JP2003256648A - 情報提示装置、情報提示方法、情報提示プログラムおよび情報提示プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体 - Google Patents

情報提示装置、情報提示方法、情報提示プログラムおよび情報提示プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体

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JP2003256648A
JP2003256648A JP2002055739A JP2002055739A JP2003256648A JP 2003256648 A JP2003256648 A JP 2003256648A JP 2002055739 A JP2002055739 A JP 2002055739A JP 2002055739 A JP2002055739 A JP 2002055739A JP 2003256648 A JP2003256648 A JP 2003256648A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザに対して必要な情報を必要なタイミン
グで提供すること。 【解決手段】 情報提示装置は、ユーザと物品との相対
的な距離を検出する相対位置検出部131と、相対距離
を用いてユーザの行動を推定する行動推定部132と、
ユーザの行動を使用履歴データとして記憶する使用履歴
D/B121と、使用履歴データに基づいて、提示情報
と提示するタイミングとを決定する提示情報作成部13
8とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、情報提示装置、
情報提示方法、情報提示プログラムおよび情報提示プロ
グラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体に関
し、特に、ユーザの行動に起因して生じる情報を提示す
る情報提示装置、情報提示方法、情報提示プログラムお
よび情報提示プログラムを記録したコンピュータ読取可
能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、人に有益な情報を提供するための
システムが開発されている。特開2001−75977
には、場所ごとに人に提示するための情報を予め記憶し
ておき、人がその場所にいることが検出されると、予め
記憶された情報が報知される技術が記載されている。こ
の技術によれば、人と場所とに関連する情報が予め記憶
されているので、人がその場所にいることが検出される
と、人とその場所とに関連する情報を提示する。このた
め、日常生活関係のこまごました情報をタイミング良く
知らせることができる。
【0003】また、ユーザが検索した内容からユーザが
嗜好する情報の種類を抽出したものをデータ化し、ユー
ザに応じて適切な分類の情報を表示する技術が、特開平
11−212996号公報に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開2
001−75977に記載の技術は、提供する情報と場
所とを予め記憶しておかなければならない。このため、
予め記憶していない情報を提示することはできないとい
った問題がある。
【0005】また、特開平11−212996号公報に
記載の技術は、ユーザより検索要求があった時点で提示
する情報の選択を行なうものであり、ユーザからの検索
要求があって初めてその要求に応じた情報を提示する。
このため、提示する情報が新たに生成されることはな
い。
【0006】この発明は上述の問題点を解決するために
なされたもので、この発明の目的の1つは、ユーザに対
して必要な情報を必要なタイミングで提示することが可
能な情報提示装置を提供することである。
【0007】この発明の他の目的は、物品の置き場所を
記憶するように注意を喚起することが可能な情報提示装
置を提供することである。
【0008】この発明のさらに他の目的は、ユーザに対
して必要な情報を必要なタイミングで提供することが可
能な情報提示方法、情報提示プログラムおよび情報提示
プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めにこの発明のある局面によれば、情報提示装置は、ユ
ーザと物品との相対的な位置関係を検出する相対位置検
出手段と、検出された相対位置を用いてユーザの行動を
推定する行動推定手段と、推定されたユーザの行動を行
動履歴として記憶する行動履歴記憶手段と、記憶された
行動履歴に基づいて、提示情報と提示するタイミングと
を決定する提示情報決定手段とを備える。
【0010】この発明に従えば、ユーザと物品との相対
的な位置関係を用いてユーザの行動が推定され、推定さ
れたユーザの行動が行動履歴として記憶される。そし
て、記憶された行動履歴に基づいて、提示情報と提示す
るタイミングとが決定される。このため、ユーザの過去
の行動から予測される行動を促す情報を提示することが
できる。その結果、ユーザに対して必要な情報を必要な
タイミングで提供することが可能な情報提示装置を提供
することができる。
【0011】好ましくは、ユーザの位置を検出する位置
検出手段をさらに備え、行動推定手段は、検出されたユ
ーザの位置をさらに用いてユーザの行動を推定する。
【0012】この発明に従えば、検出されたユーザの位
置をさらに用いてユーザの行動が推定されるので、行動
を正確に推定することができる。
【0013】好ましくは、提示情報決定手段は、異なる
日で同じ時間の行動が共通する行動履歴を抽出する抽出
手段と、抽出された行動履歴の行動を促す情報を提示情
報として決定する提示情報決定手段と、抽出された行動
履歴の開始時刻を提示タイミングとして決定する提示タ
イミング決定手段とを含む。
【0014】この発明に従えば、異なる日で同じ時間の
行動が共通する行動履歴が抽出され、抽出された行動履
歴の行動を促す情報が提示情報として決定され、抽出さ
れた行動履歴の開始時刻が提示タイミングとして決定さ
れる。このため、過去の行動履歴に基づいて提示する情
報とタイミングとを正確に決定することができる。
【0015】好ましくは、提示情報決定手段は、行動が
共通する行動履歴の中から直前の行動が共通する行動履
歴を抽出する抽出手段と、抽出された行動履歴の行動を
促す情報を提示情報として決定する提示情報決定手段
と、直前の行動履歴と同じ行動が終了した時点を提示タ
イミングとして決定する提示タイミング決定手段とを含
む。
【0016】この発明に従えば、直前の行動履歴の行動
が共通する行動履歴が抽出され、抽出された行動履歴の
行動を促す情報が提示情報として決定され、直前の行動
履歴と同じ行動が終了した時点が提示タイミングとして
決定される。このため、関連する行動の実行に応じて、
次に行なうべき行動が促されるので、関連する行動をし
忘れるのを防止させることができる。
【0017】この発明の他の局面によれば、情報提示装
置は、物品名の入力を受付ける受付手段と、入力された
物品名の物品の位置を検出する位置検出手段と、物品名
の入力が受付けられた度数を物品名ごとに記憶する記憶
手段と、ユーザと物品との相対的な位置関係を検出する
相対位置検出手段と、検出された相対位置を用いてユー
ザの行動を推定する行動推定手段と、行動推定手段によ
り推定された行動が、度数が所定の値を超える物品の使
用とされた場合、所定の情報を出力する出力手段とを備
える。
【0018】この発明に従えば、入力された物品名の物
品の位置が検出され、物品名の入力が受付けられ度数が
物品名ごとに記憶される。ユーザと物品との相対的な位
置関係が検出され、検出された相対位置を用いてユーザ
の行動が推定され、推定された行動が、度数が所定の値
を超える物品の使用とされた場合、所定の情報が出力さ
れる。このため、入力された物品名に対応する物品の位
置が検出されるので、物品の位置を検索することができ
る。さらに、物品名の入力が受付けられた度数が所定の
回数を超える物品を使用すると、所定の情報が出力され
るので、位置検索の回数の多い物品が使用されること
に、その物品の置き場所を記憶する。このため、置き場
所を忘れないように注意を喚起することが可能な情報提
示装置を提供することができる。
【0019】この発明のさらに他の局面によれば、情報
提示方法は、ユーザと物品との相対的な位置関係を検出
するステップと、検出された相対位置を用いてユーザの
行動を推定するステップと、推定されたユーザの行動を
行動履歴として記憶するステップと、記憶された行動履
歴に基づいて、提示情報と提示するタイミングとを決定
するステップとを含む。
【0020】この発明に従えば、ユーザと物品との相対
的な位置を用いてユーザの行動が推定され、推定された
ユーザの行動が行動履歴として記憶される。そして、記
憶された行動履歴に基づいて、提示情報と提示するタイ
ミングとが決定される。このため、ユーザの過去の行動
から予測される行動を促す情報を提示することができ
る。その結果、ユーザに対して必要な情報を必要なタイ
ミングで提供することが可能な情報提示方法を提供する
ことができる。
【0021】この発明のさらに他の局面によれば、情報
提示プログラムは、ユーザと物品との相対的な位置関係
を検出するステップと、検出された相対位置を用いてユ
ーザの行動を推定するステップと、推定されたユーザの
行動を行動履歴として記憶するステップと、記憶された
行動履歴に基づいて、提示情報と提示するタイミングと
を決定するステップとをコンピュータに実行させる。
【0022】この発明に従えば、ユーザと物品との相対
的な位置を用いてユーザの行動が推定され、推定された
ユーザの行動が行動履歴として記憶される。そして、記
憶された行動履歴に基づいて、提示情報と提示するタイ
ミングとが決定される。このため、ユーザの過去の行動
から予測される行動を促す情報を提示することができ
る。その結果、ユーザに対して必要な情報を必要なタイ
ミングで提供することが可能な情報提示プログラムおよ
び情報提示プログラムを記録したコンピュータ読取可能
な記録媒体を提供することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。なお、図中同一符号は同一
または相当する部材を示し、重複する説明は繰返さな
い。
【0024】図1は、本発明の実施の形態の1つにおけ
る情報提示システムの概略を示す図である。図1を参照
して、情報提示システムは、家庭に設置される家庭用サ
ーバ100と、家庭用サーバ100に接続され、必要な
情報を表示するための表示部101と、情報端末10
3,106と、通信機108,109と、物品102,
104,105,107に添付された物品タグ112,
114,115,117と、ユーザ110の胸に付けら
れたユーザ用タグ118とを含む。
【0025】本実施の形態における情報提示システム
は、1つの家庭に設置される場合を例に説明する。ここ
では、ユーザ110として高齢者を想定している。
【0026】家庭内の部屋1には、家庭用サーバ100
と、家庭用サーバ100に接続された表示部101と、
通信機108と、情報端末103とが設置される。通信
機108と表示部101と情報端末103とは、家庭用
サーバ100に接続されている。情報端末103は、液
晶表示装置または陰極線管(CRT)とで構成される表
示部と、タッチパネルまたはキーボード等からなる入力
装置と、スピーカ等の音声出力装置とを含む。
【0027】情報端末103の入力部より入力された情
報は、家庭用サーバ100に送信される。また、情報端
末103の表示部または音声出力装置に出力する情報
は、家庭用サーバ100より送信され、家庭用サーバ1
00の制御の下で出力される。
【0028】部屋1内には、物品として薬ビン105
と、眼鏡107とが置かれている。薬ビン105と眼鏡
107とには、それぞれに物品タグ115,117が添
付されている。また、表示部101、情報端末103お
よびドア102それぞれに、物品タグ111,113,
112が付されている。
【0029】一方、部屋2には、通信機109と、情報
端末106とが設置されている。情報端末106と通信
機109とは、家庭用サーバ100に接続されている。
また、ドア104と情報端末106とには、それぞれ物
品タグ114,116が付されている。
【0030】また、ユーザ110の胸の部分にユーザ用
タグ118が取付けられている。以下、説明のため、表
示部101、情報端末103,106、ドア102,1
04、薬ビン105および眼鏡107を、単に物品10
1〜107と呼ぶ場合がある。
【0031】ユーザ用タグ118と物品タグ111〜1
17とは、双方向に赤外線通信を行なうための発光部お
よび受光部を含む。また、ユーザ用タグ118と物品タ
グ111〜117とは、情報通信を処理するための演算
部と、識別情報や通信内容等を記録したりするためメモ
リ部を含む。
【0032】ユーザ用タグ118のメモリ部には、ユー
ザのユーザIDが記憶されている。ユーザIDは、ユー
ザを識別するために予め定義された識別番号である。
【0033】また、物品101〜107に付された物品
タグ111〜117のメモリ部には、物品IDが記憶さ
れている。物品IDは、物品を識別するために予め定義
された識別番号である。
【0034】物品101〜107に付された物品タグ1
11〜117と、ユーザ用タグ118との間で行われる
赤外線を用いた通信は、通信する双方のタグ間で所定の
距離の範囲内でしか通信できないように設定されてい
る。これにより、2つのタグ間で通信が成立した場合に
は、その2つのタグが所定の距離の範囲内にあることを
意味する。
【0035】通信機108,109は、物品タグ111
〜117およびユーザ用タグ118との間で、赤外線を
用いた赤外線通信が可能である。物品タグ111〜11
7およびユーザ用タグ118に比べて、通信機108の
赤外線受光部は受光感度がよく、赤外線発光部の出力が
大きい。このため、通信機108,109と、物品タグ
111〜117またはユーザ用タグ118との間の距離
が、所定の距離よりも離れている場合であっても、通信
することが可能となっている。したがって、通信機10
8は、ユーザ用タグ118または物品タグ111〜11
3,115,117が部屋1内にある限り、ユーザ用タ
グ118または物品タグ111〜113,115,11
7と通信することができる。同様に通信機109は、ユ
ーザ用タグ118または物品タグ114,116が部屋
2内にある限り、ユーザ用タグ118または物品タグ1
14,116と通信することができる。
【0036】なお、ここでは赤外線通信を例に説明する
が、赤外線通信には、たとえばIrDAを用いた通信を
用いることができる。また、赤外線通信に限らず、ユー
ザ110と物品101〜107それぞれの位置を検出す
ることが可能であれば、他のセンサを用いるようにして
もよい。
【0037】ユーザ用タグ118は、通信機108,1
09と通信する際に通信機108,109にユーザID
を送信する。これにより、通信機108,109では、
どのユーザのユーザ用タグ118と通信しているかを認
識することができる。
【0038】物品タグ111〜117は、ユーザ用タグ
118または通信機108,109と通信する際に物品
IDを送信する。これにより、ユーザ用タグ118また
は通信機108,109は、どの物品タグ111〜11
7と通信しているかを検出することができる。
【0039】このように構成してなる情報提示システム
においては、通信機108が、ユーザ用タグ118と通
信が可能な場合に、ユーザ110が部屋1にいることを
検出することができる。通信機109がユーザ用タグ1
18と通信が可能な場合には、ユーザ110が部屋2に
いることを検出することができる。さらに、通信機10
8が、物品に付された物品タグ115,117と通信が
可能な場合には、薬ビン105と眼鏡107とが、部屋
1にあることを検出することができる。通信機109で
薬ビン105に付された物品タグ115と通信が可能で
あれば、薬ビン105は部屋2にあることが検出される
ことになる。
【0040】一方、ユーザ用タグ118は、物品に付さ
れた物品タグ111〜117との間で通信が可能な場合
には、通信している物品タグ111〜117より物品I
Dを受信して、通信機108,109に送信する。通信
機108,109では、受信した物品IDとユーザ用タ
グ118に付されたユーザIDとを家庭用サーバ100
に送信する。これにより、家庭用サーバ100では、ユ
ーザ110とある物品との間の距離が所定の距離以内で
あることを検出することができる。
【0041】この場合、ユーザ用タグ118が通信して
いる物品タグが、部屋1内の所定の場所に固定された物
品に物品に付された物品タグである場合、ユーザ110
のより詳細な位置情報をえることができる。たとえば、
ユーザ用タグ118が、部屋1内に固定された情報端末
103に付された物品タグ113と通信が可能となった
場合には、ユーザ用タグ118より情報端末103の物
品IDが物品タグ113より通信機108を介して家庭
用サーバ100に送信される。これにより、家庭用サー
バ100では、ユーザ110が、情報端末103の近く
にいることを検出することができる。情報端末103の
詳細な位置が予め記憶されているので、ユーザ110の
部屋1内のより詳細な位置を検出することができる。
【0042】また、ユーザ110と所定の物品との間の
距離が近いということは、ユーザ110がその物品を使
用していると推定される。このため、たとえば、ユーザ
用タグ118が、眼鏡107に付された物品タグ117
との間で通信が可能である間は、ユーザ110が眼鏡1
07をかけていると推定することができる。
【0043】家庭用サーバ100は、記録媒体150に
記録されたプログラムを読込み、実行することができ
る。プログラムとは、中央演算装置(CPU)により直
接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム
形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化
されたプログラム等を含む概念である。
【0044】記録媒体150としては、磁気テープ、カ
セットテープ、磁気ディスク(フレキシブルディスク、
ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM/MO
/MD/DVD等)、ICカード(メモリカードを含
む)、光カード、マスクROM、EPROM、EEPR
OM、フラッシュメモリなどの半導体メモリ等の固定的
にプログラムを担持する媒体である。また、記録媒体1
50に代えて、ネットワークからプログラムがダウンロ
ードされるように流動的にプログラムを担持する記録媒
体とすることもできる。
【0045】さらに、家庭用サーバ100は、外部のネ
ットワークと接続されており、電子メールサーバ、ウェ
ブサーバなどの外部の情報資源と接続することが可能で
ある。このため家庭用サーバ100では、外部の電子メ
ールサーバ、ウェブサーバなどから、ユーザ110宛の
情報を受信することができる。
【0046】なお、本実施の形態においては、ユーザ用
タグ118と、物品に付された物品タグ111〜117
との通信が確立した場合、すなわち、ユーザ用タグ11
8と物品に付された物品タグ111〜117との距離が
所定の距離以内になった場合に、ユーザ110がその物
品タグの付された物品を使用したことを判断している。
すなわち、本実施の形態においては、ユーザ110と物
品との間の相対的な距離が所定の距離以内にあった場合
に、ユーザ110がその物品を使用したと判断するよう
にしている。
【0047】このように、物品の使用を判断するのに
は、ユーザと物品との相対的な距離を用いれば良く、こ
の相対的な距離はユーザ用タグ118と物品に付された
物品タグ111〜117との間の赤外線通信の可否で検
出する場合に限られない。これに代えて、ユーザ110
と物品101〜107それぞれの位置を検出して相対的
な距離を求めることができれば、他の方法でユーザ11
0と物品101〜107との相対的な距離を検出するよ
うにしてもよい。
【0048】図2は、本実施の形態における情報提示装
置としての家庭用サーバの記憶部に記憶されるデータベ
ースを説明するための図である。図2を参照して、家庭
用サーバ100の記憶部120は、使用履歴データベー
ス(D/B)121と、検索履歴D/B122と、ユー
ザ位置D/B123と、物品位置D/B124とを記憶
する。
【0049】使用履歴D/B121は、ユーザ110が
物品101〜107を使用したと推定された事象を記憶
する。物品の使用の推定は、ユーザ110と物品101
〜107との距離に基づき行われる。すなわち、ユーザ
110と物品101〜107との間の距離が所定の距離
より短くなっている間、ユーザ110が物品を使用した
と推定される。そして、距離が所定の範囲内になった時
を開始時刻とし、所定の範囲を超えた時を終了時刻とし
て、その物品に付された物品IDと対応付けて記憶す
る。より具体的には、ユーザ110に付されたユーザ用
タグ118が、物品101〜107に付された物品タグ
111〜117と通信する際に、物品IDを受信する。
そして、通信が開始されたときの時刻を開始時刻とし、
通信が終了したときの時刻を終了時刻とする。ユーザ用
タグ118は、ユーザ用タグ118のメモリ部に記憶さ
れたユーザIDと、受信した物品IDと、通信の開始時
刻および終了時刻とを通信機108,109に送信す
る。通信機108,109は、受信したユーザIDと、
物品IDと、開始時刻および終了時刻とを家庭用サーバ
100に送信する。家庭用サーバ100は、受信したユ
ーザIDと、物品IDと、開始時刻および終了時刻とを
使用履歴D/B121に記憶する。
【0050】物品位置D/B124は、物品101〜1
07の位置を記憶する。物品位置D/B124は、物品
に付された物品IDと、その位置とを記憶している。位
置は、物品が、固定物でない場合には、部屋1にあるの
か部屋2にあるのかが記憶される。部屋1または部屋2
のいずれにあるかは、通信機108または通信機109
が物品101〜107に付された物品タグ111〜11
7と通信が可能な場合に、いずれかの部屋にあると判断
される。たとえば、薬ビン105に付された物品タグ1
15が、通信機108と通信可能な場合には、薬ビン1
05は通信機108が設置された部屋1にあると判断さ
れる。
【0051】また、物品が固定物である場合、たとえ
ば、ドア102は部屋1の入り口に固定されている。ド
ア102のように空間に固定された物品の場合には、予
め物品位置D/B124に、たとえば座標値でその位置
が記憶される。
【0052】検索履歴D/B122は、ユーザ110が
物品の位置の検索をした回数を物品ごとに記憶する。物
品の位置の検索とは、物品の置き場所を忘れた場合に、
物品位置D/B124を検索する機能をいう。ユーザ1
10が情報端末103を操作して物品名を入力すると、
家庭用サーバ100は、物品位置124を検索して、そ
の物品がどこにあるのかを情報端末103より表示また
は音声出力する。これにより、ユーザ110は、検索し
た物品がどこにあるのかを判断することができる。この
場合、物品位置D/B124は、物品が部屋1または部
屋2にあるのかを記録していたため、その物品が部屋1
にあるのかまたは部屋2にあるのかが表示または音声出
力される。このように、ユーザ110が、情報端末10
3を操作して物品の位置を検索した場合、その物品の物
品IDに対応付けて検索した回数が検索履歴D/B12
2に記憶される。
【0053】ユーザ位置D/B123は、ユーザ110
の位置を記憶する。ユーザ110の位置は、ユーザ11
0に付されたユーザ用タグ118が通信機108と通信
可能な場合には、ユーザ110が部屋1にいると判断さ
れ、ユーザ用タグ118が通信機109と通信可能な場
合には、ユーザ110が部屋2にいると判断される。ユ
ーザ位置D/Bには、ユーザに付されたユーザIDと、
部屋1または部屋2のいずれかにいるのかが対応付けら
れて記憶される。
【0054】図3は、本実施の形態における家庭用サー
バ100の機能の概略を示す機能ブロック図である。図
3を参照して、家庭用サーバ100は、家庭用サーバ1
00の全体を制御するための制御部130と、記憶部1
20と、通信機108,109および情報端末103,
106と通信するための通信部140とを含む。
【0055】記憶部120には、使用履歴D/B12
1、検索履歴D/B122、ユーザ位置D/B123、
物品位置D/B124、および提示情報D/B125と
が記憶されている。
【0056】制御部130は、ユーザ110と物品10
1〜107との間の位置関係を検出するための相対位置
検出部131と、検出された相対位置に基づきユーザ1
10の行動を推定するための行動推定部132と、ユー
ザの位置を検出するためのユーザ位置検出部133と、
物品の位置を検出するための物品位置検出部134と、
時をカウントするためのタイマー135と、ユーザ11
0に提示する情報を作成するための提示情報作成部13
8と、イベントを検出するためのイベント検出部136
と、提示情報を出力するための提示情報出力部137と
を含む。
【0057】相対位置検出部131は、ユーザ用タグ1
18が、物品に付された物品タグ111〜117のいず
れかと通信が可能となった旨を通信機108,109か
ら受信することにより、ユーザ110と通信が可能とな
った物品タグが付された物品との間の距離が、所定の距
離以下になったことを検出する。
【0058】行動推定部132は、相対位置検出部13
1より、ユーザ110と所定の距離以内となった物品の
物品IDを受信し、ユーザ110がその物品を使用して
いると推定する。使用履歴D/B121に通信が開始さ
れた時刻を開始時刻として記憶する。また、相対位置検
出部131より、ユーザ用タグ118と物品タグ111
〜117のいずれかとの通信が終了したことを受信する
と、行動の終了時刻として使用履歴D/B121に記憶
する。
【0059】また、行動推定部132は、情報端末10
3,106からユーザ110が物品検索の指示を入力し
た時点で、ユーザ110が物品の検索をしていると推定
して、検索履歴D/B122へ検索した物品ごとに検索
回数を1回加算する。また新規な検索の場合には、新規
データを追加する。
【0060】行動推定部132で、ユーザ110の行動
が推定された場合には、推定された行動、ここでは、物
品101〜107のいずれかの使用、または、情報端末
103,106を用いて物品検索した旨の信号がイベン
ト検出部136に送信される。
【0061】ユーザ位置検出部133は、通信機10
8,109がユーザ110に付されたユーザ用タグ11
8との間で通信が可能となっていることを条件に、たと
えば、通信機108がユーザ用タグ118と通信可能で
ある場合には、ユーザ用タグ118と通信が可能である
間、部屋1をユーザ位置としてユーザ位置D/B123
に記憶する。これは、通信機108が、ユーザ用タグ1
18と通信が可能になった時刻を開始時刻とし、通信機
108がユーザ用タグ118と通信ができなくなった時
刻を終了時刻として記憶するようにしている。したがっ
て、ユーザ位置D/B123には、ユーザ110に付さ
れたユーザIDと、その部屋の番号と、通信機108と
ユーザ用タグ118との通信が開始された開始時刻と、
通信が終了した終了時刻とが対応付けられて記憶され
る。ユーザ位置検出部133で検出されたユーザ110
の位置は、ユーザ110の位置が変更したときにイベン
ト検出部136に送信される。
【0062】物品位置検出部134は、通信機108,
109が物品101〜107に付された物品タグ111
〜117と通信可能か否かを検出する。そして、通信可
能であることが検出された場合には、通信が可能となっ
た時刻を開始時刻とし、通信が不可能となった時刻を終
了時刻とする。開始時刻と終了時刻とが、物品IDと関
連付けられて物品位置D/B124に記憶される。たと
えば、通信機108が、薬ビン105に付された物品タ
グ115と通信が可能になった場合には、通信を開始し
た開始時刻から通信を終了した通信終了時刻まで、薬ビ
ン105が部屋1にあったことを検出し、物品ID、開
始時刻および終了時刻を物品位置D/B124に記憶す
る。なお、物品位置D/B124には、ドア102,1
04のように空間に固定された物品の場合には、その物
品の物品IDに対応付けてドア102,104それぞれ
の座標値が対応付けられて記憶される。
【0063】提示情報作成部138は、記憶部120に
記憶された使用履歴D/B121に記憶された使用履歴
データ、検索履歴D/B122に記憶された物品検索履
歴データ、ユーザ位置D/B123に記憶されたユーザ
位置データ、および、物品位置D/B124に記憶され
た物品位置データに基づいて、ユーザに提示するため提
示情報と、その提示情報を提示するタイミングとを決定
し、提示情報D/B125に記憶する。提示情報作成部
138で提示情報を作成し、提示するタイミングを決定
する処理については後で詳しく説明する。
【0064】イベント検出部136は、タイマー135
により計時される時刻、ユーザ位置検出部133により
受信するユーザの位置の変化、行動推定部132により
受信するユーザの行動の変化等のイベントを検出する。
また、イベント検出部136は、提示情報D/B125
に記憶された提示情報と提示タイミングとに基づき、提
示情報を提示するか否かを決定する。そして提示情報を
出力すると判断した場合には、提示情報出力部137に
提示情報を送信する。
【0065】提示情報出力部137は、受信した提示情
報を出力するべく、ユーザ110の近くにある出力装置
に提示情報を出力する。この出力部は、表示部101,
情報端末103,106のいずれかである。
【0066】図4は、本実施の形態における家庭用サー
バ100で実行される使用履歴および移動履歴作成処理
の流れを示すフローチャートである。図4を参照して、
家庭用サーバ100の通信部140は、通信機108,
109より信号が受信されたか否かのモニタリングを行
なっている(ステップS01)。そして、通信機10
8,109により、ユーザ110のユーザ用タグ118
が物品101〜107に付された物品タグ111〜11
7のいずれかと通信が成立したか否かが判断される(ス
テップS02)。通信が成立した場合にはステップS0
3に進み、そうでない場合にはステップS01に戻る。
【0067】ステップS03では、成立した通信が、ユ
ーザ110に付されたユーザ用タグ118と物品101
〜107に付された物品タグ111〜117のいずれか
との通信であるかが判断される(ステップS03)。そ
うである場合にはステップS04に進み、そうでない場
合にはステップS08に進む。
【0068】ステップS04では、成立している通信
が、新規に成立した通信であるか否かが判断され、新規
に成立した場合にはステップS05に進み、そうでない
場合にはステップS06に進む。ステップS05では、
記憶部120の使用履歴D/B121に、通信が成立し
ている物品に付された物品タグ111〜117のメモリ
部に記憶された物品IDとそのときの時刻を開始時刻と
して記録する。
【0069】そして、次のステップS06では、ステッ
プS02で通信が成立したとされた通信が切断したか否
かが判断される。切断した場合にはステップS07に進
み、そうでない場合にはステップS08に進む。ステッ
プS07では、使用履歴D/B121に、そのときの時
刻を終了時刻として記録する。これにより、ステップS
02で通信が成立したとされた開始開始と終了するまで
の終了時刻とが、通信が成立した物品に付された物品タ
グのメモリ部に記憶された物品IDと対応付けて記憶さ
れる。
【0070】ステップS08では、ステップS02で成
立した通信が、ユーザ用タグ118と通信機108,1
09との間の通信であるか否かが判断され、そうである
場合にはステップS09へ進み、そうでない場合にはス
テップS01に進む。
【0071】ステップS09では、ステップS02で成
立した通信が、新規に成立したものか否かが判断され、
新規の場合にはステップS10に進み、そうでない場合
にはステップS11に進む。
【0072】ステップS10では、記憶部120のユー
ザ位置D/B123に、ユーザ110に付されたユーザ
IDとそのときの時刻を開始時刻として記録する。ユー
ザIDは、ユーザ用タグ118のメモリ部に記憶されて
おり、通信機108,109との通信によりユーザ用タ
グ118より受信される。また、ステップS10では、
開始時刻に加えて、通信機108との通信の成立である
場合には部屋1である旨が、通信機109との通信が成
立した場合には部屋2である旨が記憶される。
【0073】次のステップS11では、ステップS02
で成立した通信が切断したか否かが判断され、切断した
とされた場合にはステップS12へ進み、そうでない場
合にはステップS01に進む。ステップS12では、ユ
ーザ位置D/B123にそのときの時刻を終了時刻とし
て記録する。
【0074】これにより、ユーザ110に付されたユー
ザ用タグ118と物品101〜107に付された物品タ
グ111〜117との通信が成立した場合には、その通
信が成立したときの時刻を開始時刻とし、その通信が終
了した時刻を終了時刻とし、通信された物品タグのメモ
リ部に記憶された物品IDと対応付けられて記憶部12
0の使用履歴D/B121に記憶される。したがって、
使用履歴D/B121に記憶された使用履歴データから
は、いつからいつまでユーザ110がその物品と所定の
距離の範囲内にいたか、すなわち、ユーザ110がその
物品を使用していたかを判断することができる。
【0075】また、ユーザ110に付されたユーザ用タ
グ118と通信機108または通信機109との間の通
信が成立した時刻を開始時刻とし、その通信が切断され
た時刻を終了時刻としてユーザ110のユーザIDと対
応付けて記憶部120のユーザ位置D/B123に記憶
される。これにより、ユーザ110が、いつからいつま
で部屋1または部屋2にいたのかが記憶部120のユー
ザ位置D/B123に記憶されることになる。
【0076】図5は、本実施の形態における家庭用サー
バ100で実行される移動履歴修正処理の流れを示すフ
ローチャートである。図5を参照して、家庭用サーバ1
00では、記憶部120に記憶されている使用履歴D/
B121から使用履歴データを取込む(ステップS2
1)。そして、取込んだ使用履歴データが、固定された
物品に関するデータであるか否かが判断され(ステップ
S22)、そうである場合にはステップS23に進み、
そうでない場合には処理を終了する。
【0077】ステップS23では、固定された物品の物
品IDを用いて物品位置D/B124を検索して、その
物品IDの物品の座標値を取込む(ステップS23)。
そして、ユーザ位置D/B123のユーザ位置データに
対して、使用履歴D/B121で読出された使用履歴デ
ータの開始時刻から終了時刻までの間、物品位置D/B
124の物品位置データから取込まれた座標値にいた旨
が記憶される。これにより、ユーザ110が空間に固定
された物品、たとえばドア102,104の近くにいた
ような場合、ユーザ位置D/B123のユーザ位置デー
タが部屋1の中でもドア102の近くにいた旨が記憶さ
れることになる。このように、ユーザ110のより詳細
な位置がユーザ位置D/B123に記憶される(ステッ
プS24)。
【0078】図6は、本実施の形態における家庭用サー
バ100で実行される情報提示処理の流れを示すフロー
チャートである。図6を参照して、イベント検出部13
6で、イベントが発生したか否かが判断され、イベント
が発生した場合に割込が発生する(ステップS31)。
そして、発生したイベントの種類により分岐する。発生
したイベントが、物品の使用である場合にはステップS
38に進み、物品検索のリクエストがあった場合にはス
テップS32へ進み、それ以外の場合にはステップS3
5に進む。それ以外とは、たとえば、ユーザ110が移
動した場合、タイマー135により計時された時刻が所
定の時刻となった場合等である。
【0079】ステップS32では、検索のリクエストの
あった物品に関し、記憶部120の検索履歴D/B12
2が検索され、その物品が過去に何回検索されたかが取
得される(ステップS32)。そして、その物品につい
て検索された回数の要求頻度が高いか否かが判断される
(ステップS33)。要求頻度が高いか否かは予め設定
されたしきい値と比較することにより判断される。要求
頻度が高いとされた場合にはステップS34に進み、そ
うでない場合にはステップS35に進む。
【0080】ステップS34では、その物品の使用後
に、その物品を置いた位置を確認するための情報提示を
行なうように提示情報D/B125を変更する(ステッ
プS34)。提示情報D/B125には、イベントと提
示情報とを含むデータが記憶される。イベントとは、情
報を提示するためのトリガとなる事象を意味し、たとえ
ば、所定の時刻、物品の使用の終了時、ユーザ110の
位置が変化した時等である。これについては後で詳しく
説明する。
【0081】ステップS35では、ステップS31で発
生したイベントに対する処理が行なわれる。イベント処
理としては、たとえば、ユーザ用タグ118と通信機1
08との間での通信の確立によりユーザの移動が検出さ
れた場合には、ユーザ位置D/B123のユーザ位置デ
ータを更新する処理などである。
【0082】ステップS38に進む場合は、イベントが
物品の使用の場合、すなわち、ユーザ110に付された
ユーザ用タグ118から、ある物品の物品タグとの通信
の開始が検出された場合である。ステップS38では、
記憶部120の使用履歴D/B121を検索する。この
検索は、同じ物品を、異なる日に同じ時刻に使用してい
るデータが抽出されたか否かが判断される(ステップS
39)。異なる日で同じ時刻に同じ物品を使用している
データがあれば、ステップS40に進み、そうでないと
された場合にはステップS41に進む。
【0083】ステップS40では、抽出した時間におい
てその物品を使用するよう情報提示を行なうように提示
情報D/B125を変更する。たとえば、使用履歴D/
B121に、ほぼ同じ時刻に毎日薬ビン105に近づく
ような場合には、同じ時刻に薬を服用することが推定さ
れる。このため、提示情報D/B125には、その時刻
に薬を服用する旨を伝えるメッセージを提示情報として
記憶する。
【0084】ステップS41では、ユーザ位置D/B1
23の検索が行なわれ、ステップS39で抽出された物
品の使用される時間帯に、ユーザが同じ位置にいるか否
かが判断される(ステップS42)。そして、物品の使
用時間が同じ場所であるとされた場合には、ステップS
43に進み、そうでない場合にはステップS44に進
む。
【0085】ステップS43では、ステップS42で抽
出された場所への移動をイベントの発生として、ステッ
プS39で抽出された物品の使用を促す情報を提示情報
とするように提示情報D/B125を変更する。
【0086】次のステップS44では、記憶部120に
記憶された使用履歴D/B121の検索が行なわれる。
この検索は、特定の行動情報に関連して物品を使用して
いるか否かが判断される(ステップS45)。特定の行
動に関連して物品を使用しているかは、ある物品の使用
の前には必ず他の物品が使用されたか否かを判断するこ
とにより行われる。すなわち、ある物品と同じ物品の使
用データであって、その物品の前に使用された物品が同
じ使用データが抽出されたか否かより判断される。
【0087】たとえば、物品Aの使用の前には必ず物品
Bが使用される場合には、その物品Bと物品Aとのデー
タが抽出される。そして、そのようなデータが抽出され
た場合にはステップS46に進み、そうでない場合には
ステップS35に進む。
【0088】ステップS46では、特定の行動情報入力
が発生した後、物品使用がない場合の情報提示を行なう
よう提示情報D/Bを変更する。これは、物品Aの使用
があった後に、物品Bの使用が所定時間ないことがイベ
ントの発生とされ、物品Bの使用を促す情報を提示情報
として、提示情報D/Bが変更される。
【0089】ステップS35でイベント処理がされた
後、ステップS36において提示情報D/Bが検索さ
れ、ステップS31で発生したイベントに対して提示す
る情報があるか否かが判断される。提示する情報がある
場合にはステップS37に進み、そうでない場合には処
理を終了する。ここで、イベントの発生には、所定の時
刻になったこと、ユーザ110が移動したこと、ユーザ
110が物品の使用を開始したこと、ユーザ110が物
品の使用を終了したこと、ユーザ110が情報端末10
3,106を用いて物品検索をしたことが含まれる。
【0090】ユーザ110が物品の使用を開始したこと
は、ユーザ110に付されたユーザ用タグ118と物品
101〜107に付された物品タグ111〜117との
間の通信が成立した時刻とされ、物品の使用を終了した
ことは、その通信が切断された時刻とされる。
【0091】ステップS37では、提示情報を表示部1
01へ表示、または、情報端末103,106の表示部
に表示またはスピーカ等の音声出力部より音声出力す
る。表示部101、情報端末103,106のいずれか
ら出力するかは、ユーザ位置D/B123から現在のユ
ーザ110の位置を検出し、最も近いものから出力する
ようにする。これにより、ユーザ110に情報を確実に
提示することができる。
【0092】図7は、記憶部120に記憶される提示情
報D/B125の一例を示す図である。図7を参照し
て、提示情報D/B125は、No.の項目と、イベン
トの項目と、提示情報の項目とを含む。No.の項目が
「1」の提示情報データは、イベントの項目が「時刻×
×時○○分」となっている。これは、時刻が××時○○
分になったときイベントが発生することを意味する。そ
して、提示情報の項目が「薬の時間です。」となってい
る。これは、所定の時間に薬の服用を促す情報を提示す
るようにしたものである。この提示情報は、図6のステ
ップS38〜S40の処理により作成されるデータであ
る。
【0093】No.の項目が「2」の提示情報データ
は、イベントの項目が「物品Aの使用終了」となってお
り、提示情報の項目が「物品Bを使用しましたか?」と
なっている。これは、物品Aの使用が終了した時点に
「物品Bを使用しましたか?」のメッセージを出力する
ことを意味する。これは、図6のステップS44〜S4
6の処理により記録されるデータであり、過去の使用履
歴D/B121に記録された過去の使用履歴データで、
物品Aの使用後物品Bが使用されることが多いことに基
づき作成されるデータである。
【0094】No.の項目が「3」の提示情報データ
は、イベントの項目が「物品Cの使用終了」となされ、
提示情報の項目が「物品Cの置き場所を覚えてくださ
い。」とされている。これは、物品Cの使用終了後に、
物品Cを置いた場所を記憶することを促すための提示情
報であり、図6のステップS32〜ステップS34の処
理で記憶されるデータである。
【0095】No.の項目が「4」の提示情報データ
は、イベントの項目が「時刻△△時○○分に場所Aへ移
動」とされ、提示情報として「物品Dを持ちましたか
?」とされている。これは、過去の使用履歴D/B12
1に記憶された過去の使用履歴データで、ほぼ毎日同じ
時刻に物品Dが使用され、かつ、その使用されるときの
ユーザ110の位置が場所Aである場合にその物品の使
用を促すための提示情報を出力するための提示情報デー
タである。たとえば、散歩を日課としているような場合
においては、場所が玄関で、物品Dが杖のような場合が
該当する。このデータは、図6のステップS41〜S4
3の処理で記憶されるデータである。
【0096】このように、本実施の形態における家庭用
サーバ100では、ユーザ110の過去の物品の使用履
歴に基づいて、これから使用者がするであろう行動を予
測し、その行動が行なわれる時刻にその行動を促す情報
を提示するようにしている。また、過去の使用履歴に基
づき、ある物品の使用と関連がある物品の使用がある場
合には、ある物品の使用がされた後に関連のある物品の
使用を促す情報を提示するようにしている。このため、
ある行動の後に続く行動を忘れてしまったような場合に
は、その行動を促す情報が提示されるので、関連する行
動を忘れるようなことはない。
【0097】さらに、物品の場所を検索する情報が多い
場合に、その物品の使用が終了した時点で、その物品の
置き場所を覚えて下さい等のメッセージが出力される。
このため、その物品の置き場所を意識的にユーザ110
に覚えさせることができ、次にその物品を使用する場合
にその物品の置き場所を覚えていることが多くなる。
【0098】さらに、物品がほぼ同じ時刻に使用される
ことに加えて、その物品が使用される場所が同じである
場合には、イベントの発生条件を、時刻とユーザの位置
とすることにより、より提示情報を提示するタイミング
をより正確にすることができる。
【0099】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の1つにおける情報提示
システムの概略を示す図である。
【図2】 本実施の形態における情報提示装置として家
庭用サーバの記憶部に記憶されるデータベースを説明す
るための図である。
【図3】 本実施の形態における家庭用サーバの機能の
概略を示す機能ブロック図である。
【図4】 本実施の形態における家庭用サーバで実行さ
れる使用履歴および移動履歴作成処理の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図5】 本実施の形態における家庭用サーバで実行さ
れる移動履歴修正処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図6】 本実施の形態における家庭用サーバで実行さ
れる情報提示処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】 記憶部に記憶される提示情報D/Bの一例を
示す図である。
【符号の説明】
100 家庭用サーバ、101 表示部、102,10
4 ドア、103,106 情報端末、105 薬ビ
ン、107 眼鏡、108,109 通信機、111,
112,114,115,117 物品タグ、118
ユーザ用タグ、120 記憶部、121 使用履歴D/
B、122 検索履歴D/B、123 ユーザ位置D/
B、124 物品位置D/B、125 提示情報D/
B、130制御部、131 相対位置検出部、132
行動推定部、133 ユーザ位置検出部、134 物品
位置検出部、135 タイマー、136 イベント検出
部、137 提示情報出力部、138 提示情報作成
部、140 通信部、150記録媒体。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザと物品との相対的な位置関係を検
    出する相対位置検出手段と、 前記検出された相対位置を用いてユーザの行動を推定す
    る行動推定手段と、 前記推定されたユーザの行動を行動履歴として記憶する
    行動履歴記憶手段と、 前記記憶された行動履歴に基づいて、提示情報と提示す
    るタイミングとを決定する提示情報決定手段とを備え
    た、情報提示装置。
  2. 【請求項2】 ユーザの位置を検出する位置検出手段を
    さらに備え、 前記行動推定手段は、前記検出されたユーザの位置をさ
    らに用いてユーザの行動を推定する、請求項1に記載の
    情報提示装置。
  3. 【請求項3】 前記提示情報決定手段は、異なる日で同
    じ時間の行動が共通する行動履歴を抽出する抽出手段
    と、 前記抽出された行動履歴の行動を促す情報を提示情報と
    して決定する提示情報決定手段と、 前記抽出された行動履歴の開始時刻を提示タイミングと
    して決定する提示タイミング決定手段とを含む、請求項
    1または2に記載の情報提示装置。
  4. 【請求項4】 前記提示情報決定手段は、行動が共通す
    る行動履歴の中から直前の行動が共通する行動履歴を抽
    出する抽出手段と、 前記抽出された行動履歴の行動を促す情報を提示情報と
    して決定する提示情報決定手段と、 前記直前の行動履歴と同じ行動が終了した時点を提示タ
    イミングとして決定する提示タイミング決定手段とを含
    む、請求項1または2に記載の情報提示装置。
  5. 【請求項5】 物品名の入力を受付ける受付手段と、 前記入力された物品名の物品の位置を検出する位置検出
    手段と、 物品名の入力が受付けられた度数を物品名ごとに記憶す
    る記憶手段と、 ユーザと物品との相対的な位置関係を検出する相対位置
    検出手段と、 前記検出された相対位置を用いてユーザの行動を推定す
    る行動推定手段と、 前記行動推定手段により推定された行動が、前記度数が
    所定の値を超える物品の使用とされた場合、所定の情報
    を出力する出力手段とを備えた、情報提示装置。
  6. 【請求項6】 ユーザと物品との相対的な位置関係を検
    出するステップと、 前記検出された相対位置を用いてユーザの行動を推定す
    るステップと、 前記推定されたユーザの行動を行動履歴として記憶する
    ステップと、 前記記憶された行動履歴に基づいて、提示情報と提示す
    るタイミングとを決定するステップとを含む、情報提示
    方法。
  7. 【請求項7】 ユーザと物品との相対的な位置関係を検
    出するステップと、 前記検出された相対位置を用いてユーザの行動を推定す
    るステップと、 前記推定されたユーザの行動を行動履歴として記憶する
    ステップと、 前記記憶された行動履歴に基づいて、提示情報と提示す
    るタイミングとを決定するステップとをコンピュータに
    実行させる情報提示プログラム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の情報提示プログラムを
    記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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