データメモリとして左右の画像
    データを記録するための左右用画像データメモリを備
    え、2次元観察の際には、この左右用画像データメモリ
    のそれぞれに左右いずれかの画像データが記録されるよ
    うに制御することを特徴とする上記請求項1記載の立体
    電子内視鏡装置。
  3. 【請求項3】 被観察体内に挿入される内視鏡と、この
    内視鏡内の上記固体撮像素子の出力信号に基づき画像処
    理を行う外部信号処理装置とから構成される場合、上記
    3次元観察のための画像表示と2次元観察のための画像
    表示を切り替える表示切替え操作手段を上記内視鏡に設
    けたことを特徴とする上記請求項1又は2記載の立体電
    子内視鏡装置。
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