JP2003258351A - 半導体レーザ装置および半導体レーザ装置の製造方法 - Google Patents

半導体レーザ装置および半導体レーザ装置の製造方法

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JP2003258351A
JP2003258351A JP2002052494A JP2002052494A JP2003258351A JP 2003258351 A JP2003258351 A JP 2003258351A JP 2002052494 A JP2002052494 A JP 2002052494A JP 2002052494 A JP2002052494 A JP 2002052494A JP 2003258351 A JP2003258351 A JP 2003258351A
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Yoshiyuki Ueda
淑之 植田
Yasuhiro Kunitsugu
恭宏 國次
Toshinori Yagi
俊憲 八木
Tamio Sato
民雄 佐藤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衝撃によるウェハの破損を少なくするととも
に、劈開ラインの曲がりを防止して発光特性を損なうこ
とのないかつ劈開面が平滑な平面である半導体レーザ装
置を提供する。 【解決手段】 半導体レーザ装置の発光領域となる第1
の平行面をY軸上、第2の平行面をX軸上に整列配置し
てチップ製造し、整列外領域に第1の平行面と平行にエ
ッチングにより基板面を露出後スクライブ加工を行い、
第2の平行面と平行には傷を形成し、ウェハの反対面か
ら力を加えて劈開し個別の半導体装置とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体レーザ装置
に係るものであり、特に半導体ウェハの劈開を容易にか
つその劈開ラインが高精度に保つことが可能な製造方法
および劈開面をより平滑にした半導体レーザ装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から例えばダブルヘテロ構造を有す
るエピタキシャル成長されたウェハを劈開することによ
って半導体レーザ装置が製造されている。この劈開はカ
ッタでエピタキシャル成長層に傷を付けウェハの基板側
から力を加えて短冊状に劈開後、個々の半導体レーザ装
置に劈開する方法がとられている。しかしながらこの方
法ではカッタの傷のつけ方により所定の劈開ラインから
はずれて劈開されて半導体レーザの共振器長の品質にば
らつきが生じるとともに、劈開面が平面にならずその上
部分的にしわ状を呈し特性が悪化するという問題点があ
った。このような問題点を解決するために、例えば特開
平2−39481号公報では、ダブルヘテロ構造を有す
るエピタキシャル成長面側の端部に半導体レーザの共振
器方向に垂直に溝を形成し、この溝を形成した面の反対
側から応力を加え劈開する方法が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの特開
平2−39481号公報による方法では、エッチングに
よりV溝を形成しているため応力集中が起こりやすく劈
開工程に移る前の搬送中や製造装置へ載置時の衝撃等に
よってウェハが破壊されやすく、歩留りが悪くなった
り、また、V溝による劈開はスクライブ加工と比較して
大きな力を必要とするために劈開面にしわ状が発生し半
導体レーザ装置の性能に悪影響を与えるばかりでなくチ
ップが破断するという問題点があった。また特開200
0−68240号公報にも同様にエッチングでV溝を設
ける方法が示されており、これまた前記と同様な問題点
を有していた。またさらにウェハ上の半導体装置の製造
プロセスがほぼ完了した時点で実施されるエッチングで
あるので、より慎重なエッチング方法の採用が必要とな
り、コスト高とともに、製造工期が長くなるという問題
点もあった。
【0004】この発明はこのような課題を解決しようと
するためになされたものであり、搬送中等の衝撃による
ウェハの破損を少なくし、劈開ラインの曲がりを防止
し、劈開面が平滑な平面である半導体レーザ装置および
その製造方法を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体レ
ーザ装置は、第1、第2の劈開面を有し発光領域となる
第1の劈開面が全面にわたり平滑な面である。
【0006】また、半導体レーザ装置の製造方法であっ
て、次のステップを有する。 (1)ウェハ上の半導体レーザチップの外周辺であっ
て、発光領域となる第1の平行面がY軸上に、前記第1
の平行面と直交する第2の平行面がX軸上に整列配置す
るよう製造された後、基板上の結晶層を、整列配置され
たチップの一方の整列外領域で前記第1の平行面を延長
した面上にあって、かつ第1の平行面と平行にエッチン
グして筋状に基板面を露出する。 (2)露出した基板面に、第1の平行面と平行にスクラ
イブ加工を行う。 (3)整列配置された複数のチップ間でかつ第2の平行
面と平行にウェハ上に傷を形成する。 (4)反対面から力を加えウェハを劈開する。
【0007】また、前記(1)のステップに取り代わ
り、次のステップ(1)とする。 (1)第1の平行面をY軸上に、第2の平行面をX軸上
に整列配置するよう製造後、整列配置されたチップのX
軸方向の一方の整列外領域に形成された前記結晶層をエ
ッチングして、前記基板面を露出する。
【0008】またさらに、次のステップを有する。 (1)基板上に結晶層を形成する際、後工程で整列配置
される複数の半導体チップの発光領域となる第1の平行
面と平行にかつ一方の整列外領域にマスクを施し、前記
マスク下の基板上には結晶層を形成させることなく基板
面を筋状に露出させる。 (2)ウェハ上に複数の半導体レーザチップを、前記第
1の平行面が前記筋状の基板露出面と平行となるようY
軸上に、第2の平行面がX軸上に整列配置して製造す
る。 (3)露出した基板面に、第1の平行面と平行にスクラ
イブ加工を行う。 (4)ウェハ面上に複数のチップのY軸方向の列間でか
つ第2の平行面と平行に傷を形成する。 (5)反対面から力を加えてウェハを劈開する。
【0009】また、前記(1)、(2)ステップに取り
代わり、次のステップ(1)とする。 (1)基板上に結晶層を形成する際、後工程で複数の半
導体チップの発光領域となる第1の平行面がY軸上に、
第2の平行面がX軸上に整列配置されるとき、前記X軸
方向であってかつ一方の整列外領域にマスクを施し、前
記マスク下の基板上には結晶層を形成させることなく基
板面を露出させる。 (2)ウェハ上に複数の半導体レーザチップを第1の平
行面がY軸上に、第2の平行面がX軸上となるよう整列
配置して製造する。
【0010】またさらに、スクライブ加工が配置された
チップの整列外領域からウェハ周辺に向かってなされる
ものである。
【0011】また、スクライブ加工がダイヤモンド針
を、傷はカッタを用いて形成されるものである。
【0012】また、スクライブ加工の速度を約100μ
m/秒とするものである。
【0013】またさらに、基板面のスクライブ加工とウ
ェハ面上にカッタで傷を形成する加工が同時に行われる
ものである。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1の半導体レーザ装置を図によって説明す
る。図1はウェハ1上に整列配置された複数の半導体レ
ーザチップ4とスクライブ加工6およびカッタ加工7を
示す平面図である。図2は図1のA−A断面図であり、
前記ウェハ1は例えばInPまたはGaAs等の基板2
上にエピタキシャル成長層3を有したいわゆるヘテロ構
造をもつ。図1に示すように複数の半導体レーザチップ
4は、その発光領域4cを有する第1の平行面4aをウ
ェハ1上でのY軸上に、そして前記第1の平行面4aと
直交する第2の平行面4bをX軸上に整列するよう配置
されている。そして前記複数のチップ4の一方の整列配
置外のウェハ領域1aにおいて、前記第1の平行面4a
を延長した面内にあって、かつ前記第1の平行面4aと
平行につまり図1においてX軸方向に前記エピタキシャ
ル層3をエッチングした溝5が筋状に配置されて形成さ
れている。このエッチング溝5の底面には前記基板2が
露出して露出面5aを形成しており、さらにこの露出面
5aを含む基板2に、前記第1の平行面4aと平行に、
つまりX軸方向にダイヤモンド針でスクライブ加工が施
され前記露出面5aにスクライブ加工傷6と基板2内に
微細クラック6aを形成している。この整列配置外のウ
ェハ領域1aの前記エッチング溝5を含む拡大平面図を
図3に示す。前記ダイヤモンド針によるスクライブ加工
は図3のB点つまり整列配置されたチップの整列外領域
からウェハ1の周辺に向かって加工されている。また、
図1に示すように、整列配置された複数のチップ4のY
軸方向の列間であって前記第2の平行面4bと平行にカ
ッタ加工による傷7が、ウェハ1の面上つまりエピタキ
シャル成長層3および基板2に形成されている。このウ
ェハ1に傷を設ける工程において、X軸に沿うスクライ
ブ加工は約100μm/秒の加工速度であり、Y軸に沿
うカッタ加工はその約10倍の加工速度である。この加
工はそれぞれ単独に行われてもよく、また同時に行われ
てもよい。後者の場合、製造工程が短縮されるという利
点がある。このような半導体レーザ装置の発光領域4c
と平行に形成されたX軸方向のスクライブ加工傷および
Y軸方向のカッタ加工傷を形成したウェハ1を、前記傷
が形成されている反対面から力を加えてウェハ1を劈開
して、複数の半導体レーザチップを個別の半導体レーザ
装置となるよう分離を行う。この実施の形態1のように
半導体レーザ装置の発光領域4cである第1の平行面4
aと平行にダイヤモンドカッタによる傷6および微細ク
ラック6aが形成されたウェハ1を劈開すると微細クラ
ック6aを起点として劈開されることになり、結晶成長
層の影響を受けることなく所望の劈開ラインLが得られ
る。その結果従来技術のようなV溝の先端を起点として
劈開がはじまり、V溝の応力や結晶成長層界面に発生し
ている結晶方位と無関係な割れの発生により劈開ライン
Lが曲がり、半導体レーザ装置の共振器長がばらつき性
能への悪影響を発生させたり、あるいはチップを破断す
るというような事態の発生が少なくなる。このようにこ
の実施の形態1では、精度の向上した劈開ラインLを得
ることが可能となり、半導体レーザ装置の性能が保持さ
れるとともに歩留りが向上する。
【0015】また次にこの実施の形態1による劈開面の
有する秀れた特性についても以下詳説する。ウェハ1上
の半導体レーザチップ4をウェハ1を劈開して個別の半
導体レーザ装置とした時、前記半導体レーザ装置の発光
領域4cに相当する劈開面4dの表面状態は、従来技術
においては劈開面4dが2つの面で構成されていた。こ
の2つの面を有するウェハ1の厚さ方向断面正面図を図
4に示す。図からわかるように基板2の劈開面4dには
鏡面状を呈する劈開面4eと、破断面4fが混在してい
る。前記破断面4fはしわ状や微細な凸状の集合体であ
ったりする。このような破断面4fは半導体レーザ装置
の光学特性のばらつきや特性劣化の要因をなすものであ
った。なお8はY軸方向の劈開ラインである。しかしな
がらこの実施の形態1による劈開では発光領域4cに相
当する劈開面4dが、前記した図4の従来技術のような
破断面4fの発生がきわめて少なく、劈開面4dの全面
にわたり鏡面状の平滑面である劈開面4eを備えてお
り、半導体レーザ装置の光学特性を損なうことが低減さ
れる。その上前記した高精度の劈開ラインLで半導体レ
ーザチップ4がウェハ1から分離されるので歩留り向上
がはかれるというすぐれた効果を奏する。なお、Y軸方
向の劈開面は半導体レーザ装置の光学特性に特に影響を
与えるものでなく、従来技術と同様に劈開ラインの曲が
りや破断面4fの発生があっても差し支えがない。従っ
てカッタ加工によるウェハ1上への傷を形成してよい。
勿論、他の要因によってY軸方向の高精度の劈開面が必
要とされる場合には、本実施の形態1のX軸方向に形成
した傷と同様なものを設けてもよい。
【0016】実施の形態2.次に実施の形態2を図5に
基づいて説明する。前記した実施の形態1では、図1の
ように一方の整列配置外領域1aにおいてX軸方向にエ
ピタキシャル層3をエッチングした溝5が筋状に配置形
成されていて、前記溝5の底面の基板露出面5aにスク
ライブ加工6を施す例を示したが、この実施の形態2で
は図5に示すように、X軸方向つまり発光領域4cを延
長する方向であって、チップの一方の整列配置外の領域
1aに形成された基板2上のエピタキシャル層3を前記
領域1a全面にわたってエッチングを施し基板2を露出
させて基板露出面5aとする。その後前記実施の形態1
と同様に第1の平行面4aと平行につまりX軸方向にダ
イヤモンド針でスクライブ加工を行い、スクライブ加工
傷6および基板2内に微細なクラック6aを形成する。
この実施の形態2によるスクライブ加工や劈開法そして
劈開されたウェハの劈開面の品質は前記実施の形態1と
同様なものが得られるのは説明するまでもない。
【0017】実施の形態3.前記した実施の形態1では
ウェハ1上に複数のチップ4が整列配置して製造された
後に、整列配置外領域1aに第1の平行面4aと平行に
エピタキシャル層3をエッチングし、筋状の溝5を形成
する例を示したが、この実施の形態3では、基板2上に
エピタキシャル成長層3を形成する際に、後工程でウェ
ハ1上に整列配置される複数の半導体レーザチップ4の
発光領域4cとなる第1の平行面4aと平行にかつ一方
の整列配置外領域1aにマスクを施してエピタキシャル
層3を成長させることなく、前記基板2の表面を筋状に
露出させるものである。その後半導体レーザチップ4を
所定の整列配置と工程でウェハ1上に製造後、前記筋状
に露出している基板面に前記第1の平行面と平行つまり
X軸方向にスクライブ加工を、Y軸方向にカッタ加工を
行い傷6、6a、7を形成後、劈開を行うものである。
【0018】実施の形態4.前記した実施の形態3では
一方の整列配置外領域1aにマスクを施してエピタキシ
ャル層3を成長させることなく筋状の基板露出面を設け
る例を示したが、この実施の形態4では、エピタキシャ
ル成長層3を形成する際、図5に示したように一方の整
列配置外の領域1aの全面にわたってマスクを施して、
基板露出面を設けるものである。これ以外の工程は前記
した実施の形態3と同様である。
【0019】なお以上述べた実施の形態1〜4におい
て、エッチングはウェットまたはドライエッチングのい
ずれを用いてもよい。また基板2上にエピタキシャル成
長による結晶層を形成することを示したが、エピタキシ
ャル成長に限らず他の方法で結晶層を設けてもよい。
【0020】
【発明の効果】この発明は以上述べたような半導体レー
ザ装置およびその製造方法であるので以下に示すような
効果を奏する。
【0021】半導体レーザ装置の発光領域に相当する劈
開面が全面にわたり鏡面状の平滑面を備えているので、
秀れた光学特性を備えた半導体レーザ装置を提供でき
る。
【0022】また、基板上に形成された結晶層を備えた
ウェハ上に複数の半導体レーザチップの発光領域となる
第1の平行面がY軸上に、これと直交する第2の平行面
がX軸上に整列配置するよう製造した後、整列配置され
たチップの一方の整列外領域で前記第1の平行面と平行
に結晶層をエッチングして筋状に基板面を露出し、その
基板面に第1の平行面と平行にスクライブ加工を行い、
前記第2の平行面と平行に複数のY軸方向チップ列間に
傷を形成し、ウェハの裏面から力を加えて劈開する工程
を備えた製造方法を採用しているので、ウェハを劈開す
るとき発光領域つまりX軸方向の劈開ラインは所望のラ
インに沿って高精度のものが得られるとともに、チップ
の破断や共振器長のばらつき発生が少なくなり歩留りが
向上する。また、前記方向の劈開面は破断面の発生がき
わめて少なく、全面にわたり鏡面状の平滑面を備えてい
るので秀れた光学特性の半導体レーザ装置を製造できる
という効果を奏する。
【0023】また、前記エッチングにより筋状に基板面
を露出するステップに代わり、一方の整列外領域の結晶
層をエッチングして基板面を露出後、前記と同様の製造
工程を採用しているので同様な効果を奏する。
【0024】またさらに、基板に結晶層を形成する際に
マスクを施しこのマスク下の基板上に結晶層を形成させ
ることなく基板面を筋状に露出させ、その後複数の半導
体レーザチップの製造、スクライブ加工、劈開を行う工
程を採用しているので同様の効果を奏する。
【0025】また前記基板に結晶層を形成する際に前記
一方の整列外領域にマスクを施し、このマスク下の基板
上に結晶層を形成させることなく基板面を露出させ、前
記と同様の工程を採用しているので同様な効果を奏す
る。
【0026】またさらにスクライブ加工がチップ付近か
らウェハ周辺に向かって行われるので、劈開ラインの曲
がりが発生せず、チップの破断や共振器長のばらつきの
発生が少なく歩留りが向上するという秀れた効果を奏す
る。
【0027】また、スクライブ加工とカッタ加工とを同
時に行う製造方法であるので前記に加えスループットが
向上するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1のスクライブ加工、
カッタ加工ラインを示す平面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1の図1のA−A断面
図である。
【図3】 この発明の実施の形態1のエッチング溝部の
拡大平面図である。
【図4】 従来技術の劈開法によるウェハの厚さ方向断
面正面図である。
【図5】 この発明の実施の形態2のエッチング領域を
示す図である。
【符号の説明】
1 ウェハ、1a チップの整列配置外領域、2 基
板、3 結晶成長層、4 半導体レーザチップ、4a
第1の平行面、4b 第2の平行面、4c 発光領域、
4d 劈開面、4e 鏡面状劈開面、5 エッチング
溝、5a 基板露出面、6 スクライブ加工傷、6a
微細クラック、7 カッタ加工傷、L 劈開ライン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八木 俊憲 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 佐藤 民雄 兵庫県伊丹市瑞原四丁目1番地 菱電セミ コンダクタシステムエンジニアリング株式 会社内 Fターム(参考) 5F073 CB02 DA21 DA32 DA34 EA29

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、前記基板上に形成された結晶層
    とを備えた半導体レーザ装置であって、 前記半導体レーザ装置は、その外周辺に互いに直交する
    第1および第2の劈開面を有しており、前記第1の劈開
    面は前記半導体レーザ装置の発光領域であって、その全
    面にわたり平滑な面であることを特徴とする半導体レー
    ザ装置。
  2. 【請求項2】 基板と、前記基板上に形成された結晶層
    とで構成されたウェハを備え、前記ウェハ上に設けられ
    た複数の半導体レーザチップを前記ウェハを劈開するこ
    とによって個別に分離するステップを有する半導体レー
    ザ装置の製造方法であって、前記劈開工程が次のステッ
    プを備えたことを特徴とする。 (1)ウェハ上の複数の半導体レーザチップ外周辺であ
    って、発光領域となる第1の平行面がY軸上に、前記第
    1の平行面と直交する第2の平行面がX軸上に整列配置
    するよう製造された後、前記基板上の結晶層を前記整列
    配置されたチップの一方の整列外領域で、前記第1の平
    行面を延長した面内にあってかつ前記第1の平行面と平
    行にエッチングして筋状に前記基板面を露出するステッ
    プ。 (2)前記露出した基板面に、前記第1の平行面と平行
    にスクライブ加工を行うステップ。 (3)前記ウェハ面上に、前記整列配置された複数のチ
    ップY軸方向の列間であってかつ第2の平行面と平行に
    傷を形成するステップ。 (4)前記スクライブ加工および傷が形成された面の反
    対面から力を加えてウェハを劈開するステップ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のステップ(1)に代わ
    り、次のステップ(1)を備えたことを特徴とする半導
    体レーザ装置の製造方法。 (1)ウェハ上に、複数の半導体レーザチップ外周辺で
    あって発光領域となる第1の平行面がY軸上に、前記第
    1の平行面と直交する第2の平行面がX軸上に整列配置
    するよう製造された後、前記整列配置されたチップのX
    軸方向の一方の整列外領域に形成された前記結晶層をエ
    ッチングして、前記基板面を露出するステップ。
  4. 【請求項4】 基板と、前記基板上に形成された結晶層
    とで構成されたウェハを備え、前記ウェハ上に設けられ
    た複数の半導体レーザチップを、前記ウェハを劈開する
    ことによって個別に分離するステップを有する半導体レ
    ーザ装置の製造方法であって、次のステップを備えたこ
    とを特徴とする。 (1)基板上に結晶層を形成する際、後工程でウェハ上
    に整列配置される複数の半導体レーザチップの発光領域
    となる第1の平行面と平行にかつ一方の整列外領域にマ
    スクを施し、前記マスク下の基板上には結晶層を形成さ
    せることなく前記基板面を筋状に露出させるステップ。 (2)ウェハ上に複数の半導体レーザチップを、前記第
    1の平行面が前記筋状の基板露出面と平行となるようY
    軸上に、前記第1の平行面と直交する第2の平行面がX
    軸上に整列配置して製造するステップ。 (3)前記露出した基板面に、前記第1の平行面と平行
    にスクライブ加工を行うステップ。 (4)前記ウェハ面上に、前記整列配置された複数のチ
    ップのY軸方向の列間であってかつ第2の平行面と平行
    に、傷を形成するステップ。 (5)前記スクライブ加工および傷が形成された面の反
    対面から力を加えて前記ウェハを劈開するステップ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のステップ(1)、
    (2)に代わり、次のステップ(1)、(2)を備えた
    ことを特徴とする半導体レーザ装置の製造方法。 (1)基板上に結晶層を形成する際、後工程でウェハ上
    に複数の半導体レーザチップの発光領域となる第1の平
    行面がY軸上に、前記第1の平行面と直交する第2の平
    行面がX軸上に整列配置されるとき、前記整列配置され
    るチップの一方の整列外領域であってかつX軸方向にマ
    スクを施し、前記マスク下の基板上には結晶層を形成さ
    せることなく前記基板面を露出させるステップ。 (2)ウェハ上に複数の半導体レーザチップの前記第1
    の平行面がY軸上に、第2の平行面がX軸上に整列配置
    して製造するステップ。
  6. 【請求項6】 第1の平行面と平行に基板面にスクライ
    ブ加工を行う際、整列配置されたチップ付近からウェハ
    周辺に向かってスクライブ加工が行われることを特徴と
    する請求項2または請求項4記載の半導体レーザ装置の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 基板面のスクライブ加工がダイヤモンド
    針を、傷はカッタを用いて形成されることを特徴とする
    請求項2または請求項4記載の半導体レーザ装置の製造
    方法。
  8. 【請求項8】 基板面のスクライブ加工の速度を約10
    0μm/秒とすることを特徴とする請求項2または請求
    項4記載の半導体レーザ装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 基板面のスクライブ加工とウェハ面上に
    カッタで傷を形成する加工が同時に行われることを特徴
    とする請求項7に記載の半導体レーザ装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009105215A (ja) * 2007-10-23 2009-05-14 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置の製造方法
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