JP2003259934A - 座席構造 - Google Patents
座席構造Info
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- JP2003259934A JP2003259934A JP2002061972A JP2002061972A JP2003259934A JP 2003259934 A JP2003259934 A JP 2003259934A JP 2002061972 A JP2002061972 A JP 2002061972A JP 2002061972 A JP2002061972 A JP 2002061972A JP 2003259934 A JP2003259934 A JP 2003259934A
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- JP
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- seat
- bridging member
- plate
- seat structure
- backrest
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47D—FURNITURE SPECIALLY ADAPTED FOR CHILDREN
- A47D1/00—Children's chairs
- A47D1/002—Children's chairs adjustable
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47D—FURNITURE SPECIALLY ADAPTED FOR CHILDREN
- A47D11/00—Children's furniture convertible into other kinds of furniture, e.g. children's chairs or benches convertible into beds or constructional play-furniture
- A47D11/005—Convertible children's beds
Landscapes
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Special Chairs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ベッド状の形態および椅子状の形態の両者に
おいて、臀部への局所的な荷重が作用するのを防止でき
る座席構造を提供する。 【解決手段】 座席構造は、座板１０と、傾斜角度の調
節可能な背もたれ板１１と、座板１０と背もたれ板１１
との間の屈曲部を上から覆って、両部間を滑らかに橋渡
しする橋渡し部材１３とを備える。橋渡し部材１３は、
曲げ弾性を有する薄い平板状の部材であり、乳児の臀部
を面全体で体圧分散を図りながら安定的に支持する。
おいて、臀部への局所的な荷重が作用するのを防止でき
る座席構造を提供する。 【解決手段】 座席構造は、座板１０と、傾斜角度の調
節可能な背もたれ板１１と、座板１０と背もたれ板１１
との間の屈曲部を上から覆って、両部間を滑らかに橋渡
しする橋渡し部材１３とを備える。橋渡し部材１３は、
曲げ弾性を有する薄い平板状の部材であり、乳児の臀部
を面全体で体圧分散を図りながら安定的に支持する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、座部と、傾斜角
度の調節可能な背もたれ部とを備える座席構造に関する
ものであり、特に、育児器具に適した座席構造に関する
ものである。
度の調節可能な背もたれ部とを備える座席構造に関する
ものであり、特に、育児器具に適した座席構造に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】乳母車、ベビーラック、チャイルドシー
トなどの育児器具においては、通常、座席の背もたれ部
の傾斜角度が調節可能になっている。生後間もない乳児
を受入れる育児器具においては、背もたれ部がほぼ水平
状態になるまで後傾してベッド状態を実現できるようし
ている。乳幼児の発達段階に応じて、椅子状の形態とベ
ッド状の形態とに切換可能な育児器具も市場に提供され
ている。
トなどの育児器具においては、通常、座席の背もたれ部
の傾斜角度が調節可能になっている。生後間もない乳児
を受入れる育児器具においては、背もたれ部がほぼ水平
状態になるまで後傾してベッド状態を実現できるようし
ている。乳幼児の発達段階に応じて、椅子状の形態とベ
ッド状の形態とに切換可能な育児器具も市場に提供され
ている。
【０００３】図１は、ベッド状の形態となっている育児
器具の座席の一部を上から見た図を示している。座席
は、座部１と、傾斜角度の調節可能な背もたれ部２とを
備える。座部１と背もたれ部２とは、両者の間の屈曲角
度が調節され得るように、回動可能に連結される。両者
を回動可能に連結する手法として種々のものがあるが、
その一例を図１に示している。
器具の座席の一部を上から見た図を示している。座席
は、座部１と、傾斜角度の調節可能な背もたれ部２とを
備える。座部１と背もたれ部２とは、両者の間の屈曲角
度が調節され得るように、回動可能に連結される。両者
を回動可能に連結する手法として種々のものがあるが、
その一例を図１に示している。
【０００４】座部１の後方端部分は、交互に位置する張
出し部１ａと切欠き部１ｂとを有する。同様に、背もた
れ部２の前方端部分（または下方端部分）は、交互に位
置する張出し部２ａと切欠き部２ｂとを有する。座部１
の張出し部１ａと背もたれ部２の張出し部２ａとを貫通
する軸３が設けられ、これにより、座部１と背もたれ部
２とが屈曲可能に連結される。
出し部１ａと切欠き部１ｂとを有する。同様に、背もた
れ部２の前方端部分（または下方端部分）は、交互に位
置する張出し部２ａと切欠き部２ｂとを有する。座部１
の張出し部１ａと背もたれ部２の張出し部２ａとを貫通
する軸３が設けられ、これにより、座部１と背もたれ部
２とが屈曲可能に連結される。
【０００５】通常、座部１および背もたれ部２を形成す
る樹脂製の座板および背もたれ板には、図示するように
所々に凹んだ肉ぬすみ部１ｃ，２ｃが設けられている。
る樹脂製の座板および背もたれ板には、図示するように
所々に凹んだ肉ぬすみ部１ｃ，２ｃが設けられている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】図２は、ベッド状の形
態の座席上に子供が寝ている状態を示し、図３は、椅子
状の形態の座席上に子供が座っている状態を示してい
る。座部１と背もたれ部２とが屈曲する部分、すなわち
両者の連結部分には、軸３を貫通させている張出し部１
ａ，２ａおよび切欠き部１ｂ，２ｂが存在している。図
２に示すベッド状の形態では、座部１の上面および背も
たれ部２の上面はほぼ水平面を形成する。一方、軸３を
貫通させている張出し部１ａ，２ａは上記の水平面より
も僅かに上に突出し、切欠き部１ｂ，２ｂは上記の水平
面よりも下方に凹んだ窪みを形成する。
態の座席上に子供が寝ている状態を示し、図３は、椅子
状の形態の座席上に子供が座っている状態を示してい
る。座部１と背もたれ部２とが屈曲する部分、すなわち
両者の連結部分には、軸３を貫通させている張出し部１
ａ，２ａおよび切欠き部１ｂ，２ｂが存在している。図
２に示すベッド状の形態では、座部１の上面および背も
たれ部２の上面はほぼ水平面を形成する。一方、軸３を
貫通させている張出し部１ａ，２ａは上記の水平面より
も僅かに上に突出し、切欠き部１ｂ，２ｂは上記の水平
面よりも下方に凹んだ窪みを形成する。
【０００７】図２に示すように、子供が寝かされている
状態では、子供の臀部が座部１と背もたれ部２との連結
部分上に位置する。この部分には、張出し部１ａ，２ａ
や切欠き部１ｂ，２ｂ、肉ぬすみ部１ｃ，２ｃによって
形成される凹凸が形成されているので、これらの凹凸に
接触する子供の臀部に局所的な荷重が作用する。すなわ
ち、図２において、例えば切欠き部１ｂの上端コーナ部
Ｂおよび張出し部２ａの上面Ｃに体圧が集中する。
状態では、子供の臀部が座部１と背もたれ部２との連結
部分上に位置する。この部分には、張出し部１ａ，２ａ
や切欠き部１ｂ，２ｂ、肉ぬすみ部１ｃ，２ｃによって
形成される凹凸が形成されているので、これらの凹凸に
接触する子供の臀部に局所的な荷重が作用する。すなわ
ち、図２において、例えば切欠き部１ｂの上端コーナ部
Ｂおよび張出し部２ａの上面Ｃに体圧が集中する。
【０００８】座部１と背もたれ部２とを屈曲可能に連結
するための構造としては、図１に示したものに限られ
ず、種々のものがある。どのような構造のものを採用し
ても、座部と背もたれ部との間の連結部分における凹凸
の形成は避けられない。
するための構造としては、図１に示したものに限られ
ず、種々のものがある。どのような構造のものを採用し
ても、座部と背もたれ部との間の連結部分における凹凸
の形成は避けられない。
【０００９】図３に示す椅子の形態では、座部１と背も
たれ部２とが所定の角度で屈曲した位置関係になってい
る。この座席上に着座している子供の臀部後方には、必
ず、図示するようなコーナ隙間４が形成される。そのた
め、コーナ隙間４の上縁部分に接する子供の臀部または
腰部Ｄに体圧が集中する。
たれ部２とが所定の角度で屈曲した位置関係になってい
る。この座席上に着座している子供の臀部後方には、必
ず、図示するようなコーナ隙間４が形成される。そのた
め、コーナ隙間４の上縁部分に接する子供の臀部または
腰部Ｄに体圧が集中する。
【００１０】医学的に見て、人間の肌、筋肉、血管など
の組織の中には、圧を感じる痛覚神経が分布している。
身体の部位によって痛覚神経の閾値が異なっている。現
状においては、赤ちゃんの臀部に関して痛覚神経の閾値
はまだはっきりと解明されていないが、腹部の痛覚神経
の閾値は２．２Ｋｇ／ｃｍ2 といわれている。赤ちゃん
の臀部に局所的に作用する荷重によって赤ちゃんの痛覚
が刺激されると、赤ちゃんは不快な感覚を抱くので脳に
対して悪影響を及ぼす。
の組織の中には、圧を感じる痛覚神経が分布している。
身体の部位によって痛覚神経の閾値が異なっている。現
状においては、赤ちゃんの臀部に関して痛覚神経の閾値
はまだはっきりと解明されていないが、腹部の痛覚神経
の閾値は２．２Ｋｇ／ｃｍ2 といわれている。赤ちゃん
の臀部に局所的に作用する荷重によって赤ちゃんの痛覚
が刺激されると、赤ちゃんは不快な感覚を抱くので脳に
対して悪影響を及ぼす。
【００１１】特に、乳母車やチャイルドシートなどにお
いては、座席に対して、耐えず移動に伴う振動が作用し
ているので、局所的荷重による痛覚神経の刺激は大きい
と考えられる。また、未熟児の場合、身体を支える部分
に小さな段差があっても成長に悪影響を及ぼすといわれ
ているので、臀部における局所的荷重は絶対に避けなけ
ればならない。
いては、座席に対して、耐えず移動に伴う振動が作用し
ているので、局所的荷重による痛覚神経の刺激は大きい
と考えられる。また、未熟児の場合、身体を支える部分
に小さな段差があっても成長に悪影響を及ぼすといわれ
ているので、臀部における局所的荷重は絶対に避けなけ
ればならない。
【００１２】臀部に局所的荷重が作用するために不快感
を覚えるという点は、大人の座席においてもいえること
である。
を覚えるという点は、大人の座席においてもいえること
である。
【００１３】本発明の目的は、臀部に作用する体圧を分
散することのできる座席構造を提供することである。
散することのできる座席構造を提供することである。
【００１４】本発明の他の目的は、ベッド状の形態およ
び椅子状の形態の両者において、臀部への局所的な荷重
が作用するのを防止できる座席構造を提供することであ
る。
び椅子状の形態の両者において、臀部への局所的な荷重
が作用するのを防止できる座席構造を提供することであ
る。
【００１５】本発明のさらに他の目的は、腰、背の安定
しない赤ちゃんに対して、快適性および疲労軽減を図る
ことのできる育児器具の座席構造を提供することであ
る。
しない赤ちゃんに対して、快適性および疲労軽減を図る
ことのできる育児器具の座席構造を提供することであ
る。
【００１６】
【課題を解決するための手段】本発明に従った座席構造
は、座部と、傾斜角度の調節が可能な背もたれ部と、座
部と背もたれ部との間の屈曲部を上から覆って、両部間
を滑らかに橋渡しする橋渡し部材とを備える。
は、座部と、傾斜角度の調節が可能な背もたれ部と、座
部と背もたれ部との間の屈曲部を上から覆って、両部間
を滑らかに橋渡しする橋渡し部材とを備える。
【００１７】座部と背もたれ部との連結部分には凹凸部
またはコーナ隙間が形成されるが、この連結部の上に橋
渡し部材が位置し、臀部が橋渡し部材上に乗ることにな
るので、体圧が橋渡し部材上で均一に分散する。特に、
背もたれ部がベッド状になるまで後方に傾斜可能な座席
構造では、ベッド状の形態のときに臀部が直接凹凸部に
接することは無く、局所的な荷重を避けることができ
る。また、座席が椅子状の形態のとき、橋渡し部材がコ
ーナ隙間を覆って滑らかに延在し、臀部を橋渡し部材の
上面全体で隙間無く支える。
またはコーナ隙間が形成されるが、この連結部の上に橋
渡し部材が位置し、臀部が橋渡し部材上に乗ることにな
るので、体圧が橋渡し部材上で均一に分散する。特に、
背もたれ部がベッド状になるまで後方に傾斜可能な座席
構造では、ベッド状の形態のときに臀部が直接凹凸部に
接することは無く、局所的な荷重を避けることができ
る。また、座席が椅子状の形態のとき、橋渡し部材がコ
ーナ隙間を覆って滑らかに延在し、臀部を橋渡し部材の
上面全体で隙間無く支える。
【００１８】好ましくは、橋渡し部材は、曲げ力に対し
て弾性力を発揮する平板状の部材である。橋渡し部材が
曲げ弾性を有する平板状の部材であるので、座席がベッ
ド状態のときには橋渡し部材は平らに延在するが、椅子
状の形態になったとき、橋渡し部材は臀部に押圧されて
臀部の形に添うように湾曲した形状を呈する。
て弾性力を発揮する平板状の部材である。橋渡し部材が
曲げ弾性を有する平板状の部材であるので、座席がベッ
ド状態のときには橋渡し部材は平らに延在するが、椅子
状の形態になったとき、橋渡し部材は臀部に押圧されて
臀部の形に添うように湾曲した形状を呈する。
【００１９】好ましくは、橋渡し部材は、その一方端が
座部または背もたれ部のいずれか一方に連結され、他方
端が背もたれ部の傾斜動作に伴って、座部または背もた
れ部の他方上を変位し得るようになっている。好ましい
実施の形態では、橋渡し部材は、その一方端が座部に連
結され、他方端が背もたれ部上をスライドし得るように
なっている。橋渡し部材が係る構成を有しているので、
橋渡し部材の存在によって背もたれ部の傾斜動作が妨げ
られるということはない。また、背もたれ部がどのよう
な傾斜角度にあっても、橋渡し部材は、常に座部と背も
たれ部との間の屈曲部を上から覆う。
座部または背もたれ部のいずれか一方に連結され、他方
端が背もたれ部の傾斜動作に伴って、座部または背もた
れ部の他方上を変位し得るようになっている。好ましい
実施の形態では、橋渡し部材は、その一方端が座部に連
結され、他方端が背もたれ部上をスライドし得るように
なっている。橋渡し部材が係る構成を有しているので、
橋渡し部材の存在によって背もたれ部の傾斜動作が妨げ
られるということはない。また、背もたれ部がどのよう
な傾斜角度にあっても、橋渡し部材は、常に座部と背も
たれ部との間の屈曲部を上から覆う。
【００２０】座席構造は、座板および背もたれ板を含む
座席構造体と、上記座板および背もたれ板上に連続的に
重なって延在する座席マットとを備えるものであっても
よい。一つの実施形態では、橋渡し部材は、座席構造体
に設けられる。他の実施形態では、橋渡し部材は、座席
マットに設けられる。
座席構造体と、上記座板および背もたれ板上に連続的に
重なって延在する座席マットとを備えるものであっても
よい。一つの実施形態では、橋渡し部材は、座席構造体
に設けられる。他の実施形態では、橋渡し部材は、座席
マットに設けられる。
【００２１】
【発明の実施の形態】図４は、この発明の一実施形態の
座席構造を模式的に示している。図示する座席構造は、
乳母車、ベビーラック、チャイルドシートなどの育児器
具の座席構造体であって、剛性材料からなる座板１０
と、座板１０に軸１２を介して回動可能に連結されてい
る背もたれ板１１とを備える。座席構造体は、背もたれ
板１１の傾斜角度を調節することによって、椅子状の形
態とベッド状の形態とに切換可能に構成されている。図
４は、ベッド状の形態を示している。
座席構造を模式的に示している。図示する座席構造は、
乳母車、ベビーラック、チャイルドシートなどの育児器
具の座席構造体であって、剛性材料からなる座板１０
と、座板１０に軸１２を介して回動可能に連結されてい
る背もたれ板１１とを備える。座席構造体は、背もたれ
板１１の傾斜角度を調節することによって、椅子状の形
態とベッド状の形態とに切換可能に構成されている。図
４は、ベッド状の形態を示している。
【００２２】図示するように、座板１０と背もたれ板１
１との間の屈曲部（連結部）の上には、橋渡し部材１３
が配置されている。橋渡し部材１３は、好ましくは、曲
げ力に対して弾性力を発揮する薄い平板状の部材であ
り、その一方端１３ａが座板１０に接着剤等を介して連
結されている。橋渡し部材１３の他方端１３ｂは自由端
となっており、背もたれ板１１の傾斜動作に応じて、背
もたれ板１１上をスライドし得るようになっている。橋
渡し部材１３を構成する材料の一例として、ポリプロピ
レンを挙げることができる。
１との間の屈曲部（連結部）の上には、橋渡し部材１３
が配置されている。橋渡し部材１３は、好ましくは、曲
げ力に対して弾性力を発揮する薄い平板状の部材であ
り、その一方端１３ａが座板１０に接着剤等を介して連
結されている。橋渡し部材１３の他方端１３ｂは自由端
となっており、背もたれ板１１の傾斜動作に応じて、背
もたれ板１１上をスライドし得るようになっている。橋
渡し部材１３を構成する材料の一例として、ポリプロピ
レンを挙げることができる。
【００２３】前述したように、座板１０と背もたれ板１
１との間の連結部には、製品設計上、凹凸の形成が避け
られない。座席構造体がベッド状の形態のとき、乳児の
臀部がこのような凹凸の上に直接乗ると、その凹凸部分
で局所的な荷重が作用し、乳児に対して不快感を与え
る。橋渡し部材１３は、このような局所的な荷重を防止
する役割を果す。すなわち、橋渡し部材１３は連結部の
凹凸の上を覆って平らに延在するので、橋渡し部材１３
の上面全体で乳児の臀部を下から支える。したがって、
体圧は分散し、乳児に対して快適な環境を与える。
１との間の連結部には、製品設計上、凹凸の形成が避け
られない。座席構造体がベッド状の形態のとき、乳児の
臀部がこのような凹凸の上に直接乗ると、その凹凸部分
で局所的な荷重が作用し、乳児に対して不快感を与え
る。橋渡し部材１３は、このような局所的な荷重を防止
する役割を果す。すなわち、橋渡し部材１３は連結部の
凹凸の上を覆って平らに延在するので、橋渡し部材１３
の上面全体で乳児の臀部を下から支える。したがって、
体圧は分散し、乳児に対して快適な環境を与える。
【００２４】図４に示すベッド状の形態から図５に示す
椅子状の形態に切り換えるために、背もたれ板１１を起
こしていくと、橋渡し部材１３の他方端１３ｂが背もた
れ板１１上をスライドする。乳児が着座していなけれ
ば、橋渡し部材１３は、座板１０と背もたれ板１１との
間のコーナー隙間１４を覆って平らに延在することにな
る。橋渡し部材１３は曲げ弾性を有しているので、図５
に示すように乳児が着座すると、橋渡し部材１３は乳児
の臀部に沿うように湾曲した形状となり、臀部を橋渡し
部材の上面全体で下から支えるようになる。したがっ
て、座板１０と背もたれ板１１との間の屈曲部上におい
ても、橋渡し部材１３によって体圧を均一に分散でき
る。
椅子状の形態に切り換えるために、背もたれ板１１を起
こしていくと、橋渡し部材１３の他方端１３ｂが背もた
れ板１１上をスライドする。乳児が着座していなけれ
ば、橋渡し部材１３は、座板１０と背もたれ板１１との
間のコーナー隙間１４を覆って平らに延在することにな
る。橋渡し部材１３は曲げ弾性を有しているので、図５
に示すように乳児が着座すると、橋渡し部材１３は乳児
の臀部に沿うように湾曲した形状となり、臀部を橋渡し
部材の上面全体で下から支えるようになる。したがっ
て、座板１０と背もたれ板１１との間の屈曲部上におい
ても、橋渡し部材１３によって体圧を均一に分散でき
る。
【００２５】図４および図５に示した実施形態では、橋
渡し部材１３の一方端１３ａが座板１０に連結され、他
方端１３ｂが背もたれ板１１上をスライドし得るように
なっていたが、その逆の構成であってもよい。すなわ
ち、橋渡し部材１３の他方端１３ｂを背もたれ板１１に
連結し、一方端１３ａが座板１０上をスライドし得るよ
うにしても良い。容易なスライド動作を実現するには、
図４および図５に示すように、橋渡し部材１３の一方端
１３ａを座板１０に連結する方がよい。このようにすれ
ば、背もたれ板１１の立ち上がり動作の際、一方端１３
ａが固定突き当たり点として作用するので、他方端１３
ｂは背もたれ板１１上をスムーズにスライドする。
渡し部材１３の一方端１３ａが座板１０に連結され、他
方端１３ｂが背もたれ板１１上をスライドし得るように
なっていたが、その逆の構成であってもよい。すなわ
ち、橋渡し部材１３の他方端１３ｂを背もたれ板１１に
連結し、一方端１３ａが座板１０上をスライドし得るよ
うにしても良い。容易なスライド動作を実現するには、
図４および図５に示すように、橋渡し部材１３の一方端
１３ａを座板１０に連結する方がよい。このようにすれ
ば、背もたれ板１１の立ち上がり動作の際、一方端１３
ａが固定突き当たり点として作用するので、他方端１３
ｂは背もたれ板１１上をスムーズにスライドする。
【００２６】図６および図７は、この発明の他の実施形
態を示している。座席構造は、座席構造体と、その上に
設置される座席マット１５とを備える。座席構造体は、
剛性材料からなる座板１０と、軸１２を介して座板１０
に回動可能に連結される背もたれ板１１とを含む。座席
マット１５は、適当な手段によって、座板１０および背
もたれ板１１上に連続的に重なって延在するように座席
構造体に連結される。
態を示している。座席構造は、座席構造体と、その上に
設置される座席マット１５とを備える。座席構造体は、
剛性材料からなる座板１０と、軸１２を介して座板１０
に回動可能に連結される背もたれ板１１とを含む。座席
マット１５は、適当な手段によって、座板１０および背
もたれ板１１上に連続的に重なって延在するように座席
構造体に連結される。
【００２７】座席マット１５の裏面には、橋渡し部材１
６が取り付けられる。橋渡し部材１６の一方端１６ａ
は、接着剤等を用いて座席マット１５の裏面に連結さ
れ、他方端１６ｂは座席マット１５の裏面上をスライド
しうるようになっている。橋渡し部材１６は、図６およ
び図７に示すように、座板１０と背もたれ板１１との間
の屈曲部（連結部）を上から覆う位置に配置される。橋
渡し部材１６の作用効果は、前述の実施形態の橋渡し部
材１３と同じであるので、繰り返しの説明を省略する。
６が取り付けられる。橋渡し部材１６の一方端１６ａ
は、接着剤等を用いて座席マット１５の裏面に連結さ
れ、他方端１６ｂは座席マット１５の裏面上をスライド
しうるようになっている。橋渡し部材１６は、図６およ
び図７に示すように、座板１０と背もたれ板１１との間
の屈曲部（連結部）を上から覆う位置に配置される。橋
渡し部材１６の作用効果は、前述の実施形態の橋渡し部
材１３と同じであるので、繰り返しの説明を省略する。
【００２８】図８は、座席構造体の上に装着される座席
マットの他の例を示している。図示する座席マット２０
は、座席ハンモックとも呼ばれるものであり、座板の上
に位置する樹脂製座部芯材２１と、背もたれ板の上に位
置する樹脂製背もたれ部芯材２２と、両芯材を包む布製
カバー２４とを備える。
マットの他の例を示している。図示する座席マット２０
は、座席ハンモックとも呼ばれるものであり、座板の上
に位置する樹脂製座部芯材２１と、背もたれ板の上に位
置する樹脂製背もたれ部芯材２２と、両芯材を包む布製
カバー２４とを備える。
【００２９】図示するように、芯材２１および２２の上
面には橋渡し部材２５が取り付けられている。橋渡し部
材２５の一方端２５ａは座部芯材２１の上面に接着剤等
を用いて連結され、他方端２５ｂは背もたれ部芯材２２
の上面上をスライドし得るようになっている。橋渡し部
材２５の作用効果は、前述の実施形態のものと同じであ
るので、その説明を省略する。
面には橋渡し部材２５が取り付けられている。橋渡し部
材２５の一方端２５ａは座部芯材２１の上面に接着剤等
を用いて連結され、他方端２５ｂは背もたれ部芯材２２
の上面上をスライドし得るようになっている。橋渡し部
材２５の作用効果は、前述の実施形態のものと同じであ
るので、その説明を省略する。
【００３０】図９および図１０は、本発明のさらに他の
実施形態を示している。座席は、座板３０と背もたれ板
３１とからなる座席構造体と、座席構造体の上に装着さ
れる座席マット３２と、橋渡し部材３３とを備える。座
板３０の後方端部分および背もたれ板３１の前方端部分
には深さの浅い段差部３０ａおよび３１ａが形成されて
おり、この段差部３０ａおよび３１ａ内に薄い平板状の
橋渡し部材３３が配置されている。
実施形態を示している。座席は、座板３０と背もたれ板
３１とからなる座席構造体と、座席構造体の上に装着さ
れる座席マット３２と、橋渡し部材３３とを備える。座
板３０の後方端部分および背もたれ板３１の前方端部分
には深さの浅い段差部３０ａおよび３１ａが形成されて
おり、この段差部３０ａおよび３１ａ内に薄い平板状の
橋渡し部材３３が配置されている。
【００３１】橋渡し部材３３は、座板３０と背もたれ板
３１との間の連結部の上を覆うように位置している。ま
た、図示するように、橋渡し部材３３の前後方向の長さ
（図９において左右方向の長さ）は、段差部３０ａおよ
び３１ａの前後方向の長さ（図９において左右方向の長
さ）よりも小さくされる。橋渡し部材３３の両端３３ａ
および３３ｂはどこにも連結されていない。したがっ
て、背もたれ板３１の立ち上がり動作に伴って、橋渡し
部材３３は、相対的に段差部３０ａおよび３１ａ上をス
ライドする。具体的には、図１０に示すように、橋渡し
部材３３の一方端３３ａが固定突き当たり点として作用
し、他方端３３ｂが背もたれ板３１の段差部３１ａ上を
スライドする。橋渡し部材３３の作用効果は、前述の実
施形態のものと同じであるので、その説明を省略する。
３１との間の連結部の上を覆うように位置している。ま
た、図示するように、橋渡し部材３３の前後方向の長さ
（図９において左右方向の長さ）は、段差部３０ａおよ
び３１ａの前後方向の長さ（図９において左右方向の長
さ）よりも小さくされる。橋渡し部材３３の両端３３ａ
および３３ｂはどこにも連結されていない。したがっ
て、背もたれ板３１の立ち上がり動作に伴って、橋渡し
部材３３は、相対的に段差部３０ａおよび３１ａ上をス
ライドする。具体的には、図１０に示すように、橋渡し
部材３３の一方端３３ａが固定突き当たり点として作用
し、他方端３３ｂが背もたれ板３１の段差部３１ａ上を
スライドする。橋渡し部材３３の作用効果は、前述の実
施形態のものと同じであるので、その説明を省略する。
【００３２】他の実施形態として、橋渡し部材の両端を
座部および背もたれ部に連結するものを挙げることがで
きる。この場合、橋渡し部材を伸縮可能な材料で構成す
る必要がある。座席構造がベッド状の形態のときの橋渡
し部材の長さは、椅子状の形態のときに比べて、長くな
る。
座部および背もたれ部に連結するものを挙げることがで
きる。この場合、橋渡し部材を伸縮可能な材料で構成す
る必要がある。座席構造がベッド状の形態のときの橋渡
し部材の長さは、椅子状の形態のときに比べて、長くな
る。
【００３３】この発明は、特に育児器具において有利に
適用されるが、臀部の局所的荷重を避けるという観点か
ら見れば、大人用の座席にも適用可能である。
適用されるが、臀部の局所的荷重を避けるという観点か
ら見れば、大人用の座席にも適用可能である。
【００３４】以上、図面を参照してこの発明の種々の実
施形態を説明したが、これらの実施形態は例示的なもの
である。図示し、かつ説明した実施形態以外にも、この
発明と同一の範囲内において、または均等の範囲内にお
いて、種々の変形が可能である。
施形態を説明したが、これらの実施形態は例示的なもの
である。図示し、かつ説明した実施形態以外にも、この
発明と同一の範囲内において、または均等の範囲内にお
いて、種々の変形が可能である。
【図１】 座部と背もたれ部との連結部分を示す平面図
である。
である。
【図２】 従来の座席構造の上に乳児が寝かされている
状態を示す図であり、図１の線Ａ−Ａに沿って見た図で
ある。
状態を示す図であり、図１の線Ａ−Ａに沿って見た図で
ある。
【図３】 従来の座席構造の上に乳児が着座している状
態を示す図である。
態を示す図である。
【図４】 本発明の一実施形態を模式的に示す図であ
る。
る。
【図５】 椅子状の形態に変更された本発明の一実施形
態を示す図である。
態を示す図である。
【図６】 本発明の他の実施形態を示す図である。
【図７】 椅子状の形態に変更された本発明の他の実施
形態を示す図である。
形態を示す図である。
【図８】 本発明のさらに他の実施形態を示す図であ
る。
る。
【図９】 本発明のさらに他の実施形態を示す図であ
る。
る。
【図１０】 椅子状の形態に変更された本発明のさらに
他の実施形態を示す図である。
他の実施形態を示す図である。
１０ 座板、１１ 背もたれ板、１２ 軸、１３ 橋渡
し部材、１５ 座席マット、１６ 橋渡し部材、２０座
席ハンモック、２１ 座部芯材、２２ 背もたれ部芯
材、２４ カバー、２５ 橋渡し部材、３０ 座板、３
１ 背もたれ板、３２ 座席マット、３３ 橋渡し部
材。
し部材、１５ 座席マット、１６ 橋渡し部材、２０座
席ハンモック、２１ 座部芯材、２２ 背もたれ部芯
材、２４ カバー、２５ 橋渡し部材、３０ 座板、３
１ 背もたれ板、３２ 座席マット、３３ 橋渡し部
材。
Claims (8)
- 【請求項１】 座部と、 傾斜角度の調節が可能な背もたれ部と、 前記座部と前記背もたれ部との間の屈曲部を上から覆っ
て、両部間を滑らかに橋渡しする橋渡し部材とを備え
る、座席構造。 - 【請求項２】 前記橋渡し部材は、曲げ力に対して弾性
力を発揮する平板状の部材である、請求項１に記載の座
席構造。 - 【請求項３】 前記橋渡し部材は、その一方端が前記座
部または背もたれ部のいずれか一方に連結され、他方端
が背もたれ部の傾斜動作に伴って、座部または背もたれ
部の他方上を変位し得るようになっている、請求項１ま
たは２に記載の座席構造。 - 【請求項４】 前記橋渡し部材は、その一方端が前記座
部に連結され、他方端が前記背もたれ部上をスライドし
得るようになっている、請求項３に記載の座席構造。 - 【請求項５】 前記背もたれ部は、ベッド状になるまで
傾斜可能である、請求項１〜４のいずれか１項に記載の
座席構造。 - 【請求項６】 当該座席構造は、座板および背もたれ板
を含む座席構造体と、 前記座板および前記背もたれ板上に連続的に重なって延
在する座席マットとを備え、 前記橋渡し部材は、前記座席構造体に設けられる。請求
項１〜５のいずれか１項に記載の座席構造。 - 【請求項７】 当該座席構造は、座板および背もたれ板
を含む座席構造体と、 前記座板および前記背もたれ板上に連続的に重なって延
在する座席マットとを備え、 前記橋渡し部材は、前記座席マットに設けられる、請求
項１〜５のいずれか１項に記載の座席構造。 - 【請求項８】 当該座席構造は、椅子の状態とベッドの
状態とに切換可能な育児器具の座席である、請求項１〜
７のいずれか１項に記載の座席構造。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002061972A JP2003259934A (ja) | 2002-03-07 | 2002-03-07 | 座席構造 |
| CN03122654.XA CN1446726A (zh) | 2002-03-07 | 2003-03-04 | 座位结构 |
| EP03251301A EP1342438A3 (en) | 2002-03-07 | 2003-03-04 | Seat structure |
| KR10-2003-0013321A KR20030074192A (ko) | 2002-03-07 | 2003-03-04 | 좌석 구조 |
| US10/382,790 US6896331B2 (en) | 2002-03-07 | 2003-03-05 | Seat structure |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002061972A JP2003259934A (ja) | 2002-03-07 | 2002-03-07 | 座席構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003259934A true JP2003259934A (ja) | 2003-09-16 |
Family
ID=27751200
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002061972A Pending JP2003259934A (ja) | 2002-03-07 | 2002-03-07 | 座席構造 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6896331B2 (ja) |
| EP (1) | EP1342438A3 (ja) |
| JP (1) | JP2003259934A (ja) |
| KR (1) | KR20030074192A (ja) |
| CN (1) | CN1446726A (ja) |
Families Citing this family (11)
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| CA2630111C (en) * | 2005-11-21 | 2015-02-10 | Nightgear Llc | Seating accessory |
| US7917403B2 (en) * | 2005-11-21 | 2011-03-29 | Nightgear Llc | Seating accessory |
| DE102008017712A1 (de) * | 2008-04-08 | 2009-10-15 | GM Global Technology Operations, Inc., Detroit | Kraftfahrzeugsitz mit arretierbarer Flügellehne und Sitzanordnung mit einem solchen Kraftfahrzeugsitz |
| DE102008017707A1 (de) * | 2008-04-08 | 2009-10-15 | GM Global Technology Operations, Inc., Detroit | Kraftfahrzeugsitz mit vorgespannter Flügellehne und Sitzanordnung mit einem solchen Kraftfahrzeugsitz |
| DE102008017708A1 (de) * | 2008-04-08 | 2009-10-15 | GM Global Technology Operations, Inc., Detroit | Kraftfahrzeugsitz mit verschwenkbaren Flügellehnen und Sitzanordnung mit einem solchen Kraftfahrzeugsitz |
| DE102008017709A1 (de) * | 2008-04-08 | 2009-10-15 | GM Global Technology Operations, Inc., Detroit | Kraftfahrzeugsitz mit einer Flügellehne mit Abdeckplatte und Sitzanordnung mit einem solchen Kraftfahrzeugsitz |
| CN103829588A (zh) * | 2012-11-27 | 2014-06-04 | 杨晓虹 | 哺乳桌 |
| WO2019101177A1 (zh) * | 2017-11-24 | 2019-05-31 | 江苏恒爱医疗器械有限公司 | 床垫 |
| AU2019227819B2 (en) | 2018-03-01 | 2021-11-11 | Comfort Concepts, LLC | Seating pad with woven cover |
| EP3569503A1 (en) * | 2018-05-14 | 2019-11-20 | Bombardier Inc. | Lounge chair for aircraft |
Family Cites Families (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US888303A (en) * | 1907-02-19 | 1908-05-19 | John M Bowers | Box-spring. |
| US3416839A (en) * | 1967-04-26 | 1968-12-17 | Hyland C. Flint | Backrest assembly |
| US4793012A (en) * | 1986-06-26 | 1988-12-27 | Laporte Victor J | Beach mat adapted for use on a lounge chair |
| US5318346A (en) * | 1991-05-30 | 1994-06-07 | Steelcase Inc. | Chair with zero front rise control |
| JPH074248U (ja) | 1993-06-16 | 1995-01-20 | アップリカ▲葛▼西株式会社 | 乳母車 |
| US5520435A (en) * | 1993-10-22 | 1996-05-28 | Kabushiki Kaisha Fuji Iryoki | Reclining legless chair with interlocking headrest |
| US5486035A (en) * | 1994-08-01 | 1996-01-23 | Koepke; Marcus C. | Occupant weight operated chair |
| JP3311163B2 (ja) | 1994-09-21 | 2002-08-05 | アップリカ▲葛▼西株式会社 | 乳母車およびその座席のための座板の製造方法 |
| US5524964A (en) * | 1994-11-21 | 1996-06-11 | U.S. Magnet Corporation | Child restraint car seat and bed |
| TW280801B (ja) | 1994-12-26 | 1996-07-11 | Aprica Kassai Kk | |
| GB9500022D0 (en) * | 1995-01-04 | 1995-03-01 | Unwalla Jamshed | Integrated seat and back and mechanism for chairs |
| US5826940A (en) * | 1995-11-27 | 1998-10-27 | Hodgdon; Dewey | Reactive multi-position chair |
| DE29718696U1 (de) * | 1997-10-21 | 1998-02-26 | InterCo Gesellschaft für die Planung und den Vertrieb von Reha Hilfen mbH, 53783 Eitorf | Verfahrbare Sitzanordnung |
| DE29921499U1 (de) * | 1999-12-07 | 2001-04-12 | Johnson Controls Gmbh | Einrichtung zum Abdecken eines Spaltes zwischen einer Rückenlehne und einem unteren Sitzteil eines Fahrzeugsitzes |
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-
2002
- 2002-03-07 JP JP2002061972A patent/JP2003259934A/ja active Pending
-
2003
- 2003-03-04 EP EP03251301A patent/EP1342438A3/en not_active Withdrawn
- 2003-03-04 KR KR10-2003-0013321A patent/KR20030074192A/ko not_active Application Discontinuation
- 2003-03-04 CN CN03122654.XA patent/CN1446726A/zh active Pending
- 2003-03-05 US US10/382,790 patent/US6896331B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
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| EP1342438A2 (en) | 2003-09-10 |
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