JP2003257214A - 車両用灯具 - Google Patents
車両用灯具Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】自動組み付けや成形誤差等の条件に拘らず、灯
具本体にキャップを確実に保持させることができる車両
用灯具を提供する。 【解決手段】ランプハウジング12にバルブ14が保持
され、バルブ14を覆うようにランプハウジング12の
内表面12cにキャップ15が保持されると共に、ラン
プハウジング12にスリット状の係合孔12bが形成さ
れ、ランプハウジング12に係合孔12bからランプハ
ウジング12の裏面側に向けて切起状に隆起すると共に
内表面12cからその先端12f,12gまでの奥行き
寸法S1,S2が異なる一対の係合片12d,12eが
形成され、キャップ15の周端面15aには係合孔12
bに挿入されると共に一対の係合片12d,12eの先
端12f,12gと係合可能となるように周端面15a
から当接面15d,15eまでの突出寸法H1,H2が
異なる一対のランス状被係合片15b,15cが形成さ
れている。
具本体にキャップを確実に保持させることができる車両
用灯具を提供する。 【解決手段】ランプハウジング12にバルブ14が保持
され、バルブ14を覆うようにランプハウジング12の
内表面12cにキャップ15が保持されると共に、ラン
プハウジング12にスリット状の係合孔12bが形成さ
れ、ランプハウジング12に係合孔12bからランプハ
ウジング12の裏面側に向けて切起状に隆起すると共に
内表面12cからその先端12f,12gまでの奥行き
寸法S1,S2が異なる一対の係合片12d,12eが
形成され、キャップ15の周端面15aには係合孔12
bに挿入されると共に一対の係合片12d,12eの先
端12f,12gと係合可能となるように周端面15a
から当接面15d,15eまでの突出寸法H1,H2が
異なる一対のランス状被係合片15b,15cが形成さ
れている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用灯具、特に
灯具本体に保持されたバルブをキャップで覆うと共に、
そのキャップを灯具本体に保持させた車両用灯具に関す
る。
灯具本体に保持されたバルブをキャップで覆うと共に、
そのキャップを灯具本体に保持させた車両用灯具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、車両用灯具としてのフロ
ントターンシグナルランプには、バルブから出射された
照明光束に色付けするための有色透明なキャップ(例え
ば、アンバーキャップ)を設けたものが知られている。
ントターンシグナルランプには、バルブから出射された
照明光束に色付けするための有色透明なキャップ(例え
ば、アンバーキャップ)を設けたものが知られている。
【0003】図10は、このような車両用灯具1(全体
図省略)を示し、2はバルブ挿入開口2aを形成した灯
具本体としてのランプハウジング、3はバルブ挿入開口
2aに外部側から挿入されてランプハウジング2に保持
されたバルブホルダー、4はバルブホルダー3に保持さ
れたバルブ、5はバルブ4を覆うようにランプハウジン
グ2に保持されたキャップである。
図省略)を示し、2はバルブ挿入開口2aを形成した灯
具本体としてのランプハウジング、3はバルブ挿入開口
2aに外部側から挿入されてランプハウジング2に保持
されたバルブホルダー、4はバルブホルダー3に保持さ
れたバルブ、5はバルブ4を覆うようにランプハウジン
グ2に保持されたキャップである。
【0004】ランプハウジング2には、図9に示すよう
に、複数(この場合バルブ挿入開口2aを挟む二箇所)
の円弧スリット状の係合孔2bが形成されている。ま
た、ランプハウジング2には、図8に示すように、係合
孔2bの長手方向両端の互いに対向する部位に、内表面
2c側から裏面側に向けて切起状に隆起した一対の係合
片2d,2eが一体に形成されている。
に、複数(この場合バルブ挿入開口2aを挟む二箇所)
の円弧スリット状の係合孔2bが形成されている。ま
た、ランプハウジング2には、図8に示すように、係合
孔2bの長手方向両端の互いに対向する部位に、内表面
2c側から裏面側に向けて切起状に隆起した一対の係合
片2d,2eが一体に形成されている。
【0005】キャップ5には、その周端面5aから突出
されて係合孔2bに挿入されると共に各係合片2d,2
eの先端2f,2gと係合する一対のランス状被係合片
5b,5cが形成されている。
されて係合孔2bに挿入されると共に各係合片2d,2
eの先端2f,2gと係合する一対のランス状被係合片
5b,5cが形成されている。
【0006】尚、キャップ5がランプハウジング2に適
正に保持された場合にキャップ5の周端面5aが当接す
る内表面2cから先端2f,2gまでの奥行き寸法S3
(係合孔2bの深さに相当)は、ランプハウジング2に
キャップ5をガタ無く保持するため、周端面5aから先
端2f,2gに当接する当接面5d,5eまでの突出寸
法H3と略同じとされている。
正に保持された場合にキャップ5の周端面5aが当接す
る内表面2cから先端2f,2gまでの奥行き寸法S3
(係合孔2bの深さに相当)は、ランプハウジング2に
キャップ5をガタ無く保持するため、周端面5aから先
端2f,2gに当接する当接面5d,5eまでの突出寸
法H3と略同じとされている。
【0007】このような構成において、図8(A)に示
すように、ランス状被係合片5b,5cをキャップ5を
内表面2c側から係合孔2bを貫通するように挿入し、
各係合片2d,2eの傾斜によってランス状被係合片5
b,5cの先端を互いに接近するように弾性変形させ、
そのまま押し込むように加圧することによって、図8
(B)に示すように、ランス状被係合片5b,5cが弾
性復帰すると共に係合片2d,2eの先端2f,2gに
ランス状被係合片5b,5cの当接面5d,5eが当接
して抜け止め状態となってランプハウジング2にキャッ
プ5を保持させることができる。
すように、ランス状被係合片5b,5cをキャップ5を
内表面2c側から係合孔2bを貫通するように挿入し、
各係合片2d,2eの傾斜によってランス状被係合片5
b,5cの先端を互いに接近するように弾性変形させ、
そのまま押し込むように加圧することによって、図8
(B)に示すように、ランス状被係合片5b,5cが弾
性復帰すると共に係合片2d,2eの先端2f,2gに
ランス状被係合片5b,5cの当接面5d,5eが当接
して抜け止め状態となってランプハウジング2にキャッ
プ5を保持させることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の如く
構成された車両用灯具にあっては、キャップ5の周端面
5aが当接する内表面2cから先端2f,2gまでの奥
行き寸法S3と、周端面5aから先端2f,2gに当接
する当接面5d,5eまでの突出寸法H3とが略同じと
されている。
構成された車両用灯具にあっては、キャップ5の周端面
5aが当接する内表面2cから先端2f,2gまでの奥
行き寸法S3と、周端面5aから先端2f,2gに当接
する当接面5d,5eまでの突出寸法H3とが略同じと
されている。
【0009】従って、キャップ5を灯具組み付けライン
での自動化によりランプハウジング2に装着する場合等
にあっては、奥行き寸法S3と突出寸法H3との成形誤
差等の要因も含み、その押し込み量が不足し、図8
(C)に示すように、係合孔2cに対してランス状被係
合片2bを完全な係合状態とすることができない場合が
あるという問題が生じていた。
での自動化によりランプハウジング2に装着する場合等
にあっては、奥行き寸法S3と突出寸法H3との成形誤
差等の要因も含み、その押し込み量が不足し、図8
(C)に示すように、係合孔2cに対してランス状被係
合片2bを完全な係合状態とすることができない場合が
あるという問題が生じていた。
【0010】本発明は、上記問題を解決するため、自動
組み付けや成形誤差等の条件に拘らず、灯具本体にキャ
ップを確実に保持させることができる車両用灯具を提供
することを目的とする。
組み付けや成形誤差等の条件に拘らず、灯具本体にキャ
ップを確実に保持させることができる車両用灯具を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】その目的を達成するた
め、請求項1に記載の車両用灯具は、灯具本体に保持さ
れたバルブと、該バルブを覆うように前記灯具本体の内
表面に保持されたキャップとを備えると共に、前記灯具
本体にはスリット状の係合孔とこの係合孔から前記灯具
本体の裏面側に向けて切起状に隆起した一対の係合片と
が形成され、前記キャップの周端面には前記係合孔に挿
入されると共に前記一対の係合片の先端と係合可能な一
対のランス状被係合片が形成された車両用灯具におい
て、前記一対の係合片は前記内表面からその先端までの
奥行き寸法が異なるように隆起され、前記一対のランス
状被係合片は前記周端面から前記先端と当接する当接面
までの突出寸法が異なるように突出されると共に、前記
一対の係合片のうちの前記内表面からその先端までの奥
行き寸法が大きい方と前記一対のランス状被係合片のう
ち前記周端面から前記当接面までの突出寸法が大きい方
とが互いに係合可能となっていると同時にその奥行き寸
法と突出寸法とが略同一とされ、前記一対の係合片のう
ちの前記内表面からその先端までの奥行き寸法が小さい
方と前記一対のランス状被係合片のうち前記周端面から
前記当接面までの突出寸法が小さい方とが互いに係合可
能となっていると同時にその奥行き寸法よりも突出寸法
の方が大きくされていることを要旨とする。
め、請求項1に記載の車両用灯具は、灯具本体に保持さ
れたバルブと、該バルブを覆うように前記灯具本体の内
表面に保持されたキャップとを備えると共に、前記灯具
本体にはスリット状の係合孔とこの係合孔から前記灯具
本体の裏面側に向けて切起状に隆起した一対の係合片と
が形成され、前記キャップの周端面には前記係合孔に挿
入されると共に前記一対の係合片の先端と係合可能な一
対のランス状被係合片が形成された車両用灯具におい
て、前記一対の係合片は前記内表面からその先端までの
奥行き寸法が異なるように隆起され、前記一対のランス
状被係合片は前記周端面から前記先端と当接する当接面
までの突出寸法が異なるように突出されると共に、前記
一対の係合片のうちの前記内表面からその先端までの奥
行き寸法が大きい方と前記一対のランス状被係合片のう
ち前記周端面から前記当接面までの突出寸法が大きい方
とが互いに係合可能となっていると同時にその奥行き寸
法と突出寸法とが略同一とされ、前記一対の係合片のう
ちの前記内表面からその先端までの奥行き寸法が小さい
方と前記一対のランス状被係合片のうち前記周端面から
前記当接面までの突出寸法が小さい方とが互いに係合可
能となっていると同時にその奥行き寸法よりも突出寸法
の方が大きくされていることを要旨とする。
【0012】さらに、請求項2に記載の車両用灯具は、
前記一対のランス状被係合片の少なくとも一方に引っ張
り工具と係合可能な係合部が設けられていることを要旨
とする。
前記一対のランス状被係合片の少なくとも一方に引っ張
り工具と係合可能な係合部が設けられていることを要旨
とする。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の車両用灯具の実施
の形態を図面に基づいて説明する。
の形態を図面に基づいて説明する。
【0014】(実施の形態1)図1乃至図3は、本発明
の車両用灯具の実施の形態1を示す。
の車両用灯具の実施の形態1を示す。
【0015】図3において、車両用灯具11(全体図省
略)は、バルブ挿入開口12aを形成した灯具本体とし
てのランプハウジング12と、バルブ挿入開口12aに
外部側から挿入されてランプハウジング12に保持され
たバルブホルダー13と、バルブホルダー13に保持さ
れたバルブ14と、バルブ14を覆うようにランプハウ
ジング12に保持されたキャップ15とを備えている。
略)は、バルブ挿入開口12aを形成した灯具本体とし
てのランプハウジング12と、バルブ挿入開口12aに
外部側から挿入されてランプハウジング12に保持され
たバルブホルダー13と、バルブホルダー13に保持さ
れたバルブ14と、バルブ14を覆うようにランプハウ
ジング12に保持されたキャップ15とを備えている。
【0016】ランプハウジング12には、図2に示すよ
うに、複数(この場合バルブ挿入開口12aを挟む二箇
所)の円弧スリット状の係合孔12bが形成されてい
る。また、ランプハウジング12には、図1に示すよう
に、係合孔12bの長手方向両端の互いに対向する部位
に、内表面12c側から裏面側に向けて切起状に隆起し
た一対の係合片12d,12eが一体に形成されてい
る。
うに、複数(この場合バルブ挿入開口12aを挟む二箇
所)の円弧スリット状の係合孔12bが形成されてい
る。また、ランプハウジング12には、図1に示すよう
に、係合孔12bの長手方向両端の互いに対向する部位
に、内表面12c側から裏面側に向けて切起状に隆起し
た一対の係合片12d,12eが一体に形成されてい
る。
【0017】尚、係合片12dと係合片12eとは、一
方の係合片12dの内表面12cから先端12fまでの
奥行き寸法S1の方が他方の係合片12eの内表面12
cから先端12gまでの奥行き寸法S2よりも深く設定
されている。
方の係合片12dの内表面12cから先端12fまでの
奥行き寸法S1の方が他方の係合片12eの内表面12
cから先端12gまでの奥行き寸法S2よりも深く設定
されている。
【0018】キャップ15には、その周端面15aから
突出されて係合孔12bに挿入されると共に各係合片1
2d,12eの先端12f,12gと係合可能な一対の
ランス状被係合片15b,15cが形成されている。
突出されて係合孔12bに挿入されると共に各係合片1
2d,12eの先端12f,12gと係合可能な一対の
ランス状被係合片15b,15cが形成されている。
【0019】尚、ランス状被係合片15bとランス状被
係合片15cとは、係合孔12bの数に一致した組み数
だけ形成されている。また、一方のランス状被係合片1
5bの周端面15aから当接面15dまでの突出寸法H
1は、他方のランス状被係合片15cの周端面15aか
ら当接面15dまでの突出寸法H2よりも大きく設定さ
れている。
係合片15cとは、係合孔12bの数に一致した組み数
だけ形成されている。また、一方のランス状被係合片1
5bの周端面15aから当接面15dまでの突出寸法H
1は、他方のランス状被係合片15cの周端面15aか
ら当接面15dまでの突出寸法H2よりも大きく設定さ
れている。
【0020】また、突出寸法H1は奥行き寸法S1と略
同じとされ、突出寸法H2は奥行き寸法S2よりも大き
く設定されている。
同じとされ、突出寸法H2は奥行き寸法S2よりも大き
く設定されている。
【0021】上記の構成においては、図1(A)に示す
ように、ランス状被係合片15b,15cをキャップ1
5を内表面12c側から係合孔12bを貫通するように
挿入し、各係合片12d,12eの傾斜によってランス
状被係合片15b,15cの先端を互いに接近するよう
に弾性変形させ、そのまま押し込むように加圧すること
によって、適正の場合においては、図1(B)に示すよ
うに、各ランス状被係合片15b,15cが弾性復帰す
ると共に、一方のランス状被係合片15bの当接面15
dが係合片12dの先端12fに当接して抜け止め状態
となってランプハウジング12にキャップ15を保持さ
せることができる。
ように、ランス状被係合片15b,15cをキャップ1
5を内表面12c側から係合孔12bを貫通するように
挿入し、各係合片12d,12eの傾斜によってランス
状被係合片15b,15cの先端を互いに接近するよう
に弾性変形させ、そのまま押し込むように加圧すること
によって、適正の場合においては、図1(B)に示すよ
うに、各ランス状被係合片15b,15cが弾性復帰す
ると共に、一方のランス状被係合片15bの当接面15
dが係合片12dの先端12fに当接して抜け止め状態
となってランプハウジング12にキャップ15を保持さ
せることができる。
【0022】この適正の場合、即ち、内表面12cに周
端面15aが密着した状態でキャップ15がランプハウ
ジング12に保持された場合では、ランス状被係合片1
5cの突出寸法H2は係合片12eの奥行き寸法S2よ
りも大きく設定されていることから、これらの寸法差に
等しい隙間Cが形成されるが、一方のランス状被係合片
15bの当接面15dが係合片12dの先端12fに当
接していることから、キャップ15はガタ無くランプハ
ウジング12に保持される。
端面15aが密着した状態でキャップ15がランプハウ
ジング12に保持された場合では、ランス状被係合片1
5cの突出寸法H2は係合片12eの奥行き寸法S2よ
りも大きく設定されていることから、これらの寸法差に
等しい隙間Cが形成されるが、一方のランス状被係合片
15bの当接面15dが係合片12dの先端12fに当
接していることから、キャップ15はガタ無くランプハ
ウジング12に保持される。
【0023】一方、図1(C)に示すように、自動化の
不具合(押し付け量不足)や成形誤差等に起因して、一
方のランス状被係合片15bの当接面15dと係合片1
2dの先端12fとの当接状態が確保されなかった場合
には、他方のランス状被係合片15cの当接面15eと
係合片12eの先端12gとが寸法差の吸収により当接
して抜け止め状態となってランプハウジング12にキャ
ップ15を保持させることができる。
不具合(押し付け量不足)や成形誤差等に起因して、一
方のランス状被係合片15bの当接面15dと係合片1
2dの先端12fとの当接状態が確保されなかった場合
には、他方のランス状被係合片15cの当接面15eと
係合片12eの先端12gとが寸法差の吸収により当接
して抜け止め状態となってランプハウジング12にキャ
ップ15を保持させることができる。
【0024】(実施の形態2)図4乃至図7は、本発明
の車両用灯具の実施の形態2を示し、上記実施の形態1
では、一方のランス状被係合片15bの当接面15dと
係合片12dの先端12fとの当接状態が確保されなか
った場合には、他方のランス状被係合片15cの当接面
15eと係合片12eの先端12gとが寸法差の吸収に
より当接して抜け止め状態となってランプハウジング1
2にキャップ15を保持させる構成を開示したが、この
実施の形態2では、このような適正状態でない場合、即
ち、内表面12cに周端面15aが密着していない状態
でキャップ15がランプハウジング12に保持されたと
きに人為的な適正状態の確保を可能としたものである。
の車両用灯具の実施の形態2を示し、上記実施の形態1
では、一方のランス状被係合片15bの当接面15dと
係合片12dの先端12fとの当接状態が確保されなか
った場合には、他方のランス状被係合片15cの当接面
15eと係合片12eの先端12gとが寸法差の吸収に
より当接して抜け止め状態となってランプハウジング1
2にキャップ15を保持させる構成を開示したが、この
実施の形態2では、このような適正状態でない場合、即
ち、内表面12cに周端面15aが密着していない状態
でキャップ15がランプハウジング12に保持されたと
きに人為的な適正状態の確保を可能としたものである。
【0025】図7において、車両用灯具21(全体図省
略)は、バルブ挿入開口22aを形成した灯具本体とし
てのランプハウジング22と、バルブ挿入開口22aに
外部側から挿入されてランプハウジング22に保持され
たバルブホルダー23と、バルブホルダー23に保持さ
れたバルブ24と、バルブ24を覆うようにランプハウ
ジング22に保持されたキャップ25とを備えている。
略)は、バルブ挿入開口22aを形成した灯具本体とし
てのランプハウジング22と、バルブ挿入開口22aに
外部側から挿入されてランプハウジング22に保持され
たバルブホルダー23と、バルブホルダー23に保持さ
れたバルブ24と、バルブ24を覆うようにランプハウ
ジング22に保持されたキャップ25とを備えている。
【0026】ランプハウジング22には、図6に示すよ
うに、複数(この場合バルブ挿入開口22aを挟む二箇
所)の円弧スリット状の係合孔22bが形成されてい
る。また、ランプハウジング22には、図5に示すよう
に、係合孔22bの長手方向両端の互いに対向する部位
に、内表面22c側から裏面側に向けて切起状に隆起し
た一対の係合片22d,22eが一体に形成されてい
る。
うに、複数(この場合バルブ挿入開口22aを挟む二箇
所)の円弧スリット状の係合孔22bが形成されてい
る。また、ランプハウジング22には、図5に示すよう
に、係合孔22bの長手方向両端の互いに対向する部位
に、内表面22c側から裏面側に向けて切起状に隆起し
た一対の係合片22d,22eが一体に形成されてい
る。
【0027】尚、係合片22dと係合片22eとは、一
方の係合片22dの内表面22cから先端22fまでの
奥行き寸法S1は、他方の係合片22eの内表面22c
から先端22gまでの奥行き寸法S2よりも深く設定さ
れている。
方の係合片22dの内表面22cから先端22fまでの
奥行き寸法S1は、他方の係合片22eの内表面22c
から先端22gまでの奥行き寸法S2よりも深く設定さ
れている。
【0028】キャップ25には、その周端面25aから
突出されて係合孔22bに挿入されると共に各係合片2
2d,22eの先端22f,22gと係合可能な一対の
ランス状被係合片25b,25cが形成されている。ま
た、図4に示すように、一方のランス状被係合片25b
には、引っ張り工具30が挿入された状態でランス状被
係合片25bを係合方向に人為的に引っ張ることができ
る係合部25fが形成されている。
突出されて係合孔22bに挿入されると共に各係合片2
2d,22eの先端22f,22gと係合可能な一対の
ランス状被係合片25b,25cが形成されている。ま
た、図4に示すように、一方のランス状被係合片25b
には、引っ張り工具30が挿入された状態でランス状被
係合片25bを係合方向に人為的に引っ張ることができ
る係合部25fが形成されている。
【0029】ところで、係合部25fは、他方のランス
状被係合片25cに、後述する引っ張り工具30による
操作が邪魔されないような部位に形成することが好まし
い。また、係合部25fは、例えば、他方のランス状被
係合片25cの当接面25eを窪ませる等で形成しても
よい。
状被係合片25cに、後述する引っ張り工具30による
操作が邪魔されないような部位に形成することが好まし
い。また、係合部25fは、例えば、他方のランス状被
係合片25cの当接面25eを窪ませる等で形成しても
よい。
【0030】尚、ランス状被係合片25bとランス状被
係合片25cとは、係合孔22bの数に一致した組み数
だけ形成されている。また、一方のランス状被係合片2
5bの周端面25aから当接面25dまでの突出寸法H
1は、他方のランス状被係合片25cの周端面25aか
ら当接面25dまでの突出寸法H2よりも大きく設定さ
れている。
係合片25cとは、係合孔22bの数に一致した組み数
だけ形成されている。また、一方のランス状被係合片2
5bの周端面25aから当接面25dまでの突出寸法H
1は、他方のランス状被係合片25cの周端面25aか
ら当接面25dまでの突出寸法H2よりも大きく設定さ
れている。
【0031】また、突出寸法H1は奥行き寸法S1と略
同じとされ、突出寸法H2は奥行き寸法S2よりも大き
く設定されている。
同じとされ、突出寸法H2は奥行き寸法S2よりも大き
く設定されている。
【0032】上記の構成においては、図5(A)に示す
ように、ランス状被係合片25b,25cをキャップ2
5を内表面22c側から係合孔22bを貫通するように
挿入し、各係合片22d,22eの傾斜によってランス
状被係合片25b,25cの先端を互いに接近するよう
に弾性変形させ、そのまま押し込むように加圧すること
によって、適正の場合においては、図5(B)に示すよ
うに、各ランス状被係合片25b,25cが弾性復帰す
ると共に、一方のランス状被係合片25bの当接面25
dが係合片22dの先端22fに当接して抜け止め状態
となってランプハウジング22にキャップ25を保持さ
せることができる。
ように、ランス状被係合片25b,25cをキャップ2
5を内表面22c側から係合孔22bを貫通するように
挿入し、各係合片22d,22eの傾斜によってランス
状被係合片25b,25cの先端を互いに接近するよう
に弾性変形させ、そのまま押し込むように加圧すること
によって、適正の場合においては、図5(B)に示すよ
うに、各ランス状被係合片25b,25cが弾性復帰す
ると共に、一方のランス状被係合片25bの当接面25
dが係合片22dの先端22fに当接して抜け止め状態
となってランプハウジング22にキャップ25を保持さ
せることができる。
【0033】この適正の場合、即ち、内表面22cに周
端面25aが密着した状態でキャップ25がランプハウ
ジング22に保持された場合では、ランス状被係合片2
5cの突出寸法H2は係合片22eの奥行き寸法S2よ
りも大きく設定されていることから、その寸法差に等し
い隙間Cが形成されるが、上述したように、一方のラン
ス状被係合片25bの当接面25dが係合片22dの先
端22fに当接していることから、キャップ25はガタ
無くランプハウジング22に保持される。
端面25aが密着した状態でキャップ25がランプハウ
ジング22に保持された場合では、ランス状被係合片2
5cの突出寸法H2は係合片22eの奥行き寸法S2よ
りも大きく設定されていることから、その寸法差に等し
い隙間Cが形成されるが、上述したように、一方のラン
ス状被係合片25bの当接面25dが係合片22dの先
端22fに当接していることから、キャップ25はガタ
無くランプハウジング22に保持される。
【0034】一方、図5(C)に示すように、自動化の
不具合(押し付け量不足)や成形誤差等に起因して、一
方のランス状被係合片25bの当接面25dと係合片2
2dの先端22fとの当接状態が確保されなかった場合
には、他方のランス状被係合片25cの当接面25eと
係合片22eの先端22gとが寸法差の吸収により当接
して抜け止め状態とすることができる。
不具合(押し付け量不足)や成形誤差等に起因して、一
方のランス状被係合片25bの当接面25dと係合片2
2dの先端22fとの当接状態が確保されなかった場合
には、他方のランス状被係合片25cの当接面25eと
係合片22eの先端22gとが寸法差の吸収により当接
して抜け止め状態とすることができる。
【0035】そして、この状態から、引っ張り工具30
を係合部25fに挿入した後、ランス係合方向に引っ張
り工具30を人為的に引っ張ることにより、図5(B)
に示すように、一方のランス状被係合片25bの当接面
25dが係合片22dの先端22fに当接して抜け止め
状態となってランプハウジング22にキャップ25を保
持させることができる。
を係合部25fに挿入した後、ランス係合方向に引っ張
り工具30を人為的に引っ張ることにより、図5(B)
に示すように、一方のランス状被係合片25bの当接面
25dが係合片22dの先端22fに当接して抜け止め
状態となってランプハウジング22にキャップ25を保
持させることができる。
【0036】
【発明の効果】本発明の車両用灯具にあっては、以上説
明したように構成したことにより、自動組み付けや成形
誤差等の条件に拘らず、灯具本体にキャップを確実に保
持させることができる。
明したように構成したことにより、自動組み付けや成形
誤差等の条件に拘らず、灯具本体にキャップを確実に保
持させることができる。
【図1】本発明の実施の形態1に係わる車両用灯具を示
し、(A)はキャップをランプハウジングに装着する前
の要部の説明図、(B)はキャップをランプハウジング
に適正装着した場合の要部の説明図、(C)はキャップ
をランプハウジングに補助装着した場合の要部の説明図
である。
し、(A)はキャップをランプハウジングに装着する前
の要部の説明図、(B)はキャップをランプハウジング
に適正装着した場合の要部の説明図、(C)はキャップ
をランプハウジングに補助装着した場合の要部の説明図
である。
【図2】同じく、ランプハウジングとキャップとの関係
の要部の分解斜視図である。
の要部の分解斜視図である。
【図3】同じく、車両用灯具の要部の断面図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係わる車両用灯具を示
し、係合部と引っ張り工具との関係の説明図である。
し、係合部と引っ張り工具との関係の説明図である。
【図5】同じく、(A)はキャップをランプハウジング
に装着する前の要部の説明図、(B)はキャップをラン
プハウジングに適正装着した場合の要部の説明図、
(C)はキャップをランプハウジングに補助装着した場
合の要部の説明図である。
に装着する前の要部の説明図、(B)はキャップをラン
プハウジングに適正装着した場合の要部の説明図、
(C)はキャップをランプハウジングに補助装着した場
合の要部の説明図である。
【図6】同じく、ランプハウジングとキャップとの関係
の要部の分解斜視図である。
の要部の分解斜視図である。
【図7】同じく、車両用灯具の要部の断面図である。
【図8】従来の車両用灯具を示し、(A)はキャップを
ランプハウジングに装着する前の要部の説明図、(B)
はキャップをランプハウジングに適正装着した場合の要
部の説明図、(C)はキャップをランプハウジングに装
着し切れなかった場合の要部の説明図である。
ランプハウジングに装着する前の要部の説明図、(B)
はキャップをランプハウジングに適正装着した場合の要
部の説明図、(C)はキャップをランプハウジングに装
着し切れなかった場合の要部の説明図である。
【図9】同じく、ランプハウジングとキャップとの関係
の要部の分解斜視図である。
の要部の分解斜視図である。
【図10】同じく、車両用灯具の要部の断面図である。
11…車両用灯具
12…ランプハウジング(灯具本体)
12b…係合孔
12c…内表面
12d…係合片
12e…係合片
12f…先端
12g…先端
14…バルブ
15…キャップ
15a…周端面
15b…ランス状被係合片
15c…ランス状被係合片
15d…当接面
15e…当接面
H1…突出寸法
H2…突出寸法
S1…奥行き寸法
S2…奥行き寸法
Claims (2)
- 【請求項1】灯具本体に保持されたバルブと、該バルブ
を覆うように前記灯具本体の内表面に保持されたキャッ
プとを備えると共に、前記灯具本体にはスリット状の係
合孔とこの係合孔から前記灯具本体の裏面側に向けて切
起状に隆起した一対の係合片とが形成され、前記キャッ
プの周端面には前記係合孔に挿入されると共に前記一対
の係合片の先端と係合可能な一対のランス状被係合片が
形成された車両用灯具において、 前記一対の係合片は前記内表面からその先端までの奥行
き寸法が異なるように隆起され、前記一対のランス状被
係合片は前記周端面から前記先端と当接する当接面まで
の突出寸法が異なるように突出されると共に、 前記一対の係合片のうちの前記内表面からその先端まで
の奥行き寸法が大きい方と前記一対のランス状被係合片
のうち前記周端面から前記当接面までの突出寸法が大き
い方とが互いに係合可能となっていると同時にその奥行
き寸法と突出寸法とが略同一とされ、 前記一対の係合片のうちの前記内表面からその先端まで
の奥行き寸法が小さい方と前記一対のランス状被係合片
のうち前記周端面から前記当接面までの突出寸法が小さ
い方とが互いに係合可能となっていると同時にその奥行
き寸法よりも突出寸法の方が大きくされていることを特
徴とする車両用灯具。 - 【請求項2】前記一対のランス状被係合片の少なくとも
一方に引っ張り工具と係合可能な係合部が設けられてい
ることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002055249A JP2003257214A (ja) | 2002-03-01 | 2002-03-01 | 車両用灯具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002055249A JP2003257214A (ja) | 2002-03-01 | 2002-03-01 | 車両用灯具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003257214A true JP2003257214A (ja) | 2003-09-12 |
Family
ID=28666132
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002055249A Pending JP2003257214A (ja) | 2002-03-01 | 2002-03-01 | 車両用灯具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003257214A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115183204A (zh) * | 2022-05-20 | 2022-10-14 | 深圳市傲柏科技有限公司 | 用于营地灯的壳组件及营地灯 |
-
2002
- 2002-03-01 JP JP2002055249A patent/JP2003257214A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115183204A (zh) * | 2022-05-20 | 2022-10-14 | 深圳市傲柏科技有限公司 | 用于营地灯的壳组件及营地灯 |
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